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ペットフードについて考える メリットは何か? 手間が掛からない】 長期保存が可能】 イメージが良い】広告や宣伝がすばらしい、皆が使っている、医者や店員が勧める デメリットは何か? [遺伝子組み換え食品の恐怖] 遺伝子組み換え食品の世界シェアの90%を占めているのは、本社を米国に置く多国籍バイオ科学メーカーモンサント社(除草剤とそれに耐えるよう遺伝子組 み換えが成された作物を作る種子のメーカー)です。実は、このメーカーのNK603 と呼ばれるトウモロコシ( 北米全土で栽培され、家畜や人が既に食べて いる遺伝子組み換えトウモロコシ)を使用したラットの生物実験(モンサント社の遺伝子組み換えトウモロコシと微量の除草剤を与える)で、ラットの腫瘍 発生率は極めて高いものとなり、早期の致死率も上昇したという報告がされています。 一方、ペットフードの主要な材料はトウモロコシ(コストパフォーマンスの面でも、製法上の理由でもこの存在は重要で、ほぼ必ず使われている)であるこ とは良く知られていますが、多くの場合それはコストを含んだ供給と需要の関係から遺伝子組み換え食品である可能性が極めて高いわけですが、もちろん表 示の義務はありません。 [4Dミートという現実] 食肉にはランクが存在しています。例えば、米国の例では、一番品質が良い1ランク(テンダーカット等)から始まり、食肉として一番下のランクは7ランク となり、それ以下は人間が食べられない肉と考えられています。 その8ランク目は3Dミートと言われる、Dead(死んだ動物の肉)Dying(死にかけていた動物の肉)Diseased(病気の動物の肉)の肉。 そして最低の9ランク目は、これにDisabled(身体の一部に障害のある動物の肉)が加わり、これらはまとめて4Dミートと呼ばれています。 人が食べられないのですから、本来廃棄するはずの肉なのですが、産廃として処分するためには費用がかかる。。。 そこで考えられたのが、ペットフードへの利用だったのです。 [ミールって何?] フードには「何か特定できない」ものが当たり前のように使用され、それらはイメージアップを兼ねて「○○ミール」(○○副産物)と呼ば れます。例えばチキンミール(鶏副産物)の中にはフェザーミールと呼ばれるものがありますが、これは鶏の羽根を大量に集めレンダリング 工場で高温高圧で燻製し粉末にしたものです。最終的にはただの茶色いこげた粉であり、チキンという言葉から連想するようなおいしい鶏肉 はどこにも存在しません。ト殺した際に出る血液を集め、高温で水分を蒸発させた血の塊を粉砕した粉も立派な副産物ですし、 内臓や廃棄 すべき部位も同様に回収され、レンダリング工場で同じような高温高圧で処理することで、茶色い粉「○○ミール」に生まれ変わるのです。 ・・・危険な材料等が使用されるケースが多い(遺伝子組み換え食品、4Dミート、毒性の高い添加物や保存料) 危険性が高い】 ペットフードについて考える 201471614:00 ワンコ -1 ページ

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■ペットフードについて考える

▽メリットは何か?

【手間が掛からない】

【長期保存が可能】

【イメージが良い】広告や宣伝がすばらしい、皆が使っている、医者や店員が勧める

▽デメリットは何か?

[遺伝子組み換え食品の恐怖]遺伝子組み換え食品の世界シェアの90%を占めているのは、本社を米国に置く多国籍バイオ科学メーカーモンサント社(除草剤とそれに耐えるよう遺伝子組

み換えが成された作物を作る種子のメーカー)です。実は、このメーカーのNK603 と呼ばれるトウモロコシ( 北米全土で栽培され、家畜や人が既に食べて

いる遺伝子組み換えトウモロコシ)を使用したラットの生物実験(モンサント社の遺伝子組み換えトウモロコシと微量の除草剤を与える)で、ラットの腫瘍

発生率は極めて高いものとなり、早期の致死率も上昇したという報告がされています。

一方、ペットフードの主要な材料はトウモロコシ(コストパフォーマンスの面でも、製法上の理由でもこの存在は重要で、ほぼ必ず使われている)であるこ

とは良く知られていますが、多くの場合それはコストを含んだ供給と需要の関係から遺伝子組み換え食品である可能性が極めて高いわけですが、もちろん表

示の義務はありません。

[4Dミートという現実]食肉にはランクが存在しています。例えば、米国の例では、一番品質が良い1ランク(テンダーカット等)から始まり、食肉として一番下のランクは7ランク

となり、それ以下は人間が食べられない肉と考えられています。

その8ランク目は3Dミートと言われる、Dead(死んだ動物の肉)・Dying(死にかけていた動物の肉)・Diseased(病気の動物の肉)の肉。

そして最低の9ランク目は、これにDisabled(身体の一部に障害のある動物の肉)が加わり、これらはまとめて4Dミートと呼ばれています。

人が食べられないのですから、本来廃棄するはずの肉なのですが、産廃として処分するためには費用がかかる。。。

そこで考えられたのが、ペットフードへの利用だったのです。

[ミールって何?]フードには「何か特定できない」ものが当たり前のように使用され、それらはイメージアップを兼ねて「○○ミール」(○○副産物)と呼ば

れます。例えばチキンミール(鶏副産物)の中にはフェザーミールと呼ばれるものがありますが、これは鶏の羽根を大量に集めレンダリング

工場で高温高圧で燻製し粉末にしたものです。最終的にはただの茶色いこげた粉であり、チキンという言葉から連想するようなおいしい鶏肉

はどこにも存在しません。ト殺した際に出る血液を集め、高温で水分を蒸発させた血の塊を粉砕した粉も立派な副産物ですし、 内臓や廃棄

すべき部位も同様に回収され、レンダリング工場で同じような高温高圧で処理することで、茶色い粉「○○ミール」に生まれ変わるのです。

・・・危険な材料等が使用されるケースが多い(遺伝子組み換え食品、4Dミート、毒性の高い添加物や保存料)

【危険性が高い】

ペットフードについて考える2014年7月16日 14:00

ワンコ - 1 ページ

[酸化防止剤はなぜ使われる]通常フードの材料は一度高温で処理するために酸化が進んでしまうため、必然的に強い酸化防止剤などが使用されることになります。 材料

レベルでそれらが使用されたあとも、フード製造時に再び高温高圧加工される為、再び酸化を促進してしまうわけなので、また新たに強い酸化防止

剤が使用されることになります。法律ではドッグフード製造時のエトキシキンやBHA、BHT(家畜用飼料の酸化防止剤:動物性油脂に効果)の使用基準

に関しては定められていますが、原材料にすでに含まれているエトキシキンなどはキャリーオーバーとしてカウントされません。ですからこうした原材料を

寄せ集めて最終的に出来上がった製品に含まれている保存料や酸化防止剤の分量は、はたして基準内の健康を脅かさない量にとどまっているのでしょうか?

・・・製造過程での栄養の劣化(加熱や乾燥等調理に起因するの食品の酸化・栄養の劣化 等)

[ペットフード安全法]2007年に米国で、メラミンの混入したペットフードを食べた犬や猫が死亡する事故があり、。日本でも輸入販売されていたので大きな問題になりました。

この事故がきっかけで、ペットフードに関しては業界の自主基準しかなかった日本も、2009年6月『愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律』(以

下、『ペットフード安全法』)を施行することになったのです。

ただしこの法律ができたからといっても、実は万全とはいえません。

例えば、原料については<有害な物質を含み、若しくは病原微生物により汚染され、又はこれらの疑いがある原材料を用いてはならない>とあるだけ。

また<原材料名(原則的に添加物を含む全ての原材料を表示する)>ともありますが、○○類や○○ミールと書かれている減量についてはすでに加工済み原

材料とされるため、合成添加物(保存料や酸化防止剤)などの表記は不要になっているんです。これで大丈夫なんでしょうか?

・・・保管過程での栄養の劣化、衛生の悪化(保管の場所や期間に起因する食品の酸化・栄養の劣化およびカビや細菌の増殖 等)

>>酸化防止剤とは何か ・・・ 別紙参照

>>日常的なリコール(サルモネラ菌等)や健康被害(毒物混入事故等)が報告されている 2013年 ・・・ 別紙参照

[各社の栄養バランスはすべて本当に正しいの?]ペットフードメーカー各社では、業界や学会での統一された栄養学研究に基づいて栄養バランスが担保されているわけではなく、各社独自の

栄養バランスを採用して製品を作っているわけです。どれが正しい、間違っているという類の議論自体ナンセンスですし、まして健康が保障

されるものではありません。

またAAFCO(米国飼料検査官協会)栄養基準や推奨というコピーを良く見かけますが、特にAAFCOが一品ずつ検査や監査をしている

わけではありません。例えば摂取の制限がある脂溶性ビタミンの含有量を、AAFCO推奨のドッグフード数種類で比較したところ、各メー

カーで大きな差が存在しています。あるメーカーのフードは上限値と考えられる数値をはるかに超える量を含んでいるものも存在しています

が、果たして安全といえるのでしょうか?

・・・各社独自の考えにより栄養バランスを採用しており、その栄養価についての最低保証を表示しているだけ。

例)1日要求量が596kcalのワンコの場合の脂溶性ビタミンの含有量比較

推奨量 上限値 AAFCO推奨のA社フード換算量 AAFCO推奨のB社フード換算量

A 225μgRE 2235μgRE 253μgRE 12689μgRE

D 2.02μg 11.92μg 1.92μg 19.22μg

E 4.47mg --- 5.2mg 104.6mg

【栄養価はあるが、健康が保障されるわけではない】

ワンコ - 2 ページ

[過酸化脂肪酸について]ワンコにも必須となる脂肪酸オメガ3(主に魚類から抽出)は最も重要な必須脂肪酸(血液を凝固させにくくさせる作用や流れを改善し血栓

を防ぐので、 脳や循環器にとても重要な作用をもたらす)であるのだが、著しく酸化しやすいためそれを防ぐ工夫(ビタミンE等充実)が

必要で品質を保ったまま劣化させずに保存することはとても難しい物質である。

オイル等として抽出した場合、空気から遮断して冷所・暗所で保管することが望ましいが、いったん酸化して過酸化脂肪酸化すると、病気や

老化の原因である活性酸素や、悪玉といわれる ヒドロキシラジカルを増加させ、DNA損傷をひきおこしガンの原因となる可能性がありま

す。

一方ペットフードには「健康のためにオメガ3配合」等文字が躍るが、はたして酸化防止剤が大量に使われるわけですが、保管方法によって

は完全に酸化を防げるか否かはなはだ疑問を感じる。

・・・ワンコが食べるときに栄養価は本当に記載どおりなのか? 酸化した食品はそれ自体が危険な物質となる可能性がある。

[ペットフード安全法での原産国表示について]ペットフード安全法では、原産国は、販売用愛がん動物用飼料の製造工程のうち、最終加工工程を完了した国を記載することとしています。

最終加工工程が完了した国とは「実質的な変更をもたらす行為が最終的に行われた国」のことです。例えば、ドライやソフトドライタイプで

あれば押し出し成型工程(エクストルーダー)、ウェットタイプではレトルト殺菌工程、練り加工タイプであれば練り成型工程などが該当し

ます。なお、包装、詰め合わせ等は、最終加工工程に含まれません。また複数の国から輸入したフード粒を日本で混合して梱包する場合、だ

大部分を占める国を表示するなら、他の国についての表示は必須ではありません。もし製品の大部分を国内製造品が占めるなら国産の表示で

問題ありません。また原材料の原産地の表示については特に規定していません。

[食品全般の畜産物の産地表示について]畜産の場合はずっと同じ土地で生育されるとは限りません。生まれはアメリカ、育ったのは鹿児島ということはよくあります。平成17年10月1日以前は「3ヶ月ルール」というものが適用されていました。これは輸入した日から3ヶ月を超える期間、国内で飼育すれば国内産として

の表示が可能というルールでした。現在は基本的にもっとも長く飼育された所が産地となります。例えば、アメリカで12ヶ月、国内で18ヶ月飼育された牛は「国内産」となります。注意が必要なのが、アメリカで10ヶ月、オーストリアで8ヶ月、国内で12ヶ月といった場合です。

海外で18ヶ月、国内で12ヶ月ですが、それぞれの国での飼育期間を比べ一番飼育期間が長いのが国内なので、国内産となります。国内産と

表示されていても、国内で生まれ国内だけで飼育されているわけでは無く「肉骨粉」などの劣悪な飼料で育てられた期間のあるお肉かもしれ

ません。

[食品全般の水産物の産地表示について]水産庁がガイドラインを作成しており、その水域名か実際に水揚げした港、若しくはその港が属する都道府県名を表示することができる様に

なっています。そのため、水域名としては「三陸沖」や「陸奥湾」といった具体的な名称以外にも「日本太平洋北部」といった表現も可能に

なります。農林水産省も3.11の原発事故をふまえて、東日本太平洋側で漁獲されたものを中心に、検査対象水域を踏まえて生産水域の区画及

び水域名を明確化し、生鮮水産物の原産地を表示することを奨励しているようです。しかし、生鮮食品品質表示基準の原文を読むと、水揚げ

港だけの表示を止めろとは書いていません。そのため、生産水域名を表示しないで、○○港産や○○県産という表示が多く、水域表示はあま

り見かけないのが現状です。このような表示では結局、どこで獲れた魚なのかは分からない事になります。

・・・誇大広告、虚偽表示、産地偽装

ワンコ - 3 ページ

[ペットフードの材料原価って]通常小売販売店に入るペット商材はどんなに高くててもおよそ5~6割程度が卸値(製造元から出荷先に請求される代金)と考えられます。そ

の卸値には製造原価(原材料費+製造コスト+製造人件費等)、保管輸送費、広告宣伝費、その他設備の固定費や会社必要経費等が含まれ、

さらに加えて製造会社の利益が含まれているわけです。そう考えると定価の1割以下が製造原価として掛けられる費用とした場合、またその

何割かしか原材料費には割くことができないと思えます。

例えばとても高価な1kg=2000円するプレミアムドッグフードであったとしても、その原材料費として割けるのは1kgにつき100円以下と考え

られるのですが、はたして使われている材料は本当に安全なものでしょうか?

・・・高価なフードを買って与えているという安心感

【飼い主の管理や責任がゆるくなりやすく、病変や体調変化に気づきにくい】

[本当にペットフードで健康で長生き?]私が子供のころは、愛犬にペットフードなど食べさせてはいませんでした。けれど、いつからか食事=ペットフードだと思ってしまっていました。

CMか何かでペットフードは栄養バランスが良いので健康で長生きができる、と見たのがきっかけだったと思います。

本当にペットフードは万能なのでしょうか?少しのトッピングも許されない「栄養バランス」は必要なのでしょうか?

ペットフードだけを食べさせていたのに、アレルギーや肥満、皮膚病に苦しめられた犬はいないのでしょうか?

人には害があるので使わない「何年も腐らない合成保存料などの添加物」も犬なら大丈夫と大量に使われています。

・・・栄養価について鵜呑みにしすぎ(ペット産業の無責任)何をどのようなバランスで与えているのか知らない

・・・療法食はおおむね高価

[療法食って?]ある商品の説明に「特定の病気などに栄養的に対処するために栄養バランスが考慮され、病気を管理するための特殊な組成をもつフード。専

門的なアドバイスや指示にしたがって与えることを意図したペットフードのこと。」とありますが、要するにエネルギーバランスを変更した

ペットフードであって、病気を治すための薬品を配合した医薬品ではないということです。また専門家のアドバイスや指示に従って与えるこ

とを意図しているとありますが、でいったいどのようなエネルギーバランスや栄養価なのでしょうか?

・・・療法食は完全食(1日分の必要な栄養が含まれた食事)ではない

年齢ステージや病気、健康状態に合わせて、利用するフードを変更する必要がある

■ペットフードはリスクと考えて、回避手段として手作りごはんについて考える

▽メリットは何か?

・・・ペットフードは不要になる >>> 先述のデメリットがすべて解消できる

【安全な食材を使用して、体に良い健全な食事を与えることができる】

・・・療法食は不要になる

・・・より栄養価に優れた質病管理が行える可能性 >>> QOL(クオリティオブライフ)の向上につながる

【体調や病状に合わせて、栄養価を変化させた食事を与えることができる】

ワンコ - 4 ページ

▽不安要素は何か?

・・・ブームとして煽る紹介本や写真本の氾濫

・・・個人発信(ブログ等)による情報の氾濫

【「自己満足のための」「見せるため」手作りごはんになっていないか?】

・・・ワクチンや害虫駆除薬等の薬害の影響は?

・・・除草剤や殺虫剤散布による薬害の影響は?

・・・細菌感染や怪我、事故、病気等の影響は?

【体のトラブル(嘔吐や下痢、皮膚疾患など)の原因を、手作りごはんの影響(栄養不足等)に短絡しないか?】

・・・体に良いものなどはなく、体に良い栄養バランスがあると考えることが大事

・・・体に悪影響(中毒やアレルギー、過剰摂取の弊害)を及ぼすものの知識、情報をしっかり記憶する

・・・不安に付け込む悪質な商品についても再確認することが大事(酵素商品や健康サプリメント、薬事法違反的商材等)

ワンコの飼育知識、栄養管理知識の再確認、充実が必要!

【体に良いと言われるものばかり探していないか?】

ワンコ - 5 ページ

2013/1/10

ネスレ・ピュリナとデルモンテが自社で販売している中国産チキンジャーキーを市場から回収

■ネスレ・ピュリナ

・Waggin’ Train

・Canyon Creek Ranch brand dog treats

■デルモンテ

・Milo's Kitchen

<米国では禁止されている抗生物質をチキンジャーキーから発見>

発見された抗生物質は5種。そのうち4つはアメリカでは不認可のもので、残り1つは家禽使用のみに許可されているが、非常

に低いレベルが義務づけられている。しかし中国では許可されているもの。

2013/2/1

ハーツ社がリコールを発表

■ハーツ社

・Hartz Chicken Chews

・Hartz Oinkies Pig Skin Twists wrapped with Chicken

<抗生物質は、中国やヨーロッパ連合加盟国では承認されているが、アメリカでは禁止されている>

2013/02/16

ネイチャーズバラエティが一部の製品のリコールを発表

■ネイチャーズバラエティ(Nature's Variety)

・Instinct Raw Organic Chicken Formula

<消費者からの苦情で問題に気付き、現在はプラスチックが混入した原因は特定され、問題は解決>

2013/02/25

Hy-Vee社はドッグフードのリコールを発表

■Hy-Vee社

・Hy-Vee Complete Dog

<原材料のトウモロコシから標準より高い汚染物質が見つかったため、サンプルテストで基準値よりも高いアフラトキシン

(カビ毒)が発見>

2013/02/25

Kasel Associates Industries社がペット用おやつのリコールを発表

■Kasel

・2012年4月20日~9月19日までに製造した全てのペット用おやつを対象

<コロラド農務省のサンプルテストでサルモネラ菌が陽性と発見された後、FDAが行ったテストでは87の製品中、48がサル

モネラ菌で陽性>

ペトコやコストコなど、多くの小売業者に製品を販売

ブタの耳やジャーキーなど、多くの製品が対象

2013/02/25

オネストキッチンがリコールを発表

■オネストキッチン(The Honest Kitchen)

・VERVE

・THRIVE

・ZEAL

<ヒューマングレードの原材料を使用しているブランドですが、その原材料に使われていたパセリがサルモネラ菌に感染して

ペットフードリコール ・・・2013年2014年7月16日 14:00

ワンコ - 1 ページ

<ヒューマングレードの原材料を使用しているブランドですが、その原材料に使われていたパセリがサルモネラ菌に感染して

いたため、今回のリコール>

2012年8月~11月に製造された製品が対象。

2013/03/10

Diggin' Your Dog社が犬用おやつのリコールを発表

■Diggin' Your Dog

・Strippin' Chicks

<サルモネラ菌汚染の疑い>

2013/03/10

Steve’s Real Food がリコールを発表

■Steve’s Real Food

・Turducken Canine Recipe Patties

<サルモネラ菌汚染の疑い、生の冷凍ドッグフード>

2013/03/13

ダイアモンド社がキャットフードのリコールを発表

■ダイアモンド ペットフーズ (Diamond Pet Foods)

・Premium Edge Finicky Adult Cat Formula

・Premium Edge Kitten Formula

・Diamond Naturals Kitten Formula

・4health All Life Stages Cat Formula

<ビタミンB1(チアミン)が不足していた>

今回のリコールによる健康被害の報告はないと発表していますが、チアミン不足は急性で症状がでるわけではないため、フー

ドに問題があっても気づくのに時間がかかる。2007年以降にチアミン不足のリコールは少なくても4件あったが、ダイアモン

ド社は2度目。しかも一番深刻なリコールだった。

2013/04/08

Bravo!が生タイプの冷凍フードのリコールを発表

■Bravo!

・Bravo! Chicken Balance frozen raw diet

・Bravo! Chicken Blend frozen raw diet

・Bravo! Beef Blend Burgers

<サルモネラ菌汚染の疑い>

2013/06/13

2007年から続いている中国産チキンジャーキー問題ですが、原因が不明のまま病気になったという報告が未だに増えている

FDAはジャーキーが原因で病気になったというレポートを2,674件受け取り、その中には3,243匹の犬を含み、死亡報告は

501件。

300個のサンプルテストを行ったが、汚染物資は発見されておらず、原因は不明のままリコールも行われていません。

中国産と言っても、販売元はデルモンテ、ネスレ・ピュリナなど、大手メーカーが多数含まれている。

2013/06/27

ナチュラペット(P&G)プロダクトがドライフードのリコールを発表

リコールの発表はアメリカですが、日本へ販売された製品も対象

■ナチュラペット(P&G)

・イノーバ (INNOVA)

・EVO

・カリフォルニアナチュラル (CALIFORNIA NATURAL)

・ヘルスワイズ (HEALTHWISE)

・カルマ (Karma)

・Mother Nature

<FDAが行っているサンプルテストでサルモネラ菌が陽性>

すべてのドライフードとおやつが対象

賞味期限が2014年6月10日までの製品全てを回収

ワンコ - 2 ページ

2013/08/04

DogswellとCatswellが、ペット用ジャーキーのリコールを発表

■Dogswell、Catswell

チキンとカモ肉を使った以下のジャーキー

・Breathies

・Happy Heart

・Happy Hips

・Mellow Mut

・Shape Up

・Veggie Life

・Vitality

・Vitakitty brands

農業市場省(NYSDAM)が行ったサンプルテストで、アメリカで認可されていない抗生物質が発見されたため

2013/08/15

P&Gがアイムスとユーカヌバの一部の製品のリコールを発表

■ユーカヌバ ドッグフード

・Eukanuba Dog Food Base Large Breed Mature Adult

・Eukanuba Dog Food Base Maintenance Mature Adult

・Eukanuba Dog Food Base Maintenance Puppy

・Eukanuba Dog Food Base Small Breed Adult

・Eukanuba Dog Food Base Small Breed Puppy

・Eukanuba Dog Food Breed Specific Boxer Adult

・Eukanuba Dog Food Breed Specific Chihuahua Adult

・Eukanuba Dog Food Breed Specific Labrador Retriever Adult

・Eukanuba Dog Food Premium Performance 30/20 Adult

・Eukanuba Dog Food Professional Feeding Bag Small Breed Puppy

・Eukanuba Dog Food Weight Control Large Breed Adult

■アイムス ドッグフード

・Iams Dog Food Healthy Naturals Chicken Adult

・Iams Dog Food Healthy Naturals Weight Control Adult

・Iams Dog Food Premium Protection Chicken Adult

・Iams Dog Food ProActive Health Large Breed Mature Adult

・Iams Dog Food ProActive Health Large Breed Senior Plus

・Iams Dog Food ProActive Health Large Chunks Adult

・Iams Dog Food ProActive Health Small Breed Adult

・Iams Dog Food ProActive Health Small Breed Puppy

■アイムス キャットフード

・Iams Cat Food Healthy Naturals Chicken Adult

・Iams Cat Food Healthy Naturals Weight Control Adult

・Iams Cat Food ProActive Health Chicken Adult

・Iams Cat Food ProActive Health Chicken Kitten

・Iams Cat Food ProActive Health Digestive Care Adult

・Iams Cat Food ProActive Health Hairball Adult

・Iams Cat Food ProActive Health Hairball Mature Adult

・Iams Cat Food ProActive Health Weight Control & Hairball Adult

・Iams Cat Food ProActive Health Weight Control Adult

・Iams Cat Food Professional Feeding Bag Chicken Adult

<サルモネラ菌汚染の疑い>

ワンコ - 3 ページ

<サルモネラ菌汚染の疑い>

P&Gは自社ブランドの以下の製品でもサルモネラ菌による大量リコールを行ったばかりです。

イノーバ、EVO、カリフォルニアナチュラル、ヘルスワイズ、カルマ、Mother Nature

2013/09/01

ネスレ・ピュリナが一部の犬用ドライフードのリコールを発表

■ピュリナ ワン(Purina ONE)

・beyOnd Our White Meat Chicken & Whole Barley Recipe

<サルモネラ菌に汚染されていることが分かった >

2013/09/13

ニューハンプシャー州で少なくとも21人が、サルモネラ菌に汚染されたペット用ジャーキーから感染した疑いがあるという

ニュース。

メーカーはジャーキーのリコール

■Kritter’s Kitchen Kreations社

・Joey’s Jerky

<ニューハンプシャー州の保健社会福祉省が調査を行い、サルモネラ菌の感染とペット用ジャーキーとの関連が確認>

サルモネラ菌に汚染されたペットフードから人に感染するリスク

2013/10/24

2007年からアメリカで問題になっている中国産ジャーキーですが、FDAから新しいレポートが発表

■報告数

病気の報告:3600匹以上

死亡の報告:580匹

■症状の割合

胃腸疾患:約60%

泌尿器の病気:30%

ファンコーニ症候群の報告:135件

報告される数は以前に比べ減ってきているようにみえるが、FDAは獣医とペットの飼い主に情報を求めている。ジャーキーが

原因と思われる病気の場合、獣医に血液と尿の検査結果や、サンプルを送るように依頼。これにより、FDAはファンコーニ症

候群や泌尿器の病気がどれくらい含まれているかという情報を得やすくなる。

2013/11/17

Bailey's Choiceがサルモネラ菌汚染が原因で犬用おやつのリコール

■Bailey's Choice

・ペット用おやつ (チキン 5オンスのパッケージ)

<定期テストでサルモネラ菌汚染の可能性が発見されたため>

貼り付け元 <http://petfoods.blog99.fc2.com/>

ワンコ - 4 ページ

酸化防止剤とは何か

食品を保存する場合、腐敗細菌による腐敗だけでなく酸化による変質も食品衛生上重要な問題である。とくに油

脂の酸化物は、単に食品の風味を損なうのみならず、酸化物の有する毒性のために食中毒を起こすこともまれで

はない。

油脂の酸化は、酸素、水、光、全属塩、熱などにより促進される。最初は誘導期間といって酸化は徐々に進み

この期間を.過ぎると急速に進行する。油脂の二重結合を酸化し、過酸化物、アルデヒド、ケトン、酸などを生

成するのである。

これを防ぐために利用される化学薬品が、酸化防止剤である。

酸化防止剤の種類

①ヒト食品用の酸化防止剤

現在指定されているものは、使用基準のある9種類11品目である。このうちエリソルビン酸などのように水溶

性のものと、BHAやBHTのように油溶性のものとがある。前者は色素類の、後者は油脂の酸化防止に使われ

ている。

この他、それ自身には酸化防止作用はないが、酸化防止剤と併用された場合、その効果を著しく増強するものが

ある。この効果をシネルギズム、この効果を有するものをシネルギストと呼び、クエン酸、酒石酸、アスコルビ

ン酸などが知られている。

②家畜用飼料の酸化防止剤

飼料安全法に基づく見直しがされ、あらためて飼料添加物として指定されているものは、エトキシキン、BHT

とBHAである。

この他に、天然物として指定の対象とならない天然トコフェロール(ピタミンE)、没食子酸などがある。しか

し、実際の飼料添加物として使われているのは、ほとんどの場合エトキシキンである。

③ペットフードの酸化防止剤

添加物についての基準がないので、公表されている具体的な資料はないが、その実態は家畜用飼料に準じたもの

と推測される。

飼料添加物指定品目一覧

農林水産省令で定

められている用途

種別 指定されている飼料添加物の種類 備考

飼料の品質

の低下の防止

抗酸化剤(3種) エトキシキン、ジブチルヒドロキシトルエン、プチルヒドロキシアニ

ソール

(16種) 防かび剤(3種) プロピオン酸、プロピオン酸カルシウム、プロピオン酸ナトリウム 抗菌性物質製

剤である

粘結剤(5種) アルギン酸ナトリウム、カゼインナトリウム、カルボキシメチルセル

ロースナトリウム、プロピレングリコール、ポリアクリル酸ナトリウ

乳化剤(5種) グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、シルビタン脂肪

酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸壬エステル、ポリ

オキシエチレングリセリン脂肪酸エステル

BHTとBHAとはどのようなものだろうか?

*BHT*

化学的性質:無色または白色の結晶状の塊または粉末で、無臭か、わずかに持有のにおいがある。水にはほとん

ど溶けないが、エタノールには約25%、植物性油脂には30ー40%溶ける。不飽和結合を有する油脂などに

添加しておくと、自らが酸化されることにより、油脂の酸化を防止することができる。

用途:酸化防止剤として使用されるようになったのは1940年石油の抗酸化剤として用いられたのがはじまり

で、その後油脂に対する抗酸化作用が言認められたため、1954年にアメリカで食品添加物として認められ

た。日本では、1956年に食品添加物として認められている。

食品添加物としての使用は次の食品にのみ許可されており、使用量に制限がある。

油脂、バター、魚介乾製品、魚介塩蔵品、魚介冷凍品(生食用冷凍鮮魚介類および生食用冷凍カキをのぞく)、

鯨冷凍品(生食用冷凍鯨肉をのぞく)、チューインガム、乾燥裏ごしいも。

BHTは他の酸化防止剤に比べ安定性に優れており、また加熱加工品への効力移行性が高いといわれている。さ

らにクエン酸、アスコルビン酸などを同時に少量添加するとシネルギストとしての効力を示し、有効性が高ま

る。直接混和しにくいもの、たとえば魚介塩乾品などには、エタノールに溶かして噴霧する方法などがとられ

る。ラードに0.01%添加したとき、酸敗の誘導期間を約2倍に延長するといわれている。

またポリプロピレンなどのブラスチック製晶、石油製品の安定剤としても広く使用されており、BHTがこれら

の製品から食品に移るという問題点が指摘されている。

飼料添加物としては、動物性油脂などの酸化防止の目的で使用されている。

酸化防止剤とは何か2014年7月16日 14:00

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飼料添加物としては、動物性油脂などの酸化防止の目的で使用されている。

*BHA*

化学的性質:白色からわずかに黄褐色を帯びた結晶状の塊または粉末で、わずかに特異なにおいがある。ラー

ド、コーン油などの油脂、パラフィンなどにはよく溶け(30~40%)またエタノール、プロピレングリコー

ルなどにもきわめてよく溶けるが、水にはほとんど溶けない。

以前は3‐異性体と2‐異性体との混合物が使用されていたが、2‐異性体に比べ3‐異性体の効力が優れてい

るため、現在での製品では2‐異性体の含有量はきわめて少なくなっている。

用途:もともとガソリンの酸化防止のために合成されたもので、食品添加物としての指定は1954年で、BH

Tと同様、酸化防止の目的で、食用油脂、バター、マーガリン、ビタミンA油などの食品に対して広く用いられ

ていた。

しかしラットによる実験で発ガン性が見いだされたので、現在は、「油脂の製造に用いるパーム原料油および

パーム核原料油」に限り、使用が認められている。その他の一般の食品には使用できない。

飼料関係での使用はきわめて少ない。

このような点を踏まえたうえで、BHTとBHAについての調査結果を見てみよう。

*BHT*

1)BHT 0.1%、ラード20%含有飼料で7週間ラットを飼育。雄に体重増加抑制がみられ、肝重量が著

しく増加、頭部からの被毛の脱落もみられた。

2)BHT 0,1~0.5%、ラード20%含有飼料で離乳直後のラットを飼育。BHT 0.3%以上の群

で体重増加の抑制、0.2%以上の群で肝重量の増加と、雄では副腎重量も増加。どの群でも血清コレステロー

ルはBHT摂取量に比例して上昇し、副腎でのコレステロール含量が増大した。

3)ラットに対するBHTの投与で、短期間に肝重量が増加。

4)犬に1.4~4.7g/kg与えたところ、下痢がみられた。

5)慢性毒性試験によば、特異な中毒変化はなしとされている。

*BHA*

1)経日致死量は、マウスで1.1g/kg、ラットで2g/kg。ともに投与10分ほど後に歩行不能、呼吸

速迫、運動滅少で死亡。消化管に出血と潰瘍、肝のうっ血が認められた。

2)ラットにBHT0.5%含有飼料を与えて飼含したところ、わずかな体重増加の抑制と肝臓の対体重比重量

の増加。病理組織的な各臓器の異常はなし。

3)ラットによる待珠毒性実験で、特別な異常はなしとされている。

4)発ガン試験で、2年間の投与により、ラットの前胃に扁平上皮ガンの発生がみられた。

これらのデータは、すでに日本で発表されているものである。BHAの発ガン性についての 4)のデータがも

ととなり、1982年にはヒトの食品に対する使用禁止をも含めた見直しが言行われたが、根本的な解決はされ

ないまま現在に至っている。

しかし「DOG」編集部が、日本でのBHTとBHAの状況について、アメリカより入手した資料によれば、そ

れらの発ガン性についてより明確な報害がなされている。

抗酸化剤の研究:それらの発ガン性について

①BHAをラットとハムスターに与えると、胃に扁平上皮細胞のガンを誘発した(扁乎上皮細胞のガンは、最も

致命的で活発であると考えられている。明るめの色の下毛のものではより速く広がる。多くの白い猫は扁平上皮

細胞が皮膚の上で黒い腫瘍になった後、lカ月以内に死亡する)。

②BHAと他の酸化防止剤、とくにプロピルエステルや工トキシキンは胃の細胞の過剰形成と細胞障害を誘発す

ることが明確になった。

③BHAは胃と膀胱にガンを形成させた。

④BHTは膀胱にガンを形成させた。

⑤エトキシキンは腎臓にガンを形成させた。

⑥エトキシキンは胃にガン性の腫瘍を形成させた。

⑦BHAは発ガン性が証明されている物質のカテゴリーに類別すべきだ。

⑧BHTは甲状腺にガンを形成する可能性がある。

⑨エトキシキンは膀胱にガンを形成させた。

⑩エトキシキンは大腸に多くのガン性の腫瘍を形成させた(エトキシキンはトリ肉やトリの脂肪、動物性脂肪の

含まれるペットフードによくみられる)。

このように、実験によるBHTとBHAの毒性についての結論は、必ずしも同じものではない。

ここで、もう一度、化学物質としてのBHTとBHAについて考えてみよう。

BHTとBHAは、ブチル基をもったアルキル化剤である。アルキル化剤の作用は、有機化合物の水素原子をア

ルキル基(この場合はブチル基)で置換することである。

ではアルキル化剤というのは、動物の身体に対してどのような影響を及ぼすのだろうが? これは発ガン化学物

質の中でも直接牲発ガン物質に分類され、細胞化学反応を経ずに直接DNAと反応する。つまりこの化学構造が

生体物質と非常に似ているため、身体が代謝作用の過程でこの化学物質を誤って取り込み、その反応を体内でブ

ロック化してしまうのである。これがいわゆる「細胞の疾患」と呼ばれるガンの形成である。

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ロック化してしまうのである。これがいわゆる「細胞の疾患」と呼ばれるガンの形成である。

アルキル化剤

alkylating agent有機化合物の水素原子をアルキル基で置換するアルキル化反応においてアル

キル基を与えるものを一般にアルキル化剤という。この物質は生理的条件下で、核酸やタンバク質をアルキル化

する一連の化合物、微生物やウイルス変異(ガン化)誘起物ヒして知られる。ガン化の化学療法剤でアルキル化

の性質をもつものが多く、ナイトロジェンマスタード、N‐オキシド、ミクロポスフアミド、トリエチレンホス

ホルアミド(TEPA)などがその例である。これらの抗ガン剤は同時に発ガン性をもつ。この他にもメタンス

ルホン酸、メチル(MMS)、硫酸ジメチル(DUS)、N‐メチル‐Nニトロソ尿素(MNU)、ジメチルニ

トロソ尿素(MNNG)など多くのガン原性アルキル化剤が知られている。アルキル化剤の発ガン作用は核酸の

グアニンN‐7位がアルキル化を受け、その結果DNAの構造にひずみが生じたり、2本のDNA鎖の間に架橋

が生じたりすることである。

抗酸化剤はほんとうに必要なのだろうか? これを避ける方法はあるのだろうが?

油脂、とくに動物性脂肪の酸化を防ぐのに、この添加は不可欠であるといわれている。はたしてそうなのだろう

か?

植物油、とくに種子油は酸化を防ぐ天然物質のビタミンEを含み、なかなか変質しにくい。これがいわゆるバー

ジンオイル(一番しぼりの油)である。ところがほとんどの市販品は、ヒト用であろうとも、低コスト化のため

に化学薬品を用いて精製されてしまうため、これらの物質も失われ、結果として抗酸化剤の添加が必要となって

しまう。

ここで注意しなければならないのは、このもともと含まれている天然のビタミンEと抗酸化剤として用いられる

トコフェロール(ビタミンE)とでは、身体に与える作用はまったく異なる。というのは、ビタミンEは脂溶性

ビタミンのため、自然にその原料に含まれる割合ではなく、添加物として多量に加えられるのには危険性がある

からだ。

したがって、抗酸化剤を避けたいならば、植物油のバージンオイルを利用すればよい。ドッグフードにしても同

様である。動物性脂肪を用いているものは、BHTやBHAどころか、それより毒性の強い工トキシキンが必ず

添加されているはずである。それに加えてBHTやBHAも加えられていることが多いので、その相乗毒性はは

かり知れないものがある。愛犬のためにより安全なフードを望むなら、少なくとも植物性油脂を用いているも

の、できればバージンオイルを用いているものをさがすべきである。

貼り付け元 <http://www.rakuten.ne.jp/gold/asuka-jhac/sg/bht.htm>

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