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鎮痛剤 CRO・治験実施施設 ロータス・クリニカル・リサーチ

ロータス・クリニカル・リサーチから第一被験者登録(FPI)まで、最短6週間で治験 が開始されたケースもあります。当社のプロジェクトマネージャーは、治験実施計画書

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鎮痛剤 CRO・治験実施施設

ロータス・クリニカル・リサーチ

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目次はじめに . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .3

開発業務受託サービス . . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .4

治験実施施設サービス . . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .8

疼痛モデル別実績

急性疼痛モデル . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .12

遅発性筋肉痛 . . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .12

バニオン切除術 .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .13

第3大臼歯抜歯 . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .14

腹壁形成術. .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .15

関節置換術 .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .16

腹腔鏡下手術と開腹手術 . . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .17

慢性疼痛モデル . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .18

変形性関節症 . . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .18

慢性腰痛.. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .19

オピオイド誘発性便秘 . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .20

評価のばらつきとプラセボ反応を最小限に抑える.. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .22

主要メンバー. .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .24

承認された鎮痛剤 .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .27

8 POSITIVE FDA AUDITS

NO 483’S ISSUED

15YEARS

IN

BUSINESS

2001 201615

当社は、創業以来7回にわたってFDAの査察を受けています。いずれも問題があっての査察ではなく、報告書の内容は肯定的で、FDA-483が発行されたことはありません。

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はじめに

ロータスのビジョン鎮痛剤試験の設計と実施の質を向上させる科学技術を開発し、その有効性を立証することで、鎮痛剤市場におけるCROおよび治験実施施設サービスを牽引します。

ロータスの使命私たちにとっての成功とは、顧客、また社会にとって価値あるサービスを提供することです。顧客に対しては、鎮痛剤試験の効率を上げる調査手法を開発・実施します。当社は、このように調査の手法を向上させることが新しい鎮痛剤の開発を促し、処方薬の誤用や乱用の低減につながることで、社会に貢献したいと願っています。

創業者ニール・シングラ博士は、鎮痛剤治験の設計と実施における重要なオピニオンリーダーとして全国的に認められています。治験プロトコール設計に関するシングラ博士の経験は、FDA(米国医薬食品局)の鎮痛剤部門と15年間にわたって定期的に連絡を取り合い、ミーティングを持ちながら培ってきたものです。出版経験も豊富であり、全米各地で医師、製薬会社、医学研究所を対象に講義を行うこともしばしばです。

シングラ博士は現在、APS(米疼痛学会)と IASP(国際疼痛学会)の両学会において、鎮痛剤治験特別委員会の議長を務めています。また APS-CAT(APS内で、毎年、APSの年次科学会議に先立って行われ、鎮痛剤開発のベストプラクティス向上のための専門家支援を目的とする、鎮痛剤試験に関する会議)の立案者であり議長でもあります。

シングラ博士がその研究活動の中で最も重点的に取り組んできたのは、エンドポイントが主観的である鎮痛剤の治験に特有の評価のばらつきを、いかにして最小限に抑えるか、ということです。シングラ博士は、ばらつきとプラセボ効果を最小に抑えるための、患者指導の新しいテクニックを開発しています。また、腹壁形成術や遅発性筋肉痛を含むいくつかの急性疼痛モデルを用いた臨床試験に、新しい手法を取り入れ、その有効性を実証しています。

ニール・シングラ博士創業者・CSO(チーフ・サイエンティフィック・オフィサー)

プロトコール設計に関するシングラ博士の経験は、FDAの鎮痛剤部門と15年間にわたって定期的に連絡を取り合い、ミーティングを持ちながら培ってきたものです。

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鎮痛剤 CRO・治験実施施設

CROサービス

これまでのような CRO のあり方は、鎮痛剤治験においてはもはや役に立ちません。業界は成熟し、期限通りに予算内でデータを作成する、というのは最低限の基準を満たすにすぎないのです。治験依頼者は、適切な治験のインフラストラクチャーだけでなく、広範な科学的サポートを得られる態勢を求めています。当社は、しっかりした CRO のインフラストラクチャーと疼痛に関する豊富な専門知識を統合し、ターンキーソリューションを顧客に提供します。

プロジェクトマネージメント

当社のプロジェクトマネージャーは、臨床試験成功の要です。当社には、鎮痛剤治験のニーズに適した経験豊富なプロジェクトマネージャーがおります。平均10年以上にわたって臨床試験に携わっている当社のプロジェクトマネージャーは、鎮痛剤治験の経験が豊富で、期限通りに試験を完了し、規制機関への書類提出に役立つクオリティの高いデータをお届けします。また、迅速な試験起ち上げにも力を発揮します。当社が鎮痛剤に関して持っている専門技術と協同的アプローチを活用して、治験実施計画書が確定してから第一被験者登録(FPI)まで、最短6週間で治験が開始されたケースもあります。

当社のプロジェクトマネージャーは、治験実施計画書の作成から総括報告書の提出まで、顧客の治験チームと一体となって作業します。御社と当社の単一窓口として、プロジェクトマネージャーは以下のような作業の責任を担います。

• スケジュールの開発と管理

• 治験実施計画書と同意説明文書の作成

• 治験計画の開発

• PRO(患者報告アウトカム)の開発

• 治験実施施設の選定

• ベンダー管理

• ターゲット集団に相当する被験者リクルートメント戦略の策定

• リスク軽減:リスクの特定と分析、リスクへの対応、品質管理など

• モニタリングおよび治験実施施設おける治験パフォーマンスの管理

• 治験チーム、CRA(臨床開発モニター)、治験実施施設間の連絡

4

EDC(電子的臨床検査情報収集) とデータマネージメント

当社の鎮痛剤治験データベースは、米国連邦規則21条第11章および CDISC 標準を尊守しており、監査証跡その他の重要な機能を備えています。基本となる重要な特性の全てを備えているだけでなく、同時に、鎮痛剤に特化した報告書の出力に必要な設定が可能です。当社のデータベースは、鎮痛剤治験における主要エンドポイントと副次的エンドポイントを適切に評価する、という最終目標を念頭に置いて構成されています。

当社のデータマネージメント・サービスには次のような内容が含まれます。

• 鎮痛剤治験データベースの設計

• 入力されたデータの妥当性を、手作業および機械的作業によって検証。レスキュー薬と疼痛強度の関係、鎮痛剤に特徴的な有害事象など、鎮痛剤治験において典型的に見られる課題に重点を置いて点検します。

• 臨床コーディング

• 電子症例報告書(eCRF)書式を、鎮痛剤治験に適した症例報告書の社内テンプレート・ライブラリーを使って能率的に設計

• CDISC標準に準拠した申請臨床試験データモデル(SDTM)

• データ変換

• サードパーティーデータ(治験ラボ、薬物動態など)の管理

• 照会管理、レポート/リスティング審査を含むデータクリーニング

• 鎮痛剤治験に適した標準報告書

• 重篤有害事象の照合

中間解析が求められる場合、期限を厳守しなければなりません。正確できちんと整理されたデータ出力があれば、生物統計学の専門家は、中間解析に必要な情報に適時かつ効率的にアクセスすることができます。当社では、いざという状況が起こる前に問題を解決しておくことができるよう、中間解析に先立ち、治験実施計画書に基づいたダミーデータを使ってエクスポートと分析のテストを行います。

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統計解析当社の統計解析スタッフは、データ分析を行うだけではなく、鎮痛剤試験の手法とその結果の分析技術に関する深い知識を持っています。

当社の統計解析スタッフは、鎮痛剤治験データの処理と分析に長年の経験があります。統計解析計画書作成にも豊富な経験を持ち、中でも、(MMRM、LOCF、BOCF、WOCF および、より複雑なルービンの多重代入法などの)鎮痛剤試験欠測データ補完に関する、FDA「麻酔・鎮痛剤製品部門(DAAP)」の見解に精通しています。

当社は次のような統計解析サービスを提供します。• 治験実施計画書を精査し、適切な治験設計

とランダム化がなされているか、重要かつ明確なエンドポイントが押さえられているか、適切な統計モデルと分析手法が使われているかを確認

• 症例報告書と日誌のレビュー• 適切な欠測データ補完法に重点を置いた鎮

痛剤治験統計解析計画書の作成• 資料の検証にもとづき、被験者数とエフェク

トサイズ(効果量)を推定• 中間解析および独立データモニタリング委

員会(IDMC)の組織・管理・支援• 統計解析のプログラミングとモデリング• 表、一覧表、図の作成• 治験報告書(総括報告書、論文、治験薬概要

書など)の作成を統計面からサポート• 規制に関する統計学的観点からのコンサル

ティング

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治験実施施設の選定2001年から鎮痛剤の調査を専門に行なってきた当社は、抜歯、バニオン切除術、腹壁形成術、遅発性筋肉痛、オピオイド誘発性便秘、人工膝関節置換、人工股関節置換、軟組織手術、慢性腰痛、変形性関節症、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性末梢神経障害といった、一般的な疼痛モデルを用いた治験に豊富な経験を持つ治験実施施設と定期的に仕事をしています。

当社は、それら施設のパフォーマンスを、症例登録実績やデータの品質の確認に加え、科学的成果物を定量化することで常に査定しています。被験薬とプラセボの識別にしっかりした実績のある施設しか使いません。鎮痛剤治験実施施設において重要な特徴には次のようなものが挙げられます。• 一般的な疼痛モデルを使った治験経験が豊

富なこと• 実薬とプラセボの識別ができること• 確実な症例登録と GCP 尊守の実績がある

こと• プラセボ反応を最小限に抑えるために訓練

されたスタッフと治験責任医師がいること

CROサービス

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鎮痛剤 CRO・治験実施施設

治験モニター当社の治験モニターは鎮痛剤の治験に豊富な経験を持っており、またプラセボ反応の減少や疼痛質問表の使い方の訓練も受けています。また当社が開発した独自のトレーニング・ツールを用いることで、モニターはこれらの情報を治験実施施設のスタッフにも正確に伝えることができます。

当社には選り抜かれた治験モニターが複数おり、治験実施施設と緊密に連絡を取りあいながら、非常に高いレベルでデータの品質点検を行います。治験の全期間を通じ、施設に足を運んで、データの集積の監督、臨床ラボによる検査結果、元書類、紙および電子フォーマットの症例報告書の検証、照会事項への対応、法規制が遵守されているかの確認などを行います。当社のモニターは、

• 第1相から第4相までの臨床試験の経験があります

• GCP に重点を置いてデータ検証を行います• 鎮痛剤の治験に関する訓練を受け、経験が豊

富です• 適切な時間帯に治験実施施設にいられるよ

う、柔軟な勤務時間に対応します• 施設でのモニタリングの結果を迅速に報告書

にまとめます

当社の CRO部門と治験実施施設は、構造上も手続き上もそれぞれ独立しています。モニターは、当社 CRO部門のプロジェクトマネージャーの監督下にあります。

鎮痛効果報告書をカスタマイズ治験期間中、治験依頼主に合わせてカスタマイズした鎮痛効果報告書を作成しますので、依頼主は治験実施施設での治験進行状況を監視することができます。下図は報告書の一例と、発生の可能性が考えられる疑問点です。施設で治験がどのように行われているかをリアルタイムで把握することで、症例登録期間中に(手遅れにならないうちに)問題を解決することができます。

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時間経過によるNPRS推移(数値的評価スケール)認識可能な疼痛緩和発現までの時間

意味のある疼痛緩和発現までの時間レスキュー薬の投与NPRSスコアの合格点時間経過によるNPRS推移

時点

NPR

S

疑問点:意味のある疼痛緩和は、通常レスキュー薬投与後1分

で発現することはない。

疑問点:前後の疼痛スコアはどれもはるかに高いにもかかわら

ず、NPRSスコアが3でレスキュー薬が投与されている。

CROサービス

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医師によるモニタリング治験においては、患者の安全が保たれることが非常に重要です。経験豊富な当社の医師・看護師チームは、被験者をサポートすることに専念しており、24時間体制で治験の安全性確保サービスを提供します。

鎮痛剤の治験は、病状が重篤(慢性痛に関する治験の場合は慢性疾患、急性疼痛に関する治験の場合は手術後の状態)な被験者が多いため、独特の難しさがあります。モニタリングを行う当社の医師は、鎮痛剤の治験に参加する患者の病態生理に精通しており、治験の結果を正確に査定することができます。

メディカルライティング当社のメディカルライターは、医学関連および規制関連書類作成のどちらも経験が豊富で、顧客の期待を上回る、簡明な書類を作成することができます。統計解析スタッフや査読担当者とも緊密に協力しあい、作成した書類には漏れがなく、当社の厳しい科学的基準と患者に対する配慮が正確に反映されていることを確認します。協力を重視する当社のアプローチによって、顧客の要望やその国の規制・指針を考慮に入れた、的確な書類の作成が可能です。当社は、さまざまな疼痛モデルに関し、治験実施計画書、同意説明文書、患者報告アウトカム、その他の成果物について各種テンプレートを開発しています。十分に吟味されたこれらのテンプレートを使えば、重要な書類を、高品質かつ迅速に作成することが可能です。当社のメディカルライターが頻繁に作成する書類には下記のようなものが挙げられます。• 治験実施計画書シノプシス • 治験実施計画書• 同意説明文書• 患者日誌・スタッフ日誌• 総括報告書

クオリティマネージメント当社のクオリティマネージメント・チームは、治験実施計画書および規制にしたがって各種書類を作成し、社内の各チームおよび顧客をサポートします。またクオリティマネージャーは、治験の手順や報告書、また、治験参加者の安全確保に役立つ教育用資料の作成を支援します。

当社のクオリティマネージメント・チームは、すべての規制ガイドラインを尊守しつつ、最も安全かつ効率的に治験を行うための助言や改良点の提案を行います。多施設共同治験の場合、各地にいる経験豊富な監査のプロを使って、GCP に重点を置いた施設監査を行い、各実施施設が治験実施計画書および連邦政府による規制を尊守していることを確認します。

倫理審査委員会への対応ロータスは、治験依頼者が倫理審査委員会に提出する書類作成サービスを提供します。当社社内の豊富なリソースを活用して、次のようなサービスの提供が可能です。• スタートアップ書類の品質審査• 治験に参加している実施施設から、規制上必

要な書類を回収• 安全性報告書の作成• 治験マスターファイル(TMF)の作成

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CROサービス

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治験

実施

施設

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鎮痛剤 CRO・治験実施施設8

設備:• 外来患者用施設および複数日にわたる治験の

ための入院施設• ベッドの近くにトイレのある患者用個室• すべての病室に医療ガス配管とナースコールシ

ステムを配備• 個々の患者に合わせ、厳しい食事制限にも対応

できる食事サービス• 原子時計を配備• 24時間体制の看護・医療• あらゆる診療科を含む専門医師・執刀医のネ

ットワーク• 施設内にエマージェンシーキーコード管理チー

ムが常駐• 下階にレベル2外傷センター緊急救命室• 治験モニターが使える、インターネット接続可

能な大小各種の会議室• セントラル IRB を利用• 24時間体制の警備

ラボ設備:• カプノグラフとパルスオキシメトリーによる継

続モニタリング• マルチモニター心電計• 施設内にレントゲン撮影機を備えているほか、

あらゆる放射線画像撮影設備と直結• PK試験技術• 遠心機および冷却遠心機• -57℃のフリーザー(温度の遠隔モニター/警

報システム付き)

特殊機器:• 脚と腕に遅発性筋肉痛(DOMS)を誘発するた

めのエクササイズマシン• 完全装備の外科手術室

薬局: • 二重施錠式麻薬保管室• 薬物投与のための自己調節鎮痛(PCA)ポンプ

とインフュージョンポンプ• ラミナーフローフード• 室温保存装置および冷却保存装置(温度の遠

隔モニター/警報システム付き)

鎮痛剤治験に特化したサービス:

• 以下のようなテーマを含む被験者教育用ビデオ - 痛みのスケールを使い、痛みを一貫して評

価する方法- プラセボとは何か- レスキュー薬の使用- ストップウォッチ2個を使って鎮痛効果を

測る- その他

• 被験者の理解度をテストし、さらに指導が必要かどうかを判断

• 脳脊髄液(CSF)を断続的・継続的に採取• 交絡因子のコントロール• 患者日誌を継続的にモニタリング• 被験薬とレスキュー薬の使用法を厳格に遵守• 施設内の麻酔専門医がおり、24時間体制で救

命救急患者のモニタリングが可能• 複雑な盲検化プランの実行

治験実施施設サービス

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治験

実施

施設

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当社は都心の大病院内にあり、そのため、あらゆる医学/治療領域、また最先端の医療機器が利用できることにかけては他に類を見ません。

当社は私有会社という珍しいビジネスモデルによって運営されており、そのため、顧客と独立契約を交わしたり、セントラル IRB を利用するなど、組織につきものの煩雑な手続きを通さずに迅速に治験を開始することができます。

ロサンゼルス郡内という立地にあるため、民族的に多様な多数の人口から被験者を募ることができます。当社では、脳脊髄液の採取(間欠抽出および継続抽出)を必要とする特殊な治験を実施することが可能です。

薬剤がセントラルコンパートメント内でどのように推移するかを理解することは、多くの医薬品にとって重要です。当社はこれまで、継続的あるいは間欠的な脳脊髄液の抽出を必要とする治験を何度も行ってきました。継続的抽出は、マルチオリフィス・カテーテルを患者の脊髄腔に挿して行います。当社には経験豊富な麻酔専門医チームがおり、最長72時間にわたって患者の脳脊髄液を継続的に抽出・検査しています。

治験実施施設サービス

脳脊髄液の採取

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治験

実施

施設

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鎮痛剤 CRO・治験実施施設

症例登録実績あらゆる種類の鎮痛剤研究を目的とした試験において、当社は最高レベルの症例登録センターとして知られています。当社には、鎮痛剤治験の被験ボランティアが58,000人以上登録されている大きなデータベースがあり、これは過去15年間にわたり、累積500万ドル近い広告費用を費やして構築されたものです。このデータベースは、鎮痛剤を要する疾患(たとえば腰痛、神経因性疼痛、その他)別、モルヒネを一日あたり何mEq 使用しているかなど、複数の要因に従ってソート可能です。データベースは常に維持管理、整理され、不要なデータは削除されて、優れた症例登録実績をあげています。

相 疼痛モデル 月別症例登録数当社施設

月別症例登録数他社施設 試験ID

3 腹腔鏡下胆嚢摘出手術 13.3 1.1 NCT01052012

3 痔核切除 13.5 2 NCT00744848

3 鼠径ヘルニア術 25.2 3.2 NCT00551135

3 子宮摘出 9.2 0.4 NCT00468845

2 慢性腰痛 25 10 リンクなし

2a 肩関節鏡手術 13.8 2.9 NCT00811577

2a オピオイド誘発性便秘 20 7 NCT01207427

3 人工股関節置換 3.3 1.2 リンクなし

10

*他社当社*当社を除くすべての治験実施施設で症例登録された患者の総数÷当社を除く治験実施施設の数÷症例登録が行われた月数 として計算。

0 5 10 15 20 25 30

腹腔鏡下胆嚢摘出手術

痔核切除

鼠径ヘルニア術

子宮摘出

慢性腰痛

肩関節鏡手術

オピオイド誘発性便秘

人工股関節置換

治験実施施設サービス

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治験

実施

施設

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当社がリクルートメントを行う手術治験モデルの特徴手術を使った治験の被験者リクルートメントに当社が用いる手法には、従来の手法に比べて大きな利点があります。一般的な手法は「状況を見守る」しかありませんでした。すでに存在する症例の手術の予定を調べ、患者に治験参加の意思があるかと尋ねるのです。

それとは対照的に、当社の手法は、被験者リクルートメントのために積極的な広告を展開します。これにはオンライン広告、テレビ、ラジオ、新聞など、さまざまな媒体を利用します。それによって、被験者が確実かつ迅速に集まります。当社の専門医が手術を行い、患者は術後、当社の治験実施施設に入院しますので、試験環境を高度に標準化・管理することが可能です。

当社は大都市に位置する大型病院内にあり、外科医・麻酔専門医のネットワークを持っていますので、このような積極的なリクルートメント手法をさまざまな外科手術に適用することができ、平均して週に8〜10名の患者が症例登録されます。治験責任医師のリクルートメントとトレーニング、治験モニターの移動出張、プロジェクトマネージメントといった側面で時間が短縮できますので、より大がかりな多施設共同治験を行うのと比較して、治験費用が 30%以上節減可能です。

従来型の手術治験モデル 当社がリクルートを行う手術治験モデル

リクルートメント戦略

既存の症例と手術予定の中から登録。「状況を見守る」

手術予定表に加え、テレビ・ラジオ・新聞広告やソーシャルメディアなどを利用した積極的なリクルートメント

倫理審査 施設内 IRB (4〜8週間) セントラル IRB (2〜4週間)

標準化 病院主導の治療に携わる、多人数からなる医療チームの存在が妨害となる

二次医療から治験まで、最適化されたチームがすべてを担当。外科医、麻酔専門医、看護師らはみな、治験チームのメンバーとして携わる

費用二次医療費用の増加、多施設使用と高度な治験コーディネーションの必要性

二次医療費用の減少と患者スループットの向上。治験責任医師のリクルートメントとトレーニング、治験モニターの移動出張、プロジェクトマネージメントなどにかかる時間短縮により、より大がかりな多施設共同治験と比較して、30%以上の節減が可能

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治験実施施設サービス

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急性

疼痛

モデ

鎮痛剤 CRO・治験実施施設

急性疼痛モデル

相 治験依頼者 当社による症例登録数

被験者総数 試験ID

4 Lotus 24 24 NCT020877483 Novartis 102 102 NCT022718542 Aponia 144 144 NCT02324985

• 被験者から治験組み入れ基準を隠し、二次利得のためにベースラインの疼痛スコアを操作できないようにすること。

• 身体を動かしたときの痛みに重点を置いた主要エンドポイントを設定すること。

DOMS に関する幅広い実績に加え、当社では、最大限の治験結果を得られるよう、治験運用面で次のような専門的サービスを提供します。• 訓練を積み経験豊富な、認定された運動生理

学者が、治験の最初に行う運動を指導し、患者を継続的にモニタリング

• きちんと標準化された効果的な運動とそのための運動器具

• 選択できる2つの治験モデル(上腕二頭筋または大腿四頭筋)

症例登録当社の治験実施施設では、週に平均40の症例登録があります。スクリーニング不適格率は健全な被験ボランティア人口における不適格率と近似していますが、DOMSモデル対象被験者のリクルートメント独特の活動制限があるため、若干高い可能性があります。

12

遅発性筋肉痛(DOMS)とは、普段やり慣れない、あるいは尋常でない運動をした 24〜48時間後に現れる急性の疼痛です。鎮痛剤研究モデルとしては、一般用局所薬、あるいは処方鎮痛剤の試験に適しています。当社は、DOMS モデルを用いた大規模な治験を(治験実施施設と CRO の両役割で)何度も行っています。またシングラ博士は『PAIN』誌に、DOMSモデルを使った治験の実験的ベストプラクティスを方法論的に検証した論文を発表しています*。

当社は、DOMSモデルを用いた治験の成功には次のような要因が重要だと考えます。

• 普段、定期的に運動をしていない、また上腕部の力を必要とする職業に就いていない患者を選ぶこと。

• 運動後の痛みについて、適切な治験組み入れ基準を設定すること。当社は通常、10点満点の NPRS で疼痛スコアが4以上であり、試験対象である筋肉に少なくともある程度激しい安静時疼痛がある患者を推奨します。

• すべての被験者と治験スタッフに、プラセボ反応についての指導を行うこと。

ターンキーオペレーション当社は、CRO として、また治験実施施設として、第2相または第3相の治験に必要なすべてのサービスを提供します。その中には、症例登録、プロジェクトマネージメント、治験実施計画書の作成、規制機関とのやりとり、データマネージメント、EDC、モニタリング、症例報告書の作成、統計解析、ファーマコヴィジランス、そして何よりも重要な科学的知識が含まれます。

*Singla, N. K., et al. “Delayed Onset Muscle Soreness: A Pilot Study to Assess Analgesic Study Design Features.”PAIN (2015), Vol. 156, pp 1036–1045.

遅発性筋肉痛(DOMS)

当社治験実施施設における症例登録実績

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急性

疼痛

モデ

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バニオン切除術

相 治験依頼者 当社による症例登録数 被験者総数 試験ID

2 Heron 53 100 NCT024718982 AcelRx 50 110 NCT017103452 Recro 50 150 NCT022842433 Covidien 89 320 NCT014846523 Covidien 89 320 NCT017436254 Regenesis 70 300 NCT016941993 J&J 155 897 NCT006139383 Teva 53 560 NCT02487108

バニオン切除術は高度に標準化され、迅速なリクルートメントが可能な骨痛モデルです。当社は、CROとして、また治験実施施設として、バニオン切除術を用いた治験における豊富な経験と高い能力で全国的に知られています。

当社は、バニオン切除術を用いた治験のための CROサービスおよび治験実施施設サービスを提供します。当社の社内で単施設治験を実施することが可能です。また多施設共同治験が必要な場合は、厳選された、地理的に多様な5つのバニオン切除術実施施設のネットワークを活用します。

バニオン切除術を用いた治験の成功の鍵は、被験者間のばらつきとプラセボ反応を最小限に抑えることです。そのため当社の CRO および治験実施施設サービスでは、当社独自の、被験者用プラセボ反応教育ツールキットを使います。当社で単施設治験を行った場合も、当社が CRO を務めた多施設共同治験においても使用されて効果をあげています。

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多施設共同治験で被験者間に見られるばらつきを減少させるため、次のような要素を均質化させる努力をしています。• 手術のテクニック:第1中足骨を、オースティン

法によって切除。付随手術なし。• 麻酔のテクニック:マヨブロックを用いたプロ

ポフォール鎮静。治験実施計画書の要件によって、膝窩部坐骨神経ブロックを用いる場合も用いない場合もある

• 回復室での治療:標準化された鎮痛レジメンを使い、氷の使用を避け、歩行は禁止する

• 入院:個室を使用し、同室はできるだけ避け、歩行は制限つき、家族や友人の見舞い禁止

症例登録当社の治験実施施設では、月に平均30のランダム化された症例登録があります。スクリーニング不適格率は概して低いですが、治験実施計画書の具体的内容と、治験への組み入れ基準、除外基準によって違います。

ターンキーオペレーション当社は、CRO として、また治験実施施設として、第2相または第3相の治験に必要なすべてのサービスを提供します。その中には、症例登録、プロジェクトマネージメント、治験実施計画書の作成、規制機関とのやりとり、データマネージメント、EDC、モニタリング、症例報告書の作成、統計解析、ファーマコヴィジランス、そして何よりも重要な科学的知識が含まれます。

当社の治験実施施設における症例登録実績

急性疼痛モデル

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急性

疼痛

モデ

鎮痛剤 CRO・治験実施施設14

急性疼痛モデルには色々ありますが、中でも最も分析感度が高く、短期間でリクルートメントでき、治験費用が低額なのが歯痛です。当社は、歯痛モデルそのものに精通しているだけでなく、後期臨床試験についてアドバイスし、実施することが可能ですから、歯痛(第3大臼歯抜歯)を用いた治験には理想的と言えます。歯痛モデルを使った治験を行う治験依頼者のほとんどは、第2b相と第3相の臨床試験を計画しています。この計画作成には、戦略的な意思決定と、規制機関とのやり取りが必要です。ですから、非常に重要なこの初期段階で当社をお使いになることは大変に意味があるのです。

当社は、歯痛モデルを用いた治験に、CROサービス、治験実施施設サービスの両方を提供します。当社の社内で単施設治験を実施することが可能ですが、多施設共同治験が必要な場合は、全国に広がる厳選された施設のネットワークを活用します。

被験者リクルートメントロサンゼルス大都市圏の人口は1200万人にのぼり、6つの大学が近接しているため、当社の歯科治験施設は迅速かつ確実に被験者をリクルートすることができます。さらに、ロサンゼルスには多様な民族集団が住んでいます。これは前期臨床試験の重要な要素です。当社のリクルートメント・チームは、フルタイムで勤務する複数のコールセンター・オペレーター、コールセンター・マネージャー、そしてメディアバイヤーで構成されており、当社の社内データベース、ソーシャルメディア、新聞・ラジオ広告を活用して素晴らしい結果をあげています。

歯科設備当社では、専門医と認定された口腔顎顔面外科医が抜歯を行います。手術室には、パノラマX線撮影装置を含む最新式の設備が整っています(高品質

な画像は歯牙埋伏の程度を判断するためには欠かせません)。

症例登録当社の治験実施施設では、月に平均30を超える症例登録があります。スクリーニング不適格率は、治験への組み入れ基準、除外基準と歯科X線結果に基づき、平均 25〜30%です。

ばらつきを抑える歯痛を用いた治験の成功の鍵は、ばらつきを最小限に抑えることです。そのためには次のようなことができます。• すべての実施施設において、第3大臼歯の埋伏

の程度を的確に識別する• あらかじめ決められた埋伏歯評価尺度を利用

する• 標準的な麻酔薬レジメンを統一し、順守する• 被験者と治験スタッフにプラセボ反応について

の教育を行う

ターンキーオペレーション当社は、CRO として、また治験実施施設として、第2相または第3相の治験に必要なすべてのサービスを提供します。その中には、症例登録、プロジェクトマネージメント、治験実施計画書の作成、規制機関とのやりとり、データマネージメント、EDC、モニタリング、症例報告書の作成、統計解析、ファーマコヴィジランス、そして何よりも重要な科学的知識が含まれます。

急性疼痛モデル

第3大臼歯抜歯

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急性

疼痛

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腹壁形成術鎮痛剤の開発では、ほとんどの場合、軟部組織手術において効果があることを実証する試験が求められます。骨性手術における急性疼痛の鎮痛試験に関してはバニオン切除術が代表的なものですが、軟部組織手術でバニオン切除術に相当するもの(つまり、リクルートメントが迅速にでき、確実で、分析感度が高い軟部組織疼痛治験モデル)は長らく存在しませんでした。この空隙と市場のニーズに気づいた当社は、何年もかけて研究と実験を重ね、腹壁形成術モデルを開発し、その有効性を実証しました。

当社は、腹壁形成術を使った治験に、CROサービス、治験実施施設サービスの両方を提供します。当社の社内で単施設治験を実施することが可能ですが、多施設共同治験が必要な場合は、全米に4つある、厳選された施設のネットワークを活用します。

腹壁形成術を使った治験の成功の鍵は、被験者間のばらつきとプラセボ反応を最小限に抑えることです。そのため当社の CRO および治験実施施設サービスでは、当社独自の、被験者用プラセボ反応教育ツールキットを使います。当社で単施設治験を行った場合も、当社が CRO を務めた多施設共同治験においても使用されて効果をあげています。

腹壁形成術疼痛モデルには、他の軟部組織疼痛モデル(腹腔鏡下胆嚢摘出術、子宮摘出手術、ヘルニア縫合術など)に比べて優れた特徴があります。具体的には次のような点です。• 広告を用いた迅速で確実な症例登録が可能• 手術によるダメージが大きく、被験薬が分析感度の高さを示すのに適当な痛みの軌跡がある。腹腔鏡下

胆嚢摘出術のような小さな手術では、その結果としての痛みはごく小さく、したがって分析感度が低い。• 麻酔薬レジメンと手術の技法の標準化に続き、ばらつきを低減できる

症例登録当社の治験実施施設では、月に平均40の症例登録があります。スクリーニング不適格率は、治験への組み入れ基準、除外基準と外科医の判断に基づき、平均 15〜20%です。

当社の治験実施施設における症例登録実績相 治験依頼者 当社による症例登

録数 被験者総数 試験ID

2 Trevena 200 200 NCT023352943 AcelRx 47 102 NCT023565883 Grifols 40 120 NCT017319383 Grifols 9 120 NCT01731938

ターンキーオペレーション当社は、CRO として、また治験実施施設として、第2相または第3相の治験に必要なすべてのサービスを提供します。その中には、症例登録、プロジェクトマネージメント、治験実施計画書の作成、規制機関とのやりとり、データマネージメント、EDC、モニタリング、症例報告書の作成、統計解析、ファーマコヴィジランス、そして何よりも重要な科学的知識が含まれます。

急性疼痛モデル

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急性

疼痛

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鎮痛剤 CRO・治験実施施設

関節置換手術 (人工膝関節全置換術、人工股関節全置換術)

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症例登録当社は、大型三次医療センターであり整形外科手術の実施数も多いハンティントン・ホスピタル内にあります。そのため、この病院に勤務する、数々の整形外科医や麻酔専門医と、長年にわたる関係があります。したがって、関節置換手術を用いた治験への症例登録を迅速に行うことができます。

ターンキーオペレーション当社は、CRO として、また治験実施施設として、第2相または第3相の治験に必要なすべてのサービスを提供します。その中には、症例登録、プロジェクトマネージメント、治験実施計画書の作成、規制機関とのやりとり、データマネージメント、EDC、モニタリング、症例報告書の作成、統計解析、ファーマコヴィジランス、そして何よりも重要な科学的知識が含まれます。

*Singla, N.K., et al. “A comparison of the clinical andexperimental characteristics of four acute surgical painmodels: Dental extraction, bunionectomy, joint replacement,and soft tissue surgery.” PAIN (2013)

急性疼痛モデル

.

当社は、関節置換手術疼痛モデルを使った治験に関して、CRO としても治験実施施設としても豊富な経験を持っています。当社の社内で単施設治験を実施することが可能ですが、多施設共同治験が必要な場合は、全米に6つある、厳選された施設のネットワークを活用します。

高い臨床的適切性を示す治験結果を求める治験依頼者にとって、関節置換手術(人工膝関節全置換術、人工股関節全置換術)は良い鎮痛モデルです。分析感度の高さや症例登録の迅速さではバニオン切除術の方が上ですが (*)、関節置換手術を使った治験は、最終的に急性疼痛に対する鎮痛剤を処方する医師にとって臨床的適切性があるとみなされるため、概して医学界に受け入れられやすいのです。

当社は、関節置換手術を使った過去の治験に、次のような成功要因を取り入れました。• 確実な症例登録実績のある施設を選択する• 手術前後の薬剤使用について、外科医と麻酔

専門家の間に納得できるレジメンの合意を形成する

• 鎮痛効果を妨げる傾向のある、病院による補助的なサービス(理学療法、関節可動域訓練装置、早期離床プロトコル、神経ブロックなど)の標準化

• 被験者と治験スタッフにプラセボ反応についての教育を行う

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腹腔鏡下手術と開腹手術

• 被験者が、膨満やけいれん(感覚的不快感)と切開した傷の痛み(身体的不快感)の差別化ができるよう訓練する

• 被験者と治験スタッフにプラセボ反応についての教育を行う

症例登録当社は、大型三次医療センターであり腹部軟部組織手術の実施数も多いハンティントン・ホスピタル内にあります。そのため、この病院に勤務する、数々の一般外科医や麻酔専門医と、長年にわたる関係があります。したがって、軟部組織手術を用いた治験への症例登録を迅速に行うことができます。

ターンキーオペレーション当社は、CRO として、また治験実施施設として、第2相または第3相の治験に必要なすべてのサービスを提供します。その中には、症例登録、プロジェクトマネージメント、治験実施計画書の作成、規制機関とのやりとり、データマネージメント、EDC、モニタリング、症例報告書の作成、統計解析、ファーマコヴィジランス、そして何よりも重要な科学的知識が含まれます。

当社は、次のような軟部組織手術による疼痛モデルに関して、CROとしても、また治験実施施設としても豊富な経験があります。• ヘルニア縫合術(開腹/腹腔鏡下手術)• 子宮摘出手術(開腹/腹腔鏡下手術)• 結腸手術(開腹/腹腔鏡下手術)• 肥満症治療手術• 腹腔鏡下胆嚢摘出術

一般に、軟部組織手術による疼痛モデルとしては、上に挙げたものよりも腹壁形成術のほうが優れていますが、腹壁形成術が適切でない、あるいは実行不可能である状況もあります。その場合当社は治験依頼者に、上記の疼痛モデルの一つを採用することをお勧めしています。

当社は、軟部組織手術を使った過去の治験に、次のような成功要因を取り入れました。• 確実な症例登録実績のある施設を選択する• 手術前後の薬剤使用について、外科医と麻酔

専門家の間に納得できるレジメンについての合意を形成する

• 鎮痛効果を妨げる傾向のある、病院による補助的なサービス(理学療法、神経ブロック、局所麻酔薬浸潤、インセンティブ・スパイロメトリ

ーなど)の標準化

急性疼痛モデル

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変形性関節症当社はこれまで、変形性関節症を使った治験を、治験実施施設として、またCROとして、何度も行っています。変形性関節炎の疼痛モデルについて、クロスオーバー比較試験、群間比較試験のどちらも経験が豊富です。

ウエスタン・オンタリオ・アンド・マックマスター・ユニバーシティズ・オステオアルスリティス・インデックス(WOMAC)は、変形性関節症を用いた治験で一般的にエンドポイント評価に使われる指標です。残念ながらこの指標の使用にあたっては、治験スタッフや被験者がこれをよく理解していないという問題がしばしば見られます。この問題を解決するため、当社は独自の変形性関節症教育キットを開発しました。このキットは過去数年、単施設治験でも多施設共同治験でも使用されて効果をあげています。

ロータス社の変形性関節症教育キット• 指導用ビデオを使って、変形性関節症に関する

一般的な質問表の効果的な使い方、プラセボ反応の防ぎ方、レスキュー薬の正しい使い方などを被験者に教育します。

• 治験依頼者や治験の主要スタッフに対して、適切な治験実施の方法に重点を置いた指導を行います。含まれる内容には、被験者とのやり取りに偏見を持ち込まないこと、患者が変形性関節症質問表を正しく使う支援をすること、プラセボ反応を最小限に抑えること、レスキュー薬の使い方について被験者に正しく指導すること、などがあります。

• すべての実施施設で、データの統一性を高めます。

• 変形性関節症に関する質問表への回答をできるだけ正確で精密なものにします。

症例登録当社の治験実施施設では、月に平均15の症例登録があります。スクリーニング不適格率は、治験への組み入れ基準、除外基準に基づき、平均 20〜25%ですが、ランダム化のための休薬期間が必要であればそれより若干高くなります。

ターンキーオペレーション当社は、CRO として、また治験実施施設として、第2相または第3相の治験に必要なすべてのサービスを提供します。その中には、症例登録、プロジェクトマネージメント、治験実施計画書の作成、規制機関とのやりとり、データマネージメント、EDC、モニタリング、症例報告書の作成、統計解析、ファーマコヴィジランス、そして何よりも重要な科学的知識が含まれます。

慢性

疼痛

モデ

急性疼痛モデル

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慢性腰痛慢性腰痛は、有病率が高く臨床上重要であるため、鎮痛剤の治験にはよく使われる疼痛モデルです。当社は、神経因性・非神経因性腰痛モデルのどちらを使った治験にも経験があり、実施が可能です。当社が実施した治験では、オピオイドの使用経験者、未経験者ともに臨床登録されています。

EERW デザインエンリッチド・エンロールメント・ランダマイズド・ウィズドローアル(EERW)デザインは分析感度が高いため、慢性疼痛を用いた治験で用いられることが多い試験デザインです。しかし、EERWデザインによる治験の実施には困難が伴います。当社には、EERWデザインによる腰痛の治験を成功させるのに必要な知識と経験があります。

神経根痛神経根性腰痛(神経因性の要素がある腰痛)の調査は実施が容易ではありません。当社はこれまで、数々の治験において、治験責任医師に集中的なトレーニングを行い、神経根痛性腰痛の診断を標準化させました。当社には、定量的感覚試験の経験が豊富で、治験責任医師、あるいは治験分担医師の役割を担う神経科医がいる治験実施施設のネットワークがあります。

医用イメージング(CT および MRI)当社は、治験実施施設の近隣にあるイメージングセンターと緊密な関係を持っています。これまで、腰痛モデルを使ったさまざまな治験において CT や MRI 画像を活用してきました。きちんとした訓練を受けた当社の治験責任医師は、蛍光透視法を用いて被験薬を注入することができ、ビデオ映像は後日の使用のために保存されます。

ターンキーオペレーション当社は、CRO として、また治験実施施設として、第2相または第3相の治験に必要なすべてのサービスを提供します。その中には、症例登録、プロジェクトマネージメント、治験実施計画書の作成、規制機関とのやりとり、データマネージメント、EDC、モニタリング、症例報告書の作成、統計解析、ファーマコヴィジランス、そして何よりも重要な科学的知識が含まれます。

慢性

疼痛

モデ

急性疼痛モデル

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オピオイド誘発性便秘当社はこれまで、オピオイド誘発性便秘治療薬の治験を、治験実施施設として、また CRO として何度も成功させており、その実績で全国に知られています。当社は豊富な経験をもとに、どんなオピオイド誘発性便秘治療薬治験においても成功の鍵となる、以下のような課題についてアドバイスすることができます。• 治験への組み入れ基準、除外基準にもとづいた、前観察期間中に不適格とみなされる患者の予想率• 被験者が決められた日誌をつけるようにするテクニック• 自発的な排便(SBM)について被験者が一貫した報告を行えるようにするための被験者指導• ブリストルスケールについての被験者指導• CNS有害事象を評価/判定する方法

臨床オピオイド離脱症状スケール(COWS)当社は、COWSの正しい運用について治験責任医師を教育するため、教育ビデオと、ビデオを見た後のテスト (例題を含む)を開発しました。テスト結果は採点され、施設内の規制関連書類フォルダ内に保管されています。

データベース当社には、アメリカ最大のオピオイド誘発性便秘症患者データベースがあり、12,000名を超える、慢性疼痛を抱えた被験志願者が登録されています。完成度が高く、しっかりと維持管理が行き届いており、モルヒネを一日あたり何 mEq 使用しているか、週単位の自発的排便回数の記録、痛みの原因など、オピオイド誘発性便秘治療薬の治験に特有の条件によってソート可能です。

CNS有害事象と消化器系有害事象 中枢神経系と消化器系に起こる離脱症状を的確に評価するためには、トレーニングだけでなく、かなりの経験を必要とします。当社はこれまで、オピオイド誘発性便秘治療薬の治験に何百人もの症例登録実績がありますので、当社の医師、協力関係にある医療従事者、治験コーディネーターは、オピオイド誘発性便秘に関連する有害事象を正しく評価・判断するのに必要な知識を持っています。消化器系の離脱症状は、軽微で我慢できる程度のものから、何もできなくなってしまうほどの激痛までさまざまです。前期臨床試験の実施計画書では、多くの場合、激しい消化器系の痛みが最大耐性量を決める要因となりますから、消化器系有害事象を的確に評価することがますます重要です。どんなオピオイド拮抗薬でも、CNS有害事象があればその安全性に懸念が持たれます。臨床オピオイド離脱症状や主観的オピオイド離脱症状に関する質問表の使い方を理解するだけでなく、治験実施施設はまた、患者が予備のオピオイドを持ち、ベースラインとなるオピオイド摂取量が途切れないようにしなくてはなりません。ベースライン摂取量が途切れると、被験薬とは無関係に不慮の離脱症状が起こることがあり、試験結果が混乱するからです。

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慢性疼痛モデル

慢性

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鎮痛剤 CRO・治験実施施設

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慢性疼痛モデル

オピオイド誘発性便秘

当社の治験実施施設における症例登録実績

慢性

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相 治験依頼者 症例登録期間(月)

当社による症例登録数

被験者総数 注 試験ID

2 Alkermes 7 14 60 登録数1位 NCT01100151

3 Progenics/Salix 5 39 700 登録数1位 NCT01186770

1 Adolor 3 22 22 単施設・複数日入院型 未公開 (第I相)

2a Adolor 6 77 120 登録数1位 NCT01207427

1 Adolor 2 24 24 単施設 未公開(第I相)

1/2 Theravance 2 29 70 登録数1位 NCT01040637

1 Adolor 1 7 24 *予備施設 未公開(第I相)

1 Adolor 1.5 20 30 *予備施設 未公開(第I相)

*予備施設として契約。1ヶ月半かからずに、当初の試験実施施設の5倍の速さで必要な症例登録数を確保しました。

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鎮痛剤 CRO・治験実施施設

VAR

IAB

ILITY

AN

D

PLAC

EBO

効果量を最大に当社は、実施する治験における評価のばらつきを最小限に抑え、プラセボ反応を減少させるため、長い時間をかけて臨床試験の技術に磨きをかけてきました。カリフォルニア州パサデナにある当社の治験実施施設では、分析感度を最大にするためにデザインされた、被験者と治験スタッフの教育用教材を開発しました。当社は、CRO として関わった数々の多施設共同治験においてこの教材を使用し、効果をあげています。

ばらつきとプラセボ反応を減少させることで、標準化した効果量(SES)は最大になります。当社は、分析感度の高い治験プロトコールをデザインし実施するのに必要な、経験とアドバイスを提供します。

スタッフの教育きちんとした教育を受けたスタッフは、治験で何が起こるのかについて患者に安定した知識を与え、プラセボ反応を減少させることができます。当社は、治験実施計画書通りに治験を実施する、というのは私たちの責任の一端にすぎないと考えます。エンドポイントが主観的である治験には、治験実施計画書で義務付けられた任務を機械的に行う以上の、巧妙な技術と批判的な思考が求められます。当社のスタッフは、全員が、それぞれの治験における主要エンドポイントとその測定方法を理解することを義務付けられており、それによって、バイアスのない正確なデータを取得することに集中できるのです。

時間経過

= ばらつき

ばらつきとプラセボ反応による SES の減少

0

痛みの強度

5

10

20 6040

SES

= =プラセボ群 治療群

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ばらつきとプラセボ反応を最小限に抑える

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VAR

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EBO

被験者はパートナー適切な指導を受けた患者は、不当にネガティブな治験結果が出るのを防ぐための、あなたにとって最大の味方です。鎮痛剤治験に見られるばらつきの大部分は、治験プロトコールに定められたさまざまな尺度や質問表を患者が正しく理解していないことが原因で起こります。製薬会社はいずれも、膨大な時間と費用を投じて治験実施計画書を完璧なものに練り上げ、実施施設を選択し、教育します。ところが患者の教育については、同等の努力がなされることはめったにありません。当社はこの、パズルに欠けている重要な一片を埋めるのが CRO の責任であると考えます。だからこそ、患者教育用ビデオや、ビデオを見た後に患者が受ける詳細なテストを含む、独自の教材を開発したのです。

ロータス社の被験者教育プログラム• ロータスは、14分間のビデオと目的別事後テス

トを含む、被験者教育のための2段階式教育プログラムを独自に開発しました。

• このプログラムによって、当社の治験では効果量が増大し、顧客である製薬会社はより高い統計的検出力を得ることができます。

• 被験者教育のための一連のビデオは、それぞれに重要なコンセプトを1つ取り上げて説明します。たとえば、治験プロトコールが必要とする痛みのスケール、「医師と患者の関係」と「治験実施者と被験者の関係」の違い、プラセボ対照と二重盲検という概念などです。

• ビデオを観た後、被験者は鎮痛剤治験に関する事後テストを受けます。このテストは、治験プロトコールで必要とされる痛みのスケールや、先入観を持たない治験参加者として患者が果たすべき役割などについて、患者に理解できていないところがないかを明らかにするようデザインされています。

ロータス社は、鎮痛剤治験における SES を常に検証し、堅実に改善するため、プラセボ反応の減

少、治療反応性の最大化、ばらつきの最小化などに懸命の努力を

重ねています。

被験者教育用ビデオモジュール• プラセボ対照と二重盲検の意味• プラセボ効果とは?• 「医師と患者の関係」「治験実施者と被験者

の関係」の違い• ペインスケールを使い、痛みを一貫して評価す

る方法• VAS(視覚的評価スケール)を使って痛みを測

る• NPRS(数値的評価スケール)とは• 疼痛改善度の評価• 2個のストップウォッチを使って疼痛改善度を

測る• レスキュー薬とは?

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ばらつきとプラセボ反応を最小限に抑える

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鎮痛剤 CRO・治験実施施設e

ソニア・カウール, DOメディカル・ディレクター

鎮痛剤研究に10年以上の経験を持つ認定医師。50を超える鎮痛剤治験において、メディカル・モニター、治験調整医師、あるいは治験責任医師を務めた経験があります。現在は、当社の治験チームを医師の立場から監督し、治験が適切に実施され、患者の安全が最大限に守られることを確認しているほか、治験依頼者の医務部長との連携にも責任を持ちます。またプラセボ反応に関するロータス社員の教育プログラムの指揮を執っています。2008年から2011年までは、グレンデール・アドヴェンティスト・ホスピタルで治験審査委員会の委員長を務めました。

アン・アリアガ最高執行責任者

2008年の入社以来、治験責任医師、プロジェクトマネージャー、治験コーディネーターからなるトップレベルのチームを作り上げました。100を超える鎮痛剤治験で臨床オペレーションを管理した経験があります。ロータス入社以前は、120床を持つ第1相臨床試験実施施設に、臨床オペレーション担当副社長として 10年勤めました。医療管理学と看護学の学士号を持っています。

エリック・ギタード, PMPデータマネージメント部長

ロータスのデータマネージメントと統計解析サービスを提供するチームの責任者です。ロータスに入社する前は、疼痛管理を専門とする生物医学研究企業で7年間、社内CRO部門の責任者を務めました。そこでは、プロジェクト管理、データマネージメント、ベンダ

ー管理、臨床プログラム開発のすべてを担当していました。モントリオール大学で経営学を学んだほか、プロジェクトマネジメント協会が認定したプロジェクトマネージャーの資格を持っています。

主要スタッフ紹介

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クリストファー・ボウマン 品質管理部長

法規制の順守、品質保証から、第1〜4相の臨床試験の臨床マネージメントまで、さまざまな形で15年以上にわたって臨床試験に携わっています。ロータス入社以前は、臨床および法規制に関するコンサルティング会社で臨床オペレーション部長、また、大規模な第1〜4相臨床試験センターで業務品質管理の責任者を務めました。連邦規則と ICH-GCP に非常に詳しく、12年以上にわたって、治験実施施設、治験依頼者、CRO、ベンダー、治験マスターファイル、治験審査委員会などに対する GCPコンプライアンス監査のほか、アメリカ国内外でFDA監査対応支援を行った経験があります。

ケイトリン・アヴィラ, BA, CCRACPM

10年以上にわたり、革新的な医療機器開発の臨床試験を管理し、米国IDEにもとづく多施設共同治験や国際共同治験を経験しています。そうした臨床試験でテストされた機器の多くは、それぞれ市販前承認(PMA)と欧州適合基準(CE Mark)を獲得しています。治験依頼者の依頼で臨床試験管理のサポートを行ったり、医療機器開発のスタートアップ企業の社員として、米国内外で多施設共同治験の計画と実施に携わった経験もあります。カリフォルニア州立大学デービス校卒業。治験専門家協会から認定CRAとして認められています。

ジェシカ・フラガCPM

企業、医療機関、学術研究機関などで、第1相から第4相までの臨床試験に 13年を超える経験を持っています。ロータス入社以前は、臨床試験、治験実施計画書のデザイン、開発、監督、またデータベースのデザインと管理に携わっていました。臨床オペレーション、治験準備、FDA諮問委員会との面談や FDA生物研究監査プログラムの監査を含む規制関連業務に関して豊富な知識を持っています。カリフォルニア・ポリテクニック州立大学で分子細胞生物学を学び、Regulatory Affairs professionalSociety の会員です。

主要スタッフ紹介

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Lotus Clinical Research®, LLC100 W. California Blvd. Unit #25 Pasadena, CA 91105

Phone: (626) 397-3412 www.LotusCR.com

承認された鎮痛剤

ラベルにある「5日間」という表記を裏付けるため、Cadence社はロータス・クリニカル・リサーチの複数日入院施設を利用しました。被験者は、病院で大手術を受けた2日後にロータスに移送され、さらに3日間被験薬を投与されました。

ロータスは、バニオン切除術を用いた治験での登録症例数が1位で、5ヶ月間に156例を登録しました。総症例登録数は 602例でした。得られたデータは主要エンドポイントについてポジティブな結果を示しました。FDAはこれを極めて重要な臨床試験とみなし、このデータにもとづいて新薬を承認しました。

320名の患者を対象に、開腹手術疼痛モデルを使った治験の実施にあたり、Roxro社は、米国内の多数の治験実施施設を使うのではなく、鎮痛剤の治験実施施設として知られる3施設のみを選定し、そのうちの一つがロータスでした。結果、エンドポイント目標は達成され、被験薬は規制当局に承認されました。

シングラ博士は Xartemis の第2相および第3相臨床試験のデザイン、計画、実施を助け、規制に関するコンサルティング、治験責任医師、また、症例報告書作成と、効能に関する重要な論文の主著者として貢献しました。博士はまた、Mallinckrodt社の市販後調査チームにも参加し、この成分についてのさらなる臨床データと経験を蓄積するための、治験責任医師主導による調査を起ち上げています。

ロータスは、Pacira社が行った第2相臨床試験で、手術による痔核切除を使った治験に、6ヶ月間で 58の症例を登録しました。この治験にはロータスの他に17ヶ所の治験実施施設が参加しましたが、それぞれ平均症例登録数は月間2例を下回っていました。

ロータスは12ヶ月間に、大手術(股関節置換、膝関節置換、あるいは開腹手術)を受けた 174人を症例登録しました。総症例登録数は 900、ロータス以外の治験実施施設による症例登録数は平均 25例でした。

ロータスはこの、点滴用モトリンに関する極めて重要な登録治験に参加しました。シングラ博士が執筆した、この成分に関する重要な論文は、当社のウェブサイトでご覧いただけます。

ロータスは、重要な有効性試験において、Endo社と密接に協働しました。当社のチームはこの治験に続いて、FDAの定期監査の対象に選ばれましたが、結果は問題なく、483が発行されることもありませんでした。監査の報告書には、適切なコンプライアンスが維持されていた、とあります。.

DepoDur に関して行われた2つの非常に重要な有効性試験は、2001年にロータスで最初に行われた治験でした。どちらの治験でも、ロータスは症例登録数1位でした。