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© DPRT of CAD Engineering. Tokyo Page 1 of 8 カップリングパーツ作図手順の例 , 継手本体 2 つのパーツを 1 枚に描くため、A1 テンプレートに中心線を作図します。 目盛 3 の位置に中心線を複写 フランジ部φ250 円を描き、トリム φ50 , ピッチ円直径φ180 を描き, トリム オフセットでキー溝部を下書き トリムでキー溝を仕上げ ピッチ円( 半円) をディバイダ(DIV ) 8 等分 放射線( RAY ) で放射状に中心線を作図し、トリム φ51 穴を描き、点を削除 穴を 5mm 程度オフセットし、中心線の長さ調整用 の補助円を描きます。 補助円でトリムし、中心線の長さを調整 組み合わせ断面図、中心線の長さ調整用の補助円を描きます。 トリムで調整します。

カップリングパーツ作図手順の例 ① ② 継手本体...算術平均粗さRa 値=12.5 を記入します。 12.5μm(マイクロメートル ) ブロック挿入コマンド

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Page 1: カップリングパーツ作図手順の例 ① ② 継手本体...算術平均粗さRa 値=12.5 を記入します。 12.5μm(マイクロメートル ) ブロック挿入コマンド

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カップリングパーツ作図手順の例 ① ,② 継手本体

2つのパーツを1枚に描くため、A1テンプレートに中心線を作図します。 目盛3の位置に中心線を複写

フランジ部φ250円を描き、トリム

φ50穴,ピッチ円直径φ180を描き,トリム オフセットでキー溝部を下書き トリムでキー溝を仕上げ

ピッチ円(半円)をディバイダ(DIV )で8等分

放射線( RAY )で放射状に中心線を作図し、トリム

φ51穴を描き、点を削除

穴を 5mm 程度オフセットし、中心線の長さ調整用

の補助円を描きます。

補助円でトリムし、中心線の長さを調整

組み合わせ断面図、中心線の長さ調整用の補助円を描きます。 トリムで調整します。

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以下、切断線作図処理を説明します。

切断線用の補助円を作図

幅2mm程度のポリラインを作図

補助円を削除

コマンドライン版引出線(LE)を実行

設定(S) →注釈なしに設定

ポリラインの中点から注釈なしの引出線を描く

切断線に垂直に矢視方向を設定する処理 一旦参照回転 → 更に―90度回転

下部にも注釈なしの引出線を描く

対称図示記号を描き複写 断面図を構築

C面取りとフィレット加工 C1面取りを行ったので、正面図の円弧を内側に1mmオフセット

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穴の断面図を構築 中心線を一旦、トリム

長さ変更コマンド(増減オプション)で中心線の長さを一括修正

長さ変更コマンド( LEN ) 増減オプション( DE ) 増減値= 8mm程度

「細い実線」のレイヤに切り替えておき、ハッチング

ハッチング(H) パターン=ANSI31 (アンシー31)

寸法記入

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以下、キー溝付き穴寸法の処理を説明します。

線分を50mmオフセットし、長さ寸法を下から

上に記入します。(下が1、上が2となります。)

長さ寸法のプロパティを修正します。 矢印2=なし 寸法線2=オフ 寸法補助線2=オフ

[ φ50H7 ] は、寸法値をダブルクリックし、テキストエディタで編集します。

以下、キー溝寸法の処理を説明します。

線分を14mmオフセットし、長さ寸法を左から

右に記入します。(左が1、右が2となります。)

長さ寸法のプロパティを修正します。 矢印1=なし 寸法線1=オフ 寸法補助線1=オフ

[ 14D1 ]は、寸法値をダブルクリックし、テキストエディタで編集します。

面取り表記を図のようにしたい場合は、

テンプレートに設定済みのマルチ引出線

「面取り表記1」をお使い下さい。

穴やピッチ円の表記を図のようにしたい場合は、

テンプレートに設定済みのマルチ引出線

「ねじ表記1」をお使い下さい。

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ブロック挿入の手順を説明します。

ブロック挿入コマンド( I ) を実行します。

[ バルーン ]を選択し、尺度を2倍にします。

タグ番号を記入します。 ブロック挿入コマンド( I ) を実行します。

[ 表面性状 ]を選択し、尺度を2倍にします。

算術平均粗さRa値=12.5 を記入します。 12.5μm(マイクロメートル) ブロック挿入コマンド( I ) を実行します。

[ 基本図示記号 ]を選択し、尺度を2倍にします。

以上でブロック挿入の完了です。 図のように補助線を描き、ブロックの位置合わせを行います。

続いて補助円を描きます。

トリムで円弧を作成し ( ) の代用とします。

以下、表面粗さ用引出線の作図法を説明します。 コマンドライン版引出線( LE )を実行し、設定( S )、注釈=なし に設定します。

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任意の点から引き出し、クリック 直交モードONとし、水平に引き出してクリック 注釈なし、下線(アンダーライン)付き引出線の完成

ブロックを複写し、

ダブルクリックでパラメータを修正

移動

複写と修正を行います。

パーツ①を、図枠の中心マークを対称軸(ミラー軸)として、対称複写し、パーツ②を作成します。

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対称複写によって反転してしまった図形を対称移動で元に戻します。 対称複写によって反転してしまった図形を対称移動で元に戻します。

バルーンをダブルクリックし、修正します。 修正完了

同様に対称複写によって反転してしまった図形を対称移動で元に戻します

以下、パーツ②の穴を変更する操作を説明します。 ハッチングを削除します。

穴を4つ選択し、右クリック、オブジェクトプロパティ管理を起動します。

直径を25mmに編集します。

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引出線の仕様を修正します。

右側面図に穴を複写して、断面を修正します。

ハッチングを記入して完成です。

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カップリングパーツ作図手順の例 3 継手用ボルト

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カップリングパーツ作図手順の例 4 六角ナット

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カップリングパーツ作図手順の例 7 バネ座金

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カップリング設計組立図作成手順の例

部品図2枚以外のデータを全て削除し、一旦、保存します。 図の様に組立図用と、外形線抽出用のデータを複写します。

複写後、うっかり修正しないように/(修正禁止マーク)を記入しておきます。

以下、外形線抽出処理を説明します。

外形線抽出用のデータを事前選択し、右クリック [ クイック選択 ]を起動します。

上記の様に設定します。意味は、

事前選択したデータの内、画層名が「太い実線」以外のデータ となります。

条件を満たすデータがハイライト表示されます。

[ Del ]キーを押すと、太い実線のレイヤのデータのみ残ります。

ばね座金(スプリングワッシャ)以外を

[ 基点コピー ] → [ ブロックとして貼り付け ]

とし、ブロックに変換します。基点は図を参考にして下さい。

ばね座金(スプリングワッシャ)以外のブロックを組み立てます。

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図のようにブロックを組み付けます。

組み付け完了後、位置を充分に確認の上、全てのブロックを分解します。

ブロック分解後、削除、トリムなどで仕上げます。

ボルト、ナット、ばね座金は断面にしないこと。

マルチ引出線は[ 部品番号2 ] を使います。外形から引き出す場合は矢印、内側から引き出す場合はドットを用います。

ハッチングは角度を変えると解りやすい表現になります。平面部の対角線を記入します。

寸法、部品表、表題欄を作成して完成です。

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カップリング設計データ納品準備

<表題欄>

3枚の図面について、製図者、ファイル名、図番、Sheet を記入します。

<セキュリティ管理>

日付は「フィールド」を挿入します。

値を選択して右クリックし「フィールドを挿入」を実行します。

フィールド分類= 日付と時刻、フィールド名 = 作成日

サンプル = 2016/09/**(短い形式、日付) に設定します・

フィールド分類= 日付と時刻、フィールド名 = 作成日

サンプル = 2016/09/**(短い形式、日付) に設定します・

とします

<印刷の設定>

納品先の企業が図面を印刷し易いように、印刷設定を済ませてから納品しましょ

う。<ファイル> → < ページ設定管理 > を実行します。

<新規作成>ボタンをクリックします。

新しいページ設設定名に

組立図]と記入します。

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窓ボタンを押して、印刷範囲を決定します。

[プレビュー]ボタンを押し、プレビューで設定を確認します。

以上でOK

以下、残り2枚の部品図も設定しましょう。

部品図1 A3 1:2 (組立図と同じ設定)

部品図2 A3 1:1

データ量を少なくします。

名前削除(パージ)コマンド(PU)を実行し、不要なデータを削除します。

異種CADシステムとデータ交換するため、

拡張子をDXFとして保存し、提出して下さい。