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417 岡三証券株式会社 さらなる「オクトーバー・サプライズ」も? Vol. OKASAN GLOBAL RESEARCH CENTER 当面のスケジュール/グローバル投資/日本株式/銘柄戦略 米国株式/アジア株式/為替相場/債券相場 2020.10.5

グローバルウィークリー(10月5日)最後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。 2 <さらなる「オクトーバー・サプライズ」も?>

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Page 1: グローバルウィークリー(10月5日)最後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。 2 <さらなる「オクトーバー・サプライズ」も?>

417 岡三証券株式会社

さらなる「オクトーバー・サプライズ」も?

Vol.

OKASAN GLOBAL RESEARCH CENTER

当面のスケジュール/グローバル投資/日本株式/銘柄戦略米国株式/アジア株式/為替相場/債券相場

2020.10.5

Page 2: グローバルウィークリー(10月5日)最後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。 2 <さらなる「オクトーバー・サプライズ」も?>

1 後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。

(株式市場への影響度 ◎ ○ )経済指標の予想値出所は各種ベンダー

※内容が一部変更されることがありますので、ご了承ください。

国内スケジュール 予想 海外スケジュール 予想

10月

5日

(月)

新規株式公開-ダイレクトマーケティングミックスが

東証1部に上場

休場=中国(~8日) 等

ノーベル賞受賞者の発表開始

〇米・9月のISM非製造業景況指数 56.3

6日

(火)

30年利付国債(10月債)入札(発行予定額:9千億円程度) 日米豪印による4ヵ国外相会合

米・パウエルFRB議長が講演

米・8月の貿易収支

米・3年国債入札(発行予定額:520億ドル)

オーストラリア中銀、政策金利を発表

-661億ドル

7日

(水)

景気動向指数(8月速報、内閣府)

決算発表-ファミリーマート、ウエルシアHD 等

80.2 ◎米・副大統領候補討論会(ユタ州)

〇米・9月15日、16日開催のFOMC議事録

米・10年国債入札(発行予定額:350億ドル)

8日

(木)

○地域経済報告(さくらレポート、日本銀行)

○景気ウォッチャー調査(9月、内閣府)

国際収支(8月速報、財務省)-経常収支

東京オフィス空室率(9月、三鬼商事)

5年利付国債(10月債)入札(発行予定額:2.5兆円程度)

決算発表-7&I・HD、ローソン、良品計画 等

+2.1兆円

OPEC、世界石油見通し

中・9月の財新サービス業PMI

米・9月27日-10月3日の新規失業保険申請件数

米・30年国債入札(発行予定額:230億ドル)

米・決算発表-ドミノ・ピザ 等

54.2

9日

(金)

決算発表-安川電機 等 休場=韓国 等

12日

(月)

〇機械受注(8月、内閣府)

工作機械受注(9月速報、日本工作機械工業会)

休場=ブラジル 等

〇IMF・世界銀行、年次総会(~18日)

13日

(火)

決算発表-東宝、J.フロントリテイリング、髙島屋 等

新規株式公開-日通システムが東証マザーズに上場

中・9月の貿易収支

独・10月のZEW景況感指数

米・9月の消費者物価指数(CPI )

米・決算発表-JPモルガン・チェース 等

14日

(水)

〇G20財務相・中央銀行総裁会議

米・9月の生産者物価指数(PPI)

米・決算発表-ゴールドマン・サックス 等

15日

(木)

決算発表-ファーストリテイリング 等 ◎米・第2回大統領候補討論会(フロリダ州)

中・9月の消費者物価指数(CPI)

中・9月の生産者物価指数(PPI)

米・10月のNY連銀製造業景況指数

米・10月4日-10月10日の新規失業保険申請件数

米・決算発表-インテューイティブ・サージカル 等

16日

(金)

新規株式公開-アースインフィニティが

東証ジャスダックに上場

〇米・9月の小売売上高

米・9月の鉱工業生産

米・10月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)

米・決算発表-JBハント・トランスポート 等

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2後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。

<さらなる「オクトーバー・サプライズ」も?>

米国には「オクトーバー(10月)・サプライズ」という言葉がある。選挙直前に世間が

驚くようなニュースが出て選挙結果を左右することを指し、前回は米連邦捜査局(FBI)が

クリントン候補の私用メール問題の再捜査を発表したことで風向きが変わったとされる。

今年の「サプライズ」はトランプ大統領のコロナ感染だろうか。一部では、新型コロナ

ウイルスのワクチン量産発表との見方がある。トランプ大統領はワクチンへの期待を繰り

返し表明しているが、拙速な実用化はリスクをはらみ、実現は不透明だ。選挙情勢によっ

ては、トランプ大統領が短期的に株価よりも再選を優先し「暴走」するリスクは念頭に置

いておきたい。とはいえ、大統領選挙はあくまで短期的な「政治イベント」だ。選挙を巡

る思惑で下落する局面があれば、優良株の押し目買いのチャンスと捉えたい。(皆越)

<取引停止にも動じない日本株市場>

先週、日米金融市場は「混乱」に見舞われた。10月1日、東京証券取引所はシステム障害

により、1999年のシステム化以降初めて終日にわたり取引停止となった。他方、米大統領

候補の第1回テレビ討論会はまるで「プロレス」のような批判合戦に終始した。極め付きは

日本時間2日午後に飛び込んできた「トランプ大統領、新型コロナ陽性」のニュースだ。

ただ、日本市場の反応は落ち着いている。米株価指数先物の大幅安を横目に2日の日経平

均は前営業日比155円安と底堅さを見せ、菅政権に対する政策期待がサポートになった格好

だ。米国株はトランプ大統領のコロナ感染による影響を見極めるまで目先は波乱含みだが、

過剰流動性に支えられた相場の基調的な強さは揺るがないだろう。

今週のポイント

・取引停止にも動じない日本株市場

・さらなる「オクトーバー・サプライズ」も?

・選挙絡みの下げ局面は優良株の押し目買いチャンス

国 株価指数 2018年騰落率 2019年騰落率 2019年末 10月2日(注) 年初来騰落率

日本 日経平均 -12.1% 18.2% 23,656.62 23,029.90 -2.6%

アメリカ NYダウ -5.6% 22.3% 28,538.44 27,816.90 -2.5%

アメリカ ナスダック -3.9% 35.2% 8,972.60 11,326.51 26.2%

イギリス FTSE100 -12.5% 12.1% 7,542.44 5,879.45 -22.0%

ドイツ DAX -18.3% 25.5% 13,249.01 12,730.77 -3.9%

フランス CAC -11.0% 26.4% 5,978.06 4,824.04 -19.3%

ロシア RTS -7.4% 44.9% 1,548.92 1,174.49 -24.2%

ブラジル ボベスパ 15.0% 31.6% 115,645.30 95,478.52 -17.4%

香港 ハンセン -13.6% 9.1% 28,189.75 23,459.05 -16.8%

香港 H株 -13.5% 10.3% 11,168.06 9,397.37 -15.9%

中国 上海総合 -24.6% 22.3% 3,050.12 3,218.05 5.5%

インド センセックス 5.9% 14.4% 41,253.74 38,697.05 -6.2%

<主要国株価指数動向>

※岡三証券作成、終値ベース。(注)日経平均は10月2日、その他は10月1日の終値。休場の場合は直近値。

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3 後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。

<日本株相場は一進一退の展開を想定>

今週の日本株相場は、一進一退の展開を想

定する。外部環境の落ち着き、下値での押し

目買い意欲の強さなどを追い風に、全体相場

は底堅さが意識されよう。一方、日本株独自

の買い材料は依然として乏しく、積極的に上

値を試す展開も見込みづらい。全体相場の方

向感が出づらいなかで、決算発表銘柄や中小

型株の物色が中心となりそうだ。

<国内景気、企業業績の動向を注視>

先週1日は東証の売買が終日停止する異常

事態となったが、日経平均は概ね23,000円台

前半で底堅く推移した。トランプ大統領の新

型コロナ陽性報道を受けた米国株の動向に注

意を払う必要はあろうが、過度な下値不安は

高まらないとみる。

今週は8日に発表される9月景気ウォッ

チャー調査などの国内経済指標、小売り関連

企業の決算発表などが注目されよう。先週発

表された9月の日銀短観では製造業、非製造

業とも景況感の底打ちが一旦確認されたもの

の、回復力は依然として鈍い。冬場に向けて

は新型コロナの感染再拡大も懸念されるなか、

国内景気の回復度合いを見極める必要があり

そうだ。同様に、全体相場の上値が重い背景

には企業業績の先行きに対する懸念があると

みており、小売り企業の決算発表でそれを払

拭できるか注目したい。

<小型株の物色は活況に>

日経平均は方向感の乏しい展開が続く半面、

個別株の動向に目を移すと、小型株の物色が

活況を呈している。実際に、9月は月間で小

型株指数の上昇率が約4.9%となり、大型株

指数(同-1.1%)を大きくアウトパフォーム

した。

「ウィズコロナ」に加えて、菅新政権が推

進する規制改革期待が追い風となる小型株の

旺盛な物色が続きそうだ。(小川)

●日経平均は一進一退の展開を想定

今週のポイント

・ 日本株相場は一進一退の展開を想定

・ 国内景気、企業業績の動向を注視

・ 小型株の物色は活況に

●小型株が大型株に対して強い動き

●国内景気の回復度合いを見極めへ

17,000

18,000

19,000

20,000

21,000

22,000

23,000

24,000日経平均(日足)(円)

25日移動平均線

作成:岡三証券、10月2日現在-2

0

2

4

6

小型株指数 中型株指数 TOPIX 大型株指数

規模別株価指数の月間騰落率(9月)

出所:QUICK、作成:岡三証券

9月30日現在

(%)

10

20

30

40

50

60

1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

2,000

14年1月 16年1月 18年1月 20年1月

TOPIX(左軸)

景気ウォッチャー調査(先行き判断DI、右軸)

TOPIXと景気ウォッチャー調査(先行き判断DI)(ポイント)

出所:内閣府、QUICK。作成:岡三証券、月足。

直近はTOPIXが20年9月、景気ウォッチャー調査が20年8月。

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4後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。

●コロナ禍で生き残りをかけた事業再編が進む

9月29日にNTTが上場子会社であるNTTドコ

モの完全子会社化を発表した。今年に入って

既にソニーがソニーフィナンシャルHDを、伊

藤忠がファミリーマートの完全子会社化を発

表しているほか、日立が日立金属の売却を検

討していると報じられるなど「親子上場解消」

は株式市場の一大テーマとなっている。

経済産業省によると日本で親子上場してい

る企業数の比率は全体の約6%あり、米国の

0.5%やドイツの2.1%に比べて高く、海外投資

家からの批判が多い。ガバナンスの観点から

も親会社と子会社の株主の間には潜在的な利

益相反の関係があると指摘されている。親子

上場については、これまで様々な議論が行わ

れてきたが、解消は遅々として進んでこな

かった。しかし、今回のコロナ感染拡大によ

る業績悪化や世界景気の先行き不透明感が企

業経営者の背中を押したともいえそうだ。

●海外投資家が日本株を見直すきっかけにも

菅新政権の企業再編を促す政策も追い風と

なりそうだ。コロナ禍では、以前よりも成長

率が低下することが予想される。企業も利益

成長が見込める子会社の取り込みや、ノンコ

ア事業子会社の切り離しなど事業再編のス

ピードを速めてこよう。こうした動きはアベ

ノミクス相場の後半に売り越し基調に転じた海

外投資家の日本株を見直すきっかけにもなりそ

うだ。(山本)

親子上場解消に向けた事業再編に注目

~ コロナ禍で生き残りをかけた事業再編が進む ~

≪主な関連銘柄≫

<約6割の企業が定期的に事業の見直しを検討>

8%

29%

63%

0% 20% 40% 60% 80%

ほとんど検討していない

取締役会や経営会議等

で発議がされた場合のみ

検討している

少なくとも年1回以上

定期的に検討している

出所:経済産業省「事業再編実務指針について」。JPX400構成銘柄のうち、複数の報告セグメントを有する企業。作成:岡三証券

事業ポートフォリオの検討状況(2019年)

出所:QUICK。TOPIX1000構成銘柄で親会社の保有割合が50%を超える銘柄、データはすべて9月30日時点。日本郵政グループを除く。作成:岡三証券。日立金は貸株注意喚起銘柄(10月2日現在)。

(時価総額は億円、保有割合は%)

時価総額

保有割合

時価総額

時価総額

保有割合

時価総額

2168 パソナG 667 2412 ベネ・ワン 51.0 4,242 6702 富士通 29,684 6967 新電工 50.0 2,480

2503 キリンHD 18,038 4151 協和キリン 53.8 16,124 7203 トヨタ 226,191 7205 日野自 50.1 3,901

2531 宝HD 2,328 4974 タカラバイオ 60.9 3,439 8060 キヤノンMJ 58.4 2,755

2810 ハウス食G 3,768 7630 壱番屋 51.0 1,794 7739 キヤノン電 55.1 620

3401 帝 人 3,225 4348 インフォコム 58.0 2,327 7752 リコー 5,259 8566 リコーリース 53.7 888

4005 住友化 5,744 4506 大日住薬 51.8 5,503 7911 凸版印 5,169 7862 トッパン・F 60.7 1,150

4063 信越化 57,020 7970 信越ポリ 53.1 739 8001 伊藤忠 42,554 4739 CTC 58.3 9,564

4188 三菱ケミHD 9,124 4091 日本酸素 50.6 6,994 8002 丸 紅 10,332 4423 アルテリア 50.0 913

4324 電通G 8,926 4812 ISID 61.8 2,158 8053 住友商 15,747 9719 SCSK 50.6 6,115

2327 NSSOL 63.4 3,068 8058 三菱商 37,329 2651 ローソン 50.1 5,035

5481 山特鋼 53.0 546 8905 イオンモール 55.9 3,358

5486 日立金 52.9 6,927 3141 ウエルシアHD 50.7 9,696

6305 日立建 50.8 8,174 9432 NTT 83,867 9613 NTTデータ 54.2 18,822

6502 東 芝 12,153 6588 東芝テック 52.4 2,533 9735 セコム 22,410 6744 能美防 50.6 1,462

親会社 主な子会社 親会社 主な子会社

6501 日 立

9,403

34,292

5401 日本製鉄

8267 イオン 24,641

7751 キヤノン 23,294

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5 後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。5 後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。

今週のポイント

・米国株は波乱含みの展開へ

・コロナが実体経済の体力を奪いつつある

・コロナ感染拡大で巣ごもり関連などに脚光

NYダウ(日足)

●米国株は波乱含みの展開へ

作成:岡三証券、10月1日現在

●所得の伸び悩みや消費活動の鈍化に警戒

●討論会後も支持率の差は大きく埋まらず

個人所得と個人消費支出の推移

トランプ大統領とバイデン候補の支持率推移

出所:米国経済分析局、作成:岡三証券、直近は8月分

出所:Real Clear Politics、作成:岡三証券、直近は10月1日

40

42

44

46

48

50

52

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月

バイデン候補

トランプ大統領

(%)

-15

-10

-5

0

5

10

15

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月

個人所得(前月比)

個人消費支出(前月比)

(%)

<米国株は波乱含みの展開へ>

今週の米国株は波乱含みの展開を想定する。

新型コロナについては、実体経済へ及ぼす悪

影響が再度意識され始めたうえ、検査でトラ

ンプ大統領の陽性が判明した。また追加経済

対策や米大統領選を巡る情勢が流動的なため、

投資家は相場の方向性を定めづらいだろう。

<コロナが実体経済の体力を奪いつつある>

新型コロナが再び実体経済の体力を奪いか

ねない状況となりつつある。足元では、企業

が相次いで人員削減計画を発表し、ウォル

ト・ディズニーは2.8万人の従業員のレイオ

フ(一時解雇)を発表した。航空業界でも、

追加経済対策の進捗次第では数万人規模のレ

イオフが実行される見込みで、その他幅広い

業種でも削減計画が伝わっている。

労働市場の緩みは所得や消費にも影響し、

景気回復途上にある米国経済にとって、逆風

となりかねず、動向に目配りしたい。

また、追加経済対策については、下院では

民主党案が通過したが、上院は共和党が過半

数を占めているため、成立は依然不透明だ。

上院は10日から休会予定で、成立は大統領選

後までずれ込む可能性もありそうだ。

さらに、トランプ大統領と夫人が新型コロ

ナ検査での陽性が判明し、一時的にリスク回

避ムードが高まることには警戒したい。

なお、今週は副大統領候補による討論会

(7日)を控えている。先週の大統領候補者

討論会は異例の非難の応酬となっただけに、

これまで以上に注目が集まるだろう。

<コロナ感染拡大で巣ごもり関連などに脚光>

物色面は、欧米一部地域でコロナの感染が

再拡大し、経済活動制限措置の導入が意識さ

れるなか、巣ごもり関連や人々のストレス軽

減に寄与する企業に注目したい。オンライン

販売のアマゾン・ドット・コムやペット関連

のゾエティスなどに妙味があろう。(永谷)

20,000

22,000

24,000

26,000

28,000

30,000

200日移動平均線

100日移動平均線

(ドル)

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後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。 6

今週のポイント

・香港株は方向感に欠ける展開へ

・消費活況シーズンのなか、関連銘柄に注目

・インド株は底堅い推移に

<香港株は方向感に欠ける展開へ>

今週の香港株は方向感に欠ける展開を想定。

国慶節に伴う連休で中国本土市場が8日まで

休場となるなか、米国など海外市場の動向に

振らされやすくなろう。

<消費活況シーズンのなか、関連銘柄に注目>

先週のハンセン指数は、良好な中国の経済

指標の発表を受けて強含む場面がみられた。

今週は8日に財新サービス業PMI(9月)の発

表が予定されている。9月30日に発表された

中国国家統計局発表の非製造業PMIは13年11月以来の高水準となるなど、足元でサービス

業企業の景況感は大きく改善している。今回

も引き続き回復基調が示されれば、10月下旬

から徐々にスタートする企業の7-9月期決算発

表に対する期待感が高まりそうだ。

一方、香港では国慶節に合わせて抗議デモ

が行われ、約6,000人の警察が出動し80人以

上が逮捕された。10月26-29日の開催が決定

した「五中全会(中央委員会第五回全体会

議)」で香港や台湾問題について議論される

可能性もあり、改めて市場の警戒感が高まり

やすくなろう。

物色対象としては、Eコマースなどの消費

関連株に注目したい。中国では9-10月が1年のなかでも消費が活況となるシーズンである

ほか、11月には「独身の日」商戦も控えるな

かで投資妙味があるとみる。

<インド株は底堅い推移に>

今週のインド株は、底堅く推移しよう。同

国では新型コロナの感染者数が1日あたり8万人程度のペースで増え続けており、累計では

600万人を突破した。ただ、各州政府は映画

館やレストランの営業再開に動くなど経済活

動を優先し、マーケットもそれを好感してい

る。今週発表されるサービス業PMI(9月)で

企業の景況感に改善の兆しがみられれば、買

い安心感につながろう。(山家)

●香港株は方向感に欠ける展開へ ●インド株は底堅い推移に

作成:岡三証券 9月30日現在

ハンセン指数と上海総合指数 インド:センセックス指数

作成:岡三証券 10月1日現在

出所:中国国家統計局 作成:岡三証券※各年3月分は1-3月の累計、直近は20年8月分

2,600

2,800

3,000

3,200

3,400

3,600

22,000

23,000

24,000

25,000

26,000

27,000

4月 5月 6月 7月 8月 9月

(ポイント)

香港ハンセン指数:左軸

上海総合指数:右軸

(ポイント)

25,000

30,000

35,000

40,000

45,000

19年1月 19年7月 20年1月 20年7月

(ポイント)

●企業業績は改善に向かおう

中国:工業企業利益の推移(前年比)

-40

-30

-20

-10

0

10

20

30

18年3月 18年9月 19年3月 19年9月 20年3月

(%)

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7 後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。

<今週は落ち着きどころを探る展開に>

今週の為替相場は落ち着きどころを探る展

開を見込む。トランプ米大統領の新型コロナ

感染は不透明要因に。さらに米政府・議会に

おける経済対策の議論が進まなければ、米航

空業界などでレイオフの動きが加速するだろ

う。議論が合意に至ればリスクオンの動きに

つながる可能性はあるが、その動向は注目し

ておくべきだろう。

一方で、世界的な金融緩和は一定の安心感

につながろう。ただ先週はトルコ・リラ、ブ

ラジル・レアルなどは弱含みとなっており、

新興国通貨は政治リスクなど個別要因の影響

を慎重に見極めるべきと考える。特にトル

コ・リラは高止まりするインフレ率、高水準

の短期対外債務比率など不安要因が多い。リ

ラ相場が大きく下落したため、先々、ドル建

て債務の負担増加が問題視されるリスクもあ

ろう。

<ドル円相場はドルに底堅さが出てこよう>

今週のドル円相場はドルに底堅さが出てく

るとみる。先週末、トランプ米大統領が新型

コロナに感染と報じられるとドル安円高に。

米大統領選挙が山場を迎えている中での出来

事であり、不透明感の高まりから一時的にド

ル安円高が進む可能性も意識しておきたい。

加えて、米追加経済対策の議論の行方にも注

意が必要に。

米国のISM製造業景況指数は景気判断の分

岐点である50を上回って推移するも、9月実

績は前月から若干低下。経済活動再開の動き

は広がっているが、サプライズという意味で

のドル円相場への影響は小さくなっていると

みる。

ただ、日本企業や日本の公的年金は対外投

資に前向きな姿勢を継続しよう。そのため、

ドル安円高となっても一時的な動きにとどま

ると考える。

●長期的にはドル高円安を見込む

ドル円相場の推移

●先週はレアル、リラが軟調となった

各通貨の対ドル騰落率

(9月28日→10月1日時点)

ドル円相場への影響は一旦弱まっているとみる

今週のポイント

・ドル円相場はドルに底堅さが出てこよう

・ユーロ円相場は上値の重い推移に

・人民元は緩やかに上昇、ルーブルは上値が重く

●回復の動きは一旦鈍る

米国のISM製造業景況指数

102

104

106

108

110

112

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月

(1ドル=円)

作成:岡三証券、10月2日午前11時時点

(円安)

(円高)

40

45

50

55

60

19年1月 19年7月 20年1月 20年7月出所:ISM、作成:岡三証券、直近は2020年9月

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後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。 8

●ユーロ円相場は上値の重い推移に

ユーロの対円・対ドル相場

<ユーロ円相場は上値の重い推移に>

今週のユーロ円相場は上値の重い推移に。

先週、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁

は、ECBの目標(2%をやや下回る水準)を

上回る物価上昇率を容認する可能性を示唆し

た。ECBが先月公表した見通しでは、今後

ユーロ圏のインフレ率は緩やかな上昇を辿る

ものの、2022年でも1.3%とECBの物価目標

には及ばない。そのため、ラガルド総裁の発

言は、現在の積極的な金融緩和政策が長期化、

もしくは強化されるとの思惑につながってい

るもよう。

英ポンドは不安定な展開に。一旦合意した

EU離脱協定について、英政府が一部無効に

する方針を崩しておらず、EU側は法的措置

を開始。「移行期間」の期限まですでに3ヵ月を切っており、合意期限とされる今月15日が迫っている。しかし、交渉は難航を極める

ことが見込まれ、完全な合意は困難だろう。

<人民元は緩やかな上昇へ>

9月の国家統計局PMIは製造業が51.5、非製

造業が55.9といずれも前月から一段と改善し

た。9月24日、世界的な国債インデックスに

中国国債の組み入れ(2021年)が発表された。

同指数に追随して運用される資産はおよそ

2.5兆ドルとみられ、今後およそ1,400億ドル

が中国国債購入に向かう可能性がある。中国

景気の回復、海外資金の流入期待などを背景

に、人民元は緩やかな上昇が続くと予想する。

<ロシア・ルーブルは上値の重い展開に>

アルメニアとアゼルバイジャンの戦闘激化

を巡り、米露仏は両国に停戦と和平交渉を要

求。ただ停戦交渉は難航するとみられ、ロシ

アにとって地政学リスクへの懸念は根強く残

ろう。他方、9月の製造業PMIは前月から低下

し、景況判断の分岐点とされる50を下回った。

景気の動きも鈍く、目先ルーブルは上値の重

い展開を想定。(嶋野、引網、久保、木村)

●ユーロ圏のインフレ率は当面目標に届かない見通し

ECBのインフレ見通し(9月公表)

●人民元は緩やかに上昇、ルーブルは上値が重く

人民元相場とロシア・ルーブル相場

出所:ECB、作成:岡三証券

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

20年 21年 22年

HICP コア(エネルギーを除く) コア(エネルギーと食料を除く)

(%)

●中国の企業景況感は良好

中国:国家統計局PMI

1.05

1.10

1.15

1.20

1.25

1.30

112

115

118

121

124

127

130

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月

ユーロの対円相場(左軸)

ユーロの対ドル相場(右軸)

(1ユーロ=円) (1ユーロ=ドル)

作成:岡三証券、10月2日午前11時時点

(ユーロ高)

(ユーロ安)

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

14.6

14.8

15.0

15.2

15.4

15.6

15.8

16.0

16.2

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月

人民元の対円相場(左軸)

ルーブルの対円相場(右軸)

(1ルーブル=円)(1人民元=円)

(人民元高・ルーブル高)

(人民元安・ルーブル安)

作成:岡三証券、10月2日午前11時時点

25

30

35

40

45

50

55

60

19年1月 19年7月 20年1月 20年7月

製造業

非製造業

出所:中国国家統計局、作成:岡三証券 ※直近値は2020年9月分、50が景況判断の分岐点

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9 後に重要な注意事項が記載されていますので、十分にお読みください。

●10年国債利回りはゼロ%近辺での動きに

10年国債利回り推移

●力強い景気回復は見込みづらい

景気ウォッチャー調査

●国債入札は上値を抑える要因に

5年・30年国債利回りと利回り差

新発5年、30年国債は無難に消化されよう

<方向感は定まらず膠着相場が続く>

今年度の下半期に入ったが、先行きの不透

明感は強く、投資家が動きづらい相場環境が

続いている。金融緩和政策の長期化見通しに

支えられて下値不安は小さいが、国債増発へ

の警戒感が続くことで投資家は上値追いには

慎重な姿勢を維持しよう。今週も国内市場に

は特に注目材料は見当たらず、投資家の活発

な動きは期待しづらいだろう。国債入札や日

銀の国債買入れオペなどの需給要因で相場は

多少上下しようが、今週も国内債券相場の方

向感は定まらず膠着相場が続こう。

<景気の不透明感が相場を支えよう>

先週発表された9月調査の日銀短観では、

大企業製造業、非製造業ともに景況感は改善

した。ただ、新型コロナによる先行きの不透

明感は続いており、改善ペースは緩やかにと

どまっている。今週の経済指標では9月の景

気ウォッチャー調査や日銀が発表する地域経

済報告などが注目されるが、世界的に景気回

復の鈍化が懸念される環境であり、国内でも

景気回復期待が高まることはしばらくないだ

ろう。景気の不透明感から日銀の金融緩和姿

勢にも変化はなく、今週も国債利回りの大幅

な上昇は見込みづらいだろう。

<国債入札は上値を抑える要因に>

今週は6日に30年国債、8日に5年国債と2回の利付国債入札が予定されており、相場の

上値は抑えられよう。先週の10年国債入札は

順調な結果となり、投資家の押し目買い姿勢

は確認されているが、現状の利回り水準では

積極的に上値を買い進む動きは限られよう。

外国人の日本国債買いが減少していることも

あり、特にマイナス利回りの5年国債は、利

回り低下が進みづらいだろう。為替市場で円

高圧力が強まれば、利回りの低下余地を試す

動きとなろうが、国債増発への警戒感が国債

利回りの低下を抑えよう。(鈴木)

今週のポイント

・方向感は定まらず膠着相場が続く

・景気の不透明感が相場を支えよう

・国債入札は上値を抑える要因に

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

-1.0

0.0

1.0

2.0

3.0

16年1月 18年1月 20年1月

30年国債-5年国債(右軸)

30年国債(左軸)

5年国債(左軸)

(%)

作成:岡三証券

2020年10月1日まで

(%)

010203040506070

10年 12年 14年 16年 18年 20年

現状判断DI

先行き判断DI

出所:内閣府、作成:岡三証券

直近は2020年8月分

-0.10

-0.05

0.00

0.05

0.10

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月

(%)

作成:岡三証券、10月2日 午前11時現在

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・株式は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の変動による株価の変動によって損失が生じるおそれがあります。

・株式は、発行体やその他の者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により、株価が変動することによって損失が生じるおそれがあります。

・また、外国株式については、為替相場の変動によって、売却後に円換算した場合の額が下落することによって損失が生じるおそれがあります。

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・債券は、金利水準、株式相場、為替相場、不動産相場、商品相場等の変動による債券価格の変動によって損失が生じるおそれがあります。

・債券は、発行体やその他の者の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により、債券価格が変動することによって損失が発生するおそれがあり、また、元本や利子の支払いの停滞もしくは支払い不能の発生または特約による元本の削減等のおそれがあります。

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・個人向け国債は、安全性の高い金融商品でありますが、発行体である日本国政府の信用状況の悪化等により、元本や利子の支払いが滞ったり、支払い不能が生じるおそれがあります。

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<投資信託>・投資信託のお申込みにあたっては、銘柄ごとに設定された費用をご負担いただきます。

お申込時に直接ご負担いただく費用:お申込手数料(お申込金額に対して 大3.85%(税込み))保有期間中に間接的にご負担いただく費用:信託報酬(信託財産の純資産総額に対して 大年率2.254%(税込み))換金時に直接ご負担いただく費用:信託財産留保金(換金時に適用される基準価額に対して大0.5%)その他の費用:監査報酬、有価証券等の売買にかかる手数料、資産を外国で保管する場合の費用等が必要となり、 商品ごとに費用は異なります。お客様にご負担いただく費用の総額は、投資信託を保有される期間等に応じて異なりますので、記載することができません(外国投資信託の場合も同様です)。

・投資信託は、国内外の株式や債券等の金融商品に投資する商品ですので、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の変動による、対象組入れ有価証券の価格の変動によって基準価額が下落することにより、損失が生じるおそれがあります。

・投資信託は、組入れた有価証券の発行者(或いは、受益証券に対する保証が付いている場合はその保証会社)の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等による、対象組入れ有価証券の価格の変動によって基準価額が変動することにより、損失が生じるおそれがあります。

・上記記載の手数料等の費用の 大値は、今後変更される場合があります。

<信用取引>信用取引には、約定代金に対し、 大1.265%(税込み)(手数料金額が2,750円を下回った場合

は2,750円(税込み))の売買手数料、管理費および権利処理手数料をいただきます。また、買付けの場合、買付代金に対する金利を、売付けの場合、売付株券等に対する貸株料および品貸料をいただきます。委託証拠金は、売買代金の30%以上で、かつ300万円以上の額が必要です。信用取引では、委託証拠金の約3.3倍までのお取引を行うことができるため、株価の変動により委託証拠金の額を上回る損失が生じるおそれがあります。

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2020年10月5日発行(2020年10月2日作成)

次回発行は2020年10月12日(月)の予定です

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(2020年1月改訂)