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ヤマトグループ中期経営計画2017-2019
2017年9月28日
1
「DAN-TOTSU経営計画2019」 の振り返り
2
これまでの成長モデル
外部環境の変化
宅急便を中心に据えた各種事業の展開
全国一律のサービス提供
荷量の増加による規模の経済の追求
労働力人口の減少
人口減少と地域格差の拡大
生活と嗜好の多様化
事業活動のグローバル化
新技術の急速な発展と普及
事業を取り巻く環境変化
3
課題 1
課題 2
消費行動が多様化し、ECが生活および企業間取引に拡大する中、働き方改革を進めつつ、持続可能な配送モデルを確立する。
従来の宅急便を超えて「生活における付加価値、事業のサプライチェーンにおける付加価値」を創出する。
伸張するECに対応する輸送力の拡大と、サプライチェーン全体への付加価値の提供
宅急便の収益性・体質改善
国内外の法人向け事業の拡大
地域の生活者・中小企業を支援する新たな事業の創出
ヤマトグループが解くべき課題と解決の方向性
4
長期の取り組み
中期の取り組み
ヤマトグループは、『輸送を起点』に、『地域社会』や『国内外の企業』との接点とそこで得られる情報を強みとし、『オープンなプラットフォーム』を構築することで、『新たな価値』を創出する
2025年のありたい姿
5
ヤマトグループ中期経営計画
KAIKAKU2019forNEXT100
持続的成長へ。ワークスタイルの再構築と事業・経営構造改革を推進。
6
次の100年もヤマトグループが持続的に成長していくための経営基盤強化を目的とし、働き方改革と3つの構造改革を断行する。
デリバリー事業の構造改革
改革1
非連続成長を実現するための
収益・事業構造改革
改革2
働き方改革
持続的に成長していくためのグループ
経営構造改革
改革3
デジタル・イノベーションへの対応
ガバナンスの強化
「KAIKAKU 2019 for NEXT100」の全体像
7
「働き方改革」3つの重点施策
新たな働き方の実現1
2
3
「個の力」の最大化
徹底的なオペレーションの効率化
全員経営を実践するための「働き方改革」
8
デリバリー事業の構造改革で、2019年度以降の取扱個数を拡大基調に
2018年度まで、大口法人荷主との契約見直しにより宅急便の総個数は減少
ネットワークへの積極投資・伸張を続けるECに対応した複合型ラストワンマイルネットワークの整備・PUDOなどのタッチポイント拡充・幹線ネットワークを含むネットワーク全体の効率化人材への積極投資・働き方改革(環境改善等)、配達ドライバーの採用プライシングと業務効率化による生産性向上
・・・・・・
営業利益(億円)宅急便取扱個数(億個)
2014 2015 2016 2017 2018 2019
16.2 17.3
18.7 18.3
17.718.4
396 381
56 30
340
500
※1※2
※1 ※2
改革1. デリバリー事業の構造改革~収益力の回復
9
デリバリー事業の構造改革 3つの重点施策
持続的な成長を可能にする事業構造の再構築
1
2
3
プライシング戦略と徹底的な事業効率化による利益率の回復
地域の課題を解決するビジネス基盤の構築
・新たな「複合型ラストワンマイルネットワーク」の構築・タッチポイントの拡充・幹線ネットワークの構造改革
改革1.デリバリー事業の構造改革
10
新たな「複合型ラストワンマイルネットワーク」の構築8:00 12:00 15:00 18:00 21:00
1. 多機能型ドライバーネットワーク SD、FCが中心宅急便の配達
集荷・渉外
3. 域内ネットワーク
2. 配達特化型ドライバーネットワーク
投函商品や夜間の宅急便の配達
パートナーを含めた、配達ドライバーが中心
大口や、宅急便規格外荷物の納品大口や、宅急便規格外荷物の集荷
ベース ↔ 宅急便センター間輸送
改革1.デリバリー事業の構造改革
11
幹線ネットワークの構造改革グループ共通機能の集約とオペレーションの効率化で、グループネットワークを全体最適へ
グループ全体最適 最適配車 多頻度
循環方式作業計画の自動化
多頻度幹線輸送
ゲートウェイゲートウェイ
全国の仕分けターミナル
改革1.デリバリー事業の構造改革
12
「バリュー・ネットワーキング」構想の進化
業界プラットフォームの構築
クロスボーダープラットフォームの構築
アカウントマネジメントの推進
EC向けプラットフォームの構築
改革2.非連続成長を実現するための収益・事業構造改革
13
ビッグデータ
WMS TMS
DB トレース アナリティクス
ZZ業界向け基盤YY業界向け基盤XX業界向け基盤
同業界C社
同業界B社
ZZ業界A社
同業界C社
同業界B社
YY業界A社
同業界C社
同業界B社
XX業界A社
集配 ロジ拠点 物流基盤 FWD 海外
顧客別ソリューション(カスタマイズ)
プラットフォーム
業界プラットフォームの構築
改革2.非連続成長を実現するための収益・事業構造改革
14
クロスボーダープラットフォームの構築
ネットワークの構築
5極間ネットワークとコールドチェーンの強化
ヤマトグループの強み=コールドチェーン
・5極間ネットワークの構築
・極内ネットワークの構築
・ロジ拠点の配置
コールドチェーン戦略
・コールドチェーン品質の 標準規格化
・コールドチェーンNWを キラーコンテンツ化
幹線輸送 ロジ
ラストワンマイルNW
幹線輸送ロジ
ラストワンマイルNW
FWD
改革2.非連続成長を実現するための収益・事業構造改革
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決済 受注管理 ロジ・配送集客サイト構築EC戦略 CRM
ECバリューチェーンの一括支援
EC向けプラットフォームの構築顧客の成長段階に合わせた、ECサプライチェーン全体への付加価値を提供
物量の増大に対応できるラストワンマイルネットワークの再構築
グループ内に散在しているECに関わる経営資源の結集
顧客の成長段階に合わせて支援するアライアンスの推進
改革2.非連続成長を実現するための収益・事業構造改革
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グループ総合力を発揮し「稼ぐ力」を高めるために、5つの変革を推進
機能軸組織 顧客軸組織
個別最適 全体最適
縦割の組織別収支管理 アカウントマネジメント
機能別投資 R&D”+D”による先取りの投資
自前主義 オープン主義
グループ経営構造改革プロジェクトを専任40名体制で立ち上げ、徹底的な現状分析に基づく改革プランを策定中
改革3. 持続的に成長していくためのグループ経営構造改革
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より近く深く、顧客・市場に向き合う顧客軸と、グループ共通機能を高め、提供する機能軸の2軸体制へ
コーポレートシステム
リテール領域
EC、ネットワーク、IT etc
法人領域 グローバル領域
総研
社長社長HD
顧客軸
機能軸
アカウントマネジメント・管理会計・人事(評価)の三位一体で経営システムを刷新
改革3. 持続的に成長していくためのグループ経営構造改革
18
デジタル・イノベーションへの対応最先端のデジタルテクノロジーを取り入れ、新たな事業の創出、既存事業の進化・革新を実現
クロネコビッグデータ構築と活用
コーポレートベンチャリングの活用
Disruptive(脅威)となり得るビジネスモデルの早期察知、対応策定
「R&D“+D”機能」3つの戦略
デジタル・イノベーション推進室(YDIC)の設置
(2017年4月)
経営基盤の強化
19
経常投資
2017年度~2019年度 合計
成長投資
合計
2,000
1,500
3,500
※1 土地、建物、荷役機器、車両など※2 デジタル・イノベーションや外部企業とのアライアンス、働き方改革など
(単位:億円)
※1
※2
積極的な投資
20
連結営業収益
2016年度実績項目
連結営業利益
利益率
1兆4,668億円
348億円
2.4%
ROE 3.4%
2019年度計画
1兆6,700億円
720億円
4.3%
7.7%
2016年度差
2,031億円
371億円
1.9%
4.3%
2019年度比
113.8%
206.4%
179.2%
226.5%
連結数値目標
数値計画
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DAN-TOTSU KAIKAKU2019 NEXT100
宅急便数量
一時金52億
総量コントロール
2017年度2016年度2015年度 2019年度 202X年度
働き方改革
宅急便単価
運賃値上げ(法人顧客プライシングシステム)
生産性向上(配達効率・輸送効率向上)
全体最適(組織構造・業務プロセス他)
法人・グローバル領域の拡大(「バリュー・ネットワーキング」構想の進化)
輸送力拡大(複合型ラストワンマイルネットワーク)
最高益
過去最高益
一時金190億
収 入
利 益
費 用
今後の成長イメージ
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Switch 1:社員満足に向けて人事制度の刷新、育成体系の確立、 超効率オペレーション
・スタンバイ制度(突発的な休み時の代替要員確保)・育児・介護支援の拡充・インセンティブ、評価制度の改定・すべての社員に学習、成長の機会を提供
個々の満足度を高める人事制度安心とやりがいのある働き方
・働く時間・休みの日数の選択・退職金の前払い選択・長期休暇の取得推進・ドライバー、管理者の新しい働き方創出
個々のライフステージに応じたフレキシブルな人事制度
選択できる働き方
「満足」スイッチ ~次へのたすき2019~
多様性を受け入れる企業風土・意識の醸成
ヤマト運輸の働き方改革の全体像 1
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Switch 1:社員満足に向けて人事制度の刷新、育成体系の確立、 超効率オペレーション
人に頼るマニュアル・オペレーションから、IT・デジタルデータを活用した「仕組み化」によるオペレーションの省力化・省人化
・集配自動ルート組み
・仕分け作業のオートメーション化
超効率オペレーション
働きやすさの基盤となるオペレーションの徹底的な効率化
ヤマト運輸の働き方改革の全体像 1
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Switch 2:お客様満足に向けて
Switch 3:社会満足に向けて(急伸するECへも対応)
人口構造の変化と多様化するライフスタイルへの対応
・受取・出荷サービスの加速度的充実
・お客様との双方向コミュニケーションの強化
より便利で豊かな社会を支えるラストワンマイルネットワークの再構築
・グループ共通機能の集約
・大口顧客の商材や大型の荷物の配送を専門化
・投函配達や特にニーズが高い夜間の宅急便配達を専門化
自宅外での受取比率10%の実現
パートナーを含めた分業型・複合型ネットワークの整備
ヤマト運輸の働き方改革の全体像 2
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