32
Copyright ©2018 NIKKO COMPANY All Rights Reserved 1 流量調整型嫌気濾床生物濾過循環方式 ニッコー浄化槽 NSRⅡ型 放流水質 BOD:20mg/L以下 ニッコー株式会社 構造・機能と維持管理

ニッコー浄化槽 NSRⅡ型 維持管理ポイント集NSRとNSRⅡの比較(変更点)⑤ 9 ブロワについて(5,7人槽用変更、10人槽用変更なし) 処理対象人員

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流量調整型嫌気濾床生物濾過循環方式

ニッコー浄化槽 NSRⅡ型

放流水質BOD:20mg/L以下

ニッコー株式会社

構造・機能と維持管理

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概要

2

■ 処理性能:BOD除去率90%以上、

放流水質BOD 20mg/ℓ以下

■ 処理方式:流量調整型嫌気濾床生物濾過循環方式

■ 処理対象人員:5、7、10人

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容量・寸法表

3

5人槽 7人槽 10人槽

容量(m3)

嫌気濾床槽第1室 0.804 1.227 1.813

嫌気濾床槽第2室 0.644 0.945 1.485

(第1室+第2室) 1.448 2.172 3.298

流 量 調 整 部 0.107 0.161 0.246

生 物 濾 過 槽 0.393 0.442 0.609

処 理 水 槽 0.186 0.186 0.288

消 毒 槽 0.021 0.021 0.021

総 容 量 2.048 2.821 4.216

寸法(mm)

長 さ 2070 2800 3050

幅 1120 1480

全 高 1600

※嫌気濾床槽はMWLでの容量、流量調整部は嫌気濾床槽に含まれます。

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フローシート

4

循環水(エアリフトポンプ)

逆洗水(エアリフトポンプ)

間欠定量ポンプ(流量調整)

嫌気濾床槽第1室

嫌気濾床槽第2室

流量調整部

BOD200mg/ℓ

NSR型エアリフトポンプからの変更

BOD20mg/ℓ以下

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NSRとNSRⅡの比較(変更点)①

5

■ 流入管底から水面までの距離

単位(mm) 5人・7人・10人

高水位 100→50

低水位 270→220

■ 流入・流出管底の変更

単位(mm) 5人・7人・10人

流入管底 260→310

流出管底 430→350

HWL

嫌気濾床槽・1~2室 生物濾過槽

消毒槽

処理水槽

LWL

NSRⅡ型

HWL

生物濾過槽 消毒槽

処理水槽

LWL

NSR型

嫌気濾床槽・1~2室

31

26

350

430

31

380

40

50

オーバーフロー口オーバーフロー口

間欠定量ポンプ エアリフトポンプ流量調整

22

50

27

100

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NSRとNSRⅡの比較(変更点)②

6

吸込み口

吐出口分配ボックスへ

上面から吸込むエアリフトポンプを廃止、下面から吸込む間欠定量ポンプに変更(分配ボックスを廃止、生物濾過槽への移送はドラフト板内部の1ヶ所)

吐出口

ドラフト板内へ

吸込み口

NSR用エアリフトポンプ NSRⅡ用 間欠定量ポンプ

■ 流量調整装置

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NSRとNSRⅡの比較(変更点)③

7

<内部構造>

<底部から見た写真>

掃除口ネジキャップ(左)逆止弁を内側に装着した逆止弁ネジキャップ(右)

逆止弁の装着位置マーク(外、⇒)

<キャップ類の写真>

掃除口ネジキャップ逆止弁(上:閉状態、下:開状態)

逆止弁ネジキャップ

■ 間欠定量ポンプの構造

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NSRとNSRⅡの比較(変更点)④

8

② ③

①エアバルブのユニオンを緩めて、間欠定量ポンプを槽内から取り出す。

②逆止弁ネジキャップを取り外し、水道水を使用し弁やポンプ内部をブラシ等で洗浄する。

③掃除口ネジキャップを取り外し、水道水を使用しポンプ内部をブラシ等で洗浄する。

④洗浄後はネジキャップ類を確実に締めて取り付けし、取り出しと逆の手順で間欠定量

ポンプを槽内に取り付ける。

注意:逆止弁は取り付ける方向が決まっています。装着位置の刻印マーク(外、⇒)が外側

になる様に取り付けてください。

■ 間欠定量ポンプの洗浄方法

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NSRとNSRⅡの比較(変更点)⑤

9

◆ブロワについて(5,7人槽用変更、10人槽用変更なし)

処理対象人員 5人 7人 10人

送風機の型式 リニア式ダイヤ

フラム式

消費電力(W) 86/80 116/116

吐出風量(L/分) 80 100

吐出圧力(MPa) 0.011 0.015

処理対象人員 5人 7人 10人

送風機の型式リニア式または

ダイヤフラム式ダイヤ

フラム式

消費電力(W) 40~62/47~60 116/116

吐出風量(L/分) 70 100

吐出圧力(MPa) 0.012 0.015

NSR型 NSRⅡ型

メドー:LAG-80(N)消費電力:86W(50Hz)/80W(60Hz)設定表示部の液晶パネル:なしリニア式

外観 設定表示部

②メドー:LAG-70B(N)消費電力:62W(50Hz)/60W(60Hz)設定表示部の液晶パネル:ありリニア式

外観 設定表示部

①テクノ高槻:CP-70W消費電力:40W(50Hz)/47W(60Hz)設定表示部の液晶パネル:ありダイヤフラム式

外観 設定表示部

2種類になった

※10人槽用:EP-100H2T型(ダイヤフラム式)変更なし

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NSRⅡ 断面図

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ポンプφ50

流入管φ100

嫌気濾床槽第一室 嫌気濾床槽第二室

循環水エアリフト

処理水槽生物濾過槽

散気管逆洗水エアリフトポンプφ40

消毒槽

H.W.L

L.W.LM.W.L

間欠定量ポンプ(流量調整)

逆洗管

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生物ろ過槽について 通常運転(ばっ気)状態

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ドラフト板

逆洗管 逆洗水吸込口 散気管

・生物濾過槽内全体を確実に汚水が

循環し、有機物を分解

・濾材内を常時循環しSSを捕捉、濾過

することにより、 SS濃度は常に処理

水レベル

・濾材は静止状態: 大の特徴

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逆洗水吸込口

ドラフト板

散気管逆洗管

・発 生 し た 汚 泥 を 確 実 に 嫌 気

濾床槽へ移送する

【出荷時の設定】

・逆洗開始時刻

午前2時と午前3時 (2回/日)

・逆 洗 時 間

15分/回(変更となりました)

生物ろ過槽について 逆洗状態

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逆洗工程図(逆洗開始~逆洗終了の動き)

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逆洗水エアリフトポンプφ40

L.W.L

逆洗管

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逆洗工程図(逆洗終了~通常運転の動き)

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逆洗水エアリフトポンプφ40

L.W.L

逆洗管

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流入

汚泥移送管

嫌気第1室

移流管兼清掃口 嫌気第2室

清掃口

放流

逆洗 ばっ気

逆洗水エアリフトポンプ 循環水エアリフトポンプ

計量装置逆洗管

逆洗管間欠定量ポンプ

(分配ボックス廃止)

移流口散気管

薬剤筒

マンホール開口部(NSRⅡ5人槽)

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流入

汚泥移送管

嫌気第1室

移流管兼清掃口嫌気第2室

清掃口

放流

逆洗 ばっ気

逆洗水エアリフトポンプ 循環水エアリフトポンプ

計量装置逆洗管

逆洗管流量調整用

エアリフトポンプ

移流口散気管

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マンホール開口部(NSR5人槽)

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生物ろ過槽の保守点検

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■効果的な逆洗とは

(1)生物濾過槽の濾材に適正な厚みの生物膜を保持させること(2)洗浄時の余分な汚泥を洗浄水とともに嫌気濾床槽に移送すること

■逆洗効果の確認と対処方法

(1)生物濾過槽の水位上昇、逆洗汚泥濃度500mg/ℓ超→逆洗時間の延長(2)逆洗汚泥が黒色化、処理水槽底部の汚泥堆積→空気配管の確認(3)溶存酸素量の低下→空気配管の確認、散気管の目詰まり解消

■生物濾過槽が閉塞した場合の解除方法

(1)流入のない状況で水位上昇=閉塞状態→手動逆洗の実施(2)逆洗水バルブを閉じて、逆洗バルブ(赤)2ヶ所を交互開閉

→標準水位に復帰するまで手動逆洗を継続実施(3)その他の方法

・風量の大きいブロワを利用して手動逆洗を実施・処理水槽から隔壁下部のスロット部へホースを通じてブロワに

つないだL字型パイプを差込、生物濾過槽下部へ空気を送り込む

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バルブの設定

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循環水エアリフ トポンプ

逆洗水エアリフ トポンプ

流量調整用間欠定量ポンプ

移送管計量装置

散気管

逆洗水バルブ

▼印(標準設定位置)に合わせる。

流量調整バルブ(間欠定量)

▼印(標準設定位置)に合わせる。

逆洗バルブ

両方とも100が標準設定位置

調整する場合は逆洗の強い方を閉

めて調整

循環水バルブ

▼印(標準設定位置)に合わせる。

逆洗 ばっ気

(変更となりました)

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ブロワ外観(5・7人槽) CP型

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① CP-70W外観図 (アース不要です)

風量(ℓ/分) 圧力(MPa) 消費電力(W)

70 0.012 40(50Hz)/ 47(60Hz)

従来品比較消費電力 大53%ダウン

50

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ブロワ設定表示部(5・7人槽) CP型

20

◆液晶画面

◆各ボタンの役割

現在時刻および各設定内容を表示自動・手動:運転状況の表示ポ ー ト :ポート1=逆洗

ポート2=ばっ気の表示数 字 :時刻、時間の表示タ イ マー:タイマーA=1回目の逆洗

タイマーB=2回目の逆洗ON/OFF:各タイマーのON/OFFを表示時計合せ :現在時刻の設定を表示

手動ボタン:自動運転を中止し、任意の方向(ポート1:逆洗 ポート2:ばっ気)への切り替え

設定ボタン:逆洗時間の設定や時刻合わせ等の設定モードを切り替え

時/分ボタン:逆洗時間の設定や時刻合わせを設定する時に押す

リセットボタン:タイマーの設定をクリア。このボタンを押した後は必ず新たな時間設定を行ってください。

リセット

自動

時 分

設定

手動手動 ポート 1 2

タイマーA

タイマーB

ON

OFF

時計合せ

設定画面(すべての情報を表示したところ)

CP-70W

逆洗時間:15分/回

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ブロワ外観(5・7人槽) LAG型

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② LAG-70B(N)外観図 (アース不要です)

風量(ℓ/分) 圧力(MPa) 消費電力(W)

70 0.012 62(50Hz)/ 60(60Hz)

逆洗ばっ気

従来品比較消費電力 大28%ダウン

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ブロワ設定表示部(5・7人槽) LAG型

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◆液晶画面 ◆操作ボタン

逆洗時間

開始時刻

回 数

現在時刻

逆洗回数

手 動

液晶画面

操作ボ タ ンE F

設 定

現在時刻および各設定内容を表示A:空気の出口方向マーク

(○は左出口、●は右出口)B:逆洗回数の表示C:実行中のモードマークD:時刻、時間の表示

手動逆洗または、設定内容を変更するボタンE:手動/時 ボタン

手動逆洗の入・切および、現在時刻・自動逆洗開始時刻の“時”の数字を変更

F:回数/分 ボタン逆洗回数の選択および、現在時刻・自動逆洗開始時刻、逆洗時間の“分”の数字を変更

G:設定 ボタン変更した内容を設定(確定)

LAG-70B(N)逆洗時間:15分/回

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ブロワ外観(10人槽) EP型

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EP-100H2T外観図

風量(ℓ/分) 圧力(MPa) 消費電力(W)

100 0.015 116(50Hz)/ 116(60Hz)

ばっ気 逆 洗

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ブロワ設定表示部(10人槽) EP型

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1日の逆洗回数を表します。

逆洗運転時間を表します。

現在時刻・入時刻を表します。

強制逆洗運転テスト

回数

  リセットボタンを押した場合は  下記の通りに再設定しなおして下さい。

◎モニタ  時刻や設定状態を示します。

設定

◎【回数】ボタン  1日の逆洗回数を選択するときに  使います。

◎【△】ボタン

  各時刻の設定・調整に使います。

◎【設定】ボタン

  設定を変更するときに使います。

◎【点検】ボタン

  強制的に逆洗を行います。

時刻設定・調整

逆洗運転回数の設定

点検

現在時刻

逆洗運転時間『切』

1回目逆洗運転時間『入』

2回目逆洗運転時間『入』

設定終了

◎【リセット】ボタン  異常な表示、誤動作があったときに  押してください。 入 切

リセット

電源

逆洗時間:15分/回

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★代替ブロワ(5・7人槽用)(2018年10月現在)

25

DUO-70N外観図 (アース不要です)

型式風量

(ℓ/分)吐出圧力(MPa)

消費電力(W)逆 洗

(2回/日)

DUO-70N 70 0.012 40(50Hz)/40(60Hz)2:00~2:153:00~3:15

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清掃手順①

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嫌気濾床槽第1室

嫌気濾床槽第2室嫌気濾床槽第1室 嫌気濾床槽第2室

嫌気濾床槽第1室

スカムを全量引き抜く。 濾材を洗浄しながら汚泥を全量引き抜く。

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清掃手順②

27

嫌気濾床槽第1室 嫌気濾床槽第2室嫌気濾床槽第1室 嫌気濾床槽第2室

嫌気濾床槽第2室

スカムを全量引き抜く。 濾材を洗浄しながら汚泥を全量引き抜く。

張り水

嫌気濾床槽のL.W.Lまで張り水する。

【注意】

生物濾過槽の引き抜きは行わない。

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NSRⅡの点検ポイント①

28

維持管理要領書のP.13「生物濾過槽の逆洗効果の確認及び点検方法」の補足説明資料

〔1〕バルブ開度の設定

バルブの開度を確認の上、下表のとおり設定してください。

【バルブ開度の設定値】 【各部品の配置】

名称 開度

流量調整バルブ 80

循環水バルブ 40

名称 開度

流量調整バルブ ▼(50)

循環水バルブ ▼(50) 逆洗バルブ

逆洗バルブ

逆洗水バルブ

流量調整バルブ

散気管 越流セキ

循環水バルブドラフト板

計量装置ゲート

全開が標準

レバーの色が白の場合

レバーの色がグレーの場合

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NSRⅡの点検ポイント②

29

〔2〕生物濾過槽の点検

逆洗時間の変更と手動逆洗を行ってください。

〔作業手順〕

① 逆洗水バルブの開度を0にします。

② ブロワの逆洗時間を午前2時と3時の2回とも15分に変更してください。

(詳細は維持管理要領書を参考にしてください。)

③ ブロワの手動逆洗ボタンを押し、手動逆洗を行います。

④ 2つある逆洗バルブの片側の開度を0にし、約5分間逆洗します。

⑤ 0とした逆洗バルブの開度を100に戻し、もう一方の逆洗バルブの開度を

0にし、約5分間逆洗します。

⑥ ③~⑤を数回繰り返します。

注意 手動逆洗終了後は、必ず逆洗水バルブの開度は30に、逆洗バルブの

開度は100に戻してください。

⑦ ばっ気運転になったことを確認してください。

⑧ 越流セキの越流状況を確認してください。(写真を参照してください。)

(①~⑧作業時間:約30分)

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NSRⅡの点検ポイント③

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越流の状況 嫌気濾床槽の水位 判 定

越流している LWL+2cmよりも高い

作業終了越流していない LWL+2cm

LWL+2cmよりも高い 【大型ブロワによる逆洗】を行ってください。

◎越流の判断

【越流している】 【越流していない】

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NSRⅡの点検ポイント④

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濾材

約7cm

約2

VP13

ホースドラフト板

濾材受けネット

流出防止ネット

ブロワ

風量が150L/分程度のものを用意してください

逆洗水吸込み管 散気管受け 散気管を取り出す

【大型ブロワによる逆洗】〔作業手順〕

① ブロワの電源プラグをコンセントから外します。

② 散気管上部のユニオンを緩め、散気管を槽内から取り出します。

注意 ユニオン内にあるパッキン類を落とさないようにしてください。

③ ドラフト板の間からL字型パイプを挿入し、濾材受けネットの下から空気を送り、

片側の濾材を展開させます。(両側の濾材に対し、約5分間ずつ数回行います。)

注意 底部の散気管受け部品等を破損しないようにしてください。

④ 散気管を元の位置に取り付け、ブロワの電源プラグをコンセントに入れます。

(①~④作業時間:約30分)

【生物濾過槽底部の部品配置】

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NSRⅡの点検ポイント⑤

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〔3〕点検後の確認事項

確 認 項 目 設 定

流量調整バルブ開度 80(レバー色:グレー) ▼(50)(レバー色:白)

循環水バルブ開度 40(レバー色:グレー) ▼(50)(レバー色:白)

逆洗水バルブ開度 30(レバー色:グレー)

逆洗バルブ開度 100(レバー色:赤)

ブロワ逆洗時間 15分(午前2時と3時の両方とも)