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グローバル企業が実践するIT資産管理~方針とライフサイクルマネジメント事例~
2014年09月25日
日本アイ・ビー・エム(株)
GTS ITSデリバリー ユーザー&コミュニケーションサービス
理事 我妻 三佳
Page 2
1. Globally Integrated Enterprise (GIE) とは
2. ビジネス変革とIT統合
3. Application Portfolio Management (APM)の展開
4. HW&SWの標準化とライセンス管理
5. ワークプレース将来像 (Workplace of the Future)
ご説明内容
2
グローバル統合モデル(GIE)多国籍モデルインターナショナルモデル
20世紀
21世紀
米国輸出型(Export)各国独自路線(Replicate)
相互接続(Connect)
「地球でひとつの会社」
世界中で一番適切な場所に各機能を分散させ、グローバル規模で経営資源を 適化する企業
「海外への権限委譲」
本社機能に共通機能が集約され、自律度を持った子会社の集合体
「海外で作る・売る」
本社にすべての機能が集約され、海外子会社は製造・販売など事業の一部機能を担当
本社主導型
(垂直統合)
ミニ本社の展開
(子会社が各地域を運営)
国境を越えた 適オペレーションを追求(水平統合)
真のグローバル化を目指してIBMは、変遷を重ねてまいりました。現在、IBMはグローバルに統合された企業(GIE)となるべく尽力しています
ビジネス・モデルの変遷
3
4
ソフトウェア事業が全利益の半分を占める
新たな成長イニシアティブで200億ドルの売上拡大Smarter Planet (Smarter Commerce / Smarter Cities)Analytics (Business Analytics and Optimization)Next-generation Data Center & Cloud Computing (Smarter
Computing)Growth markets
成長市場向けビジネスが売上全体の30%へ生産性向上により80億ドルの節減1000億ドルのキャッシュ・フローの70%を株主に還元
今後5年で一株あたり利益(EPS)を20ドル以上に(前CEO Sam Palmisano 2010年発表)
中期経営計画”2015年ロードマップ”を公言
5
*Non-GAAP: Excludes acquisition-related chares and non-operating retirement-related expense
2010 Operating EPS*
Base Revenue Growth ~ 2%
Shift to Faster Growing
Revenue Mix Provides ~1%
Revenue Growth
~$20B of Acquisition
Spend Provides ~2% Revenue
Growth
Enterprise Productivity
Margin MixShift to Higher Value Portfolio
~$50B Returned Through Share
Repurchase
12%CAGR
At Least$20
~$2.80~$0.75
~$2.05~$0.95
~$0.70
~$1.45At Least$11.35
Revenue Growth
Operating Leverage
2015 Operating EPS*
短期オペレーション・サイクルと中長期経営計画
・成長エリア/ 成長市場への早急な進出・生産性向上、効率の追求
=> 不可欠な施策・ コスト削減と投資の再配分・ IT活用とワークスタイル変革
Roadmap 2015 IBM中長期経営計画
組織風土の革新が企業体質と競争力を強化し、グローバル・プレーヤへの道を拓く
ワークスタイル変革の背景
人材 ビジネスリスク/コスト
ワークスタイルの変革(スマートに働く) 企業力強化
ワークスタイルの選択肢
組織→タスクチーム
知見の融合と創発
世界規模での人材活用
ワーク&ライフ・バランス
ビジネス・スピードの向上
作業環境の選択肢
安定した業務継続
標準化の推進、定着
多様なコミュニケーション手段
6
Page 7
1. Globally Integrated Enterprise (GIE) とは
2. ビジネス変革とIT統合
3. Application Portfolio Management (APM)の展開
4. HW&SWの標準化とライセンス管理
5. ワークプレース将来像 (Workplace of the Future)
ご説明内容
7
128128CIOsCIOs
155155Host Data CentersHost Data Centers
8080Web Hosting CentersWeb Hosting Centers
3131NetworkNetwork
1992
11
16,00016,000ApplicationsApplications 4,190
6
77
1
YE 2005
IT統合化 ⇒ ビジネスに貢献する分野への再投資
3,900ECM (サーバー台数) 30
IBMのIT統合化の変遷
8
オープン・テクノロジーと高価値ソリューションに対する
フォーカス
IBMの3つの戦略
お客様に統合とイノベーションを提供
最高のグローバルに統合された企業:GIEになる
• お客様の成功Dedication to every client's success.(お客様の成功に全力を尽くす)
• イノベーションInnovation that matters - for our company and for the world.(私たち、そして世界に価値あるイノベーション)
• 信頼と責任Trust and personal responsibility in all relationships.
(あらゆる関係における信頼と一人ひとりの責任)
IBMの戦略をBT/ITで支え、会社の成功に貢献する
オペレーション品質・生産性ビジネス・バリュー
Showcase人材、チーム育成
ビジネス・バリュー提供の迅速化サービス品質の向上
BT/ITプロセスの簡素化オペレーション品質・生産性の向上
ミッション
変革の目標
重点施策
BusinessTransformation and IT
9
TEs
BUEs Geos
IGA
BT/IT
Geos: Geographies: Close to clients グローバルなソリューションと
国ごとの事情の整合性 国ごとのオペレーションからグ
ローバルオペレーションへの移行をリード
BUEs: Unitsユニット特有のトランス
フォーメーションのリード改善要求 オペレーションの効率化
IGA: Service providerグローバルへ一貫したサービスの提供開発・保守・運用
CoEsCoEs: Centers of Excellence:
Core competencies 専門分野を持ち,CIO,PTE,BTE等をサポート
CIO: Enterprise strategy■ IT ポートフォーリオ■ グローバルITのアーキテクチュア■ ITセキュリティのガイド
■ 投資 新技術の導入■ 管理
CIO
TEs: Enterprise process トランスフォーメーションの戦略立案・計画 トランスフォーメーションのリード プロセスの 適化
TE: Transformation Executive CIO: Chief Information Officer
BUE: Business Unit Executive
IGA: IBM Global Account
IBMでは、ITを活用した業務改革を推進するために、下記のような6つの組織機能が存在します。
IBMのIT部門の組織体制 – 業務改革の役割と責任分担
10
A事業部 B事業部 C事業部
情報処理部門
案件依頼
費用振替
案件依頼
費用振替案件依頼
費用振替
- 事業部毎に情報処理案件を依頼
- 情報処理部門費用は受益サービスにより該当事業部に振替
- 事業部毎に振替費用を案件単位に管理
IT予算管理の考え方 - 事業部別管理モデル
11
- CIO にてすべての IT 予算を一括管理する (会社としての投資優先順位付け)
- IT 投資は CIO による承認案件のみ実施可能
- Projectの実行は各ProcessごとにTransformation Exec(TE)が責任を持つ
案件依頼
費用振替
案件依頼
費用振替費用振替案件依頼
情報処理部門
ATransform
BTransform
CTransform
案件要求予算承認
案件要求
予算承認
案件要求予算承認
Chief Information Officer(EIT)
Executives
IT予算承認権限の委譲
CIO承認済
CIO承認済み案件のみ実施
- BT/CIOが議長になりエグゼクティブによるReviewを開催
- 投資案件の優先順位を決定
EIT: (Enterprise Integration Team)
- 戦略的業務改革計画の順位付けおよび 適化
- 各事業部単位および日本を含む各国の要求
IPMT: (Integrated Portfolio Management Team)
IT予算管理の考え方 - CIO管理モデル
12
HorizontalManage Financial Resources
Manage Human Capital
Manage Information and Technology
Manage Business SupportSu
pp
orti
ng
Manage Channels
Manage Client Relationships
Develop Strategy to Execute
Procure to Pay
Enab
ling
HardwareAmericas Europe AP
SoftwareAmericas Europe AP
ServicesAmericas Europe AP
Order to Cash
Op
erat
ing
Market to Opportunity
Opportunity to Order
Support
Idea to Market
FulfillPlan to Deliver Plan to Deliver Plan to Deliver
Develop to Manage Lifecycle Develop to Manage Lifecycle Develop to Manage Lifecycle
Manage Finances
Manage Human Capital
Manage Information and Technology
Manage Business SupportSu
pp
orti
ng
Manage Sales and Channels
Manage Client Relationships
Develop Strategy to Execute
Procure to Pay
Enab
ling
HardwareAmericas Europe AP
HardwareAmericas NE/SW IOT AP/Japan
SoftwareAmericas Europe AP
SoftwareAmericas NE/SW IOT AP/Japan
ServicesAmericas Europe AP
ServicesAmericas NE/SW IOT AP/Japan
Order to Cash
Op
erat
ing
Market to Opportunity
Opportunity to Order
Support
Idea to Market
FulfillPlan to Deliver Plan to Deliver Plan to Deliver
Develop to Manage Lifecycle Develop to Manage Lifecycle Develop to Manage Lifecycle
Order to Cash
Op
erat
ing
Market to Opportunity
Opportunity to Order
Support
Idea to Market
FulfillPlan to Deliver Plan to Deliver Plan to DeliverPlan to Deliver Plan to Deliver Plan to Deliver
Develop to Manage Lifecycle Develop to Manage Lifecycle Develop to Manage LifecycleDevelop to Manage Lifecycle Develop to Manage Lifecycle Develop to Manage Lifecycle
Integration Across Business Units and Geographies
Vertical
Inte
grat
ion
Acr
oss
Proc
esse
s
GIEにもとづいたIBMの業務改革の考え方
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1. Globally Integrated Enterprise (GIE) とは
2. ビジネス変革とIT統合
3. Application Portfolio Management (APM)の展開
4. HW&SWの標準化とライセンス管理
5. ワークプレース将来像 (Workplace of the Future)
ご説明内容
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• 企業のApplication資産を可視化し管理することです
– IT 投資の 適化
– プロセス / システムの統合
– ITに伴うRiskの迅速な発見
Application Portfolio
Appli
AppliAppli
同一プロセス
Applicationの重要度
IT投資
!
Application Portfolio Managementとは
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高い保守費用が新規開発を圧迫
ポートフォリオの可視化の不足– 何をサポートしているのか– かかっているコストは?
重複し、複雑すぎ、文書化されていない
Application Portfolio
ビジネス・スピードや競争力への悪影響
多すぎるバージョン、業者、製品、プラットフォーム
部門間障壁や、買収、事業部のプロジェクトなどによりApplicationが増殖する。
アプリケーション置き換え後もサンセットできない
Application Portfolio Managementがうまく機能しないと。。。
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クリティカル アプリケーション
IBMのビジネスを遂行する上で重要なビジネス・プロセスや業務をサポートするアプリケーション
ストラテジック アプリケーション
共通のコードがあり、複数の国で使用されるアプリケーション
IBMの社内で使用しているすべての業務アプリケーションは下の4象限のいずれかに分類される。
Yes
No
Yes
Stra
tegi
c
NoMission Critical
SilverBlue
GoldBronze
Application Portfolio Management
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Gold Silver BlueBronzeWORK TYPE
Break / Fix Severity 1 Fix可能 Fix可能 CIO 例外承認 CIO 例外承認
Break / Fix Severity 2 例外申請TE承認
例外申請TE承認 CIO 例外承認 None
Break / Fix Severity 3/ 4 開発としての扱い 開発としての扱い CIO 例外承認 None
Development 開発可能 開発可能 CIO 例外承認 None
Ongoing Support サポート可能 サポート可能 サポート可能 サポート可能
1.ストラテジックでもクリティカルでもないアプリケーションに対して;問題のFixや新規開発 ができない,もしくはできにくいプロセスになっている。
2. その結果としてBlue/Bronzeのアプリケーションを廃止し、共通のアプリケーションへの移行を仕組みとして促している。
「ビジネス上クリティカル」「ビジネス上クリティカル」 「複数の国で使用」「複数の国で使用」
IBMにおけるシステムの保守と開発の考え方
18
0123456789
10
1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009
千
Core Application Portfolio
アプリケーションの簡素化により2004までは、減少傾向となっている。
2005年以降、増加傾向にあるのは、部門アプリケーションなどのアセット登録を推進したため。
16, 000 (1992)
4,190 (2005)
Application Portfolio Managementによるアプリケーション削減推移
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1. Globally Integrated Enterprise (GIE) とは
2. ビジネス変革とIT統合
3. Application Portfolio Management (APM)の展開
4. HW&SWの標準化とライセンス管理
5. ワークプレース将来像 (Workplace of the Future)
ご説明内容
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2013年1月からの会社貸与PC : ThinkPad X230
日本での相違点は OS および キーボードの違い (日本語) のみ
資産購入後 48ヶ月 経過後に新しい PC に更新
Global調達により IBM Customized Modelのみ購入可能• PC以外のものに関してもGlobal調達化が推進されている
IBMではPCはGlobal Customized Modelに標準化しています。
ThinkPad X230 (2330-A17)CPU Core i5
ディスプレイ 12.5”
メモリー 8GB
HDD 320 GB 7200rpm
その他 9セル バッテリー, Bluetooth 4.0, 720p HD カメラ, バックライト・キーボード
保守 4年
OS Windows 7 SP1 64bit 日本語 または Linux RHEL 6.3 64bit
クライアントPC HWの標準化
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PC の標準化
• U.S. で社内で使用するソフトウェアや今後の技術動向を勘案して、仕様を決定しLenovo へ型番および価格 ($) の設定を依頼。
• 各国では、同じ仕様の PC が $ベース で同じ価格で購入出来る。(モデル番号は各国で異なる)
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会社貸与 PC の配布と返却
社員のPC資産管理にかかわるワークロード削減と更新後の旧PC有効活用を実現– 会社貸与PC更新後の旧PC返却手順を明確化し、簡素化した手順を提供
これまで各社員にお願いしていた旧PCの保管あるいは除却/スクラップに関わる申請、e-AMTの処理が無くしました。 ワークロードが大きく軽減された。
実地棚卸時に不明PCの発生する原因も解消されます。– 旧PCを全てIGFのGlobal Asset Recovery Services (GARS)が運営するPC返却センターへ回収
再生可能なものはOS再導入を行い再販を行います。
<
>
>
>
資産管理ツール
e-AMTSystem
会社貸与PCを受けるIBM社員
所属長新PCの申請(旧PC情報を含める) 申請の承認
新PCの配布 申請内容のチェック
受領確認
GARS 返却センターPCの返却
返却PCのトラッキング
会社貸与PC台帳DB
返却プロセス
配布プロセス
移行後、回収依頼
Logistics
BTIT
旧プロセス 新PC Return Supportプロセス
旧PCの取り扱い
■ 以下のいずれか処理を各社員が実施各自で保管
他の社員へ移管除却/スクラップ
■GARS返却センターへ回収■(PC更新時には必ず回収します。)
除却・搬出の手順
■e-AMTでの移管、除却申請■メールによる搬出依頼
■搬出時の立会い
■返却依頼の起票(ノーツDBによる処理)■搬出時の立会い
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Asset Management Tool (e-AMT) (経理システム)• Asset Management Tool (e-AMT) の概要 :
– PCや高価な情報システム機器、その他の財産目録に記載可能な資産など、ユーザーに割り当てられた固定資産の管理を行うために使用するツール
– データーは 減価償却費の部門への賦課、固定資産税の算出等 に利用される
– e-AMT の機能• 資産の処理 : 資産の照会、資産の情報変更、または資産の移管、除却申請• 移管申請済み (処理待ち) 資産 : ユーザー間の資産の移動処理の受理・拒否、申請の取り消し• 実地棚卸における資産の検証 :対象社員が管理している資産について、棚卸し対象としてリストさ
れた資産の実地棚卸の検証
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• 自社製品に同等品がある場合は、優先的に自社製品を使用する
• Open Standard の推進
• Windows OS : PC にバンドルされたライセンスを使用する
• 新 および 1世代前 の 2 バージョン・サポート
– 例 : Notes 8.5.3 を展開した場合
• 新 : Notes 8.5.3
• 1世代前 : Notes 8.5.1
• End of support : Notes 8.0.2
社内で使用するソフトウェアのポリシー
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• OS Platform : Windows, Linux, Macintosh, BlackBerry, iPhone 等々 Multi OS platform 環境を指向する– 社内アプリケーションの Web対応 を推進し、プラットフォーム依存からの脱却を推進
中
• Office Productivity tool : Lotus Symphony– Multi OS platform 対応が必須であり、2008年10月に Open Document
Format (ODF) を社内標準ファイルフォーマットと決定
– Apache OpenOffice 4 (Lotus Symphony の後継) : 2013年8月からの社内標準
• 2013年8月までは Lotus Symphony 3.0.1
– MS Office : 徐々に使用を終了する• 現在社内で使用中の MS Office 2003 は 2013年末 で利用を停止し、すべての PC から削除
• MS Office の社内用追加購入は禁止
• Browser : Firefox 標準化 (2010/2Q から) – ActiveX, VBScript 等 OS や特定ブラウザーに依存することを排除し、Multi OS
platform をサポートしている事が重要
– Internet Explorer (IE) 8, Safari 4 もオプショナルとして利用可能
Open Standard ポリシー
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社内標準環境PC
Security/Service Updates
OS:WindowsXP
C4eb SoftwaresLotusNotesMail
& DBsLotus
Symphony Firefox
User Softwares
C4ebCDROM
標準環境プリロード
ISSI自分で更新
その時点の 新版SymantecAntiVirus
PersonalFirewall
現在 2014年~
OS ■ Windows XP Pro SP3 32bit■ Windows 7 Pro SP1 64bit■ Linux RHEL 6.4 64bit
■ Windows 7 Pro SP1 64bit■ Linux RHEL 6.4 64bit
メール, IM Notes 8.5.3 Standard, Sametime 8.5.1 Notes 9 Standard, Sametime 8.5.2
Office Productivity Tool Lotus Symphony v3.0.1, Microsoft Office 2003 Apache OpenOffice 4
Web Browser Firefox ESR 17, IE8, Safari 5 Firefox ESR 24, IE10, Safari
Windows Update Off, TEM (Tivoli Endpoint Manager) Off, TEM
ソフトウェアも C4eb (Client for e-business)というグローバル標準セットを用意しています。
社内業務使用クライアントPC=標準環境
配布クライアントPC⇒社内標準環境をプリロード
その時点の 新版がプリロードされています(年3~4回配布)C4eb SW/OS/Service Update/Security Update/Drivers検証テスト済み
以後の更新は、ISSI から、自分で導入することが原則 SW導入/標準環境設定ガイドが提供 標準環境のPCがヘルプディスクのサービス対象
SWライセンス管理の考え方
IBM SW製品は、社員であれば使用自由 (除 : 製品サポート、開発、運用) 他社SW製品は、IBMコーポレートライセンスでカバーされたものは、社員は使用可能
それ以外のSWは、使用部門で個別管理 ISSI アクセス可能者には、ISSI 掲載SWの使用権が付与される ヘルプデスクサポートによるSW導入は、サポート対象PCをチェックする(機種/シリアル) 社内開発WWツール(ISAM)によるインベントリー管理が可能
クライアントPC SWの標準化
27
IBMは、社員所有のクライアント情報機器を以下の条件に基づいて
業務使用することを推進する。
マネージメントの承認が得られている
IBMが定めるセキュリティ要件(ITCS300)を遵守する
IBMのスマートデバイスに対するCIOの方針
Bring Your Own Device個人所有のクライアント機器の業務使用であり、会社は掛かる費用の一切または一部を負担しない。
Secondary Workstation社員の主ワークステーションは会社貸与のPCであり、スマートフォンは外出先などでのメール閲覧等モバイルワークへの補完的クライアントデバイスである。
Right Device at Workplace働く場所に応じた 適なデバイス選択の機会を提供し生産性を向上させる。
User Preference Device 社員が自分の使いたい(使い慣れた)デバイスを使用することで業務へのモチベーションアップを図る。
(個人所有のMac/Linux等の使用も同じ)
28
現在のスマート・デバイスの利用について
種類 概数 資産タイプ 利用可能なサービス
Blackberry 800名 会社貸与、又は
個人
Notes メール、カレンダー、連絡先
及び、社内イントラネット
iOS (iPhone, iPod touch, iPad)
2300名 個人 Notes メール、カレンダー、連絡先
(アンチウイルス・プログラムがないため)
Android 500名強 個人 Notes メール、カレンダー、連絡先
(現時点では、iOSと同じサービスに限定)
• IBMではモバイル社員(営業職)の生産性向上のために個人所有のスマート・デバイスの使用を認めています。
• IBMのセキュリティ要件で、社内ネットワークなどにアクセスするスマート・デバイスには、アンチウイルス・プログラムを導入して実行することを求めており、現在は下記のようにアクセスできるサーバーを制限しています。
スマート・デバイス利用申請時のガイド:• 個人所有機器の業務使用DBへの登録とマネージャーの事前承認必須• IBM のITセキュリティ要件の遵守
• Lotus Traveler for Mobile Devices、Mobile Device and Smartphone Security guidanceにガイドされている内容を理解、遵守する。
• 業務上での使用の必要性がなくなった場合、速やかにIBMデータを消去すること。
• 紛失・盗難等の場合、速やかに事故報告を行い、リモートワイプ機能を用いて使用者自身でデバイスの初期化すること。
• 電車など不特定多数の人がいる環境では、使用しないなどセキュリティに留意すること。• 改造したスマートフォンの使用は禁止。• 「お客さま情報」のデバイスへの保存は禁止、など
29
スマート・デバイスの活用
2010- 2011-
BlackBerry
iOS-iNotes iOS-Traveler
Android-Traveler
理事・役員・営業ラインに会社貸与として配布
紛失・盗難時のリスクが少ないiNotes (Webメール)で一年間試行
紛失・盗難事故実績、セキュリティルールの改訂、リモートワイプ+SSLの実装で、利便性の高いTraveler (Pushメール)に移行
Androidの普及に伴いサービス追加
会社貸与
BYOD (個人所有)
IBMは社員所有のクライアント情報機器を以下の条件に基づいて業務使用することを推進する。
マネージメントの承認が得られている
IBMが定めるセキュリティ要件(ITCS300)を遵守する
30
WSOrder
WSDisposal
ISAM
WAM (Workstation Asset Manager)
WAM Server WAM DB
SCANSW
InventoryList
User InfoPC InfoOS InfoSW Info
ISAM ClientDownload Updates
Upload Results
Delete entriesNot updatedFor 3 months
Scan Every 15 Dayswith WST
MS Office 2003 のライセンス契約に於いて、ISAMによる実態管理を約束している
User PC
C4eb/ISSIアプリケーション
Security Info
Hyperion
状況一覧
15日ごとにPCの登録情報やソフトウェア情報をサーバーに吸い上げる管理ツールです。
WST
セキュリティー遵守状況の管理: ISAM (IBM Standard Asset Manager)
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ISAM で管理される項目 (抜粋)• PC 情報 (現時点で日本IBMグループとして 約42,000台 の情報が
集まっている)– マシンタイプ・モデル -搭載メモリーサイズ– シリアル番号 -搭載 HDD サイズ/空き容量– 使用者 Notes ID - OS の種類/バージョン– 組織コード -情報送信時の IPアドレス– 使用用途 -その他– CPU の種類/クロック数
• S/W 情報 (管理対象ソフトウェアについて)– 導入されている PC 情報– バージョン– 稼働時間– その他
Type Model シリアル番号 Notes ID 導入されている Lotus Notes バージョン7733 AN9 L3H4666 xxxxxx/Japan/IBM 8.5.1.20100112-1445-T00020SHF2512 AJ5 L3C9101 yyyyyyy/Japan/Contr/IBM 8.5.1.20090929-12237458 AS8 L3AED2T zzzzzzz/Japan/IBM 8.5.1.20100112-1445-T00020SHF7469 BB4 R918V55 aaaaaaaa/Japan/IBM 8.5.1.20090929-12232887 7MJ 99CM661 bbbbbbbb/Japan/Contr/IBM 8.5.1.20100112-1445-T00020SHF2668 72J L3VZBG9 ccccccc/Japan/IBM 8.5.1.20100112-1445-T00020SHF
Type Model シリアル番号 組織コード メモリサイズ CPUクロック HDDサイズ HDD未使用域 OS OSバージョン 使用用途 IP Address Notes ID7458 AS8 R906KA6 KV300 1991 2400 160039 128197 Windows XP Prof5.01 Primary Workstation 9.68.132.131 xxxxxx/Japan/IBM7458 AS8 R906KRA 77110 1991 2400 160039 59095 Windows XP Prof5.01 Primary Workstation 1.67.220.108|9yyyyyyy/Japan/Contr/IBM7673 A11 LVL3252 6SG00 2006 2000 100028 48991 Windows XP Prof5.01 Primary Workstation 172.16.80.125|zzzzzzz/Japan/IBM3626 EC8 R9C66ZG 83110 2995 1060 160038 138376 Windows XP Prof5.01 Primary Workstation 9.68.145.55 aaaaaaaa/Japan/IBM7359 RT2 R8TNP32 5L000 3327 2800 250057 216718 Windows XP Prof5.01 Commercial Project PC172.18.2.3|9.17bbbbbbbb/Japan/Contr/IBM3626 EC8 R9C66PK 4G130 2995 1060 160038 142228 Windows XP Prof5.01 Primary Workstation 192.168.1.25|9ccccccc/Japan/IBM
32
TAMITを利用したSLM (Software License Management) • IBMのソフトウェア・ライセンス管理(SLM) は、社内で使用される ライセンス交付を受けたデ
スクトップ・ソフトウェア・アプリケーションのライフサイクル管理を Tivoli Asset Management for IT を利用して全世界一括管理しています。
• ソフトウェア・ライセンス管理の概要 : (現時点では MS Office のみが管理対象)– ユーザーによるライセンスの要求、ライセンス交付を受けたアプリケーションの確認、使用後のアプリケーション
のライセンス返却などを、1 つのプロセスで処理
– ユーザーによる申請を承認するための共通プロセス
– プールされたライセンスを活用して要求を満たすための各種ツールおよび手続き
– 使用後のライセンス返却によってライセンスの再利用を実現
– 必要時に新規ライセンスを取得するための標準アプローチ
– 社員のワークステーション上で共通スキャン・エージェントを使用することによるインベントリー追跡
– アクティビティー、使用可能なライセンス、インストール済みのライセンス交付を受けたアプリケーションなどを始めとする各種情報に関する、標準レポート
33
Page 34
1. Globally Integrated Enterprise (GIE) とは
2. ビジネス変革とIT統合
3. Application Portfolio Management (APM)の展開
4. HW&SWの標準化とライセンス管理
5. ワークプレース将来像 (Workplace of the Future)
ご説明内容
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ワークプレース未来像
FMC + Data Comm. card Cell-phone w/ Wi-Fi Router
Windows + MS Office Multi (Linux/Mac/Win) + Symphony
IBM-J Owned PBX Outsourced PBX w/ FMC
Today 2014 and After
新しい “Wi-Fi” テクノロジーの取り込み と 安価なボイス・データ・サービス マルチ・プラットフォーム、オープン・プラットフォームのサポート “Move to the web”による多様なスマート・デバイスのサポート
Black Berry & iPhone BB & Smart Devices
Voice
(iPhone, iPad, Android, etc.)
Data Communication
PC
Smart Devices
柔軟なワークスタイル、ダイバーシティーの推進をITツールの面からもサポートしていく。
モバイルWiFiルータへの移行
個人所有機器(BYOD)のサポート
オープンドキュメントの推進
35
ワークプレース未来像Data Communication
Voice Communication
各種ITサービスはクラウド活用が進み、オンプレミスITインフラとのハイブリッド環境へ社員はワークプレースに応じた 適なITツールとデバイスを選択
iLinux
At home
PC Soft phone
MacWin / Linux Dual boot Rental PC
Project
iLinux PC Soft phone
Windows Linux
Mac
At IBM Office
-Ext/ -0ABJ
WLAN
Cell-phone w/ Mobile Wi-Fi Router
Mobile work
-Ext/ -050 /-080
Smart Device
Windows
StorageCloud
Web-Based ApplicationW3/ SymphonyDomino
Tele-Conference / IBM VoIP NW
IBM GW PBX Sagamino GSA
IBM Intranet (Power 9)
The InternetPBX
PSTN
36
2003-2009
Total TYT - 5.5%
Run TYT - 7.0%
*Including 2010 Plan
2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010
Tota
l IT
Sp
end
Run Transform
24%27%
30%32%
32%33%
37%38%
2011 2012 2013 2014 2015
38% 38%39% 40% 41%
Run
Transform
CIO Agenda: IBM のIT投資の推移
IT投資の基本的な考え方
IT費用の売り上げ比率を改善すると同時に新規投資を増やす
現在のIT投資の枠組みの中で重要な業務改革を 優先
Growth Countriesの活用 (2015年までにDeveloped Countriesの人数を全体の約4割、Growth Countriesの人数を約6割にする)
37
2002
Sharing & partnering
The “Smarter” phase of our transformation is underway
2010
Making things smarter
• Instrumented, interconnected, intelligent
• Enable growth and productivity
• Optimize the whole system
2006
Globally integrating
• Right skills, right place, right cost
• Rationalize support functions for greater efficiency
• Radically simplify processes
• Consistent set of processes worldwide
• Leverage best practices
• Standardize and reduce waste
• Governance and performance discipline
IBM’s Ongoing Transformation Journey
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© 2014 IBM Corporation40
© IBM Corporation 2014. All Rights Reserved.
ワークショップ、セッション、および資料は、IBMまたはセッション発表者によって準備され、それぞれ独自の見解を反映したものです。それらは情報提供の目的のみで提供されており、いかなる参加者に対しても法律的またはその他の指導や助言を意図したものではなく、またそのような結果を生むものでもありません。本プレゼンテーションに含まれている情報については、完全性と正確性を帰するよう努力しましたが、「現状のまま」提供され、明示または暗示にかかわらずいかなる保証も伴わないものとします。本プレゼンテーションまたはその他の資料の使用によって、あるいはその他の関連によって、いかなる損害が生じた場合も、IBMは責任を負わないものとします。 本プレゼンテーションに含まれている内容は、IBMまたはそのサプライヤーやライセンス交付者からいかなる保証または表明を引きだすことを意図したものでも、IBMソフトウェアの使用を規定する適用ライセンス契約の条項を変更することを意図したものでもなく、またそのような結果を生むものでもありません。
本プレゼンテーションでIBM製品、プログラム、またはサービスに言及していても、IBMが営業活動を行っているすべての国でそれらが使用可能であることを暗示するものではありません。本プレゼンテーションで言及している製品リリース日付や製品機能は、市場機会またはその他の要因に基づいてIBM独自の決定権をもっていつでも変更できるものとし、いかなる方法においても将来の製品または機能が使用可能になると確約することを意図したものではありません。本資料に含まれている内容は、参加者が開始する活動によって特定の販売、売上高の向上、またはその他の結果が生じると述べる、または暗示することを意図したものでも、またそのような結果を生むものでもありません。パフォーマンスは、管理された環境において標準的なIBMベンチマークを使用した測定と予測に基づいています。ユーザーが経験する実際のスループットやパフォーマンスは、ユーザーのジョブ・ストリームにおけるマルチプログラミングの量、入出力構成、ストレージ構成、および処理されるワークロードなどの考慮事項を含む、数多くの要因に応じて変化します。したがって、個々のユーザーがここで述べられているものと同様の結果を得られると確約するものではありません。
記述されているすべてのお客様事例は、それらのお客様がどのようにIBM製品を使用したか、またそれらのお客様が達成した結果の実例として示されたものです。実際の環境コストおよびパフォーマンス特性は、お客様ごとに異なる場合があります。
IBM、IBM ロゴ、ibm.com、Smarter Planet、Smarter Planetアイコン [当該情報に関連し商標リスト中に掲載されたIBMブランドがあれば追加する]、および[当該情報に関連し商標リスト中に掲載されたIBMの製品名称があれば追加する] は、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご覧ください。
Adobe, Adobeロゴ, PostScript, PostScriptロゴは、Adobe Systems Incorporatedの米国およびその他の国における登録商標または商標です。IT Infrastructure Libraryは英国Office of Government Commerceの一部であるthe Central Computer and Telecommunications Agencyの登録商標です。インテル, Intel, Intelロゴ, Intel Inside, Intel Insideロゴ, Intel Centrino, Intel Centrinoロゴ, Celeron, Intel Xeon, Intel SpeedStep, Itanium, およびPentium は Intel Corporationまたは子会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標です。Microsoft, Windows, Windows NT および Windowsロゴは Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標です。ITILは英国Office of Government Commerceの登録商標および共同体登録商標であって、米国特許商標庁にて登録されています。UNIXはThe Open Groupの米国およびその他の国における登録商標です。Cell Broadband Engineは、Sony Computer Entertainment, Inc.の米国およびその他の国における商標であり、同社の許諾を受けて使用しています。JavaおよびすべてのJava関連の商標およびロゴは Oracleやその関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。Linear Tape-Open, LTO, LTOロゴ, UltriumおよびUltriumロゴは、HP, IBM Corp.およびQuantumの米国およびその他の国における商標です。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。