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平成 年度 海外農業・貿易投資環境調査分析委託事業 （ブラジル・エクアドル）30
中央開発株式会社
2019年3月13日
ブラジル北部・北東部における穀物輸送インフラ整備に向けた調査、エクアドル産カカオ豆の残留農薬問題調査
資料６
平成30年度 海外農業・貿易投資環境調査分析委託事業 （ブラジル・エクアドル）
1.ブラジルでの調査・目的〇ブラジルとの間では、平成26 年8月の安倍総理訪伯時に、ブラジルにおける穀物輸送インフラの改善は両国にとって戦略的に意義があることを確認。
〇これまでに3回開催した日伯農業・食料対話（以下「日伯対話」という。）や各種調査結果等を踏まえて、ブラジルで日本企業が関心を持つブラジル北部・北東部（マラニョン州・トカンチンス州・ピアウイ州・バイア州の4州からなるマトピバ4州 （以下「マトピバ4州」という）及びマットグロッソ州）の穀物に焦点を当て、これら地域における穀物輸送インフラ整備に向けた現状・課題を調査。
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平成 年度 海外農業・貿易投資環境調査分析委託事業 （ブラジル・エクアドル）30
ブラジル北部・北東部地域における穀物輸送インフラ整備に向けた調査
2.調査内容
• マトピバ4州及びマットグロッソ州の農業開発状況
• 同地域が投資を呼び込むために行っている取り組み
• 日本企業の同地域への投資状況
• 同地域での穀物輸送インフラ整備に係る課題
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平成 年度 海外農業・貿易投資環境調査分析委託事業 （ブラジル・エクアドル）30
調査対象地域
マトピバ4州及びマットグロッソ州
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平成 年度 海外農業・貿易投資環境調査分析委託事業 （ブラジル・エクアドル）30
マットグロッソ州
トカンチンス州（TO）
マラニョン州(MA)
バイア州(BA)
ピアウイ州(PI)
ブラジルにおける過去10年間の大豆生産
（栽培面積と生産量）
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平成 年度 海外農業・貿易投資環境調査分析委託事業 （ブラジル・エクアドル）30
20,000
40,000
60,000
80,000
100,000
120,000
140,000
2007/08 2008/09 2009/10 2010/11 2011/12 2012/13 2013/14 2014/15 2015/16 2016/17 2017/18 2018/19
栽培面積
（千ha）生産量
（千トン）
ブラジルにおける過去10年間のトウモロコシ生産
（栽培面積と生産量）の推移
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平成 年度 海外農業・貿易投資環境調査分析委託事業 （ブラジル・エクアドル）30
20,000
40,000
60,000
80,000
100,000
120,000
2007/08 2008/09 2009/10 2010/11 2011/12 2012/13 2013/14 2014/15 2015/16 2016/17 2017/18 2018/19
栽培面積
（千ha）生産量
（千トン）
同地域が投資を呼び込むために行っている取組み
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平成 年度 海外農業・貿易投資環境調査分析委託事業 （ブラジル・エクアドル）30
地域 内容
マラニャン州 穀物港湾ターミナル拡張工事道路などの輸送インフラ整備
トカンチンス州 農業開発プロジェクト・食品加工プロジェクト
ピアウイ州 道路・内陸水運などの輸送インフラ整備穀物貯蔵設備
バイア州 鉄道や道路などの輸送インフラ整備
マットグロッソ州 農業開発プロジェクト鉄道などの輸送インフラ整備
同地域での穀物輸送インフラ整備に係る課題(1)
• アクセスインフラの整備
• 輸送コスト
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同地域での穀物輸送インフラ整備に係る課題(2)
ブラジル・アルゼンチン・米国から中国への輸送費の比較（2018年）
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平成 年度 海外農業・貿易投資環境調査分析委託事業 （ブラジル・エクアドル）30
出典 マットグロッソ州インフラ局作成資料
投資連携プログラム（PPI）ブラジル北部・北東部地域における穀物輸送インフラ整備案件
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平成 年度 海外農業・貿易投資環境調査分析委託事業 （ブラジル・エクアドル）30
プロジェクト 地 域
鉄道案件 南北鉄道 トカンチンス州からサンパウロ州
フェログロン鉄道 マットグロッソ州からパラ州
東西統合鉄道（FIOL） バイア州
中部統合鉄道（FICO） ゴイアス州からマットグロッソ州
道路案件 国道BR153号 ゴイアス州からトカンチンス州
国道BR364号 マットグロッソ州からロライマ州
港湾ターミナル ベレン港 パラ州
カベデロ港 パライバ州
ブラジル北部・北東部地域のPPIプロジェクト及びその他の輸送インフラ
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平成 年度 海外農業・貿易投資環境調査分析委託事業 （ブラジル・エクアドル）30
ブラジル北部・北東部地域における穀物輸送インフラ整備に向けた調査
今後の展望
ブラジル新政権
PPIプログラムなどの経済政策の継続
課題
アクセスインフラなどの整備
展望
アラグアイア・トカンチンス回廊の有望性
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平成 年度 海外農業・貿易投資環境調査分析委託事業 （ブラジル・エクアドル）30
平成30年度 海外農業・貿易投資環境調査分析委託事業（ブラジル・エクアドル）
３ エクアドルでの調査・目的〇我が国菓子業界にとってチョコレート等の原料となるカカオ豆の原料調達国としてFVC を構築する重要な国。
〇しかし、エクアドルからのカカオ調達に際し、本来カカオの栽培に使われることのない農薬が生産・集荷・流通の過程で混入していると考えられ、日本での輸入時の残留農薬検査で日本の基準を超過して輸入できないケースが多発。
〇このため、安定的したFVC 構築に向けて、残留農薬問題の原因調査及び解決手法を検討し、それをもってエクアドル政府に問題解決を働きかける必要。
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エクアドル産カカオ豆の残留農薬問題調査
3.1日本のカカオ豆輸入主要国（エクアドルは第2位）
※2017年の我が国のカカオ豆主要調達国（輸入割合と輸入量）
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平成 年度 海外農業・貿易投資環境調査分析委託事業 （ブラジル・エクアドル）30
ガーナ：73.7%
40,412ﾄﾝ
ベネズエラ7.5%
4,130ﾄﾝ
エクアドル
10.6%5,804ﾄﾝ
コートジボワー
ル 2.7%1,464ﾄﾝ
ドミニカ共和国
2.3% 1,268ﾄﾝ
その他の国
3.2% 1,758ﾄﾝ
3.2 カカオ豆の主要生産地域
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①
②
③
④
⑤
首都キト
グアヤキル市
エクアドル産カカオ豆の残留農薬問題調査
(生産地域の続き）
主要カカオ豆生産州毎の生産データ（2013年）
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州 栽培面積(ha) 収穫面積(ha) 生産量（トン） 生産割合(%)
① Guayas 108,868 89,158 64,062 36%
② Los Ríos 105,462 73,614 30,689 17%
③ Cañar 9,559 9,269 18,614 10%
④ Manabí 97,799 75,746 14,286 8%
⑤ Esmeraldas 51,735 45,338 10,484 6%
その他の州 135,462 109,310 40,128 23%
全国 508,885 402,434 178,264 100%
エクアドル産カカオ豆の残留農薬問題調査
3.3カカオ豆の日本輸入時検査における違反事例数の推移
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542 448 446 74 25 199 459 191 191
18 17 18
3 1
10
16
10
8
6
0
2
4
6
8
10
12
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16
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20
0
100
200
300
400
500
600
2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
違反重量（ﾄﾝ） 違反件数(件）
エクアドル産カカオ豆の残留農薬問題調査
3.4 カカオ豆のバリューチェーン
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生産 流通 加工・輸出・国内消費
インフォーマルの
スポット的市場
地域・全国的な
大規模仲介業者
ローカル・地域的な
中規模仲介業者
第一次的・ローカルの
小規模仲介業者
大規模生産者
中規模生産者
小規模生産者
（家族農業等）
国内
製造者 国内の
輸出業者
国内市場生産者協会
エクアドル産カカオ豆の残留農薬問題調査
技術指導
考察
原因調査
分析結果
考察
今後さらに必要な点
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