アフリカにおけるNGOの活躍人道支援という視点から · 日本レスキュー協会 : ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン. パルシック:

アフリカにおけるNGOの活躍人道支援という視点から

2015年12月11日東洋大学国際共生社会研究センター国際シンポジウム

ジャパンプラットフォーム柴田裕子

JPFとは

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ジャパン・プラットフォームは、NGO、経済界（経団連等）、政府等の社会の主要なパートナーをつなぐ、日本発の新しい人道支援の仕組みです。

国内外の自然災害の被災者や紛争による難民を一人でも多く救うために、約80の賛助企業・団体をはじめとする多くの方々からの様々なご支援を集めるハブとなり、日本の47のNGOとともに支援活動を行っています。

皆さまからのご支援をジャパン・プラットフォーム

に集中。最適な活用を行うため、専門家と常任委員

による、2段階の慎重な審査を実施。

支援のプロである47のＮＧＯが支援活動を実施

NGOユニット47のNGOで構成。月次のNGOユニット全体会議、メーリングリストによる情報共有、プログラム毎の支援戦略会議等を行います。（加盟手続についての詳細は、P25参考資料【１】をご覧ください。）

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ICA文化事業協会 IVY IV-Japan アジア協会アジア友の会アイキャン

ADRA Japan 難民を助ける会エフエムわぃわぃ

オックスファム・ジャパン

オペレーション・ブレッシング・ジャパン

グッドネーバーズ・ジャパン

ケア・インターナショナルジャパン

国境なき技師団国境なき子どもたち

災害人道医療支援会

SEEDS Asia Civic Force シャンティ国際ボランティア会 CWS Japan JADE-緊急開発

支援機構

ジェンジャパン・ハートジョイセフ

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

タイ日教育開発

遠野まごころネット難民支援協会日本救援行動セ

ンター日本国際民間協力会日本赤十字社

日本紛争予防センター

日本ユネスコ協会連盟日本リザルツ日本レスキュー

協会ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン

パルシックパレスチナ子どものキャンペーン

BHNテレコム支援協議会

ピースウィンズ・ジャパン

ピースボート災害ボランティアセンター

プラン・ジャパン

ブリッジエーシアジャパン

ホープ・インターナショナル開発機構

ミレニアム・プロミス・ジャパン

ワールド・ビジョン・ジャパン

わかちあいプロジェクト ONE ASIA

JPFの特長


1秒でも速く現地に入る2004年スマトラ島沖地震では翌日に現地入り。東日本大震災でも発災後3時間以内に出動を決め、翌日より本格的な活動を開始。

横の連携を活かした最適な支援加盟NGO、その他協力団体、政府機関等との連携を構築し、最適な支援を提供。

徹底した活動の透明性活動内容の公正な審査、モニタリング、厳正な会計監査を実施。

⇒2000年設立時より総額310億円／980事業／40以上の国・地域で活動を展開

例えば2010年2月のチリ地震では・・・。建物倒壊や津波により200万人以上の被災者を出した災害に対し、JPFは支援活動を実施しました。その迅速な活動に対して「地球の反対側からの支援なのに速い」との声もいただきました。また、チリの真冬にあたる8月に仮設住宅改善のため配布したウッドストーブに対し、地震と津波による被害を受けて生活物資のほとんどを失った老婦人が「今までの人生で最高の贈り物だ」と泣いて喜んでくださいました。

事業実績2000年設立時より、総額350億円／1100事業／40以上の国と地域を対象に、人道支援活動を展開してきました。

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■2014年度実施の事業プログラム名事業数アフガニスタン・パキスタン人道支援 22南スーダン緊急支援 13シリア紛争人道支援 21イラク国内避難民支援 4イラク・シリア難民・国内避難民支援 12ミャンマー少数民族帰還民支援 13パレスチナ・ガザ人道支援 9東南アジア水害被災者支援2013・フィリピン台風30号（ハイエン）被災者支援 17

シナブン火山噴火緊急支援 1アフガニスタン北部水害被災者支援 2中国雲南省地震被災者支援 7パキスタン水害被災者支援2014 2ワジリスタン難民支援 1フィリピン台風ハグピート被災者支援 2バヌアツ・サイクロンパム緊急支援 4東日本大震災被災者支援（加盟／共に生きるﾌｧﾝﾄﾞ） 3/58広島土砂災害被災者支援 8NGO能力強化

事業数のカウントについて詳しくは事業報告書参照

ネパール中部地震被災者支援（2015年4月～現在）

28事業※

助成額：429,623,452円※

緊急物資配布、医療支援、シェルター支援、仮設校舎・トイレ建設、等

イラク・シリア難民・国内避難民支援（シリア：2012年11月～現在、イラク：2014年6月～現在）

57事業※

助成額：3,147,689,769円※

越冬支援、生活物資配布、水・衛生改善、子どもの居場所づくり、教育、メンタルヘルス、生計支援、等

海外の支援活動（例）

©NICCO

簡易トイレ設置物資配布教育支援

捜索シェルター支援緊急物資の配布

6

※2015年9月3日時点。申請中事業含む

※2015年5月28日時点。前身プログラムからの累計

© PWJ © NICCO © NICCO

国内の支援活動

• 海外での活動経験豊富なNGOの力と、横の連携を活かした大規模な支援。

• 緊急支援から、現在の幅広いニーズへの対応まで。

• これからの復興を支える東北支援NPOに幅広く助成。• JPF東北事務所を拠点に、NPOの能力強化のサポートも組み合わせる。

• 行政、社会福祉協議会、NPO等のセクターを越えた連携の促進。• 被災者支援の効果を上げる。

• 東日本大震災支援の経験を活かし、今後の災害に備える。• 国や自治体との防災訓練や会議、他の支援団体との関係構築等。

78事業助成額：4,964,843,623円（2015年3月31日現在）

295事業助成額：1,341,641,953円（2015年3月31日現在）

【東日本大震災被災者支援活動】（2011年3月～現在）震災当日に5団体の支援事業が決定。以来、移り変わるニーズに柔軟に対応して支援を実施しています。

7

【広島土砂災害被災者支援】（2014年8月～現在） 9事業助成額：32,041,990円捜索、物資支援、炊き出し、脆弱層支援、ボランティアコーディネーター派遣、コミュニティ強化、企業様提供物資のつなぎによるボラセン支援等

ご支援で目指すこと


出典：国連人道問題調整事務所（OCHA)2014報告「Saving Lives Today and Tomorrow」

支援を必要とする人数と金額の推移（2002-2012）気候関連災害数の推移（1960-2011）自然災害被害額の推移（1975-2012）出典：EM-DAT: The OFDA/CRED International Disaster Database

http://imgur.com/a/KdyTV#4

緊急支援を必要とする事象は増加傾向にあります

出典：The United Nations Office for Disaster Risk Reduction, Disaster Statisticshttp://www.unisdr.org/we/inform/disaster-statistics

支援の迅速化、効率化に向けた諸施策により対応しますa.初動速度・事務局調査能力の向上－緊急時のより迅速な初動対応と戦略策定を可能に

例）初動渡航費予算措置、ガイドライン改定b.支援効果の向上－JPF事務局による包括的なプログラム戦略策定c. 企業との連携

例）東日本大震災被災地ニーズの発信、企業の支援活動へのアドバイス、NPOとのマッチングd.新規国内災害への備え－次の広域災害時の官民の連携を目指した関係構築e. JPF加盟NGOに対する研修－日本のNGOがより効果的な人道支援活動を行えるよう、能力強化の機会を提供

例）NGOの現状をまとめたベースライン調査の共有、人道支援に関する各種トレーニングやワークショップの開催、米国NGOの知見共有機会の提供

JPF事務局

加盟NGO

JPF事務局加盟NGO

JPF事務局による戦略的な包括的プログラム

【バヌアツ・サイクロン「パム」発生時の事例】プログラム立ち上げ前にJPF事務局・NGO合同で緊急初動調査を実施。現地視察や国連機関・現地機関との調整を踏まえ必要な支援内容を特定し、プログラムを形成（それに基づき医療支援等を実施）

従来のプログラム

人道支援におけるNGOの役割

• 人道原則• 国際的な人道支援の枠組• 世界人道サミットとNGOに求められる国際貢献とは

• 人道支援の現場では–南スーダンの現場から

9：Copyright © Japan Platform

NGOとは？

• NGOのイメージ？日本のNGOって？

• NGOの特長1. 専門性2. 柔軟性3. 迅速性


人道支援の基本原則1. 人道原則：どんな状況にあっても、一人ひとりの人間の生命、尊厳、安全を尊重すること。

2. 公平原則：国籍、人種、宗教、社会的地位または政治上の意見によるいかなる差別をも行わず、苦痛の度合いに応じて個人を救うことに努め、最も急を要する困難に直面した人々を優先すること。

3. 中立原則：いかなる場合にも政治的、人種的、宗教的、思想的な対立において一方の当事者に加担しないこと。

4. 独立原則：政治的、経済的、軍事的などいかなる立場にも左右されず、自主性を保ちながら人道支援を実施すること。


世界人道サミット

• 2016年5月23日～24日イスタンブール

• アクションエリア– Dignity– Safety– Resilience– Partnership– Finance


人道危機と支援の増加


出典：国連人道問題調整事務所（OCHA)2014報告「Saving Lives Today and Tomorrow」

支援を必要とする人数と金額の推移（2002-2012）

気候関連災害数の推移（1960-2011）自然災害被害額の推移（1975-2012）

出典：EM-DAT: The OFDA/CRED International Disaster Databasehttp://imgur.com/a/KdyTV#4

出典：The United Nations Office for Disaster Risk Reduction, Disaster Statisticshttp://www.unisdr.org/we/inform/disaster-statistics

人道支援の現場では南スーダンの現場から

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