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サンポット ペレットストーブ (密閉式ペレットストーブ)
取扱説明書 工事説明書
型名
FFP-9010DF
�サンポット ペレットストーブをお買い求めいただきまして、まことにありがとうございます。
�ご使用前に必ずこの取扱・工事説明書をよく読んで、正しくお使いください。この取扱説明書は、
保証書とともに必ず保管してください。
お客様ご自身による工事は危険です。据付け工事は販売店や専門業者にご依頼ください。
(移動させる場合も同じです。)
� 本書巻末に保証書を添付しております。
所定事項を記入のうえ、必ず保証書控えをお買い上げの販売店にお渡しください。
機器側⾯に記載されている指定の「使⽤燃料」以外の燃料で使⽤しないでください。
1
■もくじ
取 扱 編 特に注意していただきたいこと・・・・・・・・・・・・2〜7
使用する場所・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
各部のなまえ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9〜11
使用前の準備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12〜14
使用方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15〜25
日常の点検・手入れ・・・・・・・・・・・・・・・・・・26〜32
定期点検・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
故障・異常の⾒分け⽅と処置⽅法・・・・・・34〜39
保管・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39
仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40
アフターサービス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
工 事 編 安全のために必ずお守り下さい・・・・・・・・42〜45
開こん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46
据付け・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47〜49
給排気筒の取り付け・・・・・・・・・・・・・・・・・・50〜53
試運転・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54〜55
保証書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・巻末
2
取 扱 編
■特に注意していただきたいこと
安全のために必ずお守りください
この取扱説明書には本製品を安全に正しくお使いいただくために、守っていただきたい事
項が表示されています。
●ここに示した事項は 警告 注意に区分しています。
警告 この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡、重傷を負う
可能性、または火災の可能性が想定される内容を示しています。
注意 この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が軽傷を負う可能性
や物的損害の発生が想定される内容を示しています。
●イラスト(まんが)の横にあるマークは次のように表しています。
マーク 禁 止
マーク 指 示
マーク 注 意
3
■特に注意していただきたいこと
警 告(WARNING)
木質ペレット以外厳禁
●燃料タンク内には⽊質ペレット以外の固形燃料やガソリンなどの
液体燃料を絶対に⼊れないでください。
火災の原因になります。
禁止
給排気筒(管、ホース)外れ危険
●給排気筒(管、ホース)が外れたまま使用しないでください。
外れていると運転中に排ガスが室内に漏れて、危険です。
禁止
給排気筒トップ閉そく危険
●給排気筒トップの周りがふさがれたままで使用しないでくださ
い。閉そくしていると運転中に排ガスが室内に漏れて、危険です。
禁止
かん合部の外れ危険
●燃焼確認窓や灰トレイなど開閉部が確実に閉められていることを
確認してください。
外れ・すき間があると燃焼不良を起こしたり、運転中に排ガスが室
内に漏れたり、⽕の粉や炎が機器外に出て⽕災が発⽣するおそれ
があります。
必ず⾏う
衣類の乾燥厳禁
●衣類などの乾燥には使用しないでください。
⾐類が落下して⽕がつき、⽕災の原因になります。
衣類乾燥厳禁
温風吹出口をふさがない
●温風吹出口や空気取入口をふさがないでください。
衣類、紙などでふさぐと火災の原因になります。
禁止
可燃物近接厳禁
●カーテン・布団や毛布など燃えやすいもののそばなどでは使用し
ないでください。火災の原因になります。
可燃物との離隔距離については44ページを参照してください。
禁止
4
■特に注意していただきたいこと
警 告(WARNING)
スプレー缶厳禁
●スプレー缶やカセットこんろ用ボンベなどを、ストーブの周囲に
放置しないでください。
熱で缶の圧⼒が上がり、爆発して危険です。
禁止
定期点検の実施
●定期的(1年に1度)に点検・整備を受けてください。点検を受け
ずに⻑期間使⽤し続けると、故障や事故の原因になり危険です。
点検・整備はお買い求めの販売店または最寄りのサンポット支店・
営業所にご依頼ください。
必ず⾏う
ご自身での据付け・移設工事の厳禁
●お客さまご自身による工事は危険です。
据付け工事は販売店や専門業者にご依頼ください。
(ストーブを移設させる場合も同じです。)
禁止
注 意(CAUTION)
特殊な場所での使用禁止
●ストーブは居室の暖房用としてつくられたものですので、乾燥室、
温室、飼育室などでは絶対に使用しないでください。また、クリー
ニング店、美容院など化学薬品を使用する場所、食堂や大きな換気
設備のある場所では使⽤しないでください。異常燃焼や故障の原
因になります。
禁止
高地注意
●標高1000m未満でご使用ください。
高地での使用は、空気不⾜となり、異常燃焼の原因になります。
注意
燃料補給時消⽕
●燃料を補給するときは、必ず消火してください。
火災ややけどのおそれがあります。
必ず⾏う
5
■特に注意していただきたいこと
注 意(CAUTION)
異常・故障時使用禁止
●においやすすの発⽣、炎の⾊など異常や故障と思われるときは使
用しないでください。
事故の原因になります。
禁止
温風に直接あたらない
●温風に直接⻑時間あたらないでください。低温やけどや脱⽔症状
になるおそれがあります。
禁止
高温部(やけど)に注意
●燃焼中や消火直後は、高温部(温風吹出口など)、排気筒(給排気
筒トップ)に手などふれないでください。やけどのおそれがありま
す。
高温注意
指や異物を⼊れない
●ストーブの内部やガード内、燃料タンク内には指や異物を⼊れな
いでください。
けがや火災のおそれがあります。
禁止
物をのせない
●ストーブの上に花びんや水を入れたものを置かないでください。
⽔がかかると漏電や故障のおそれがあります。
禁止
分解修理の禁⽌
●故障、破損したら、使用しないでください。
不完全な修理は、危険です。
分解禁止
改造使用の禁止
●改造して使用しないでください。また、ストーブや給排気筒には床
暖房用の熱交換器などを取り付けないでください。
⽕災や排ガスが室内に漏れる原因となり危険です。
禁止
6
■特に注意していただきたいこと
注 意(CAUTION)
給排気筒付近の可燃物近接禁止
●給排気筒トップの近くに、灯油や可燃物など引火のおそ
れのあるものを置かないでください。
火災のおそれがあります。
禁止
電源コードを傷めない
●電源コードに無理な⼒を加えたり、物をのせたりしない
でください。また、電源プラグを抜くときは、コードを
持って引き抜かないでください。
火災や感電の原因になります。
禁止
電源プラグは確実に差し込む
●電源プラグはコンセントに根元まで確実に差し込んでく
ださい。(また、傷んだプラグやゆるんだコンセントは使
用しないでください。)
火災の原因になります。
●ぬれた手での抜き差しはしないでください。
感電の原因になります。
必ず⾏う
⻑期間使⽤しないときは電源プラグを抜く
●⻑期間使⽤しないときは、電源プラグを抜いてください。
火災や予想しない事故の原因になります。
プラグを抜く
電源プラグのお手入れをする
●ときどきは電源プラグを抜き、ほこり(及び⾦属物)を
除去してください。ほこりがたまると湿気などで絶縁不
良になり、火災の原因になります。
必ず⾏う
回転体に注意
●灰おとし動作中のバーナ内、運転中の燃料タンク内などに⼿を⼊れないでく
ださい。回転物にはさまれ、けがのおそれがあり大変危険です。
回転物注意
7
■特に注意していただきたいこと
注 意(CAUTION)
指定外燃料の使⽤注意
●本体側⾯に記載されている指定の「使⽤燃料」を使⽤してください。
指定以外の木質ペレットを使用する際は、必ずお買求めの販売店または最寄りの
サンポット支店・営業所にご相談ください。
木質ペレットに合わせて機器の調整が必要となる場合があります。
必ず⾏う
燃料たまり点⽕の禁⽌
●バーナ内に燃料をためた状態で点⽕させないでください。
不完全燃焼や故障の原因になります。
禁止
燃料保管⽅法の注意
●雨風の当たらない屋内で保管して下さい。
●湿った⽊質ペレットを使⽤すると、不完全燃焼や故障の原因となります。
注意
8
■使用する場所
■使用する場所 ストーブを安全に使用するためには、場所の選定が⼤切です。
場所の選定は47ページの「据付け」の項をお読みください。
■効果的に使用するために
●冷たい外気に接する窓際や壁際に据付けると、冷気が暖められて対流しますので効果的です。
●ストーブ前方に障害物があると、部屋の温度にむらができる原因になります。
次の場所では使用しないでください。火災や予想しない事故の原因になります。
● ⽔平でない場所、不安定な場所
● 不安定なものをのせた棚などの下
● 可燃性ガスの発生する場所またはたまる場所
● 換気の⾏えない場所
● 付近に燃えやすい物がある場所
● 階段、避難口などの付近で避難の支障となる場所
● 温室、飼育室など人のいない場所
● 標高1000m以上の高地
● 換気設備等により極端な負圧(大気よりも気圧が低い)の場所
9
エアーフィルター
排気管ストッパー
排気口
排気漏れ検知装置
電源プラグ
給気口
排気管抜け
検知リード線
室温センサー
窓ガード
お手入れ扉
表示操作パネル
ルーバ
(温風吹出口)
■各部のなまえ
■各部のなまえ
■外観図
【正面外観図】
【背面外観図】
10
灰トレイ
灰トレイストッパー
粉トレイ
燃料タンク タンク蓋
燃焼室
パイプクリーナー
燃焼室トレイ
燃焼確認窓
灰トラップ
灰トラップ扉
灰トラップトレイ
燃料出⼝ バーナ
■各部のなまえ
■内部構造図
左側面
11
■各部のなまえ
■表示操作パネル
運転スイッチ・ランプ
●運転の開始および消火(→15ページ)
●ランプ点灯…運転中
●ランプ点滅…消火中再点火待機
(消⽕完了後点灯に変わり、再点⽕する)
リセットボタン
●チェックモード
表示の解除
(→35ページ)
液晶表示
●時計表示
●曜日表示 … 現在曜日点灯 タイマー予約指定曜日の点灯
●時計合せ・タイマー合せ表示 … それぞれの時刻設定中に点灯
●タイマー表示 … タイマー予約中点灯
●設定室温・現在室温表示 … 運転中に表示
●チェックモード表示(→35ページ)
● マーク … セーブ運転設定時点灯
● マーク … チャイルドロック中点灯
室温/時刻調節ボタン
●室温の調節
●時計の調節
設定切換ボタン
●時刻・曜日合わせ (→18ページ)
●タイマー時刻合わせ (→19ページ)
●チャイルドロック (→21ページ)
調整ボタン
●バックライト明るさ調整(L0〜L5)
(室温/時刻調節ボタンで明るさ変更)
●調整モード(→22ページ)
灰処理ボタン
●灰処理 (→21ページ)
タイマーボタン
●タイマー運転の予約および解除 (→20ページ)
タンク空ランプ
燃料タンクの残量が減ると点灯
セーブボタン
●セーブ運転の
設定と解除
(→17ページ)
●排気ファン
手動運転
(→28ページ)
曜日設定ボタン
●曜日の選択
●操作受付⾳の切換え(3秒⻑押し)
12
■使用前の準備
■使用前の準備
■燃料
●本体側面に記載されている指定の「使⽤燃料」を使用してください。
指定以外の木質ペレットを使用する際は、必ずお買求めの販売店または最寄りのサンポット支店・営業所
にご相談ください。木質ペレットに合わせて機器の調整が必要となる場合があります。
●木質ペレット以外の固形・液体燃料などは絶対に使用しないでください。火災の原因になります。
●粉の多い木質ペレットは使用しないでください。
点火、消火、燃焼不良や本体内部で粉が詰まるなど、故障の原因になります。
●湿ったり、異物の混じっている⽊質ペレットなどは絶対に使⽤しないでください。
点火、消火しにくくなったり、燃焼が悪くなってススが出たり、製品の寿命を縮めます。
■燃料の補給
●ストーブが完全に停止しているときに⾏ってください。
1 お手入れ扉・タンク蓋を開ける
●タンク蓋は手前に開けた後、奥に押し込みます。
2 ペレットを入れる
●ペレットは燃料タンクの奥から手前に向かってなだらかな下り傾斜になるように押し入れてくださ
い。手前側は投入口下端の⾼さをめやすに満量とし、これを越えないようにしてください。
●燃料タンク内のペレットが少ないと、表⽰部
にE-64のチェックモードが表示され、運転
できないことがあります。
3 タンク蓋・お手入れ扉を確実に閉める
●タンク蓋が確実に閉まっていることを確認してください。
開いていると運転中に排ガスが室内に漏れるおそれがあり、大変危険です。
13
■使用前の準備
■点火前の燃焼部の点検・お手入れ
●必ず機器が完全に冷えた状態で⾏ってください。
1 窓ガード・燃焼確認窓を開ける
2 バーナを取り出し、灰を取り除く ●固着した灰は、ワイヤーブラシなどを使って取り除いてください。
●お手入れをせずに運転させると、点⽕・燃焼不良の原因になります。
●穴が詰まっていないか点検し、詰まっているときは千枚
通しなどを使って取り除いてください。
バーナ内には磁器製の部品を使⽤しています。強く叩いたり、乱暴に扱わないでください。部品が破
損するおそれがあります。
3 バーナを元に戻す ●誤った取り付け⽅をすると、点⽕・消⽕・燃焼不良の原因とな
ります。
●右図を参考に、隙間ができないように入れてください。
●うまく⼊らないときは⼀旦引き抜き、垂直を意識しながら⼊れ
なおしてください。
4 窓ガード・燃焼確認窓を閉める ●燃焼確認窓を確実にロックしてください。
ロックが不⼗分だと運転中に排ガスが室内に漏れて危険です。
●窓ガードが閉まっていないと表示部にE-62のチェックモー
ドが表示され、運転できません。
14
■使用前の準備
■点火前の灰トレイのお手入れ
●必ず機器が完全に冷えた状態で⾏ってください。
1 お手入れ扉を開ける
2 灰トレイを引き出す ●灰トレイストッパーを押し上げてロックを解除します
気密性を確保するため、固めにロックされています。
3 灰トレイの灰を取り除く ●灰は不燃材製の容器に移してください。
●容器の灰は24時間程度保管し、完全に消⽕したことを確認後廃棄し
てください。灰の⼊った容器は不燃材製の床または台上に置いてくだ
さい。
4 灰トレイ・灰トレイストッパー・お手入れ扉を元に戻す ●灰トレイは奥まで確実に押し込んでください。
灰トレイストッパーは左右フックに確実にロックされ
るよう押し下げてください。
外れ・すき間があると運転中に排ガスが室内に漏れて危
険です。
⾃治体によって回収⽅法が異なります。ご使⽤になる各市町村にご確
認ください。
灰トレイ差込⼝の奥に灰が溜って、灰トレイが奥まで入
らないことがあります。
掃除機などを使って溜った灰を取り除いてください。
15
■使用方法
■使用方法
■運転開始
■運転停止
1 運転スイッチを押して[入]にする ●運転ランプが点灯し、表⽰部に温度を表⽰します。
●約5分程度で点⽕します。
1 運転スイッチを再度押し[切]にする ●運転ランプが消灯し、温度表⽰が消えます。
●数分後消火します。
2 消火を確認する ●ストーブが冷えるまで約15〜30分送風を続けます。
完全に停止するまで電源プラグを抜かないでください。
省電⼒モードについて
運転スイッチが[切]でストーブが停⽌中、ボタンを押さない状態が10分以上続くと省電⼒表⽰とな
り、表示部の表示が全て消えます。この状態から操作する場合は、運転スイッチを除くいずれかのボタ
ンを⼀度押して表⽰部を表⽰させた後、各操作を⾏ってください。
●お出かけになるときは必ず消火させてください。
●電源プラグをコンセントから抜いて運転を停止しないでください。
ストーブが過熱し、故障の原因になります。
●初めてご使用の場合は54〜55ページの「試運転」を必ず⾏ってください。
●点⽕は⾃動で⾏います。
バーナに直接燃料を⼊れたり、着⽕剤などを使⽤しないでください。
●運転を開始しても火がつかない場合、表示部にチェックモードE-33が表示されます。
36ページを参照し適切な処置を⾏ったあと、再度運転を開始してください。
16
■使用方法
■室温調節
●セットした室温になるように、⽕⼒を⾃動的に調節します。
1 室温・時刻調節ボタンを押して、
お好みの室温を設定する
●押し続けると連続して変わります。
●室温の設定範囲は「Lo、12〜31℃、Hi」です。
●設定温度が「Lo」のときは現在室温に関わらず最⼩⽕⼒で運転します。
●設定温度が「Hi」のときは現在室温に関わらず最⼤⽕⼒で運転します。
●現在室温は「5〜39」℃の範囲で表示されます。ただし、現在室温が5℃未満で「Lo」、39℃を
超えると「Hi」が表示されます。
●設定室温の数字は室温のめやすです。設置条件(部屋の構造・設置場所・室外温度など)によって
は必ずしも室温と一致しません。
●設置条件によっては最⼩燃焼になってもお部屋の温度が上がっていくことがあります。
●設定室温は初期設定値「20」℃にセットされています。
設定室温を変更すると常に記憶されますが、停電や電源プラグを抜き差しした場合には初期設定
値にセットされます。
●ストーブの前面には温風をさまたげる障害物を置かないでください。
障害物があると温風が回り込み室温調節が正しくはたらかない場合があります。
●室温調節がうまくはたらかないときは、室温センサーを適当な場所に移動してください。
●室温センサーは直接ストーブに取り付けないでください。
17
■使用方法
■セーブ運転
●設定室温を超えて室温が上がりすぎないよう⾃動的に消⽕・点⽕を⾏う機能です。
●運転スイッチが「入」のときに設定できます。
■セーブ運転の解除
1 セーブボタンを押す ●「セーブ」マークが表示され、セーブ運転が設定されます。
●セーブ運転は⼀度設定すると記憶され、次回運転時も継続
します。
●セーブ運転中は、現在室温が設定室温よりも約1℃高くなる
と「セーブ」マークが点滅して消⽕します。消⽕が完了する
までの間は運転ランプが点滅し、完了すると点灯に変わり
再点火待機状態となります。
●現在室温が設定室温より約2℃低くなると「セーブ」マーク
が点灯に変わり、点火します。
1 セーブボタンを押す ●「セーブ」マークが消え、セーブ運転が解除されます。
●サンポット ペレットストーブはその特性上、消火から再点火まで約30〜40分ほど時間がかかります。
設置条件(部屋の構造・場所・室外温度)によっては、セーブ運転を使用することで消火中に室温が下が
り、寒いと感じる場合があります。
18
■使用方法
■時刻・曜日合わせ
●はじめて使用するとき、停電や電源プラグを抜き差しした後は、表示部に -:-- が点滅します。
停止中でも運転中でも合わせることができます。
1 設定切換ボタンを押し、「時計合せ」を表⽰させる
●時計表示のうち、[時]の表示が点滅します。
2 室温/時刻調節ボタンで
[時]を合わせる
● -:-- 点滅表示のときは室温/時刻調節ボタン
を押すと表示が午前12:00に変わり、[月]の下
に曜日マークを表示します。
●ボタンを押すと[時]を1ずつ増減します。
●押し続けると早送りします。
3 設定切換ボタンを押す ●[時]が設定され、[分]の表示が点滅します。
4 室温/時刻調節ボタンで
[分]を合わせる ●ボタンを押すと[分]を1ずつ増減します。
●押し続けると早送りします。
5 曜日設定ボタンを押して、曜日ラ
ンプを現在の曜日に合わせる ●ボタンを押すごとに曜日ランプの位置が右に移
動します。
6 設定切換ボタンを押す ●「時計合せ」が消灯し、「タイマー合せ」が点灯します。(→次のページへ)
●5秒間以上操作しないでいると、時刻・曜日合わせを終了し元の表⽰に戻ります。
19
■使用方法
■タイマー時刻合わせ
●時刻・曜⽇合わせを⾏っていないと、タイマー時刻合わせができません。
停止中でも運転中でも合わせることができます。
1 設定切換ボタンを押し、「タイマー合せ」を表⽰させる
●タイマー時刻が設定されていないときは
-:-- を表示します。
2 室温/時刻調節ボタンを押して、運
転を開始させたい時刻の[時]を合
わせる
● -:-- 点滅表示のときは室温/時刻調節ボタン
を押すと表示が午前12:00に変わります。
●ボタンを押すと[時]を1ずつ増減します。
●押し続けると早送りします。
3 設定切換ボタンを押す ●[時]が設定され、[分]の表示が点滅します。
4 室温/時刻調節ボタンを押して、運
転を開始させたい時刻の[分]を合
わせる ●ボタンを押すと[分]を1ずつ増減します。
●押し続けると早送りします。
24
時間
以上
先に
タイ
マー
運転
した
い
とき
は、
希望
の曜
日を
指定
しま
す
5 曜日設定ボタンを押して点
火させたい曜日を指定する ●ボタンを押すごとに曜日マークが右
に移動します。
●曜日を指定しない場合は、曜日マー
クが全て消えた状態にします。
●168時間(1週間)以上先に指定する
ことはできません。
●現在の曜日が正しく設定されている
ことを確かめてください。
20
■使用方法
■タイマー運転
●時刻・曜日合わせ、タイマー時刻合わせを⾏っていないと、タイマー運転できません。
■タイマー運転の解除
6 設定切換ボタンを押す ●「タイマー合せ」が消灯し、タイマー時刻合わせを終了します。
●5秒間以上操作しないでいると、タイマー時刻合わせを終了し元の表⽰に戻ります。
●タイマー時刻・曜日指定は記憶されます。毎回合わせる必要はありません。
●電源プラグを抜いたり停電があると記憶が解除されます。再度、時計合わせからやり直してください。
1 タイマーボタンを押す ●30秒間表示部に設定されているタイマー時
刻・曜日を表示します。
2
運転スイッチを「入」にする ●上の表示のときに運転スイッチを「入」にする
とタイマー運転予約が完了します。
●タイマー予約が完了すると、現在時刻表示に戻
ります。
●運転中にタイマー予約をする場合は、そのままタイマーボタンを押してください。
運転を停⽌・消⽕して、タイマー予約が完了します。
●タイマー予約待機中に設定切換ボタンを押すと、タイマー時刻を確認できます。
●タイマー予約の前に、周囲に可燃物やその他危険がないことを必ず確認してください。
●不在時に運転を開始するようなタイマー予約は絶対にしないでください。
●チェックモードが表示されるとタイマー予約は解除されます。
1 運転スイッチを押して「切」にする ●「タイマー」表示が消えます。
21
■使用方法
■チャイルドロック
●イタズラや誤操作を防止します。
■チャイルドロックの解除
■灰処理
●バーナ内の灰を灰トレイにかき出します。お手入れの際にお使いください。
●運転中は⾃動的に灰処理を⾏うため、ボタン操作は受け付けません。
1 設定切換ボタンを3秒以上押し続ける ●表示部に「 」マークが表示されます。
●運転中にロックした場合、解除と運転スイッチ
を「切」にする以外の操作ができません。
●停止中にロックした場合、解除以外の操作がで
きません。
1 設定切換ボタンを3秒以上押し続ける ●表示部の「 」マークが消え、ロックが解除さ
れます。
●停電や電源プラグを抜いたとき、チェックモードが表示されたときは解除されます。
1 「灰処理」ボタンを押し続ける ●押し続けている間バーナ底部の灰処理装置が動きます。
●「灰処理」ボタンを離すと停⽌します。
●灰処理動作中は、バーナ内に⼿や物などを入れないでください。
回転物にはさまれ、けがや機器の破損のおそれがあります。
22
■使用方法
■調整モード
●適切な燃焼状態を得るため、お使いのペレット燃料やその他の使⽤環境に合わせて各種設定値を調整する
ための機能です。
運転中でも停止中でも調整できます。
1 調整ボタンを3秒以上押し続ける ●調整モード表⽰に切り替わります。
表⽰の⾒⽅
●右側のAから始まる番号が表示の内容を、左側の値が対応する設
定値を表します。詳細は23ページの一覧表を参照してくださ
い。
2 調整ボタンを押し、設定値を変更したい項目を表⽰させる
●調整ボタンを押すごとに次の表⽰モードへ切り
換わります。
3 室温/時刻調節ボタンを押して、設定値を変更する ●設定値の表示が変わり、表示が点滅します。
4 設定切換ボタンを押して、設定値を確定する ●設定切換ボタンで確定せずに表⽰を切換える
と、設定値の変更は適⽤されず元に戻ります。
5 リセットボタンを押して、通常の表示に戻す
●調整モードは暖房能⼒の増減を目的としたものではありません。
●むやみに設定を変更すると、点⽕や燃焼の不良、ストーブの故障の原因となります。
⼀度に⼤幅な変更はせず少しずつ調整し、変更した後は1時間程度様⼦を⾒て異常がないことを確認して
ください。
23
■使用方法
モード番号
(表示内容)
設定値
表⽰の例 設定可能範囲 と 解説
こんなときに
お使いください
(灰処理設定)
運転中バーナに溜まる灰を⾃動で灰トレイに落
とす動作の頻度を5段階から選択します。
数値が上がるほど灰の多いペレット燃料に対応
可能ですが、灰処理関連の部品の消耗が早まる
場合があります。
バーナに灰が
たまりやすい
→灰処理レベルを
上げる
(燃料押込設定1)
燃料タンク内のペレット燃料を搬送経路に押し
込む速度を1刻みで調整します。
数値が⼤きいほど押し込み速度が上昇します。
燃焼⽕⼒は内部的に0〜5の6段階に自動調節さ
れていて、 では⽕⼒0(最小)時、 では
⽕⼒5(最大)時の押込速度を変更します。
⽕⼒1〜4(中間⽕⼒)時の押込速度は、これらに
⽐例的に変更されます。
調整可能範囲
:1〜3 :3〜10
燃料タンクの⼿前側
に燃料が多く残る
→押込レベルを
上げる
(燃料押込設定2)
(燃料押込設定3)
点⽕時に燃料タンク内のペレット燃料を搬送経
路に押し込む速度を1刻みで調整します。
数値が⼤きいほど押し込み速度が上昇します。
を大幅に
上げ(下げ)た
→ を
上げ(下げ)る
24
■使用方法
モード番号
(表示内容)
設定値
表⽰の例 設定可能範囲 と 解説
こんなときに
お使いください
(燃料供給設定1)
ペレット燃料をバーナへ供給する速度を10刻
みで調節します。
数値が⼤きいほど供給速度が上昇します。
燃焼⽕⼒は内部的に0〜5の6段階に自動調節さ
れていて、 では⽕⼒0(最小)時、 では
⽕⼒5(最大)時の供給速度を変更します。
⽕⼒1〜4(中間⽕⼒)時の供給速度は、これらに
⽐例的に変更されます。
調整可能範囲
:140〜250 :250〜400
給排気筒から白煙が
出ることがある
(点火時を除く)
→ を上げる
(燃料供給設定2)
炎が大きすぎる
ススや⿊煙が出る
→ を下げる
(点⽕燃料量設定)
点⽕時に使⽤するペレット燃料の量を10刻み
で調整します。
数値が⼤きいほど使⽤する燃料が増加します。
燃料が少なくて
点火に8分以上時間
がかかる
→点⽕燃料量を
上げる
点火時の白煙が多い
→点⽕燃料量を
下げる
25
■使用方法
■使用上の注意
強風時は運転を停止します
●風の強いときには、安全のためE-63を表示し運転を停止することがあります。
風がやむのを待って再点火してください。
極端な負圧(大気よりも低い気圧)の場所では運転を停止します
●排ガスの逆流や逆⽕を防⽌するため、E-63を表示し運転を停止します。
ペレットストーブ運転中は大きな換気・排煙設備などは使用しないでください。
燃料は運転を停止してから補給してください ●燃料タンク内のペレット燃料が少なくなると[タンク空]ランプが点灯して残量が少ないことをお知ら
せし、その後E-64を表示し運転を停止します。
●[タンク空]ランプ点灯中は設定室温や現在室温に関係なく、最⼩⽕⼒で運転します。
●炎が左右にかたよったり、大きさが多少変動することがありますが異常ではありません。
●運転中に「ガリガリ」と⾳を⽴てる場合があります。
バーナ内の灰を灰トレイにかき落としている⾳であり、異常ではありません。
●運転中に燃料タンク付近から「パキッ」と⾳を⽴てる場合があります。
燃料供給経路に引っかかったペレットが砕けることによるもので、異常ではありません。
(⻑いペレットや固いペレットはこの⾳が鳴りやすい傾向があります。)
●ストーブ前面付近は、ふく射熱が強いので熱に弱いものを近づけないでください。変色や変形したりす
ることがあります。
雷時の注意 ●雷が接近したときは、電源プラグをコンセントから抜いてください。
過電流により電⼦部品が損傷する場合があります。
●雷が近づく前に運転スイッチを切り、機器が完全に停⽌してから電源プラグを抜いてください。
●ガラスには水をかけたり、衝撃をあたえたりしないでください。
ガラスが割れて危険です。
●電源プラグは、運転スイッチを切り機器が完全に停止してから抜いてください。
26
■日常の点検・手入れ
■日常の点検・手入れ
■燃焼状態の点検
●サンポット ペレットストーブの良好な燃焼状態を維持するためには、適切なお⼿⼊れが必要です。
お手入れを怠ると、点⽕・燃焼不良の原因となりますので、必ず⾏ってください。
●また、⽊質ペレットは⾃然由来の燃料であり、その性状(※)はときには一定でない場合があります。
それ故、適切なお⼿⼊れを⾏っていても燃焼状態が悪くなってしまうおそれがあります。
※ペレット燃料の性状…含まれる⽔分量、粉の量、⻑さ、⽐重、灰分量、発熱量などを指します
●以下を参考にときどきは燃焼状態を点検し、必要に応じて処置を⾏ってください。
①最⼤⽕⼒時の燃焼状態
●運転開始から設定室温をHiに設定(最⼤⽕⼒で固定運転します)し、1時間程度経過した後に数分間正面から観
察します。観察する間に⾒た⼀番⼤きな炎が以下の表中の炎のうちのいずれのものと近いか点検します。
炎の状態 判定 処置
●炎の高さは窓の1/2〜2/3程度
◎ 燃焼状態は良好で、特に処置は不要です。
●炎の高さが窓の上端を超える
●⿊煙を含んで燃えている
×
下記の処置を⾏い、再度燃焼状態を確認してください。
1)バーナのお手入れ(→13ページ)
2)灰トラップのお手入れ(→32ページ)
3)調整モードで燃料供給設定1を下げる(→22ページ)
処置を⾏っても改善しない場合、お買い求めの販売点または
最寄りのサンポット支店・営業所にご相談ください。
この状態で使い続けると本体や給排気筒内部にススが溜ま
り、ストーブの故障や、ひいては煙道火災などの事故につな
がるおそれがあります。
●お手入れは、必ず運転スイッチを「切」にしてストーブが冷えた状態で⾏ってください。
●灰を扱うときは必ず手袋やマスクを着用してください。
27
■日常の点検・手入れ
■燃焼状態の点検 のつづき
②最⼩⽕⼒時の燃焼状態
●運転開始から設定室温をLoに設定(最⼩⽕⼒で固定運転します)し、1時間程度経過した後に数分間正面から観
察し、以下の表中の炎のうちのいずれのものと近いか点検します。
炎の状態 判定 処置
●バーナから少し炎が⽴ち上がる
◎ 燃焼状態は良好で、特に処置は不要です。
●白煙が混ざる
●炎がほとんど⾒えない
×
下記の処置を⾏い、再度燃焼状態を確認してください。
1)粉トレイのお手入れ(→30ページ)
2)調整モードで燃料供給設定2を上げる(→22ページ)
処置を⾏っても改善しない場合、お買い求めの販売点または
最寄りのサンポット支店・営業所にご相談ください。
この状態で使い続けると、チェックモード表示を頻発したり
異常燃焼につながるおそれがあります。
28
■日常の点検・手入れ
■お手入れが必要な場所と時期のめやす
表内の「時期」はめやすです。
お使いのペレットの性状(灰の量、粉の量など)やストーブの使用条件によって変わる場合があります。
時期 点検・手入れ項目 方 法
使用
ごと
灰トレイ →14ページ
バーナ →13ページ
週に
1回
程度
エアーフィルター
1
ストーブ背面のエアーフィルターを引
き抜きます
2 付着したほこりを掃除機などで取り除
きます
燃焼室内 →29ページ
粉トレイ →30ページ
月に
1回
程度
熱交換部 →31ページ
2ヶ
月に
1回
程度
灰トラップ →32ページ
●バーナや燃焼室、熱交換部のお⼿⼊れの際には、排気ファン⼿動操作を⾏うことでお部屋への灰の⾶散を
軽減できます。
□排気ファン手動運転
ストーブの運転が停止しているときにセーブボタンを3秒⻑押しします。
排気ファンが120秒間経過するか、いずれかのボタン操作で停止します。
このとき、操作部には残り時間を表示します。
29
■日常の点検・手入れ
■燃焼室内のお手入れ
●熱交換部のお⼿⼊れを同時に⾏う場合は、熱交換部を先にお⼿⼊れしてください。
(→■熱交換部のお手入れ)
1 窓ガード・燃焼確認窓を開ける
2 燃焼室の内壁やバーナの周囲、ペレット出口
に溜った灰や粉を掃き落とす
●掃き落とした灰は灰トレイに⼊ります。
灰トレイのお手入れ方法→14ページ
3 窓ガード・燃焼確認窓を確実に閉める ●燃焼確認窓を確実にロックしてください。
ロックが不⼗分だと運転中に排ガスが室内に漏れて危険です。
●窓ガードが閉まっていないと表示部にE-62のチェックモ
ードが表示され、運転できません。
30
■日常の点検・手入れ
■粉トレイのお手入れ
1 お手入れ扉を開ける
2 粉トレイを引き出し、溜った粉を取り除く ●粉トレイは燃料タンクの左下のスペースから引き出します。
●粉トレイが粉で満たされていた場合、受けきれなかった粉が燃料タンクに溜まっていることがあ
ります。粉は正常な運転の妨げとなりますので、⼀旦燃料タンクのペレット燃料を抜き取り、内部
を掃除機で掃除してください。
●粉は燃えやすいので、絶対に灰と同じ容器に入れないでください。
3 粉トレイを元に戻し、お手入れ扉を閉める
31
■日常の点検・手入れ
■熱交換部のお手入れ
1 窓ガード・燃焼確認窓を開ける ●燃焼確認窓を開けて燃焼室内の上方を⾒ると、燃焼室トレイとパイプクリーナーが⾒えます。
2 パイプクリーナーを前後にスライドさせる ●熱交換部に付着した細かい灰が掃き落とされます。
●使わないときは後ろ側に寄せておきます。
3 燃焼室トレイを取り出し、溜った灰を取り除く ●燃焼室左側⾯の⾦具に引っ掛けられています。トレイ全体を持ち上げるようにして取り外します。
●トレイには灰が溜まっています。誤って裏返さないよう注意してください。
4 燃焼室トレイ・燃焼確認窓・窓ガードを元に戻す ●燃焼室トレイの付け忘れに注意してください。
●燃焼確認窓を確実にロックしてください。
ロックが不⼗分だと運転中に排ガスが室内に漏れて危険
です。
●窓ガードが閉まっていないと表示部にE-62のチェック
モードが表示され、運転できません。
32
■日常の点検・手入れ
■灰トラップのお手入れ
1 灰トラップ扉を開ける
2 灰トラップトレイを引き出す ●つまみねじで固定されていますので、左に回して取り外してください。
3 カバーを開け、溜まっている灰を取り除く
4 灰トラップトレイ・灰トラップ扉を元に戻す ●灰トラップトレイは「カチッ」と鳴るまでしっかりと差込み、必ずつまみねじで固定してください。
●正しく取り付けないと排ガスが漏れ出すおそれがあり、⼤変危険です。
33
■定期点検
■定期点検 木質ペレットを燃焼させますと灰が発生します。灰の多くは、灰トレイに溜まりますが、一部は排気ガスと
共に対流してストーブ内に堆積します。この灰を放置しますと、燃焼不良や着⽕不良、ひいては機器の故障の
原因となることがあります。必ず弊社指定の業者による定期点検を受けてください。
■定期点検の実施時期 1シーズン毎に1回定期点検を受けてください。
ただし、湿度の高いところ、ほこりの多いところ、温泉地域などでご使用の場合はシーズン中の点検が必要と
なる場合があります。
お買い求めの販売店または最寄りのサンポット支店・営業所にご相談ください。
定期点検
定期点検は、専門の技術者が設置状態、燃焼室・給排気筒まわりの点検、機器内部の清掃、安全装置及び運転
動作の点検・確認、使⽤時間により消耗劣化しやすい部品の点検等を⾏います。
安全にお使いいただくために製品の状態を点検診断するものですから必ず受けてください。
お申し込み先
お買い求めの販売店または最寄りのサンポット支店・営業所
定期点検費用
定期点検の費用についてはお買い求めの販売店または最寄りのサンポット支店・営業所にご確認ください。
定期点検の結果、部品交換及び修理等が必要な場合は、処置内容及び費用についてお客様にご相談申しあげ
ます。
■定期点検の内容
定期点検の内容 項 目
設置状態、給排気まわりの
点検・確認
●製品の設置・使用状態 ●灰トレイのかん合とつまり
●燃焼室内の灰つまり ●バーナ内の灰つまり
●給排気筒接続とつまり ●給排気トップのつまり
安全装置及び運転動作の
点検・確認
●安全装置のはたらき ●運転動作の点検
●操作部品や動く部品のはたらき
環境・使⽤時間により劣化
しやすい部品の点検・確認
●点火ヒータなどの点検
●給排気部品・排気管接続用Oリングなどの点検
●バーナなどの点検 ●各種送風機、モータの点検
●各種パッキンの点検 ●ガラスの点検
製品の清掃・整備
●本体内部 ●灰トレイ
●燃焼室内 ●灰トラップ
●エアーフィルター ●送風機ファン
●ガラス ●燃料タンク内の粉塵除去
34
■故障・異常の⾒分け⽅と処置方法
■故障・異常の⾒分け⽅と処置方法
●修理を依頼される前に、以下の表にもとづいてお確かめください。
■次のような場合は故障・異常ではありません
現 象 説 明
初めて使用するときやシーズン始めに、煙やに
おいが出る
ほこりやパッキンが焼けるにおいがすることがあります
が異常ではありません。
運転中に燃料タンク付近から「パキッ」と⾳が
出る
燃料供給経路に引っかかったペレットが砕けることによ
るもので、異常ではありません。(⻑いペレットや固いペ
レットはこの音が鳴りやすい傾向があります。)
運転開始数分後、給排気トップから白煙が出る 点⽕時には⽩煙が出る仕様であり異常ではありません。
運転中に「ガリガリ」と音が出る バーナ内の灰を灰トレイにかき落としている⾳であり、
異常ではありません。
炎が大小変動したり、左右に片寄ったりする ペレット燃料の落ち⽅のムラによるもので、異常ではあ
りません。
運転してもすぐに温風が出てこない 冷風を出さないようにしてあるためで、異常ではありま
せん。機器があたたまると温風が出ます。
運転スイッチを「切」にしてもすぐに⽌まらない 消⽕後、機器内部がじゅうぶん冷えるまで送風を続けま
す。異常ではありません。
誤って電源プラグを抜いてしまい、すぐに差し
込んで運転操作をしたが点火しない
機器内部がじゅうぶん冷えてから再点⽕をします。異常
ではありません。
35
■故障・異常の⾒分け⽅と処置⽅法
■次のような場合は、処置をお試しください
●チェックモード表⽰は適切な処置を⾏い、リセットボタンを押すことで解除できます。
●処置は必ず、ストーブが冷えてからおこなってください。
●表にない現象の場合や、処置をしても再度症状が現れる場合はお買求めの販売店または最寄りの弊社⽀
店・営業所へご相談ください。
現 象 原 因 処 置
表示部に何も表示しない
電源プラグがコンセントに
差し込まれていない コンセントに確実に差し込む
停電中である 復旧されるまで待つ
省電⼒モード(→15ページ) 省電⼒モードを解除する
(対震自動消火装置作動)
地震や強い振動、衝撃を受けた
ストーブの周囲や給気管・排気管及び燃焼
室まわり開閉部の外れやゆるみ、 その他
の異常がないことを確認し、リセットボタ
ンを押す
(停電安全装置作動)
運転中、停電があった
または電源プラグが抜けた リセットボタンを押す
(過熱防止装置作動)
エアーフィルターにほこりがた
まった
エアーフィルターのお手入れ
(→28ページ)
温風吹出し口が障害物におおわ
れた 障害物を取り除く
燃料供給量の過剰 燃料供給設定 2 を下げる
(→22〜24ページ)
(逆火防止装置作動)
供給経路内に排ガスが逆流した
以下のことを確認する
●灰トレイ、燃焼確認窓や灰トラップトレ
イが確実に閉められているか
●室外の給排気筒が障害物などでふさが
れていないか
●熱交換部、灰トラップトレイに灰がた
まっていないか
(→31〜32ページ)
燃料供給量の過剰 燃料供給設定 2 を下げる
(→22〜24ページ) 炎が異常に⼤きい
ススや⿊煙が出る
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■故障・異常の⾒分け⽅と処置⽅法
現 象 原 因 処 置
点火しない
(点火安全装置作動)
ペレット燃料がバーナに供給さ
れていない または少ない
燃料供給⼝の奥にペレット燃料や粉が詰
まっていないか確認する
燃料を切らした後の場合は、燃料充填操
作(→55ページ)を⾏い、燃料が出てくる
ことを確認する
点⽕燃料量を上げる(→24ページ)
バーナの底に灰が溜っている バーナのお手入れ
(→13ページ)
表⽰後は、バーナ内にペレット燃料が残っている場
合があります。そのまま再度運転させると⼤量の⽩煙が出
たり、点⽕時の爆発によって煙が室内に漏れたり、機器の故障や不完全燃焼
の原因となります。必ず運転前に取り除いてください。
また、取り除いたペレット燃料は絶対に燃料タンクに⼊れないでください。
現在室温が低く、
⽕⼒が⼩さい
ペレット燃料がバーナに供給さ
れていない または少ない
粉トレイのお手入れ(→30ページ)
燃料供給⼝の奥にペレット燃料や粉が詰
まっていないか確認する
燃料を切らした後の場合は、燃料充填操
作(→55ページ)を⾏い、燃料が出てくる
ことを確認する
(燃焼制御装置作動)
バーナの底に灰が溜っている バーナのお手入れ (→13ページ)
灰処理レベルを上げる(→23ページ)
(排気管抜け
検知装置作動)
排気管の接続部が外れた
排気管抜け検知リード線が外れ
たり断線した
排気管や排気管抜け検知リード線を点検
し、確実に接続する
(燃焼確認窓開放
防止装置作動)
窓ガードを開けたまま運転させ
た または 運転中に窓ガード
を開放した
窓ガードを閉める
ご注意
37
■故障・異常の⾒分け⽅と処置⽅法
現 象 原 因 処 置
(逆圧防止装置作動)
強風の影響を受けた 強風がやむのを待つ
室内が極端な負圧(大気よりも
気圧が低い状態)になった
負圧の原因になるものがないか確認する
(大きな換気・排煙設備の使用など)
強風のときや負圧の室内での使用は、機器外への出炎や
排ガス漏れのおそれがあり危険です。
が表示されなくても、強風時の使用や大きな換
気・排煙設備との併用はお止めください。
タンク空
ランプ点灯
(残量検知装置作動)
燃料タンク内のペレット燃料が
少なくなった
※タンク空ランプ点灯中は、設
定室温や現在室温に関わらず最
⼩⽕⼒で運転します。
燃料を補給する
(→12ページ)
(排気高温検知装置作動)
熱交換部や灰トラップに灰が溜まっ
た
熱交換部のお手入れ
(→31ページ)
灰トラップのお手入れ
(→32ページ)
燃料供給量の過剰 燃料供給設定 2 を下げる
(→22〜24ページ)
(排気漏れ
検知装置作動)
(連続排気漏れ
検知装置)
排気漏れを検知した
排気管が正しく接続されているか確認す
る
燃焼確認窓・灰トレイ・灰トラップが確
実に閉まっているか確認する
他の燃焼器具の排ガスを検知した ストーブ付近での他の燃焼器具の使用を
中止する
連続で排気漏れ検知装置が作動し が点灯すると、ストーブが使用でき
なくなります。換気を⾏い、お買い求めの販売店または最寄りのサンポット
支店・営業所へご連絡ください
ご注意
38
■故障・異常の⾒分け⽅と処置⽅法
現 象 原 因 処 置
(室温センサー
故障警告)
表⽰時は設定室温に関わらず最⼩⽕⼒の固定運転になります。
室温センサーが故障、断線した
室温センサーの交換が必要です。お買い求
めの販売店または最寄りのサンポット支
店・営業所へご連絡ください。
(排気温度⾼温警告)
表⽰時は⾃動的に最⼤⽕⼒を弱めます。
放置すると を表示して運転を停止する場合があります。
熱交換部や灰トラップに灰が溜まった 熱交換部のお手入れ (→31ページ)
灰トラップのお手入れ(→32ページ)
燃料供給量の過剰 燃料供給設定 2 を下げる
(→22〜24ページ)
(エアーフィルター
お掃除警告)
温風が充分に送られなくなっているため、室内が暖まりにくくなったり、本体が
過熱したり、燃費が悪くなります。
エアーフィルターにほこりがたま
った
エアーフィルターのお手入れ
(→28ページ)
温風吹出し口が障害物におおわれ
た 障害物を取り除く
燃料供給量の過剰 燃料供給設定 2 を下げる
(→22〜24ページ)
(定期点検お知らせ警告)
定期点検が必要な時期になると表示します。
を表示してもストーブの使用は可能ですが、安全のためお早めに定期点
検をご依頼ください。(→33ページ)
定期点検を受けないと 表示はリセットできません。
排気漏れ検知装置は、室内の排気ガスを検知するセンサーです。センサーはストーブ以外から出る排気ガス
にも影響を受けます。ストーブを設置している部屋が下記のようになっていないか確認してください。
●炭火やガス炊飯器、コンロなど他の燃焼機器を室内で使用している。
●ストーブ周囲に部屋の換気⼝があるなど排気ガスが室外から流⼊している。
あてはまる場合は一旦使用を中止してじゅうぶんに換気し、原因を取り除いてから使用してください。
以下のチェックモードが表示されると、運転は継続されますが、放置するとストーブの性能を充分に発揮
できないほか、安全装置が作動し運転を停止したり、機器の故障の原因となります。お早めに処置を行っ
てください。
排気漏れ検知装置について排気漏れ検知装置について排気漏れ検知装置について排気漏れ検知装置について
39
■故障・異常の⾒分け⽅と処置⽅法/■保管
■保管(⻑期間使⽤しない場合) ●⻑期間使⽤しないとき(シーズン終了時)は、次の要領でお⼿⼊れしてください。
1 電源プラグをコンセントから抜く
2 バーナ・燃焼室内・熱交換部・灰トレイ・灰トラップ・粉トレイを
お手入れする
3 燃料タンクのペレット燃料を抜き取る ●抜き取ったペレット燃料を次シーズンに持ち越すことはしないでください。
4 ストーブは据付けたまま保管する ●どうしても取り外して保管するときは、必ず弊社指定の業者に依頼し、湿気やほこりの少ないと
ころに保管してください。次シーズンに据付けるときには、必ず弊社指定の業者にご依頼ください。
次のような時は使用を中止し、販売店にご相談ください
・下記のような現象が⾒られる場合には使⽤を中⽌して、必ずお買い求めの販売店または最寄りのサン
ポット支店・営業所へご相談ください。
●排ガスのにおいがしたり、目がチカチカする
排ガスが漏れているおそれがあります。
排ガスが室内に漏れていますと、危険です。
●ストーブ本体から⽩煙が漏れてくる
燃焼確認窓・灰トレイ・灰トラップトレイなどのかん合部から排ガス
が漏れているおそれがあります。 確実に閉められているか確認して
ください。
確認後も⽩煙が室内に漏れる場合は使⽤を中⽌してください。
●⿊煙を出して燃える
燃焼が異常になっています。
●「ボン」という大きな音がした
ストーブが損傷したり、パッキンが飛散しているおそれがあります。
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■仕様
■仕様 型 式 の 呼 び FFP-9010DF
名 称 ペレットストーブ
区 分 密閉式ペレットストーブ
種類
燃焼方式 直接送風燃焼式
給排気方式 強制給排気形
用途別方式 強制対流形
使 用 燃 料 銘建工業(株)製 ホワイトペレット※1
点 火 方 式 電気点火(温風点火式)
発熱量※2 最 大 42,078kJ/h(10,052kcal/h)
最 小 15,882kJ/h(3,794kcal/h)
熱効率 最 大 77%
最 小 68%
暖房出⼒※2 最 大 9.0kW(7740kcal/h)
最 小 3.0kW(2580kcal/h)
燃料消費量※2 最 大 2.20kg/h
最 小 0.83kg/h
外形寸法
(キャビネット寸法)
高 さ 1438mm
幅 490mm
奥 ⾏ 510mm(窓ガード除く) 566mm(窓ガード含む)
質 量 87kg
燃料タンク容量 26kg
電流ヒューズ 筒形 10A 1個
排 気 温 度 260℃以下
電源電圧及び周波数 100V 50/60Hz
定格消費電⼒
(50/60Hz)
点火時 580W/710W
燃焼時 54W/63W
給排気筒の形式の呼び FWT-10M-PS
給排気筒壁貫通部孔径 120mm
給排気筒の呼び径 D70
安全装置 対震自動消火装置、停電安全装置、点火安全装置
燃焼制御装置、過熱防止装置、逆火防止装置
その他の装置 排気管抜け検知装置、残量検知装置、逆圧防止装置
排気高温検知装置、排気漏れ検知装置
附属品
ねじ4×25(2)、4×10 ねじ(2) 、アンカーセット(4)
壁固定⾦具(2) 、床固定⾦具(2)、燃焼室トレイ(1)
取扱・工事説明書(1)、給排気筒セット(1)
※1他のペレット燃料の使⽤をご希望の際は、本体設定の調整が必要となります。
※2ご使用のペレット燃料の銘柄・性状により発熱量・暖房出⼒・燃料消費量が異なることがあります。
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■アフターサービス
■アフターサービス
■保証書
●保証書は必ず「販売店名」・「お買い上げ年⽉⽇」などの記⼊をお確かめのうえ、販売店からお受け取りく
ださい。
●保証書は記載内容をよくお読みのうえ、⼤切に保管してください。
■修理を依頼されるとき
「故障・異常の⾒分け⽅と処置⽅法」(34ページ)に従って点検してください。処置してもなおらないとき
は使用を中止し、電源プラグを抜いてから、お買い求めの販売店または最寄りのサンポット支店・営業所へご
連絡ください。修理に際しましては、保証書をご提示ください。保証書の規定に従って修理いたします。
●保証期間が過ぎているときは、販売店にご相談ください。
修理によって性能が維持できる場合は、ご希望により有料修理いたします。
●修理料⾦は、技術料・部品代・出張料などで構成されています。
●ご不明な点や修理に関するご相談は、お買い求めの販売店または最寄りのサンポット支店・営業所へお
問い合わせください。
■補修用性能部品について
●密閉式ペレットストーブの補修⽤性能部品の保有期間は製造打切り後10年です。
●性能部品とは、その製品の機能を維持するために必要な部品です。
ご連絡していただきたい内容
ご 住 所
お 名 前
電 話 番 号
製 品 名 ペレットストーブ
型 名 FFP-9010DF
お 買 い 上 げ 日 年 月 日
故障または異常の内容
チェックモード表示
訪 問 ご 希 望 日
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工 事 編
設置工事の前にこの工事編をお読みのうえ、
正しく据付けてください
● 建築基準法や電気設備に関する技術基準、消防法に基づく⽕災予防条例に定められた設置をする必要
があります。
● 本体にテープで貼付けられている注意ちらしは読んだ後、取り除いてください。
■安全のために必ずお守りください
●ここに示した事項は 警告、 注意に区分しています。
警告 この表示を無視して、作業を誤った場合に作業者が、またはその作業
後の不具合によって使用者が死亡、重傷を負う可能性、または火災の
可能性が想定される内容を示しています。
注意 この表示を無視して、作業を誤った場合に作業者が、またはその作業
後の不具合によって使⽤者が、軽傷を負う可能性や、物的損害の発生
が想定される内容を示しています。
●イラスト(まんが)の横にあるマークは次のように表しています。
マーク 禁 止
マーク 指 示
マーク 注 意
43
■安全のために必ずお守りください
警 告(WARNING)
据付けや移設は、販売店または据付け業者が⾏ってください
●お客様ご自身で据付けをされ、不備があると感電や⽕災の原因になります。 必ず⾏う
据付けは⽕災予防条例、電気設備に関する技術基準、電気工
事を指定の工事店に依頼するなど、法令の基準を守って⾏っ
てください
必ず⾏う
屋内給排気禁止
●屋内に排気すると、排ガスが室内に充満して危険です。
必ず屋外に排気してください。
禁止
床下給排気禁止
●床下に排気すると、排ガスが室内に漏れて危険です。
必ず屋外に排気してください。
禁止
給排気筒を確実に接続
●給排気筒(管、ホース)を確実に接続し、しっかりと固定してく
ださい。風、振動、衝撃などで外れたりすると運転中に排ガスが
室内に漏れて危険です。
必ず⾏う
給排気筒トップは閉そく危険
●積雪が多いときに給排気筒トップのまわりが雪でふさがれない場所に設置
してください。
また、板などによる「雪囲い」は給排気の妨げになるのでおやめください。
運転中に排ガスが室内に漏れて危険です。
注 意(CAUTION)
次の場所には据付けない
火災や予想しない事故の原因になります。
禁止
■水平でない場所、不安定な場所
■不安定な物を乗せた棚などの下
■換気の⾏えない場所
■標高1000m以上の高地
■温室、飼育室など人のいない場所
■可燃性ガスの発生する場所またはたまる場所
■付近に燃えやすいものがある場所
■階段、避難口などの付近で避難の支障になる場所
44
■安全のために必ずお守りください
注 意(CAUTION)
■ストーブから周囲の可燃物までの離隔距離を守る ●壁⾯との距離は保守点検、⽇常
のお⼿⼊れを⾏うためにも必
要です。
●※1の寸法は防⽕上必要な離隔
距離を示しますが、保守点検の
ため60cm以上離すことを推奨
します。
●※2の寸法は防⽕上必要な離隔
距離を⽰しますが、⽇常のお⼿
入れや保守点検のため必ず30c
m以上離してください。
■給排気筒トップから周囲の可燃物までの離隔距離を守る
●給排気筒トップは上⽅及び両側に気流を阻⽌する障害物がないこと。
●雪の多い地⽅では、最⾼積雪⾯より50cm以上離れる場所に、給排気筒を取り付けてください。
●保守点検や性能維持のため、障害物が不燃材であっても、上図離隔距離としてください。
■給排気筒トップは風圧帯になる場所を避けてください ●風圧帯に据付けると、逆圧防止装置が作動してチェックモード を表示したり、室内に煙や排
気ガスが逆流することがあり、危険です。
45
■安全のために必ずお守りください
注 意(CAUTION)
給排気筒の点検
●据付けが終わりましたら、もう⼀度点検してください。
次のような取り付けは、危険であったり、異常燃焼をおこすおそれがあ
りますので、必ず修正してください。
必ず⾏う
可燃物近接禁止
禁止
接続部は正しく接続されていること
必ず⾏う
下り勾配のこと
必ず⾏う
給排気筒トップ付近の危険物近接禁止
禁止
2m3曲がり以下のこと
必ず⾏う
給排気筒トップと開口部(窓など)との距離
が離れていること 必ず⾏う
46
■開こん
■開こん ●木枠から本体を取り出し、緩衝材、テープなどを取り除いてください。
⼯場出荷時燃焼試験を⾏い、燃焼室内やバーナーなどが一部変色したり、灰が付着しているものがあり
ますが異常ではありません。
■付属品の確認
●本体のほかに次のものが用意されています。梱包材といっしょに捨てることのないよう点検し、ご
使用ください。
付属品はストーブ上部の箱に同梱されています
壁 固 定 ⾦ 具 床 固 定 ⾦ 具
取扱・工事説明書 燃焼室トレイ
1冊
1 個
給排気筒セット
番号 部 品 名 個数
① 室内側給排気筒 1
② 室内樹脂フランジ 1
③ 室外側給排気筒 1
④ 室外側樹脂フランジ 1
⑤ 室外パッキン 1
⑥ エルボ 1
⑦ ストッパーリング 1
⑧ 給気ホース 1
⑨ ゴムジョイント 2
⑩ ワイヤーバンド 2
⑪ 4×25木ねじ 4
⑫ カバー板 1
⑬ 4×10ねじ 4
⑭ 排気管断熱カバー 1
4×25ねじ
2本 2個
2個 アンカーセット
4個
4×10ねじ
2本
⑭
47
■据付け
■据付け
■据付け場所の選定
スト
ーブ
本体
の据
付場
所
冷たい外気に接する窓際や壁際に据付けると、冷気が暖められて対流しますので効果的です
可燃物や障害物からじゅうぶんに離す 44ページを参照ください
水平で安定のよい、しっかりとした場所に
据付ける
ペレット燃料を満タンにいれたときのストーブの
重量は、約110kgです
100Vのコンセントを使用する 電源コードの有効⻑さは約2mです
給排気筒が正しく屋外に取り出せる場所に据付ける
次のような場所では使用しない
●不安定なものをのせた棚などの下
●可燃性ガスが発生する、またはたまる場所
●換気の⾏えない場所
●階段、避難口などの付近で避難の支障となる場所
●温室、飼育室など人のいない場所
●標高1000m以上の高地
●換気設備等により極端な負圧(大気よりも気圧が低い)の場所
給排
気筒
の据
付け
場所
可燃物や障害物からじゅうぶんに離す 44ページを参照ください
集合煙突には絶対に取り付けない
⼦どもが触れるような場所や通路、⼈通り
のはげしい場所を避ける 給排気筒トップは高温になります
建物の出入口に近い場所や外気が室内に入
りやすい場所を避ける 点火・消火時に煙やにおいが出ます
風圧帯になる場所を避ける 風圧帯に据付けると、室内に煙や排気ガスが逆流
することがあり危険です
給排気管を延⻑する場合は以下によること
●2m3曲がり以下
守らないと異常燃焼の原因となります ●ストーブ本体排気口を最も低い位置と
し、下り勾配や凹部が無いこと
●メンテナンス性をじゅうぶんに考慮する 年に1回程度、排気管内にたまった灰の掃除が必要
です
⽕災予防条例にしたがい、以下の点に注意して据付け場所を選定してください。
48
■据付け
■本体外形寸法
49
■据付け
■据付け方法
●据付けの前に、「■安全のために必ずお守りください」(42〜45ページ)、「■据付け場所の選定」
(47ページ)の内容をじゅうぶんに確認し、据付ける場所を決めてください。
1 床固定用アンカー(付属品)の施工 と 床への固定 ●アンカーの施工位置は48ページを参照ください。
①床に穴をあけ、付属のアンカーを打ち込む
●穴は直径12.5mm、深さ約40mmとしてください。
●アンカーを打ち込む前に切粉を取り除いてください。
②ストーブ本体の前後に、床固定⾦具を取り付ける
●前面側は付属の4×10ねじを使用して取り付けてください。
●後⾯側はねじを流⽤し、共締めしてください。
③本体に取付けた床固定板を、ボルトでアンカーに固定する
●固定する前に、■給排気筒の取り付け(50ページ)を⾏ってください。
2 壁固定⾦具の取付け と 壁への固定 ●壁固定⾦具の施⼯位置は48ページを参照ください。
①壁固定⾦具の調節ねじを外す
②壁固定⾦具(B)をストーブ背面のねじで固定する
③壁固定⾦具(A)を壁に固定する
●壁の材質により、適切なプラグを打ち込むなど強度を確保し
てださい。
●付属の4×25ねじを使用してください。
④壁固定⾦具(A)(B)を調節ねじで固定する
●固定する前に、■給排気筒の取り付け(50ページ)を⾏って
ください。
※壁固定⾦具は、本体背⾯と壁の距離が25cm以上の場合は使用できません
50
■給排気筒の取り付け
■給排気筒の取り付け
■標準給排気方式の工事方法
●給排気筒及び工事部品は、付属の[給排気筒セット]を使用してください。指定以外のものは使用し
ないでください。
●給排気筒の取り付け可能壁厚は16〜30cmです。
●壁の厚さが30cm以上の場合は別売の薄型給排気筒延⻑アダプター(FWT-10B)を使用して
ください。
●壁の厚さが16cm未満の場合は別売の給排気筒スペーサー(FT-S)を使用してください。
●給排気筒の端面(パイプの先端など)でけがをしないようご注意ください。
1 給排気筒の穴あけ位置を決め、印をつける ●位置は48ページを参照ください。
●図中の斜線部に給排気筒を取り付ける場合、正⾯から⾒たときに給排気筒が隠れませんので
ご注意ください。
●別売の背面カバーをご使用の場合は、斜線以外の位置を選んでください
2 壁に給排気筒の穴をあける ●印をつけた位置に直径120mmの穴を室内側から室外に向け
て、下向きに約3°の傾斜であけてください。
3 給排気筒を分離する ●付属の給排気筒を回して室内・室外側に分離してください。
4 室内側給排気筒を固定する ●室内側給排気筒を壁穴に差し込み、室内樹脂フランジの「上」
文字が上側になるように、4×25の木ねじ(4本)で固定
してください。
5 エルボに排気管断熱カバーをかぶせる
●壁内の鉄筋、電気・電話等の配線、ガス・水道配管にあたらない場所を選んでください 。
●給排気筒と壁内・壁⾯の⾦属部が接しないよう、必要な電気的絶縁を施してください。
51
■給排気筒の取り付け
■標準給排気方式の工事方法 のつづき
6 エルボを給排気筒に取り付ける ●室内側給排気筒の排気口にエルボを差し込んでください。
●差し込み部のリブをはさんで付属のストッパーリングをかけて
ください。
7 ストーブとエルボを接続する ●ストーブを動かし、ストーブの排気口にエルボを差し込みます。
リブが完全にストーブに入るまで差し込んでください。
8 ストッパーをエルボに押し当て固定する ●ねじ2本を締め付けて固定してください。
9 ゴムジョイントを接続する ●給気ホース両端に、ゴムジョイントをいっぱいまでねじ込んで
ください。
10給気ホースを接続する ●給気ホースを接続したゴムジョイントを本体及び室内側
給排気筒の給気口に接続し、ワイヤーバンドで固定してく
ださい。
●給気ホースは排気管に当たらないように曲げてください。
●給気口は2箇所ありますので、使用しない給気口には給気
口キャップを取り付けてください。
11 室外側給排気筒を取り付ける ●室外側給排気筒に室外樹脂フランジ、室外パッキンをはめ
込み、室外から室内側給排気筒にしっかりとねじ込んでく
ださい。
●室外側樹脂フランジの「上」の文字を上に向けてください。
●室外側給排気筒のφ 3mmの穴が真横(左右1箇所ずつ)
にくるようにしてください。
52
■給排気筒の取り付け
■標準給排気方式の工事方法 のつづき
12室外樹脂フランジの周囲にコーキング材を塗る ●室外樹脂フランジと、壁面、室外側給排気筒の接触部の全周に塗ってください。
13カバー板を取り付ける ●外側給排気筒にカバー板を「うえ」の文字が上側になるように、
4×10タッピンねじ(4本)で固定してください。(継ぎ目の
部分が穴位置に来た場合は、ねじ3本で固定してください。)
14排気管抜け検知リード線を接続する ●ストーブ背面に束ねられている排気管抜け検知リード線を、必要
な⻑さまでのばしてください。
●排気管抜け検知リード線の先端の端子を、ねじで固定してくださ
い。
●余分な線はビニ帯で束ねてください。
●コーキングが不⼗分だと、⾬⽔が室内や壁内に侵入することがあります。
●排気管接続部へのス�