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Copyright(C) 2005 Cybozu, Inc. All rights reserved. システム管理マニュアル サーバー/ドライブ移行・バックアップ編 サーバー/ドライブの移行 サーバーの移行 ······································································································2 OS が同じサーバーへ移行する ········································································ 3 OS が異なるサーバーへ移行する····································································· 7 サイボウズ Office 6 へのバージョンアップと、サーバー移行を同時に行う··11 ドライブの移行 ····································································································12 サイボウズ Office 6 のドライブを移行する··················································· 13 サイボウズ Office 6 へのバージョンアップと、ドライブ移行を同時に行う· 14 データの保守(バックアップと最適化) バックアップ········································································································19 最適化 ··················································································································22

サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

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Page 1: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

Copyright(C) 2005 Cybozu, Inc. All rights reserved.

システム管理マニュアル

サーバー/ドライブ移行・バックアップ編

サーバー/ドライブの移行

サーバーの移行 ······································································································2

OS が同じサーバーへ移行する ········································································ 3 OS が異なるサーバーへ移行する····································································· 7 サイボウズ Office 6 へのバージョンアップと、サーバー移行を同時に行う··11

ドライブの移行 ····································································································12

サイボウズ Office 6 のドライブを移行する··················································· 13 サイボウズ Office 6 へのバージョンアップと、ドライブ移行を同時に行う· 14

データの保守(バックアップと最適化)

バックアップ········································································································19

最適化 ··················································································································22

Page 2: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

サーバー/ドライブの移行

Page 3: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

サーバーの移行

OS が同じサーバーへ移行する

OS が異なるサーバーへ移行する

サイボウズ Office 6 へのバージョンアップと、サーバー移行を同時に行う

2

Page 4: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

OS が同じサーバーへ移行する

移行元のサーバーと OS が同じサーバーに移行する場合(Windows → Windows/UNIX →

UNIX)について説明します。

移行の手順は、以下のとおりです。

<移行元のサーバー>

1. 移行前の確認を行う

2. データのバックアップをとる 

<移行先のサーバー>

1. 最新の「サイボウズ Office 6」をダウンロードする

2. 最新の「サイボウズ Office 6」をインストールする

3. データを移行する

4. 動作確認する

【ヒント】 サーバーの移行後、新たにソフトウエア利用権を購入する必要はあり

ません。

【ヒント】 データには、システム設定情報(登録キーの情報)が含まれていま

す。 サーバーの移行後に、登録キーを再度設定する必要はありません。

 移行元のサーバーでの作業

 移行先のサーバーでの作業

移行元のサーバーでの作業

1.移行前の確認を行う

移行作業を行う前に、以下の点を確認してください。

 「サイボウズ Office 6」のファイル構成を確認する

「ファイル構成」を参照の上、「サイボウズ Office 6」のファイル構成を確認してくだ

さい。

 

現在のインストールディレクトリを確認する

インストールディレクトリは、「サイボウズ(R) Office の実行環境の診断」画面で確

認できます。

パラメータ「Dir」欄に、インストールディレクトリが表示されます。

3

Page 5: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

ファイル構成

サイボウズ(R) Office の実行環境の診断

2.データのバックアップをとる

まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

バックアップ対象のデータは、以下のとおりです。

バックアップ方法については、「バックアップ」をご覧ください。

【注意】 弊社では、データの紛失等のトラブルに対する保証はいたしかねま

す。あらかじめご了承ください。

  (インストールディレクトリ)/cb5/data フォルダ以下の全てのデータ

  (インストールディレクトリ)/cb5/file フォルダ以下の全てのデータ

バックアップ

移行先のサーバーでの作業

1.最新の「サイボウズ Office 6」をダウンロードする

移行先のサーバーマシンに、最新版の「サイボウズ Office 6」をダウンロードします。

「サイボウズ Office 6」は、「ダウンロード」のページからダウンロードできます。

ダウンロード

2.最新の「サイボウズ Office 6」をインストールする

手順 1. でダウンロードした最新版の「サイボウズ Office 6」をインストールします。

『インストールマニュアル』の「新規にインストールする場合(Windows 版)」または「新規にイ

ンストールする場合(UNIX 版)」を参照の上、インストールしてください。

新規にインストールする場合(Windows 版)

新規にインストールする場合(UNIX 版)

4

Page 6: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

3.データを移行する

移行元サーバーのデータを、移行先のサーバーへ移行します。

移行元でバックアップをとったデータを、移行先のサーバーへ上書きコピーします。

※FTP でデータを転送する場合は、バイナリモードで行ってください。

<移行元サーバーのデータ>

インストールディレクトリ

(インストールディレクトリ)/cb5/data

(インストールディレクトリ)/cb5/file

上書きコピー

<移行先サーバーのディレクトリ>

(インストールディレクトリ)/cb5

【注意】 UNIX の場合、上書きコピーの作業によりファイルの所有者(owner)

が変更されることがあります。ファイルの所有者(owner)が変更されると、データを登録/変更することができなくなります。 データを移行した後に、移行先サーバーのファイルの所有者(owner)が、「Webサーバーを起動しているユーザーである」ことを確認してください。

【注意】 Windows の場合、上書きコピーの作業によりアクセス権が変更される

ことがあります。データファイルがアクセスできる状態になっていることを確認してください。

4.動作確認する

移行先のサーバーにアクセスして、問題がないかをどうかを確認してください。 以下の場合

は、移行元のサーバーの「サイボウズ Office 6」をアンインストールし、データを削除してくだ

さい。

削除の対象となるディレクトリは、以下のとおりです。

 データが正常に移行されていて、「サイボウズ Office 6」の動作に問題がない場

 データが正常に移行されていて、移行元のサーバーの「サイボウズ Office 6」の

データが不要である場合

  インストールディレクトリ

  (ホームディレクトリ)/cb6

5

Page 7: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

Windows 版のアンインストールについては、『インストールマニュアル』の「Windows 版のア

ンインストール」をご覧ください。

UNIX 版のアンインストールについては、『インストールマニュアル』の「UNIX 版のアンインス

トール」をご覧ください。

【注意】 編集されたテンプレート html ファイルを移行する場合、移行元サー

バーと移行先サーバーの「サイボウズ Office 6」のバージョンが違うことが原因で正常に動作しないことがあります。 マイナーバージョンが違う「サイボウズ Office 6」のテンプレート html ファイルは、移行しないでください。

【注意】 サーバーの移行を行う前に、移行先のサーバーで「サイボウズ

Office 6」を試用することは可能です。 移行元のサーバーと移行先のサーバーで、2つの「サイボウズ Office 6」を利用できます。 ただし、2 つの「サイボウズ Office 6」で利用しているデータは、統合、同期、連携することはできません。 「試用したデータ」か、「これまで運用しているデータ」のどちらかを削除していただくことになります。 あらかじめご了承ください。

Windows 版のアンインストール

UNIX 版のアンインストール

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Page 8: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

OS が異なるサーバーへ移行する

移行元のサーバーと OS が異なるサーバーに移行する場合(Windows → UNIX/

UNIX → Windows)について説明します。

移行の手順は、以下のとおりです。

<移行元のサーバー>

1. 移行前の確認を行う 2. データのバックアップをとる             

<移行先のサーバー>

1. 最新の「サイボウズ Office 6」をダウンロードする 2. 最新の「サイボウズ Office 6」をインストールする 3. データを移行する 4. 動作確認する

【ヒント】 サーバーの移行後、新たにソフトウエア利用権を購入する必要はあり

ません。

【ヒント】 データには、システム設定情報(登録キーの情報)が含まれていま

す。 サーバーの移行後に、登録キーを再度設定する必要はありません。

 移行元のサーバーでの作業

 移行先のサーバーでの作業

移行元のサーバーでの作業

1.移行前の確認を行う

移行作業を行う前に、以下の点を確認してください。

 「サイボウズ Office 6」のファイル構成を確認する

「ファイル構成」を参照の上、「サイボウズ Office 6」のファイル構成を確認してくだ

さい。

 

現在のインストールディレクトリを確認する

インストールディレクトリは、「サイボウズ(R) Office の実行環境の診断」画面で確

認できます。

パラメータ「Dir」欄に、インストールディレクトリが表示されます。

ファイル構成

サイボウズ(R) Office の実行環境の診断

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Page 9: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

2.データのバックアップをとる

まず、万全を期すために、全てのデータのバックアップをとります。

バックアップ対象のデータは、以下のとおりです。

バックアップ方法については、「バックアップ」をご覧ください。

【注意】 弊社では、データの紛失等のトラブルに対する保証はいたしかねま

す。あらかじめご了承ください。

  (インストールディレクトリ)/cb5/data フォルダ以下の全てのデータ

  (インストールディレクトリ)/cb5/file フォルダ以下の全てのデータ

【注意】 上記以外のファイルを移行しないでください。正常にご利用いただけ

ない場合があります。

バックアップ

移行先のサーバーでの作業

1.最新の「サイボウズ Office 6」をダウンロードする

移行先のサーバーマシンに、最新版の「サイボウズ Office 6」をダウンロードします。

「サイボウズ Office 6」は、「ダウンロード」のページからダウンロードできます。

ダウンロード

2.最新の「サイボウズ Office 6」をインストールする

手順 1. でダウンロードした最新版の「サイボウズ Office 6」をインストールします。

『インストールマニュアル』の「新規にインストールする場合(Windows 版)」または「新規にイ

ンストールする場合(UNIX 版)」を参照の上、インストールしてください。

新規にインストールする場合(Windows 版)

新規にインストールする場合(UNIX 版)

3.移行元の「サイボウズ Office 6」のデータを移行する

移行元サーバーから、移行先のサーバーへデータファイルをコピーします。

移行元でバックアップをとったデータを、移行先のサーバーへ上書きコピーします。

【注意】 FTPでデータを転送する場合は、バイナリモードで行ってください。

※FTP でデータを転送する場合は、バイナリモードで行ってください。

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Page 10: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

例) Windows のサーバーから、UNIX のサーバーへ移行する

<移行元サーバーのデータ>

(インストールディレクトリ)/cb5/data

(インストールディレクトリ)/cb5/file

上書きコピー

<移行先サーバーのディレクトリ>

(インストールディレクトリ)/cb5       

移行元サーバーのインストールディレクトリが

C:¥InetPub¥scripts¥cbag¥cb5 の場合

C:¥InetPub¥scripts¥cbag¥cb5¥data C:¥InetPub¥scripts¥cbag¥cb5¥file

上書きコピー

移行先サーバーのインストールディテクトリが

/home/httpd/cgi-bin/cbag/cb5 の場合

/home/httpd/cgi-bin/cbag/cb5

【注意】 UNIX の場合、上書きコピーの作業によりファイルの所有者(owner)

が変更されることがあります。ファイルの所有者(owner)が変更されると、データを登録/変更することができなくなります。 データを移行した後に、移行先サーバーのファイルの所有者(owner)が、「Webサーバーを起動しているユーザーである」ことを確認してください。

【注意】 Windows の場合、上書きコピーの作業によりアクセス権が変更される

ことがあります。データファイルがアクセスできる状態になっていることを確認してください。

【ヒント】 サーバー間の OS が異なる場合でも、コード変換などをする必要はあ

りません。

4.動作確認する

移行先のサーバーにアクセスして、問題がないかをどうかを確認してください。 以下の場合

は、移行元のサーバーの「サイボウズ Office 6」をアンインストールし、データを削除してくだ

さい。

 データが正常に移行されていて、「サイボウズ Office 6」の動作に問題がない場

 データが正常に移行されていて、移行元のサーバーの「サイボウズ Office 6」の

データが不要である場合

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Page 11: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

削除の対象となるディレクトリは、以下のとおりです。

Windows 版のアンインストールについては、『インストールマニュアル』の「Windows 版のア

ンインストール」をご覧ください。

UNIX 版のアンインストールについては、『インストールマニュアル』の「UNIX 版のアンインス

トール」をご覧ください。

  インストールディレクトリ

  (ホームディレクトリ)/cb6

【注意】 編集されたテンプレート html ファイルを移行する場合、移行元サー

バーと移行先サーバーの「サイボウズ Office 6」のバージョンが違うことが原因で正常に動作しないことがあります。 マイナーバージョンが違う「サイボウズ Office 6」のテンプレート html ファイルは、移行しないでください。

【注意】 サーバーの移行を行う前に、移行先のサーバーで「サイボウズ

Office 6」を試用することは可能です。 移行元のサーバーと移行先のサーバーで、2つの「サイボウズ Office 6」を利用できます。 ただし、2 つの「サイボウズ Office 6」で利用しているデータは、統合、同期、連携することはできません。 「試用したデータ」か、「これまで運用しているデータ」のどちらかを削除していただくことになります。 あらかじめご了承ください。

Windows 版のアンインストール

UNIX 版のアンインストール

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Page 12: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

サイボウズ Office 6 へのバージョンアップと、サーバー移行を同時に行う

旧製品から「サイボウズOffice 6」へのバージョンアップと、サーバー移行を同時に行うこと

ができます。

「サイボウズ Office 6 へのバージョンアップと、サーバー移行/ドライブ移行を同時に行う」

を参照の上、サーバー移行を行ってください。

【ヒント】 サーバーの移行には、以下の場合があります。

  移行元と同じ OS のサーバーに移行する場合

  移行元と異なる OS のサーバーに移行する場合

サイボウズ Office 6 へのバージョンアップとサーバー移行/ドライブ移行を同時に行う

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Page 13: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

ドライブの移行

サイボウズ Office 6 のドライブを移行する

サイボウズ Office 6 へのバージョンアップと、ドライブ移行を同時に行う

12

Page 14: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

サイボウズ Office 6 のドライブを移行する

現在「サイボウズ Office 6」を運用中のドライブとは別のドライブに、「サイボウズ Office 6」

を移行します。

移行の手順は、以下のとおりです。

【注意】 「サイボウズ Office 6」のデータのみを、異なるドライブに移動す

ることはできません。 データを格納するドライブを変更したい場合は、異なるドライブに「サイボウズ Office 6」を再インストールする必要があります。

<移行元のドライブ>

1. 移行前の確認を行う 2. データのバックアップをとる 3. 運用中の「サイボウズ Office 6」をアンインストールする

<移行先のドライブ>

1. 最新の「サイボウズ Office 6」をダウンロードする        

2. 最新の「サイボウズ Office 6」をインストールする 3. 仮想ディレクトリを設定する 4. アクセスできるかどうかを確認する 5. データを移行する 6. 動作確認する

【ヒント】 サーバーの移行後、新たにソフトウエア利用権を購入する必要はあり

ません。

【ヒント】 データには、システム設定情報(登録キーの情報)が含まれていま

す。 サーバーの移行後に、登録キーを再度設定する必要はありません。

 移行元のドライブでの作業

 移行先のドライブでの作業

移行元のドライブでの作業

1.移行前の確認を行う

移行作業を行う前に、以下の点を確認してください。

13

Page 15: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

 「サイボウズ Office 6」のファイル構成を確認する

「ファイル構成」を参照の上、「サイボウズ Office 6」のファイル構成を確認してくだ

さい。

 

現在のインストールディレクトリを確認する

インストールディレクトリは、「サイボウズ(R) Office の実行環境の診断」画面で確

認できます。

パラメータ「Dir」欄に、インストールディレクトリが表示されます。

ファイル構成

サイボウズ(R) Office の実行環境の診断

2.データのバックアップをとる

まず、万全を期すために、全てのデータのバックアップをとります。

バックアップ対象のデータは、以下のとおりです。

バックアップ方法については、「バックアップ」をご覧ください。

【注意】 弊社では、データの紛失等のトラブルに対する保証はいたしかねま

す。あらかじめご了承ください。

  (インストールディレクトリ)/cb5/data フォルダ以下の全てのデータ

  (インストールディレクトリ)/cb5/file フォルダ以下の全てのデータ

バックアップ

3.運用中の「サイボウズ Office 6」をアンインストールする

移行後、「サイボウズ Office 6」の二重運用を防ぐために、移行元の「サイボウズ Office 6」

をアンインストールします。

『インストールマニュアル』の「Windows 版のアンインストール」または「UNIX 版のアンインス

トール」を参照の上、運用中の「サイボウズ Office 6」をアンインストールしてください。

※アンインストールしてもデータは消えません。

Windows 版のアンインストール

UNIX 版のアンインストール

移行先のドライブでの作業

1.最新の「サイボウズ Office 6」をダウンロードする

移行先のサーバーマシンに、最新版の「サイボウズ Office 6」をダウンロードします。

「サイボウズ Office 6」は、「ダウンロード」のページからダウンロードできます。

ダウンロード

14

Page 16: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

2.最新の「サイボウズ Office 6」をインストールする

手順 1. でダウンロードした最新版の「サイボウズ Office 6」をインストールします。

インストール時には、以下の点にご注意ください。

 

ホームディレクトリ

通常のインストールでは、ホームディレクトリの設定は変更せずにそのまま進みま

す。

ホームディレクトリは、Webサーバー側で設定されるディレクトリになります。

例) 何も設定しない場合: C:¥InetPub¥wwwroot ホームディレクトリには、「サイボ

ウズ Office 6」の画面表示に必要な画像ファイルが格納されます。

 

 

【ヒント】 ホームディレクトリを変更する場合は、Webサーバー側で

も、ホームディレクトリの設定を変更する必要があります。

 

インストールディレクトリ

インストールディレクトリは、移行先のドライブのディレクトリを指定します。

例)移行元:C ドライブ、移行先:D ドライブでドライブ移行を行う場合

初期設定では C:¥InetPub¥scripts¥cbag¥cb5 に設定されるのを、「D:¥cbag¥cb5」

などに設定します。

『インストールマニュアル』の「インストール Windows 版」または「インストール

UNIX 版」を参照の上、インストールしてください。

新規にインストールする場合(Windows 版)

新規にインストールする場合(UNIX 版)

3.仮想ディレクトリを設定する

インストール時に指定した「インストールディレクトリ」を、Webサーバーで仮想ディレクトリに

設定します。

「Windows の仮想ディレクトリについて」または「UNIX の仮想ディレクトリについて」を参照の

上、設定してください。

Windows の仮想ディレクトリについて

UNIX の仮想ディレクトリについて

4.アクセスできるかどうかを確認する

新規にインストールした移行先の「サイボウズ Office 6」へアクセスして、トップページが表

示されることを確認します。

5.データを移行する

移行元の「サイボウズ Office 6」のデータを移行します。

移行元でバックアップをとったデータを、移行先のドライブへ上書きコピーします。

15

Page 17: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

<移行元サーバーのデータ>

(インストールディレクトリ)/cb5/data

(インストールディレクトリ)/cb5/file

上書きコピー

<移行先サーバーのディレクトリ>

(インストールディレクトリ)/cb5       

6.動作確認する

新規にインストールした移行先の「サイボウズ Office 6」へ、データが正常に移行されている

ことを確認してください。

以下の場合は、移行元のサーバーの「サイボウズ Office 6」をアンインストールし、データを

削除してください。

削除の対象となるディレクトリは、以下のとおりです。

Windows 版のアンインストールについては、『インストールマニュアル』の「Windows 版のア

ンインストール」をご覧ください。

UNIX 版のアンインストールについては、『インストールマニュアル』の「UNIX 版のアンインス

トール」をご覧ください。

 データが正常に移行されていて、「サイボウズ Office 6」の動作に問題がない場

 データが正常に移行されていて、移行元のサーバーの「サイボウズ Office 6」の

データが不要である場合

  インストールディレクトリ

  (ホームディレクトリ)/cb6

【注意】 編集されたテンプレート html ファイルを移行する場合、移行元サー

バーと移行先サーバーの「サイボウズ Office 6」のバージョンが違うことが原因で正常に動作しないことがあります。 マイナーバージョンが違う「サイボウズ Office 6」のテンプレート html ファイルは、移行しないでください。

Windows 版のアンインストール

UNIX 版のアンインストール

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Page 18: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

サイボウズ Office 6 へのバージョンアップと、ドライブ移行を同時に行う

旧製品から「サイボウズOffice 6」へのバージョンアップと、ドライブ移行を同時に行うことが

できます。

「サイボウズ Office 6 へのバージョンアップとサーバー移行/ドライブ移行を同時に行う」を

参照の上、ドライブ移行を行ってください。

サイボウズ Office 6 へのバージョンアップとサーバー移行/ドライブ移行を同時に行う

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Page 19: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

データの保守(バックアップと最適化)

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バックアップ

「サイボウズ Office 6」 では、データベースファイルを自動でミラーリングしており、障害にも

強い設計となっております。

突然の停電やシステムダウンなどが発生し、各動作の終了処理が正常に行われなかった

場合は、データベースファイルの修復を促す画面が表示されます。

を押すと、ミラーリングファイルを使用して、自動的に修復作業が開始されます。

確認画面が表示されると、修復が終了します。

しかし、サーバーマシン自体が破損してしまったときなどは、修復しかねる場合があります。

万が一に備えて、バックアップを行うことをお勧めします。

開始する

※添付ファイルは、ミラーリング対象外です。

 バックアップの概要

 バックアップを行う

 リストアする

バックアップの概要

ハードウエアの障害、人為的な操作ミスなど、トラブルは、ある日突然訪れます。

データをバックアップしていればすぐに復旧できたのに、面倒だからと後回しにしていたた

め、痛い目にあった人は少なくありません。

普段からバックアップ作業を習慣化し、障害が起きたときに速やかに復旧できるよう、準備

しておく必要があります。

トラブルはファイルデータのみに起こるとは限りません。ハードディスクが故障してしまうと、

サーバー自体が使えなくなります。

この場合、たとえ「サイボウズ Office 6」のデータをきちんとバックアップしていても、すぐに

「サイボウズ Office 6」を使える環境には復旧できません。

専用のソフトで OS のインストールや各種ドライバの設定など、システム全体のバックアップ

や、サーバーの故障に備えて予備マシン(使い古しマシンなど)を準備しておくなど、システ

ム全体のバックアップをとっておくこともお勧めします。

また、1 日 1 回、1 週間に 1 回バックアップをとるなど、バックアップ作業の習慣化や、特

定の場所に保管し、いつのデータであるかを把握できるようにするなど、バックアップデータ

の管理も重要です。

旧製品から「サイボウズ Office 6」にバージョンアップする際や、「サイボウズ Office 6」を別

のサーバー/ドライブに移行する場合なども、万が一に備え、バックアップを行うようにして

ください。

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Page 21: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

バックアップを行う

「サイボウズ Office 6」では、「メンテナンス時間の設定」機能により、ユーザーが「サイボウ

ズ Office 6」にアクセスできない時間帯を設定することができます。この機能を使ってメンテ

ナンス時間を設定し、その時間帯にバックアップ作業を行います。

データのバックアップは、手動で行う方法と「サイボウズ Office 6 データ管理ツール」を利用

する方法があります。

ここでは、手動でバックアップを行う方法について説明します。

バックアップするディレクトリ/ファイルを、外部媒体(磁気テープ/CD-R/MO/別のハー

ドディスク等)に手動でコピーしてバックアップを行います。

Windows 版でも UNIX 版でも、以下のようにデータをバックアップします。

メンテナンス時間の設定については、「メンテナンス時間の設定」をご覧ください。

「MediaKeeper」については、「株式会社コム」のサイトをご覧ください。

Windows 版の「Office 6 データ管理ツール」を使用してバックアップする方法については、

「Windows版 「Office 6 データ管理ツール」の操作」をご覧ください。

「サイボウズ Office 6」のファイル構成については、「ファイル構成」をご覧ください。

【注意】 バックアップ作業は、早朝や深夜など「サイボウズ Office 6」に誰

もアクセスしていない時間帯に行ってください。 ユーザーが「サイボウズ Office 6」にデータを書き込み中にバックアップ作業をすると、書き込み作業の手前までのデータしか保存されないなど、データに差分が生じることがあります。

【ヒント】 バックアップは、操作が簡単で、継続できる方法で行ってください。

市販バックアップソフトの「MediaKeeper(株式会社コム)」などを使用して、バックアップを自動化する方法もあります。

 1. 目的のデータのファイル構成を確認する

「サイボウズ Office 6」のファイル構成を参照の上、必要なデータの場所を確認

します。

 

 

【ヒント】 バックアップの必要なデータは、以下のディレクトリにあ

ります。この「file」「data」のディレクトリごとバックアップします。

(インストールディレクトリ)/cb5/file/

(インストールディレクトリ)/cb5/data/

  2. 必要なデータを、目的の外部媒体にコピーする

メンテナンス時間の設定

株式会社コム

Windows版 「Office 6 データ管理ツール」の操作

ファイル構成

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Page 22: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

リストアする

バックアップしたデータを、「サイボウズ Office 6」にリストアします。

Windows 版の場合

データのリストアは、手動でリストアする方法と、「サイボウズ Office 6 データ管理ツール」を

利用する方法があります。

ここでは、手動でリストアする方法について説明します。

 1. 外部媒体に保存しているバックアップデータを、「サイボウズ Office 6 のファイル

構成」をご覧の上、上書きコピーする

 2. 「サイボウズ Office 6」にアクセスし、動作確認する

バックアップデータが戻されているか、登録/変更ができるかどうかを確認してく

ださい。

【注意】 CD-R からバックアップデータをリストアすると、ファイルが「読み

とり専用」になる場合があります。この場合は、ファイル名を右クリックし、プロパティ → 「全般」タブ の属性 「読みとり専用」のチェックを外してください。

「サイボウズ Office 6」のファイル構成については、「ファイル構成」をご覧ください。

「Office 6 データ管理ツール」を使用してリストアする方法については、「Windows版 「Office

6 データ管理ツール」の操作」をご覧ください。

ファイル構成

Windows版 「Office 6 データ管理ツール」の操作

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Page 23: サイボウズ Office 6.5 システム管理マニュアル...ファイル構成 サイボウズ(R) Office の実行環境の診断 2.データのバックアップをとる まず、万が一に備え、全てのデータをバックアップします。

最適化

「サイボウズ Office 6」の処理速度の改善のため、データの最適化を行います。

最適化を行うと、不要な .odb ファイルが削除されます。

データの最適化は、「サイボウズ Office 6 データ管理ツール」を利用して実行できます。

Windws 版での最適化の方法については、「Windows版 「Office 6 データ管理ツール」の操

作」をご覧ください。

UNIX 版での最適化の方法については、「UNIX 版 「Office 6 データ管理ツール」の操作」を

ご覧ください。

Windows版 「Office 6 データ管理ツール」の操作

UNIX 版 「Office 6 データ管理ツール」 の操作

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