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資料2 政府調達(公共事業を除く)における 契約の電子化のあり方に関する検討会 業務分析・標準化WGの検討状況について ―第五回検討会資料― 2004年 5月 21日 <業務分析・標準化WG> プロセス標準化SWG 主査 データ標準化SWG 主査

業務分析・標準化WGの検討状況について...・帳票項目一覧をもとにデータ項目の抽象化を行い、情報分析抽象化シート・情報分析図・情報体系

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資料2

政府調達(公共事業を除く)における契約の電子化のあり方に関する検討会

業務分析・標準化WGの検討状況について

―第五回検討会資料―

業務分析・標準化WGの検討状況について

―第五回検討会資料―

2004年 5月 21日

<業務分析・標準化WG>プロセス標準化SWG 主査データ標準化SWG 主査

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目次

WGの活動スケジュール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

活動報告(中間)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

今後の活動予定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19

報告書目次(業務分析・標準化WG(案)) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20

<別紙>.現行業務モデル分析成果物・機能構成図(DMM)・機能情報関連図(DFD)・業務流れ図(WFA)・差分情報一覧・情報分析図・情報体系整理図・帳票項目一覧

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WGの活動スケジュール

以下にWG活動スケジュールを示す。

回 日時(予定) プロセス標準化SWG 日時(予定) データ標準化SWG

1 12月25日(木) ・現行業務モデルの検討(第4回親会にて報告済)

2 2月10日(火) ・現行業務モデルの検討(第4回親会にて報告済)

3 4月2日(金)

(合同開催)

・現行業務モデル(検討会オブザーバーによる確認結果反映版)に関する資料の検討

・理想モデル策定の観点・進め方に関する検討

・Tobeモデルのサービスイメージ検討依頼

4 4月28日(水)

(合同開催)

・理想モデルに関する以下資料の検討

-Tobe要件一覧

-Tobeシステムイメージ(理想案、次善案)

・報告書目次案の検討

・報告書骨子案の確認依頼

5 5月26日(水)

(予定)

(合同開催)

・理想モデル(第4回検討結果反映版)に関する以下資料の検討

-Tobe要件一覧

-Tobeシステムイメージ(理想案、次善案)

・理想モデルに関する以下資料の検討

-Tobeモデル実現時の留意点および課題一覧

-Tobeシステムイメージに基づく想定ワークフロー(サンプル)

-Tobeシステムイメージに基づく想定ER図(サンプル)

・報告書案の検討

※上記資料および報告書案はWG承認後、親会においてオブザーバーへの確認依頼を行う。

ER図:Entity Relationship 図 (実体関連図)

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活動報告(中間)

1.現行業務モデル分析結果現行業務モデルの分析の経緯並びに結果を以下に示す。

(1)分析範囲の決定(第4回検討会報告済)

【業務行程】 「契約の確定」業務(契約書を用いる場合、請書を用いる場合、書類を用いない場合)

【契約種別】 「売買契約」「賃貸借契約」「役務請負契約」「請書による契約」

【対象情報】 「契約の確定」業務で用いる帳票のほか、必要に応じ前後業務とのインターフェースとなる情報

(2)現行業務モデルの分析結果(案)の作成(第4回検討会報告済)

【プロセス分析】

・標準業務プロセス、業務内容を定義し、DMM、DFD、WFA(※)を作成

・標準的な業務プロセス別に、標準業務内容および標準的でない業務内容を差分情報一覧に定義

【データ分析】・各府省から受領した契約書等サンプルより記載項目をすべて抽出し、帳票項目一覧を作成・帳票項目一覧をもとにデータ項目の抽象化を行い、情報分析抽象化シート・情報分析図・情報体系整理図を作成

※DMM:Diamond Mandala Matrix(機能構成図)DFD:Data Flow Diagram(機能情報関連図)WFA:Work Flow Architecture(業務流れ図)

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活動報告(中間)

(3)現行業務モデルの分析結果(案)の精査(ブラッシュアップ)・現行業務モデルの分析結果(案)について以下の通り精査を実施。分析結果に反映を行った。

- 検討会オブザーバー(=各府省会計課殿)への照会結果の反映→差分情報一覧へ追記

- 内部管理業務の最適化プロジェクトにおける分析内容との整合→標準業務プロセス/業務内容定義に「契約保証金の徴収」業務を追加

- 現行法制度(会計法、予決令)にもとづく標準的な業務モデルの再検討→標準業務プロセスにおける業務の処理順序を、現行法制度の規定の趣旨に沿ったものであることが明確に示されるように表現ぶりを修正

現行業務モデル成果物

内部管理業務の最適化プロジェクトにおける分析内容

指摘事項(検討会オブザーバー)

現行法制度にもとづく標準的な業務モデル

ブラッシュアップ

※現行業務分析の最終成果物については別紙を参照のこと

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活動報告(中間)

(4)現行業務分析からの考察

現行業務モデルの分析を行った結果、以下のような課題が抽出された。各項目について、理想モデル策定に

あたり最適化の要件として検討していくこととした。

①各府省におけるプロセスフローの多様性

分析の結果、契約の確定業務におけるプロセスフローが各府省により差異があることが判明した。

差異は8パターン存在したが、そのうち主なものは以下のとおり。

a.契約締結伺い決裁および支出負担行為決議書決裁ののち、契約書を作成して民→官の順に押印

b.契約書に民側の押印後、契約締結伺い、支出負担行為決議書を同時に決裁した上で官側が押印

c.押印を官→民の順に実施

上記の例のように、会計関係法令の規定については各府省に共通して適用されているが、その規定

の趣旨を充足する範囲内で各府省においてそれぞれの業務執行に適した運用を実施しているものと

想定される。

理想モデル策定にあたっては、官民双方の業務の効率化、民側からみた契約業務、契約条件の多様性の

排除などを観点として、プロセスの統一化を検討する必要がある。

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活動報告(中間)

②決裁業務の重複

「契約の確定」業務に関連して契約締結伺い決裁および、支出負担行為決議書決裁という2種類の

決裁業務を行っている。双方の決裁の意義を踏まえた上で、業務簡素化の観点から理想モデルを検討する

必要がある。

③同一情報の重複入力

契約書の作成にあたり、前行程(「契約申込の誘引~契約の申込・承諾」業務等)において登録された

情報(契約案件、契約業者、契約の対象、契約金額など)を抽出して手作業で業務を行っているものが

多い。理想モデルの検討時(電子化時)には、重複登録による業務の煩雑化解消および、誤入力防止など

を観点として、情報のワンインプット化を考慮すべき点が多く見受けられる。

④契約書・請書の記載項目

契約書内容を分析した結果、記載項目は以下のとおり分類できることが分かった。

①案件ごとに内容が変わる部分(案件名、契約の対象、契約業者、金額など)

②案件ごとに内容の変更がない部分(契約条項のうち定性的な部分(信義誠実の原則など))

個々の契約案件において、上記②についても契約の都度やりとりをする必要性を再考し、業務の効率化

(文書保管および契約業者側の契約書確認作業削減)の観点から、理想モデルを検討する必要がある。

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活動報告(中間)

⑤各府省における契約書・請書への記載項目の多様性

分析の結果、同一の契約種別(売買契約書、賃貸借契約書など)であっても、各府省により契約書記載

項目(契約条項等)、記載内容について差異があることが分かった。差異のパターンは以下のとおり。

a.契約条項名が異なるが、内容は同一である。

b.契約条項名は同一であるが、内容が異なる。

c.ある府省では一条項で記述している契約内容を、他の府省では複数条項に渡り記述している。

理想モデルの検討にあたっては、契約書の記載項目、記載内容の標準化について検討していく必要がある。

ただし、契約書の記載項目および項目の意味付けの標準化に関する具体的な検討は、システムの

実装における技術要件と密接な関連があること、国際標準化の動向を見据えた作業となること、などから、

今後の詳細検討段階において行なっていくこととしたい。

今回の理想モデルの検討においては、前出③および④の観点を考慮したデータイメージを具現化することに

主眼を置くこととする。

⑥業務分析範囲の拡大の必要性(今後に向けて)

今回の業務分析では「契約の確定」業務のみを対象としていることから、問題点の抽出が局所的になるので

はないか、との指摘がWGメンバから多くあげられた。業務分析範囲を調達業務全体として検討を行うことで、

さらなる効率化のポイントが導出されると想定される。

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活動報告(中間)

2.理想モデルの検討理想モデル策定については、現行業務分析結果等の情報に基づき以下の手順で検討を進めることとした。

①電子化の目的、解決すべき課題等の整理

②理想モデル要件の策定

③理想モデル要件に基づくシステムイメージの作成

④理想モデル要件に基づくモデリング成果物(サンプル)の作成

理想モデル成果物

②理想モデル要件

「契約の電子化」検討の方向性

現行業務モデル分析結果

理想モデル策定に関する討議

(業務分析・標準化WGメンバ)

海外事例

③理想モデルイメージ図

④モデリング成果物(サンプル)

各府省向けアンケート結果

①電子化の目的、解決すべき課題の整理

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活動報告(中間)

※理想モデルの検討対象範囲の設定と成果物の設定について

理想モデル要件のとりまとめ作業の中で、検討対象範囲について議論を行った。

-現行業務モデル分析は「契約の確定」業務のみを分析範囲としているが、理想モデル検討は、本来全体

最適を指向するべきであり、本検討においては、調達業務全体を範囲として理想モデルを検討、提言を

行うことが望ましい。

-そのためには、現行業務分析に関してもさらなる検討範囲の拡大を行う必要があるが、検討スケジュール

等を勘案した上で、可能な範囲で全体最適を指向した成果物を作成する。

上記の意見にもとづき、理想モデルに関する成果物の設定については以下のとおりとした。

①全体最適を指向した提言として調達業務全般を対象とした理想モデルのシステムイメージ図を作成する。

②さらに、現行業務モデルの分析範囲である「契約の確定」業務については、理想モデルのシステムイメージ

図で実装すべきプロセス、データのイメージを具現化するためにモデリング成果物(DFD、WFA、ER図など)

のサンプル案を作成する。(※今後の業務分析の追加実施により見直しの必要性を含むため、本成果物

はサンプルという位置づけとする。)

業者登録・統一資格審査

契約申込の誘引~契約の申込・承諾

契約の確定

検査/検収

請求/支払

現行業務モデル分析対象範囲

モデリング成果物(サンプル)作成

理想モデルイメージ図作成

業務の流れ

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活動報告(中間)

(1)電子化の目的、解決すべき課題等の整理

◎契約の電子化の方向性(総務省殿より。抜粋、要約)◆調達手続きの簡素化、統一化の推進による企業の負担軽減、サービスの質の向上(利便性向上等)、及び行政事務の簡素化・効率化◆手続電子化を契機とする中小企業の政府調達参加機会の増大、中小企業にとって低廉で使いやすいシステムの構築◆電子認証システムの活用、国際的なセキュリティ評価制度の利用等の検討◆諸外国に負けない先進性の高い電子政府の構築

※上記内容は、以下の資料から抜粋、要約したもの①「政府調達(公共事業を除く)手続の電子化に向けた全省庁的行動計画」バーチャルエージェンシー「政府調達手続の電子化」プロジェクト報告(平成11年12月)②「政府調達(公共事業を除く)手続の電子化推進省庁連絡会議 専門部会(平成16年3月26日)事務局提案資料」

現状業務の課題を解決可能な、

簡素で統一化された業務プロセス定義・業務データ定義の確立

官民双方の業務コスト縮減

官側効率化、利便性の向上

民側効率化、利便性の向上

◎現行業務分析結果から得られた具体的課題◆業務プロセスの簡素化、統一化における具体的課題・決裁業務の効率化(契約締結伺い、支出負担行為決議決裁)・同日処理とされる「落札者決定」「支出負担行為決議」「契約の確定」の3業務の効率化◆業務データの簡素化、統一化における具体的課題・契約書記載項目、記載内容の標準化or統一化・前業務行程からの情報の引継ぎ、調達業務全体における情報再利用の促進・個別契約締結時に官民間でやりとりするデータ量の削減◆官側業務の簡素化、統一化による民側業務の簡素化、利便性向上の実現

◎各府省向けアンケート結果から得られた課題◆契約書の作成を省略する契約(全契約件数の約80%)の事務の簡素化◆契約書を作成する契約のうち標準的な契約種別((標準、単価)×(売買、役務請負、賃貸借、請書))の電子化の実現◆契約書の最大データ量(添付資料2000ページ)、最大複数押印(24印)への対応◆会計検査院への証拠書類の対応(原本性の確保)への配慮◆印紙税法の適用関係の整理

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活動報告(中間)

(2)理想モデル要件の策定

理想モデルの検討にあたり、まず電子化の目的、解決すべき課題等の整理結果に基づいて、理想モデル策

定に必要な要件の抽出を行った。なお、抽出した意見の取りまとめに際しては、海外のベストプラクティスなども

参考とした。理想モデルの主な要件は以下のとおり。

電子化の目的、解決すべき課題(要約) 要件の分類 理想モデルの主な要件

①府省毎に異なるプロセス・データ項目を簡素化・統一化すること

②業務プロセス数及び業務データ量の削減を図ること

③調達業務全体で情報のワンインプット化、再利用を図ること。

④契約書の作成を省略可能とされる契約については、カタログ型調達を行うこととし、前後の業務行程を含め簡素化を図ること。

⑤契約書に記載される契約条件のうち、普遍的な内容については、業者登録時に基本契約を締結し、個々の契約時にやりとりするデータ量を削減

⑥その他業務上の課題解決が図られること

⑩国際標準のビジネスプロトコルに準拠する

⑦電子契約書の保管・検証サービスを具備する(電子データの原本保管用設備投資が困難な中小企業対策)

上記①~⑥、⑩の実現による負担軽減・行政事務の簡素化・効率化・諸外国に負けない先進性の高い電子政府の実現

官側の利便性向上、効率化

⑪他システムと極力連携し、ワンインプット化、情報の再利用を図ること

⑫システム開発・運用コストの極小化が配慮されること。- 官民双方の業務コスト縮減

⑬電子化時に官民双方の契約業務コストの削減が図られること

プロセス・データの標準化

⑨契約業務に関連する事務コスト削減が図られること

・決裁業務の効率化・「落札者決定」「支出負担行為決議」「契約の確定」の同日処理・契約書記載項目、記載内容の標準化or統一化・調達業務全体における情報再利用の促進・個別契約締結時のデータ量の削減・契約書の作成を省略可能とされる契約(全契約件数の約80%。現行法令でも事務負担軽減に配慮されている。)の事務の簡素化・契約書を作成する契約のうち標準的な契約種別の確実な電子化の実現

民側の利便性向上、効率化

上記①~⑥の実現による負担軽減

⑧業界EDIとの接続を可能とするサーバ接続インタフェースを具備する(企業側の既存アクセスチャネルに配慮したアクセシビリティの向上)

・企業側の負担軽減・中小企業の政府調達参画機会拡大・中小企業にとって低廉で使い易いシステムの確立

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活動報告(中間)

(3)理想モデル要件に基づくシステムイメージの作成前項に示した理想モデル要件をもとに、システムイメージの検討を行った。システムイメージについては、理想案のほか、実現性の観点も加味した次善案も提示することとした。今回提示する理想案、次善案の定義は以下のとおり。

また各案については実現のための調整事項、制約条件等についても併せて提示することとした。具体的な内容については、次ページ以降に示す。

理想案 理想モデル要件を全て包含し、法律改正等の各種制約条件を問わない

次善案 理想案、現実案の中間

現実案(作成対象外) 現行法令の範囲内のみで最適化を追求する案

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活動報告(中間)

システム形態

利用部局

新業務プロセス

調達ポータル

サーバI/F

文書保管サービス

○ ○

全ての政府機関

各府省ごとに判断

全ての政府機関

カタログ調達

全府省共同利用システム

○統一仕様のベースシステム↓各府省個別システム

全府省共同利用システム

×

制約事項等

理想案

・業務プロセス、業務データ項目の統一化、簡素化・統一型システムの構築、運用に関する各府省の役割分担の整理・既存の電子入札とカタログ調達(簡易契約)の使い分けルール策定・各府省等のネットワーク構成、セキュリティポリシー等の確認・法制度改正 ・認証基盤の利用方法の確立 ・調達品目の整理 など

次善案1

・業務プロセス、業務データ項目の統一化、簡素化・既存の電子入札とカタログ調達(簡易契約)の使い分けルール策定・法制度改正・微妙に異なる仕様の乱立の防止方策(維持管理体制の一元化含む)。・微妙に異なる運用ルールの乱立の防止(民側認証局の利用等含む)。・認証基盤の利用方法の確立 ・調達品目の整理 など

次善案2

・業務プロセス、業務データ項目の統一化、簡素化・統一型システムの構築、運用に関する各府省の役割分担の整理・各府省等のネットワーク構成、セキュリティポリシー等の確認・法制度改正 ・認証基盤の利用方法の確立 ・調達品目の整理 など

システムイメージの理想案、次善案の要件と制約事項等

要件、特徴 制約事項等

カタログ調達

・契約書の作成を省略可能な簡易な調達行為の業務簡素化の実現・世に広く流通し、個々のRFP作成が不要な物品・サービスを対象とする。・対象物品・サービスについて事前にカタログ登録(仕様、納入条件等)を行っておく。

・カタログ登録対象物品(品目等)の明確化・カタログ登録対象物品の調達仕様の政府共通仕様化・民側および官側のメリットの確認・中小企業保護、デジタルディバイドへの対策実施・カタログ登録させる企業の信用度確認審査、参入基準明確化(※政府統一の競争参加資格審査状況を勘案した上で、必要事項のみ反映)・調達方式(個別調達or集約調達、在庫補充方式or都度購入)の明確化(※政府内における物品管理のあり方との関連が深いため記載内容について要調整)・運用形態(内部モール方式orマーケットプレイス方式)の明確化・架空受注、詐欺等の犯罪防止対策、十分なセキュリティの確保 など

※簡易契約を対象としたカタログ調達の実現については、要件の確定のためにさらなる検討を要する。

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Tobeモデルのシステムイメージ(理想(松)案)

活動報告(中間)

・理想モデルイメージ図(理想案)

政府

カタログ調達システム(全府省共通)

カタログ調達システムカタログ調達システム

(全府省共通)(全府省共通)

受発注管理カタログ管理

電子契約システム(全府省共通)電子契約システム(全府省共通)電子契約システム(全府省共通)

インターネット

調達総合情報システム

契約申込の誘引~契約の申込・承諾

契約の確定

検査/検収

請求/支払

A省

契約締結

(

基本)

地方局職員

本省職員

省内N/W

業者情報管理

審査管理

他システム連携インター フェース(全府省共通)他システム連携インター他システム連携インター フェース(全府省共通)フェース(全府省共通)

内部管理業務

霞が関WAN

契約締結

(個別)

納品

請求

B省

地方局職員

本省職員

省内N/Wステータス管理

EDIネットワーク

状況照会

契約書検証

(集中保管)

請求/支払

照会/検証

業者登録/統一資格審査

審査

業者登録

公示、開札応札

発注

契約締結納品(検収)支払

契約書検証状況照会

ADAMS文書管理システム

物品管理システム

その他調達管理

凡例

開発対象システム

開発対象開発対象システムシステム

開発対象サービス

他システム連携

システムなし(現状)

電子入札システム (全府省共通)

入開札管理

カタログ登録受注

政府調達ポータル(全府省共通)

政府調達ポータル(全府省共通)

政府調達ポータル(全府省共通)

※サーバ接続インターフェース(統一仕様))

※※サーバ接続インターフェース(統一仕様)

サーバ接続インターフェース(統一仕様)))

契約締結納品請求

契約書検証状況照会

受注

業者

※Webサービス等の技術を活用し、規定されたデータセットに従ってやりとりを行う

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15

Tobeモデルのシステムイメージ(次善(竹)案-1)

活動報告(中間)

・理想モデルイメージ図(次善案-1)

政府

A省電子契約システムA省電子契約システムA省電子契約システム

A省他システム連 携インターフェースA省他システム連A省他システム連 携インターフェース携インターフェース

B省電子契約システムB省電子契約システムB省電子契約システム

凡例

インターネット

調達総合情報システム

契約申込の誘引~契約の申込・承諾

契約の確定

検査/検収

請求/支払

A省電子入札システム

A省

契約締結

(

基本)

地方局職員

本省職員

省内N/W

業者情報管理

審査管理

内部管理業務

ADAMS文書管理システム

物品管理システム

その他

霞が関WAN

調達管理

契約締結

(個別)

納品

請求

B省

地方局職員

本省職員

省内N/Wステータス管理

開発対象システム

開発対象開発対象システムシステム

開発対象サービス

A業界EDIネットワーク

状況照会

契約書検証

(集中保管)

請求/支払

照会/検証

業者登録/統一資格審査

他システム連携審査

業者登録

応札

発注

契約締結納品(検収)支払

契約書検証状況照会

B省他システム連 携インターフェースB省他システム連B省他システム連 携インターフェース携インターフェース

公示、開札

霞が関WAN

カタログ調達システム(全府省共通)

カタログ調達システムカタログ調達システム

(全府省共通)(全府省共通)

受発注管理カタログ管理

政府調達ポータル(全府省共通)

政府調達ポータル(全府省共通)

政府調達ポータル(全府省共通)

システムなし(現状)

※サーバ接続インターフェース(統一仕様))

※※サーバ接続インターフェース(統一仕様))

サーバ接続インターフェース(統一仕様))

契約締結納品請求

契約書検証状況照会

カタログ登録受注

受注

B省電子入札システム

入開札管理

業者

※Webサービス等の技術を活用し、規定されたデータセットに従ってやりとりを行う

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16

活動報告(中間)

・理想モデルイメージ図(次善案-2) Tobeモデルのシステムイメージ(次善(竹)案-2)

政府

電子契約システム(全府省共通)電子契約システム(全府省共通)電子契約システム(全府省共通)

インターネット

調達総合情報システム

契約申込の誘引~契約の申込・承諾

契約の確定

検査/検収

請求/支払

A省

契約締結

(

基本)

地方局職員

本省職員

省内N/W

業者情報管理

審査管理

他システム連携インター フェース(全府省共通)他システム連携インター他システム連携インター フェース(全府省共通)フェース(全府省共通)

内部管理業務

契約締結

(個別)

納品

請求

B省

地方局職員

本省職員

省内N/W

政府調達ポータル(全府省共通)

政府調達ポータル(全府省共通)

政府調達ポータル(全府省共通)

ステータス管理

※サーバ接続インターフェース(統一仕様))

※※サーバ接続インターフェース(統一仕様))

サーバ接続インターフェース(統一仕様))

A業界EDIネットワーク

状況照会

契約書検証

(集中保管)

請求/支払

照会/検証

業者登録/統一資格審査

審査

業者登録

応札

契約締結納品請求

契約書検証状況照会

契約締結納品(検収)支払

契約書検証状況照会ADAMS

文書管理システム

物品管理システム

その他調達管理

凡例

開発対象システム

開発対象開発対象システムシステム

開発対象サービス

他システム連携

システムなし(現状)

A省電子入札システムB省電子入札システム

入開札管理

霞が関WAN

公示、開札

業者

※Webサービス等の技術を活用し、規定されたデータセットに従ってやりとりを行う

Page 18: 業務分析・標準化WGの検討状況について...・帳票項目一覧をもとにデータ項目の抽象化を行い、情報分析抽象化シート・情報分析図・情報体系

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活動報告(中間)

(4)理想モデル要件に基づくモデリング成果物(サンプル)の作成とりまとめた理想モデル要件に基づいて、理想モデルの業務モデリング成果物の作成を行った。作成することとしたモデリング成果物については以下のとおり。

・機能構成図(DMM)・機能情報関連図(DFD)・ワークフロー図・業務機能定義(ワークフロー図上の各業務および機能の説明書)・概念ビジネスエンティティリレーション図・ER図

モデリング成果物の作成にあたっては、現行業務モデル分析を行った範囲においてのみ可能であることから、今回の検討においては、「契約の確定」業務のみを対象として作成を行った。今後、分析対象業務の範囲拡大等に伴い、見直しの必要性を伴うこととなることから、今回提示するモデリング成果物については、現時点ではサンプルという位置づけで提示を行うものである。

次項に、現在作成中のモデリング成果物の一部(ワークフロー)を提示する。

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活動報告(中間)

・モデリング成果物(サンプル):ワークフロー図(WG内意見照会中)

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(1)理想モデル成果物の作成(作成中)理想モデル成果物を作成後、第5回WG(5/26開催予定)において内容の承認を得る。

(2)残課題の整理(検討中)理想モデルの検討を行った結果、残課題とした事項について整理し今後の方向性を検討する。

(3)報告書の作成(作成中)現行業務モデル分析、理想モデル検討の結果を報告書にとりまとめ、WGおよび検討会の承認を得る。現在想定している目次、ならびに記載内容案について次ページに示す。

※上記作業の実施にあたっては、共通技術課題WGに検討を依頼している事項もあるため、その検討内容を受けて、とりまとめを行っていく。具体的に検討を依頼している項目としては以下の通り。

今後の活動予定

複数署名について 最大署名数24といった多数の署名付与及び検証方法をどのように実現するのか。

多数の添付書類について 最大2000ページというアンケート調査結果のある大量添付書類の取扱をどのように実現するのか。

長期保存・原本性保証について

契約書は官側で5年間、民側では7年間の保管期間が定められている。それを踏まえ、双方の署名が付与された後の契約書の保管方法について、原本性(機密性・見読性・完全性)を確保した文書の保管についてどのように実現するのか。また、契約者当事者及び二次利用の場合(第三者(税務署・会計監査等)に開示し利用する場合)において、契約書の真正性の確認について技術的にどのように実現するのか。(契約書の検証モデル等)

業界団体のEDIもしくは企業のEDIとの接続について

業界団体EDIもしくは企業内のEDIと接続する場合に検討が必要な技術セットはどのようなものか。

政府統一型システムを構築する場合の技術要件

全府省統一型のシステムにした場合、大規模なシステム構築を行う上で、必要となる要件はどのようなものか。

他システムとの連携インタフェースについて

多数の既存システムとの連携が考えられるが、その際注意すべき点はどのようなものか。

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資料2-別紙

政府調達(公共事業を除く)における

契約の電子化のあり方に関する検討会

WG成果物

―第5回検討会資料―

2004年5月21日

<業務分析・標準化WG>

プロセス標準化SWG主査

データ標準化SWG主査

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目次

機能構成図(DMM)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

機能情報関連図(DFD)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

業務流れ図(WFA)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7

差分情報一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10

情報分析図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24

情報体系整理図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25

(別添)帳票項目一覧