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【要点】 コミュニケーションには、言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケ ーションがあります。他人から受け取る情報の6~9割が非言語的コミュニケ ーションと言われています。 コミュニケーションの種類 言語的コミュニケーション 話す言葉の内容、手話、筆談など 非言語的コミュニケーション 身振り、手振り、体の姿勢、表情、視線、相 手との距離、服装、髪型、声のトーンや声 質など 他人から受け取る情報の㻢~㻥割が非言語 的内容と言われている Ⅴ-3 コミュニケーション・カウンセリング  ポイント…コミュニケーションの種類、カウンセリングの基本的態度を知る Ⅴ-3-1 26 Ⅴ 知識編

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コミュニケーション・カウンセリング

ポイント…コミュニケーションの種類、カウンセリングの基本的態度を知る

【要点】 コミュニケーションには、言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケ

ーションがあります。他人から受け取る情報の6~9割が非言語的コミュニケ

ーションと言われています。

コミュニケーションの種類

• 言語的コミュニケーション話す言葉の内容、手話、筆談など

• 非言語的コミュニケーション身振り、手振り、体の姿勢、表情、視線、相手との距離、服装、髪型、声のトーンや声質など

・他人から受け取る情報の ~ 割が非言語的内容と言われている

Ⅴ-3 コミュニケーション・カウンセリング 

ポイント…コミュニケーションの種類、カウンセリングの基本的態度を知る

Ⅴ-3-1

26 Ⅴ 知識編

【要点】 カウンセリングの基本は、「話し相手になる」、「相談」することですが、より

専門的になると「助言」「有資格者による心理面接」となります。

非言語的コミュニケーションの例

自分の体を正面から相手に向ける

イスから身を乗り出す

相手の目、口、顔に焦点を合わせる

タイミングよくうなづく ほほえむ

「フン、フン」と音を発する

いたづら書きをする

指先や脚でこつこつ拍子をとる

同意・理解関心

退屈

片手で首をこする

手を後頭部の髪の中につっこむ

不安

視線をはずす 長くうつむく

あたりを見回す 天井をみる

ひじをつき、手のひらを開いて、

ほおづえをつく

無関心

ひんぱんに首をふる

目を細める あごをひく

不賛成

カウンセリングとは

コミュニケーションを通して、

相手の行動の変容を試みること

・話し相手になる

・相談

・助言

・有資格者による心理面接

専門的

一般的

Ⅴ-3-2

Ⅴ-3-3

27� Ⅴ-3 コミュニケーション・カウンセリング

【要点】 カウンセリングの基本的態度は、「受容」「傾聴」「共感的理解」です。

「受容」とは、相手をそのまま否定も肯定もせず、評価を加えず受け入れるこ

とです。 「傾聴」とは、相手の話を注意深く、正確に、真摯に耳を傾けることです。 「共感的理解」とは、他人である自分が、価値観の違う相手とその世界を、相

手の立場にたって、理解しようとする態度です。

カウンセリングの基本的態度

①受容

相手をそのまま、否定も肯定もせず、評価を加えず、受け入れること

②傾聴

相手の話をただ聴くのではなく、注意深く、正確に、真摯に耳を傾けること

③共感的理解

他人である自分が、価値観の違う相手とその世界を、相手の立場にたって、理解しようとする態度

Ⅴ-3-4

28 Ⅴ 知識編

サポーター講座の開催方法

ポイント…講座、開催計画の立案方法、企画と実施方法を知る

【要点】この項は、メンタルヘルスアップ・リーダー養成講座修了者が対象です。

養成講座を修了された方は、ご自身の可能な範囲の人を対象に、できる範囲

の時間で伝達をします。

伝達した方をサポーターと呼びます。サポーターは、地域の一般住民の方を

対象に、気づき・声をかけ・話を聞いて・つなぐことをします。

サポーターの方は、気になる人の対処を一人で抱え込まないで、メンプロリ

ーダーや保健委員さんに繋ぎます。リーダーや保健委員さんは、状況により、

資格を持ったいわゆる専門家に繋ぎます。

講座終了後のリーダーの役目

• 養成講座修了者(リーダー)は、身近な人や、地域の集まりで、受講した内容を伝える。(サポーター講座開催)

• サポーター講座を受けた人を、サポーターという。

• サポーターは、地域の人に、気づき・声をかけ・話を聞いて・つなぐ。

Ⅴ-4 サポーター講座の開催方法

ポイント…講座、開催計画の立案方法、企画と実施方法を知る

Ⅴ-4-1

29� Ⅴ-4 サポーター講座の開催方法(メンプロリーダー向け)

【要点】 少なくとも、知識編の①自殺の現状を理解する、②自殺の予防対策を理解す

る、行動編の、①問題を発見する、②話をよく聴く、を行いましょう。

サポーター講座の内容

• 少なくとも以下のことを行う• 知識編①自殺の現状を理解する

②自殺の予防対策を理解する

• 行動編①問題を発見する

②話をよく聞く

開催計画のポイント

リーダーが

なぜするのか? 何をするのかを理解する• ポイント– いつするか <日程>– どこでするか <場所>– だれにするのか <人集め>– 必要物品 <準備物>

Ⅴ-4-2

Ⅴ-4-3

30 Ⅴ 知識編

【要点】 ご自身の可能な範囲の人を対象に、できる範囲の時間(1回 15 分、30 分、

60 分など)でサポーター講座を開催します。大切なことは、リーダーの方々が、

なぜサポーター講座が必要なのかを理解しておくことです。 講座を開催するには、いつするか どこでするか だれにするのか、を決め

なければなりません。この時に、調整する力、リーダーシップが必要になりま

す。

開催計画のつくり方

場面を想定して、別紙(次頁)に記入します

• 開催日時:–単独開催 1回30分~60分–共同開催 地域の集まりで時間を借りて開催

1回10分~15分

• 対象者・会場・案内方法• 必要物品:

–配布資料、筆記用具、タイマー等• 連絡・調整

Ⅴ-4-4

31� Ⅴ-4 サポーター講座の開催方法(メンプロリーダー向け)

サポーター講座開催計画 講座名 (例) 支え合って生きるために 地域で取り組む自殺予防

講師名 リーダー氏名

日時 (いつ)

平成25年 00 月 00 日 〇 曜日 00:00~00:00 所要時間 5 10 15 20 30 45 60 分

形態と場所 (どこで)

この講座を単独でする 何かの会の集まりの時にする 会場

対象者 (誰に)

参加人数 人 進行 (時間配分) 内容 (何を)

開会( 分) 挨拶( 分) アイスブレイク( 分) 講義( 分) 知識

自殺の現状、自殺の予防・対策 うつ病、ストレス、コミュニケーション・カウンセリング

実習( 分) 動

自分と他人をよく知る 話をよく聴く

まとめ( 分) 合計 ( 分)

必要物品

受付簿・鉛筆・当日配布資料 講義用 両面、実習用 両面、コンピテ

ンシーアンケート両面 右肩に受付 を記入 、ストップウォッチ、筆記用

具 鉛筆・マーカー・サインペン・はさみ ・セロテープ ・ 白紙 連絡・その他

案内方法 口頭案内、電話案内、文書案内(配布・回覧) 調整する相手

Ⅴ-4-5

32 Ⅴ 知識編