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GLM 3リリース・ノート Genelec Loudspeaker Manager ソフトウェアv3.1.1

Genelec Loudspeaker Manager ソフトウェア...Genelec Loudspeaker Manager ソフトウェアv3.1.1 リリース・ノート GLM 3バージョン3.1.1(Mac / PC用) 本アップデートは、すべてのGLM

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GLM 3™ リリース・ノート Genelec Loudspeaker Managerソフトウェアv3.1.1

リリース・ノート

GLM 3バージョン3.1.1(Mac / PC用) 本アップデートは、すべてのGLM 2およびGLM 3ユーザにお勧めします。 すべての追加機能と改善点を利用

するためには、GLMソフトウェアとお使いの機器のファームウェアを 新版に更新してください。

PC システム要件: Mac システム要件: OS:Windows 10、Windows 8または8.1 (32または64 bit)、 Windows 7 SP1以上(32または64 bit) プロセッサー:Intel Pentiumまたは互換チップ 1.6 GHz以上。 GPU*:DirectX 11.0クラス以上。 RAM:2GB以上 ディスク・スペース:1 GB以上 ディスプレイ:解像度1024 x 768以上のモニター。 ダウンロード用インターネット接続**。

OS:MacOS 10.9 Mavericks~10.14 Mojave プロセッサーおよびGPU*:上記のMacOSが起動する

Macは、システム要件を満たすプロセッサーとGPUを

搭載しています。 RAM:2GB以上 ディスク・スペース:1 GB以上 ディスプレイ:解像度1024 x 768以上のモニター。 ダウンロード用インターネット接続**。

* GPU - グラフィック・プロセッサー・ユニット ** ダウンロードリンク:www.genelec.jp/glm

本バージョンには、 新のSAMデバイス、ファームウェ

アアップデート、バグ修正、パフォーマンスの向上、およ

びユーザーエクスペリエンスに対するサポート内容が含ま

れています。 GLM 3ソフトウェアは、Genelec ネットワーク・アダプ

ター8300-416を使用して、Genelec SAMモニターおよび

サブウーファーを調整、制御します(画像を参照)。 初期GENELECネットワークインターフェースモデル

8200-416および8200-416Bは、GLM 3ソフトウェアでは

サポートしていません。

Genelec SAMシステム互換性 GLM3ソフトウェアは以下のSAM製品に対応します。

SAMモニター: 8240A、8250A、8260A 8320A、8330A、8340A、8350A、8331A、8341A、8351A 8430A 1032C、S360A、1237A、1238A、1238AC、1238CF、1238DF、1234A、1234AC、1236A 8130A(SE7261Aサブウーファー(SE System))使用時

SAMサブウーファー: SE7261A 7260A、7270A、7271A、 7360A、7370A、8331A、7380A、7382ª その他のSAM機器: 9301、8300-416ネットワーク・アダプター

GLMバージョン3.1.1の新機能

SAMモニター、サブウーファー、GLMアダプターのファームウェアアップ

デート ファームウェアアップデートの対象機種 : 8240A、8250A、8260A、8351A、1238CF、1237A、1238A、1238AC、1238DF、1234A、1234AC、 1236A、S360 各対象機種は(S360を除き)、分散型ベースマネジメント機能を使用している場合において、ファームウェ

アを更新した後サブウーファー位相を再調整する必要があります。 ファームウェア更新は、SAMシステムの機能及びサポートを完全に利用するのに必要です。またシステム

とキャリブレーション機能を向上させるための改善処置が含まれているため 新ファームウェアへの更新を

お勧めします。ファームウェアの更新は、GLMソフトウェア上の各モニター詳細画面で行います。その手

順は次のようになります。 各モニター、サブウーファー、GLMアダプターを繋ぎ、アクティブな状態で 1. GLMソフトウェアのメインページにある各モニター、サブウーファー、またGLMアダプターのアイコ

ンをダブルクリックすると詳細画面(Edit acoustic window)が開きます。

2. デバイス詳細画面の真ん中にある「Update Firmware」 ボタンを押します。(ファームウェアが 新の

場合は、ボタン上の表示が「Update available」から「Up-to-date.」になります。) 3. ファームウェア更新が終わると各デバイスは自動的に再起動します。モニタースピーカー及びGLMア

ダプターがオンライン状態に戻るまでお待ちください。

※ ご注意:ファームウェアアップデート中、モニタースピーカーの電源およびGLMアダプターのUSBケー

ブルの接続を解除しないようにご注意ください。故障及び不具合を起こす恐れがあります。

レイアウトページにおいてレイアウトテンプレートの追加 プルダウンリストからレイアウトテンプレートを選択すると[レイアウト]ページのグリッドに選択した再生

フォーマットのモニター置き場所が例として表示されます。必ずサンプルの場所にモニターを置く必要はあ

りません。

レイアウトグリットの拡張

レイアウトテンプレート選択

選択したテンプレートの モニター置き場所の例

15台以上のモニターとサブウーファーがオンラインになる場合、レイアウトグリッドはデフォルトの7 x 7から9 x 9になります。デフォルトは7 x 7です。 これにより、大規模システム用のレイアウトを簡単に構築

できます。

クリップと保護状態の表示 クリップと保護状態は、再生時にGLMメインページに表示されます。 クリップと保護状態の表示は、選択

された他の表示情報より優先されます。 この機能は、 新のSAMモデル(83xx、1032C、S360、および

73xxなど)で利用できます。 クリップと保護情報は常に前面のLEDランプで表示されます。

Solo / Muteビューの追加 モニターまたサブウーファーのソロ / ミュートに素早くアクセスするためソロ/ミュートビューを追加しまし

た。 ソロ/ミュートビューは、GLMアプリケーションメニューの「Setup > View Info. > Solo / Mute」で設定

できます。「S」ボタンを押して選択したモニターはソロになり、他のモニターを自動的にミュートされま

す。「M」ボタンを押すと、選択したモニターがミュートされ、他のモニターは再生し続けます。 複数のモ

ニターをソロあるいはミュートにすることができます。 真ん中の「Play All」ボタンは、すべてのソロ/ミュート状態をクリアします。

サポート依頼をする際イメージファイルの添付機能追加 GLMサポートサービスにおいて、サポートリクエストを送る際にイメージファイルを添付することができ

るようになりました。 GLMのセットアップファイルと共にリスニング環境及びスピーカーの配置など画像

を一緒に添付することで、サポートチームの対応及び不具合の原因究明など役に立ちます。 画像はJPG / JPEG、PNGまたはBMP形式に対応し、サイズは 大15MBです。 注:サポートサービスの利用には、GLMのGenelec Cloudにログインが必要です。

GLMバージョン3.1.0の新機能

新のSAM機器への対応 GLM3バージョン3.1.0は、上述のSAM製品に加え、新たに2ウェイ・モニターS360A、サブウーファー7382Aに対応しました。

https://www.genelec.com/studio-monitors/sam-master-studio-monitors/s360-sam-studio-monitor https://www.genelec.com/studio-monitors/sam-studio-subwoofers/7382-sam-studio-subwoofer

SAMモニター、サブウーファー、GLMアダプターのファームウェア・アップ

デート すべての機能を 大限活用し、システム構築およびキャリブレーション作業を快適に行うには、ファーム

ウェアのアップデートが必要です。ファームウェア・アップデートは、GLMソフトウェアのGLM音響エディ

ターにて行います。ファームウェア・アップデートの実行手順は以下の通りです。 セットアップ完了済みシステムをお使いの場合

• GLMソフトウェアのメイン・ページで、各モニターおよびサブウーファーまたはネットワー

ク・アダプターのアイコンを一つずつダブル・クリックして音響エディター・ページを開きま

す。 • 「Update Firmware」ボタンを押します。 • モニターがオンライン状態に復帰するまでお待ちください。 • GLMネットワーク内のすべてのモニターで、これを繰り返します。

初めてシステム・セットアップを行う場合

• GLMアダプターにコンピューターとモニターまたはサブウーファーを接続します。 • GLMソフトウェアを起動し、システム・レイアウトを作成します。 • グループを定義します。 • AutoCalとAutoPhaseをスキップします(「skip」ボタンをクリック)。 • セットアップをお好きな名前で保存します。 • メイン・ウインドウが表示されます。 • GLMソフトウェアのメイン・ページで、各モニターおよびサブウーファーまたはネットワー

ク・アダプターのアイコンをダブル・クリックして音響エディター・ページを開きます。 • 「Update Firmware」ボタンを押します。 • モニターがオンライン状態に復帰するまでお待ちください。 • GLMネットワーク内のすべてのモニターで、これを繰り返します。 • メニューから「Group > Edit Group」を選択し、音響キャリブレーションを行います。

ファームウェア・アップデートが入手可能か確認するには、「Sstup View Info」メニューの「Check Update」をクリックします。アップデート情報は、各モニターおよびサブウーファー下部に表示されます。

以下の製品のアップデートが入手可能です。 • GLMアダプター • 3ウェイ8260A 8331A / 8341A / 8351A / 1237A / 1238A / 1238AC / 1238CF / 1238DF / 1234A /

1234AC / 1236A • 2ウェイ1032C / 8240A / 8250A / 8320A / 8330A / 8340A / 8350A / 8430A • サブウーファー7350A / 7360A / 7370A / 7380A

クラウド・サービス 現在、GLMでは3つのクラウド・サービスをご利用いただけます。

1. AutoCal Cloudによる 適化 (すべてのユーザー) 2. セットアップ・ファイルのバックアップ (ログイン・ユーザー) 3. Genelecサポート・サービス (ログイン・ユーザー)

システム応答を 適化するAutoCal Cloudは、すべてのユーザーが利用可能です。セットアップ・ファイルの

バックアップおよびGenelecサポート・サービスは、Genelec Cloudでアカウントを作成したログイン・ユー

ザーのみが利用できます。アカウントの作成およびログインは、メニュー「Cloud > Cloud Account Login」から行います。

AutoCal Cloudによる 適化 キャリブレーションを開始する前に、キャリブレーション・ページにて「Use Autocal Cloud」オプションを

選択します。AutoCal Cloudを選択すると、常に 新のAutoCalアルゴリズムがGenelec Cloudからダウンロー

ドされキャリブレーションに使用されます。

このチェック・ボックスを有効

にすると、Genelec Cloudサー

バーにあるAutocalアルゴリズ

ムを使用してSAMシステムの

キャリブレートが行えます。

AutoCal Cloudを用いてキャリブレーションが実行されると、メイン・ページにクラウド・アイコンが表示さ

れます。

Genelec Cloudへのログイン Genelec Cloudにログインするには、Cloudメニューの「Cloud Account Login」をクリックします。

Genelec Cloudからログアウト Genelec Cloudからログアウトするには、「Logout:<ユーザー名>」をクリックします。

このクラウド・アイコンは、

現在のSetupがAutoCal Cloudによってキャリブレー

トされたことを意味します

このリンク(Genelec Community)をクリックして新規アカウントを作

成します。

このチェック・ボックスを有

効にすると、次回起動時にロ

グイン状態を維持します。

Genelec Communityアカウントで

ログインします。

セットアップ・ファイルのバックアップ Genelec Cloudにログインを行うと、クラウド・アカウントに 大3つのセットアップ・ファイルを保存可能

です。Fileメニューから「Save to Cloud」を選択すると、現在のセットアップ・ファイルがクラウドにアッ

プロードされます。クラウド・ベースのAutoCal処理を行うと、ログイン時にセットアップ・ファイルが自動

的にクラウドに保存されます。

Genelecサポート・サービス ログイン後にCloudメニューの「Get Support」を選択することで、Genelecのサポートに直接コンタクトを取

ることができます。

LEDの消灯 モニター前面にあるLEDを、一時的に消灯させることも可能です。GLMメイン・ページのチェック・ボック

ス「LEDs OFF」にチェックを入れると、通常時およびGroup OFF時、オンライン上のすべてのスピーカーの

LEDが消灯します。MuteやSolo/Mute状態では、LEDが点灯したままになります。

注意:LEDs OFFは、「Store Group Settings」ページのLED Disableとは異なる機能です。LEDs OFFは、す

べてのモニターおよびサブウーファーで機能しますが、設定を機器内に保存することはできません。

Sound Character Profiler Sound Character Profilerを使用すると、キャリブレート後のシステム全体の音質を調整することができま

す。メニュー「Group > Sound Character Profiler」からアクセス可能です。新機能「Profiler Presets」もご利

用いただけます。

現在のセットアップ・ファイ

ルを添付します。

サポートに対する質問を記入

します( 大1000文字)。

Genelecサポート・チームか

らの返信は、ログインに使用

したメール・アドレスに送ら

れます。

Store Group Settings 「Store Group Settings」ページにて、グループのすべての設定をSAMモニターおよびサブウーファーに半永

久的に保存できます。「Store Group Settings」ページは、メニュー「Group > Store Group Settings」からア

クセス可能です。モニターおよびサブウーファーに保存される設定には、音響設定、Startup Level、スタン

ドアローン時の 大音量レベル、ISS Power Saving設定、LED Disable、Input Modeが含まれます。

以下の機器は、LED DisableおよびInput Modeをサポートしません。 7260A、7261A、7270A、7271A、8240A、8250A、8260A、 8351A、1238CF、1237A、1238A、1238AC、1238DF、 1234A、1234AC、1236A

以下の機器は、ISSをサポートしません。 7260A、7261A、7270A、7271A、8240A、8250A、8260A、1238CF

3.1.0の新機能

新しいSAM機器への対応 GLM3バージョン3.0.0は、上述のSAM製品に加え、新たに2ウェイ・モニター1032C、コアキシャル3ウェ

イ・モニターおよびサブウーファー8331Aおよび8341A、サブウーファー7380Aに対応しました。

ラウドネス基準SPLキャリブレーション 新機能のラウドネス基準SPLは、ATSC A/85やEBU R128などデジタル・ラウドネス基準に基いてリスニン

グ・レベルを調整できる機能です。リスニング・レベルをキャリブレートすると、スピーチの明瞭さやスペ

クトル・バランス、プラットフォーム間の互換性などの重要な判断がしやすくなります。 周波数レスポンス補正とシステム・アラインメントは、SPLリスニング・レベル・キャリブレーションの基

準に基づいた環境で行われるべきです。注意:正確さを保ち許容誤差を抑えるため、デジタル・モニターを

使用してください。

• SPLキャリブレーションの前にその他のキャリブレート機能を実行し、チャンネルやサブウー

ファー間の周波数レスポンス、到達時間、レベルを補正してください。「Add Group」コマンドで

新規グループを作成するか、「Edit Group」コマンドで既存のグループを編集します。 • Xカーブによる高域ロールオフなど、フラットでない周波数レスポンスが必要な場合は、調整を

行ってください。すべてのチャンネルを一度に編集するには、Sound Character Profilerツールをお

使いください。チャンネル毎に編集する場合は、各モニターを選択し編集を行います。 • 後にSPLキャリブレーションを実行します。メイン・ページのCal. Levelボタン横にある設定

アイコンをクリックします。ラウドネス基準SPLキャリブレーション・ウインドウが開きます。

• ドロップダウン・メニューからレベル・キャリブレーション基準を選択します。 • キャリブレーションの基準となるモニターを選択します。基本的にすべてのチャンネルを選択可能で

す。 • Genelecキャリブレーション・マイクロフォンをリスニング・ポジションに設置します。 • マイクロフォンのアイコンをダブル・クリックするとキャリブレーション処理が開始されます。

テスト信号が大きなレベルで出力されますのでご注意ください。リスニング・ルームの背景ノイ

ズが65 dB SPL以上の場合、ラウドネス・プリセットをキャリブレートできません。背景ノイズ

を下げた後、キャリブレーションを再び実行してください。

• 完了後「Confirm Calibration」ボタンを押し結果を保存すると、画面がメイン・ページに戻り

ます。 SPLキャリブレーションを行うと、メイン・ページのマスター・レベルがdB SPL表示に切り替わり、Level Preset 1が基準レベルとして設定されます。例:EBU R128の73 dBSPL(このときCal. LevelボタンとLevel Preset 1ボタンがリンク表示されます。) SPLキャリブレーションを行うと、Cal. Levelボタンのオン/オフによりレベル表示の単位がdB SPL(絶対

値)とdB(相対値)で切り替えることができます。

SAM System Powerメニュー 「SAM System Power」メニューにて、SAMモニターの起動およびシャットダウンを実行します。 初期設定ではGLMアプリケーションを起動するとGLMネットワークに対して復帰コマンドが送信され、ネッ

トワーク内のモニターおよびサブウーファーがISSモードから復帰します。メニュー「Automatically Wake Up System with GLM」のチェック・ボックスにて設定を変更可能です。 初期設定では、GLMアプリケーションを終了した場合もSAMモニターおよびサブウーファーは再生を続けま

す。GLMアプリケーションの終了と共にシステム全体をシャットダウンさせることも可能です。この設定を

有効にするには、メニューにて「Automatically Shut Down System with GLM」をチェックします。これに

より、GLMアプリケーション終了時にGLMネットワークに対してシャットダウン・コマンドが送信されま

す。 以上2つのメニュー項目は、各GLMセットアップ・ファイルに個別に保存されます。 「Send Wake Up All」および「Send Shut Down All」メニューを選択すると、GLMネットワークに対して

起動とシャットダウンのコマンドが一度だけ送信されます。本体の電源ボタンでシャットダウンしたモニ

ターを遠隔起動させたい場合などに便利なコマンドです。 注意:

• 一部のSAM初期モデルはISS機能をサポートしません(8240、8250、8260、1238CF、7260、SE7260、7270、7271)。一部の機種はファームウェアの更新によりISSに対応します(8351、バージョン「xxxx x xxxx 0152 xxxx」以前の12xx)。

GLM Level Maximumメニュー 「GLM Level Maximum」メニューにて、 大モニター・レベルを設定できます。誤って高い信号レベルが

出力されるのを防止できる機能です。 大レベルを設定するには、メイン・レベル・フェーダーを目的の 大レベルに設定した状態でメニュー

「Setup > GLM Level Maximum」から「Set Maximum to Current Level」を選択します。 大レベルを設

定すると、設定したレベルがシステムの 大レベルとなります。信号が設定した 大レベルに達すると、

「Level Max」の文字がレベル表示エリアに表示されます。 大レベルをリセットするには、メニュー

「Setup > GLM Level Maximum」から「Setup | GLM Level Maximum」を選択します。

ISS Power Saving Sensitivity設定 ISS 機能の感度をHigh(高、初期設定)、Medium(中)、Low(低)から選択します。High を選択すると、低

い信号レベルでモニターが起動状態を維持、またはスリープから復帰します。Lowを選択すると、モニター

の起動状態の維持やスリープからの復帰に高い信号レベルが必要となります。(ISS: Intelligent Signal Sensing) 注意:

• システムの起動状態維持やスリープからの復帰は、GLMネットワーク通信やAES/EBUデジタ

ル・オーディオ・クロックにも反応して実行されます。

• 一部のSAM初期モデルはISS機能をサポートしません(8240、8250、8260、1238CF、7260、SE7260、7270、7271)。一部の機種はファームウェアの更新によりISSに対応します(8351、バージョン「xxxx x xxxx 0152 xxxx」以前の12xx)。

入力信号のタイプ表示 GLMのUIが改善され、「Group」パネルにアクティブな入力信号のタイプが表示されるようになりました。ア

ナログ入力が使用されているグループには、Groupタブの左に「A」のアイコンが表示されます。デジタル入

力が使用されている場合は「D」のアイコンが表示されます。

計測前のマイクロフォン・レベルの確認 キャリブレーション開始前にマイクロフォン信号レベルを確認することで、計測の精度を上げるだけでな

く、問題の早期解決にも役立ちます。マイクロフォン・レベルが25 dB SPL以下の場合は、マイクロフォンま

たはマイクロフォン入力が故障しているか、入力端子に間違った3.5 mmジャックが接続されている可能性が

あります。この場合ダイアログが表示され、計測は中止されます。

マイクロフォンが65 dB SPL以上の背景ノイズを検出した場合にもダイアログが表示されます。この場合計測

は実行されますが、 適な結果を得ることはできません。空調などに起因する背景ノイズは、可聴範囲以下

の低音ノイズを含みがちです。

近使ったセットアップ・ファイルのメニュー履歴が増加 近開いたセットアップ・ファイルが 大10個まで表示されるようになりました。過去のGLMセットアップ

にすばやくアクセスできる便利な機能です。

グループ数が5から10に増加

セットアップごとに 大10個のグループを作成可能になりました。「Group」タブから新規作成するか、「Add Group」または「Duplicate Group」にて追加できます。「Group」タブ > 「Edit Group」にてグループの設定

が可能です。

すべてのSAM機器で同一の認識用トーンを使用 セットアップ構築中のレイアウト作成時、スタックからモニター・アイコンをドラッグする際に出力される

認識用トーンが、すべてのSAM機器で同一の帯域制限されたピンク・ノイズに変更されました。

* デジタル・オーディオ・サブウーファー・シリーズ7260、7270、7271(7261は含まず)

8240、8250、8260、または1238CFモニターで本バージョンを使用する場合、メニュー「File > New > Setups」の「Distributed Bass Manager filter 」が初期設定でONに設定されます。つまり、7200シリーズ

側の出力でハイパス・フィルターを設定する必要がなくなりました。サブウーファー側で「Pass Thru」を設

定してください。「Group > Edit」からサブウーファーをシングル・クリックし、選択エリアの「Pass Thru Mode」を「ON」に設定後、グループ設定を確定します。

非SAMモニターと7360と7370を併用する(ハイブリッド・モード) サブウーファー7360、7370を非SAMモニターと併用する場合GLM3によるコントロールおよびキャリブレー

ションが可能です。 7360、7370は85 Hzアナログ・ハイパス・フィルターを内蔵します。背面パネルのディップ・スイッチで

Manual(マニュアル)モードに切り替えることで、このフィルターを常時有効にすることが可能です。GLMから85 Hzハイパス・フィルターおよびAutoCalフィルター、位相コントロール機能を使用することも可能で

す。 GLM3で新規セットアップを作成する

1. GLM3アプリケーションを起動し、メニュー「File > New」を選択します。 2. 7370または7370をスタックからドラッグし、グリッド内に配置します。「Confirm Layout」をクリックし

ます。

3. グループ定義ページにて「Hith Pass analog outputs 85 Hz」のチェック・ボックスを有効にしま

す。「Confirm Group」をクリックします。

4. キャリブレーション・ページにて、マイクロフォンの配置およびシリアル番号エントリーを設

定します。マイクロフォン・アイコンをダブル・クリックし、サブウーファーのAutoCalキャリ

ブレーションを実行します。「Confirm Calibration」をクリックし、 5. AutoPhaseをスキップします。 6. セットアップを保存し、メイン・ページに戻ります。

メイン・ページにてハイブリッド・モードでのマニュアル位相設定を行う

1. GLMマスター・フェーダーを-0 dB( 大)に設定します。 2. サブウーファー・アイコンをダブル・クリックします。音響設定ページが開きます。表示された

ウィンドウをGLMメイン・ページの右または左に配置します。 3. ウィンドウをスクロールし「Generator」を表示させ、「Sine Wave Test out 1 or 2 depending on

which L or R monitor you want to phase align to」を選択します。

4. マイクロフォンのSPL値を確認しながらPhase設定を「<」および「>」ボタンを用いてゆっくり

と変更します。-180 の状態から「>」をクリックし、-135、-90、-45、00、+45、+90,+135、+180 と値を切り替えると良いでしょう。

もマイクロフォンのSPLが大きな設定を探し出してください。マイクロフォン入力の更新が

遅いため、値の切り替えはゆっくり行ってください(約4秒間隔)。「Confirm Settings」をク

リックします。

メイン・スピーカーのレベル調整 サブウーファー補正のEQフィルターにより低音域の大幅なリダクションが施された場合は、メイン・スピー

カーの出力レベルを抑えることでサブウーファーとのレベル・マッチを行う必要があります。この調整には

多少の慣れが必要です。メイン・モニターへの信号入力感度を調整し、85 Hzベース・マネージメント・フィ

ルターをバイパスします。

1. Subwoofer Bypassボタンのオン/オフを切り替え、効果を比較しながら調整を行ってください。

サブウーファー7300シリーズとマルチチャンネルAES/EBUインター

フェイス9301による5.1デジタル・オーディオの使用例 ケーブルを接続する前に、全てのモニターおよびサブウーファーの電源がオフであることを確認してくださ

い。サブウーファー7300シリーズは1系統(ステレオ)のAES/EBU入力のみを備えます。そのため多チャン

ネル・システムを構築するには、マルチチャンネルAES/EBUインターフェイス9301が必要です。下図では

AES/EBUデジタル・オーディオ接続が示されています。 XLRデジタル・オーディオ・ケーブルを以下に従って接続してください。 L/Rチャンネルのペア

• 出力機器のAES/EBU出力端子と9301の入力端子AES INを接続します。 • 9301の出力端子AES OUTと右モニターの入力端子Digital INを接続します。 • 右モニターのDigital OUTとサラウンドLRチャンネル・ペアの左モニターのDigital INを接続します。 • 出力機器のAES/EBU出力端子と9301の入力端子AES IN 2を接続します。 • 9301の出力端子AES OUT 2とサラウンド右モニターの入力端子Digital INを接続します。 • サラウンド右モニターのDigital OUTとセンター/LFEチャンネル・ペアのサラウンド左モニターのDigital

/INを接続します。 • 出力機器のAES/EBU出力端子と9301の入力端子AES IN 4を接続します。 • 9301の出力端子AES OUTと右モニターの入力端子Digital INを接続します。

SUMシグナル

• 9301の出力端子SUBWOOFER LINKと7300シリーズの入力端子Digital INを接続します。

注意:73xxシリーズのAES/EBUデジタル入力は、マルチチャンネル・モードで使用する必要がありま

す。詳細は以下をご参照ください。

9301をグループに登録すると、SUBWOOFER LINK(左図)用にすべてのチャンネルのSUMシグナルが生成

され、サブウーファー7300シリーズのAES/EBUデジタル入力モードが自動的に「Multichannnel(マルチチャ

ンネル)」(右図)に切り替わります。 これはSUMシグナルを適切に生成するために必要な設定です。 Dolby DigitalまたはDTSプレイバック用LFEチャンネルを使用する場合は、「Channel Gain」が+10 dBに設定されていることをご確認ください。

3Dイマーシブ・オーディオ・システム 以下はGLMでのDolby Atmos 7.1.4システム・レイアウトの例です。リスニング・ルームでのシステム設定は

以下の通りです。緑色のタグは耳の高さのサラウンド・モニター、青色のタグはオーバーヘッド・モニター

(トップ・レイヤー)を示しています。

GLMでシステム・レイアウトを定義する:モニターおよびサブウーファーをグリッド内にドラッグ&ドロッ

プで配置します。ドラッグ中のモニターおよびサブウーファーから認識用IDトーンが出力されるため、モニ

ターを簡単に判別できます。たとえばサブウーファー・アイコンをドラッグ中、実際のサブウーファーから

サイン波が出力されます。アイコンをグリッド内の正しい位置に配置します。下の図は、各モニターを

Atmos準拠のレイアウトで配置した例です。各モニターは、以下の例と同じ順番に表示されない場合があり

ます。ご注意ください。

レフト

センター

ライト

サラウンド・ライト

リア・ライト

リア・レフト

サラウンド・レフト

LFE

トップ・フロント・レフト

トップ・フロント・ライト

トップ・リア・ライト

トップ・リア・レフト

リスニング・ポジション(スイート・スポット)

すべてのモニターおよびサブウーファーをグリッド内に配置した後、「Confirm Layout」ボタンを押して配置

を確定します。配置完了後は、各モニターおよびサブウーファーは下図の通りに表示されるはずです。

各モニターには自動的に名前が付けられます。Atmosシステムにおける「トップ・フロント・レフト」は

「Left」と表示されます。名称を変更するには「トップ・フロント・レフト」モニターのアイコン(青色1番タグ)をクリックし、名前を変更します。

Atmosは他のマルチチャンネル/immersiveシステムと同様に動作するため、GLM側で特別な操作は不要で

す。AutoCalはルーム・レスポンス、レベル、到達時間差を自動的に補正します。SPLレベル補正は前述の通

り 終段で動作します。 GLM3ソフトウェアに関する詳細については、以下のGLMリンクをご参照ください。 新バージョンのGLM3ソフトウェアとインストーラーをダウンロード可能です。 ご質問は、遠慮無くお問い合わせください!

Genelec Oy

1. トップ・フロント・レフトを選択

2. トップ・フロント・レフトの名称を変更

1. トップ・リア・ライトを選択

2. トップ・リア・ライトの名称を変更

1. トップ・リア・ライトを選択

2. トップ・リア・ライトの名称を変更

1. トップ・リア・レフトを選択

2. トップ・リア・レフトの名称を変更

December 21, 2015

Copyright Genelec Oy & Genelec Japan.