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学術部2013.7.21
H25年度 第①回 学術研修会アンケート報告 最近の障害者の自動車運転における話題!
~評価と実際の支援方法~
日時: 2013.7.21(日)
開催地区:県央 (宮崎リハビリテーション学院)
テーマ:最近の障害者の自動車運転における話題! ~評価と実際の支援方法~
講師: 加藤 貴志 先生 (医療法人畏敬会 井野辺病院)
時 間 : 9:30~12:10
参加者数: 76名
アンケート回収率: 80.3%(61名)
学術研修会開催概要
参加者層
講義について①
満足度: 満足できる内容でしたか?
低 → 高
1 2 3 4 5
どの部分が 一番満足できましたか?
講義について②
理解度: 理解できる内容でしたか?
低 → 高
1 2 3 4 5
どの部分が 一番理解できましたか?
役立ち度: 今後の臨床や研究に役立つ
と思われましたか?
低 → 高
1 2 3 4 5
講義について③
どの部分で役に立つ と思われましたか?
感想を自由にお願いします。
研修の感想①
• 実際の臨床に活かしやすい文献等紹介があって良かったと思います。
• PTの分野も少し考え方が聞けてよかったです。
• 今までほとんどわからないことだったので、とても勉強になりました。
• STなのでSTとして今後関わる機会が来るときのために、今後も情報収集します。
• 当院も運転評価を実施していますが、再度流れを見直す必要があると感じました。
• 評価内容、目的を再認識するきかっけになりました。
• 自動車運転に関する発表はなかなかないので、今回大変勉強になりました。
• とてもリアルタイムで興味のある分野でした。とても有意義でした。
• 世界的な研究結果から有効な評価が理解でき、とても参考になりました。
• 院内でのDrや免許センター・行政との連携が今後の課題だと感じました。
• 現在の研究や多施設の話を聞くことができ、今後のどのような取り組みをすればいいのか考えることができました。
• とても参考になりました。
• 評価・支援の流れを知れてよかった。
• 自動車運転の評価において基準が曖昧に感じていましたが、研修で基準についてよく理解できました。
• 今回の研修を参考にさせていただき、当院でも今後の対応を検討します。
• 実際のドライビングレコーダーを用いての説明など、理解しやすかった。
• 個別の施設で支援が限界を感じることもある。今回アンケートがあったように、士会としての支援体制を確立させ、各々の施設に落とし込むシステムが確立できるといい。連携できていったらいい。
• 1年目なので、今後自動車運転支援するにあたり、大変参考になりました。貴重なご講演ありがとうございました。
• ありがとうございました。
• 当院でも運転再開に関わっているため、すごくわかりやすく参考にさせて頂きたいと思いました。
• とてもわかりやすかったです。自分が行なっていたアプローチについて、反省するばかりでした。
• 今後の運転再開支援の参考になりました。
• わかりやすかったです。
• 運転支援に対し、窓口や評価に必要な項目が明確になりとてもよかったです。
• 取り組んだことのない内容だったのでとても貴重でした。
• 事例検討もありわかりやすかった。
• 論文の紹介もありとても勉強になりました。
• 国内外の現状を知り、やはり判断は難しいんだなあと実感しました。
研修の感想②
感想を自由にお願いします。
• 宮崎でも医療と他部門との連携を図りたいと思いました。
• 患者さんへのアドバイス時に悩むことがありましたが、参考にしたいです。
• 実際の運転支援に関しての評価・訓練の紹介や、動画を含めての症例報告など、とてもわかりやすく、今後の臨床につながると思いました!!
• すごくよかったです。もっとゆっくり聞きたかったです。
• 各施設が個々に取り組むと言うよりは、県士会全体としても地域特性として何らかの取り組みが必要かもしれません。今回のような研修会とか。
• 不透明であった自動車運転について、具体的な事例を交えて深く学ぶことができてよかったです。宮崎も同じような支援体制ができればと考えます。
• まだ研究段階で不明な部分はあるようだが、今後の臨床でどのように考えていけばよいのか参考になりました。
研修の感想③
感想を自由にお願いします。
今後の研修会について①
●希望する研修会の形式
• 若手へのコーチングスキル ・ 痛み・関節拘縮
• 精神科(特にうつ)系 ・ 地域リハ関連の研修
• 発達障害関連研修 ・ 失行と言語、失認と言語の関連
• 高次脳機能障害 ・ 呼吸リハ
• 認知神経リハ ・ 弛緩性麻痺の促通
• PNHや川平法 ・ 自動車運転について
• 災害時・緊急時のOTの対応 ・ 整形疾患
• 神経科学 ・ パーキンソン病
●希望する研修会の内容
• 野中 猛 先生
• 渕 雅子 先生
• 玉利 誠 先生
• 森岡 周 先生
●希望する講師がいらっしゃいましたら、ご記入下さい。
●その他学術部にご意見、ご要望等があればお願いします。
• 症例情報など交えてわかりやすかったです。
• お疲れ様でした。ありがとうござしました。
• ありがとうございました。
• お疲れ様です。次回もよろしくお願いします。
今後の研修会について②
参加者数76名で、経験年数は1~10年以上と、若手から中堅以上という幅広い参加があり、経験年数・ブロックの参加割合も極端な差がないことから、宮崎県内身障領域OTにおいて今回の研修に対し、非常に興味・関心の高さが伺える。
僅かではあるが、身障以外の領域やPT・STといった他職種の参加もみられ、今後のOTの広報や学術研修会の参加につながればと思う。
まとめ①
◆講義について 満足度は4・5が9割を超え、理解度も9割、役立ち度も8割と非常に高い数値である。文献の紹介から実際の評価方法、動画を用いた事例紹介など、感想からみえる参加者のニードにそのまま答えるような講義をして頂いたためと考える。
少数ではあるが、理解度・役立ち度に2や3の解答がみられる。職場によっては障がい者自動車運転と直接関わりのない所もあり、また経験年数1~2年目や、他職種(特にPT)の参加者は、神経心理検査の内容や、紹介文献内容が少し理解しにくかったためではないかと推測する。
「どの部分が」については、満足度・役立ち度共に圧倒的に「評価」が多く、臨床の現場において自動車運転に関する評価で多くのセラピストが悩みをかかえているのではないだろうか。現在も研究段階であり、その人、その傷害、それぞれで違いが生まれることも一要因として考える。理解度では「症例」との解答が多く、神経心理検査は知見のあるなしで理解度に大きく差が出るが、加藤先生が出してくださった「症例」は実際の運転動画なども交えて、非常に理解しやすかったため、このような結果になったと考えられる。
◆参加者層について
やはり、今まで曖昧にしてきた部分の反省や、今後に活かしていきたい、参考にしますといった感想が多くを占めた。その中で、県等自治体での動きや働きかけ、施設間連絡の重要性などを書かれている参加者も多数みられた。学術部としても、今後自動車運転に関するデータを蓄積しながら、県士会員への有益となる情報提供を行い、貢献出来たらよいと思う。
◆今後の研修会について
編集 河野宏信
◆感想について
今後の研修会の希望としては、形式で講義・実技が大半であった。希望の内容では身障領域における手技に関するものがほとんどで、参加された県士会員の悩みや向上心の高さが伺える。
その中でも目を引くのは「精神科の勉強会」や「災害時・緊急時のOTの対応」であった。身障領域に近い今回の研修会に参加し、自己研鑚を図っている精神科OTもいるのである。これは見習うべきであり、学術研修会を開く部のあり方として、県士会員に平等に有益に働くためにも、考えるべき点の一つだと感じた。「災害時・緊急時のOTの対応」は、学術部の範囲であるかは別として、領域を超えた関心の内容であると思う。
最後に、研修会の希望として「自動車運転について」というものがあった。非常にありがたいことであり、今回講義をしてくださった加藤先生にも是非伝えたいと思う。
まとめ②