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H28年度 研究グループ資料 Ver.12016318神戸大学工学部市民工学科 (バージョンアップされる場合があるので注意してください)

H28年度 研究グループ資料 - shimin.eng.kobe-u.ac.jp · H28年度 研究グループ資料 (Ver.1) 2016 ... 3/23 説明会後, 3/24 終日, 3/28 終日, 3/29 終 ... 他大学の地震工学研究室との合同ゼミを開催しています

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H28年度 研究グループ資料

(Ver.1)

2016年3月18日

神戸大学工学部市民工学科

(バージョンアップされる場合があるので注意してください)

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平成 28年度 研究グループ配属

訪問可能日時と訪問場所・連絡方法(平成 28年 3月 17日~29日)

学生部屋が示されている場合,各研究室所属の学生から話を聞くこともできます.

教員 訪問可能日時 訪問場所と連絡方法

芥川 3/17~29 [email protected]

メールでアポを取ってください.

長尾 3/17PM,3/18PM,3/25AM・PM,

3/28 13:00-15:00,学生は随時

長尾:R206(都市安全研究センター2階),予約推奨,[email protected],学生:R103(同 1階)

森川 3/18全日,3/24午前

3/25午前,3/28午後 3時以降,3/29全日 1W-108,[email protected],要予約

鍬田 3/17, 18, 24, 25の 13-16時 1W-109,学生部屋 1E-201,

事前に連絡すること [email protected]

橋本 3/17 10-12時,3/18 10-12時,

3/23 説明会終了後,3/24 15-17時

橋本:1W-206,学生部屋:1W-301,メールにて予約推奨,[email protected]

三木 3/18 10-12時,3/23 10-12時,説明会終了後,3/24 10-12時,3/29 10-12時

1W-111,学生部屋 1E-201

[email protected]

飯塚 3/24:10:00-17:00

3/29:10:00-15:00

飯塚への面談:自然科学 4号館 2F,[email protected]予約推奨

学生への訪問:自然科学 4号館 2F,3/17~3/29の 13:00-17:00予約不要

澁谷 3/16〜29日の空き時間帯

澁谷:1W-207,[email protected] 面談前にメールください

学生:1W-201

加藤 3/17 (木),18(金) 13:00~17:00

3/24 (木),25(金) 13:00~17:00

3/28 (月),29(火) 13:00~17:00

自然科学総合棟 3号館 1F-115;事前にメールにて連絡すること,

[email protected]

吉田 3/17(木), 18(金)ともに午前中(8:00〜)

3/28(月), 29(火)ともに終日(8:00〜17:00)

R203(都市安全 2階), [email protected]

メールによる事前予約推奨(左記訪問可能日時以外でも対応可)

竹山 3/18,3/22 9:00-14:00,3/23説明会終了後,3/24 9:00-15:00

竹山:1W-208, [email protected],予約推奨

学生部屋:1W-203

橘 3/23:説明会終了後

3/24:10:00~17:00

自然科学 4号館 2F201

訪問前にメール連絡をお願いします:[email protected]

片岡 3/16(水) 10:00~15:00 3/22(火) 10:00~12:00

3/22(木) 15:00~18:00 3/23(水) 説明会後

1W-201(片岡,学生共通),[email protected]

訪問時には事前にメールにて連絡をお願いします.

大石 教員は 3月 25日午前 10時〜12時,30日午前 10時〜12時のみ在室.メール連絡してください.大学院生は随時対応します

大石:R202(都市安全 2階)[email protected]予約必須

学生:3W-201(工学研究科産学連携室)予約不要

藤田 3/18(金),3/22(火)の午前,3/23(水):説明会後,3/24 終日,3/28(月)午前,学生部屋は随時訪問可

藤田:1W-309,学生部屋は随時:1W-301,予約推奨

tel:078-803-6439, e-mail : [email protected]

中山 3/19(土):15:00-17:00, 3/22(火):9:00-15:00

3/23(水):説明会後

3/24(木),28(月),29(火):9:00-17:00

中山:1W-209,メールでの予約推奨

[email protected]

内山 研究室説明会 (予約不要):3/18 (金)・3/25

(金) 10:40〜11:20にC2-301にて.教員個人面談:説明会終了後の11:30〜14:00に実施.

内山:1W-308(説明会時に当日の面談を予約してもらいます)

学生部屋:1W-203(随時見学可,13-16時推奨)

研究室 HP (http://coast.dce.kobe-u.ac.jp) を読んで下さい.

小林 3月 18日午後,24,25日など.基本的にはメールで連絡ください.

R204(都市安全研究センター2階)

[email protected]

齋藤 3/23説明会後と,

3/22,24,25,28日の 13:30~18:00 1W-107 予約推奨,[email protected]

井料 http://www2.kobe-u.ac.jp/~iryo に掲載.

学生部屋は随時訪問可 自然科学 3号館 814(学生:820), [email protected]に予約のこと

小池 17日,18日午前,19日午前,23日.学生部屋は随時訪問可

自然科学 3号館 811(学生 820),要予約,[email protected]

喜多 研究室説明会(四辻研と合同):3/24(木) 13-14

面談:3/23(水) 16-18,3/24(木) 14-17,

3/25(金) 10-12, 3/28(月) 10-18, 3/29(火)10-18

研究室説明会:C1-201(予約不要:面談希望者は出席推奨)

面談:1W-306 要予約 [email protected]

学生部屋訪問 1W-304(随時,予約不要)

織田澤 3/22(3限以外),3/23,3/24,3/25終日 面談 1W-305 要予約 [email protected]

学生部屋 1W-304の訪問:随時(予約不要).

四辻 3/23 説明会後, 3/24 終日, 3/28 終日, 3/29 終日、ただし喜多研と合同の研究説明会:3/24(木) 13-14

1W-302要予約 [email protected]

学生部屋 1W-304随時

瀬谷 説明会:3/23全体説明会終了後@自然科学研究棟3号館1階125号室.

予約不要です.質問等は,[email protected];

[email protected]の両方にメールのこと.

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神戸大学工学部市民工学科・2016年度研究グループ紹介資料

橋橋橋本本本研研研究究究室室室 【【メメンンババーー】】 【【目目指指すすととこころろ】】

准教授:橋本国太郎

学生:新 M2→2 名

:新 M1→3 名

【【研研究究キキーーワワーードド】】

鋼構造,複合構造,FRP 構造,接合部,

耐荷力,耐震,構造リダンダンシー,腐食,疲労き裂

【【研研究究テテーーママ】】

(1)腐食や疲労損傷を受けた鋼構造物および接合部の安全性評価

①腐食や疲労損傷を受けた鋼橋・鋼部材の安全性評価

②腐食した鋼接合部の強度変化

(2)新しい構造形式や材料を用いた構造物および接合部の高性能化

①接合部の高強度化・高性能化に関する研究

②FRP を用いた新しい構造部材および接合方法に関する研究(㈱ヒ

ビとの共研)

③履歴型ダンパーを有する鋼管集成橋脚の高性能化に関する研究

(阪神高速道路(株)との共研)

(3)その他

①アジア地域における鋼材の腐食減耗予測のための現地調査(JFE スチール(株)との共研)

【【研研究究のの進進めめ方方】】

構造実験および構造解析(有限要素法を主に使用)を中心に進めていきます.研究テーマによっては,現

地調査や実橋梁を用いた現場実験も行います.また,他大学や企業と共同研究として進めていくテーマもあ

ります.

【【そそのの他他ゼゼミミのの主主要要行行事事】】

・ゼミ旅行

・京大・大市大との合同ゼミ

・橋梁模型コンテスト

・関西鋼構造ソフトボール大会

・橋梁工場・架設現場見学会 など..

図-1 開発された鋼管集成橋脚

(阪神高速海老江 JCT で採用)

図-2 設計及び性能照査に関わっ

た FRP 製歩道橋(岐阜県)

合理的かつ安全で長持ちする構

造物の開発を目指して研究を進

めております.

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神戸大学工学部市民工学科 2016年3月

地震防災工学研究グループ

X

Y

Z

研究グループ

教員:

鍬田 泰子 准教授

大学院学生:

M2 1 名

M1 3名

開講授業科目:

学部:

構造動力学(分担)

地震安全工学

創造思考ゼミナール I(分

担)

大学院:

地震工学特論Ⅱ(M)

空間構造振動論(D)

平成27年度の卒業研究・修士論文のテーマ

配属希望の学生へ

地震防災・ライフライン工学 地震動の特性と地上・地中構造物の耐震性評価の検討などのハード解析面と,都

市域のライフラインの機能評価などのソフト分析面から,地震による人命損失・

被災・影響波及を軽減することを目的とする研究を実施しています。

東北地方太平洋沖地震から5年が経ちましたが、まだまだ研究すべき課題が山積

みされています。地震に興味のある学生は一緒に研究しましょう。

平成27年度

修士論文 表面波による橋梁構造物応答への影響評価

地震・液状化時の水道管路被害予測手法の高精度化

卒業研究 地盤情報を加味した水道管路更新法の提案

振動台を用いた埋設管に働く摩擦力の速度依存性の実験的検証

微動観測を用いた地盤ひずみ評価指標の適用性

東日本大震災の市街値復興形態と地理的要因に関する研究

連絡先

教員研究室

1W-109 鍬田准教授

メール連絡先

[email protected]

ホームページ

http://www2.kobe-u.ac.j

p/~kuwata/index.html

GIS を用いた地震

被害分析・予測

地盤の地震応答解析

水管橋応答解析

他大学の地震工学研究室との合同ゼミを開催しています

年度後半には、長尾研究室との合同ゼミもあります

大学院進学希望者歓迎

当研究グループの研究活動を盛り上げてくれる学生大歓迎です!!

微動観測による表層地盤の卓越周期

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研究方針:未来を想像し,創像するコンクリート構造物の合理的な設計の実現のため,コンクリート,およびコンクリート部材を対象とした実験・解析研究を進めています。最近は,ASRや鉄筋腐食など,各種劣化要因により損傷したRC部材の性能

の評価に関する研究を行っています。様々な手法を用いて、コンクリートのひび割れに起因した構造物の破壊現象を定量的に捉え,その損傷や破壊を制御することで,より合理的な構造設計を実現することを目指します。

② 鉄筋要素の断面欠損

① 主鉄筋の付着劣化

C.L.

腐食考慮

健全部

アーチ要素

② 鉄筋要素の断面欠損

① 主鉄筋の付着劣化

C.L.

腐食考慮

健全部

アーチ要素

グループ構成(HP: http://www2.kobe-u.ac.jp/~mikitomo/)教員 三木 朋広 准教授(1W-111,[email protected])学生 博士D3: 1名(留学生モザンビーク) 修士M2: 2名 M1: 1名

コンクリート構造研究グループ

研究室配属へ向けて(連絡先:[email protected])大学院進学希望者は大歓迎。最先端の研究テーマに取り組んでください。実験,解析いずれのアプローチも選択できます。また,得られた成果は論文としてまとめ,国内外の学会で発表を積極的に行ってもらいます。その際の実践的なプレゼン方法をわかりやすく伝授します。元気で積極的な学生の参加を期待しています。

新材料

耐震性能評価

Steel fiberφ=0.2mmL=15 mmfu=2500N/mm2

Ductal premix-Cement-Silica fume-Silica sand

Steel fiberφ=0.6mmL=30 mmfu=1000N/mm2

鉄筋腐食したRC部材

モデル化

残存性能評価この最終目標に向けて

構造物全体系の非線形動的解析

神戸大学大学院工学研究科市民工学専攻

デジタルカメラで撮影した画像を用いて非接触かつ広域にひずみ計測します。ひび割れ発生後のRC部材の耐荷機構の変化を評価します。

過去の地震による構造物の被害状況を解析的に再現することによって,地震時のRC構造物の挙動を予測します。また,非線形動的解析によって,構造物の耐震性能を評価します。

コンクリート構造物の合理的な設計

鉄筋腐食したRC部材の性能を評価します。

特に,鉄筋とコンクリートの付着特性が部材の耐荷機構に与える影響について,実験的,解析的に検討します。

RC構造部材の非線形挙動を解析モデルを用いて予測します。

実験的検討

解析的検討

非線形解析

コンクリートに短繊維を練り混ぜることで,ひび割れが生じた後の脆性的な破壊を防ぐことができます。圧縮強度が200MPaを超えるような超高強度セメント系材料も研究対象です。

2016年度版

担当講義:構造力学Ⅲ(B2),コンクリート構造学(B3),実験及び安全指導(B3),数値計算実習(B3),コンクリート構造工学特論(M),構造破壊制御論(D)

卒業論文(2015年度)ASRが生じた鉄筋コンクリートはりのせん断耐力高強度繊維補強コンクリートはりのせん断耐力世界最高レベルの圧縮強度を有するコンクリートの破壊評価

学生受賞歴土木学会年次講演会優秀講演賞土木学会関西支部優秀講演賞修士論文優秀発表賞(神大)

卒業論文(2016年度(予定))高速度デジタル画像撮影による動的破壊挙動の把握新材料を用いた部材の補強とモニタリングの提案・実用化セメント系材料のナノスケール補強による高性能化

卒論の詳細研究室訪問時に説明します。※メールにてアポを取って下さい。

画像解析

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【芥川研究室】教員:芥川真一( [email protected] ),秘書:柳原久美子,学生:博士後期課程 1 名,博士前

期課程 5名

【研究内容】芥川研究室は On-Site Visualization (OSV)研究会を主宰し,多数の企業と協働してインフラの合理的

な維持管理や防災に役立てるための新しい装置やモニタリングシステムの開発に関する研究を行っています.

我々は社会に貢献するための技術開発を行う際に必要な基礎知識を学ぶとともに,モノづくり,産官学連携の研

究活動,現場実験などを体験することで,ニーズの分析,アイディアの発想,基礎研究,現場実験,実務までの

流れを体験できるように努めています.学生の研究室は膜工学研究拠点内にあり,異分野の知識に触れる機会に

も恵まれています.また,芥川は神戸大学海洋底探査センター(平成 27年 10月発足)を兼任しており,海洋資

源開発に関連する研究も始めています.さらに,OSVに基づく安全監視のコンセプトを海外に普及するための活

動も始まっており,今後,アジアを中心とする国際プロジェクトが動き出す可能性もあります.地球市民の安全・

安心を向上するための研究に興味があり,モノづくりが大好きな学生を大歓迎します.

【平成 27 年度の研究テーマ】光ファイバを利用したインフラの変状監視方法,光ファイバの分岐・連結を利用

したモニタリングシステム,空気圧を利用した地下水位変動の可視化,植物の導電性に着目した地下水位変動の

モニタリング,海底資源開発における環境影響評価,水処理設備の汚れモニタリングに関する基礎研究,微小変

位の可視化など.

【関連ウェブサイト】下記のウェブサイトには芥川研究室の案内や関連の活動情報がありますので是非,ご覧く

ださい.

1) https://prezi.com/aadbla4z__8z/akutagawa-laboratory/,

2) http://www.osv.sakura.ne.jp/

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

【参考情報:On-Site Visualization研究会設立趣意書】

社会基盤施設を始めとする様々な自然・人口構造物を合理的に

監視し,人間環境の安全・安心化を図ることは国家的関心事です.

これまでに実施されてきた従来のモニタリング手法では,コスト,

人材不足などの理由で「手法や必要な装置は存在するのに,実際

にはすべての場所でモニタリングと安全管理を実施することはで

きない」というジレンマがありました.この点を克服するために,

2006年度から展開して来た「対象物に生じている変状を視覚で確

認する方法」では,計測装置がデータ表示機を兼ねるという特徴

があるため,計測結果が「光の色として,いつでも誰にでも見え

ている」という状態を創り上げることができます.このコンセプ

ト"On-Site Visualization"は,これまでに存在しなかった全く新しい

ものであり,装置のコストダウン化を実現できれば,これまでよ

りも格段に広範囲のモニタリングが可能となります.また,可視

化される安全・危険情報の監視者人数を飛躍的に増大させること

が可能となるため,様々な形態の異常を早期に発見し,事故を防

止できるとともに,人的被害などを最小限に抑えることができる

可能性を秘めています.これは,我が国を含めて,まだどの国で

も体験したことがない「光に見守られた新しい生活空間」を創造

できることを意味するのです.

このプロジェクトを推進するためには,専門家と一般市民が協

力することにより「動きの大きさ,光の色,その色が示す危険度」

についての共通の認識を生み出す必要があります.社会環境の安

全性評価は,これまで専門家だけに委ねられていましたが,光を

用いるこの手法は,住民と一体となってそれを実施してゆく新し

い社会システムの構築を迫るものでもあります.また,一般構造

物を対象とした場合には「変位」や「傾斜」を計測することが想

像されますが,その他にも,科学的に計測可能なすべてのデータ

を対象とした「光による状態監視システム」を創造することも可

能です.さらに,人間環境の安全・安心化を総合的に推進するた

めには,工学だけではなく,自然科学のほとんどの分野,また社

会科学やエンタテイメントなどの幅広い分野にこの方法論を適用

することも可能であり,「光」を情報伝達の核に置くことの学際的

意義は非常に大きいと言えます.

本研究会は,上記趣旨に賛同する産・官・学からの組織,およ

び個人による参加を得て,光る計測装置の開発・改良と実社会へ

の適用を通じて,人間環境の安全・安心化における新しい概念

"On-Site Visualization"を国内的,および国際的に普及させるための

自由で闊達な議論・実践・情報交換・人間交流の場を創造するた

めに設立するものです.

2010 年 1月 9 日

神戸大学大学院工学研究科市民工学専攻 教授, Ph.D.

芥川 真一

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0.1 1 100.1

1

10

100

SZO4021

Frequency(Hz)A

mpli

tude

0 10 20 30 40

4-

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2

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SZO018-EW

Time(s)

vel

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ty(c

m/s

)

都市安全研究センター 社会基盤マネジメント研究分野 長尾研究室

担当教員 長尾毅(教授)のほか, M2が2名, M1が2名,社会人Drが2名です.

解析が主体となりますが,テーマにより常時微動観測の実施や実験もあります.基礎的技術力を身につけられるように,かつその上で新たな発見ができる力を習得できる工夫をします.新しいことにチャレンジする気概のある学生,特に大学院進学希望者を歓迎します!

では,何が被害を分けたのか?

左も右も,東日本大震災による港湾の被害で,両地点は僅か100m程の距離しかありません.右はピカピカ,左はメチャメチャです.

地震動の増幅特性の違いが被害の違いに直結します.増幅特性は深い地盤構造(場合によっては地下数km程度までの範囲の地盤構造)や地震動入射条件等々に依存します.増幅特性とは単に加速度が何倍になるといった単純なものではありませんし,また加速度の最大値が大きいから被害が出るといった単純なものでもありません.観測や解析により地震動を精度良く評価する手法を研究し,構造物の設計地震動の合理化を目指します.

主な研究分野:地震工学,設計工学 特に地震工学は地震動と構造耐震の両分野からアプローチします.http://www2.kobe-u.ac.jp/~nagaotak/index.html

地震動の研究課題例

構造耐震の研究課題例

実際の地震動と強震動シミュレーションによる地震動.地震動の精度の高い評価を目指す.

実際の増幅特性と解析による増幅特性.サイト増幅特性のより精度の高い評価を目指す.

構造物は地震作用に耐えるように設計されています.しかし,このような構造にすれば耐震性が高いという,過去の経験のみに基づいて断面が決められている例も少なくありません.

港湾構造物の桟橋は骨組み構造なので,杭頭の断面力が最大と考えることが多いです.実験時もそう考えます.でも,本当にそうなのでしょうか?

構造物と地盤の相互作用のために,杭頭よりも地中部の方が曲げモーメントが大きい.これは特殊な例ではない.このような現実を踏まえて,耐震性を高める工夫は出来ないのだろうか?

4000- 2000- 0 2000 4000

20-

10-

0

bending moment(kN*m/m)

alti

tud

e(m

)

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神戸大学大学院工学研究科市民工学専攻 ・ 工学部市民工学科

構造材料診断・維持管理研究グループ (森川研究室)URL : http://www2.kobe-u.ac.jp/~morikawa/

教員:

森川 英典 教授

関連授業科目:

学部

材料工学

コンクリート構造学

土木実験及び安全指導

土木CAD製図

大学院

コンクリート工学特論

(前期課程)

構造診断学

(後期課程)

所属学生数 2016年度:博士後期課程:2名博士前期課程:5名学部生:未定

研究室の方針:

実構造物の現場調査や解

析,診断など社会と深く関

わりを持って研究をします.

毎年,数回,既設構造物の

劣化調査など現場調査に

行きます.

21世紀型「構造物を使いこなす技術」の確立をめざして

社会インフラの老朽化時代を迎えた21世紀は,構造物を「使いこなす時代」であると言えます.当グループでは,社会インフラの老朽化に対応するべく構造物の「使いこなす技術」に関連して,維持管理の基礎から応用に至るまでの研究に取り組んでいます.損傷劣化を有する構造物を使いこなすためには,構造物の潜在的な破壊リスクを的確に捉まえ,安全性・信頼性を付与する技術の構築が求められます.またその技術の高度化・高性能化,コストパフォーマンスを考慮した合理化についても不可欠です.

信頼性向上による社会インフラの老朽化対策技術の構築と高度化

①コンクリートおよびコンクリート補修材の劣化機構解明と予測②PC(プレストレストコンクリート)橋の劣化機構解明(PC鋼材の脆性破断特性)③コンクリート部材の性能評価手法(初期欠陥,塩害,アルカリシリカ反応)④PC橋の安全性、信頼性解析と寿命評価⑤コンクリート構造の補修、補強の高性能化⑥道路橋の劣化要因分析と対策

研究テーマ

2016年度の主な研究テーマ

1.PC(プレストレストコンクリート)橋の劣化機構と信頼性シミュレーション①PC鋼材の脆性破断特性の評価と劣化モデルの構築(応力腐食割れ試験,低ひずみ速度腐食割れ(SSRT)試験,フラクトグラフィ破面解析)

②PC鋼材の腐食劣化に関する信頼性シミュレーション③PC橋梁の劣化予測と構造信頼性シミュレーション

2.PC橋の補修工法の開発と信頼性シミュレーション①亜硝酸リチウム(LiNO2)を用いたPC鋼材の補修工法の開発と実用化②PC橋の補修による信頼性向上の評価

3.表面保護工の劣化機構と性能評価と高度化①表面被覆材の劣化機構解明と高性能化(応用化学専攻西野研究室との共同研究)②表面含浸材の性能評価と高性能化

4.道路橋の劣化要因分析と対策の構築①道路橋定期点検データの統計解析による劣化要因分析と合理的な対策の構築

プレストレストコンクリート橋梁における補修効果のモニタリング

PC鋼材の腐食抑制補修方法の検討

強アルカリ水による表面被覆材の劣化試験

走査型電子顕微鏡(SEM)によるフラクトグラフィ破面解析

脆性破面

延性破面

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安定した土構造物の構築と崩壊予測手法を確立することで市民生活の安全を守ります

SHIBUYA & KATAOKA Lab.

盛土や擁壁などの土構造物

や,埋立地などを造成する際には,使用する地盤材料の変形・強度特性を把握する必要があります.本研究室は,三軸圧縮試験や一面せん断試験などの各種力学試験を通して,地盤材料の変形や強度に関する検討を行っています.また,近年では鉄鋼スラグや超高含水比浚渫粘性土などのリサイクル材料も対象として,これらの地盤材料としての適用性に関する変形・強度特性も検討しています.

現場調査

室内試験 解析

近年の豪雨の増加や市街化による土地利用形態の変化によって都市型洪水のリスクが高まっており,対策として「浸透ます」の設置などが検討されています.浸透ますの適切な設置場所を決めるには,降雨時の水の流れを正確に把握する必要がありますが,市街地レベルの広い範囲で高度な解析(3次元浸透流解析)を行うのは困難です.本研究室では,簡便かつ正確に

3次元浸透流解析を行うことを目的とした研究を行なっております.

広域エリアでの三次元浸透流解析手法の確立各種地盤材料の変形,強度特性の検討

陸域,海域における現場調査,原位置試験 表面波探査を用いた地盤の安定性評価

表面波探査は,非破壊かつ簡便な調査で地盤の2次元的な力学情報(せん断波速度分布)を得ることができる調査法です.最近では,表面波探査を用いた地盤調査が多くなされており,本研究室でも,地盤変状箇所や盛土内部の状況を検討する際には,まず現地調査として表面波探査を実施しております.

(m/sec)

S波速度

40

70

100

130

160

220

280

360

500

↑ 簡易貫入試験

「今現場では何が起きているのか?」を知ることは重要であり,そのためには,実際に現地に行って現地の状況を把握することから始まります.本研究室でもまずは現地にて調査や原位置試験を実施し,室内試験等が必要となれば土試料の採取も行います.

↑ メタンハイドレート調査の様子

教員澁谷 啓 教授片岡 沙都紀 助教

研究室メンバー研究員 2名博士後期課程 6名博士前期課程 9名

担当授業科目・学部土質力学Ⅰおよび演習(分担)地盤調査・施工法測量学実習(分担)創造思考ゼミナールⅡ(分担)実験および安全指導(地盤系)

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○主な研究テーマ1:不飽和土の変形強度特性に関する実験研究

目的:地表面付近の土は不飽和状態となっていることが多い.昨年多発した豪雨による斜面崩壊にも,不飽和状態の土の挙動が関連している.しかし,不飽和状態の土の力学的挙動はメニスカスにより生じるサクションの影響を受けて複雑であり,従来の土質力学は適用することができない.本研究では実験的に不飽和土の力学挙動を解明する.

内容:不飽和土一面せん断試験,一軸・三軸圧縮試験の実施.

○主な研究テーマ2:粒状材料の変形強度特性に関する数値実験研究

目的:土粒子を理想的な粒状材料(球あるいは円形材料)とみなした個別要素法プログラムを用いて数値実験を行い,その結果を解析して粒状材料の力学挙動をミクロなレベルから考察する.

内容:個別要素法プログラムを用い,特に粒子間付着力を加えた条件での数値実験を行い,その影響について検討する.また,降雨による斜面崩壊について,粒状体斜面の崩壊過程シミュレーションから検討を加える.

z

y

x

主応力差最大時における供試体内部の粒子間力分布

降雨による斜面崩壊のメカニズム 降雨による斜面崩壊例(シンガポール)

数値実験に用いる供試体の例

加藤研究グループ

○活動内容など

地盤材料の特性を要素試験・数値実験を中心に把握し,得られた知見に基づいて防災・環境問題への活用を検討する。卒業研究をまじめに行いたい,できれば修士課程進学予定の学生の応募を希望する。

不飽和土一面せん断試験

供試体内部の回転量

数値実験に用いる粒子モデルの例

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竹山研究室

神戸大学工学部市民工学科 工学研究科市民工学専攻 人間安全工学講座 地盤防災分野

研究室構成員教員: 竹山 智英 准教授学生: 嶋田倫昌,関一,辻野海人(いずれも現B4)

担当授業科目学部:土質力学Ⅰ及び演習(分担),実験及び安全指導(分担),数値計算実習(分担)大学院:地盤材料学特論,地下構造解析学(分担)

2016年度 研究グループ説明会資料

どのような研究をするのか?

研究室での生活は?

行事(ゼミ旅行,飲み会等)は飯塚研・橘研と合同で行います.定期的にゼミを行います.

「京」コンピュータを用いた液状化に関する大規模数値解析

粒子法(SPH法)を用いた斜面崩壊予測手法の開発

山留め壁(ソイルセメント柱列壁)を有効利用した基礎構造の合理化

多発する豪雨に起因する土砂災害への対策は,今後ますます重要な課題になると予想されます.激甚化する土砂災害に対して有効な対策をするためには,土砂災害の発生を予測することはもとより,発生後の土砂の流出範囲の予測が有用な情報になります.斜面崩壊のような非常に大きな変形を伴う現象の解析に有用なSPH法をベースとして土砂災害に対する予測に必要な数値解析手法を構築することを目指します.

基礎構造の合理化や環境負荷の低減が大きな課題となっています.ソイルセメント柱列壁は,従来,仮設の山留め壁として利用されてきました.このソイルセメント柱列壁に上部構造物の荷重を負担させ,本設杭として有効利用することを考えています.実大載荷試験等の数値解析を行うことにより,設計法に関して開発を進めていきます.

理化学研究所計算科学研究機構が有するスーパーコンピュータ「京」では,地震動予測・地震応答解析・都市デジタルデータの整備などの各要素技術を統合して都市をまるごと対象とし,地震発生・構造物応答・災害対応の過程を高精度にシミュレーションすることを試みています.その中で特に液状化予測に焦点をあてて地盤応答シミュレータの開発を理化学研究所計算科学研究機構などと協力して行います.

0 20 40 60 80 100-30

-20

-10

0

10

20

30

Sh

ear

stre

ss,

(kP

a)

Effective mean stress, p' (kPa)

-10 0 10-30

-20

-10

0

10

20

30

Sh

ear

stre

ss,

(kP

a)

Shear strain (%)

0 2 4 6 8 100

20

40

60

80

100

Ex

. p

ore

wat

erp

ress

ure

(k

Pa)

Number of cycle

(AICS HPより)

(大林組技術研究所提供)

連絡先等

研究室:1W-208(竹山),1W-203(学生)E-mail: [email protected] (質問や訪問予約は随時メールしてください)HP: http://www2.kobe-u.ac.jp/~takeyama/index.html

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道路...私たちにとって最も身近なインフラ。当研究室では,地盤工学的アプローチをよりどころに道路施設をいかに快

適で環境負荷の小さい災害に強いものにしていくかについて,道路舗装,斜面,基礎地盤を主な対象としてその方法と戦

略をハードに考えています。適材適所に配すべく道路,特に私たちとじかに接する舗装とはいかにあるべきか?道路が走

る盛土・切土部,道路を支える斜面。それらの安定性(安全性)をいかに担保するか?やる(べき)ことはたくさんあります。

注:携帯のフィルタリング設定でパソコンからのメールを受信可にしておくこと

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主な研究テーマ 「従来からの殻を破り,次代への展望を拓きたい!」 ・塩害に伴う砂漠化のシミュレーションとその対策法の検討

地球規模で問題となっている砂漠化は,その多くが人の活動による気圏-地圏-水

圏の水循環の狂いに原因がある.塩害による砂漠化はその最たるものであって,こ

のような砂漠化に至るシミュレーション技術を開発すると共に,砂漠化危険地帯,

塩害被害地域の修復技術の開発を行う.タイ東北部の実地調査も行っている.

・土構造物の変形・安定とジオシンセティックスによる補強効果

「イノベーションは新材料から」,新材料として注目されているポリマーコーティ

ング繊維材料であるジオシンセティックスを盛土などの土構造物の補強に用い,耐

久性と施工性の向上を目指している.本研究室で開発され,世界的に用いられてい

る地盤挙動シミュレータDACSARを用いて検討する.

・ベントナイト材料の力学挙動の予測

我が国の原子力発電所から出てくる核廃棄物の処理をどうしたら良いのだろう?

現在,多重バリアでシールされた核廃棄物を安定した地下深層へ埋設投棄する方法

が検討されている.多重バリアでは緩衝材として,著しい膨張性を示すベントナイ

ト材料の利用が考えられている.環境への影響を慎重に検討しなければならず,こ

のベントナイトの長期にわたる力学特性の変化・挙動の予測が求められている.こ

のような要求に応えうるベントナイト材料の力学モデルの構築を目指している.

・深海底軟弱地盤の力学的安定性の評価

メタンハイドレードやレアメタルなどの海底資源を採掘しようにも,まずは海底軟

弱地盤の力学特性を正確に把握できねば何もできない.海底長大斜面の崩壊などを

引き起こせば津波をも発生させる.深海底環境の保全と開発のトレードオフ解決に

は深海底地盤の力学性状を把握することが急務である.海洋研究開発機構

(JAMSTEC)と共同して,このような問題に取り組んでいる.さらには,海溝型地震

の発生源であるアスペリティ形成に対しても土質力学の活用に取り組んでいる.

・緊急時救命医療チームの最適配置システムの開発

地震災害などの被災地には救命医療チーム(DMAT)が派遣される.72時間を過ぎると

被災負傷者の生存率が激減することから,このような医療チームの派遣決定は迅速

を要する。しかしDMATチーム数には限りがあり,災害初期の情報には高い不確実性

が伴う.このような条件下で,如何に医療チームの派遣を決定すればよいのか,そ

の意志決定支援システム設計を行う.

その他の研究テーマ: 閉じ篭もることなく,積極的に他の分野との共同,融合をはかる

・「京」コンピュータの利用に供する地盤動的シミュレーションの性能評価(理研AICSとの共同研究)

・放射性廃棄物の地層処分におけるベントナイト緩衝材の力学性能評価(RWMC委託研究,

NUMO研究会)

・プレート表層デコルマ帯の変質に伴う力学特性変化の数理モデル開発(JAMSTECとの共同研究)

研究室卒業生/修了生の進路:ゼネコン,コンサル,エネルギ関係,メーカー,公務員などへ就職.

内,大学院進学者が多く,さらに博士進学者が多い(大学,民間研究所,国立研究所などの研究者へ)

飯塚研究室「地盤環境リスク評価研究分野」 宇宙船地球号の持続可能な発展を目指して

http://www.research.kobe-u.ac.jp/rcuss-geo-env/top1.html

神戸大学 工学部市民工学科・工学研究科市民工学専攻 環境共生工学講座・広域環境工学研究室 2016年度

タイ東北部塩害調査・シンポジウム,研究室旅行

学部:

・土質力学Ⅱ及び

演習

飯塚

(加藤)

・連続体力学 飯塚

大学院:

・固体計算力学I~III

(前期課程)

飯塚

・地盤基礎工学特論

(前期課程)

飯塚

・先端融合科学特論

(前期・後期課程)

飯塚

(分担)

・地下構造解析学

(後期課程)

飯塚

3/24 17:00-19:00 飯塚研「たこ焼き」パーティー,参加自由・無料(自4号館2F研究室),学生研究室(4号館2F)への訪問歓迎(平日

13:00-17:00 随時,訪問予約不要).飯塚面談 3/24:10:00-17:00, 3/29:10:00-15:00,.前日までにメール[email protected]に要予約.

都市安全研究センター

Geoenvironmental Risk Assessment Research Group

地球・相互作用

Evaporation

Transpiration

Rainfall

Plant Respiration

RespirationMicrobe

Uptake

Saturated zone

Unsaturated zone

地球・相互作用の数理モデル化

Geoenvironmental Risk Assessment Research Group

DACSAR

– open to the public –

France – LCPC

フランス土木研究所

Bulletin Laboratoires

des Ponts et Chaussees,

232, pp.45-60, 2001

Soil and water coupled Elasto-viscoplastic F.E. code

地盤工学会全国大会

1984-2003

有効応力解析416件

内,使用ソフト名明記117件中

DACSAR:101件(86%)

他に,CRISP:4,FUTO:3

ABAQUS:2,SIGNAS:2など

研究室開発ソフトの世界シェア

配属希望の学生へ: 「やる気」のある学生を歓迎します.研究活動,研究室行事,卒論,修論の内容など,詳細については,研究室を訪問してください.また研究室HPを見てください.

研究室構成員

スタッフ:

飯塚 敦 教授

西野 典子(秘書) 研究室学生: D3 杉山 友理 M2 妹川 賢司 岡田 真理子 織田 裕至 神藤 卓哉 鹿瀬 一希 M1 麻生 勇人 伊藤 真司 本田 和也

担当授業科目

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神⼾⼤学 ⼯学部市⺠⼯学科/⼯学研究科市⺠⼯学専攻 2016年度版

都市安全研究センター 地盤環境リスク評価研究分野 橘 研究室メンバー

橘 伸也 講師(新任)

まだいません新しい研究室です

教 員

学 ⽣

担当授業科⽬(平成28年度)

創造思考ゼミナールⅠ⼟⽊実験及び演習⼟質⼒学Ⅱ及び演習地盤基礎⼯学特論

学 部

⼤学院

研究テーマ

わが国では、発電電⼒量の約3割を原⼦⼒発電が占めています。原⼦⼒発電には放射性廃棄物の発⽣が伴います。これまで電⼒を得てきたことの引き換えに、相当な量の放射性廃棄物が溜まっています。今後もこのゴミを出し続けるかどうかにかかわらず、すでに溜まったゴミを⼈間の⽣活圏に影響を及ぼさない形で如何に処分するか、真剣に考えなければなりません。近年では、地下深層に廃棄物を最終処分する地層処分が唯⼀実現可能な⽅法として

国際的にもコンセンサスが得られています。地層処分では、⼈⼯および天然のバリアによって構成される多重バリアシステムによって安全確保が図られます。地層処分の安全評価は、数⼗万年という超⻑期を対象とするものです。この評価のためには、多重バリアシステムに⽤いられるバリア材の材料特性をモデル化し、解析的なアプローチにより将来の挙動を予測する必要があります。橘研究室では、この評価技術の開発を研究の主軸に据えます。その中で解決すべき

課題を個々⼈の研究テーマに設定し、チーム⼀丸となって⼤きな⽬標に迫ろうとしています。

放射性廃棄物地層処分における処分施設の⻑期挙動評価技術の開発

メッセージ

好奇⼼を持って研究室での⽣活を楽しもうとする学⽣を歓迎します。困難に当たってもめげない、レジリエントな精神で研究に取り組みましょう。今年度から始動する研究室であるため、先輩がいないことに躊躇されるかもしれませんが、学⽣部屋は飯塚研究室と共同です。またゼミ等は飯塚研究室・⽵⼭研究室と合同で⾏う予定です。

連絡先

居 室 ⾃然科学4号館2階201号室 [email protected]

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私たちの研究グループは洪水災害を主対象とした研究を実施しており、数値シミュレーションが中心になります

が、最終的に社会に還元できる研究を目標としています。なお,今年度からは実験も始めました。

現在は次のような研究に特に力を入れています.

(1) 広域分布型降雨流出・洪水氾濫モデルの開発

(2) 洪水保険に関する研究(民間保険会社と共同研究)

(3) リアルタイム洪水予測システムの開発

(4) 高精度領域浸水モデルの開発

(5) 避難行動モデルによる避難に関する研究

(6) アンサンブル洪水予測及びスーパーコンピュータ「京」の工学利用(ポスト京プロジェクト,京都大学・気象研究所・JAMSTECなど)

(7) 気候変動による洪水リスクの変動に関する研究(気候変動創生プロジェクト,京都大学など)

(8) SATREPSガーナプロジェクト(東京大学・国連大学・京都大学)

研究室構成:

准教授 小林健一郎

平成28年度予定

M2 5名,M1 3名,B4 3名

学部担当授業科目:

水文学(分担)

水工学の基礎及び演習

土木実験(分担)

創造思考ゼミナールⅠ

大学院担当授業科目:

特別講義Ⅵ

水理計画論

神戸大学大学院工学研究科・工学部 市民工学専攻・市民工学科

人間安全工学講座 流域防災工学研究室 小林研究グループ

当研究室では次のような人材を求めます。

(1) (根は)まじめである人

(2) 良い研究をしたい人

(3) 数学・物理に興味がある人、もしくは将来的

に興味がもてそうな人

(4) 外国に興味がある人

(5) 神戸の財産「京コンピュータ」を使いこなせる気がする人

(6) 今までに測定されたことがない何かを測れる気がする人

(7) 自分が何かのパイオニアになってもおかしくないと思っている人

(8) 何か夢を持てる人

昨年はイギリス・ドイツの教授によるセミナー,ガーナからのJICA研修生の受け入れ,

などを実施しました。研究テーマについては良く話し合って決めていきます。

淀川流出・氾濫モデル

避難行動モデル

連絡先: E-mail: [email protected] , 訪問可能日:R204(都市安全研究センター2階)期間中随

時訪問可ですが不在日あるので予約推奨します。

電話番号: 078-803-6260 居室:都市安全研究センター2階

URL:

http://www2.kobe-u.ac.jp/~kobaken/index.html

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都市安全研究センター リスク・コミュニケーション研究分野 都市安全研究センター リスク・コミュニケーション研究分野神戸大学 工学部市民工学科                  2016年度 卒論生募集

気象学の市民工学への応用 気象学の基礎から予報までの教育を行っています.また,気象データの使い方・見方からはじめて,卒業研究・修士研究を通して最先端レーダーや数値気象モデル結果を用いた最先端研究を実施しています.それらを通して実践的な気象関連業務をこなすことができる人材を育成しています.気象の応用研究をしましょう.

昨今,都市型の局地的集中豪雨,いわゆるゲリラ豪雨の被害が多く報道されています.私たちの研究室では20年くらい前から,豪雨災害の発生メカニズム,観測方法,予測方法,緊急避難情報などの研究に取り組んできました.その延長で作ったレーダーで火山灰を測定する研究も依頼されました.これらのノウハウを活かして以下のような研究を学生に提案しています.

レーダーによる降雨と火山灰観測 最新の偏波ドップラーレーダー(上の写真の一番左)は,本研究室と企業さんが共同研究開発したものです.ここから数多くの電気的パラメータが得られるのですが,それらと降水粒子の関係は未だ未知のものがたくさんあります.レーダーの電気的パラメータは降水粒子の大きさや数に影響されていると考えられるのですが,雨粒の大きさや数を測る人はそれほど多くはないからです.特に上空の雨粒の大きさを測ることなんてほとんど不可能だと思いますよね.でも,私たちは雨粒を実際に測定してレーダーの電気的パラメータと雨粒あるいは雨の強さといった気象学的パラメータとの関係を探っています.さらにそれを桜島やインドネシアの火山の火山灰にも応用しています.

新しい気象観測機器の研究 昨今のスーパーハイテク技術を使った新しい気象観測機器があります.レーダーを使って降雨を予測して,下水道の管理に活かそうとしています.またGPSを使った大阪湾上の水蒸気観測,電波干渉計を用いた雷の3次元探知と大気内の電場推定の関係を把握しようとしています(写真の左から二番目).機器の開発は電気工学の方々ですが,それを使って何を測定し,どう伝えるのか?は,市民工学の仕事です.自然を測るのは結構大変ですが,一生に一度のいい経験かもしれません.

流域水循環の研究 鬼怒川の災害のような極端な現象が別の場所で起こったらどうなるのか? 地球温暖化で気温が変化したら富士山の周りの水循環はどう変わるのか? といったことを研究しています.

大石研の学習方法とは 偏微分方程式と統計を多用して膨大なデータを処理します.コンピュータはLINUXを使う可能性が大です. ゼミ発表で使うパワ ポは,原則英語表記 ですが,説明は日本 語可能です.

教員:  大石哲 教授 小川まり子 助教(COC+事業) 同じ研究室で仕事をしています学生:  大学院博士課程 1名

  (女性の留学生1名)

 大学院生M2 4名(女性1名)

 大学院生M1 2名

担当授業科目: 学部  市民工学概論・初年次

    セミナー・市民工学倫理・

    水文学など

大学院 流域システム

    水資源計画

共同研究:  京都大学中北研究室

 沖縄降雨観測グループ

 (名古屋大・山口大・山梨大・

  千葉大など)

 合同で観測や合宿ゼミを行います

 京都大学火山活動研究センター

 合同で観測を行います.

前半行事:  コンパ

 見学会

 気象学ゼミ

 英語ゼミ

 全体ゼミ・個別ゼミ

連絡先:  研究室:都市安全研究センター

 2階 R202号室

E-mail: [email protected]

大石研究室 気象・水文研究グループ

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神戸大学工学部市民工学科・工学研究科市民工学専攻 2016 年度

- 3110 -

誰も見えない”地地地下下下水水水”の世界を探ります

担当:齋藤 雅彦

普段はほとんど意識することがなくても,地下水は我々の足下に,静かに,また確実に存在します.

あるときは土砂災害土砂災害土砂災害土砂災害の引き金となり,あるときは建設現場で突然暴れだし建設現場で突然暴れだし建設現場で突然暴れだし建設現場で突然暴れだし,あるときは有害物質有害物質有害物質有害物質☠をををを拡拡拡拡

散散散散させ,あるときは樹木や農作物樹木や農作物樹木や農作物樹木や農作物を育て,あるときはおいしい水おいしい水おいしい水おいしい水となって我々の喉を潤し,またあると

きは温泉温泉温泉温泉♨となって我々の疲れを癒してくれる,地下水にはそんな様々な顔がありますが,そのふるま

いは,いまだ謎に満ちています.

当研究グループでは,実験,観測,数値シミュレーション等を駆使して,地下水地下水地下水地下水・浸透流・浸透流・浸透流・浸透流の謎の謎の謎の謎に迫り

ます.また,その成果を貴重な水資源である地下水環境の保全地下水環境の保全地下水環境の保全地下水環境の保全と,災害の防止や災害の防止や災害の防止や災害の防止や軽減軽減軽減軽減に役立てるべく,

以下のような課題に取り組んでおります.

鉛直浸透時の間隙空気の流れ 実験装置 3次元斜面における地下水シミュレーション

研究課題

・確率論・フラクタル理論を応用した不均一浸透場のモデル化に関する研究

・地盤内の水と空気の流れに関する研究

・地下水汚染(塩水化など)の数値シミュレーション手法の開発

・斜面崩壊予防のための排水機能に関する研究

・不均一場における移流分散特性に関する研究

・宅地盛土の品質管理に関する研究

担当授業科目:実験及び安全指導(分担),測量学実習(分担),数値計算実習(分担),

市民工学倫理(分担),

卒論テーマ

「単孔式トレーサー試験における不均一性の影響に関する研究」(2015 年度)

「不均一性を考慮した宅地盛土における水浸沈下試験時の浸透挙動解析」(2015 年度)

「不飽和鉛直浸透場における流速分布の統計的性質について」(2014 年度)

ウェブサイト:http://www2.kobe-u.ac.jp/

~

msaito/index.html

メールアドレス:[email protected]

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神戸大学工学研究科市民工学専攻 2016年3月

河川画像工学グループ(藤田研究室) 藤田研では河川の流れに関心の高い学生の受け入れを希望します.いくつかのプロジェクト

が進行中であり,配属学生はその一員になります.今年は,河川の水面で生じる現象を現地観 測や実験を通じて詳しく調べます.研究手法は画像解析や数値解析でプログラミングもします.将来,河川技術者や研究者をめざす学生なら確実にポテンシャルが上がるはずです.

配属を希望する学生へ

藤田研の研究方針は,「実験開水路や実河川の流れ現象を詳しく観察する」,「解析結果は自分で実験や観測をして確かめる」,「アンテナを拡げ,好奇心を持っていろんなことに自主的にチャレンジする」です.したがって,研究はハードな面が多いですが,やりがいはあるはずです.良い研究成果は,国内外の学会で発表してもらいます.今年は,米国セントルイスでの国際会議(RiverFlow2016)での学生の発表も予定しています.自分をどこまでレベルアップできるかにチャレンジしたい優秀な意欲のある学生を期待します. 研究室HP:http://www.research.kobe-u.ac.jp/eng-c5labo/

プロジェクト4:都賀川の降雨流出解析の高精度化に関する研究

・ドローンからの撮影画像を利用して河川の様々な情報を取得する手法を開発 ・藤田研には4機のマルチコプターがあり,それらも活用 ・ステレオ計測による河川地形計測や粒度分布計測 ・昨年開発したソフトウェア Aerial STIV の改良,斜め画像対応 ・災害時の報道映像(鬼怒川災害NHKビデオなど)を用いた画像計測

プロジェクト2:ドローンを利用した河川計測手法の開発

・土木研究所(ICHARM),中央大学,河川コンサルタント数社と共同で行っている研究 ・対象河川は信濃川,揖保川,淀川,利根川など ・信濃川では 4月末に3泊4日での共同観測を実施 ・計測するのは表面流速分布で,藤田研で開発して商品化した河川流計測ソフト KU-STIV を使用 ・ドローンで撮影した画像から表面流況を把握し,二次元,三次元の数値解析の検証に利用 ・本年度は,KU-STIV のリアルタイム化を促進する予定 ・河川監視カメラやレーザースキャナを用いた縦断水面形の計測システムの構築も予定

プロジェクト3:開水路乱流場における水面現象の解明に関する研究

・『河川の水面変動のメカニズムは何か』を追及する究極の基礎研究 ・実験では,毎秒 1000 コマ撮影可能な高速度カメラを 2台使って可視化画像解析 ・高速度カメラの特性を活かして,移動床の砂粒子速度の計測も実施する予定 ・実験では,透明球体を使った浸透場を含む流れ場も対象 ・最先端の三次元流れ解析プログラムでの数値シミュレーション ・桟粗度の配置や形状を工夫して跳水を制御する「アミューズメント水理学」にも挑戦 ・ステレオ計測による水面形状の三次元形状の計測 ・WiFi で連動するデジカメを使った実河川での河川表面形状の細密計測

プロジェクト1:洪水流の現地観測と画像解析,大規模数値シミュレーション

問合せ先

TEL/FAX: 078-803-6439

教員: 藤田 一郎 教授

関連授業科目

学部

河川・流域工学/管路・開水

路の水工学及び演習/創造思

考ゼミナールⅠ/土木実験及

び安全指導

大学院(前期課程)

水工学特論/水環境管理計

画論(国際協力研究科)

大学院(後期課程)

水環境解析

研究室メンバー

博士後期課程 1名

博士前期課程 5名

協力:前田浩之技術職員

年間行事(前半)

4 月中旬 信濃川観測決定

時期未定 揖保川観測

ゼミ:全体ゼミ毎週

(3週間に1回のペース

で発表,簡単なものから

徐々に高度な内容へ)

ゼミ旅行:1泊2日(大学

院入試後の夏休み中)

プログラミング課題ゼミ

(数値解析用言語,画像解析

用言語)

随時:コンパ,BBQ

・都賀川の降雨流出過程を詳しく調べていく研究で,小林研との共同研究 ・小型カメラや土壌水分計を流域に設置し,ゲリラ豪雨発生時の流域の応答を調査 ・水面変動の大きな河道内流れのシミュレーション ・流域内で考えられている総合治水の効果に関する検討

KU-STIVの操作画面 Aerial STIV に使ったマルチコプター ハイスピードカメラによる可視化画像計測装置

A rg on  La ze r

L L S

F lo w        

P CC y l in d ric a l O p tic s

H ig h  S p e ed  C am e ra× 2

O p t ic a l  F ib e r

… …S t r ip  R o ug hn e ss

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・内山(1W-308)  uchiyama at harbor.kobe-u.ac.jp  

3/18  11:30〜14:00  3/25  11:30〜14:00  

・内山研究室の説明会

3/18, 25の10:40〜  (30分程度、C2-­‐301)  

・学生部屋(1W-­‐205,予約不要)  

※研究室のHPをよく読んでから  面談に臨んでくだいさい

UCHIYAMA  Lab

訪問可能日時

概要

メンバー

指導教員内山雄介教授(1W-308)

学生D1・・1名  M2・・2名  M1・・3名(留学生1名)

内山研究室では,世界標準の領域海洋循環モデルROMSを駆使して,世界 高水準の海洋モデリングを行っています.海洋を中心とした地球環境問題や沿岸海域環境・防災問題などの工学的課題の解決に向けた基礎および応用研究を行っています.一言で言うと「海」の研究室なので,海が大好きな人は大歓迎です‼  オンとオフの切り替えられ,研究とプライベートを両立することができる研究室です.素敵な研究

ライフを送りたいと考えている方,ぜひお待ちしています‼︎  

テーマ例 平成28年度は以下のようなテーマを考えていますが,  独自のテーマも歓迎します.

•  米国南カリフォルニア湾における海洋循環と砕波帯-­‐陸棚域相互作用•  福島第一原発を放出源とする放射性セシウムの沿岸域での挙動•  台風通過時における海洋境界層の力学構造に関する研究•  日本沿岸全域を対象としたNPZ型海洋生態系モデルの開発•  沿岸災害(津波,高潮)に関する研究

どんな研究室?

国内外の学会で発表するチャンスが多く与えられます.週1回程度ゼミを行い,研究進捗状況や世界の研究動向に関す

る報告・ディスカッションなどを行います.

↓台風によって引き起こされる高潮の数値シミュレーション結果

←沖縄周辺海域における潮汐の影響の解析結果

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2016年度神戸大学工学部市民工学科

中山研究室水圏環境工学研究グループ

メンバー:• 中山恵介教授学生(予定を含む):• 大学院博士課程1人• 大学院修士課程0人

Aquatic  and  Environmental  Engineering  (AEE)水圏環境工学(AEE)研究室では,地球規模での環境研究および水環境の研究を行っています.主な目的は,健全な水環境,生態系システムの保全です.そのために,水循環,物質輸送機構の解明,統計的解析手法に基づいた解析,気候変動の影響影響を行っています.

研究&研究室の活動時間

研究室のキーワード• 現象の解明• 国際化• 未来においても参照される研究• 地球規模環境変動に関する解析• 他分野との融合(地学,化学,生物学)

• 生物・流れの相互作用

研究テーマの設定と研究の進め方

学部生や修士の学生の希望を聞き,対応できる範囲内で研究テーマを一緒に決めていきます.現時点では,以下の研究テーマをあげることが出来ます.

1. 地球規模の環境変動が自然環境におよぼす影響評価

2. 水圏環境における物質・栄養の循環

3. Fingerprint  methodを利用した物質・栄養の輸送

4. 湖沼・沿岸域を対象とした流れと物質輸送

5. ソリトン波(内部波や一般的な波を含む)の解析

6. 生物と流れのインタラクションに関する研究

研究成果は学会で発表することになります.しっかりと発表練習を行った上で臨みますので,少しは緊張すると思いますが有意義な活動になることでしょう.

http://http://www2.kobe-­u.ac.jp/~aquanak/index.html

共同研究機関:• 北見工業大学• 北海道大学• 気象研究所• 港湾空港技術研究所• 国土技術政策総合研究所

• 京都大学• 九州大学• 鹿児島大学• 西オーストラリア大学• イリノイ大学• クィーンズ大学• ウォータールー大学• クィーンズランド大学• CSIRO

水圏環境に関する研究を行うには現場に触れるのが一番ですが,頻繁に現地観測に出かけることは出来ません.研究室内でコンピュータを利用した解析に時間を割くことが多くなると思います.研究室での活動時間は自由ですので,好きな時間に研究を進めてもらいます.

他機関の方々との連携・共同研究を推進しています.学生も貴重な経験を積むことが出来ると思います.

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交通システム工学研究グループ(四辻研究室)

道路交通工学と地域公共交通計画の切り口から診て、

主に土木計画システム分析の手法を使いながら、

地域交通の安全・安心を考えていきます。

◆ ゼミについて

◆ H28卒業研究のテーマ案(相談のうえ変更する場合あり)

● 路面壁面表示を使った車速誘導による自動車事故予防Keywords: 予防安全、運転挙動、ドライビングシミュレータ、速度知覚、選好誘導

● 公共交通不便地区での自家用車相乗りによる移動の安心確保Keywords: マーケットデザイン、マッチング、オークション、室内実験・屋外実験

● 地域交通計画として「移動を伴う活動の機会」を保障する仕組みKeywords: 活動機会の保障、福祉の経済学、ケイパビリティ、アクセシビリティ

公共事業評価のためのミクロ経済学、計量経済学の分析手法、ゲーム理論、厚生経済学の基礎、福祉の経済学、等の教科書を一年かけて輪読します。

● 整備新幹線の並行在来線問題に対する政策検討Keywords: 第三セクター鉄道、平均費用逓減産業、範囲の経済性、提携形ゲームの理論

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2016年度配属説明会資料

交通システム工学(喜多研究室)

■ 教員

喜多 秀行(教授)

研究分野: 交通システム工学,公共交通計画,サービス水準評価,制度設計,など

■ 研究室構成

M2: 1人, M1: 2人, B4:?人, 事務補佐員: 1人

四辻研究室と研究グループを構成しています.

研究室ゼミは,織田澤研究室,四辻研究室と合同で行います.

■ 教育方針

“自分が身につけた力を発揮することによって人々がちょっぴり幸せになることに喜びを感じられる人”

を育てられればと考えています.そのためには,既存の考え方にとらわれない柔軟で独創的な発想力,現

実の複雑な現象を的確に把握し問題の本質を見抜くための分析力,効果的で効率的なシステムを構築するた

めの計画力,多くの人々と共同して問題を解決していくためのコミュニケーション力とディスカッション力

(ディベート力ではない!)などを,教員とのやりとりだけでなく,日々の学生相互の研鑽をも通じて身に

つけられる研究室にしたいと思っています.

■ 取り組んでいる研究テーマ

◇ 地域社会を支える交通システムの計画方法論:

ニーズ充足型から機能達成型の計画論へ

選べることの価値と多様性の評価

住民が選ぶ“サービス水準”と“負担の組合せ”

「歪みのない」情報に基づく計画代替案の評価手法

地域資源に着目した“身の丈にあった交通システム”

◇利用者視点に基づく社会基盤システムの計画・評価:

包括的生活保障システムと住まい方

持続可能な地域社会を構築するための計画方法論

運転行動のモデル化と道路の幾何構造設計への応用・

など

■ 当研究室で身につくこと

「質問力」を鍛えることにより問題発見能力と問題解決能力を高められる.

「論理的な発想・思考方法」「システマティックな問題解決の方法」「多様なものの見方」を学べる.

論理的文章およびプレゼンテーションの構成作法と作成技術を身につけられる.

交通計画・公共経済学・ゲーム理論・行動分析などの理論とその枠組みに立脚した問題の捉え方ができる.

■ こんな人を歓迎します

「サービスの質・利用者の視点・社会システム技術・交通」というキーワードや上記テーマに興味を覚える人.

「理論的・数理的」アプローチにより,問題の本質的構造を描き出すことに快感を覚える人.

与えられた環境に安住することなく,よりよい環境を実現できないかと主体的に考える気概のある人.

ああしてみてはどうか,こうしてみてはどうか,こんなことも考えられるのではないか,と自分

でいろいろ工夫してみることが好きな人.

■ 研究室訪問日程と方法

研究室説明会(四辻研と):3/24(木)13:00~14:00 C1-201にて.面談希望者は出席推奨(予約不要)

個別面談:3/23(水)16:00~18:00, 3/24(木) 14:00~17:00, 3/25(金) 10:00~12:00,3/28(月)

10:00~18:00,3/29(火) 10:00~18:00.どうしても都合が合わない場合は相談して下さい.

個別面談は予約をお願いします (E-mail: [email protected]).

研究室の学生も様子見を歓迎しています.気軽に学生研究室(1W-304)を訪ねて下さい(予約不要).

安心して暮らせる持続可能な地域社会

住民の生活を守るための計画

交通で支える

(地域交通計画)

施設配置で支える

(地域・都市計画)

医療で支える

(地域医療計画)…

安心して暮らせる持続可能な地域社会

住民の生活を守るための計画

交通で支える

(地域交通計画)

施設配置で支える

(地域・都市計画)

医療で支える

(地域医療計画)…

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井料研究グループ

http://www2.kobe‐u.ac.jp/~iryo/ で!

実験と計算とデータを通じて人と社会の動きのメカニズムを知る

統計学,英語,コンピュータ等の基礎学力をはじめとし,「考える力」「主体的に行動する力」を実践的に育てる教育環境・教育プログラムを用意しています.

どんな勉強ができるの?

何を研究しているの?

どんなテーマがあるの?

どんな人に来てほしいですか?

積極的な人,好奇心旺盛な人,楽しい人などなど…いずれにしても,市民工学科の学生諸君ならばどなたでも大歓迎です!

詳しくは

訪問可能日も上記Web参照.面接は要予約 iryo@kobe‐u.ac.jp 

・大量の車両軌跡データを用いた道路交通の施策評価のための基礎技術開発

・スーパーコンピュータによる災害時の大規模交通シミュレーションの開発

・バーチャルリアリティによる室内交通実験システムの構築

井料研究グループでは,データ,シミュレーション,実験による交通現象分析を通じ,人と社会の動きのメカニズムを科学的に知り,よりよい都市や社会を実現するための研究を行なっています.

などです交通シミュレーション

H28配属資料

バーチャルリアリティ

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March, 2016

オタザワ研(計画系)

1 メンバー† 准教授:織田澤 利守

– 研究分野:社会基盤計画,都市・地域システムの経済分析,不確実性下の意思決定– Email: [email protected]

– URL: http://www2.kobe-u.ac.jp/∼nazuna/index.html

† 学生:D 3×1名,M1×2名

2 研究について• 内容:都市・地域経済システムの解明と政策提案に向けた理論的・実証的研究• キーワード:

– 空間(都市・地域,社会的ネットワーク)– ゲーム(主体間の相互依存関係,外部性)– リスク(経済変動,災害,主体の異質性,情報不完備性)

• 手法:ミクロ経済学,ゲーム理論,統計学• 過去の卒・修論テーマ

– 社会的ネットワークと都市の空間構造-企業間取引データを用いた実証分析- (M)

– 産業の過剰集積がもたらす災害脆弱性と国土減災施策 (M)

– 社会的ネットワークと都市の空間構造:ポテンシャルゲーム・アプローチ (B)

– 都市間交通施設整備がもたらす集積の経済効果の計測 (B)

– 神戸市における都市アメニティと若年人口移動の関連性分析 (B)

– 単一中心都市における住宅地の成長と衰退-空間的立地パターンに着目して- (B)

– 土地市場におけるマッチングを考慮したブラウンフィールド発生構造のゲーム論的分析 (B)

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<=()*+<=(>[email protected];

HIJKL6MGNG# 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 災害時における 操業継続企業数 地域rへの企業集積の割合(λr) 基準線 地域r 地域s1 総企業数 産業集積と災害脆弱性 3 研究 Gの運営について

• ゼミについて– 合同ゼミ:喜多 G・四辻 Gと合同で運営– オタ研ゼミ:ミクロ経済学テキスト・専門書の輪読や発表練習など– 個別ゼミ:関連するテーマを研究するチーム毎に実施

• 居室:1W-304(喜多 G・四辻 Gと共同利用)

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計画学研究グループ

瀬谷研究室

2016 年 4 月からスタートする新しい研究室です.

教員:瀬谷創(准教授)

博士(工学),主著:『空間統計学 自然科学から人文・社会科学まで』

専門:土木計画学,空間計量経済学,地理情報科学(GIS)

研究内容

政策支援のための地理空間情報を活用した実証計量分析

空間統計分野のモデル開発と応用

・不動産価格・賃料評価・計量分析

・小地域における人口推計手法の開発

・空間価格競争分析:駐車場価格,ガソリン価格

・GISを用いたガソリンスタンド撤退評価

・個票の統計分析:若者のクルマ離れなど

・GPSデータの統計分析:トラックのデジタコ

データ解析(SA/PA選択・駐車時間)

・特許の共同出願の社会ネットワーク分析

・土地利用・交通モデル

当研究室では,以上のようなテーマに興味があり,

かつまじめに一生懸命,研究に取り組める方を歓迎します.

研究室生活

・卒業研究ゼミ:週 1回程度 / プレゼン形式で,研究の進捗について議論します.

・勉強会ゼミ:週 1回 / 研究レベルの GISやデータを用いた統計分析について,基礎から

勉強します.

連絡先

質問がありましたら,以下まで遠慮なくメールしてください(下記両方).

[email protected] / [email protected]

参考情報:https://sites.google.com/site/hajimeseya

製油所とガソリン価格(岡山周辺)