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Horizon Cloud with Hosted Infrastructure (クラウド ホスト型)18.3 の管理 VMware Horizon Cloud Service on IBM Cloud 18.3 VMware Horizon Cloud Service

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

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Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware Horizon Cloud Service on IBM Cloud 18.3VMware Horizon Cloud Service

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最新の技術ドキュメントは、 VMware の Web サイト (https://docs.vmware.com/jp/) でご確認いただけます。 このドキュメ

ントに関するご意見およびご感想は、[email protected] までお送りください。

VMware, Inc.3401 Hillview Ave.Palo Alto, CA 94304www.vmware.com

ヴイエムウェア株式会社

105-0013 東京都港区浜松町 1-30-5浜松町スクエア 13Fwww.vmware.com/jp

Copyright ©

2016-2018 VMware, Inc. All rights reserved. 著作権および商標情報。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

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目次

1 Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の管理について 7

2 Horizon Cloud 管理コンソール 8コンソールの検索機能の使用 8

管理コンソールでのフィルタ フィールドの使用 9

Horizon Cloud 管理コンソールのユーザー カード 11

管理コンソールで使用される用語 13

3 [はじめに] ウィザード 15

4 カスタマ エクスペリエンス向上プログラムへの参加または脱退 18

5 監視 19[ダッシュボード] ページ 19

[アクティビティ] ページ 20

[レポート] ページ 22

[通知] ページ 24

6 割り当て 25割り当てのタイプ 26

VDI デスクトップ割り当ての [容量] と [ユーザー] の値 28

アプリケーション割り当ての作成 28

専用またはフローティング VDI デスクトップ割り当ての作成 29

RDSH セッション デスクトップ割り当ての作成 32

割り当ての編集 33

URL リダイレクトのカスタマイズを作成し、ユーザーに割り当てる 33

URL コンテンツ リダイレクトについて 37

エージェントからクライアントへのリダイレクトの構成 38

割り当てモードの編集 41

割り当てのエージェント ソフトウェアのアップデート 42

割り当ての削除 44

割り当ての復元 44

専用デスクトップ割り当てまたはフローティング デスクトップ割り当てによるデスクトップの管理 44

割り当てのアクティビティの表示またはタスクのキャンセル 46

ネストされた組織単位の操作 47

7 アプリケーション 48ファームからの自動スキャンを使用した RDSH ファームからの新しいアプリケーションのインポート 49

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RDSH ファームからカスタム アプリケーションの手動追加 50

アプリケーションの編集 51

アプリケーションの削除 52

アプリケーションの名前変更 52

アプリケーションの非表示化 53

アプリケーションの非表示解除 53

App Volumes を使用したアプリケーションのインポート 53

AppCapture を使用した AppStack の作成 54

ファイル共有への AppStack のコピー 70

Horizon Cloud への AppStack のインポート 71

App Volumes 機能のトラブルシューティング 71

8 イメージ 75イメージの管理 75

インスタント クローン イメージの更新 77

デスクトップ マネージャ間でイメージを自動的に同期 78

イメージの作成 78

イメージのエージェント ソフトウェアの更新 80

イメージのエージェントを手動で更新する 81

独自のテンプレートの作成 82

Horizon Agent のインストーラの実行 82

VMware Horizon スマート ポリシーの設定 88

管理者によるデスクトップへの直接アクセスの構成 89

ディスプレイの最適化 90

9 ファームの作成 93

10 Horizon Cloud のファーム 99ファームの作成 99

Horizon Cloud でのファームの管理 105

ファーム内のサーバの管理 107

11 容量 109

12 インポートされた仮想マシン 110

13 設定 112全般設定の編集 113

Active Directory 114

最初の Active Directory ドメインの登録 115

追加の Active Directory ドメインの登録 117

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

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Active Directory ドメインの編集 119

プライマリ ドメイン バインド アカウントがロックアウトされているときの通知 122

True SSO を Horizon Cloud 環境で使用するために構成する 122

外部およびフォレストの信頼 130

役割と許可の編集 131

ファイル共有の管理 132

ファイル共有の作成 133

[インフラストラクチャ] ページでのファイル共有の追加 134

ファイル共有の編集 134

ファイル共有の削除 135

ファイル共有からのコンテンツのインポート 135

ストレージの管理 135

AppStack の管理 135

ユーティリティ仮想マシンの管理 136

2 要素認証 136

RADIUS を使用した認証のセットアップ 137

RSA SecurID を使用した認証のセットアップ 138

[ID 管理] ページ 138

14 デスクトップ接続 140デスクトップ プロトコル 140

Blast Extreme 140

Blast with HTML Access 140

PCoIP 145

VMware Horizon Client の使用 145

デスクトップとアプリケーションへのアクセス 145

ファイルのリダイレクトを使用したリモート アプリケーションによるローカル ファイルへのアクセス 146

セッション タイムアウト 146

ユーザー パスワードのリセット 147

デスクトップのオプション 147

デスクトップからのログアウトのトリガ 148

割り当てのプロビジョニング中の VRAM 設定 148

15 トラブルシューティング 149Horizon Client の接続のトラブルシューティング 149

HTML Access (Blast) の接続のトラブルシューティング 150

ブラック スクリーン 150

ADM の PCoIP デフォルト値の上書き 150

エラー メッセージ 151

テナントなしでの緊急時のデスクトップ直接接続 153

[フィードバックの提供] メニュー項目が機能しない 154

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

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16 テクニカル ノート 155

17 ヘルプデスク コンソール(ベータ機能) 156ヘルプデスク コンソールへのアクセス 156

仮想マシンのコンソールの起動 157

健全性スキャンのセットアップ 157

リモート アシスタントの利用 159

使用レポートの表示 159

イメージのアップロード 160

イメージのアップロード 160

Horizon View のテンプレートの使用 162

履歴の表示 164

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

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Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の管理について 1本書では、Horizon Cloud を使用して仮想デスクトップやアプリケーションを作成、デプロイ、および管理する方法

について説明します。

対象読者

このドキュメントは、システム管理者としての経験があり、仮想マシン テクノロジーおよびデータセンターの運用に

詳しい方を対象としています。

VMware の技術ドキュメントの用語集

VMware の技術ドキュメントには、専門的な用語などを集約した用語集があります。VMware の技術ドキュメント

で使用されている用語の定義については、http://www.vmware.com/support/pubs をご覧ください。

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Horizon Cloud 管理コンソール 2Horizon Cloud 管理コンソールは、Horizon Cloud のテナント管理インターフェイスです。

このセクションでのトピックは、管理コンソールに関する一般的な情報を提供します。

この章には、次のトピックが含まれています。

n コンソールの検索機能の使用

n 管理コンソールでのフィルタ フィールドの使用

n Horizon Cloud 管理コンソールのユーザー カード

n 管理コンソールで使用される用語

コンソールの検索機能の使用

Horizon Cloud 管理コンソールの検索機能を使用して、環境内の特定のユーザーまたは仮想マシン (VM) を名前で検

索します。

管理コンソールのヘッダー部分で、虫めがねアイコン () をクリックして検索ボックスを開きます。これで、ユーザー

または仮想マシンのいずれかで検索を実行できます。[検索] フィールドに少なくとも 3 文字を入力すると、それらの

文字で始まる名前が表示されます。さらに文字を入力すると、検索の結果を絞り込むことができます。

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注: 仮想マシンの検索では、ファーム内の RDS サーバ仮想マシンおよび VDI デスクトップ仮想マシンを検索でき

ます。

検索しているユーザーまたは仮想マシンが表示されたら、それらをクリックして詳細を取得できます。表示される画

面は、ユーザーまたは仮想マシンのどちらをクリックしたかによって異なります。

n ユーザーの場合は、そのユーザーのカードが表示されます。詳細については、 Horizon Cloud 管理コンソール

のユーザー カードを参照してください。

n 仮想マシンの場合は、システムはその仮想マシンを見つけるための画面を表示します。たとえば、結果のリスト

で、ファーム内の RDS サーバ仮想マシンである仮想マシンをクリックすると、システムではそのファームの詳

細ページの [サーバ] タブが表示されます。

管理コンソールでのフィルタ フィールドの使用

Horizon Cloud 管理コンソールのさまざまなページには、それらのページに表示される情報をフィルタするためのフ

ィルタ フィールドがあります。

ページにフィルタ フィールドがある場合、フィールドに文字を入力すると、そのパターンに一致する文字を含む表示

されたレコードのサブセットのみが表示されます。

注: システムはパターンのマッチングを開始し、ページにフィルタ フィールドに 3 文字を入力した後に表示される

レコードをフィルタします。

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[レポート] ページでの画面上のフィルタ機能

管理コンソールの [レポート] ページのタブでは、フィルタ フィールドはユーザー インターフェイス自身に表示され

る項目の数に対して機能し、その項目のシステム レコードの合計セットに対しては機能しません。これらのページで

は、最大 500 の項目の表示をサポートします。したがって、項目に対して 500 を超えるレコードがシステムに含ま

れている場合、ユーザー インターフェイスのページには 500 の項目までしか表示されません。フィルタ フィールド

を使用すると、表示されている 500 のレコードのみがフィルタされます。フィルタは、セット全体には適用されませ

ん。以下に例を示します。

n VDI フローティング デスクトップ割り当てに 2000 人のユーザーが割り当てられているとします。

n ユーザー名は vdiuser-1 から始まり、vdiuser-500、vdiuser-501、vdiuser-502 のようになり、最後が

vdiuser-2000 です。

n 1 日の間に、2000 人のすべてのユーザーがログインし、その割り当てからデスクトップを使用します。

n [監視] - [レポート] - [デスクトップ マッピング] に移動すると、レポートの項目数が 500 を超えているというメ

ッセージが表示されます。

n フィルタに vdiuser-54 と入力してユーザー vdiuser-54、vdiuser-540、そして vdiuser-541 から vdiuser-549 までのレコードを表示する場合、11 行が表示されると期待されます。

しかし実際には、2000 すべてのセットからフィルタされた 11 行が表示されるのではなく、[デスクトップ マッピン

グ] ページにはフィルタ パターンに一致する最初に表示された 500 行のサブセットのみが表示されます。完全なデ

ータ セットを表示するには、エクスポート機能( )を使用します。

次のスクリーンショットは、システムのレコードの数が 500 を超え、フィルタ フィールドに入力されたパターンが

表示されたレコードのサブセットを示す [デスクトップ マッピング] ページの例です。

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Horizon Cloud 管理コンソールのユーザー カード

Horizon Cloud 管理コンソールのユーザー カード機能をダッシュボードとして使用し、特定のユーザーの割り当て

済みリソース(そのユーザーの割り当てなど)を処理します。

特定のユーザーのカードを表示するには、管理コンソールの検索機能を使用します。ユーザーの検索方法については、

コンソールの検索機能の使用を参照してください。検索結果でユーザーをクリックすると、そのユーザーのカードが

表示されます。

ユーザー カードの上部にあるタブを使用して、そのユーザーに関連する環境のアイテムを操作します。

ユーザー カードのタブ 説明

[割り当て] ユーザーの割り当てを一覧表示します。

注: URL リダイレクトのカスタマイズ割り当ては、ユーザー カードには表示されません。

注: ユーザーに専用の VDI デスクトップ割り当てを使用する資格があり、まだ一度もデスクトップ

を起動していない場合は、その割り当てが [割り当て] タブに表示されます。ただし、ユーザーがデス

クトップを初めて起動した後は、その割り当ては [割り当て] タブのリストから削除され、[デスクトッ

プ] タブに表示されます。

[セッション] ユーザーのログイン セッションを一覧表示します。セッションをクリックしてダッシュボードを開

きます。セッションのダッシュボードから、トラブルシューティングのためにユーザー セッションを

監視できます。セッションのダッシュボードの操作を参照してください。

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ユーザー カードのタブ 説明

[デスクトップ] ユーザーについて以下を一覧表示します。

n VDI フローティング デスクトップへのアクティブなセッション

n RDSH セッション デスクトップへのアクティブなセッション

n ユーザーに割り当てられた VDI 専用デスクトップ(ユーザーにそのデスクトップへのアクティブ

なセッションがない場合も含む)。

注: システムは、次の 2 つの方法のいずれかにより VDI 専用デスクトップをユーザーに割り当てま

す。

n VDI 専用デスクトップ割り当てのページで [割り当て] アクションを使用して、特定の専用デスク

トップをこの特定のユーザーに明示的に割り当てる。

n ユーザーが、自分に資格が付与された VDI 専用デスクトップ割り当てによって定義されたセット

からデスクトップを要求する。特定の専用デスクトップをユーザーに明示的に割り当てることな

く、VDI 専用デスクトップ割り当ての資格をそのユーザーに付与することができます。ユーザー

に資格を付与するには、割り当ての [ユーザー/グループ] 領域を使用します。次に、資格が付与

されたユーザーがその割り当て内のデスクトップのセットから初めてデスクトップを起動すると

きに、ユーザーはその VDI 専用デスクトップを要求し、システムはその VDI 専用デスクトップを

ユーザーに恒久的に割り当てます。

このタブでは、標準の仮想マシン (VM) のアクション ボタンを使用してデスクトップの基盤となる仮

想マシンの操作を実行できます。

[アプリケーション] ユーザーの資格のあるネイティブ アプリケーションとリモート アプリケーションを一覧表示します。

[書き込み可能容量] ユーザーの資格のある書き込み可能容量を一覧表示します。

[アクティビティ] 選択した期間におけるユーザー アクティビティを表示します。

セッションのダッシュボードの操作

ユーザー カードの [セッション] タブに一覧表示されているアクティブなセッションの 1 つをクリックすると、その

セッションのダッシュボードが表示されます。このダッシュボードには、[詳細]、[プロセス]、および [アプリケーシ

ョン] という 3 つのタブがあります。[詳細] タブには、CPU 使用率、メモリ使用量、ネットワーク遅延、ディスク パフォーマンスなど、トラブルシューティングの目的でエンド ユーザーのセッションを監視に使用するさまざまなセッ

ション関連の詳細データが表示されます。ダッシュボードをスクロールし、[隠す] および [詳細] リンクを使用して画

面に表示される詳細の数を変更します。

次のスクリーンショットは、セッションのダッシュボードで使用可能なデータ タイプとアクションの例を示します。

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[詳細] タブは、セッションの問題をトラブルシューティングするためにスーパー管理者とヘルプ デスク管理者が実行

できるアクションを提供します。

アクション 説明

[メッセージを送信] ログイン ユーザーにメッセージを送信します。送信されたメッセージは、ユーザーの画面に表示されます。

[再起動] セッションを再起動します。

[切断] セッションを切断します。

[詳細] - [ログオフ] ユーザーをセッションからログオフさせます。

[詳細] - [リセット] セッションをリセットします。

[プロセス] タブには、セッションで実行中のプロセスが一覧表示され、問題のあるプロセスを終了するための [プロ

セスの終了] ボタンがあります。

[アプリケーション] タブには、エンド ユーザーが現在セッションで実行しているアプリケーションの一覧が表示され

ます。

管理コンソールで使用される用語

エンタープライズ センターが Horizon Cloud 管理コンソールに置き換わったことでインターフェイスで使用される

いくつかの用語が変更されました。

次の表は、エンタープライズ センターの主な用語と、それに対応する Horizon Cloud 管理コンソールの用語を示し

ています。

エンタープライズ センター Horizon Cloud 管理コンソール

デスクトップ マネージャ ポッド

ユーザー アクティビティ アクティビティ

タスクとイベント アクティビティ

プール 割り当て

セッション ベースのプール(デスクトップのみ) セッション デスクトップの割り当て

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エンタープライズ センター Horizon Cloud 管理コンソール

セッション ベースのプール(アプリケーションのみ) リモート アプリケーションの割り当て

スタティック プール 専用デスクトップ割り当て

ダイナミック プール フローティング デスクトップ割り当て

マッピングされた 割り当てられたユーザー

ダイナミック プールの更新 更新をプッシュ

ゴールド パターン イメージ

シールされたゴールド パターン 公開されたイメージ

シールされていないゴールド パターン オフライン イメージ

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[はじめに] ウィザード 3ユーザー インターフェイスを開くと、デフォルトで [はじめに] ウィザードが起動し、Horizon Cloud システムをセ

ットアップするために必要なタスクが表示されます。ウィザードには、これまでユーザーが完了した作業の概要と、

今後実行する必要がある作業が表示されます。ページの上部にある [再生] アイコンをクリックすると、いつでもこの

ページにアクセスできます。

表示されている順序でタスクを実行することを推奨します。

注: 初回のログイン時には、システムを使用する前に Active Directory を登録する必要があります。以下の [全般

的なセットアップ] の説明を参照してください。

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セクション 説明

[全般的なセットアップ] 全般的な設定に関連するタスクが含まれます。

n Active Directory

n 最初の Active Directory ドメインを追加するには:

a [Active Directory] の [追加] ボタンをクリックします。

b 最初の Active Directory ドメインの登録 の手順に従います。

n Active Directory ドメインを編集するには:

a [Active Directory] の [編集] ボタンをクリックします。

b Active Directory ドメインの編集 の手順に従います。

n 役割と許可

役割と許可を編集するには:

a [ロールと権限] の [編集] ボタンをクリックします。

b 役割と許可の編集 の手順に従います。

n ユーザー セッション情報

この機能を使用すると、クラウド監視サービス (CMS) はユーザーとドメイン データを [レポート] ページのレポートに使用できます。無効にすると、以下の機能は使用できません。

n [使用率] レポートの [一意のユーザー サマリ] 機能

n [セッション履歴] レポート

a [ユーザー セッション情報] の [編集] ボタンをクリックします。

b この機能を有効にしておくには、デフォルト設定([はい])のままにして [保存] をクリックしま

す。無効にするには、[いいえ] に設定して [保存] をクリックします。

この設定は、「はじめに」ウィザードまたは [全般設定] でいつでも変更することができます。

注: 仮想マシン(RDSH および VDI)のエージェントは、Horizon Cloud にデータを送信するため

のアウトバウンド インターネット アクセスを必要とします。

[デスクトップ割り当て] デスクトップ割り当ての作成に関連するタスクが含まれます。

n イメージを作成するには:

n [イメージの作成] の [新規] ボタンをクリックします。

n イメージの作成 の手順に従います。

n デスクトップ割り当てを作成するには:

n [新しいデスクトップ割り当ての作成] の [新規] ボタンをクリックします。

n 作成するデスクトップ割り当てのタイプに応じて、専用またはフローティング VDI デスクトップ

割り当ての作成または RDSH セッション デスクトップ割り当ての作成の手順に従います。詳細

については、割り当てのタイプを参照してください。

アプリケーションの割り当て アプリケーション割り当ての作成に関連するタスクが含まれます。

n RDSH イメージを作成するには:

n [RDSH イメージの作成] の [設定] ボタンをクリックします。

n [RDSH イメージの作成] の手順に従います。

n アプリケーション ファームを作成するには:

n [アプリケーション ファームの作成] の [新規] ボタンをクリックします。

n 9 章 ファームの作成 の手順に従います。

n アプリケーション インベントリを確認するには:

n [アプリケーション インベントリ] の[Go] ボタンをクリックします。

n 7 章 アプリケーションの説明に従って、[アプリケーション] ページでアプリケーションを確認し

て編集します。

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セクション 説明

n 新しいアプリケーション割り当てを作成するには:

n [新しいアプリケーションの割り当ての作成] の [新規] ボタンをクリックします。

n アプリケーション割り当ての作成 の手順に従います。

ページの下部にあるスライダを使用して、起動時に [はじめに] ページを表示するかどうかを指定できます。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

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カスタマ エクスペリエンス向上プログラムへの参加または脱退 4VMware カスタマ エクスペリエンス向上プログラム(CEIP)では、製品やサービスを向上したり、問題を修正した

り、VMware 製品を導入して使用する最適な方法をユーザーにアドバイスしたりするために、VMware が使用する

情報を提供します。

Horizon Cloud は、VMware CEIP の対象となっています。CEIP から収集されるデータの情報を VMware がどのよ

うに使用しているかについては、Trust & Assurance Center (http://www.vmware.com/trustvmware/ceip.html) をご覧ください。

ドメイン参加を完了した後に、Horizon Cloud を初めて起動すると、CEIP が表示されます。ここで参加するかどう

かを選択します。 今後、参加の有無の選択はいつでも変更できます。

手順

1 Horizon Cloud 管理コンソールを起動します。

2 [ヘルプ] - [CEIP] を選択します。

3 CEIP に参加しない場合は [カスタマ エクスペリエンス向上プログラムに参加] の横にあるスライダを [いいえ] に移動し、参加する場合は [はい] に移動します。デフォルトは [はい] です。

4 保存 をクリックします。

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監視 5[監視] アイコンを使用して、デスクトップ情報や管理者とユーザーのアクティビティにアクセスし、ユーザーとデス

クトップのマッピングの詳細なレポートを表示し、通知を確認できます。

[監視] アイコンからアクセスできるオプションは 4 つあります。

ダッシュボード デスクトップ接続、接続状態、および容量の割り当ての詳細を表示しま

す。

アクティビティ 管理者とユーザーのアクティビティの詳細を表示します。

レポート ユーザーとデスクトップのマッピングの詳細を表示します。

通知 現在の通知のリストを表示します。

この章には、次のトピックが含まれています。

n [ダッシュボード] ページ

n [アクティビティ] ページ

n [レポート] ページ

n [通知] ページ

[ダッシュボード] ページ

このページは [監視] アイコンから使用でき、環境全体に関する情報を表示します。

システムでは情報が数分ごとに更新され、次の更新までの残り時間を示すメッセージが表示されます。手動でページ

を更新することもできます。

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カテゴリ 説明

容量 割り当てられた容量。

履歴の容量使用率のグラフを表示するには、四角形をロール オーバーします。デフォルトでは、グラフには過去 7 日間の

データが表示されます。1 つのポイントが 1 日に対応します。それらの 7 日間の、環境内のテナントにわたる平均データが

日単位で示されます。

注: 複数のデスクトップ モデルがある場合、ここに表示される値は、すべてのデスクトップ モデルの合計容量に対する

割り当てられた容量の割合を示します。たとえば、100 のうち 50 が DM-1 に割り当てられ (50%)、25 のうち 0 が DM-2 に割り当てられている (0%)場合、割り当ての合計は 125 に対して 50 となるので、表示される値は 40% になります。個

々のデスクトップ モデルの情報を表示するには、グラフィックをロールオーバーし、[詳細] をクリックします。

使用率 割り当て済み RDS デスクトップとリモート アプリケーションの使用率。システムが定義する使用率は、アクティブなセッ

ション数を、可能な最大セッション数で除算したものになります。

履歴の容量使用率データのグラフを表示するには、四角形をロール オーバーします。デフォルトでは、グラフには過去 7 日間のデータが表示されます。1 つのポイントが 1 時間に対応します。それらの 7 日間の、環境内のデスクトップ割り当

て/ファームおよびアプリケーション ファームにわたる平均データが時間単位で示されます。

注: このレポートのデータは、各時間の始めに更新され、時間と時間の間には更新されません。たとえば、午後 2 時 01 分から午後 2 時 59 分までのユーザ アクティビティは、午後 3 時まではレポートに含まれません。

アクティビティ デスクトップ、アプリケーション、およびピーク時アクティビティ。ラベルをクリックして表示される情報をフィルタしま

す。

注: このレポートのデータは、各時間の始めに更新され、時間と時間の間には更新されません。たとえば、午後 2 時 01 分から午後 2 時 59 分までのユーザ アクティビティは、午後 3 時まではレポートに含まれません。

ユーザー別上位ロケー

ション

名前付きの場所に基づいた使用率を反映します。

[アクティビティ] ページ

[アクティビティ] ページには、システムの現在および過去のイベントに関するデータが表示されます。

[アクティビティ] ページは、[監視] アイコンからアクセスできます。管理者イベントとユーザー イベントのためのタ

ブが含まれています。

[管理者] タブ

[管理者] タブには、各アクションの情報とともに管理者イベントが表示されます。次のタスクを実行できます。

n [表示] フィルタを使用して、特定の期間のイベントのみを表示する。

n イベントの総数を表示する。

n [フィルタ] ボックスを使用してイベントをフィルタリングする。

n リストを更新する。

n エクスポート機能を使用して .xlsx 形式のリストで情報をダウンロードする。

n イベントを展開して、そのイベントの詳細とサブタスクを表示します。

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列 説明

説明 イベントに関する詳細。

進捗状況 イベントの現在の進捗状況。

ステータス [成功] は、イベントが完全に実行されたことを示します。[失敗] は、イベ

ントが部分的に実行されたか、まったく実行されなかったことを示しま

す。

時刻 イベントが記録された時刻。

n 割り当てに関連するタスクをキャンセルするには、そのタスクが完了する前に、リストでタスクを選択して [キャンセル] ボタンをクリックします。

n キャンセルするタスクの選択を行う前に、ビューを更新して表示されているタスクのステータスを最新の状

態にします。

n タスクが現在キャンセル可能である場合は、タスク リストで対応するチェック ボックスを選択することが

できます。リストの上部にある [すべて選択] チェック ボックスを選択すると、現在キャンセルできるすべて

のタスクが選択されます。

n 割り当ての拡張タスクは、キューのステータスがあるときにキャンセルできることがあります。実行中のス

テータスがあるときは絶対にキャンセルできません。

n 割り当ての更新(更新をプッシュ)タスクは、キューまたは実行中のステータスがあるときにキャンセルで

きることがあります。

n システムによってセッション デスクトップ割り当てに対する拡張タスクが自動的に作成された場合は、ファ

ームがオフラインにならないとタスクをキャンセルできるようになりません。

[ユーザー] タブ

[ユーザー] タブには、各イベントの情報とともにユーザー イベントが表示されます。次のタスクを実行できます。

n [表示] フィルタを使用して、特定の期間のイベントのみを表示する。

n イベントの総数を表示する。

n [フィルタ] ボックスを使用してイベントをフィルタリングする。

n リストを更新する。

n エクスポート機能を使用して .xlsx 形式のリストで情報をダウンロードする。

n イベントを展開して、そのイベントの詳細とサブタスクを表示します。

列 説明

説明 イベントに関する詳細。

時刻 イベントが記録された時刻。

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[レポート] ページ

[レポート] ページを使用して、エンド ユーザーのデスクトップおよびアプリケーション セッションに関連するさまざ

まなレポートにアクセスします。

重要: デスクトップの健全性、使用率、セッション履歴、同時実行、および上位アプリケーション レポートには、

ユーザー セッション情報の監視を有効にしてから 1 時間が経過するまで、ユーザー関連のデータは反映されません。

[監視] - [レポート] を選択して [レポート] ページを開き、以下のカテゴリの詳細情報を表示することができます。ま

た、手動でこのページを更新したり、検索をフィルタリングしたり、データを Microsoft Excel ワークシートにエク

スポートしたりできます。

注: 使用率、傾向、および履歴分析のためのユーザー セッション情報の監視を無効にした場合、そのタイプのデー

タに関連付けられているレポートは無効になり、[レポート] ページに表示されません。監視機能が無効になっている

場合、システムはリアル タイムの管理を可能にするために限られた期間の情報のみを収集し、ユーザー名をハッシュ

します。その間、ユーザー情報の履歴および集計の表示は無効になります。その結果、セッション履歴レポートなど、

そのデータの履歴および集計を表示するレポートは利用できません。

ユーザー セッション情報の監視の有効と無効を切り替えるための [ユーザー セッション情報を有効にする ] トグル

は、[全般設定] ページ([設定] - [全般設定])にあります。

レポート タイプ 詳細

ユーザー マッピング 詳細を表示したり、ユーザー名、ドメイン、デスクトップ名、デスクトップ モデル、ファーム、お

よびマッピング タイプ(ユーザーまたはグループ)などのさまざまなカテゴリでソートしたりしま

す。

注: このレポートは、デスクトップへの直接割り当てを少なくとも 1 つ持つユーザーにのみ表示

されます。管理コンソールで、デスクトップ割り当てを行うときに個々のユーザーまたはユーザー

グループを選択できます。ユーザーに個別のユーザーとして少なくとも 1 つの割り当てがあり、割

り当て済みグループの一部として 0 以上の割り当てがある場合、このレポートはそのユーザーのす

べてのデスクトップ割り当てをレポートします。

ただし、ユーザーのすべてのデスクトップ割り当てがグループを使用して行われた場合、そのユー

ザーの割り当てはこのレポートにはレポートされません。

ユーザーがデスクトップに個々のユーザーとしてマッピングされる場合、[グループ名] の列は空白

です。ユーザーが、デスクトップ割り当てに対する資格が付与されているグループのメンバーであ

る状態から、デスクトップにマッピングされている場合、[グループ名] 列には、資格が付与されて

いるグループの名前が表示されます。

デスクトップ マッピング 詳細を表示したり、デスクトップ名、モデル、割り当て名、タイプ、ファーム、アクティブ ユーザ

ー、マッピングされたユーザーおよびマッピングされたユーザー グループなどのさまざまなカテゴ

リでソートしたりします。

注: このレポートでは、[マップされたユーザー] 列は専用の VDI デスクトップ割り当てのみにつ

いて入力されます。これらの割り当てでは、各ユーザーは特定の VDI デスクトップにマッピングさ

れて、ログインするたびに同じデスクトップに戻るためです。そのマッピングされたユーザーは、

そのデスクトップに割り当てられたユーザーです。ただし、ファームによって提供されるフローテ

ィング VDI デスクトップ割り当ておよびセッション デスクトップ割り当てでは、ユーザーは特定

のデスクトップ仮想マシンにマッピングされません。その結果、これらのデスクトップ割り当ての

タイプについては、[マップされたユーザー] 列にデータがありません。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 22

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レポート タイプ 詳細

デスクトップの健全性 割り当てまたはエラー ステータスでフィルタできるデスクトップのリストを表示します。リアル

タイムのデスクトップの健全性レポートを表示するには、そのデスクトップをクリックします。

n RDS デスクトップの場合、レポートには CPU 使用率 (%)、メモリ使用率 (%)、ディスク

IOPS、アクティブなセッション/切断されたセッションが含まれます。

n VDI デスクトップの場合、レポートには CPU 使用率 (%)、メモリ使用率 (%)、ディスク

IOPS、期間、帯域幅、および遅延が含まれます。

n すべてのデスクトップに対して、CPU 使用率 (%)、メモリ使用量 (%)、およびディスク遅延の

パラメータの 1 つ以上が設定したしきい値以上になると、デスクトップの健全性アラートが表

示されます。

n しきい値は、CPU 使用率では 90%、メモリ使用量では 80%、ディスク遅延では 100 ミリ秒になります。

n これらのパラメータは 1 分ごとにチェックされ、10 分連続して測定値がしきい値以上に

なると、アラートがトリガされます。

注: このレポートのデータは、バックエンド レポート システムからのデータによって 1 分ごと

に更新されます。

使用率 ユーザーとセッションのトレンド、プロトコルおよびクライアントの使用状況、アクセス タイプ

(内部または外部)、セッションの接続時間、およびサービス タイプをグラフで表示します。割り当

てと期間でフィルタすることができます。

注: 環境で [ユーザー セッション情報を有効にする] をオフにすると、このレポートの一意のユー

ザー サマリ機能は提供されません。[ユーザー セッション情報を有効にする] は、[全般設定] ページ

で設定されます。

バックエンド レポート システムは、特定の UTC 時間でこのレポートに対するデータを送信しま

す。

n 選択した期間が [過去 24 時間] または [過去 1 週間] の場合、データは 1 時間ごとに更新され

ます。更新は UTC 時間から 5 分過ぎて開始し、約 15 分で完了します。

n その他の期間の場合、データは日単位で更新されます。更新は UTC の午前 2 時に開始し、約

15 分で完了します。

セッション履歴 最終ログイン日時、セッションの接続時間、週平均使用量、平均セッション時間など、ユーザーご

とのセッション情報を表示します。期間でフィルタすることができます。

バックエンド レポート システムは、1 日 1 回、特定の UTC 時間でこのレポートに対するデータを

送信します。更新は UTC の午前 2 時 10 分に開始し、約 15 分で完了します。その更新タイミング

により、UTC の午前 2 時以降に発生するセッションのデータは、翌日になるまでレポートには反

映されません。

注: [全般設定] ページで設定されたように環境で [ユーザー セッション情報を有効にする] がオフ

になっている場合は、このレポートは提供されません。

同時実行 容量、同時ユーザー数、ピーク時の同時実行、使用中のアプリケーションについて割り当てごとの

データを表示します。期間でフィルタすることができます。

バックエンド レポート システムは、1 日 1 回、特定の UTC 時間でこのレポートに対するデータを

送信します。更新は UTC の午前 2 時に開始し、約 15 分で完了します。その更新タイミングによ

り、UTC の午前 2 時以降に発生するセッションのデータは、翌日になるまでレポートには反映さ

れません。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 23

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レポート タイプ 詳細

上位アプリケーション エンド ユーザーが VDI デスクトップで使用したアプリケーションのリストと、各アプリケーショ

ンの合計使用期間を表示します。割り当ておよび期間でフィルタすることができます。このデータ

により、特定の VDI デスクトップ割り当てで最も使用されているアプリケーションを確認すること

ができます。

バックエンド レポート システムは、特定の UTC 時間でこのレポートに対するデータを送信しま

す。

n 選択した期間が [過去 24 時間] の場合、データは 1 時間ごとに更新されます。更新は UTC 時間から 20 分過ぎて開始し、約 15 分で完了します。

n その他の期間の場合、データは日単位で更新されます。更新は UTC の午前 2 時 30 分に開始

し、約 15 分で完了します。

URL の構成 現在構成されている URL リダイレクトの情報を表示します。詳細については、URL リダイレクト

のカスタマイズを作成し、ユーザーに割り当てるを参照してください。

[通知] ページ

[通知] ページには、システム通知に関する情報が表示されます。

[通知] ページは、[監視] アイコンからアクセスできます。次のタスクを実行できます。

n [表示] フィルタを使用して、特定の期間の通知のみを表示する。

n 通知の総数を表示する。

n [フィルタ] ボックスを使用して通知をフィルタリングする。

n リストを更新する。

n エクスポート機能を使用して .xlsx 形式のリストで情報をダウンロードする。

[通知] ページには、各通知の情報が表示されます。

列 説明

タイプ アイコンは、通知のタイプを示します。

n 青の「i」アイコン - 情報

n 黄色の「!」アイコン - 警告

n 赤の「x」アイコン - 深刻な問題

通知 通知のテキスト

ステータス 通知のステータス。たとえば、[アクティブ] または [解除]。

日付 通知の日付。

注: また、ユーザー インターフェイス ページの上部にある通知アイコン(「ベル」の形)を選択すると、通知は簡

易なリスト形式で表示されます。通知をダブルクリックして [通知] ページで表示するか、[すべて表示] を選択して

[通知] ページに移動できます。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

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割り当て 6[割り当て] ページで、割り当てを作成、編集、および削除でき、専用デスクトップ割り当てのエージェント ソフトウ

ェアをアップデートすることもできます。

次のアクションを実行できる [割り当て] ページにアクセスするには、[割り当て] アイコンをクリックします。

アクション 説明

新規 新しいアプリケーション、デスクトップ、またはカスタマイズ割り当てを作成します。

編集 変更する割り当てを選択したり、ドリルダウンしてサマリおよびセッション情報を表示したりします。

エージェントのアップデート 専用デスクトップ割り当てのエージェントをアップデートします。

オフラインにする 特定のタイプのデスクトップ割り当てでは、メンテナンスのためにオフラインにすることができます。

アクティブなカスタマイズ割り当てでは、それらを非アクティブにすることができます。

削除 割り当てを削除します。

復元 前回のイメージ アップデート時にエラーが発生したデスクトップを復元します。

オンラインにする オフライン デスクトップの割り当てをオンラインに戻します。

非アクティブなカスタマイズ割り当てでは、それらをアクティブにすることができます。

リストにある割り当てをクリックすると、割り当てのサマリ情報を示す詳細ページが開きます。いくつかの種類の割

り当てには、[サマリ] タブ以外に次のようなタブがあります。

n デスクトップ:専用デスクトップ割り当ておよびフローティング デスクトップ割り当ての場合に表示されます。

専用デスクトップ割り当てまたはフローティング デスクトップ割り当てによるデスクトップの管理を参照して

ください。

n システム アクティビティおよびユーザー アクティビティ - 専用デスクトップおよびフローティング デスクトッ

プ割り当ての表示。割り当てのアクティビティの表示またはタスクのキャンセルを参照してください。

n セッション - ネイティブのアプリケーション割り当ての表示。割り当てのアクティビティの表示またはタスクの

キャンセルを参照してください。

次のトピックでは、[割り当て] ページに表示されるデータの詳細について説明します。

n 割り当てのタイプ:[タイプ] 列に表示される値について説明します。

n VDI デスクトップ割り当ての [容量] と [ユーザー] の値:[容量] および [ユーザー] 列に表示される値について説

明します。

この章には、次のトピックが含まれています。

n 割り当てのタイプ

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n VDI デスクトップ割り当ての [容量] と [ユーザー] の値

n アプリケーション割り当ての作成

n 専用またはフローティング VDI デスクトップ割り当ての作成

n RDSH セッション デスクトップ割り当ての作成

n 割り当ての編集

n URL リダイレクトのカスタマイズを作成し、ユーザーに割り当てる

n 割り当てモードの編集

n 割り当てのエージェント ソフトウェアのアップデート

n 割り当ての削除

n 割り当ての復元

n 専用デスクトップ割り当てまたはフローティング デスクトップ割り当てによるデスクトップの管理

n 割り当てのアクティビティの表示またはタスクのキャンセル

n ネストされた組織単位の操作

割り当てのタイプ

次の表にあるように、割り当てのタイプは複数あります。各割り当てのタイプは、割り当てリストの [タイプ] 列に表

示されます。

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タイプ 説明

アプリケーション Windows アプリケーションをグループに割り当てるには、アプリケーションの割り当てを使用しま

す。アプリケーション割り当ての作成を参照してください。

表示されるタイプは次のいずれかです。[][]

n リモート アプリケーション - 割り当てには、RDSH ファーム内のサーバのアプリケーションが含

まれます。

n ネイティブ アプリケーション:割り当てには AppStack が含まれます。

デスクトップ 専用、フローティング、または RDSH ベースの仮想デスクトップをユーザーやグループに割り当てる

には、デスクトップ割り当てを使用します。専用またはフローティング VDI デスクトップ割り当ての

作成および RDSH セッション デスクトップ割り当ての作成を参照してください。

表示されるタイプは次のいずれかです。[]

n 専用デスクトップ:従来のクローン

n 専用デスクトップ:インスタント クローン

注: 専用デスクトップ:インスタント クローンの割り当ては、通常とは異なる特定の構成での

み作成することができ、推奨されません。このような割り当てを作成する必要がある場合は、ま

ず VMware の担当者に問い合わせて、必要な条件を満たしているかを確認してください。

n フローティング デスクトップ:従来のクローン

n フローティング デスクトップ:インスタント クローン

n セッション デスクトップ

注: セッション デスクトップはデフォルトで従来のクローン タイプを使用するため、[割り当て] ページの [タイプ] 列には、そのような割り当てのための [セッションデスクトップ] が表示されます。

各用語の定義は次のとおりです。

n 専用デスクトップ:専用デスクトップ割り当てでは、各ユーザーに専用のリモート デスクトップ

が割り当てられ、ログインするたびに同じデスクトップがユーザーに返されます。専用割り当て

では、デスクトップとユーザーの関係が 1 対 1 になる必要があり、ユーザーの総数を基準にして

サイジングする必要があります。専用デスクトップ割り当ての主な使用目的は、セッション間で

同じホスト名のデスクトップ仮想マシンを確実に使用できるようにすることです。特定のソフト

ウェア パッケージでは、ライセンス上、専用デスクトップを使用することが必要となる場合があ

ります。

n フローティング デスクトップ:フローティング デスクトップ割り当てでは、ユーザーがログイン

するたびに受け取る仮想マシンのマシン名やホスト名が異なる可能性があります。フローティン

グ デスクトップの割り当てを使用すると、ユーザーのシフトが使用できるデスクトップを作成で

きます。サイズは同時ユーザーの最大数に基づいて決定します。

n セッション デスクトップ:セッション デスクトップ割り当てでは、RDSH で公開されたデスクト

ップ環境が、複数のユーザー、つまりターミナル サービス間で共有されます。

n 従来のクローンとインスタント クローン:デスクトップで使用するクローン作成のタイプです。

クローンのタイプを選択するオプションは、イメージを作成するときに使用できます。デスクト

ップを作成するために選択されたイメージによって、デスクトップ クローンのタイプが定義され

ます。イメージの作成を参照してください。

次の点に注意してください。

n デスクトップには複数のユーザーを割り当てることができますが、デスクトップを 1 度に使用で

きるのは 1 ユーザーだけです。

n フローティング デスクトップ割り当てのデスクトップには、永続性はありません。永続性はアプ

リケーション割り当ての一環として設定します。

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タイプ 説明

n フローティング デスクトップ割り当てでは各ユーザーに専用の仮想マシン リソースが提供され

ず、専用デスクトップ割り当てよりも費用を抑えることができるため、可能な場合には、フロー

ティング デスクトップ割り当てを使用します。

カスタマイズ - URL リダイレクト これらの割り当てを使用して、URL 処理ルールをユーザーに割り当てます。URL リダイレクトのカス

タマイズを作成し、ユーザーに割り当てるを参照してください。

VDI デスクトップ割り当ての [容量] と [ユーザー] の値

専用 VDI デスクトップの割り当てとフローティング VDI デスクトップの割り当ての場合、[割り当て] ページの各列に

表示される [容量] と [ユーザー] の値は、次のように計算されます。

値 説明

容量 [容量] は、専用デスクトップの割り当てまたはフローティング デスクトップの割り当てに含まれるデスクトップ

の数を表します。

[ユーザーまたはユーザー グルー

プ]割り当てに現在マッピングされているユーザーまたはユーザー グループの数。実際に表示される数は、割り当て

が個々のユーザーのセット、グループまたは複数のグループ、またはその両方、のどれにマッピングされている

かによって異なります。

注: セッション デスクトップ割り当てとアプリケーション割り当ての場合は、[割り当て] ページの [容量] 列にデフ

ォルトで [NA] と表示されます。

アプリケーション割り当ての作成

[割り当て] ページで、アプリケーション割り当てを作成できます。

手順

1 [割り当て] アイコンをクリックします。

[割り当て] ページが表示されます。

2 [新規] をクリックします。

3 [アプリケーション] の下にある [はじめましょう。] ボタンをクリックします。

4 [定義] タブで、割り当てのタイプを選択します。

オプション 説明

リモート 割り当てには、RDSH ファームのアプリケーションが含まれています。

ネイティブ 割り当てには、AppStack が含まれます。

注: このタブに表示されるフィールドは、選択するタイプによって異なります。

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5 [ネイティブ] を選択した場合は、次の説明に従ってフィールドに情報を入力し、[次へ] をクリックしてから、手

順 9 に進みます。

フィールド 説明

割り当ての名前 割り当てに付ける一意の名前です。

オペレーティング システム ドロップダウン メニューから適切な OS を選択します。この OS は、アプリケーションのキャ

プチャに使用したものと同一である必要があります。

コンピュータ名のプリフィックス (オプション)プリフィックスを入力します。プリフィックスを入力すると、認証されたユーザ

ーのうち、デスクトップの名前の先頭に同じプリフィックスがあるデスクトップ割り当てにロ

グインしているユーザーのみが、アプリケーション割り当てにアクセスできます。このオプシ

ョンを空白のままにすると、ログインしているデスクトップ割り当てに関係なく、認証された

すべてのユーザーが新しいアプリケーション割り当てにアクセスできます。

6 [リモート] を選択した場合は、割り当ての一意の名前を入力し、次の手順に進みます。

7 [アプリケーション] タブで、割り当てに入れるリモート アプリケーションまたは AppStacks を選択し、[次へ] をクリックします。

表示されたリストには、前の手順でアプリケーション タイプに [リモート] または [ネイティブ] のどちらを選択

したかが反映されます。アプリケーション タイプに [リモート] を選択した場合、ここで選択するアプリケーショ

ンは、異なるファームのアプリケーションの場合があります。

8 [ユーザー] タブのテキスト ボックスで、ユーザー名またはグループ名の入力を開始し、リストに含まれる名前を

クリックして選択します。

9 (オプション) 前の手順を繰り返して、追加するユーザーやグループを選択します。

10 [次へ] をクリックします。

11 [サマリ] タブで情報を確認し、正しい場合は [送信] をクリックします。誤りがあった場合は、[戻る] をクリック

して前のタブに戻り、情報を編集します。

専用またはフローティング VDI デスクトップ割り当ての作成

[割り当て] ページから VDI デスクトップ割り当てを作成します。

次の手順を使用して、エンド ユーザーに専用またはフローティング VDI デスクトップを割り当てます。セッション

ベース (RDSH) のデスクトップを割り当てるには、RDSH セッション デスクトップ割り当ての作成の手順を参照して

ください。

手順

1 [割り当て] アイコンをクリックします。

[割り当て] ページが表示されます。

2 [新規] をクリックします。

3 デスクトップの下にある [はじめましょう。] ボタンをクリックします。

[デスクトップの割り当て] ダイアログが表示されます。

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Page 30: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

4 [専用] または [フローティング] のいずれかを選択して、VDI デスクトップの割り当てを作成します。デスクトッ

プ割り当てのタイプの詳細については、割り当てのタイプを参照してください。セッションベースのデスクトッ

プを作成する手順については、RDSH セッション デスクトップ割り当ての作成を参照してください。

注: 作成するデスクトップ割り当てのタイプに応じて、画面上に表示されるフィールドが少し異なります。こ

のような相違は、次の手順に注意書きで記載されています。

5 [固定の属性] に情報を入力します。

オプション 説明

ポッド データセンターが複数のポッドで構成されている場合にのみ、このオプションは表示されます。

同じポッドに含まれるイメージのみを使用して割り当てを作成できます。

デスクトップ モデル ドロップダウン リストからモデルを選択します。

ドメイン (従来のクローン イメージのみ)ドロップダウン リストからドメインを選択します

ドメインへの参加 (従来のクローン イメージのみ)デフォルト設定(はい)をそのまま使用します。

6 表示された [変更可能な属性] に情報を入力します。

オプション 説明

イメージ リストからイメージを選択します。

n リストには、イメージ名の先頭にイメージ タイプの頭文字が表示されます。たとえば、

「[IC] image 1」はインスタント クローン イメージで、「[TC] image 2」は従来のクロー

ン イメージです。

n 専用デスクトップの割り当ての場合、インスタント クローン イメージはほとんどのユーザ

ーには表示されません。このような割り当てを作成することは推奨されません。どうして

も作成する必要がある場合は、まず VMware の担当者に問い合わせて、システムがこの

作業を許可するように設定されているかを確認してください。

n 専用デスクトップとフローティング デスクトップの割り当ての場合、RDSH ロールが有効

なイメージはリストされません。これは、これらのイメージから専用デスクトップとフロ

ーティング デスクトップの割り当てを作成する理由がユーザーにないためです。RDSH ロールが有効なイメージは、セッション デスクトップの割り当てに使用されます。

割り当ての名前 新しい割り当ての一意の名前です。

既定のプロトコル [Blast(HTML Access)] または [PCoIP] を選択します。

クライアント タイプ [ブラウザ] または [Horizon Client] を選択します。

容量 割り当てに必要なデスクトップ数。

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7 [変更可能な属性] の下にある [詳細プロパティ] を展開して必要な情報を入力します。

オプション 説明

仮想マシン名 この割り当てにあるすべての仮想マシンまたはゲスト デスクトップに名前を付けます。たと

えば、win7-1、win7-2、win7-Floating のように名前には数値が追加されます。名前は、文

字から始まり、文字、ダッシュ、および数字のみで構成する必要があります。この値は、割り

当て名を基準としてあらかじめ入力されます。

コンピュータの OU 仮想マシンが配置される Active Directory (AD) の組織単位。たとえば、

OU=NestedOrgName,OU=RootOrgName,DC=DomainComponent,DC=eng などで

す。これらのエントリはカンマで区切られ、スペース文字はエントリ間で使用されません。

Active Directory の詳細については、ネストされた組織単位の操作を参照してください。

1 回実行スクリプト (オプション)システムの準備が完了した後に実行するスクリプトの場所。

セッション タイムアウトの間隔 デスクトップへのエンド ユーザー セッションのタイムアウト値。デフォルト値は、7 日間

(10,080 分)です。最大値は 99,999 分です。これは約 69 日間です。

注: タイムアウトの間隔に達する前にユーザー アクティビティが発生しない場合、30 秒以内

に [OK] をクリックしないとログオフされることを示すメッセージがユーザーに表示されま

す。ログアウトされると、保存していないドキュメントは失われます。

専用デスクトップにタイムアウト値を割り当てている場合、最大値を指定できます。フローテ

ィング デスクトップに長いタイムアウトの間隔を設定している場合、デスクトップが使用され

ていない場合に迅速にリセットされなくなります。このように構成すると、利用可能なデスク

トップのプールが枯渇し、ユーザーにエラー メッセージが表示される場合があります。

[ホットプラグが有効] この設定は、割り当て内のデスクトップのホットプラグ機能を有効/無効にします。[いいえ](デ

フォルト)に設定すると、ネットワーク アダプタは [簡単な追加/削除] 領域に表示されません。

これにより、ユーザーは仮想マシンを簡単に使用不可の状態にすることができなくなります。

8 [次へ] をクリックします。

9 リストからイメージを選択します。

リストには、そのイメージで使用するクローン作成のタイプの頭文字が、イメージ名の先頭に表示されます。た

とえば、「[IC] image 1」はインスタント クローン イメージで、「[TC] image 2」は従来のクローン イメージで

す。

10 [次へ] をクリックします。

11 [Active Directory 検索] ページで、Active Directory のユーザーまたはグループの名前の入力を開始します。

12 リストからユーザーまたはグループを選択します。

13 (オプション) 追加のユーザーまたはグループを検索および選択して、[次へ] をクリックします。

専用デスクトップを複数のユーザーに割り当てる場合、この構成が意図的であるかどうかを確認するために警告

メッセージが表示されます。この構成はサポートされていますが、ユーザーはデスクトップを共有するため、一

度に 1 人のユーザーしかデスクトップを使用できません。

14 [サマリ] ページで、表示されている情報が正しいことを確認し、[送信] をクリックします。

15 [割り当て] アイコンをクリックすると新しい割り当てが表示されます。

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RDSH セッション デスクトップ割り当ての作成

[割り当て] ページを使用してセッション デスクトップ割り当てを作成します。

デスクトップ割り当ての全般的な情報については、割り当てのタイプを参照してください。

前提条件

以下の項目を確認します。

n [ファーム] ページに、リモート デスクトップ タイプのファームが少なくとも 1 つ表示されている。セッション

デスクトップの割り当てに使用できるのは、リモート デスクトップを提供するように構成されたファームのみで

す。

n 使用するファームが、セッション デスクトップを提供するノードにある。

n ファームがまだ割り当てに使用されていない。リモート デスクトップを提供するように構成されたファームを

複数のセッション デスクトップ割り当てに使用することはできません。使用するファームがすでにセッション

デスクトップの割り当てに使用されているかを確認するには、[割り当て] ページの [ファーム] 列に該当のファー

ムがリストされているかを調べます。リストされている場合、そのファームはすでにセッション デスクトップ割

り当てに使用されているため、新しいファームを作成する必要があります。

手順

1 [割り当て] をクリックし、[新規] をクリックして [新しい割り当て] ワークフローを開始します。

2 [新しい割り当て] の開始画面で、[デスクトップ] アイコンをクリックします。

[新しいデスクトップ割り当て] ウィンドウが開き、最初のウィザードの手順が表示されます。

3 ウィザードの [定義] の手順で、[セッション] をクリックします。

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4 [定義] の手順での選択を完了し、[次へ] をクリックします。

オプション 説明

ポッド データセンターが複数のポッドで構成されている場合にのみ、このオプションは表示されます。

ポッドには、特定の割り当て可能なイメージと、割り当て用のサーバ モデル容量が含まれてい

ます。同じポッドに含まれるイメージのみを使用して割り当てを作成できます。

ファーム エンド ユーザーに割り当てる RDS 対応イメージが構成されているファームを選択します。

選択されたノードにあり、既存のセッション デスクトップ割り当てにまだ含まれていないファ

ームのみを選択できます。

割り当ての名前 この割り当てにわかりやすい名前を入力します。エンド ユーザーが自分に割り当てられたデ

スクトップにアクセスするときにこの名前が表示されます。たとえば、エンド ユーザーが

Horizon Client を起動して割り当てられたデスクトップに移動すると、この名前は Horizon Client に表示されます。

名前には文字、ハイフン、数字のみを含める必要があります。スペースは使用できません。名

前を英字以外の文字で始めることはできません。

5 [ユーザー] の手順で、登録済みの Active Directory ドメイン内のユーザーとグループを検索し、このセッション

デスクトップ割り当てを付与するユーザーとグループを選択し、[次へ] をクリックします。

6 [サマリ] の手順で構成を確認し、[送信] をクリックします。

システムは、ファームのサーバ インスタンスを構成するプロセスを開始し、選択したユーザーにセッションデスクト

ップを提供します。[割り当て] ページの [ステータス] 列に現在の進捗が反映されます。

割り当ての編集

容量や割り当てられるユーザーなど、割り当ての設定を変更できます。

手順

1 [割り当て] ページで、編集する割り当てを選択して、[編集] をクリックします。

2 変更してから [送信] をクリックします。

注: デスクトップ割り当ての容量を編集する場合、変更がシステムに反映されるまで数分間かかります。

ウィザードのフィールドへの入力方法については、編集中の割り当てのタイプ(アプリケーション割り当ての作

成 または 専用またはフローティング VDI デスクトップ割り当ての作成)の作成に関するトピックを参照してく

ださい。

URL リダイレクトのカスタマイズを作成し、ユーザーに割り当てる

管理コンソールでは、エンド ユーザーの環境をカスタマイズする設定の割り当てを行うカスタマイズ割り当てを作成

します。カスタマイズのタイプの 1 つは、URL リダイレクトです。Horizon Client がエンド ユーザーのクライアン

ト マシンから Horizon Cloud 環境で提供されるデスクトップまたはアプリケーションに URL をリダイレクトする

ときに適用される URL 処理ルールを定義します。URL リダイレクト構成では、どの URL をユーザーのローカル シス

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

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テムで開く代わりにエンド ユーザーに割り当てた Horizon Cloud デスクトップまたはアプリケーションで処理する

のかについての情報を Horizon Client に提供します。

注: Horizon Cloud 管理コンソールには、クライアントからエージェントへの URL リダイレクトを設定するため

のユーザー インターフェイスがあります。エージェントからクライアントへの URL リダイレクトを構成するには、

エージェントからクライアントへのリダイレクトの構成の説明に従ってグループ ポリシー設定を使用する必要があ

ります。以下の手順では、クライアントからエージェントへの URL リダイレクトを構成します。

ユーザーがローカル デバイスの Horizon Client にログインするときに、Horizon Client はエンド ユーザーの割り当

て済み URL リダイレクト ルールをフェッチします。次に、そのユーザーがローカル ドキュメントまたはファイル内

のリンクを開こうとし、そのリンクが割り当てられた設定内の URL パターン ルールに一致する場合、Horizon Client は使用する適切なハンドラを決定します。指定されたハンドラは、ユーザーに割り当てられたデスクトップまたはア

プリケーション(URL リダイレクト設定で指定した適切なハンドラによって決定される)を開いて、URL リンクを処

理します。URL リダイレクト ハンドラによってデスクトップを使用するように指定された場合、リンクの指定された

プロトコルに対するデスクトップのデフォルト アプリケーションが URL を処理します。ハンドラによってアプリケ

ーションを使用するように指定された場合、ユーザーに割り当てられたアプリケーションが URL を処理します。ユー

ザーがハンドラで指定されたデスクトップまたはアプリケーションを使用する資格を持たない場合、ハンドラの [厳密な一致] を [いいえ] に設定していない限り、Horizon Client はユーザーにメッセージを返します。

[厳密な一致] が [いいえ] に設定されている場合、システムは次のフォールバック動作に基づいて使用するリソースを

見つけます。

1 システムは、ハンドラに指定されたターゲット リソースの部分文字列の一致を使用してユーザーの割り当てを検

索します。部分文字列に一致する割り当てが見つかると、システムはその割り当てられたデスクトップまたはア

プリケーションを使用してリンクを開きます。

2 ハンドラの [リソース タイプ] が [アプリケーション] に設定されている場合、部分文字列の一致検索に失敗する

と、システムは、ユーザーのアプリケーション割り当て内で、ハンドラの [スキーム] フィールドで指定されたプ

ロトコルを処理できる割り当て済みアプリケーションを検索します。

注: このフォールバック動作の手順はアプリケーションにのみ適用されます。[リソース タイプ] が [デスクト

ップ] に設定されている場合、この手順はスキップされます。

3 システムがユーザーの割り当て内でプロトコルを処理できるリソースを見つけることができない場合、Horizon Client はユーザーにメッセージを返します。

重要: クライアントが URL リダイレクト機能を処理できるようにするには、ユーザーの Horizon Client を

URL_FILTERING_ENABLED=1 オプションを使用してインストールする必要があります。詳細については、VMware

Horizon 7 ドキュメントの「URL コンテンツ リダイレクト機能を備えた Horizon Client for Windows のインスト

ール」を参照してください。

VMware Identity Manager™ に統合された環境でユーザーに対して URL リダイレクト機能が動作するには、ユーザ

ーは Horizon Client を使用して少なくとも 1 つのアプリケーションを開いている必要があります。[クライアント

で開く] オプションを使用して 1 つ以上のアプリケーションを開くと、ユーザーに割り当てられた URL リダイレクト

設定がクライアント デバイスのレジストリ(Horizon Client はここで設定の値を取得できる)にロードされます。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 34

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[割り当て] ページで [オフラインにする] ボタンを使用してカスタマイズ割り当てを非アクティブにすることができ

ます。ユーザーには、URL リダイレクト設定に対して複数のアクティブなカスタマイズを割り当てることができま

す。異なるアクティブな設定のルール間の潜在的な競合を回避するには、ユーザーが Horizon Client にログインす

ると、システムは次のように動作します。

n ユーザーがアクティブな割り当て済み設定を複数持っている場合でも、1 つの設定のみを有効にします。

n アルファベット順の最初の URL リダイレクト設定を、ユーザーに対する有効な設定として使用します。

前提条件

管理コンソールで、Horizon Cloud インベントリ内でデスクトップまたはリモート アプリケーションがない場合で

も、URL リダイレクトのカスタマイズを作成することができます。ただし、このカスタマイズで指定されたエンド ユーザーに対して URL リダイレクト フローが機能するには、次の前提条件を満たす必要があります。

n ファームによって使用される基本イメージ内の Horizon Agent が、コマンド ラインの

URL_FILTERING_ENABLED=1 パラメータを使用してインストールされていること。

n Horizon Cloud インベントリに、構成で使用するデスクトップとリモート アプリケーションがあること。

n カスタマイズで [厳密な一致] が [はい] に設定されている場合、そのカスタマイズで指定されたエンドユーザーに

特定のデスクトップおよびリモート アプリケーションを付与する割り当てが存在すること。

手順

1 [割り当て] ページで、[新規] をクリックします。

2 [新しい割り当て] ウィンドウで、[カスタマイズ] アイコンをクリックします。

[新しいカスタマイズ割り当て] ウィザードが開いて最初のステップが表示されます。

3 定義の手順で、全般設定を構成して [次へ] をクリックします。

オプション 説明

割り当ての名前 この割り当てにわかりやすい名前を入力します。

説明 オプションで、構成の説明を入力します。

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VMware, Inc. 35

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4 構成の手順の [ソース] セクションで、この構成が Horizon Client にクライアント システム上でインターセプト

するよう指示する URL パターンのリストを作成します。

a [URL パターン] フィールドに、インターセプトする URL 一致パターンを指定する文字列を入力します。

ワイルドカードを使用して、複数の URL に一致する URL パターンを指定できます。

次に例を示します。

n google.* と入力すると、テキスト google を含むすべての URL がインターセプトされます。

n .*(ピリオド アスタリスク)を入力すると、すべてのプロトコル スキーム(すべてに一致)のすべて

の URL がインターセプトされます。

n mailto://.*.example.com と入力すると、テキスト mailto://.*.example.com を含むすべての

URL がインターセプトされます。

重要: [URL のパターン] フィールドに入力する URL は、docs.vmware.com のようにホスト名の部分を含

めて大文字と小文字が区別されることに注意してください。URL リダイレクト機能の動作は、ここに入力す

る URL パターンの大文字と小文字を識別します。たとえば、パターンとして DOCS.VMWARE.COM/* を入力

し、エンド ユーザーが https://docs.vmware.com リンクをクリックしても、実際に存在するホスト名が

小文字のため、URL リダイレクトは発生しません。ホスト名は小文字で入力してください。URL パスのサブ

ディレクトリを一致させる必要がある場合は、ワイルドカードを使用するか、docs.vmware.com/en/

VMware-Horizon-Cloud-Service/* のように実際に存在するとおりにパスを入力します。

b 指定した URL パターンをリストに追加するには、Enter キーを押します。

c パターンで入力して Enter キーを押して URL 一致パターンを追加するという手順を繰り返します。

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VMware, Inc. 36

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5 [ルール] セクションで、どのターゲット インベントリ リソースが各種プロトコルを処理するかを決定するハンド

ラのセットを定義します。

ハンドラは、ユーザーが使用資格を持つどのデスクトップまたはアプリケーションが特定のプロトコルを処理す

るかを定義します。たとえば、ユーザーが mailto ハイパーテキスト リンクを持つ Microsoft Word ドキュメン

トを開き、ドキュメント内でそのリンクをクリックすると、ハンドラは、Microsoft Outlook や Mozilla Thunderbird など、資格のあるどのアプリケーションが要求を処理するかを決定します。

a [ルール] セクションで、設定を構成します。

オプション 説明

スキーム このハンドラが適用される http、https、mailto、callto などのプロトコルを入力しま

す。

リソース タイプ デスクトップまたはアプリケーションのどちらが指定したプロトコルを処理するかを選択

します。

ターゲット リソース [スキーム] フィールドで指定したプロトコルを処理する、Horizon Cloud インベントリの

ターゲット リソースの名前を入力します。

厳密な一致 [ターゲット リソース] フィールドで指定された名前と、ユーザーが使用できる資格のある

セッション デスクトップまたはリモート アプリケーションの名前との間で完全一致を強

制するには [はい] を選択します。

システムでフォールバック動作を使用し、エンド ユーザーが [ターゲット リソース] フィー

ルドに指定された名前と完全一致する名前のリソースの割り当てを持たない状況に対応で

きるようにするには、[いいえ] を選択します。

たとえば、[リソース タイプ] が [アプリケーション] に設定されていて、mailto プロトコ

ルを処理するターゲット リソースとして Microsoft Outlook を指定したとします。ユー

ザーが Microsoft Outlook アプリケーションの割り当てを持っていない場合、[厳密な一

致] が [いいえ] に設定されていると、システムは、mailto プロトコルを処理するためにそ

のユーザーに割り当てられた互換性のあるアプリケーション(Mozilla Thunderbird など)を検索します。

b さらにハンドラを追加するには、[行の追加] をクリックし、フィールドに入力します。

6 [次へ] をクリックしてウィザードの次の手順に進みます。

7 この割り当てのユーザーとグループを検索して選択し、[次へ] をクリックします。

8 概要情報を確認して、[送信] をクリックします。

URL コンテンツ リダイレクトについて

一般に、URL コンテンツ リダイレクト機能は、リモート デスクトップまたはアプリケーションからクライアント、

およびクライアントからリモート デスクトップまたはアプリケーションへのリダイレクトをサポートします。

リモート デスクトップまたはアプリケーションからクライアントへのリダイレクトは、エージェントからクライアン

トへのリダイレクトと呼ばれます。クライアントからリモート デスクトップまたはアプリケーションへのリダイレ

クトは、クライアントからエージェントへのリダイレクトと呼ばれます。

エージェントからクライア

ントへのリダイレクト

エージェントからクライアントへのリダイレクトでは、Horizon Agent は URL を

Horizon Client に送信し、クライアント マシンで URL に指定されたプロトコルの

デフォルト アプリケーションを開きます。Horizon Cloud でのエージェントから

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クライアントへのリダイレクトの構成の詳細については、エージェントからクライ

アントへのリダイレクトの構成を参照してください。

クライアントからエージェ

ントへのリダイレクト

クライアントからエージェントへのリダイレクトでは、Horizon Client は、ユーザ

ーが指定したリモート デスクトップまたはアプリケーションを開いて URL を処理

します。Horizon Cloud でのクライアントからエージェントへのリダイレクトの

構成の詳細については、URL リダイレクトのカスタマイズを作成し、ユーザーに割

り当てるを参照してください。

一部の URL をリモート デスクトップまたはアプリケーションからクライアントにリダイレクトし、それ以外の URL をクライアントからリモート デスクトップまたはアプリケーションにリダイレクトできます。HTTP、HTTPS、

mailto、および callto など、リダイレクトに必要なプロトコルをいくつでもリダイレクトできます。

エージェントからクライアントへのリダイレクトの構成

エージェントからクライアントへのリダイレクトでは、Horizon Agent は URL を Horizon Client に送信し、URL に指定されたプロトコルのデフォルト アプリケーションを開きます。

エージェントからクライアントへのリダイレクトを有効にするには、次の構成タスクを実行します。

n URL リダイレクトのカスタマイズを作成し、ユーザーに割り当てるの前提条件セクションの説明に従って、マス

ター イメージ仮想マシンの Horizon Agent で URL コンテンツ リダイレクト機能が有効になっていることを確

認します。

n URL コンテンツ リダイレクトのグループ ポリシー設定をリモート デスクトップとアプリケーションに適用し

ます。GPO への URL コンテンツ リダイレクト ADMX テンプレートの追加を参照してください。

n グループ ポリシー設定を構成して、Horizon Agent での URL のリダイレクト方法をプロトコルごとに示しま

す。URL コンテンツ リダイレクトのグループ ポリシー設定を参照してください。

GPO への URL コンテンツ リダイレクト ADMX テンプレートの追加

URL コンテンツ リダイレクト ADMX テンプレート ファイル (urlRedirection.admx) には、URL リンクをクラ

イアントで開く(エージェントからクライアントへのリダイレクト)か、リモート デスクトップまたはアプリケーシ

ョンで開く(クライアントからエージェントへのリダイレクト)かどうかを制御できる設定が含まれています。

URL コンテンツ リダイレクト グループ ポリシー設定をリモート デスクトップおよびアプリケーションに適用する

には、Active Directory サーバの GPO に ADMX テンプレート ファイルを追加します。リモート デスクトップやア

プリケーションでクリックされる URL リンクに関するルールについては、仮想デスクトップおよび RDS ホストを含

む組織単位 (OU) に GPO がリンクされる必要があります。

また、ユーザーの Windows クライアント コンピュータが含まれる組織単位 (OU) にリンクされている GPO にグル

ープ ポリシー設定を適用することもできますが、クライアントからエージェントへのリダイレクトを構成するときに

推奨されるのは、vdmutil コマンドライン ユーティリティを使用する方法です。macOS は GPO をサポートしてい

ないため、Mac クライアントを使用している場合には、vmdutil を使用する必要があります。

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前提条件

n Horizon Agent をマスター イメージ仮想マシンにインストールするときは、URL リダイレクトのカスタマイズ

を作成し、ユーザーに割り当てるの説明に従って URL コンテンツ リダイレクト機能が含まれていることを確認

します。

n URL コンテンツ リダイレクトのグループ ポリシー設定用に Active Directory GPO が作成されていることを確

認します。

n MMC およびグループ ポリシー管理エディタ スナップインが Active Directory サーバで使用できることを確認

します。

手順

1 VMware のダウンロード サイト my.vmware.com/web/vmware/downloads から Horizon 7 GPO バンド

ル ZIP ファイルをダウンロードします。

ファイル名は VMware-Horizon-Extras-Bundle-x.x.x-yyyyyyy.zip の形式で、x.x.x はバージョン、

yyyyyyy はビルド番号です。製品のグループ ポリシー設定用の ADMX ファイルはすべて、このファイルで提供

されています。

2 その ZIP ファイルを解凍して、URL コンテンツ リダイレクト ADMX ファイルを Active Directory サーバにコ

ピーします。

a urlRedirection.admx ファイルを C:\Windows\PolicyDefinitions フォルダにコピーします。

b 言語リソース ファイル urlRedirection.adml を C:\Windows\PolicyDefinitions 内の適切なサ

ブフォルダにコピーします。

たとえば、EN(英語)の場合、urlRedirection.adml ファイルを C:\Windows\PolicyDefinitions

\en-US フォルダにコピーします。

3 Active Directory サーバで、[グループ ポリシー管理エディタ] を開きます。

URL コンテンツ リダイレクトのグループ ポリシー設定は、[コンピュータの構成] - [ポリシー] - [管理用テンプレ

ート] - [VMware Horizon URL リダイレクト] にインストールされます。

次のステップ

Active Directory サーバのグループ ポリシー設定を構成します。設定の詳細については、URL コンテンツ リダイレ

クトのグループ ポリシー設定を参照してください。

URL コンテンツ リダイレクトのグループ ポリシー設定

URL コンテンツ リダイレクトのテンプレート ファイルには、Horizon Cloud 環境におけるエージェントからクライ

アントへのリダイレクト機能を設定するためのルールを作成するグループ ポリシー設定が含まれています。このテ

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VMware, Inc. 39

Page 40: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

ンプレート ファイルには、コンピュータの構成設定のみが含まれます。設定はすべて、グループ ポリシー管理エデ

ィタの [VMware Horizon URL リダイレクト] フォルダにあります。

重要: URL コンテンツ リダイレクトのテンプレート ファイルにクライアントからエージェントへのリダイレクト

に関連するグループ ポリシー設定が含まれていても、Horizon Cloud でのクライアントからエージェントへのリダ

イレクトの構成にはグループ ポリシー設定を使用ません。Horizon Cloud では、管理コンソールを使用してクライ

アントからエージェントへのリダイレクトのルールを作成します。管理コンソールで URL リダイレクトの割り当て

を作成するときに、クライアントからエージェントへのリダイレクトのルールを作成します。詳細な手順については

URL リダイレクトのカスタマイズを作成し、ユーザーに割り当てるを参照してください。

次の表に、URL コンテンツ リダイレクトのテンプレート ファイルで使用可能なグループ ポリシー設定の説明を記載

します。

表 6-1. URL コンテンツ リダイレクトのグループ ポリシー設定

設定 プロパティ

IE Policy: Prevent users from changing

URL Redirection plugin loading behaviorユーザーが URL コンテンツ リダイレクト機能を無効にできるかどうかを決定します。

デフォルトでは、この設定は構成されていません。

IE Policy: Automatically enable URL

Redirection plugin新しくインストールされた Internet Explorer プラグインを自動的に有効にするかどう

かを決定します。

デフォルトでは、この設定は構成されていません。

Url Redirection Enabled URL コンテンツ リダイレクト機能を有効にするかどうかを決定します。この機能をクラ

イアントまたはエージェントにインストールしている場合でも、この設定を使用して URL コンテンツ リダイレクト機能を無効にできます。

デフォルトでは、この設定は構成されていません。

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表 6-1. URL コンテンツ リダイレクトのグループ ポリシー設定 (続き)

設定 プロパティ

Url Redirection Protocol 'http' HTTP プロトコルを使用するすべての URL について、リダイレクトする URL を指定しま

す。この設定には次のオプションがあります。

n [ブローカー ホスト名] - URL をリモート デスクトップまたはアプリケーションにリ

ダイレクトするときに使用する Connection Server ホストの IP アドレスまたは完

全修飾名。

n [リモート項目] - [エージェント ルール] で指定された URL を処理できるリモート デスクトップまたはアプリケーション プールの表示名。

n [クライアント ルール] - クライアントにリダイレクトする必要がある URL。たとえ

ば、[クライアント ルール] を .*.mycompany.com に設定している場合、

「mycompany.com」というテキストを含むすべての URL は、Windows ベースの

クライアントにリダイレクトされ、クライアントのデフォルト ブラウザで開かれま

す。

n [エージェント ルール] - [リモート項目] で指定されるリモート デスクトップまたは

アプリケーションにリダイレクトする必要がある URL。たとえば、[エージェント ルール] を .*.mycompany.com に設定している場合、「mycompany.com」というテキ

ストが含まれるすべての URL がリモート デスクトップまたはアプリケーションに

リダイレクトされます。

エージェント ルールを作成するときは、[ブローカー ホスト名]オプションを使用して

Connection Server ホストの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名を指定し、[リモー

ト項目] オプションを使用してデスクトップまたはアプリケーション プールの表示名を

指定する必要があります。

注: クライアント ルールを構成する場合には、vdmutil コマンドライン ユーティリテ

ィを使用することをお勧めします。

デフォルトでは、この設定は有効になっています。

Url Redirection Protocol '[...]' HTTP 以外のプロトコル(HTTPS、mailto、および callto など)にこの設定を使用しま

す。

このオプションは、Url Redirection Protocol 'http' の場合と同じです。

その他のプロトコルを構成する必要がない場合は、URL コンテンツ リダイレクトのテン

プレート ファイルを Active Directory に追加する前に、このエントリを削除またはコメ

ント アウトできます。

ベスト プラクティスとして、HTTP および HTTPS プロトコルに対して同じリダイレクト

設定を構成します。この方法では、ユーザーが mycompany.com などの部分的な URL

を Internet Explorer に入力し、そのサイトが自動的に HTTP から HTTPS にリダイレク

トされると、URL コンテンツ リダイレクト機能が期待どおりに動作します。この例では、

HTTPS のルールを設定していても、HTTP に対して同じリダイレクト設定を設定してい

ない場合、ユーザーが入力する部分的な URL はリダイレクトされません。

デフォルトでは、この設定は構成されていません。

割り当てモードの編集

[割り当てモードの編集] の設定を使用すると、メンテナンスのために割り当てをオフラインにし、再びオンラインに

戻すことができます。割り当てモードをオフラインに設定すると、ユーザーは割り当てのデスクトップ/アプリケーシ

ョンにログインできなくなります。この設定により、割り当てに関するカスタム メンテナンス通知も構成できるよう

になります。

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[割り当てモードの編集] の設定を使用すると、次のタスクを実行できます。

n 割り当てをオフラインにする:

a [割り当て] ページで、割り当てを選択し、ページの上部にある [[割り当てモードの編集]] ボタンをクリック

します。

[割り当てモードの編集] ダイアログが表示されます。

b 割り当てモードの設定を [オフライン] に変更します。

c [保存] をクリックします。

n 割り当てをオンラインにする:

a [割り当て] ページで、割り当てを選択し、ページの上部にある [[割り当てモードの編集]] ボタンをクリック

します。

[割り当てモードの編集] ダイアログが表示されます。

b 割り当てモードの設定を [オンライン] に変更します。

c [保存] をクリックします。

割り当てのエージェント ソフトウェアのアップデート

エージェント ソフトウェアのアップデート機能を使用して、専用デスクトップ - 従来クローン割り当ての Horizon Agent インストーラをアップデートします。

注: イメージをアップデートし、変更を割り当てにプッシュして、専用デスクトップ - インスタント クローン割り

当てのエージェント ソフトウェアをアップデートすることもできます。この処理は、イメージのエージェント ソフ

トウェアの更新に記載されています。

エージェント アップデート機能は、次のように機能します。

n システムは VMware CDS ソフトウェア配布ネットワークと定期的に通信して、Horizon Agent インストーラの

新しいバージョンが使用可能かどうかを確認します。新しいバージョンが、ローカル マシンに設定しているファ

イル共有にダウンロードされます。アップデート ファイルは自動的にシステムにインポートされ、割り当てで利

用できるようになります。

n アップデートが利用できるかどうかは [割り当て] ページに表示され、このページからアップデートを割り当てに

適用できます。割り当てでアップグレード タスクを開始すると、割り当てにあるすべての仮想マシンがそのタス

クの一部としてアップデートされます。

n 要求に応じて、VMware の担当者は以下の作業を行うことができます。

n Horizon Agent インストーラの新しいバージョンのスキャン間隔を調整する。

n テナントの起動後のスキャンの待機時間を調整する。

n 現在ユーザーがログイン中の仮想マシンの更新をスキップするようにシステムを設定する。

n エージェントのインストール前に仮想マシンを再起動するようにシステムを設定する。

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前提条件

n エージェント ファイル共有を作成して Horizon Cloud に追加しておく必要があります。つまり、ファイル共有

を作成するときに、ファイル共有のタイプで [エージェント] を選択します。エージェント ファイル共有は、

Horizon Agent インストーラのファイルをインポートするためにのみ使用されます。ファイル共有の管理を参

照してください。

n 割り当てにはすでに DaaS Agent 16.6.0.4408091 以降または Horizon Agent 7.0.3.4612900 以降がインスト

ールされている必要があります。

手順

1 [割り当て] をクリックします。

[割り当て] ページが表示されます。Horizon Agent インストーラのアップデートを利用できる割り当ての名前

の横に、青いドットが表示されます。青いドットの上にカーソルを置くと、その割り当てで使用可能な Horizon Agent インストーラの新しいバージョンを示すポップアップが表示されます。

2 1 つまたは複数の割り当てのチェック ボックスを選択します。複数の割り当てを選択して、すべての割り当てで

共通の Horizon Agent インストーラのバージョンにアップデートできます。

3 [エージェント ソフトウェアのアップデート] をクリックします。

エージェントのアップデートのダイアログが表示されます。

4 [ソフトウェア] タブで、アップデートする Horizon Agent インストーラのバージョンを選択して [次へ] をクリ

ックします。

5 (オプション)[コマンド ライン] タブで、コマンド ライン オプションを追加します。コマンド ライン オプショ

ンの詳細については、関連するエージェントのドキュメントを参照してください。

注: 現在、DaaS Agent で利用できるコマンド ライン オプションはありません。

6 [終了] をクリックします。

アップデートが開始されたことを示すメッセージがページの最上部に表示されます。

次の点に注意してください。

n デスクトップのアップデートはバッチで処理されます。一度に処理できるデスクトップは 30 台までです。

割り当てに含まれるデスクトップが 30 台以下である場合、割り当てのすべてのデスクトップが同時にアッ

プデートされます。ご要望に応じて、VMware の担当者がバッチのサイズを調整できます。

n デスクトップにアクティブなセッションがある場合、ユーザーはアップデートが開始される 5 分前に警告さ

れます。

n アップデート中のデスクトップにユーザーがログインしようとすると、ログインは失敗して、デスクトップ

を利用できないというメッセージが表示されます。

[監視] > [アクティビティ] の順に選択すると、アップデート タスクの進捗を表示できます。タスクの説明欄に

は、実行されているアップデートと、アップデートが実行されている割り当てが表示されます。24 時間以内に正

常に完了しなかった場合、アップデート タスクは失敗します。

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割り当ての削除

不要になった割り当てを削除できます。

前提条件

割り当てに仮想マシンが含まれていない場合にのみ、割り当てを削除できます。

n 専用デスクトップ割り当てを削除するには、まず [割り当て] ページで仮想マシンを削除します。

n 割り当ての他のタイプを削除するには、最初に割り当てサイズをゼロに設定します。

手順

1 削除する割り当てを選択し、[削除] をクリックします。

2 確認のダイアログ ボックスで [削除] をクリックし、割り当てを完全に削除します。

割り当ての復元

前回のイメージ更新中にエラーが発生したデスクトップを復元できます。

手順

1 復元する割り当てを選択します。

2 [復元] をクリックします。

専用デスクトップ割り当てまたはフローティング デスクトップ割り

当てによるデスクトップの管理

専用デスクトップ割り当ておよびフローティング デスクトップ割り当てでデスクトップを管理できます。

注: セッション デスクトップ割り当ての場合、割り当ては RDS ベースのデスクトップへのアクセス権限の付与に

のみ使用され、デスクトップの管理には使用されません。セッション デスクトップを管理するには、基盤となるファ

ーム内のサーバおよびセッションを管理します。Horizon Cloud でのファームの管理を参照してください。

手順

1 [割り当て] アイコンをクリックします。

[割り当て] ページが表示されます。

2 リストにある割り当ての名前をクリックします。

割り当ての詳細のページが表示されます。

3 ページ上部にある [デスクトップ] をクリックします。

[デスクトップ] タブが表示され、割り当て用のデスクトップのリストが表示されます。ページの右上にあるコン

トロールを使用して、リストをフィルタ、更新、およびエクスポートできます。

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ページ上部のいずれかのボタンをクリックして、次のアクションを実行できます。

注: デスクトップのステータスが緑色でなければ、これらの操作は実行できません。

オプション 説明

シャットダウン デスクトップをシャットダウンします。

n 一度に複数のデスクトップを選択できます。

n アクティブなユーザー セッションのない仮想マシンのみをシャットダウンできます。

再起動 仮想マシンの「グレースフル」再起動を実行します。一度に複数のデスクトップを選択できます。

再起動しても問題が解決しない場合は、[リセット] オプションの使用が必要になることがあります(下記を参

照)。

割り当て [専用デスクトップのみ] 専用デスクトップを特定のユーザーに割り当てます。ボタンをクリックして、Active Directory のユーザーを検索します。

[. . .] ボタンをクリックして、ドロップダウン メニューから選択することで、次のアクションを実行できます。

名前の変更 [専用デスクトップのみ] 選択したデスクトップの名前を変更します。

割り当て解除 [専用デスクトップのみ] 選択したデスクトップの割り当てをユーザーから解除します。

削除 [専用デスクトップのみ] 選択したデスクトップを削除します。

サスペンド 選択したデスクトップをサスペンドします。一度に複数のデスクトップを選択できます。

レジューム 選択したデスクトップの操作をレジュームします。一度に複数のデスクトップを選択できます。

パワーオン [従来のクローンのみ] 選択したデスクトップをパワーオンします。一度に複数のデスクトップを選択できま

す。

パワーオフ [従来のクローンのみ] 選択したデスクトップをパワーオフします。一度に複数のデスクトップを選択できま

す。

エージェント ペアリングをリセット ペアリングのエラーが発生したときにエージェント ペアリングの状態を修正します。

n 複数の仮想マシンを選択できます。アクションは、現在パワーオン状態の選択した仮想マシンにのみ適用

されます。

n 進行状況は、[監視] > [アクティビティ] ページ、または割り当ての詳細ページの [システム アクティビテ

ィ] タブで確認できます。

コンソールの起動 選択したデスクトップのコンソールを起動します。仮想マシンがパワーオフされているか複数の仮想マシン

が選択されている場合、このオプションは無効です。

リセット 仮想マシンのハードリセットを実行します。一度に複数のサーバを選択できます。

仮想マシンがハングした場合、まず [再起動] オプションを使用することをお勧めします(上記を参照)。

ログオフ 現在接続されているユーザーを選択したデスクトップからログオフします。

切断 現在接続されているユーザーを選択したデスクトップから切断します。

再構築 [フローティング デスクトップの従来のクローンのみ] 選択したデスクトップを削除して再作成します。この

オプションは、破損したデスクトップ仮想マシン、または操作できなくなったデスクトップ仮想マシンに対し

て使用します。

イメージに変換 選択したデスクトップをイメージに変換します。

注: 仮想マシンがアプライアンスとして現在使用されている場合、仮想マシンをイメージに変換することは

できません。

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割り当てのアクティビティの表示またはタスクのキャンセル

割り当ての詳細ページを使用して、専用デスクトップ割り当ておよびフローティング デスクトップ割り当てに対する

システムまたはユーザー アクティビティを表示できます。また、ネイティブのアプリケーション割り当てに対するセ

ッション アクティビティを表示することもできます。

これらの手順を使用して、専用デスクトップおよびフローティング デスクトップ割り当てに対するシステムまたはユ

ーザー アクティビティ、およびネイティブのアプリケーション割り当てに対するセッション アクティビティを表示

します。

注: セッション デスクトップ割り当ての場合、基盤となるファームの詳細ページを使用してシステムおよびユーザ

ーのアクティビティを表示します。詳細については、Horizon Cloud でのファームの管理を参照してください。

手順

1 [割り当て] アイコンをクリックします。

[割り当て] ページが表示されます。

2 リストにある割り当ての名前をクリックします。

割り当ての詳細のページが表示されます。

3 割り当てが専用デスクトップなのか、フローティング デスクトップなのか、またはネイティブのアプリケーショ

ン割り当てなのかに応じて、いずれかのオプションをクリックします。

n 専用デスクトップまたはフローティング デスクトップ割り当ての場合は、[システム アクティビティ] または

[ユーザー アクティビティ] をクリックします。[アクティビティ] タブが表示され、割り当てに関する最近の

アクティビティのリストが表示されます。[表示] ドロップダウン メニューから選択して、リストに表示する

アクティビティの期間を調整したり、ページの右上にあるコントロールを使用してリストをフィルタ、更新、

およびエクスポートできます。

[システム アクティビティ] タブで、割り当てに関連するタスクを完了する前に、リストでタスクを選択して

[タスクをキャンセル] ボタンをクリックすることによってそのタスクをキャンセルできます。

n キャンセルするタスクの選択を行う前に、ビューを更新して表示されているタスクのステータスを最新

の状態にします。

n タスクが現在キャンセル可能である場合は、タスク リストで対応するチェック ボックスを選択するこ

とができます。リストの上部にある [すべて選択] チェック ボックスを選択すると、現在キャンセルでき

るすべてのタスクが選択されます。

n 割り当ての拡張タスクは、キューのステータスがあるときにキャンセルできることがあります。実行中

のステータスがあるときは絶対にキャンセルできません。

n 割り当ての更新(更新をプッシュ)タスクは、キューまたは実行中のステータスがあるときにキャンセ

ルできることがあります。

n システムによってセッション デスクトップ割り当てに対する拡張タスクが自動的に作成された場合は、

ファームがオフラインにならないとタスクをキャンセルできるようになりません。

n ネイティブ アプリケーションの割り当ての場合は、[セッション] をクリックします。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 46

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ネストされた組織単位の操作

デスクトップをネストされた組織単位 (OU) に追加します。

デスクトップ割り当てを作成するときに、[コンピュータの OU] フィールドでドメインの OU を指定できます。ネス

トされた OU を指定できません。ネストされた OU の情報を見つけ、その情報を [コンピュータの OU] フィールドに

手動で入力する必要があります。

手順

1 [Active Directory ユーザーとコンピューター] を開きます。

2 [表示] > [高度な機能](有効になっている高度な機能)を選択します。

3 デスクトップを配置する組織単位に移動します。

4 右クリックして、[プロパティ] を選択します。

5 [属性エディター] をクリックし、distinguishedName を選択します。

6 [表示] をクリックします。

7 [デスクトップ割り当て] ページの [コンピュータの OU] フィールドに識別名情報を入力します。

文字列の OU= 部分のみが必要です。DC= 部分は省略できます。

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アプリケーション 7[アプリケーション] ページには、割り当てに利用可能なすべてのアプリケーションが表示されます。

[インベントリ] アイコンをクリックして、[アプリケーション] を選択して、[アプリケーション] ページにアクセスし

ます。

アプリケーションには次の 3 つのタイプがあります。

n ネイティブ アプリケーションは AppStack にインポートされます。このインポート機能は [アプリケーション] ページにはありません。App Volumes を使用したアプリケーションのインポートを参照してください。

複数のアプリケーションを AppStack として一緒にインポートすると、AppStack は [アプリケーション] リスト

に項目の 1 つとして表示されます。AppStack のアイコンには数字が付けられており、AppStack にあるアプリ

ケーション数が示されます。[アプリケーション] 列の名前の上にカーソルを移動すると、AppStack にあるアプ

リケーションのリストを表示できます(最大 10 項目)。

n リモート アプリケーションは、RDS ファームからインポートされたアプリケーションです。そのイメージを

Horizon Cloud に公開する前に、RDS イメージにサードパーティのユーザー アプリケーションを追加します。

ファームを自動的にスキャンしてアプリケーションをアプリケーション インベントリに追加するか、ファームか

らアプリケーションを手動で追加することができます。

n カスタム アプリケーションは、[アプリケーション] ページの [新規] ボタンと [ファームから手動で ] を使用して

手動でインベントリに追加する RDS ファームのサーバ内のアプリケーションです。自動化された方法がベスト

ですが、コマンド プロンプトから起動されるアプリケーションの追加や、Windows オペレーティング システム

では自動検出されないアプリケーションの追加など、特定の状況では手動による方法が役に立ちます。

[アプリケーション] ページでは、次の操作を実行できます。

新規 リモート アプリケーションまたはカスタム アプリケーションを追加します。

編集 変更するアプリケーションを選択します。

削除 アプリケーションを削除します。

名前の変更 アプリケーションの名前を変更します。

この章には、次のトピックが含まれています。

n ファームからの自動スキャンを使用した RDSH ファームからの新しいアプリケーションのインポート

n RDSH ファームからカスタム アプリケーションの手動追加

n アプリケーションの編集

n アプリケーションの削除

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n アプリケーションの名前変更

n アプリケーションの非表示化

n アプリケーションの非表示解除

n App Volumes を使用したアプリケーションのインポート

ファームからの自動スキャンを使用した RDSH ファームからの新しい

アプリケーションのインポート

リモート アプリケーションを RDSH アプリケーション ファームからインポートして、ユーザー割り当てに使用でき

るようにします。

環境内に複数のアプリケーション ファームがある場合は、以下の手順を繰り返して各ファームから必要なアプリケー

ションをインポートします。

前提条件

[インベントリ] - [ファーム] に移動して、インベントリに少なくとも 1 つのアプリケーション ファームがあることを

確認します。

手順

1 [アプリケーション] ページで、[新規] をクリックします。

2 [スタート] 画面で、[ファームから自動スキャン] をクリックします。

ウィザードの最初の手順が開きます。

3 アプリケーション ファームを選択し、[次へ] をクリックして次の手順に進みます。

[次へ] をクリックすると、システムは選択されたアプリケーション ファームをスキャンして表示し、選択できる

ようにします。

4 アプリケーション カタログに追加するアプリケーションを選択します。

このウィザードの手順では、ファームの RDS サーバに使用されている RDS 対応の Windows サーバ オペレーテ

ィング システムでシステムの自動スキャン処理によって検出されたアプリケーションが表示されます。

5 [次へ] をクリックしてウィザードの次の手順に進みます。

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6 (オプション) 選択したアプリケーションの構成可能ないくつかのオプションをカスタマイズし、[次へ] をクリ

ックしてウィザードの次の手順に進みます。

7 サマリを確認し、[送信] をクリックします。

システムは、選択したアプリケーションを Horizon Cloud インベントリのアプリケーション カタログに追加します。

次のステップ

上記の手順を繰り返して、他のファームから必要なアプリケーションをインポートします。

RDSH ファームからカスタム アプリケーションの手動追加

一部のアプリケーションは、ファームのスキャンによって自動的に検出することはできません。それらのアプリケー

ションは、Horizon Cloud アプリケーション カタログに手動で追加することができます。

このようなアプリケーションが複数ある場合は、以下の手順を繰り返して追加します。

前提条件

[インベントリ] - [ファーム] に移動して、インベントリに少なくとも 1 つのアプリケーション ファームがあることを

確認します。

手順

1 [アプリケーション] ページで、[新規] をクリックします。

2 [スタート] 画面で、[ファームから手動で] をクリックします。

3 [プロパティ] セクションで次の値を指定します。

オプション 説明

名前 アプリケーションに付ける一意の名前。

表示名 エンド ユーザーがアクセスする Horizon Client または Workspace ONE などのクライアン

トに表示されるアプリケーションの名前。

ポッド データセンターが複数のポッドで構成されている場合にのみ、このオプションは表示されます。

[ファーム] リストに表示されるファームのセットをフィルタするポッドを選択します。

ファーム 追加するアプリケーションが含まれる RDSH サーバ仮想マシンを持つファームを選択します。

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オプション 説明

アプリケーション パス RDSH サーバ仮想マシンのオペレーティング システム内のアプリケーションへのパスを指定

します。

アイコン ファイル オプション:アプリケーションのアイコンとして使用する PNG ファイル(32 x 32 ピクセル)

をアップロードします。

4 [詳細プロパティ] セクションで、以下のオプション設定を指定します。

オプション 説明

ファームで利用可能なアプリケーション [はい] を選択すると、システムはアプリケーションのパスを検証します。アプリケーションが

そのパスのファームに存在しない場合は、[いいえ] を選択して、システムがアプリケーション

を検索しないようにします。たとえば、アプリケーションがサーバ仮想マシンのローカル ディ

レクトリに格納されている場合は、[いいえ] を選択して、システムがその場所のアプリケーシ

ョンを検索しないようにします。

バージョン オプション:アプリケーションのバージョン番号

公開 オプション:アプリケーションの公開者

開始フォルダ RDS サーバ仮想マシンの Windows オペレーティング システム内で、リモート アプリケーシ

ョンがその開始フォルダとして使用する場所を指定します。

注: [アプリケーション パス] に独自の開始ディレクトリを指定する LNK ファイルを指定す

ると、システムはここで指定した場所を使用しません。

パラメータ リモート アプリケーションを起動するときに使用するコマンド ライン パラメータを指定しま

す。

5 [送信] をクリックします。

システムは [アプリケーション] ページにアプリケーションのエントリを追加します。

次のステップ

他のファームのアプリケーションについて、上記の手順を繰り返します。

アプリケーションの編集

アプリケーションを編集するには、次の手順を実行します。

手順

1 [アプリケーション] ページでアプリケーションを選択し、ページの一番上の [[編集]] ボタンをクリックします。

[アプリケーションの編集] ダイアログが表示されます。

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2 次の情報を編集します。

注: いくつかの項目は編集できません。

フィールド 説明

名前 アプリケーションに付ける一意の名前

表示名 エンド ユーザーがアクセスする Horizon Client または Horizon HTML Access を使用する

ブラウザなどのクライアントに表示されるアプリケーションの名前。

ポッド データセンターが複数のポッドで構成されている場合にのみ、このオプションは表示されます。

ファームが配置されているポッドの名前を表示します。

ファーム アプリケーションがインベントリに追加されたときに指定されたファーム。

アプリケーション パス 仮想マシン上のアプリケーションの実行可能ファイルの場所(たとえば Z:\Customapps\app.exe)または UNC 固有のパス(たとえば \\fileserver.accounting.com\vol1\software\app.exe)

アイコン ファイル アプリケーションのアイコンとして使用する .png ファイル(32 x 32 ピクセル)。(オプショ

ン)[ファイルを選択] をクリックしてファイルを参照します。

ファームで利用可能なアプリケーション このオプションは、アプリケーションがインベントリに追加されたときに指定された選択を反

映します。

バージョン アプリケーションのバージョン番号(オプション)

公開 アプリケーションの発行者(オプション)

開始フォルダ RDS サーバ仮想マシンの Windows オペレーティング システム内で、リモート アプリケーシ

ョンがその開始フォルダとして使用する場所を指定します。

注: [アプリケーション パス] に独自の開始ディレクトリを指定する LNK ファイルを指定す

ると、システムはここで指定した場所を使用しません。

パラメータ リモート アプリケーションを起動するときに使用するコマンド ライン パラメータを指定しま

す。

3 [保存] をクリックします。

アプリケーションの削除

アプリケーションを削除するには、次の手順を実行します。

手順

1 [アプリケーション] ページでアプリケーションを選択し、ページの一番上の [削除] ボタンをクリックします。

確認ダイアログが表示されます。

2 [OK] をクリックして削除を確定します。

アプリケーションの名前変更

アプリケーションの名前を変更するには、次の手順を実行します。

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手順

1 [アプリケーション] ページで、アプリケーションを選択し、ページの上部にある [名前の変更] ボタンをクリック

します。

[名前の変更] ダイアログが表示されます。

2 新しい名前を入力して、[保存] をクリックします。

アプリケーションの新しい名前がリストに表示されます。

アプリケーションの非表示化

[アプリケーション] ページのアプリケーションを非表示(無効)にするには、次の手順を実行します。

注: この操作では、アプリケーションはシステムから削除されず、無効になるだけです。アプリケーションは、表

示(有効)リストから非表示(無効)アプリケーションのリストに移動されます。アプリケーションを削除するには、

[削除] 機能を使用します。

手順

1 [アプリケーション] ページで、アプリケーションを選択します。

2 ページ上部にある [非表示] ボタンをクリックします。

アプリケーションは無効になり、非表示のアプリケーション リストに移動されます。

アプリケーションの非表示解除

[アプリケーション] ページのアプリケーションを非表示解除(再度有効にする)にするには、次の手順を実行します。

手順

1 [アプリケーション] リストの上部にある [表示] フィルタで [非表示] を選択します。

表示(有効)リストから非表示(無効)アプリケーションのリストに表示が切り替わります。

2 アプリケーションを選択し、[非表示解除] をクリックします。

アプリケーションは再度有効にされ、表示(有効)アプリケーションリストに移動されます。

App Volumes を使用したアプリケーションのインポート

VMware App Volumes™ は、Horizon® および仮想環境向けの統合アプリケーション提供およびエンド ユーザー管

理システムです。App Volumes の AppCapture コンポーネントを使用して、ユーザーにアプリケーションをプロビ

ジョニングするための AppStack を作成できます。

次の点に注意してください。

n この機能を使用する前に、VMware の担当者が App Volumes の統合を有効にする必要があります。

n App Volumes は専用デスクトップ:従来のクローンの割り当てでサポートされません。App Volumes はイン

スタント クローンの割り当てでのみ使用できます。

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このプロセスには 3 つの手順があります。

n AppCapture を使用して AppStack を作成する。

n AppStack をアプリケーション ファイル共有にコピーする。

n AppStack を Horizon Cloud にインポートする。

上記の最初の 2 つの手順は、別のコンピュータ、つまりユーザー インターフェイスの外部で実行されます。

AppCapture を使用した AppStack の作成

AppCapture ツールを使用して、割り当て用に取得するアプリケーションが含まれる個別に管理されるコンピュータ

で AppStack を作成します。

n AppCapture を使用して AppStack を作成する手順については、AppCapture によるアプリケーションの展開

の管理を参照してください。

n AppStack を作成したら、ファイル共有にコピーします。ファイル共有への AppStack のコピーを参照してくだ

さい。

AppCapture によるアプリケーションの展開の管理

ユーザー グループ向けにアプリケーションのプロビジョニングを行うには、AppCapture を使用して AppStack を作成します。

ユーザーにアプリケーションを割り当てる前に、AppCapture ユーティリティを使用してアプリケーションのキャプ

チャと AppStack へのパッケージ化を実行する必要があります。その後に、AppStack をファイル共有に手動でコピ

ーします。

AppCapture のシステム要件

Windows プラットフォームについて、AppCapture の最低条件を確認します。

AppCapture のシステム要件

AppCapture をインストールして実行するには、システムが次の最低条件を満たしていることを確認します。

n OS:

n AppCapture は、x86(32 ビット)および 64 ビット マシン(物理、Workstation、または ESX 仮想マシ

ン)の Windows 7 および Windows 10 プラットフォームで動作します。

n AppCapture は 64 ビット マシン(Workstation、または ESX 仮想マシン)の Windows Server 2012 および Windows Server 2016 のプラットフォームで動作します。

n ディスク容量:必要とされるディスク容量の大きさは、プロビジョニングするアプリケーションの数とサイズに

よって異なります。作成するすべての AppStack に対して十分なディスク容量がシステムにあることを確認し

ます。

n AppCapture GUI:AppCapture でインストールされた AppCapture GUI を使用するには、システムに .Net 4.6.1 がインストールされている必要があります。

AppCapture のインストール

アプリケーションをパッケージ化してファイル共有にコピーするには、AppCapture ユーティリティを使用します。

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前提条件

n ユーザー アクセス制御 (UAC) が無効になっているクリーンな Windows マシンを準備します。UAC をオフに

する方法については、http://windows.microsoft.com/en-us/windows/turn-user-account-control-on-off#ITC=windows-7 を参照してください。

n AppCapture をインストールする仮想マシンに、App Volumes Agent をインストールしていないことを確認

します。App Volumes Agent がマシンにインストールされている場合は、マシンのスナップショットを取得し

て、クローンを作成して、Agent をアンインストールします。

手順

1 AppCapture をインストールするマシンに管理者としてログインします。

2 VMware のダウンロードのページから AppCapture のインストーラ、VMware-appvolumes-appcapture-

<buildnumber>.exe をダウンロードします。

3 インストーラをダブルクリックし、画面の指示に従って AppCapture をインストールします。

4 (必須) マシンが再起動するまで待機し、AppCapture.exe が C:\Program Files(x86)\VMware

\AppCapture にインストールされたことを確認します。

次のステップ

n UEM アプリケーション プロファイラも AppCapture ユーティリティと共にインストールされます。UEM アプ

リケーション プロファイラを使用して、AppStack をパーソナライズできます。

n AppCapture をインストールすると、AppCapture GUI もシステムにインストールされます。AppCapture GUI を使用して、アプリケーション バンドル を作成および管理します。 AppCapture GUI の使用を参照してく

ださい。

AppCapture の使用

アプリケーションをユーザーに割り当てる前に、アプリケーションを AppStack にパッケージ化する必要がありま

す。AppStack は、.vhd または .vmdk ファイルに格納されたファイル、フォルダ、レジストリ、およびメタデータ

の集合です。AppStack は .json ファイルを伴います。

AppCapture を使用して、AppStack を作成および管理します。 AppCapture は、App Volumes の外部で実行す

るスタンドアロンのユーティリティです。AppCapture は、コマンド ラインから、AppCapture GUI から、または

Microsoft PowerShell を使用して実行できます。

仮想マシンで AppStack を作成するときは、AppCapture ユーティリティを使用します。

App Volumes は .vmdk ファイルのみを使用します。 .vhd ファイルは、他の VMware 製品を含む物理マシンにア

プリケーションをインストールするために使用することがあります。

AppCapture および UEM アプリケーション プロファイラ

実際の割り当てを実行せずに、割り当てにあるアプリケーションをキャプチャした後に AppStack をパーソナライズ

する場合があります。

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パーソナライゼーションのための AppCapture インストーラでパッケージ化された UEM アプリケーション プロフ

ァイラを使用できます。/personalize オプションを指定して AppCapture.exe コマンドを使用すると、UEM ア

プリケーション プロファイラのウィンドウが表示されます。パーソナライズし、設定を保存するアプリケーションを

選択できます。

/personalize オプションの使用の詳細については、 AppCapture のコマンドライン オプションを参照してくだ

さい。

コマンド ラインからの AppCapture の実行

コマンド ラインから AppCapture を実行できます。

注: アプリケーションのキャプチャは、マウント先と同じオペレーティング システムから実行する必要がありま

す。たとえば、Win7x64 オペレーティング システムを使用している場合は、Win7x64 オペレーティング システム

の類似または同一の基本イメージを使用してアプリケーションをキャプチャする必要があります。

前提条件

1 AppCapture は管理者として実行する必要があります。

2 Windows のユーザー アカウント制御 (UAC) が無効になっていることを確認します。UAC を無効にする方法

については、http://windows.microsoft.com/en-us/windows/turn-user-account-control-on-off#1TC=windows-7 を参照してください。

3 CLI コマンド AppCapture.exe が、C:\Program Files (x86)\VMware\AppCapture(64 ビット マシ

ン)または C:\Program Files\VMware\AppCapture(32 ビット マシン)にインストールされていること

を確認します。

4 AppCapture.exe コマンドのオプションについては、 AppCapture のコマンドライン オプションを参照して

ください。

手順

1 システムのスナップショットを作成します。

キャプチャ セッションの後、スナップショットに戻すことができます。

2 コンソール ウィンドウを開きます。

3 AppCapture.exe コマンド (AppCapture.exe /nyour_appstack_name) を実行します。

この時点では Enter キーを押さないでください。

AppStack 仮想マシン ディスクは通常 1 分以内で準備が完了します。

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4 AppCapture コンソール ウィンドウを最小化し、通常の Windows インストールを実行してアプリケーション

インストーラをキャプチャします。

a すべてのアプリケーションをデフォルトで C: ドライブにインストールすることを受け入れます。インスト

ール操作は仮想出力ディスクにリダイレクトされます。

b インストーラが再起動を求める場合は、再起動が完了するまで待機します。

c ThinApp MSI パッケージも、使用可能であれば実行できます。これらのパッケージは、他のアプリケーシ

ョンの MSI パッケージをインストールする場合と同様にインストールできます。ThinApp MSI パッケージ

の作成方法については、ThinApp の最新のドキュメントを参照してください。

5 仮想ディスクの作成を終了します。

a この AppStack にキャプチャする必要のあるすべてのインストーラの実行が完了したら、コンソール ウィン

ドウに戻ります。

b Enter キーを押して再起動を開始し、仮想ディスクの作成を終了します。

再起動後に、アプリケーションを含む新しい AppStack が表示されます。

c 新しい VHD および VMDK ファイルが C:\ProgramData\VMware\AppCapture\appvhds に含まれて

いることを確認します。

6 VHD および VMDK ファイルに含まれるアプリケーションを表示するには、AppCapture.exe コマンドを使用

します。VHD ファイルについては AppCapture.exe /listmy_AppStack_Name.vhd と指定し、VMDK フ

ァイルについては AppCapture.exe /listmy_AppStack_Name.vmdk と指定します。

7 作成した AppStack を、選択したステージング ファイル共有にコピーします。

8 最初のキャプチャ セッションを開始する前に、キャプチャしたシステムのスナップショットに戻します。

9 ステージングしているファイル共有からシステムに AppStack をコピーします。

AppCapture のコマンドライン オプション

AppCapture のコマンドライン オプションを使用して、AppStack を作成および管理します。

AppCapture.exe コマンド オプション

/meta、/vhd、および /vmdk オプションは、JSON、VHD、または VMDK ファイルを誤って削除してしまった場合

に役立ちます。JSON ファイルが削除されると、App Volumes は AppStack を読み取ることができません。

/personalize コマンドを使用して、AppStack をパーソナライズできます。

AppCapture.exe コマンドには、次のオプションがあります。

表 7-1. AppCapture.exe のコマンドライン オプション

タスク オプション

AppCapture.exe コマンドに関するヘルプを表示します。 /?

AppStack の作成者の名前を指定します。名前にスペースが 1 つ以上含ま

れる場合は、名前をかっこで囲みます。

例:AppCapture.exe /n /a (IT Admin)

/a

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表 7-1. AppCapture.exe のコマンドライン オプション (続き)

タスク オプション

AppStack の説明を指定します。

例:This disk contains XYZ suite of applications.

/d

AppStack の JSON、VHD、および VMDK ファイルの内容を一覧表示しま

す。デフォルトのディレクトリを使用していない場合は、ファイルの場所と

なるディレクトリを指定します。

例:AppCapture.exe /list filePath

/list

VMDK ファイルを入力として使用して、.json ファイルを生成します。デ

フォルトのパスを使用していない場合は、VMDK ファイルを含むパスを指定

します。

例:AppCapture.exe /meta appStackPath。

/meta

AppStack を作成します。

例:AppCapture.exe /n

/n

AppStack ファイルの出力ディレクトリを指定します。デフォルトのディレ

クトリは C:\ProgramData\VMware\AppCapture\appvhds です。

このオプションを /s オプションと一緒に使用すると、既存の AppStack か

ら AppStack を作成できます。コマンド ラインからの AppStack の更新を

参照してください。

例:AppCapture.exe /s oldAppStackDir /o newAppStackDir

/o

AppStack ファイルのソース ディレクトリを指定します。デフォルトのデ

ィレクトリは C:\ProgramData\VMware\AppCapture\appvhds で

す。

新しいアプリケーションをインストールする場合は、このオプションを使用

しないでください。

このオプションを /o オプションと一緒に使用すると、既存の AppStack か

ら AppStack を作成できます。コマンド ラインからの AppStack の更新を

参照してください。

例:AppCapture.exe /s oldAppStackDir /o newAppStackDir

また、/s オプションを /n オプションと一緒に使用すると、古い AppStack

を新しいものに更新できます。この例では、既存の

oldAppStack.vhdAppStack を基本 AppStack としてコピーして、

newAppstackName として更新できます。

AppCapture.exe /n newAppstackName /s

oldAppStack.vhd /o newAppStackDir

/s

.vmdk ファイルから .vhd ファイルを作成します。デフォルトのパスを使

用していない場合は、.vhd ファイルを含むパスを指定します。

例:AppCapture.exe /vhd appStackPath.vmdk

/vhd

VHD ファイルを入力として使用して、VMDK ファイルを生成します。デフ

ォルトのパスを使用していない場合は、.vhd ファイルを含むパスを指定し

ます。

例:AppCapture.exe /vmdk appStackPath.vhd。

/vmdk

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表 7-1. AppCapture.exe のコマンドライン オプション (続き)

タスク オプション

事前検証用にプロビジョニングした後、アプリケーションを仮想化します。

他のパラメータを付けずに /test オプションを使用する場合、AppStack に

は 1 つのアプリケーション バンドルのみが含まれるようになります。

例:AppCapture.exe /test Provisioned appStackPath.vhd

AppStack にあるすべてのアプリケーション バンドルを仮想化します。例:

AppCapture.exe/testProvisioned appStackPath.vhd *

AppStack で一致する GUID によって特定されるアプリケーション バンド

ルを仮想化します。例:

AppCapture.exe/testProvisioned appStackPath.vhd

GUID1, GUID2.. GUIDn

/test <Provisioned AppStackPath>.vhd [* | GUID]

UEM アプリケーション プロファイラを使用して、ユーザーがアプリケーシ

ョン バンドルをパーソナライズできるようにします。パーソナライゼーシ

ョン設定を含む構成ファイルが生成されます。デフォルトでは、ファイルは、

VHD と同じ場所の UEMConfigFiles\AppStack フォルダに保存されま

す。

例:AppCapture.exe /personalize C:\FinanceApps.vhd:パー

ソナライゼーション設定は、C:\ProgramData\VMware\AppCapture

\appvhds\UEMConfigFiles\FinanceApps に保存されます。

/predef サブオプションはオプションのブール型スイッチで、指定されたア

プリケーション バンドルの定義済み設定を構成ファイルに取り込

む /personalize オプションとともに使用できます。定義済みの設定は、追

加する構成ファイルに取り込まれます。

例:AppCapture.exe/personalizeC:\FinanceApps.vhd/predef:

パーソナライゼーション設定は定義済みの設定と一緒に、

C:\ProgramData\VMware\AppCapture\appvhds

\UEMConfigFiles\FinanceApps に保存されます。

/flexconfigname サブオプションは、パーソナライゼーション設定を分か

りやすい構成ファイルの名前で保存する /personalize コマンドとともに

使用できます。

例:

AppCapture.exe/personalizeC:\FinanceApps.vhd

/flexconfignameMSOffice2016:パーソナライゼーション設定は、

C:\ProgramData\VMware\AppCapture\appvhds

\UEMConfigFiles\MSOffice2016 に保存されます。

/personalize <ProvisionedAppStackPath>.vhd [/predef | flexconfigname <flexconfigfilename> ]

AppStack のマージ

コマンド ラインから複数の AppStack をマージするには、AppMerge を使用します。

既存の複数の AppStack を 1 つのファイルにマージするには、AppMerge を使用します。AppMerge は、

AppStack に関連付けられている VHD ファイルを入力として使用します。

注: 入力される AppStack ファイルのタイプは、すべて VHD である必要があります。/vhd および /vmdk オプシ

ョンを使用すると、異なるタイプのマージされた AppStack の出力を作成できます。

AppMerge は次の構文を使用します。

AppMerge.exe /o outputAppStack /s "inputAppStack1file","inputAppStack2file",

"inputAppStack3file",...

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例: マージされた AppStack の作成

この例では、既存の 3 つの AppStack ファイル(Office.vhd、Notepad++.vhd、および Firefox.vhd)から

1 つの AppStack ファイル (MergedAppstack.vhd) を作成します。

AppMerge.exe /o C:\MergedAppstack.vhd /s "Office.vhd","Notepad++.vhd","Firefox.vhd"

入力ファイルのパス、出力ファイルのパス、およびファイル名を指定できます。この例では、入力される 3 つの

AppStack が AppStack のデフォルトの場所にあると仮定しています。出力される AppStack は C: ドライブに配置

されます。

/o および /s パラメータの他に、AppMerge は次のオプションを受け入れます。

n /df。特定のアプリケーション バンドルを削除します。各行に 1 つの GUID を含むファイルのフル パスを引数

として使用します。

n /dl。特定のアプリケーション バンドルを削除します。カンマ区切りの GUID を引数として使用します。

n /list。新しく作成された AppStack ファイルの内容を一覧表示します。

n /meta。出力された AppStack ファイルから JSON ファイルを作成します。

n /vhd。入力された VMDK 形式の AppStack ファイルから VHD 形式の AppStack ファイルを出力して作成しま

す。

n /vmdk。入力された VHD 形式の AppStack ファイルから VMDK 形式の AppStack ファイルを出力して作成し

ます。

AppCapture のコマンドライン オプションも参照してください。

コマンド ラインからの AppStack の更新

AppStack を更新すると、アプリケーションの追加、既存のアプリケーションの更新、または AppStack からのアプ

リケーションの削除を実行できます。

前提条件

正しい認証情報を使用し、適切な事前措置を講じていることを確認します。

n 管理者として AppCapture を実行します。

n AppStack を少なくとも 1 つ作成します。

n プロビジョニングするマシンでユーザー アカウント制御 (UAC) 通知を無効にします。http://windows.microsoft.com/en-us/windows/turn-user-account-control-on-off#1TC=windows-7 を参照し

てください。

n AppStack の更新に適用されるコマンド オプションについて知識を得ます。 AppCapture のコマンドライン

オプションを参照してください。

手順

1 コマンド プロンプトを開き、cd "\Program Files\VMware\AppCapture" (64 ビット)または cd "\Program

Files (x86)\VMware\AppCapture" (32 ビット)を指定して AppCapture フォルダに移動します。

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2 AppStack を更新します。

a AppCapture.exe /n appStackName /s sourceAppStackDir を実行します。

sourceAppStackDir は、更新対象の AppStack のパスです。

この例は、既存の AppStack を新しい AppStack に更新します。

AppCapture.exe /n AdminUser2.0 /s "C:ProgramData\VMware\AppCapture\appvhds

\AdminUser1.0" /o C:\NewFolder

AppStack の更新に適用される他のコマンド オプションを含めることができます。

AppStack は、ユーザーが指定した場所またはデフォルトの appvhds フォルダに作成され、格納されます。

b AppStack からアプリケーションの追加、既存のアプリケーションの更新、またはアプリケーションの削除

を実行します。

タスク アクション

アプリケーションの追加、または既存のアプ

リケーションの更新

AppStack でインストールまたは更新するアプリケーションのインストーラを実行しま

す。

(オプション)アプリケーションの削除 1 [コントロール パネル] - [プログラムと機能] に移動します。

2 AppStack から削除するアプリケーションを選択して、アンインストール手順を実行

して完了させます。

3 アプリケーションの追加または削除を実行した後、コマンド プロンプトに移動して Enter キーを押します。

4 Enter キーを押してマシンを再起動し、AppStack の更新手続きを終了します。

マシンが再起動した後、JSON、VHD、および VMDK ファイルが作成されます。アプリケーション キャプチャのプ

ロセスが終了すると、アプリケーションはマシンから削除されます。

Microsoft PowerShell での AppCapture の使用

Microsoft PowerShell コマンドレットを使用して、AppCapture によるアプリケーションのキャプチャ、AppStack の作成と構成、削除された AppStack の再作成を実行できます。AppCapture モジュールを実行するには、32 ビッ

トまたは 64 ビットの PowerShell コンソールを使用できます。

AppCapture はコマンド ラインからも実行できます。手順は、コマンド ラインからの AppCapture の実行で説明し

ています。

注: アプリケーションのキャプチャは、マウント先と同じ OS から実行する必要があります。たとえば、Win7x64 OS を使用している場合は、Win7x64 OS の類似または同一の基本イメージを使用してアプリケーションをキャプチ

ャする必要があります。

PowerShell を使用する AppCapture の実行

Microsoft PowerShell を使用して AppCapture を実行できます。

前提条件

管理者としてログインし、適切な事前措置を講じていることを確認します。

n 管理者として AppCapture を実行します。

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n ユーザー アカウント制御 (UAC) を無効にします。http://windows.microsoft.com/en-us/windows/turn-user-account-control-on-off#1TC=windows-7 を参照してください。

n AppCapture コマンドレットについて知識を得ます。 PowerShell のオプションとパラメータを参照してくだ

さい。

手順

1 システムのスナップショットを作成します。

キャプチャ セッションの後、スナップショットに戻すことができます。

2 32 ビットまたは 64 ビットの PowerShell コンソールを開きます。

3 import-module vmware.appcapture コマンドを使用して、PowerCLI モジュールをインポートします。

このコマンドにより、AppCapture モジュールがインポートされます。

4 (オプション)すべてのモジュールを一覧表示するには、get-module コマンドを実行します。

5 コマンド Start-AVAppCapture -NameappStackFile を実行します。appStackFile は、作成する

AppStack.vhd ファイルの名前です。

この時点では [Enter] キーを押さないでください。

appStackFile .vhd が作成されます。

6 PowerShell コンソールを閉じて、プロビジョニング対象の任意のアプリケーションをこのマシンにインストー

ルします。

7 すべてのアプリケーションのインストールが完了したら、PowerShell コンソールを再び開きます。

8 [Enter] キーを押します。

9 必要に応じてマシンを再起動します。

AppCapture コンソール ウィンドウには、AppStack ファイル(.json、.vhd、および .vmdk)の場所が表示

されます。デフォルトでは、これらのファイルは C:\ProgramData\VMware\AppCapture\appvhds に格納

されます。

10 (オプション)このディレクトリの .json、.vhd、および .vmdk ファイルを検査して、アプリケーションがバ

ンドルされていることを確認します。

11 作成した AppStack を、ステージングしているファイル共有にコピーします。

12 最初のキャプチャ セッションを開始する前に、キャプチャしたシステムのスナップショットに戻します。

13 ステージングしているファイル共有からシステムに AppStack をコピーします。

PowerShell のオプションとパラメータ

Microsoft PowerShell を使用して AppCapture を実行する際は、いくつかのオプションを使用できます。

PowerShell を使用する場合の AppCapture のオプションとパラメータ

AppStack を作成してアプリケーションを追加するには、Start-AVAppCapture を使用します。UEM アプリケー

ション プロファイラは、AppCapture ユーティリティと共にインストールされます。このプロファイラを使用して

AppStack をパーソナライズできます。

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表 7-2. Start-AVAppCapture のオプション

Start-AVAppCapture のパラメータ 説明

-AuthorAuthor-name この AppStack に関連付けられている作成者を指定します。

CommonParameters 1 つ以上の共通パラメータを使用します。共通パラメータは、Windows PowerShell により実装されるコマンドレットのパラメータのセットで

す。

Start-AVAppCapture は、次の共通パラメータをサポートします。

n Debug

n ErrorAction

n ErrorVariable

n OutBuffer

n OutVariable

n PipelineVariable

n Verbose

n WarningAction

n WarningVariable

共通パラメータの詳細については、about_CommonParameters を参

照してください。

-Descriptiontext AppStack の説明を指定します。説明にスペースが 1 つ以上含まれる場

合は、説明をかっこで囲みます。例:-Description (HR Apps)。

-Destinationoutput-directory AppStack の出力ディレクトリを指定します。デフォルトでは、

AppStack は C:\ProgramData\VMware\AppCapture\appvhds

に配置されます。

-Force 出力ディレクトリが存在しない場合は、作成します。出力ディレクトリは

-Destination パラメータを使用して指定します。

-Namevhd-name キャプチャ対象のアプリケーションの名前を指定します。

出力される .vhd ファイルの名前には、指定したアプリケーション名が使

用されます。

-Novmdk キャプチャ後に VMDK ディスクが作成されないようにするには、このオ

プションを指定します。

-Pathdirectory-path AppStack のパスを指定します。AppStack は、現在のキャプチャのテン

プレートとして使用されます。

新しいアプリケーションをインストールする場合は、このオプションを使

用しないでください。

AppCapture コマンドを使用して、いくつかのワークフローを実行できます。

表 7-3. AppCapture の PowerShell ワークフロー

ワークフロー 説明

ConvertTo-AVVhdDisk .vmdk ファイルを入力として使用して、.vhd ファイルを生成します。

ConvertTo-AVVmdkDisk .vhd ファイルを入力として使用して、.vmdk ファイルを生成します。

Export-AVMetadata .vhd または .vmdk ファイルを入力として使用して、.json ファイルを

生成します。

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表 7-3. AppCapture の PowerShell ワークフロー (続き)

ワークフロー 説明

Merge-AVAppDisks 複数の AppStack.vhd ファイルを新しい 1 つの AppStack.vhd にマ

ージします。AppStack のマージは、類似する操作をコマンドラインから

実行する手順について説明しています。

Remove-AVApp AppStack をディスクから削除するか、AppStack から特定のアプリケー

ションを削除します。AppStack からアプリケーションを削除する場合、

AppStack を App Volumes Manager に再インポートする必要があり

ます。

Reset-AVConfig AppCapture の構成情報をマシンから消去します。

Show-AVDiskDetails .vhd ファイル、.json ファイル、または .vmdk ファイルの内容を一覧

表示します。

Start-AVAppCapture アプリケーションのキャプチャ手順を開始します。

Start-AVAppUpdate AppStack を更新します。

Test-AVAppStack アプリケーションをプロビジョニングした後に、アプリケーションを接続

または仮想化します。

Start-AVAppPersonalization AppStack (.vhd) を接続し、UEM アプリケーション プロファイラを使

用して指定されたアプリケーション バンドルをパーソナライズします。

次の例は、ワークフローのファイル パス、およびワークフローに到達するためのコマンドを含みます。

n 新しいキャプチャ セッションを開始します。.vhd ファイルの形式で出力が生成され、AdobeSuite.vhd とい

う名前が付けられます。作成者は John であり、説明が追加されます。

Start-AVAppCapture -Name AdobeSuite -Author John -Description "This disk contains the

AdobeSuite application"

n ConverTo-AVVhdDisk。この例は、.vhd 形式の出力ファイル (Adobe.vhd) をソース ファイル

(Adobe.vmdk) から生成します。出力ファイルは、ソース ファイルとは異なるディレクトリに配置されます。

ConvertTo-AVVhdDisk -Path "C:\Program Files (x86)\VMware\AppCapture\appvhds\Adobe.vmdk" -

Destination "C:\AppCaptures"

n Export-AVMetadata。この例は、メタデータの出力ファイル (Adobe.json) を生成します。ファイルは

Adobe.vhd と同じ場所に生成されます。

Export-AVMetadata -Path "C:\Program Files (x86)\VMware\AppCapture\appvhds\Adobe.vhd"

n Merge-AVAppDisks。この例は、すべての .vhd ファイル(.\temp および .\appstacks ディレクトリの

下)をマージして、C:\temp に Notepad+Adobe.vhd ファイルを生成します。

Merge-AVAppDisks -Path .\temp\*.vhd .\appstacks\*.vhd -Destination c:\temp\Notepad

+Adobe.vhd

n Remove-AVApp。この例は、Adobe および Notepad アプリケーションを入力ディスク Adobe

+Notepad.vhd から削除します。各アプリケーションは、その一意の GUID によって特定されます。

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Remove-AVApp -Path C:\Temp\Adobe+Notepad.vhd -Destination c:\Temp\empty.vhd -Guids GUID1,

GUID2

n Show-AVDiskDetails。この例は、.json ファイルの詳細を表示します。構文は .vhd および .vmdk ファイ

ルと同じです。

Show-AVDiskDetails -Path "C:\Program Files (x86)\VMware\WEM Capture\appvhds\Adobe.json"

n Start-AVAppUdate。この例は、ホット フィックスを使用して AdobeSuite.vhd を更新します。

AdobeSuite.vhd のコピーが作成され、AdobeHotfixUpdate.vhd と名付けられます。ホット フィックスの

すべてのインストールは、AdobeHotfixUpdate.vhd にキャプチャされます。

Start-AVAppUpdate -Name AdobeHotfixUpdate -Path "C:\Program Files (x86)\VMware\AppCapture

\appvhds\AdobeSuite.vhd"

n Test-AVAppStack -Path:事前検証の目的でプロビジョニングした後、アプリケーションを仮想化します。

パラメータなしでこのコマンドを使用すると、AppStack には 1 つのアプリケーション バンドルのみが含まれま

す。

Test-AVAppStack -Path C:\Program Files (x86)\VMware\WEMCapture\appvhds\Chrome.vhd

n Test-AVAppStack -Path "C:\Program Files (x86)\VMware\WEMCapture\appvhds

\HRApps.vhd" -Guids Guid1Guid2..Guid1.. GUIDn。このコマンドレットは、AppStack の対応

する GUID によって識別されるアプリケーション バンドルを仮想化します。

n Test-AVAppStack -Path "C:\Program Files (x86)\VMware\WEMCapture\appvhds

\HRApps.vhd" -Guids "*" 。このコマンドレットは、AppStack のすべてのアプリケーション バンド

ルを仮想化します。

n Start-AVAppPersonalization -Path。このコマンドレットは、VHD を接続し、ユーザーが UEM アプリ

ケーション プロファイラを使用してアプリケーション バンドルをパーソナライズできるようにします。パーソ

ナライゼーション設定は、C:\ProgramData\VMware\AppCapture\appvhds\UEMConfigFiles\Chrome

に保存されます。

Start-AVAppPersonalization -Path "C:\ProgramData\VMware\AppCapture\appvhds\Chrome.vhd"

n Start-AVAppPersonalization -Path "C:\appvhds\Chrome.vhd" -Predef 。このコマンド

レットは、VHD を接続し、ユーザーが UEM アプリケーション プロファイラを使用してアプリケーション

バンドルをパーソナライズできるようにします。定義済みの設定とパーソナライゼーション設定は、

C:\ProgramData\VMware\AppCapture\appvhds\UEMConfigFiles\Chrome に保存されます。

n Start-AVAppPersonalization -Path "C:\appvhds\Chrome.vhd" -Name Browser1 。この

コマンドレットは、VHD を接続し、ユーザーが UEM アプリケーション プロファイラを使用してアプリケ

ーション バンドルをパーソナライズできるようにします。パーソナライゼーション設定ファイルは、

C:\ProgramData\VMware\AppCapture\appvhds\UEMConfigFiles\Browser1 に保存されます。

ワークフローに関するヘルプを取得するには、get-help コマンドを実行します。

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表 7-4. AppCapture PowerShell ワークフローの情報と例

コマンド 説明

get-helpWorkFlowName ワークフローの全般情報を表示します。

get-help WorkFlowName -detailed ワークフローの詳細情報を表示します。

get-helpWorkFlowName -examples ワークフローの例を表示します。

get-helpWorkFlowName -full ワークフローの技術情報を表示します。

AppCapture GUI の使用

AppCapture GUI は、AppCapture プロセスの簡素化に使用できる GUI で構成されます。

AppCapture GUI を使用して アプリケーション バンドル を作成、更新、マージおよびテストします。マージされた

AppStack を更新して、いくつかのキャプチャ後のアクションを実行することもできます。AppStack は GUI では

アプリケーション バンドル という名前です。

GUI に AppCapture コマンドを入力すると、対応するコマンド文字列が自動的に生成されます。文字列をコピーし

てコマンドラインに貼り付けることができます。生成された文字列を表示するには、[スクリプトを表示] をクリック

します。

ファイル共有の追加

AppCapture GUI を操作して アプリケーション バンドル を作成および管理するには、ファイル共有を追加する必要

があります。

前提条件

n 追加するファイル共有はリモート ファイル共有にすることをお勧めします。

n ドメイン認証情報を使用してマシンにファイル共有がマウントされていることを確認します。

手順

1 AppCapture GUI を起動し、[設定] - [ファイル共有] に移動します。

2 ファイル共有の場所を参照し、ファイル共有を選択します。

3 [追加] をクリックします。

[名前] フィールドに自動的に入力されます。

4 (オプション) 作成者の名前を指定します。

5 [保存] をクリックします。

アプリケーション バンドル ページが表示されます。

次のステップ

アプリケーション バンドル のキャプチャ、更新、およびテストを開始できます。

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アプリケーション バンドル の作成

アプリケーション バンドル を作成し、AppCapture GUI を使用してアプリケーションをキャプチャします。

注: アプリケーション バンドル には複数のアプリケーションを含めることができます。ただし、AppToggle と

AppMerge の機能をフルに活用するには、1 つのアプリケーションのみを アプリケーション バンドル にインストー

ルします。マージされた アプリケーション バンドル の作成を参照してください。

手順

1 AppCapture GUI から、[アプリケーション バンドル] をクリックします。

2 [キャプチャ] をクリックし、次の情報を入力します。

オプション 説明

名前(必須) アプリケーション バンドル の名前。

説明(省略可) アプリケーション バンドル の説明。

作成者(省略可) アプリケーション バンドル を作成した人の名前。デフォルトでは、現在のユーザーまたはアプ

リケーションの設定に保存された名前になります。

ターゲット(読み取り専用) 選択したファイル共有の場所が自動的に挿入されます。アプリケーション バンドル ファイル、

VHD および関連する JSON ファイルはこの場所に作成されます。

生成されるコマンド スクリプトは画面の下部に表示されます。

3 [作成] をクリックします。

AppCapture プロセスが起動します。アプリケーション バンドル でキャプチャするアプリケーションをインス

トールするように求められます。画面の指示に従って アプリケーション バンドル の作成のタスクを完了しま

す。

次のステップ

キャプチャ プロセスは仮想マシンを再起動することで完了します。マシンが再起動し、AppCapture GUI が自動的

に再起動したら、[アプリケーション バンドル] ページに移動します。作成したバンドルをダブルクリックし、インス

トールしたアプリケーションがバンドルに含まれていることを確認します。

アプリケーション バンドル の更新

AppCapture GUI を使用して アプリケーション バンドル の情報を編集および更新し、バンドルに新しいアプリケー

ションをインストールすることができます。

注: アプリケーション バンドル には複数のアプリケーションを含めることができます。ただし、AppToggle と

AppMerge のユーティリティをフルに活用するには、1 つのアプリケーションのみを アプリケーション バンドル にインストールします。

手順

1 AppCapture GUI から、[アプリケーション バンドル] をクリックします。

2 更新するバンドルを選択します。

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3 [更新] をクリックし、必須の情報を編集します:

オプション 説明

新しい名前(必須) アプリケーション バンドル の新しい名前。既存の名前とは別の名前にする必要があります。

説明(省略可) アプリケーション バンドル の説明。

作成者(省略可) アプリケーション バンドル を作成した人の名前。デフォルトでは、現在のユーザーまたはアプ

リケーションの設定に保存された名前になります。

ターゲット(読み取り専用) 更新する アプリケーション バンドル の場所が自動的に挿入されます。これは、選択したファ

イル共有の場所と同じです。

生成されるコマンド スクリプトは画面の下部に表示されます。

4 [更新] をクリックします。

プロンプトが表示されたらバンドルに新しいアプリケーションをインストールできます。

画面の指示に従って アプリケーション バンドル の更新プロセスを完了します。

マージされた アプリケーション バンドル の作成

単一の アプリケーション バンドル を 2 つ以上マージすることによって、マージされた アプリケーション バンドル

を作成するができます。

注: AppToggle 設備を最大限に活用するには、単一の アプリケーション バンドル のみを AppStack にマージで

きます。すでにマージ済みの アプリケーション バンドル を別の アプリケーション バンドル にマージすることはで

きません。

手順

1 AppCapture GUI から、[マージされたアプリケーション バンドル] をクリックします。

2 次の情報を指定します。

オプション 説明

名前(必須) バンドルの名前。

説明 バンドルの説明。

作成者 マージされたバンドルを作成した個人またはエンティティの名前。デフォルトでは、現在のユ

ーザーまたはアプリケーションの設定に保存された名前になります。

送信先 マージされたバンドルが保存される場所。

3 [追加] をクリックします。

マージ可能な アプリケーション バンドル のリストが表示されます。

4 バンドルを選択し、[OK] をクリックします。

5 [作成] をクリックします。

マージ操作が完了すると、メッセージが表示されます。マージ操作の詳細を表示するには、ログをクリックします。

マージされた アプリケーション バンドル の更新

マージされたバンドルを更新して、アプリケーションを追加または削除することができます。

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前提条件

バンドルを更新する前に、結合された アプリケーション バンドル を作成しておく必要があります。マージされた アプリケーション バンドル の作成を参照してください。

手順

1 AppCapture GUI から、[マージされたアプリケーション バンドル] をクリックします。

2 マージされたバンドルを選択し、[更新] をクリックします。

マージされたバンドルに含まれるバンドルのリストが表示されます。

3 必須の情報を編集します:

オプション 説明

新しい名前(必須) マージされた アプリケーション バンドル の新しい名前。既存の名前とは別の名前にする必要

があります。

説明(省略可) アプリケーション バンドル の説明。

作成者(省略可) アプリケーション バンドル を作成した人の名前。デフォルトでは、現在のユーザーまたはアプ

リケーションの設定に保存された名前になります。

ターゲット(読み取り専用) 更新する アプリケーション バンドル の場所が自動的に挿入されます。これは、選択したファ

イル共有の場所と同じです。

生成されるコマンド スクリプトは画面の下部に表示されます。

4 [編集] をクリックし、追加または削除するアプリケーションを追加します。

バンドルにキャプチャされたアプリケーションのリストが表示されます。

5 [OK] をクリックします。

6 更新されたバンドルの内容を確認し、[更新] をクリックします。

7 マージされたバンドルの更新を確認するには [はい] をクリックします。

アプリケーション バンドル のテスト

AppCapture GUI 使用してアプリケーションがアプリケーション バンドル で正常にキャプチャされたかどうか、バ

ンドルが期待した通りに機能しているかどうかを確認します。

前提条件

[Test] コマンドを実行する前に、マシンのスナップショットを作成します。テストの前に アプリケーション バンドル

内のアプリケーションをキャプチャがある必要があります。

手順

1 AppCapture GUI から、次のいずれかをクリックします。

n 単一の アプリケーション バンドル をテストする場合は [アプリケーション バンドル]。

n マージされた アプリケーション バンドル をテストする場合は [マージされたアプリケーション バンドル]。

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2 リストからバンドルを選択し、[テスト] をクリックします。

選択したバンドルがマウントされ、App Volumes がバンドルを検証します。

AppCapture のフォルダとファイル

AppCapture は、いくつかのファイルとフォルダを作成します。

AppCapture は、 C:\ProgramData\VMware\AppCapture\appvhds にさまざまなフォルダを作成します。

表 7-5. AppCapture のフォルダ

フォルダ 説明

appvhds AppCapture を使用して AppStack を作成するときに生成され

る .vhd、.json、および .vdmk ファイル。

logs AppCapture により生成されるログ ファイル。ログ ファイルは

AppCapture.log という名称であり、C:\ProgramData\VMware

\AppCapture\logs に配置されます。

modules PowerCLI 操作を実行するために必要とされる PowerCLI の .dll ファ

イル。

plugins Horizon Cloud with On-Premises Infrastructure のプラグイン。プ

ラグインは、エンド ユーザーへの展開向けに AppStack を正しい形式に

変換します。

templates .vhd ファイル テンプレート。AppStack を作成する上での定型

の .vhd ファイルとして機能します。

ユーザーが別のディレクトリを指定しない限り、AppCapture は appvhds ディレクトリにこれらのファイルを作成

します。 AppCapture のコマンドライン オプションを参照してください。

表 7-6. AppCapture のファイル

ファイル 説明

application.vhd AppStack の一部となるアプリケーション ファイルを保持する .vhd フ

ァイル。

application.vmdk Horizon Cloud with On-Premises Infrastructure がネイティブに使

用する VMDK 形式の仮想ハード ディスク ファイル。

application.json AppStack にキャプチャされたアプリケーションに関する情報を含

む .json ファイル。

ファイル共有への AppStack のコピー

AppStack を作成したら、ファイル共有に配置する必要があります。

前提条件

最初にファイル共有を作成し、アプリケーション ファイル共有として [インフラストラクチャ] ページで追加する必要

があります。

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手順

1 [ファイル エクスプローラ] ウィンドウで \\share IP\sharename を開きます。この <sharename> はアプ

リケーション ファイル共有の名前です。

2 AppStack の .vmdk ファイルと .json ファイルをこのディレクトリにコピーします。

AppCapture は、次の 2 つのタイプのファイルを生成します。

n AppStack を仮想マシンにマウントするための .vmdk ファイル

n AppStack を物理マシンにマウントするための .vhd ファイル

Horizon Cloud は .vmdk ファイルのみを使用します。しかし、他の VMware 製品を含む物理マシンにアプリケ

ーションをインストールするために .vhd ファイルを使用することがあります。

次のステップ

AppStack をファイル共有に追加した後、それをインポートする必要があります。Horizon Cloud への AppStack のインポートを参照してください。

Horizon Cloud への AppStack のインポート

AppStack をアプリケーション ファイル共有に配置したら、Horizon Cloud にインポートできます。

手順

1 [設定] - [インフラストラクチャ] に移動します。

2 [ファイル共有] をクリックします。

3 インポートする AppStack のあるファイル共有のチェック ボックスを選択します。

一度にインポートできるのは、1 つのファイル共有からのみです。

4 [...] をクリックし、[インポート] を選択します。

App Volumes 機能のトラブルシューティング

Python スクリプトを使用して App Volumes 機能をトラブルシューティングできます。

次に説明しているスクリプトでは、Python 2.7.9 以降が必要です。

n アプリケーション割り当てのマッピング詳細の取得

次のスクリプトは、お使いの環境における割り当ての詳細を取得します。

n 使用法:

usage: mapping_details.py [-h] [-t TYPE] [-p XMP_PORT] [-o CSV_PATH]

[-u SEARCH_USER] [-g SEARCH_GROUP]

[-d SEARCH_DOMAIN]

xmp_host xmp_domain xmp_user xmp_password

positional arguments:

xmp_host XMP host url

xmp_domain XMP user domain

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xmp_user XMP user name

xmp_password XMP user password

optional arguments:

-h, --help show this help message and exit

-t TYPE, --type TYPE All, AppVolumes, DaaS

-p XMP_PORT, --port XMP_PORT

XMP host port

-o CSV_PATH, --output CSV_PATH

Output csv file path

-u SEARCH_USER, --user SEARCH_USER

Search user name

-g SEARCH_GROUP, --group SEARCH_GROUP

Search group name

-d SEARCH_DOMAIN, --domain SEARCH_DOMAIN

Search domain name

n スクリプトの形式:

mapping_details.py <IP/FQDN> <domain> <username> '<password>' -p 8443

n コードの例(すべての割り当てを取得):

qbi@qbi-vm ~ # mapping_details.py qbi-ubuntu.eng.vmware.com falcon administrator '<password>'

-p 8443

Get assignments successfully.

qbi@qbi-vm ~ # cat assignments.csv

key,user name,assignment,application name,bundle name,package name,assignment type,Os type

MIRAGEDOMAIN\qbi only||Mozilla Firefox (3.0.3),MIRAGEDOMAIN\qbi only,qbi-only-win10-

x64,Mozilla Firefox (3.0.3),,,Native,Windows 10 (x64)

MIRAGEDOMAIN\qbi only||Adobe Flash Player 21 NPAPI,MIRAGEDOMAIN\qbi only,qbi-only-win10-

x64,Adobe Flash Player 21 NPAPI,,,Native,Windows 10 (x64)

MIRAGEDOMAIN\qbi only||Mozilla Maintenance Service,MIRAGEDOMAIN\qbi only,qbi-only-win10-

x64,Mozilla Maintenance Service,,,Native,Windows 10 (x64)

MIRAGEDOMAIN\qbi only||Mozilla Firefox 45.0.1 (x86 en-US),MIRAGEDOMAIN\qbi only,qbi-only-

win10-x64,Mozilla Firefox 45.0.1 (x86 en-US),,,Native,Windows 10 (x64)

MIRAGEDOMAIN\qbi only||Python 2.6.6,MIRAGEDOMAIN\qbi only,qbi-only-win10-x64,Python

2.6.6,,,Native,Windows 10 (x64)

FALCON\qbi||Adobe Flash Player 21 NPAPI,FALCON\qbi,qbi-win10-x64,Adobe Flash Player 21

NPAPI,,,Native,Windows 10 (x64)

FALCON\qbi||Mozilla Maintenance Service,FALCON\qbi,qbi-win10-x64,Mozilla Maintenance

Service,,,Native,Windows 10 (x64)

FALCON\qbi||Mozilla Firefox 45.0.1 (x86 en-US),FALCON\qbi,qbi-win10-x64,Mozilla Firefox

45.0.1 (x86 en-US),,,Native,Windows 10 (x64)

MIRAGEDOMAIN\qbi||Adobe Flash Player 21 NPAPI,MIRAGEDOMAIN\qbi,qbi-win10-x64,Adobe Flash

Player 21 NPAPI,,,Native,Windows 10 (x64)

MIRAGEDOMAIN\qbi||Mozilla Maintenance Service,MIRAGEDOMAIN\qbi,qbi-win10-x64,Mozilla

Maintenance Service,,,Native,Windows 10 (x64)

MIRAGEDOMAIN\qbi||Mozilla Firefox 45.0.1 (x86 en-US),MIRAGEDOMAIN\qbi,qbi-win10-x64,Mozilla

Firefox 45.0.1 (x86 en-US),,,Native,Windows 10 (x64)

FALCON\Users||FirefoxWin10x64,FALCON\Users,app-bundle-assignment,Mozilla Firefox

(3.0.3),FirefoxWin10x64,,Native,Windows 10 (x64)

FALCON\Users||CutePDF Professional 3.7 (Evaluation),FALCON\Users,users-win7,CutePDF

Professional 3.7 (Evaluation),,,Native,Windows 7 (x64)

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VMware, Inc. 72

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FALCON\Users||FileZilla Client 3.9.0.6,FALCON\Users,users-win7,FileZilla Client

3.9.0.6,,,Native,Windows 7 (x64)

MIRAGEDOMAIN\Users||CutePDF Professional 3.7 (Evaluation),MIRAGEDOMAIN\Users,users-

win7,CutePDF Professional 3.7 (Evaluation),,,Native,Windows 7 (x64)

MIRAGEDOMAIN\Users||FileZilla Client 3.9.0.6,MIRAGEDOMAIN\Users,users-win7,FileZilla Client

3.9.0.6,,,Native,Windows 7 (x64)

n 接続および接続解除の障害の詳細の取得

次のスクリプトは、AppStack に関連する障害を含め、接続および接続解除の障害の詳細を取得します。

n 使用法:

usage: fetch_volume_failures.py [-h] [-t SEARCH_DURATION] [-u SEARCH_USER]

[-d SEARCH_DOMAIN] [-s PAGE_SIZE]

[-c | -v | -o CSV_PATH]

login_host login_domain login_user

login_password

positional arguments:

login_host Login host url in format hostname<:port>

login_domain Login user domain

login_user Login user name

login_password Login user password

optional arguments:

-h, --help show this help message and exit

-t SEARCH_DURATION, --time SEARCH_DURATION

Last1Hour, Last12Hour, Last24Hour, Last72Hour, All

-u SEARCH_USER, --user SEARCH_USER

Search user name

-d SEARCH_DOMAIN, --domain SEARCH_DOMAIN

Search domain name

-s PAGE_SIZE, --size PAGE_SIZE

Size of each page of the results

-c, --concise Print results in concise view

-v, --verbose Print results in itemed view

-o CSV_PATH, --output CSV_PATH

Output to csv file in given path (default)

n スクリプトの形式:

python fetch_volume_failures.py <IP/FQDN> <domain> <username> '<password>'

n コードの例:

python fetch_volume_failures.py 10.111.24.65 falcon administrator '<password>' # output as

volume_failures.csv for last 1 hour

python fetch_volume_failures.py 10.111.24.65 falcon administrator '<password>' -v # show

results of last 1 hour in screen

python fetch_volume_failures.py 10.111.24.65 falcon administrator '<password>' -t Last24Hour

# show last 24 hour result

python fetch_volume_failures.py 10.111.24.65 falcon administrator '<password>' -t All -u hez -

d vmwarem # show all results of hez@vmwarem for last 1 hour

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 73

Page 74: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

失敗の各レコードには、次の情報が含まれます。

n タイムスタンプ

n 書き込み可能か。:書き込み可能なボリューム (Y) か AppStack (N) かどうかを示します。

注: 書き込み可能なボリュームはベータ機能です。詳細については、VMware の担当者にお問い合わせく

ださい。

n 接続/接続解除:接続の障害か接続解除の障害かどうかを示します。

n ユーザー/ドメイン:障害が発生したユーザーおよびドメイン。

n ファイルの場所:ファイルの場所です。 形式は、<datacenter>/<node>/<vcenter>/<datastore>/<vmdk path> です。

n 仮想マシンの場所:ファイルの場所です。形式は、<datacenter>/<node>/<vcenter>/<vm name> です。

接続/接続解除の障害が表示される場合、以下をチェックすることをお勧めします。

n このユーザーは、適切なグループのメンバーか。

n デスクトップにエージェントがインストールされており、最新の状態か。

また、障害の情報を記録して、サポート要求に追加することもできます。

注: また、ユーザー インターフェイスには、これらの障害の基本情報(つまり、障害の数と影響を受けるユー

ザー数)を含む通知が表示されます。通知に関する詳細については、[通知] ページ を参照してください。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 74

Page 75: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

イメージ 8イメージは、割り当てを作成するために使用するパターンです。

イメージについて[]

イメージは、さまざまなタイプのユーザーのニーズに合わせて構成されたテンプレート仮想マシンから作成されます。

次のことが可能です。

n 事前にパッケージングされたイメージを VMware から受け取る。

n VMware から受け取ったテンプレートからイメージを作成する。

n 独自のテンプレートからイメージを作成する。

イメージ タイプ[]

次に示すとおり、イメージには 2 つのタイプがあります。

イメージ タイプ 説明

インスタント クローン VMware の NGVC テクノロジーを使用して、割り当てる仮想マシンを即

座に作成するイメージ タイプです。

従来のクローン 割り当ての作成時にイメージのフル クローンを行う独自のイメージ タイ

プです。

イメージ タイプは、イメージが最初に作成されるときに選択されます。

イメージ ページ[]

現在システム内にあるイメージを確認するには、[インベントリ] > [イメージ] の順に選択して [イメージ] ページを表

示します。

この章には、次のトピックが含まれています。

n イメージの管理

n イメージの作成

n イメージのエージェント ソフトウェアの更新

n 独自のテンプレートの作成

イメージの管理

[イメージ] ページには、現在システム内にあるすべてのイメージが表示されます。このページで実行可能なアクショ

ンを次に示します。

VMware, Inc. 75

Page 76: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

イメージに対してアクションを実行する場合、以下の 2 つの方法があります。

n 以下の説明に従って、リスト内のイメージのチェックボックスをオンにし、ページの上部にあるボタンとメニュ

ーの項目を使用します。

n イメージをクリックしてイメージの詳細ページを表示し、ページの上部にあるボタンとメニューの項目を選択し

ます。以下のオプションの一部のみがイメージの詳細ページで使用可能で、それらは異なる順序で表示されます。

イメージの詳細ページには、ロールバックの実行またはバックアップの削除のオプションもあります。詳細につ

いては、以下の「今すぐバックアップ」を参照してください。

[イメージ] ページ上部のボタンを使用して、次のアクションを実行できます。

ボタン 説明

新規 イメージ作成プロセスを開始します。イメージの作成を参照してください。

名前の変更 選択したイメージの名前を変更します。

複製 選択したイメージの複製を作成します。複製イメージは完了するとインポートされた仮想マシンに表示され

ます。

エージェントのアップデート 選択したイメージのエージェントをアップデートします。イメージのエージェント ソフトウェアの更新を参

照してください。

[イメージ] ページの上部にある [. . .] ボタンをクリックし、ドロップダウン メニューから項目を選択することで次の

操作を実行できます。

オプション 説明

今すぐバックアップ (従来のクローン イメージのみ)選択したイメージのバックアップを作成します。

n バックアップを作成して名前を付けると、イメージの詳細ページの [バックアップ] に表示されます。

n イメージの詳細ページに表示されている各バックアップの横には、そのバックアップにロールバックする

か、システムからバックアップを削除するかを選択するオプションがあります。

注: バックアップを削除していないのに以前にイメージの詳細ページにリストされていたバックアップが表

示されない場合は、VMware の担当者に問い合わせて問題を解決してください。

削除 選択したイメージを完全に削除します。

公開 選択したイメージを公開します。

オフラインにする 選択したイメージをオフラインにします。新しい割り当てを作成したり、既存の割り当ての新しいデスクトッ

プやサーバをプロビジョニングしたりするために、このイメージを使用できなくなります。イメージをオフラ

インにした場合、割り当てに利用できるようにするには再度公開する必要があります。

デスクトップへの変換 選択したイメージをデスクトップに変換します。

イメージの割り当て (インスタント クローン イメージのみ)選択したイメージを使用して、専用およびフローティング デスクトッ

プ割り当てに更新をプッシュします。リストから割り当てを選択して、[OK] をクリックして更新をプッシュし

ます。

エージェント ペアリングをリセット ペアリングのエラーが発生したときにエージェント ペアリングの状態を修正します。イメージがエラーまた

はオフラインの状態のときに、このオプションが有効になります。

コンソールの起動 選択したイメージに関連付けられている仮想マシンのコンソールを起動します。仮想マシンがパワーオフされ

ているか複数のイメージが選択されている場合、このオプションは無効です。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 76

Page 77: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

オプション 説明

更新をプッシュ 選択したイメージを使用して更新を割り当てにプッシュします。

n デスクトップ イメージ - [更新をプッシュ] をクリックし、リストから割り当てを選択し、[OK] をクリッ

クして更新をプッシュします。

注: 既存の割り当てに更新をプッシュする前に、まずテスト用の割り当てを作成してそこに更新をプッ

シュし、すべての機能が期待どおりに機能することを確認することをお勧めします。

n RDS イメージ

n エージェント ソフトウェアのアップデート機能を使用してイメージを更新した場合は、[更新をプッ

シュ] をクリックし、リストからファームを選択して、[OK] をクリックして更新をプッシュします。

n エージェント ソフトウェアのアップデート機能を使用しなくてイメージを更新した場合は、何もする

必要はありません。更新されたイメージを再公開すると、更新は自動的にプッシュされます。

ブートストラップのダウンロード イメージにデプロイするための暗号化されたブートストラップ ファイルをダウンロードします。

8 文字から 20 文字までの ASCII 文字のパスワードの入力を求められます。少なくとも小文字、大文字、数字、

記号 (! @#$%^&*).ASCII 以外の文字をパスワードで使用しないでください。

パスワードの更新 イメージのブートストラップに使用される新しいデフォルトのパスワードを作成します。

ブートストラップ ファイルをダウンロードした後、keytool を使用してブートストラップ ファイルを適用する

前にこれを実行すると、結果のエージェントはペアリングできなくなります。そのため、パスワードを更新し

た後にブートストラップ ファイルを再度ダウンロードすることをお勧めします。

インスタント クローン イメージの更新

インスタント クローン イメージと割り当てをイメージに基づいて更新することができます。

公開後にも更新(オフライン化、変更、再公開)が可能な従来のクローン イメージとは異なり、インスタント クロ

ーン イメージの場合は、複製を作成し、新しいイメージを更新し、関連する割り当てに追加する必要があります。

手順

1 メニューから [インベントリ > イメージ] を選択し、[イメージ] ページを開きます。

2 イメージのチェック ボックスを選択し、[...] ボタンをクリックして、ドロップダウン メニューから [複製] を選択

します。

システムはイメージの複製を作成します。

注: このプロセスには時間がかかるため、適切に計画します。

3 複製イメージに必要な変更を行い、公開します。

4 新しいイメージが公開されたら、元のイメージに基づいて各割り当てを編集し、複製イメージが代わりに使用さ

れるようにします。割り当ての編集を参照してください。

ユーザーがセッションからログアウトすると、各割り当て内の仮想マシンは新しいイメージと同期化されます。

5 (オプション)元のイメージを [イメージ] ページで選択し、[...] ボタンをクリックして、ドロップダウン メニュ

ーから [削除] を選択して削除します。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 77

Page 78: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

デスクトップ マネージャ間でイメージを自動的に同期

同じデータセンター内のテナントに複数のデスクトップ マネージャが登録されている場合、[イメージの同期] オプシ

ョンを使用して自動的にデスクトップ マネージャ間でイメージを同期できます。

[イメージの同期] はデフォルトで無効になっており、VMware の担当者がテナントごとに有効または無効に設定する

ことができます。

[イメージの同期] を有効にすると、以下が自動的に実行されます。

n デスクトップ マネージャ間で新しいイメージを複製します。そのためイメージを手動でクローン作成してイン

ポートする必要がありません。

n デスクトップ マネージャ間でのイメージへの変更を同期させます。そのため変更をすべてのコピーに適用する

必要がありません。

次の点に注意してください。

n [イメージの同期] を有効にする前に作成したイメージは、自動的に同期されません。同期させるためには、それ

らを一度オフラインにして再度公開する必要があります。

n イメージを同期させてから機能を無効にした場合、同期されたイメージごとに、追加のイメージが同期されたイ

メージと似た名前でリストに表示されます。

イメージの作成

[イメージ] ページから新しいデスクトップ イメージを作成します。

注: このプロセスには、約 30 分間かかります。始める前に、このプロセスを完了するための十分な時間があるこ

とをご確認ください。

手順

1 [インベントリ] > [イメージ] を選択します。

[イメージ] ページが表示されます。

2 [新規] をクリックします。

[新しいイメージ] ダイアログが表示されます。

3 [デスクトップ] フィールドに、テンプレート名の最初の数文字の入力を開始します。

イメージに変換できるすべてのデスクトップが表示されます。テンプレートがインポートされてからインベント

リが表示されるまで約 5 分かかります。

4 表示されたらデスクトップ名を選択します。

注: 変換前にデスクトップがパワーオンされていることを確認します。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 78

Page 79: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

5 [エージェントのステータス] が [アクティブ] に変わったことを確認します。これは、エージェントのペアリング

が発生したことを示します。これは約 30 秒以内に発生します。

注: エージェントのペアリングを正常に実行するには、最新のエージェントがインストールされている必要が

あります。古いバージョンのエージェントを使用している場合は、DaaS Agent が手動で設定され、エージェン

トのペアリングを完了するようにブートストラップされていることを確認します。

6 インスタント クローンの場合は、[はい] を選択してインスタント クローンのイメージを作成します。従来のクロ

ーンの場合は、[いいえ] を選択して従来のクローン イメージを作成します。イメージの種類について詳しくは、

8 章 イメージを参照してください。

オプション 説明

インスタント クローン VMware の NGVC テクノロジーを使用して、割り当てる仮想マシンを即座に作成するイメー

ジ タイプです。

注: インスタント クローン割り当てには Windows サーバ オペレーティング システムがサ

ポートされません。したがって、Windows サーバ テンプレート仮想マシンからインスタント

クローン イメージを作成しないでください。インスタント クローン エージェントをインスト

ールした状態でイメージを作成でき、そこからデスクトップをプロビジョニングできますが、

デスクトップはユーザーに対して正常に起動されません。

従来のクローン 割り当ての作成時にイメージのフル クローンを行う独自のイメージ タイプです。

7 次に記載されている必要な情報を入力します。

前述で選択したイメージ タイプに応じて、表示されるフィールドが異なります。

オプション 説明

イメージ名 新しいイメージの名前です

ドメイン (インスタント クローンのみ)ドロップダウン リストからドメインを選択します

会社名 会社の名前です

タイムゾーン ローカルのタイムゾーンです

ユーザー名 必要なデスクトップ ドメインの管理者ユーザー

注: このフィールドは、VMware の担当者がイメージを同期する機能を有効にしている場合

にのみ、インスタント クローンのイメージで表示されます。

パスワード/パスワードの検証 管理者ユーザーのパスワード。

注: このフィールドは、VMware の担当者がイメージを同期する機能を有効にしている場合

にのみ、インスタント クローンのイメージで表示されます。

8 [公開] をクリックします。

公開プロセスは完了するまで約 40 分かかります。成功すると、イメージ タスクが [完了] として表示されます。

注: 仮想マシンを、ブートストラップ プロセス前に作成されたスナップショットにリストアしないでくださ

い。エージェントがすでにブートストラップされている場合、エージェントで通常のような通信ができなくなり

ます。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 79

Page 80: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

9 公開操作が失敗した場合:

a [監視] - [アクティビティ] を選択し、失敗したジョブを見つけます。

b 失敗の原因となった問題を修正します。

c [インベントリ] - [イメージ] を選択し、イメージの横にあるチェック ボックスを選択します。

d [...] をクリックし、[デスクトップへの変換] を選択します。

e 前述の手順を繰り返してイメージを再公開します。

イメージのエージェント ソフトウェアの更新

エージェント アップデート機能を使用して、イメージの Horizon Agent インストーラをアップデートし、アップデ

ートを割り当てにプッシュします。

注: このトピックでは、エージェントのアップデート機能を使用してエージェントを更新する方法について説明し

ます。手動で更新を実行する場合は、イメージのエージェントを手動で更新するを参照してください。

次の前提条件に注意してください。

n エージェント ファイル共有を作成して Horizon Cloud に追加しておく必要があります。つまり、ファイル共有

を作成するときに、ファイル共有のタイプで [エージェント] を選択します。エージェント ファイル共有は、

Horizon Agent インストーラのファイルをインポートするためにのみ使用されます。ファイル共有の管理を参

照してください。

n イメージにはすでに DaaS Agent 17.1.0.4946310 以降または Horizon Agent 7.1.0.4943727 以降がインスト

ールされている必要があります。

エージェント アップデート機能は、次のように機能します。

n システムは VMware CDS ソフトウェア配布ネットワークと定期的に通信して、Horizon Agent インストーラの

新しいバージョンが使用可能かどうかを確認します。新しいバージョンが、ローカル マシンに設定しているファ

イル共有にダウンロードされます。アップデート ファイルは自動的にシステムにインポートされ、イメージで利

用できるようになります。

n アップデートが利用できるかどうかは [イメージ] ページに表示され、このページからアップデートをイメージに

適用できます。

n 要求に応じて、VMware の担当者は以下の作業を行うことができます。

n Horizon Agent インストーラの新しいバージョンのスキャン間隔を調整する。

n テナントの起動後のスキャンの待機時間を調整する。

n 現在ユーザーがログイン中の仮想マシンの更新をスキップするようにシステムを設定する。

n エージェントのインストール前に仮想マシンを再起動するようにシステムを設定する。

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VMware, Inc. 80

Page 81: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

手順

1 [インベントリ] > [イメージ] の順にクリックします。

[イメージ] ページが表示されます。Horizon Agent インストーラのアップデートを利用できるイメージの名前

の横に、青いドットが表示されます。青いドットの上にカーソルを置くと、そのイメージで使用可能な Horizon Agent インストーラの新しいバージョンを示すポップアップが表示されます。

2 チェック ボックスを選択します。アップデートできるのは、1 回に 1 つのイメージのエージェントのみです。

3 [エージェントのアップデート] をクリックします。

エージェントのアップデートのダイアログが表示されます。

4 [ソフトウェア] タブで、アップデートする Horizon Agent インストーラのバージョンを選択して [次へ] をクリ

ックします。

5 (オプション)[コマンド ライン] タブで、コマンド ライン オプションを追加します。コマンド ライン オプショ

ンの詳細については、関連するエージェントのドキュメントを参照してください。

注: 現在、DaaS Agent で利用できるコマンド ライン オプションはありません。

6 [終了] をクリックします。

n アップデートが開始されたことを示すメッセージがページの最上部に表示されます。

n システムではイメージのクローンが作成され、クローン イメージのエージェントがアップデートされます。

次の点に注意してください。

n デスクトップのアップデートはバッチで処理されます。一度に処理できるデスクトップは 30 台までです。

割り当てに含まれるデスクトップが 30 台以下である場合、割り当てのすべてのデスクトップが同時にアッ

プデートされます。ご要望に応じて、VMware の担当者がバッチのサイズを調整できます。

n デスクトップにアクティブなセッションがある場合、ユーザーはアップデートが開始される 5 分前に警告さ

れます。

n アップデート中のデスクトップにユーザーがログインしようとすると、ログインは失敗して、デスクトップ

を利用できないというメッセージが表示されます。

[監視] > [アクティビティ] の順に選択すると、アップデート タスクの進捗を表示できます。24 時間以内に正常

に完了しなかった場合、アップデート タスクは失敗します。

7 クローンのイメージに基づいて更新をプッシュします。詳細については、イメージの管理を参照してください。

8 (オプション)元のイメージを削除し、クローン イメージの名前を元のイメージの名前に変更します。

イメージのエージェントを手動で更新する

手動のプロセスを使用してイメージのエージェントを更新することができます。

注: このトピックでは、エージェントを手動で更新する方法について説明します。エージェントのアップデート機

能を使用する場合は、イメージのエージェント ソフトウェアの更新を参照してください。

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VMware, Inc. 81

Page 82: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

手順

1 [イメージ] ページでイメージを選択し、「...」ドロップダウン メニューから [オフラインにする] を選択します。

2 「...」ドロップダウン メニューから [デスクトップへ変換] を選択します。

3 [インポートされた仮想マシン] ページで、デスクトップ仮想マシンを選択し、[詳細] メニューから [コンソールの

起動] を選択します。

4 コンソールで、デスクトップ仮想マシンのエージェントを更新します。

5 [インポートされた仮想マシン] ページで、デスクトップ仮想マシンを選択し、[詳細] メニューから [イメージに変

換] を選択します。

6 必要に応じてイメージを設定して公開します。

独自のテンプレートの作成

イメージを作成する前に、最初にデスクトップ テンプレートを準備する必要があります。

テンプレートを作成するプロセスでは、次の操作を実行します。

n Horizon Agent インストーラの実行

n VMware Horizon スマート ポリシーの構成(オプション)

n デスクトップ仮想マシンへの直接接続のセットアップ(オプション)

n 表示の最適化(オプション)

Horizon Agent のインストーラの実行

準備のための手順が完了したら、Horizon Agent のインストーラをテンプレート仮想マシンに実行できます。

Horizon Agent のインストーラの実行には、次の 3 つのシナリオがあります。

n Windows デスクトップへのインストール

n パーソナル デスクトップとしての(RDSH ではなく)Windows サーバへのインストール

n RDSH ロールとしての Windows サーバへのインストール

現在サポートされているバージョンの Windows の場合、VMware ナレッジベースの記事を参照してください。

注: Horizon Agent インストーラの最新バージョンを実行していない場合は、RDS プールの作成で問題が発生す

る可能性があります。この場合、新しい RDS プールを作成するときに、システムでプロトコルとして HTML Access (Blast) を選択でき、正常に適用されたように見えていても、プールには HTML Access (Blast) が適用されません。

エージェント インストールのためのテンプレート仮想マシンの準備

デスクトップへの接続に必要なエージェント ソフトウェアをインストールする前に、次にインストール前の手順を実

行します。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 82

Page 83: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

手順

1 他のすべてのプロトコルに関連するすべてのソフトウェア コンポーネントをアンインストールします。

[重要:]他のすべてのプロトコル(HDX、RGS など)に関連するすべてのソフトウェア コンポーネントをアンイ

ンストールする必要があります。これらの他のプロトコル コンポーネントをアンインストールしないと、テンプ

レートが破損し、Windows を正常に起動しできなくなります。この警告は RDP には関係がありません。RDP コンポーネントが存在していても、問題は発生しません。

2 VMware Tools を更新します。

3 ポート 443 が他のソフトウェアで使用されていないことを確認するか、標準以外のポートを使用します。

4 次のように各ポートが TCP や UDP トラフィックに対して開いていることを確認します。

ポート ソース 送信先 TCP UDP

4172 (PCoIP) Access Point 仮想マシン P P

443(View の通信) テナント アプライアンス 仮想マシン P

32111 (PCoIP) Access Point 仮想マシン P

22443 (HTML Access) Access Point 仮想マシン P

443 (HTML Access) Access Point T/仮想マシン P

8443 (HTML Access) Access Point 仮想マシン P

4172 (PCoIP) Access Point 仮想マシン P P

80(443 にリダイレクト) Access Point T/仮想マシン P

次のステップ

Horizon Agent をインストールします。を参照してください。

Windows デスクトップでの Horizon Agent のインストーラの実行

Windows デスクトップで Horizon Agent のインストーラを実行することができます。

手順

1 My VMware ダウンロード サイトから最新の Horizon Agent インストーラをダウンロードします。32 ビット

と 64 ビット版のオペレーティング システム用のダウンロードは異なることに注意してください。

2 Horizon Agent のインストーラ ファイルをダブルクリックします(64 ビット版インストーラのファイル名:

VMware-Horizon-Agents-Installer-x.y.z-nnnnnnn-x64.exe)。

注: サイレント インストールを実行する場合は、すべてのサイレント インストール オプションがすべてのプ

ラットフォームに適用されるわけではないことに注意してください。

3 Horizon Cloud Endpoint Desktop で、[構成] をクリックします。

4 次に説明するように、必要な構成変更を行います。

n コンポーネントのインストール パス

カスタム パスを入力するか、デフォルトのままにします。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 83

Page 84: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

n クローン作成機能

インスタント クローンを有効にするには、[インスタント クローン] ラジオ ボタンを選択します。

注: インスタント クローンを選択すると、以下の [Horizon 7 Persona Management] オプションが無効

になります。

n インストールする機能

使用可能なチェック ボックスを使用してインストールする機能を選択します。各選択項目上にカーソルを

置いて、その機能に関する詳細情報を表示できます。

5 続行するには、ウィザードの下部にある右向き矢印をクリックします。

6 サイレント インストール コマンドを今後の使用のために保存する場合は、テキスト ボックスからコピーします。

7 [インストールの続行] をクリックします。

ウィザードでは、コンポーネントのインストールの進捗状況が表示されます。

8 すべてのコンポーネントがインストールされたら、[完了] をクリックします。

9 再起動するように求められたら、仮想マシンを再起動します。

次のステップ

Horizon Agent の使用に関連するセキュリティを改善するため、SSL および TLS の脆弱な暗号を無効にします。そ

のためには、Active Directory サーバの Group Policy Object (GPO) を編集する必要があります。SSL/TLS の脆弱

な暗号を無効にする手順については、適切な Horizon Agent のドキュメント(VMware Horizon 7 のドキュメント

セットなど)を参照してください。

パーソナル デスクトップとしての(RDSH ではなく)Windows サーバへの Horizon Agent のインストーラの実行

パーソナル デスクトップとして Windows サーバ上で Horizon Agent のインストーラを実行することができます。

手順

1 My VMware ダウンロード サイトから最新の Horizon Agent インストーラをダウンロードします。32 ビット

と 64 ビット版のオペレーティング システム用のダウンロードは異なることに注意してください。

2 Horizon Agent のインストーラ ファイルをダブルクリックします(64 ビット版インストーラのファイル名:

VMware-Horizon-Agents-Installer-x.y.z-nnnnnnn-x64.exe)。

注: サイレント インストールを実行する場合は、すべてのサイレント インストール オプションがすべてのプ

ラットフォームに適用されるわけではないことに注意してください。

3 Horizon Cloud Endpoint Desktop で、[構成] をクリックします。

4 次に説明するように、必要な構成変更を行います。

n コンポーネントのインストール パス

カスタム パスを入力するか、デフォルトのままにします。

n クローン作成機能

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 84

Page 85: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

インスタント クローンを有効にするには、[インスタント クローン] ラジオ ボタンを選択します。

注: インスタント クローンを選択すると、以下の [Horizon 7 Persona Management] オプションが無効

になります。

n インストールする機能

使用可能なチェック ボックスを使用してインストールする機能を選択します。各選択項目上にカーソルを

置いて、その機能に関する詳細情報を表示できます。

5 続行するには、ウィザードの下部にある右向き矢印をクリックします。

6 サイレント インストール コマンドを今後の使用のために保存する場合は、テキスト ボックスからコピーします。

7 [インストールの続行] をクリックします。

ウィザードでは、コンポーネントのインストールの進捗状況が表示されます。

8 すべてのコンポーネントがインストールされたら、[完了] をクリックします。

9 再起動するように求められたら、仮想マシンを再起動します。

次のステップ

Horizon Agent の使用に関連するセキュリティを改善するため、SSL および TLS の脆弱な暗号を無効にします。そ

のためには、Active Directory サーバの Group Policy Object (GPO) を編集する必要があります。SSL/TLS の脆弱

な暗号を無効にする手順については、適切な Horizon Agent のドキュメント(VMware Horizon 7 のドキュメント

セットなど)を参照してください。

RDSH ロールとして Windows サーバ上での Horizon Agent のインストーラの実行

RDSH ロールとして Windows サーバ上で Horizon Agent のインストーラを実行することができます。

手順

1 リモート デスクトップ サービス ロールを追加します。

a [スタート > 管理ツール > Server Manager] を選択して Server Manager を開きます。

b [ロール] を選択し、右側のペインで [ロールを追加] を選択します。

[ロールを追加] ウィザードのウィンドウの [開始する前に] ページが表示されます。

c [次へ] をクリックします。

[サーバ ロールを選択] ページが表示されます。

d リモート デスクトップ サービスのチェック ボックスを選択し、[次へ] をクリックします。

[リモート デスクトップ サービス] ページが表示されます。

e [次へ] をクリックします。

[ロール サービスを選択] ページが表示されます。

f リモート デスクトップ セッション ホストのチェック ボックスを選択し、[次へ] をクリックします。

[互換性のためのアプリケーションのアンインストールと再インストール] ページが表示されます。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 85

Page 86: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

g [次へ] をクリックします。

[リモート デスクトップ セッション ホストの認証方法を指定] ページが表示されます。

h 適切な認証レベルを選択し、[次へ] をクリックします。

[ライセンス モードを指定] ページが表示されます。

i ライセンス モードを指定し、[次へ] をクリックします

[この RD セッション ホスト サーバへのアクセスが許可されたユーザー グループを選択] ページが表示され

ます。

j ユーザーまたはユーザー グループを追加し、[次へ] をクリックします。

[クライアント エクスペリエンスの設定] ページが表示されます。

k 必要な設定を行い、[次へ] をクリックします。

[インストールの選択内容を確認] ページが表示されます。

l 選択内容を確認します。内容が正しくない場合は、[前へ] をクリックして前の手順に戻り、設定を変更しま

す。[インストール] をクリックします。

[インストールの進捗状況] ページが表示されます。インストールは、完了するまでに数分かかります。[イン

ストールの結果] ページが表示され、再起動するよう求められます。

m [閉じる] をクリックします。

ダイアログが表示され、再起動の確認を求められます。

n [はい] をクリックしてサーバを再起動します。

o サーバが再起動したら、もう一度ログインします。

[設定を再開] ページが表示されます。設定を再開するには数秒かかります。[インストールの結果] ページが

表示されます。

p [閉じる] をクリックしてインストールを完了します。

[Server Manager] ウィンドウが表示されます。

q [ロール] をクリックして、リモート デスクトップ サービス ロールがインストールされていることを確認し

ます。

2 My VMware ダウンロード サイトから最新の Horizon Agent インストーラをダウンロードします。32 ビット

と 64 ビット版のオペレーティング システム用のダウンロードは異なることに注意してください。

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VMware, Inc. 86

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3 Horizon Agent のインストーラ ファイルをダブルクリックします(64 ビット版インストーラのファイル名:

VMware-Horizon-Agents-Installer-x.y.z-nnnnnnn-x64.exe)。

注: このベース仮想マシンによって提供されるセッション デスクトップとリモート アプリケーションで URL リダイレクト機能を使用する場合は、コマンド ラインの手段を使用してインストーラを起動し、コマンドに

URL_FILTERING_ENABLED=1 パラメータを追加します。

次に例を示します。

VMware-Horizon-Agents-Installer-x.y.z-build-x64.exe VDM_URL_FILTERING_ENABLED=1

この場合、x.y.z と build はファイル名の数字と一致します。

注: サイレント インストールを実行する場合は、すべてのサイレント インストール オプションがすべてのプ

ラットフォームに適用されるわけではないことに注意してください。

4 Horizon Cloud Endpoint Desktop で、[構成] をクリックします。

5 次に説明するように、必要な構成変更を行います。

n コンポーネントのインストール パス

カスタム パスを入力するか、デフォルトのままにします。

n クローン作成機能

インスタント クローンを有効にするには、[インスタント クローン] ラジオ ボタンを選択します。

注: インスタント クローンを選択すると、以下の [Horizon 7 Persona Management] オプションが無効

になります。

n インストールする機能

使用可能なチェック ボックスを使用してインストールする機能を選択します。各選択項目上にカーソルを

置いて、その機能に関する詳細情報を表示できます。

6 続行するには、ウィザードの下部にある右向き矢印をクリックします。

7 サイレント インストール コマンドを今後の使用のために保存する場合は、テキスト ボックスからコピーします。

8 [インストールの続行] をクリックします。

ウィザードでは、コンポーネントのインストールの進捗状況が表示されます。

9 すべてのコンポーネントがインストールされたら、[完了] をクリックします。

10 再起動するように求められたら、仮想マシンを再起動します。

次のステップ

Horizon Agent の使用に関連するセキュリティを改善するため、SSL および TLS の脆弱な暗号を無効にします。そ

のためには、Active Directory サーバの Group Policy Object (GPO) を編集する必要があります。SSL/TLS の脆弱

な暗号を無効にする手順については、適切な Horizon Agent のドキュメント(VMware Horizon 7 のドキュメント

セットなど)を参照してください。

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VMware, Inc. 87

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VMware Horizon スマート ポリシーの設定

Horizon Cloud 環境では、VMware Horizon スマート ポリシーを使用して、エンド ユーザーの仮想デスクトップを

制御できます。スマート ポリシーにより、仮想デスクトップでの USB リダイレクト、仮想印刷、クリップボード リダイレクト、クライアント ドライブ リダイレクト、PCoIP 表示プロトコル機能などの機能の動作に対するポリシー

駆動型の制御が提供されます。スマート ポリシーを使用して、特定の条件が満たされる場合にのみ有効になるポリシ

ーを持つことができます。たとえば、ユーザーが企業のネットワーク以外からリモート デスクトップに接続している

場合はクライアント ドライブ リダイレクト機能を無効にするポリシーを設定できます。

VMware Horizon スマート ポリシーの詳細説明と使用方法については、VMware Horizon のドキュメントのスマー

ト ポリシーの使用、または『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の設定』というタイトルの VMware Horizon のドキュメントの VMware Horizon スマート ポリシー情報を参照してください。

スマート ポリシーでは、必要なエージェントをインストールするために User Environment Manager ソフトウェア

と App Volumes Unified Agent インストーラ ソフトウェアを使用する必要があります。ソフトウェアは、

VMware ダウンロード ページからダウンロードできます。バージョン User Environment Manager 9.1 以降を取

得します。User Environment Manager のシステム要件と完全なインストール手順については、User Environment Manager 製品のドキュメントを参照してください。環境で User Environment Manager と App Volumes を使用する詳細情報とベスト プラクティスについては、vmware.com で VMware App Volumes with Horizon Cloud Application Delivery Best Practices and Operations Procedures というタイトルのドキュメン

トを参照してください。

前述のドキュメントの説明に従って User Environment Manager と管理コンソールのインストールと設定を完了

した後、マスター仮想マシンでスマート ポリシーを設定するには、そのマスター仮想マシンで次の手順を実行する必

要があります。

n まだ実行していない場合は、#unique_85 の説明に従って App Volumes Unified Agent インストーラ を実行

します。User Environment Manager エージェントがそのプロセスで仮想マシンにインストールされます。

User Environment Manager FlexEngine クライアントがそのエージェント コンポーネントとともにインスト

ールされます。

n User Environment Manager 管理コンソールを使用して、VMware Horizon スマート ポリシーを定義します。

User Environment Manager で選択可能な VMware Horizon スマート ポリシー設定の説明については、

VMware Horizon 7 のドキュメントの Horizon スマート ポリシー設定を参照してください。

n VMware Horizon のドキュメントの Horizon スマート ポリシー定義への条件の追加の説明に従って、ポリシー

が有効になるために満たされる必要がある条件を追加します。

Horizon スマート ポリシーの使用例については、vmware.com で『Reviewer's Guide for View in VMware Horizon 7: Smart Policies』ドキュメントを参照してください。

Horizon スマート ポリシー定義への条件の追加では、スマート ポリシーでの Horizon Client プロパティ条件の使用

について説明されています。事前定義済みの Horizon Client プロパティは ViewClient_ レジストリ キーに対応し

ています。Horizon 7 で使用される定義済みのプロパティがすべて Horizon Cloud 環境で適用可能であるわけでは

ありません。適用可能でないプロパティは次のとおりです。

n ViewClient_Broker_Pool_Tags

n ViewClient_Broker_Tags

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n ViewClient_Launch_Matched_Tags

n ViewClient_Broker_DNS_Name

Unified Access Gateway を使用して設定された Horizon Cloud 環境では、ブローカはデフォルトで次のようにゲ

ートウェイ関連のプロパティをこれらの値に設定します。

n Unified Access Gateway が外部の場合、ViewClient_Broker_GatewayLocation プロパティは External に

設定され、ViewClient_Broker_GatewayType プロパティは AP に設定されます。

n Unified Access Gateway が内部の場合、ViewClient_Broker_GatewayLocation プロパティは内部ネットワ

ーク リストに基づいて設定され、ViewClient_Broker_GatewayType プロパティは AP に設定されます。

注: 内部ネットワーク リストはサービス プロバイダによって作成され、[全般設定] ページに表示されます。

ベスト プラクティスとして Horizon Cloud 環境で Unified Access Gateway を使用します。ただし、Unified Access Gateway がない場合、ブローカは内部ネットワーク リストに基づいて

ViewClient_Broker_GatewayLocation プロパティを設定し、ViewClient_Broker_GatewayType プロパティを

None に設定します。

管理者によるデスクトップへの直接アクセスの構成

管理者はドメイン アカウントを使用して、デスクトップに接続できるようになりました。ローカル管理者アクセス権

がなくてもかまいません。

これを可能にするため、新しい DaaS 直接接続ユーザー グループが DaaS Agent インストール時に作成されます。

このグループにはローカル管理権限がありませんが、ヘルプデスク コンソールで、または直接 RDP 接続を使用して

デスクトップに接続できます。

ユーザーを DaaS 直接接続ユーザー グループに追加するには、次の 2 つの方法があります。

n イメージをアップデートします。

n テナント アプライアンスで GPO ポリシーを使用します。

注: この手順はテンプレート仮想マシンの構成プロセスと分離されており、いつでも実行できます。

イメージをアップデートしてメンバーを追加するには:

1 イメージ仮想マシンをドメインに参加させてから再起動します。

2 ドメイン ユーザーを DaaS 直接接続ユーザー グループに追加します。

3 イメージを公開し、デスクトップをプロビジョニングします。これで、イメージを使用して作成されるすべての

デスクトップに、グループ メンバーの詳細が表示されます。

テナント アプライアンスで GPO ポリシーを使用してメンバーを追加するには

1 新しい GPO を作成します。

2 GPO を右クリックして、[編集] を選択します。

3 グループ ポリシー管理エディタで、[コンピュータの構成] > [ポリシー] > [Windows 設定] > [セキュリティ設

定] > [制限付きグループ] の順に移動します。

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Page 90: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

4 [制限付きグループ] を右クリックし、[グループの追加] を選択します。

5 [グループの追加] ダイアログで、DaaS 直接接続ユーザーを入力し、[OK] をクリックします。

6 プロパティ ダイアログで、[Members of this group(このグループのメンバー)] テキスト ボックスにメンバー

を入力し、[追加] をクリックしてから、[OK] をクリックします。

7 グループ ポリシー管理エディタとグループ ポリシー管理コンソールを終了します。

8 新しく作成した GPO をドメインにリンクします。

ディスプレイの最適化

リンクされている次のタスクを実行して、テンプレート仮想マシンのディスプレイを最適化します。

PCoIP グループ ポリシー設定の追加

PCoIP のグループ ポリシー設定をローカル コンピュータ ポリシー環境に追加できます

グループ ポリシーを構成するには、最初に .adm テンプレート ファイルをこの仮想マシンのローカル コンピュータ

のポリシー構成に追加する必要があります。

手順

1 テンプレート仮想マシンで、[スタート] > [ファイル名を指定して実行] をクリックします。

2 gpedit.msc と入力して [OK] をクリックします。

[ローカル グループ ポリシー エディタ] コンソールが開きます。

3 この仮想マシンから View 接続サーバに接続できることを確認します。

4 ナビゲーション ペインで、[ローカル コンピュータ ポリシー] > [コンピュータの構成] を選択します。

5 [管理用テンプレート] を右クリックします。

注: [ユーザーの構成] の下の [管理用テンプレート] は選択しないようにしてください。

6 [テンプレートの追加と削除] を選択します。

7 [テンプレートの追加と削除] ダイアログで、[追加] をクリックします。

8 salesforce.com の Horizon DaaS ライブラリから pcoip_policies.adm ファイルをダウンロードします。

9 [開く] をクリックします。

10 [テンプレートの追加と削除] ウィンドウを閉じます。

PCoIP グループ ポリシー設定が、デスクトップ システムのローカル コンピュータのポリシー環境に追加され、構成

できるようになります。

HTML Access (Blast) のグループ ポリシー設定の追加

HTML Access (Blast) のグループ ポリシー設定をローカル コンピュータのポリシー環境に追加できます

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手順

1 VMware Horizon のダウンロード サイトから View GPO Bundle .zip ファイルをダウンロードします。

このファイル名前は、VMware-Horizon-View-Extras-Bundle-x.x.x-yyyyyyy.zip であり、x.x.x はバージョン、

yyyyyyy はビルド番号を示します。View のグループ ポリシー設定用の ADM ファイルと ADMX ファイルはす

べて、このファイルで提供されています。

2 ファイルを Active Directory サーバにコピーして解凍します。

HTML Access GPO は、Blast-enUS.adm ADM テンプレート ファイルに含まれています。

3 Active Directory サーバで GPO を編集します。

オプション 説明

Windows 2008 または 2012 a [スタート] > [管理ツール] > [グループ ポリシー管理] を選択します。

b ドメインを展開し、グループ ポリシー設定を作成した GPO を右クリックして、[編集] を選択します。

Windows 2003 a [スタート] > [すべてのプログラム] > [管理ツール] > [Active Directory ユーザーおよび

コンピュータ] を選択します。

b View デスクトップを格納する OU を右クリックし、[プロパティ] を選択します。

c [グループ ポリシー] タブで、[開く] をクリックして Group Policy Management プラグ

インを開きます。

d 右ペインで、グループ ポリシー設定に作成した GPO を右クリックし、[編集] を選択しま

す。

[グループ ポリシー オブジェクト エディタ] ウィンドウが表示されます。

4 グループ ポリシー オブジェクト エディタで、コンピュータの構成 の下の [管理用テンプレート] を右クリック

し、[テンプレートの追加と削除] を選択します。

5 [追加] をクリックして Blast-enUS.adm ファイルを参照し、[開く] をクリックします。

6 [閉じる]をクリックして、ADM テンプレート ファイルのポリシー設定を GPO に適用します。

[VMware Blast] フォルダは、左側のペインの [管理用テンプレート] > [従来の管理用テンプレート] の下に表示

されます。

7 HTML Access グループ ポリシー設定を構成します。

8 ポリシー設定がリモート デスクトップに適用されていることを確認します。

a デスクトップで gpupdate.exe コマンドを実行します。

b デスクトップを再起動します。

ディスプレイのポリシー設定の構成

ポリシー設定を構成して、テンプレート仮想マシンのディスプレイを最適化できます。

Overrideablepolicy ポリシー グループで次の設定を行います。

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Page 92: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

手順

1 [Turn off Build-to-Lossless feature(ロスレス構築機能をオフにする)] チェック ボックスを選択して有効にし

ます。

2 [PCoIP イメージの品質レベルの構成] を有効にします。

n [最低イメージ品質] を 30 に設定します。

n [最高イメージ品質] を 70 に設定します。

n [最高フレーム レート] を 16 に設定します。

3D グラフィックスを有効にする

割り当てごとに 3D グラフィックスを有効にできます。

3D グラフィックスのサポートは、Soft 3D(vSGA とも呼ばれます)(詳細については、グラフィック アクセラレー

ションに関する VMware のホワイトペーパーの 3~4 ページを参照)を使用して提供されます。3D グラフィックス

機能を使用するには、次の条件を満たしている必要があります。

n 仮想ハードウェア バージョンは、8 以降でなければなりません。

n デスクトップのテーマが Windows Aero である必要があります。

n サーバには適切なハードウェアがインストールされている必要があります。

注: この機能を使用してデスクトップを構成する場合、最新の PCoIP の推奨事項を確認してください。

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Page 93: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

ファームの作成 9[ファーム] ページを使用してファームを作成します。

注: RDS 対応のイメージは、RDS ホストまたは RDSH (Remote Desktop Services Host) イメージとも呼ばれま

す。

前提条件

少なくとも 1 つのイメージが [イメージ] ページにリストされ、そのイメージに RDS 対応の Windows サーバ オペレ

ーティング システムがあり、[イメージ] ページでそのイメージが [公開済み] の状態であり、そのイメージがファーム

を作成するノードに配置されていることを確認します。利用できるイメージがないノードにはファームを作成するこ

とはできません。

このファームをセッションベースのデスクトップとして使用するか、リモート アプリケーションとして使用するかを

決定します。今回のリリースでは、同じファームを両方の目的で使用することはできません。

手順

1 管理コンソールで、[インベントリ] - [ファーム] に移動します。

2 [新規] をクリックします。

[新しいファーム] ウィザードが開きます。

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Page 94: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

3 ウィザードの [定義] の手順で、フィールドに情報を入力し、該当する項目を選択して、[次へ] をクリックしま

す。

注: 必要に応じてスクロール バーを使用し、すべての必須フィールドを表示します。

オプション 説明

名前 このファームの名前を入力します。

説明 説明を入力します(オプション)。

仮想マシン名 このファーム用に作成されるすべてのサーバ仮想マシンの名前。この名前には、win2016-1、

win2016-2 のように番号が追加されます。名前は、文字から始まり、文字、ダッシュ、および

数字のみで構成する必要があります。

ファーム タイプ このファームがエンド ユーザーに提供するアセットのタイプを指定します。

n このファームを使用してセッションベースのデスクトップを提供するには、[デスクトッ

プ] を選択します。

n このファームを使用してリモート アプリケーションへのアクセスを提供するには、[アプ

リケーション] を選択します。アプリケーション ファームを作成した後、新規アプリケー

ション ワークフローの [ファームから自動スキャン] オプションを使用して、ファームのサ

ーバからアプリケーション インベントリにアプリケーションをインポートできます。

ポッド データセンターが複数のポッドで構成されている場合にのみ、このオプションは表示されます。

ポッドには、特定の割り当て可能なイメージと、割り当て用のサーバ モデル容量が含まれてい

ます。同じポッドに含まれるイメージのみを使用して割り当てを作成できます。

ネットワーク データセンターが、割り当てに対して特定のネットワーク マッピングを使用するように構成さ

れている場合は、このファームで使用されるネットワークを選択します。たとえば、特定のネ

ットワーク上に DHCP サーバが存在し、データセンターがそのネットワークを割り当てのため

に使用するよう構成されている場合は、そのネットワークを選択することになります。

注: [ロード バランス] の値が選択されている場合、このファーム上で使用している割り当て

のために特定のネットワーク マッピングが使用されることはありません。

イメージ 割り当て可能な RDSH イメージを選択します。

優先プロトコル エンド ユーザー セッションで使用するデフォルトの表示プロトコルを選択します。

デフォルトのプロトコルではなく、別のプロトコルが使用される状況が発生する場合がありま

す。たとえば、クライアント デバイスがデフォルトのプロトコルをサポートしない場合や、エ

ンド ユーザーが、選択されているデフォルト プロトコルよりも他のプロトコルを優先して使用

する場合があります。

優先クライアント タイプ エンド ユーザーが Workspace™ONE™ プラットフォームのポータルからセッションベースの

デスクトップを起動するときに使用する優先クライアント タイプを選択します。これは

Horizon Client、または HTML Access 用のブラウザのいずれかになります。

ドメイン お使いの環境に登録されている Active Directory ドメインを選択します。

ドメインへの参加 [はい] を選択し、ファームのサーバ インスタンスが作成後に自動的にドメインに参加されるよ

うにします。

サーバ数 このファームのサーバ数を指定します。

サーバ 1 台あたりのセッション数 このファームで許可されるサーバあたりの同時実行エンド ユーザー セッションの数を指定し

ます。

重要: 今回のリリースでは、ファームの作成後にこの値を更新することはできません。した

がって、ここで値を慎重に選択する必要があります。

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オプションで、詳細プロパティを設定します。

オプション 説明

コンピュータの OU サーバ仮想マシンが配置される Active Directory 組織単位。たとえば、

OU=RootOrgName,DC=DomainComponent,DC=eng のようになります。これらのエントリはカ

ンマで区切られ、スペース文字はエントリ間で使用されません。

ネストされた組織単位を使用する必要がある場合は、ネストされた組織単位の操作を参照して

ください。

1 回実行スクリプト (オプション)仮想マシン作成プロセス後にファームのサーバ仮想マシンで実行するスクリプト

の場所。

注: 仮想マシンを再起動するため、スクリプトは仮想マシンを再起動する手順で終了する必

要があります。再起動のための Windows コマンド ラインを以下に示します。

shutdown /r /t 0

スクリプトは sysprep プロセスの後に実行されます。システムがファームのサーバ仮想マシ

ンを作成すると、仮想マシンが起動し、Windows オペレーティング システムで sysprep プ

ロセスを完了します。sysprep プロセスが完了すると、仮想マシン内のエージェントはドメイ

ン参加を実行します。同時に、エージェントはここで指定するスクリプト パスを取得します。

エージェントは Windows RunOnce パス (System run once) を設定し、サーバ仮想マシンを

再起動します。次の再起動時に、システムはローカル管理者アカウントを使用して Windows オペレーティング システムにログインし、スクリプトを実行します。

Windows ホットプラグを有効にする (オプション)エンド ユーザーが CD/DVD ドライブ、イーサネット アダプタ、あるいはそれ

らに類似したタイプの外部デバイスを仮想デスクトップに動的に追加または削除するのを防ぐ

には、デフォルトの [いいえ] のままにします。

注意: この設定を [はい] に切り替えると、ユーザーが意図せずにネットワークカード (NIC) やその他の操作コンポーネントを動的に削除した場合に、仮想デスクトップとの接続が誤って

妨げられることがあります。仮想デスクトップでサム ドライブの使用をサポートする場合な

ど、特殊なケースでこの設定を有効にすることもできますが、その結果デスクトップのすべて

のプラグアンドプレイ デバイスに対して同じ設定が適用されることに注意してください。

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4 ウィザードの [管理] の手順で、フィールドに情報を入力し、該当する項目を選択して、[次へ] をクリックしま

す。

オプション 説明

ローリング メンテナンス メンテナンスのタイプを選択します。タイム ケーデンスに基づくメンテナンス([スケジュー

ル])またはこのファームのサーバに対するユーザー セッションに基づくメンテナンス([セッ

ション])があります。

[スケジュール] が選択されている場合は、日または週単位でのメンテナンス ケーデンスを設定

します。日単位の繰り返しを選択する場合は、メンテナンスが開始する時刻を指定します。週

単位の繰り返しを選択する場合は、曜日と時刻の両方を指定します。

[セッション] が選択されている場合は、ファームがローリング メンテナンスを開始するセッシ

ョン数を指定します。

注: 15 分以内にログオフされたセッションは、ローリング メンテナンスの計算の対象になり

ません。これは実行時間の短いセッションの数に基づいてサーバの再起動または再構築が行わ

れるのを防ぐためです。

[同時の静止サーバ] フィールドで、同時に静止状態にすることができるサーバの数を指定しま

す。サーバが静止状態になると、サーバではそのサーバにすでに接続されているユーザー セッ

ションについては処理を継続しますが、新しいユーザー接続を受け入れません。

サーバ アクション メンテナンス中のサーバに対してシステムが実行するアクションを選択します。

n [再起動] を選択すると、サーバ仮想マシンが再起動されます。

n [再構築] を選択すると、一度サーバ仮想マシンが削除され、RDS デスクトップ イメージか

ら再プロビジョニングされます。

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オプション 説明

タイムアウト処理 システムで特定の種類のユーザー セッションを処理する方法を設定します。

注: これらの設定によって管理されるユーザー セッションは、RDS セッション デスクトッ

プまたはアプリケーションの Windows オペレーティング システム セッションへのユーザー

ログインです。これらのセッションは、Horizon Client、Horizon HTML Access、または

Workspace ONE のユーザー ログインではありません。

ユーザーのセッションは、このファームのサーバから提供されるセッションベースのデスクト

ップまたはリモート アプリケーションの基礎となる Windows オペレーティング システムに

対してユーザーが認証されると開始します。

n [空のセッション タイムアウト] - アプリケーション ファームに対して、アイドル状態のユ

ーザー セッションをシステムがどのように処理するか、すなわちアイドル状態のセッショ

ンをタイムアウトしないか、指定した時間(分)が経過した後でタイムアウトするかを選

択します。アイドル タイムアウトは、セッションベースのデスクトップやアプリケーショ

ンではなく、エンドポイント デバイスでのアクティビティに基づきます。アイドル状態の

セッションをタイムアウトするように指定した場合は、タイムアウト時間が経過したとき

の処理、すなわちセッションを切断するか、ユーザーをログオフするかを選択します。セ

ッションの切断を選択した場合、セッションはネットワークから切断され、メモリに保存

されます。セッションのログオフを選択した場合、セッションはメモリに保持されず、未

保存のドキュメントは失われます。

n [切断済みセッションのログオフ] - 切断されたセッションからシステムがいつユーザーを

ログオフするかを選択します。

n [セッションの最大有効期間] - システムが単一のユーザー セッションに対して許可する最

大分数を指定します。

セッション タイムアウトの間隔 これは、システムがこのファームによって提供されるセッションベースのデスクトップまたは

アプリケーションから強制的にログオフする前に、エンド ユーザーのセッションがアイドル状

態を保持する時間です。このタイムアウトは、基盤となる Windows オペレーティング システ

ムへのログイン セッションに適用されます。このタイムアウト間隔は、エンド ユーザーの

Horizon Client または HTML Access ログイン セッションを制御するタイムアウト設定とは

別のものです。

注意: 基盤となる Windows オペレーティング システムのセッションでシステムが強制的に

ログオフすると、保存されていないデータは失われます。データが意図せずに失われるのを防

ぐには、エンド ユーザーのビジネス ニーズに応じてこの間隔の値を十分に大きくします。

注: タイムアウトの間隔に達する前にユーザー アクティビティが発生しない場合、30 秒以内

に [OK] をクリックしないとログオフされることを示すメッセージがユーザーに表示されま

す。ログオフが発生すると、ドキュメントやファイルなど、保存されていないユーザー データ

は失われます。

5 ウィザードの [サマリ] の手順で、設定を確認し、[送信] をクリックしてファームの作成を開始します。

システムは、ファームの作成を開始します。[アクティビティ] ページを使用して進行状況を監視できます。[ファー

ム] ページでファームのステータスに緑色のドットが表示される場合:

n デスクトップ ファームを作成した場合、セッションベースのデスクトップ割り当てを作成するために使用できま

す。

n アプリケーション ファームを作成した場合は、サーバの基盤となる RDS 対応のオペレーティング システムから

Horizon Cloud アプリケーション カタログにアプリケーションをロードするために使用できます。

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次のステップ

デスクトップ ファームを作成した場合は、RDSH セッション デスクトップ割り当ての作成の手順に従ってエンド ユーザーのセッションベースのデスクトップ割り当てを作成します。

アプリケーション ファームを作成した場合は、そのファームをスキャンしてアプリケーションを Horizon Cloud にロードし、エンド ユーザーがそのファームからリモート アプリケーションを使用できるようにアプリケーション割

り当てを作成します。

詳細については、7 章 アプリケーション、ファームからの自動スキャンを使用した RDSH ファームからの新しいアプ

リケーションのインポート、および RDSH ファームからカスタム アプリケーションの手動追加を参照してください。

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Horizon Cloud のファーム 10ファームは、複数のユーザーに対してセッションベースのデスクトップとアプリケーションを提供する Microsoft リモート デスクトップ サービス (RDS) ホストのコレクションです。ファームは RDS ホストの管理を簡素化します。

ファームを作成して、異なるサイズ、または異なるデスクトップ要件あるいはアプリケーション要件を持つユーザー

グループを処理できます。

セッションベースのデスクトップまたはリモート アプリケーションをエンド ユーザーに割り当てるには、それらの

デスクトップおよびアプリケーションを提供するファームを作成する必要があります。ファームは、セッションベー

スのデスクトップまたはリモート アプリケーションのいずれかを提供できます。

ファームを管理するには、管理コンソールの [ファーム] ページを使用します。[インベントリ] アイコンを使用して、

[ファーム] ページに移動します。

この章には、次のトピックが含まれています。

n ファームの作成

n Horizon Cloud でのファームの管理

ファームの作成

[ファーム] ページを使用してファームを作成します。

注: RDS 対応のイメージは、RDS ホストまたは RDSH (Remote Desktop Services Host) イメージとも呼ばれま

す。

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前提条件

少なくとも 1 つのイメージが [イメージ] ページにリストされ、そのイメージに RDS 対応の Windows サーバ オペレ

ーティング システムがあり、[イメージ] ページでそのイメージが [公開済み] の状態であり、そのイメージがファーム

を作成するノードに配置されていることを確認します。利用できるイメージがないノードにはファームを作成するこ

とはできません。

このファームをセッションベースのデスクトップとして使用するか、リモート アプリケーションとして使用するかを

決定します。今回のリリースでは、同じファームを両方の目的で使用することはできません。

手順

1 管理コンソールで、[インベントリ] - [ファーム] に移動します。

2 [新規] をクリックします。

[新しいファーム] ウィザードが開きます。

3 ウィザードの [定義] の手順で、フィールドに情報を入力し、該当する項目を選択して、[次へ] をクリックしま

す。

注: 必要に応じてスクロール バーを使用し、すべての必須フィールドを表示します。

オプション 説明

名前 このファームの名前を入力します。

説明 説明を入力します(オプション)。

仮想マシン名 このファーム用に作成されるすべてのサーバ仮想マシンの名前。この名前には、win2016-1、

win2016-2 のように番号が追加されます。名前は、文字から始まり、文字、ダッシュ、および

数字のみで構成する必要があります。

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オプション 説明

ファーム タイプ このファームがエンド ユーザーに提供するアセットのタイプを指定します。

n このファームを使用してセッションベースのデスクトップを提供するには、[デスクトッ

プ] を選択します。

n このファームを使用してリモート アプリケーションへのアクセスを提供するには、[アプ

リケーション] を選択します。アプリケーション ファームを作成した後、新規アプリケー

ション ワークフローの [ファームから自動スキャン] オプションを使用して、ファームのサ

ーバからアプリケーション インベントリにアプリケーションをインポートできます。

ポッド データセンターが複数のポッドで構成されている場合にのみ、このオプションは表示されます。

ポッドには、特定の割り当て可能なイメージと、割り当て用のサーバ モデル容量が含まれてい

ます。同じポッドに含まれるイメージのみを使用して割り当てを作成できます。

ネットワーク データセンターが、割り当てに対して特定のネットワーク マッピングを使用するように構成さ

れている場合は、このファームで使用されるネットワークを選択します。たとえば、特定のネ

ットワーク上に DHCP サーバが存在し、データセンターがそのネットワークを割り当てのため

に使用するよう構成されている場合は、そのネットワークを選択することになります。

注: [ロード バランス] の値が選択されている場合、このファーム上で使用している割り当て

のために特定のネットワーク マッピングが使用されることはありません。

イメージ 割り当て可能な RDSH イメージを選択します。

優先プロトコル エンド ユーザー セッションで使用するデフォルトの表示プロトコルを選択します。

デフォルトのプロトコルではなく、別のプロトコルが使用される状況が発生する場合がありま

す。たとえば、クライアント デバイスがデフォルトのプロトコルをサポートしない場合や、エ

ンド ユーザーが、選択されているデフォルト プロトコルよりも他のプロトコルを優先して使用

する場合があります。

優先クライアント タイプ エンド ユーザーが Workspace™ONE™ プラットフォームのポータルからセッションベースの

デスクトップを起動するときに使用する優先クライアント タイプを選択します。これは

Horizon Client、または HTML Access 用のブラウザのいずれかになります。

ドメイン お使いの環境に登録されている Active Directory ドメインを選択します。

ドメインへの参加 [はい] を選択し、ファームのサーバ インスタンスが作成後に自動的にドメインに参加されるよ

うにします。

サーバ数 このファームのサーバ数を指定します。

サーバ 1 台あたりのセッション数 このファームで許可されるサーバあたりの同時実行エンド ユーザー セッションの数を指定し

ます。

重要: 今回のリリースでは、ファームの作成後にこの値を更新することはできません。した

がって、ここで値を慎重に選択する必要があります。

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オプションで、詳細プロパティを設定します。

オプション 説明

コンピュータの OU サーバ仮想マシンが配置される Active Directory 組織単位。たとえば、

OU=RootOrgName,DC=DomainComponent,DC=eng のようになります。これらのエントリはカ

ンマで区切られ、スペース文字はエントリ間で使用されません。

ネストされた組織単位を使用する必要がある場合は、ネストされた組織単位の操作を参照して

ください。

1 回実行スクリプト (オプション)仮想マシン作成プロセス後にファームのサーバ仮想マシンで実行するスクリプト

の場所。

注: 仮想マシンを再起動するため、スクリプトは仮想マシンを再起動する手順で終了する必

要があります。再起動のための Windows コマンド ラインを以下に示します。

shutdown /r /t 0

スクリプトは sysprep プロセスの後に実行されます。システムがファームのサーバ仮想マシ

ンを作成すると、仮想マシンが起動し、Windows オペレーティング システムで sysprep プ

ロセスを完了します。sysprep プロセスが完了すると、仮想マシン内のエージェントはドメイ

ン参加を実行します。同時に、エージェントはここで指定するスクリプト パスを取得します。

エージェントは Windows RunOnce パス (System run once) を設定し、サーバ仮想マシンを

再起動します。次の再起動時に、システムはローカル管理者アカウントを使用して Windows オペレーティング システムにログインし、スクリプトを実行します。

Windows ホットプラグを有効にする (オプション)エンド ユーザーが CD/DVD ドライブ、イーサネット アダプタ、あるいはそれ

らに類似したタイプの外部デバイスを仮想デスクトップに動的に追加または削除するのを防ぐ

には、デフォルトの [いいえ] のままにします。

注意: この設定を [はい] に切り替えると、ユーザーが意図せずにネットワークカード (NIC) やその他の操作コンポーネントを動的に削除した場合に、仮想デスクトップとの接続が誤って

妨げられることがあります。仮想デスクトップでサム ドライブの使用をサポートする場合な

ど、特殊なケースでこの設定を有効にすることもできますが、その結果デスクトップのすべて

のプラグアンドプレイ デバイスに対して同じ設定が適用されることに注意してください。

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4 ウィザードの [管理] の手順で、フィールドに情報を入力し、該当する項目を選択して、[次へ] をクリックしま

す。

オプション 説明

ローリング メンテナンス メンテナンスのタイプを選択します。タイム ケーデンスに基づくメンテナンス([スケジュー

ル])またはこのファームのサーバに対するユーザー セッションに基づくメンテナンス([セッ

ション])があります。

[スケジュール] が選択されている場合は、日または週単位でのメンテナンス ケーデンスを設定

します。日単位の繰り返しを選択する場合は、メンテナンスが開始する時刻を指定します。週

単位の繰り返しを選択する場合は、曜日と時刻の両方を指定します。

[セッション] が選択されている場合は、ファームがローリング メンテナンスを開始するセッシ

ョン数を指定します。

注: 15 分以内にログオフされたセッションは、ローリング メンテナンスの計算の対象になり

ません。これは実行時間の短いセッションの数に基づいてサーバの再起動または再構築が行わ

れるのを防ぐためです。

[同時の静止サーバ] フィールドで、同時に静止状態にすることができるサーバの数を指定しま

す。サーバが静止状態になると、サーバではそのサーバにすでに接続されているユーザー セッ

ションについては処理を継続しますが、新しいユーザー接続を受け入れません。

サーバ アクション メンテナンス中のサーバに対してシステムが実行するアクションを選択します。

n [再起動] を選択すると、サーバ仮想マシンが再起動されます。

n [再構築] を選択すると、一度サーバ仮想マシンが削除され、RDS デスクトップ イメージか

ら再プロビジョニングされます。

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オプション 説明

タイムアウト処理 システムで特定の種類のユーザー セッションを処理する方法を設定します。

注: これらの設定によって管理されるユーザー セッションは、RDS セッション デスクトッ

プまたはアプリケーションの Windows オペレーティング システム セッションへのユーザー

ログインです。これらのセッションは、Horizon Client、Horizon HTML Access、または

Workspace ONE のユーザー ログインではありません。

ユーザーのセッションは、このファームのサーバから提供されるセッションベースのデスクト

ップまたはリモート アプリケーションの基礎となる Windows オペレーティング システムに

対してユーザーが認証されると開始します。

n [空のセッション タイムアウト] - アプリケーション ファームに対して、アイドル状態のユ

ーザー セッションをシステムがどのように処理するか、すなわちアイドル状態のセッショ

ンをタイムアウトしないか、指定した時間(分)が経過した後でタイムアウトするかを選

択します。アイドル タイムアウトは、セッションベースのデスクトップやアプリケーショ

ンではなく、エンドポイント デバイスでのアクティビティに基づきます。アイドル状態の

セッションをタイムアウトするように指定した場合は、タイムアウト時間が経過したとき

の処理、すなわちセッションを切断するか、ユーザーをログオフするかを選択します。セ

ッションの切断を選択した場合、セッションはネットワークから切断され、メモリに保存

されます。セッションのログオフを選択した場合、セッションはメモリに保持されず、未

保存のドキュメントは失われます。

n [切断済みセッションのログオフ] - 切断されたセッションからシステムがいつユーザーを

ログオフするかを選択します。

n [セッションの最大有効期間] - システムが単一のユーザー セッションに対して許可する最

大分数を指定します。

セッション タイムアウトの間隔 これは、システムがこのファームによって提供されるセッションベースのデスクトップまたは

アプリケーションから強制的にログオフする前に、エンド ユーザーのセッションがアイドル状

態を保持する時間です。このタイムアウトは、基盤となる Windows オペレーティング システ

ムへのログイン セッションに適用されます。このタイムアウト間隔は、エンド ユーザーの

Horizon Client または HTML Access ログイン セッションを制御するタイムアウト設定とは

別のものです。

注意: 基盤となる Windows オペレーティング システムのセッションでシステムが強制的に

ログオフすると、保存されていないデータは失われます。データが意図せずに失われるのを防

ぐには、エンド ユーザーのビジネス ニーズに応じてこの間隔の値を十分に大きくします。

注: タイムアウトの間隔に達する前にユーザー アクティビティが発生しない場合、30 秒以内

に [OK] をクリックしないとログオフされることを示すメッセージがユーザーに表示されま

す。ログオフが発生すると、ドキュメントやファイルなど、保存されていないユーザー データ

は失われます。

5 ウィザードの [サマリ] の手順で、設定を確認し、[送信] をクリックしてファームの作成を開始します。

システムは、ファームの作成を開始します。[アクティビティ] ページを使用して進行状況を監視できます。[ファー

ム] ページでファームのステータスに緑色のドットが表示される場合:

n デスクトップ ファームを作成した場合、セッションベースのデスクトップ割り当てを作成するために使用できま

す。

n アプリケーション ファームを作成した場合は、サーバの基盤となる RDS 対応のオペレーティング システムから

Horizon Cloud アプリケーション カタログにアプリケーションをロードするために使用できます。

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次のステップ

デスクトップ ファームを作成した場合は、RDSH セッション デスクトップ割り当ての作成の手順に従ってエンド ユーザーのセッションベースのデスクトップ割り当てを作成します。

アプリケーション ファームを作成した場合は、そのファームをスキャンしてアプリケーションを Horizon Cloud にロードし、エンド ユーザーがそのファームからリモート アプリケーションを使用できるようにアプリケーション割

り当てを作成します。

詳細については、7 章 アプリケーション、ファームからの自動スキャンを使用した RDSH ファームからの新しいアプ

リケーションのインポート、および RDSH ファームからカスタム アプリケーションの手動追加を参照してください。

Horizon Cloud でのファームの管理

管理コンソールの [ファーム] ページに表示されるファームで複数のアクションを実行できます。

[ファーム] ページで実行できるアクション

ページ レベルで、既存のファームの横にあるチェック ボックスをオンにし、いずれかのボタンをクリックしてファ

ーム上で関連するアクションを実行できます。

[編集] このボタンをクリックするとウィザードが起動し、ファームの電源管理設定、ファ

ームに配置できるサーバの最小数や最大数など、特定の設定を変更できます。ウィ

ザードは、[新しいファーム] ウィザードと似ています。既存のファームでは変更で

きない設定の読み取り専用フィールドがあります。フィールドの詳細な説明につい

ては、9 章 ファームの作成を参照してください。

[編集] ボタンを使用する代わりに、ファームの名前をクリックしてファームの [サマ

リ] ページの設定を更新することもできます。

[オフラインにする] このボタンをクリックすると、メンテナンスのためにファームをオフラインにする

ウィンドウが開きます。

[オンラインにする] このボタンをクリックすると、オフラインのファームをオンラインに戻すウィンド

ウが開きます。

[削除] このボタンを使用して、選択したファームを削除します。ただし、このボタンを使

用してファームを削除するには、そのファームを使用しているすべての割り当てを

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削除する必要があります。[割り当て] ページに移動し、[ファーム] 列で並べ替える

ことで、ファームを使用している割り当てを表示できます。

注: ファームを削除すると、ファームの基盤となるサーバ仮想マシンがすべて削

除されます。ファームが削除されると、そのファームのログに記録されたアクティ

ビティのすべてが [アクティビティ] ページから削除されます。

ファームの詳細ページで実行できるアクション

[ファーム] ページでファームの名前をクリックして、その詳細ページを表示することができます。最初に、[サマリ] ページが表示されます。

[サマリ] ページ [サマリ] ページにはファームの現在の設定が表示されます。ページのセクションご

とに、[編集] をクリックして、既存のファームに対してシステムで更新可能な設定

を変更できます。ファームのノードなど、一部の設定はファームの作成後に変更で

きません。

[サーバ] ページ [サーバ] ページには、ファーム内の既存のサーバ インスタンスが表示されます。選

択したサーバに対して実行できるアクションは、パワーオンまたはパワーオフ(サ

ーバの現在の状態によります)、そして削除です。

[セッション] ページ [セッション] ページには、ファーム内の既存のユーザー セッションが表示されます。

セッションを選択するきには、セッションを切断するか、セッションからユーザー

をログオフすることができます。[切断] をクリックすると、ユーザーのセッション

は強制的に切断されます。セッションが切断されたことを伝えるメッセージはユー

ザーに送信されません。[ログオフ] をクリックすると、セッションが終了する前に

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ユーザーが文書を保存できる猶予期間を示すメッセージがユーザーに表示されま

す。

[システム アクティビティ] ページ

[システム アクティビティ] ページには、ファームの拡張など、システム アクション

によって発生するファーム内のアクティビティが表示されます。

割り当てに関連するタスクをキャンセルするには、そのタスクが完了する前に、リ

ストでタスクを選択して [タスクをキャンセル] ボタンをクリックすることによって

そのタスクをキャンセルできます。

n キャンセルするタスクの選択を行う前に、ビューを更新して表示されているタ

スクのステータスを最新の状態にします。

n タスクが現在、システムによってキャンセルできる状態になっている場合、そ

のキャンセル可能なタスクに対応しているチェック ボックスを選択できます。

一番上にあるチェック ボックスを選択してリストされているタスクをすべて

選択する場合、現在キャンセル可能なタスクのみが選択されます。

n 割り当ての拡張タスクは、キューのステータスのときにキャンセルできること

があります。実行中のときはキャンセルできません。

n 割り当ての更新タスクは、システムによって割り当てに更新がプッシュされる

タスクですが、キューまたは実行中のときにキャンセルできることがあります。

n システムによってセッション デスクトップ割り当てに対する拡張タスクが自

動的に作成された場合は、そのタスクをキャンセルできるようになるには、フ

ァームがオフラインになる必要があります。

[ユーザー アクティビティ] ページ

[ユーザー アクティビティ] ページには、ファームによって提供されるセッションの

ログインやログオフなど、ユーザー アクションによって発生するファーム内のアク

ティビティが表示されます。

ファーム内のサーバの管理

ファーム内の個々のサーバに対して特定のアクションを実行できます。

手順

1 [インベントリ] - [ファーム] をクリックします。

[ファーム] ページが表示されます。

2 リストにあるファームの名前をクリックします。

ファームの詳細のページが表示されます。

3 ページ上部にある [サーバ] をクリックします。

[サーバ] タブが表示され、ファームのサーバのリストが表示されます。ページの右上にあるコントロールを使用

して、リストをフィルタ、更新、およびエクスポートできます。

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1 つまたは複数のサーバを選択し、ページ上部のいずれかのボタンをクリックして、次のアクションを実行でき

ます。

注: サーバのステータスが緑色でなければ、これらの操作は実行できません。

オプション 説明

パワーオフ 選択したサーバをシャットダウンします。

n 一度に複数のサーバを選択できます。

n アクティブなユーザー セッションのない仮想マシンのみをシャットダウンできます。

パワーオン 選択したパワーオフされているサーバを起動します。

削除 選択したサーバを削除します。

エージェント ペアリングをリセット ペアリングのエラーが発生したときにエージェント ペアリングの状態を修正します。

n 複数のサーバを選択できます。アクションは、現在パワーオン状態の選択したサーバのみに適用されま

す。

n 進行状況は、[監視] > [アクティビティ] ページ、またはファームの詳細ページの [システム アクティビテ

ィ] タブで確認できます。

コンソールの起動 仮想マシンにログインできるようにコンソールを起動します。

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容量 11[容量] ページには、現在のデスクトップのキャパシティと使用量の情報が表示されます。

このページの上部では次の操作が可能です。

n ドロップダウン メニューを使用して、表示される情報を [データセンター] や [ポッド] でフィルタリングします。

n [全サービス レポートのダウンロード] リンクをクリックし、.csv 形式でレポートをダウンロードします。

このページのメインの領域には、次の 2 つのセクションがあります。

セクション 説明

デスクトップ モデル 標準の総キャパシティと、各デスクトップ モデルで使用中のユニット数および空いているユニット数が表

示されます。

ストレージ タイプ ストレージの総容量と、複数のストレージ タイプで使用中の容量および空き容量が表示されます。[スト

レージ GB] の下にある矢印アイコンをクリックすると、各ボリュームで故障したストレージが表示されま

す。

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インポートされた仮想マシン 12インポートされた仮想マシンは、サポート対象のオペレーティング システムが Horizon Cloud にインポートされ、

イメージに変換される、または専用デスクトップ割り当てに移行される管理対象外の仮想マシンです。

ページ上部のボタンを使用して、次のアクションを実行できます。

アクション 説明

名前の変更 仮想マシンを選択し、[名前の変更] をクリックします。フィールドに新しい名前を入力し、[保存] をクリック

します。

注: このアクションが成功するには、エージェント ペアリングを使用して選択した仮想マシンをテナントと

ペアリングする必要があり、DaaS Agent は有効な状態である必要があります。

シャットダウン 仮想マシンをシャットダウンします。

n 一度に複数の仮想マシンを選択できます。

n 仮想マシンのステータスは緑色になっている必要があります。

n アクティブなユーザー セッションのない仮想マシンのみをシャットダウンできます。

再起動 仮想マシンの「グレースフル」リスタートを実行することで、データを失わずにハングした仮想マシンをリカ

バリできます。これが動作しない場合、[リセット] メニュー オプションを使用する必要がある可能性がありま

す。このオプションを使用すると、仮想マシンのハード リセットが実行され、データが失われる可能性があり

ます。

n 一度に複数の仮想マシンを選択できます。

n 仮想マシンのステータスは緑色になっている必要があります。

[詳細] ボタンをクリックして、ドロップダウン メニューから選択することで、次のアクションを実行できます。

アクション 説明

サスペンド 選択した仮想マシンをサスペンドします。

レジューム 選択した仮想マシンの操作をレジュームします。

パワーオン 選択した仮想マシンをパワーオンします。

パワーオフ 選択した仮想マシンをパワーオフします。

リセット 選択した仮想マシンをリセットします。

イメージに変換 選択した仮想マシンをイメージに変換します。

削除 選択した仮想マシンを完全に削除します。

ユーティリティ仮想マシンへの移行 仮想マシンをユーティリティ仮想マシンのページに移動します。ユーティリティ仮想マシンの管理を参照して

ください。

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アクション 説明

割り当てへの移行 仮想マシンを専用デスクトップ割り当てに関連付けます。[仮想マシンの移行] ダイアログの [割り当ての名前] フィールドで割り当てを選択して、[移行] をクリックします。

n 仮想マシンは、同じデスクトップ マネージャ ID を持つ専用デスクトップ割り当てにのみ移行できます。

n 選択した仮想マシンはエージェント ペアリングを使用してテナントとペアリングする必要があり、DaaS Agent は有効な状態である必要があります。

n レジストリ エントリ「Use SVI=0」が必要です。これは、DaaS Agent 17.1.x および View Agent 7.1 ではあらかじめ設定されていますが、それより前のエージェントの場合は手動での追加が必要です。

エージェント ペアリングをリセット ペアリングのエラーが発生したときにエージェント ペアリングの状態を修正します。

n 複数の仮想マシンを選択できます。アクションは、現在パワーオン状態の選択した仮想マシンにのみ適用

されます。

n [監視] > [アクティビティ] ページで進行状況を確認できます。

コンソールの起動 選択したデスクトップのコンソールを起動します。仮想マシンがパワーオフされているか複数の仮想マシンが

選択されている場合、このオプションは無効です。

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設定 13システムのさまざまな設定を編集します。

次のオプションにアクセスするには、[設定] アイコンを選択します。

オプション 説明

全般設定 ネットワークやドメインなどの設定を表示します。このページから設定

の編集や証明書のアップロードを行います。全般設定の編集を参照して

ください。

Active Directory Active Directory の詳細を表示および編集します。Active Directory ドメインの編集を参照してください。

役割と許可 役割と許可を編集します。役割と許可の編集を参照してください。

[インフラストラクチャ] ファイル共有を作成したり、既存のファイル共有に対してアクションを実

行したりします。ファイル共有の管理を参照してください。

ストレージ管理 環境内の AppStack のリストを表示します。ストレージの管理を参照し

てください。

はじめに [はじめに] ウィザードを開きます。3 章 [はじめに] ウィザードを参照し

てください。

ユーティリティ仮想マシン [ユーティリティ仮想マシン] ページを開きます。ユーティリティ仮想マ

シンの管理を参照してください。

2 要素認証 エンド ユーザーの 2 要素認証を構成します。2 要素認証を参照してくだ

さい。

この章には、次のトピックが含まれています。

n 全般設定の編集

n Active Directory

n 役割と許可の編集

n ファイル共有の管理

n ストレージの管理

n ユーティリティ仮想マシンの管理

n 2 要素認証

n [ID 管理] ページ

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全般設定の編集

[全般設定] ページから全般設定の編集や証明書のアップロードを行うことができます。

手順

1 [設定] - [全般設定] を選択します。

2 [編集] をクリックします。

3 次の設定の変更を行います。

オプション 説明

ネットワーク [ネットワーク] リストには、現在使用しているネットワークのリストが表示されます。このリ

ストは編集できません。 サービス プロバイダに問い合わせて、ネットワークを編集するか、ネ

ットワークを追加します。

デフォルトのドメイン 編集するデフォルト ドメイン。

セッション タイムアウト n Client ハートビートの間隔:Horizon Client ハートビートの間隔と接続の状態を制御し

ます。これらのハートビートによって、経過したアイドル時間の長さがブローカに報告さ

れます。アイドル時間は、デスクトップ セッションにおけるアイドル時間とは対照的に、

エンド ポイント デバイスとのやりとりがない場合に発生します。大規模なデスクトップ

のデプロイ環境では、アクティビティ ハートビートの間隔を長く設定すると、ネットワー

ク トラフィックを低減し、パフォーマンスを向上できる場合があります。

n Client アイドル ユーザー:テナントに接続している間、ユーザーが操作しなくてもよい最

大時間。この最大時間に達すると、アクティブなすべての Horizon Client デスクトップ

セッションからユーザーが切断されます。ユーザーは、Horizon Client に再度アクセスす

るために、再認証する必要があります。

注: デスクトップから予期せずに切断されないように、少なくとも [Client ハートビー

トの間隔] の 2 倍の値になるように [Client アイドル ユーザー] を選択します。

n Client ブローカ セッション:認証の有効期限が切れるまで、Horizon Client インスタン

スがテナントに接続できる最大時間。タイムアウトまでの時間は、ユーザーが認証するた

びに毎回最初からカウントが開始されます。タイムアウトが発生しても、作業を続行でき

ます。設定の変更など、ブローカと通信するアクションを実行すると、再度認証して、デ

スクトップに再ログインするように要求されます。

注: [Client ブローカ セッション] のタイムアウトは、少なくとも [Client ハートビート

の間隔] と [Client アイドル ユーザー] のタイムアウトの合計値以上にする必要がありま

す。

n ユーザー ポータルのタイムアウト:接続を確立するときに、再度ログインが必要になるま

でどれだけの時間ユーザー ポータルで作業できるか示します。

n 管理ポータルのタイムアウト:セッションがタイムアウトするまでに管理コンソールで経

過するアイドル時間。

ユーザー ポータルの構成 この機能は廃止されました。

HTML Access タブを閉じたときに認証情報をクリーンアップ - [HTML Access ポータル接続] タブを閉じた

場合に、ブローカ セッションの認証情報を削除するかどうかを制御します。

通知 Active Directory の接続や認証エラーなどのようなシステムの問題に関する通知を受け取る

ようにするユーザーのメール アドレスをカンマ区切りで入力します。

注: この機能が動作するようになるには、Site24x7 の連携が完了している必要があります。

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オプション 説明

RDSH ファーム RDSH ファームのポリシー パラメータを定義します。

n セッションの有効期間のリマインダ メッセージ - このメッセージは、指定された猶予期間

後にログオフされることをユーザーに通知します。

デフォルトのメッセージは「Dear user, your session has reached the maximum lifetime, you will be logged off in {0} minutes」です。[猶予期間] フィールドに指定し

た値は、ユーザーに表示されるメッセージの「{0}」を置き換えます。

n 猶予期間 - セッションの有効期間のリマインダ メッセージの後でユーザーがログオフさ

れるまでの時間。

プール/ファーム オプション クライアントの再試行を有効にする - このオプションは、クラウド内で基盤となる仮想マシン

がパワーオフされた状態で、エンド ユーザーが Horizon Client を使用してデスクトップまた

はリモート アプリケーションに接続しようとした場合の結果を制御します。割り当てまたは

RDSH ファームの電源管理設定の結果、クライアントの要求を処理するためのパワーオンされ

た仮想マシンの容量が不足している可能性があります。接続が開始すると、Horizon Cloud は要求を処理するのに必要な基盤となる仮想マシンのパワーオンを開始します。ただし、基盤と

なる仮想マシンがパワーオンしているときに、仮想マシンの Horizon Cloud エージェントは

まだ起動しておらず、Horizon Client の接続要求に応答できません。クライアントが接続を開

始してからエージェントが起動するまでには時間がかかることがあるため、このオプションを

使用して、クライアントが自動的に接続を再試行するようにし、エンド ユーザーに予想される

時間を通知することができます。このシナリオでは、[クライアントの再試行を有効にする] トグルが [はい] に設定されていると、クライアントは予想される待ち時間についてのメッセージ

をエンド ユーザーに通知します。

a Horizon Cloud は、エンド ユーザーのクライアント要求に対応するため、クラウド内の

基盤となる仮想マシンのパワーオンを開始します。

b Horizon Cloud は、仮想マシンのエージェントが起動して実行状態になると Horizon Client に接続を再試行するよう通知します。

c クライアントは、クライアントが接続を再試行するまでの予想される待ち時間についての

メッセージをユーザーに表示します。

監視 ユーザー セッション情報を有効にする - この機能を使用すると、クラウド監視サービス (CMS) はユーザーとドメイン データを [レポート] ページのレポートに使用できます。無効にすると、

以下の機能は使用できません。

n [使用率] レポートの [一意のユーザー サマリ] 機能

n [セッション履歴] レポート

注: 仮想マシン(RDSH および VDI)のエージェントは、Horizon Cloud にデータを送信す

るためのアウトバウンド インターネット アクセスを必要とします。

お問い合わせ先情報 管理者と技術者の連絡先情報。

4 [保存] をクリックします。

Active Directoryこのセクションでは、Active Directory ドメインの登録と設定の手順について説明します。

次の点に注意してください。

n 最初の Active Directory ドメインを登録しないと、他のサービスを操作することはできません。これらのタスク

を完了しないと、すべてのサービスを利用できません。

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n ユーザーまたは管理者のグループを定義している場合、分散グループはサポートされないため、Active Directory のグループ タイプには常に [セキュリティ] を選択してください。

最初の Active Directory ドメインの登録

Active Directory を登録し、ドメイン参加を完了し、スーパー管理者を追加して構成を完了する必要があります。

注: Active Directory 登録プロセス全体を完了しないと、他のサービスを操作することはできません。これらのタ

スクを完了しないと、すべてのサービスを利用できません。

注: ドメインの登録を完了したら、組織単位 (OU) 間でグループを移動しないでください。移動すると、ユーザー

のログインが失敗します。

登録を完了する前に、[キャンセル] をクリックする場合は、[はじめに] ページで [編集] をクリックして、いつでも登

録を続行できます。

前提条件

n Active Directory インフラストラクチャは、正確な時刻ソースと同期する必要があります。

n 外部またはフォレストの信頼がある場合は、ルート ドメインを登録する必要があります。詳細については、外部

およびフォレストの信頼を参照してください。

n LDAP バインド アカウントはシステムによってスーパー管理者ユーザーとして扱われるため、このアカウントは

スーパー管理者権限のないユーザーとは共有しないでください。たとえば、LDAP バインド アカウントが必要な

別の製品がある場合、新しい LDAP アカウントが関連付けられたユーザーがスーパー管理者としてログインでき

ないように、この新しいアカウントを作成する必要があります。

手順

1 [はじめに] ページで、[全般的なセットアップ] を選択し、[Active Directory] の横にある[設定] をクリックしま

す。

2 [Active Directory の登録] ダイアログ ボックスで、必要な登録情報を指定します。

オプション 説明

NETBIOS 名 Active Directory のドメイン名

DNS ドメイン名 完全修飾の Active Directory ドメイン名

プロトコル 編集不可、LDAP のみ選択可能

バインド ユーザー名 ドメイン管理者

バインド パスワード ドメイン管理者のパスワード

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3 補助アカウント #1 の情報を入力します。

オプション 説明

バインド ユーザー名 ドメイン管理者

バインド パスワード ドメイン管理者のパスワード

注: Active Directory 内にあるユーザー名とパスワードを使用する必要があります。そうしないと、アカウン

トが正常に追加されません。

4 [詳細なプロパティ] をクリックします。

5 [詳細なプロパティ] の各フィールドに情報を入力します。

オプション 説明

ポート このフィールドのデフォルト値は 389 です。標準ポートを使用している場合は、このフィール

ドを変更する必要はありません。

ドメイン コントローラの IP アドレス (オプション)Active Directory トラフィックが特定のドメイン コントローラを使用するに

は、使用する 1 台のドメイン コントローラの IP アドレスを指定します。

コンテキスト このオプションは、以前に指定した DNS ドメイン名情報を基準に自動的に入力されます。

6 [ドメイン バインド] をクリックします。

注: 入力した補助アカウント情報が無効であることを示すエラーが表示された場合は、以下のドメイン参加の

プロセスを完了した後で、[ドメイン バインド] の情報を編集して有効な補助アカウントを追加する必要がありま

す。Active Directory ドメインの編集を参照してください。

7 [ドメイン参加] ダイアログで、必要なドメイン参加情報を入力します。

オプション 説明

プライマリ DNS サーバ IP プライマリ DNS サーバの IP アドレス

セカンダリ DNS サーバ IP (オプション)セカンダリ DNS サーバの IP アドレス

デフォルト OU デフォルトの組織単位

参加ユーザー名 ドメイン管理者

参加パスワード ドメイン管理者のパスワード

8 必要に応じて、以下の情報を入力して、補助ドメイン参加アカウントを作成します。

オプション 説明

補助参加ユーザー名 補助アカウントのドメイン管理者

補助参加パスワード 補助アカウントのドメイン管理者のパスワード

n 補助ドメイン参加アカウントを今すぐ追加することを選択しない場合、後で追加することができます。

n このアカウントは、後で編集したり削除したりすることができます。

n 各 Active Directory に対して 1 つの補助ドメイン参加アカウントのみを追加できます。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 116

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9 [保存] をクリックします。

10 [スーパー管理者の追加] ダイアログ ボックスで、Active Directory の検索機能を使用して、アプリケーションを

管理する Active Directory 管理者グループを選択します。

11 [保存] をクリックします。

12 ドメイン バインドまたはドメイン参加のプロセスに失敗する場合、登録プロセスを再開する必要があります。

a ブラウザを再起動します。

b 最初に My VMware アカウントを使用してログインします。

c ドメイン サービス(バインド)アカウントのログイン名とパスワードを使用して、Active Directory アカウ

ントにログインします。

d ドメイン参加プロセスを続行します。

次のステップ

必要な場合は、True SSO(シングル サインオン)を設定することができます。 Horizon Cloud 環境の True SSO の設定を完了するを参照してください。

追加の Active Directory ドメインの登録

オプションで、追加の Active Directory ドメインを登録して、これらのドメインのユーザーに管理ロールを割り当て

たり、割り当てを提供したりできます。

注: ドメインの登録を完了したら、組織単位 (OU) 間でグループを移動しないでください。移動すると、ユーザー

のログインが失敗します。

登録を完了する前に、[キャンセル] をクリックする場合は、[はじめに] ページで [編集] をクリックして、いつでも登

録を続行できます。

前提条件

n Active Directory インフラストラクチャは、正確な時刻ソースと同期する必要があります。

n 外部またはフォレストの信頼がある場合は、ルート ドメインを登録する必要があります。詳細については、外部

およびフォレストの信頼を参照してください。

n LDAP バインド アカウントはシステムによってスーパー管理者ユーザーとして扱われるため、このアカウントは

スーパー管理者権限のないユーザーとは共有しないでください。たとえば、LDAP バインド アカウントが必要な

別の製品がある場合、新しい LDAP アカウントが関連付けられたユーザーがスーパー管理者としてログインでき

ないように、この新しいアカウントを作成する必要があります。

手順

1 管理コンソールで、[設定 > Active Directory] を選択します。

2 [登録] をクリックします。

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3 [Active Directory の登録] ダイアログ ボックスで、必要な登録情報を指定します。

オプション 説明

NETBIOS 名 Active Directory のドメイン名

DNS ドメイン名 完全修飾の Active Directory ドメイン名

プロトコル 編集不可、LDAP のみ選択可能

バインド ユーザー名 ドメイン管理者

バインド パスワード ドメイン管理者のパスワード

4 補助アカウント #1 の情報を入力します。

オプション 説明

バインド ユーザー名 ドメイン管理者

バインド パスワード ドメイン管理者のパスワード

注: Active Directory 内にあるユーザー名とパスワードを使用する必要があります。そうしないと、アカウン

トが正常に追加されません。

5 [詳細なプロパティ] をクリックします。

6 [詳細なプロパティ] の各フィールドに情報を入力します。

オプション 説明

ポート このフィールドのデフォルト値は 389 です。標準ポートを使用している場合は、このフィール

ドを変更する必要はありません。

ドメイン コントローラの IP アドレス (オプション)Active Directory トラフィックが特定のドメイン コントローラを使用するに

は、使用する 1 台のドメイン コントローラの IP アドレスを指定します。

コンテキスト このオプションは、以前に指定した DNS ドメイン名情報を基準に自動的に入力されます。

7 [ドメイン バインド] をクリックします。

注: 入力した補助アカウント情報が無効であることを示すエラーが表示された場合は、以下のドメイン参加の

プロセスを完了した後で、[ドメイン バインド] の情報を編集して有効な補助アカウントを追加する必要がありま

す。Active Directory ドメインの編集を参照してください。

8 [ドメイン参加] ダイアログで、必要なドメイン参加情報を入力します。

オプション 説明

プライマリ DNS サーバ IP プライマリ DNS サーバの IP アドレス

セカンダリ DNS サーバ IP (オプション)セカンダリ DNS サーバの IP アドレス

デフォルト OU デフォルトの組織単位

参加ユーザー名 ドメイン管理者

参加パスワード ドメイン管理者のパスワード

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9 必要に応じて、以下の情報を入力して、補助ドメイン参加アカウントを作成します。

オプション 説明

補助参加ユーザー名 補助アカウントのドメイン管理者

補助参加パスワード 補助アカウントのドメイン管理者のパスワード

n 補助ドメイン参加アカウントを今すぐ追加することを選択しない場合、後で追加することができます。

n このアカウントは、後で編集したり削除したりすることができます。

n 各 Active Directory に対して 1 つの補助ドメイン参加アカウントのみを追加できます。

10 [保存] をクリックします。

11 [スーパー管理者の追加] ダイアログ ボックスで、Active Directory の検索機能を使用して、アプリケーションを

管理する Active Directory 管理者グループを選択します。

12 [保存] をクリックします。

13 ドメイン バインドまたはドメイン参加のプロセスに失敗する場合、登録プロセスを再開する必要があります。

a ブラウザを再起動します。

b 最初に My VMware アカウントを使用してログインします。

c ドメイン サービス(バインド)アカウントのログイン名とパスワードを使用して、Active Directory アカウ

ントにログインします。

d ドメイン参加プロセスを続行します。

次のステップ

必要な場合は、True SSO(シングル サインオン)を設定することができます。 Horizon Cloud 環境の True SSO の設定を完了するを参照してください。

Active Directory ドメインの編集

初期セットアップ後に Active Directory ドメインを編集できます。

手順

1 [設定] > [Active Directory] を選択します。

Active Directory ページが表示されます。

2 複数の Active Directory が構成されている場合は、編集対象となる Active Directory を左側のリストから 1 つ選択します。

3 [ドメイン バインド] の隣の [編集] をクリックして、ドメイン バインド情報を編集します。

[Active Directory の編集] ダイアログが表示されます。

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4 次に記載されているフィールドの情報を必要に応じて編集します。

オプション 説明

NETBIOS 名 [編集不可] Active Directory ドメイン名

DNS ドメイン名 完全修飾の Active Directory ドメイン名

プロトコル [編集不可] LDAP のみ選択可能

バインド ユーザー名 ドメイン管理者。最初に Active Directory で新しいユーザー名をセットアップする場合にの

み編集します。

バインド パスワード ドメイン管理者のパスワード。最初に Active Directory で新しいパスワードをセットアップ

する場合にのみ編集します。

5 次に説明するように、補助バインド アカウントに変更を加えます。

n 補助バインド アカウントのパスワードを変更します。

1 アカウントのパスワードが Active Directory ですでに変更されていることを確認します。

2 [アカウントのパスワードの変更] リンクをクリックします(たとえば、[アカウント #1 のパスワードの

変更])。

3 新しいパスワードを入力します。

注: 補助バインド アカウントでは、バインド ユーザー名を変更できません。代わりに、アカウントを削除

して、新しいユーザー名で追加し直す必要があります。

n 補助バインド アカウントを追加します。

1 [補助バインド アカウントの追加] リンクをクリックします。

2 アカウントのユーザー名およびパスワードを入力します。

注: Active Directory 内にあるユーザー名とパスワードを使用する必要があります。そうしないと、

アカウントが正常に追加されません。

n アカウントの隣にある [削除] リンクをクリックして、補助バインド アカウントを削除します。

注: その補助バインド アカウントが、補助バインド アカウントとして残っている最後のものである場合は

削除できません。

6 [詳細なプロパティ] をクリックします。

7 次の [詳細なプロパティ] フィールドの情報を必要に応じて編集します。

オプション 説明

ポート このフィールドのデフォルト値は 389 です。標準ポートを使用している場合は、このフィール

ドを変更する必要はありません。

ドメイン コントローラの IP アドレス (オプション)Active Directory トラフィックが特定のドメイン コントローラを使用するに

は、使用する 1 台のドメイン コントローラの IP アドレスを指定します。

コンテキスト このオプションは、以前に指定した DNS ドメイン名情報を基準に自動的に入力されます。

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8 [ドメイン バインド] をクリックして、変更を保存します。

9 [ドメイン参加] の隣の [編集] をクリックして、ドメイン参加情報を編集します。

[ドメイン参加] ダイアログ ボックスが表示されます。

10 必要に応じてドメイン参加情報を編集します。

オプション 説明

プライマリ DNS サーバ IP プライマリ DNS サーバの IP アドレス

セカンダリ DNS サーバ IP (オプション)セカンダリ DNS サーバの IP アドレス

デフォルト OU デフォルトの組織単位

参加ユーザー名 ドメイン管理者。最初に Active Directory で新しいユーザー名をセットアップする場合にの

み編集します。

参加パスワード ドメイン管理者のパスワード。最初に Active Directory で新しいパスワードをセットアップ

する場合にのみ編集します。

11 次に説明するように、補助参加アカウントに変更を加えます。

n 補助参加アカウントの追加:

1 [補助参加アカウントの追加] リンクをクリックします。

2 アカウントのユーザー名およびパスワードを入力します。

注: Active Directory 内にあるユーザー名とパスワードを使用する必要があります。そうしないと、

アカウントが正常に追加されません。

n 補助参加アカウントのユーザー名の変更:

1 アカウントのユーザー名が Active Directory ですでに変更されていることを確認します。

2 [補助参加ユーザー名] フィールドに、新しいユーザー名を入力します。

n 補助参加アカウントのパスワードの変更:

1 アカウントのパスワードが Active Directory ですでに変更されていることを確認します。

2 [補助参加パスワード] フィールドに、新しいパスワードを入力します。

n [補助参加アカウントの削除] リンクをクリックして、補助参加アカウントを削除します。

12 [保存] をクリックします。

13 [スーパー管理者の追加] ダイアログ ボックスで、必要な変更を加えて、[保存] をクリックします。

Active Directory の検索機能を使用して、システムを管理する Active Directory 管理者グループを選択します。

次のステップ

必要な場合は、True SSO(シングル サインオン)を設定することができます。 Horizon Cloud 環境の True SSO の設定を完了するを参照してください。

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プライマリ ドメイン バインド アカウントがロックアウトされているときの通知

ロックされているプライマリ ドメイン バインド アカウントが原因で Horizon Cloud が認証エラーを検出すると、ア

カウントの状態を解決することを促すアラート通知が管理コンソールに表示されます。システムはプライマリ ドメ

イン バインド アカウントをサービス アカウントとして使用して、Active Directory (AD) サーバに接続し、Active Directory にクエリを行います。

管理者が管理コンソールに正常にログインするたびに、システムは、プライマリ ドメイン バインド アカウントが失

敗した状態または非アクティブの状態であるかチェックします。システムによってアカウントが失敗した状態または

非アクティブの状態であると判断されると、通知が作成されます。通知が作成されると [通知] ページに追加され、コ

ンソールの右上隅にあるベル アイコンのカウントに反映されます( )。ベル アイコンをクリックするか、[通知] ページに移動することで、通知の詳細を確認することができます。

注: システムと Active Directory サーバ間の接続の接続状態は、15 分間キャッシュされます。このため、プライ

マリ ドメイン バインド アカウントがロックアウトの状態になってから管理コンソールに通知が反映されるまで、最

大 15 分かかる場合があります。たとえば、管理コンソールにログインして、Active Directory サーバでプライマリ

ドメイン バインド アカウントを手動でロックアウトする場合、通知がコンソールに表示されるのに最大で 15 分かか

る場合があります。同様に、コンソールにロックアウト通知が表示されているときに Active Directory サーバでアカ

ウントを修正する場合、その修正後最大 15 分間にアカウントのロックアウト通知がコンソールに表示され続ける可

能性があります。

プライマリ ドメイン バインド アカウントがロックアウトになると、システムは Active Directory サーバへの接続を

認証するためにフォールバックしてアクティブな構成済みの補助ドメイン バインド アカウントを使用します。プラ

イマリ ドメイン バインド アカウントがロックアウトされているという通知が表示された場合、長い時間にわたり確

実に正常なシステム接続が継続するように、プライマリ ドメイン バインド アカウントの状態を解決する必要があり

ます。

True SSO を Horizon Cloud 環境で使用するために構成する

Horizon Cloud 環境で Active Directory ドメインを登録した後、True SSO を構成することができます。True SSO は VMware Identity Manager™ との統合を行い、ユーザーが Windows オペレーティング システムに Active Directory 認証情報を入力することなく Horizon Cloud によって提供される仮想 Windows デスクトップおよびア

プリケーションにシングル サインオン (SSO) できるようにする機能です。環境の True SSO が環境向けに構成され

ると、VMware Identity Manager™ にログインすることによってエンド ユーザーは認証されます。認証されたら、

ユーザーは資格が付与されたデスクトップまたはアプリケーションを、Active Directory 認証情報を求められること

なく、起動することができます。

環境で使用するように True SSO を構成することは、複数の手順によるプロセスです。概要レベルでは、手順は次の

とおりです。

1 以下を実行して、True SSO を操作するために必要なインフラストラクチャを設定します。

a Windows Server 認証局 (CA) をエンタープライズ CA にするためにインストールおよび構成。このセクシ

ョンの手順は、Windows Server 2012 R2 の場合の手順です。Windows Server 2008 R2 の場合も、手順

はほぼ同じです。

b 認証局 (CA) での証明書テンプレートの設定。

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c 管理コンソールの Active Directory ページからの Horizon Cloud ペアリング バンドルのダウンロード。

ペアリング バンドルは、登録サーバを設定するときに使用されます。

d 登録サーバの設定。

2 管理コンソールの Active Directory ページへの登録サーバ情報の追加。

構成が完了すると、認証局 (CA) はユーザーに代わって証明書を発行し、それらの証明書を使用してユーザーを割り

当てられたデスクトップにログインさせます。Horizon Cloud アプライアンスは ES に対して、ユーザーに代わって

証明書を発行するよう依頼します。ES は、認証局 (CA) を介して要求されたユーザーに代わって要求された証明書を

生成し、Horizon Cloud アプライアンスに返します。

前提条件

True SSO を設定する前に、少なくとも 1 つの Identity Manager を設定する必要があります。[ID 管理] ページを参

照してください。

手順

1 Windows Server 2012 R2 認証局のインストールと構成

Service Manager ウィザードを使用して Windows Server 2012 認証局 (CA) を設定できます。

2 認証局 (CA) での証明書テンプレートの設定

認証局 (CA) 上で証明書テンプレートを構成する必要があります。証明書テンプレートは、認証局 (CA) によっ

て生成される証明書の基本です。

3 Horizon Cloud ペアリング バンドルをダウンロードする

True SSO の Horizon Cloud 環境を構成しているときに、登録サーバの設定手順を完了するためにこのペアリ

ング バンドルが必要です。管理コンソールの Active Directory ページから、ペアリング バンドルをダウンロー

ドします。

4 登録サーバの設定

登録サーバ (ES) は、True SSO のインフラストラクチャ設定の最後の手順として Windows Server マシンにイ

ンストールする Horizon Cloud コンポーネントです。登録エージェント(コンピュータ)証明書をサーバにデ

プロイすることにより、この ES が登録エージェントとして機能し、ユーザーに代わって証明書を生成すること

を承認します。

5 Horizon Cloud 環境の True SSO の設定を完了する

登録サーバが設定されたら、管理コンソールの [Active Directory] ページに情報を入力します。

手順の完了後、環境が True SSO で構成されます。

Windows Server 2012 R2 認証局のインストールと構成

Service Manager ウィザードを使用して Windows Server 2012 認証局 (CA) を設定できます。

Microsoft 認証局 (CA) の標準的な設定手順を以下に示します。ここではラボ環境で使用するのに適した簡単なフォ

ームで手順を説明しますが、実際の本稼働システムでは業界のベスト プラクティスに従って認証局 (CA) を設定する

ことをお勧めします。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 123

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認証局 (CA) の設定に関する詳細なガイダンスが必要な場合は、標準の Microsoft テクニカル リファレンスである

『ステップ バイ ステップ ガイド - Active Directory 証明書サービス』および『ルート認証局のインストール』を参照

してください。

注: このトピックの手順は、Windows Server 2012 R2 の場合の手順です。Windows Server 2008 R2 の場合も、

手順はほぼ同じです。

手順

1 Server Manager ダッシュボードで、[ロールと機能の追加] をクリックしてウィザードを開き、[次へ] をクリッ

クします。

2 [インストール タイプの選択] ページで、ロールベースまたは機能ベースのインストールを選択し、[次へ] をクリ

ックします。

3 [サーバの選択] ページで、デフォルトの設定をそのまま使用して [次へ] をクリックします。

4 [サーバ ロール] ページで以下を実行します。

a [Active Directory 証明書サービス] を選択します。

b ダイアログで、[管理ツールを含める] を選択し(該当する場合)、[機能の追加] をクリックします。

c [次へ] をクリックします。

5 [機能] ページで、[次へ] をクリックします。

6 [認証局 CS] ページで、[次へ] をクリックします。

7 [ロール サービス] ページで、認証局を選択し、[次へ] をクリックします。

8 [確認] ページで、[必要に応じて自動的にターゲット サーバを再起動する] を選択し、[インストール] をクリック

します。

インストールの進捗状況が表示されます。インストールが完了すると URL リンクが表示され、新しくインストー

ルした認証局 (CA) をターゲット サーバ上で「Active Directory 証明書サービスの構成」として構成できます。

9 構成リンクをクリックして構成ウィザードを起動します。

10 [認証情報] ページで、エンタープライズ管理者グループからユーザー認証情報を入力し、[次へ] をクリックしま

す。

11 [ロール サービス] ページで、認証局 (CA) を選択し、[次へ] をクリックします。

12 [セットアップ タイプ] ページで、[エンタープライズ CA] を選択し、[次へ] をクリックします。

13 [CA のタイプ] ページで、必要に応じて [ルート CA] または [下位 CA] (この例では [ルート CA])を選択し、[次へ] をクリックします。

14 [プライベート キー] ページで [新しいプライベート キーを作成する] を選択し、[次へ] をクリックします。

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15 [暗号化] ページに以下の情報を入力します。

フィールド 説明

暗号化サービス プロバイダ RSA#Microsoft Software Key Storage Provider

キーの長さ 4096(または別の任意の長さ)

ハッシュ アルゴリズム SHA256(または別の任意の SHA アルゴリズム)

16 [CA 名] ページで、任意の値に変更するか、デフォルトの設定をそのまま使用して [次へ] をクリックします。

17 [有効期間] ページで、必要な設定を行い [次へ] をクリックします。

18 [証明書データベース] ページで、[次へ] をクリックします。

19 [確認] ページで情報を確認し、[設定] をクリックします。

20 次のタスクを実行して、構成プロセスを完了します(コマンド プロンプトからすべてのコマンドを実行)。

a 非パーシステントの証明書の処理用に認証局 (CA) を構成します。

certutil –setreg DBFlags

+DBFLAGS_ENABLEVOLATILEREQUESTS

b オフラインの CRL エラーを無視するように認証局 (CA) を構成します。

certutil –setreg ca\CRLFlags

+CRLF_REVCHECK_IGNORE_OFFLINE

c 認証局 (CA) サービスを再起動します。

net stop certsvc

net start certsvc

21 認証局 (CA) での証明書テンプレートの設定の手順に従って、CA の証明書テンプレートを設定します。

認証局 (CA) での証明書テンプレートの設定

認証局 (CA) 上で証明書テンプレートを構成する必要があります。証明書テンプレートは、認証局 (CA) によって生成

される証明書の基本です。

前提条件

Windows Server 2012 R2 認証局のインストールと構成で説明する手順を実行します。

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手順

1 新しいユニバーサル セキュリティ グループを作成します。

これにより、ユーザーに代わって証明書を発行するために必要な権限を単一のセキュリティ グループに割り当て

ることができるようになります。VMware 登録サーバがインストールされているすべてのコンピュータは、この

グループのメンバーになることによってそれらの権限を継承できます。

a [開始] をクリックし、「dsa.msc」と入力します。

[Active Directory ユーザーとコンピュータ] ダイアログが表示されます。

b ツリーで、ドメイン コントローラの [ユーザー] フォルダを右クリックし、[新規 > グループ] を選択します。

[新規オブジェクト - グループ] ダイアログが表示されます。

c [グループ名] フィールドで、新しいグループの名前を入力します。たとえば、TrueSSO Enrollment Servers などです。

d 以下のように設定を行います。

設定 値

グループのスコープ ユニバーサル

グループ タイプ セキュリティ

e [OK] をクリックします。

[Active Directory ユーザーとコンピュータ] ダイアログのツリーに新しいグループが表示されます。

f グループを右クリックして、[プロパティ] を選択します。

g [次のメンバー] タブで、登録サーバがインストールされるコンピュータを追加し、[OK] をクリックします。

h 登録サーバがインストールされるコンピュータを再起動します。

2 証明書テンプレートを構成します。

a [コントロール パネル > 管理ツール > 認証局] の順に選択します。

b ツリーで、ローカルの認証局 (CA) 名を展開します。

c [証明書テンプレート] フォルダを右クリックし、[管理] を選択します。

証明書テンプレート コンソールが表示されます。

d [スマートカード ログイン] テンプレートを右クリックし、[テンプレートの複製] を選択します。

[新規テンプレートのプロパティ] ダイアログが表示されます。

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e ダイアログのタブに以下のように情報を入力します。

タブ 設定

[互換性] n [変更の結果を表示] チェック ボックスをオンにします。

n [認証局] - [Windows Server 2008 R2]

n [証明書の受信者] - [Windows 7 / Server 2008 R2]

[全般] n [テンプレートの表示名] - 任意の名前。たとえば、「True SSO Template」などです。

n [テンプレート名] - 任意の名前。たとえば、「True SSO Template」などです。

n [有効期間] - 1 時間

n [更新期間] - 0 週間

[要求の処理] n [目的] - [署名とスマートカード ログイン]

n [スマートカード証明書の自動更新の場合 . . .] チェック ボックスをオンにします。

n [登録時にユーザーにプロンプトを表示] ラジオ ボタンをオンにします。

[暗号化] n [プロバイダのカテゴリ] - [キー ストレージ プロバイダ]

n [アルゴリズム名] - [RSA]

n [キーの最小サイズ] - [2048]

n [要求に使用可能な任意のプロバイダを使用できる...] ラジオ ボタンをオンにします。

n [要求ハッシュ] - [SHA256]

[サブジェクト名] n [この Active Directory 情報からビルド] ラジオ ボタンをオンにします。

n [サブジェクト名の形式] - [完全識別名 (DN)]

n [ユーザー プリンシパル名 (UPN)] チェック ボックスをオンにします。

[サーバ] [CA データベース内に証明書および要求を保存しない] チェック ボックスをオンにします。

[発行の要件] n [登録には以下が必要] - [認証された署名の数] を選択して「1」を入力

n [署名に必要なポリシー タイプ] - [アプリケーション ポリシー]

n [アプリケーション ポリシー] - [証明書要求エージェント]

n [登録には以下が必要] - [有効な既存の証明書]

セキュリティ 上部のタブで、作成した新しいグループを選択します。次に、下部のタブでは、読み取りと登録権限に対し

て [許可] を選択します。

f [OK] をクリックします。

3 True SSO のテンプレートを発行します。

a [証明書テンプレート] フォルダをもう一度右クリックし、[新規 > 発行する証明書テンプレート] を選択しま

す。

[証明書テンプレートを有効にする] ダイアログが表示されます。

b [TrueSsoTemplate] を選択し、[OK] をクリックします。

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4 登録エージェント テンプレートを発行します。

a [証明書テンプレート] フォルダをもう一度右クリックし、[新規 > 発行する証明書テンプレート] を選択しま

す。

[証明書テンプレートを有効にする] ダイアログが表示されます。

b 登録エージェント コンピュータを選択し、[OK] をクリックします。

注: このテンプレートには、前の手順で発行されたテンプレートと同じセキュリティ設定が必要です。

これで、認証局 (CA) は True SSO で使用するための適切な証明書テンプレートを使用して設定および構成され

ました。

5 Horizon Cloud ペアリング バンドルをダウンロードするの手順に従って、Horizon Cloud ペアリング バンドル

をダウンロードします。

Horizon Cloud ペアリング バンドルをダウンロードする

True SSO の Horizon Cloud 環境を構成しているときに、登録サーバの設定手順を完了するためにこのペアリング

バンドルが必要です。管理コンソールの Active Directory ページから、ペアリング バンドルをダウンロードします。

ペアリング バンドルには、登録サーバにアップロードする CRT 形式の Horizon Cloud テナント アプライアンスの

証明書ファイルが含まれています。

手順

1 管理コンソールで、[設定] - [Active Directory] に移動します。

2 [True SSO の設定] 領域で、[ペアリング トークンのダウンロード] をクリックして pairing_bundle.7z ファ

イルを取得します。

3 その内容を抽出できる場所にファイルを保存します。

4 CRT ファイルをペアリング バンドルから、登録サーバを設定するときに取得できる場所に抽出します。

5 登録サーバの設定の手順に従って、登録サーバをセットアップします。

登録サーバの設定

登録サーバ (ES) は、True SSO のインフラストラクチャ設定の最後の手順として Windows Server マシンにインス

トールする Horizon Cloud コンポーネントです。登録エージェント(コンピュータ)証明書をサーバにデプロイす

ることにより、この ES が登録エージェントとして機能し、ユーザーに代わって証明書を生成することを承認します。

前提条件

Windows Server 2012 R2 認証局のインストールと構成、認証局 (CA) での証明書テンプレートの設定、および

Horizon Cloud ペアリング バンドルをダウンロードする の手順を完了していることを確認します。

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手順

1 登録サーバをインストールします。

a My VMware サイトから登録サーバの .exe ファイルをダウンロードします。ファイル名は VMware-

HorizonCloud-TruessoEnrollmentServer-x86_64-7.3.0-xxxxx.exe のようになります。

b システムで Windows Server 2008 R2 または Windows Server 2012 R2 マシンが実行されており、4 GB 以上のメモリがあることを確認します。

c インストーラを実行し、ウィザードに従います。

2 登録エージェント(コンピュータ)証明書をデプロイします。

a Microsoft Management Console (MMC) を開きます。

b [ファイル] メニューで、[スナップインの追加と削除] をクリックします。

c [利用可能なスナップイン] で、[証明書] をダブルクリックします。

d [コンピュータ アカウント] を選択し、[次へ] をクリックします。

e ローカル コンピュータ を選択し、[完了] をクリックします。

f [スナップインの追加と削除] ダイアログで、[OK] をクリックします。

g MMC で、[証明書] の [個人] フォルダを右クリックして [すべてのタスク > 新しい証明書の要求] を選択し

ます。

h [証明書の登録] ダイアログで、[登録エージェント(コンピュータ)] のチェック ボックスをオンにし、[登録] をクリックします。

3 pairing_bundle.7z ファイルから抽出された証明書 CRT ファイルをインポートします。

a MMC で、[VMware Horizon Cloud 登録サーバの信頼されたルート] フォルダの [証明書] サブフォルダを

右クリックし、[すべてのタスク > インポート] を選択します。

b [次へ] をクリックします。

c pairing_bundle.7z バンドルから証明書ファイルを解凍した場所に移動します。

d 2 つの証明書ファイルを 1 つずつインポートします。

e [次へ] をクリックし、[終了] をクリックします。

4 Horizon Cloud 環境の True SSO の設定を完了するで説明されている残りの構成の手順を完了します。

Horizon Cloud 環境の True SSO の設定を完了する

登録サーバが設定されたら、管理コンソールの [Active Directory] ページに情報を入力します。

前提条件

前の手順登録サーバの設定を完了します。

手順

1 管理コンソールで、[設定] - [Active Directory] に移動します。

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2 True SSO の設定の横にある [追加] をクリックします。

[True SSO の設定] ダイアログが表示されます。

注: 登録サーバはすでに構成されているため、このダイアログの [ペアリング トークンのダウンロード] リンク

は無視してかまいません。

3 登録サーバの名前を [プライマリ登録サーバ] フィールドに入力し、フィールドの横にある [ペアリングのテスト] ボタンをクリックします。

その他の必須フィールドには自動的に入力されます。

4 [保存] をクリックします

5 高可用性のためにセカンダリ登録サーバを設定するには、次の手順を実行します。

a 登録サーバの設定 に記載されたプロセスを 2 台目のマシンに対して繰り返します。

b True SSO の設定を編集し、[セカンダリ登録サーバ] フィールドに 2 番目の ES アドレスを追加して、ペアリ

ングをテストします。

c もう一度設定を保存します。

構成情報が [Active Directory] ページの [True SSO の設定] に表示されます。

外部およびフォレストの信頼

システムは、異なるフォレスト内のドメイン間で、外部(またはフォレスト)の信頼を経由することがサポートされ

ます。

次の機能が含まれます。

n あるフォレストにおけるユーザー/グループの割り当て/エンタイトルメントを、別のフォレストのリソースに適

用します。

n 一方向の信頼をサポートします。

この機能を有効にするには、次を実行します。

n 使用するアカウントやデスクトップが含まれている、すべてのフォレストの全ドメインを登録します。

n フォレストの信頼の両側にあるフォレスト ルート ドメインを登録します。これは、テナントがフォレスト ルー

トに接続し、関連する TDO をデコードするために必要です。この要件は、フォレスト ルート ドメインに DaaS デスクトップやユーザーが存在しない場合でも適用されます。

n 各フォレストの 1 つ以上の登録済みドメインでグローバル カタログを有効にします。パフォーマンスを最適化

するためには、すべての登録済みドメインでグローバル カタログを有効にする必要があります。

n さまざまなフォレストのグループにデスクトップの資格を付与するには、各フォレストの 1 つ以上のユニバーサ

ル グループを登録します。ドメイン ローカル グループを使用したエンタイトルメント/割り当てはサポートさ

れていません。そのため、「member」属性の DN と tokenGroup から FSP が除外されます。

n フォレスト ドメインの DNS 名およびルートの名前付けコンテキストについては、階層構造に従います。たとえ

ば、親ドメインが example.edu の場合、子ドメインは vpc.example.edu となり、vpc.com とはなりません。

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n 衝突する NETBIOS 名を持つ、外部の信頼されたフォレストのドメインは回避してください。そのようなドメイ

ンは除外されます。登録済みの NETBIOS 名は、信頼されたフォレストのドメインの列挙時に検出された衝突す

る NETBIOS 名よりも常に優先されます。

役割と許可の編集

管理コンソールのロールベースのアクセス制御を使用して、どの管理者権限が、どの Active Directory ユーザー アカウントに付与されているかを判別します。

これらの役割と、関連付けられている権限によって、管理コンソールを使用してユーザーが実行できる管理アクショ

ンが決定されます。管理コンソールの機能と要素の可視性は、ユーザーの Active Directory アカウントに割り当てら

れる役割によって制御されます。たとえば、[ヘルプ デスク読み取り専用管理者] の役割が割り当てられている

Active Directory グループ内のユーザーは、エンド ユーザーのユーザー カードに移動して情報を見ることができま

すが、デスクトップでの操作は実行できません。[ヘルプ デスク管理者] の役割が割り当てられている Active Directory グループ内のユーザーは、ユーザー カードに移動して情報を見ることに加えて、トラブルシューティング

の操作を実行することができます。グループ内のユーザーが管理コンソールの 2 番目のログイン画面にログインし、

管理アクションにアクセスできるようにする前に、組織の適切な Active Directory グループに役割を割り当てる必要

があります。

前提条件

注意: 既存の Active Directory グループに役割を割り当てる前に、Active Directory グループ内のユーザー アカ

ウントのメンバーシップを確認して、ユーザー アカウントが確実に 1 つのみの Horizon Cloud の役割を受け取るよ

うにします。必要に応じて、特定の Active Directory グループを作成します。これらの役割は Active Directory グループのレベルで割り当てられるため、ユーザーの Active Directory アカウントが 2 つの Active Directory グルー

プに属していて、各グループに別の役割が割り当てられている場合は、予期しない結果が発生する可能性があります。

管理コンソール機能は、以下の優先順位に従って表示されます。

1 [スーパー管理者]

2 [ヘルプ デスク管理者]

3 [デモ管理者]

4 [ヘルプ デスク読み取り専用管理者]

この優先順位の結果として、ADGroup1 および ADGroup2 の両方の Active Directory グループにユーザーの

Active Directory アカウントが属していて、ADGroup1 に [スーパー管理者] の役割を、ADGroup2 に [ヘルプ デス

ク読み取り専用管理者] の役割をそれぞれ割り当てられる場合は、管理コンソールには [スーパー管理者] の役割に従

って、その他の役割の機能のサブセットではなくすべての機能が表示されます。この理由は、[スーパー管理者] の役

割が優先的に取り扱われるためです。

手順

1 [設定] > [役割と許可] を選択します。

[役割と許可] ページが表示されます。

デフォルトの役割は次の 4 つです。

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役割 説明

スーパー管理者 Active Directory ドメインの少なくとも 1 つのグループ、そしてオプションでその他に割り当てる必要がある必須の役割。

この役割により、管理コンソールで管理アクションを実行するためのすべての権限が付与されます。

重要: 最初のノードで Active Directory ドメインを登録するときに指定したドメイン参加アカウントが、必ずスーパー管

理者の役割が付与されたグループのいずれか 1 つにあることを確認します。イメージおよびドメイン参加の操作に関連す

る操作のエンドツーエンドの成功のために、ドメイン参加アカウントに対してこのスーパー管理者の役割が付与されている

必要があります。

ヘルプ デスク管理者 1 つ以上のグループに割り当てることができる役割。この役割の目的は、この役割がある Active Directory グループがユー

ザー カードの機能を使用して以下のことを行えるようにするために、管理コンソールへのアクセスを提供することです。

n エンド ユーザー セッションのステータスを確認する。

n セッションでのトラブルシューティングの操作を実行する。

ヘルプ デスク読み取り

専用管理者

1 つ以上のグループに割り当てることができる役割。この役割の目的は、この役割がある Active Directory グループがユー

ザー カードの機能を使用してエンド ユーザー セッションのステータスを確認できるようにするために、管理コンソールへ

のアクセスを提供することです。

デモ管理者 1 つ以上のグループに割り当てることができる読み取り専用の役割。デモ管理者はコンソールで設定を表示し、オプション

を選択して追加選択を確認することはできますが、選択によって設定が変更されることはありません。

2 [役割] リストから役割を選択して、[編集] をクリックします。

3 編集ダイアログで、Active Directory の検索機能を使用して役割のグループを選択し、[保存] をクリックしま

す。

重要: これらの役割は、グループのみに割り当てることができます。管理コンソールで、役割ごとに個別の

Active Directory ユーザー アカウントを選べる方法はありません。

この点は、ドメイン参加アカウントにとって重要です。最初のノードに対して登録したドメイン参加アカウント

が Active Directory グループのいずれにもない場合、そのアカウントの Active Directory グループを作成して、

そのドメイン参加アカウントにスーパー管理者の役割を確実に割り当てられるようにします。ドメイン参加アカ

ウントには、スーパー管理者の役割を付与する必要があります。

注: スーパー管理者ロールとデモ管理者ロールの両方に同じグループを追加しないでください。追加すると、

そのグループのユーザーは必要なすべての機能へのフル アクセスを取得できなくなる場合があります。

ファイル共有の管理

ファイル共有を設定し、データをユーザー インターフェイスにインポートできます。

n ユーザー インターフェイスの外部で、個別に管理されるマシン上でファイル共有を作成した後、[インフラスト

ラクチャ] ページに追加できます。

n ファイル共有がシステムに追加された後は、設定している機能に応じて、コンテンツが自動または手動でインポ

ートされます。

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n さまざまな機能をサポートする、次の 2 つのタイプのファイル共有があります。

タイプ 用途:

エージェント n エージェント ソフトウェアのアップデート:エージェント ファイルは自動的にファイル共有にダウ

ンロードされ、システムにインポートされ、[割り当て] ページで利用可能になります。割り当てのエ

ージェント ソフトウェアのアップデートを参照してください。

アプリケーション/イメージ n App Volumes の統合:AppStack をファイル共有にコピーし、[インフラストラクチャ] ページでイ

ンポートします。App Volumes を使用したアプリケーションのインポートを参照してください。

ファイル共有の作成

ユーザー インターフェイスの外部でファイル共有を作成できます。

手順

1 一般的な手順で Windows フォルダを作成します。

n エージェントのファイル共有(つまり、エージェント ソフトウェアのアップデートで使用するファイル共

有)である場合は、フォルダに「agentFiles」という名前を付ける必要があります。後で、いくつかのサブ

フォルダが作成され、そのうちの 2 つのフォルダが使用されます。これらのサブフォルダについて、次に説

明します。

サブフォルダの名前 説明

cdsClient このフォルダには、VMware の担当者が構成したアップグレード サーバから自動的にダウンロ

ードされたエージェントファイルが含まれます。

hotpatch このフォルダには、ユーザーが手動で保存したエージェント ファイルが含まれます。VMware の担当者から特に指示がない限り、この操作を実行する必要はありません。

n アプリケーション/イメージのファイル共有の場合、任意の名前を付けることができます。

2 ファイル共有フォルダで次の設定を行います。

n ファイル共有がテナント ドメインに参加していることを確認します。

n 共有を有効にします。

n ドメイン ユーザーにこの権限を追加します。

3 ユーザー インターフェイスでファイル サーバを追加する場合には、次の情報をメモします。

n 前の手順で追加したドメイン ユーザーのユーザー名とパスワード。

n ファイル共有フォルダのソース パス。

次のステップ

ユーザー インターフェイスでファイル共有を追加します。[インフラストラクチャ] ページでのファイル共有の追加

を参照してください。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

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[インフラストラクチャ] ページでのファイル共有の追加

ユーザー インターフェイスの外部でファイル共有を作成した後、それを [インフラストラクチャ] ページに追加できま

す。

注: ファイル共有を追加するときに、ファイル共有のコンテンツ(エージェント ファイルまたは AppStack)がシ

ステムにインポートされます。あとでファイル共有にコンテンツを追加する場合は、インポート機能を使用してコン

テンツをインポートできます。

前提条件

[インフラストラクチャ] ページにファイル共有を追加するには、最初にユーザー インターフェイスの外部でファイル

共有を作成する必要があります。ファイル共有の作成を参照してください。

手順

1 [設定] - [インフラストラクチャ] を選択して、[ファイル共有] をクリックします。

2 [新規] をクリックします。

3 [新しいファイル共有] ダイアログ ボックスで必須情報を指定します。

オプション 説明

名前 ファイル共有の名前。

ドメイン ファイル共有のドメイン。ドロップダウン リストから選択します。

ユーザー名 ファイル共有の管理者ユーザー。

パスワード ファイル共有の管理者パスワード。

タイプ ファイル共有のタイプ。ファイル共有に含まれるものに応じて、「エージェント」または「アプ

リケーション/イメージ」を選択します。

n エージェントのファイル共有は、エージェント ソフトウェアのアップデートをインポート

するためにのみ使用されます。

n AppStack のインポートにはアプリケーション/イメージ ファイル共有が使用されます。

ソース パス ファイル共有へのネットワーク パス。

転送先ポッド (アプリケーション/イメージ タイプのみ)このフィールドは、テナントに複数のポッドがある

場合にのみ表示されます。ドロップダウン リストからポッドを選択します。

4 [保存] をクリックします。

ファイル共有の編集

ファイル共有の名前、接続元のパス、接続先のパス、接続先のポッドを編集できます。

手順

1 [設定] - [インフラストラクチャ] を選択します。

2 編集するファイル共有の横のチェックボックスを選択します。

3 [編集] をクリックして、変更を行います。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

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4 [保存] をクリックします。

ファイル共有の削除

[インフラストラクチャ] ページでファイル共有を削除できます。

手順

1 [インフラストラクチャ] ページで、削除するファイル共有を選択します。

2 [削除] をクリックし、ファイル共有を削除することを確認します。

ファイル共有がリストに表示されなくなります。

ファイル共有からのコンテンツのインポート

[インフラストラクチャ] ページでファイル共有のコンテンツをインポートできます。

手順

1 [設定 > インフラストラクチャ] を選択します。

2 [インフラストラクチャ] ページで、ファイル共有を選択します。

3 [. . .]ボタンをクリックして、[インポート] を選択します。

n ほとんどの場合、すべてのファイルは自動的にインポートされ、ユーザー インターフェイスの各ページで利

用できるようになります。

ファイル タイプ ユーザー インターフェイス ページ

エージェント [割り当て] ページ(割り当てのエージェント ソフトウェアのアップデートを参照)。

AppStack [アプリケーション] ページ。

n Agent ファイルが hotpatch として配信されている場合は、VMware の担当者から受け取ったハッシュ値

を入力するよう求められます。VMware の担当者から特に指示がない限り、この機能を使用する必要はあり

ません。

ストレージの管理

[ストレージ管理] ページで、AppStack を管理することができます。

[設定] > [ストレージ管理] を選択し、[ストレージ管理] ページを開きます。

AppStack の管理

[ストレージ管理] ページの [AppStacks] タブに、テナントのすべての AppStack が表示されます。

n ストレージ容量を解放するために、リストで AppStack を選択し、[削除] ボタンをクリックして AppStack を削

除できます。

注: アクティブなユーザー セッションがある AppStack は削除できません。

n ページ右上のコントロールを使用して、リストをフィルタしたり、ページを更新したりできます。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

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ユーティリティ仮想マシンの管理

ユーティリティ仮想マシンとは、DHCP などのインフラストラクチャ サービスに使用される、サポート対象外のオペ

レーティング システムを搭載した検出済み仮想マシンです。

ページ上部のボタンを使用して、次のアクションを実行できます。

アクション 説明

名前の変更 仮想マシンを選択し、[名前の変更] をクリックします。フィールドに新しい名前を入力し、[保存] をクリック

します。

注: このアクションが成功するには、エージェント ペアリングを使用して選択した仮想マシンをテナントと

ペアリングする必要があり、DaaS Agent は有効な状態である必要があります。

シャットダウン 仮想マシンをシャットダウンします。

n 一度に複数の仮想マシンを選択できます。

n 仮想マシンのステータスは緑色になっている必要があります。

n アクティブなユーザー セッションのない仮想マシンのみをシャットダウンできます。

再起動 仮想マシンの「グレースフル」リスタートを実行することで、データを失わずにハングした仮想マシンをリカ

バリできます。これが動作しない場合、[リセット] メニュー オプションを使用する必要がある可能性がありま

す。このオプションを使用すると、仮想マシンのハード リセットが実行され、データが失われる可能性があり

ます。

n 一度に複数の仮想マシンを選択できます。

n 仮想マシンのステータスは緑色になっている必要があります。

[. . .] ボタンをクリックして、ドロップダウン メニューから選択することで、次のアクションを実行できます。

アクション 説明

サスペンド 選択した仮想マシンをサスペンドします。

レジューム 選択した仮想マシンの操作をレジュームします。

パワーオン 選択した仮想マシンをパワーオンします。

パワーオフ 選択した仮想マシンをパワーオフします。

リセット 選択した仮想マシンをリセットします。

エージェント ペアリングをリセット ペアリングのエラーが発生したときにエージェント ペアリングの状態を修正します。

n 複数の仮想マシンを選択できます。アクションは、現在パワーオン状態の選択した仮想マシンにのみ適用

されます。

n [監視] > [アクティビティ] ページで進行状況を確認できます。

インポートされた仮想マシンへの移

[インポートされた仮想マシン] ページに仮想マシンを移動します。12 章 インポートされた仮想マシンを参照

してください。

2 要素認証

システムでは、内部ユーザーの RSA SecurID と Radius 認証がサポートされます。

内部ネットワークのユーザーの 2 要素認証を有効にするには、RADIUS を使用した認証のセットアップと RSA SecurID を使用した認証のセットアップを参照してください。

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RADIUS を使用した認証のセットアップ

RADIUS を使用して、エンド ユーザーの 2 要素認証を有効にできます。

注: プライマリおよびセカンダリのテナント アプライアンス IP アドレスは、RADIUS サーバでクライアントとし

て登録されていることを確認します。VMware の担当者から、テナント アプライアンスの IP アドレスを入手します。

手順

1 [設定] - [2 要素認証] を選択します。

2 認証を構成します。

オプション 説明

第 2 要素認証方式 [Radius] を選択します。

ユーザー名を維持 [はい] を選択して、認証中にユーザー名を維持します。認証を試行しているユーザーには、RSA とドメイン チャレンジと同じユーザー名の認証情報が必要です。[いいえ] を選択すると、ユー

ザー名のフィールドはロックされず、ユーザーは異なる名前を入力できます。

外部接続のみ [いいえ] を選択して、システムで内部ユーザーの 2 要素認証を構成します。Access Point を使用して外部ユーザーを構成します。

プロバイダ名 (必須)使用されている RADIUS 認証のタイプを識別する名前。

ホスト名/IP アドレス (必須)認証サーバの DNS 名または IP アドレス。

共有シークレット (必須)サーバと通信するためシークレット。この値は、サーバで構成されている値と同じであ

る必要があります。

認証ポート 認証トラフィックを送受信するために構成されている UDP ポート。デフォルトは 1812 です。

アカウント ポート アカウント トラフィックを送受信するために構成されている UDP ポート。デフォルトは

1813 です。

メカニズム RADIUS 認証プロトコル(PAP または CHAP)を選択します。

サーバ タイムアウト RADIUS サーバから応答があるまで待機する秒数。デフォルトは 5 秒です。

最大再試行回数 要求が失敗するまでの再試行回数。デフォルトは 3 回です。

レルムのプリフィックス 認証の際、ユーザー名の先頭に追加するレルムの名前と区切り文字。

レルムのサフィックス 認証の際、ユーザー名の後に追加するレルムの名前と区切り文字。

補助サーバ デフォルトは [いいえ] です。[はい] に設定する場合には、プライマリ サーバが応答しないとき

に使用するセカンダリ RADIUS サーバを指定します。

3 [保存] をクリックします

4 [テスト認証] ダイアログでユーザー名とパスコードを入力して、[テスト] をクリックします。

認証に成功すると、テナント ポータルへの認証を試行するユーザーに、RADIUS 認証情報に続いてドメイン認証

情報を使用してログインするように求めるダイアログ ボックスが表示されます。

5 認証情報の [テスト認証] に失敗すると、設定は保存されません。正しいユーザー名とパスコードを使用して、も

う一度やり直します。

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RSA SecurID を使用した認証のセットアップ

RSA SecurID を使用して、エンド ユーザーの 2 要素認証を有効にできます。

手順

1 [設定] - [2 要素認証] を選択します。

2 認証を構成します。

オプション 説明

第 2 要素認証方式 [RSA SecurID] を選択します

ユーザー名を維持 [はい] を選択して、認証中にユーザー名を維持します。認証を試行しているユーザーには、RSA とドメイン チャレンジと同じユーザー名の認証情報が必要です。[いいえ] を選択すると、ユー

ザー名はロックされず、ユーザーは異なる名前を入力できます。

外部接続のみ [はい] の場合、ネットワーク内のユーザーは、RSA の認証情報を入力する必要はありません。

内部および外部の区別は、サービス プロバイダによって構成されます。[いいえ] の場合、ネッ

トワーク内外の両方のユーザーは、RSA の認証情報を入力する必要があります。

構成ファイルのアップロード [選択] をクリックして、sdconf.rec という名前のファイルに移動します。[開く] をクリック

します。

3 [保存] をクリックします。

[ID 管理] ページ

[ID 管理] ページでは、Horizon Cloud 環境で使用する ID 管理プロバイダを追加、編集、および設定できます。

[ID 管理] ページには、現在設定されているプロバイダが表示されます。各プロバイダの以下の情報が含まれます。

n ステータス - 設定されたプロバイダの現在のステータス。アイコンにカーソルを置くとステータスが表示されま

す。

n Identity Manager URL - プロバイダの URL。

n SSO トークンのタイムアウト:タイムアウト値(分)。

n データセンター:データセンターの名前。

n テナント アドレス:テナント アプライアンスのアドレス。

新しい ID 管理プロバイダを構成するには:

1 [新規] をクリックします。

2 次の情報を入力します。

フィールド 説明

VMware Identity Manager の URL VMware Identity Manager インスタンスの URL。

SSO トークンのタイムアウト タイムアウト値(分)。

データセンター データセンターの名前。ドロップダウン リストから選択します。

テナント アドレス テナント アプライアンスのアドレス。

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3 [保存] をクリックします。

既存の構成の情報を編集するには:

1 一覧表示されている構成を選択します。

2 [編集] をクリックします。

3 次の情報を編集します。

フィールド 説明

SSO トークンのタイ

ムアウト

タイムアウト値(分)。

テナント アドレス テナント アプライアンスのアドレス。

4 [保存] をクリックします。

構成の 1 つを削除するには:

1 リストで構成を選択します。

2 [削除] をクリックします。

3 [削除] をクリックして確認します。

設定された ID 管理プロバイダを Horizon Cloud でどのように使用するかを設定するには:

1 [構成] をクリックします。

2 以下のように設定を編集します。

フィールド 説明

[リモート ユーザーを Identity Manager に強制的に登録]

ID 管理プロバイダ以外によるリモート ユーザー アクセスをブロックするには、[はい] を選択します。その

プロバイダのステータスが緑色の場合にのみ表示されるオプションです。

[内部ユーザーを Identity Manager に強制的に登録]

ID 管理プロバイダ以外による内部ユーザー アクセスをブロックするには、[はい] を選択します。そのプロ

バイダのステータスが緑色の場合にのみ表示されるオプションです。

3 [保存] をクリックします。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

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デスクトップ接続 14このセクションでは、デスクトップ仮想マシンへの接続の設定と維持についての情報を提供します。

この章には、次のトピックが含まれています。

n デスクトップ プロトコル

n VMware Horizon Client の使用

デスクトップ プロトコル

デスクトップ仮想マシンへの接続を確立するために、さまざまな接続プロトコルを利用できます。

VMware Horizon Agent は占有量が非常に小さく (90 KB)、Horizon Client のすべての機能をサポートします。

Blast Extreme、Blast with HTML Access、PCoIP、RDP、HTTPS、SSL、SSO、USB リダイレクト、プリンタのサ

ポート、セッション管理などの機能を利用できます。

Horizon Agent は、ネイティブ アプリケーション(Blast Extreme および PCOIP プロトコル)と HTML Access(Blast with HTML Access プロトコル)の 2 種類のデスクトップ接続方法をサポートします。

Blast ExtremeBlast Extreme は、優れたパフォーマンスの表示プロトコルです。このプロトコルは、WAN の最適化と 3D グラフ

ィックスをサポートしているため、RDP と比べてエンドユーザー エクスペリエンスがはるかに優れています。

Blast Extreme プロトコルを使用するには、次の点に注意してください。

n 各仮想デスクトップに最新バージョンの Horizon Agent と DaaS Agent をインストールする必要があります。

n エンド ユーザーのエンド ポイント デバイスに VMware Horizon Client をインストールする必要があります。

n Blast Extreme は、プールの設定にある [ネイティブ クライアント] のデフォルトのプロトコルです。

Blast with HTML AccessBlast with HTML Access を使用すると、HTML5 に準拠したあらゆる Web ブラウザからデスクトップにアクセスで

きます。

Blast with HTML Access を使用するには、次の点に注意してください。

n 各仮想デスクトップに最新バージョンの Horizon Agent と DaaS Agent をインストールする必要があります。

n Access Point を経由せずに内部接続する場合は、SSL 証明書の自動インストールを設定する必要があります。

VMware Blast での SSL 証明書のインストールの自動化を参照してください。

n リモート アプリケーションの起動に関して、次のような追加要件があります。

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[HTML Access(Blast)の使用に関するシステム要件]

クライアント システムのブラウザ

n Chrome 41、42、および 43

n Internet Explorer 10 および 11

n Safari 7 および 8(Mobile Safari はこのリリースではサポートされません)

n Firefox 36、37、および 38

クライアント オペレーティング システム

n Windows 7 SP1(32 ビットまたは 64 ビット)

n Windows 8.x デスクトップ(32 ビットまたは 64 ビット)

n Windows 10 デスクトップ(32 ビットまたは 64 ビット)

n Mac OS X Mavericks(10.9)

n Mac OS X Yosemite(10.10)

n Chrome OS 28.x 以降

HTML Access(Blast)による RDSH アプリケーションのサポート[]

RDSH アプリケーションの起動は、HTML Access でサポートされています。

次の点に注意してください。

n Access Point 2.0 のリモート アクセス ゲートウェイを導入する必要があります(ご利用になっているサービス

プロバイダにご確認ください)。

n この機能は、iOS や Android では正常に動作しません。

VMware Blast での SSL 証明書のインストールの自動化

この付録で説明するプロセスは、Access Point を経由しない内部アクセスを容易にするために必要となります。この

ようなアクセスが必要なユーザーが存在しない場合、この手順を実行する必要はありません。

次の点に注意してください。

n 仮想マシンをイメージに変換したり再度公開したりする前に、イメージでこのプロセスを実行する必要がありま

す。

n イメージを開いて再度公開するたびにこのプロセスを繰り返す必要があります。

sysprep の問題やおよび証明書が重複する問題を回避するために、post sysprep スクリプトを実行して証明書をイ

ンストールできます。また、独自の標準の手法(たとえば、Active Directory GPO やスクリプト)も使用できます。

SSL 証明書の要件については、Horizon View Feature Pack のドキュメントを参照してください。

Horizon DaaS 環境で post sysprep コマンド/スクリプトを構成するには、次の手順に従ってください。

n テスト マシンに証明書をインポートし、証明書のサムプリントをメモします。

n テンプレート仮想マシンで post sysprep スクリプト/バッチ ファイルを作成し、証明書をコピーします。

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n テンプレート仮想マシンをイメージに変換するか、再度公開します。

証明書のインポートと証明書のサムプリントの記録

SSL 証明書のインストールを自動化する最初の手順として、証明書をインポートしてサムプリントを記録します。

手順

1 次の手順を実行して、MMC に証明書スナップインを追加します。

証明書を Windows 証明書ストアに追加するには、最初に証明書スナップインを Microsoft 管理コンソール

(MMC) に追加する必要があります。操作を開始する前に、MMC と証明書スナップインが Windows ゲスト OS で使用できることを確認します。

a デスクトップで、[スタート] をクリックして mmc.exe と入力します。

b MMC ウィンドウで、[ファイル] > [スナップインの追加と削除] を選択します。

c [スナップインの追加と削除] ウィンドウで、[証明書] を選択し、[追加] をクリックします。

d 証明書スナップイン ウィンドウで、コンピュータ アカウント を選択し、[次へ] をクリックし、[ローカル コンピュータ] を選択し、[終了] をクリックします。

e [スナップインの追加と削除] ウィンドウで、[OK] をクリックします。

2 次の手順を実行して、HTML Access Agent の証明書を Windows 証明書ストアにインポートします。

デフォルトの HTML Access Agent の証明書を認証局 (CA) 署名の証明書と置き換えるには、認証局 (CA) 署名

の証明書を Windows ローカル コンピュータの証明書ストアにインポートする必要があります。操作を開始す

る前に、HTML Access Agent がインストールされていること、認証局 (CA) 署名の証明書がデスクトップにコ

ピーされていること、証明書スナップインが MMC に追加されていること(上記の手順 1 を参照)を確認してく

ださい。

a MMC ウィンドウで、[証明書 (ローカル コンピュータ)] ノードを展開し、個人用フォルダを選択します。

b [操作] ペインで、[他の操作] > [すべてのタスク] > [インポート] を選択します。

c 証明書のインポート ウィザードで、[次へ] をクリックして証明書が格納されている場所を参照します。

d 証明書ファイルを選択して [開く] をクリックします。

証明書ファイルのタイプを表示するには、[ファイル名] ドロップダウン メニューからそのファイル形式を選

択できます。

e 証明書ファイルに含まれるプライベート キーのパスワードを入力します。

f [この鍵をエクスポート可能にマークする] を選択します。

g [すべての拡張可能なプロパティを含む] を選択します。

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Page 143: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

h [次へ] をクリックして [終了] をクリックします。

新しい証明書が [証明書 (ローカル コンピュータ)] > [個人] > [証明書] フォルダに表示されます。

i 新しい証明書にプライベート キーが含まれていることを確認します。

1. [証明書 (ローカル コンピュータ)] > [個人] > [証明書] フォルダで、新しい証明書をダブルクリックしま

す。

[証明書情報] ダイアログ ボックスの [全般] タブに、「この証明書に対応する秘密キーを持っています。」とい

うメッセージが表示されることを確認します。

3 HTML Access Agent のルートおよび中間証明書をインポートします。

HTML Access Agent 用にインポートした SSL 証明書を使用して、証明書チェーンのルート証明書と中間証明書

がインポートされていない場合は、これらの証明書を Windows ローカルコンピュータの証明書ストアにインポ

ートする必要があります。

a MMC コンソールで、[証明書 (ローカル コンピュータ)] ノードを展開し、[信頼されたルート証明機関] > [証明書] フォルダに移動します。

n ルート証明書がこのフォルダにあり、証明書チェーン内に中間証明書がない場合は、この手順をスキッ

プします。

n ルート証明書がこのフォルダになければ、手順 b に進みます。

b [信頼されたルート証明機関] > [証明書] フォルダを右クリックし、[すべてのタスク] > [インポート] をクリ

ックします。

c 証明書のインポート ウィザードで、[次へ] をクリックしてルート認証局 (CA) 証明書が保存されている場所

を参照します。

d ルート認証局 (CA) 証明書ファイルを選択し、[開く] をクリックします。

e [次へ] をクリックし、[次へ] をクリックして、 [終了] をクリックします。

f サーバ証明書が中間認証局 (CA) によって署名されていた場合、証明書チェーンのすべての中間証明書を

Windows ローカル コンピュータ証明書ストアにインポートします。

1. [証明書 (ローカル コンピュータ)] > [中間証明機関] > [証明書] フォルダに移動します。

2. インポートする必要がある各中間証明書で手順 c から f を繰り返します。

4 証明書の MMC ウィンドウで、[証明書 (ローカル コンピュータ)] > [個人] > [証明書] フォルダに移動します。

5 Windows 証明書ストアへインポートした認証局 (CA) 署名の証明書をダブルクリックします。

6 [証明書] ダイアログ ボックスで、[詳細] タブをクリックし、スクロール ダウンして、[サムプリント] アイコンを

選択します。

7 選択したサムプリントをテキスト ファイルにコピーします。

次に例を示します。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 143

Page 144: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

31 2a 32 50 1a 0b 34 b1 65 46 13 a8 0a 5e f7 43 6e a9 2c 3e

注: サムプリントをコピーする場合は、先頭にあるスペースを含めないでください。サムプリントとともに先

頭にあるスペースをレジストリ キー(手順 7)に誤って貼り付けると、証明書は正常に構成されない場合があり

ます。先頭にあるスペースがレジストリの値テキスト ボックスに表示されなくても、この問題が発生する場合が

あります。

Post Sysprep スクリプト/バッチ ファイルの作成と証明書のコピー

SSL 証明書のインストールを自動化する 2 番目の手順として、post sysprep スクリプト/バッチ ファイルを作成し、

証明書をコピーします。

ビルド後の構成スクリプト 「SetupComplete.cmd」を使用し、SSL 証明書をインポートし、VMware HTML Access のレジストリを構成します(Windows 7 以降に適用)。

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd744268%28v=ws.10%29.aspx

次に例を示します。

n C: ドライブの下に SSL 証明書ファイルをコピーします。たとえば、「C:\desktone_ca_cert」のようにファイル

をコピーします。

n SetupComplete.cmd ファイルを「%WINDIR%\Setup\Scripts\」フォルダの下に作成します。「Scripts」フォ

ルダがない場合は、作成します。

n SetupComplete.cmd ファイルに次のコマンドを追加します。サムプリントは、上記でコピーした値になりま

す。

n 証明書チェーンにルート証明書と中間証明書がある場合は、適切な CertUtil コマンドをバッチ ファイルに追加

する必要があります。

CertUtil -importPFX -f -p "<password>" "C:\desktone_ca_cert.pfx"

reg add "HKLM\SOFTWARE\VMware, Inc.\VMware Blast\Config" /f /v "SslHash" /t REG_SZ /d "31

2a 32 50 1a 0b 34 b1 65 46 13 a8 0a 5e f7 43 6e a9 2c 3e"

del /F /Q "C:\desktone_ca_cert.pfx"

del /F /Q "%systemroot%\setup\scripts\SetupComplete.cmd"

n SetupComplete.cmd ファイルを保存します。テスト コンピュータで SetupComplete.cmd ファイルをテス

トできます。

イメージへのテンプレート仮想マシンの変換または再公開

SSL 証明書のインストールを自動化する 3 番目の手順では、テンプレート仮想マシンをイメージに変換するか、再度

公開します。

手順

1 テンプレート仮想マシンをイメージに変換するか再度公開し、割り当てを作成します。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 144

Page 145: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

2 証明書の HTML Access 接続を確認するか、デスクトップの証明書および HTML Access のレジストリを確認し

ます。

注: 前に説明したように、有効な認証局 (CA) 証明書を設定した後でも、HTML Access (Blast) サービスで自己

署名の証明書が生成された場合は、%ProgramData%\VMWare\Vmware Blast\Blast-worker.txt のログを確認

して、この問題をトラブルシューティングできます。

PCoIPPCoIP は、優れたパフォーマンスのレガシー表示プロトコルです。

PCoIP プロトコルは、WAN の最適化と 3D グラフィックスをサポートしているため、RDP と比べてエンドユーザー

エクスペリエンスがはるかに優れています。

PCoIP プロトコルを使用するには、次の準備が必要です。

n 各仮想デスクトップに最新バージョンの Horizon Agent と DaaS Agent をインストールする必要があります。

n エンド ユーザーのエンド ポイント デバイスに VMware Horizon Client をインストールする必要があります。

VMware Horizon Client の使用

このセクションでは、Horizon Client の理解しておく必要がある機能の一部と、DaaS と連携する環境に固有の特性

について説明します。Horizon Client の使用についての詳細な情報は、VMware.com の Horizon Client のドキュ

メントを参照してください。

デスクトップとアプリケーションへのアクセス

デスクトップとリモート アプリケーションを起動するときは、次のことに注意してください。

n Horizon Client にログインした際にアクティブなアプリケーション セッションがある場合、Horizon Client の設定によっては再接続を要求されることがあります。Horizon Client がアプリケーション セッションの再接続

を要求するのは 1 回だけです。ユーザーがログアウトして再度ログインするまで、再び要求することはありませ

ん。セッションを接続できない場合は、アプリケーションの正常な起動を試みる必要があります。

n アクティブな RDS デスクトップとアクティブなリモート アプリケーション セッションを同時に持つことはで

きません。

n アイドル タイムアウトは、デスクトップやアプリケーションではなく、エンドポイント デバイスでのアクティ

ビティに基づきます。

n 他のデバイスから PCoIP を介してログインしている場合、RDP とのプロトコルの互換性はありません。RDP を介して接続する前に、PCoIP セッションからログアウトする必要があります。

n Horizon Client には、起動可能な項目として、RDS デスクトップとリモート アプリケーションが表示されます。

デスクトップとして RDS プールに接続するオプションが表示されない場合は、RDSH サービスでフル デスクト

ップ アクセスが有効になっており、Horizon Client のバージョンが 3.0 以降であることを確認します。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 145

Page 146: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

n 表示されるリモート アプリケーションの名前は、プール内で割り当てられた名前です。複数のプールがアプリケ

ーションにマッピングされている場合でもアプリケーションを識別できるように、わかりやすい名前を付けるこ

とが大切です。

n アプリケーションのリセット機能を使用すると、使用中のセッション ホストに関係なく、すべてのアプリケーシ

ョン セッションからログアウトすることになります。

n RDS ベースのサーバでは、USB リダイレクトはサポートされません。

n RDSH アプリケーションの起動は、HTML Access でサポートされています。Blast with HTML Access を参照

してください。

ファイルのリダイレクトを使用したリモート アプリケーションによるローカル ファイルへのアクセス

ファイルのリダイレクト機能を使用すると、指定のファイル タイプをサポートする資格のあるリモート アプリケー

ションでローカル ファイルを開くことができます。

この機能は、Horizon Client で [ホスト対象アプリケーションでローカル ファイルを開く] オプションが選択されて

いる場合に有効になります。

この機能によって、ユーザーは次の操作を実行できます。

n クライアント マシンでファイルをダブルクリックするか、右クリックして [このアプリケーションで開く] を選択

し、メニューからリモート アプリケーションを選択して、リモート アプリケーションでローカル ファイルを開

く。

n リモート アプリケーションで、ファイルが存在する完全なフォルダを参照する。

n リモート アプリケーションで行った変更をローカル クライアント ディスクに保存する。

n 資格のあるアプリケーションをアプリケーションが開くことができるファイル タイプのファイル ハンドラとし

て登録するか、一度だけリモート アプリケーションを使用して開くことを選択する。

アプリケーションをデフォルトのハンドラとして設定した場合:

n アプリケーション ランチャ ページでファイルのプレビュー アイコンが資格のあるアプリケーションのアイ

コンになります。

n ファイル タイプの説明は、リモート アプリケーションによってオーバーライドされます(存在する場合)。

n そのタイプのファイルをダブルクリックすると、View Client が起動します。

セッション タイムアウト

ユーザーが認証されるとセッションが開始されます。このタイムアウトは管理コンソールで変更できます。

n ユーザー アクティビティのハートビート間隔

この値は、Horizon Client のハートビート間隔を制御します。これらのハートビートによって、経過したアイド

ル時間の長さがテナントに報告されます。アイドル時間は、デスクトップ セッションにおけるアイドル時間とは

対照的に、エンド ポイント デバイスとのやりとりがない場合に発生します。大規模なデスクトップ環境では、

アクティビティのハートビート間隔を長く設定すると、ネットワーク トラフィックを低減でき、パフォーマンス

が向上する場合があります。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 146

Page 147: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

n ユーザー アイドルのタイムアウト

この値は、テナントに接続しているときにユーザーが操作せずにいられる最大時間を制御します。この時間に達

すると、アクティブなすべての Horizon Client デスクトップ セッションからユーザーが切断されます。また、

ユーザーが戻ったときに、Horizon Client にアクセスするためには再認証が求められます。

注: [ユーザー アイドルのタイムアウト] は、[ユーザー アクティビティのハートビート間隔] よりも常に大きく

する必要があり、デスクトップから予期せずに切断されることがないように、[ユーザー アクティビティのハー

トビート間隔] の少なくとも 2 倍にすることが推奨されます。

n ブローカー セッションのタイムアウト

この値は、認証の有効期限が切れる前に、Horizon Client がテナントに接続できる最大時間を制御します(認証

するたびにタイムアウトの時間がカウントされます)。このタイムアウトが発生する場合、デスクトップからは自

動的に切断されず、操作を継続できますが、ブローカーへの通信を発生させるアクション(たとえば、変更の設

定)を実行すると、再認証とデスクトップへの再ログインも求められます。

注: [ブローカー セッションのタイムアウト] は、[ユーザー アクティビティのハートビート間隔] よりも常に大

きくする必要があり、[ユーザー アクティビティのハートビート間隔] と [ユーザー アイドルのタイムアウト] の合計と少なくとも同じにすることが推奨されます。

注: Android OS で実行している Horizon Client では、このポリシー設定が上書きされ、セッション タイムアウ

トが約 10 分になることが知られています。

ユーザー パスワードのリセット

ユーザーが Horizon Client にログインする際に、パスワードの変更を求められることがあります。

n 新しいパスワードを入力すると、パスワードが正常にリセットされたことを示すメッセージが Horizon Client に表示されます。ただし、実際は、Horizon Agent への接続が行われるまでパスワードは更新されません。その

ため、接続が行われる前にセッション タイムアウトになったり、ユーザーがデスクトップ セッションを開始し

なかったりすると、パスワードは更新されません。

n 新しいパスワードが Active Directory ルールに準拠していない場合は、ログインに失敗します。その場合、ユー

ザーは Horizon Client をログアウトして、もう一度パスワードをリセットする必要があります。Horizon Client のパスワードには、次の文字の組み合わせは使用できません。

<

>

<!—

&amp;

デスクトップのオプション

デスクトップにログインすると、ユーザーは [オプション] をクリックしてオプション メニューを開くことができま

す。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 147

Page 148: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

次の表に、[オプション] メニューから利用できる機能を示します。

デスクトップの切り替え ユーザーは、[デスクトップの選択] 画面にアクセスするか、または開かれ

ているデスクトップ セクション間で切り替えることができます。コント

ロールと詳細については、[デスクトップの選択] 画面のセクションを参照

してください。セッションがタイムアウトしていると、この機能は動作し

ません。

このデスクトップに自動接続 PC およびシンクライアント向けに、特定のデスクトップがダイナミック

プールの一部である場合に、そのデスクトップをユーザーのデフォルト

デスクトップにします。次回のログインで、次の条件を満たすかぎり、そ

のデスクトップが直ちに表示されます。

n ユーザーがマップされているデスクトップが 1 台だけである。

n ログインの認証情報とデスクトップの状態に問題がない。

ユーザーが [自動接続] を選択してから複数のデスクトップにログインす

ると、[このデスクトップに自動接続] 設定はオフになります。セッション

がタイムアウトすると、自動接続の設定は保存されず、ユーザーは次回の

ログイン時に自動接続できません。

デスクトップのリセット デスクトップの再起動をトリガします。セッションがタイムアウトして

いると、この機能は動作しません。

切断 アクティブなセッションからユーザーが切断されます。

切断およびログアウト アクティブなセッションからユーザーが切断されてログアウトします。

デスクトップからのログアウトのトリガ

ログアウトを実行すると DaaS Agent が呼び出されます。この処理には最大で 30 秒かかる場合があります。

そのため、30 秒経つ前にユーザーが再度ログインしようとすると、ログアウト ダイアログが表示されたままである

場合があります。

割り当てのプロビジョニング中の VRAM 設定

ブラック スクリーンにならないようにするために、プラットフォームでは、ビデオ RAM (VRAM) のサイズを 128 に設定してデスクトップの割り当てをプロビジョニングします。この設定はサービス プロバイダが変更できます。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 148

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トラブルシューティング 15このセクションでは、トラブルシューティングが必要になる可能性がある最も一般的な問題について説明します。

VMware のソフトウェアを使用していて発生することがあるその他の問題については、VMware ナレッジベースを

参照してください。

この章には、次のトピックが含まれています。

n Horizon Client の接続のトラブルシューティング

n HTML Access (Blast) の接続のトラブルシューティング

n ブラック スクリーン

n ADM の PCoIP デフォルト値の上書き

n エラー メッセージ

n テナントなしでの緊急時のデスクトップ直接接続

n [フィードバックの提供] メニュー項目が機能しない

Horizon Client の接続のトラブルシューティング

Horizon Client を正常に使用できなくなる原因となる構成または設定の問題が複数存在します。

問題 回避策

ログインの問題 Horizon Client にログインできない場合は、VMware View 5.1 以降と互換性があるバージョンの

VMware Horizon Client を使用していることを確認してください。

デスクトップが起動しない デスクトップが起動しない場合、環境内で他のソフトウェアがポート 443 を使用していないことを確認

してください。

デスクトップに接続できない 「デスクトップに接続できない」というエラー メッセージが表示される場合、View Agent が実行されて

いません。Windows のコントロール パネルのプログラムで、インストールされているプログラムの一

覧に Horizon Agent と View Agent Direct Connect が表示されることを確認してください。表示さ

れない場合は、インストールが正常に完了していません。再インストールが必要です。View Agent ソフ

トウェアがインストールされている場合、View Agent Service が実行されていることを確認します。

デスクトップが接続を解除する Horizon Client のセッションがアイドルになってから終了するまでの時間が短すぎる場合は、Horizon Client のセッション タイムアウトの設定によって、アイドル時間が非常に短くなっています。管理コン

ソールで、Horizon Client のセッション タイムアウトの設定を変更できます。

ブラック スクリーン ブラック スクリーンを参照してください。

VMware, Inc. 149

Page 150: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

HTML Access (Blast) の接続のトラブルシューティング

HTML Access (Blast) で正常に接続できなくなる原因となる構成または設定の問題が複数存在します。

問題 回避策

ブラウザが HTML5 に準拠していない ブラウザのバージョンが要件で挙げられているものかどうかを確認してください。

ポップアップ ブロッカーが有効になっている ブラウザのポップアップ ブロッカーによって、HTML Access の接続用の新しいウィンドウを開く

ことができなくなっている可能性があります。ユーザーが確実にポップアップ ブロッカーを無効に

するようにします。

Windows ファイアウォールが無効になって

いる

ユーザーのデスクトップで Windows ファイアウォールがインストールされて実行されていること

を確認してください。Windows ファイアウォールが無効になっていると、HTML Access のログ

にエラーが記録されます。

ブラック スクリーン

さまざまな理由でブラック スクリーンが表示されることがあります。

n VMware Tools をアップデートするときに、間違ったビデオ ドライバがインストールされることがあり、この結

果ブラック スクリーンが表示されます。回避策は、RDP を使用してセッションにログインし、正しいドライバ

をインストールすることです。

n システム管理者が PCoIP 以外のプールから PCoIP プールにデスクトップを移動し、ユーザーがそのデスクトッ

プに接続しようとしたときにブラック スクリーンが表示された場合は、VMware のナレッジベースに解決策が

記載されています。

n VMware ナレッジベースの記事「PCoIP を使用しているときに黒い View Client ログイン画面が表示され

る」に記載してある手順を参照してください。

n PCoIP プロトコルを使用する場合は、仮想マシンの設定ファイル(.vmx)で、ビデオ RAM(VRAM)の設

定がマルチモニター アクセス用に適切に設定されていることを確認します。VMware ナレッジベース(英

語版)の記事「Determining display and screen resolution settings for PCoIP」をご参照ください。

n VMware View Agent とオペレーティング システムに適したビデオ ドライバであることを確認します。

VMware ナレッジベースの記事「SVGADevTap への添付エラー、エラー 4000:PCoIP サーバで

EscapeFailed が報告される」をご参照ください。

ADM の PCoIP デフォルト値の上書き

ADM は、ドメイン コントローラか、ゴールド パターンの作成に使用されているマスター デスクトップ イメージで

構成できます。

マスター デスクトップ イメージで、システム管理者がデスクトップ上で gpedit.msc を実行し、[管理用テンプレー

ト > [従来の管理用テンプレート (ADM)] > [PCoIP] フォルダに移動することで ADM のデフォルト値を上書きでき

ます。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 150

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エラー メッセージ

このセクションでは、デスクトップ接続時に発生する可能性のあるエラー メッセージについて説明します。

n Error 500

Horizon Client で Error 500 が表示される場合、サポートに問い合わせる前に、テナントのログを確認して例外

を書き留めます。対象となるのは ViewClientServlet に関する例外です。

n 一般的なエラー メッセージ

次の表に、ユーザーが Horizon Client を使用してデスクトップに接続する際に表示される一般的なエラー メッ

セージと、その原因を示します。メッセージのエラーの詳細の部分は、カスタマ サポートが接続の問題をトラブ

ルシューティングする際に必要となる情報です。

View Agent のログインに失敗しました。エラーの詳細:<Agent から

のメッセージ>View Agent がログイン要求の送信に失敗しました。

セッションの有効期限が切れました。接続するには、Horizon Client を再起動してください。

セッション タイムアウトが発生しました。タイムアウトは、サービス プロバイダで設定されたポリシー (userportal.session.timeout) に基づい

ていますが、管理コンソールの設定で上書きできます。

デスクトップを割り当てできません:プールの更新が進行中です。 数分待ってから、もう一度やり直してください。ダイナミック プールの

更新が進行中です。これは、デスクトップが削除され、新規または変更さ

れたゴールド パターンに基づいて再作成されていることを意味します。

更新が完了すると、ユーザーはデスクトップにログインできます。

デスクトップとの通信でエラーが発生しました。管理者に連絡してくだ

さい。エラーの詳細:Desktop Agent の通信エラー

Horizon Client、テナント、View Agent の間の通信が中断されたため、

認証エラー応答のエラーを解析できません。ViewClientServlet に関連

する desktone.log ファイルに、警告やエラーがある可能性があります。

XML を解析できませんでした。 Horizon Client または Horizon Agent が、DaaS プラットフォームで

読み取りできない XML 形式でデータを返しました。

デスクトップは接続の準備ができていません(DaaS Agent が起動中で

ある場合があります)。数分待ってから、もう一度やり直してください。

問題が解決されない場合は管理者に連絡してください。

DaaS Agent がオフラインであるとレポートされました。問題が解決さ

れず、コンソールへのアクセスに時間がかかりすぎる場合は、デスクトッ

プを再起動してください。デスクトップが起動すると、DaaS Agent も(数分以内に)起動されます。

デスクトップは接続の準備ができていません(シャットダウンまたは再起

動している可能性があります)。数分待ってから、もう一度やり直してく

ださい。問題が解決されない場合は管理者に連絡してください。

オペレーティング システムの状態が実行中ではありません。実行中にな

るか、管理コンソールから再起動されるまで待ちます。

デスクトップは接続の準備ができていません(現在メンテナンス モード

です)。数分待ってから、もう一度やり直してください。問題が解決され

ない場合は管理者に連絡してください。

ダイナミック デスクトップに対して、ドメインへの再加入のメンテナン

スが行われています。これはダイナミック プールの更新中にも発生しま

す。

デスクトップに接続できません。管理者に連絡してください。エラーの

詳細:View Agent が実行されていません

DaaS Agent から、View Agent サービスが実行されていないか、必要

なポートを待機していないことが報告されました。View Agent がイン

ストールされていて、ファイアウォール ポート(4172、32111、443)

が開いていることを確認してください。可能な場合は、マシンを再起動す

るか、RDP(ユーザー ポータル)を通じて「View Agent Connect」サ

ービスを確認してください。

デスクトップに接続できません。管理者に連絡してください。エラーの

詳細:VMware Tools が実行されていません

VMware Tools がオフラインです。VMware Tools でトラブルシュー

ティング/解決方法を参照してください。

デスクトップに接続できません。管理者に連絡してください。エラーの

詳細:VMware Tools がインストールされていません

VMware Tools がインストールされていません。VMware Tools でト

ラブルシューティング/解決方法を参照してください。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 151

Page 152: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

デスクトップに接続できません。数分待ってから、もう一度やり直してく

ださい。問題が解決されない場合は管理者に連絡してください。

デスクトップを利用できません。これは、アロケータ サービスからの一

般的なメッセージです。マシンおよびテナント システムの状態をチェッ

クして、他の問題がないか確認してください。

デスクトップに接続できません。デスクトップは他のユーザーに割り当

てられています。管理者に連絡してください。エラーの詳細:デスクトッ

プの状態が割り当て済みになっています。

このデスクトップには別のユーザーが割り当てられています。現在のユ

ーザーと異なる GUID のセッションがあります。

ログイン エラー。管理者に連絡してください。エラーの詳細:認証情報

を使用してユーザーの GUID をルックアップできません

GUID のルックアップ中に、Horizon DaaS ソフトウェアによって例外が

報告されました。考えられる理由には、ドメイン コントローラがオフラ

インである、ファブリック ノードに障害が発生している、一般的なテナ

ントの問題などがあります。

デスクトップに接続できません。数分待ってから、もう一度やり直してく

ださい。問題が解決されない場合は管理者に連絡してください。エラー

の詳細:不明な IP アドレス

IP アドレスが null または無効です。DaaS Agent がログインの途中で

ある場合や、仮想マシンが起動中の場合は、IP アドレスが null になるこ

とがあります。

デスクトップに接続できません。管理者に連絡してください。エラーの

詳細:無効な IP アドレス <IP アドレス>IP アドレスは、既知の場合にのみ表示されます。

デスクトップに接続できません。管理者に連絡してください。エラーの

詳細:テナントのドメイン情報を取得できません

ドメイン情報がデータベースに記録されていません。DaaS プラットフ

ォームは、テナントをドメインに関連付けできません。

ログイン エラー:不明なユーザー名または不正なパスワードです。もう

一度やり直してください。

指定したドメインに対して、無効なユーザー名またはパスワードです。

デスクトップを割り当てできません。利用可能なデスクトップがありま

せん。プール内のすべてのデスクトップが現在使用中です。

ダイナミック プールには、ユーザーが使用可能なデスクトップがありま

せん。

デスクトップに接続できません(現在接続されているプロトコルは互換性

がありません)。前のセッションをログアウトして、もう一度やり直して

ください。

アロケータ サービスが、現在のセッションに互換性のないプロトコルが

使用されていることを示しています。

ログアウトを完了できません。問題が解決されない場合は管理者に連絡

してください。エラーの詳細:無効なセッション IDこのエラーは、DaaS プラットフォームが XML を解析できない場合、

XML で返されるセッション ID キーが null である場合、またはキーの形

式が不正な場合に発生します。

ログアウトを完了できません。問題が解決されない場合は管理者に連絡

してください。エラーの詳細:セッション ID とアクティブなセッション

を関連付けできません

現在のユーザーにアクティブなセッションはありません。

ログアウトを完了できません。問題が解決されない場合は管理者に連絡

してください。エラーの詳細:デスクトップ マネージャとの通信エラー

このエラーは、DaaS プラットフォームが例外をスローした際に発生しま

す。

デスクトップ <x>,<n> は資格を割り当てられたデスクトップのリスト

に含まれていません

このメッセージの <x> は、起動しようとしているアプリケーションの名

前で、<n> は番号です。

このメッセージは、互換性のない Horizon Client を使用している可能性

があり、クライアントのリリース ノートを参照してリモート アプリケー

ションの機能がサポートされていることを確認する必要があることを示

しています。

n パスワードの変更に関するエラー メッセージ

次の表に、Horizon Client でパスワードを変更しようとしたときにユーザーに表示されるエラー メッセージと、

その原因を示します。

古いパスワードと新しいパスワードを入力してください。 パスワード フィールドの一部またはすべてが空白になっています。

入力された古いパスワードが無効です。もう一度やり直してください。 ログインに使用したパスワードが、「古いパスワード」と異なっています。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 152

Page 153: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

入力した新しいパスワードが一致しません。もう一度やり直してくださ

い。

ユーザーがパスワードの入力を間違えています。

前のパスワードと異なる新しいパスワードを入力してください。 ユーザーが入力した新しいパスワードが、古いパスワードと同じです。

パスワードを変更できません。Horizon Client を再起動して、もう一度

やり直してください。エラーの詳細:<View Agent からのメッセージ>ユーザーがデスクトップを選択し、パスワードの変更画面を終了して、接

続をクリックすると、View Agent がドメインのパスワードを変更できま

せんでした。

注: パスワード変更画面の後に表示されるユーザー確認ダイアログに

は、「パスワードが正常に変更されました。今後は新しいパスワードを使

用してください」と間違って表示されます。

n Horizon Client のパスワードには、次の文字の組み合わせは使用できません。

<

>

<!—

&amp;

n たとえば、次のパスワードは使用できません。

Desktone

< Desktone>

Desktone <!—

Desktone&amp;

テナントなしでの緊急時のデスクトップ直接接続

ネットワークの動作中にテナントがダウンしたりアクセス不能になるといった緊急事態では、すべてのデスクトップ

のエージェント ソフトウェアに対して一時的な RDP ネイティブ アクセスを許可するようグローバルに指示し、ブロ

ーカが機能しなくてもエンド ユーザーの接続を可能にすることができます。

この一時的な機能を有効にするには、直接または GPO ポリシーを介して、以下で説明するレジストリ キーをデスク

トップ仮想マシンに追加します。エージェント ソフトウェアが 32 ビット版または 64 ビット版のどちらの

Windows システムにインストールされているかに応じて、次のどちらかの場所にキーを追加します。

n HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\VMware, Inc.\VMware DaaS Agent(32 ビット用)

n HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\VMware, Inc.\VMware DaaS Agent(64 ビット用)

キー タイプ 値

AllowDirectConnections DWORD 0 = 直接接続を許可しない。

1 = 直接接続を許可する。

DirectConnectionExpiryInUTC REG_SZ 直接接続アクセスが有効な場合 (AllowDirectConnections = 1)、有効な直接接続の期

限となる日付と時刻。

日付と時刻の形式:YYYY-MM-DD HH:MM:SS

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 153

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この機能を使用するには、以下の条件を満たす必要があります。

n エージェント ソフトウェアは、バージョン 17.2 以降です。

n エンド ユーザーによる RDP アクセスが、Horizon View の GPO またはその他の GPO によってブロックされて

いない。

n エンド ユーザーがデスクトップ割り当てに関連付けられたグループに属している。この機能が有効の場合、エー

ジェント ソフトウェアは、デスクトップのローカル RDP グループでの RDP アクセスのためにデスクトップ割り

当ての指定されたユーザーとグループを構成します。

注: デフォルトのグループ ポリシーの更新間隔は 90 分です。それよりも短い間隔で更新を強制するには、追加の

手順を実行する必要があります。詳細については、関連する Microsoft のドキュメントを参照してください。

[フィードバックの提供] メニュー項目が機能しない

管理コンソールで、[フィードバックの提供] メニューを選択しても何も起こらないか、ブラウザにエラー メッセージ

が表示されます。

問題

管理コンソールの [ヘルプ] メニュー( )には [フィードバックの提供] という選択項目があります。クリックする

と、ローカル システムのブラウザまたはメール アプリケーションの設定に応じて次のいずれかが表示されます。

n 何も実行されない。

n ブラウザにエラー メッセージが表示される。

原因

このメニュー項目は、mailto:[email protected] を使用してローカル システムのデフォルトのメ

ール アプリケーションの新しいメール アクションを実行するように設計されています。このエラーは、次のような

条件でブラウザが mailto アクションを実行できない場合に発生します。

n ブラウザでポップアップ ウィンドウのブロック設定が有効になっている。

n ブラウザのアプリケーション リストが、mailto コンテンツ タイプのデフォルトのアクションで構成されていな

いか、mailto コンテンツ タイプに [常に尋ねる] アクションが設定されている。

n ローカル システムで、デフォルトのローカルのメール アプリケーションが設定されていない。

解決方法

1 ブラウザがポップアップ ウィンドウをブロックする場合は、管理コンソールの URL を例外リストに追加します。

2 ブラウザの mailto コンテンツ タイプのアクションをメール アプリケーションに設定し、[フィードバックの提

供] が新しい E メール フォームを正常に起動できるようにします。

3 ブラウザの設定を変更しない場合は、[email protected] に電子メールを手動で送信すること

でフィードバックを送信できます。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 154

Page 155: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

テクニカル ノート 16さまざまなシステムの機能についてのテクニカル ノートを次に示します。

n Sysprep が完了した後のコマンドを有効にする

n Sysprep が完了した後のコマンドを有効にするには、デスクトップをイメージに変換する前に、デスクトッ

プで次の手順を実行します。

1. C:\ ドライブの下に sysprep という名前のフォルダを作成します。

2. sysprep フォルダに postprep-extra.bat という名前のバッチ ファイルを作成します。

3. バッチ ファイルに必要なコマンドを追加して保存します。

4. デスクトップをイメージに変換します。ファイルパスは C:\sysprep\postprep-extra.bat となります。

Sysprep は、specialize パス中(エージェントが動作してドメインに参加する前)に、このバッチ ファイル

を起動します。

n Sysprep が完了した後のバッチ ファイルをテンプレート内で設定するには、ゴールド パターンへの変換(ド

メイン参加の前に実行される)の前に次の手順を実行します。

1. バッチファイル (C:\sysprep\postprep-extra.bat) を作成します。

2. C:\Sysprep\....という構造のフォルダを作成します。Windows 7 の場合、C:\Sysprep\postprep-extra.bat となります。

3. バッチ ファイルにコマンドを記録します。Sysprep が完了した後にバッチ ファイルが実行されます。

VMware, Inc. 155

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ヘルプデスク コンソール(ベータ機能) 17ヘルプデスク コンソールは、仮想マシンへのアクセス、健全性のスキャン、リモート アシスタンスの利用や、その

他の作業を実行するために使用できるユーザー インターフェイスです。

ベータ機能とサポートについての注意事項

ヘルプデスク コンソールは「現状のまま」提供されるものです。明示的であれ黙示的であれ、SLA(サービス レベル

アグリーメント)や、商品としての適格性、特定の目的に対する適合性、および権利侵害の不存在を含む、あらゆる

種類の保証を提供しません。作成者や著作権保持者は、ソフトウェア、ソフトウェアの使用、ソフトウェアに関する

その他の行為に伴う行動、契約、不法行為などに起因する請求、損害、その他の責務について、いかなる場合も責任

を負いません。

ヘルプデスク コンソールの使用について質問や問題がありましたら、[email protected] までお問い合わ

せください。VMware は、ヘルプデスク コンソールの機能や問題の解決策を製品化することを約束しません。

この章には、次のトピックが含まれています。

n ヘルプデスク コンソールへのアクセス

n 仮想マシンのコンソールの起動

n 健全性スキャンのセットアップ

n リモート アシスタントの利用

n 使用レポートの表示

n イメージのアップロード

n 履歴の表示

ヘルプデスク コンソールへのアクセス

Web ブラウザからヘルプデスク コンソールにアクセスできます。

次の点に注意してください。

n HTTP ではなく、HTTPS を使用します。HTTP を使用するとコンソールは起動しません。

n コンソールへのアクセスに使用できるブラウザは、Chrome のみです。Microsoft Internet Explorer、Firefox、

Safari、Opera の各ブラウザはまだサポートされていません。

VMware, Inc. 156

Page 157: Horizon Cloud with Hosted Infrastructure ホスト …...Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)の 管理について 1 本書では、Horizon Cloud

n コンソールへのアクセスに失敗して起動できない場合は、https://<tenant_appliance_tenant_network_ip>:18001/ を開いて証明書を受け取る必要があるかもしれません。

n vCloud Director ベースの環境では、ブラウザで vCloud Director サーバの証明書を受け取る必要があります。

n ヘルプデスク コンソールにアクセスできるのは、次のユーザーに制限されています。

n テナントの管理者(管理コンソールへの管理者権限があるユーザー)。

n Horizon_Air_Helpdesk Active Directory グループのメンバー。テナントの管理者でないユーザーには、こ

のグループを使用してアクセスをサポートすることができます。

手順

1 Chrome Web ブラウザから https://<TenantApplianceNodeAddress>/haca にアクセスします。この

<TenantApplianceNodeAddress> はテナントの IP アドレスです。

ログイン ページが表示されます。

2 管理者のユーザー名とパスワードを入力して正しいドメインが選択されていることを確認し、[ログイン] をクリ

ックします。

[仮想マシン] タブが表示され、すべてのプールに含まれる全仮想マシンのリストが表示されます。

仮想マシンのコンソールの起動

ヘルプデスク コンソールで特定の仮想マシンのコンソールを起動するには、仮想マシンのリストでその仮想マシンの

名前をクリックします。

コンソールが開き、仮想マシンのログイン画面が表示されます。Ctrl + Alt + Del キーと電源操作は、コンソール ウィンドウの右上にあるボタンでサポートされています。

健全性スキャンのセットアップ

健全性スキャン ツールを使用すると、ポートへのアクセス、パフォーマンス、またはエンド ユーザーによるデスク

トップへの全般的なアクセスを侵害する可能性がある仮想マシンの変更の適用を監視できます。

手順

1 監視対象となるすべての仮想マシンに Horizon DaaS Health Agent をインストールします。詳細については、

仮想マシンの [健全性スキャン] タブの右上にある [Horizon DaaS Health Agent のインストール] リンクをク

リックしてください。

注: デフォルトで、Health Agent は TCP ポート 10762 の通信を待機します。

2 [スキャン フィルタ] フィールドまたは [プールを選択] ドロップダウン リストを使用してリストをフィルタしま

す。

3 スキャンを開始するには、次のいずれかを実行します。

n スキャンを 1 回のみ、すぐに実行するには、[1 回のみスキャン] をクリックします。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 157

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n 指定した間隔でスキャンを繰り返し実行するには、間隔の時間(分)を入力して、[定期スキャン] をクリッ

クします。

スキャンした仮想マシンの情報が、次の列に表示されます。

列 説明

仮想マシン 仮想マシンの名前。

プール 仮想マシンが属するプール(割り当て)。

IP 仮想マシンの IP アドレス。

結果 スキャンの全体的な結果。次のいずれかになります。

n パワーオフ:仮想マシンはパワーオフ状態。

n エージェントの障害:Health Agent が仮想マシンにインストールさ

れていないか、アクセスできない。

n 仮想マシンの問題:番号の横に「X」アイコンが表示されます。仮想

マシンに 1 つ以上の問題があります。詳細はほかの列に表示されま

す。

ポート 必要なポートが開いていることを確認します。

ファイアウォール 仮想マシンのファイアウォールが有効かどうかを示します。

スリープ ポリシー 仮想マシンをスリープ状態にするポリシーが設定されているかどうかを

示します。

サービス 次のサービスが実行中であることを確認します。

n Desktop Windows Manager Session Manager

n VMware HTML Access (Blast)

n VMware Horizon Agent

n VMware DaaS Agent

n VMware Tools

RDP が有効 RDP が有効であること、また、任意のバージョンの RDP を実行している

コンピュータからの接続を許可するように設定されていることを確認し

ます。

不正な IP デスクトップに 169.x.x.x の IP アドレスがないこと、DHCP から取得す

る可能性が高いことを確認します。

DHCP デスクトップがスタティックではなく DHCP に設定されていることを確

認します。

ドメインの信頼関係 デスクトップとドメイン コントローラ間のドメインの信頼関係を確認し

ます。

リモート アシスタント デスクトップでリモート アシスタントが有効になっていることを確認し

ます。

4 スキャンが完了したら、次のアクションを実行できます。

n スキャン結果テーブルで、エラーにマウス ポインタをあわせると、追加情報を確認できます。

n リストの左上にある [レポート] ボタン(ボタンのラベルは [レポート:<day date time>])をクリックする

と、最近実行されたスキャンの履歴を確認できます。このテーブルで、行の任意の場所をクリックすると、

そのスキャンの結果が表示されます。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 158

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n [エラーのある仮想マシンのみ表示] チェック ボックスを選択すると、エラーのない仮想マシンが非表示にな

ります。

n 検索フィールドに名前(または名前の一部)を入力し、Enter キーを押して、仮想マシンを名前で検索しま

す。[]

n 1 ページに表示する仮想マシンの数は、[表示] ドロップダウン メニューで値を選択することで調整できま

す。

n [エクスポート] をクリックし、次のいずれかのオプションを選択します。

n [コピー]:情報をクリップボードにコピーします。

n [CSV]:結果を CSV 形式でエクスポートします。

n [PDF]:結果を PDF 形式でエクスポートします。

n [印刷]:結果を印刷可能な Web バージョンで生成します。

リモート アシスタントの利用

リモート アシスタントは、ヘルプデスクのオペレータや管理者が、アクティブなユーザー セッションをシャドウイ

ングできるようにするためのツールです。

この機能の使用方法については、[リモート アシスタント] タブの [リモート アシスタント ガイド] リンクをクリック

してください。

使用レポートの表示

[使用レポート] タブでは、使用量の傾向が表示され、ユーザーのアクティビティ セッション レポートを表示できま

す。

使用レポートは、日付、プール、データ タイプごとにフィルタできます。使用レポートで表示されるデータは次のと

おりです。

n 使用量の傾向:同時実行ユーザーの最大数、同時実行セッションの最大数、1 日あたりのユニーク ユーザー数、

合計容量

n ユーザー情報:アクセスに使用したクライアントの情報、内部と外部のユーザーのアクセス状況の比較

n セッション情報:プロトコル、サービス タイプ、セッションの期間

同時実行ユーザーの最大数や特定のプールにアクセスするユニーク ユーザー数など、使用に関するプール ベースの

情報は、RDSH プールのアプリケーションの全体的な使用率とライセンスの要件に関する決定を下すうえで役立つこ

とがあります。

使用レポートのドロップダウン メニューから [ユーザー アクティビティ] を選択すると、ユーザー アクティビティ サマリを表示できます。

ユーザー アクティビティ サマリのユーザー名をクリックすると、ユーザー アクティビティの詳細が表示されます。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

VMware, Inc. 159

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イメージのアップロード

イメージのアップロード機能を使用して OS イメージをアップロードし、割り当ての作成に使用できます。

次のいずれかの方法で行うことができます。

n 準備済みの仮想マシンがすでにある場合は、その仮想マシンの現在の場所からイメージをアップロードできます。

n hvexport ツールを使用して Horizon View のデスクトップ プールのテンプレートをエクスポートし、準備した

テンプレートをイメージ アップロードを使用してインポートできます。

イメージのアップロード

既存のイメージをアップロードするプロセスは次のとおりです。

n イメージのアップロードの準備

n アップロード手順の実行

n アップロードのトラブルシューティング(必要な場合)

イメージのアップロードの準備

イメージのアップロード サービスは、OVF 形式の汎用仮想マシン テンプレートで使用できます。仮想マシンは、イ

ンポートの前に適切に準備されている必要があります。

手順

1 [ヘルプ] リンクをクリックして、デスクトップ ソフトウェア/サービスの要件を確認します。

2 [エージェントのダウンロード] リンクをクリックして、必要なソフトウェア(エージェント)と SSL 証明書をダ

ウンロードします。テナントのアプライアンスのバージョンに応じて、サービス プロバイダがファイルを準備し

ます。

3 次の要件が満たされていることを確認します。

n ソフトウェア

[イメージのアップロード サービス] ページの [エージェントのダウンロード] リンクから、必要なソフトウェ

アをダウンロードできます。次のソフトウェアをインストールする必要があります。

n Horizon DaaS Agent

n Horizon Agent

n Horizon DaaS Health Agent

n SSL 証明書

DaaS Agent に Horizon DaaS のテナント証明書ファイルが設定されている必要があります。[イメージの

アップロード サービス] ページの [エージェントのダウンロード] リンクからダウンロードできます。x64 システムに DaaS Agent をデフォルトでインストールする場合、証明書ファイルを次の場所にコピーする必

要があります。

C:\Program Files (x86)\VMware\VMware DaaS Agent\cert\cacert.pem

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

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n サービス

次のサービスが自動的に開始されるように設定されている必要があります。

n VMware DaaS Agent (DaaS Agent)

n VMware Horizon View Agent (WSNM)

n Windows Firewall (MpsSvc)

n Desktop Window Manager Session Manager (UxSms)

n VMware Blast (VMBlast)

4 複数のデスクトップ マネージャがある場合は、DaaS Agent の設定ファイルでデスクトップ マネージャの IP アドレスを更新します。x64 システムに DaaS Agent をデフォルトでインストールする場合、設定ファイルは次の

場所にあります。

C:\Program Files (x86)\VMware\VMware DaaS Agent\service\MonitorAgent.ini

n 次の行を見つけます。

;standby_address=<uncomment and add comma separated standby address list>

n 先頭のセミコロンを削除してコメント解除し、デスクトップ マネージャの IP アドレスをカンマで区切って

追加します。次に例を示します。

standby_address=192.168.11.3,192.168.11.4,192.168.11.5,192.168.11.6

5 エクスポートを実行する前に、次のことを確認します。

n ネットワーク アダプタの種類が VMXNET3 になっていること。E1000 では動作しません。

n 仮想マシンに ISO が接続されていないこと。仮想 CD-ROM ドライブは安全に取り外しできます。

n ターゲットのハイパーバイザーで仮想マシンのバージョンがサポートされていること。混合インフラストラ

クチャの場合、必ずしも最新の仮想マシンがサポートされているとは限りません。可能な場合は、仮想マシ

ンのバージョンをバージョン 8 など低いままにしておきます。サポートされている仮想マシンのバージョ

ンについては、サービス プロバイダにお問い合わせください。また、仮想マシンのバージョンに互換性がな

い場合、ツールを使用しようとするとエラーが報告されます。

n 仮想マシンで 3D グラフィックス カードの機能が有効になっていないこと。

n 仮想マシンが OVF 形式でエクスポートされていること。現在、イメージのアップロード機能では、OVA はサポートされていません。

イメージのアップロード

イメージの準備ができたら、イメージをアップロードできます。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

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手順

1 [イメージのアップロード] タブで、[ファイルを選択] ボタンをクリックして、仮想マシン ファイルを選択しま

す。

通常は次の仮想マシン ファイルが対象になります。

n 1 つの .ovf ファイル

n 1 つ以上の .vmdk ファイル

n (オプション)1 つの .mf ファイル

次の点に注意してください。

n .iso ファイルは選択しないでください。.iso ファイルが表示される場合は、仮想マシンを編集して、すべて

の CD-ROM ドライバを削除して、再度エクスポートしてください。

n 現在、OVA ファイルはサポートされていません。OVA ファイルを OVF フォーマットに変換するには、OVA ファイルの拡張子を「.ova」から「.zip」に変更して、zip ツールを使用してアーカイブを解凍します。解凍

されたファイルは OVF フォーマットです。

アップロードされた仮想マシン テンプレートはデスクトップ イメージに変換されます。

2 ovf ファイルを選択したら、[構成] リンクをクリックして構成のページを表示し、適切な構成を入力します。

3 [インポートの開始] ボタンをクリックして、インポート プロセスを開始します。

進捗と詳細なメッセージが表示されます。

注: アップロードした仮想マシンは、再度アップロードすることなく、別のデータセンターまたはデスクトッ

プ マネージャに展開できます。アップロード済みのファイルを再利用するには、[イメージ ファイル] セクション

で [以前にアップロード] ラジオ ボタンを選択します。

アップロードのトラブルシューティング

アップロードのプロセスが失敗すると、その詳細が [イメージのアップロード] タブの下部に表示されます。

n 仮想マシンが展開されていない場合、エラーの原因によっては、新しい仮想マシンをアップロードするか、仮想

マシンを再展開する必要がある場合があります。

n 仮想マシンが展開されているが、ゴールド パターンへの変換に失敗している場合、仮想マシンがパターン管理の

[インポートされたデスクトップ] プールまたは [予約済みデスクトップ] に表示されることがあります。そこで

仮想マシンを指定して、ヘルプデスク コンソールおよび管理コンソールでコンソールにアクセスしてイメージを

手動で準備してください。これによって、アップロードや展開を再度行う必要がなくなります。仮想マシン イメ

ージのサイズが大きい場合、アップロードや展開には長い時間がかかります。

Horizon View のテンプレートの使用

Horizon View のテンプレートを使用するには、次の手順を実行します。

n Horizon View からテンプレートをエクスポートしてイメージを準備

n イメージ ファイルをヘルプデスク コンソールにアップロード

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Horizon View からのテンプレートのエクスポートとイメージの準備

hvexport ツールを使用して、Horizon View からデスクトップ プールのテンプレートをエクスポートします。

このツールは、設定の確認、適切なソフトウェアのダウンロード、DaaS 証明書の自動インストールとダウンロード、

DaaS Agent フォルダへの証明書のコピーなど、イメージの準備にも役立ちます。

手順

1 [イメージのアップロード] ページで [ヘルプ] リンクをクリックします。

2 リンクをクリックして、ツールとプラットフォームの構成をダウンロードします。

プラットフォームの構成が動的に生成され、ツールによって使用されます。

3 ダウンロードしたアーカイブを解凍します。

hvexport ツールには、3 つのフォルダ(export、repos、software)と、次の 5 つのファイルが含まれていま

す。

n hvexport.bat

n hvexport.jar

n hvexport.sh

n ImgUploadSvc.conf

n readme.txt

ファイルは次のように構成されます。

n ImgUploadSvc.conf は、ツール フォルダにダウンロードされます。

n 必要なソフトウェア(DaaS Agent、View Agent など)が software ディレクトリに自動的にダウンロー

ドされます。

n export ディレクトリは、Horizon View デスクトップ プール テンプレートのデフォルトのエクスポート先

となるディレクトリです。

注: このツールは Java アプリケーションであり、実行するためには JRE が必要です。

4 hvexport.bat または .sh を使用してアプリケーションを起動します。ツールのガイドに従って仮想マシンをエ

クスポートし、オペレーティング システム イメージを準備します。

このツールはインタラクティブです。最終的に、vCenter Server 上にターゲットのテンプレート仮想マシンのリ

ンク クローンを作成します。また、必要なソフトウェアをゲスト OS に自動的にアップロードします。次の項目

が自動的にダウンロードされます。

n Horizon DaaS Agent

n Horizon View Agent

n Horizon DaaS Health Agent

また、ゴールド パターンを準備するためには、テナント証明書 (cacert.pem) が必要です。このツールは、前に

ダウンロードしたプラットフォーム構成ファイル (ImgUploadSvc.conf) に含まれている証明書も準備します。

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アップロードしたファイルは自動的にインストールされます。イメージの準備に問題があった場合は、ターゲッ

トのデスクトップで手動で実行できます。

ソフトウェアのインストール後、hvexport ツールによって環境の検証が行われます。

このツールはステータスをファイルに維持するため、やり直すことも可能です。前に入力したフィールドにはデ

フォルト値が設定されます。これには、接続サーバのアドレスなどがあります。

5 デフォルト値を使用する場合は、Enter キーを押します。

ファイルのアップロード

テンプレートをエクスポートして、イメージ ファイルの準備ができたら、ヘルプデスク コンソールにイメージ ファ

イルをアップロードできます。

エクスポートしたテンプレートは、デフォルトで hvexport ツールの export ディレクトリに表示されます。

手順

1 [イメージのアップロード] タブで、[ファイルを選択] をクリックして、export フォルダ内のすべてのファイルを

選択します。.iso ファイルがあった場合、選択しないようにします。.ovf ファイルが 1 つ、pool.conf ファイル

が 1 つ、.vmdk ファイルが 1 つ以上ある必要があります。iso ファイルはアップロードしないでください。

pool.conf ファイルが hvexport ツールによってエクスポートされたプール用である場合、構成が自動的に表示

され、一部のフィールドがあらかじめ入力されます。

2 [OK] をクリックしてダイアログを閉じます。

3 [インポートの開始] ボタンをクリックします。

画面に進捗が表示され、インポート プロセスが完了します。

履歴の表示

[履歴] タブでは、監査用のアクセス ログが提供されます。

ページ最上部のコントロールを使用して、データをプール(割り当て)ごとに検索またはフィルタできます。

Horizon Cloud with Hosted Infrastructure(クラウド ホスト型)18.3 の管理

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