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サステナブル インパクトレポート 2019 エグゼクティブサマリー

HP 2019 Sutainable Impact Executive Summary translated ...3 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー 社長兼CEOからの メッセージ

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Page 1: HP 2019 Sutainable Impact Executive Summary translated ...3 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー 社長兼CEOからの メッセージ

サステナブルインパクトレポート2019 エグゼクティブサマリー

Page 2: HP 2019 Sutainable Impact Executive Summary translated ...3 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー 社長兼CEOからの メッセージ

我々のビジョンは、世界中の人々の暮らし、あらゆる組織や地域社会における生活をより良いものにするためのテクノロジーを創造することです。

HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー2

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3 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

社長兼CEOからのメッセージ

「私は、すべての企業が目的を持って行動し、地球、人々、地域社会に好ましいインパクトをもたらす新たな方法を探求し続ける必要があると信じています。」

50年前、高い志を持った人々が一堂に会し、最初のアー

スデーを祝いました。彼らの目標はシンプルで、「命を救う

という共通の目的」のもと、世界を一つにするというもので

した。

今日もなお、私たちは同じ目的に向かい、取り組みを続けて

います。地球を守り、新型コロナウイルス感染症の世界的大

流行に対応しながら、世界中の人々の健康と福祉を守るため

に戦っています。

新型コロナウイルス感染症が世界中の人々の生命と経済活動

に与えた甚大な影響は、私たちの運命が密接に繋がり合って

いることを改めて認識させるものでした。気候変動から、ウ

イルスの感染拡大に至るまで、私たちが直面している脅威の

多くは、国境を越え、すべての人々にリスクをもたらします。

しかしながら、これらの問題はすべての人に平等に影響を及

ぼすものではありません。新型コロナウイルスや気候変動と

いった問題はいずれも、世界中の有色人種や低所得世帯に特

に大きな影響を及ぼしています。これらの危機は、健康や教

育、雇用機会や環境において、制度的な人種差別や深く根差

した不平等に対処する必要性を明らかにしました。これは、

あまりにも長い間、社会で放置されてきた問題です。私たち

には、あらゆる面ですぐに行動することが求められています。

HPは、世界的な感染の流行が始まって以来、社員の保護に努

めながら、支援を必要としている地域社会にリソースを投入

してきました。3Dプリンターで製作した医療物資の病院への

提供や、教師、学生や家族がリモート学習を続けるために必

要なテクノロジーとコンテンツの提供など、チームの取り組

みを誇りに思います。

これらの取り組みは、非常時だけでなく、平時のビジネスに

おいても私たちのガイドとなる価値観を反映しています。私

たちは、地球、人々、地域社会にポジティブなインパクトを

もたらす新たな方法を探求し続ける必要があります。

これは単に正しいということだけでなく、最終的な利益にも

貢献します。2019年、私たちのサステナブルインパクトの

取り組みは、16億ドルを超える新たな収益を創出しました。

これは、H Pの社員とパートナーを結びつける、ハイパ

フォーマンスかつ目的意識を持つ企業文化の証です。

社会における企業の役割も変化しています。私たちは株主に

対して価値を生むだけではなく、すべてのステークホルダー

に対して明るい未来を創造する必要があります。

このレポートでは、弊社の取り組みの進捗状況と、さらなる

努力が必要な領域について概要を説明しています。以下は、

そのハイライトです。

• HPは100万ポンド以上のオーシャンバウンド・プラスチッ

クを製品に使用しました。2025年までに製品に使用する

再生材料の割合を30%まで増やす計画は順調に進んでいま

す。また、今後5年間で、ハードウェア製品梱包材に関し

て、使い捨てプラスチックの使用を75%削減する予定です。

• 私たちは、製品使用時の温室効果ガス排出原単位を2025

年までに30%削減するという、科学的根拠に基づいた目標

の半分以上を達成しました。HPは、気候変動、森林の安

全、水の安全に関する取り組みに対して、CDPからAAA評

価を受けた8社のうちの1社に選ばれました。

• 私たちは、フォレストポジティブ、カーボンニュートラル、

そして循環型経済の支えとなるプリンティングの持続可能

な未来に向けて、前進を続けています。その例として、

Sustainable Forests Collaborativeを通じて、ブラジルと中国

の20万エーカー以上の森林の保護と再生に取り組んでいま

す。

• 2025年までに1億人により良い学習成果を提供するという

目標に向け、HPの教育プログラムやパートナーシップを

通じて、2800万人以上の学生、教師、成人の学習者を支

援しました。

• 私たちは、ダイバーシティおよびインクルージョンの文化

を育成するために、引き続き取り組んでいます。HPの経営

幹部は、米国のテクノロジー業界において最も多様な人種

で構成されており、2019年の米国内の採用は、63%がマイ

ノリティグループです。しかし、特に黒人の採用や雇用に

関して言えば、我々はさらなる取り組みを行う必要があり

ます。ですから、 HPは2025年までに黒人とアフリカン・

アメリカンの役員を倍にすることを計画しています。

そして我々は、あらゆる形の制度的な人種差別や不公平な

扱いの根絶に貢献するため、必要な取り組みに尽力する所

存です。

先の道は険しいですが、私たちには有意義で永続的な変化を

推進する力があると確信しています。

私がそのように確信しているのは、一緒に働いている素晴ら

しい社員のおかげです。テクノロジーを通じて人類に力を与

え、信念に基づいて立ち上がり、より良い世界へ変えていき

たいという共通の目標に向かって努力を続けている人たちで

す。

しかし、私たちだけでこれを達成することはできません。ど

の企業も同じです。多くの企業、政府やNGOが、ソリュー

ションを共有し、協働を推進するための新たな方法を模索し

ていることに、励まされ、勇気づけられています。

最終的には、協働こそが、私たちが直面する課題を克服し、

より持続可能で、平等かつ公正な社会を創造する方法なので

す。今こそ、全員が一丸となって目指す未来について考え、

共に構築を始める絶好の時期です。

よろしくお願いいたします。

社長兼CEO エンリケ・ロレス

Page 4: HP 2019 Sutainable Impact Executive Summary translated ...3 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー 社長兼CEOからの メッセージ

新型コロナウイルス感染症に対するHPの対応。

試練を乗り越えるために

4 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

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5

人々に対する支援

新型コロナウイルス感染症の世界的大流行は、あらゆる企業、地方自治体、国家機関、家族、個人など、すべての人にとって、前例のない課題を突き付けました。

HPの社員、パートナー、お客様、およびその家族の健康が最優先事項であり、すべての人の安全を守るため、ビジネス全体を通じて幅広い措置を講じました。公衆衛生当局の指示に従い、人々を保護するため、在宅勤務を義務付け、出張を禁止し、オフィスへの立ち入りを制限し、徹底した感染防止対策を迅速に講じました。

これまでにHPが実施した追加の措置には、時間給社員と派遣社員への賃金およびその他の福利厚生の継続、人員削減通知の延期、産業医による社員へのオンライン診療時間の提供などが挙げられます。また、HPの社員とお客様が新しい現実に適応できるよう、迅速に動きました。テクノロジーを駆使して、社員とお客様が仕事や人々とのつながりを維持できるようにしました。

安全なテクノロジー

「HP Goodwill and Outreach Campaign」を通じて、お客様、パートナー、雇用主、社員、およびHP社内に対して、在宅勤務中にテクノロジーを安全に活用するためのガイダンスとベストプラクティスを提供します。複数の白書リモートワーカー、社員、および雇用主のためのベストプラクティスを要約しています。

地域社会への支援

同時に、私たちは世界中の地域社会への貢献に全力で取り組んでいます。

• HP財団と協力して、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている地域のコミュニティを支援するために、資金的リソースを提供しました。

• NGOのパートナーと協調し、デジタル版および印刷版の幅広い教育リソースを通じて、教師、学生、学区を支援することを目的とした複数のイニシアチブを立ち上げ、推進しました。

• 新型コロナウイルス感染症対策を支援するため、当社がグローバルで展開しているデジタルマニュファクチャリングコミュニティと協業して、3Dプリンティングチーム、テクノロジー、経験、および生産能力を集結して、必要不可欠な部品の製造を支援しています。将来的には工業生産をしていけるよう、すでに検証し最終製品化した最初のアプリケーションとして、フェイスマスク、フェイスシールド、マスクアジャスター、鼻腔用スワブ、ハンズフリードアオープナー、および人工呼吸器の部品があります。

• 在宅で勤務または学習する人々に対する潜在的なサイバーセキュリティのリスクに対処するため、HPでは、2020年9月末までHP SureC l i c k P r o バージョンを無償で提供しています。

• また、「HP BioPrinter」および関連サプライカセットをNGO、政府機関、製薬会社に無償で展開し、新型コロナウイルス感染症に対する医薬品およびワクチンの研究を加速できるよう支援しています。

人々を第一に

HPのビジネスは、誠実さと信頼によって構築されている共通の文化に基づき、世界中で展開されています。HPは引き続き、社員、パートナー、お客様、および地域社会がこの先の道を進み、すべての人にとってより安全で、回復力のある、持続可能な未来を作っていけるよう、人々を第一に考え、できることは全て行っていくことを約束します。

新型コロナウイルス感染症に対するHPの対応の最新版はこちら。

HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

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目次

6

07 表彰

08 サステナブルインパクト戦略

10 HPにおけるサステナブルインパクトの歩み

12 製造、利用、再利用:循環型経済

13 プラスチック廃棄物に対する取り組み

15 気候行動

16 森林破壊ゼロ

17 よりサステナブルな職場づくり

18 すべての人々の人権と尊厳の確保

19 倫理的で持続可能なサプライチェーン

20 ダイバーシティによるイノベーションの推進

22 人的資本への投資

24 グローバル教育

25 地域社会へのインパクト

26 地域のコミュニティへの貢献

27 目標と進捗

31 将来予想に関する記述

32 巻末脚注

詳細は、HPの2019サステナブルインパクトレポートをご覧ください。

HPは、本レポートを作成するにあたり、グローバル・レポーティング・イニシア

ティブ(GRI)2016 サステナビリティ報告基準および米国サステナビリティ会計

基準審議会(SASB)基準を考慮しました。別段の明記がない限り、HPの2019年

度(2019年10月31日年度末)までのサステナブルインパクト戦略、プログラム、

およびパフォーマンスデータに関する情報が記載されています。このレポートの

情報は、最初の発行日時点のものです。

HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

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2020

HPは世界で最も持続可能な企業の1社に選出されています評価とランキング

*

*

詳細は、HPの2019サステナブルインパクトレポートを参照ください。

* BarronおよびWall Street Journalの許可を得て転載。

7 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

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Planet

HPのビジネス全体を変革し、より効率的な低炭素・循環型経済を促進します。

H P の最も持続可能な製品およびサービスのポートフォリオにより、お客様が未来に投資できるように支援します。

People

HPの製品を市場に出すことに携わるすべての人々が、仕事、家庭、地域社会で

成功できるよう支援します。

ダイバーシティ&インクルージョンをHPの取り組みすべてに組み込みます。

Community

テクノロジーの力を活用し、教育の機会、および経済的な機会を創出します。

地域社会の活力と回復力を強化します。

詳細は、HPの2019サステナブルインパクトレポートを参照ください。

サステナブルインパクト戦略私たちが生活し、働き、ビジネスを行う地球

や、人々、地域社会に永続的でポジティブな

変化をもたらします。

Community People

Planet

8 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

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サステナブルインパクトが差別化をもたらした新規収益1

$16億以上

69%

9

サステナブルインパクトが

差別化をもたらした新規収益

の前年比増加率2

HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

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以下は、サステナブルインパクトの歩みにおける

重要なマイルストーンです。

1940

1940年 初の慈善活動として、地域の慈善団体に

5ドルを寄付。

1950

1950年 初めて明文化された会社の目的「H P

Way」の1項目に「良き企業市民(citizenship)」。

1960

1966年 カリフォルニア州パロアルト市でパンチ

カードのリサイクルプログラムを開始。

HPにおけるサステナブルインパクトの歩み過去80年間、HPは目的を持って進んでまいりました。今日、HPのイノベーションを促進し、

あらゆる場所のすべての人々の暮らしを向上させるテクノロジーの創出の中心にあるもの

は、サステナブルインパクトです。

1970

1972年 環境保護のための製造方針を採用。

1979年 HP Company財団の設立。

1980

1986年 包括的なリサイクルプログラムが認められ、

カリフォルニア州パロアルト市より「F r i e n d s o f

Recycling」賞授与。

1990

1991年 HPプラネット・パートナーズ製品リサイクル

プログラムを開始。

1992年 製品に関する環境適合設計(DfE)プログラム

の開始。

1993年 製造オペレーションによるオゾン層破壊

物質の排除。

1996年 PFC(パーフルオロカーボン)の大気排出量の

削減に自主的同意。

1997年 カリフォルニア州ローズビル市で、自社で

エンドツーエンドリサイクル施設を運営する初の大手

コンピュータメーカーに。

2000

2001年 テネシー州ナッシュビルで2つ目の最先端

リサイクル施設を開設。

2002年 サプライチェーン行動規範の発行。

2003年 再生プラスチックを含む最初のHPハード

ウェア製品のリリース。

2004年 グローバルITサプライチェーン全体の社会

的責任を促進するために電子業界行動規範(EICC)

を共同作成。

2005、2006年 EU、アジア太平洋、日本への製品

リサイクルプログラムの拡大。

2007年 製品製造に関する温室効果ガス排出量を

公開した最初のIT企業。

10 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

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「今こそ、全員が一丸となって

目指す未来について考える絶

好の時期です。」

エンリケ・ロレス社長兼CEO

11

2008年 IT業界初の森林方針の公開。

2009年 国連気候変動枠組作成のた

めの2009年の気候変動に関するコペ

ンハーゲン声明に署名。

2010

2013年 業界初のサプライチェーン

による温室効果ガス排出原単位削減

目標を設定し、カーボンフットプリ

ントを完全公開した世界初の企業。

2014年 2018年まで実施されたNPO

「Kiva」との画期的な社員エンゲージ

メントパートナーシップ「Matter to a

Million」を開始。

2014年 業界に先駆けて外国人移民

労働者基準を発表。

2015年 米国HPにて、テクノロジー企業

として最も多様性に富んだ取締役会を設

置。

2016年 ハイチでオーシャンバウンド・

プラスチックサプライチェーンを構築す

る革新的な共同イニシアチブを開始。

2016年 グローバルの業務において

100% 再生可能エネルギーの利用を

目標とし、「RE100」に参加。

2017年「40 Days of Doing Good」ボラン

ティアプログラムを開始。

2018年 HBCUビジネスチャレンジを主催

し、HBCUビジネスディーンラウンドテー

ブルを後援。

2018年 オスロ気候リーダーシップ宣言と

ステップアップ宣言に署名。

2019年 2 0 1 5年の分社時に3 2個だった

ビジネスインパクトネットワークが100

個に到達。

2019年 製品の再生プラスチック使用割合

を増やす目標を業界に先駆けて設定。

2019年 「EPEAT 2019」環境ラベルの下

で「EPEAT® Gold」認証を取得した最初の

企業。

HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

2019年「HP Sustainable Forests Collaborative」

の導入。

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25,000トンのリサイクルプ

ラスチック3 を製品

に使用(製品に使用

されているプラス

チックの9%)。

39%のHP製品と梱包材に

使用される材料は、

再生可能かつ持続

可能な方法で調達。4

462万台のハード

ウェアを修理。

121万台のハードウェアを

中古販売・リユース。

130,000+トンのハードウェア

とサプライ品を

リサイクル。

製造、利用、再利用さらなる低炭素・循環型経済への移行を加速。

世界的な消費の増加。イノベーションサイクルの高速化。原材料費の変動。世界の廃棄物と

リサイクルインフラへの圧力。サプライチェーンの透明性。社会的および環境的責任。

世界的な傾向として、企業、政府、消費者は、「資源の投入、生産、廃棄」消費モデルを根本的

に見直すことを迫られています。HPは、低炭素・循環型の未来に向けてビジネス全体を変革する

ことで取り組みを進めています。その成果として、原材料からより多くの価値を引き出し、バ

リューチェーンへの負荷を軽減し、お客様に変革的なソリューションを提供することができます。

100,000トンのサプライ

チェーン CO2排出

を回避。5

18%2015年以降の、

製品使用による

温室効果ガス

排出原単位の

削減率。6

43%グローバルの業務

で利用された再生

可能エネルギーの

割合。

100万+ポンドのオーシャンバウ

ンド・プラスチックを調

達、HP製品に使用

(2016年以降)。

200,000エーカーを、

「HP Sustainable

Forests Collaborative」

で再生保護する予定。

原材料と製品を長期間使用

製品を長寿命で設計し、サービス

ベースのソリューションを提供し、

サービス終了時に製品と原材料を

回収する。

自然体系の再生

海洋プラスチック汚染への取り

組みを重視して、地球上の森林

を保護および再生。

低炭素の未来を創造

製品のエネルギー効率を高めて、

製品使用時の炭素と水の

フットプリントを削減。

廃棄物を削減し責任

ある原材料の使用

材料効率を上げ、リサイクル

材料の使用を増やし、

有害物質を排除する。

さらなる低炭素・循環型経済を可能にする戦略

12 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

Page 13: HP 2019 Sutainable Impact Executive Summary translated ...3 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー 社長兼CEOからの メッセージ

プラスチック

廃棄物に対する

取り組み業界をけん引して、使用済みプラスチックを

HP製品に組み込み、海への流出を防止。

HPは、2025年までに梱包材に関する使い捨てプラスチックの利用を75%削減するという目標を発表しました。7

13

クローズドループリサイクル

HPは、1991年にHPのプラネット・パートナーズ

リサイクルプログラムを設置して以来、数十年、

クローズドループリサイクルで業界をリードして

きました。

1991年以来、HPは、8億7,500万本のHPカートリッジ、

1億1,400万本の衣料用ハンガー、46億9,000万本の

使用済みペットボトルを、埋め立てず、リサイク

ルして新しいHP製品を製造しています。

2019年にはすでに、プラスチックの梱包材を2018年比で

5%削減しました8

HPパーソナルシステムズおよびプリンティング製品に使用されたプラスチックのうち、再生プラスチックの割合。9

9%

HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

Page 14: HP 2019 Sutainable Impact Executive Summary translated ...3 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー 社長兼CEOからの メッセージ

水資源の保全

HPは2016年以降、ハイチのパイロットプログラムを通じて、海洋に流出する

プラスチックの削減に取り組んでいます。この取り組みにより、すでに3,500

万本以上のペットボトルの水路や海への流出を防止しました。

1,110+件の地元への

収入の機会を創出。10

150人が教育および医療サー

ビスへのアクセスを獲得。

2校のテクノロジーに

対応した学校を新設。

100万+ポンドのオーシャン

バウンド・プラ

スチックをHP製品

に使用。

HPのプラスチック戦略および「世界初」の

オーシャンバウンド・プラスチックでできた

製品の詳細については、以下を参照ください。

2016年以降:

インパクトの拡大

2020年1月、HPはプロジェクトSTOPに参画しました。これは、インドネシア

東ジャワ州で、循環型廃棄物管理システム構築を支援し、同時に非公式な

廃棄物収集に従事する人々に収入の機会を創出しています。

2020年4月、HPはULと協力して、初のオーシャンバウンド・プラスチックに対

する認証の開発に携わりました。

14 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

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気候行動気候変動は、今日、企業と社会が直面する

最重要課題の一つです。科学的根拠は明らかであり、

甚大な影響を防ぐための行動が必須です。

バリューチェーン全体で気候への影響を軽減するための取り組み、再生

可能エネルギーへの投資、公共および科学的根拠に基づく温室効果ガス

排出量削減目標の設定、透明性のある進捗報告を行っています。

43%2019年にグローバルの

業務で利用された再生

可能エネルギーの割合。

18%2015年比で、製品使用

時の温室効果ガス排出

原単位の削減率。12

HPは6年連続で、CDP気候変動Aリスト企業に選ばれま

した。また、気候、森林、水に対する透明性と行動に

ついてAAAスコアを獲得し、CDPサプライヤーエン

ゲージメントリーダーに認定されました。

2019年のカーボン

フットプリント

~ 2019年:

15

HPの2019年のカーボンフットプリントは、2018年と比べて5%増の46,785,800トン

のCO2でした。製品製造時の排出量が12%増加し(主にビジネスの成長と、主要な

パーソナルシステムズ製品と構成要素の組み合わせの変化が原因)、製品のエネ

ルギー効率の向上による製品使用段階の排出量の3%削減を上回っています。

126万トンのサプライチェー

ンCO2排出を2010年以来

回避しました。11

HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

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森林破壊ゼロ世界の森林の保護と再生。

2016年、用紙・紙製梱包材のサプラ

イチェーンから森林破壊をなくすとい

う目標を設定しました。13 2019年、HP

ブランド用紙に関連する森林破壊ゼロ

を維持し、引き続き紙製梱包材に関連

する森林破壊を2020年末までにゼロに

する取り組みを進めています。

HPでは、紙の使用を最適化するように

プリンターやソフトウェアを設計し、

紙のインク除去を行うソリューション

を開発することで、用紙のリサイクル

率を向上することにより、お客様が環

境に配慮した印刷業務を行えるように

支援します。

「HP Sustainable Forests Collaborative」

は、WWFや他のパートナーと共に、

ブラジルと中国の約 2 0万エーカー

(8万ヘクタール以上)の森林を、

2024年末までに再生し、管理を改善す

ることに焦点を当てています。この

プロジェクトの対象となる森林の面積

で、HPの家庭用プリンター全製品の

4年間の使用に十分な用紙を生産でき

ます。

お客様がHP製品に使用した用紙は、 カーボンフットプ

リントの約20%、ウォーターフットプリント の 35%を

占めます。

16 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

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53の世界拠点が2019年のアー

スデーと世界環境の日に、

使い捨てプラスチック削減

イベントを開催。

2,000+人の43拠点の社員が

「No r t hwe s t Ea r t h

Institute EcoChallenge」

に参加。

1,500人 の H P 社 員 と 家 族 が

27拠点で「Global Shoreline

C l e a n u p s」に参加し、

9トン以上のゴミを収集。

世界60か国の174か所の拠点で、気候、水、廃棄

物の環境負荷を軽減し、社員にはよりサステナ

ブルな職場づくりに参加してもらうための対策を

講じています。

社員エンゲージメント

18%グローバルの業務における飲料水

消費量の削減率(2015年比)。

6年早く目標を達成。

廃棄物

92%グローバルでの無害廃棄物とHP業務から回収さ

れた使用済み電子機器の埋立転換率。

気候

44%グローバルの業務におけるスコー

プ1とスコープ2温室効果ガス排出

量の削減率(2015年比)。

240,400 MWh再生可能エネルギーがHPのオペレーション

で調達、生成された量。グローバルの業務

における電力消費の43%に相当。

17

2019年:

HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

よりサステナブルな

職場づくり

Page 18: HP 2019 Sutainable Impact Executive Summary translated ...3 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー 社長兼CEOからの メッセージ

すべての人々の人権と尊厳の確保人権の尊重はHPのコアバリューであり、人々と、

ビジネスのどちらにとっても重要なことです。

HP内およびバリューチェーン全体で、ダイバーシティ&インクルージョンを

推進し、すべての人々を支援します。HPは社員とお客様のプライバシーを守り、個人情報を保護することに尽力しています。質の高い教育を受けることは基本的人権です。テクノロジー、プログラム、パートナーシップを通じて、デジタル格差を埋め、人々と地域のコミュニティをより大きな機会につなげることを目指しています。

HPは、以下の機関が定義する人権を尊重します。

詳細は、HPのヒューマンライツプログレスレポートを参照ください。

HPは、2019 企業人権ベンチマーク(CHRB)で評価された情報通信技術(ICT)製造企業40社の中で3位に選ばれました。

18 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

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倫理的で持続可能なサプライチェーンHP製品の製造に携わる人々の

暮らしを向上させ、生活し、

働いている地域のコミュニティを

強化します。

HP製品に使用されている原材料と、武器による暴力や人権侵害のいかなるつながりも許容しません。詳細はSEC紛争鉱物報告書、現代奴隷透明性 宣言、コバルト報告を参照ください。

HPは、数百の製造サプライヤーと数千の非製造サプライヤーからなるIT業

界最大規模のサプライチェーンに支えられています。包括的な社会的・環境的責任プログラムを通じて、HP製品を市場へ投入することに携わるすべての人々が威厳と敬意をもった扱いを受けるよう、サプライヤーの皆様と共により持続可能な未来が創造できるよう努めてまいります。

53%HPのサプライチェーンサステナビリティプログラムへの参加増加率(2015年比)。15

94%2018年に温室効果ガス排出量削減目標を報告した生産一次サプライヤーの割合(支出額で)。

のHPの製造サプライヤーの支出を占めるサプライヤーに対して、社会的・環境的評価を実施。

サプライヤー

93%2018年に水資源の管理に関する目標を設定したサプライヤーの割合(支出額で)。

持続可能なサプライチェーンへの取り組みの詳細はこちら。

78%2 0 1 8年に再生可能エネルギーの使用を報告した生産一次サプライヤーの割合(支出額で)。47%が再生可能エネルギーの使用に関する目標を報告。

95%

2019年(ただし、別途記載がある場合を除く):

19 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

11,000人のサプライヤーの工場社員が、5か国のサプライヤー拠点で7つのプログラムに参加。14

Page 20: HP 2019 Sutainable Impact Executive Summary translated ...3 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー 社長兼CEOからの メッセージ

ダイバーシティによるイノベーションの推進ダイバーシティ&インクルージョンの基準を

変革。どのようにビジネスを行い、いかに社

会にインパクトをもたらすかが大切です。

最高のイノベーションは、世界の機能の仕方や在り方を進歩させるた

めに、一人一人が自分の視点、知識、経験を共有できる個人の集まる

チームから生まれます。

インクルーシブデザイン:HPは、さまざまなニーズに合わせて製品を

設計することで、革新的なテクノロジーが世界中の人々の原動力にな

るよう支援します。

賃金の平等:性別、人種、その他の個性に関係なく、何を、どのよう

に行っているのかに対して、正当な対価を受けるべきであると考えて

います。

2020年2月、HPは、職場でダイバーシティ&

インクルージョンを推進する企業のCEO主

導の最大級の取り組みであるCEO Action for

Diversity & Inclusionへのコミットメントを再

表明しました。

20 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

Page 21: HP 2019 Sutainable Impact Executive Summary translated ...3 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー 社長兼CEOからの メッセージ

女性の比率

23%

CEOに直接報告を行うエグゼクティブ

取締役以上の女性(2015年の21.7%から増加)

IT・エンジニア職の女性

31% 22%

取締役会

42%女性

58%マイノリティ

33%過小評価されているマイノリティ

55%

法務、財務、人事、マーケティング、コミュニケーション部門の女性(平均)

28%

営業職の女性(すべてのレベル)

退役軍人雇用目標を超過

43%

6億9,800万ドル

40%マイノリティ

新規採用者

40%女性

2019年にHPのサプライヤーダイバーシティプログラムがもたらした経済効果

HPの人員構成16

サプライチェーンにおけるダイバーシティ17

21 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

Page 22: HP 2019 Sutainable Impact Executive Summary translated ...3 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー 社長兼CEOからの メッセージ

人的資本への投資毎日、世界中の約56,000人18 の社員がHPの未来を形作り、ビジョンを実現しています。

22 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

Page 23: HP 2019 Sutainable Impact Executive Summary translated ...3 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー 社長兼CEOからの メッセージ

社員の育成

人材育成は、社員が成長し発展できる最適な環境を作り出すHPの取り組みを支えるものです。

HPはダイバーシティを大切にしていると回答した割合。

アイデアを共有し、失敗から教訓を得ていると回答したチームの割合。

職場で自分らしくいることができると回答した割合。

ビジネスユニットまたはグローバルファンクションが、社員の教育と能力開発を積極的にサポートしていると回答した割合。

99%の対象社員に、上司によるキャリア指導を実施。19

33%のHPの求人を社内公募制度で充足。

100%の上級管理職を社内リーダーが充足。

従業員のエクスペリエンス

年次で行われるボイスインサイトアクション(VIA)20 のアンケートを通じて、フィードバックを収集し、社員のエクスペリエンスをよりよく理解して改善し、継続的に企業文化を醸成しています。

2019年、社員の94%がVIAアンケートに参加しました。

500人の社員がHP学位支援プログラムを活用。

2019年:

98.4%教育・開発プログラムに参加した社員の比率。(計160万時間、1人あたり29時間に相当)。

23 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

92%

81%

85%

77%

Page 24: HP 2019 Sutainable Impact Executive Summary translated ...3 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー 社長兼CEOからの メッセージ

グローバル教育数百万の人々に質の高い学習成果を提供しています。

630万学校に出荷された

パソコンの台数。

100+校に「HP Learning

Studios」を提供。

49,000人の学習者が「 H P

LIFE」(起業家のため

の学習イニシアチ

ブ)を活用。

1,000万人の世界中の学生と教師が、HPの非営利

団体「Girl Rising」とのを通じて教育を受けること

ができるようになります。

質の高い教育を受けることは基本的人権です。HPのグローバル教育プログ

ラムとテクノロジーソリューションは、人々があらゆる場所で教育を受けら

れることを重視しています。女児、成人女性、世界で最も脆弱で疎外された

地域社会の教育の機会の創出に焦点を当てています。

2015年以来、HPは2,800万人以上の生徒および成人学習者のより良い学習成

果を支援しました。

2019年:

24

パートナーシップ

HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

Page 25: HP 2019 Sutainable Impact Executive Summary translated ...3 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー 社長兼CEOからの メッセージ

地域社会へのインパクト私たちが生活し、働き、ビジネスを行う地域社会に

対して永続的でポジティブな変化をもたらします。

HPには、目的意識を持つ企業およびグローバル企業市民としての役割があります。

私たちはスキル、テクノロジー、パートナーシップ、投資を提供して、地域社会の回復力と活力を強化し、テクノロジーを通じてさらに大きな経済的および社会的機会につなげます。

145,000社員が自身の地域社会に費やしたボランティア時間。

2,1502,900人以上の社員が年に1度開催する「40 Days of DoingGood」の期間に費やしたボランティア時間。

440万ドルHP財団による寄付

213万ドル社員による寄付

2019年:

477万ドル企業としての寄付

25 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

Page 26: HP 2019 Sutainable Impact Executive Summary translated ...3 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー 社長兼CEOからの メッセージ

地域のコミュニティへの貢献地域社会に持続可能なインパクトをもたらすためのパートナーシップ。

26

ブラジル

リサイクル協同組合と協力して、月に

約5トンの電子廃棄物を収集し、100人

に収入の機会を創出しています。

ヨーロッパ

10か所のHP拠点における400人の社員

が、海岸線のゴミを2トン収集し、世界

各地の社員も同様の取り組みを行いま

した。

HP主導の「Digital Schools Awards」を

ヨーロッパの5か国に拡大するための

支援を確保しました。このプログラム

はすでに、アイルランド、北アイルラ

ン ド 、 ス コ ッ ト ラ ン ド 全 体 で 約

885,000人の若者を支援しています。

メキシコ

国連女性機関とセカンド・チャンス教

育プログラムで提携し、3か所のHP LIFE

センターを通じて約50,000人の女性に

機会を創出することを目指しています。

社員は仮想現実アプリを作成して、イ

ンクルーシブと人権に関するワーク

ショップを実施しました。

マレーシア

5~12歳のテクノロジーと遊びに基づく

学 習 を 支 援 す る 「 Little Makers

Challenge」で、18,600件以上の応募が

ありました。

ヨルダン

2か所の「HP Learning Studios」が、アズ

ラック難民キャンプとアンマンで教育

の機会を提供しました。

米国

全米コミュニティカレッジ起業家協会

と提携して、学生起業家チャレンジ:

「持続可能なインパクトのためのソ

リューション」を開始しました。

ニュージーランド

3 校の学校および H P のパートナー

TTGlobalと協働し、リサイクルの取り組

みを推進しました。

南アフリカ

HP LIFE センターは、アショカ、ウムラ

ンボ財団、地元の学校の校長と協力し

て、起業家を支援しました。

インド

ワールド・オン・ホイールズ(WOW)

は2017年にインドの農村地域43か所の

インターネット対応・太陽電池式移動

型ラーニングラボを展開して以来、

1,400以上の村の推定350万人にWOWリ

ソースへのアクセスを提供しました

(2020年3月現在)。

ウガンダ

「HP School Cloud」パイロットでは、

12校の中等教育学校と3か所の職業技

術教育センターで働く難民とウガンダ

の学生および教師6,000人以上を支援し

ました。

HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

2019年のハイライト:

インドネシア

インドネシア・ロンボク島で新しい

「HP Modular Tech Hub」をオープンしま

した。これは、2019年12月に東南アジ

アで開設された6つの学校の1つです。

2020年末までに地域全体で20か所のハ

ブを開設し、学生総数を10,000人まで

増やすことが計画されています。

コスタリカ

約200人のHPボランティアが15~55歳

の90人以上の学習者のデジタルスキル

を向上する支援をしました。

Page 27: HP 2019 Sutainable Impact Executive Summary translated ...3 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー 社長兼CEOからの メッセージ

サステナブルインパクトの目標と進捗

HPは、より持続可能な未来に向けて取り組みを進めていま

す。大胆かつ長期的な目標を設定し、最も大きなインパク

トをもたらすことのできる戦略に重点を置いています。

詳細は、以下のページおよびHP 2019サステナブルインパクトレポートを参照ください。

進捗なし 目標達成

27

Planet 進捗

製品&サービス

HP製品に再生プラスチックを使用する

使い捨てプラスチック梱包材を削減する

HP製品使用による温室効果ガス排出原単位を削減する

HPハードウェアとサプライ品をリサイクルする

サプライチェーン

森林破壊ゼロを実現する

サプライヤーの温室効果ガス排出原単位を削減する

サプライヤーのGHG排出量削減を支援する

業務

100%再生可能エネルギーを利用する

グローバルの業務において温室効果ガス排出量を削減する

飲料水の消費量を削減する

People 進捗

サプライチェーンの従業員のスキルを向上させ、

ウェルビーイングを改善させる

サステナビリティプログラムに参加する工場を増やす

年次の人権・倫理トレーニングへの参加率を維持する

Community 進捗

より良い学習成果を提供する

HP LIFEの登録ユーザーを増やす

社員によるボランティア活動を増やす

HP、HP財団、社員による寄付を増やす

HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

Page 28: HP 2019 Sutainable Impact Executive Summary translated ...3 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー 社長兼CEOからの メッセージ

サステナブルインパクトの目標と進捗の詳細

地球に対する目標 2019年までの進捗 国連の持続可能な開発目標(SDGs)

製品&サービス

2025年までに、HPのパーソナルシステムズおよびプリンティング製品ポートフォリオ全体に使用する再生プラスチックの割合を30%に。21

2019年、HPパーソナルシステムズおよびプリンティング製品に、プラスチック全体の9%にあたる25,560トンの再生プラスチックを使用しました。これには、パーソナルシステムズ製品の9,650トン、プリンターの6,960トン、HPインクおよびトナーカートリッジの8,949トンが含まれます。

2025年までに、2018年比で使い捨てプラスチック梱包材の75%を削減。22

持続可能なパッケージ戦略の一環として、不要な梱包材、スペース、リサイクルしにくい材料を排除することを目指しています。また、持続可能な繊維や再生プラスチックなど、環境への負荷が少ない材料の使用にも取り組んでいます。

2019年までに、製品梱包材への使い捨てプラスチックの使用を5%削減しました。

2025年までに、2015年比でHP製品使用による温室効果ガス排出原単位を30%削減。23

2019年末までに、HP製品使用による温室効果ガス排出原単位を18%削減しました。

HP製品使用により排出された温室効果ガスは、2019年、2,250万トンのCO2に相当し、2018年比で3%減少しました。この減少は、2019年に出荷されたモデルのパソコンとプリンターの電力消費量の合計が5%減少したこと、用紙やカートリッジなどのサプライ品に関連する排出量が2%減少したことによるものです。

2025年までに、2016年初めから計算して120万トンのハードウェアとサプライ品をリサイクル。

資源を効率的に使用し、長持ちするようHP製品を設計しています。HP製品のサービス終了時には、修理、リユース、リサイクルプログラムで製品と原材料が確実に再利用され、可能な限り最高の状態が維持されるように取り組んでいます。

2019年までに、528,300トンのハードウェアとサプライ品をリサイクルしました。

HPは、リユースおよびリサイクル業者のグローバルネットワークを通じて、世界76の国と地域24 で回収プログラムを提供しています。回収プログラムの詳細は、国と地域によって異なります。

サプライチェーン

2020年までに、HPブランド用紙・紙製梱包材で森林破壊ゼロを達成。25

2016年以降、HPブランド用紙(トン規模でHP繊維の58%に相当)の森林破壊ゼロ目標は、認可供給源およびリサイクル資材からの紙であることから、すでに目標達成し、その状態を維持しています。26 2019年、HPブランド用紙のForest Stewardship Council®(FSC®)認証繊維の量は、重量で、55%を超え続けました。

紙製梱包材は、HP繊維トンの残りの42%を占めていました。2020年4月時点で、一次梱包材サプライヤーのすべての梱包材は、HPの森林破壊ゼロの要件を満たし、2020年末までに二次梱包材サプライヤーとの協力を続けこの要件を満たします。

2025年までに、一次生産サプライヤーと製品輸送の関連の温室効果ガス排出原単位を2015年比で10%削減。27

2018年12月までに(利用可能な最新データ)、温室効果ガス排出原単位は、3年間のローリング平均として計算すると、2015年比で横ばいでした。

ですが、ローリング平均として計算されない年間温室効果ガス排出原単位は、その期間で、13%減少しました。2010年から、HPは一次生産サプライヤーと製品輸送の関連の温室効果ガス排出原単位を24%削減しました。目標を達成するため、一次生産サプライヤーと製品輸送サプライヤーに、エネルギー管理と効率の向上、再生可能エネルギーの使用、科学的根拠に基づく目標の設定を奨励しています。

2010年から2025年の間に、サプライヤーが二酸化炭素換算(CO22e)排出量を200万トン削減することを支援。28

2010年以降、サプライヤーは、CO2で126万トンの排出を抑制し、2019年の5,400万 kWh(690万ドル)を含めて、累計で8億4,700万トン(1億900万ドル)を省電しました。

28 HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

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地球に対する目標 2019年までの進捗 国連の持続可能な開発目標(SDGs)

業務

2025年までに、グローバルの業務で再生可能エネルギーを60%活用。

2019年、グローバルで24万398 MWhの再生可能エネルギーを調達、発電しました(風力92%、太陽光4%、水力4%)。2018年の47%と比較して、再生可能エネルギーはグローバルの業務の電力消費の43%を占めました。2019年の再生可能エネルギー源には、再生可能エネルギー証書(REC)と国際再生可能エネルギー証書(IREC)(86.0%)、直接購入(12.4%)、オンサイトおよびオンサイト電力販売契約(PPA)で発電された再生可能エネルギー(1.6%)が含まれていました。これらにより、米国で再生可能エネルギーを100%使用するという目標を再び達成し、再生可能エネルギーの世界市場の前進に貢献しました。

2035年までに、グローバルの業務で再生可能エネルギーを100%活用。

グローバルの業務のスコープ1とスコープ2の温室効果ガス排出量を2015年比で60%削減。

グローバルの業務で、2019年のスコープ1およびスコープ2のCO2排出量は、2015年比で44%減の21万5,800トンで、2025年までに、60%削減という科学的根拠に基づく目標に向けて取り組んでいます。温室効果ガス排出原単位は、2019年の純利益100万ドルあたり3.7トンのCO2に相当し、2018年から5%削減できました。温室効果ガス排出量削減の主な要因には、効率化プロジェクトと拠点統合による電力使用量の減少、再生可能エネルギーの購入が含まれます。

2025年までに、グローバルの業務における飲料水の消費量を2015年比で15%削減。

HP自社の業務に関連する水の消費量は、HPのウォーターフットプリント全体の2%を占めています。これは、直接消費(主に建物、冷却、造園、製造用の高純度水の生成に使用)と間接消費(自社の施設で使用する電力発電に関連)がほぼ半分半分です。

水の目標は、6年早く達成しました。飲料水の消費量は、グローバルで263万立方メートルに相当し、2015年から18%減りました。

人々に対する目標 2019年までの進捗 国連の持続可能な開発目標(SDGs)

2025年までに、2015年初めから計算して50万人の工場社員のスキルを向上し、ウェルビーイングを改善。

非政府組織(NGO)のパートナーおよびその他の外部組織と協力して、サプライヤーが継続的改善を行えるよう設計されたサステナビリティプログラムを提供します。2019年、1万1,000人のサプライヤーの工場社員が5か国のサプライヤー拠点で7つのプログラムに参加しました。2015年初めから計算して、合計26万6,400人の社員が研修を受け、目標の53%を達成しました。29

2025年までに、サプライチェーンにおけるサステナビリティプログラムに参加する工場を、2015年比で2倍に。30

2019年、参加率は基準線比で53%増加しました。この増加は、さまざまなサプライヤー内の健康と安全の状態を監査する補足プログラムの立ち上げによるものです。引き続き参加を増やす努力をしていきます。すでに強力な管理システムのあるサプライヤーとのエンゲージメントを深め、下請けサプライヤーが支出を抑えながら、サステナビリティマネジメントの成熟度を高められるように支援します。

現役のHP社員と取締役会の間で、HPにおける人権・倫理(以前の名称は業務上の行動指針)トレーニングへの年間参加率99%超を維持。

HPにおける人権・倫理トレーニングでは、社員が直面する可能性がある主要な方針、手順、リスクの高い問題を扱い、実際の調査に基づくシナリオを組み込みます。毎年、すべての社員が、贈収賄防止、利益相反防止、正確な業務記録、報復防止に関するコンテンツを含む本トレーニングを修了する義務があります。2019年、上級管理職を含む社員の99.4%および取締役会のすべてのメンバーが、HPにおける人権・倫理トレーニングを修了しました。

29

サステナブルインパクトの目標と進捗の詳細

HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

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詳細は、HPの2019サステナブルインパクトレポートを参照ください。

30

サステナブルインパクトの目標と進捗の詳細

地域社会に対する目標 2019年までの進捗 国連の持続可能な開発目標(SDGs)

2025年までに、2015年初めから計算して1億人により良い学習成果を提供。

質の高い教育を受けることは基本的人権です。この信念は、HPのグローバルにおける教育プログラムとソリューションの中核となるもので、すべての人々が教育を受けられることを強調し、女児、成人女性、世界で最も脆弱で疎外された地域社会に教育の機会を提供するものです。

2015年初めから計算して、2,870万人以上の学生と成人学習者に対してHPの教育プログラムとソリューションを通じ、教育の質とデジタルリテラシーを向上させ、より良い学習結果を提供しました。

2016年から2025年の間に、HP LIFEの登録ユーザーを100万人に。

情報格差を埋め、将来のスキルを構築する手助けをするために、HP財団はHP LIFE(起業家のための学習イニシアチブ)を通じて、スタートアップ、学生、中小企業向けにビジネスとITスキルに関するコースを無料で提供しています。プログラムは7言語で32コースあり、世界各地から非常にアクセスしやすく使いやすいコンテンツを無償提供しています。2016年以来、21万4,000人のユーザーがHP LIFEコースに登録しています。

2025年までに、社員によるボランティア時間を150万時間提供(2016年初めからの累計)。

HPは、社員の才能、情熱、起業家精神を活かして、地域社会に有意義な変化をもたらします。2019年、51か国で8,850人の社員が現地のボランティア活動に約14万5,000時間費やしました。その価値は543万ドルに相当します。31 HPの社員には、月4時間の有給ボランティア時間が付与されています。また、HPの「Time Off Community Support Grant」システムにより、社員は1週間の有給ボランティア時間を申請し、より集中的なエンゲージメントと長期プロジェクトに参加できます。

2016年からの累計で、HPの社員は42万9,000時間のボランティア活動で貢献しています。

2025年までに、HP財団および社員による32 に寄付1億ドルを提供(2016年初めからの累計)。

HP財団および社員による寄付は、2019年までに、3,517万ドルに達しています。

HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

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将来予想に関する記述

31

この文書には、リスクと不確実性を含む現在の期待と仮定に基づく将来予想に関する記述が記載されています。リスクや不確実性が現実のものとなった場合または仮定が正しくないと判明した場合、HP Inc. およびその連結子会社の業績は、そのような将来予想に関する記述および仮定によって明示あるいは黙示されたものとは大きく異なる場合があります。

歴史的事実に関する記述を除くすべての記述は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行の潜在的な影響とそれに対応する政府、企業、個人の行動に関する記述を含むが、これらに限定されない、将来予想に関する記述と見なされる可能性があり、これには、純売上高、マージン、費用、実効税率、純収益、1株当たり純収益、キャッシュフロー、福利厚生制度の資金調達、繰延税金、株式の買戻し、外国為替レートまたはその他の金融項目の予測、当社のビジネスモデルと変革、持続可能性の目標、市場参入戦略、リストラ計画の実行および結果として生じるコスト削減、純売上高または収益性の改善、またはその他の財務的影響を含むが、これらに限定されない、コスト削減またはリストラおよびその他の費用、計画された構造的コスト削減、生産性イニシアチブの金額、タイミング、または影響の予測、将来の事業のための管理の計画、戦略、目的の記述、製品またはサービスに関連して予期される開発、業績、市場占有率、または競争力に関する記述、現在または将来のマクロ経済の傾向または事象、およびその傾向や事象がHPおよびその財務実績に与える影響に関する記述が含まれます。将来予想に関する記述は、一般的に、「将来」、「予想する」、「信じる」、「推定する」、「予期する」、「意図する」、「計画する」、「予測する」、「企画する」、「なる」、「かもしれない」、「可能性がある」、「できる」、「ことがある」、および類似の単語で識別されています。

リスク、不確実性、および仮定には、新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響とそれに対応する政府、企業、個人の行動に関する要因が内在し、その影響により、以下に記載される要因の多くに関連するリスクを付与

または増幅させる可能性があります。最近発表されたイニシアチブ、ビジネスモデルの変更、変革、計画された構造的コスト削減および生産性イニシアチブの実行を含む戦略的計画を実行するHPの能力、企図された株式の買戻し、その他の資本還元プログラム、またはその他の戦略的取引を完了するHPの能力、HPのビジネスが直面する多くの課題に対処する必要性、HPのビジネスが直面する競争圧力、HPの戦略およびビジネスモデルの変更と変革の実施に関連するリスク、進化する流通および再販業者の状況において、オンライン、オムニチャネル、契約販売を含むHPの市場参入戦略の成功裏の革新、開発、実施、顧客のニーズを満たし、新たな技術トレンドに対応するための 新しい製品およびサービスの開発と移行および既存の製品とサービスの強化、消耗品を含むHP製品の価値提案の成功裏の競合と維持、サードパーティサプライヤーの管理、HPのグローバルなマルチティア流通ネットワークの管理、HPのチャネルパートナーによる価格設定プログラムの誤用の可能性の制限、新市場または変化する市場への適応、HPのサービスの効果的な提供の必要性、HPのマルチティアチャネル、HP製品の無許可の再販業者への販売、またはHP製品の無許可の再販などが原因となる在庫、需要、価格を正確に予測するHPの能力への課題、企業合併および投資取引に関連する統合およびその他のリスク、コストに関連する見積もりと仮定(HPのビジネスの途絶の可能性を含む)と、リストラ計画の予想される利益を含む、リストラ計画の結果、第三者からライセンス供与された知的財産を含む、HPの知的財産資産の保護、主要な社員の雇用と保持、マクロ経済的および地政学的な傾向と事象の影響、HPの国際事業に関連するリスク、HPおよびそのサプライヤー、顧客、クライアント、パートナーによる契約の実施と履行、システムのセキュリティリスク、データ保護違反、サイバー攻撃、極端な気象条件、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行などの医学的な伝染病のまん延または世界的大流行、およびその他の自然災害または人為的な災害または壊滅的な事象による事業の途絶、税法変更の影響、保留中の捜査、クレーム、または紛争による 潜在的

な責任と費用、その他、HPの2019年10月31日締めの会計年度のフォーム10-K年次報告、HPの2020年1月31日締めの会計四半期のフォーム10-Q四半期報告、およびHPの他の米国証券取引委員会への報告に記載されるリスク。

過去の期間と同様、税務関連の項目を含め、この文書に記載されている財務情報は、現時点で入手可能な情報に基づく推定を反映しています。HPはこの推定を妥当だと信じている一方で、この金額が、HPの2020年4月30日締めの会計四半期および2020年7月31日締めの会計四半期のフォーム10-Q四半期報告、HPの2020年10月31日締めの会計年度のフォーム10-K年次報告、およびHPの他の米国証券取引委員会への報告と大きく異なる可能性があります。この文書の将来予想に関する記述は、この文書の日付の時点で行われたものであり、HPは義務を負わず、この将来予想に関する記述を更新する意向もありません。

HPのインベスターリレーションズのWebサイトinvestor.hp.comには、投資家向けの財務情報やその他の情報を含む、HPに関する詳細な情報が含まれています。情報は更新され、新しい情報も掲載されるため、投資家の方々には、都度、このWebサイトにアクセスすることを推奨しています。HPのWebサイトの内容は、参照としてこの文書に組み込まれておらず、他のレポートやSECのHPファイルの文書にも組み込まれていません。HPのWebサイトの参照は、消極的な文章の参考のみを目的としています。

HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー

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巻末脚注

HP 2019 サステナブルインパクトレポート—エグゼクティブサマリー32

1 2019年、お客様からの社会的・環境的要件を満たすことで、もしくはサステナビリティ・コンプライアンス組織からの積極的サポートによって後押しされた、新たな収益(合計契約額)16億ドル以上を確認しました。これは、2018年の報告を9億ドル上回る69%増でした。

2 同上。

3 報告年に出荷されたHPのすべてのパーソナルシステムズ、プリンターハードウェア、およびプリントカートリッジに使用されたプラスチック全体の割合としての再生含有プラスチック(RCP)。総量に、ブランドライセンス製品と販売後市場ハードウェア付属品は含まれません。総RCPには、HP製品で使用される消費者使用済みリサイクルプラスチック、クローズドループプラスチック、オーシャンバウンド・プラスチックが含まれます。パーソナルシステムズのプラスチックは、EPEAT®環境ラベル基準で定義されています。リサイクルするまたはリサイクルされる原料を用途とした材料の使用と流通の関連制限の対象です。

4 グローバルレポーティングイニシアチブ(GRI)基準で定義されている再生可能材料は、「生態系循環や農産加工ですぐに補充される豊富な資源に由来する材料で、この資源や他の関連資源によって提供されるサービスが危険にならず、次の世代に使用可能なままである」材料です。このデータには、用紙、紙製梱包材、木製パレットが含まれます。

5 これは、2 0 1 5年1 1月1日にH e w l e t t - P a c k a r dCompanyが分社化する前からの目標を引継ぎ、2025年まで続きます。HP Inc. およびHP Inc. の分社以前のビジネスユニットに関連するサプライヤーからのデータが含まれます。

6 HP製品使用による温室効果ガス排出原単位は、製品構成の変化とビジネスの成長を考慮に入れた、ポートフォリオのパフォーマンスを表します。HP温室効果ガス排出量は、予想される製品寿命までの使用の際に、排出原単位で測定します。この値は、次に、本年度の全体的な売上高に対するパーソナルシステムズとプリンティング製品の比重で計算されます。この排出量は、ノートパソコン、タブレット、デスクトップ、モバイルコンピューティングデバイス、ワークステーション、ディスプレイ、デジタルサイネージ、およびH Pインクジェット、LaserJet、DesignJet、Indigo、Scitex、J e t F u s i o n 3 D プ リ ン タ ー 、 お よ び ス キャナーを含む、毎年出荷されるHP製品ユニットの99%以上です。

7 出荷されたユニット当たりの1次プラスチック梱包材の減少率(重量)として計算されます。2次および3次梱包材料成分を除いています。HPパーソナルシステムズおよびプリンターハードウェアの梱包材が含まれます。以下の梱包材を除いています。PageWideXLおよびDesignJetプリンター以外のグラフィックソリューションビジネス(GSB)ハードウェア、3Dプリ

ントハードウェア、印刷用サプライ品、整備済み製品、およびサードパーティオプション、ドロップインボックス、販売後市場オプションなどの付属品。

8 同上。

9 報告年に出荷されたHPのすべてのパーソナルシステムズ、プリンターハードウェア、およびプリントカートリッジに使用されたプラスチック全体の割合としての再生含有プラスチック(RCP)。総量に、ブランドライセンス製品と販売後市場ハードウェア付属品は含まれません。総RCPには、HP製品で使用される消費者使用済みリサイクルプラスチック、クローズドループプラスチック、オーシャンバウンド・プラスチックが含まれます。パーソナルシステムズのプラスチックは、EPEAT®環境ラベル基準で定義されています。リサイクルするまたはリサイクルされる原料を用途とした材料の使用と流通の関連制限の対象です。

10 1回の収入機会は、人が1か月間一定の収入を得る可能性に相当します。

11 これは、2 0 1 5年1 1月1日にH e w l e t t - P a c k a r dCompanyが分社化する前からの目標を引継ぎ、2025年まで続きます。HP Inc. およびHP Inc. の分社以前のビジネスユニットに関連するサプライヤーからのデータが含まれます。

12 HP製品使用による温室効果ガス排出原単位は、製品構成の変化とビジネスの成長を考慮に入れた、ポートフォリオのパフォーマンスを表します。HP温室効果ガス排出量は、予想される製品寿命までの使用の際に、排出原単位で測定します。この値は、次に、本年度の全体的な売上高に対するパーソナルシステムズとプリンティング製品の比重で計算されます。この排出量は、ノートパソコン、タブレット、デスクトップ、モバイルコンピューティングデバイス、ワークステーション、ディスプレイ、デジタルサイネージ、およびHPインクジェット、LaserJet、DesignJet、Indigo、Scitex、JetFusion 3Dプリンター、およびスキャナーを含む、毎年出荷されるHP製品ユニットの99%以上です。

13 2020年までに、HPブランドの用紙・紙製梱包材は、Forest Stewardship Council®(FSC®)の認可供給源からのバージンファイバーを優先した、認可供給源およびリサイクル資材からの紙になります。パッケージとは製品に付属する箱と箱の中にある紙(梱包材やその他の原材料など)を指します。Forest StewardshipC o u n c i l ®(F S C ®)H Pライセンスコード F S C ® -C017543、www.fsc.org.

14 2019年までの進捗には、2015年の7万7,800人、2016年の4万5,700人、2017年の11万9,900人、2018年の1万2,000人、2019年の11,000人の工場社員が含まれます。

15 このデータはRBA監査への参加を除いています。「サプライチェーンサステナビリティプログラムへの参加」は、監査以外で、HP基準を満たすサプライヤー

の能力を構築するプログラムによって数値化されます。これには、詳細な査定、労働指標の週次報告、HPのサプライヤーステナビリティスコアカードによる調達エンゲージメント、サプライヤーのリスクに合わせた詳細な指導とワークショップが含まれます。

16 2019年11月1日時点の取締役会データ。2019年10月31日時点のその他データ。社員データは、正規のフルタイムおよびパートタイムの社員に関するものです。

17 HPのさまざまなサプライヤーとそのサプライチェーンによって生産された商品とサービス。

18 2019年10月31日時点。

19 すべての社員が、多面的かつ客観的な人事考課をされます。この相互作用は、社員の個々の年次開発計画に反映され、継続的な開発経験、拡大プロジェクト、新しい役割への前進をもたらします。

20 データは、各記述に強く同意または同意したHP2019 ボイスインサイトアクション(VIA)社員アンケートの回答者の割合を示します。

21 報告年に出荷されたHPのすべてのパーソナルシステムズ、プリンターハードウェア、およびプリントカートリッジに使用されたプラスチック全体の割合としての再生含有プラスチック(RCP)。総量に、ブランドライセンス製品と販売後市場ハードウェア付属品は含まれません。総RCPには、HP製品で使用される消費者使用済みリサイクルプラスチック、クローズドループプラスチック、オーシャンバウンド・プラスチックが含まれます。パーソナルシステムズのプラスチックは、EPEAT®環境ラベル基準で定義されています。リサイクルするまたはリサイクルされる原料を用途とした材料の使用と流通の関連制限の対象です。

22 出荷されたユニット当たりの1次プラスチック梱包材の減少率(重量)として計算されます。2次および3次梱包材料成分を除いています。HPパーソナルシステムズおよびプリンターハードウェアの梱包材が含まれます。以下の梱包材を除いています。PageWideXLおよびDesignJetプリンター以外のグラフィックソリューションビジネス(GSB)ハードウェア、3Dプリントハードウェア、印刷用サプライ品、整備済み製品、およびサードパーティオプション、ドロップインボックス、販売後市場オプションなどの付属品。

23 HP製品使用による温室効果ガス排出原単位は、製品構成の変化とビジネスの成長を考慮に入れた、ポートフォリオのパフォーマンスを表します。HP温室効果ガス排出量は、予想される製品寿命までの使用の際に、排出原単位で測定します。この値は、次に、全体的な売上高に対するパーソナルシステムズとプリンティング製品の比重で計算されます。この排出量は、ノートパソコン、タブレット、デスクトップ、モバイルコンピューティングデバイス、ワークステーション、ディスプレイ、デジタルサイネージ、およびHPインクジェット、LaserJet、DesignJet、Indigo、Scitex、Jet

Fusion 3Dプリンター、およびスキャナーを含む、毎年出荷されるHP製品ユニットの99%以上です。

24 これは、HPがハードウェアリサイクル、HPインクカートリッジリサイクル、HPトナーカートリッジリサイクルを提供している国または地域の数です。

25 トン単位で紙の2%以下には認証済みのラベルはありませんが、認証繊維から作られたものです。紙製品のリサイクル繊維はFSC認証値に含まれています。

26 同上。

27 排出量は、HPに起因する一次生産サプライヤーと製品輸送サプライヤーによって報告された温室効果ガス排出量を、HPの年間売上高で割って計算します。この方法は、ビジネスの生産性に基づいてパフォーマンスを正規化します。排出量は、年ごとのばらつきの影響を減らし、長期傾向を強調するため、3年間のローリング平均として報告されます。製造サプライヤーの温室効果ガス排出量には、スコープ1とスコープ2が含まれます。

28 これは、2 0 1 5年1 1月1日にH e w l e t t - P a c k a r dCompanyが分社化する前からの目標を引継ぎ、2025年まで続きます。HP Inc. およびHP Inc. の分社以前のビジネスユニットに関連するサプライヤーからのデータが含まれます。

29 2019年までの進捗には、2015年の7万7,800人、2016年の4万5,700人、2017年の11万9,900人、2018年の1万2,000人、2019年の11,000人の工場社員が含まれます。

30 このデータはRBA監査への参加を除いています。「サプライチェーンサステナビリティプログラムへの参加」は、監査以外で、HP基準を満たすサプライヤーの能力を構築するプログラムによって数値化されます。これには、詳細な査定、労働指標の週次報告、調達エンゲージメントが含まれます。

31 ボランティアの種類に基づく時給:取締役会、支援チーム、プロボノ、およびスキルベースで1時間195ドル、ハンズオンおよび未定で1時間25.43ドル。米国外のボランティア活動時間の評価は、各国の購買力の違いに関する世界銀行のデータを使用して調整されています。

32 社員のボランティア時間の評価、社員の寄付、HP財団によるマッチング、およびHP財団の援助資金が含まれます。

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