社会人になる「心の準備」はできていますか？12月から本格的に、企業の採用活動がスタートします！12月から本格的に、企業の採用活動がスタートします。今回は民間企業の就職を目指す方はもちろん、教員を目指す方にも

役立つ「就職活動のポイント」を3つお伝えします。

北海道若年者就職支援センター（通称：Job Cafe北海道）センター長　山本真史 氏

企業研究では必ず、「自分の目」で企業の実態を確かめる今や就職活動に「インターネット」は欠かせませんが、ネット上には情報が氾濫しており、正しい情報の見極めが難しくなってきています。例えばリクナビやマイナビに掲載されている企業情報だけを見て、「わかった気」にならないよう注意しましょう。まずは1社で良いのでキチンと企業研究をして、「企業を見る目」を養いましょう。応募する企業は必ず「自分の目で確かめる」事が重要です。

ポイント①

ポイント②

ポイント③

自己分析は「失敗体験」に鍵がある就職活動のスタート段階では、成功体験ばかり分析する学生が多く見られます。人間ですから「自分を良く見せたい」という気持ちはわかりますが、実は就職活動では、成功体験よりも「失敗体験」の方が自己分析に役立つ事が多いのです。自己分析では「失敗体験」に正面から向き合い、自分の内面を掘り下げ、他人に語れる「自分ストーリー」を仕上げましょう。ドラマでも小説でも、「失敗」があった方が盛り上がりますよね。

“楽しい”「社会人生活」をイメージしよう！皆さんは「社会人」という言葉から、どんなイメージを想像しますか。「責任」など大変そうなイメージを持つかもしれませんが、ネガティブになることはありません。なぜなら社会人生活は皆さんが想像する以上に、楽しい事が沢山あるからです。よく「内定は欲しいけど、社会人にはなりたくない」という学生がいます。皆さんもこのような「心の矛盾」を抱えていませんか？こういった矛盾は、楽しい社会人生活をイメージすることで早く解消し、「早く社会人になりたい」という気持ちに切り替えましょう。

以上は就職活動の最も基本的なお話ですので、もっとスキルアップしたい方は是非、ジョブカフェ北海道まで足を運んでください。ジョブカフェ北海道では10月から就活サークル

『ジョ部』をスタートし、就職活動を始める大学3年生の皆さんを応援していきます。就活サークル『ジョ

部』や専任アドバイザーによる『個別相談』で、皆さんを全力サポートしますので、お待ちしております。

〈今号の座右の銘〉

努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。井　上　　靖『氷壁』（新潮社）

1社会人になる「心の準備」はできていますか？　12月から本格的に、企業の採用活動がスタートします！2キャリアセンターがゆく！インターンシップ！！

3ＯＢからのメッセージ4みなさんの質問に答えるＱ＆Ａコーナー！5平成24年度進路意向調査結果データ6【コラム】情熱大学　～キャリア・オーガナイザー　近藤安雄 氏

夏季休業期間を利用して、企業体験を希望する志高き学生達が続々とインターンシップに参加しました。今回はその中でも株式会社電通北海道と株式会社北海道アルバイト情報社の様子をご紹介いたします。来年参加するのはあなた達です！

《株式会社電通北海道》8月20日～24日と5日間にわたり開催。北教大をはじめとする道内の各大学から16名がインターンシップに参加し、電通北海道の方の説明に真剣に耳を傾けていました。気になる内容は、仕事の内容や事業展開を主とした会社概要の説明から、実際にテレビ局や新聞社に赴き、視察や現況の説明を受ける実地見学などバラエティに富んだ内容になっており、学生達にとって非常に良い経験になりました。

《株式会社北海道アルバイト情報社》8月～9月にかけて数回開催。今回はそのうちの8月20日～22日のプログラムにお邪魔しました。今回は12名が参加し、実際にPCを使ってアルキタの

広告の制作方法を教わったり、1対1で営業の方に同行させていただき、そこで営業の方にお話を伺ったり、実際のお客様に直接質問をしてみたりと、その活動を目の当たりにできる内容となりました。基本的には座学は無く、みんなで話し合い、行動することがメインで、現場は活気と笑い声で溢れていました。そこで本学OBを発見！先輩方も活躍中です。

☆インターンシップ研修プログラム☆8月 20日㈪ 21日㈫ 22日㈬ 23日㈭ 24日㈮

AM注意事項説明等

テレビ局の視察等マーケティング

「ラジオCMをつくってみよう」協力会社視察

（市内印刷会社）フロア見学 模擬グループインタビュー昼休み

PM事例紹介 新聞社の視察等

OB・OG懇談営業の現場について

プレゼンテーション演習プレゼンテーション演習 全体質疑応答総括・レポート作成

☆インターンシップ研修プログラム☆8月 20日㈪ 21日㈫ 22日㈬

AMナビ編集体験（アルキタnavi、学生向け特集を制作）

顧客訪問体験振り返り新卒企画「○○北」を考えよう）等

昼休み

PM

自己紹介、スケジュール確認広告制作等（学生向け求人広告）

顧客訪問体験（外勤営業に同行）

つづきインターンシップを通してのまとめ

総括・レポート作成

札幌校OBです。

みんなが日頃読んでいる「アルキタ」はこうやって

出来ているんだね～。

電通北海道は北海道経済活性化に向け、市内のショッピングセンターのセールCM作りから新千歳空港のリニューアル、札幌モーターショー2012のプロモーションにも尽力しているよ。

キャリアセンターがゆく! インターンシップ!!

OBからのメッセージ国立大学法人北海道教育大学事務局函館校室学務グループ　高橋　丈（函館校 国際理解教育課程 平成17年3月卒）

私は教員志望ではありませんでしたが、教育大学で学び、周りの友人達が教員を目指していく中で漠然と教育ということに興味を持ち、将来の仕事として考えるようになりました。北海道教育大学は大規模な大学ではありませんが、北海道の小中学校教員の大部分を本学出身者が占めています。道内小中学校に通っていた方は、これまでに必ず恩師の中に本学卒業生の方がいたでしょう。つまり、北海道教育大学という存在は北海道に住む大部分の方に影響を与える存在と言えると思います。その責任はとても大きなものですよね。そんな責任を感じながら働くということ。自分がしている仕事の先にあるもの。そんなことを意識して仕事に

取り組んでいます。私は北海道教育大学に勤め、現在7年目となります。財務課、キャリアセンター室、国際交流・協力室、函館校室学務グループと4つの部署を経験してきましたが、特

に国際交流・協力室では多くの経験を積むことができたと思います。留学生や海外研修員の受入、海外出張、多種多様な外部機関との関わりなど他の部署と比べ圧倒的に人と接する仕事が多く、その分苦労も多かったのですが、多くの人と出会うことで自分自身成長することができたと思います。大学の仕事は皆さんが普段接する学務の仕事だけではありません。他にも管理・経営・企画など様々な仕事があり、皆さんの適性に合った、やりがいのある仕事を見つけることができるはずです。学生生活では人との出会いを大切にしてください。人との出会いは成長する上で欠かせないものです。多くの人と出会い、話し、考え、成長してほしいと思います。また、大学を上手に利用してください。各校の就職相談員はいつでも相談に乗ってくれます。北海道教育大学の職員として、そしてOBとして皆さんを心から応援しています。

みなさんの質問に答える Q＆Aコーナー！

前期に行われた全学就職支援セミナー（キャリア形成講座・業界研究セミナー）にて皆さんから寄せられた質問にキャリアセンター相談員らが答えます！

Q1.「教育大学」ということで、民間企業の就職が不利ではないとのことだったが、　　面接において「何故教員志望ではないのか」という質問は多い。その場合の好感の持てる回答は？

A そもそも教育大なので、確かに「どうして教員にならないの？」と聞かれて当たり前です。ただ、法学部にいったら「どうして法律家にならないの？」と言われるし、文学部なら、「作家になりゃいいじゃない？」と言われることと同じこと。

ですから、堂 と々「教員は素晴らしい魅力溢れる職業です！」と言いましょう。ただし、今やってみたい仕事、行ってみたい会社・企業は、そのような教員よりも今の自分にはもっと魅力溢れるように思えている。だから御社しか見えません！御社を志望しているのです。と答えましょう！ものすごく好きな異性から、すごく困るタイミングで同時に告白された時、片方を嫌いだからあっちを選ぶという話にはなりませんよね。Aさんより、Bさんの方が少し魅力的な所が多い。そんな時はBさんを選ぶと思います。多分。それと同じです。

Q2.養護教諭を目指しているのですが、公務員にも興味があります。どちらも受けるというのは可能なのでしょうか？

A 養護教諭と公務員試験。養護教諭志望だから公務員受験できないとか、併願できないということはありません。ただ、養護教諭に限りませんが、一般教養は公務員（試験によりますが）の場合には、教採よりも出題範囲が広いですし、養護教

諭に専門があるように、公務員試験にも専門科目がありますので、これらをどのように効率的に学習するかと考えると、どっちにするかと悩むよりも、どちらにも対応できる学習時間を確保するために、早めに受験準備することをお勧めいたします。この他にもたくさんの質問をいただきましたが、紙面の関係上すべて掲載することが出来ませんでした。続きは近日中に教育情報システムに掲示する予定ですので、そちらをご覧ください！

キャリアニュース

第二十六号　

北海道教育大学キャリアセンター　　

札幌市北区あいの里5-3　　

☎（011）778-0270

http://www.hokkyodai.ac.jp/careercenter/

〈平成24年度進路意向調査結果データ〉【現在の進路志望先】（※各キャンパスの1～4年生の第一志望のみ集計）

自信を持って社会人を歩み出してください。キャリアニュース25号「皆さんのQ&A特集」はあなたの疑問や不安を解消するために、いつも手元に置いて、役立ててください。この中で、Q「民間企業の面接官は、北教大生をどう評価していますか？」の回答では、面接官評価をランキングで表示したうえで、「北教大生は基礎学力も、社会人としての基礎力もしっかりしている」との評価が定着してきていると報告してい

ます。これは民間企業の面接官だけでなく、社会からの北教大生への評価であり、人材としての北教大生への期待だと思っています。皆さんも承知のように、日本社会は今、国内外の不安定な政治経済環境に在り、震災後の復興遅れや新たな災害への不安にも脅かされ、モラル低下やいじめ社会など様々な不安や課題を抱えています。これらの課題に向き合い、核心を探り、改善する為に、今こそ教育の力が求められています。社会が求めている人材として、北教大生は期待に応えて欲しいと思っています。「社会人とは、理解し、判断し、行動できる人」だと言われます。北教大で「教育」をテーマに学生生活を送ってきた皆さんには、基礎力は勿論、教育を専門に学んできた自信と実力があるはずです。社会人として活躍する気概と、教育を学んできた自信を持って、どんな職場でも挑戦する勇気を持って、歩み出すことを期待しています。

キャリア・オーガナイザー近藤安雄 氏

大切なのは、

自分のしたいことを

自分で知っていることだよ。

　　トーベ・ヤンソン

『ムーミン谷の夏まつり』

（講談社）