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江戸時代 子ども遊び大事典定価 本体12,000円+税
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ISBN 978-4-490-10847-7 C3521
発行
キリトリ
本書を推薦します (五十音順・敬称略)
2014年5月上旬刊行B5判・上製244頁/カラー口絵16頁/索引付載定価 本体12,000円+税ISBN 978-4-490-10847-7 C3521
発行・発売
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-17Tel.03-3233-3741 Fax.03-3233-3746
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-17 Tel.03-3233-3741 Fax.03-3233-3746 http://www.tokyodoshuppan.com
角田 秋生 公文教育研究会 代表取締役社長
ヴィヴィッドに描かれた江戸の子どもたち
江戸時代を再評価する研究は、以前にも増して盛んになっている。現代日本において失われつつある思いやりの暮らしや、生活に根ざした文化を生み出した母体、それが江戸時代だからであろう。特に近年、庶民の暮らしについては、古文書だけでなく、今に残る浮世絵からアプローチする研究者は数多い。本事典では、公文教育研究会が所蔵する日本でも屈指の「子ども浮世絵」コレクションを惜しげもなく掲載しているということで、これほど迫力のある誌面は、他に思いつかないといっても過言ではない。豊富な項目と詳細な解説は、当時の子どもたちの遊びを、ヴィヴィッドに脳裡に思い浮かばせてくれる。本書によって、江戸時代に一層の関心を寄せる読者が増えるに相違ないと確信している。
竹内 誠 江戸東京博物館 館長
浮世絵から子どもの健全な成長のヒントを見る
この度刊行される『江戸時代 子ども遊び大事典』には、公文教育研究会が所蔵する子ども文化研究史料の中から数多くの「子ども浮世絵」を掲載しています。作品には江戸時代の子どもたちが家庭でも地域でも大切に育まれ、遊びの中から多くの事を学び、健全に成長していく姿が描かれています。また、「母子絵」には子どもと共にその成長を温かく見守る母の姿が描かれています。本書には、子どもの本来の姿と時代を超えても変わらない先人たちが歩んできた「学び」や「子育て」のヒントが隠されています。ぜひとも多くの方々に本書を手に取っていただき、江戸時代の子ども文化を感じとっていただく機会となることを願っています。
【こんな方々におすすめします】 ●江戸時代の庶民文化・ 風俗に興味のある方●日本近世史・教育史●博物館・資料館●公共図書館●中学・高校図書館 ●大学図書館
江戸時代
子ども遊び大事典2014年
5月上旬刊行B5判・上製244頁
カラー口絵16頁/索引付載
定価 本体12,000円+税ISBN 978-4-490-10847-7 C3521
監修 小林
忠(こばやし
ただし)
国際浮世絵学会会長
編著 中城正堯(なかじょう
まさたか)
江戸子ども文化研究会主宰、国際浮世絵学会理事
江戸時代は遊びの天国!
子どもたちを描いた浮世絵(約八〇〇点)を掲載。
当時の「子どもたちの遊び」を五十音順に並べ、
新しい視点で「江戸時代の文化・風俗」を紹介した〝初の事典〞!
あ赤貝馬/上がりこ下がりこ/上が
り目下がり目/あかんべ/穴一/姉
様ごと/あやしはじめ/綾取り
い戦ごっこ/石ころめっかりこ/いじめ
/いたずら/いたちごっこ/いっちく
たっちく/いないいないばあ/犬/亥
の子打ち/猪のかつぎ/芋虫ころこ
ろ/印地打ち
う魚すくい/兎うさぎ/牛車へぶら下
がる/牛ごと/写し絵/腕押し・す
ね押し/馬ごっこ
え縁日/縁結び
お扇にかなめ/大寒小寒/お駕籠/
お亀じょんじょろまき/押しっくら
/お尻の用心/お茶坊主/お月さ
まいくつ/お手玉/鬼ごっこ/鬼定
め/鬼のいないうち洗濯しよな/お
はじき/お面遊び/おもちゃ遊び/
おもちゃ絵/お山のお山のおこんさ
ん/お山の主/泳ぎ/おらうちかえ
ろ/折り紙/折り変わり絵/音曲
けいこ
か貝合わせ/貝打ち/顔遊び/鏡遊
び/柿の木めっかりこ/かくぷかちゅ
う/角兵衛獅子/神楽ごっこ/かく
れんぼ/影絵/かけくらべ/影や道
禄神/駕籠の跡つき/かごめかごめ
/風車/肩車/かたつぶり/蟹/亀
/蚊帳つり/からくり人形/からす
からす/かるた取り/瓦版/雁がん
/勘定/韓信の股くぐり/潅仏会
き菊の節供/細螺おしゃくい/着せ替
え/毬杖/狐つり/木登り/行商
人見物/行水/曲結び/金魚すくい
く草合わせ/果物取り/首引き/暗
闇細工
けけいこ事/拳遊び/けんか/けん玉
こ蝙蝠捕り/氷たたき/子買を/ここ
はどこどこ/ここはどこの細道じゃ/
ここまでおいで/腰付馬/ごっこ遊び
/小町踊り/こま回し/ごみ隠し/
子守唄/小弓/子をとろ子とろさ
さ鞘笠づけ/笹舟/猿鬼
し爺さん婆さん/潮干狩り/塩屋か
ねや/獅子舞ごっこ/シャボン玉/
じゃんけん/十六むさし/正月遊び
/将棋遊び/菖蒲打ち/しょっしょ
の神/白髭大明神/しりとりと文
字鎖すずい
ずいずっころばし/双六/雀捕
り/墨ころがし/相撲と紙相撲
せ銭車/銭山金山/蝉取り/千手観
音/千艘や万艘
そそうめんにゅうめん/ぞうり隠し
/ぞうり近所/ぞうり投げ/そり
遊びた太鼓
たたき/大事なお月さま/大
道芸見物/たが回し/打毬/沢庵
押し/竹馬/竹がえし/竹とんぼ
/竹の子おくれ/竹の子抜き/竹の
子掘り/たこ揚げ/七夕/狸の金
玉/達磨/端午の節供
ち知恵の板/茶碗の尻つけ/ちゃんち
ゃんぎり/ちょうちょも止まれ/提
灯あぶい/提灯の影ひろい/ちょんが
くれ/ちんちんもがもが/ちんわん
ぶしつ月
見/綱引き/綱渡り/つばな抜こ
抜こ/つみ草/つりごま
て手芸/手まり/照る照る坊主/て
んてつとん/てんとうさまてんとう
さまと闘鶏
/投扇興/道中かご/堂々め
ぐり/どっこいどっこい/鳥追い/鳥
刺し/飛んだりはねたり/とんぼ
つりななぞ
かけ/縄とび/縄の舟
ににらめくら/人形
ぬ縫い物
ね猫じゃらし/猫に袋/猫や猫や/鼠
/根っ木
の野遊び/のぞきからくり
は橋の下の菖蒲/旗ばい/鉢植え/蜂
の巣取り/初午/鳩車引き/花車
/花火/花見/羽根つき/破魔弓
/針打ち/春駒/判じ絵/盤双六
ひ一つ二つ/人まねこまね/雛祭り/火
回し/百物語
ふふいご祭り/笛吹き/吹き矢/福引
き/福笑い/富士詣で/ぶらんこ
へ蛇いじめ
ほ放生会/棒高跳び/棒ねじり/ほ
うやろほうやろ/ほおずき吹き/帆
掛け舟/蛍狩り/盆踊り/ぽんぴん
ままいまいぎっちょ/枕引き/まじない
/松たけ狩り/松葉合戦/松葉切
り/祭り/ままごと/豆つまみ/豆
まき/回り灯籠/回りの回りの小仏
み見えたか見えたか/水遊び/水出
し/水鉄砲
む昔話/向こうのおばさん/虫遊び
め目隠し鬼/目付絵/めんがた
も木馬遊び/文字絵
や弥次郎兵衛/山越えて谷越えて
ゆ雪打ち/雪達磨/指切り
よ淀の川瀬の水車
ら落書き
れ蓮華の花
コラム
●遊びファッション/●『江都二色』/
●唐子遊び図/●果物と菓子/●
子ども絵・子ども浮世絵/●七五三
と成育儀礼/●寺子屋での遊びと行
事/●年中行事と四季の遊び/●
病気とまじない/●浮世絵関連用語
新春の凧揚げ、春には桜の木の下で相撲、
初夏の蛍取りから冬の雪遊びといった
四季折々の遊びから、芝居ごっこ、
火消しごっこなど大人の真似遊び、
そしていつの時代も変わらない、
いたずら、けんか、落書きに至るまで、
当時の子どもたちの遊びを
ヴィジュアルで紹介、解説を付けました。
掲載する浮世絵は八○○点を超え、
そのほとんどを
公文教育研究会(くもん)が
収集、所蔵しているものであり、
同研究会が全面協力のもと、
江戸時代の子ども文化をまとめた
〝初めての事典〞となります。
本書の特長4遊びの名称は、江戸時代および明治初期の文献と絵画史料から、代表的な呼称を選び立項。
本書の特長2紹介、解説をつけた遊びは280項目を
超える。
本書の特長5巻末には、本文中で紹介した絵師、絵師別作品一覧、総索引を
付ける。
本書の特長1江戸時代に見られた子どもたちの遊びを五十音順に並べ図版とともに遊びの内容、解説を行う。
本書は、かつて欧米人が絶賛した江戸の子ども文化でもその中核をなす「遊び」を、当時の図版を活用して総集するものである。江戸の浮世絵師たちが錦絵・版本を問わず、子どもをテーマに厖大な作品を残してくれていたことは、近年公文教育研究会の「子ども文化史料」収集研究によって、明らかになってきた。従来の文献史料による研究ともあわせて、絵画史料の解明によって「遊びの黄金期」江戸の実像にせまりたい。遊びの由来に関しては、本書は江戸の人々の見解を中心に記述してある。日本の遊び研究は従来民俗学的な考察が中心で、神仏など民俗宗教との関連が強調された。近年は、歴史学・絵画史料学・文化人類学・子ども学など多角的な研究が進んだ。その結果、中国文化受容など遊びの歴史における国際性から、異界・他界と自在に往還して遊ぶ子ども世界の特質、さらには「子どもの遊びこそ人類文化の根源」といった遊び文化の新評価まで、遊びの本質に迫る提言がなされており、その反映も心がけた。本書「はじめに」より一部抜粋
本書の特長3掲載の浮世絵は、鑑賞に値する美しさをも提供。