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2011 年 10 月 11 日(火)加藤 琢也
1.EDIUS とは
映像編集のプロも使う、高性能な動画編集ソフトであり、特筆すべき点はとても自由度が高い編集
が可能という点である。
これまでの EDIUS 利用者は「講座の映像編集」や「部活動の思い出」が主なため、今回は「思い出
のアルバムを作りたい!(猫編)」を題材として EDIUS の基礎的な部分の紹介をする。
1-1.EDIUS を使用する上で必要なソフトウェア
(Canopus ProCode r Express For EDIUS)
このソフトは EDIUS に対応していないファイル形式(例:MPEG4)を対応している形式(例:AVI)
などに変換する(エンコードする)ソフトウェアであり、後述の「動画の挿入/編集」で詳しく触れ
ている。
※参照「EDIUS pro version4 操作マニュアル〈補足編〉」
2.初期設定
プロファイルから「Administrator」を選択。
新規プロジェクトから撮影した動画のサイズに適した物(「DV4:3」)を選択。
選択した後、右下の「開始」をクリックする。
~テック・ワークショップ第6回~
EDIUS を使った動画編集
2
2-1.設定後の初期画面
3つのラインを基礎として動画の作成を行う。
・VA ライン(青枠):動画や画像を載せる基本のライン。
・T ライン(黄枠):文字を載せるライン。
・A ライン(緑枠):2つめの音声・音楽を乗せるライン。
3.動画の挿入
今回準備した「ワークショップ資料」というファイルを開いて、その中から動画ファイル(mp4 形
式)を挿入してみたい。
しかし、拡張子「mp4」は EDIUS が対応していないため、ファイル変換が必要となる。
ここで先に紹介した Canopus ProCoder Express For EDIUS を利用し、ファイルの形式を mp4
から AVI や MPEG に変換する。
※参照「EDIUS pro version4 操作マニュアル<補足編>」
「ワークショップ実践」のフォルダから先ほどのデータを mp4 から AVI に変換した動画データを
VA ラインにドラッグ&ドロップする。
VA ラインにデータが受け付けられたため白く表示される。
VA ラインに黄色のラインと緑色のラインが表示される。
①
②
③
3
・黄色のラインは「映像」
・緑色のラインは「音声」
を表している。
黄色と緑色の枠の表示が飛び出している。
ピンク色の枠で囲った秒数を 1second から動画のサイズに合うように 5second へ変更する。
3-1 動画の長さの調節
動画の端にカーソルを合わせると赤枠が表示される。枠をクリックし、左に操作することで動画
を短く(早送り)することが可能である。
3-2 動画の接続
動画を繋げる際は、先に入れた動画の前後に配置する。
4.動画のカット
動画の部分的なカットを行う。
映像の中で「ここだけ!」削りたい、という場合の一番おススメな方法を説明。
・削除したい映像の最初の部分に来た時[一時停止]を行う。
・その場面で[in 点の設定]のボタンを押す。
・[一時停止]を解除する(再生)。
・削除したい部分の最後の所でもう一度[一時停止]を押す。
・[out 点の設定]のボタンを押す。この作業を行うと白く特徴的な部分が表示される。
・白く特徴的な部分の削除。
4
・右クリックを行い、「IN/OUT 間の削除」のボタンを押す。
・削除された部分を埋めるために右のクリップを左のクリップに寄せる。
5.各データの挿入
5-1 画像
画像の挿入は動画の挿入と作業は変わらない作業である。
取り込みたい画像を VA ライン(青枠)にドラッグア&ドロップする。
VA ラインに黄色のラインのみピンク色で表示される。(画像のため、音声はないので黄色
のラインのみ表示)
画像は動画と違い長さの調節が自由である。
IN 点
OUT
点 白く特徴的な部
分
削除された部分を詰める
タイムラインの映像
5
5-2 文字
【T】を押し、「Quick Titler 」を起動させる。
左のバーの中に「T」をクリックすると文字を書くことができる。
挿入した文字は移動も可能で、時間の調節も可能である。
5-3 音声・音楽
音声・音楽データを A ラインにドラッグ&ドロップする。
音声も動画・文字・画像と同様に長さの延長が可能、IN 点、OUT 点を用いることで音声の中断や
主音声の変更も可能である。
6.DVD への出力方法
【ファイル】→【書き出し】→【DVD に出力】を選択。
【T】のボタン
自由に文字を入力
文字のスタイルを選択
文字の詳細なプロパティを選択
6
6-1.ムービーの選択
ファイル形式を気にせず、DVD を焼きたい場合は【シーケンス追加】→【シーケンス 1】を選択。
自分が選択する形式で焼く場合は 7-1 で行って作ったデータを【ファイル追加】から選択。
6-2.スタイルの選択
・DVD にメニューの選択(①)
メニュー画面の選択を行うメニュー画面を最初に表示させる/させないや、画面の大きさの選択
などを行うことが可能。
・シーケンスの表示の選択(②)
背景の色やシーケンスの並びを選択。
6-3.メニューの編集/タイトルの編集
スタイルの編集で決めた枠内のメニューやタイトルの設定変更が可能。
6-4.DVD へ出力
【DVD へ出力】を選択し、【出力の設定】を行う。
書き込みの可能なドライブへ DVD を挿入し、「作成開始」をクリック。
○1
○2
7
DVD への書き込みが完了する。
7.簡単アプリの紹介
今回私が作成したドキュメント「DVD をリッピングしよう」で紹介している二つの無料のツールを
簡単に紹介。
※「リッピング」=「音楽用の CD や DVD のデジタルデータを抽出し。パソコンで扱えるデータに
変換して保存すること」
7-1「DVD Decrypter 」
このソフトは、パソコン内にデータを圧縮して取り込むソフトフェア。
また、操作方法がとても簡単であることもまた、大きな利点となっている。
ダウンロード/紹介サイト→http://www.geocities.jp/dvdcopy1015/soft/decrypter.html
7-2「DVD shrink 」
「DVD shrink」は動画を圧縮して DVD に書き込むことが可能である。EDIUS は自動で動画の圧縮を
行ってくれるためにこの作業は入らないのですが、一般的な動画作りを行うフリーソフトでは、
4.7GB(DVD の容量)に収めることを自動で行わない。その場合、「DVD shrink」を使用することで、
DVD の容量以上のデータを DVD に書き込むことが可能である。
ダウンロード→http://www.studio-chappu.com/close_to_the_world.html
紹介サイト→http://www.backupstreet.com/tools/dvd_shrink.html