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義務教育学校第9学年
第30号
平成 29年 5月 31日発行
タイトル
9-B 江村 雛乃
-協働プロジェクトの力が発揮される最高学年での活動-栁 博恵
「新しい体育館で初めての演劇。自分たちでどんな演劇に挑戦できるかをみんなと考え,自分たちらしい演劇を創りたいです。監督としてリーダーを経験したことがないけれど,自分を成長させたい気持ちもあり立候補しました。」「入学前に見た先輩の姿にあこがれ,最高学年になったら,応援団に自分もなりたいという気持ちを持ち続けていました。」「先輩を超えて,附属の歴史に残るようなものにしていきたいです。」これらの言葉は,子どもたちのスピーチのほんの一部です。4月から5月にかけて,学級
演劇や文化祭実行委員,体育祭応援団などクラスから代表を選出する場があり,どのクラスも立候補者が多く,たくさんの子どもたちが自分の思いを語っている姿が印象的でした。その意気込みを語る内容がとても深く,活動に対する意味や価値を見いだし,説得力があ
り,クラスのために自分ができることやリーダーとして全力で頑張りたい熱い思いがひしひしと伝わってきました。伝えたいことを的確に伝える力がしっかりと身についていることに大変感心し,成長の過程を心から喜んでいます。これから,ますます子どもたちが大きく羽ばたいてくれることを期待しています。
特に学年プロジェクトでは,社会とのかかわり,自己の生き方を考えるテーマを学年ごとに設定し,教師とともに,3年間を通したロングスパンの探究活動によって,主体的・創造的によりよく問題を解決する姿をめざしています。「先輩を超えるものをしたい」これは本校のあらゆる活動において聞かれる子どもたちの
言葉であり,探究活動を支えるものであると考えます。後輩は先輩の姿を見て学び,自分たちに返し,そして次の学年に伝えていく過程があります。他とのかかわりの中で,自分の課題の質を高め,解決に向けてより確かな見通しをもつことができるように支援していきたいです。校舎西階段4階踊り場には,過去の先輩の演劇ファイルが所狭しと並んでいます。演劇活
動の真髄を探るため,収められた資料や記録を紐解きながら,活動を進めていきます。これまでの「TV:附っテレ」などでの経験や学びが,各クラスで生かされていくように,
そして,演劇を創り上げる過程で,一人一人がこれまでの学Pで培ってきた力を生かして,さらに,ここまで自分たちでできるようになったのだと,自分たちが積み上げてきたものを実感し,自信につなげていってほしいと願います。
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お気に入りの CMより9 A担任 田原 裕
【CMその1 「大人エレベーター」】俳優の妻夫木聡さんが架空の「大人エレベーター」に乗り,フロア数に応じた年齢の人た
ちに出会い「大人」というテーマで語り合う某ビールメーカーの CM「大人エレベーター」。随分と前からこの CM が始まり,これまで数多くの著名人たちが多くの言葉を残してきました。毎度どんな人が登場しどんなことを語るのかと,結構楽しみに見ています。たくさんのシリーズがある中でもいくつか印象に残っているものがあります。①元プロ野球・広島カープの黒田博樹選手(CM出演当時 40歳)妻夫木「今の大人たち(おそらく 20代 30代)に足りないものとは?」黒 田「おもいきりの良さじゃないですか?」
「自分に言い聞かせています」②元プロサッカー選手中田英寿選手(CM出演当時 40歳)妻夫木「世の中で,無駄だと思うことは?」中 田「わからないことを心配すること」
「何十年後のこととか・・・それよりも今がんばろうと」ふとした瞬間に TV 画面の中のそんな会話を聞き,自分自身に問いかけることもよくあり
ます。「おい,小さくまとまった人間になっていないか?」「余計な心配ばかりしてないか?目の前のことに夢中になっているか?」と・・・。【CMその2 「やってみよう」】某通信会社の三太郎シリーズの CMでおなじみWANIMAの「やってみよう」♪ 正しいより 楽しい
正しいより 面白いやりたかったこと やってみよう失敗も思い出はじめよう やってみよう誰でも最初は 初心者なんだからやったことないことも やってみよう苦手な相手とも 話してみよう知らなかったこと 見たことないものあたらしい 楽しい・・・・やってみよう×5 ♪
とにかく底抜けに明るい曲調と,前向きにさせてくれる歌詞。今年の1月からスタートしたこの CMは,「えっ!そんなことできるの?」と思わせる映像にも楽しませてもらえます。ちょっとくらいうまくいかなくても,おちこんでいても,「まあ,もうちょっとがんばってみるか!」そんな気持ちにさせてくれる CMですよね。さて,9年生がスタートして2か月が経ちました。この2か月の中で学習(授業,家庭学
習),学 P(演劇),部活動,委員会活動,連音(合唱)をはじめとする学校行事,給食,休み時間,習い事等,様々な場面でよりよい1年にしよう!そんな様子が本当によく伝わってきます。まさに,おもいきって,今できることに打ち込んでいるなあと・・・。一方で,2ヶ月突っ走ってきたことからやや疲れ気味の子,実はまだエンジンがかかっていない子,やらなきゃいけないと,わかっていてもまだその一歩を踏み出せずにいる子,やる気はあるけど,なんだかうまくいかなくて思い悩んでいる子,壁にぶちあたっている子もいます。気持ちの切り替えができるのは,一年や,年度初め,年度の初め,学期の変わり目だったりしますが,ちょっとこのあたりで,自分で自分の節目をつくり,新鮮な気持ちで6月をスタートしてみるといいかもしれませんよ。最後に,一回一回の授業,一つ一つの行事,一日一日の部活動,友達と過ごす一日一日,
そのどれもが積み重ねられていくと同時に,それぞれが終わりへと向かっています。数年後には,懐かしい思い出として語れるためには,今をとことん楽しまないと!!さあ,6月!さわやかな晴天のように晴れやかな気持ちで頑張っていきましょう。
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理科野外観察会 三国東尋坊周辺の地質と歴史を探ろう!
5月11日(木),理科学習の一環として野外観察を実施しました。天候にも恵まれ,身近な地域の地形の中にある大地の跡を,肌で感じてきました。野外観察会では,3つの地点(福良浜,松島,二ノ浜)に分かれて,野外観察実行委員が
福井大学の先生方とともに,案内ガイドをつとめました。4月29日(土・祝)に下見に行き,理科担当の木下先生や松本先生に教わりながら,どんな順番でどんなふうに説明したらいいかと計画を立て準備をしました。当日生徒達は「説明するのは難しい…」と言いながらも,みんなに伝わるように工夫しながら頑張りました。
野外観察を終えて野外観察実行委員長 9年C組 東 航平
越前松島では柱状節理のでき方や,海食洞についての説明を行いました。柱状節理のでき方の説明では,耳と目で理解できるように図を利用しながら説明できたことが工夫できました。海食洞の説明では,何人かの実行委員でポイントごとに詳しく伝えることができました。みんなに分かりやすく,興味をもってもらえるような説明を考えることが難しかったです。もう一つ工夫できたと思うことは,各ポイントで問題を出すことです。一緒に考えることによってもっと楽しく観察ができたと思いました。今回東尋坊で学んだことを他の地形と照らし合わせたりして,違いや共通点などを探りたいと思いました。
~野外観察実行委員の感想~
【松島担当】A組 三田村 采音松島のジオガイドとして野外観察に携わったことで,
柱状節理の出来方などを細かく知ることができました。また自分が分かったことを人に伝えることで,より理解を深めることが出来て良かったです。A組 山北 若菜今までは,「地層とかどうでもいいし,興味ない」と思っていたけれど,実際に見て,触
れて,知ることで少し好きになりました。また,ジオガイドとしては,皆に松島の魅力が伝えられたので良かったです。C組 金平 怜也野外観察では松島を担当し,柱状節理と海食洞の説明をしました。現地で実物に触れたり
すると,紙面では伝えることの出来ない感動がありました。人に説明することは難しかったですが,より自分の理解を深めることが出来ました。野外観察では実行委員と大学の先生方,学校の先生方と協力でできたと思います。感謝しています。
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C組 三田 晃平自分は最後尾辺りにつき,後ろの人達をガイドして
いたので,直接発表するようなことはなかったのですが自然を楽しみながら出来たと思います。今回野外観察ガイドをすることができて,とても良かったと思っています。C組 藤田 智華実行委員のみんなはしっかり説明できていました。
下見に行くのは大切なんだなと思いました。
【二ノ浜担当】B組 毛利 美咲リトルティーチャーとしてみんなにうまく伝えられ
たかわからないけど,一生懸命しました。楽しかったです。B組 江村 雛乃二ノ浜では凝灰岩と安山岩の偏りについて調べまし
た。なぜ岩石が赤いのか,どうやって出来たのか,などをみんなに説明できよい経験になりました。またリトルティーチャーをする機会があったら積極的に関わっていきたいと思います。B組 増田 葉月私は最初東尋坊付近は石や岩ばかりの海というイメージでした。しかし,下見に行き先生
の説明を聞いたとき,驚きでいっぱいになりました。この驚きをみんなにも伝えたいと思いました。当日は自分なりに説明することが出来ました。実行委員として野外観察会に参加できてよかったです。ありがとうございました。C組 元田 絢弓二ノ浜では学年の人に,石の割合を調べてもらいました。自分が考えた通り進めるのはと
ても難しかったけれど,新たな発見などができてとても面白かったです。C組 田中 志音二ノ浜担当の実行委員の方と協力して,野外観察会を成功させることが出来て,良かった
です。とても良い経験になりました。C組 細川 詩月実際に地質を観察することで,理解を深めることができました。みんなで教え合いながら
学ぶことは楽しく,多面的に考えることができるようなりました。今回得られた学びをさらに深め,生かしていきたいです。C組 粟田 睦実下見に行っていなかったので,他の二カ所も行きたかったなと思いました。フナムシがた
くさんいました。結構速かったので,私も足が速くなりたいと思いました。自然とふれ合えて楽しかったです。C組 栖村 峻成正直,岩石に興味があるわけではありませんでしたが,データをとる説明など実行委員と
してしっかり仕事が出来たかなと思います。C組 岸本 拓也二ノ浜では石の分布の割合を調べた。昨年のデータと異なる点と変化のない点があり,振
り返り授業でも多くの意見が出て,とても興味深かった。実際に自分の目で見て考えることはとても意義のあることだと感じた。
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【福良浜担当】A組 榎 虎怜福井ならではの地層や色々な意思を見られたりし
て,楽しかったし勉強になりました。行って良かったです。
A組 山村 悠晏僕の今回のテーマは「全員を博士にする」でした。
みなさん,博士になれましたか?リトルティチャーをするのは,とても難しいことです。他の生徒よりも詳しくないといけないからです。そうでなければ,人には教えられません。でもその分とても楽しいです。みんなに分かってもられると,さらに嬉しいのです。この野外観察では,僕たちがリトルティチャーをしましたが理科の授業に限らず,友達同士で教え合うことは,本当に面白いです。皆さんも自分が初めて知った世界を是非,友達に教えてみてください。
A組 川原 飛翔僕は今回野外観察実行委員として教える側になったのですが,思っていたよりも大変でした。福良浜には色々な種類の石があり,その特徴を覚え,聞かれたら答えられるようにしておかなければならなかったからです。僕は理科が得意ではないし,他の仕事もあったのでとても大変でした。でもやりがいがあり,とても楽しかったです。B組 加藤 友彗野外観察で,自分は福良浜担当ということで,福良
浜にいました。クラスのメンバーが見学に来たときに,地層の説明をほとんど山村君にしてもらったので,そこが反省でした。ですが,黒曜石の見分け方などを教えられて実感が涌きました。
C組 上田 康喜地層などの出来方などがよく分かったと思いました。石の種類,出来かたなどが学校で習
ったことを思い出しながら聞いていると面白いなと思いました。とてもいい野外観察でした。
午後からは青空も広がりとても気持ちのよい一日でした。
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生徒総会 5月2日(火)
学年道徳 『世界の受験生からまなぶ』5月12日(金)
授業を終えて9-A 僕は2番目の質問でクラスの○○くんが言っていた「いろいろな知識を取り込むことで,将来の道が開けるから」という意見は世界で共通している大切なことではないのかな思いました。僕は受験生として勉強しているけれど,目先のことだけでなく,先々のことを考えて勉強することが大切だと思います。ケニアやブラジルの貧しい子供達の中に,先々の事を見て行動している人がいるのを知り,環境が整っている僕も負けるわけにはいかないと感じました。僕もこれからイズマエルさんが言ってた自分のしたいことそれを実現する力をつけていきたいと思いました。そして,これからはクラスの○○くんみたいに自分の夢をもち頑張っていきたいです。
9-A 私は勉強できることのありがたさなど考えたことがありませんでして。当たり前に学校や塾に通わせてもらうことに感謝をしなければいけないと思いました。しっかりと環境が整えられているからこそ勉強する意味や目標をしっかりともち,将来誇りをもって働けるような職に就きたいです。私は海外の医療現場で働くことが夢なので,目標を明確にもち,いろいろな分野に目を向けながら勉強に取り組んでいきたいです。
「附族」をキーワードに積極的な意見が出されました。
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9-B 今回勉強の意義を考えてみて自分たちが学校で学べることに感謝して,これから社会に貢献できるようにしっかり勉強していくことが大切だなと感じました。アフリカや南アメリカの貧困で困っている人々の思いも含めて僕たちが勉強できることに感謝しようと思います。
9-B 私は資料を読む前からアフリカなどには勉強したくても出来ない子どもが沢山いるということは頭ではわかっていましたが,自分が毎日学校に行けることは普通,当たり前だと思っている自分がいました。今回の授業を経て,改めて自分の今に感謝しなければならないことだとわかりました。資料の中の,イズマエルさんの言葉を読んで「人生で何をしたいのか,それを実現できる力を見つけ出してほしい」という文が心に響きました。確かに現代社会では学歴は大事ですが,それ以上に自分の夢やしたいことを実現する力は大切なのだということを学び,これからの自分の勉強の取り組みもよい方向に変えていきたいなと思いました。
9-C 僕は勉強する環境が整っていて高校へもおそらくいけるけど,勉強をしていると時々「まぁちょっとくらい」とあきらめてしまうことがあります。マヤニくんのようにいけるかどうかもわからないのに,勉強を頑張る姿を尊敬します。僕もマヤニくんのように今を精一杯頑張れる人になりたいと思いました。
9-C 自分がいかに充実した地に生まれ育ったのかを思い知らされました。子どもの時はずっと親に世話されていて,当たり前のように学校に行けて当たり前のように学んできたと思うと,小さな理由を見つけて勉強を避けてきた自分が馬鹿らしく思ってきました。勉強がしたくてもできない子ども達を私たちが直接助けることは出来ないけれど,自分が今できること,今やらせてもらえることをしっかり果たして立派な人間になりたいと思いました。
学べる環境に感謝し,自分の進路を見つめる機会となりました。
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連合音楽会に向けて音楽委員長 9年 A組 小林萌桃子
9学年全員の代表として沢山の人たちに私たちの歌を届け,附属の音楽文化の魅力を伝えたいです。また,このメンバーで出演する最初で最後の連音。一度きりの舞台を楽しみ最高の演奏ができるように頑張ります。
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「どんな風に歌うんだろう。」本物の「第九」
を鑑賞しました。
練習を重ね着実にレベルアップしています。
19(金)26(金)はご専門の講師の方にご指導していただきました。ソリストメンバ
ーは特別レッスンも受講しました。
本番に向けて一人一人が真剣そのものです。
気温が上がる中の練習が続いています。
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切り取り
9年 組 番 生徒氏名○学年便りを読んでのご意見・ご感想などをご自由にお書きください。
【 6月の行事予定】日 曜 行 事 給 部 日 曜 行 事 給 部
1 木 衣替え完全実施 眼科検診 ○ ○ 17 土 ×
2 金 ○ ○ 18 日 ×
3 土 ○ 19 月 職員会議 ○ ×
4 日 × 20 火 ○ ×
5 月 ○ × 21 水 前期中間考査 一日目 ○ ×
6 火 ○ ○ 22 木 前期中間考査 二日目 ○ ○
7 水 親子演劇観賞 進路説明会 テスト範囲配布 ○ ○ 23 金 避難訓練 内科検診 ○ ○
8 木 ○ ○ 24 土 学校見学会(午前) × ○
9 金 附中タイム(音楽集会) ○ ○ 25 日 ○
10 土 県春季水泳大会 × 26 月 振替 ○
11 日 県春季水泳大会 × 27 火 ○ ○
12 月 ○ × 28 水 附中タイム(カルチャー教室) 育友会部活動参観日 ○ ○
13 火 検尿二次検査 ○ ○ 29 木 歯科検診 ○ ○
14 水 委員会 ○ × 30 金 同窓会講演会(午後) ○ ○
15 木 連合音楽会 ○ ×
16 金 ○ ×
【7月の主な行事予定】
○通信の返事は、毎月10日まででお願いします。
○学年通信をHPでも公開しています。HPアドレスは、こちら http://www.f-edu.u-fukui.ac.jp/~fuzoku-g/
11日(火)⑤⑥三者懇談会 12日(水)①授業参観・②~⑥三者懇談会
19日(水)全校集会 附中タイム(保体委員) 20日(木)~ 夏期休業
3日(月)選手壮行会 5日(水)委員会
テ
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間
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