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ニ好 高送血量性負荷時の循環動態とくに登血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1941-
高送血量性負荷時の循環動態 とくに貧血症
および甲状腺機能充進症について持
千葉大学医学部第二内科学教室(指導斎藤十六教授〉
二三 好 結
AKIRA MIYOSHI
(昭和 34年 1月 20日受付〉
目 次
1 はしカf き 循環時聞について
ll 実験方法 3 血液ガスについて
1 物理的心脈管力学的分析 4 心電曲線について
2 同時に行った諸検査 5 心 X線キモグラムについて
lli 実験成績 耳考案
1 心脈管力学的分析について v まとめf
2 静脈圧循環血量および 文 献
本論女 lと用い た略号
AD Diastolic Area of Heart弛期心
表面積 cm2
AS Systoli c Area of Heart縮期心表
面積 cm2
ASZ ldquoAnspannungszei t緊張期 σ
σ駆血期Austreibungszeitlsquo ATZ
BMR Basal Metabolfc Rate基礎代謝
率
Br Broad Diameter巾径ロn
C Ve10city of Pulse Wave脈波速
度 σ
CI Cardiac Index心係数 1minm2
CW Cardiac W or k 心の仕事量 kgm
min
DAZ ldquoDruckansti egszei t昇圧期 σ
E Vo1ume Elasticity容積弾性率
dynecm5
HR Heart Rate心拍数
L Long廿udinalDiameter長径cm
lvn Mid-left Diameter左径 cm
Mr Mid-right Diameter右径 cm
1 は しがき
心カテーテル検査法は前方ならびに後方不
全のほかにもう一つの型すなわち高低送血
Pd Diastolic Pressure弛期圧 mmHg
Pm Mean Pressure平均血圧 mmHg
Ps Systolic Pressure縮期圧 mmHg
PV Plasma Vo1ume血捷量 1m2
QIT Q2ndSound Interval Qll 心音時間 σ
QT Q-T Interva1 QT時間 σ
RBC Red B100d Cell Count赤血球数 x104
RCV Red Cell Vo1ume血球量 1m2
TBV Total B100d Vo1ume全循環血量 1m2
Tr Transverse Diameter横径 cm
UFZ ldquoUmformungszeit愛形期 σ
Vm Minute Volume分時送血量 1min
VP Venous Pressure静脈圧 mmH20
V s Stroke Vo1ume 心拍量 cc
W Peripheral Resistance全末梢抵抗
dynecm5
L1P Pu1se Pressure脈圧 mmHg
ρ Specific Gravity of Blood血液比重
σ 11000 second
甲充症 甲状腺機能充進症
量性心不全を区別させたしかし乙の概念は心
カテーテル検査が行われる以前からすでにあり
心不全がありながらしばしば高送血量性の ζ と
があるとされていた(37)肺気腫動脈血の O2飽和
持本論文の要旨は第22回日本循環器学会総会(昭 33~ 4)に報告した
-1942ー 千 葉 医 学 会 雑 誌 第 34巻
度のさがり O2消費の高まりをもっ甲状腺機能充
進症O2運搬能の障害をもっ貧血動静脈吻合静
脈血の帰流が増している Paget病および組織
代謝の異常をもっ脚気などでは血行がいちじる
しく促進をうける安静時においても貧血患者
はときにいちじるしい分時送血量の増しを示す
といわれる (43)また動脈血の O2飽和度がいち
じるしく低い肺気腫患者でも中等度またはそ
れ以上になるといわれる (24)(11) (15)
うつ血性心不全がお乙れば心送血量は減るし
かしそれでも以上の状態をもっ患者のそれは
なお増しているのが例である出〉かように 乙
の群l乙ぞくする患者にはたらく機転もほかの心不
全患者におけるそれとちがいはなしこのことを
明らかlとするのが小文の目的である
11 実験方法
1 物理的心脈管力学的分析
Wezl-および103〉〈3法〈Blumberger-Hol1dack
er法(1949)lt42)の当教室安法〈山を用いた
Luisadaの StethoscopicMicrophone iと準じ
た特性をもっクリスタルマイグロホンと 30 c s
から 1000c s まで平坦であるがや~ 下降す
る特性をもっ増巾器を通して 心音曲線を頚動
脈および大腿動脈脈波 Ecg (ふつう E誘導入
呼吸波と同時にときに光電式脈波計を用いて
静脈波をともと記録したオッシログラフは 10~8
cmjsecの速度で流した計測上の注意については
協研者高橋がくわしく述べた(40九呼吸の影響は自
律神経緊張不安定症ではかなり強いゆえとく
に注意し尋常の呼気の終りで軽く呼吸をとめさ
せ呼吸停止の影響の現れない最初の 2波形につい
て計測したが 乙れができないときには同じ呼吸
相の数波形を測った
Blumberge工寸Iolldack法は 木下(16)橘(39)が
述べたように Ecgの Q糠乙れを欠くときは R
糠のはじめから第工心音 ldquoTonsegmentのは
じまりまでを蛮形期 UFZとする第工心音ldquoTo
nsegmentのはじまりから頚動脈脈波の立ちあ
がりまでの時聞を測り これから第 E 心音のは
じまりと頚動脈脈波切痕の時差をさし引l)たものを
昇圧期 DAZとし UFZと DAZの和を緊張期
ASZとする頚動脈脈波の立ちあがりから切痕ま
での時聞を駆血期 ATZとする乙のさい脈波の
形とくに立ちあがりと切痕の形K注意しなけれ
ばならないこれについてはべつに述べる
Wezler法において血圧がマシシエツト圧では
信頼できないときには Electromanometer (San-
born Co) Iとより直接 内圧を測ったわたく
したちはすでに発表したように Wezlerの式R
〉それでも12〉〈29の改良を加えて用いているがく32
なお物理的模型から出発したこの方法にはいく
つかの誤差源があるこれについては高橋がくわ
しく述べたが(40)わたくしは ζ うでは血液比重
ρについてのみふれる Wezler Kよれば
s = gTa (Ps-Pd) W =(ー塑一 +05)2pC bull yenPs-Pd J
2ρCTn ~_ 4pC QTa -ー否Ta
Vs心拍量 (cc)W全末梢抵抗 (dynejcm5)
E容積弾性率 (dynejcm5) Q 大動脈断面積
(cm2)Ta基礎振動時間 (sec)TH脈波持続時
間 (sec) C J派波速度 (cmjsec)Ps縮期圧
(mmHg)Pd弛期圧 (mmHg)
わたくしは Wezlerのいうように かりに
p=106として乙の式を用いたが もちろん 血液
比重は斐数である とくに Hemoglobin量血
援蛋白量の菱化するときには乙れの吟味が必要と
なる式から明らかなように血液比重が被ると
Vsは増し Wおよび Eは減るそこで表 1
1乙示す健常例で比重の低い場合として血援のま
た比重の高い場合として Ht 868としたきい
の RBCおよび比重を測った血繋比重は103
(1026)でまた Ht 868としたさいには RBC
は913X104で比重は 109 (1085)であった乙
れらの値を用いたときの斐化はp=106としたと
きにくらべて Vsでは 274cc (331)W では
363dynejcm5 (321) E では 619dynejcm5
Table 1 M A 30 m Normal Health
RBC 475x104 BP 127j67mmHg
Hb 94 Q 468 cm2
Ht 465 Ta 349σ
ρ 1059 TH 726σ
C 743 cmjsec
Vs cc dynejcm5 jdynejcm5
8293 11319 19288
ρ=103 +274 (331)
-363 (321)
-619 (321)
ρ11=1091
-192 (232)
+269 (238)
十 459 (238)
〆Plasma ρ Ht 868RBC 913x104
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1943-
(321)以内である赤血球そのものの比重は109
(1092)--110(1097) といわれるがかりに1097
の値をとっても Vsで279cc(337)W では
395 dynecm5 (349)E では 673dynecm5
(349)の愛化にとどまる ζの愛化は高橋の報
告した W 法のもつ誤差範囲(40)にくらべて少ない
さらに臨床応おいては血液比重の愛化は乙れ
より少ないと考えられるゆえ ρ= 106として ζの
式を用いても充分役立つ
2 同時に行った語検査
心脈管力学的分析につ Yいて Ecg静脈圧を
乙れとできるだけ近い時点で循環血量循環時
間血液ガス X線キモおよび基礎代謝率あ
常 77例を調べ Vs 806士200ccVm 565土162
1凶 inW 1480t433 dynecm5E 1787士 390
dynecm勺 C635士 114cmsecUFZ 65士山内
DAZ 37t12σASZ 102土11σATZ 282士22σ
QII 383土25σ の値をえたこの成績から各数値
の尋常範囲をつぎのようにさだめた Vs55--100
ccVm 35--75 lminW 1000--2000 dynecni5
E 1300~2200 dyne cm九C500--750 cmsecCI
25--501minm九CW55--90 kgmminUFZ
50~75σ DAZ 20--55σASZ 86--115 (J A TZ
255~310σ QII 350--415σATZASZ 25--310
心送血量の増しは生理的にもまたいろいろ
の疾患でもおこりうるうつ血性心不全ですら高
るいは末梢血の検査を行った静脈圧は Moritz 送血量性の ζ ともある (39)それぞれの疾患で心
Tabora法を循環血量は教室山口の方法(4川乙
したがって T 1824による 10分法を用いた循環
時間は EtherSodium dehydrochorate (Dech
olin)αLobelinT 1824N20 時聞について調
べた X線キモは当教室で日常用いている臥位
で行う ラスター移動法によったく2九呼吸相の規
定は W法と同一である
小括
前l乙述べた諸検査を併用することによって左
心力学的数値および末梢脈管力学的数値だけで
なく同時にこれと相互に反応する静脈血の帰
流の状態についてもある程度推定することがで
きるさらに 乙〉で用いた W 法における血
液比重について吟味した
III実験成績
慢性貧血症 62例および甲状腺機能充進症
(甲克症)35例について経過を追って観察し
Tこ貧血症は HSchulten(38)の分類にしたがった
が乙〉ではさらに A Bの 2群にわける A
群 37例は慢性失血性貧血(鈎虫症を含む)15例
本態性低色素性貧血 21例 および後天性慢性溶
血性賛血 1例であり B群 25例は 白血病9例
Hodgikin病 1例再生不良性貧血(汎骨髄癖を合
む) 9例および牌性骨髄機能抑制症 6例であ
る心疾患高血圧症肝および腎疾患なら
びK癌に伴なう貧血は除いた
1 心脈管力学的分析について
貧血では A群 66回 B群 46回甲充症で
は89回の検査を行った(表 234)
高橋は(40〉年令 13----49才心拍数 42--92の健
送血量の増しに対応する心ー脈管力学的数値に
は いくつかの特徴がある教室でも M 型高血
圧症については神保(14九橘〈加が大動脈弁閉鎖
不全症および僧帽弁閉鎖不全症については橘〈仰
がそれぞれ報告したわたくしは賛血症につ
いて 心送血量の増しを中心Ir循環動態を観察
した甲充症については神保〈14〉木下〈仰が
述べたが これを賛血症と比較しながら補足す
る
i) 心送血量
貧血症における血色素量 Hbと心係数 CIの
関係は図 1のようにかなり 散布はひろいが
ほど Hbの滅りとともに心係数が増す傾向lとあ
る A群では Hbが 50以上で かっ CIが
501minm2以上のものを 45回の検査中 14回に
みた乙れにくらべて Hb 50以下で CIが尋
常範囲以上に増していノるものを 21回中 11固にみ
た Hb30以下では 6回中 5回が尋常範囲以上
に増しのこる 1回もほぼ尋常範囲の上界に近
い値を示した B群では Hb 50 以アで~ CIが
尋常範囲以上氏増しているものは 32回中 23回あっ
たそのうち Hb30以下のものでは 20回中 15
回に増しをみた B群では Hb 30以下で CI
が尋常範囲以下に減っているものを 20回中 1回み
たが 印をつけたこの例の値は死亡前 15分に
みたものでこの例(表3No 19)については
ほかの成績とともにの包に述べる赤血球数な
いし色素係数と心送血量の関係は明らかでなかっ
た
甲尤症でも同様~L基礎代謝率 BMR の
増しとともにほgt CIが増す傾向にある BMR
-1944ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 2 Cardiovascular
Diagnosis野一除去| 1 I N R141m Gastric Ulcer 2 I S M148m H
3 I Y H154 f H
41M I120m Duodenal Ulcer 5 1M E148m 1
6 I A T150 f Chronic Epistaxis 7 11 M117m Hookworm Disease 8 I T S132m H
9 IT K151m H
11
11 11yen在 M136 f 1
12 I S Y I 44 f 1
13 IK T46 f H
14 1 S S147 f H
15 1 H 47 f H
O T 14m Essential ロH11yapOChr-16 omic Ane
28 H K135 f
29 K T138 f 30 H 1140 f 31 K K142 f 32 W T143 f 33 S T145 f 34 H K152 f
35 T M153 f
36 H T154 f
37 T M157m
11
H
11
1
11
1
1
H
11
グ
グ
グ
グ
グ
グ
グ
グ
11
グ
グ
V
hm n
司
57 58 55 55 57 57 57
56
57
55 57 55 57
56
712
111057
17 57
58
58
56
57
~57
58 57
121156
291155 201657 77 56 137 201257 171957 19358 12555 161155
17
18
19
20
21
22
23 24
25
26 27
S T 58m
K Y 15 f
A T 18 f
Y H 21 f
N Y 24 f
U T 25 f
N K 25 f S T 26 f
D Y 28 f
T K130 f H S133 f
11915 56 265 179 57 259 81056
2011 1512
emolytic Anemia 12212
I Date li部lTU75 75 38 88 75 49 40 43 72 32 49 67 74 35 61 50 70 76 52
55
67
65
18 22 43 86 30 37 60 70 94 33 76 81 55 59
7700
82 86 29 54 71 92 90 75 56
55
36 75 54 53 42 56 50 55 70
56 63 58 68 30 55 60 22 31
400 302 442 395 257 307 271 463 226 305 404 424 211 341 405 381 414 263
280
379
390
104 124 155 296 364 285 460 371 472 277 399 391 325 355 355 342 397 420 268 358 400 472 511 381 210
278
297 511 361 370 298 313 351 405 343 362 405 269 299 228 322 345 86 139
545 981 684 1
infin
653 466 482 1354 938 61 2 651 704 51 9 1036 698 8681 720 498 111 2
1303
551
708
81 0 1473 111 9 929
1675 1677 221 7 983 876
1164 1201 829 892 547
390 556 808 923 1001 1021 788 926 101 3 883
592
81 6 553 872 977 969 1427 532 753 41 6 1120 1030 603 484 995 906
101 1 988
342 273 689 411 613 328 428 11 10 615 390 426 398 296 707 360 627 480 351 704
808
349
74 8 1385 863 635 1395 1254 1422 588 606
1010 930 618 690 381 539 408 450 612 735
622 456 589 682 900
527
585 664 663 620 586 778 387 651 360 730 872 404 327 752 563 753 84 3 652
-nJ
TEVuC
Fmd
wGI-
dp
出
一 句
1 94i 2130 I 1855
江川一周
5521 1298 i
34 5 1686 465 921 21 2 2775 308 1602 782 931 433 1322 298 1635 323 1611 302 1744 219 2436 502 1028 262 2238 432 1633 390 1380 283 2093 525 964
622 516
253 1943
707 757
462 1098 856 547 553 759 4lsquo 07 1318 1125 589 1038 572 11 65 515 452 1072 470 1089 737 760 679 837 44 5 1233 54 7 1133 298 2031 411 1106 311 1781 34 3 1597 463 1121 583 933 471 1128 482 1194 354 1539 456 1151 477 982 671 648
428 1563
44 4 1488 515 1386 510 1086 477 974 441 1008 64 3 1283 312 2184 517 1870 261 3023 562 918 661 896 34 6 1698 275 2025 611 808 447 1161 593 789 624 707 473 974
1953 2228 1549 2968 2538 1729 2156 2870 2126 1964 2511 1849 1754 2388 1810 2776 1196
960
2174
1652
2398 1625 1331 1690 1238 1332 912 1841 2003 1462 1372 1892 1788 2578 1808 2044 1961 1449 1613 1687 1590 1775 1666 1707 1627
1976
1239 3606 1928 1740 1427 1379 1999 2081 2626 1140 1446 1588 1924 1310 1790 1474 1454 1618
じ叶円四
一
C
S
654 794 768 602 700 980 554 568 557 969 664 554 789 593 685 836 593 687 547
420
720
458
1067 798 600 770 548 426 494 580 603 375 470 520 674 800 697 694 700 528 510 551 526 554 521 560 534
711
583 900 533 478 570 623 582 873 687 539 696 618 703 584 716 655 631 631
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1945ー
Abnormal Deviation of STlsquoTι州経lurr~TアlmE-l 668 501 702 601 938 703 888 823 656 638 655 565 571 683 516 723 667 704 633
9346 620
10762 633
9854 1118
924 940 771 684 833 748 637 598 694 866 782 745 773 697 733 1045 809 758 796 593 609 579 636 673
1019
12581 890
7171
7611 6431
3601 75 10491 55 486 590 2 509 66 500 66 1540 56 853 46 424 72 498 74 471 66 366 74 712 4951 41 1100 542 56 439 56 814 62
769 76
403 61
808 44
1048 35 1787 40 962 53 9057 62 1954 64 1535 64 1787 68 632 58 686 51
1319 54 1252 54 807 58 920 52 501 52 667 74 505 72 575 46 716 50 860 39 679 63 787 68 546 37 681 42 770 62 894 75
366 56
867
757 691
545 1 13231 43 1728 5461 53
6511 1027 8731 514 652 1 8341 69 847 1 11621 58 670 1 7051 86 676 1 54758 62
1 7 4262
1 8751
7761
95 745 853
1 8501 83 1 8591 56
31 96 268 364 380 41 116 298 414 441 51 106 297 403 393
23 89 256 345 334 23 89 263 352 359 27 26583 348 376 57 103 285 388 378 30 102 421 436319 31 105 286 391 401 35 101 285 386 436
elev-ated ST V 1
85 Ielev ST V2-3 80 Ino changes
no changes
55 Ino changes elev ST V 1 depressed ST V 4ト一一-や
160 Ielev ST V no changes
65 IdepresST V 5-6 88 Idepres ST V -6 38 Idepres ST V 5-
5
6 32 106 392 414 1 45286
59 100 329 429 492
10549 311 416 383 414 42396 318
4407 437109 305 414
414105 300 40529
38296 295 39135
32553 251 3049
84 324258 34249 33979 34839 269
110 37339928957 392112 38727550 393388106 28242 3698521 290 375 40288 299 38720 407119 294 41361 4127928 295 374 358264 33618 72
75 329270 34521 38763 4013385
98 252 34935046 439361109 25257
53 416127 380253 349327111 21639 391110 36725764 398368120 24870 33279 286 36540 433111 319 43048 431115 297 41247 42090 314 40453 40294 302 39652 39476 30314 379 3329520 250 345
38223668 124 360
27631120 75 236
36636424 87 277 42082 125 350 475 35657 110 264- 374
37684 38115 297 36178 35920 281 44932 118 282 400 425126 41549 289 38236885 28344 460120 327 44725 41439427 110 284 35133912 68 271
elev ST V3coronary Type 85 Ino changes
elev ST V l-3discordant T V r 60 1 discord T aVL 90 Ino changes 65 IeJev ST V2-3depres ST V 5
80 I~ev ~T _Y1-3depres ST V 5-6 1 discord T m no changes
122 1 no changes
105 Ielev ST Vz 140 Ielev ST V-3
110 Idepres ST V2
4
90 Ino changes 135 1 no changes 110 Ino changes 102 1 50 Ino changes 85 Ielev ST V2-3
no changes elev ST V2 no changes
80 yen no changes 95 Idepres ST 1I-JII 88 Idepres ST lI-IIT 90 1 depres ST lI-IIT
100 Idepres ST lI-lliaVL 124 Ino changes 140 Ino changes 100 Ino changes 95 Ino changes 95 Ino changes 87 Ino changes 95 Ino changes
130 Ino changes 1elev ST V1_~135 1 ~~~~ -____~~1 1 discord inverted T aVL no changes
55 Ielev ST aVLdepres ST工-lliV3-5 80 Ino changes 80 1 no changes 75 Ielev ST V l-2depres ST V 6
110 Ielev ST V 2ーか depresST V4-6 75 Ielev ST V l-2
90 Ino changes 110 IeJev ST V2-3
88 Idepres ST 1-llV4-6 depres ST I-ll
75 Ino changes 75 Ino changes 85
145 Ino changes 391 125 Ino changes 38496 288307771 7091 66
-1946- 千 葉医学会雑誌 第 34巻
が +50以上で CIが尋常範囲以上に増している 回は HR 100をこえる甲充症では BMR
ものを 29回中 20聞にみた +50以上でかっ Vm 751min以上のものが
心送血量は 心拍量 Vsの増しによっても ま 29回中 16回あり 29問中 10回は HR 100をこえ
たある程度までは心拍数 HRの増しKよって る HRは B群および甲克症ではおよ
もふえる表 5のように B群および甲充 そ Hbの減り BMRの増しに比例してふえる
症では Hbの減りないし BMRの増しととも A群では乙の関係が明らかでなく HR 100を乙
1[ HRが増しているものが多い B群では Hb えるものは Hb 50以上のもので 45問中 4回あ
50以下で分時送血量 Vmが尋常範間以上に増 っただけであるほとんどの例は 60 ~80 の聞にあ
しているものを 32回中 20回Kみたが 32田中 15 る
Table 3 Cardiovascular Dynamics in
D a
4EU
蹴
」
訂
infin
1191
50
噌 times
Diagnosis t- n
t
EJN吋詮i RE
LC
M
U
h
hm
-i11Jdl
mdn
τGIJ
wmm
-JFU
Uji-
rmdm
e5p
cm品
e
6847 5901 48501178 55
1050457u E120m
6279221273
Subacute Myelogenous 454153380201 Leucemia Chronic Myelogenous 2065 588635270 670462 198 57 Leucemia
59 1273 2092 604 12
295 9 622
2011 796 585 892 2105796240462810 829 1915605 78977825658 560162891 686 779 2044
Acute Myelogenous 312 83359202 58
2333793 539 911 50074119033121 57 S G 28m 3 Leucemia
281 I 24 522 222 1 42
584 406 1188 2647502132 720 2558 578511 1062561115
592606 463 934 1997746240223 581 28S M 42m 11
1542 600607 439 1078759259221 581 38Y M 49m 1
356 966218 2444 3497353 350211 561 61TM 55m H
14351012 810 686 2440978204202 581 37A H 18 f 1
6261054 722 772 2655152 79111 2 581 38K S 29 f H
431 2712 1 35
1331 1764951 45998HM 32 f H
662 676 588867 2156102 990 465
77 56 28 1106 871 541 15875281 571 21 104
621420 347 1374 188852120410 wY 52m H|Efyodpgoipkl ins Disease 298 1041 500224924511 Y G 21m IHvnonlastic Anemia 16m5l55
566 226 I 77
2951 244 2021 193068937576 561 7512 1 H 22m H
529 317 I 71
4301 356 1295 2029400 550 335560 497 1084 1131893
4 5 6 7 8 9
404
672578 462 1325 181288147131 f H 43 58 55
845 639 199
579 812 175595560161410 W 40 f H
900 1334 554 11 10
687 69111179121 464 2349 758
1712 356 1789140 55532
564 1322 568 15 U T 43 f 1
414 1273278 80539 1190 2212 671
265 1025 55396285 56 6913
663 136
730 2609629 8026939921 803 598704 79476213124 21092634844 516
16 K S 58 f H
747 868117 70713930 721 1288 589
17 Y T 63 f 11
504 1030146 55 84713829 822 7061566511 55 768 77756 96814
986 1510 657704 7691057151256 8418 K G 67m Panmyelophthisis 23
667601 438 1182 1744580731616 157 19 S T 23 f 494
2210 1993840 688 704269 57 74722 79 2229 558
20 T Y 45m hSfpaire rlogenic Bone
135 117 325612212 66
780268 2572342 188 284322569 55 75row Inhibition
1611 758 21 T A 20 f H
484 2113329 183646632074 567
22 A T 26 f H
1090 901 607 19561103287 55 21925 523
262 129410801439 800 658241 58 24527
537 23 S S 37 f 1
752 569 885 1378119744 398 430
2011 1038 10211485 752 684281057 28345
916 496 4801255 960210641558
2482 737418 19576438224 K T 45 f H 16 57
10223157430 4801 330 2521 263725 S T 46 f 1 132 58l 56
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1947ー甲状腺機能充進症について
Vsと Hhないし BMRの関係は あまり明 の増しがいちじるしいものでは Vs の増しは~ ~ち
らかでな ~~o 3群ともはその多くは 55 ~100 cc じるしくなLそれゆえ B群および甲完
の聞にあるが Hbの減り BMRの増しの度がわ 症で Hbが 50以下 BMRが +50以上のも
ずかであっても Vsが いちじるしく尋常範囲を のでは心送血量の増しが Vsよりも HR Kよ
乙えて増すものもある A群 NO18は Hbが 30 り大きい依存性をもつように思われる Vsが尋常
から 60に改善されてもなお Vsが 1675cc 範囲以上K増すものが少ない乙とは心外因子lども
がら 2217cc IL増した B群 No23では Hbが 関係するが_lつには心筋の状態による貧血症で
45から 58 IL改善されたが Vsは 1485ccか はいちじるしい Hbの誠りが心筋の低 02症
ち2106cc K増した Hbの減り ないし BMR からひいては心筋の震性をおこすことも考慮さ
Anemia (Group B)
hHRl思luumlzr~T~iacuteてで[で]品 lm m Hg
Abnormal Deviation of ST-T
10758 1060
11058 952
1000 1257412057 1000 11054 1066 11955 1070
12358 1070
1163 1284 812 800 1017 1035 1333
1017
725
1738 963 925 986
981
691 940 766 677 528 1196 1075
61
54 22 55 57
62
53 60 51 39 72 39 58
41
18 51 23 39
9
27 -13 10 50 33
-239
102 246
72 270 73 248 78 I241 96 I 225
71 214
243 47 80
245 61 287 89 257 105 193 16 282 67 210
348
345 321 319 321
285
323 292 348 346 298 298 277
320
335 301 291 308
294
301 314 337 387 318 320 279
90 elev ST V l-2depres ST JIV4-e coronary Type
30 discord T 1IT
110 discord T III 107 elev ST V 2depres ST JI 85 no changes 90 no changes
130 elev ST V 1-2 depres ST V 5-6
120 elev ST V l-3depres ST V 5 75
105 elev ST V a 90 elev ST V -3fiat T aVLV2
elev ST V l-l
3fiat T aVL 130 depres ST JI-1IT aVF 115 fiat T in aI1leads
1117 391
131394 80 93 237 330 337 125 873 86 27 113 285 398 392 60
no changes elev ST I-JIaVL no changes elev ST V 2-3
elev ST V 2-3 elev ST V 2
elev ST aVRV2-adepres ST 旺司1IT aVFV5-6discord T llicoronary Type elev ST V 2-3depres ST JI-lliV 4-6
elev ST V 2
110 changes no cha11ges elev ST V 2depres ST V 3-4
elev ST V 2depres ST V 3-4
depres ST V 4-6 depres ST V4-6 elev ST V 2depres ST aVF elev ST V 2depres ST JI-JIT depres ST 1 -lliaVFV3ーか coronary Type depres ST 工-lliV4ーか coronaryType elev ST V l-2 depres ST lI-lliV3-6
elev ST V 2depres ST 工-1I V 3-4
elev ST V l-2discord T aVL
eldv ST V l-2
elev ST V 2depres ST I-lI no changes no changes elev ST V 2depres ST V 4-5
elev ST V 2
depres ST 1 -1I aVLV5ーら coronarY Type elev ST V 2-3depres ST V 4
22004
127165
106 113 110 122 113 108 120 113 123
12565
10870 10246 6248
11279
125 130F4945563124 114 117 116
15494
13780
1222 824 858 429 798 632
656
885 806 836 701 1237 1058 1054 1195 851 849
933
1036 1124 1105
784
1039 990 750 625 699 596
lsquo687
1128 428 890 337 439 586
755
988 954 593 690 1327 784 863 1079 920 1062
1274
727 845 101
346
737 1230 1307 4481
1120 1331
852
4891
78
58
96
53 63 54 74
68
61
51 65 74
63 75 63 62
57
67
-6
39
36
39 24 53 40
13
12
42 19
-25
20 30 44 43
44
61
72
132
87 107 114
81
73
93 84 49
83 105 107 105
101
128
238
281
277
257 299 283 305
310
378
409
349 386 390 419
333
391
391
355 375 362 409
201 I282 I293
289
259 209 224
274 321 313 340
295
292
362
352 293 273
357 426 420 445
396
420
343
338 319 308
353 428 452 482
405
376
115
90
110 70 112 50 60 85
85
85
110 87 145
100 108 110 120 105
40
60
-1948- 千葉 医 学 会 雑 棉 第 34巻
Table 4 Cardiovascular Dynamics
3
BMR vα号も dZJl-
QU
司
1 307 57 41 7 1172 921 198 343 1468 1279 876 99 222 1155 877 597
179 十 248 1282 953 64 8 1210 + 137 1275 1003 669
221054 + 351 1342 1020 7342 K K 18 m
221 55 + 80 111 5 877 618
134 81 4 630 450KM 18 m 151 757 16 55 543 868 715 504 117 57 81 7 1025 94 6 691
6 Y G 34 m
H S 26 m
245 57 643 1094 940 681 66 S67 931 674 503
126 344 81 1 54 2 399 276 52 1025 719 514 257 100 648 44 3 310
7 M H 13 f 131 56 十 360 764 810 609
+ 207 796 84 1 600 8 1 O A 119 f 1 175 57 549 821 709 94 5
341 740 713 960 351 91 8 733 798
+ + +
+ +
SH 29 m 1)
+ + + + +
十
+ +
528580 527156+
十
+ + + + + + +
+ 565707 80282515 Y K 127 291157f +
+ 56986158 802358+
十
1 882 53316 T 28 304 56 f 720253+ 1 66594417 I K M 28 I 230 9 82512 58 f +
590103318 Y Y 28 121 57 898 832f + + +
十
+ + +
十
+ 25020 K T 30 52 3242712 58 f 283 4+
764 55175021 I M H 31 I 8211819 57 f + + + + + +
十
+ + +
+ +
十
1 3 682 538 629 9 I N N I 20 f I 75 56 231 1086 977 729 10 I O M 121 f I 252 58 356 929 863 61 2 11 I 1 Y 121 f I 83 56 285 721 716 494 12 I S Y I 25 f I 211 56 740 922 1020 7_61
473 51 5 460 336 13 I M K 126 f I148 54 355 680 665 51 6
155 41 1 359 268 14 1 1 T I 26 f 1 157 55 + 960 1305 1501 9_95
660 856 740 529 226 812 61 0 430
770 827 1020 729
3 4
156 527 528 377
788 862 914 662 181 880 850 607 21 7 752 560 397 188 334 238 1 64
762914 1 83837 569 1082 976 800 558 1394 923 74 4 543 1082 854 672
37 116_6 760 539 22 1 S K 1 32 f 1 148 54 464 755 829 691
49 627 535 4_35 23 A H 32 f 181 55 41 3 933 1017 732
154 606 547 372 24 I T M 134 f I 1817 57 +1055 977 918 759
71 4 1128 865 698 31 7 921 699 538
電339 925 659 488 168 741 495 351
25 M K 35 f I 182 58 282 71 2 679 492 731 731 636 449
26 I H H 139 f I 269 55 +1200 1003 1084 806 +1000 775 715 534
27 I 1 H I 41 f I 277 56 +1233 507 790
hn Au--W2
rhd
e
J
cmM
P
1
凹
H R
四回
Hb
一
831 1929 535 13853 786 655 1848 590 15654 871 919 1888 601 14260 759 896 2260 627 16152 743 835 1961 593 15258 787
』
一「ーぃーー 川
760497 12454674 1392
一
832 1526 540 12460 787
1203 2812 725 13852 774 1075 1669 579 12570 824 827 2205 621 14055 923
一唯
798 1824 500 13156 859 1149 2114 666 13460 724
一
山
668664 122601340 2033 1045 1661 662 12662 701 1782 2052 900 12474 684
1010 2891 605 13855 1158
988 2705 631 14665 1060 1103 2333 706 13462 863 1109 1941 690 12672 963 872 1478 550 10554 798 1241 2478 575 10955 909 1275 1754 614 10863 875 777 1714 469 14070 990 879 1834 730 12763 929
1138 2618 696 13867 993 501 1846 563 9632 1105
1465 3664 947 12150 909 929 2764 652 11244 978
2398 2264 586 11580 875 568 1810 622 15263 1156 1086 2236 690 12856 864 1067 1964 681 11252 600 756 2182 561 10547 1134 628 2251 553 11545 1229 826 1762 538 11154 932
1000 3435 960 12052 1002 424 865 576 12054 81 6 1127 1607 599 11962 972 873 2503 767 13348 805 838 2375 625 13457 1060 809 2174 623 12351 974
1240 2333 689 12054 744 3088 2228 843 10678 712 994 2945 754 16068 1100 948 2164 798 16072 902 1047 1469 606 15982 662 1149 2483 913 17372 789 2360 1624 621 11280 61 9 1055 2576 792 13662 982 1055 1232 494 12874 655 968 2468 681 13666 1100 1484 2206 722 126174 855 754 1996 711 1467 6 1090 942 1932 579 10864 903 869 2379 683 14456 940 904 1697 722 13462 767 1084 1791 705 12664 759 1186 1725 674 12868 71 2 1594 1507 649 12078 668 1236 2056 735 13378 954 1067 2403 606 11852 870 730 1802 518 13466 1083 1004 2058 639 12066 923
4086 816 14264 1558 763 14883 14255021 1804 4815十 789 359 512
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および -1949-
l
甲状腺機能充進症について
in Hyperthyroidism
ziJア|でTZI~nl十五 1202 1774 1289 1386 1432
1235
1097
814 943
1260 1201 889 670 919 596
1234
1215 945 960 798 528 629
1395 1107 1003 887 532 743 478
2220 925 679 830 1110 905 617 850
1168 1029 1193 1003 661 298
1417 1540 1519 1429 503
1010 1044 1150 728
1540 640
1248 1153 903 878 666 975 735 1471 875 1107 808
Abnormal Deviation of ST-T
eI1l0ev-ST6SVI~3depres-STV4~5
elevch-aSnT 1~-NEgaI depres STV4~sectg vVVEz2 elev ST elev ST elev ST IT-illaVF _月 discordflatV1T aVL elev ST IT-illaVFVl-6 discord T aVJJ
ST V4-6 cor
elev ST Vl~2 no changes no changes
110 cnanges no cnanges nov -dcchhaaaSnnnTgges
depres ST ITaVFV5可 11I~~6《eIe-vVVVs2elev ST I勾2
elevSTT depres-STI elev S
110 ccrhhaaSnnTggeess
neloev-VV2a~ elev ST V3~4 no changes I10 chanTges invert T V 1-Z no changes no changes no changes no chaSnTges elev-VV2zdepres-STVVF4-5 elev ST V2invert T aVJlt
depres ST V3-5
-5
enlo depres-STV6evch-aSnTgesVVi2-3 elev ST V2-3 110 changes no chaSnTges elev-VV21-3 elev ST Vl-2
depres ST Coronary Typez
depres ST aVVV4gva6 depres ST aVFV3-5discord T aVL
46 56 46 43 57
44
40 35 51 55 38 69
57 46 52 79 69 57 56
47 31
51 53 37 38
51 32 27 65 41 60 60 60 62 58 58 49 75
66 60 65 67 69 47 -40
69 39
23 1
46 18 17
28
23 49 15 27 38 38
22 38 30 12 49 21 48
37 65
32 1
37 -3
53 52 46 11 55 56 10 3 14 13 54 31 38
-130
26 31 48 48 58
18
69 57 92 61 74
72
63 84 66 82 76
107
79 84 82 91
118 78 104
84 96
83 54 74 35
104 84 73 76 96 116 70 63 76 71 112 80 113
63 70 91 98 117 95 98
I 57
259 255 256 266 277
269
229 221 251 262 279 288
238 230 251 242 243 257 252
214 215
222 211 256 284
295 260 209 241 261 283 240 268 295 270 302 249 299
246 292 298 305 296 254 245
209 185
343328 312 370 348 373 327 368 351 355
341 333
375292 325305 374317 383344 366355 345395
389317 314 320
324333 373333
361 340 335 341 356 339
289298 360311
318305 279265 344330
319 329
399 409 349344 292282
317 338 372357 382399 327310
331 371 416371 353341 424414
329 340 427412
404309 397362 403389 404403
413 416 339349
343 357
297 319 242 250
100 115 110 120 110
140
100 120 80 90 115 60
110
125 80 105 90 75 64
18055
140 60 155
150 135 85 80
120 120
125 95 70 95 80
100 100 50
105 85
110 95 130 95 85 65 85
120 120
lsquo
-1950ー 千葉 医学会雑誌 第 34巻
UL
n
αmwmh
EYC
vm
CmM
mmH
3-nob
ge
ex
RU M
R
vQ
M
-
MAS
H RD
a e
n
G
ie5
Glj
m e
-b
-A
10007193806 10816427 41 f1 H 288 8092892 746 1308049
7706621771 13280189
78110003592 135741910
川 凶
308 2228+ 308 280220 2253+ 460 372 335128
+ 841 6 8 5544 1283181
452 289+ 353 236347 M S + 822 6 179 4 885428 430
+ 780 680 519271 1170 + 590859 792 1000242
970
+ 632 481 391 1542 784422 58+ 455 354 285 2341363
+ 448 3 1 273 26174298 15088
9 811510+ 1409 1291 10 0 690453 15272162 56 494f
E T 10202865+ 80532 54 7 0 112541f 75521J8 + 5 31
A T + 7 2 92025781 655 5 1 1071 69433 54 846 4f
+ 590 425 354 16062 81
+ 6 61 406 327 2104185
10342544 647 1345843 f 315 56
唱
8736252183 13268226 9283096 980 15050617 805+ 112 660 530 393 1530 2258 687 130174197 732+ 467 776 570 487 2572 2263 798 14117529 T I 46 f 187 56
唱
+ 544 473 459 364 1825 3486 917O T 48 f30 13674186 57
76129462716 128 7793275 948 132176117
8673115267 + 422 504 437 355 2009 920 13980 7623026 800 13786
PL
畑
16189 8903878+ 306 425 378 295 2447 902
597Y Y 31
538 548 442 1206 783642 502 402 1407 2407 83816 11860
12455157 55
858+ 570 636 546 430 1066 1883 752149 120175 72254 f 12 56 2345 796 1126034 K H 920285 56 55 f + 694 576 530 449 1640 2587 958 12617035 Y T 659417 2504 976 136178
1278 13076 674109 3318一 25 433 292 230 2816
争
一
防防ぱ伽
Fta1 らTdiacωtput L偽州側Leth ゐ Hy戸~yroiacute4 ism
A明tmIdurOUr Anemia GroupB Hypert品yrotdts悦
2甘ん九E
bull10 lsquo e e e
-ebull
bull
5
bull 十bull
ー
1infin H~- --- HT
Bt1R
-t1OOo 100 9
fXMl1d15 deOiト L 制何時sbefoye th
れなければならなし」また白血病では心筋を直
接障害する ζ とも考えられるしかし心冠動脈の
吻合をいちじるしく増す ζ とによって ζれを代
償しようとするそれゆえ心冠流血量が生理的
範囲をこえて増しているとき Hbが増せば Vs
のいちじるしい増しがお ζるとともある甲充
症では心筋にたいする中毒性の作用ととも Ir心
冠循環にたいする神経性調節をも考慮すべきであろ
う乙れらの関係は Ausgangstonuslageと負
荷の度持続時間によっていろいろに愛る表6
は 同時に検査した EcgfC ST-Tの異常偏向を
示すものと これを示さないものにわけで Vsを
示す ST-Tの異常偏向は B群ついで甲充
症に多く A群では 60回中 29回 B群では 43回
中 35回甲充症では 84回中 55回あったと
くに B群では Hb30以下の 19回中 17回甲
第 6号 三好高送血量1性負荷時の循環動態 とく lと賛血症および甲状腺機能充進症につ 1て
A hdU
同
吋
CW IUFZ IDAZ-IASZ IATZ I否宜下 QT IVP 1 kgm I I I - Imm I AbnormaI Deviation of ST-T min Iσlσ|σ トσ|σ|σIH20 I 360 50 39 89 531 44 47 91
916 49 23 72
504 59 55 114 1071 63 19 82 925 55 56 111 1074 36 26 62 737 62 44 106 837 58 45 103
655 33 37 70
608 33 24 57 515 36 43 79 654 45 30 75 519 44 30 74 596 42 41 83
1963
619 608
802
720 497 71 39 110 767 36 47 83 591 64 67 131 409 57 92 149
Table 5
249 338 346 110 263 354 359 85
271 343 333 150
248 362 371 120 261 343 357 270 381 377 259 321 336 276 382 376 288 391 386 70
238 308 328 60
250 307 415 85 270 349 406 105 265 340 342 85 278 352 364 55 251 334 328 50
105
80
215 325 387 140 242 325 349 60 301 432 429 65 280 429 388 100
depres ST V 2-5
elev-STaVLoVrd es-STE1-2TdeapVrL
adeVelepFvr V44STdisces ST V 2-6discord T avr e vSTE-EaVR Vvi 1F2 elev ST ll-J1I aVFV l-2
V4 ddneiospcrcoehrsad-ngSTeTsE
Cardiac Output in Anemia amp Hyperthyroidism
Vm lmin Vs ccHabnd 3535~BMR+ く 75
75く lt5555~100く100
吋 70く 3 14 1 4 11 3
g 51--70 2 18 7 4 15 8
占 31---50 1 10 4 3 7 5
2 4 4 2話30
Sum 6 44 16 11 37 18
国 70く 2 4 2 4
ロl-lt 51--70 1 2 5 2 3 3
31--50 5 7 1 9 2
話30 1特 6 13 3 12 5
Sum 4 17 25 8 28 10
25gt
25--499
50--749
75話
3
2
18
17
9
4
10
10
6
10
7
6
2
2
17
19
8
8
7
4
5
4
HR
60-- 80--vv vv
く60 799 100
3 12 2
5 16 3
12 3
2 4
8 42 12
1 4
1 2 2
3 5
1 8
2 10 15
1 17 11
11 14
6 7
6
Sum 100く
1 18
3 27
6
4
1 6
83
4 12
11 20
19
2 31
4 29
2 15
8 14
Sum 5 48 36 17 52 20 1 34 38
examind 15 minutes before death
元症では BMR +75以上の 13回中 9聞にみ が251minm2以下のものは死亡前 15分に調べ
fこおおまかにいえば Vsは STT の異常偏向 た B群 No19の例以外l乙はないそれにもかか
を現わすものの方が少ない傾向にある Hb30以 わらず Vsは ST-Tの異常偏向を示すものだけ
下 および BMR +75以上のもののうち CI IrB群 3回lsquo甲充症 2回の尋常範囲を ζえる
-1952ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
減りを示した全例中 CIが尋常範囲以下氏滅つ は A群 No6の1例を除き すべて ST-Tの
た 10例 (A群 4例 8群 4例甲充症 2例〉で 異常偏向をみた No6の例は Hb 49緊張充
Table 6 Stroke Volume and STT 進型の尋常血圧性調節を示し心力学的数値はほ
Abnormal )尋常であった循環血量はや h 増し静脈
Deviation 十 圧 55mmH20労作時の息ぎれ および軽い前
EyenmVsJc五 V自室A品 yenc VCFOD叶 山tt 的勺 sご 同よVコ4vcC-〉
ぴ〕
司tooEhSh
70く
51~70
31~50
話30
1 7
1 10
1 3
2
2
1
2
1
2 3
3 4
2 4 L
1
5 I24
3 I15
1 I5
Sum 61 7 12 10 160
出
告旬
70く
51~70
31~50
百30
2 1
2 4
2 1
6
2 8
2
1
1
1
6
3 11
1 10
3 19
Sum 5
25gt
25~499
50~749
75孟
Sum
2 6
2 6
1 3
2
2 4 10
1 4 11
2 1 5
2 2 6
7 111 32
5 29
3 27
3 15
1 13
12 84
胸痛と下肢の軽いむくみがあった
ii) 心送血量と脈管力学的数値の関係
Vsの増しは流ス量の増しと同時に Pdのさ
がり Kよってお乙る観察例の血圧値を表 71[示
す
縮(期圧 PS は A 群では 80~168 (平均 119)mm
Hgで Hbとの相関は明らかでない B群では
93~154 (平均 115)mmHgで 1例 (No1めだ
けが 62mmHgを示した Hb50以下では ゃ
い低いものが多L貧血症では Psはほ-
尋清範囲にあり低血圧性調節(85)を示すものは少
ない(表的甲充症では 96--173(平均 130)
mmHgでゃい高いが高血圧性調節(35)を示す
ものは少ない(表的甲充症では BMRの増
しとともにや h 高まる傾向を示す Psが 150
mmHg以上のものを A群 3例 3回 8群 1例 1
回甲充症 6例 11回にみた 100mmHg以下
のものは A群 6例 6回 8群 3例5回甲充
症 1例 1回あった
Table 7 Blood Pressure in Anemia amp Hyperthyroidism
Ps mmHg
and
BMR+ EV戸 Eよロcgt
VcσF43コ
司
080L4bull
70く
51~70
31--50
ζ30
3
9
3
2
12
16
7
1
3
2
5
3
Pd mmHg
tVcb 富ゆ Vαcgtコ
v PEmtB吉m皿正=Hg 1
5 13 10 8
10 13 4 18 7 2
7 4 4 8 6 1
4 2 4 2
R lV 守4mmvS -i3dP Hg1iii
3 9 6 18
4 17 6 27
1 7 7 15
3 3 6
Sum
infin 70く
51~7031~50
三三30
17
3
1
8
36
2
6
9
12
13
1
2
2
26
3
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6
13
32
1
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7
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15
23
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3
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6
11
22
4
6
6
6
8
12
20
Sum 12 29 5 26 17 3 32 13 1 6 24 16
25gt
25~499
50~749
75二
5
1
1
1
17
13
6
3
9
15
8
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20
10
12
31
29
15
Sum 8 39 42 32 52 5 39 46 4 3 31 55
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1953-
Table 8 Hb and Cardiovascular Dynamics in Anemia
Vascnlar Dynamics 4D
Jvd
2c
-H
吾町一
一
旧制
一
υロM
官
ω
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2ぃ
5
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gEZ
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一
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kT
Hb
(Sahli)
ltrI70く51~70I
eI31~50 01ζ30
(m
m NV uarr
3
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一
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一3
1
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ヨ叫一
ldquoHypotone IldquoNormotone Hypertone Regulation I Reg
-旬以
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Reg W
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A N E A N E M WE + E
白
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12
20
ど 2li3 円 唱噌
iiつ
d
examined 15minutes before death A ldquoAnspannungstypus N ldquoNormaler Typus
E ldquoEntspannungstypus
Table 9 Basal Metabolic Rate and Cardiovascular Dynamics in Hyperthyroidism
τi
QU 4
Sum I 4 14 28 1
21
Vascular Dynamics
NormotoneBMR CI ldquoldquo ldquoHyRpeer toneeH81y1plaottioonne g SumR Reg poundlfminfm2
+ 由 W M W E〆 +Y A N EA N E2V3Rt E E
2 1 5 12 8 317 15 62 17 12く25
2 1 291 15 525499 4 12 1013 16
155 550749 8 7 1 9 2 2 1
141 1 6 45 71 1375亘
7 3 11 6 38 22 892 39 48Sum
1 77 11
弛期圧 Pd は A群 38~90 (平均 63)mmHg 多い B群でL1Pが 40mmHg以下のものは
B群 28~93 (平均 58) mmHg でや h 低~と No 10 (Hb 28)18 (Hb 16)19 (Hb 12
もに Hb 50以下のものでは Pd 60mmHg以 )で 3例とも ST-Tの異常偏向を表わし No
下のものが多い甲充症では 3288(平均 64) 1019の2例は低血圧性調節を No18は尋常血
mmHgで BMRの増しとともにゃい さがる 圧性調節を示す No19を除けば CIは尋常範囲
傾向にある にあった Pdの低下とL1Pの増しは血管の弛
3群ともに平均血圧 Pmのや h 低いもの 期性充エイの減り κよって脈拍を celerにする
が多く脈圧 L1Pの増しているものが多い Pm とのとき限波世線は立上りが急で上行脚は短か
は B群では Hbの滅りとともに低くなるものが くすみやかに下行脚にうつる ζれは臨床症状
多いが A群甲充症では明らかな傾向がな の軽快とともに尋常となり上行脚はのびる(図
かった L1P は A群甲充症では Hbの減 23)脈波曲線では そのほか頚動脈脈波の頂
りまたは BMRの増しとともにふえるものが と切痕の聞に大動脈弁閉鎖不全症にみるような
-1954- 千 医 学
鞍部をみることが多くまた大腿動脈脈波では
明らかな DicroticWaveをみるまた賛血症で
も甲充症でも心尖および Mitral Area
で縮期性雑音をきくことが多いが図lと示した 2例
でも心音曲線にこれをみる甲充症の例で
は 117 57の検査では乙れが消えた
高送血量性負荷~rtこいする脈管力学的数値の斐
化を表 10 K示す
全末柏抵抗 W は Vmの増しに比較的よく一
致して減る観察例では Vmが 751min以上の
もののうち W が尋常範囲をこえて増しているも
のはなかった A群 および 甲充症で な
お尋常範囲にと Yまっている 8例もすべて尋
常の下界にある組織の酸化過程に障害のある状態
では低 O2張力のため組織の代謝障害を生じ
葉
れらの代謝障害は脈管運動神経の調節障害を生ζ
じるとされている倒〉それゆえ同時lと反対方向
lζ作用する障害がなければ末梢脈管の抵抗は減
る末梢血流は増す貧血症および甲充症
のように一次的に組織の酸化過程に障害があれ
ばその程度K応じて末柏抵抗が絞ると考えられ
る甲充症のように 同時l乙末梢脈管lと作
用する自律神経興奮状態が考えられるときでも
BMRがいちじるしく増しでも ほとんど つね
IζW はふえない(図 4)0W の減りの程度は 3
主』コミ 雑 誌 第 34巻
群の間で差がなかった
心への流入量が増しでも同時r末梢抵抗が被c
れば心の予備力がいちじるしく障害されていな
いかぎり縮期性駆血の度は完全であり しこがつ
て心室弛期圧は増さないそれゆえ末柏抵抗の
減りを伴なうときには心不全がお乙りにく loM
型高血圧症でも僧帽弁閉鎖不全症でも V mが尋
常範囲以上K増しでも W は ほとんど尋常範
囲を ζえて減る乙とはない側 M 型高血圧症では
L1P は増しているが Pdは低くないしたがって
Pmも低くない貧血症 および 甲充症で
はこれとことなり Pdのさがりによって L1Pが増
し Pmがさがる Psは高くなloW は Pmの
上昇とともに増すそれゆえ貧血症および甲-
充症で Vmの増しにたいして Wおよび E
の減りをもって応じ動脈圧を尋常に保とうとす
る緊張低下型調節(35)を示すものが多いととは流
ス量の増しにたいして M 型高血圧症にくらべて
はるかに生体lと有利であるといえる高血圧性調
節を示した A群 3例 B群 2例 甲充症 11
例はほとんど M 型および E型であって
W の増しているものは 甲充症の 1例(表4
No 3011月 57の検査)だけである ζの例は
48才の女性でこのとき BMR十 306で Eの
増しの方がやgt強く 3878dynecm5W は
Table 10 Cardiac Output and Cardiovascular Dynamics
由
w E C CW む玩diac Vm dynejcm5 dynejcm5 cmfsec kgmjmin Dynamics
O Vhh
R
gvg ~ g v g ~ Sum凶
凶〉
目白
山凶〉
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o 00 0 的cl 0 D N Vm n
-i 0 Cl Cコ -i 0 小J 0 V 口 53-i小3
v~
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75く 15 1 3 13 6 9 1 6 10 1 7 8 16 szlig~
14
2
一
Sum 22 34 10 5 50 11 7 47 12 20 29 17 7 36
qa
ロ〈一
ロ
ロ
白
色
ロ
HOHSEω何回司
く 5引い一
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Sum
4 1 3 2 2 4 1
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25 4 17 4 6 18 1 5 20 11
27 14 5 6 27 13 7 33 6 6 18 22 3 19 11 46
く35 い
35---75 い r -4-gt
75くis
5 1 4 2 3 5
4 36 8 1 18 29 30 18 7 30 11
29 7 1 21 14 3 27 6 2 34
2 3
4 24 6
11 16
5
48
36
thorno~
ltJ Sum I33 43 13 I2 40 47 I3 59 27 I12 32 45 89386 22 I 11
Normale Reaktion ldquoN DμDruckreaktion15minutes before death examined VolumenreaktionldquoV
66
4
17
25 8
第 6号 ニ好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1955-甲状腺機能充進症について
~ 4 仏 t伽
w Al1e叩d G-roupA んItrtliiyen~ 6-roup]3 HY(i町tfiyroLdis1ni
竹tp
4α)()
30infin bullbull
之000
1000
100 o 00 Wt
2447dynecm5 Vmは 3781minであった心
力学的数値はほgt尋常であったとの例では
Wおよび Eは入院時からや h 高い傾向に
あり Ecgで ST司 T の異常偏向をみたが 心拡大
ーはなかった W が明らかに増して 2500dynecm5
以上を示したものはA群 2例 (No633)B群
3例 (No192025)甲充症4例 (No18
293035)であったとれらの心送血量は甲-
充症 No 29を除いて いずれも少なく CI
273 1minm2以下であってB群 NO19を除い
ていずれも緊張允進型の調節をとることによ
り血圧を尋常範囲に保っている A群 No6以
外の例はいずれも ST-Tの異常偏向を示し B
群 No25甲充症 No 1835の 3例の心力
学的数値は圧反応(16)(39)を示す心送血量が尋常範
囲にありしかも緊張尤進型調節を示した甲-
克症 NO29は 46才の女性でこのさい BMR
+467CI 4871minm2W 2572dynecm5
E 2263dynecm5で 心力学的数値はほ gt尋
常であったこの例はゃく 20日前まで心房細
動を伴なう うつ血性心不全の状態lζありこの検
査当時なお軽度の心拡大があり循環血量は
ゃい減っていた(表 15)低送血量性でp 緊張充進
型の低血圧性調節を示した B群 No19は心力
学的数値が二次的の容量負荷を示し15分後lと死
亡した CIが尋常範囲を乙えて減っている 10例で
はいずれも W が 2000dynecm5以上であっ
た心冠性 STTを示したものは A群 1例 (No
ldquot
10)B群 4例 (No1131824)甲充症2
例 (No2630)で Hbないし BMR の程度
を除241NoB群 CI Ilとは関係なくまた
けばいずれも同程度の HbBMRをもつものpタ
にくらべてより減っているたちJし W は い
ずれも より増している HbBMRがわずかに
減りまたは増しているものの E はより高い
がHb50以下 BMR +50以上のものではよ
り低い値を示す B群 No18では心冠性 ST-T
のもとでわずかの Hbの減lりにたいして CIが
いちじるしく減り 7041minm2から 4381min
m2になった W は や h 増して 769dyne
口がから 1182dynecm5になった ζの例は動
脈 CO2含量が増しており検査後ゃく 2週間
で死亡した B群 No13の心力学的数値は圧反応
の傾向を示した
容積弾性率 Eは縮期貯血量を決定する因子とし
て直接 心送血量l乙関係するそれゆえ Eが
増せば一次的には Vsが減る Vmと Eノの関
係を表 10図 5I乙示すo Eが減るとともに Vm
が増す傾向にあるしかしいちじるしい町の増
しも Vmを減らすとはかぎらない等しい Vm
Ktこいして Eは甲充症 B群 A群の順
l乙高~乙のさい Vm のいちじるしい増しによっ
て大動脈の過充エイがおこり ζれによって Eノ
が増す ζとも考慮すべきであろう E が明らかに
増して3000dynecm5以上を示したものはA群
1例 (No27)B群 2例 (No625)甲充
十160 BMR
-1956一 千葉医学会雑誌 第 34巻
Ft35 fordioc Output andVotU1tにElasticdy E Al1emid GroupA Anemid llroupB I-lypert持roi~s1lt 17ewJ
4infino
bull
-1 3000
2()O
bull1似gt0 bull bull
o 5 10 lS o 5 10 15 o 5 10 15
Vm V-1ttyen1yen 症 6 例 13 回 C~o 121527283035)であっ lζ減っているものが B群 13回中 5回 甲充
た乙れらの例は 甲充症 ~o 15および 症 47回中 11回あったいずれも Eは3000dyne
~o 30の 11957の検査を除けばいずれも jcm5以下でCIが 501minm2以上であった
ST-Tの異常偏向を示しまた B 群 ~o 6甲 B群では Hbが 38以下であったが甲克
充症 ~o 35を除いていずれも CIが尋常範 症では BMR が +207~+1055 でその程度
囲ないしそれ以上にあった HbBMRの程 とは関係がないようである甲允症の ~o 1
度には関係がないようである CIが尋常範囲以下 19の2例は高血圧性調節を示した Eぺおよび ζ
に被っている 2例ではいずれも W が尋常範囲 れを規定する脈波速度 Cは風洞来の硬さ Rigid-
以上K増しており心力学的数値は圧反応を示し ityを示すが乙れには Functional Rigidityを
ている B 群 ~o 6は UFU 72σDAZ33σ も含むと考えるべきであるそれゆえ自律神経の
ASZ 105σ であるが心拍数を考慮すればいず 緊張状態によっても影響されるであろう ζの点K
れもゃいのびている ATZは193σ で短かい ついては教室の木下(17九宮内(23)らが述べたo E
X線キモで心拡大はなかったが Plateau形成 と Hbないし BMRの関係は図 6のように
があった Eノは W の増しているものに高いも 明らかでないけれども AB若手とも Hb 50以
のが多い傾向にある W が尋常範囲以上に増し 下 甲充症で BMR+50以上のものでは
ているもののうち Eも尋常範囲以上K増してい E が尋常範囲以下に減っているものは少ない甲
るものは A群では 10問中 5回 B群では 5回中 克症で BMR +50以上のものでは 29回中 17
4回 甲充症では 13回中 12回あった Eが 回に増しをみる C についても ほY 同様の関係
尋常範囲lとと Yまっているものは それぞれ 10回 があった甲尤症で Eにおよび Cが貧血
中5閏 5回中 1回 13問中 1回でいずれも尋 症にくらべて増しているものの多いことは安感
常範囲の上界K近い Eノが尋常範囲以下に絞って 神経緊張状態の影響を考慮すべきであろうそれゆ
いるもののうち W も尋常範囲以下に減っている え BMRの減りに応じて酸素需要が減つでも
ものは A群 5回の検査のすべてに B群 6回中 4 風洞系の弾性が回復する ζとによって一時的に
回 甲充症2問中 1回あつTこoWが尋常範囲 Vmが増すことも考えられるたとえば表 4の
にと Yまっているものは A群になく B群 6回 NO18の例では 121 57 Iとは BMR +898
中 2回甲充症 2回中 l回ありいずれも尋常 CI 5901minm2であって W 873 dynecm5E
範囲の下界にある しかし Eが尋常範囲を ζえ 2503 dyne cm 5であったが 62 57 ICは BMR
て増しているにもか〉わらず W が尋常範囲以下 が 11被り W は2の波りでほgt前回と愛
第 6号三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および -1957ー
甲状腺機能克進症について
Fid6 VoLume Elasticity 切 れ仰向島 Hype川 yroidism
削Ejω Al1emia GroupA 向的問iyenGroupB ~ferffiyroi伽
4000 bull bull bull
3000 bull r bull 1
I~tI 20
bull1bull10infin bull bull
10e-0- o 100 o 0 す100
H~ HT 掛1R
化なく C が 20Eが 5減って ともに尋 ST-Tの異常偏向を示すものと示きないものにわ
常化した乙のさいL1P は85mmHgから 77mm けて表 111ζ示すoHbないし BMRとの関係
Hg fL減り Pmは76mmHgから 83mmHgfL増 を表 891t Vmとの関係を表 101t示した賛血
したにもか》わらず Vsの滅りは比較的少なく 症でも甲充症でも心の仕事量の増レにたい
して容量反応をもって応じるものが多い仕事量のがBMRは1ζ57182の増しを示す11はCI
いちじるしく減り WE bや h 減っている 増しがおもに Vmの増しによるためであるし
が CIも62 57にくらべてゃく 10の減 かし末梢脈管iL二次的変化がお ζ りまた心
りを示したとの例は心表面積の増しを示しま 筋がこれに応じる充分な力をもたなければ動脈
た 62 57以後は ST-Tの異常偏向を表わすよ 系の抵抗にうちかつ乙とが困難になり圧反応に傾
うになり 143 57 iLは BMRがほ)尋常範 くとともある M 型高血圧症では動脈系の抵抗
囲に近くまで減っているにもか与わらず低送血量 が大きく UFZDAZATZはのび圧反応をも
性緊張充進型の尋常血圧性調節を示し心力学的 って応じる(橘〈的〉大動脈弁閉鎖不全症では逆
数値は圧反応K傾いている 流と大動脈弛期庄の低下によって DAZはい
心の仕事量 CWは Pmの減るものが多いにも ちじるしく短かく多くは負性を示す(39)貧血症
か〉わらず Vmの増しとともにふえるものが多 甲允症でも DAZ は短かいが負性を示すも
い(表 10)仕事量の増しを 心がどのように処理 のは少ない
するかによって心力学的数値がζ となるこれに 心への流れこみが増すと心拍量は増すが心力
e ついては次項で述べる 学的数値では UFZがあまり安らないか わず
iii) 心送血量と心力学的数値の関係 かに短かくなる DAZはより短かくなりした
心にか〉る負荷を容量負荷と圧負荷にわける (4) がって ASZも短かくなる DAZの尋常範囲を
〈ヘ負荷の種類によって心の示す反応もことなる ο こえる短縮が A群 52回中 6回 B群 30回中 14
不正拍弁膜疾患などにおける~化を木下(16)橘 回甲充症 62回中 17回ありそのうち B群
(39)がくわしく述べた臨床では純粋な形で心のー 3回甲充症 2回では DAZが負性であった
次的作用をみることはなく tこだちにこれをおお ASZの尋常範囲をこえる短縮は A群 52回中 15
う二次的以下の作用をみることになるそれゆえ 回 B群 30回中 14回甲充症 62回中 39固に
心力学にはたらく末梢循環因子の愛化を模型的lと みられ そのうち UFZが尋常範囲を ζえて短縮
1回中14群B回5回中15群Aしているものは L述べるととはできな
CIの増しにたいする 心力学的数値の菱化を 回 甲充症 39回中 23回であったo ASZが尋
-
-
-1958ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 11 Cardiac Dynamics and ST-T
a Cardiac Inde玄 501fminfm2く
-55S
cFshm吉一+一
ZS
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2 1持 1 1持 1 I 2 2
2 1
2 21 2
2 ヮldquoつω
examined 15 minutes before death
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
4000 bull bull bull
3仰 bull
2側
1似10 bull
20 3infin infinlsquo5
ATZ q
iS8 fet(p~elal Res~ηce~nd ATZ w _
ス00 200 300
守掛M- Anemi3命制fA Anemigrave~ ~ Gt-Q~rB
4ω
e
守二宮盛J bullbull
bull
bullbull
ー
bull100Q~ 2 みに e
200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
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〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
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o
是認 ii g
〈
32 E554
6
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5 自 E
ミミ6Q2E 82
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官
S 司主
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3
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E よ自宮 δ
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2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
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5 司-官 xBH 3
持
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吉ω武官
4 5S43さロぎ
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】
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infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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16)木下安弘 千葉医会誌 3492 (昭 33)
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2 Aufl 1958
19) LeightLDe FazioVTalmersFN
ReganT JHellemsH K Circula-
tion14901956
20) Lovegrove T D Gowdey C W
StevensonJ Circqlation Research 56591957
21)松本霞ニ 千葉医会誌 34636 (昭 33)
22)McMichaelJ Schweiz Med Wschr
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能允進症にってい -1981-
768511946 Brit Med J25781952
23)宮内謙次郎 千葉医会誌 34946 (昭 33)
24)森澄央千葉医会誌 32886 (昭 32)
25)中村精男 日内会誌 451257 (昭 32)
26)浪川素千葉医会誌 34163 (昭 33)
27) ParadeG W Drsch Med Wschr61 17991935
28) RaabW Erg inn Med u Kinderhk
464521934
29)斎藤十六 最新医学 101951 (昭 30)
30)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富
井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
36) Saphir0 Arch Path3210001941
A Text on Systemic PathologyVol1
Grune amp StrattonN Y amp London1958
37) ScherfDBoydL J Klinik und
Therapie der Herzkrankheiten und der
Gefasserkrankungen Springer Verlag
Wien5 Aufl 1955
38) SchultenH Lehrbuch der Klinischen
Hamatolog匂 Georg Thieme Ver1ag
Sttutgart5 Aufl 1953
39)橘 正敏 千葉医会誌 34130(日高 33)
40)高橋怒千葉医会誌 34615 (昭 33)
41)梅沢英正 千葉医会誌 34579 (昭 33)
42) WezlerK Verh dtsch Ges Kreisl
forsch15181949
43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
-1942ー 千 葉 医 学 会 雑 誌 第 34巻
度のさがり O2消費の高まりをもっ甲状腺機能充
進症O2運搬能の障害をもっ貧血動静脈吻合静
脈血の帰流が増している Paget病および組織
代謝の異常をもっ脚気などでは血行がいちじる
しく促進をうける安静時においても貧血患者
はときにいちじるしい分時送血量の増しを示す
といわれる (43)また動脈血の O2飽和度がいち
じるしく低い肺気腫患者でも中等度またはそ
れ以上になるといわれる (24)(11) (15)
うつ血性心不全がお乙れば心送血量は減るし
かしそれでも以上の状態をもっ患者のそれは
なお増しているのが例である出〉かように 乙
の群l乙ぞくする患者にはたらく機転もほかの心不
全患者におけるそれとちがいはなしこのことを
明らかlとするのが小文の目的である
11 実験方法
1 物理的心脈管力学的分析
Wezl-および103〉〈3法〈Blumberger-Hol1dack
er法(1949)lt42)の当教室安法〈山を用いた
Luisadaの StethoscopicMicrophone iと準じ
た特性をもっクリスタルマイグロホンと 30 c s
から 1000c s まで平坦であるがや~ 下降す
る特性をもっ増巾器を通して 心音曲線を頚動
脈および大腿動脈脈波 Ecg (ふつう E誘導入
呼吸波と同時にときに光電式脈波計を用いて
静脈波をともと記録したオッシログラフは 10~8
cmjsecの速度で流した計測上の注意については
協研者高橋がくわしく述べた(40九呼吸の影響は自
律神経緊張不安定症ではかなり強いゆえとく
に注意し尋常の呼気の終りで軽く呼吸をとめさ
せ呼吸停止の影響の現れない最初の 2波形につい
て計測したが 乙れができないときには同じ呼吸
相の数波形を測った
Blumberge工寸Iolldack法は 木下(16)橘(39)が
述べたように Ecgの Q糠乙れを欠くときは R
糠のはじめから第工心音 ldquoTonsegmentのは
じまりまでを蛮形期 UFZとする第工心音ldquoTo
nsegmentのはじまりから頚動脈脈波の立ちあ
がりまでの時聞を測り これから第 E 心音のは
じまりと頚動脈脈波切痕の時差をさし引l)たものを
昇圧期 DAZとし UFZと DAZの和を緊張期
ASZとする頚動脈脈波の立ちあがりから切痕ま
での時聞を駆血期 ATZとする乙のさい脈波の
形とくに立ちあがりと切痕の形K注意しなけれ
ばならないこれについてはべつに述べる
Wezler法において血圧がマシシエツト圧では
信頼できないときには Electromanometer (San-
born Co) Iとより直接 内圧を測ったわたく
したちはすでに発表したように Wezlerの式R
〉それでも12〉〈29の改良を加えて用いているがく32
なお物理的模型から出発したこの方法にはいく
つかの誤差源があるこれについては高橋がくわ
しく述べたが(40)わたくしは ζ うでは血液比重
ρについてのみふれる Wezler Kよれば
s = gTa (Ps-Pd) W =(ー塑一 +05)2pC bull yenPs-Pd J
2ρCTn ~_ 4pC QTa -ー否Ta
Vs心拍量 (cc)W全末梢抵抗 (dynejcm5)
E容積弾性率 (dynejcm5) Q 大動脈断面積
(cm2)Ta基礎振動時間 (sec)TH脈波持続時
間 (sec) C J派波速度 (cmjsec)Ps縮期圧
(mmHg)Pd弛期圧 (mmHg)
わたくしは Wezlerのいうように かりに
p=106として乙の式を用いたが もちろん 血液
比重は斐数である とくに Hemoglobin量血
援蛋白量の菱化するときには乙れの吟味が必要と
なる式から明らかなように血液比重が被ると
Vsは増し Wおよび Eは減るそこで表 1
1乙示す健常例で比重の低い場合として血援のま
た比重の高い場合として Ht 868としたきい
の RBCおよび比重を測った血繋比重は103
(1026)でまた Ht 868としたさいには RBC
は913X104で比重は 109 (1085)であった乙
れらの値を用いたときの斐化はp=106としたと
きにくらべて Vsでは 274cc (331)W では
363dynejcm5 (321) E では 619dynejcm5
Table 1 M A 30 m Normal Health
RBC 475x104 BP 127j67mmHg
Hb 94 Q 468 cm2
Ht 465 Ta 349σ
ρ 1059 TH 726σ
C 743 cmjsec
Vs cc dynejcm5 jdynejcm5
8293 11319 19288
ρ=103 +274 (331)
-363 (321)
-619 (321)
ρ11=1091
-192 (232)
+269 (238)
十 459 (238)
〆Plasma ρ Ht 868RBC 913x104
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1943-
(321)以内である赤血球そのものの比重は109
(1092)--110(1097) といわれるがかりに1097
の値をとっても Vsで279cc(337)W では
395 dynecm5 (349)E では 673dynecm5
(349)の愛化にとどまる ζの愛化は高橋の報
告した W 法のもつ誤差範囲(40)にくらべて少ない
さらに臨床応おいては血液比重の愛化は乙れ
より少ないと考えられるゆえ ρ= 106として ζの
式を用いても充分役立つ
2 同時に行った語検査
心脈管力学的分析につ Yいて Ecg静脈圧を
乙れとできるだけ近い時点で循環血量循環時
間血液ガス X線キモおよび基礎代謝率あ
常 77例を調べ Vs 806士200ccVm 565土162
1凶 inW 1480t433 dynecm5E 1787士 390
dynecm勺 C635士 114cmsecUFZ 65士山内
DAZ 37t12σASZ 102土11σATZ 282士22σ
QII 383土25σ の値をえたこの成績から各数値
の尋常範囲をつぎのようにさだめた Vs55--100
ccVm 35--75 lminW 1000--2000 dynecni5
E 1300~2200 dyne cm九C500--750 cmsecCI
25--501minm九CW55--90 kgmminUFZ
50~75σ DAZ 20--55σASZ 86--115 (J A TZ
255~310σ QII 350--415σATZASZ 25--310
心送血量の増しは生理的にもまたいろいろ
の疾患でもおこりうるうつ血性心不全ですら高
るいは末梢血の検査を行った静脈圧は Moritz 送血量性の ζ ともある (39)それぞれの疾患で心
Tabora法を循環血量は教室山口の方法(4川乙
したがって T 1824による 10分法を用いた循環
時間は EtherSodium dehydrochorate (Dech
olin)αLobelinT 1824N20 時聞について調
べた X線キモは当教室で日常用いている臥位
で行う ラスター移動法によったく2九呼吸相の規
定は W法と同一である
小括
前l乙述べた諸検査を併用することによって左
心力学的数値および末梢脈管力学的数値だけで
なく同時にこれと相互に反応する静脈血の帰
流の状態についてもある程度推定することがで
きるさらに 乙〉で用いた W 法における血
液比重について吟味した
III実験成績
慢性貧血症 62例および甲状腺機能充進症
(甲克症)35例について経過を追って観察し
Tこ貧血症は HSchulten(38)の分類にしたがった
が乙〉ではさらに A Bの 2群にわける A
群 37例は慢性失血性貧血(鈎虫症を含む)15例
本態性低色素性貧血 21例 および後天性慢性溶
血性賛血 1例であり B群 25例は 白血病9例
Hodgikin病 1例再生不良性貧血(汎骨髄癖を合
む) 9例および牌性骨髄機能抑制症 6例であ
る心疾患高血圧症肝および腎疾患なら
びK癌に伴なう貧血は除いた
1 心脈管力学的分析について
貧血では A群 66回 B群 46回甲充症で
は89回の検査を行った(表 234)
高橋は(40〉年令 13----49才心拍数 42--92の健
送血量の増しに対応する心ー脈管力学的数値に
は いくつかの特徴がある教室でも M 型高血
圧症については神保(14九橘〈加が大動脈弁閉鎖
不全症および僧帽弁閉鎖不全症については橘〈仰
がそれぞれ報告したわたくしは賛血症につ
いて 心送血量の増しを中心Ir循環動態を観察
した甲充症については神保〈14〉木下〈仰が
述べたが これを賛血症と比較しながら補足す
る
i) 心送血量
貧血症における血色素量 Hbと心係数 CIの
関係は図 1のようにかなり 散布はひろいが
ほど Hbの滅りとともに心係数が増す傾向lとあ
る A群では Hbが 50以上で かっ CIが
501minm2以上のものを 45回の検査中 14回に
みた乙れにくらべて Hb 50以下で CIが尋
常範囲以上に増していノるものを 21回中 11固にみ
た Hb30以下では 6回中 5回が尋常範囲以上
に増しのこる 1回もほぼ尋常範囲の上界に近
い値を示した B群では Hb 50 以アで~ CIが
尋常範囲以上氏増しているものは 32回中 23回あっ
たそのうち Hb30以下のものでは 20回中 15
回に増しをみた B群では Hb 30以下で CI
が尋常範囲以下に減っているものを 20回中 1回み
たが 印をつけたこの例の値は死亡前 15分に
みたものでこの例(表3No 19)については
ほかの成績とともにの包に述べる赤血球数な
いし色素係数と心送血量の関係は明らかでなかっ
た
甲尤症でも同様~L基礎代謝率 BMR の
増しとともにほgt CIが増す傾向にある BMR
-1944ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 2 Cardiovascular
Diagnosis野一除去| 1 I N R141m Gastric Ulcer 2 I S M148m H
3 I Y H154 f H
41M I120m Duodenal Ulcer 5 1M E148m 1
6 I A T150 f Chronic Epistaxis 7 11 M117m Hookworm Disease 8 I T S132m H
9 IT K151m H
11
11 11yen在 M136 f 1
12 I S Y I 44 f 1
13 IK T46 f H
14 1 S S147 f H
15 1 H 47 f H
O T 14m Essential ロH11yapOChr-16 omic Ane
28 H K135 f
29 K T138 f 30 H 1140 f 31 K K142 f 32 W T143 f 33 S T145 f 34 H K152 f
35 T M153 f
36 H T154 f
37 T M157m
11
H
11
1
11
1
1
H
11
グ
グ
グ
グ
グ
グ
グ
グ
11
グ
グ
V
hm n
司
57 58 55 55 57 57 57
56
57
55 57 55 57
56
712
111057
17 57
58
58
56
57
~57
58 57
121156
291155 201657 77 56 137 201257 171957 19358 12555 161155
17
18
19
20
21
22
23 24
25
26 27
S T 58m
K Y 15 f
A T 18 f
Y H 21 f
N Y 24 f
U T 25 f
N K 25 f S T 26 f
D Y 28 f
T K130 f H S133 f
11915 56 265 179 57 259 81056
2011 1512
emolytic Anemia 12212
I Date li部lTU75 75 38 88 75 49 40 43 72 32 49 67 74 35 61 50 70 76 52
55
67
65
18 22 43 86 30 37 60 70 94 33 76 81 55 59
7700
82 86 29 54 71 92 90 75 56
55
36 75 54 53 42 56 50 55 70
56 63 58 68 30 55 60 22 31
400 302 442 395 257 307 271 463 226 305 404 424 211 341 405 381 414 263
280
379
390
104 124 155 296 364 285 460 371 472 277 399 391 325 355 355 342 397 420 268 358 400 472 511 381 210
278
297 511 361 370 298 313 351 405 343 362 405 269 299 228 322 345 86 139
545 981 684 1
infin
653 466 482 1354 938 61 2 651 704 51 9 1036 698 8681 720 498 111 2
1303
551
708
81 0 1473 111 9 929
1675 1677 221 7 983 876
1164 1201 829 892 547
390 556 808 923 1001 1021 788 926 101 3 883
592
81 6 553 872 977 969 1427 532 753 41 6 1120 1030 603 484 995 906
101 1 988
342 273 689 411 613 328 428 11 10 615 390 426 398 296 707 360 627 480 351 704
808
349
74 8 1385 863 635 1395 1254 1422 588 606
1010 930 618 690 381 539 408 450 612 735
622 456 589 682 900
527
585 664 663 620 586 778 387 651 360 730 872 404 327 752 563 753 84 3 652
-nJ
TEVuC
Fmd
wGI-
dp
出
一 句
1 94i 2130 I 1855
江川一周
5521 1298 i
34 5 1686 465 921 21 2 2775 308 1602 782 931 433 1322 298 1635 323 1611 302 1744 219 2436 502 1028 262 2238 432 1633 390 1380 283 2093 525 964
622 516
253 1943
707 757
462 1098 856 547 553 759 4lsquo 07 1318 1125 589 1038 572 11 65 515 452 1072 470 1089 737 760 679 837 44 5 1233 54 7 1133 298 2031 411 1106 311 1781 34 3 1597 463 1121 583 933 471 1128 482 1194 354 1539 456 1151 477 982 671 648
428 1563
44 4 1488 515 1386 510 1086 477 974 441 1008 64 3 1283 312 2184 517 1870 261 3023 562 918 661 896 34 6 1698 275 2025 611 808 447 1161 593 789 624 707 473 974
1953 2228 1549 2968 2538 1729 2156 2870 2126 1964 2511 1849 1754 2388 1810 2776 1196
960
2174
1652
2398 1625 1331 1690 1238 1332 912 1841 2003 1462 1372 1892 1788 2578 1808 2044 1961 1449 1613 1687 1590 1775 1666 1707 1627
1976
1239 3606 1928 1740 1427 1379 1999 2081 2626 1140 1446 1588 1924 1310 1790 1474 1454 1618
じ叶円四
一
C
S
654 794 768 602 700 980 554 568 557 969 664 554 789 593 685 836 593 687 547
420
720
458
1067 798 600 770 548 426 494 580 603 375 470 520 674 800 697 694 700 528 510 551 526 554 521 560 534
711
583 900 533 478 570 623 582 873 687 539 696 618 703 584 716 655 631 631
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1945ー
Abnormal Deviation of STlsquoTι州経lurr~TアlmE-l 668 501 702 601 938 703 888 823 656 638 655 565 571 683 516 723 667 704 633
9346 620
10762 633
9854 1118
924 940 771 684 833 748 637 598 694 866 782 745 773 697 733 1045 809 758 796 593 609 579 636 673
1019
12581 890
7171
7611 6431
3601 75 10491 55 486 590 2 509 66 500 66 1540 56 853 46 424 72 498 74 471 66 366 74 712 4951 41 1100 542 56 439 56 814 62
769 76
403 61
808 44
1048 35 1787 40 962 53 9057 62 1954 64 1535 64 1787 68 632 58 686 51
1319 54 1252 54 807 58 920 52 501 52 667 74 505 72 575 46 716 50 860 39 679 63 787 68 546 37 681 42 770 62 894 75
366 56
867
757 691
545 1 13231 43 1728 5461 53
6511 1027 8731 514 652 1 8341 69 847 1 11621 58 670 1 7051 86 676 1 54758 62
1 7 4262
1 8751
7761
95 745 853
1 8501 83 1 8591 56
31 96 268 364 380 41 116 298 414 441 51 106 297 403 393
23 89 256 345 334 23 89 263 352 359 27 26583 348 376 57 103 285 388 378 30 102 421 436319 31 105 286 391 401 35 101 285 386 436
elev-ated ST V 1
85 Ielev ST V2-3 80 Ino changes
no changes
55 Ino changes elev ST V 1 depressed ST V 4ト一一-や
160 Ielev ST V no changes
65 IdepresST V 5-6 88 Idepres ST V -6 38 Idepres ST V 5-
5
6 32 106 392 414 1 45286
59 100 329 429 492
10549 311 416 383 414 42396 318
4407 437109 305 414
414105 300 40529
38296 295 39135
32553 251 3049
84 324258 34249 33979 34839 269
110 37339928957 392112 38727550 393388106 28242 3698521 290 375 40288 299 38720 407119 294 41361 4127928 295 374 358264 33618 72
75 329270 34521 38763 4013385
98 252 34935046 439361109 25257
53 416127 380253 349327111 21639 391110 36725764 398368120 24870 33279 286 36540 433111 319 43048 431115 297 41247 42090 314 40453 40294 302 39652 39476 30314 379 3329520 250 345
38223668 124 360
27631120 75 236
36636424 87 277 42082 125 350 475 35657 110 264- 374
37684 38115 297 36178 35920 281 44932 118 282 400 425126 41549 289 38236885 28344 460120 327 44725 41439427 110 284 35133912 68 271
elev ST V3coronary Type 85 Ino changes
elev ST V l-3discordant T V r 60 1 discord T aVL 90 Ino changes 65 IeJev ST V2-3depres ST V 5
80 I~ev ~T _Y1-3depres ST V 5-6 1 discord T m no changes
122 1 no changes
105 Ielev ST Vz 140 Ielev ST V-3
110 Idepres ST V2
4
90 Ino changes 135 1 no changes 110 Ino changes 102 1 50 Ino changes 85 Ielev ST V2-3
no changes elev ST V2 no changes
80 yen no changes 95 Idepres ST 1I-JII 88 Idepres ST lI-IIT 90 1 depres ST lI-IIT
100 Idepres ST lI-lliaVL 124 Ino changes 140 Ino changes 100 Ino changes 95 Ino changes 95 Ino changes 87 Ino changes 95 Ino changes
130 Ino changes 1elev ST V1_~135 1 ~~~~ -____~~1 1 discord inverted T aVL no changes
55 Ielev ST aVLdepres ST工-lliV3-5 80 Ino changes 80 1 no changes 75 Ielev ST V l-2depres ST V 6
110 Ielev ST V 2ーか depresST V4-6 75 Ielev ST V l-2
90 Ino changes 110 IeJev ST V2-3
88 Idepres ST 1-llV4-6 depres ST I-ll
75 Ino changes 75 Ino changes 85
145 Ino changes 391 125 Ino changes 38496 288307771 7091 66
-1946- 千 葉医学会雑誌 第 34巻
が +50以上で CIが尋常範囲以上に増している 回は HR 100をこえる甲充症では BMR
ものを 29回中 20聞にみた +50以上でかっ Vm 751min以上のものが
心送血量は 心拍量 Vsの増しによっても ま 29回中 16回あり 29問中 10回は HR 100をこえ
たある程度までは心拍数 HRの増しKよって る HRは B群および甲克症ではおよ
もふえる表 5のように B群および甲充 そ Hbの減り BMRの増しに比例してふえる
症では Hbの減りないし BMRの増しととも A群では乙の関係が明らかでなく HR 100を乙
1[ HRが増しているものが多い B群では Hb えるものは Hb 50以上のもので 45問中 4回あ
50以下で分時送血量 Vmが尋常範間以上に増 っただけであるほとんどの例は 60 ~80 の聞にあ
しているものを 32回中 20回Kみたが 32田中 15 る
Table 3 Cardiovascular Dynamics in
D a
4EU
蹴
」
訂
infin
1191
50
噌 times
Diagnosis t- n
t
EJN吋詮i RE
LC
M
U
h
hm
-i11Jdl
mdn
τGIJ
wmm
-JFU
Uji-
rmdm
e5p
cm品
e
6847 5901 48501178 55
1050457u E120m
6279221273
Subacute Myelogenous 454153380201 Leucemia Chronic Myelogenous 2065 588635270 670462 198 57 Leucemia
59 1273 2092 604 12
295 9 622
2011 796 585 892 2105796240462810 829 1915605 78977825658 560162891 686 779 2044
Acute Myelogenous 312 83359202 58
2333793 539 911 50074119033121 57 S G 28m 3 Leucemia
281 I 24 522 222 1 42
584 406 1188 2647502132 720 2558 578511 1062561115
592606 463 934 1997746240223 581 28S M 42m 11
1542 600607 439 1078759259221 581 38Y M 49m 1
356 966218 2444 3497353 350211 561 61TM 55m H
14351012 810 686 2440978204202 581 37A H 18 f 1
6261054 722 772 2655152 79111 2 581 38K S 29 f H
431 2712 1 35
1331 1764951 45998HM 32 f H
662 676 588867 2156102 990 465
77 56 28 1106 871 541 15875281 571 21 104
621420 347 1374 188852120410 wY 52m H|Efyodpgoipkl ins Disease 298 1041 500224924511 Y G 21m IHvnonlastic Anemia 16m5l55
566 226 I 77
2951 244 2021 193068937576 561 7512 1 H 22m H
529 317 I 71
4301 356 1295 2029400 550 335560 497 1084 1131893
4 5 6 7 8 9
404
672578 462 1325 181288147131 f H 43 58 55
845 639 199
579 812 175595560161410 W 40 f H
900 1334 554 11 10
687 69111179121 464 2349 758
1712 356 1789140 55532
564 1322 568 15 U T 43 f 1
414 1273278 80539 1190 2212 671
265 1025 55396285 56 6913
663 136
730 2609629 8026939921 803 598704 79476213124 21092634844 516
16 K S 58 f H
747 868117 70713930 721 1288 589
17 Y T 63 f 11
504 1030146 55 84713829 822 7061566511 55 768 77756 96814
986 1510 657704 7691057151256 8418 K G 67m Panmyelophthisis 23
667601 438 1182 1744580731616 157 19 S T 23 f 494
2210 1993840 688 704269 57 74722 79 2229 558
20 T Y 45m hSfpaire rlogenic Bone
135 117 325612212 66
780268 2572342 188 284322569 55 75row Inhibition
1611 758 21 T A 20 f H
484 2113329 183646632074 567
22 A T 26 f H
1090 901 607 19561103287 55 21925 523
262 129410801439 800 658241 58 24527
537 23 S S 37 f 1
752 569 885 1378119744 398 430
2011 1038 10211485 752 684281057 28345
916 496 4801255 960210641558
2482 737418 19576438224 K T 45 f H 16 57
10223157430 4801 330 2521 263725 S T 46 f 1 132 58l 56
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1947ー甲状腺機能充進症について
Vsと Hhないし BMRの関係は あまり明 の増しがいちじるしいものでは Vs の増しは~ ~ち
らかでな ~~o 3群ともはその多くは 55 ~100 cc じるしくなLそれゆえ B群および甲完
の聞にあるが Hbの減り BMRの増しの度がわ 症で Hbが 50以下 BMRが +50以上のも
ずかであっても Vsが いちじるしく尋常範囲を のでは心送血量の増しが Vsよりも HR Kよ
乙えて増すものもある A群 NO18は Hbが 30 り大きい依存性をもつように思われる Vsが尋常
から 60に改善されてもなお Vsが 1675cc 範囲以上K増すものが少ない乙とは心外因子lども
がら 2217cc IL増した B群 No23では Hbが 関係するが_lつには心筋の状態による貧血症で
45から 58 IL改善されたが Vsは 1485ccか はいちじるしい Hbの誠りが心筋の低 02症
ち2106cc K増した Hbの減り ないし BMR からひいては心筋の震性をおこすことも考慮さ
Anemia (Group B)
hHRl思luumlzr~T~iacuteてで[で]品 lm m Hg
Abnormal Deviation of ST-T
10758 1060
11058 952
1000 1257412057 1000 11054 1066 11955 1070
12358 1070
1163 1284 812 800 1017 1035 1333
1017
725
1738 963 925 986
981
691 940 766 677 528 1196 1075
61
54 22 55 57
62
53 60 51 39 72 39 58
41
18 51 23 39
9
27 -13 10 50 33
-239
102 246
72 270 73 248 78 I241 96 I 225
71 214
243 47 80
245 61 287 89 257 105 193 16 282 67 210
348
345 321 319 321
285
323 292 348 346 298 298 277
320
335 301 291 308
294
301 314 337 387 318 320 279
90 elev ST V l-2depres ST JIV4-e coronary Type
30 discord T 1IT
110 discord T III 107 elev ST V 2depres ST JI 85 no changes 90 no changes
130 elev ST V 1-2 depres ST V 5-6
120 elev ST V l-3depres ST V 5 75
105 elev ST V a 90 elev ST V -3fiat T aVLV2
elev ST V l-l
3fiat T aVL 130 depres ST JI-1IT aVF 115 fiat T in aI1leads
1117 391
131394 80 93 237 330 337 125 873 86 27 113 285 398 392 60
no changes elev ST I-JIaVL no changes elev ST V 2-3
elev ST V 2-3 elev ST V 2
elev ST aVRV2-adepres ST 旺司1IT aVFV5-6discord T llicoronary Type elev ST V 2-3depres ST JI-lliV 4-6
elev ST V 2
110 changes no cha11ges elev ST V 2depres ST V 3-4
elev ST V 2depres ST V 3-4
depres ST V 4-6 depres ST V4-6 elev ST V 2depres ST aVF elev ST V 2depres ST JI-JIT depres ST 1 -lliaVFV3ーか coronary Type depres ST 工-lliV4ーか coronaryType elev ST V l-2 depres ST lI-lliV3-6
elev ST V 2depres ST 工-1I V 3-4
elev ST V l-2discord T aVL
eldv ST V l-2
elev ST V 2depres ST I-lI no changes no changes elev ST V 2depres ST V 4-5
elev ST V 2
depres ST 1 -1I aVLV5ーら coronarY Type elev ST V 2-3depres ST V 4
22004
127165
106 113 110 122 113 108 120 113 123
12565
10870 10246 6248
11279
125 130F4945563124 114 117 116
15494
13780
1222 824 858 429 798 632
656
885 806 836 701 1237 1058 1054 1195 851 849
933
1036 1124 1105
784
1039 990 750 625 699 596
lsquo687
1128 428 890 337 439 586
755
988 954 593 690 1327 784 863 1079 920 1062
1274
727 845 101
346
737 1230 1307 4481
1120 1331
852
4891
78
58
96
53 63 54 74
68
61
51 65 74
63 75 63 62
57
67
-6
39
36
39 24 53 40
13
12
42 19
-25
20 30 44 43
44
61
72
132
87 107 114
81
73
93 84 49
83 105 107 105
101
128
238
281
277
257 299 283 305
310
378
409
349 386 390 419
333
391
391
355 375 362 409
201 I282 I293
289
259 209 224
274 321 313 340
295
292
362
352 293 273
357 426 420 445
396
420
343
338 319 308
353 428 452 482
405
376
115
90
110 70 112 50 60 85
85
85
110 87 145
100 108 110 120 105
40
60
-1948- 千葉 医 学 会 雑 棉 第 34巻
Table 4 Cardiovascular Dynamics
3
BMR vα号も dZJl-
QU
司
1 307 57 41 7 1172 921 198 343 1468 1279 876 99 222 1155 877 597
179 十 248 1282 953 64 8 1210 + 137 1275 1003 669
221054 + 351 1342 1020 7342 K K 18 m
221 55 + 80 111 5 877 618
134 81 4 630 450KM 18 m 151 757 16 55 543 868 715 504 117 57 81 7 1025 94 6 691
6 Y G 34 m
H S 26 m
245 57 643 1094 940 681 66 S67 931 674 503
126 344 81 1 54 2 399 276 52 1025 719 514 257 100 648 44 3 310
7 M H 13 f 131 56 十 360 764 810 609
+ 207 796 84 1 600 8 1 O A 119 f 1 175 57 549 821 709 94 5
341 740 713 960 351 91 8 733 798
+ + +
+ +
SH 29 m 1)
+ + + + +
十
+ +
528580 527156+
十
+ + + + + + +
+ 565707 80282515 Y K 127 291157f +
+ 56986158 802358+
十
1 882 53316 T 28 304 56 f 720253+ 1 66594417 I K M 28 I 230 9 82512 58 f +
590103318 Y Y 28 121 57 898 832f + + +
十
+ + +
十
+ 25020 K T 30 52 3242712 58 f 283 4+
764 55175021 I M H 31 I 8211819 57 f + + + + + +
十
+ + +
+ +
十
1 3 682 538 629 9 I N N I 20 f I 75 56 231 1086 977 729 10 I O M 121 f I 252 58 356 929 863 61 2 11 I 1 Y 121 f I 83 56 285 721 716 494 12 I S Y I 25 f I 211 56 740 922 1020 7_61
473 51 5 460 336 13 I M K 126 f I148 54 355 680 665 51 6
155 41 1 359 268 14 1 1 T I 26 f 1 157 55 + 960 1305 1501 9_95
660 856 740 529 226 812 61 0 430
770 827 1020 729
3 4
156 527 528 377
788 862 914 662 181 880 850 607 21 7 752 560 397 188 334 238 1 64
762914 1 83837 569 1082 976 800 558 1394 923 74 4 543 1082 854 672
37 116_6 760 539 22 1 S K 1 32 f 1 148 54 464 755 829 691
49 627 535 4_35 23 A H 32 f 181 55 41 3 933 1017 732
154 606 547 372 24 I T M 134 f I 1817 57 +1055 977 918 759
71 4 1128 865 698 31 7 921 699 538
電339 925 659 488 168 741 495 351
25 M K 35 f I 182 58 282 71 2 679 492 731 731 636 449
26 I H H 139 f I 269 55 +1200 1003 1084 806 +1000 775 715 534
27 I 1 H I 41 f I 277 56 +1233 507 790
hn Au--W2
rhd
e
J
cmM
P
1
凹
H R
四回
Hb
一
831 1929 535 13853 786 655 1848 590 15654 871 919 1888 601 14260 759 896 2260 627 16152 743 835 1961 593 15258 787
』
一「ーぃーー 川
760497 12454674 1392
一
832 1526 540 12460 787
1203 2812 725 13852 774 1075 1669 579 12570 824 827 2205 621 14055 923
一唯
798 1824 500 13156 859 1149 2114 666 13460 724
一
山
668664 122601340 2033 1045 1661 662 12662 701 1782 2052 900 12474 684
1010 2891 605 13855 1158
988 2705 631 14665 1060 1103 2333 706 13462 863 1109 1941 690 12672 963 872 1478 550 10554 798 1241 2478 575 10955 909 1275 1754 614 10863 875 777 1714 469 14070 990 879 1834 730 12763 929
1138 2618 696 13867 993 501 1846 563 9632 1105
1465 3664 947 12150 909 929 2764 652 11244 978
2398 2264 586 11580 875 568 1810 622 15263 1156 1086 2236 690 12856 864 1067 1964 681 11252 600 756 2182 561 10547 1134 628 2251 553 11545 1229 826 1762 538 11154 932
1000 3435 960 12052 1002 424 865 576 12054 81 6 1127 1607 599 11962 972 873 2503 767 13348 805 838 2375 625 13457 1060 809 2174 623 12351 974
1240 2333 689 12054 744 3088 2228 843 10678 712 994 2945 754 16068 1100 948 2164 798 16072 902 1047 1469 606 15982 662 1149 2483 913 17372 789 2360 1624 621 11280 61 9 1055 2576 792 13662 982 1055 1232 494 12874 655 968 2468 681 13666 1100 1484 2206 722 126174 855 754 1996 711 1467 6 1090 942 1932 579 10864 903 869 2379 683 14456 940 904 1697 722 13462 767 1084 1791 705 12664 759 1186 1725 674 12868 71 2 1594 1507 649 12078 668 1236 2056 735 13378 954 1067 2403 606 11852 870 730 1802 518 13466 1083 1004 2058 639 12066 923
4086 816 14264 1558 763 14883 14255021 1804 4815十 789 359 512
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および -1949-
l
甲状腺機能充進症について
in Hyperthyroidism
ziJア|でTZI~nl十五 1202 1774 1289 1386 1432
1235
1097
814 943
1260 1201 889 670 919 596
1234
1215 945 960 798 528 629
1395 1107 1003 887 532 743 478
2220 925 679 830 1110 905 617 850
1168 1029 1193 1003 661 298
1417 1540 1519 1429 503
1010 1044 1150 728
1540 640
1248 1153 903 878 666 975 735 1471 875 1107 808
Abnormal Deviation of ST-T
eI1l0ev-ST6SVI~3depres-STV4~5
elevch-aSnT 1~-NEgaI depres STV4~sectg vVVEz2 elev ST elev ST elev ST IT-illaVF _月 discordflatV1T aVL elev ST IT-illaVFVl-6 discord T aVJJ
ST V4-6 cor
elev ST Vl~2 no changes no changes
110 cnanges no cnanges nov -dcchhaaaSnnnTgges
depres ST ITaVFV5可 11I~~6《eIe-vVVVs2elev ST I勾2
elevSTT depres-STI elev S
110 ccrhhaaSnnTggeess
neloev-VV2a~ elev ST V3~4 no changes I10 chanTges invert T V 1-Z no changes no changes no changes no chaSnTges elev-VV2zdepres-STVVF4-5 elev ST V2invert T aVJlt
depres ST V3-5
-5
enlo depres-STV6evch-aSnTgesVVi2-3 elev ST V2-3 110 changes no chaSnTges elev-VV21-3 elev ST Vl-2
depres ST Coronary Typez
depres ST aVVV4gva6 depres ST aVFV3-5discord T aVL
46 56 46 43 57
44
40 35 51 55 38 69
57 46 52 79 69 57 56
47 31
51 53 37 38
51 32 27 65 41 60 60 60 62 58 58 49 75
66 60 65 67 69 47 -40
69 39
23 1
46 18 17
28
23 49 15 27 38 38
22 38 30 12 49 21 48
37 65
32 1
37 -3
53 52 46 11 55 56 10 3 14 13 54 31 38
-130
26 31 48 48 58
18
69 57 92 61 74
72
63 84 66 82 76
107
79 84 82 91
118 78 104
84 96
83 54 74 35
104 84 73 76 96 116 70 63 76 71 112 80 113
63 70 91 98 117 95 98
I 57
259 255 256 266 277
269
229 221 251 262 279 288
238 230 251 242 243 257 252
214 215
222 211 256 284
295 260 209 241 261 283 240 268 295 270 302 249 299
246 292 298 305 296 254 245
209 185
343328 312 370 348 373 327 368 351 355
341 333
375292 325305 374317 383344 366355 345395
389317 314 320
324333 373333
361 340 335 341 356 339
289298 360311
318305 279265 344330
319 329
399 409 349344 292282
317 338 372357 382399 327310
331 371 416371 353341 424414
329 340 427412
404309 397362 403389 404403
413 416 339349
343 357
297 319 242 250
100 115 110 120 110
140
100 120 80 90 115 60
110
125 80 105 90 75 64
18055
140 60 155
150 135 85 80
120 120
125 95 70 95 80
100 100 50
105 85
110 95 130 95 85 65 85
120 120
lsquo
-1950ー 千葉 医学会雑誌 第 34巻
UL
n
αmwmh
EYC
vm
CmM
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3-nob
ge
ex
RU M
R
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M
-
MAS
H RD
a e
n
G
ie5
Glj
m e
-b
-A
10007193806 10816427 41 f1 H 288 8092892 746 1308049
7706621771 13280189
78110003592 135741910
川 凶
308 2228+ 308 280220 2253+ 460 372 335128
+ 841 6 8 5544 1283181
452 289+ 353 236347 M S + 822 6 179 4 885428 430
+ 780 680 519271 1170 + 590859 792 1000242
970
+ 632 481 391 1542 784422 58+ 455 354 285 2341363
+ 448 3 1 273 26174298 15088
9 811510+ 1409 1291 10 0 690453 15272162 56 494f
E T 10202865+ 80532 54 7 0 112541f 75521J8 + 5 31
A T + 7 2 92025781 655 5 1 1071 69433 54 846 4f
+ 590 425 354 16062 81
+ 6 61 406 327 2104185
10342544 647 1345843 f 315 56
唱
8736252183 13268226 9283096 980 15050617 805+ 112 660 530 393 1530 2258 687 130174197 732+ 467 776 570 487 2572 2263 798 14117529 T I 46 f 187 56
唱
+ 544 473 459 364 1825 3486 917O T 48 f30 13674186 57
76129462716 128 7793275 948 132176117
8673115267 + 422 504 437 355 2009 920 13980 7623026 800 13786
PL
畑
16189 8903878+ 306 425 378 295 2447 902
597Y Y 31
538 548 442 1206 783642 502 402 1407 2407 83816 11860
12455157 55
858+ 570 636 546 430 1066 1883 752149 120175 72254 f 12 56 2345 796 1126034 K H 920285 56 55 f + 694 576 530 449 1640 2587 958 12617035 Y T 659417 2504 976 136178
1278 13076 674109 3318一 25 433 292 230 2816
争
一
防防ぱ伽
Fta1 らTdiacωtput L偽州側Leth ゐ Hy戸~yroiacute4 ism
A明tmIdurOUr Anemia GroupB Hypert品yrotdts悦
2甘ん九E
bull10 lsquo e e e
-ebull
bull
5
bull 十bull
ー
1infin H~- --- HT
Bt1R
-t1OOo 100 9
fXMl1d15 deOiト L 制何時sbefoye th
れなければならなし」また白血病では心筋を直
接障害する ζ とも考えられるしかし心冠動脈の
吻合をいちじるしく増す ζ とによって ζれを代
償しようとするそれゆえ心冠流血量が生理的
範囲をこえて増しているとき Hbが増せば Vs
のいちじるしい増しがお ζるとともある甲充
症では心筋にたいする中毒性の作用ととも Ir心
冠循環にたいする神経性調節をも考慮すべきであろ
う乙れらの関係は Ausgangstonuslageと負
荷の度持続時間によっていろいろに愛る表6
は 同時に検査した EcgfC ST-Tの異常偏向を
示すものと これを示さないものにわけで Vsを
示す ST-Tの異常偏向は B群ついで甲充
症に多く A群では 60回中 29回 B群では 43回
中 35回甲充症では 84回中 55回あったと
くに B群では Hb30以下の 19回中 17回甲
第 6号 三好高送血量1性負荷時の循環動態 とく lと賛血症および甲状腺機能充進症につ 1て
A hdU
同
吋
CW IUFZ IDAZ-IASZ IATZ I否宜下 QT IVP 1 kgm I I I - Imm I AbnormaI Deviation of ST-T min Iσlσ|σ トσ|σ|σIH20 I 360 50 39 89 531 44 47 91
916 49 23 72
504 59 55 114 1071 63 19 82 925 55 56 111 1074 36 26 62 737 62 44 106 837 58 45 103
655 33 37 70
608 33 24 57 515 36 43 79 654 45 30 75 519 44 30 74 596 42 41 83
1963
619 608
802
720 497 71 39 110 767 36 47 83 591 64 67 131 409 57 92 149
Table 5
249 338 346 110 263 354 359 85
271 343 333 150
248 362 371 120 261 343 357 270 381 377 259 321 336 276 382 376 288 391 386 70
238 308 328 60
250 307 415 85 270 349 406 105 265 340 342 85 278 352 364 55 251 334 328 50
105
80
215 325 387 140 242 325 349 60 301 432 429 65 280 429 388 100
depres ST V 2-5
elev-STaVLoVrd es-STE1-2TdeapVrL
adeVelepFvr V44STdisces ST V 2-6discord T avr e vSTE-EaVR Vvi 1F2 elev ST ll-J1I aVFV l-2
V4 ddneiospcrcoehrsad-ngSTeTsE
Cardiac Output in Anemia amp Hyperthyroidism
Vm lmin Vs ccHabnd 3535~BMR+ く 75
75く lt5555~100く100
吋 70く 3 14 1 4 11 3
g 51--70 2 18 7 4 15 8
占 31---50 1 10 4 3 7 5
2 4 4 2話30
Sum 6 44 16 11 37 18
国 70く 2 4 2 4
ロl-lt 51--70 1 2 5 2 3 3
31--50 5 7 1 9 2
話30 1特 6 13 3 12 5
Sum 4 17 25 8 28 10
25gt
25--499
50--749
75話
3
2
18
17
9
4
10
10
6
10
7
6
2
2
17
19
8
8
7
4
5
4
HR
60-- 80--vv vv
く60 799 100
3 12 2
5 16 3
12 3
2 4
8 42 12
1 4
1 2 2
3 5
1 8
2 10 15
1 17 11
11 14
6 7
6
Sum 100く
1 18
3 27
6
4
1 6
83
4 12
11 20
19
2 31
4 29
2 15
8 14
Sum 5 48 36 17 52 20 1 34 38
examind 15 minutes before death
元症では BMR +75以上の 13回中 9聞にみ が251minm2以下のものは死亡前 15分に調べ
fこおおまかにいえば Vsは STT の異常偏向 た B群 No19の例以外l乙はないそれにもかか
を現わすものの方が少ない傾向にある Hb30以 わらず Vsは ST-Tの異常偏向を示すものだけ
下 および BMR +75以上のもののうち CI IrB群 3回lsquo甲充症 2回の尋常範囲を ζえる
-1952ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
減りを示した全例中 CIが尋常範囲以下氏滅つ は A群 No6の1例を除き すべて ST-Tの
た 10例 (A群 4例 8群 4例甲充症 2例〉で 異常偏向をみた No6の例は Hb 49緊張充
Table 6 Stroke Volume and STT 進型の尋常血圧性調節を示し心力学的数値はほ
Abnormal )尋常であった循環血量はや h 増し静脈
Deviation 十 圧 55mmH20労作時の息ぎれ および軽い前
EyenmVsJc五 V自室A品 yenc VCFOD叶 山tt 的勺 sご 同よVコ4vcC-〉
ぴ〕
司tooEhSh
70く
51~70
31~50
話30
1 7
1 10
1 3
2
2
1
2
1
2 3
3 4
2 4 L
1
5 I24
3 I15
1 I5
Sum 61 7 12 10 160
出
告旬
70く
51~70
31~50
百30
2 1
2 4
2 1
6
2 8
2
1
1
1
6
3 11
1 10
3 19
Sum 5
25gt
25~499
50~749
75孟
Sum
2 6
2 6
1 3
2
2 4 10
1 4 11
2 1 5
2 2 6
7 111 32
5 29
3 27
3 15
1 13
12 84
胸痛と下肢の軽いむくみがあった
ii) 心送血量と脈管力学的数値の関係
Vsの増しは流ス量の増しと同時に Pdのさ
がり Kよってお乙る観察例の血圧値を表 71[示
す
縮(期圧 PS は A 群では 80~168 (平均 119)mm
Hgで Hbとの相関は明らかでない B群では
93~154 (平均 115)mmHgで 1例 (No1めだ
けが 62mmHgを示した Hb50以下では ゃ
い低いものが多L貧血症では Psはほ-
尋清範囲にあり低血圧性調節(85)を示すものは少
ない(表的甲充症では 96--173(平均 130)
mmHgでゃい高いが高血圧性調節(35)を示す
ものは少ない(表的甲充症では BMRの増
しとともにや h 高まる傾向を示す Psが 150
mmHg以上のものを A群 3例 3回 8群 1例 1
回甲充症 6例 11回にみた 100mmHg以下
のものは A群 6例 6回 8群 3例5回甲充
症 1例 1回あった
Table 7 Blood Pressure in Anemia amp Hyperthyroidism
Ps mmHg
and
BMR+ EV戸 Eよロcgt
VcσF43コ
司
080L4bull
70く
51~70
31--50
ζ30
3
9
3
2
12
16
7
1
3
2
5
3
Pd mmHg
tVcb 富ゆ Vαcgtコ
v PEmtB吉m皿正=Hg 1
5 13 10 8
10 13 4 18 7 2
7 4 4 8 6 1
4 2 4 2
R lV 守4mmvS -i3dP Hg1iii
3 9 6 18
4 17 6 27
1 7 7 15
3 3 6
Sum
infin 70く
51~7031~50
三三30
17
3
1
8
36
2
6
9
12
13
1
2
2
26
3
4
6
13
32
1
3
6
7
8
2
1
40
3
4
10
15
23
2
4
2
5
3
1
8
3
3
36
3
4
6
11
22
4
6
6
6
8
12
20
Sum 12 29 5 26 17 3 32 13 1 6 24 16
25gt
25~499
50~749
75二
5
1
1
1
17
13
6
3
9
15
8
10
9
12
4
7
21
15
10
6
1
2
1
1
14
14
4
7
16
14
9
7
1
1
2
2
1
16
8
5
2
13
20
10
12
31
29
15
Sum 8 39 42 32 52 5 39 46 4 3 31 55
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1953-
Table 8 Hb and Cardiovascular Dynamics in Anemia
Vascnlar Dynamics 4D
Jvd
2c
-H
吾町一
一
旧制
一
υロM
官
ω
rmm
2ぃ
5
4
2
3
一
gEZ
225zww
cm
一
2同
kT
Hb
(Sahli)
ltrI70く51~70I
eI31~50 01ζ30
(m
m NV uarr
3
5
8
1
一
1凹
211
町一的
一3
1
町一
ヨ叫一
ldquoHypotone IldquoNormotone Hypertone Regulation I Reg
-旬以
自ロ的
Reg W
V0由一
A N E A N E M WE + E
白
w2
U
6
5
1 3 11 2 1
3 3 13 6
唱A
U
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a
A
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1- iτi1i
戸吋
円
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tFbnu
1 1
1
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一
7
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6 _I8~ 18 I1 2
3 7 36 A
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70く
51~70
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2 4
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7
7
1
5
5
6
8
12
20
ど 2li3 円 唱噌
iiつ
d
examined 15minutes before death A ldquoAnspannungstypus N ldquoNormaler Typus
E ldquoEntspannungstypus
Table 9 Basal Metabolic Rate and Cardiovascular Dynamics in Hyperthyroidism
τi
QU 4
Sum I 4 14 28 1
21
Vascular Dynamics
NormotoneBMR CI ldquoldquo ldquoHyRpeer toneeH81y1plaottioonne g SumR Reg poundlfminfm2
+ 由 W M W E〆 +Y A N EA N E2V3Rt E E
2 1 5 12 8 317 15 62 17 12く25
2 1 291 15 525499 4 12 1013 16
155 550749 8 7 1 9 2 2 1
141 1 6 45 71 1375亘
7 3 11 6 38 22 892 39 48Sum
1 77 11
弛期圧 Pd は A群 38~90 (平均 63)mmHg 多い B群でL1Pが 40mmHg以下のものは
B群 28~93 (平均 58) mmHg でや h 低~と No 10 (Hb 28)18 (Hb 16)19 (Hb 12
もに Hb 50以下のものでは Pd 60mmHg以 )で 3例とも ST-Tの異常偏向を表わし No
下のものが多い甲充症では 3288(平均 64) 1019の2例は低血圧性調節を No18は尋常血
mmHgで BMRの増しとともにゃい さがる 圧性調節を示す No19を除けば CIは尋常範囲
傾向にある にあった Pdの低下とL1Pの増しは血管の弛
3群ともに平均血圧 Pmのや h 低いもの 期性充エイの減り κよって脈拍を celerにする
が多く脈圧 L1Pの増しているものが多い Pm とのとき限波世線は立上りが急で上行脚は短か
は B群では Hbの滅りとともに低くなるものが くすみやかに下行脚にうつる ζれは臨床症状
多いが A群甲充症では明らかな傾向がな の軽快とともに尋常となり上行脚はのびる(図
かった L1P は A群甲充症では Hbの減 23)脈波曲線では そのほか頚動脈脈波の頂
りまたは BMRの増しとともにふえるものが と切痕の聞に大動脈弁閉鎖不全症にみるような
-1954- 千 医 学
鞍部をみることが多くまた大腿動脈脈波では
明らかな DicroticWaveをみるまた賛血症で
も甲充症でも心尖および Mitral Area
で縮期性雑音をきくことが多いが図lと示した 2例
でも心音曲線にこれをみる甲充症の例で
は 117 57の検査では乙れが消えた
高送血量性負荷~rtこいする脈管力学的数値の斐
化を表 10 K示す
全末柏抵抗 W は Vmの増しに比較的よく一
致して減る観察例では Vmが 751min以上の
もののうち W が尋常範囲をこえて増しているも
のはなかった A群 および 甲充症で な
お尋常範囲にと Yまっている 8例もすべて尋
常の下界にある組織の酸化過程に障害のある状態
では低 O2張力のため組織の代謝障害を生じ
葉
れらの代謝障害は脈管運動神経の調節障害を生ζ
じるとされている倒〉それゆえ同時lと反対方向
lζ作用する障害がなければ末梢脈管の抵抗は減
る末梢血流は増す貧血症および甲充症
のように一次的に組織の酸化過程に障害があれ
ばその程度K応じて末柏抵抗が絞ると考えられ
る甲充症のように 同時l乙末梢脈管lと作
用する自律神経興奮状態が考えられるときでも
BMRがいちじるしく増しでも ほとんど つね
IζW はふえない(図 4)0W の減りの程度は 3
主』コミ 雑 誌 第 34巻
群の間で差がなかった
心への流入量が増しでも同時r末梢抵抗が被c
れば心の予備力がいちじるしく障害されていな
いかぎり縮期性駆血の度は完全であり しこがつ
て心室弛期圧は増さないそれゆえ末柏抵抗の
減りを伴なうときには心不全がお乙りにく loM
型高血圧症でも僧帽弁閉鎖不全症でも V mが尋
常範囲以上K増しでも W は ほとんど尋常範
囲を ζえて減る乙とはない側 M 型高血圧症では
L1P は増しているが Pdは低くないしたがって
Pmも低くない貧血症 および 甲充症で
はこれとことなり Pdのさがりによって L1Pが増
し Pmがさがる Psは高くなloW は Pmの
上昇とともに増すそれゆえ貧血症および甲-
充症で Vmの増しにたいして Wおよび E
の減りをもって応じ動脈圧を尋常に保とうとす
る緊張低下型調節(35)を示すものが多いととは流
ス量の増しにたいして M 型高血圧症にくらべて
はるかに生体lと有利であるといえる高血圧性調
節を示した A群 3例 B群 2例 甲充症 11
例はほとんど M 型および E型であって
W の増しているものは 甲充症の 1例(表4
No 3011月 57の検査)だけである ζの例は
48才の女性でこのとき BMR十 306で Eの
増しの方がやgt強く 3878dynecm5W は
Table 10 Cardiac Output and Cardiovascular Dynamics
由
w E C CW む玩diac Vm dynejcm5 dynejcm5 cmfsec kgmjmin Dynamics
O Vhh
R
gvg ~ g v g ~ Sum凶
凶〉
目白
山凶〉
V00
o 00 0 的cl 0 D N Vm n
-i 0 Cl Cコ -i 0 小J 0 V 口 53-i小3
v~
く35 1 5 4 2 3 3 6 1 5 6ho 35---75 7 32 5 2 33 9 1 35 8 14 23 7 5 24 6 44 C古
75く 15 1 3 13 6 9 1 6 10 1 7 8 16 szlig~
14
2
一
Sum 22 34 10 5 50 11 7 47 12 20 29 17 7 36
qa
ロ〈一
ロ
ロ
白
色
ロ
HOHSEω何回司
く 5引い一
uJK-
Sum
4 1 3 2 2 4 1
FD 2 14 1 2 9 6 1 13 3 2 13 2 2 8
25 4 17 4 6 18 1 5 20 11
27 14 5 6 27 13 7 33 6 6 18 22 3 19 11 46
く35 い
35---75 い r -4-gt
75くis
5 1 4 2 3 5
4 36 8 1 18 29 30 18 7 30 11
29 7 1 21 14 3 27 6 2 34
2 3
4 24 6
11 16
5
48
36
thorno~
ltJ Sum I33 43 13 I2 40 47 I3 59 27 I12 32 45 89386 22 I 11
Normale Reaktion ldquoN DμDruckreaktion15minutes before death examined VolumenreaktionldquoV
66
4
17
25 8
第 6号 ニ好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1955-甲状腺機能充進症について
~ 4 仏 t伽
w Al1e叩d G-roupA んItrtliiyen~ 6-roup]3 HY(i町tfiyroLdis1ni
竹tp
4α)()
30infin bullbull
之000
1000
100 o 00 Wt
2447dynecm5 Vmは 3781minであった心
力学的数値はほgt尋常であったとの例では
Wおよび Eは入院時からや h 高い傾向に
あり Ecgで ST司 T の異常偏向をみたが 心拡大
ーはなかった W が明らかに増して 2500dynecm5
以上を示したものはA群 2例 (No633)B群
3例 (No192025)甲充症4例 (No18
293035)であったとれらの心送血量は甲-
充症 No 29を除いて いずれも少なく CI
273 1minm2以下であってB群 NO19を除い
ていずれも緊張允進型の調節をとることによ
り血圧を尋常範囲に保っている A群 No6以
外の例はいずれも ST-Tの異常偏向を示し B
群 No25甲充症 No 1835の 3例の心力
学的数値は圧反応(16)(39)を示す心送血量が尋常範
囲にありしかも緊張尤進型調節を示した甲-
克症 NO29は 46才の女性でこのさい BMR
+467CI 4871minm2W 2572dynecm5
E 2263dynecm5で 心力学的数値はほ gt尋
常であったこの例はゃく 20日前まで心房細
動を伴なう うつ血性心不全の状態lζありこの検
査当時なお軽度の心拡大があり循環血量は
ゃい減っていた(表 15)低送血量性でp 緊張充進
型の低血圧性調節を示した B群 No19は心力
学的数値が二次的の容量負荷を示し15分後lと死
亡した CIが尋常範囲を乙えて減っている 10例で
はいずれも W が 2000dynecm5以上であっ
た心冠性 STTを示したものは A群 1例 (No
ldquot
10)B群 4例 (No1131824)甲充症2
例 (No2630)で Hbないし BMR の程度
を除241NoB群 CI Ilとは関係なくまた
けばいずれも同程度の HbBMRをもつものpタ
にくらべてより減っているたちJし W は い
ずれも より増している HbBMRがわずかに
減りまたは増しているものの E はより高い
がHb50以下 BMR +50以上のものではよ
り低い値を示す B群 No18では心冠性 ST-T
のもとでわずかの Hbの減lりにたいして CIが
いちじるしく減り 7041minm2から 4381min
m2になった W は や h 増して 769dyne
口がから 1182dynecm5になった ζの例は動
脈 CO2含量が増しており検査後ゃく 2週間
で死亡した B群 No13の心力学的数値は圧反応
の傾向を示した
容積弾性率 Eは縮期貯血量を決定する因子とし
て直接 心送血量l乙関係するそれゆえ Eが
増せば一次的には Vsが減る Vmと Eノの関
係を表 10図 5I乙示すo Eが減るとともに Vm
が増す傾向にあるしかしいちじるしい町の増
しも Vmを減らすとはかぎらない等しい Vm
Ktこいして Eは甲充症 B群 A群の順
l乙高~乙のさい Vm のいちじるしい増しによっ
て大動脈の過充エイがおこり ζれによって Eノ
が増す ζとも考慮すべきであろう E が明らかに
増して3000dynecm5以上を示したものはA群
1例 (No27)B群 2例 (No625)甲充
十160 BMR
-1956一 千葉医学会雑誌 第 34巻
Ft35 fordioc Output andVotU1tにElasticdy E Al1emid GroupA Anemid llroupB I-lypert持roi~s1lt 17ewJ
4infino
bull
-1 3000
2()O
bull1似gt0 bull bull
o 5 10 lS o 5 10 15 o 5 10 15
Vm V-1ttyen1yen 症 6 例 13 回 C~o 121527283035)であっ lζ減っているものが B群 13回中 5回 甲充
た乙れらの例は 甲充症 ~o 15および 症 47回中 11回あったいずれも Eは3000dyne
~o 30の 11957の検査を除けばいずれも jcm5以下でCIが 501minm2以上であった
ST-Tの異常偏向を示しまた B 群 ~o 6甲 B群では Hbが 38以下であったが甲克
充症 ~o 35を除いていずれも CIが尋常範 症では BMR が +207~+1055 でその程度
囲ないしそれ以上にあった HbBMRの程 とは関係がないようである甲允症の ~o 1
度には関係がないようである CIが尋常範囲以下 19の2例は高血圧性調節を示した Eぺおよび ζ
に被っている 2例ではいずれも W が尋常範囲 れを規定する脈波速度 Cは風洞来の硬さ Rigid-
以上K増しており心力学的数値は圧反応を示し ityを示すが乙れには Functional Rigidityを
ている B 群 ~o 6は UFU 72σDAZ33σ も含むと考えるべきであるそれゆえ自律神経の
ASZ 105σ であるが心拍数を考慮すればいず 緊張状態によっても影響されるであろう ζの点K
れもゃいのびている ATZは193σ で短かい ついては教室の木下(17九宮内(23)らが述べたo E
X線キモで心拡大はなかったが Plateau形成 と Hbないし BMRの関係は図 6のように
があった Eノは W の増しているものに高いも 明らかでないけれども AB若手とも Hb 50以
のが多い傾向にある W が尋常範囲以上に増し 下 甲充症で BMR+50以上のものでは
ているもののうち Eも尋常範囲以上K増してい E が尋常範囲以下に減っているものは少ない甲
るものは A群では 10問中 5回 B群では 5回中 克症で BMR +50以上のものでは 29回中 17
4回 甲充症では 13回中 12回あった Eが 回に増しをみる C についても ほY 同様の関係
尋常範囲lとと Yまっているものは それぞれ 10回 があった甲尤症で Eにおよび Cが貧血
中5閏 5回中 1回 13問中 1回でいずれも尋 症にくらべて増しているものの多いことは安感
常範囲の上界K近い Eノが尋常範囲以下に絞って 神経緊張状態の影響を考慮すべきであろうそれゆ
いるもののうち W も尋常範囲以下に減っている え BMRの減りに応じて酸素需要が減つでも
ものは A群 5回の検査のすべてに B群 6回中 4 風洞系の弾性が回復する ζとによって一時的に
回 甲充症2問中 1回あつTこoWが尋常範囲 Vmが増すことも考えられるたとえば表 4の
にと Yまっているものは A群になく B群 6回 NO18の例では 121 57 Iとは BMR +898
中 2回甲充症 2回中 l回ありいずれも尋常 CI 5901minm2であって W 873 dynecm5E
範囲の下界にある しかし Eが尋常範囲を ζえ 2503 dyne cm 5であったが 62 57 ICは BMR
て増しているにもか〉わらず W が尋常範囲以下 が 11被り W は2の波りでほgt前回と愛
第 6号三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および -1957ー
甲状腺機能克進症について
Fid6 VoLume Elasticity 切 れ仰向島 Hype川 yroidism
削Ejω Al1emia GroupA 向的問iyenGroupB ~ferffiyroi伽
4000 bull bull bull
3000 bull r bull 1
I~tI 20
bull1bull10infin bull bull
10e-0- o 100 o 0 す100
H~ HT 掛1R
化なく C が 20Eが 5減って ともに尋 ST-Tの異常偏向を示すものと示きないものにわ
常化した乙のさいL1P は85mmHgから 77mm けて表 111ζ示すoHbないし BMRとの関係
Hg fL減り Pmは76mmHgから 83mmHgfL増 を表 891t Vmとの関係を表 101t示した賛血
したにもか》わらず Vsの滅りは比較的少なく 症でも甲充症でも心の仕事量の増レにたい
して容量反応をもって応じるものが多い仕事量のがBMRは1ζ57182の増しを示す11はCI
いちじるしく減り WE bや h 減っている 増しがおもに Vmの増しによるためであるし
が CIも62 57にくらべてゃく 10の減 かし末梢脈管iL二次的変化がお ζ りまた心
りを示したとの例は心表面積の増しを示しま 筋がこれに応じる充分な力をもたなければ動脈
た 62 57以後は ST-Tの異常偏向を表わすよ 系の抵抗にうちかつ乙とが困難になり圧反応に傾
うになり 143 57 iLは BMRがほ)尋常範 くとともある M 型高血圧症では動脈系の抵抗
囲に近くまで減っているにもか与わらず低送血量 が大きく UFZDAZATZはのび圧反応をも
性緊張充進型の尋常血圧性調節を示し心力学的 って応じる(橘〈的〉大動脈弁閉鎖不全症では逆
数値は圧反応K傾いている 流と大動脈弛期庄の低下によって DAZはい
心の仕事量 CWは Pmの減るものが多いにも ちじるしく短かく多くは負性を示す(39)貧血症
か〉わらず Vmの増しとともにふえるものが多 甲允症でも DAZ は短かいが負性を示すも
い(表 10)仕事量の増しを 心がどのように処理 のは少ない
するかによって心力学的数値がζ となるこれに 心への流れこみが増すと心拍量は増すが心力
e ついては次項で述べる 学的数値では UFZがあまり安らないか わず
iii) 心送血量と心力学的数値の関係 かに短かくなる DAZはより短かくなりした
心にか〉る負荷を容量負荷と圧負荷にわける (4) がって ASZも短かくなる DAZの尋常範囲を
〈ヘ負荷の種類によって心の示す反応もことなる ο こえる短縮が A群 52回中 6回 B群 30回中 14
不正拍弁膜疾患などにおける~化を木下(16)橘 回甲充症 62回中 17回ありそのうち B群
(39)がくわしく述べた臨床では純粋な形で心のー 3回甲充症 2回では DAZが負性であった
次的作用をみることはなく tこだちにこれをおお ASZの尋常範囲をこえる短縮は A群 52回中 15
う二次的以下の作用をみることになるそれゆえ 回 B群 30回中 14回甲充症 62回中 39固に
心力学にはたらく末梢循環因子の愛化を模型的lと みられ そのうち UFZが尋常範囲を ζえて短縮
1回中14群B回5回中15群Aしているものは L述べるととはできな
CIの増しにたいする 心力学的数値の菱化を 回 甲充症 39回中 23回であったo ASZが尋
-
-
-1958ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 11 Cardiac Dynamics and ST-T
a Cardiac Inde玄 501fminfm2く
-55S
cFshm吉一+一
ZS
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包口 一 「おE m
4 14
4 3 2
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2 2 1 1 2 2 2 2 2
2
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1 1利 2
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2 1持 1 1持 1 I 2 2
2 1
2 21 2
2 ヮldquoつω
examined 15 minutes before death
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
4000 bull bull bull
3仰 bull
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ATZ q
iS8 fet(p~elal Res~ηce~nd ATZ w _
ス00 200 300
守掛M- Anemi3命制fA Anemigrave~ ~ Gt-Q~rB
4ω
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守二宮盛J bullbull
bull
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ー
bull100Q~ 2 みに e
200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
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105
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1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
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097
47
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47
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138
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53
126
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90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
向国
ω
【
〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
言苦
yenももyen
o
是認 ii g
〈
32 E554
6
司汗
5 自 E
ミミ6Q2E 82
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ο 話
官
S 司主
田
3
君
E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
司gt法
5 司-官 xBH 3
持
料Ea
伺
g 次
『H
荷ct 判
H
E
量
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百 R
己
gω同
i当
凶
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匝 O4〉
ω
晶白
包 EZ 1P
ま H
0 2l1附
g1s
3 唱
吉ω武官
4 5S43さロぎ
F
E 『【ーω EH h
ね
S
C5ー ぴ自ロ
】
v 8 Fよ 3長 v山中
1yen t
infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
M 11) Abelin Goldstein Klin Wschr
3410001956 2) BlochK Die Herzinsu伍 zienzin der
Praxis Georg Thieme VerlagStuttgart 1958
62031940
1B Arch KreisMeyerKjBlumberger4)
forsch162771950
5) BlumbergerKj Verh dtsch Ges
Kreislforsch22191956
6) DavisJO et al Circulation Research 53881957
7) EdholmOGHowarthSMcMichael
J Clin Sci52491945
8) FriedbergC K Diseases of the Heart
SaundersPhi1adelphia and London2 ed
1956
町長谷川正樽 千葉医会誌(近日発表)
10) HolldackK Drsch Arch Klin Med 119571198
11)井原博 千葉医会誌 32568 (昭 31)
12)稲垣義明 日内会誌 451161 (昭 32)
13)石谷治彦 千葉医会誌 32734 (昭 32)
14)神保鎮千葉医会誌 33325 (昭 32)
15)川辺兼美 千葉医会誌 34787 (昭 33)
16)木下安弘 千葉医会誌 3492 (昭 33)
17)木下安弘稲垣義明橘 正敏第22四日循
総会(昭334)日循誌 22284 (昭 33)
18) KuchmeisterH Klinische Funktionsdia-
gnostik Georg Thieme Ver1agStuttgart
2 Aufl 1958
19) LeightLDe FazioVTalmersFN
ReganT JHellemsH K Circula-
tion14901956
20) Lovegrove T D Gowdey C W
StevensonJ Circqlation Research 56591957
21)松本霞ニ 千葉医会誌 34636 (昭 33)
22)McMichaelJ Schweiz Med Wschr
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能允進症にってい -1981-
768511946 Brit Med J25781952
23)宮内謙次郎 千葉医会誌 34946 (昭 33)
24)森澄央千葉医会誌 32886 (昭 32)
25)中村精男 日内会誌 451257 (昭 32)
26)浪川素千葉医会誌 34163 (昭 33)
27) ParadeG W Drsch Med Wschr61 17991935
28) RaabW Erg inn Med u Kinderhk
464521934
29)斎藤十六 最新医学 101951 (昭 30)
30)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富
井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
36) Saphir0 Arch Path3210001941
A Text on Systemic PathologyVol1
Grune amp StrattonN Y amp London1958
37) ScherfDBoydL J Klinik und
Therapie der Herzkrankheiten und der
Gefasserkrankungen Springer Verlag
Wien5 Aufl 1955
38) SchultenH Lehrbuch der Klinischen
Hamatolog匂 Georg Thieme Ver1ag
Sttutgart5 Aufl 1953
39)橘 正敏 千葉医会誌 34130(日高 33)
40)高橋怒千葉医会誌 34615 (昭 33)
41)梅沢英正 千葉医会誌 34579 (昭 33)
42) WezlerK Verh dtsch Ges Kreisl
forsch15181949
43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1943-
(321)以内である赤血球そのものの比重は109
(1092)--110(1097) といわれるがかりに1097
の値をとっても Vsで279cc(337)W では
395 dynecm5 (349)E では 673dynecm5
(349)の愛化にとどまる ζの愛化は高橋の報
告した W 法のもつ誤差範囲(40)にくらべて少ない
さらに臨床応おいては血液比重の愛化は乙れ
より少ないと考えられるゆえ ρ= 106として ζの
式を用いても充分役立つ
2 同時に行った語検査
心脈管力学的分析につ Yいて Ecg静脈圧を
乙れとできるだけ近い時点で循環血量循環時
間血液ガス X線キモおよび基礎代謝率あ
常 77例を調べ Vs 806士200ccVm 565土162
1凶 inW 1480t433 dynecm5E 1787士 390
dynecm勺 C635士 114cmsecUFZ 65士山内
DAZ 37t12σASZ 102土11σATZ 282士22σ
QII 383土25σ の値をえたこの成績から各数値
の尋常範囲をつぎのようにさだめた Vs55--100
ccVm 35--75 lminW 1000--2000 dynecni5
E 1300~2200 dyne cm九C500--750 cmsecCI
25--501minm九CW55--90 kgmminUFZ
50~75σ DAZ 20--55σASZ 86--115 (J A TZ
255~310σ QII 350--415σATZASZ 25--310
心送血量の増しは生理的にもまたいろいろ
の疾患でもおこりうるうつ血性心不全ですら高
るいは末梢血の検査を行った静脈圧は Moritz 送血量性の ζ ともある (39)それぞれの疾患で心
Tabora法を循環血量は教室山口の方法(4川乙
したがって T 1824による 10分法を用いた循環
時間は EtherSodium dehydrochorate (Dech
olin)αLobelinT 1824N20 時聞について調
べた X線キモは当教室で日常用いている臥位
で行う ラスター移動法によったく2九呼吸相の規
定は W法と同一である
小括
前l乙述べた諸検査を併用することによって左
心力学的数値および末梢脈管力学的数値だけで
なく同時にこれと相互に反応する静脈血の帰
流の状態についてもある程度推定することがで
きるさらに 乙〉で用いた W 法における血
液比重について吟味した
III実験成績
慢性貧血症 62例および甲状腺機能充進症
(甲克症)35例について経過を追って観察し
Tこ貧血症は HSchulten(38)の分類にしたがった
が乙〉ではさらに A Bの 2群にわける A
群 37例は慢性失血性貧血(鈎虫症を含む)15例
本態性低色素性貧血 21例 および後天性慢性溶
血性賛血 1例であり B群 25例は 白血病9例
Hodgikin病 1例再生不良性貧血(汎骨髄癖を合
む) 9例および牌性骨髄機能抑制症 6例であ
る心疾患高血圧症肝および腎疾患なら
びK癌に伴なう貧血は除いた
1 心脈管力学的分析について
貧血では A群 66回 B群 46回甲充症で
は89回の検査を行った(表 234)
高橋は(40〉年令 13----49才心拍数 42--92の健
送血量の増しに対応する心ー脈管力学的数値に
は いくつかの特徴がある教室でも M 型高血
圧症については神保(14九橘〈加が大動脈弁閉鎖
不全症および僧帽弁閉鎖不全症については橘〈仰
がそれぞれ報告したわたくしは賛血症につ
いて 心送血量の増しを中心Ir循環動態を観察
した甲充症については神保〈14〉木下〈仰が
述べたが これを賛血症と比較しながら補足す
る
i) 心送血量
貧血症における血色素量 Hbと心係数 CIの
関係は図 1のようにかなり 散布はひろいが
ほど Hbの滅りとともに心係数が増す傾向lとあ
る A群では Hbが 50以上で かっ CIが
501minm2以上のものを 45回の検査中 14回に
みた乙れにくらべて Hb 50以下で CIが尋
常範囲以上に増していノるものを 21回中 11固にみ
た Hb30以下では 6回中 5回が尋常範囲以上
に増しのこる 1回もほぼ尋常範囲の上界に近
い値を示した B群では Hb 50 以アで~ CIが
尋常範囲以上氏増しているものは 32回中 23回あっ
たそのうち Hb30以下のものでは 20回中 15
回に増しをみた B群では Hb 30以下で CI
が尋常範囲以下に減っているものを 20回中 1回み
たが 印をつけたこの例の値は死亡前 15分に
みたものでこの例(表3No 19)については
ほかの成績とともにの包に述べる赤血球数な
いし色素係数と心送血量の関係は明らかでなかっ
た
甲尤症でも同様~L基礎代謝率 BMR の
増しとともにほgt CIが増す傾向にある BMR
-1944ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 2 Cardiovascular
Diagnosis野一除去| 1 I N R141m Gastric Ulcer 2 I S M148m H
3 I Y H154 f H
41M I120m Duodenal Ulcer 5 1M E148m 1
6 I A T150 f Chronic Epistaxis 7 11 M117m Hookworm Disease 8 I T S132m H
9 IT K151m H
11
11 11yen在 M136 f 1
12 I S Y I 44 f 1
13 IK T46 f H
14 1 S S147 f H
15 1 H 47 f H
O T 14m Essential ロH11yapOChr-16 omic Ane
28 H K135 f
29 K T138 f 30 H 1140 f 31 K K142 f 32 W T143 f 33 S T145 f 34 H K152 f
35 T M153 f
36 H T154 f
37 T M157m
11
H
11
1
11
1
1
H
11
グ
グ
グ
グ
グ
グ
グ
グ
11
グ
グ
V
hm n
司
57 58 55 55 57 57 57
56
57
55 57 55 57
56
712
111057
17 57
58
58
56
57
~57
58 57
121156
291155 201657 77 56 137 201257 171957 19358 12555 161155
17
18
19
20
21
22
23 24
25
26 27
S T 58m
K Y 15 f
A T 18 f
Y H 21 f
N Y 24 f
U T 25 f
N K 25 f S T 26 f
D Y 28 f
T K130 f H S133 f
11915 56 265 179 57 259 81056
2011 1512
emolytic Anemia 12212
I Date li部lTU75 75 38 88 75 49 40 43 72 32 49 67 74 35 61 50 70 76 52
55
67
65
18 22 43 86 30 37 60 70 94 33 76 81 55 59
7700
82 86 29 54 71 92 90 75 56
55
36 75 54 53 42 56 50 55 70
56 63 58 68 30 55 60 22 31
400 302 442 395 257 307 271 463 226 305 404 424 211 341 405 381 414 263
280
379
390
104 124 155 296 364 285 460 371 472 277 399 391 325 355 355 342 397 420 268 358 400 472 511 381 210
278
297 511 361 370 298 313 351 405 343 362 405 269 299 228 322 345 86 139
545 981 684 1
infin
653 466 482 1354 938 61 2 651 704 51 9 1036 698 8681 720 498 111 2
1303
551
708
81 0 1473 111 9 929
1675 1677 221 7 983 876
1164 1201 829 892 547
390 556 808 923 1001 1021 788 926 101 3 883
592
81 6 553 872 977 969 1427 532 753 41 6 1120 1030 603 484 995 906
101 1 988
342 273 689 411 613 328 428 11 10 615 390 426 398 296 707 360 627 480 351 704
808
349
74 8 1385 863 635 1395 1254 1422 588 606
1010 930 618 690 381 539 408 450 612 735
622 456 589 682 900
527
585 664 663 620 586 778 387 651 360 730 872 404 327 752 563 753 84 3 652
-nJ
TEVuC
Fmd
wGI-
dp
出
一 句
1 94i 2130 I 1855
江川一周
5521 1298 i
34 5 1686 465 921 21 2 2775 308 1602 782 931 433 1322 298 1635 323 1611 302 1744 219 2436 502 1028 262 2238 432 1633 390 1380 283 2093 525 964
622 516
253 1943
707 757
462 1098 856 547 553 759 4lsquo 07 1318 1125 589 1038 572 11 65 515 452 1072 470 1089 737 760 679 837 44 5 1233 54 7 1133 298 2031 411 1106 311 1781 34 3 1597 463 1121 583 933 471 1128 482 1194 354 1539 456 1151 477 982 671 648
428 1563
44 4 1488 515 1386 510 1086 477 974 441 1008 64 3 1283 312 2184 517 1870 261 3023 562 918 661 896 34 6 1698 275 2025 611 808 447 1161 593 789 624 707 473 974
1953 2228 1549 2968 2538 1729 2156 2870 2126 1964 2511 1849 1754 2388 1810 2776 1196
960
2174
1652
2398 1625 1331 1690 1238 1332 912 1841 2003 1462 1372 1892 1788 2578 1808 2044 1961 1449 1613 1687 1590 1775 1666 1707 1627
1976
1239 3606 1928 1740 1427 1379 1999 2081 2626 1140 1446 1588 1924 1310 1790 1474 1454 1618
じ叶円四
一
C
S
654 794 768 602 700 980 554 568 557 969 664 554 789 593 685 836 593 687 547
420
720
458
1067 798 600 770 548 426 494 580 603 375 470 520 674 800 697 694 700 528 510 551 526 554 521 560 534
711
583 900 533 478 570 623 582 873 687 539 696 618 703 584 716 655 631 631
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1945ー
Abnormal Deviation of STlsquoTι州経lurr~TアlmE-l 668 501 702 601 938 703 888 823 656 638 655 565 571 683 516 723 667 704 633
9346 620
10762 633
9854 1118
924 940 771 684 833 748 637 598 694 866 782 745 773 697 733 1045 809 758 796 593 609 579 636 673
1019
12581 890
7171
7611 6431
3601 75 10491 55 486 590 2 509 66 500 66 1540 56 853 46 424 72 498 74 471 66 366 74 712 4951 41 1100 542 56 439 56 814 62
769 76
403 61
808 44
1048 35 1787 40 962 53 9057 62 1954 64 1535 64 1787 68 632 58 686 51
1319 54 1252 54 807 58 920 52 501 52 667 74 505 72 575 46 716 50 860 39 679 63 787 68 546 37 681 42 770 62 894 75
366 56
867
757 691
545 1 13231 43 1728 5461 53
6511 1027 8731 514 652 1 8341 69 847 1 11621 58 670 1 7051 86 676 1 54758 62
1 7 4262
1 8751
7761
95 745 853
1 8501 83 1 8591 56
31 96 268 364 380 41 116 298 414 441 51 106 297 403 393
23 89 256 345 334 23 89 263 352 359 27 26583 348 376 57 103 285 388 378 30 102 421 436319 31 105 286 391 401 35 101 285 386 436
elev-ated ST V 1
85 Ielev ST V2-3 80 Ino changes
no changes
55 Ino changes elev ST V 1 depressed ST V 4ト一一-や
160 Ielev ST V no changes
65 IdepresST V 5-6 88 Idepres ST V -6 38 Idepres ST V 5-
5
6 32 106 392 414 1 45286
59 100 329 429 492
10549 311 416 383 414 42396 318
4407 437109 305 414
414105 300 40529
38296 295 39135
32553 251 3049
84 324258 34249 33979 34839 269
110 37339928957 392112 38727550 393388106 28242 3698521 290 375 40288 299 38720 407119 294 41361 4127928 295 374 358264 33618 72
75 329270 34521 38763 4013385
98 252 34935046 439361109 25257
53 416127 380253 349327111 21639 391110 36725764 398368120 24870 33279 286 36540 433111 319 43048 431115 297 41247 42090 314 40453 40294 302 39652 39476 30314 379 3329520 250 345
38223668 124 360
27631120 75 236
36636424 87 277 42082 125 350 475 35657 110 264- 374
37684 38115 297 36178 35920 281 44932 118 282 400 425126 41549 289 38236885 28344 460120 327 44725 41439427 110 284 35133912 68 271
elev ST V3coronary Type 85 Ino changes
elev ST V l-3discordant T V r 60 1 discord T aVL 90 Ino changes 65 IeJev ST V2-3depres ST V 5
80 I~ev ~T _Y1-3depres ST V 5-6 1 discord T m no changes
122 1 no changes
105 Ielev ST Vz 140 Ielev ST V-3
110 Idepres ST V2
4
90 Ino changes 135 1 no changes 110 Ino changes 102 1 50 Ino changes 85 Ielev ST V2-3
no changes elev ST V2 no changes
80 yen no changes 95 Idepres ST 1I-JII 88 Idepres ST lI-IIT 90 1 depres ST lI-IIT
100 Idepres ST lI-lliaVL 124 Ino changes 140 Ino changes 100 Ino changes 95 Ino changes 95 Ino changes 87 Ino changes 95 Ino changes
130 Ino changes 1elev ST V1_~135 1 ~~~~ -____~~1 1 discord inverted T aVL no changes
55 Ielev ST aVLdepres ST工-lliV3-5 80 Ino changes 80 1 no changes 75 Ielev ST V l-2depres ST V 6
110 Ielev ST V 2ーか depresST V4-6 75 Ielev ST V l-2
90 Ino changes 110 IeJev ST V2-3
88 Idepres ST 1-llV4-6 depres ST I-ll
75 Ino changes 75 Ino changes 85
145 Ino changes 391 125 Ino changes 38496 288307771 7091 66
-1946- 千 葉医学会雑誌 第 34巻
が +50以上で CIが尋常範囲以上に増している 回は HR 100をこえる甲充症では BMR
ものを 29回中 20聞にみた +50以上でかっ Vm 751min以上のものが
心送血量は 心拍量 Vsの増しによっても ま 29回中 16回あり 29問中 10回は HR 100をこえ
たある程度までは心拍数 HRの増しKよって る HRは B群および甲克症ではおよ
もふえる表 5のように B群および甲充 そ Hbの減り BMRの増しに比例してふえる
症では Hbの減りないし BMRの増しととも A群では乙の関係が明らかでなく HR 100を乙
1[ HRが増しているものが多い B群では Hb えるものは Hb 50以上のもので 45問中 4回あ
50以下で分時送血量 Vmが尋常範間以上に増 っただけであるほとんどの例は 60 ~80 の聞にあ
しているものを 32回中 20回Kみたが 32田中 15 る
Table 3 Cardiovascular Dynamics in
D a
4EU
蹴
」
訂
infin
1191
50
噌 times
Diagnosis t- n
t
EJN吋詮i RE
LC
M
U
h
hm
-i11Jdl
mdn
τGIJ
wmm
-JFU
Uji-
rmdm
e5p
cm品
e
6847 5901 48501178 55
1050457u E120m
6279221273
Subacute Myelogenous 454153380201 Leucemia Chronic Myelogenous 2065 588635270 670462 198 57 Leucemia
59 1273 2092 604 12
295 9 622
2011 796 585 892 2105796240462810 829 1915605 78977825658 560162891 686 779 2044
Acute Myelogenous 312 83359202 58
2333793 539 911 50074119033121 57 S G 28m 3 Leucemia
281 I 24 522 222 1 42
584 406 1188 2647502132 720 2558 578511 1062561115
592606 463 934 1997746240223 581 28S M 42m 11
1542 600607 439 1078759259221 581 38Y M 49m 1
356 966218 2444 3497353 350211 561 61TM 55m H
14351012 810 686 2440978204202 581 37A H 18 f 1
6261054 722 772 2655152 79111 2 581 38K S 29 f H
431 2712 1 35
1331 1764951 45998HM 32 f H
662 676 588867 2156102 990 465
77 56 28 1106 871 541 15875281 571 21 104
621420 347 1374 188852120410 wY 52m H|Efyodpgoipkl ins Disease 298 1041 500224924511 Y G 21m IHvnonlastic Anemia 16m5l55
566 226 I 77
2951 244 2021 193068937576 561 7512 1 H 22m H
529 317 I 71
4301 356 1295 2029400 550 335560 497 1084 1131893
4 5 6 7 8 9
404
672578 462 1325 181288147131 f H 43 58 55
845 639 199
579 812 175595560161410 W 40 f H
900 1334 554 11 10
687 69111179121 464 2349 758
1712 356 1789140 55532
564 1322 568 15 U T 43 f 1
414 1273278 80539 1190 2212 671
265 1025 55396285 56 6913
663 136
730 2609629 8026939921 803 598704 79476213124 21092634844 516
16 K S 58 f H
747 868117 70713930 721 1288 589
17 Y T 63 f 11
504 1030146 55 84713829 822 7061566511 55 768 77756 96814
986 1510 657704 7691057151256 8418 K G 67m Panmyelophthisis 23
667601 438 1182 1744580731616 157 19 S T 23 f 494
2210 1993840 688 704269 57 74722 79 2229 558
20 T Y 45m hSfpaire rlogenic Bone
135 117 325612212 66
780268 2572342 188 284322569 55 75row Inhibition
1611 758 21 T A 20 f H
484 2113329 183646632074 567
22 A T 26 f H
1090 901 607 19561103287 55 21925 523
262 129410801439 800 658241 58 24527
537 23 S S 37 f 1
752 569 885 1378119744 398 430
2011 1038 10211485 752 684281057 28345
916 496 4801255 960210641558
2482 737418 19576438224 K T 45 f H 16 57
10223157430 4801 330 2521 263725 S T 46 f 1 132 58l 56
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1947ー甲状腺機能充進症について
Vsと Hhないし BMRの関係は あまり明 の増しがいちじるしいものでは Vs の増しは~ ~ち
らかでな ~~o 3群ともはその多くは 55 ~100 cc じるしくなLそれゆえ B群および甲完
の聞にあるが Hbの減り BMRの増しの度がわ 症で Hbが 50以下 BMRが +50以上のも
ずかであっても Vsが いちじるしく尋常範囲を のでは心送血量の増しが Vsよりも HR Kよ
乙えて増すものもある A群 NO18は Hbが 30 り大きい依存性をもつように思われる Vsが尋常
から 60に改善されてもなお Vsが 1675cc 範囲以上K増すものが少ない乙とは心外因子lども
がら 2217cc IL増した B群 No23では Hbが 関係するが_lつには心筋の状態による貧血症で
45から 58 IL改善されたが Vsは 1485ccか はいちじるしい Hbの誠りが心筋の低 02症
ち2106cc K増した Hbの減り ないし BMR からひいては心筋の震性をおこすことも考慮さ
Anemia (Group B)
hHRl思luumlzr~T~iacuteてで[で]品 lm m Hg
Abnormal Deviation of ST-T
10758 1060
11058 952
1000 1257412057 1000 11054 1066 11955 1070
12358 1070
1163 1284 812 800 1017 1035 1333
1017
725
1738 963 925 986
981
691 940 766 677 528 1196 1075
61
54 22 55 57
62
53 60 51 39 72 39 58
41
18 51 23 39
9
27 -13 10 50 33
-239
102 246
72 270 73 248 78 I241 96 I 225
71 214
243 47 80
245 61 287 89 257 105 193 16 282 67 210
348
345 321 319 321
285
323 292 348 346 298 298 277
320
335 301 291 308
294
301 314 337 387 318 320 279
90 elev ST V l-2depres ST JIV4-e coronary Type
30 discord T 1IT
110 discord T III 107 elev ST V 2depres ST JI 85 no changes 90 no changes
130 elev ST V 1-2 depres ST V 5-6
120 elev ST V l-3depres ST V 5 75
105 elev ST V a 90 elev ST V -3fiat T aVLV2
elev ST V l-l
3fiat T aVL 130 depres ST JI-1IT aVF 115 fiat T in aI1leads
1117 391
131394 80 93 237 330 337 125 873 86 27 113 285 398 392 60
no changes elev ST I-JIaVL no changes elev ST V 2-3
elev ST V 2-3 elev ST V 2
elev ST aVRV2-adepres ST 旺司1IT aVFV5-6discord T llicoronary Type elev ST V 2-3depres ST JI-lliV 4-6
elev ST V 2
110 changes no cha11ges elev ST V 2depres ST V 3-4
elev ST V 2depres ST V 3-4
depres ST V 4-6 depres ST V4-6 elev ST V 2depres ST aVF elev ST V 2depres ST JI-JIT depres ST 1 -lliaVFV3ーか coronary Type depres ST 工-lliV4ーか coronaryType elev ST V l-2 depres ST lI-lliV3-6
elev ST V 2depres ST 工-1I V 3-4
elev ST V l-2discord T aVL
eldv ST V l-2
elev ST V 2depres ST I-lI no changes no changes elev ST V 2depres ST V 4-5
elev ST V 2
depres ST 1 -1I aVLV5ーら coronarY Type elev ST V 2-3depres ST V 4
22004
127165
106 113 110 122 113 108 120 113 123
12565
10870 10246 6248
11279
125 130F4945563124 114 117 116
15494
13780
1222 824 858 429 798 632
656
885 806 836 701 1237 1058 1054 1195 851 849
933
1036 1124 1105
784
1039 990 750 625 699 596
lsquo687
1128 428 890 337 439 586
755
988 954 593 690 1327 784 863 1079 920 1062
1274
727 845 101
346
737 1230 1307 4481
1120 1331
852
4891
78
58
96
53 63 54 74
68
61
51 65 74
63 75 63 62
57
67
-6
39
36
39 24 53 40
13
12
42 19
-25
20 30 44 43
44
61
72
132
87 107 114
81
73
93 84 49
83 105 107 105
101
128
238
281
277
257 299 283 305
310
378
409
349 386 390 419
333
391
391
355 375 362 409
201 I282 I293
289
259 209 224
274 321 313 340
295
292
362
352 293 273
357 426 420 445
396
420
343
338 319 308
353 428 452 482
405
376
115
90
110 70 112 50 60 85
85
85
110 87 145
100 108 110 120 105
40
60
-1948- 千葉 医 学 会 雑 棉 第 34巻
Table 4 Cardiovascular Dynamics
3
BMR vα号も dZJl-
QU
司
1 307 57 41 7 1172 921 198 343 1468 1279 876 99 222 1155 877 597
179 十 248 1282 953 64 8 1210 + 137 1275 1003 669
221054 + 351 1342 1020 7342 K K 18 m
221 55 + 80 111 5 877 618
134 81 4 630 450KM 18 m 151 757 16 55 543 868 715 504 117 57 81 7 1025 94 6 691
6 Y G 34 m
H S 26 m
245 57 643 1094 940 681 66 S67 931 674 503
126 344 81 1 54 2 399 276 52 1025 719 514 257 100 648 44 3 310
7 M H 13 f 131 56 十 360 764 810 609
+ 207 796 84 1 600 8 1 O A 119 f 1 175 57 549 821 709 94 5
341 740 713 960 351 91 8 733 798
+ + +
+ +
SH 29 m 1)
+ + + + +
十
+ +
528580 527156+
十
+ + + + + + +
+ 565707 80282515 Y K 127 291157f +
+ 56986158 802358+
十
1 882 53316 T 28 304 56 f 720253+ 1 66594417 I K M 28 I 230 9 82512 58 f +
590103318 Y Y 28 121 57 898 832f + + +
十
+ + +
十
+ 25020 K T 30 52 3242712 58 f 283 4+
764 55175021 I M H 31 I 8211819 57 f + + + + + +
十
+ + +
+ +
十
1 3 682 538 629 9 I N N I 20 f I 75 56 231 1086 977 729 10 I O M 121 f I 252 58 356 929 863 61 2 11 I 1 Y 121 f I 83 56 285 721 716 494 12 I S Y I 25 f I 211 56 740 922 1020 7_61
473 51 5 460 336 13 I M K 126 f I148 54 355 680 665 51 6
155 41 1 359 268 14 1 1 T I 26 f 1 157 55 + 960 1305 1501 9_95
660 856 740 529 226 812 61 0 430
770 827 1020 729
3 4
156 527 528 377
788 862 914 662 181 880 850 607 21 7 752 560 397 188 334 238 1 64
762914 1 83837 569 1082 976 800 558 1394 923 74 4 543 1082 854 672
37 116_6 760 539 22 1 S K 1 32 f 1 148 54 464 755 829 691
49 627 535 4_35 23 A H 32 f 181 55 41 3 933 1017 732
154 606 547 372 24 I T M 134 f I 1817 57 +1055 977 918 759
71 4 1128 865 698 31 7 921 699 538
電339 925 659 488 168 741 495 351
25 M K 35 f I 182 58 282 71 2 679 492 731 731 636 449
26 I H H 139 f I 269 55 +1200 1003 1084 806 +1000 775 715 534
27 I 1 H I 41 f I 277 56 +1233 507 790
hn Au--W2
rhd
e
J
cmM
P
1
凹
H R
四回
Hb
一
831 1929 535 13853 786 655 1848 590 15654 871 919 1888 601 14260 759 896 2260 627 16152 743 835 1961 593 15258 787
』
一「ーぃーー 川
760497 12454674 1392
一
832 1526 540 12460 787
1203 2812 725 13852 774 1075 1669 579 12570 824 827 2205 621 14055 923
一唯
798 1824 500 13156 859 1149 2114 666 13460 724
一
山
668664 122601340 2033 1045 1661 662 12662 701 1782 2052 900 12474 684
1010 2891 605 13855 1158
988 2705 631 14665 1060 1103 2333 706 13462 863 1109 1941 690 12672 963 872 1478 550 10554 798 1241 2478 575 10955 909 1275 1754 614 10863 875 777 1714 469 14070 990 879 1834 730 12763 929
1138 2618 696 13867 993 501 1846 563 9632 1105
1465 3664 947 12150 909 929 2764 652 11244 978
2398 2264 586 11580 875 568 1810 622 15263 1156 1086 2236 690 12856 864 1067 1964 681 11252 600 756 2182 561 10547 1134 628 2251 553 11545 1229 826 1762 538 11154 932
1000 3435 960 12052 1002 424 865 576 12054 81 6 1127 1607 599 11962 972 873 2503 767 13348 805 838 2375 625 13457 1060 809 2174 623 12351 974
1240 2333 689 12054 744 3088 2228 843 10678 712 994 2945 754 16068 1100 948 2164 798 16072 902 1047 1469 606 15982 662 1149 2483 913 17372 789 2360 1624 621 11280 61 9 1055 2576 792 13662 982 1055 1232 494 12874 655 968 2468 681 13666 1100 1484 2206 722 126174 855 754 1996 711 1467 6 1090 942 1932 579 10864 903 869 2379 683 14456 940 904 1697 722 13462 767 1084 1791 705 12664 759 1186 1725 674 12868 71 2 1594 1507 649 12078 668 1236 2056 735 13378 954 1067 2403 606 11852 870 730 1802 518 13466 1083 1004 2058 639 12066 923
4086 816 14264 1558 763 14883 14255021 1804 4815十 789 359 512
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および -1949-
l
甲状腺機能充進症について
in Hyperthyroidism
ziJア|でTZI~nl十五 1202 1774 1289 1386 1432
1235
1097
814 943
1260 1201 889 670 919 596
1234
1215 945 960 798 528 629
1395 1107 1003 887 532 743 478
2220 925 679 830 1110 905 617 850
1168 1029 1193 1003 661 298
1417 1540 1519 1429 503
1010 1044 1150 728
1540 640
1248 1153 903 878 666 975 735 1471 875 1107 808
Abnormal Deviation of ST-T
eI1l0ev-ST6SVI~3depres-STV4~5
elevch-aSnT 1~-NEgaI depres STV4~sectg vVVEz2 elev ST elev ST elev ST IT-illaVF _月 discordflatV1T aVL elev ST IT-illaVFVl-6 discord T aVJJ
ST V4-6 cor
elev ST Vl~2 no changes no changes
110 cnanges no cnanges nov -dcchhaaaSnnnTgges
depres ST ITaVFV5可 11I~~6《eIe-vVVVs2elev ST I勾2
elevSTT depres-STI elev S
110 ccrhhaaSnnTggeess
neloev-VV2a~ elev ST V3~4 no changes I10 chanTges invert T V 1-Z no changes no changes no changes no chaSnTges elev-VV2zdepres-STVVF4-5 elev ST V2invert T aVJlt
depres ST V3-5
-5
enlo depres-STV6evch-aSnTgesVVi2-3 elev ST V2-3 110 changes no chaSnTges elev-VV21-3 elev ST Vl-2
depres ST Coronary Typez
depres ST aVVV4gva6 depres ST aVFV3-5discord T aVL
46 56 46 43 57
44
40 35 51 55 38 69
57 46 52 79 69 57 56
47 31
51 53 37 38
51 32 27 65 41 60 60 60 62 58 58 49 75
66 60 65 67 69 47 -40
69 39
23 1
46 18 17
28
23 49 15 27 38 38
22 38 30 12 49 21 48
37 65
32 1
37 -3
53 52 46 11 55 56 10 3 14 13 54 31 38
-130
26 31 48 48 58
18
69 57 92 61 74
72
63 84 66 82 76
107
79 84 82 91
118 78 104
84 96
83 54 74 35
104 84 73 76 96 116 70 63 76 71 112 80 113
63 70 91 98 117 95 98
I 57
259 255 256 266 277
269
229 221 251 262 279 288
238 230 251 242 243 257 252
214 215
222 211 256 284
295 260 209 241 261 283 240 268 295 270 302 249 299
246 292 298 305 296 254 245
209 185
343328 312 370 348 373 327 368 351 355
341 333
375292 325305 374317 383344 366355 345395
389317 314 320
324333 373333
361 340 335 341 356 339
289298 360311
318305 279265 344330
319 329
399 409 349344 292282
317 338 372357 382399 327310
331 371 416371 353341 424414
329 340 427412
404309 397362 403389 404403
413 416 339349
343 357
297 319 242 250
100 115 110 120 110
140
100 120 80 90 115 60
110
125 80 105 90 75 64
18055
140 60 155
150 135 85 80
120 120
125 95 70 95 80
100 100 50
105 85
110 95 130 95 85 65 85
120 120
lsquo
-1950ー 千葉 医学会雑誌 第 34巻
UL
n
αmwmh
EYC
vm
CmM
mmH
3-nob
ge
ex
RU M
R
vQ
M
-
MAS
H RD
a e
n
G
ie5
Glj
m e
-b
-A
10007193806 10816427 41 f1 H 288 8092892 746 1308049
7706621771 13280189
78110003592 135741910
川 凶
308 2228+ 308 280220 2253+ 460 372 335128
+ 841 6 8 5544 1283181
452 289+ 353 236347 M S + 822 6 179 4 885428 430
+ 780 680 519271 1170 + 590859 792 1000242
970
+ 632 481 391 1542 784422 58+ 455 354 285 2341363
+ 448 3 1 273 26174298 15088
9 811510+ 1409 1291 10 0 690453 15272162 56 494f
E T 10202865+ 80532 54 7 0 112541f 75521J8 + 5 31
A T + 7 2 92025781 655 5 1 1071 69433 54 846 4f
+ 590 425 354 16062 81
+ 6 61 406 327 2104185
10342544 647 1345843 f 315 56
唱
8736252183 13268226 9283096 980 15050617 805+ 112 660 530 393 1530 2258 687 130174197 732+ 467 776 570 487 2572 2263 798 14117529 T I 46 f 187 56
唱
+ 544 473 459 364 1825 3486 917O T 48 f30 13674186 57
76129462716 128 7793275 948 132176117
8673115267 + 422 504 437 355 2009 920 13980 7623026 800 13786
PL
畑
16189 8903878+ 306 425 378 295 2447 902
597Y Y 31
538 548 442 1206 783642 502 402 1407 2407 83816 11860
12455157 55
858+ 570 636 546 430 1066 1883 752149 120175 72254 f 12 56 2345 796 1126034 K H 920285 56 55 f + 694 576 530 449 1640 2587 958 12617035 Y T 659417 2504 976 136178
1278 13076 674109 3318一 25 433 292 230 2816
争
一
防防ぱ伽
Fta1 らTdiacωtput L偽州側Leth ゐ Hy戸~yroiacute4 ism
A明tmIdurOUr Anemia GroupB Hypert品yrotdts悦
2甘ん九E
bull10 lsquo e e e
-ebull
bull
5
bull 十bull
ー
1infin H~- --- HT
Bt1R
-t1OOo 100 9
fXMl1d15 deOiト L 制何時sbefoye th
れなければならなし」また白血病では心筋を直
接障害する ζ とも考えられるしかし心冠動脈の
吻合をいちじるしく増す ζ とによって ζれを代
償しようとするそれゆえ心冠流血量が生理的
範囲をこえて増しているとき Hbが増せば Vs
のいちじるしい増しがお ζるとともある甲充
症では心筋にたいする中毒性の作用ととも Ir心
冠循環にたいする神経性調節をも考慮すべきであろ
う乙れらの関係は Ausgangstonuslageと負
荷の度持続時間によっていろいろに愛る表6
は 同時に検査した EcgfC ST-Tの異常偏向を
示すものと これを示さないものにわけで Vsを
示す ST-Tの異常偏向は B群ついで甲充
症に多く A群では 60回中 29回 B群では 43回
中 35回甲充症では 84回中 55回あったと
くに B群では Hb30以下の 19回中 17回甲
第 6号 三好高送血量1性負荷時の循環動態 とく lと賛血症および甲状腺機能充進症につ 1て
A hdU
同
吋
CW IUFZ IDAZ-IASZ IATZ I否宜下 QT IVP 1 kgm I I I - Imm I AbnormaI Deviation of ST-T min Iσlσ|σ トσ|σ|σIH20 I 360 50 39 89 531 44 47 91
916 49 23 72
504 59 55 114 1071 63 19 82 925 55 56 111 1074 36 26 62 737 62 44 106 837 58 45 103
655 33 37 70
608 33 24 57 515 36 43 79 654 45 30 75 519 44 30 74 596 42 41 83
1963
619 608
802
720 497 71 39 110 767 36 47 83 591 64 67 131 409 57 92 149
Table 5
249 338 346 110 263 354 359 85
271 343 333 150
248 362 371 120 261 343 357 270 381 377 259 321 336 276 382 376 288 391 386 70
238 308 328 60
250 307 415 85 270 349 406 105 265 340 342 85 278 352 364 55 251 334 328 50
105
80
215 325 387 140 242 325 349 60 301 432 429 65 280 429 388 100
depres ST V 2-5
elev-STaVLoVrd es-STE1-2TdeapVrL
adeVelepFvr V44STdisces ST V 2-6discord T avr e vSTE-EaVR Vvi 1F2 elev ST ll-J1I aVFV l-2
V4 ddneiospcrcoehrsad-ngSTeTsE
Cardiac Output in Anemia amp Hyperthyroidism
Vm lmin Vs ccHabnd 3535~BMR+ く 75
75く lt5555~100く100
吋 70く 3 14 1 4 11 3
g 51--70 2 18 7 4 15 8
占 31---50 1 10 4 3 7 5
2 4 4 2話30
Sum 6 44 16 11 37 18
国 70く 2 4 2 4
ロl-lt 51--70 1 2 5 2 3 3
31--50 5 7 1 9 2
話30 1特 6 13 3 12 5
Sum 4 17 25 8 28 10
25gt
25--499
50--749
75話
3
2
18
17
9
4
10
10
6
10
7
6
2
2
17
19
8
8
7
4
5
4
HR
60-- 80--vv vv
く60 799 100
3 12 2
5 16 3
12 3
2 4
8 42 12
1 4
1 2 2
3 5
1 8
2 10 15
1 17 11
11 14
6 7
6
Sum 100く
1 18
3 27
6
4
1 6
83
4 12
11 20
19
2 31
4 29
2 15
8 14
Sum 5 48 36 17 52 20 1 34 38
examind 15 minutes before death
元症では BMR +75以上の 13回中 9聞にみ が251minm2以下のものは死亡前 15分に調べ
fこおおまかにいえば Vsは STT の異常偏向 た B群 No19の例以外l乙はないそれにもかか
を現わすものの方が少ない傾向にある Hb30以 わらず Vsは ST-Tの異常偏向を示すものだけ
下 および BMR +75以上のもののうち CI IrB群 3回lsquo甲充症 2回の尋常範囲を ζえる
-1952ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
減りを示した全例中 CIが尋常範囲以下氏滅つ は A群 No6の1例を除き すべて ST-Tの
た 10例 (A群 4例 8群 4例甲充症 2例〉で 異常偏向をみた No6の例は Hb 49緊張充
Table 6 Stroke Volume and STT 進型の尋常血圧性調節を示し心力学的数値はほ
Abnormal )尋常であった循環血量はや h 増し静脈
Deviation 十 圧 55mmH20労作時の息ぎれ および軽い前
EyenmVsJc五 V自室A品 yenc VCFOD叶 山tt 的勺 sご 同よVコ4vcC-〉
ぴ〕
司tooEhSh
70く
51~70
31~50
話30
1 7
1 10
1 3
2
2
1
2
1
2 3
3 4
2 4 L
1
5 I24
3 I15
1 I5
Sum 61 7 12 10 160
出
告旬
70く
51~70
31~50
百30
2 1
2 4
2 1
6
2 8
2
1
1
1
6
3 11
1 10
3 19
Sum 5
25gt
25~499
50~749
75孟
Sum
2 6
2 6
1 3
2
2 4 10
1 4 11
2 1 5
2 2 6
7 111 32
5 29
3 27
3 15
1 13
12 84
胸痛と下肢の軽いむくみがあった
ii) 心送血量と脈管力学的数値の関係
Vsの増しは流ス量の増しと同時に Pdのさ
がり Kよってお乙る観察例の血圧値を表 71[示
す
縮(期圧 PS は A 群では 80~168 (平均 119)mm
Hgで Hbとの相関は明らかでない B群では
93~154 (平均 115)mmHgで 1例 (No1めだ
けが 62mmHgを示した Hb50以下では ゃ
い低いものが多L貧血症では Psはほ-
尋清範囲にあり低血圧性調節(85)を示すものは少
ない(表的甲充症では 96--173(平均 130)
mmHgでゃい高いが高血圧性調節(35)を示す
ものは少ない(表的甲充症では BMRの増
しとともにや h 高まる傾向を示す Psが 150
mmHg以上のものを A群 3例 3回 8群 1例 1
回甲充症 6例 11回にみた 100mmHg以下
のものは A群 6例 6回 8群 3例5回甲充
症 1例 1回あった
Table 7 Blood Pressure in Anemia amp Hyperthyroidism
Ps mmHg
and
BMR+ EV戸 Eよロcgt
VcσF43コ
司
080L4bull
70く
51~70
31--50
ζ30
3
9
3
2
12
16
7
1
3
2
5
3
Pd mmHg
tVcb 富ゆ Vαcgtコ
v PEmtB吉m皿正=Hg 1
5 13 10 8
10 13 4 18 7 2
7 4 4 8 6 1
4 2 4 2
R lV 守4mmvS -i3dP Hg1iii
3 9 6 18
4 17 6 27
1 7 7 15
3 3 6
Sum
infin 70く
51~7031~50
三三30
17
3
1
8
36
2
6
9
12
13
1
2
2
26
3
4
6
13
32
1
3
6
7
8
2
1
40
3
4
10
15
23
2
4
2
5
3
1
8
3
3
36
3
4
6
11
22
4
6
6
6
8
12
20
Sum 12 29 5 26 17 3 32 13 1 6 24 16
25gt
25~499
50~749
75二
5
1
1
1
17
13
6
3
9
15
8
10
9
12
4
7
21
15
10
6
1
2
1
1
14
14
4
7
16
14
9
7
1
1
2
2
1
16
8
5
2
13
20
10
12
31
29
15
Sum 8 39 42 32 52 5 39 46 4 3 31 55
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1953-
Table 8 Hb and Cardiovascular Dynamics in Anemia
Vascnlar Dynamics 4D
Jvd
2c
-H
吾町一
一
旧制
一
υロM
官
ω
rmm
2ぃ
5
4
2
3
一
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Hb
(Sahli)
ltrI70く51~70I
eI31~50 01ζ30
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一3
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ldquoHypotone IldquoNormotone Hypertone Regulation I Reg
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Reg W
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A N E A N E M WE + E
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20
ど 2li3 円 唱噌
iiつ
d
examined 15minutes before death A ldquoAnspannungstypus N ldquoNormaler Typus
E ldquoEntspannungstypus
Table 9 Basal Metabolic Rate and Cardiovascular Dynamics in Hyperthyroidism
τi
QU 4
Sum I 4 14 28 1
21
Vascular Dynamics
NormotoneBMR CI ldquoldquo ldquoHyRpeer toneeH81y1plaottioonne g SumR Reg poundlfminfm2
+ 由 W M W E〆 +Y A N EA N E2V3Rt E E
2 1 5 12 8 317 15 62 17 12く25
2 1 291 15 525499 4 12 1013 16
155 550749 8 7 1 9 2 2 1
141 1 6 45 71 1375亘
7 3 11 6 38 22 892 39 48Sum
1 77 11
弛期圧 Pd は A群 38~90 (平均 63)mmHg 多い B群でL1Pが 40mmHg以下のものは
B群 28~93 (平均 58) mmHg でや h 低~と No 10 (Hb 28)18 (Hb 16)19 (Hb 12
もに Hb 50以下のものでは Pd 60mmHg以 )で 3例とも ST-Tの異常偏向を表わし No
下のものが多い甲充症では 3288(平均 64) 1019の2例は低血圧性調節を No18は尋常血
mmHgで BMRの増しとともにゃい さがる 圧性調節を示す No19を除けば CIは尋常範囲
傾向にある にあった Pdの低下とL1Pの増しは血管の弛
3群ともに平均血圧 Pmのや h 低いもの 期性充エイの減り κよって脈拍を celerにする
が多く脈圧 L1Pの増しているものが多い Pm とのとき限波世線は立上りが急で上行脚は短か
は B群では Hbの滅りとともに低くなるものが くすみやかに下行脚にうつる ζれは臨床症状
多いが A群甲充症では明らかな傾向がな の軽快とともに尋常となり上行脚はのびる(図
かった L1P は A群甲充症では Hbの減 23)脈波曲線では そのほか頚動脈脈波の頂
りまたは BMRの増しとともにふえるものが と切痕の聞に大動脈弁閉鎖不全症にみるような
-1954- 千 医 学
鞍部をみることが多くまた大腿動脈脈波では
明らかな DicroticWaveをみるまた賛血症で
も甲充症でも心尖および Mitral Area
で縮期性雑音をきくことが多いが図lと示した 2例
でも心音曲線にこれをみる甲充症の例で
は 117 57の検査では乙れが消えた
高送血量性負荷~rtこいする脈管力学的数値の斐
化を表 10 K示す
全末柏抵抗 W は Vmの増しに比較的よく一
致して減る観察例では Vmが 751min以上の
もののうち W が尋常範囲をこえて増しているも
のはなかった A群 および 甲充症で な
お尋常範囲にと Yまっている 8例もすべて尋
常の下界にある組織の酸化過程に障害のある状態
では低 O2張力のため組織の代謝障害を生じ
葉
れらの代謝障害は脈管運動神経の調節障害を生ζ
じるとされている倒〉それゆえ同時lと反対方向
lζ作用する障害がなければ末梢脈管の抵抗は減
る末梢血流は増す貧血症および甲充症
のように一次的に組織の酸化過程に障害があれ
ばその程度K応じて末柏抵抗が絞ると考えられ
る甲充症のように 同時l乙末梢脈管lと作
用する自律神経興奮状態が考えられるときでも
BMRがいちじるしく増しでも ほとんど つね
IζW はふえない(図 4)0W の減りの程度は 3
主』コミ 雑 誌 第 34巻
群の間で差がなかった
心への流入量が増しでも同時r末梢抵抗が被c
れば心の予備力がいちじるしく障害されていな
いかぎり縮期性駆血の度は完全であり しこがつ
て心室弛期圧は増さないそれゆえ末柏抵抗の
減りを伴なうときには心不全がお乙りにく loM
型高血圧症でも僧帽弁閉鎖不全症でも V mが尋
常範囲以上K増しでも W は ほとんど尋常範
囲を ζえて減る乙とはない側 M 型高血圧症では
L1P は増しているが Pdは低くないしたがって
Pmも低くない貧血症 および 甲充症で
はこれとことなり Pdのさがりによって L1Pが増
し Pmがさがる Psは高くなloW は Pmの
上昇とともに増すそれゆえ貧血症および甲-
充症で Vmの増しにたいして Wおよび E
の減りをもって応じ動脈圧を尋常に保とうとす
る緊張低下型調節(35)を示すものが多いととは流
ス量の増しにたいして M 型高血圧症にくらべて
はるかに生体lと有利であるといえる高血圧性調
節を示した A群 3例 B群 2例 甲充症 11
例はほとんど M 型および E型であって
W の増しているものは 甲充症の 1例(表4
No 3011月 57の検査)だけである ζの例は
48才の女性でこのとき BMR十 306で Eの
増しの方がやgt強く 3878dynecm5W は
Table 10 Cardiac Output and Cardiovascular Dynamics
由
w E C CW む玩diac Vm dynejcm5 dynejcm5 cmfsec kgmjmin Dynamics
O Vhh
R
gvg ~ g v g ~ Sum凶
凶〉
目白
山凶〉
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-i 0 Cl Cコ -i 0 小J 0 V 口 53-i小3
v~
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75く 15 1 3 13 6 9 1 6 10 1 7 8 16 szlig~
14
2
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Sum 22 34 10 5 50 11 7 47 12 20 29 17 7 36
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ロ
ロ
白
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ロ
HOHSEω何回司
く 5引い一
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25 4 17 4 6 18 1 5 20 11
27 14 5 6 27 13 7 33 6 6 18 22 3 19 11 46
く35 い
35---75 い r -4-gt
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5 1 4 2 3 5
4 36 8 1 18 29 30 18 7 30 11
29 7 1 21 14 3 27 6 2 34
2 3
4 24 6
11 16
5
48
36
thorno~
ltJ Sum I33 43 13 I2 40 47 I3 59 27 I12 32 45 89386 22 I 11
Normale Reaktion ldquoN DμDruckreaktion15minutes before death examined VolumenreaktionldquoV
66
4
17
25 8
第 6号 ニ好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1955-甲状腺機能充進症について
~ 4 仏 t伽
w Al1e叩d G-roupA んItrtliiyen~ 6-roup]3 HY(i町tfiyroLdis1ni
竹tp
4α)()
30infin bullbull
之000
1000
100 o 00 Wt
2447dynecm5 Vmは 3781minであった心
力学的数値はほgt尋常であったとの例では
Wおよび Eは入院時からや h 高い傾向に
あり Ecgで ST司 T の異常偏向をみたが 心拡大
ーはなかった W が明らかに増して 2500dynecm5
以上を示したものはA群 2例 (No633)B群
3例 (No192025)甲充症4例 (No18
293035)であったとれらの心送血量は甲-
充症 No 29を除いて いずれも少なく CI
273 1minm2以下であってB群 NO19を除い
ていずれも緊張允進型の調節をとることによ
り血圧を尋常範囲に保っている A群 No6以
外の例はいずれも ST-Tの異常偏向を示し B
群 No25甲充症 No 1835の 3例の心力
学的数値は圧反応(16)(39)を示す心送血量が尋常範
囲にありしかも緊張尤進型調節を示した甲-
克症 NO29は 46才の女性でこのさい BMR
+467CI 4871minm2W 2572dynecm5
E 2263dynecm5で 心力学的数値はほ gt尋
常であったこの例はゃく 20日前まで心房細
動を伴なう うつ血性心不全の状態lζありこの検
査当時なお軽度の心拡大があり循環血量は
ゃい減っていた(表 15)低送血量性でp 緊張充進
型の低血圧性調節を示した B群 No19は心力
学的数値が二次的の容量負荷を示し15分後lと死
亡した CIが尋常範囲を乙えて減っている 10例で
はいずれも W が 2000dynecm5以上であっ
た心冠性 STTを示したものは A群 1例 (No
ldquot
10)B群 4例 (No1131824)甲充症2
例 (No2630)で Hbないし BMR の程度
を除241NoB群 CI Ilとは関係なくまた
けばいずれも同程度の HbBMRをもつものpタ
にくらべてより減っているたちJし W は い
ずれも より増している HbBMRがわずかに
減りまたは増しているものの E はより高い
がHb50以下 BMR +50以上のものではよ
り低い値を示す B群 No18では心冠性 ST-T
のもとでわずかの Hbの減lりにたいして CIが
いちじるしく減り 7041minm2から 4381min
m2になった W は や h 増して 769dyne
口がから 1182dynecm5になった ζの例は動
脈 CO2含量が増しており検査後ゃく 2週間
で死亡した B群 No13の心力学的数値は圧反応
の傾向を示した
容積弾性率 Eは縮期貯血量を決定する因子とし
て直接 心送血量l乙関係するそれゆえ Eが
増せば一次的には Vsが減る Vmと Eノの関
係を表 10図 5I乙示すo Eが減るとともに Vm
が増す傾向にあるしかしいちじるしい町の増
しも Vmを減らすとはかぎらない等しい Vm
Ktこいして Eは甲充症 B群 A群の順
l乙高~乙のさい Vm のいちじるしい増しによっ
て大動脈の過充エイがおこり ζれによって Eノ
が増す ζとも考慮すべきであろう E が明らかに
増して3000dynecm5以上を示したものはA群
1例 (No27)B群 2例 (No625)甲充
十160 BMR
-1956一 千葉医学会雑誌 第 34巻
Ft35 fordioc Output andVotU1tにElasticdy E Al1emid GroupA Anemid llroupB I-lypert持roi~s1lt 17ewJ
4infino
bull
-1 3000
2()O
bull1似gt0 bull bull
o 5 10 lS o 5 10 15 o 5 10 15
Vm V-1ttyen1yen 症 6 例 13 回 C~o 121527283035)であっ lζ減っているものが B群 13回中 5回 甲充
た乙れらの例は 甲充症 ~o 15および 症 47回中 11回あったいずれも Eは3000dyne
~o 30の 11957の検査を除けばいずれも jcm5以下でCIが 501minm2以上であった
ST-Tの異常偏向を示しまた B 群 ~o 6甲 B群では Hbが 38以下であったが甲克
充症 ~o 35を除いていずれも CIが尋常範 症では BMR が +207~+1055 でその程度
囲ないしそれ以上にあった HbBMRの程 とは関係がないようである甲允症の ~o 1
度には関係がないようである CIが尋常範囲以下 19の2例は高血圧性調節を示した Eぺおよび ζ
に被っている 2例ではいずれも W が尋常範囲 れを規定する脈波速度 Cは風洞来の硬さ Rigid-
以上K増しており心力学的数値は圧反応を示し ityを示すが乙れには Functional Rigidityを
ている B 群 ~o 6は UFU 72σDAZ33σ も含むと考えるべきであるそれゆえ自律神経の
ASZ 105σ であるが心拍数を考慮すればいず 緊張状態によっても影響されるであろう ζの点K
れもゃいのびている ATZは193σ で短かい ついては教室の木下(17九宮内(23)らが述べたo E
X線キモで心拡大はなかったが Plateau形成 と Hbないし BMRの関係は図 6のように
があった Eノは W の増しているものに高いも 明らかでないけれども AB若手とも Hb 50以
のが多い傾向にある W が尋常範囲以上に増し 下 甲充症で BMR+50以上のものでは
ているもののうち Eも尋常範囲以上K増してい E が尋常範囲以下に減っているものは少ない甲
るものは A群では 10問中 5回 B群では 5回中 克症で BMR +50以上のものでは 29回中 17
4回 甲充症では 13回中 12回あった Eが 回に増しをみる C についても ほY 同様の関係
尋常範囲lとと Yまっているものは それぞれ 10回 があった甲尤症で Eにおよび Cが貧血
中5閏 5回中 1回 13問中 1回でいずれも尋 症にくらべて増しているものの多いことは安感
常範囲の上界K近い Eノが尋常範囲以下に絞って 神経緊張状態の影響を考慮すべきであろうそれゆ
いるもののうち W も尋常範囲以下に減っている え BMRの減りに応じて酸素需要が減つでも
ものは A群 5回の検査のすべてに B群 6回中 4 風洞系の弾性が回復する ζとによって一時的に
回 甲充症2問中 1回あつTこoWが尋常範囲 Vmが増すことも考えられるたとえば表 4の
にと Yまっているものは A群になく B群 6回 NO18の例では 121 57 Iとは BMR +898
中 2回甲充症 2回中 l回ありいずれも尋常 CI 5901minm2であって W 873 dynecm5E
範囲の下界にある しかし Eが尋常範囲を ζえ 2503 dyne cm 5であったが 62 57 ICは BMR
て増しているにもか〉わらず W が尋常範囲以下 が 11被り W は2の波りでほgt前回と愛
第 6号三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および -1957ー
甲状腺機能克進症について
Fid6 VoLume Elasticity 切 れ仰向島 Hype川 yroidism
削Ejω Al1emia GroupA 向的問iyenGroupB ~ferffiyroi伽
4000 bull bull bull
3000 bull r bull 1
I~tI 20
bull1bull10infin bull bull
10e-0- o 100 o 0 す100
H~ HT 掛1R
化なく C が 20Eが 5減って ともに尋 ST-Tの異常偏向を示すものと示きないものにわ
常化した乙のさいL1P は85mmHgから 77mm けて表 111ζ示すoHbないし BMRとの関係
Hg fL減り Pmは76mmHgから 83mmHgfL増 を表 891t Vmとの関係を表 101t示した賛血
したにもか》わらず Vsの滅りは比較的少なく 症でも甲充症でも心の仕事量の増レにたい
して容量反応をもって応じるものが多い仕事量のがBMRは1ζ57182の増しを示す11はCI
いちじるしく減り WE bや h 減っている 増しがおもに Vmの増しによるためであるし
が CIも62 57にくらべてゃく 10の減 かし末梢脈管iL二次的変化がお ζ りまた心
りを示したとの例は心表面積の増しを示しま 筋がこれに応じる充分な力をもたなければ動脈
た 62 57以後は ST-Tの異常偏向を表わすよ 系の抵抗にうちかつ乙とが困難になり圧反応に傾
うになり 143 57 iLは BMRがほ)尋常範 くとともある M 型高血圧症では動脈系の抵抗
囲に近くまで減っているにもか与わらず低送血量 が大きく UFZDAZATZはのび圧反応をも
性緊張充進型の尋常血圧性調節を示し心力学的 って応じる(橘〈的〉大動脈弁閉鎖不全症では逆
数値は圧反応K傾いている 流と大動脈弛期庄の低下によって DAZはい
心の仕事量 CWは Pmの減るものが多いにも ちじるしく短かく多くは負性を示す(39)貧血症
か〉わらず Vmの増しとともにふえるものが多 甲允症でも DAZ は短かいが負性を示すも
い(表 10)仕事量の増しを 心がどのように処理 のは少ない
するかによって心力学的数値がζ となるこれに 心への流れこみが増すと心拍量は増すが心力
e ついては次項で述べる 学的数値では UFZがあまり安らないか わず
iii) 心送血量と心力学的数値の関係 かに短かくなる DAZはより短かくなりした
心にか〉る負荷を容量負荷と圧負荷にわける (4) がって ASZも短かくなる DAZの尋常範囲を
〈ヘ負荷の種類によって心の示す反応もことなる ο こえる短縮が A群 52回中 6回 B群 30回中 14
不正拍弁膜疾患などにおける~化を木下(16)橘 回甲充症 62回中 17回ありそのうち B群
(39)がくわしく述べた臨床では純粋な形で心のー 3回甲充症 2回では DAZが負性であった
次的作用をみることはなく tこだちにこれをおお ASZの尋常範囲をこえる短縮は A群 52回中 15
う二次的以下の作用をみることになるそれゆえ 回 B群 30回中 14回甲充症 62回中 39固に
心力学にはたらく末梢循環因子の愛化を模型的lと みられ そのうち UFZが尋常範囲を ζえて短縮
1回中14群B回5回中15群Aしているものは L述べるととはできな
CIの増しにたいする 心力学的数値の菱化を 回 甲充症 39回中 23回であったo ASZが尋
-
-
-1958ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 11 Cardiac Dynamics and ST-T
a Cardiac Inde玄 501fminfm2く
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cFshm吉一+一
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examined 15 minutes before death
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
4000 bull bull bull
3仰 bull
2側
1似10 bull
20 3infin infinlsquo5
ATZ q
iS8 fet(p~elal Res~ηce~nd ATZ w _
ス00 200 300
守掛M- Anemi3命制fA Anemigrave~ ~ Gt-Q~rB
4ω
e
守二宮盛J bullbull
bull
bullbull
ー
bull100Q~ 2 みに e
200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
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〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
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o
是認 ii g
〈
32 E554
6
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5 自 E
ミミ6Q2E 82
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官
S 司主
田
3
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E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
司gt法
5 司-官 xBH 3
持
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『H
荷ct 判
H
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包 EZ 1P
ま H
0 2l1附
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3 唱
吉ω武官
4 5S43さロぎ
F
E 『【ーω EH h
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】
v 8 Fよ 3長 v山中
1yen t
infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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15)川辺兼美 千葉医会誌 34787 (昭 33)
16)木下安弘 千葉医会誌 3492 (昭 33)
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井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
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32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
36) Saphir0 Arch Path3210001941
A Text on Systemic PathologyVol1
Grune amp StrattonN Y amp London1958
37) ScherfDBoydL J Klinik und
Therapie der Herzkrankheiten und der
Gefasserkrankungen Springer Verlag
Wien5 Aufl 1955
38) SchultenH Lehrbuch der Klinischen
Hamatolog匂 Georg Thieme Ver1ag
Sttutgart5 Aufl 1953
39)橘 正敏 千葉医会誌 34130(日高 33)
40)高橋怒千葉医会誌 34615 (昭 33)
41)梅沢英正 千葉医会誌 34579 (昭 33)
42) WezlerK Verh dtsch Ges Kreisl
forsch15181949
43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
-1944ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 2 Cardiovascular
Diagnosis野一除去| 1 I N R141m Gastric Ulcer 2 I S M148m H
3 I Y H154 f H
41M I120m Duodenal Ulcer 5 1M E148m 1
6 I A T150 f Chronic Epistaxis 7 11 M117m Hookworm Disease 8 I T S132m H
9 IT K151m H
11
11 11yen在 M136 f 1
12 I S Y I 44 f 1
13 IK T46 f H
14 1 S S147 f H
15 1 H 47 f H
O T 14m Essential ロH11yapOChr-16 omic Ane
28 H K135 f
29 K T138 f 30 H 1140 f 31 K K142 f 32 W T143 f 33 S T145 f 34 H K152 f
35 T M153 f
36 H T154 f
37 T M157m
11
H
11
1
11
1
1
H
11
グ
グ
グ
グ
グ
グ
グ
グ
11
グ
グ
V
hm n
司
57 58 55 55 57 57 57
56
57
55 57 55 57
56
712
111057
17 57
58
58
56
57
~57
58 57
121156
291155 201657 77 56 137 201257 171957 19358 12555 161155
17
18
19
20
21
22
23 24
25
26 27
S T 58m
K Y 15 f
A T 18 f
Y H 21 f
N Y 24 f
U T 25 f
N K 25 f S T 26 f
D Y 28 f
T K130 f H S133 f
11915 56 265 179 57 259 81056
2011 1512
emolytic Anemia 12212
I Date li部lTU75 75 38 88 75 49 40 43 72 32 49 67 74 35 61 50 70 76 52
55
67
65
18 22 43 86 30 37 60 70 94 33 76 81 55 59
7700
82 86 29 54 71 92 90 75 56
55
36 75 54 53 42 56 50 55 70
56 63 58 68 30 55 60 22 31
400 302 442 395 257 307 271 463 226 305 404 424 211 341 405 381 414 263
280
379
390
104 124 155 296 364 285 460 371 472 277 399 391 325 355 355 342 397 420 268 358 400 472 511 381 210
278
297 511 361 370 298 313 351 405 343 362 405 269 299 228 322 345 86 139
545 981 684 1
infin
653 466 482 1354 938 61 2 651 704 51 9 1036 698 8681 720 498 111 2
1303
551
708
81 0 1473 111 9 929
1675 1677 221 7 983 876
1164 1201 829 892 547
390 556 808 923 1001 1021 788 926 101 3 883
592
81 6 553 872 977 969 1427 532 753 41 6 1120 1030 603 484 995 906
101 1 988
342 273 689 411 613 328 428 11 10 615 390 426 398 296 707 360 627 480 351 704
808
349
74 8 1385 863 635 1395 1254 1422 588 606
1010 930 618 690 381 539 408 450 612 735
622 456 589 682 900
527
585 664 663 620 586 778 387 651 360 730 872 404 327 752 563 753 84 3 652
-nJ
TEVuC
Fmd
wGI-
dp
出
一 句
1 94i 2130 I 1855
江川一周
5521 1298 i
34 5 1686 465 921 21 2 2775 308 1602 782 931 433 1322 298 1635 323 1611 302 1744 219 2436 502 1028 262 2238 432 1633 390 1380 283 2093 525 964
622 516
253 1943
707 757
462 1098 856 547 553 759 4lsquo 07 1318 1125 589 1038 572 11 65 515 452 1072 470 1089 737 760 679 837 44 5 1233 54 7 1133 298 2031 411 1106 311 1781 34 3 1597 463 1121 583 933 471 1128 482 1194 354 1539 456 1151 477 982 671 648
428 1563
44 4 1488 515 1386 510 1086 477 974 441 1008 64 3 1283 312 2184 517 1870 261 3023 562 918 661 896 34 6 1698 275 2025 611 808 447 1161 593 789 624 707 473 974
1953 2228 1549 2968 2538 1729 2156 2870 2126 1964 2511 1849 1754 2388 1810 2776 1196
960
2174
1652
2398 1625 1331 1690 1238 1332 912 1841 2003 1462 1372 1892 1788 2578 1808 2044 1961 1449 1613 1687 1590 1775 1666 1707 1627
1976
1239 3606 1928 1740 1427 1379 1999 2081 2626 1140 1446 1588 1924 1310 1790 1474 1454 1618
じ叶円四
一
C
S
654 794 768 602 700 980 554 568 557 969 664 554 789 593 685 836 593 687 547
420
720
458
1067 798 600 770 548 426 494 580 603 375 470 520 674 800 697 694 700 528 510 551 526 554 521 560 534
711
583 900 533 478 570 623 582 873 687 539 696 618 703 584 716 655 631 631
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1945ー
Abnormal Deviation of STlsquoTι州経lurr~TアlmE-l 668 501 702 601 938 703 888 823 656 638 655 565 571 683 516 723 667 704 633
9346 620
10762 633
9854 1118
924 940 771 684 833 748 637 598 694 866 782 745 773 697 733 1045 809 758 796 593 609 579 636 673
1019
12581 890
7171
7611 6431
3601 75 10491 55 486 590 2 509 66 500 66 1540 56 853 46 424 72 498 74 471 66 366 74 712 4951 41 1100 542 56 439 56 814 62
769 76
403 61
808 44
1048 35 1787 40 962 53 9057 62 1954 64 1535 64 1787 68 632 58 686 51
1319 54 1252 54 807 58 920 52 501 52 667 74 505 72 575 46 716 50 860 39 679 63 787 68 546 37 681 42 770 62 894 75
366 56
867
757 691
545 1 13231 43 1728 5461 53
6511 1027 8731 514 652 1 8341 69 847 1 11621 58 670 1 7051 86 676 1 54758 62
1 7 4262
1 8751
7761
95 745 853
1 8501 83 1 8591 56
31 96 268 364 380 41 116 298 414 441 51 106 297 403 393
23 89 256 345 334 23 89 263 352 359 27 26583 348 376 57 103 285 388 378 30 102 421 436319 31 105 286 391 401 35 101 285 386 436
elev-ated ST V 1
85 Ielev ST V2-3 80 Ino changes
no changes
55 Ino changes elev ST V 1 depressed ST V 4ト一一-や
160 Ielev ST V no changes
65 IdepresST V 5-6 88 Idepres ST V -6 38 Idepres ST V 5-
5
6 32 106 392 414 1 45286
59 100 329 429 492
10549 311 416 383 414 42396 318
4407 437109 305 414
414105 300 40529
38296 295 39135
32553 251 3049
84 324258 34249 33979 34839 269
110 37339928957 392112 38727550 393388106 28242 3698521 290 375 40288 299 38720 407119 294 41361 4127928 295 374 358264 33618 72
75 329270 34521 38763 4013385
98 252 34935046 439361109 25257
53 416127 380253 349327111 21639 391110 36725764 398368120 24870 33279 286 36540 433111 319 43048 431115 297 41247 42090 314 40453 40294 302 39652 39476 30314 379 3329520 250 345
38223668 124 360
27631120 75 236
36636424 87 277 42082 125 350 475 35657 110 264- 374
37684 38115 297 36178 35920 281 44932 118 282 400 425126 41549 289 38236885 28344 460120 327 44725 41439427 110 284 35133912 68 271
elev ST V3coronary Type 85 Ino changes
elev ST V l-3discordant T V r 60 1 discord T aVL 90 Ino changes 65 IeJev ST V2-3depres ST V 5
80 I~ev ~T _Y1-3depres ST V 5-6 1 discord T m no changes
122 1 no changes
105 Ielev ST Vz 140 Ielev ST V-3
110 Idepres ST V2
4
90 Ino changes 135 1 no changes 110 Ino changes 102 1 50 Ino changes 85 Ielev ST V2-3
no changes elev ST V2 no changes
80 yen no changes 95 Idepres ST 1I-JII 88 Idepres ST lI-IIT 90 1 depres ST lI-IIT
100 Idepres ST lI-lliaVL 124 Ino changes 140 Ino changes 100 Ino changes 95 Ino changes 95 Ino changes 87 Ino changes 95 Ino changes
130 Ino changes 1elev ST V1_~135 1 ~~~~ -____~~1 1 discord inverted T aVL no changes
55 Ielev ST aVLdepres ST工-lliV3-5 80 Ino changes 80 1 no changes 75 Ielev ST V l-2depres ST V 6
110 Ielev ST V 2ーか depresST V4-6 75 Ielev ST V l-2
90 Ino changes 110 IeJev ST V2-3
88 Idepres ST 1-llV4-6 depres ST I-ll
75 Ino changes 75 Ino changes 85
145 Ino changes 391 125 Ino changes 38496 288307771 7091 66
-1946- 千 葉医学会雑誌 第 34巻
が +50以上で CIが尋常範囲以上に増している 回は HR 100をこえる甲充症では BMR
ものを 29回中 20聞にみた +50以上でかっ Vm 751min以上のものが
心送血量は 心拍量 Vsの増しによっても ま 29回中 16回あり 29問中 10回は HR 100をこえ
たある程度までは心拍数 HRの増しKよって る HRは B群および甲克症ではおよ
もふえる表 5のように B群および甲充 そ Hbの減り BMRの増しに比例してふえる
症では Hbの減りないし BMRの増しととも A群では乙の関係が明らかでなく HR 100を乙
1[ HRが増しているものが多い B群では Hb えるものは Hb 50以上のもので 45問中 4回あ
50以下で分時送血量 Vmが尋常範間以上に増 っただけであるほとんどの例は 60 ~80 の聞にあ
しているものを 32回中 20回Kみたが 32田中 15 る
Table 3 Cardiovascular Dynamics in
D a
4EU
蹴
」
訂
infin
1191
50
噌 times
Diagnosis t- n
t
EJN吋詮i RE
LC
M
U
h
hm
-i11Jdl
mdn
τGIJ
wmm
-JFU
Uji-
rmdm
e5p
cm品
e
6847 5901 48501178 55
1050457u E120m
6279221273
Subacute Myelogenous 454153380201 Leucemia Chronic Myelogenous 2065 588635270 670462 198 57 Leucemia
59 1273 2092 604 12
295 9 622
2011 796 585 892 2105796240462810 829 1915605 78977825658 560162891 686 779 2044
Acute Myelogenous 312 83359202 58
2333793 539 911 50074119033121 57 S G 28m 3 Leucemia
281 I 24 522 222 1 42
584 406 1188 2647502132 720 2558 578511 1062561115
592606 463 934 1997746240223 581 28S M 42m 11
1542 600607 439 1078759259221 581 38Y M 49m 1
356 966218 2444 3497353 350211 561 61TM 55m H
14351012 810 686 2440978204202 581 37A H 18 f 1
6261054 722 772 2655152 79111 2 581 38K S 29 f H
431 2712 1 35
1331 1764951 45998HM 32 f H
662 676 588867 2156102 990 465
77 56 28 1106 871 541 15875281 571 21 104
621420 347 1374 188852120410 wY 52m H|Efyodpgoipkl ins Disease 298 1041 500224924511 Y G 21m IHvnonlastic Anemia 16m5l55
566 226 I 77
2951 244 2021 193068937576 561 7512 1 H 22m H
529 317 I 71
4301 356 1295 2029400 550 335560 497 1084 1131893
4 5 6 7 8 9
404
672578 462 1325 181288147131 f H 43 58 55
845 639 199
579 812 175595560161410 W 40 f H
900 1334 554 11 10
687 69111179121 464 2349 758
1712 356 1789140 55532
564 1322 568 15 U T 43 f 1
414 1273278 80539 1190 2212 671
265 1025 55396285 56 6913
663 136
730 2609629 8026939921 803 598704 79476213124 21092634844 516
16 K S 58 f H
747 868117 70713930 721 1288 589
17 Y T 63 f 11
504 1030146 55 84713829 822 7061566511 55 768 77756 96814
986 1510 657704 7691057151256 8418 K G 67m Panmyelophthisis 23
667601 438 1182 1744580731616 157 19 S T 23 f 494
2210 1993840 688 704269 57 74722 79 2229 558
20 T Y 45m hSfpaire rlogenic Bone
135 117 325612212 66
780268 2572342 188 284322569 55 75row Inhibition
1611 758 21 T A 20 f H
484 2113329 183646632074 567
22 A T 26 f H
1090 901 607 19561103287 55 21925 523
262 129410801439 800 658241 58 24527
537 23 S S 37 f 1
752 569 885 1378119744 398 430
2011 1038 10211485 752 684281057 28345
916 496 4801255 960210641558
2482 737418 19576438224 K T 45 f H 16 57
10223157430 4801 330 2521 263725 S T 46 f 1 132 58l 56
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1947ー甲状腺機能充進症について
Vsと Hhないし BMRの関係は あまり明 の増しがいちじるしいものでは Vs の増しは~ ~ち
らかでな ~~o 3群ともはその多くは 55 ~100 cc じるしくなLそれゆえ B群および甲完
の聞にあるが Hbの減り BMRの増しの度がわ 症で Hbが 50以下 BMRが +50以上のも
ずかであっても Vsが いちじるしく尋常範囲を のでは心送血量の増しが Vsよりも HR Kよ
乙えて増すものもある A群 NO18は Hbが 30 り大きい依存性をもつように思われる Vsが尋常
から 60に改善されてもなお Vsが 1675cc 範囲以上K増すものが少ない乙とは心外因子lども
がら 2217cc IL増した B群 No23では Hbが 関係するが_lつには心筋の状態による貧血症で
45から 58 IL改善されたが Vsは 1485ccか はいちじるしい Hbの誠りが心筋の低 02症
ち2106cc K増した Hbの減り ないし BMR からひいては心筋の震性をおこすことも考慮さ
Anemia (Group B)
hHRl思luumlzr~T~iacuteてで[で]品 lm m Hg
Abnormal Deviation of ST-T
10758 1060
11058 952
1000 1257412057 1000 11054 1066 11955 1070
12358 1070
1163 1284 812 800 1017 1035 1333
1017
725
1738 963 925 986
981
691 940 766 677 528 1196 1075
61
54 22 55 57
62
53 60 51 39 72 39 58
41
18 51 23 39
9
27 -13 10 50 33
-239
102 246
72 270 73 248 78 I241 96 I 225
71 214
243 47 80
245 61 287 89 257 105 193 16 282 67 210
348
345 321 319 321
285
323 292 348 346 298 298 277
320
335 301 291 308
294
301 314 337 387 318 320 279
90 elev ST V l-2depres ST JIV4-e coronary Type
30 discord T 1IT
110 discord T III 107 elev ST V 2depres ST JI 85 no changes 90 no changes
130 elev ST V 1-2 depres ST V 5-6
120 elev ST V l-3depres ST V 5 75
105 elev ST V a 90 elev ST V -3fiat T aVLV2
elev ST V l-l
3fiat T aVL 130 depres ST JI-1IT aVF 115 fiat T in aI1leads
1117 391
131394 80 93 237 330 337 125 873 86 27 113 285 398 392 60
no changes elev ST I-JIaVL no changes elev ST V 2-3
elev ST V 2-3 elev ST V 2
elev ST aVRV2-adepres ST 旺司1IT aVFV5-6discord T llicoronary Type elev ST V 2-3depres ST JI-lliV 4-6
elev ST V 2
110 changes no cha11ges elev ST V 2depres ST V 3-4
elev ST V 2depres ST V 3-4
depres ST V 4-6 depres ST V4-6 elev ST V 2depres ST aVF elev ST V 2depres ST JI-JIT depres ST 1 -lliaVFV3ーか coronary Type depres ST 工-lliV4ーか coronaryType elev ST V l-2 depres ST lI-lliV3-6
elev ST V 2depres ST 工-1I V 3-4
elev ST V l-2discord T aVL
eldv ST V l-2
elev ST V 2depres ST I-lI no changes no changes elev ST V 2depres ST V 4-5
elev ST V 2
depres ST 1 -1I aVLV5ーら coronarY Type elev ST V 2-3depres ST V 4
22004
127165
106 113 110 122 113 108 120 113 123
12565
10870 10246 6248
11279
125 130F4945563124 114 117 116
15494
13780
1222 824 858 429 798 632
656
885 806 836 701 1237 1058 1054 1195 851 849
933
1036 1124 1105
784
1039 990 750 625 699 596
lsquo687
1128 428 890 337 439 586
755
988 954 593 690 1327 784 863 1079 920 1062
1274
727 845 101
346
737 1230 1307 4481
1120 1331
852
4891
78
58
96
53 63 54 74
68
61
51 65 74
63 75 63 62
57
67
-6
39
36
39 24 53 40
13
12
42 19
-25
20 30 44 43
44
61
72
132
87 107 114
81
73
93 84 49
83 105 107 105
101
128
238
281
277
257 299 283 305
310
378
409
349 386 390 419
333
391
391
355 375 362 409
201 I282 I293
289
259 209 224
274 321 313 340
295
292
362
352 293 273
357 426 420 445
396
420
343
338 319 308
353 428 452 482
405
376
115
90
110 70 112 50 60 85
85
85
110 87 145
100 108 110 120 105
40
60
-1948- 千葉 医 学 会 雑 棉 第 34巻
Table 4 Cardiovascular Dynamics
3
BMR vα号も dZJl-
QU
司
1 307 57 41 7 1172 921 198 343 1468 1279 876 99 222 1155 877 597
179 十 248 1282 953 64 8 1210 + 137 1275 1003 669
221054 + 351 1342 1020 7342 K K 18 m
221 55 + 80 111 5 877 618
134 81 4 630 450KM 18 m 151 757 16 55 543 868 715 504 117 57 81 7 1025 94 6 691
6 Y G 34 m
H S 26 m
245 57 643 1094 940 681 66 S67 931 674 503
126 344 81 1 54 2 399 276 52 1025 719 514 257 100 648 44 3 310
7 M H 13 f 131 56 十 360 764 810 609
+ 207 796 84 1 600 8 1 O A 119 f 1 175 57 549 821 709 94 5
341 740 713 960 351 91 8 733 798
+ + +
+ +
SH 29 m 1)
+ + + + +
十
+ +
528580 527156+
十
+ + + + + + +
+ 565707 80282515 Y K 127 291157f +
+ 56986158 802358+
十
1 882 53316 T 28 304 56 f 720253+ 1 66594417 I K M 28 I 230 9 82512 58 f +
590103318 Y Y 28 121 57 898 832f + + +
十
+ + +
十
+ 25020 K T 30 52 3242712 58 f 283 4+
764 55175021 I M H 31 I 8211819 57 f + + + + + +
十
+ + +
+ +
十
1 3 682 538 629 9 I N N I 20 f I 75 56 231 1086 977 729 10 I O M 121 f I 252 58 356 929 863 61 2 11 I 1 Y 121 f I 83 56 285 721 716 494 12 I S Y I 25 f I 211 56 740 922 1020 7_61
473 51 5 460 336 13 I M K 126 f I148 54 355 680 665 51 6
155 41 1 359 268 14 1 1 T I 26 f 1 157 55 + 960 1305 1501 9_95
660 856 740 529 226 812 61 0 430
770 827 1020 729
3 4
156 527 528 377
788 862 914 662 181 880 850 607 21 7 752 560 397 188 334 238 1 64
762914 1 83837 569 1082 976 800 558 1394 923 74 4 543 1082 854 672
37 116_6 760 539 22 1 S K 1 32 f 1 148 54 464 755 829 691
49 627 535 4_35 23 A H 32 f 181 55 41 3 933 1017 732
154 606 547 372 24 I T M 134 f I 1817 57 +1055 977 918 759
71 4 1128 865 698 31 7 921 699 538
電339 925 659 488 168 741 495 351
25 M K 35 f I 182 58 282 71 2 679 492 731 731 636 449
26 I H H 139 f I 269 55 +1200 1003 1084 806 +1000 775 715 534
27 I 1 H I 41 f I 277 56 +1233 507 790
hn Au--W2
rhd
e
J
cmM
P
1
凹
H R
四回
Hb
一
831 1929 535 13853 786 655 1848 590 15654 871 919 1888 601 14260 759 896 2260 627 16152 743 835 1961 593 15258 787
』
一「ーぃーー 川
760497 12454674 1392
一
832 1526 540 12460 787
1203 2812 725 13852 774 1075 1669 579 12570 824 827 2205 621 14055 923
一唯
798 1824 500 13156 859 1149 2114 666 13460 724
一
山
668664 122601340 2033 1045 1661 662 12662 701 1782 2052 900 12474 684
1010 2891 605 13855 1158
988 2705 631 14665 1060 1103 2333 706 13462 863 1109 1941 690 12672 963 872 1478 550 10554 798 1241 2478 575 10955 909 1275 1754 614 10863 875 777 1714 469 14070 990 879 1834 730 12763 929
1138 2618 696 13867 993 501 1846 563 9632 1105
1465 3664 947 12150 909 929 2764 652 11244 978
2398 2264 586 11580 875 568 1810 622 15263 1156 1086 2236 690 12856 864 1067 1964 681 11252 600 756 2182 561 10547 1134 628 2251 553 11545 1229 826 1762 538 11154 932
1000 3435 960 12052 1002 424 865 576 12054 81 6 1127 1607 599 11962 972 873 2503 767 13348 805 838 2375 625 13457 1060 809 2174 623 12351 974
1240 2333 689 12054 744 3088 2228 843 10678 712 994 2945 754 16068 1100 948 2164 798 16072 902 1047 1469 606 15982 662 1149 2483 913 17372 789 2360 1624 621 11280 61 9 1055 2576 792 13662 982 1055 1232 494 12874 655 968 2468 681 13666 1100 1484 2206 722 126174 855 754 1996 711 1467 6 1090 942 1932 579 10864 903 869 2379 683 14456 940 904 1697 722 13462 767 1084 1791 705 12664 759 1186 1725 674 12868 71 2 1594 1507 649 12078 668 1236 2056 735 13378 954 1067 2403 606 11852 870 730 1802 518 13466 1083 1004 2058 639 12066 923
4086 816 14264 1558 763 14883 14255021 1804 4815十 789 359 512
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および -1949-
l
甲状腺機能充進症について
in Hyperthyroidism
ziJア|でTZI~nl十五 1202 1774 1289 1386 1432
1235
1097
814 943
1260 1201 889 670 919 596
1234
1215 945 960 798 528 629
1395 1107 1003 887 532 743 478
2220 925 679 830 1110 905 617 850
1168 1029 1193 1003 661 298
1417 1540 1519 1429 503
1010 1044 1150 728
1540 640
1248 1153 903 878 666 975 735 1471 875 1107 808
Abnormal Deviation of ST-T
eI1l0ev-ST6SVI~3depres-STV4~5
elevch-aSnT 1~-NEgaI depres STV4~sectg vVVEz2 elev ST elev ST elev ST IT-illaVF _月 discordflatV1T aVL elev ST IT-illaVFVl-6 discord T aVJJ
ST V4-6 cor
elev ST Vl~2 no changes no changes
110 cnanges no cnanges nov -dcchhaaaSnnnTgges
depres ST ITaVFV5可 11I~~6《eIe-vVVVs2elev ST I勾2
elevSTT depres-STI elev S
110 ccrhhaaSnnTggeess
neloev-VV2a~ elev ST V3~4 no changes I10 chanTges invert T V 1-Z no changes no changes no changes no chaSnTges elev-VV2zdepres-STVVF4-5 elev ST V2invert T aVJlt
depres ST V3-5
-5
enlo depres-STV6evch-aSnTgesVVi2-3 elev ST V2-3 110 changes no chaSnTges elev-VV21-3 elev ST Vl-2
depres ST Coronary Typez
depres ST aVVV4gva6 depres ST aVFV3-5discord T aVL
46 56 46 43 57
44
40 35 51 55 38 69
57 46 52 79 69 57 56
47 31
51 53 37 38
51 32 27 65 41 60 60 60 62 58 58 49 75
66 60 65 67 69 47 -40
69 39
23 1
46 18 17
28
23 49 15 27 38 38
22 38 30 12 49 21 48
37 65
32 1
37 -3
53 52 46 11 55 56 10 3 14 13 54 31 38
-130
26 31 48 48 58
18
69 57 92 61 74
72
63 84 66 82 76
107
79 84 82 91
118 78 104
84 96
83 54 74 35
104 84 73 76 96 116 70 63 76 71 112 80 113
63 70 91 98 117 95 98
I 57
259 255 256 266 277
269
229 221 251 262 279 288
238 230 251 242 243 257 252
214 215
222 211 256 284
295 260 209 241 261 283 240 268 295 270 302 249 299
246 292 298 305 296 254 245
209 185
343328 312 370 348 373 327 368 351 355
341 333
375292 325305 374317 383344 366355 345395
389317 314 320
324333 373333
361 340 335 341 356 339
289298 360311
318305 279265 344330
319 329
399 409 349344 292282
317 338 372357 382399 327310
331 371 416371 353341 424414
329 340 427412
404309 397362 403389 404403
413 416 339349
343 357
297 319 242 250
100 115 110 120 110
140
100 120 80 90 115 60
110
125 80 105 90 75 64
18055
140 60 155
150 135 85 80
120 120
125 95 70 95 80
100 100 50
105 85
110 95 130 95 85 65 85
120 120
lsquo
-1950ー 千葉 医学会雑誌 第 34巻
UL
n
αmwmh
EYC
vm
CmM
mmH
3-nob
ge
ex
RU M
R
vQ
M
-
MAS
H RD
a e
n
G
ie5
Glj
m e
-b
-A
10007193806 10816427 41 f1 H 288 8092892 746 1308049
7706621771 13280189
78110003592 135741910
川 凶
308 2228+ 308 280220 2253+ 460 372 335128
+ 841 6 8 5544 1283181
452 289+ 353 236347 M S + 822 6 179 4 885428 430
+ 780 680 519271 1170 + 590859 792 1000242
970
+ 632 481 391 1542 784422 58+ 455 354 285 2341363
+ 448 3 1 273 26174298 15088
9 811510+ 1409 1291 10 0 690453 15272162 56 494f
E T 10202865+ 80532 54 7 0 112541f 75521J8 + 5 31
A T + 7 2 92025781 655 5 1 1071 69433 54 846 4f
+ 590 425 354 16062 81
+ 6 61 406 327 2104185
10342544 647 1345843 f 315 56
唱
8736252183 13268226 9283096 980 15050617 805+ 112 660 530 393 1530 2258 687 130174197 732+ 467 776 570 487 2572 2263 798 14117529 T I 46 f 187 56
唱
+ 544 473 459 364 1825 3486 917O T 48 f30 13674186 57
76129462716 128 7793275 948 132176117
8673115267 + 422 504 437 355 2009 920 13980 7623026 800 13786
PL
畑
16189 8903878+ 306 425 378 295 2447 902
597Y Y 31
538 548 442 1206 783642 502 402 1407 2407 83816 11860
12455157 55
858+ 570 636 546 430 1066 1883 752149 120175 72254 f 12 56 2345 796 1126034 K H 920285 56 55 f + 694 576 530 449 1640 2587 958 12617035 Y T 659417 2504 976 136178
1278 13076 674109 3318一 25 433 292 230 2816
争
一
防防ぱ伽
Fta1 らTdiacωtput L偽州側Leth ゐ Hy戸~yroiacute4 ism
A明tmIdurOUr Anemia GroupB Hypert品yrotdts悦
2甘ん九E
bull10 lsquo e e e
-ebull
bull
5
bull 十bull
ー
1infin H~- --- HT
Bt1R
-t1OOo 100 9
fXMl1d15 deOiト L 制何時sbefoye th
れなければならなし」また白血病では心筋を直
接障害する ζ とも考えられるしかし心冠動脈の
吻合をいちじるしく増す ζ とによって ζれを代
償しようとするそれゆえ心冠流血量が生理的
範囲をこえて増しているとき Hbが増せば Vs
のいちじるしい増しがお ζるとともある甲充
症では心筋にたいする中毒性の作用ととも Ir心
冠循環にたいする神経性調節をも考慮すべきであろ
う乙れらの関係は Ausgangstonuslageと負
荷の度持続時間によっていろいろに愛る表6
は 同時に検査した EcgfC ST-Tの異常偏向を
示すものと これを示さないものにわけで Vsを
示す ST-Tの異常偏向は B群ついで甲充
症に多く A群では 60回中 29回 B群では 43回
中 35回甲充症では 84回中 55回あったと
くに B群では Hb30以下の 19回中 17回甲
第 6号 三好高送血量1性負荷時の循環動態 とく lと賛血症および甲状腺機能充進症につ 1て
A hdU
同
吋
CW IUFZ IDAZ-IASZ IATZ I否宜下 QT IVP 1 kgm I I I - Imm I AbnormaI Deviation of ST-T min Iσlσ|σ トσ|σ|σIH20 I 360 50 39 89 531 44 47 91
916 49 23 72
504 59 55 114 1071 63 19 82 925 55 56 111 1074 36 26 62 737 62 44 106 837 58 45 103
655 33 37 70
608 33 24 57 515 36 43 79 654 45 30 75 519 44 30 74 596 42 41 83
1963
619 608
802
720 497 71 39 110 767 36 47 83 591 64 67 131 409 57 92 149
Table 5
249 338 346 110 263 354 359 85
271 343 333 150
248 362 371 120 261 343 357 270 381 377 259 321 336 276 382 376 288 391 386 70
238 308 328 60
250 307 415 85 270 349 406 105 265 340 342 85 278 352 364 55 251 334 328 50
105
80
215 325 387 140 242 325 349 60 301 432 429 65 280 429 388 100
depres ST V 2-5
elev-STaVLoVrd es-STE1-2TdeapVrL
adeVelepFvr V44STdisces ST V 2-6discord T avr e vSTE-EaVR Vvi 1F2 elev ST ll-J1I aVFV l-2
V4 ddneiospcrcoehrsad-ngSTeTsE
Cardiac Output in Anemia amp Hyperthyroidism
Vm lmin Vs ccHabnd 3535~BMR+ く 75
75く lt5555~100く100
吋 70く 3 14 1 4 11 3
g 51--70 2 18 7 4 15 8
占 31---50 1 10 4 3 7 5
2 4 4 2話30
Sum 6 44 16 11 37 18
国 70く 2 4 2 4
ロl-lt 51--70 1 2 5 2 3 3
31--50 5 7 1 9 2
話30 1特 6 13 3 12 5
Sum 4 17 25 8 28 10
25gt
25--499
50--749
75話
3
2
18
17
9
4
10
10
6
10
7
6
2
2
17
19
8
8
7
4
5
4
HR
60-- 80--vv vv
く60 799 100
3 12 2
5 16 3
12 3
2 4
8 42 12
1 4
1 2 2
3 5
1 8
2 10 15
1 17 11
11 14
6 7
6
Sum 100く
1 18
3 27
6
4
1 6
83
4 12
11 20
19
2 31
4 29
2 15
8 14
Sum 5 48 36 17 52 20 1 34 38
examind 15 minutes before death
元症では BMR +75以上の 13回中 9聞にみ が251minm2以下のものは死亡前 15分に調べ
fこおおまかにいえば Vsは STT の異常偏向 た B群 No19の例以外l乙はないそれにもかか
を現わすものの方が少ない傾向にある Hb30以 わらず Vsは ST-Tの異常偏向を示すものだけ
下 および BMR +75以上のもののうち CI IrB群 3回lsquo甲充症 2回の尋常範囲を ζえる
-1952ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
減りを示した全例中 CIが尋常範囲以下氏滅つ は A群 No6の1例を除き すべて ST-Tの
た 10例 (A群 4例 8群 4例甲充症 2例〉で 異常偏向をみた No6の例は Hb 49緊張充
Table 6 Stroke Volume and STT 進型の尋常血圧性調節を示し心力学的数値はほ
Abnormal )尋常であった循環血量はや h 増し静脈
Deviation 十 圧 55mmH20労作時の息ぎれ および軽い前
EyenmVsJc五 V自室A品 yenc VCFOD叶 山tt 的勺 sご 同よVコ4vcC-〉
ぴ〕
司tooEhSh
70く
51~70
31~50
話30
1 7
1 10
1 3
2
2
1
2
1
2 3
3 4
2 4 L
1
5 I24
3 I15
1 I5
Sum 61 7 12 10 160
出
告旬
70く
51~70
31~50
百30
2 1
2 4
2 1
6
2 8
2
1
1
1
6
3 11
1 10
3 19
Sum 5
25gt
25~499
50~749
75孟
Sum
2 6
2 6
1 3
2
2 4 10
1 4 11
2 1 5
2 2 6
7 111 32
5 29
3 27
3 15
1 13
12 84
胸痛と下肢の軽いむくみがあった
ii) 心送血量と脈管力学的数値の関係
Vsの増しは流ス量の増しと同時に Pdのさ
がり Kよってお乙る観察例の血圧値を表 71[示
す
縮(期圧 PS は A 群では 80~168 (平均 119)mm
Hgで Hbとの相関は明らかでない B群では
93~154 (平均 115)mmHgで 1例 (No1めだ
けが 62mmHgを示した Hb50以下では ゃ
い低いものが多L貧血症では Psはほ-
尋清範囲にあり低血圧性調節(85)を示すものは少
ない(表的甲充症では 96--173(平均 130)
mmHgでゃい高いが高血圧性調節(35)を示す
ものは少ない(表的甲充症では BMRの増
しとともにや h 高まる傾向を示す Psが 150
mmHg以上のものを A群 3例 3回 8群 1例 1
回甲充症 6例 11回にみた 100mmHg以下
のものは A群 6例 6回 8群 3例5回甲充
症 1例 1回あった
Table 7 Blood Pressure in Anemia amp Hyperthyroidism
Ps mmHg
and
BMR+ EV戸 Eよロcgt
VcσF43コ
司
080L4bull
70く
51~70
31--50
ζ30
3
9
3
2
12
16
7
1
3
2
5
3
Pd mmHg
tVcb 富ゆ Vαcgtコ
v PEmtB吉m皿正=Hg 1
5 13 10 8
10 13 4 18 7 2
7 4 4 8 6 1
4 2 4 2
R lV 守4mmvS -i3dP Hg1iii
3 9 6 18
4 17 6 27
1 7 7 15
3 3 6
Sum
infin 70く
51~7031~50
三三30
17
3
1
8
36
2
6
9
12
13
1
2
2
26
3
4
6
13
32
1
3
6
7
8
2
1
40
3
4
10
15
23
2
4
2
5
3
1
8
3
3
36
3
4
6
11
22
4
6
6
6
8
12
20
Sum 12 29 5 26 17 3 32 13 1 6 24 16
25gt
25~499
50~749
75二
5
1
1
1
17
13
6
3
9
15
8
10
9
12
4
7
21
15
10
6
1
2
1
1
14
14
4
7
16
14
9
7
1
1
2
2
1
16
8
5
2
13
20
10
12
31
29
15
Sum 8 39 42 32 52 5 39 46 4 3 31 55
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1953-
Table 8 Hb and Cardiovascular Dynamics in Anemia
Vascnlar Dynamics 4D
Jvd
2c
-H
吾町一
一
旧制
一
υロM
官
ω
rmm
2ぃ
5
4
2
3
一
gEZ
225zww
cm
一
2同
kT
Hb
(Sahli)
ltrI70く51~70I
eI31~50 01ζ30
(m
m NV uarr
3
5
8
1
一
1凹
211
町一的
一3
1
町一
ヨ叫一
ldquoHypotone IldquoNormotone Hypertone Regulation I Reg
-旬以
自ロ的
Reg W
V0由一
A N E A N E M WE + E
白
w2
U
6
5
1 3 11 2 1
3 3 13 6
唱A
U
q
a
A
υ
q
d
1- iτi1i
戸吋
円
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tFbnu
1 1
1
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一
7
1 1
6 _I8~ 18 I1 2
3 7 36 A
吐
噌 i
PO
国
告旬
70く
51~70
31~50
三30
2 4
125
4 8
1持 4 15
1 2
l持 1
1
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5
2
5
7
16
2
3
2
3
7
7
1
5
5
6
8
12
20
ど 2li3 円 唱噌
iiつ
d
examined 15minutes before death A ldquoAnspannungstypus N ldquoNormaler Typus
E ldquoEntspannungstypus
Table 9 Basal Metabolic Rate and Cardiovascular Dynamics in Hyperthyroidism
τi
QU 4
Sum I 4 14 28 1
21
Vascular Dynamics
NormotoneBMR CI ldquoldquo ldquoHyRpeer toneeH81y1plaottioonne g SumR Reg poundlfminfm2
+ 由 W M W E〆 +Y A N EA N E2V3Rt E E
2 1 5 12 8 317 15 62 17 12く25
2 1 291 15 525499 4 12 1013 16
155 550749 8 7 1 9 2 2 1
141 1 6 45 71 1375亘
7 3 11 6 38 22 892 39 48Sum
1 77 11
弛期圧 Pd は A群 38~90 (平均 63)mmHg 多い B群でL1Pが 40mmHg以下のものは
B群 28~93 (平均 58) mmHg でや h 低~と No 10 (Hb 28)18 (Hb 16)19 (Hb 12
もに Hb 50以下のものでは Pd 60mmHg以 )で 3例とも ST-Tの異常偏向を表わし No
下のものが多い甲充症では 3288(平均 64) 1019の2例は低血圧性調節を No18は尋常血
mmHgで BMRの増しとともにゃい さがる 圧性調節を示す No19を除けば CIは尋常範囲
傾向にある にあった Pdの低下とL1Pの増しは血管の弛
3群ともに平均血圧 Pmのや h 低いもの 期性充エイの減り κよって脈拍を celerにする
が多く脈圧 L1Pの増しているものが多い Pm とのとき限波世線は立上りが急で上行脚は短か
は B群では Hbの滅りとともに低くなるものが くすみやかに下行脚にうつる ζれは臨床症状
多いが A群甲充症では明らかな傾向がな の軽快とともに尋常となり上行脚はのびる(図
かった L1P は A群甲充症では Hbの減 23)脈波曲線では そのほか頚動脈脈波の頂
りまたは BMRの増しとともにふえるものが と切痕の聞に大動脈弁閉鎖不全症にみるような
-1954- 千 医 学
鞍部をみることが多くまた大腿動脈脈波では
明らかな DicroticWaveをみるまた賛血症で
も甲充症でも心尖および Mitral Area
で縮期性雑音をきくことが多いが図lと示した 2例
でも心音曲線にこれをみる甲充症の例で
は 117 57の検査では乙れが消えた
高送血量性負荷~rtこいする脈管力学的数値の斐
化を表 10 K示す
全末柏抵抗 W は Vmの増しに比較的よく一
致して減る観察例では Vmが 751min以上の
もののうち W が尋常範囲をこえて増しているも
のはなかった A群 および 甲充症で な
お尋常範囲にと Yまっている 8例もすべて尋
常の下界にある組織の酸化過程に障害のある状態
では低 O2張力のため組織の代謝障害を生じ
葉
れらの代謝障害は脈管運動神経の調節障害を生ζ
じるとされている倒〉それゆえ同時lと反対方向
lζ作用する障害がなければ末梢脈管の抵抗は減
る末梢血流は増す貧血症および甲充症
のように一次的に組織の酸化過程に障害があれ
ばその程度K応じて末柏抵抗が絞ると考えられ
る甲充症のように 同時l乙末梢脈管lと作
用する自律神経興奮状態が考えられるときでも
BMRがいちじるしく増しでも ほとんど つね
IζW はふえない(図 4)0W の減りの程度は 3
主』コミ 雑 誌 第 34巻
群の間で差がなかった
心への流入量が増しでも同時r末梢抵抗が被c
れば心の予備力がいちじるしく障害されていな
いかぎり縮期性駆血の度は完全であり しこがつ
て心室弛期圧は増さないそれゆえ末柏抵抗の
減りを伴なうときには心不全がお乙りにく loM
型高血圧症でも僧帽弁閉鎖不全症でも V mが尋
常範囲以上K増しでも W は ほとんど尋常範
囲を ζえて減る乙とはない側 M 型高血圧症では
L1P は増しているが Pdは低くないしたがって
Pmも低くない貧血症 および 甲充症で
はこれとことなり Pdのさがりによって L1Pが増
し Pmがさがる Psは高くなloW は Pmの
上昇とともに増すそれゆえ貧血症および甲-
充症で Vmの増しにたいして Wおよび E
の減りをもって応じ動脈圧を尋常に保とうとす
る緊張低下型調節(35)を示すものが多いととは流
ス量の増しにたいして M 型高血圧症にくらべて
はるかに生体lと有利であるといえる高血圧性調
節を示した A群 3例 B群 2例 甲充症 11
例はほとんど M 型および E型であって
W の増しているものは 甲充症の 1例(表4
No 3011月 57の検査)だけである ζの例は
48才の女性でこのとき BMR十 306で Eの
増しの方がやgt強く 3878dynecm5W は
Table 10 Cardiac Output and Cardiovascular Dynamics
由
w E C CW む玩diac Vm dynejcm5 dynejcm5 cmfsec kgmjmin Dynamics
O Vhh
R
gvg ~ g v g ~ Sum凶
凶〉
目白
山凶〉
V00
o 00 0 的cl 0 D N Vm n
-i 0 Cl Cコ -i 0 小J 0 V 口 53-i小3
v~
く35 1 5 4 2 3 3 6 1 5 6ho 35---75 7 32 5 2 33 9 1 35 8 14 23 7 5 24 6 44 C古
75く 15 1 3 13 6 9 1 6 10 1 7 8 16 szlig~
14
2
一
Sum 22 34 10 5 50 11 7 47 12 20 29 17 7 36
qa
ロ〈一
ロ
ロ
白
色
ロ
HOHSEω何回司
く 5引い一
uJK-
Sum
4 1 3 2 2 4 1
FD 2 14 1 2 9 6 1 13 3 2 13 2 2 8
25 4 17 4 6 18 1 5 20 11
27 14 5 6 27 13 7 33 6 6 18 22 3 19 11 46
く35 い
35---75 い r -4-gt
75くis
5 1 4 2 3 5
4 36 8 1 18 29 30 18 7 30 11
29 7 1 21 14 3 27 6 2 34
2 3
4 24 6
11 16
5
48
36
thorno~
ltJ Sum I33 43 13 I2 40 47 I3 59 27 I12 32 45 89386 22 I 11
Normale Reaktion ldquoN DμDruckreaktion15minutes before death examined VolumenreaktionldquoV
66
4
17
25 8
第 6号 ニ好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1955-甲状腺機能充進症について
~ 4 仏 t伽
w Al1e叩d G-roupA んItrtliiyen~ 6-roup]3 HY(i町tfiyroLdis1ni
竹tp
4α)()
30infin bullbull
之000
1000
100 o 00 Wt
2447dynecm5 Vmは 3781minであった心
力学的数値はほgt尋常であったとの例では
Wおよび Eは入院時からや h 高い傾向に
あり Ecgで ST司 T の異常偏向をみたが 心拡大
ーはなかった W が明らかに増して 2500dynecm5
以上を示したものはA群 2例 (No633)B群
3例 (No192025)甲充症4例 (No18
293035)であったとれらの心送血量は甲-
充症 No 29を除いて いずれも少なく CI
273 1minm2以下であってB群 NO19を除い
ていずれも緊張允進型の調節をとることによ
り血圧を尋常範囲に保っている A群 No6以
外の例はいずれも ST-Tの異常偏向を示し B
群 No25甲充症 No 1835の 3例の心力
学的数値は圧反応(16)(39)を示す心送血量が尋常範
囲にありしかも緊張尤進型調節を示した甲-
克症 NO29は 46才の女性でこのさい BMR
+467CI 4871minm2W 2572dynecm5
E 2263dynecm5で 心力学的数値はほ gt尋
常であったこの例はゃく 20日前まで心房細
動を伴なう うつ血性心不全の状態lζありこの検
査当時なお軽度の心拡大があり循環血量は
ゃい減っていた(表 15)低送血量性でp 緊張充進
型の低血圧性調節を示した B群 No19は心力
学的数値が二次的の容量負荷を示し15分後lと死
亡した CIが尋常範囲を乙えて減っている 10例で
はいずれも W が 2000dynecm5以上であっ
た心冠性 STTを示したものは A群 1例 (No
ldquot
10)B群 4例 (No1131824)甲充症2
例 (No2630)で Hbないし BMR の程度
を除241NoB群 CI Ilとは関係なくまた
けばいずれも同程度の HbBMRをもつものpタ
にくらべてより減っているたちJし W は い
ずれも より増している HbBMRがわずかに
減りまたは増しているものの E はより高い
がHb50以下 BMR +50以上のものではよ
り低い値を示す B群 No18では心冠性 ST-T
のもとでわずかの Hbの減lりにたいして CIが
いちじるしく減り 7041minm2から 4381min
m2になった W は や h 増して 769dyne
口がから 1182dynecm5になった ζの例は動
脈 CO2含量が増しており検査後ゃく 2週間
で死亡した B群 No13の心力学的数値は圧反応
の傾向を示した
容積弾性率 Eは縮期貯血量を決定する因子とし
て直接 心送血量l乙関係するそれゆえ Eが
増せば一次的には Vsが減る Vmと Eノの関
係を表 10図 5I乙示すo Eが減るとともに Vm
が増す傾向にあるしかしいちじるしい町の増
しも Vmを減らすとはかぎらない等しい Vm
Ktこいして Eは甲充症 B群 A群の順
l乙高~乙のさい Vm のいちじるしい増しによっ
て大動脈の過充エイがおこり ζれによって Eノ
が増す ζとも考慮すべきであろう E が明らかに
増して3000dynecm5以上を示したものはA群
1例 (No27)B群 2例 (No625)甲充
十160 BMR
-1956一 千葉医学会雑誌 第 34巻
Ft35 fordioc Output andVotU1tにElasticdy E Al1emid GroupA Anemid llroupB I-lypert持roi~s1lt 17ewJ
4infino
bull
-1 3000
2()O
bull1似gt0 bull bull
o 5 10 lS o 5 10 15 o 5 10 15
Vm V-1ttyen1yen 症 6 例 13 回 C~o 121527283035)であっ lζ減っているものが B群 13回中 5回 甲充
た乙れらの例は 甲充症 ~o 15および 症 47回中 11回あったいずれも Eは3000dyne
~o 30の 11957の検査を除けばいずれも jcm5以下でCIが 501minm2以上であった
ST-Tの異常偏向を示しまた B 群 ~o 6甲 B群では Hbが 38以下であったが甲克
充症 ~o 35を除いていずれも CIが尋常範 症では BMR が +207~+1055 でその程度
囲ないしそれ以上にあった HbBMRの程 とは関係がないようである甲允症の ~o 1
度には関係がないようである CIが尋常範囲以下 19の2例は高血圧性調節を示した Eぺおよび ζ
に被っている 2例ではいずれも W が尋常範囲 れを規定する脈波速度 Cは風洞来の硬さ Rigid-
以上K増しており心力学的数値は圧反応を示し ityを示すが乙れには Functional Rigidityを
ている B 群 ~o 6は UFU 72σDAZ33σ も含むと考えるべきであるそれゆえ自律神経の
ASZ 105σ であるが心拍数を考慮すればいず 緊張状態によっても影響されるであろう ζの点K
れもゃいのびている ATZは193σ で短かい ついては教室の木下(17九宮内(23)らが述べたo E
X線キモで心拡大はなかったが Plateau形成 と Hbないし BMRの関係は図 6のように
があった Eノは W の増しているものに高いも 明らかでないけれども AB若手とも Hb 50以
のが多い傾向にある W が尋常範囲以上に増し 下 甲充症で BMR+50以上のものでは
ているもののうち Eも尋常範囲以上K増してい E が尋常範囲以下に減っているものは少ない甲
るものは A群では 10問中 5回 B群では 5回中 克症で BMR +50以上のものでは 29回中 17
4回 甲充症では 13回中 12回あった Eが 回に増しをみる C についても ほY 同様の関係
尋常範囲lとと Yまっているものは それぞれ 10回 があった甲尤症で Eにおよび Cが貧血
中5閏 5回中 1回 13問中 1回でいずれも尋 症にくらべて増しているものの多いことは安感
常範囲の上界K近い Eノが尋常範囲以下に絞って 神経緊張状態の影響を考慮すべきであろうそれゆ
いるもののうち W も尋常範囲以下に減っている え BMRの減りに応じて酸素需要が減つでも
ものは A群 5回の検査のすべてに B群 6回中 4 風洞系の弾性が回復する ζとによって一時的に
回 甲充症2問中 1回あつTこoWが尋常範囲 Vmが増すことも考えられるたとえば表 4の
にと Yまっているものは A群になく B群 6回 NO18の例では 121 57 Iとは BMR +898
中 2回甲充症 2回中 l回ありいずれも尋常 CI 5901minm2であって W 873 dynecm5E
範囲の下界にある しかし Eが尋常範囲を ζえ 2503 dyne cm 5であったが 62 57 ICは BMR
て増しているにもか〉わらず W が尋常範囲以下 が 11被り W は2の波りでほgt前回と愛
第 6号三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および -1957ー
甲状腺機能克進症について
Fid6 VoLume Elasticity 切 れ仰向島 Hype川 yroidism
削Ejω Al1emia GroupA 向的問iyenGroupB ~ferffiyroi伽
4000 bull bull bull
3000 bull r bull 1
I~tI 20
bull1bull10infin bull bull
10e-0- o 100 o 0 す100
H~ HT 掛1R
化なく C が 20Eが 5減って ともに尋 ST-Tの異常偏向を示すものと示きないものにわ
常化した乙のさいL1P は85mmHgから 77mm けて表 111ζ示すoHbないし BMRとの関係
Hg fL減り Pmは76mmHgから 83mmHgfL増 を表 891t Vmとの関係を表 101t示した賛血
したにもか》わらず Vsの滅りは比較的少なく 症でも甲充症でも心の仕事量の増レにたい
して容量反応をもって応じるものが多い仕事量のがBMRは1ζ57182の増しを示す11はCI
いちじるしく減り WE bや h 減っている 増しがおもに Vmの増しによるためであるし
が CIも62 57にくらべてゃく 10の減 かし末梢脈管iL二次的変化がお ζ りまた心
りを示したとの例は心表面積の増しを示しま 筋がこれに応じる充分な力をもたなければ動脈
た 62 57以後は ST-Tの異常偏向を表わすよ 系の抵抗にうちかつ乙とが困難になり圧反応に傾
うになり 143 57 iLは BMRがほ)尋常範 くとともある M 型高血圧症では動脈系の抵抗
囲に近くまで減っているにもか与わらず低送血量 が大きく UFZDAZATZはのび圧反応をも
性緊張充進型の尋常血圧性調節を示し心力学的 って応じる(橘〈的〉大動脈弁閉鎖不全症では逆
数値は圧反応K傾いている 流と大動脈弛期庄の低下によって DAZはい
心の仕事量 CWは Pmの減るものが多いにも ちじるしく短かく多くは負性を示す(39)貧血症
か〉わらず Vmの増しとともにふえるものが多 甲允症でも DAZ は短かいが負性を示すも
い(表 10)仕事量の増しを 心がどのように処理 のは少ない
するかによって心力学的数値がζ となるこれに 心への流れこみが増すと心拍量は増すが心力
e ついては次項で述べる 学的数値では UFZがあまり安らないか わず
iii) 心送血量と心力学的数値の関係 かに短かくなる DAZはより短かくなりした
心にか〉る負荷を容量負荷と圧負荷にわける (4) がって ASZも短かくなる DAZの尋常範囲を
〈ヘ負荷の種類によって心の示す反応もことなる ο こえる短縮が A群 52回中 6回 B群 30回中 14
不正拍弁膜疾患などにおける~化を木下(16)橘 回甲充症 62回中 17回ありそのうち B群
(39)がくわしく述べた臨床では純粋な形で心のー 3回甲充症 2回では DAZが負性であった
次的作用をみることはなく tこだちにこれをおお ASZの尋常範囲をこえる短縮は A群 52回中 15
う二次的以下の作用をみることになるそれゆえ 回 B群 30回中 14回甲充症 62回中 39固に
心力学にはたらく末梢循環因子の愛化を模型的lと みられ そのうち UFZが尋常範囲を ζえて短縮
1回中14群B回5回中15群Aしているものは L述べるととはできな
CIの増しにたいする 心力学的数値の菱化を 回 甲充症 39回中 23回であったo ASZが尋
-
-
-1958ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 11 Cardiac Dynamics and ST-T
a Cardiac Inde玄 501fminfm2く
-55S
cFshm吉一+一
ZS
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包口 一 「おE m
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examined 15 minutes before death
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
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bull100Q~ 2 みに e
200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
向国
ω
【
〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
言苦
yenももyen
o
是認 ii g
〈
32 E554
6
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5 自 E
ミミ6Q2E 82
a官E
ο 話
官
S 司主
田
3
君
E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
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官
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5 司-官 xBH 3
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号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1945ー
Abnormal Deviation of STlsquoTι州経lurr~TアlmE-l 668 501 702 601 938 703 888 823 656 638 655 565 571 683 516 723 667 704 633
9346 620
10762 633
9854 1118
924 940 771 684 833 748 637 598 694 866 782 745 773 697 733 1045 809 758 796 593 609 579 636 673
1019
12581 890
7171
7611 6431
3601 75 10491 55 486 590 2 509 66 500 66 1540 56 853 46 424 72 498 74 471 66 366 74 712 4951 41 1100 542 56 439 56 814 62
769 76
403 61
808 44
1048 35 1787 40 962 53 9057 62 1954 64 1535 64 1787 68 632 58 686 51
1319 54 1252 54 807 58 920 52 501 52 667 74 505 72 575 46 716 50 860 39 679 63 787 68 546 37 681 42 770 62 894 75
366 56
867
757 691
545 1 13231 43 1728 5461 53
6511 1027 8731 514 652 1 8341 69 847 1 11621 58 670 1 7051 86 676 1 54758 62
1 7 4262
1 8751
7761
95 745 853
1 8501 83 1 8591 56
31 96 268 364 380 41 116 298 414 441 51 106 297 403 393
23 89 256 345 334 23 89 263 352 359 27 26583 348 376 57 103 285 388 378 30 102 421 436319 31 105 286 391 401 35 101 285 386 436
elev-ated ST V 1
85 Ielev ST V2-3 80 Ino changes
no changes
55 Ino changes elev ST V 1 depressed ST V 4ト一一-や
160 Ielev ST V no changes
65 IdepresST V 5-6 88 Idepres ST V -6 38 Idepres ST V 5-
5
6 32 106 392 414 1 45286
59 100 329 429 492
10549 311 416 383 414 42396 318
4407 437109 305 414
414105 300 40529
38296 295 39135
32553 251 3049
84 324258 34249 33979 34839 269
110 37339928957 392112 38727550 393388106 28242 3698521 290 375 40288 299 38720 407119 294 41361 4127928 295 374 358264 33618 72
75 329270 34521 38763 4013385
98 252 34935046 439361109 25257
53 416127 380253 349327111 21639 391110 36725764 398368120 24870 33279 286 36540 433111 319 43048 431115 297 41247 42090 314 40453 40294 302 39652 39476 30314 379 3329520 250 345
38223668 124 360
27631120 75 236
36636424 87 277 42082 125 350 475 35657 110 264- 374
37684 38115 297 36178 35920 281 44932 118 282 400 425126 41549 289 38236885 28344 460120 327 44725 41439427 110 284 35133912 68 271
elev ST V3coronary Type 85 Ino changes
elev ST V l-3discordant T V r 60 1 discord T aVL 90 Ino changes 65 IeJev ST V2-3depres ST V 5
80 I~ev ~T _Y1-3depres ST V 5-6 1 discord T m no changes
122 1 no changes
105 Ielev ST Vz 140 Ielev ST V-3
110 Idepres ST V2
4
90 Ino changes 135 1 no changes 110 Ino changes 102 1 50 Ino changes 85 Ielev ST V2-3
no changes elev ST V2 no changes
80 yen no changes 95 Idepres ST 1I-JII 88 Idepres ST lI-IIT 90 1 depres ST lI-IIT
100 Idepres ST lI-lliaVL 124 Ino changes 140 Ino changes 100 Ino changes 95 Ino changes 95 Ino changes 87 Ino changes 95 Ino changes
130 Ino changes 1elev ST V1_~135 1 ~~~~ -____~~1 1 discord inverted T aVL no changes
55 Ielev ST aVLdepres ST工-lliV3-5 80 Ino changes 80 1 no changes 75 Ielev ST V l-2depres ST V 6
110 Ielev ST V 2ーか depresST V4-6 75 Ielev ST V l-2
90 Ino changes 110 IeJev ST V2-3
88 Idepres ST 1-llV4-6 depres ST I-ll
75 Ino changes 75 Ino changes 85
145 Ino changes 391 125 Ino changes 38496 288307771 7091 66
-1946- 千 葉医学会雑誌 第 34巻
が +50以上で CIが尋常範囲以上に増している 回は HR 100をこえる甲充症では BMR
ものを 29回中 20聞にみた +50以上でかっ Vm 751min以上のものが
心送血量は 心拍量 Vsの増しによっても ま 29回中 16回あり 29問中 10回は HR 100をこえ
たある程度までは心拍数 HRの増しKよって る HRは B群および甲克症ではおよ
もふえる表 5のように B群および甲充 そ Hbの減り BMRの増しに比例してふえる
症では Hbの減りないし BMRの増しととも A群では乙の関係が明らかでなく HR 100を乙
1[ HRが増しているものが多い B群では Hb えるものは Hb 50以上のもので 45問中 4回あ
50以下で分時送血量 Vmが尋常範間以上に増 っただけであるほとんどの例は 60 ~80 の聞にあ
しているものを 32回中 20回Kみたが 32田中 15 る
Table 3 Cardiovascular Dynamics in
D a
4EU
蹴
」
訂
infin
1191
50
噌 times
Diagnosis t- n
t
EJN吋詮i RE
LC
M
U
h
hm
-i11Jdl
mdn
τGIJ
wmm
-JFU
Uji-
rmdm
e5p
cm品
e
6847 5901 48501178 55
1050457u E120m
6279221273
Subacute Myelogenous 454153380201 Leucemia Chronic Myelogenous 2065 588635270 670462 198 57 Leucemia
59 1273 2092 604 12
295 9 622
2011 796 585 892 2105796240462810 829 1915605 78977825658 560162891 686 779 2044
Acute Myelogenous 312 83359202 58
2333793 539 911 50074119033121 57 S G 28m 3 Leucemia
281 I 24 522 222 1 42
584 406 1188 2647502132 720 2558 578511 1062561115
592606 463 934 1997746240223 581 28S M 42m 11
1542 600607 439 1078759259221 581 38Y M 49m 1
356 966218 2444 3497353 350211 561 61TM 55m H
14351012 810 686 2440978204202 581 37A H 18 f 1
6261054 722 772 2655152 79111 2 581 38K S 29 f H
431 2712 1 35
1331 1764951 45998HM 32 f H
662 676 588867 2156102 990 465
77 56 28 1106 871 541 15875281 571 21 104
621420 347 1374 188852120410 wY 52m H|Efyodpgoipkl ins Disease 298 1041 500224924511 Y G 21m IHvnonlastic Anemia 16m5l55
566 226 I 77
2951 244 2021 193068937576 561 7512 1 H 22m H
529 317 I 71
4301 356 1295 2029400 550 335560 497 1084 1131893
4 5 6 7 8 9
404
672578 462 1325 181288147131 f H 43 58 55
845 639 199
579 812 175595560161410 W 40 f H
900 1334 554 11 10
687 69111179121 464 2349 758
1712 356 1789140 55532
564 1322 568 15 U T 43 f 1
414 1273278 80539 1190 2212 671
265 1025 55396285 56 6913
663 136
730 2609629 8026939921 803 598704 79476213124 21092634844 516
16 K S 58 f H
747 868117 70713930 721 1288 589
17 Y T 63 f 11
504 1030146 55 84713829 822 7061566511 55 768 77756 96814
986 1510 657704 7691057151256 8418 K G 67m Panmyelophthisis 23
667601 438 1182 1744580731616 157 19 S T 23 f 494
2210 1993840 688 704269 57 74722 79 2229 558
20 T Y 45m hSfpaire rlogenic Bone
135 117 325612212 66
780268 2572342 188 284322569 55 75row Inhibition
1611 758 21 T A 20 f H
484 2113329 183646632074 567
22 A T 26 f H
1090 901 607 19561103287 55 21925 523
262 129410801439 800 658241 58 24527
537 23 S S 37 f 1
752 569 885 1378119744 398 430
2011 1038 10211485 752 684281057 28345
916 496 4801255 960210641558
2482 737418 19576438224 K T 45 f H 16 57
10223157430 4801 330 2521 263725 S T 46 f 1 132 58l 56
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1947ー甲状腺機能充進症について
Vsと Hhないし BMRの関係は あまり明 の増しがいちじるしいものでは Vs の増しは~ ~ち
らかでな ~~o 3群ともはその多くは 55 ~100 cc じるしくなLそれゆえ B群および甲完
の聞にあるが Hbの減り BMRの増しの度がわ 症で Hbが 50以下 BMRが +50以上のも
ずかであっても Vsが いちじるしく尋常範囲を のでは心送血量の増しが Vsよりも HR Kよ
乙えて増すものもある A群 NO18は Hbが 30 り大きい依存性をもつように思われる Vsが尋常
から 60に改善されてもなお Vsが 1675cc 範囲以上K増すものが少ない乙とは心外因子lども
がら 2217cc IL増した B群 No23では Hbが 関係するが_lつには心筋の状態による貧血症で
45から 58 IL改善されたが Vsは 1485ccか はいちじるしい Hbの誠りが心筋の低 02症
ち2106cc K増した Hbの減り ないし BMR からひいては心筋の震性をおこすことも考慮さ
Anemia (Group B)
hHRl思luumlzr~T~iacuteてで[で]品 lm m Hg
Abnormal Deviation of ST-T
10758 1060
11058 952
1000 1257412057 1000 11054 1066 11955 1070
12358 1070
1163 1284 812 800 1017 1035 1333
1017
725
1738 963 925 986
981
691 940 766 677 528 1196 1075
61
54 22 55 57
62
53 60 51 39 72 39 58
41
18 51 23 39
9
27 -13 10 50 33
-239
102 246
72 270 73 248 78 I241 96 I 225
71 214
243 47 80
245 61 287 89 257 105 193 16 282 67 210
348
345 321 319 321
285
323 292 348 346 298 298 277
320
335 301 291 308
294
301 314 337 387 318 320 279
90 elev ST V l-2depres ST JIV4-e coronary Type
30 discord T 1IT
110 discord T III 107 elev ST V 2depres ST JI 85 no changes 90 no changes
130 elev ST V 1-2 depres ST V 5-6
120 elev ST V l-3depres ST V 5 75
105 elev ST V a 90 elev ST V -3fiat T aVLV2
elev ST V l-l
3fiat T aVL 130 depres ST JI-1IT aVF 115 fiat T in aI1leads
1117 391
131394 80 93 237 330 337 125 873 86 27 113 285 398 392 60
no changes elev ST I-JIaVL no changes elev ST V 2-3
elev ST V 2-3 elev ST V 2
elev ST aVRV2-adepres ST 旺司1IT aVFV5-6discord T llicoronary Type elev ST V 2-3depres ST JI-lliV 4-6
elev ST V 2
110 changes no cha11ges elev ST V 2depres ST V 3-4
elev ST V 2depres ST V 3-4
depres ST V 4-6 depres ST V4-6 elev ST V 2depres ST aVF elev ST V 2depres ST JI-JIT depres ST 1 -lliaVFV3ーか coronary Type depres ST 工-lliV4ーか coronaryType elev ST V l-2 depres ST lI-lliV3-6
elev ST V 2depres ST 工-1I V 3-4
elev ST V l-2discord T aVL
eldv ST V l-2
elev ST V 2depres ST I-lI no changes no changes elev ST V 2depres ST V 4-5
elev ST V 2
depres ST 1 -1I aVLV5ーら coronarY Type elev ST V 2-3depres ST V 4
22004
127165
106 113 110 122 113 108 120 113 123
12565
10870 10246 6248
11279
125 130F4945563124 114 117 116
15494
13780
1222 824 858 429 798 632
656
885 806 836 701 1237 1058 1054 1195 851 849
933
1036 1124 1105
784
1039 990 750 625 699 596
lsquo687
1128 428 890 337 439 586
755
988 954 593 690 1327 784 863 1079 920 1062
1274
727 845 101
346
737 1230 1307 4481
1120 1331
852
4891
78
58
96
53 63 54 74
68
61
51 65 74
63 75 63 62
57
67
-6
39
36
39 24 53 40
13
12
42 19
-25
20 30 44 43
44
61
72
132
87 107 114
81
73
93 84 49
83 105 107 105
101
128
238
281
277
257 299 283 305
310
378
409
349 386 390 419
333
391
391
355 375 362 409
201 I282 I293
289
259 209 224
274 321 313 340
295
292
362
352 293 273
357 426 420 445
396
420
343
338 319 308
353 428 452 482
405
376
115
90
110 70 112 50 60 85
85
85
110 87 145
100 108 110 120 105
40
60
-1948- 千葉 医 学 会 雑 棉 第 34巻
Table 4 Cardiovascular Dynamics
3
BMR vα号も dZJl-
QU
司
1 307 57 41 7 1172 921 198 343 1468 1279 876 99 222 1155 877 597
179 十 248 1282 953 64 8 1210 + 137 1275 1003 669
221054 + 351 1342 1020 7342 K K 18 m
221 55 + 80 111 5 877 618
134 81 4 630 450KM 18 m 151 757 16 55 543 868 715 504 117 57 81 7 1025 94 6 691
6 Y G 34 m
H S 26 m
245 57 643 1094 940 681 66 S67 931 674 503
126 344 81 1 54 2 399 276 52 1025 719 514 257 100 648 44 3 310
7 M H 13 f 131 56 十 360 764 810 609
+ 207 796 84 1 600 8 1 O A 119 f 1 175 57 549 821 709 94 5
341 740 713 960 351 91 8 733 798
+ + +
+ +
SH 29 m 1)
+ + + + +
十
+ +
528580 527156+
十
+ + + + + + +
+ 565707 80282515 Y K 127 291157f +
+ 56986158 802358+
十
1 882 53316 T 28 304 56 f 720253+ 1 66594417 I K M 28 I 230 9 82512 58 f +
590103318 Y Y 28 121 57 898 832f + + +
十
+ + +
十
+ 25020 K T 30 52 3242712 58 f 283 4+
764 55175021 I M H 31 I 8211819 57 f + + + + + +
十
+ + +
+ +
十
1 3 682 538 629 9 I N N I 20 f I 75 56 231 1086 977 729 10 I O M 121 f I 252 58 356 929 863 61 2 11 I 1 Y 121 f I 83 56 285 721 716 494 12 I S Y I 25 f I 211 56 740 922 1020 7_61
473 51 5 460 336 13 I M K 126 f I148 54 355 680 665 51 6
155 41 1 359 268 14 1 1 T I 26 f 1 157 55 + 960 1305 1501 9_95
660 856 740 529 226 812 61 0 430
770 827 1020 729
3 4
156 527 528 377
788 862 914 662 181 880 850 607 21 7 752 560 397 188 334 238 1 64
762914 1 83837 569 1082 976 800 558 1394 923 74 4 543 1082 854 672
37 116_6 760 539 22 1 S K 1 32 f 1 148 54 464 755 829 691
49 627 535 4_35 23 A H 32 f 181 55 41 3 933 1017 732
154 606 547 372 24 I T M 134 f I 1817 57 +1055 977 918 759
71 4 1128 865 698 31 7 921 699 538
電339 925 659 488 168 741 495 351
25 M K 35 f I 182 58 282 71 2 679 492 731 731 636 449
26 I H H 139 f I 269 55 +1200 1003 1084 806 +1000 775 715 534
27 I 1 H I 41 f I 277 56 +1233 507 790
hn Au--W2
rhd
e
J
cmM
P
1
凹
H R
四回
Hb
一
831 1929 535 13853 786 655 1848 590 15654 871 919 1888 601 14260 759 896 2260 627 16152 743 835 1961 593 15258 787
』
一「ーぃーー 川
760497 12454674 1392
一
832 1526 540 12460 787
1203 2812 725 13852 774 1075 1669 579 12570 824 827 2205 621 14055 923
一唯
798 1824 500 13156 859 1149 2114 666 13460 724
一
山
668664 122601340 2033 1045 1661 662 12662 701 1782 2052 900 12474 684
1010 2891 605 13855 1158
988 2705 631 14665 1060 1103 2333 706 13462 863 1109 1941 690 12672 963 872 1478 550 10554 798 1241 2478 575 10955 909 1275 1754 614 10863 875 777 1714 469 14070 990 879 1834 730 12763 929
1138 2618 696 13867 993 501 1846 563 9632 1105
1465 3664 947 12150 909 929 2764 652 11244 978
2398 2264 586 11580 875 568 1810 622 15263 1156 1086 2236 690 12856 864 1067 1964 681 11252 600 756 2182 561 10547 1134 628 2251 553 11545 1229 826 1762 538 11154 932
1000 3435 960 12052 1002 424 865 576 12054 81 6 1127 1607 599 11962 972 873 2503 767 13348 805 838 2375 625 13457 1060 809 2174 623 12351 974
1240 2333 689 12054 744 3088 2228 843 10678 712 994 2945 754 16068 1100 948 2164 798 16072 902 1047 1469 606 15982 662 1149 2483 913 17372 789 2360 1624 621 11280 61 9 1055 2576 792 13662 982 1055 1232 494 12874 655 968 2468 681 13666 1100 1484 2206 722 126174 855 754 1996 711 1467 6 1090 942 1932 579 10864 903 869 2379 683 14456 940 904 1697 722 13462 767 1084 1791 705 12664 759 1186 1725 674 12868 71 2 1594 1507 649 12078 668 1236 2056 735 13378 954 1067 2403 606 11852 870 730 1802 518 13466 1083 1004 2058 639 12066 923
4086 816 14264 1558 763 14883 14255021 1804 4815十 789 359 512
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および -1949-
l
甲状腺機能充進症について
in Hyperthyroidism
ziJア|でTZI~nl十五 1202 1774 1289 1386 1432
1235
1097
814 943
1260 1201 889 670 919 596
1234
1215 945 960 798 528 629
1395 1107 1003 887 532 743 478
2220 925 679 830 1110 905 617 850
1168 1029 1193 1003 661 298
1417 1540 1519 1429 503
1010 1044 1150 728
1540 640
1248 1153 903 878 666 975 735 1471 875 1107 808
Abnormal Deviation of ST-T
eI1l0ev-ST6SVI~3depres-STV4~5
elevch-aSnT 1~-NEgaI depres STV4~sectg vVVEz2 elev ST elev ST elev ST IT-illaVF _月 discordflatV1T aVL elev ST IT-illaVFVl-6 discord T aVJJ
ST V4-6 cor
elev ST Vl~2 no changes no changes
110 cnanges no cnanges nov -dcchhaaaSnnnTgges
depres ST ITaVFV5可 11I~~6《eIe-vVVVs2elev ST I勾2
elevSTT depres-STI elev S
110 ccrhhaaSnnTggeess
neloev-VV2a~ elev ST V3~4 no changes I10 chanTges invert T V 1-Z no changes no changes no changes no chaSnTges elev-VV2zdepres-STVVF4-5 elev ST V2invert T aVJlt
depres ST V3-5
-5
enlo depres-STV6evch-aSnTgesVVi2-3 elev ST V2-3 110 changes no chaSnTges elev-VV21-3 elev ST Vl-2
depres ST Coronary Typez
depres ST aVVV4gva6 depres ST aVFV3-5discord T aVL
46 56 46 43 57
44
40 35 51 55 38 69
57 46 52 79 69 57 56
47 31
51 53 37 38
51 32 27 65 41 60 60 60 62 58 58 49 75
66 60 65 67 69 47 -40
69 39
23 1
46 18 17
28
23 49 15 27 38 38
22 38 30 12 49 21 48
37 65
32 1
37 -3
53 52 46 11 55 56 10 3 14 13 54 31 38
-130
26 31 48 48 58
18
69 57 92 61 74
72
63 84 66 82 76
107
79 84 82 91
118 78 104
84 96
83 54 74 35
104 84 73 76 96 116 70 63 76 71 112 80 113
63 70 91 98 117 95 98
I 57
259 255 256 266 277
269
229 221 251 262 279 288
238 230 251 242 243 257 252
214 215
222 211 256 284
295 260 209 241 261 283 240 268 295 270 302 249 299
246 292 298 305 296 254 245
209 185
343328 312 370 348 373 327 368 351 355
341 333
375292 325305 374317 383344 366355 345395
389317 314 320
324333 373333
361 340 335 341 356 339
289298 360311
318305 279265 344330
319 329
399 409 349344 292282
317 338 372357 382399 327310
331 371 416371 353341 424414
329 340 427412
404309 397362 403389 404403
413 416 339349
343 357
297 319 242 250
100 115 110 120 110
140
100 120 80 90 115 60
110
125 80 105 90 75 64
18055
140 60 155
150 135 85 80
120 120
125 95 70 95 80
100 100 50
105 85
110 95 130 95 85 65 85
120 120
lsquo
-1950ー 千葉 医学会雑誌 第 34巻
UL
n
αmwmh
EYC
vm
CmM
mmH
3-nob
ge
ex
RU M
R
vQ
M
-
MAS
H RD
a e
n
G
ie5
Glj
m e
-b
-A
10007193806 10816427 41 f1 H 288 8092892 746 1308049
7706621771 13280189
78110003592 135741910
川 凶
308 2228+ 308 280220 2253+ 460 372 335128
+ 841 6 8 5544 1283181
452 289+ 353 236347 M S + 822 6 179 4 885428 430
+ 780 680 519271 1170 + 590859 792 1000242
970
+ 632 481 391 1542 784422 58+ 455 354 285 2341363
+ 448 3 1 273 26174298 15088
9 811510+ 1409 1291 10 0 690453 15272162 56 494f
E T 10202865+ 80532 54 7 0 112541f 75521J8 + 5 31
A T + 7 2 92025781 655 5 1 1071 69433 54 846 4f
+ 590 425 354 16062 81
+ 6 61 406 327 2104185
10342544 647 1345843 f 315 56
唱
8736252183 13268226 9283096 980 15050617 805+ 112 660 530 393 1530 2258 687 130174197 732+ 467 776 570 487 2572 2263 798 14117529 T I 46 f 187 56
唱
+ 544 473 459 364 1825 3486 917O T 48 f30 13674186 57
76129462716 128 7793275 948 132176117
8673115267 + 422 504 437 355 2009 920 13980 7623026 800 13786
PL
畑
16189 8903878+ 306 425 378 295 2447 902
597Y Y 31
538 548 442 1206 783642 502 402 1407 2407 83816 11860
12455157 55
858+ 570 636 546 430 1066 1883 752149 120175 72254 f 12 56 2345 796 1126034 K H 920285 56 55 f + 694 576 530 449 1640 2587 958 12617035 Y T 659417 2504 976 136178
1278 13076 674109 3318一 25 433 292 230 2816
争
一
防防ぱ伽
Fta1 らTdiacωtput L偽州側Leth ゐ Hy戸~yroiacute4 ism
A明tmIdurOUr Anemia GroupB Hypert品yrotdts悦
2甘ん九E
bull10 lsquo e e e
-ebull
bull
5
bull 十bull
ー
1infin H~- --- HT
Bt1R
-t1OOo 100 9
fXMl1d15 deOiト L 制何時sbefoye th
れなければならなし」また白血病では心筋を直
接障害する ζ とも考えられるしかし心冠動脈の
吻合をいちじるしく増す ζ とによって ζれを代
償しようとするそれゆえ心冠流血量が生理的
範囲をこえて増しているとき Hbが増せば Vs
のいちじるしい増しがお ζるとともある甲充
症では心筋にたいする中毒性の作用ととも Ir心
冠循環にたいする神経性調節をも考慮すべきであろ
う乙れらの関係は Ausgangstonuslageと負
荷の度持続時間によっていろいろに愛る表6
は 同時に検査した EcgfC ST-Tの異常偏向を
示すものと これを示さないものにわけで Vsを
示す ST-Tの異常偏向は B群ついで甲充
症に多く A群では 60回中 29回 B群では 43回
中 35回甲充症では 84回中 55回あったと
くに B群では Hb30以下の 19回中 17回甲
第 6号 三好高送血量1性負荷時の循環動態 とく lと賛血症および甲状腺機能充進症につ 1て
A hdU
同
吋
CW IUFZ IDAZ-IASZ IATZ I否宜下 QT IVP 1 kgm I I I - Imm I AbnormaI Deviation of ST-T min Iσlσ|σ トσ|σ|σIH20 I 360 50 39 89 531 44 47 91
916 49 23 72
504 59 55 114 1071 63 19 82 925 55 56 111 1074 36 26 62 737 62 44 106 837 58 45 103
655 33 37 70
608 33 24 57 515 36 43 79 654 45 30 75 519 44 30 74 596 42 41 83
1963
619 608
802
720 497 71 39 110 767 36 47 83 591 64 67 131 409 57 92 149
Table 5
249 338 346 110 263 354 359 85
271 343 333 150
248 362 371 120 261 343 357 270 381 377 259 321 336 276 382 376 288 391 386 70
238 308 328 60
250 307 415 85 270 349 406 105 265 340 342 85 278 352 364 55 251 334 328 50
105
80
215 325 387 140 242 325 349 60 301 432 429 65 280 429 388 100
depres ST V 2-5
elev-STaVLoVrd es-STE1-2TdeapVrL
adeVelepFvr V44STdisces ST V 2-6discord T avr e vSTE-EaVR Vvi 1F2 elev ST ll-J1I aVFV l-2
V4 ddneiospcrcoehrsad-ngSTeTsE
Cardiac Output in Anemia amp Hyperthyroidism
Vm lmin Vs ccHabnd 3535~BMR+ く 75
75く lt5555~100く100
吋 70く 3 14 1 4 11 3
g 51--70 2 18 7 4 15 8
占 31---50 1 10 4 3 7 5
2 4 4 2話30
Sum 6 44 16 11 37 18
国 70く 2 4 2 4
ロl-lt 51--70 1 2 5 2 3 3
31--50 5 7 1 9 2
話30 1特 6 13 3 12 5
Sum 4 17 25 8 28 10
25gt
25--499
50--749
75話
3
2
18
17
9
4
10
10
6
10
7
6
2
2
17
19
8
8
7
4
5
4
HR
60-- 80--vv vv
く60 799 100
3 12 2
5 16 3
12 3
2 4
8 42 12
1 4
1 2 2
3 5
1 8
2 10 15
1 17 11
11 14
6 7
6
Sum 100く
1 18
3 27
6
4
1 6
83
4 12
11 20
19
2 31
4 29
2 15
8 14
Sum 5 48 36 17 52 20 1 34 38
examind 15 minutes before death
元症では BMR +75以上の 13回中 9聞にみ が251minm2以下のものは死亡前 15分に調べ
fこおおまかにいえば Vsは STT の異常偏向 た B群 No19の例以外l乙はないそれにもかか
を現わすものの方が少ない傾向にある Hb30以 わらず Vsは ST-Tの異常偏向を示すものだけ
下 および BMR +75以上のもののうち CI IrB群 3回lsquo甲充症 2回の尋常範囲を ζえる
-1952ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
減りを示した全例中 CIが尋常範囲以下氏滅つ は A群 No6の1例を除き すべて ST-Tの
た 10例 (A群 4例 8群 4例甲充症 2例〉で 異常偏向をみた No6の例は Hb 49緊張充
Table 6 Stroke Volume and STT 進型の尋常血圧性調節を示し心力学的数値はほ
Abnormal )尋常であった循環血量はや h 増し静脈
Deviation 十 圧 55mmH20労作時の息ぎれ および軽い前
EyenmVsJc五 V自室A品 yenc VCFOD叶 山tt 的勺 sご 同よVコ4vcC-〉
ぴ〕
司tooEhSh
70く
51~70
31~50
話30
1 7
1 10
1 3
2
2
1
2
1
2 3
3 4
2 4 L
1
5 I24
3 I15
1 I5
Sum 61 7 12 10 160
出
告旬
70く
51~70
31~50
百30
2 1
2 4
2 1
6
2 8
2
1
1
1
6
3 11
1 10
3 19
Sum 5
25gt
25~499
50~749
75孟
Sum
2 6
2 6
1 3
2
2 4 10
1 4 11
2 1 5
2 2 6
7 111 32
5 29
3 27
3 15
1 13
12 84
胸痛と下肢の軽いむくみがあった
ii) 心送血量と脈管力学的数値の関係
Vsの増しは流ス量の増しと同時に Pdのさ
がり Kよってお乙る観察例の血圧値を表 71[示
す
縮(期圧 PS は A 群では 80~168 (平均 119)mm
Hgで Hbとの相関は明らかでない B群では
93~154 (平均 115)mmHgで 1例 (No1めだ
けが 62mmHgを示した Hb50以下では ゃ
い低いものが多L貧血症では Psはほ-
尋清範囲にあり低血圧性調節(85)を示すものは少
ない(表的甲充症では 96--173(平均 130)
mmHgでゃい高いが高血圧性調節(35)を示す
ものは少ない(表的甲充症では BMRの増
しとともにや h 高まる傾向を示す Psが 150
mmHg以上のものを A群 3例 3回 8群 1例 1
回甲充症 6例 11回にみた 100mmHg以下
のものは A群 6例 6回 8群 3例5回甲充
症 1例 1回あった
Table 7 Blood Pressure in Anemia amp Hyperthyroidism
Ps mmHg
and
BMR+ EV戸 Eよロcgt
VcσF43コ
司
080L4bull
70く
51~70
31--50
ζ30
3
9
3
2
12
16
7
1
3
2
5
3
Pd mmHg
tVcb 富ゆ Vαcgtコ
v PEmtB吉m皿正=Hg 1
5 13 10 8
10 13 4 18 7 2
7 4 4 8 6 1
4 2 4 2
R lV 守4mmvS -i3dP Hg1iii
3 9 6 18
4 17 6 27
1 7 7 15
3 3 6
Sum
infin 70く
51~7031~50
三三30
17
3
1
8
36
2
6
9
12
13
1
2
2
26
3
4
6
13
32
1
3
6
7
8
2
1
40
3
4
10
15
23
2
4
2
5
3
1
8
3
3
36
3
4
6
11
22
4
6
6
6
8
12
20
Sum 12 29 5 26 17 3 32 13 1 6 24 16
25gt
25~499
50~749
75二
5
1
1
1
17
13
6
3
9
15
8
10
9
12
4
7
21
15
10
6
1
2
1
1
14
14
4
7
16
14
9
7
1
1
2
2
1
16
8
5
2
13
20
10
12
31
29
15
Sum 8 39 42 32 52 5 39 46 4 3 31 55
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1953-
Table 8 Hb and Cardiovascular Dynamics in Anemia
Vascnlar Dynamics 4D
Jvd
2c
-H
吾町一
一
旧制
一
υロM
官
ω
rmm
2ぃ
5
4
2
3
一
gEZ
225zww
cm
一
2同
kT
Hb
(Sahli)
ltrI70く51~70I
eI31~50 01ζ30
(m
m NV uarr
3
5
8
1
一
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一3
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ヨ叫一
ldquoHypotone IldquoNormotone Hypertone Regulation I Reg
-旬以
自ロ的
Reg W
V0由一
A N E A N E M WE + E
白
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20
ど 2li3 円 唱噌
iiつ
d
examined 15minutes before death A ldquoAnspannungstypus N ldquoNormaler Typus
E ldquoEntspannungstypus
Table 9 Basal Metabolic Rate and Cardiovascular Dynamics in Hyperthyroidism
τi
QU 4
Sum I 4 14 28 1
21
Vascular Dynamics
NormotoneBMR CI ldquoldquo ldquoHyRpeer toneeH81y1plaottioonne g SumR Reg poundlfminfm2
+ 由 W M W E〆 +Y A N EA N E2V3Rt E E
2 1 5 12 8 317 15 62 17 12く25
2 1 291 15 525499 4 12 1013 16
155 550749 8 7 1 9 2 2 1
141 1 6 45 71 1375亘
7 3 11 6 38 22 892 39 48Sum
1 77 11
弛期圧 Pd は A群 38~90 (平均 63)mmHg 多い B群でL1Pが 40mmHg以下のものは
B群 28~93 (平均 58) mmHg でや h 低~と No 10 (Hb 28)18 (Hb 16)19 (Hb 12
もに Hb 50以下のものでは Pd 60mmHg以 )で 3例とも ST-Tの異常偏向を表わし No
下のものが多い甲充症では 3288(平均 64) 1019の2例は低血圧性調節を No18は尋常血
mmHgで BMRの増しとともにゃい さがる 圧性調節を示す No19を除けば CIは尋常範囲
傾向にある にあった Pdの低下とL1Pの増しは血管の弛
3群ともに平均血圧 Pmのや h 低いもの 期性充エイの減り κよって脈拍を celerにする
が多く脈圧 L1Pの増しているものが多い Pm とのとき限波世線は立上りが急で上行脚は短か
は B群では Hbの滅りとともに低くなるものが くすみやかに下行脚にうつる ζれは臨床症状
多いが A群甲充症では明らかな傾向がな の軽快とともに尋常となり上行脚はのびる(図
かった L1P は A群甲充症では Hbの減 23)脈波曲線では そのほか頚動脈脈波の頂
りまたは BMRの増しとともにふえるものが と切痕の聞に大動脈弁閉鎖不全症にみるような
-1954- 千 医 学
鞍部をみることが多くまた大腿動脈脈波では
明らかな DicroticWaveをみるまた賛血症で
も甲充症でも心尖および Mitral Area
で縮期性雑音をきくことが多いが図lと示した 2例
でも心音曲線にこれをみる甲充症の例で
は 117 57の検査では乙れが消えた
高送血量性負荷~rtこいする脈管力学的数値の斐
化を表 10 K示す
全末柏抵抗 W は Vmの増しに比較的よく一
致して減る観察例では Vmが 751min以上の
もののうち W が尋常範囲をこえて増しているも
のはなかった A群 および 甲充症で な
お尋常範囲にと Yまっている 8例もすべて尋
常の下界にある組織の酸化過程に障害のある状態
では低 O2張力のため組織の代謝障害を生じ
葉
れらの代謝障害は脈管運動神経の調節障害を生ζ
じるとされている倒〉それゆえ同時lと反対方向
lζ作用する障害がなければ末梢脈管の抵抗は減
る末梢血流は増す貧血症および甲充症
のように一次的に組織の酸化過程に障害があれ
ばその程度K応じて末柏抵抗が絞ると考えられ
る甲充症のように 同時l乙末梢脈管lと作
用する自律神経興奮状態が考えられるときでも
BMRがいちじるしく増しでも ほとんど つね
IζW はふえない(図 4)0W の減りの程度は 3
主』コミ 雑 誌 第 34巻
群の間で差がなかった
心への流入量が増しでも同時r末梢抵抗が被c
れば心の予備力がいちじるしく障害されていな
いかぎり縮期性駆血の度は完全であり しこがつ
て心室弛期圧は増さないそれゆえ末柏抵抗の
減りを伴なうときには心不全がお乙りにく loM
型高血圧症でも僧帽弁閉鎖不全症でも V mが尋
常範囲以上K増しでも W は ほとんど尋常範
囲を ζえて減る乙とはない側 M 型高血圧症では
L1P は増しているが Pdは低くないしたがって
Pmも低くない貧血症 および 甲充症で
はこれとことなり Pdのさがりによって L1Pが増
し Pmがさがる Psは高くなloW は Pmの
上昇とともに増すそれゆえ貧血症および甲-
充症で Vmの増しにたいして Wおよび E
の減りをもって応じ動脈圧を尋常に保とうとす
る緊張低下型調節(35)を示すものが多いととは流
ス量の増しにたいして M 型高血圧症にくらべて
はるかに生体lと有利であるといえる高血圧性調
節を示した A群 3例 B群 2例 甲充症 11
例はほとんど M 型および E型であって
W の増しているものは 甲充症の 1例(表4
No 3011月 57の検査)だけである ζの例は
48才の女性でこのとき BMR十 306で Eの
増しの方がやgt強く 3878dynecm5W は
Table 10 Cardiac Output and Cardiovascular Dynamics
由
w E C CW む玩diac Vm dynejcm5 dynejcm5 cmfsec kgmjmin Dynamics
O Vhh
R
gvg ~ g v g ~ Sum凶
凶〉
目白
山凶〉
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-i 0 Cl Cコ -i 0 小J 0 V 口 53-i小3
v~
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75く 15 1 3 13 6 9 1 6 10 1 7 8 16 szlig~
14
2
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Sum 22 34 10 5 50 11 7 47 12 20 29 17 7 36
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ロ〈一
ロ
ロ
白
色
ロ
HOHSEω何回司
く 5引い一
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Sum
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25 4 17 4 6 18 1 5 20 11
27 14 5 6 27 13 7 33 6 6 18 22 3 19 11 46
く35 い
35---75 い r -4-gt
75くis
5 1 4 2 3 5
4 36 8 1 18 29 30 18 7 30 11
29 7 1 21 14 3 27 6 2 34
2 3
4 24 6
11 16
5
48
36
thorno~
ltJ Sum I33 43 13 I2 40 47 I3 59 27 I12 32 45 89386 22 I 11
Normale Reaktion ldquoN DμDruckreaktion15minutes before death examined VolumenreaktionldquoV
66
4
17
25 8
第 6号 ニ好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1955-甲状腺機能充進症について
~ 4 仏 t伽
w Al1e叩d G-roupA んItrtliiyen~ 6-roup]3 HY(i町tfiyroLdis1ni
竹tp
4α)()
30infin bullbull
之000
1000
100 o 00 Wt
2447dynecm5 Vmは 3781minであった心
力学的数値はほgt尋常であったとの例では
Wおよび Eは入院時からや h 高い傾向に
あり Ecgで ST司 T の異常偏向をみたが 心拡大
ーはなかった W が明らかに増して 2500dynecm5
以上を示したものはA群 2例 (No633)B群
3例 (No192025)甲充症4例 (No18
293035)であったとれらの心送血量は甲-
充症 No 29を除いて いずれも少なく CI
273 1minm2以下であってB群 NO19を除い
ていずれも緊張允進型の調節をとることによ
り血圧を尋常範囲に保っている A群 No6以
外の例はいずれも ST-Tの異常偏向を示し B
群 No25甲充症 No 1835の 3例の心力
学的数値は圧反応(16)(39)を示す心送血量が尋常範
囲にありしかも緊張尤進型調節を示した甲-
克症 NO29は 46才の女性でこのさい BMR
+467CI 4871minm2W 2572dynecm5
E 2263dynecm5で 心力学的数値はほ gt尋
常であったこの例はゃく 20日前まで心房細
動を伴なう うつ血性心不全の状態lζありこの検
査当時なお軽度の心拡大があり循環血量は
ゃい減っていた(表 15)低送血量性でp 緊張充進
型の低血圧性調節を示した B群 No19は心力
学的数値が二次的の容量負荷を示し15分後lと死
亡した CIが尋常範囲を乙えて減っている 10例で
はいずれも W が 2000dynecm5以上であっ
た心冠性 STTを示したものは A群 1例 (No
ldquot
10)B群 4例 (No1131824)甲充症2
例 (No2630)で Hbないし BMR の程度
を除241NoB群 CI Ilとは関係なくまた
けばいずれも同程度の HbBMRをもつものpタ
にくらべてより減っているたちJし W は い
ずれも より増している HbBMRがわずかに
減りまたは増しているものの E はより高い
がHb50以下 BMR +50以上のものではよ
り低い値を示す B群 No18では心冠性 ST-T
のもとでわずかの Hbの減lりにたいして CIが
いちじるしく減り 7041minm2から 4381min
m2になった W は や h 増して 769dyne
口がから 1182dynecm5になった ζの例は動
脈 CO2含量が増しており検査後ゃく 2週間
で死亡した B群 No13の心力学的数値は圧反応
の傾向を示した
容積弾性率 Eは縮期貯血量を決定する因子とし
て直接 心送血量l乙関係するそれゆえ Eが
増せば一次的には Vsが減る Vmと Eノの関
係を表 10図 5I乙示すo Eが減るとともに Vm
が増す傾向にあるしかしいちじるしい町の増
しも Vmを減らすとはかぎらない等しい Vm
Ktこいして Eは甲充症 B群 A群の順
l乙高~乙のさい Vm のいちじるしい増しによっ
て大動脈の過充エイがおこり ζれによって Eノ
が増す ζとも考慮すべきであろう E が明らかに
増して3000dynecm5以上を示したものはA群
1例 (No27)B群 2例 (No625)甲充
十160 BMR
-1956一 千葉医学会雑誌 第 34巻
Ft35 fordioc Output andVotU1tにElasticdy E Al1emid GroupA Anemid llroupB I-lypert持roi~s1lt 17ewJ
4infino
bull
-1 3000
2()O
bull1似gt0 bull bull
o 5 10 lS o 5 10 15 o 5 10 15
Vm V-1ttyen1yen 症 6 例 13 回 C~o 121527283035)であっ lζ減っているものが B群 13回中 5回 甲充
た乙れらの例は 甲充症 ~o 15および 症 47回中 11回あったいずれも Eは3000dyne
~o 30の 11957の検査を除けばいずれも jcm5以下でCIが 501minm2以上であった
ST-Tの異常偏向を示しまた B 群 ~o 6甲 B群では Hbが 38以下であったが甲克
充症 ~o 35を除いていずれも CIが尋常範 症では BMR が +207~+1055 でその程度
囲ないしそれ以上にあった HbBMRの程 とは関係がないようである甲允症の ~o 1
度には関係がないようである CIが尋常範囲以下 19の2例は高血圧性調節を示した Eぺおよび ζ
に被っている 2例ではいずれも W が尋常範囲 れを規定する脈波速度 Cは風洞来の硬さ Rigid-
以上K増しており心力学的数値は圧反応を示し ityを示すが乙れには Functional Rigidityを
ている B 群 ~o 6は UFU 72σDAZ33σ も含むと考えるべきであるそれゆえ自律神経の
ASZ 105σ であるが心拍数を考慮すればいず 緊張状態によっても影響されるであろう ζの点K
れもゃいのびている ATZは193σ で短かい ついては教室の木下(17九宮内(23)らが述べたo E
X線キモで心拡大はなかったが Plateau形成 と Hbないし BMRの関係は図 6のように
があった Eノは W の増しているものに高いも 明らかでないけれども AB若手とも Hb 50以
のが多い傾向にある W が尋常範囲以上に増し 下 甲充症で BMR+50以上のものでは
ているもののうち Eも尋常範囲以上K増してい E が尋常範囲以下に減っているものは少ない甲
るものは A群では 10問中 5回 B群では 5回中 克症で BMR +50以上のものでは 29回中 17
4回 甲充症では 13回中 12回あった Eが 回に増しをみる C についても ほY 同様の関係
尋常範囲lとと Yまっているものは それぞれ 10回 があった甲尤症で Eにおよび Cが貧血
中5閏 5回中 1回 13問中 1回でいずれも尋 症にくらべて増しているものの多いことは安感
常範囲の上界K近い Eノが尋常範囲以下に絞って 神経緊張状態の影響を考慮すべきであろうそれゆ
いるもののうち W も尋常範囲以下に減っている え BMRの減りに応じて酸素需要が減つでも
ものは A群 5回の検査のすべてに B群 6回中 4 風洞系の弾性が回復する ζとによって一時的に
回 甲充症2問中 1回あつTこoWが尋常範囲 Vmが増すことも考えられるたとえば表 4の
にと Yまっているものは A群になく B群 6回 NO18の例では 121 57 Iとは BMR +898
中 2回甲充症 2回中 l回ありいずれも尋常 CI 5901minm2であって W 873 dynecm5E
範囲の下界にある しかし Eが尋常範囲を ζえ 2503 dyne cm 5であったが 62 57 ICは BMR
て増しているにもか〉わらず W が尋常範囲以下 が 11被り W は2の波りでほgt前回と愛
第 6号三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および -1957ー
甲状腺機能克進症について
Fid6 VoLume Elasticity 切 れ仰向島 Hype川 yroidism
削Ejω Al1emia GroupA 向的問iyenGroupB ~ferffiyroi伽
4000 bull bull bull
3000 bull r bull 1
I~tI 20
bull1bull10infin bull bull
10e-0- o 100 o 0 す100
H~ HT 掛1R
化なく C が 20Eが 5減って ともに尋 ST-Tの異常偏向を示すものと示きないものにわ
常化した乙のさいL1P は85mmHgから 77mm けて表 111ζ示すoHbないし BMRとの関係
Hg fL減り Pmは76mmHgから 83mmHgfL増 を表 891t Vmとの関係を表 101t示した賛血
したにもか》わらず Vsの滅りは比較的少なく 症でも甲充症でも心の仕事量の増レにたい
して容量反応をもって応じるものが多い仕事量のがBMRは1ζ57182の増しを示す11はCI
いちじるしく減り WE bや h 減っている 増しがおもに Vmの増しによるためであるし
が CIも62 57にくらべてゃく 10の減 かし末梢脈管iL二次的変化がお ζ りまた心
りを示したとの例は心表面積の増しを示しま 筋がこれに応じる充分な力をもたなければ動脈
た 62 57以後は ST-Tの異常偏向を表わすよ 系の抵抗にうちかつ乙とが困難になり圧反応に傾
うになり 143 57 iLは BMRがほ)尋常範 くとともある M 型高血圧症では動脈系の抵抗
囲に近くまで減っているにもか与わらず低送血量 が大きく UFZDAZATZはのび圧反応をも
性緊張充進型の尋常血圧性調節を示し心力学的 って応じる(橘〈的〉大動脈弁閉鎖不全症では逆
数値は圧反応K傾いている 流と大動脈弛期庄の低下によって DAZはい
心の仕事量 CWは Pmの減るものが多いにも ちじるしく短かく多くは負性を示す(39)貧血症
か〉わらず Vmの増しとともにふえるものが多 甲允症でも DAZ は短かいが負性を示すも
い(表 10)仕事量の増しを 心がどのように処理 のは少ない
するかによって心力学的数値がζ となるこれに 心への流れこみが増すと心拍量は増すが心力
e ついては次項で述べる 学的数値では UFZがあまり安らないか わず
iii) 心送血量と心力学的数値の関係 かに短かくなる DAZはより短かくなりした
心にか〉る負荷を容量負荷と圧負荷にわける (4) がって ASZも短かくなる DAZの尋常範囲を
〈ヘ負荷の種類によって心の示す反応もことなる ο こえる短縮が A群 52回中 6回 B群 30回中 14
不正拍弁膜疾患などにおける~化を木下(16)橘 回甲充症 62回中 17回ありそのうち B群
(39)がくわしく述べた臨床では純粋な形で心のー 3回甲充症 2回では DAZが負性であった
次的作用をみることはなく tこだちにこれをおお ASZの尋常範囲をこえる短縮は A群 52回中 15
う二次的以下の作用をみることになるそれゆえ 回 B群 30回中 14回甲充症 62回中 39固に
心力学にはたらく末梢循環因子の愛化を模型的lと みられ そのうち UFZが尋常範囲を ζえて短縮
1回中14群B回5回中15群Aしているものは L述べるととはできな
CIの増しにたいする 心力学的数値の菱化を 回 甲充症 39回中 23回であったo ASZが尋
-
-
-1958ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 11 Cardiac Dynamics and ST-T
a Cardiac Inde玄 501fminfm2く
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examined 15 minutes before death
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
4000 bull bull bull
3仰 bull
2側
1似10 bull
20 3infin infinlsquo5
ATZ q
iS8 fet(p~elal Res~ηce~nd ATZ w _
ス00 200 300
守掛M- Anemi3命制fA Anemigrave~ ~ Gt-Q~rB
4ω
e
守二宮盛J bullbull
bull
bullbull
ー
bull100Q~ 2 みに e
200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
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〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
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是認 ii g
〈
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5 自 E
ミミ6Q2E 82
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官
S 司主
田
3
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E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
司gt法
5 司-官 xBH 3
持
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『H
荷ct 判
H
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包 EZ 1P
ま H
0 2l1附
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3 唱
吉ω武官
4 5S43さロぎ
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E 『【ーω EH h
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】
v 8 Fよ 3長 v山中
1yen t
infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
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Grune amp StrattonN Y amp London1958
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Therapie der Herzkrankheiten und der
Gefasserkrankungen Springer Verlag
Wien5 Aufl 1955
38) SchultenH Lehrbuch der Klinischen
Hamatolog匂 Georg Thieme Ver1ag
Sttutgart5 Aufl 1953
39)橘 正敏 千葉医会誌 34130(日高 33)
40)高橋怒千葉医会誌 34615 (昭 33)
41)梅沢英正 千葉医会誌 34579 (昭 33)
42) WezlerK Verh dtsch Ges Kreisl
forsch15181949
43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
-1946- 千 葉医学会雑誌 第 34巻
が +50以上で CIが尋常範囲以上に増している 回は HR 100をこえる甲充症では BMR
ものを 29回中 20聞にみた +50以上でかっ Vm 751min以上のものが
心送血量は 心拍量 Vsの増しによっても ま 29回中 16回あり 29問中 10回は HR 100をこえ
たある程度までは心拍数 HRの増しKよって る HRは B群および甲克症ではおよ
もふえる表 5のように B群および甲充 そ Hbの減り BMRの増しに比例してふえる
症では Hbの減りないし BMRの増しととも A群では乙の関係が明らかでなく HR 100を乙
1[ HRが増しているものが多い B群では Hb えるものは Hb 50以上のもので 45問中 4回あ
50以下で分時送血量 Vmが尋常範間以上に増 っただけであるほとんどの例は 60 ~80 の聞にあ
しているものを 32回中 20回Kみたが 32田中 15 る
Table 3 Cardiovascular Dynamics in
D a
4EU
蹴
」
訂
infin
1191
50
噌 times
Diagnosis t- n
t
EJN吋詮i RE
LC
M
U
h
hm
-i11Jdl
mdn
τGIJ
wmm
-JFU
Uji-
rmdm
e5p
cm品
e
6847 5901 48501178 55
1050457u E120m
6279221273
Subacute Myelogenous 454153380201 Leucemia Chronic Myelogenous 2065 588635270 670462 198 57 Leucemia
59 1273 2092 604 12
295 9 622
2011 796 585 892 2105796240462810 829 1915605 78977825658 560162891 686 779 2044
Acute Myelogenous 312 83359202 58
2333793 539 911 50074119033121 57 S G 28m 3 Leucemia
281 I 24 522 222 1 42
584 406 1188 2647502132 720 2558 578511 1062561115
592606 463 934 1997746240223 581 28S M 42m 11
1542 600607 439 1078759259221 581 38Y M 49m 1
356 966218 2444 3497353 350211 561 61TM 55m H
14351012 810 686 2440978204202 581 37A H 18 f 1
6261054 722 772 2655152 79111 2 581 38K S 29 f H
431 2712 1 35
1331 1764951 45998HM 32 f H
662 676 588867 2156102 990 465
77 56 28 1106 871 541 15875281 571 21 104
621420 347 1374 188852120410 wY 52m H|Efyodpgoipkl ins Disease 298 1041 500224924511 Y G 21m IHvnonlastic Anemia 16m5l55
566 226 I 77
2951 244 2021 193068937576 561 7512 1 H 22m H
529 317 I 71
4301 356 1295 2029400 550 335560 497 1084 1131893
4 5 6 7 8 9
404
672578 462 1325 181288147131 f H 43 58 55
845 639 199
579 812 175595560161410 W 40 f H
900 1334 554 11 10
687 69111179121 464 2349 758
1712 356 1789140 55532
564 1322 568 15 U T 43 f 1
414 1273278 80539 1190 2212 671
265 1025 55396285 56 6913
663 136
730 2609629 8026939921 803 598704 79476213124 21092634844 516
16 K S 58 f H
747 868117 70713930 721 1288 589
17 Y T 63 f 11
504 1030146 55 84713829 822 7061566511 55 768 77756 96814
986 1510 657704 7691057151256 8418 K G 67m Panmyelophthisis 23
667601 438 1182 1744580731616 157 19 S T 23 f 494
2210 1993840 688 704269 57 74722 79 2229 558
20 T Y 45m hSfpaire rlogenic Bone
135 117 325612212 66
780268 2572342 188 284322569 55 75row Inhibition
1611 758 21 T A 20 f H
484 2113329 183646632074 567
22 A T 26 f H
1090 901 607 19561103287 55 21925 523
262 129410801439 800 658241 58 24527
537 23 S S 37 f 1
752 569 885 1378119744 398 430
2011 1038 10211485 752 684281057 28345
916 496 4801255 960210641558
2482 737418 19576438224 K T 45 f H 16 57
10223157430 4801 330 2521 263725 S T 46 f 1 132 58l 56
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1947ー甲状腺機能充進症について
Vsと Hhないし BMRの関係は あまり明 の増しがいちじるしいものでは Vs の増しは~ ~ち
らかでな ~~o 3群ともはその多くは 55 ~100 cc じるしくなLそれゆえ B群および甲完
の聞にあるが Hbの減り BMRの増しの度がわ 症で Hbが 50以下 BMRが +50以上のも
ずかであっても Vsが いちじるしく尋常範囲を のでは心送血量の増しが Vsよりも HR Kよ
乙えて増すものもある A群 NO18は Hbが 30 り大きい依存性をもつように思われる Vsが尋常
から 60に改善されてもなお Vsが 1675cc 範囲以上K増すものが少ない乙とは心外因子lども
がら 2217cc IL増した B群 No23では Hbが 関係するが_lつには心筋の状態による貧血症で
45から 58 IL改善されたが Vsは 1485ccか はいちじるしい Hbの誠りが心筋の低 02症
ち2106cc K増した Hbの減り ないし BMR からひいては心筋の震性をおこすことも考慮さ
Anemia (Group B)
hHRl思luumlzr~T~iacuteてで[で]品 lm m Hg
Abnormal Deviation of ST-T
10758 1060
11058 952
1000 1257412057 1000 11054 1066 11955 1070
12358 1070
1163 1284 812 800 1017 1035 1333
1017
725
1738 963 925 986
981
691 940 766 677 528 1196 1075
61
54 22 55 57
62
53 60 51 39 72 39 58
41
18 51 23 39
9
27 -13 10 50 33
-239
102 246
72 270 73 248 78 I241 96 I 225
71 214
243 47 80
245 61 287 89 257 105 193 16 282 67 210
348
345 321 319 321
285
323 292 348 346 298 298 277
320
335 301 291 308
294
301 314 337 387 318 320 279
90 elev ST V l-2depres ST JIV4-e coronary Type
30 discord T 1IT
110 discord T III 107 elev ST V 2depres ST JI 85 no changes 90 no changes
130 elev ST V 1-2 depres ST V 5-6
120 elev ST V l-3depres ST V 5 75
105 elev ST V a 90 elev ST V -3fiat T aVLV2
elev ST V l-l
3fiat T aVL 130 depres ST JI-1IT aVF 115 fiat T in aI1leads
1117 391
131394 80 93 237 330 337 125 873 86 27 113 285 398 392 60
no changes elev ST I-JIaVL no changes elev ST V 2-3
elev ST V 2-3 elev ST V 2
elev ST aVRV2-adepres ST 旺司1IT aVFV5-6discord T llicoronary Type elev ST V 2-3depres ST JI-lliV 4-6
elev ST V 2
110 changes no cha11ges elev ST V 2depres ST V 3-4
elev ST V 2depres ST V 3-4
depres ST V 4-6 depres ST V4-6 elev ST V 2depres ST aVF elev ST V 2depres ST JI-JIT depres ST 1 -lliaVFV3ーか coronary Type depres ST 工-lliV4ーか coronaryType elev ST V l-2 depres ST lI-lliV3-6
elev ST V 2depres ST 工-1I V 3-4
elev ST V l-2discord T aVL
eldv ST V l-2
elev ST V 2depres ST I-lI no changes no changes elev ST V 2depres ST V 4-5
elev ST V 2
depres ST 1 -1I aVLV5ーら coronarY Type elev ST V 2-3depres ST V 4
22004
127165
106 113 110 122 113 108 120 113 123
12565
10870 10246 6248
11279
125 130F4945563124 114 117 116
15494
13780
1222 824 858 429 798 632
656
885 806 836 701 1237 1058 1054 1195 851 849
933
1036 1124 1105
784
1039 990 750 625 699 596
lsquo687
1128 428 890 337 439 586
755
988 954 593 690 1327 784 863 1079 920 1062
1274
727 845 101
346
737 1230 1307 4481
1120 1331
852
4891
78
58
96
53 63 54 74
68
61
51 65 74
63 75 63 62
57
67
-6
39
36
39 24 53 40
13
12
42 19
-25
20 30 44 43
44
61
72
132
87 107 114
81
73
93 84 49
83 105 107 105
101
128
238
281
277
257 299 283 305
310
378
409
349 386 390 419
333
391
391
355 375 362 409
201 I282 I293
289
259 209 224
274 321 313 340
295
292
362
352 293 273
357 426 420 445
396
420
343
338 319 308
353 428 452 482
405
376
115
90
110 70 112 50 60 85
85
85
110 87 145
100 108 110 120 105
40
60
-1948- 千葉 医 学 会 雑 棉 第 34巻
Table 4 Cardiovascular Dynamics
3
BMR vα号も dZJl-
QU
司
1 307 57 41 7 1172 921 198 343 1468 1279 876 99 222 1155 877 597
179 十 248 1282 953 64 8 1210 + 137 1275 1003 669
221054 + 351 1342 1020 7342 K K 18 m
221 55 + 80 111 5 877 618
134 81 4 630 450KM 18 m 151 757 16 55 543 868 715 504 117 57 81 7 1025 94 6 691
6 Y G 34 m
H S 26 m
245 57 643 1094 940 681 66 S67 931 674 503
126 344 81 1 54 2 399 276 52 1025 719 514 257 100 648 44 3 310
7 M H 13 f 131 56 十 360 764 810 609
+ 207 796 84 1 600 8 1 O A 119 f 1 175 57 549 821 709 94 5
341 740 713 960 351 91 8 733 798
+ + +
+ +
SH 29 m 1)
+ + + + +
十
+ +
528580 527156+
十
+ + + + + + +
+ 565707 80282515 Y K 127 291157f +
+ 56986158 802358+
十
1 882 53316 T 28 304 56 f 720253+ 1 66594417 I K M 28 I 230 9 82512 58 f +
590103318 Y Y 28 121 57 898 832f + + +
十
+ + +
十
+ 25020 K T 30 52 3242712 58 f 283 4+
764 55175021 I M H 31 I 8211819 57 f + + + + + +
十
+ + +
+ +
十
1 3 682 538 629 9 I N N I 20 f I 75 56 231 1086 977 729 10 I O M 121 f I 252 58 356 929 863 61 2 11 I 1 Y 121 f I 83 56 285 721 716 494 12 I S Y I 25 f I 211 56 740 922 1020 7_61
473 51 5 460 336 13 I M K 126 f I148 54 355 680 665 51 6
155 41 1 359 268 14 1 1 T I 26 f 1 157 55 + 960 1305 1501 9_95
660 856 740 529 226 812 61 0 430
770 827 1020 729
3 4
156 527 528 377
788 862 914 662 181 880 850 607 21 7 752 560 397 188 334 238 1 64
762914 1 83837 569 1082 976 800 558 1394 923 74 4 543 1082 854 672
37 116_6 760 539 22 1 S K 1 32 f 1 148 54 464 755 829 691
49 627 535 4_35 23 A H 32 f 181 55 41 3 933 1017 732
154 606 547 372 24 I T M 134 f I 1817 57 +1055 977 918 759
71 4 1128 865 698 31 7 921 699 538
電339 925 659 488 168 741 495 351
25 M K 35 f I 182 58 282 71 2 679 492 731 731 636 449
26 I H H 139 f I 269 55 +1200 1003 1084 806 +1000 775 715 534
27 I 1 H I 41 f I 277 56 +1233 507 790
hn Au--W2
rhd
e
J
cmM
P
1
凹
H R
四回
Hb
一
831 1929 535 13853 786 655 1848 590 15654 871 919 1888 601 14260 759 896 2260 627 16152 743 835 1961 593 15258 787
』
一「ーぃーー 川
760497 12454674 1392
一
832 1526 540 12460 787
1203 2812 725 13852 774 1075 1669 579 12570 824 827 2205 621 14055 923
一唯
798 1824 500 13156 859 1149 2114 666 13460 724
一
山
668664 122601340 2033 1045 1661 662 12662 701 1782 2052 900 12474 684
1010 2891 605 13855 1158
988 2705 631 14665 1060 1103 2333 706 13462 863 1109 1941 690 12672 963 872 1478 550 10554 798 1241 2478 575 10955 909 1275 1754 614 10863 875 777 1714 469 14070 990 879 1834 730 12763 929
1138 2618 696 13867 993 501 1846 563 9632 1105
1465 3664 947 12150 909 929 2764 652 11244 978
2398 2264 586 11580 875 568 1810 622 15263 1156 1086 2236 690 12856 864 1067 1964 681 11252 600 756 2182 561 10547 1134 628 2251 553 11545 1229 826 1762 538 11154 932
1000 3435 960 12052 1002 424 865 576 12054 81 6 1127 1607 599 11962 972 873 2503 767 13348 805 838 2375 625 13457 1060 809 2174 623 12351 974
1240 2333 689 12054 744 3088 2228 843 10678 712 994 2945 754 16068 1100 948 2164 798 16072 902 1047 1469 606 15982 662 1149 2483 913 17372 789 2360 1624 621 11280 61 9 1055 2576 792 13662 982 1055 1232 494 12874 655 968 2468 681 13666 1100 1484 2206 722 126174 855 754 1996 711 1467 6 1090 942 1932 579 10864 903 869 2379 683 14456 940 904 1697 722 13462 767 1084 1791 705 12664 759 1186 1725 674 12868 71 2 1594 1507 649 12078 668 1236 2056 735 13378 954 1067 2403 606 11852 870 730 1802 518 13466 1083 1004 2058 639 12066 923
4086 816 14264 1558 763 14883 14255021 1804 4815十 789 359 512
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および -1949-
l
甲状腺機能充進症について
in Hyperthyroidism
ziJア|でTZI~nl十五 1202 1774 1289 1386 1432
1235
1097
814 943
1260 1201 889 670 919 596
1234
1215 945 960 798 528 629
1395 1107 1003 887 532 743 478
2220 925 679 830 1110 905 617 850
1168 1029 1193 1003 661 298
1417 1540 1519 1429 503
1010 1044 1150 728
1540 640
1248 1153 903 878 666 975 735 1471 875 1107 808
Abnormal Deviation of ST-T
eI1l0ev-ST6SVI~3depres-STV4~5
elevch-aSnT 1~-NEgaI depres STV4~sectg vVVEz2 elev ST elev ST elev ST IT-illaVF _月 discordflatV1T aVL elev ST IT-illaVFVl-6 discord T aVJJ
ST V4-6 cor
elev ST Vl~2 no changes no changes
110 cnanges no cnanges nov -dcchhaaaSnnnTgges
depres ST ITaVFV5可 11I~~6《eIe-vVVVs2elev ST I勾2
elevSTT depres-STI elev S
110 ccrhhaaSnnTggeess
neloev-VV2a~ elev ST V3~4 no changes I10 chanTges invert T V 1-Z no changes no changes no changes no chaSnTges elev-VV2zdepres-STVVF4-5 elev ST V2invert T aVJlt
depres ST V3-5
-5
enlo depres-STV6evch-aSnTgesVVi2-3 elev ST V2-3 110 changes no chaSnTges elev-VV21-3 elev ST Vl-2
depres ST Coronary Typez
depres ST aVVV4gva6 depres ST aVFV3-5discord T aVL
46 56 46 43 57
44
40 35 51 55 38 69
57 46 52 79 69 57 56
47 31
51 53 37 38
51 32 27 65 41 60 60 60 62 58 58 49 75
66 60 65 67 69 47 -40
69 39
23 1
46 18 17
28
23 49 15 27 38 38
22 38 30 12 49 21 48
37 65
32 1
37 -3
53 52 46 11 55 56 10 3 14 13 54 31 38
-130
26 31 48 48 58
18
69 57 92 61 74
72
63 84 66 82 76
107
79 84 82 91
118 78 104
84 96
83 54 74 35
104 84 73 76 96 116 70 63 76 71 112 80 113
63 70 91 98 117 95 98
I 57
259 255 256 266 277
269
229 221 251 262 279 288
238 230 251 242 243 257 252
214 215
222 211 256 284
295 260 209 241 261 283 240 268 295 270 302 249 299
246 292 298 305 296 254 245
209 185
343328 312 370 348 373 327 368 351 355
341 333
375292 325305 374317 383344 366355 345395
389317 314 320
324333 373333
361 340 335 341 356 339
289298 360311
318305 279265 344330
319 329
399 409 349344 292282
317 338 372357 382399 327310
331 371 416371 353341 424414
329 340 427412
404309 397362 403389 404403
413 416 339349
343 357
297 319 242 250
100 115 110 120 110
140
100 120 80 90 115 60
110
125 80 105 90 75 64
18055
140 60 155
150 135 85 80
120 120
125 95 70 95 80
100 100 50
105 85
110 95 130 95 85 65 85
120 120
lsquo
-1950ー 千葉 医学会雑誌 第 34巻
UL
n
αmwmh
EYC
vm
CmM
mmH
3-nob
ge
ex
RU M
R
vQ
M
-
MAS
H RD
a e
n
G
ie5
Glj
m e
-b
-A
10007193806 10816427 41 f1 H 288 8092892 746 1308049
7706621771 13280189
78110003592 135741910
川 凶
308 2228+ 308 280220 2253+ 460 372 335128
+ 841 6 8 5544 1283181
452 289+ 353 236347 M S + 822 6 179 4 885428 430
+ 780 680 519271 1170 + 590859 792 1000242
970
+ 632 481 391 1542 784422 58+ 455 354 285 2341363
+ 448 3 1 273 26174298 15088
9 811510+ 1409 1291 10 0 690453 15272162 56 494f
E T 10202865+ 80532 54 7 0 112541f 75521J8 + 5 31
A T + 7 2 92025781 655 5 1 1071 69433 54 846 4f
+ 590 425 354 16062 81
+ 6 61 406 327 2104185
10342544 647 1345843 f 315 56
唱
8736252183 13268226 9283096 980 15050617 805+ 112 660 530 393 1530 2258 687 130174197 732+ 467 776 570 487 2572 2263 798 14117529 T I 46 f 187 56
唱
+ 544 473 459 364 1825 3486 917O T 48 f30 13674186 57
76129462716 128 7793275 948 132176117
8673115267 + 422 504 437 355 2009 920 13980 7623026 800 13786
PL
畑
16189 8903878+ 306 425 378 295 2447 902
597Y Y 31
538 548 442 1206 783642 502 402 1407 2407 83816 11860
12455157 55
858+ 570 636 546 430 1066 1883 752149 120175 72254 f 12 56 2345 796 1126034 K H 920285 56 55 f + 694 576 530 449 1640 2587 958 12617035 Y T 659417 2504 976 136178
1278 13076 674109 3318一 25 433 292 230 2816
争
一
防防ぱ伽
Fta1 らTdiacωtput L偽州側Leth ゐ Hy戸~yroiacute4 ism
A明tmIdurOUr Anemia GroupB Hypert品yrotdts悦
2甘ん九E
bull10 lsquo e e e
-ebull
bull
5
bull 十bull
ー
1infin H~- --- HT
Bt1R
-t1OOo 100 9
fXMl1d15 deOiト L 制何時sbefoye th
れなければならなし」また白血病では心筋を直
接障害する ζ とも考えられるしかし心冠動脈の
吻合をいちじるしく増す ζ とによって ζれを代
償しようとするそれゆえ心冠流血量が生理的
範囲をこえて増しているとき Hbが増せば Vs
のいちじるしい増しがお ζるとともある甲充
症では心筋にたいする中毒性の作用ととも Ir心
冠循環にたいする神経性調節をも考慮すべきであろ
う乙れらの関係は Ausgangstonuslageと負
荷の度持続時間によっていろいろに愛る表6
は 同時に検査した EcgfC ST-Tの異常偏向を
示すものと これを示さないものにわけで Vsを
示す ST-Tの異常偏向は B群ついで甲充
症に多く A群では 60回中 29回 B群では 43回
中 35回甲充症では 84回中 55回あったと
くに B群では Hb30以下の 19回中 17回甲
第 6号 三好高送血量1性負荷時の循環動態 とく lと賛血症および甲状腺機能充進症につ 1て
A hdU
同
吋
CW IUFZ IDAZ-IASZ IATZ I否宜下 QT IVP 1 kgm I I I - Imm I AbnormaI Deviation of ST-T min Iσlσ|σ トσ|σ|σIH20 I 360 50 39 89 531 44 47 91
916 49 23 72
504 59 55 114 1071 63 19 82 925 55 56 111 1074 36 26 62 737 62 44 106 837 58 45 103
655 33 37 70
608 33 24 57 515 36 43 79 654 45 30 75 519 44 30 74 596 42 41 83
1963
619 608
802
720 497 71 39 110 767 36 47 83 591 64 67 131 409 57 92 149
Table 5
249 338 346 110 263 354 359 85
271 343 333 150
248 362 371 120 261 343 357 270 381 377 259 321 336 276 382 376 288 391 386 70
238 308 328 60
250 307 415 85 270 349 406 105 265 340 342 85 278 352 364 55 251 334 328 50
105
80
215 325 387 140 242 325 349 60 301 432 429 65 280 429 388 100
depres ST V 2-5
elev-STaVLoVrd es-STE1-2TdeapVrL
adeVelepFvr V44STdisces ST V 2-6discord T avr e vSTE-EaVR Vvi 1F2 elev ST ll-J1I aVFV l-2
V4 ddneiospcrcoehrsad-ngSTeTsE
Cardiac Output in Anemia amp Hyperthyroidism
Vm lmin Vs ccHabnd 3535~BMR+ く 75
75く lt5555~100く100
吋 70く 3 14 1 4 11 3
g 51--70 2 18 7 4 15 8
占 31---50 1 10 4 3 7 5
2 4 4 2話30
Sum 6 44 16 11 37 18
国 70く 2 4 2 4
ロl-lt 51--70 1 2 5 2 3 3
31--50 5 7 1 9 2
話30 1特 6 13 3 12 5
Sum 4 17 25 8 28 10
25gt
25--499
50--749
75話
3
2
18
17
9
4
10
10
6
10
7
6
2
2
17
19
8
8
7
4
5
4
HR
60-- 80--vv vv
く60 799 100
3 12 2
5 16 3
12 3
2 4
8 42 12
1 4
1 2 2
3 5
1 8
2 10 15
1 17 11
11 14
6 7
6
Sum 100く
1 18
3 27
6
4
1 6
83
4 12
11 20
19
2 31
4 29
2 15
8 14
Sum 5 48 36 17 52 20 1 34 38
examind 15 minutes before death
元症では BMR +75以上の 13回中 9聞にみ が251minm2以下のものは死亡前 15分に調べ
fこおおまかにいえば Vsは STT の異常偏向 た B群 No19の例以外l乙はないそれにもかか
を現わすものの方が少ない傾向にある Hb30以 わらず Vsは ST-Tの異常偏向を示すものだけ
下 および BMR +75以上のもののうち CI IrB群 3回lsquo甲充症 2回の尋常範囲を ζえる
-1952ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
減りを示した全例中 CIが尋常範囲以下氏滅つ は A群 No6の1例を除き すべて ST-Tの
た 10例 (A群 4例 8群 4例甲充症 2例〉で 異常偏向をみた No6の例は Hb 49緊張充
Table 6 Stroke Volume and STT 進型の尋常血圧性調節を示し心力学的数値はほ
Abnormal )尋常であった循環血量はや h 増し静脈
Deviation 十 圧 55mmH20労作時の息ぎれ および軽い前
EyenmVsJc五 V自室A品 yenc VCFOD叶 山tt 的勺 sご 同よVコ4vcC-〉
ぴ〕
司tooEhSh
70く
51~70
31~50
話30
1 7
1 10
1 3
2
2
1
2
1
2 3
3 4
2 4 L
1
5 I24
3 I15
1 I5
Sum 61 7 12 10 160
出
告旬
70く
51~70
31~50
百30
2 1
2 4
2 1
6
2 8
2
1
1
1
6
3 11
1 10
3 19
Sum 5
25gt
25~499
50~749
75孟
Sum
2 6
2 6
1 3
2
2 4 10
1 4 11
2 1 5
2 2 6
7 111 32
5 29
3 27
3 15
1 13
12 84
胸痛と下肢の軽いむくみがあった
ii) 心送血量と脈管力学的数値の関係
Vsの増しは流ス量の増しと同時に Pdのさ
がり Kよってお乙る観察例の血圧値を表 71[示
す
縮(期圧 PS は A 群では 80~168 (平均 119)mm
Hgで Hbとの相関は明らかでない B群では
93~154 (平均 115)mmHgで 1例 (No1めだ
けが 62mmHgを示した Hb50以下では ゃ
い低いものが多L貧血症では Psはほ-
尋清範囲にあり低血圧性調節(85)を示すものは少
ない(表的甲充症では 96--173(平均 130)
mmHgでゃい高いが高血圧性調節(35)を示す
ものは少ない(表的甲充症では BMRの増
しとともにや h 高まる傾向を示す Psが 150
mmHg以上のものを A群 3例 3回 8群 1例 1
回甲充症 6例 11回にみた 100mmHg以下
のものは A群 6例 6回 8群 3例5回甲充
症 1例 1回あった
Table 7 Blood Pressure in Anemia amp Hyperthyroidism
Ps mmHg
and
BMR+ EV戸 Eよロcgt
VcσF43コ
司
080L4bull
70く
51~70
31--50
ζ30
3
9
3
2
12
16
7
1
3
2
5
3
Pd mmHg
tVcb 富ゆ Vαcgtコ
v PEmtB吉m皿正=Hg 1
5 13 10 8
10 13 4 18 7 2
7 4 4 8 6 1
4 2 4 2
R lV 守4mmvS -i3dP Hg1iii
3 9 6 18
4 17 6 27
1 7 7 15
3 3 6
Sum
infin 70く
51~7031~50
三三30
17
3
1
8
36
2
6
9
12
13
1
2
2
26
3
4
6
13
32
1
3
6
7
8
2
1
40
3
4
10
15
23
2
4
2
5
3
1
8
3
3
36
3
4
6
11
22
4
6
6
6
8
12
20
Sum 12 29 5 26 17 3 32 13 1 6 24 16
25gt
25~499
50~749
75二
5
1
1
1
17
13
6
3
9
15
8
10
9
12
4
7
21
15
10
6
1
2
1
1
14
14
4
7
16
14
9
7
1
1
2
2
1
16
8
5
2
13
20
10
12
31
29
15
Sum 8 39 42 32 52 5 39 46 4 3 31 55
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1953-
Table 8 Hb and Cardiovascular Dynamics in Anemia
Vascnlar Dynamics 4D
Jvd
2c
-H
吾町一
一
旧制
一
υロM
官
ω
rmm
2ぃ
5
4
2
3
一
gEZ
225zww
cm
一
2同
kT
Hb
(Sahli)
ltrI70く51~70I
eI31~50 01ζ30
(m
m NV uarr
3
5
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一
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一3
1
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ヨ叫一
ldquoHypotone IldquoNormotone Hypertone Regulation I Reg
-旬以
自ロ的
Reg W
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A N E A N E M WE + E
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20
ど 2li3 円 唱噌
iiつ
d
examined 15minutes before death A ldquoAnspannungstypus N ldquoNormaler Typus
E ldquoEntspannungstypus
Table 9 Basal Metabolic Rate and Cardiovascular Dynamics in Hyperthyroidism
τi
QU 4
Sum I 4 14 28 1
21
Vascular Dynamics
NormotoneBMR CI ldquoldquo ldquoHyRpeer toneeH81y1plaottioonne g SumR Reg poundlfminfm2
+ 由 W M W E〆 +Y A N EA N E2V3Rt E E
2 1 5 12 8 317 15 62 17 12く25
2 1 291 15 525499 4 12 1013 16
155 550749 8 7 1 9 2 2 1
141 1 6 45 71 1375亘
7 3 11 6 38 22 892 39 48Sum
1 77 11
弛期圧 Pd は A群 38~90 (平均 63)mmHg 多い B群でL1Pが 40mmHg以下のものは
B群 28~93 (平均 58) mmHg でや h 低~と No 10 (Hb 28)18 (Hb 16)19 (Hb 12
もに Hb 50以下のものでは Pd 60mmHg以 )で 3例とも ST-Tの異常偏向を表わし No
下のものが多い甲充症では 3288(平均 64) 1019の2例は低血圧性調節を No18は尋常血
mmHgで BMRの増しとともにゃい さがる 圧性調節を示す No19を除けば CIは尋常範囲
傾向にある にあった Pdの低下とL1Pの増しは血管の弛
3群ともに平均血圧 Pmのや h 低いもの 期性充エイの減り κよって脈拍を celerにする
が多く脈圧 L1Pの増しているものが多い Pm とのとき限波世線は立上りが急で上行脚は短か
は B群では Hbの滅りとともに低くなるものが くすみやかに下行脚にうつる ζれは臨床症状
多いが A群甲充症では明らかな傾向がな の軽快とともに尋常となり上行脚はのびる(図
かった L1P は A群甲充症では Hbの減 23)脈波曲線では そのほか頚動脈脈波の頂
りまたは BMRの増しとともにふえるものが と切痕の聞に大動脈弁閉鎖不全症にみるような
-1954- 千 医 学
鞍部をみることが多くまた大腿動脈脈波では
明らかな DicroticWaveをみるまた賛血症で
も甲充症でも心尖および Mitral Area
で縮期性雑音をきくことが多いが図lと示した 2例
でも心音曲線にこれをみる甲充症の例で
は 117 57の検査では乙れが消えた
高送血量性負荷~rtこいする脈管力学的数値の斐
化を表 10 K示す
全末柏抵抗 W は Vmの増しに比較的よく一
致して減る観察例では Vmが 751min以上の
もののうち W が尋常範囲をこえて増しているも
のはなかった A群 および 甲充症で な
お尋常範囲にと Yまっている 8例もすべて尋
常の下界にある組織の酸化過程に障害のある状態
では低 O2張力のため組織の代謝障害を生じ
葉
れらの代謝障害は脈管運動神経の調節障害を生ζ
じるとされている倒〉それゆえ同時lと反対方向
lζ作用する障害がなければ末梢脈管の抵抗は減
る末梢血流は増す貧血症および甲充症
のように一次的に組織の酸化過程に障害があれ
ばその程度K応じて末柏抵抗が絞ると考えられ
る甲充症のように 同時l乙末梢脈管lと作
用する自律神経興奮状態が考えられるときでも
BMRがいちじるしく増しでも ほとんど つね
IζW はふえない(図 4)0W の減りの程度は 3
主』コミ 雑 誌 第 34巻
群の間で差がなかった
心への流入量が増しでも同時r末梢抵抗が被c
れば心の予備力がいちじるしく障害されていな
いかぎり縮期性駆血の度は完全であり しこがつ
て心室弛期圧は増さないそれゆえ末柏抵抗の
減りを伴なうときには心不全がお乙りにく loM
型高血圧症でも僧帽弁閉鎖不全症でも V mが尋
常範囲以上K増しでも W は ほとんど尋常範
囲を ζえて減る乙とはない側 M 型高血圧症では
L1P は増しているが Pdは低くないしたがって
Pmも低くない貧血症 および 甲充症で
はこれとことなり Pdのさがりによって L1Pが増
し Pmがさがる Psは高くなloW は Pmの
上昇とともに増すそれゆえ貧血症および甲-
充症で Vmの増しにたいして Wおよび E
の減りをもって応じ動脈圧を尋常に保とうとす
る緊張低下型調節(35)を示すものが多いととは流
ス量の増しにたいして M 型高血圧症にくらべて
はるかに生体lと有利であるといえる高血圧性調
節を示した A群 3例 B群 2例 甲充症 11
例はほとんど M 型および E型であって
W の増しているものは 甲充症の 1例(表4
No 3011月 57の検査)だけである ζの例は
48才の女性でこのとき BMR十 306で Eの
増しの方がやgt強く 3878dynecm5W は
Table 10 Cardiac Output and Cardiovascular Dynamics
由
w E C CW む玩diac Vm dynejcm5 dynejcm5 cmfsec kgmjmin Dynamics
O Vhh
R
gvg ~ g v g ~ Sum凶
凶〉
目白
山凶〉
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-i 0 Cl Cコ -i 0 小J 0 V 口 53-i小3
v~
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75く 15 1 3 13 6 9 1 6 10 1 7 8 16 szlig~
14
2
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Sum 22 34 10 5 50 11 7 47 12 20 29 17 7 36
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ロ〈一
ロ
ロ
白
色
ロ
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く 5引い一
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Sum
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25 4 17 4 6 18 1 5 20 11
27 14 5 6 27 13 7 33 6 6 18 22 3 19 11 46
く35 い
35---75 い r -4-gt
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5 1 4 2 3 5
4 36 8 1 18 29 30 18 7 30 11
29 7 1 21 14 3 27 6 2 34
2 3
4 24 6
11 16
5
48
36
thorno~
ltJ Sum I33 43 13 I2 40 47 I3 59 27 I12 32 45 89386 22 I 11
Normale Reaktion ldquoN DμDruckreaktion15minutes before death examined VolumenreaktionldquoV
66
4
17
25 8
第 6号 ニ好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1955-甲状腺機能充進症について
~ 4 仏 t伽
w Al1e叩d G-roupA んItrtliiyen~ 6-roup]3 HY(i町tfiyroLdis1ni
竹tp
4α)()
30infin bullbull
之000
1000
100 o 00 Wt
2447dynecm5 Vmは 3781minであった心
力学的数値はほgt尋常であったとの例では
Wおよび Eは入院時からや h 高い傾向に
あり Ecgで ST司 T の異常偏向をみたが 心拡大
ーはなかった W が明らかに増して 2500dynecm5
以上を示したものはA群 2例 (No633)B群
3例 (No192025)甲充症4例 (No18
293035)であったとれらの心送血量は甲-
充症 No 29を除いて いずれも少なく CI
273 1minm2以下であってB群 NO19を除い
ていずれも緊張允進型の調節をとることによ
り血圧を尋常範囲に保っている A群 No6以
外の例はいずれも ST-Tの異常偏向を示し B
群 No25甲充症 No 1835の 3例の心力
学的数値は圧反応(16)(39)を示す心送血量が尋常範
囲にありしかも緊張尤進型調節を示した甲-
克症 NO29は 46才の女性でこのさい BMR
+467CI 4871minm2W 2572dynecm5
E 2263dynecm5で 心力学的数値はほ gt尋
常であったこの例はゃく 20日前まで心房細
動を伴なう うつ血性心不全の状態lζありこの検
査当時なお軽度の心拡大があり循環血量は
ゃい減っていた(表 15)低送血量性でp 緊張充進
型の低血圧性調節を示した B群 No19は心力
学的数値が二次的の容量負荷を示し15分後lと死
亡した CIが尋常範囲を乙えて減っている 10例で
はいずれも W が 2000dynecm5以上であっ
た心冠性 STTを示したものは A群 1例 (No
ldquot
10)B群 4例 (No1131824)甲充症2
例 (No2630)で Hbないし BMR の程度
を除241NoB群 CI Ilとは関係なくまた
けばいずれも同程度の HbBMRをもつものpタ
にくらべてより減っているたちJし W は い
ずれも より増している HbBMRがわずかに
減りまたは増しているものの E はより高い
がHb50以下 BMR +50以上のものではよ
り低い値を示す B群 No18では心冠性 ST-T
のもとでわずかの Hbの減lりにたいして CIが
いちじるしく減り 7041minm2から 4381min
m2になった W は や h 増して 769dyne
口がから 1182dynecm5になった ζの例は動
脈 CO2含量が増しており検査後ゃく 2週間
で死亡した B群 No13の心力学的数値は圧反応
の傾向を示した
容積弾性率 Eは縮期貯血量を決定する因子とし
て直接 心送血量l乙関係するそれゆえ Eが
増せば一次的には Vsが減る Vmと Eノの関
係を表 10図 5I乙示すo Eが減るとともに Vm
が増す傾向にあるしかしいちじるしい町の増
しも Vmを減らすとはかぎらない等しい Vm
Ktこいして Eは甲充症 B群 A群の順
l乙高~乙のさい Vm のいちじるしい増しによっ
て大動脈の過充エイがおこり ζれによって Eノ
が増す ζとも考慮すべきであろう E が明らかに
増して3000dynecm5以上を示したものはA群
1例 (No27)B群 2例 (No625)甲充
十160 BMR
-1956一 千葉医学会雑誌 第 34巻
Ft35 fordioc Output andVotU1tにElasticdy E Al1emid GroupA Anemid llroupB I-lypert持roi~s1lt 17ewJ
4infino
bull
-1 3000
2()O
bull1似gt0 bull bull
o 5 10 lS o 5 10 15 o 5 10 15
Vm V-1ttyen1yen 症 6 例 13 回 C~o 121527283035)であっ lζ減っているものが B群 13回中 5回 甲充
た乙れらの例は 甲充症 ~o 15および 症 47回中 11回あったいずれも Eは3000dyne
~o 30の 11957の検査を除けばいずれも jcm5以下でCIが 501minm2以上であった
ST-Tの異常偏向を示しまた B 群 ~o 6甲 B群では Hbが 38以下であったが甲克
充症 ~o 35を除いていずれも CIが尋常範 症では BMR が +207~+1055 でその程度
囲ないしそれ以上にあった HbBMRの程 とは関係がないようである甲允症の ~o 1
度には関係がないようである CIが尋常範囲以下 19の2例は高血圧性調節を示した Eぺおよび ζ
に被っている 2例ではいずれも W が尋常範囲 れを規定する脈波速度 Cは風洞来の硬さ Rigid-
以上K増しており心力学的数値は圧反応を示し ityを示すが乙れには Functional Rigidityを
ている B 群 ~o 6は UFU 72σDAZ33σ も含むと考えるべきであるそれゆえ自律神経の
ASZ 105σ であるが心拍数を考慮すればいず 緊張状態によっても影響されるであろう ζの点K
れもゃいのびている ATZは193σ で短かい ついては教室の木下(17九宮内(23)らが述べたo E
X線キモで心拡大はなかったが Plateau形成 と Hbないし BMRの関係は図 6のように
があった Eノは W の増しているものに高いも 明らかでないけれども AB若手とも Hb 50以
のが多い傾向にある W が尋常範囲以上に増し 下 甲充症で BMR+50以上のものでは
ているもののうち Eも尋常範囲以上K増してい E が尋常範囲以下に減っているものは少ない甲
るものは A群では 10問中 5回 B群では 5回中 克症で BMR +50以上のものでは 29回中 17
4回 甲充症では 13回中 12回あった Eが 回に増しをみる C についても ほY 同様の関係
尋常範囲lとと Yまっているものは それぞれ 10回 があった甲尤症で Eにおよび Cが貧血
中5閏 5回中 1回 13問中 1回でいずれも尋 症にくらべて増しているものの多いことは安感
常範囲の上界K近い Eノが尋常範囲以下に絞って 神経緊張状態の影響を考慮すべきであろうそれゆ
いるもののうち W も尋常範囲以下に減っている え BMRの減りに応じて酸素需要が減つでも
ものは A群 5回の検査のすべてに B群 6回中 4 風洞系の弾性が回復する ζとによって一時的に
回 甲充症2問中 1回あつTこoWが尋常範囲 Vmが増すことも考えられるたとえば表 4の
にと Yまっているものは A群になく B群 6回 NO18の例では 121 57 Iとは BMR +898
中 2回甲充症 2回中 l回ありいずれも尋常 CI 5901minm2であって W 873 dynecm5E
範囲の下界にある しかし Eが尋常範囲を ζえ 2503 dyne cm 5であったが 62 57 ICは BMR
て増しているにもか〉わらず W が尋常範囲以下 が 11被り W は2の波りでほgt前回と愛
第 6号三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および -1957ー
甲状腺機能克進症について
Fid6 VoLume Elasticity 切 れ仰向島 Hype川 yroidism
削Ejω Al1emia GroupA 向的問iyenGroupB ~ferffiyroi伽
4000 bull bull bull
3000 bull r bull 1
I~tI 20
bull1bull10infin bull bull
10e-0- o 100 o 0 す100
H~ HT 掛1R
化なく C が 20Eが 5減って ともに尋 ST-Tの異常偏向を示すものと示きないものにわ
常化した乙のさいL1P は85mmHgから 77mm けて表 111ζ示すoHbないし BMRとの関係
Hg fL減り Pmは76mmHgから 83mmHgfL増 を表 891t Vmとの関係を表 101t示した賛血
したにもか》わらず Vsの滅りは比較的少なく 症でも甲充症でも心の仕事量の増レにたい
して容量反応をもって応じるものが多い仕事量のがBMRは1ζ57182の増しを示す11はCI
いちじるしく減り WE bや h 減っている 増しがおもに Vmの増しによるためであるし
が CIも62 57にくらべてゃく 10の減 かし末梢脈管iL二次的変化がお ζ りまた心
りを示したとの例は心表面積の増しを示しま 筋がこれに応じる充分な力をもたなければ動脈
た 62 57以後は ST-Tの異常偏向を表わすよ 系の抵抗にうちかつ乙とが困難になり圧反応に傾
うになり 143 57 iLは BMRがほ)尋常範 くとともある M 型高血圧症では動脈系の抵抗
囲に近くまで減っているにもか与わらず低送血量 が大きく UFZDAZATZはのび圧反応をも
性緊張充進型の尋常血圧性調節を示し心力学的 って応じる(橘〈的〉大動脈弁閉鎖不全症では逆
数値は圧反応K傾いている 流と大動脈弛期庄の低下によって DAZはい
心の仕事量 CWは Pmの減るものが多いにも ちじるしく短かく多くは負性を示す(39)貧血症
か〉わらず Vmの増しとともにふえるものが多 甲允症でも DAZ は短かいが負性を示すも
い(表 10)仕事量の増しを 心がどのように処理 のは少ない
するかによって心力学的数値がζ となるこれに 心への流れこみが増すと心拍量は増すが心力
e ついては次項で述べる 学的数値では UFZがあまり安らないか わず
iii) 心送血量と心力学的数値の関係 かに短かくなる DAZはより短かくなりした
心にか〉る負荷を容量負荷と圧負荷にわける (4) がって ASZも短かくなる DAZの尋常範囲を
〈ヘ負荷の種類によって心の示す反応もことなる ο こえる短縮が A群 52回中 6回 B群 30回中 14
不正拍弁膜疾患などにおける~化を木下(16)橘 回甲充症 62回中 17回ありそのうち B群
(39)がくわしく述べた臨床では純粋な形で心のー 3回甲充症 2回では DAZが負性であった
次的作用をみることはなく tこだちにこれをおお ASZの尋常範囲をこえる短縮は A群 52回中 15
う二次的以下の作用をみることになるそれゆえ 回 B群 30回中 14回甲充症 62回中 39固に
心力学にはたらく末梢循環因子の愛化を模型的lと みられ そのうち UFZが尋常範囲を ζえて短縮
1回中14群B回5回中15群Aしているものは L述べるととはできな
CIの増しにたいする 心力学的数値の菱化を 回 甲充症 39回中 23回であったo ASZが尋
-
-
-1958ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 11 Cardiac Dynamics and ST-T
a Cardiac Inde玄 501fminfm2く
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cFshm吉一+一
ZS
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2 1
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examined 15 minutes before death
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
4000 bull bull bull
3仰 bull
2側
1似10 bull
20 3infin infinlsquo5
ATZ q
iS8 fet(p~elal Res~ηce~nd ATZ w _
ス00 200 300
守掛M- Anemi3命制fA Anemigrave~ ~ Gt-Q~rB
4ω
e
守二宮盛J bullbull
bull
bullbull
ー
bull100Q~ 2 みに e
200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
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〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
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是認 ii g
〈
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6
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5 自 E
ミミ6Q2E 82
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官
S 司主
田
3
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E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
司gt法
5 司-官 xBH 3
持
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『H
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H
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包 EZ 1P
ま H
0 2l1附
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3 唱
吉ω武官
4 5S43さロぎ
F
E 『【ーω EH h
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】
v 8 Fよ 3長 v山中
1yen t
infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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15)川辺兼美 千葉医会誌 34787 (昭 33)
16)木下安弘 千葉医会誌 3492 (昭 33)
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井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
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561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
36) Saphir0 Arch Path3210001941
A Text on Systemic PathologyVol1
Grune amp StrattonN Y amp London1958
37) ScherfDBoydL J Klinik und
Therapie der Herzkrankheiten und der
Gefasserkrankungen Springer Verlag
Wien5 Aufl 1955
38) SchultenH Lehrbuch der Klinischen
Hamatolog匂 Georg Thieme Ver1ag
Sttutgart5 Aufl 1953
39)橘 正敏 千葉医会誌 34130(日高 33)
40)高橋怒千葉医会誌 34615 (昭 33)
41)梅沢英正 千葉医会誌 34579 (昭 33)
42) WezlerK Verh dtsch Ges Kreisl
forsch15181949
43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1947ー甲状腺機能充進症について
Vsと Hhないし BMRの関係は あまり明 の増しがいちじるしいものでは Vs の増しは~ ~ち
らかでな ~~o 3群ともはその多くは 55 ~100 cc じるしくなLそれゆえ B群および甲完
の聞にあるが Hbの減り BMRの増しの度がわ 症で Hbが 50以下 BMRが +50以上のも
ずかであっても Vsが いちじるしく尋常範囲を のでは心送血量の増しが Vsよりも HR Kよ
乙えて増すものもある A群 NO18は Hbが 30 り大きい依存性をもつように思われる Vsが尋常
から 60に改善されてもなお Vsが 1675cc 範囲以上K増すものが少ない乙とは心外因子lども
がら 2217cc IL増した B群 No23では Hbが 関係するが_lつには心筋の状態による貧血症で
45から 58 IL改善されたが Vsは 1485ccか はいちじるしい Hbの誠りが心筋の低 02症
ち2106cc K増した Hbの減り ないし BMR からひいては心筋の震性をおこすことも考慮さ
Anemia (Group B)
hHRl思luumlzr~T~iacuteてで[で]品 lm m Hg
Abnormal Deviation of ST-T
10758 1060
11058 952
1000 1257412057 1000 11054 1066 11955 1070
12358 1070
1163 1284 812 800 1017 1035 1333
1017
725
1738 963 925 986
981
691 940 766 677 528 1196 1075
61
54 22 55 57
62
53 60 51 39 72 39 58
41
18 51 23 39
9
27 -13 10 50 33
-239
102 246
72 270 73 248 78 I241 96 I 225
71 214
243 47 80
245 61 287 89 257 105 193 16 282 67 210
348
345 321 319 321
285
323 292 348 346 298 298 277
320
335 301 291 308
294
301 314 337 387 318 320 279
90 elev ST V l-2depres ST JIV4-e coronary Type
30 discord T 1IT
110 discord T III 107 elev ST V 2depres ST JI 85 no changes 90 no changes
130 elev ST V 1-2 depres ST V 5-6
120 elev ST V l-3depres ST V 5 75
105 elev ST V a 90 elev ST V -3fiat T aVLV2
elev ST V l-l
3fiat T aVL 130 depres ST JI-1IT aVF 115 fiat T in aI1leads
1117 391
131394 80 93 237 330 337 125 873 86 27 113 285 398 392 60
no changes elev ST I-JIaVL no changes elev ST V 2-3
elev ST V 2-3 elev ST V 2
elev ST aVRV2-adepres ST 旺司1IT aVFV5-6discord T llicoronary Type elev ST V 2-3depres ST JI-lliV 4-6
elev ST V 2
110 changes no cha11ges elev ST V 2depres ST V 3-4
elev ST V 2depres ST V 3-4
depres ST V 4-6 depres ST V4-6 elev ST V 2depres ST aVF elev ST V 2depres ST JI-JIT depres ST 1 -lliaVFV3ーか coronary Type depres ST 工-lliV4ーか coronaryType elev ST V l-2 depres ST lI-lliV3-6
elev ST V 2depres ST 工-1I V 3-4
elev ST V l-2discord T aVL
eldv ST V l-2
elev ST V 2depres ST I-lI no changes no changes elev ST V 2depres ST V 4-5
elev ST V 2
depres ST 1 -1I aVLV5ーら coronarY Type elev ST V 2-3depres ST V 4
22004
127165
106 113 110 122 113 108 120 113 123
12565
10870 10246 6248
11279
125 130F4945563124 114 117 116
15494
13780
1222 824 858 429 798 632
656
885 806 836 701 1237 1058 1054 1195 851 849
933
1036 1124 1105
784
1039 990 750 625 699 596
lsquo687
1128 428 890 337 439 586
755
988 954 593 690 1327 784 863 1079 920 1062
1274
727 845 101
346
737 1230 1307 4481
1120 1331
852
4891
78
58
96
53 63 54 74
68
61
51 65 74
63 75 63 62
57
67
-6
39
36
39 24 53 40
13
12
42 19
-25
20 30 44 43
44
61
72
132
87 107 114
81
73
93 84 49
83 105 107 105
101
128
238
281
277
257 299 283 305
310
378
409
349 386 390 419
333
391
391
355 375 362 409
201 I282 I293
289
259 209 224
274 321 313 340
295
292
362
352 293 273
357 426 420 445
396
420
343
338 319 308
353 428 452 482
405
376
115
90
110 70 112 50 60 85
85
85
110 87 145
100 108 110 120 105
40
60
-1948- 千葉 医 学 会 雑 棉 第 34巻
Table 4 Cardiovascular Dynamics
3
BMR vα号も dZJl-
QU
司
1 307 57 41 7 1172 921 198 343 1468 1279 876 99 222 1155 877 597
179 十 248 1282 953 64 8 1210 + 137 1275 1003 669
221054 + 351 1342 1020 7342 K K 18 m
221 55 + 80 111 5 877 618
134 81 4 630 450KM 18 m 151 757 16 55 543 868 715 504 117 57 81 7 1025 94 6 691
6 Y G 34 m
H S 26 m
245 57 643 1094 940 681 66 S67 931 674 503
126 344 81 1 54 2 399 276 52 1025 719 514 257 100 648 44 3 310
7 M H 13 f 131 56 十 360 764 810 609
+ 207 796 84 1 600 8 1 O A 119 f 1 175 57 549 821 709 94 5
341 740 713 960 351 91 8 733 798
+ + +
+ +
SH 29 m 1)
+ + + + +
十
+ +
528580 527156+
十
+ + + + + + +
+ 565707 80282515 Y K 127 291157f +
+ 56986158 802358+
十
1 882 53316 T 28 304 56 f 720253+ 1 66594417 I K M 28 I 230 9 82512 58 f +
590103318 Y Y 28 121 57 898 832f + + +
十
+ + +
十
+ 25020 K T 30 52 3242712 58 f 283 4+
764 55175021 I M H 31 I 8211819 57 f + + + + + +
十
+ + +
+ +
十
1 3 682 538 629 9 I N N I 20 f I 75 56 231 1086 977 729 10 I O M 121 f I 252 58 356 929 863 61 2 11 I 1 Y 121 f I 83 56 285 721 716 494 12 I S Y I 25 f I 211 56 740 922 1020 7_61
473 51 5 460 336 13 I M K 126 f I148 54 355 680 665 51 6
155 41 1 359 268 14 1 1 T I 26 f 1 157 55 + 960 1305 1501 9_95
660 856 740 529 226 812 61 0 430
770 827 1020 729
3 4
156 527 528 377
788 862 914 662 181 880 850 607 21 7 752 560 397 188 334 238 1 64
762914 1 83837 569 1082 976 800 558 1394 923 74 4 543 1082 854 672
37 116_6 760 539 22 1 S K 1 32 f 1 148 54 464 755 829 691
49 627 535 4_35 23 A H 32 f 181 55 41 3 933 1017 732
154 606 547 372 24 I T M 134 f I 1817 57 +1055 977 918 759
71 4 1128 865 698 31 7 921 699 538
電339 925 659 488 168 741 495 351
25 M K 35 f I 182 58 282 71 2 679 492 731 731 636 449
26 I H H 139 f I 269 55 +1200 1003 1084 806 +1000 775 715 534
27 I 1 H I 41 f I 277 56 +1233 507 790
hn Au--W2
rhd
e
J
cmM
P
1
凹
H R
四回
Hb
一
831 1929 535 13853 786 655 1848 590 15654 871 919 1888 601 14260 759 896 2260 627 16152 743 835 1961 593 15258 787
』
一「ーぃーー 川
760497 12454674 1392
一
832 1526 540 12460 787
1203 2812 725 13852 774 1075 1669 579 12570 824 827 2205 621 14055 923
一唯
798 1824 500 13156 859 1149 2114 666 13460 724
一
山
668664 122601340 2033 1045 1661 662 12662 701 1782 2052 900 12474 684
1010 2891 605 13855 1158
988 2705 631 14665 1060 1103 2333 706 13462 863 1109 1941 690 12672 963 872 1478 550 10554 798 1241 2478 575 10955 909 1275 1754 614 10863 875 777 1714 469 14070 990 879 1834 730 12763 929
1138 2618 696 13867 993 501 1846 563 9632 1105
1465 3664 947 12150 909 929 2764 652 11244 978
2398 2264 586 11580 875 568 1810 622 15263 1156 1086 2236 690 12856 864 1067 1964 681 11252 600 756 2182 561 10547 1134 628 2251 553 11545 1229 826 1762 538 11154 932
1000 3435 960 12052 1002 424 865 576 12054 81 6 1127 1607 599 11962 972 873 2503 767 13348 805 838 2375 625 13457 1060 809 2174 623 12351 974
1240 2333 689 12054 744 3088 2228 843 10678 712 994 2945 754 16068 1100 948 2164 798 16072 902 1047 1469 606 15982 662 1149 2483 913 17372 789 2360 1624 621 11280 61 9 1055 2576 792 13662 982 1055 1232 494 12874 655 968 2468 681 13666 1100 1484 2206 722 126174 855 754 1996 711 1467 6 1090 942 1932 579 10864 903 869 2379 683 14456 940 904 1697 722 13462 767 1084 1791 705 12664 759 1186 1725 674 12868 71 2 1594 1507 649 12078 668 1236 2056 735 13378 954 1067 2403 606 11852 870 730 1802 518 13466 1083 1004 2058 639 12066 923
4086 816 14264 1558 763 14883 14255021 1804 4815十 789 359 512
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および -1949-
l
甲状腺機能充進症について
in Hyperthyroidism
ziJア|でTZI~nl十五 1202 1774 1289 1386 1432
1235
1097
814 943
1260 1201 889 670 919 596
1234
1215 945 960 798 528 629
1395 1107 1003 887 532 743 478
2220 925 679 830 1110 905 617 850
1168 1029 1193 1003 661 298
1417 1540 1519 1429 503
1010 1044 1150 728
1540 640
1248 1153 903 878 666 975 735 1471 875 1107 808
Abnormal Deviation of ST-T
eI1l0ev-ST6SVI~3depres-STV4~5
elevch-aSnT 1~-NEgaI depres STV4~sectg vVVEz2 elev ST elev ST elev ST IT-illaVF _月 discordflatV1T aVL elev ST IT-illaVFVl-6 discord T aVJJ
ST V4-6 cor
elev ST Vl~2 no changes no changes
110 cnanges no cnanges nov -dcchhaaaSnnnTgges
depres ST ITaVFV5可 11I~~6《eIe-vVVVs2elev ST I勾2
elevSTT depres-STI elev S
110 ccrhhaaSnnTggeess
neloev-VV2a~ elev ST V3~4 no changes I10 chanTges invert T V 1-Z no changes no changes no changes no chaSnTges elev-VV2zdepres-STVVF4-5 elev ST V2invert T aVJlt
depres ST V3-5
-5
enlo depres-STV6evch-aSnTgesVVi2-3 elev ST V2-3 110 changes no chaSnTges elev-VV21-3 elev ST Vl-2
depres ST Coronary Typez
depres ST aVVV4gva6 depres ST aVFV3-5discord T aVL
46 56 46 43 57
44
40 35 51 55 38 69
57 46 52 79 69 57 56
47 31
51 53 37 38
51 32 27 65 41 60 60 60 62 58 58 49 75
66 60 65 67 69 47 -40
69 39
23 1
46 18 17
28
23 49 15 27 38 38
22 38 30 12 49 21 48
37 65
32 1
37 -3
53 52 46 11 55 56 10 3 14 13 54 31 38
-130
26 31 48 48 58
18
69 57 92 61 74
72
63 84 66 82 76
107
79 84 82 91
118 78 104
84 96
83 54 74 35
104 84 73 76 96 116 70 63 76 71 112 80 113
63 70 91 98 117 95 98
I 57
259 255 256 266 277
269
229 221 251 262 279 288
238 230 251 242 243 257 252
214 215
222 211 256 284
295 260 209 241 261 283 240 268 295 270 302 249 299
246 292 298 305 296 254 245
209 185
343328 312 370 348 373 327 368 351 355
341 333
375292 325305 374317 383344 366355 345395
389317 314 320
324333 373333
361 340 335 341 356 339
289298 360311
318305 279265 344330
319 329
399 409 349344 292282
317 338 372357 382399 327310
331 371 416371 353341 424414
329 340 427412
404309 397362 403389 404403
413 416 339349
343 357
297 319 242 250
100 115 110 120 110
140
100 120 80 90 115 60
110
125 80 105 90 75 64
18055
140 60 155
150 135 85 80
120 120
125 95 70 95 80
100 100 50
105 85
110 95 130 95 85 65 85
120 120
lsquo
-1950ー 千葉 医学会雑誌 第 34巻
UL
n
αmwmh
EYC
vm
CmM
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3-nob
ge
ex
RU M
R
vQ
M
-
MAS
H RD
a e
n
G
ie5
Glj
m e
-b
-A
10007193806 10816427 41 f1 H 288 8092892 746 1308049
7706621771 13280189
78110003592 135741910
川 凶
308 2228+ 308 280220 2253+ 460 372 335128
+ 841 6 8 5544 1283181
452 289+ 353 236347 M S + 822 6 179 4 885428 430
+ 780 680 519271 1170 + 590859 792 1000242
970
+ 632 481 391 1542 784422 58+ 455 354 285 2341363
+ 448 3 1 273 26174298 15088
9 811510+ 1409 1291 10 0 690453 15272162 56 494f
E T 10202865+ 80532 54 7 0 112541f 75521J8 + 5 31
A T + 7 2 92025781 655 5 1 1071 69433 54 846 4f
+ 590 425 354 16062 81
+ 6 61 406 327 2104185
10342544 647 1345843 f 315 56
唱
8736252183 13268226 9283096 980 15050617 805+ 112 660 530 393 1530 2258 687 130174197 732+ 467 776 570 487 2572 2263 798 14117529 T I 46 f 187 56
唱
+ 544 473 459 364 1825 3486 917O T 48 f30 13674186 57
76129462716 128 7793275 948 132176117
8673115267 + 422 504 437 355 2009 920 13980 7623026 800 13786
PL
畑
16189 8903878+ 306 425 378 295 2447 902
597Y Y 31
538 548 442 1206 783642 502 402 1407 2407 83816 11860
12455157 55
858+ 570 636 546 430 1066 1883 752149 120175 72254 f 12 56 2345 796 1126034 K H 920285 56 55 f + 694 576 530 449 1640 2587 958 12617035 Y T 659417 2504 976 136178
1278 13076 674109 3318一 25 433 292 230 2816
争
一
防防ぱ伽
Fta1 らTdiacωtput L偽州側Leth ゐ Hy戸~yroiacute4 ism
A明tmIdurOUr Anemia GroupB Hypert品yrotdts悦
2甘ん九E
bull10 lsquo e e e
-ebull
bull
5
bull 十bull
ー
1infin H~- --- HT
Bt1R
-t1OOo 100 9
fXMl1d15 deOiト L 制何時sbefoye th
れなければならなし」また白血病では心筋を直
接障害する ζ とも考えられるしかし心冠動脈の
吻合をいちじるしく増す ζ とによって ζれを代
償しようとするそれゆえ心冠流血量が生理的
範囲をこえて増しているとき Hbが増せば Vs
のいちじるしい増しがお ζるとともある甲充
症では心筋にたいする中毒性の作用ととも Ir心
冠循環にたいする神経性調節をも考慮すべきであろ
う乙れらの関係は Ausgangstonuslageと負
荷の度持続時間によっていろいろに愛る表6
は 同時に検査した EcgfC ST-Tの異常偏向を
示すものと これを示さないものにわけで Vsを
示す ST-Tの異常偏向は B群ついで甲充
症に多く A群では 60回中 29回 B群では 43回
中 35回甲充症では 84回中 55回あったと
くに B群では Hb30以下の 19回中 17回甲
第 6号 三好高送血量1性負荷時の循環動態 とく lと賛血症および甲状腺機能充進症につ 1て
A hdU
同
吋
CW IUFZ IDAZ-IASZ IATZ I否宜下 QT IVP 1 kgm I I I - Imm I AbnormaI Deviation of ST-T min Iσlσ|σ トσ|σ|σIH20 I 360 50 39 89 531 44 47 91
916 49 23 72
504 59 55 114 1071 63 19 82 925 55 56 111 1074 36 26 62 737 62 44 106 837 58 45 103
655 33 37 70
608 33 24 57 515 36 43 79 654 45 30 75 519 44 30 74 596 42 41 83
1963
619 608
802
720 497 71 39 110 767 36 47 83 591 64 67 131 409 57 92 149
Table 5
249 338 346 110 263 354 359 85
271 343 333 150
248 362 371 120 261 343 357 270 381 377 259 321 336 276 382 376 288 391 386 70
238 308 328 60
250 307 415 85 270 349 406 105 265 340 342 85 278 352 364 55 251 334 328 50
105
80
215 325 387 140 242 325 349 60 301 432 429 65 280 429 388 100
depres ST V 2-5
elev-STaVLoVrd es-STE1-2TdeapVrL
adeVelepFvr V44STdisces ST V 2-6discord T avr e vSTE-EaVR Vvi 1F2 elev ST ll-J1I aVFV l-2
V4 ddneiospcrcoehrsad-ngSTeTsE
Cardiac Output in Anemia amp Hyperthyroidism
Vm lmin Vs ccHabnd 3535~BMR+ く 75
75く lt5555~100く100
吋 70く 3 14 1 4 11 3
g 51--70 2 18 7 4 15 8
占 31---50 1 10 4 3 7 5
2 4 4 2話30
Sum 6 44 16 11 37 18
国 70く 2 4 2 4
ロl-lt 51--70 1 2 5 2 3 3
31--50 5 7 1 9 2
話30 1特 6 13 3 12 5
Sum 4 17 25 8 28 10
25gt
25--499
50--749
75話
3
2
18
17
9
4
10
10
6
10
7
6
2
2
17
19
8
8
7
4
5
4
HR
60-- 80--vv vv
く60 799 100
3 12 2
5 16 3
12 3
2 4
8 42 12
1 4
1 2 2
3 5
1 8
2 10 15
1 17 11
11 14
6 7
6
Sum 100く
1 18
3 27
6
4
1 6
83
4 12
11 20
19
2 31
4 29
2 15
8 14
Sum 5 48 36 17 52 20 1 34 38
examind 15 minutes before death
元症では BMR +75以上の 13回中 9聞にみ が251minm2以下のものは死亡前 15分に調べ
fこおおまかにいえば Vsは STT の異常偏向 た B群 No19の例以外l乙はないそれにもかか
を現わすものの方が少ない傾向にある Hb30以 わらず Vsは ST-Tの異常偏向を示すものだけ
下 および BMR +75以上のもののうち CI IrB群 3回lsquo甲充症 2回の尋常範囲を ζえる
-1952ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
減りを示した全例中 CIが尋常範囲以下氏滅つ は A群 No6の1例を除き すべて ST-Tの
た 10例 (A群 4例 8群 4例甲充症 2例〉で 異常偏向をみた No6の例は Hb 49緊張充
Table 6 Stroke Volume and STT 進型の尋常血圧性調節を示し心力学的数値はほ
Abnormal )尋常であった循環血量はや h 増し静脈
Deviation 十 圧 55mmH20労作時の息ぎれ および軽い前
EyenmVsJc五 V自室A品 yenc VCFOD叶 山tt 的勺 sご 同よVコ4vcC-〉
ぴ〕
司tooEhSh
70く
51~70
31~50
話30
1 7
1 10
1 3
2
2
1
2
1
2 3
3 4
2 4 L
1
5 I24
3 I15
1 I5
Sum 61 7 12 10 160
出
告旬
70く
51~70
31~50
百30
2 1
2 4
2 1
6
2 8
2
1
1
1
6
3 11
1 10
3 19
Sum 5
25gt
25~499
50~749
75孟
Sum
2 6
2 6
1 3
2
2 4 10
1 4 11
2 1 5
2 2 6
7 111 32
5 29
3 27
3 15
1 13
12 84
胸痛と下肢の軽いむくみがあった
ii) 心送血量と脈管力学的数値の関係
Vsの増しは流ス量の増しと同時に Pdのさ
がり Kよってお乙る観察例の血圧値を表 71[示
す
縮(期圧 PS は A 群では 80~168 (平均 119)mm
Hgで Hbとの相関は明らかでない B群では
93~154 (平均 115)mmHgで 1例 (No1めだ
けが 62mmHgを示した Hb50以下では ゃ
い低いものが多L貧血症では Psはほ-
尋清範囲にあり低血圧性調節(85)を示すものは少
ない(表的甲充症では 96--173(平均 130)
mmHgでゃい高いが高血圧性調節(35)を示す
ものは少ない(表的甲充症では BMRの増
しとともにや h 高まる傾向を示す Psが 150
mmHg以上のものを A群 3例 3回 8群 1例 1
回甲充症 6例 11回にみた 100mmHg以下
のものは A群 6例 6回 8群 3例5回甲充
症 1例 1回あった
Table 7 Blood Pressure in Anemia amp Hyperthyroidism
Ps mmHg
and
BMR+ EV戸 Eよロcgt
VcσF43コ
司
080L4bull
70く
51~70
31--50
ζ30
3
9
3
2
12
16
7
1
3
2
5
3
Pd mmHg
tVcb 富ゆ Vαcgtコ
v PEmtB吉m皿正=Hg 1
5 13 10 8
10 13 4 18 7 2
7 4 4 8 6 1
4 2 4 2
R lV 守4mmvS -i3dP Hg1iii
3 9 6 18
4 17 6 27
1 7 7 15
3 3 6
Sum
infin 70く
51~7031~50
三三30
17
3
1
8
36
2
6
9
12
13
1
2
2
26
3
4
6
13
32
1
3
6
7
8
2
1
40
3
4
10
15
23
2
4
2
5
3
1
8
3
3
36
3
4
6
11
22
4
6
6
6
8
12
20
Sum 12 29 5 26 17 3 32 13 1 6 24 16
25gt
25~499
50~749
75二
5
1
1
1
17
13
6
3
9
15
8
10
9
12
4
7
21
15
10
6
1
2
1
1
14
14
4
7
16
14
9
7
1
1
2
2
1
16
8
5
2
13
20
10
12
31
29
15
Sum 8 39 42 32 52 5 39 46 4 3 31 55
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1953-
Table 8 Hb and Cardiovascular Dynamics in Anemia
Vascnlar Dynamics 4D
Jvd
2c
-H
吾町一
一
旧制
一
υロM
官
ω
rmm
2ぃ
5
4
2
3
一
gEZ
225zww
cm
一
2同
kT
Hb
(Sahli)
ltrI70く51~70I
eI31~50 01ζ30
(m
m NV uarr
3
5
8
1
一
1凹
211
町一的
一3
1
町一
ヨ叫一
ldquoHypotone IldquoNormotone Hypertone Regulation I Reg
-旬以
自ロ的
Reg W
V0由一
A N E A N E M WE + E
白
w2
U
6
5
1 3 11 2 1
3 3 13 6
唱A
U
q
a
A
υ
q
d
1- iτi1i
戸吋
円
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tFbnu
1 1
1
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一
7
1 1
6 _I8~ 18 I1 2
3 7 36 A
吐
噌 i
PO
国
告旬
70く
51~70
31~50
三30
2 4
125
4 8
1持 4 15
1 2
l持 1
1
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5
2
5
7
16
2
3
2
3
7
7
1
5
5
6
8
12
20
ど 2li3 円 唱噌
iiつ
d
examined 15minutes before death A ldquoAnspannungstypus N ldquoNormaler Typus
E ldquoEntspannungstypus
Table 9 Basal Metabolic Rate and Cardiovascular Dynamics in Hyperthyroidism
τi
QU 4
Sum I 4 14 28 1
21
Vascular Dynamics
NormotoneBMR CI ldquoldquo ldquoHyRpeer toneeH81y1plaottioonne g SumR Reg poundlfminfm2
+ 由 W M W E〆 +Y A N EA N E2V3Rt E E
2 1 5 12 8 317 15 62 17 12く25
2 1 291 15 525499 4 12 1013 16
155 550749 8 7 1 9 2 2 1
141 1 6 45 71 1375亘
7 3 11 6 38 22 892 39 48Sum
1 77 11
弛期圧 Pd は A群 38~90 (平均 63)mmHg 多い B群でL1Pが 40mmHg以下のものは
B群 28~93 (平均 58) mmHg でや h 低~と No 10 (Hb 28)18 (Hb 16)19 (Hb 12
もに Hb 50以下のものでは Pd 60mmHg以 )で 3例とも ST-Tの異常偏向を表わし No
下のものが多い甲充症では 3288(平均 64) 1019の2例は低血圧性調節を No18は尋常血
mmHgで BMRの増しとともにゃい さがる 圧性調節を示す No19を除けば CIは尋常範囲
傾向にある にあった Pdの低下とL1Pの増しは血管の弛
3群ともに平均血圧 Pmのや h 低いもの 期性充エイの減り κよって脈拍を celerにする
が多く脈圧 L1Pの増しているものが多い Pm とのとき限波世線は立上りが急で上行脚は短か
は B群では Hbの滅りとともに低くなるものが くすみやかに下行脚にうつる ζれは臨床症状
多いが A群甲充症では明らかな傾向がな の軽快とともに尋常となり上行脚はのびる(図
かった L1P は A群甲充症では Hbの減 23)脈波曲線では そのほか頚動脈脈波の頂
りまたは BMRの増しとともにふえるものが と切痕の聞に大動脈弁閉鎖不全症にみるような
-1954- 千 医 学
鞍部をみることが多くまた大腿動脈脈波では
明らかな DicroticWaveをみるまた賛血症で
も甲充症でも心尖および Mitral Area
で縮期性雑音をきくことが多いが図lと示した 2例
でも心音曲線にこれをみる甲充症の例で
は 117 57の検査では乙れが消えた
高送血量性負荷~rtこいする脈管力学的数値の斐
化を表 10 K示す
全末柏抵抗 W は Vmの増しに比較的よく一
致して減る観察例では Vmが 751min以上の
もののうち W が尋常範囲をこえて増しているも
のはなかった A群 および 甲充症で な
お尋常範囲にと Yまっている 8例もすべて尋
常の下界にある組織の酸化過程に障害のある状態
では低 O2張力のため組織の代謝障害を生じ
葉
れらの代謝障害は脈管運動神経の調節障害を生ζ
じるとされている倒〉それゆえ同時lと反対方向
lζ作用する障害がなければ末梢脈管の抵抗は減
る末梢血流は増す貧血症および甲充症
のように一次的に組織の酸化過程に障害があれ
ばその程度K応じて末柏抵抗が絞ると考えられ
る甲充症のように 同時l乙末梢脈管lと作
用する自律神経興奮状態が考えられるときでも
BMRがいちじるしく増しでも ほとんど つね
IζW はふえない(図 4)0W の減りの程度は 3
主』コミ 雑 誌 第 34巻
群の間で差がなかった
心への流入量が増しでも同時r末梢抵抗が被c
れば心の予備力がいちじるしく障害されていな
いかぎり縮期性駆血の度は完全であり しこがつ
て心室弛期圧は増さないそれゆえ末柏抵抗の
減りを伴なうときには心不全がお乙りにく loM
型高血圧症でも僧帽弁閉鎖不全症でも V mが尋
常範囲以上K増しでも W は ほとんど尋常範
囲を ζえて減る乙とはない側 M 型高血圧症では
L1P は増しているが Pdは低くないしたがって
Pmも低くない貧血症 および 甲充症で
はこれとことなり Pdのさがりによって L1Pが増
し Pmがさがる Psは高くなloW は Pmの
上昇とともに増すそれゆえ貧血症および甲-
充症で Vmの増しにたいして Wおよび E
の減りをもって応じ動脈圧を尋常に保とうとす
る緊張低下型調節(35)を示すものが多いととは流
ス量の増しにたいして M 型高血圧症にくらべて
はるかに生体lと有利であるといえる高血圧性調
節を示した A群 3例 B群 2例 甲充症 11
例はほとんど M 型および E型であって
W の増しているものは 甲充症の 1例(表4
No 3011月 57の検査)だけである ζの例は
48才の女性でこのとき BMR十 306で Eの
増しの方がやgt強く 3878dynecm5W は
Table 10 Cardiac Output and Cardiovascular Dynamics
由
w E C CW む玩diac Vm dynejcm5 dynejcm5 cmfsec kgmjmin Dynamics
O Vhh
R
gvg ~ g v g ~ Sum凶
凶〉
目白
山凶〉
V00
o 00 0 的cl 0 D N Vm n
-i 0 Cl Cコ -i 0 小J 0 V 口 53-i小3
v~
く35 1 5 4 2 3 3 6 1 5 6ho 35---75 7 32 5 2 33 9 1 35 8 14 23 7 5 24 6 44 C古
75く 15 1 3 13 6 9 1 6 10 1 7 8 16 szlig~
14
2
一
Sum 22 34 10 5 50 11 7 47 12 20 29 17 7 36
qa
ロ〈一
ロ
ロ
白
色
ロ
HOHSEω何回司
く 5引い一
uJK-
Sum
4 1 3 2 2 4 1
FD 2 14 1 2 9 6 1 13 3 2 13 2 2 8
25 4 17 4 6 18 1 5 20 11
27 14 5 6 27 13 7 33 6 6 18 22 3 19 11 46
く35 い
35---75 い r -4-gt
75くis
5 1 4 2 3 5
4 36 8 1 18 29 30 18 7 30 11
29 7 1 21 14 3 27 6 2 34
2 3
4 24 6
11 16
5
48
36
thorno~
ltJ Sum I33 43 13 I2 40 47 I3 59 27 I12 32 45 89386 22 I 11
Normale Reaktion ldquoN DμDruckreaktion15minutes before death examined VolumenreaktionldquoV
66
4
17
25 8
第 6号 ニ好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1955-甲状腺機能充進症について
~ 4 仏 t伽
w Al1e叩d G-roupA んItrtliiyen~ 6-roup]3 HY(i町tfiyroLdis1ni
竹tp
4α)()
30infin bullbull
之000
1000
100 o 00 Wt
2447dynecm5 Vmは 3781minであった心
力学的数値はほgt尋常であったとの例では
Wおよび Eは入院時からや h 高い傾向に
あり Ecgで ST司 T の異常偏向をみたが 心拡大
ーはなかった W が明らかに増して 2500dynecm5
以上を示したものはA群 2例 (No633)B群
3例 (No192025)甲充症4例 (No18
293035)であったとれらの心送血量は甲-
充症 No 29を除いて いずれも少なく CI
273 1minm2以下であってB群 NO19を除い
ていずれも緊張允進型の調節をとることによ
り血圧を尋常範囲に保っている A群 No6以
外の例はいずれも ST-Tの異常偏向を示し B
群 No25甲充症 No 1835の 3例の心力
学的数値は圧反応(16)(39)を示す心送血量が尋常範
囲にありしかも緊張尤進型調節を示した甲-
克症 NO29は 46才の女性でこのさい BMR
+467CI 4871minm2W 2572dynecm5
E 2263dynecm5で 心力学的数値はほ gt尋
常であったこの例はゃく 20日前まで心房細
動を伴なう うつ血性心不全の状態lζありこの検
査当時なお軽度の心拡大があり循環血量は
ゃい減っていた(表 15)低送血量性でp 緊張充進
型の低血圧性調節を示した B群 No19は心力
学的数値が二次的の容量負荷を示し15分後lと死
亡した CIが尋常範囲を乙えて減っている 10例で
はいずれも W が 2000dynecm5以上であっ
た心冠性 STTを示したものは A群 1例 (No
ldquot
10)B群 4例 (No1131824)甲充症2
例 (No2630)で Hbないし BMR の程度
を除241NoB群 CI Ilとは関係なくまた
けばいずれも同程度の HbBMRをもつものpタ
にくらべてより減っているたちJし W は い
ずれも より増している HbBMRがわずかに
減りまたは増しているものの E はより高い
がHb50以下 BMR +50以上のものではよ
り低い値を示す B群 No18では心冠性 ST-T
のもとでわずかの Hbの減lりにたいして CIが
いちじるしく減り 7041minm2から 4381min
m2になった W は や h 増して 769dyne
口がから 1182dynecm5になった ζの例は動
脈 CO2含量が増しており検査後ゃく 2週間
で死亡した B群 No13の心力学的数値は圧反応
の傾向を示した
容積弾性率 Eは縮期貯血量を決定する因子とし
て直接 心送血量l乙関係するそれゆえ Eが
増せば一次的には Vsが減る Vmと Eノの関
係を表 10図 5I乙示すo Eが減るとともに Vm
が増す傾向にあるしかしいちじるしい町の増
しも Vmを減らすとはかぎらない等しい Vm
Ktこいして Eは甲充症 B群 A群の順
l乙高~乙のさい Vm のいちじるしい増しによっ
て大動脈の過充エイがおこり ζれによって Eノ
が増す ζとも考慮すべきであろう E が明らかに
増して3000dynecm5以上を示したものはA群
1例 (No27)B群 2例 (No625)甲充
十160 BMR
-1956一 千葉医学会雑誌 第 34巻
Ft35 fordioc Output andVotU1tにElasticdy E Al1emid GroupA Anemid llroupB I-lypert持roi~s1lt 17ewJ
4infino
bull
-1 3000
2()O
bull1似gt0 bull bull
o 5 10 lS o 5 10 15 o 5 10 15
Vm V-1ttyen1yen 症 6 例 13 回 C~o 121527283035)であっ lζ減っているものが B群 13回中 5回 甲充
た乙れらの例は 甲充症 ~o 15および 症 47回中 11回あったいずれも Eは3000dyne
~o 30の 11957の検査を除けばいずれも jcm5以下でCIが 501minm2以上であった
ST-Tの異常偏向を示しまた B 群 ~o 6甲 B群では Hbが 38以下であったが甲克
充症 ~o 35を除いていずれも CIが尋常範 症では BMR が +207~+1055 でその程度
囲ないしそれ以上にあった HbBMRの程 とは関係がないようである甲允症の ~o 1
度には関係がないようである CIが尋常範囲以下 19の2例は高血圧性調節を示した Eぺおよび ζ
に被っている 2例ではいずれも W が尋常範囲 れを規定する脈波速度 Cは風洞来の硬さ Rigid-
以上K増しており心力学的数値は圧反応を示し ityを示すが乙れには Functional Rigidityを
ている B 群 ~o 6は UFU 72σDAZ33σ も含むと考えるべきであるそれゆえ自律神経の
ASZ 105σ であるが心拍数を考慮すればいず 緊張状態によっても影響されるであろう ζの点K
れもゃいのびている ATZは193σ で短かい ついては教室の木下(17九宮内(23)らが述べたo E
X線キモで心拡大はなかったが Plateau形成 と Hbないし BMRの関係は図 6のように
があった Eノは W の増しているものに高いも 明らかでないけれども AB若手とも Hb 50以
のが多い傾向にある W が尋常範囲以上に増し 下 甲充症で BMR+50以上のものでは
ているもののうち Eも尋常範囲以上K増してい E が尋常範囲以下に減っているものは少ない甲
るものは A群では 10問中 5回 B群では 5回中 克症で BMR +50以上のものでは 29回中 17
4回 甲充症では 13回中 12回あった Eが 回に増しをみる C についても ほY 同様の関係
尋常範囲lとと Yまっているものは それぞれ 10回 があった甲尤症で Eにおよび Cが貧血
中5閏 5回中 1回 13問中 1回でいずれも尋 症にくらべて増しているものの多いことは安感
常範囲の上界K近い Eノが尋常範囲以下に絞って 神経緊張状態の影響を考慮すべきであろうそれゆ
いるもののうち W も尋常範囲以下に減っている え BMRの減りに応じて酸素需要が減つでも
ものは A群 5回の検査のすべてに B群 6回中 4 風洞系の弾性が回復する ζとによって一時的に
回 甲充症2問中 1回あつTこoWが尋常範囲 Vmが増すことも考えられるたとえば表 4の
にと Yまっているものは A群になく B群 6回 NO18の例では 121 57 Iとは BMR +898
中 2回甲充症 2回中 l回ありいずれも尋常 CI 5901minm2であって W 873 dynecm5E
範囲の下界にある しかし Eが尋常範囲を ζえ 2503 dyne cm 5であったが 62 57 ICは BMR
て増しているにもか〉わらず W が尋常範囲以下 が 11被り W は2の波りでほgt前回と愛
第 6号三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および -1957ー
甲状腺機能克進症について
Fid6 VoLume Elasticity 切 れ仰向島 Hype川 yroidism
削Ejω Al1emia GroupA 向的問iyenGroupB ~ferffiyroi伽
4000 bull bull bull
3000 bull r bull 1
I~tI 20
bull1bull10infin bull bull
10e-0- o 100 o 0 す100
H~ HT 掛1R
化なく C が 20Eが 5減って ともに尋 ST-Tの異常偏向を示すものと示きないものにわ
常化した乙のさいL1P は85mmHgから 77mm けて表 111ζ示すoHbないし BMRとの関係
Hg fL減り Pmは76mmHgから 83mmHgfL増 を表 891t Vmとの関係を表 101t示した賛血
したにもか》わらず Vsの滅りは比較的少なく 症でも甲充症でも心の仕事量の増レにたい
して容量反応をもって応じるものが多い仕事量のがBMRは1ζ57182の増しを示す11はCI
いちじるしく減り WE bや h 減っている 増しがおもに Vmの増しによるためであるし
が CIも62 57にくらべてゃく 10の減 かし末梢脈管iL二次的変化がお ζ りまた心
りを示したとの例は心表面積の増しを示しま 筋がこれに応じる充分な力をもたなければ動脈
た 62 57以後は ST-Tの異常偏向を表わすよ 系の抵抗にうちかつ乙とが困難になり圧反応に傾
うになり 143 57 iLは BMRがほ)尋常範 くとともある M 型高血圧症では動脈系の抵抗
囲に近くまで減っているにもか与わらず低送血量 が大きく UFZDAZATZはのび圧反応をも
性緊張充進型の尋常血圧性調節を示し心力学的 って応じる(橘〈的〉大動脈弁閉鎖不全症では逆
数値は圧反応K傾いている 流と大動脈弛期庄の低下によって DAZはい
心の仕事量 CWは Pmの減るものが多いにも ちじるしく短かく多くは負性を示す(39)貧血症
か〉わらず Vmの増しとともにふえるものが多 甲允症でも DAZ は短かいが負性を示すも
い(表 10)仕事量の増しを 心がどのように処理 のは少ない
するかによって心力学的数値がζ となるこれに 心への流れこみが増すと心拍量は増すが心力
e ついては次項で述べる 学的数値では UFZがあまり安らないか わず
iii) 心送血量と心力学的数値の関係 かに短かくなる DAZはより短かくなりした
心にか〉る負荷を容量負荷と圧負荷にわける (4) がって ASZも短かくなる DAZの尋常範囲を
〈ヘ負荷の種類によって心の示す反応もことなる ο こえる短縮が A群 52回中 6回 B群 30回中 14
不正拍弁膜疾患などにおける~化を木下(16)橘 回甲充症 62回中 17回ありそのうち B群
(39)がくわしく述べた臨床では純粋な形で心のー 3回甲充症 2回では DAZが負性であった
次的作用をみることはなく tこだちにこれをおお ASZの尋常範囲をこえる短縮は A群 52回中 15
う二次的以下の作用をみることになるそれゆえ 回 B群 30回中 14回甲充症 62回中 39固に
心力学にはたらく末梢循環因子の愛化を模型的lと みられ そのうち UFZが尋常範囲を ζえて短縮
1回中14群B回5回中15群Aしているものは L述べるととはできな
CIの増しにたいする 心力学的数値の菱化を 回 甲充症 39回中 23回であったo ASZが尋
-
-
-1958ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 11 Cardiac Dynamics and ST-T
a Cardiac Inde玄 501fminfm2く
-55S
cFshm吉一+一
ZS
γllulhu
包口 一 「おE m
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4 3 2
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examined 15 minutes before death
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
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ATZ q
iS8 fet(p~elal Res~ηce~nd ATZ w _
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bull100Q~ 2 みに e
200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
向国
ω
【
〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
言苦
yenももyen
o
是認 ii g
〈
32 E554
6
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5 自 E
ミミ6Q2E 82
a官E
ο 話
官
S 司主
田
3
君
E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
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官
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5 司-官 xBH 3
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号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
-1948- 千葉 医 学 会 雑 棉 第 34巻
Table 4 Cardiovascular Dynamics
3
BMR vα号も dZJl-
QU
司
1 307 57 41 7 1172 921 198 343 1468 1279 876 99 222 1155 877 597
179 十 248 1282 953 64 8 1210 + 137 1275 1003 669
221054 + 351 1342 1020 7342 K K 18 m
221 55 + 80 111 5 877 618
134 81 4 630 450KM 18 m 151 757 16 55 543 868 715 504 117 57 81 7 1025 94 6 691
6 Y G 34 m
H S 26 m
245 57 643 1094 940 681 66 S67 931 674 503
126 344 81 1 54 2 399 276 52 1025 719 514 257 100 648 44 3 310
7 M H 13 f 131 56 十 360 764 810 609
+ 207 796 84 1 600 8 1 O A 119 f 1 175 57 549 821 709 94 5
341 740 713 960 351 91 8 733 798
+ + +
+ +
SH 29 m 1)
+ + + + +
十
+ +
528580 527156+
十
+ + + + + + +
+ 565707 80282515 Y K 127 291157f +
+ 56986158 802358+
十
1 882 53316 T 28 304 56 f 720253+ 1 66594417 I K M 28 I 230 9 82512 58 f +
590103318 Y Y 28 121 57 898 832f + + +
十
+ + +
十
+ 25020 K T 30 52 3242712 58 f 283 4+
764 55175021 I M H 31 I 8211819 57 f + + + + + +
十
+ + +
+ +
十
1 3 682 538 629 9 I N N I 20 f I 75 56 231 1086 977 729 10 I O M 121 f I 252 58 356 929 863 61 2 11 I 1 Y 121 f I 83 56 285 721 716 494 12 I S Y I 25 f I 211 56 740 922 1020 7_61
473 51 5 460 336 13 I M K 126 f I148 54 355 680 665 51 6
155 41 1 359 268 14 1 1 T I 26 f 1 157 55 + 960 1305 1501 9_95
660 856 740 529 226 812 61 0 430
770 827 1020 729
3 4
156 527 528 377
788 862 914 662 181 880 850 607 21 7 752 560 397 188 334 238 1 64
762914 1 83837 569 1082 976 800 558 1394 923 74 4 543 1082 854 672
37 116_6 760 539 22 1 S K 1 32 f 1 148 54 464 755 829 691
49 627 535 4_35 23 A H 32 f 181 55 41 3 933 1017 732
154 606 547 372 24 I T M 134 f I 1817 57 +1055 977 918 759
71 4 1128 865 698 31 7 921 699 538
電339 925 659 488 168 741 495 351
25 M K 35 f I 182 58 282 71 2 679 492 731 731 636 449
26 I H H 139 f I 269 55 +1200 1003 1084 806 +1000 775 715 534
27 I 1 H I 41 f I 277 56 +1233 507 790
hn Au--W2
rhd
e
J
cmM
P
1
凹
H R
四回
Hb
一
831 1929 535 13853 786 655 1848 590 15654 871 919 1888 601 14260 759 896 2260 627 16152 743 835 1961 593 15258 787
』
一「ーぃーー 川
760497 12454674 1392
一
832 1526 540 12460 787
1203 2812 725 13852 774 1075 1669 579 12570 824 827 2205 621 14055 923
一唯
798 1824 500 13156 859 1149 2114 666 13460 724
一
山
668664 122601340 2033 1045 1661 662 12662 701 1782 2052 900 12474 684
1010 2891 605 13855 1158
988 2705 631 14665 1060 1103 2333 706 13462 863 1109 1941 690 12672 963 872 1478 550 10554 798 1241 2478 575 10955 909 1275 1754 614 10863 875 777 1714 469 14070 990 879 1834 730 12763 929
1138 2618 696 13867 993 501 1846 563 9632 1105
1465 3664 947 12150 909 929 2764 652 11244 978
2398 2264 586 11580 875 568 1810 622 15263 1156 1086 2236 690 12856 864 1067 1964 681 11252 600 756 2182 561 10547 1134 628 2251 553 11545 1229 826 1762 538 11154 932
1000 3435 960 12052 1002 424 865 576 12054 81 6 1127 1607 599 11962 972 873 2503 767 13348 805 838 2375 625 13457 1060 809 2174 623 12351 974
1240 2333 689 12054 744 3088 2228 843 10678 712 994 2945 754 16068 1100 948 2164 798 16072 902 1047 1469 606 15982 662 1149 2483 913 17372 789 2360 1624 621 11280 61 9 1055 2576 792 13662 982 1055 1232 494 12874 655 968 2468 681 13666 1100 1484 2206 722 126174 855 754 1996 711 1467 6 1090 942 1932 579 10864 903 869 2379 683 14456 940 904 1697 722 13462 767 1084 1791 705 12664 759 1186 1725 674 12868 71 2 1594 1507 649 12078 668 1236 2056 735 13378 954 1067 2403 606 11852 870 730 1802 518 13466 1083 1004 2058 639 12066 923
4086 816 14264 1558 763 14883 14255021 1804 4815十 789 359 512
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および -1949-
l
甲状腺機能充進症について
in Hyperthyroidism
ziJア|でTZI~nl十五 1202 1774 1289 1386 1432
1235
1097
814 943
1260 1201 889 670 919 596
1234
1215 945 960 798 528 629
1395 1107 1003 887 532 743 478
2220 925 679 830 1110 905 617 850
1168 1029 1193 1003 661 298
1417 1540 1519 1429 503
1010 1044 1150 728
1540 640
1248 1153 903 878 666 975 735 1471 875 1107 808
Abnormal Deviation of ST-T
eI1l0ev-ST6SVI~3depres-STV4~5
elevch-aSnT 1~-NEgaI depres STV4~sectg vVVEz2 elev ST elev ST elev ST IT-illaVF _月 discordflatV1T aVL elev ST IT-illaVFVl-6 discord T aVJJ
ST V4-6 cor
elev ST Vl~2 no changes no changes
110 cnanges no cnanges nov -dcchhaaaSnnnTgges
depres ST ITaVFV5可 11I~~6《eIe-vVVVs2elev ST I勾2
elevSTT depres-STI elev S
110 ccrhhaaSnnTggeess
neloev-VV2a~ elev ST V3~4 no changes I10 chanTges invert T V 1-Z no changes no changes no changes no chaSnTges elev-VV2zdepres-STVVF4-5 elev ST V2invert T aVJlt
depres ST V3-5
-5
enlo depres-STV6evch-aSnTgesVVi2-3 elev ST V2-3 110 changes no chaSnTges elev-VV21-3 elev ST Vl-2
depres ST Coronary Typez
depres ST aVVV4gva6 depres ST aVFV3-5discord T aVL
46 56 46 43 57
44
40 35 51 55 38 69
57 46 52 79 69 57 56
47 31
51 53 37 38
51 32 27 65 41 60 60 60 62 58 58 49 75
66 60 65 67 69 47 -40
69 39
23 1
46 18 17
28
23 49 15 27 38 38
22 38 30 12 49 21 48
37 65
32 1
37 -3
53 52 46 11 55 56 10 3 14 13 54 31 38
-130
26 31 48 48 58
18
69 57 92 61 74
72
63 84 66 82 76
107
79 84 82 91
118 78 104
84 96
83 54 74 35
104 84 73 76 96 116 70 63 76 71 112 80 113
63 70 91 98 117 95 98
I 57
259 255 256 266 277
269
229 221 251 262 279 288
238 230 251 242 243 257 252
214 215
222 211 256 284
295 260 209 241 261 283 240 268 295 270 302 249 299
246 292 298 305 296 254 245
209 185
343328 312 370 348 373 327 368 351 355
341 333
375292 325305 374317 383344 366355 345395
389317 314 320
324333 373333
361 340 335 341 356 339
289298 360311
318305 279265 344330
319 329
399 409 349344 292282
317 338 372357 382399 327310
331 371 416371 353341 424414
329 340 427412
404309 397362 403389 404403
413 416 339349
343 357
297 319 242 250
100 115 110 120 110
140
100 120 80 90 115 60
110
125 80 105 90 75 64
18055
140 60 155
150 135 85 80
120 120
125 95 70 95 80
100 100 50
105 85
110 95 130 95 85 65 85
120 120
lsquo
-1950ー 千葉 医学会雑誌 第 34巻
UL
n
αmwmh
EYC
vm
CmM
mmH
3-nob
ge
ex
RU M
R
vQ
M
-
MAS
H RD
a e
n
G
ie5
Glj
m e
-b
-A
10007193806 10816427 41 f1 H 288 8092892 746 1308049
7706621771 13280189
78110003592 135741910
川 凶
308 2228+ 308 280220 2253+ 460 372 335128
+ 841 6 8 5544 1283181
452 289+ 353 236347 M S + 822 6 179 4 885428 430
+ 780 680 519271 1170 + 590859 792 1000242
970
+ 632 481 391 1542 784422 58+ 455 354 285 2341363
+ 448 3 1 273 26174298 15088
9 811510+ 1409 1291 10 0 690453 15272162 56 494f
E T 10202865+ 80532 54 7 0 112541f 75521J8 + 5 31
A T + 7 2 92025781 655 5 1 1071 69433 54 846 4f
+ 590 425 354 16062 81
+ 6 61 406 327 2104185
10342544 647 1345843 f 315 56
唱
8736252183 13268226 9283096 980 15050617 805+ 112 660 530 393 1530 2258 687 130174197 732+ 467 776 570 487 2572 2263 798 14117529 T I 46 f 187 56
唱
+ 544 473 459 364 1825 3486 917O T 48 f30 13674186 57
76129462716 128 7793275 948 132176117
8673115267 + 422 504 437 355 2009 920 13980 7623026 800 13786
PL
畑
16189 8903878+ 306 425 378 295 2447 902
597Y Y 31
538 548 442 1206 783642 502 402 1407 2407 83816 11860
12455157 55
858+ 570 636 546 430 1066 1883 752149 120175 72254 f 12 56 2345 796 1126034 K H 920285 56 55 f + 694 576 530 449 1640 2587 958 12617035 Y T 659417 2504 976 136178
1278 13076 674109 3318一 25 433 292 230 2816
争
一
防防ぱ伽
Fta1 らTdiacωtput L偽州側Leth ゐ Hy戸~yroiacute4 ism
A明tmIdurOUr Anemia GroupB Hypert品yrotdts悦
2甘ん九E
bull10 lsquo e e e
-ebull
bull
5
bull 十bull
ー
1infin H~- --- HT
Bt1R
-t1OOo 100 9
fXMl1d15 deOiト L 制何時sbefoye th
れなければならなし」また白血病では心筋を直
接障害する ζ とも考えられるしかし心冠動脈の
吻合をいちじるしく増す ζ とによって ζれを代
償しようとするそれゆえ心冠流血量が生理的
範囲をこえて増しているとき Hbが増せば Vs
のいちじるしい増しがお ζるとともある甲充
症では心筋にたいする中毒性の作用ととも Ir心
冠循環にたいする神経性調節をも考慮すべきであろ
う乙れらの関係は Ausgangstonuslageと負
荷の度持続時間によっていろいろに愛る表6
は 同時に検査した EcgfC ST-Tの異常偏向を
示すものと これを示さないものにわけで Vsを
示す ST-Tの異常偏向は B群ついで甲充
症に多く A群では 60回中 29回 B群では 43回
中 35回甲充症では 84回中 55回あったと
くに B群では Hb30以下の 19回中 17回甲
第 6号 三好高送血量1性負荷時の循環動態 とく lと賛血症および甲状腺機能充進症につ 1て
A hdU
同
吋
CW IUFZ IDAZ-IASZ IATZ I否宜下 QT IVP 1 kgm I I I - Imm I AbnormaI Deviation of ST-T min Iσlσ|σ トσ|σ|σIH20 I 360 50 39 89 531 44 47 91
916 49 23 72
504 59 55 114 1071 63 19 82 925 55 56 111 1074 36 26 62 737 62 44 106 837 58 45 103
655 33 37 70
608 33 24 57 515 36 43 79 654 45 30 75 519 44 30 74 596 42 41 83
1963
619 608
802
720 497 71 39 110 767 36 47 83 591 64 67 131 409 57 92 149
Table 5
249 338 346 110 263 354 359 85
271 343 333 150
248 362 371 120 261 343 357 270 381 377 259 321 336 276 382 376 288 391 386 70
238 308 328 60
250 307 415 85 270 349 406 105 265 340 342 85 278 352 364 55 251 334 328 50
105
80
215 325 387 140 242 325 349 60 301 432 429 65 280 429 388 100
depres ST V 2-5
elev-STaVLoVrd es-STE1-2TdeapVrL
adeVelepFvr V44STdisces ST V 2-6discord T avr e vSTE-EaVR Vvi 1F2 elev ST ll-J1I aVFV l-2
V4 ddneiospcrcoehrsad-ngSTeTsE
Cardiac Output in Anemia amp Hyperthyroidism
Vm lmin Vs ccHabnd 3535~BMR+ く 75
75く lt5555~100く100
吋 70く 3 14 1 4 11 3
g 51--70 2 18 7 4 15 8
占 31---50 1 10 4 3 7 5
2 4 4 2話30
Sum 6 44 16 11 37 18
国 70く 2 4 2 4
ロl-lt 51--70 1 2 5 2 3 3
31--50 5 7 1 9 2
話30 1特 6 13 3 12 5
Sum 4 17 25 8 28 10
25gt
25--499
50--749
75話
3
2
18
17
9
4
10
10
6
10
7
6
2
2
17
19
8
8
7
4
5
4
HR
60-- 80--vv vv
く60 799 100
3 12 2
5 16 3
12 3
2 4
8 42 12
1 4
1 2 2
3 5
1 8
2 10 15
1 17 11
11 14
6 7
6
Sum 100く
1 18
3 27
6
4
1 6
83
4 12
11 20
19
2 31
4 29
2 15
8 14
Sum 5 48 36 17 52 20 1 34 38
examind 15 minutes before death
元症では BMR +75以上の 13回中 9聞にみ が251minm2以下のものは死亡前 15分に調べ
fこおおまかにいえば Vsは STT の異常偏向 た B群 No19の例以外l乙はないそれにもかか
を現わすものの方が少ない傾向にある Hb30以 わらず Vsは ST-Tの異常偏向を示すものだけ
下 および BMR +75以上のもののうち CI IrB群 3回lsquo甲充症 2回の尋常範囲を ζえる
-1952ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
減りを示した全例中 CIが尋常範囲以下氏滅つ は A群 No6の1例を除き すべて ST-Tの
た 10例 (A群 4例 8群 4例甲充症 2例〉で 異常偏向をみた No6の例は Hb 49緊張充
Table 6 Stroke Volume and STT 進型の尋常血圧性調節を示し心力学的数値はほ
Abnormal )尋常であった循環血量はや h 増し静脈
Deviation 十 圧 55mmH20労作時の息ぎれ および軽い前
EyenmVsJc五 V自室A品 yenc VCFOD叶 山tt 的勺 sご 同よVコ4vcC-〉
ぴ〕
司tooEhSh
70く
51~70
31~50
話30
1 7
1 10
1 3
2
2
1
2
1
2 3
3 4
2 4 L
1
5 I24
3 I15
1 I5
Sum 61 7 12 10 160
出
告旬
70く
51~70
31~50
百30
2 1
2 4
2 1
6
2 8
2
1
1
1
6
3 11
1 10
3 19
Sum 5
25gt
25~499
50~749
75孟
Sum
2 6
2 6
1 3
2
2 4 10
1 4 11
2 1 5
2 2 6
7 111 32
5 29
3 27
3 15
1 13
12 84
胸痛と下肢の軽いむくみがあった
ii) 心送血量と脈管力学的数値の関係
Vsの増しは流ス量の増しと同時に Pdのさ
がり Kよってお乙る観察例の血圧値を表 71[示
す
縮(期圧 PS は A 群では 80~168 (平均 119)mm
Hgで Hbとの相関は明らかでない B群では
93~154 (平均 115)mmHgで 1例 (No1めだ
けが 62mmHgを示した Hb50以下では ゃ
い低いものが多L貧血症では Psはほ-
尋清範囲にあり低血圧性調節(85)を示すものは少
ない(表的甲充症では 96--173(平均 130)
mmHgでゃい高いが高血圧性調節(35)を示す
ものは少ない(表的甲充症では BMRの増
しとともにや h 高まる傾向を示す Psが 150
mmHg以上のものを A群 3例 3回 8群 1例 1
回甲充症 6例 11回にみた 100mmHg以下
のものは A群 6例 6回 8群 3例5回甲充
症 1例 1回あった
Table 7 Blood Pressure in Anemia amp Hyperthyroidism
Ps mmHg
and
BMR+ EV戸 Eよロcgt
VcσF43コ
司
080L4bull
70く
51~70
31--50
ζ30
3
9
3
2
12
16
7
1
3
2
5
3
Pd mmHg
tVcb 富ゆ Vαcgtコ
v PEmtB吉m皿正=Hg 1
5 13 10 8
10 13 4 18 7 2
7 4 4 8 6 1
4 2 4 2
R lV 守4mmvS -i3dP Hg1iii
3 9 6 18
4 17 6 27
1 7 7 15
3 3 6
Sum
infin 70く
51~7031~50
三三30
17
3
1
8
36
2
6
9
12
13
1
2
2
26
3
4
6
13
32
1
3
6
7
8
2
1
40
3
4
10
15
23
2
4
2
5
3
1
8
3
3
36
3
4
6
11
22
4
6
6
6
8
12
20
Sum 12 29 5 26 17 3 32 13 1 6 24 16
25gt
25~499
50~749
75二
5
1
1
1
17
13
6
3
9
15
8
10
9
12
4
7
21
15
10
6
1
2
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1
14
14
4
7
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14
9
7
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1
2
2
1
16
8
5
2
13
20
10
12
31
29
15
Sum 8 39 42 32 52 5 39 46 4 3 31 55
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1953-
Table 8 Hb and Cardiovascular Dynamics in Anemia
Vascnlar Dynamics 4D
Jvd
2c
-H
吾町一
一
旧制
一
υロM
官
ω
rmm
2ぃ
5
4
2
3
一
gEZ
225zww
cm
一
2同
kT
Hb
(Sahli)
ltrI70く51~70I
eI31~50 01ζ30
(m
m NV uarr
3
5
8
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一
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211
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一3
1
町一
ヨ叫一
ldquoHypotone IldquoNormotone Hypertone Regulation I Reg
-旬以
自ロ的
Reg W
V0由一
A N E A N E M WE + E
白
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1 3 11 2 1
3 3 13 6
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5
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12
20
ど 2li3 円 唱噌
iiつ
d
examined 15minutes before death A ldquoAnspannungstypus N ldquoNormaler Typus
E ldquoEntspannungstypus
Table 9 Basal Metabolic Rate and Cardiovascular Dynamics in Hyperthyroidism
τi
QU 4
Sum I 4 14 28 1
21
Vascular Dynamics
NormotoneBMR CI ldquoldquo ldquoHyRpeer toneeH81y1plaottioonne g SumR Reg poundlfminfm2
+ 由 W M W E〆 +Y A N EA N E2V3Rt E E
2 1 5 12 8 317 15 62 17 12く25
2 1 291 15 525499 4 12 1013 16
155 550749 8 7 1 9 2 2 1
141 1 6 45 71 1375亘
7 3 11 6 38 22 892 39 48Sum
1 77 11
弛期圧 Pd は A群 38~90 (平均 63)mmHg 多い B群でL1Pが 40mmHg以下のものは
B群 28~93 (平均 58) mmHg でや h 低~と No 10 (Hb 28)18 (Hb 16)19 (Hb 12
もに Hb 50以下のものでは Pd 60mmHg以 )で 3例とも ST-Tの異常偏向を表わし No
下のものが多い甲充症では 3288(平均 64) 1019の2例は低血圧性調節を No18は尋常血
mmHgで BMRの増しとともにゃい さがる 圧性調節を示す No19を除けば CIは尋常範囲
傾向にある にあった Pdの低下とL1Pの増しは血管の弛
3群ともに平均血圧 Pmのや h 低いもの 期性充エイの減り κよって脈拍を celerにする
が多く脈圧 L1Pの増しているものが多い Pm とのとき限波世線は立上りが急で上行脚は短か
は B群では Hbの滅りとともに低くなるものが くすみやかに下行脚にうつる ζれは臨床症状
多いが A群甲充症では明らかな傾向がな の軽快とともに尋常となり上行脚はのびる(図
かった L1P は A群甲充症では Hbの減 23)脈波曲線では そのほか頚動脈脈波の頂
りまたは BMRの増しとともにふえるものが と切痕の聞に大動脈弁閉鎖不全症にみるような
-1954- 千 医 学
鞍部をみることが多くまた大腿動脈脈波では
明らかな DicroticWaveをみるまた賛血症で
も甲充症でも心尖および Mitral Area
で縮期性雑音をきくことが多いが図lと示した 2例
でも心音曲線にこれをみる甲充症の例で
は 117 57の検査では乙れが消えた
高送血量性負荷~rtこいする脈管力学的数値の斐
化を表 10 K示す
全末柏抵抗 W は Vmの増しに比較的よく一
致して減る観察例では Vmが 751min以上の
もののうち W が尋常範囲をこえて増しているも
のはなかった A群 および 甲充症で な
お尋常範囲にと Yまっている 8例もすべて尋
常の下界にある組織の酸化過程に障害のある状態
では低 O2張力のため組織の代謝障害を生じ
葉
れらの代謝障害は脈管運動神経の調節障害を生ζ
じるとされている倒〉それゆえ同時lと反対方向
lζ作用する障害がなければ末梢脈管の抵抗は減
る末梢血流は増す貧血症および甲充症
のように一次的に組織の酸化過程に障害があれ
ばその程度K応じて末柏抵抗が絞ると考えられ
る甲充症のように 同時l乙末梢脈管lと作
用する自律神経興奮状態が考えられるときでも
BMRがいちじるしく増しでも ほとんど つね
IζW はふえない(図 4)0W の減りの程度は 3
主』コミ 雑 誌 第 34巻
群の間で差がなかった
心への流入量が増しでも同時r末梢抵抗が被c
れば心の予備力がいちじるしく障害されていな
いかぎり縮期性駆血の度は完全であり しこがつ
て心室弛期圧は増さないそれゆえ末柏抵抗の
減りを伴なうときには心不全がお乙りにく loM
型高血圧症でも僧帽弁閉鎖不全症でも V mが尋
常範囲以上K増しでも W は ほとんど尋常範
囲を ζえて減る乙とはない側 M 型高血圧症では
L1P は増しているが Pdは低くないしたがって
Pmも低くない貧血症 および 甲充症で
はこれとことなり Pdのさがりによって L1Pが増
し Pmがさがる Psは高くなloW は Pmの
上昇とともに増すそれゆえ貧血症および甲-
充症で Vmの増しにたいして Wおよび E
の減りをもって応じ動脈圧を尋常に保とうとす
る緊張低下型調節(35)を示すものが多いととは流
ス量の増しにたいして M 型高血圧症にくらべて
はるかに生体lと有利であるといえる高血圧性調
節を示した A群 3例 B群 2例 甲充症 11
例はほとんど M 型および E型であって
W の増しているものは 甲充症の 1例(表4
No 3011月 57の検査)だけである ζの例は
48才の女性でこのとき BMR十 306で Eの
増しの方がやgt強く 3878dynecm5W は
Table 10 Cardiac Output and Cardiovascular Dynamics
由
w E C CW む玩diac Vm dynejcm5 dynejcm5 cmfsec kgmjmin Dynamics
O Vhh
R
gvg ~ g v g ~ Sum凶
凶〉
目白
山凶〉
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o 00 0 的cl 0 D N Vm n
-i 0 Cl Cコ -i 0 小J 0 V 口 53-i小3
v~
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75く 15 1 3 13 6 9 1 6 10 1 7 8 16 szlig~
14
2
一
Sum 22 34 10 5 50 11 7 47 12 20 29 17 7 36
qa
ロ〈一
ロ
ロ
白
色
ロ
HOHSEω何回司
く 5引い一
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Sum
4 1 3 2 2 4 1
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25 4 17 4 6 18 1 5 20 11
27 14 5 6 27 13 7 33 6 6 18 22 3 19 11 46
く35 い
35---75 い r -4-gt
75くis
5 1 4 2 3 5
4 36 8 1 18 29 30 18 7 30 11
29 7 1 21 14 3 27 6 2 34
2 3
4 24 6
11 16
5
48
36
thorno~
ltJ Sum I33 43 13 I2 40 47 I3 59 27 I12 32 45 89386 22 I 11
Normale Reaktion ldquoN DμDruckreaktion15minutes before death examined VolumenreaktionldquoV
66
4
17
25 8
第 6号 ニ好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1955-甲状腺機能充進症について
~ 4 仏 t伽
w Al1e叩d G-roupA んItrtliiyen~ 6-roup]3 HY(i町tfiyroLdis1ni
竹tp
4α)()
30infin bullbull
之000
1000
100 o 00 Wt
2447dynecm5 Vmは 3781minであった心
力学的数値はほgt尋常であったとの例では
Wおよび Eは入院時からや h 高い傾向に
あり Ecgで ST司 T の異常偏向をみたが 心拡大
ーはなかった W が明らかに増して 2500dynecm5
以上を示したものはA群 2例 (No633)B群
3例 (No192025)甲充症4例 (No18
293035)であったとれらの心送血量は甲-
充症 No 29を除いて いずれも少なく CI
273 1minm2以下であってB群 NO19を除い
ていずれも緊張允進型の調節をとることによ
り血圧を尋常範囲に保っている A群 No6以
外の例はいずれも ST-Tの異常偏向を示し B
群 No25甲充症 No 1835の 3例の心力
学的数値は圧反応(16)(39)を示す心送血量が尋常範
囲にありしかも緊張尤進型調節を示した甲-
克症 NO29は 46才の女性でこのさい BMR
+467CI 4871minm2W 2572dynecm5
E 2263dynecm5で 心力学的数値はほ gt尋
常であったこの例はゃく 20日前まで心房細
動を伴なう うつ血性心不全の状態lζありこの検
査当時なお軽度の心拡大があり循環血量は
ゃい減っていた(表 15)低送血量性でp 緊張充進
型の低血圧性調節を示した B群 No19は心力
学的数値が二次的の容量負荷を示し15分後lと死
亡した CIが尋常範囲を乙えて減っている 10例で
はいずれも W が 2000dynecm5以上であっ
た心冠性 STTを示したものは A群 1例 (No
ldquot
10)B群 4例 (No1131824)甲充症2
例 (No2630)で Hbないし BMR の程度
を除241NoB群 CI Ilとは関係なくまた
けばいずれも同程度の HbBMRをもつものpタ
にくらべてより減っているたちJし W は い
ずれも より増している HbBMRがわずかに
減りまたは増しているものの E はより高い
がHb50以下 BMR +50以上のものではよ
り低い値を示す B群 No18では心冠性 ST-T
のもとでわずかの Hbの減lりにたいして CIが
いちじるしく減り 7041minm2から 4381min
m2になった W は や h 増して 769dyne
口がから 1182dynecm5になった ζの例は動
脈 CO2含量が増しており検査後ゃく 2週間
で死亡した B群 No13の心力学的数値は圧反応
の傾向を示した
容積弾性率 Eは縮期貯血量を決定する因子とし
て直接 心送血量l乙関係するそれゆえ Eが
増せば一次的には Vsが減る Vmと Eノの関
係を表 10図 5I乙示すo Eが減るとともに Vm
が増す傾向にあるしかしいちじるしい町の増
しも Vmを減らすとはかぎらない等しい Vm
Ktこいして Eは甲充症 B群 A群の順
l乙高~乙のさい Vm のいちじるしい増しによっ
て大動脈の過充エイがおこり ζれによって Eノ
が増す ζとも考慮すべきであろう E が明らかに
増して3000dynecm5以上を示したものはA群
1例 (No27)B群 2例 (No625)甲充
十160 BMR
-1956一 千葉医学会雑誌 第 34巻
Ft35 fordioc Output andVotU1tにElasticdy E Al1emid GroupA Anemid llroupB I-lypert持roi~s1lt 17ewJ
4infino
bull
-1 3000
2()O
bull1似gt0 bull bull
o 5 10 lS o 5 10 15 o 5 10 15
Vm V-1ttyen1yen 症 6 例 13 回 C~o 121527283035)であっ lζ減っているものが B群 13回中 5回 甲充
た乙れらの例は 甲充症 ~o 15および 症 47回中 11回あったいずれも Eは3000dyne
~o 30の 11957の検査を除けばいずれも jcm5以下でCIが 501minm2以上であった
ST-Tの異常偏向を示しまた B 群 ~o 6甲 B群では Hbが 38以下であったが甲克
充症 ~o 35を除いていずれも CIが尋常範 症では BMR が +207~+1055 でその程度
囲ないしそれ以上にあった HbBMRの程 とは関係がないようである甲允症の ~o 1
度には関係がないようである CIが尋常範囲以下 19の2例は高血圧性調節を示した Eぺおよび ζ
に被っている 2例ではいずれも W が尋常範囲 れを規定する脈波速度 Cは風洞来の硬さ Rigid-
以上K増しており心力学的数値は圧反応を示し ityを示すが乙れには Functional Rigidityを
ている B 群 ~o 6は UFU 72σDAZ33σ も含むと考えるべきであるそれゆえ自律神経の
ASZ 105σ であるが心拍数を考慮すればいず 緊張状態によっても影響されるであろう ζの点K
れもゃいのびている ATZは193σ で短かい ついては教室の木下(17九宮内(23)らが述べたo E
X線キモで心拡大はなかったが Plateau形成 と Hbないし BMRの関係は図 6のように
があった Eノは W の増しているものに高いも 明らかでないけれども AB若手とも Hb 50以
のが多い傾向にある W が尋常範囲以上に増し 下 甲充症で BMR+50以上のものでは
ているもののうち Eも尋常範囲以上K増してい E が尋常範囲以下に減っているものは少ない甲
るものは A群では 10問中 5回 B群では 5回中 克症で BMR +50以上のものでは 29回中 17
4回 甲充症では 13回中 12回あった Eが 回に増しをみる C についても ほY 同様の関係
尋常範囲lとと Yまっているものは それぞれ 10回 があった甲尤症で Eにおよび Cが貧血
中5閏 5回中 1回 13問中 1回でいずれも尋 症にくらべて増しているものの多いことは安感
常範囲の上界K近い Eノが尋常範囲以下に絞って 神経緊張状態の影響を考慮すべきであろうそれゆ
いるもののうち W も尋常範囲以下に減っている え BMRの減りに応じて酸素需要が減つでも
ものは A群 5回の検査のすべてに B群 6回中 4 風洞系の弾性が回復する ζとによって一時的に
回 甲充症2問中 1回あつTこoWが尋常範囲 Vmが増すことも考えられるたとえば表 4の
にと Yまっているものは A群になく B群 6回 NO18の例では 121 57 Iとは BMR +898
中 2回甲充症 2回中 l回ありいずれも尋常 CI 5901minm2であって W 873 dynecm5E
範囲の下界にある しかし Eが尋常範囲を ζえ 2503 dyne cm 5であったが 62 57 ICは BMR
て増しているにもか〉わらず W が尋常範囲以下 が 11被り W は2の波りでほgt前回と愛
第 6号三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および -1957ー
甲状腺機能克進症について
Fid6 VoLume Elasticity 切 れ仰向島 Hype川 yroidism
削Ejω Al1emia GroupA 向的問iyenGroupB ~ferffiyroi伽
4000 bull bull bull
3000 bull r bull 1
I~tI 20
bull1bull10infin bull bull
10e-0- o 100 o 0 す100
H~ HT 掛1R
化なく C が 20Eが 5減って ともに尋 ST-Tの異常偏向を示すものと示きないものにわ
常化した乙のさいL1P は85mmHgから 77mm けて表 111ζ示すoHbないし BMRとの関係
Hg fL減り Pmは76mmHgから 83mmHgfL増 を表 891t Vmとの関係を表 101t示した賛血
したにもか》わらず Vsの滅りは比較的少なく 症でも甲充症でも心の仕事量の増レにたい
して容量反応をもって応じるものが多い仕事量のがBMRは1ζ57182の増しを示す11はCI
いちじるしく減り WE bや h 減っている 増しがおもに Vmの増しによるためであるし
が CIも62 57にくらべてゃく 10の減 かし末梢脈管iL二次的変化がお ζ りまた心
りを示したとの例は心表面積の増しを示しま 筋がこれに応じる充分な力をもたなければ動脈
た 62 57以後は ST-Tの異常偏向を表わすよ 系の抵抗にうちかつ乙とが困難になり圧反応に傾
うになり 143 57 iLは BMRがほ)尋常範 くとともある M 型高血圧症では動脈系の抵抗
囲に近くまで減っているにもか与わらず低送血量 が大きく UFZDAZATZはのび圧反応をも
性緊張充進型の尋常血圧性調節を示し心力学的 って応じる(橘〈的〉大動脈弁閉鎖不全症では逆
数値は圧反応K傾いている 流と大動脈弛期庄の低下によって DAZはい
心の仕事量 CWは Pmの減るものが多いにも ちじるしく短かく多くは負性を示す(39)貧血症
か〉わらず Vmの増しとともにふえるものが多 甲允症でも DAZ は短かいが負性を示すも
い(表 10)仕事量の増しを 心がどのように処理 のは少ない
するかによって心力学的数値がζ となるこれに 心への流れこみが増すと心拍量は増すが心力
e ついては次項で述べる 学的数値では UFZがあまり安らないか わず
iii) 心送血量と心力学的数値の関係 かに短かくなる DAZはより短かくなりした
心にか〉る負荷を容量負荷と圧負荷にわける (4) がって ASZも短かくなる DAZの尋常範囲を
〈ヘ負荷の種類によって心の示す反応もことなる ο こえる短縮が A群 52回中 6回 B群 30回中 14
不正拍弁膜疾患などにおける~化を木下(16)橘 回甲充症 62回中 17回ありそのうち B群
(39)がくわしく述べた臨床では純粋な形で心のー 3回甲充症 2回では DAZが負性であった
次的作用をみることはなく tこだちにこれをおお ASZの尋常範囲をこえる短縮は A群 52回中 15
う二次的以下の作用をみることになるそれゆえ 回 B群 30回中 14回甲充症 62回中 39固に
心力学にはたらく末梢循環因子の愛化を模型的lと みられ そのうち UFZが尋常範囲を ζえて短縮
1回中14群B回5回中15群Aしているものは L述べるととはできな
CIの増しにたいする 心力学的数値の菱化を 回 甲充症 39回中 23回であったo ASZが尋
-
-
-1958ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 11 Cardiac Dynamics and ST-T
a Cardiac Inde玄 501fminfm2く
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cFshm吉一+一
ZS
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2 1
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examined 15 minutes before death
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
4000 bull bull bull
3仰 bull
2側
1似10 bull
20 3infin infinlsquo5
ATZ q
iS8 fet(p~elal Res~ηce~nd ATZ w _
ス00 200 300
守掛M- Anemi3命制fA Anemigrave~ ~ Gt-Q~rB
4ω
e
守二宮盛J bullbull
bull
bullbull
ー
bull100Q~ 2 みに e
200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
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~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
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〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
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官
百三
63F5E4
主苦E丞
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o
是認 ii g
〈
32 E554
6
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5 自 E
ミミ6Q2E 82
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官
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3
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E よ自宮 δ
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2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
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5 司-官 xBH 3
持
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吉ω武官
4 5S43さロぎ
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】
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infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
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2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
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21)松本霞ニ 千葉医会誌 34636 (昭 33)
22)McMichaelJ Schweiz Med Wschr
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能允進症にってい -1981-
768511946 Brit Med J25781952
23)宮内謙次郎 千葉医会誌 34946 (昭 33)
24)森澄央千葉医会誌 32886 (昭 32)
25)中村精男 日内会誌 451257 (昭 32)
26)浪川素千葉医会誌 34163 (昭 33)
27) ParadeG W Drsch Med Wschr61 17991935
28) RaabW Erg inn Med u Kinderhk
464521934
29)斎藤十六 最新医学 101951 (昭 30)
30)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富
井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
36) Saphir0 Arch Path3210001941
A Text on Systemic PathologyVol1
Grune amp StrattonN Y amp London1958
37) ScherfDBoydL J Klinik und
Therapie der Herzkrankheiten und der
Gefasserkrankungen Springer Verlag
Wien5 Aufl 1955
38) SchultenH Lehrbuch der Klinischen
Hamatolog匂 Georg Thieme Ver1ag
Sttutgart5 Aufl 1953
39)橘 正敏 千葉医会誌 34130(日高 33)
40)高橋怒千葉医会誌 34615 (昭 33)
41)梅沢英正 千葉医会誌 34579 (昭 33)
42) WezlerK Verh dtsch Ges Kreisl
forsch15181949
43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および -1949-
l
甲状腺機能充進症について
in Hyperthyroidism
ziJア|でTZI~nl十五 1202 1774 1289 1386 1432
1235
1097
814 943
1260 1201 889 670 919 596
1234
1215 945 960 798 528 629
1395 1107 1003 887 532 743 478
2220 925 679 830 1110 905 617 850
1168 1029 1193 1003 661 298
1417 1540 1519 1429 503
1010 1044 1150 728
1540 640
1248 1153 903 878 666 975 735 1471 875 1107 808
Abnormal Deviation of ST-T
eI1l0ev-ST6SVI~3depres-STV4~5
elevch-aSnT 1~-NEgaI depres STV4~sectg vVVEz2 elev ST elev ST elev ST IT-illaVF _月 discordflatV1T aVL elev ST IT-illaVFVl-6 discord T aVJJ
ST V4-6 cor
elev ST Vl~2 no changes no changes
110 cnanges no cnanges nov -dcchhaaaSnnnTgges
depres ST ITaVFV5可 11I~~6《eIe-vVVVs2elev ST I勾2
elevSTT depres-STI elev S
110 ccrhhaaSnnTggeess
neloev-VV2a~ elev ST V3~4 no changes I10 chanTges invert T V 1-Z no changes no changes no changes no chaSnTges elev-VV2zdepres-STVVF4-5 elev ST V2invert T aVJlt
depres ST V3-5
-5
enlo depres-STV6evch-aSnTgesVVi2-3 elev ST V2-3 110 changes no chaSnTges elev-VV21-3 elev ST Vl-2
depres ST Coronary Typez
depres ST aVVV4gva6 depres ST aVFV3-5discord T aVL
46 56 46 43 57
44
40 35 51 55 38 69
57 46 52 79 69 57 56
47 31
51 53 37 38
51 32 27 65 41 60 60 60 62 58 58 49 75
66 60 65 67 69 47 -40
69 39
23 1
46 18 17
28
23 49 15 27 38 38
22 38 30 12 49 21 48
37 65
32 1
37 -3
53 52 46 11 55 56 10 3 14 13 54 31 38
-130
26 31 48 48 58
18
69 57 92 61 74
72
63 84 66 82 76
107
79 84 82 91
118 78 104
84 96
83 54 74 35
104 84 73 76 96 116 70 63 76 71 112 80 113
63 70 91 98 117 95 98
I 57
259 255 256 266 277
269
229 221 251 262 279 288
238 230 251 242 243 257 252
214 215
222 211 256 284
295 260 209 241 261 283 240 268 295 270 302 249 299
246 292 298 305 296 254 245
209 185
343328 312 370 348 373 327 368 351 355
341 333
375292 325305 374317 383344 366355 345395
389317 314 320
324333 373333
361 340 335 341 356 339
289298 360311
318305 279265 344330
319 329
399 409 349344 292282
317 338 372357 382399 327310
331 371 416371 353341 424414
329 340 427412
404309 397362 403389 404403
413 416 339349
343 357
297 319 242 250
100 115 110 120 110
140
100 120 80 90 115 60
110
125 80 105 90 75 64
18055
140 60 155
150 135 85 80
120 120
125 95 70 95 80
100 100 50
105 85
110 95 130 95 85 65 85
120 120
lsquo
-1950ー 千葉 医学会雑誌 第 34巻
UL
n
αmwmh
EYC
vm
CmM
mmH
3-nob
ge
ex
RU M
R
vQ
M
-
MAS
H RD
a e
n
G
ie5
Glj
m e
-b
-A
10007193806 10816427 41 f1 H 288 8092892 746 1308049
7706621771 13280189
78110003592 135741910
川 凶
308 2228+ 308 280220 2253+ 460 372 335128
+ 841 6 8 5544 1283181
452 289+ 353 236347 M S + 822 6 179 4 885428 430
+ 780 680 519271 1170 + 590859 792 1000242
970
+ 632 481 391 1542 784422 58+ 455 354 285 2341363
+ 448 3 1 273 26174298 15088
9 811510+ 1409 1291 10 0 690453 15272162 56 494f
E T 10202865+ 80532 54 7 0 112541f 75521J8 + 5 31
A T + 7 2 92025781 655 5 1 1071 69433 54 846 4f
+ 590 425 354 16062 81
+ 6 61 406 327 2104185
10342544 647 1345843 f 315 56
唱
8736252183 13268226 9283096 980 15050617 805+ 112 660 530 393 1530 2258 687 130174197 732+ 467 776 570 487 2572 2263 798 14117529 T I 46 f 187 56
唱
+ 544 473 459 364 1825 3486 917O T 48 f30 13674186 57
76129462716 128 7793275 948 132176117
8673115267 + 422 504 437 355 2009 920 13980 7623026 800 13786
PL
畑
16189 8903878+ 306 425 378 295 2447 902
597Y Y 31
538 548 442 1206 783642 502 402 1407 2407 83816 11860
12455157 55
858+ 570 636 546 430 1066 1883 752149 120175 72254 f 12 56 2345 796 1126034 K H 920285 56 55 f + 694 576 530 449 1640 2587 958 12617035 Y T 659417 2504 976 136178
1278 13076 674109 3318一 25 433 292 230 2816
争
一
防防ぱ伽
Fta1 らTdiacωtput L偽州側Leth ゐ Hy戸~yroiacute4 ism
A明tmIdurOUr Anemia GroupB Hypert品yrotdts悦
2甘ん九E
bull10 lsquo e e e
-ebull
bull
5
bull 十bull
ー
1infin H~- --- HT
Bt1R
-t1OOo 100 9
fXMl1d15 deOiト L 制何時sbefoye th
れなければならなし」また白血病では心筋を直
接障害する ζ とも考えられるしかし心冠動脈の
吻合をいちじるしく増す ζ とによって ζれを代
償しようとするそれゆえ心冠流血量が生理的
範囲をこえて増しているとき Hbが増せば Vs
のいちじるしい増しがお ζるとともある甲充
症では心筋にたいする中毒性の作用ととも Ir心
冠循環にたいする神経性調節をも考慮すべきであろ
う乙れらの関係は Ausgangstonuslageと負
荷の度持続時間によっていろいろに愛る表6
は 同時に検査した EcgfC ST-Tの異常偏向を
示すものと これを示さないものにわけで Vsを
示す ST-Tの異常偏向は B群ついで甲充
症に多く A群では 60回中 29回 B群では 43回
中 35回甲充症では 84回中 55回あったと
くに B群では Hb30以下の 19回中 17回甲
第 6号 三好高送血量1性負荷時の循環動態 とく lと賛血症および甲状腺機能充進症につ 1て
A hdU
同
吋
CW IUFZ IDAZ-IASZ IATZ I否宜下 QT IVP 1 kgm I I I - Imm I AbnormaI Deviation of ST-T min Iσlσ|σ トσ|σ|σIH20 I 360 50 39 89 531 44 47 91
916 49 23 72
504 59 55 114 1071 63 19 82 925 55 56 111 1074 36 26 62 737 62 44 106 837 58 45 103
655 33 37 70
608 33 24 57 515 36 43 79 654 45 30 75 519 44 30 74 596 42 41 83
1963
619 608
802
720 497 71 39 110 767 36 47 83 591 64 67 131 409 57 92 149
Table 5
249 338 346 110 263 354 359 85
271 343 333 150
248 362 371 120 261 343 357 270 381 377 259 321 336 276 382 376 288 391 386 70
238 308 328 60
250 307 415 85 270 349 406 105 265 340 342 85 278 352 364 55 251 334 328 50
105
80
215 325 387 140 242 325 349 60 301 432 429 65 280 429 388 100
depres ST V 2-5
elev-STaVLoVrd es-STE1-2TdeapVrL
adeVelepFvr V44STdisces ST V 2-6discord T avr e vSTE-EaVR Vvi 1F2 elev ST ll-J1I aVFV l-2
V4 ddneiospcrcoehrsad-ngSTeTsE
Cardiac Output in Anemia amp Hyperthyroidism
Vm lmin Vs ccHabnd 3535~BMR+ く 75
75く lt5555~100く100
吋 70く 3 14 1 4 11 3
g 51--70 2 18 7 4 15 8
占 31---50 1 10 4 3 7 5
2 4 4 2話30
Sum 6 44 16 11 37 18
国 70く 2 4 2 4
ロl-lt 51--70 1 2 5 2 3 3
31--50 5 7 1 9 2
話30 1特 6 13 3 12 5
Sum 4 17 25 8 28 10
25gt
25--499
50--749
75話
3
2
18
17
9
4
10
10
6
10
7
6
2
2
17
19
8
8
7
4
5
4
HR
60-- 80--vv vv
く60 799 100
3 12 2
5 16 3
12 3
2 4
8 42 12
1 4
1 2 2
3 5
1 8
2 10 15
1 17 11
11 14
6 7
6
Sum 100く
1 18
3 27
6
4
1 6
83
4 12
11 20
19
2 31
4 29
2 15
8 14
Sum 5 48 36 17 52 20 1 34 38
examind 15 minutes before death
元症では BMR +75以上の 13回中 9聞にみ が251minm2以下のものは死亡前 15分に調べ
fこおおまかにいえば Vsは STT の異常偏向 た B群 No19の例以外l乙はないそれにもかか
を現わすものの方が少ない傾向にある Hb30以 わらず Vsは ST-Tの異常偏向を示すものだけ
下 および BMR +75以上のもののうち CI IrB群 3回lsquo甲充症 2回の尋常範囲を ζえる
-1952ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
減りを示した全例中 CIが尋常範囲以下氏滅つ は A群 No6の1例を除き すべて ST-Tの
た 10例 (A群 4例 8群 4例甲充症 2例〉で 異常偏向をみた No6の例は Hb 49緊張充
Table 6 Stroke Volume and STT 進型の尋常血圧性調節を示し心力学的数値はほ
Abnormal )尋常であった循環血量はや h 増し静脈
Deviation 十 圧 55mmH20労作時の息ぎれ および軽い前
EyenmVsJc五 V自室A品 yenc VCFOD叶 山tt 的勺 sご 同よVコ4vcC-〉
ぴ〕
司tooEhSh
70く
51~70
31~50
話30
1 7
1 10
1 3
2
2
1
2
1
2 3
3 4
2 4 L
1
5 I24
3 I15
1 I5
Sum 61 7 12 10 160
出
告旬
70く
51~70
31~50
百30
2 1
2 4
2 1
6
2 8
2
1
1
1
6
3 11
1 10
3 19
Sum 5
25gt
25~499
50~749
75孟
Sum
2 6
2 6
1 3
2
2 4 10
1 4 11
2 1 5
2 2 6
7 111 32
5 29
3 27
3 15
1 13
12 84
胸痛と下肢の軽いむくみがあった
ii) 心送血量と脈管力学的数値の関係
Vsの増しは流ス量の増しと同時に Pdのさ
がり Kよってお乙る観察例の血圧値を表 71[示
す
縮(期圧 PS は A 群では 80~168 (平均 119)mm
Hgで Hbとの相関は明らかでない B群では
93~154 (平均 115)mmHgで 1例 (No1めだ
けが 62mmHgを示した Hb50以下では ゃ
い低いものが多L貧血症では Psはほ-
尋清範囲にあり低血圧性調節(85)を示すものは少
ない(表的甲充症では 96--173(平均 130)
mmHgでゃい高いが高血圧性調節(35)を示す
ものは少ない(表的甲充症では BMRの増
しとともにや h 高まる傾向を示す Psが 150
mmHg以上のものを A群 3例 3回 8群 1例 1
回甲充症 6例 11回にみた 100mmHg以下
のものは A群 6例 6回 8群 3例5回甲充
症 1例 1回あった
Table 7 Blood Pressure in Anemia amp Hyperthyroidism
Ps mmHg
and
BMR+ EV戸 Eよロcgt
VcσF43コ
司
080L4bull
70く
51~70
31--50
ζ30
3
9
3
2
12
16
7
1
3
2
5
3
Pd mmHg
tVcb 富ゆ Vαcgtコ
v PEmtB吉m皿正=Hg 1
5 13 10 8
10 13 4 18 7 2
7 4 4 8 6 1
4 2 4 2
R lV 守4mmvS -i3dP Hg1iii
3 9 6 18
4 17 6 27
1 7 7 15
3 3 6
Sum
infin 70く
51~7031~50
三三30
17
3
1
8
36
2
6
9
12
13
1
2
2
26
3
4
6
13
32
1
3
6
7
8
2
1
40
3
4
10
15
23
2
4
2
5
3
1
8
3
3
36
3
4
6
11
22
4
6
6
6
8
12
20
Sum 12 29 5 26 17 3 32 13 1 6 24 16
25gt
25~499
50~749
75二
5
1
1
1
17
13
6
3
9
15
8
10
9
12
4
7
21
15
10
6
1
2
1
1
14
14
4
7
16
14
9
7
1
1
2
2
1
16
8
5
2
13
20
10
12
31
29
15
Sum 8 39 42 32 52 5 39 46 4 3 31 55
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1953-
Table 8 Hb and Cardiovascular Dynamics in Anemia
Vascnlar Dynamics 4D
Jvd
2c
-H
吾町一
一
旧制
一
υロM
官
ω
rmm
2ぃ
5
4
2
3
一
gEZ
225zww
cm
一
2同
kT
Hb
(Sahli)
ltrI70く51~70I
eI31~50 01ζ30
(m
m NV uarr
3
5
8
1
一
1凹
211
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一3
1
町一
ヨ叫一
ldquoHypotone IldquoNormotone Hypertone Regulation I Reg
-旬以
自ロ的
Reg W
V0由一
A N E A N E M WE + E
白
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1 3 11 2 1
3 3 13 6
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6
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12
20
ど 2li3 円 唱噌
iiつ
d
examined 15minutes before death A ldquoAnspannungstypus N ldquoNormaler Typus
E ldquoEntspannungstypus
Table 9 Basal Metabolic Rate and Cardiovascular Dynamics in Hyperthyroidism
τi
QU 4
Sum I 4 14 28 1
21
Vascular Dynamics
NormotoneBMR CI ldquoldquo ldquoHyRpeer toneeH81y1plaottioonne g SumR Reg poundlfminfm2
+ 由 W M W E〆 +Y A N EA N E2V3Rt E E
2 1 5 12 8 317 15 62 17 12く25
2 1 291 15 525499 4 12 1013 16
155 550749 8 7 1 9 2 2 1
141 1 6 45 71 1375亘
7 3 11 6 38 22 892 39 48Sum
1 77 11
弛期圧 Pd は A群 38~90 (平均 63)mmHg 多い B群でL1Pが 40mmHg以下のものは
B群 28~93 (平均 58) mmHg でや h 低~と No 10 (Hb 28)18 (Hb 16)19 (Hb 12
もに Hb 50以下のものでは Pd 60mmHg以 )で 3例とも ST-Tの異常偏向を表わし No
下のものが多い甲充症では 3288(平均 64) 1019の2例は低血圧性調節を No18は尋常血
mmHgで BMRの増しとともにゃい さがる 圧性調節を示す No19を除けば CIは尋常範囲
傾向にある にあった Pdの低下とL1Pの増しは血管の弛
3群ともに平均血圧 Pmのや h 低いもの 期性充エイの減り κよって脈拍を celerにする
が多く脈圧 L1Pの増しているものが多い Pm とのとき限波世線は立上りが急で上行脚は短か
は B群では Hbの滅りとともに低くなるものが くすみやかに下行脚にうつる ζれは臨床症状
多いが A群甲充症では明らかな傾向がな の軽快とともに尋常となり上行脚はのびる(図
かった L1P は A群甲充症では Hbの減 23)脈波曲線では そのほか頚動脈脈波の頂
りまたは BMRの増しとともにふえるものが と切痕の聞に大動脈弁閉鎖不全症にみるような
-1954- 千 医 学
鞍部をみることが多くまた大腿動脈脈波では
明らかな DicroticWaveをみるまた賛血症で
も甲充症でも心尖および Mitral Area
で縮期性雑音をきくことが多いが図lと示した 2例
でも心音曲線にこれをみる甲充症の例で
は 117 57の検査では乙れが消えた
高送血量性負荷~rtこいする脈管力学的数値の斐
化を表 10 K示す
全末柏抵抗 W は Vmの増しに比較的よく一
致して減る観察例では Vmが 751min以上の
もののうち W が尋常範囲をこえて増しているも
のはなかった A群 および 甲充症で な
お尋常範囲にと Yまっている 8例もすべて尋
常の下界にある組織の酸化過程に障害のある状態
では低 O2張力のため組織の代謝障害を生じ
葉
れらの代謝障害は脈管運動神経の調節障害を生ζ
じるとされている倒〉それゆえ同時lと反対方向
lζ作用する障害がなければ末梢脈管の抵抗は減
る末梢血流は増す貧血症および甲充症
のように一次的に組織の酸化過程に障害があれ
ばその程度K応じて末柏抵抗が絞ると考えられ
る甲充症のように 同時l乙末梢脈管lと作
用する自律神経興奮状態が考えられるときでも
BMRがいちじるしく増しでも ほとんど つね
IζW はふえない(図 4)0W の減りの程度は 3
主』コミ 雑 誌 第 34巻
群の間で差がなかった
心への流入量が増しでも同時r末梢抵抗が被c
れば心の予備力がいちじるしく障害されていな
いかぎり縮期性駆血の度は完全であり しこがつ
て心室弛期圧は増さないそれゆえ末柏抵抗の
減りを伴なうときには心不全がお乙りにく loM
型高血圧症でも僧帽弁閉鎖不全症でも V mが尋
常範囲以上K増しでも W は ほとんど尋常範
囲を ζえて減る乙とはない側 M 型高血圧症では
L1P は増しているが Pdは低くないしたがって
Pmも低くない貧血症 および 甲充症で
はこれとことなり Pdのさがりによって L1Pが増
し Pmがさがる Psは高くなloW は Pmの
上昇とともに増すそれゆえ貧血症および甲-
充症で Vmの増しにたいして Wおよび E
の減りをもって応じ動脈圧を尋常に保とうとす
る緊張低下型調節(35)を示すものが多いととは流
ス量の増しにたいして M 型高血圧症にくらべて
はるかに生体lと有利であるといえる高血圧性調
節を示した A群 3例 B群 2例 甲充症 11
例はほとんど M 型および E型であって
W の増しているものは 甲充症の 1例(表4
No 3011月 57の検査)だけである ζの例は
48才の女性でこのとき BMR十 306で Eの
増しの方がやgt強く 3878dynecm5W は
Table 10 Cardiac Output and Cardiovascular Dynamics
由
w E C CW む玩diac Vm dynejcm5 dynejcm5 cmfsec kgmjmin Dynamics
O Vhh
R
gvg ~ g v g ~ Sum凶
凶〉
目白
山凶〉
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o 00 0 的cl 0 D N Vm n
-i 0 Cl Cコ -i 0 小J 0 V 口 53-i小3
v~
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75く 15 1 3 13 6 9 1 6 10 1 7 8 16 szlig~
14
2
一
Sum 22 34 10 5 50 11 7 47 12 20 29 17 7 36
qa
ロ〈一
ロ
ロ
白
色
ロ
HOHSEω何回司
く 5引い一
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Sum
4 1 3 2 2 4 1
FD 2 14 1 2 9 6 1 13 3 2 13 2 2 8
25 4 17 4 6 18 1 5 20 11
27 14 5 6 27 13 7 33 6 6 18 22 3 19 11 46
く35 い
35---75 い r -4-gt
75くis
5 1 4 2 3 5
4 36 8 1 18 29 30 18 7 30 11
29 7 1 21 14 3 27 6 2 34
2 3
4 24 6
11 16
5
48
36
thorno~
ltJ Sum I33 43 13 I2 40 47 I3 59 27 I12 32 45 89386 22 I 11
Normale Reaktion ldquoN DμDruckreaktion15minutes before death examined VolumenreaktionldquoV
66
4
17
25 8
第 6号 ニ好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1955-甲状腺機能充進症について
~ 4 仏 t伽
w Al1e叩d G-roupA んItrtliiyen~ 6-roup]3 HY(i町tfiyroLdis1ni
竹tp
4α)()
30infin bullbull
之000
1000
100 o 00 Wt
2447dynecm5 Vmは 3781minであった心
力学的数値はほgt尋常であったとの例では
Wおよび Eは入院時からや h 高い傾向に
あり Ecgで ST司 T の異常偏向をみたが 心拡大
ーはなかった W が明らかに増して 2500dynecm5
以上を示したものはA群 2例 (No633)B群
3例 (No192025)甲充症4例 (No18
293035)であったとれらの心送血量は甲-
充症 No 29を除いて いずれも少なく CI
273 1minm2以下であってB群 NO19を除い
ていずれも緊張允進型の調節をとることによ
り血圧を尋常範囲に保っている A群 No6以
外の例はいずれも ST-Tの異常偏向を示し B
群 No25甲充症 No 1835の 3例の心力
学的数値は圧反応(16)(39)を示す心送血量が尋常範
囲にありしかも緊張尤進型調節を示した甲-
克症 NO29は 46才の女性でこのさい BMR
+467CI 4871minm2W 2572dynecm5
E 2263dynecm5で 心力学的数値はほ gt尋
常であったこの例はゃく 20日前まで心房細
動を伴なう うつ血性心不全の状態lζありこの検
査当時なお軽度の心拡大があり循環血量は
ゃい減っていた(表 15)低送血量性でp 緊張充進
型の低血圧性調節を示した B群 No19は心力
学的数値が二次的の容量負荷を示し15分後lと死
亡した CIが尋常範囲を乙えて減っている 10例で
はいずれも W が 2000dynecm5以上であっ
た心冠性 STTを示したものは A群 1例 (No
ldquot
10)B群 4例 (No1131824)甲充症2
例 (No2630)で Hbないし BMR の程度
を除241NoB群 CI Ilとは関係なくまた
けばいずれも同程度の HbBMRをもつものpタ
にくらべてより減っているたちJし W は い
ずれも より増している HbBMRがわずかに
減りまたは増しているものの E はより高い
がHb50以下 BMR +50以上のものではよ
り低い値を示す B群 No18では心冠性 ST-T
のもとでわずかの Hbの減lりにたいして CIが
いちじるしく減り 7041minm2から 4381min
m2になった W は や h 増して 769dyne
口がから 1182dynecm5になった ζの例は動
脈 CO2含量が増しており検査後ゃく 2週間
で死亡した B群 No13の心力学的数値は圧反応
の傾向を示した
容積弾性率 Eは縮期貯血量を決定する因子とし
て直接 心送血量l乙関係するそれゆえ Eが
増せば一次的には Vsが減る Vmと Eノの関
係を表 10図 5I乙示すo Eが減るとともに Vm
が増す傾向にあるしかしいちじるしい町の増
しも Vmを減らすとはかぎらない等しい Vm
Ktこいして Eは甲充症 B群 A群の順
l乙高~乙のさい Vm のいちじるしい増しによっ
て大動脈の過充エイがおこり ζれによって Eノ
が増す ζとも考慮すべきであろう E が明らかに
増して3000dynecm5以上を示したものはA群
1例 (No27)B群 2例 (No625)甲充
十160 BMR
-1956一 千葉医学会雑誌 第 34巻
Ft35 fordioc Output andVotU1tにElasticdy E Al1emid GroupA Anemid llroupB I-lypert持roi~s1lt 17ewJ
4infino
bull
-1 3000
2()O
bull1似gt0 bull bull
o 5 10 lS o 5 10 15 o 5 10 15
Vm V-1ttyen1yen 症 6 例 13 回 C~o 121527283035)であっ lζ減っているものが B群 13回中 5回 甲充
た乙れらの例は 甲充症 ~o 15および 症 47回中 11回あったいずれも Eは3000dyne
~o 30の 11957の検査を除けばいずれも jcm5以下でCIが 501minm2以上であった
ST-Tの異常偏向を示しまた B 群 ~o 6甲 B群では Hbが 38以下であったが甲克
充症 ~o 35を除いていずれも CIが尋常範 症では BMR が +207~+1055 でその程度
囲ないしそれ以上にあった HbBMRの程 とは関係がないようである甲允症の ~o 1
度には関係がないようである CIが尋常範囲以下 19の2例は高血圧性調節を示した Eぺおよび ζ
に被っている 2例ではいずれも W が尋常範囲 れを規定する脈波速度 Cは風洞来の硬さ Rigid-
以上K増しており心力学的数値は圧反応を示し ityを示すが乙れには Functional Rigidityを
ている B 群 ~o 6は UFU 72σDAZ33σ も含むと考えるべきであるそれゆえ自律神経の
ASZ 105σ であるが心拍数を考慮すればいず 緊張状態によっても影響されるであろう ζの点K
れもゃいのびている ATZは193σ で短かい ついては教室の木下(17九宮内(23)らが述べたo E
X線キモで心拡大はなかったが Plateau形成 と Hbないし BMRの関係は図 6のように
があった Eノは W の増しているものに高いも 明らかでないけれども AB若手とも Hb 50以
のが多い傾向にある W が尋常範囲以上に増し 下 甲充症で BMR+50以上のものでは
ているもののうち Eも尋常範囲以上K増してい E が尋常範囲以下に減っているものは少ない甲
るものは A群では 10問中 5回 B群では 5回中 克症で BMR +50以上のものでは 29回中 17
4回 甲充症では 13回中 12回あった Eが 回に増しをみる C についても ほY 同様の関係
尋常範囲lとと Yまっているものは それぞれ 10回 があった甲尤症で Eにおよび Cが貧血
中5閏 5回中 1回 13問中 1回でいずれも尋 症にくらべて増しているものの多いことは安感
常範囲の上界K近い Eノが尋常範囲以下に絞って 神経緊張状態の影響を考慮すべきであろうそれゆ
いるもののうち W も尋常範囲以下に減っている え BMRの減りに応じて酸素需要が減つでも
ものは A群 5回の検査のすべてに B群 6回中 4 風洞系の弾性が回復する ζとによって一時的に
回 甲充症2問中 1回あつTこoWが尋常範囲 Vmが増すことも考えられるたとえば表 4の
にと Yまっているものは A群になく B群 6回 NO18の例では 121 57 Iとは BMR +898
中 2回甲充症 2回中 l回ありいずれも尋常 CI 5901minm2であって W 873 dynecm5E
範囲の下界にある しかし Eが尋常範囲を ζえ 2503 dyne cm 5であったが 62 57 ICは BMR
て増しているにもか〉わらず W が尋常範囲以下 が 11被り W は2の波りでほgt前回と愛
第 6号三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および -1957ー
甲状腺機能克進症について
Fid6 VoLume Elasticity 切 れ仰向島 Hype川 yroidism
削Ejω Al1emia GroupA 向的問iyenGroupB ~ferffiyroi伽
4000 bull bull bull
3000 bull r bull 1
I~tI 20
bull1bull10infin bull bull
10e-0- o 100 o 0 す100
H~ HT 掛1R
化なく C が 20Eが 5減って ともに尋 ST-Tの異常偏向を示すものと示きないものにわ
常化した乙のさいL1P は85mmHgから 77mm けて表 111ζ示すoHbないし BMRとの関係
Hg fL減り Pmは76mmHgから 83mmHgfL増 を表 891t Vmとの関係を表 101t示した賛血
したにもか》わらず Vsの滅りは比較的少なく 症でも甲充症でも心の仕事量の増レにたい
して容量反応をもって応じるものが多い仕事量のがBMRは1ζ57182の増しを示す11はCI
いちじるしく減り WE bや h 減っている 増しがおもに Vmの増しによるためであるし
が CIも62 57にくらべてゃく 10の減 かし末梢脈管iL二次的変化がお ζ りまた心
りを示したとの例は心表面積の増しを示しま 筋がこれに応じる充分な力をもたなければ動脈
た 62 57以後は ST-Tの異常偏向を表わすよ 系の抵抗にうちかつ乙とが困難になり圧反応に傾
うになり 143 57 iLは BMRがほ)尋常範 くとともある M 型高血圧症では動脈系の抵抗
囲に近くまで減っているにもか与わらず低送血量 が大きく UFZDAZATZはのび圧反応をも
性緊張充進型の尋常血圧性調節を示し心力学的 って応じる(橘〈的〉大動脈弁閉鎖不全症では逆
数値は圧反応K傾いている 流と大動脈弛期庄の低下によって DAZはい
心の仕事量 CWは Pmの減るものが多いにも ちじるしく短かく多くは負性を示す(39)貧血症
か〉わらず Vmの増しとともにふえるものが多 甲允症でも DAZ は短かいが負性を示すも
い(表 10)仕事量の増しを 心がどのように処理 のは少ない
するかによって心力学的数値がζ となるこれに 心への流れこみが増すと心拍量は増すが心力
e ついては次項で述べる 学的数値では UFZがあまり安らないか わず
iii) 心送血量と心力学的数値の関係 かに短かくなる DAZはより短かくなりした
心にか〉る負荷を容量負荷と圧負荷にわける (4) がって ASZも短かくなる DAZの尋常範囲を
〈ヘ負荷の種類によって心の示す反応もことなる ο こえる短縮が A群 52回中 6回 B群 30回中 14
不正拍弁膜疾患などにおける~化を木下(16)橘 回甲充症 62回中 17回ありそのうち B群
(39)がくわしく述べた臨床では純粋な形で心のー 3回甲充症 2回では DAZが負性であった
次的作用をみることはなく tこだちにこれをおお ASZの尋常範囲をこえる短縮は A群 52回中 15
う二次的以下の作用をみることになるそれゆえ 回 B群 30回中 14回甲充症 62回中 39固に
心力学にはたらく末梢循環因子の愛化を模型的lと みられ そのうち UFZが尋常範囲を ζえて短縮
1回中14群B回5回中15群Aしているものは L述べるととはできな
CIの増しにたいする 心力学的数値の菱化を 回 甲充症 39回中 23回であったo ASZが尋
-
-
-1958ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 11 Cardiac Dynamics and ST-T
a Cardiac Inde玄 501fminfm2く
-55S
cFshm吉一+一
ZS
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2 1
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examined 15 minutes before death
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
4000 bull bull bull
3仰 bull
2側
1似10 bull
20 3infin infinlsquo5
ATZ q
iS8 fet(p~elal Res~ηce~nd ATZ w _
ス00 200 300
守掛M- Anemi3命制fA Anemigrave~ ~ Gt-Q~rB
4ω
e
守二宮盛J bullbull
bull
bullbull
ー
bull100Q~ 2 みに e
200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
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2
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23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
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5 司-官 xBH 3
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3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
36) Saphir0 Arch Path3210001941
A Text on Systemic PathologyVol1
Grune amp StrattonN Y amp London1958
37) ScherfDBoydL J Klinik und
Therapie der Herzkrankheiten und der
Gefasserkrankungen Springer Verlag
Wien5 Aufl 1955
38) SchultenH Lehrbuch der Klinischen
Hamatolog匂 Georg Thieme Ver1ag
Sttutgart5 Aufl 1953
39)橘 正敏 千葉医会誌 34130(日高 33)
40)高橋怒千葉医会誌 34615 (昭 33)
41)梅沢英正 千葉医会誌 34579 (昭 33)
42) WezlerK Verh dtsch Ges Kreisl
forsch15181949
43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
-1950ー 千葉 医学会雑誌 第 34巻
UL
n
αmwmh
EYC
vm
CmM
mmH
3-nob
ge
ex
RU M
R
vQ
M
-
MAS
H RD
a e
n
G
ie5
Glj
m e
-b
-A
10007193806 10816427 41 f1 H 288 8092892 746 1308049
7706621771 13280189
78110003592 135741910
川 凶
308 2228+ 308 280220 2253+ 460 372 335128
+ 841 6 8 5544 1283181
452 289+ 353 236347 M S + 822 6 179 4 885428 430
+ 780 680 519271 1170 + 590859 792 1000242
970
+ 632 481 391 1542 784422 58+ 455 354 285 2341363
+ 448 3 1 273 26174298 15088
9 811510+ 1409 1291 10 0 690453 15272162 56 494f
E T 10202865+ 80532 54 7 0 112541f 75521J8 + 5 31
A T + 7 2 92025781 655 5 1 1071 69433 54 846 4f
+ 590 425 354 16062 81
+ 6 61 406 327 2104185
10342544 647 1345843 f 315 56
唱
8736252183 13268226 9283096 980 15050617 805+ 112 660 530 393 1530 2258 687 130174197 732+ 467 776 570 487 2572 2263 798 14117529 T I 46 f 187 56
唱
+ 544 473 459 364 1825 3486 917O T 48 f30 13674186 57
76129462716 128 7793275 948 132176117
8673115267 + 422 504 437 355 2009 920 13980 7623026 800 13786
PL
畑
16189 8903878+ 306 425 378 295 2447 902
597Y Y 31
538 548 442 1206 783642 502 402 1407 2407 83816 11860
12455157 55
858+ 570 636 546 430 1066 1883 752149 120175 72254 f 12 56 2345 796 1126034 K H 920285 56 55 f + 694 576 530 449 1640 2587 958 12617035 Y T 659417 2504 976 136178
1278 13076 674109 3318一 25 433 292 230 2816
争
一
防防ぱ伽
Fta1 らTdiacωtput L偽州側Leth ゐ Hy戸~yroiacute4 ism
A明tmIdurOUr Anemia GroupB Hypert品yrotdts悦
2甘ん九E
bull10 lsquo e e e
-ebull
bull
5
bull 十bull
ー
1infin H~- --- HT
Bt1R
-t1OOo 100 9
fXMl1d15 deOiト L 制何時sbefoye th
れなければならなし」また白血病では心筋を直
接障害する ζ とも考えられるしかし心冠動脈の
吻合をいちじるしく増す ζ とによって ζれを代
償しようとするそれゆえ心冠流血量が生理的
範囲をこえて増しているとき Hbが増せば Vs
のいちじるしい増しがお ζるとともある甲充
症では心筋にたいする中毒性の作用ととも Ir心
冠循環にたいする神経性調節をも考慮すべきであろ
う乙れらの関係は Ausgangstonuslageと負
荷の度持続時間によっていろいろに愛る表6
は 同時に検査した EcgfC ST-Tの異常偏向を
示すものと これを示さないものにわけで Vsを
示す ST-Tの異常偏向は B群ついで甲充
症に多く A群では 60回中 29回 B群では 43回
中 35回甲充症では 84回中 55回あったと
くに B群では Hb30以下の 19回中 17回甲
第 6号 三好高送血量1性負荷時の循環動態 とく lと賛血症および甲状腺機能充進症につ 1て
A hdU
同
吋
CW IUFZ IDAZ-IASZ IATZ I否宜下 QT IVP 1 kgm I I I - Imm I AbnormaI Deviation of ST-T min Iσlσ|σ トσ|σ|σIH20 I 360 50 39 89 531 44 47 91
916 49 23 72
504 59 55 114 1071 63 19 82 925 55 56 111 1074 36 26 62 737 62 44 106 837 58 45 103
655 33 37 70
608 33 24 57 515 36 43 79 654 45 30 75 519 44 30 74 596 42 41 83
1963
619 608
802
720 497 71 39 110 767 36 47 83 591 64 67 131 409 57 92 149
Table 5
249 338 346 110 263 354 359 85
271 343 333 150
248 362 371 120 261 343 357 270 381 377 259 321 336 276 382 376 288 391 386 70
238 308 328 60
250 307 415 85 270 349 406 105 265 340 342 85 278 352 364 55 251 334 328 50
105
80
215 325 387 140 242 325 349 60 301 432 429 65 280 429 388 100
depres ST V 2-5
elev-STaVLoVrd es-STE1-2TdeapVrL
adeVelepFvr V44STdisces ST V 2-6discord T avr e vSTE-EaVR Vvi 1F2 elev ST ll-J1I aVFV l-2
V4 ddneiospcrcoehrsad-ngSTeTsE
Cardiac Output in Anemia amp Hyperthyroidism
Vm lmin Vs ccHabnd 3535~BMR+ く 75
75く lt5555~100く100
吋 70く 3 14 1 4 11 3
g 51--70 2 18 7 4 15 8
占 31---50 1 10 4 3 7 5
2 4 4 2話30
Sum 6 44 16 11 37 18
国 70く 2 4 2 4
ロl-lt 51--70 1 2 5 2 3 3
31--50 5 7 1 9 2
話30 1特 6 13 3 12 5
Sum 4 17 25 8 28 10
25gt
25--499
50--749
75話
3
2
18
17
9
4
10
10
6
10
7
6
2
2
17
19
8
8
7
4
5
4
HR
60-- 80--vv vv
く60 799 100
3 12 2
5 16 3
12 3
2 4
8 42 12
1 4
1 2 2
3 5
1 8
2 10 15
1 17 11
11 14
6 7
6
Sum 100く
1 18
3 27
6
4
1 6
83
4 12
11 20
19
2 31
4 29
2 15
8 14
Sum 5 48 36 17 52 20 1 34 38
examind 15 minutes before death
元症では BMR +75以上の 13回中 9聞にみ が251minm2以下のものは死亡前 15分に調べ
fこおおまかにいえば Vsは STT の異常偏向 た B群 No19の例以外l乙はないそれにもかか
を現わすものの方が少ない傾向にある Hb30以 わらず Vsは ST-Tの異常偏向を示すものだけ
下 および BMR +75以上のもののうち CI IrB群 3回lsquo甲充症 2回の尋常範囲を ζえる
-1952ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
減りを示した全例中 CIが尋常範囲以下氏滅つ は A群 No6の1例を除き すべて ST-Tの
た 10例 (A群 4例 8群 4例甲充症 2例〉で 異常偏向をみた No6の例は Hb 49緊張充
Table 6 Stroke Volume and STT 進型の尋常血圧性調節を示し心力学的数値はほ
Abnormal )尋常であった循環血量はや h 増し静脈
Deviation 十 圧 55mmH20労作時の息ぎれ および軽い前
EyenmVsJc五 V自室A品 yenc VCFOD叶 山tt 的勺 sご 同よVコ4vcC-〉
ぴ〕
司tooEhSh
70く
51~70
31~50
話30
1 7
1 10
1 3
2
2
1
2
1
2 3
3 4
2 4 L
1
5 I24
3 I15
1 I5
Sum 61 7 12 10 160
出
告旬
70く
51~70
31~50
百30
2 1
2 4
2 1
6
2 8
2
1
1
1
6
3 11
1 10
3 19
Sum 5
25gt
25~499
50~749
75孟
Sum
2 6
2 6
1 3
2
2 4 10
1 4 11
2 1 5
2 2 6
7 111 32
5 29
3 27
3 15
1 13
12 84
胸痛と下肢の軽いむくみがあった
ii) 心送血量と脈管力学的数値の関係
Vsの増しは流ス量の増しと同時に Pdのさ
がり Kよってお乙る観察例の血圧値を表 71[示
す
縮(期圧 PS は A 群では 80~168 (平均 119)mm
Hgで Hbとの相関は明らかでない B群では
93~154 (平均 115)mmHgで 1例 (No1めだ
けが 62mmHgを示した Hb50以下では ゃ
い低いものが多L貧血症では Psはほ-
尋清範囲にあり低血圧性調節(85)を示すものは少
ない(表的甲充症では 96--173(平均 130)
mmHgでゃい高いが高血圧性調節(35)を示す
ものは少ない(表的甲充症では BMRの増
しとともにや h 高まる傾向を示す Psが 150
mmHg以上のものを A群 3例 3回 8群 1例 1
回甲充症 6例 11回にみた 100mmHg以下
のものは A群 6例 6回 8群 3例5回甲充
症 1例 1回あった
Table 7 Blood Pressure in Anemia amp Hyperthyroidism
Ps mmHg
and
BMR+ EV戸 Eよロcgt
VcσF43コ
司
080L4bull
70く
51~70
31--50
ζ30
3
9
3
2
12
16
7
1
3
2
5
3
Pd mmHg
tVcb 富ゆ Vαcgtコ
v PEmtB吉m皿正=Hg 1
5 13 10 8
10 13 4 18 7 2
7 4 4 8 6 1
4 2 4 2
R lV 守4mmvS -i3dP Hg1iii
3 9 6 18
4 17 6 27
1 7 7 15
3 3 6
Sum
infin 70く
51~7031~50
三三30
17
3
1
8
36
2
6
9
12
13
1
2
2
26
3
4
6
13
32
1
3
6
7
8
2
1
40
3
4
10
15
23
2
4
2
5
3
1
8
3
3
36
3
4
6
11
22
4
6
6
6
8
12
20
Sum 12 29 5 26 17 3 32 13 1 6 24 16
25gt
25~499
50~749
75二
5
1
1
1
17
13
6
3
9
15
8
10
9
12
4
7
21
15
10
6
1
2
1
1
14
14
4
7
16
14
9
7
1
1
2
2
1
16
8
5
2
13
20
10
12
31
29
15
Sum 8 39 42 32 52 5 39 46 4 3 31 55
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1953-
Table 8 Hb and Cardiovascular Dynamics in Anemia
Vascnlar Dynamics 4D
Jvd
2c
-H
吾町一
一
旧制
一
υロM
官
ω
rmm
2ぃ
5
4
2
3
一
gEZ
225zww
cm
一
2同
kT
Hb
(Sahli)
ltrI70く51~70I
eI31~50 01ζ30
(m
m NV uarr
3
5
8
1
一
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一3
1
町一
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ldquoHypotone IldquoNormotone Hypertone Regulation I Reg
-旬以
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A N E A N E M WE + E
白
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U
6
5
1 3 11 2 1
3 3 13 6
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d
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一
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2
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2
3
7
7
1
5
5
6
8
12
20
ど 2li3 円 唱噌
iiつ
d
examined 15minutes before death A ldquoAnspannungstypus N ldquoNormaler Typus
E ldquoEntspannungstypus
Table 9 Basal Metabolic Rate and Cardiovascular Dynamics in Hyperthyroidism
τi
QU 4
Sum I 4 14 28 1
21
Vascular Dynamics
NormotoneBMR CI ldquoldquo ldquoHyRpeer toneeH81y1plaottioonne g SumR Reg poundlfminfm2
+ 由 W M W E〆 +Y A N EA N E2V3Rt E E
2 1 5 12 8 317 15 62 17 12く25
2 1 291 15 525499 4 12 1013 16
155 550749 8 7 1 9 2 2 1
141 1 6 45 71 1375亘
7 3 11 6 38 22 892 39 48Sum
1 77 11
弛期圧 Pd は A群 38~90 (平均 63)mmHg 多い B群でL1Pが 40mmHg以下のものは
B群 28~93 (平均 58) mmHg でや h 低~と No 10 (Hb 28)18 (Hb 16)19 (Hb 12
もに Hb 50以下のものでは Pd 60mmHg以 )で 3例とも ST-Tの異常偏向を表わし No
下のものが多い甲充症では 3288(平均 64) 1019の2例は低血圧性調節を No18は尋常血
mmHgで BMRの増しとともにゃい さがる 圧性調節を示す No19を除けば CIは尋常範囲
傾向にある にあった Pdの低下とL1Pの増しは血管の弛
3群ともに平均血圧 Pmのや h 低いもの 期性充エイの減り κよって脈拍を celerにする
が多く脈圧 L1Pの増しているものが多い Pm とのとき限波世線は立上りが急で上行脚は短か
は B群では Hbの滅りとともに低くなるものが くすみやかに下行脚にうつる ζれは臨床症状
多いが A群甲充症では明らかな傾向がな の軽快とともに尋常となり上行脚はのびる(図
かった L1P は A群甲充症では Hbの減 23)脈波曲線では そのほか頚動脈脈波の頂
りまたは BMRの増しとともにふえるものが と切痕の聞に大動脈弁閉鎖不全症にみるような
-1954- 千 医 学
鞍部をみることが多くまた大腿動脈脈波では
明らかな DicroticWaveをみるまた賛血症で
も甲充症でも心尖および Mitral Area
で縮期性雑音をきくことが多いが図lと示した 2例
でも心音曲線にこれをみる甲充症の例で
は 117 57の検査では乙れが消えた
高送血量性負荷~rtこいする脈管力学的数値の斐
化を表 10 K示す
全末柏抵抗 W は Vmの増しに比較的よく一
致して減る観察例では Vmが 751min以上の
もののうち W が尋常範囲をこえて増しているも
のはなかった A群 および 甲充症で な
お尋常範囲にと Yまっている 8例もすべて尋
常の下界にある組織の酸化過程に障害のある状態
では低 O2張力のため組織の代謝障害を生じ
葉
れらの代謝障害は脈管運動神経の調節障害を生ζ
じるとされている倒〉それゆえ同時lと反対方向
lζ作用する障害がなければ末梢脈管の抵抗は減
る末梢血流は増す貧血症および甲充症
のように一次的に組織の酸化過程に障害があれ
ばその程度K応じて末柏抵抗が絞ると考えられ
る甲充症のように 同時l乙末梢脈管lと作
用する自律神経興奮状態が考えられるときでも
BMRがいちじるしく増しでも ほとんど つね
IζW はふえない(図 4)0W の減りの程度は 3
主』コミ 雑 誌 第 34巻
群の間で差がなかった
心への流入量が増しでも同時r末梢抵抗が被c
れば心の予備力がいちじるしく障害されていな
いかぎり縮期性駆血の度は完全であり しこがつ
て心室弛期圧は増さないそれゆえ末柏抵抗の
減りを伴なうときには心不全がお乙りにく loM
型高血圧症でも僧帽弁閉鎖不全症でも V mが尋
常範囲以上K増しでも W は ほとんど尋常範
囲を ζえて減る乙とはない側 M 型高血圧症では
L1P は増しているが Pdは低くないしたがって
Pmも低くない貧血症 および 甲充症で
はこれとことなり Pdのさがりによって L1Pが増
し Pmがさがる Psは高くなloW は Pmの
上昇とともに増すそれゆえ貧血症および甲-
充症で Vmの増しにたいして Wおよび E
の減りをもって応じ動脈圧を尋常に保とうとす
る緊張低下型調節(35)を示すものが多いととは流
ス量の増しにたいして M 型高血圧症にくらべて
はるかに生体lと有利であるといえる高血圧性調
節を示した A群 3例 B群 2例 甲充症 11
例はほとんど M 型および E型であって
W の増しているものは 甲充症の 1例(表4
No 3011月 57の検査)だけである ζの例は
48才の女性でこのとき BMR十 306で Eの
増しの方がやgt強く 3878dynecm5W は
Table 10 Cardiac Output and Cardiovascular Dynamics
由
w E C CW む玩diac Vm dynejcm5 dynejcm5 cmfsec kgmjmin Dynamics
O Vhh
R
gvg ~ g v g ~ Sum凶
凶〉
目白
山凶〉
V00
o 00 0 的cl 0 D N Vm n
-i 0 Cl Cコ -i 0 小J 0 V 口 53-i小3
v~
く35 1 5 4 2 3 3 6 1 5 6ho 35---75 7 32 5 2 33 9 1 35 8 14 23 7 5 24 6 44 C古
75く 15 1 3 13 6 9 1 6 10 1 7 8 16 szlig~
14
2
一
Sum 22 34 10 5 50 11 7 47 12 20 29 17 7 36
qa
ロ〈一
ロ
ロ
白
色
ロ
HOHSEω何回司
く 5引い一
uJK-
Sum
4 1 3 2 2 4 1
FD 2 14 1 2 9 6 1 13 3 2 13 2 2 8
25 4 17 4 6 18 1 5 20 11
27 14 5 6 27 13 7 33 6 6 18 22 3 19 11 46
く35 い
35---75 い r -4-gt
75くis
5 1 4 2 3 5
4 36 8 1 18 29 30 18 7 30 11
29 7 1 21 14 3 27 6 2 34
2 3
4 24 6
11 16
5
48
36
thorno~
ltJ Sum I33 43 13 I2 40 47 I3 59 27 I12 32 45 89386 22 I 11
Normale Reaktion ldquoN DμDruckreaktion15minutes before death examined VolumenreaktionldquoV
66
4
17
25 8
第 6号 ニ好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1955-甲状腺機能充進症について
~ 4 仏 t伽
w Al1e叩d G-roupA んItrtliiyen~ 6-roup]3 HY(i町tfiyroLdis1ni
竹tp
4α)()
30infin bullbull
之000
1000
100 o 00 Wt
2447dynecm5 Vmは 3781minであった心
力学的数値はほgt尋常であったとの例では
Wおよび Eは入院時からや h 高い傾向に
あり Ecgで ST司 T の異常偏向をみたが 心拡大
ーはなかった W が明らかに増して 2500dynecm5
以上を示したものはA群 2例 (No633)B群
3例 (No192025)甲充症4例 (No18
293035)であったとれらの心送血量は甲-
充症 No 29を除いて いずれも少なく CI
273 1minm2以下であってB群 NO19を除い
ていずれも緊張允進型の調節をとることによ
り血圧を尋常範囲に保っている A群 No6以
外の例はいずれも ST-Tの異常偏向を示し B
群 No25甲充症 No 1835の 3例の心力
学的数値は圧反応(16)(39)を示す心送血量が尋常範
囲にありしかも緊張尤進型調節を示した甲-
克症 NO29は 46才の女性でこのさい BMR
+467CI 4871minm2W 2572dynecm5
E 2263dynecm5で 心力学的数値はほ gt尋
常であったこの例はゃく 20日前まで心房細
動を伴なう うつ血性心不全の状態lζありこの検
査当時なお軽度の心拡大があり循環血量は
ゃい減っていた(表 15)低送血量性でp 緊張充進
型の低血圧性調節を示した B群 No19は心力
学的数値が二次的の容量負荷を示し15分後lと死
亡した CIが尋常範囲を乙えて減っている 10例で
はいずれも W が 2000dynecm5以上であっ
た心冠性 STTを示したものは A群 1例 (No
ldquot
10)B群 4例 (No1131824)甲充症2
例 (No2630)で Hbないし BMR の程度
を除241NoB群 CI Ilとは関係なくまた
けばいずれも同程度の HbBMRをもつものpタ
にくらべてより減っているたちJし W は い
ずれも より増している HbBMRがわずかに
減りまたは増しているものの E はより高い
がHb50以下 BMR +50以上のものではよ
り低い値を示す B群 No18では心冠性 ST-T
のもとでわずかの Hbの減lりにたいして CIが
いちじるしく減り 7041minm2から 4381min
m2になった W は や h 増して 769dyne
口がから 1182dynecm5になった ζの例は動
脈 CO2含量が増しており検査後ゃく 2週間
で死亡した B群 No13の心力学的数値は圧反応
の傾向を示した
容積弾性率 Eは縮期貯血量を決定する因子とし
て直接 心送血量l乙関係するそれゆえ Eが
増せば一次的には Vsが減る Vmと Eノの関
係を表 10図 5I乙示すo Eが減るとともに Vm
が増す傾向にあるしかしいちじるしい町の増
しも Vmを減らすとはかぎらない等しい Vm
Ktこいして Eは甲充症 B群 A群の順
l乙高~乙のさい Vm のいちじるしい増しによっ
て大動脈の過充エイがおこり ζれによって Eノ
が増す ζとも考慮すべきであろう E が明らかに
増して3000dynecm5以上を示したものはA群
1例 (No27)B群 2例 (No625)甲充
十160 BMR
-1956一 千葉医学会雑誌 第 34巻
Ft35 fordioc Output andVotU1tにElasticdy E Al1emid GroupA Anemid llroupB I-lypert持roi~s1lt 17ewJ
4infino
bull
-1 3000
2()O
bull1似gt0 bull bull
o 5 10 lS o 5 10 15 o 5 10 15
Vm V-1ttyen1yen 症 6 例 13 回 C~o 121527283035)であっ lζ減っているものが B群 13回中 5回 甲充
た乙れらの例は 甲充症 ~o 15および 症 47回中 11回あったいずれも Eは3000dyne
~o 30の 11957の検査を除けばいずれも jcm5以下でCIが 501minm2以上であった
ST-Tの異常偏向を示しまた B 群 ~o 6甲 B群では Hbが 38以下であったが甲克
充症 ~o 35を除いていずれも CIが尋常範 症では BMR が +207~+1055 でその程度
囲ないしそれ以上にあった HbBMRの程 とは関係がないようである甲允症の ~o 1
度には関係がないようである CIが尋常範囲以下 19の2例は高血圧性調節を示した Eぺおよび ζ
に被っている 2例ではいずれも W が尋常範囲 れを規定する脈波速度 Cは風洞来の硬さ Rigid-
以上K増しており心力学的数値は圧反応を示し ityを示すが乙れには Functional Rigidityを
ている B 群 ~o 6は UFU 72σDAZ33σ も含むと考えるべきであるそれゆえ自律神経の
ASZ 105σ であるが心拍数を考慮すればいず 緊張状態によっても影響されるであろう ζの点K
れもゃいのびている ATZは193σ で短かい ついては教室の木下(17九宮内(23)らが述べたo E
X線キモで心拡大はなかったが Plateau形成 と Hbないし BMRの関係は図 6のように
があった Eノは W の増しているものに高いも 明らかでないけれども AB若手とも Hb 50以
のが多い傾向にある W が尋常範囲以上に増し 下 甲充症で BMR+50以上のものでは
ているもののうち Eも尋常範囲以上K増してい E が尋常範囲以下に減っているものは少ない甲
るものは A群では 10問中 5回 B群では 5回中 克症で BMR +50以上のものでは 29回中 17
4回 甲充症では 13回中 12回あった Eが 回に増しをみる C についても ほY 同様の関係
尋常範囲lとと Yまっているものは それぞれ 10回 があった甲尤症で Eにおよび Cが貧血
中5閏 5回中 1回 13問中 1回でいずれも尋 症にくらべて増しているものの多いことは安感
常範囲の上界K近い Eノが尋常範囲以下に絞って 神経緊張状態の影響を考慮すべきであろうそれゆ
いるもののうち W も尋常範囲以下に減っている え BMRの減りに応じて酸素需要が減つでも
ものは A群 5回の検査のすべてに B群 6回中 4 風洞系の弾性が回復する ζとによって一時的に
回 甲充症2問中 1回あつTこoWが尋常範囲 Vmが増すことも考えられるたとえば表 4の
にと Yまっているものは A群になく B群 6回 NO18の例では 121 57 Iとは BMR +898
中 2回甲充症 2回中 l回ありいずれも尋常 CI 5901minm2であって W 873 dynecm5E
範囲の下界にある しかし Eが尋常範囲を ζえ 2503 dyne cm 5であったが 62 57 ICは BMR
て増しているにもか〉わらず W が尋常範囲以下 が 11被り W は2の波りでほgt前回と愛
第 6号三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および -1957ー
甲状腺機能克進症について
Fid6 VoLume Elasticity 切 れ仰向島 Hype川 yroidism
削Ejω Al1emia GroupA 向的問iyenGroupB ~ferffiyroi伽
4000 bull bull bull
3000 bull r bull 1
I~tI 20
bull1bull10infin bull bull
10e-0- o 100 o 0 す100
H~ HT 掛1R
化なく C が 20Eが 5減って ともに尋 ST-Tの異常偏向を示すものと示きないものにわ
常化した乙のさいL1P は85mmHgから 77mm けて表 111ζ示すoHbないし BMRとの関係
Hg fL減り Pmは76mmHgから 83mmHgfL増 を表 891t Vmとの関係を表 101t示した賛血
したにもか》わらず Vsの滅りは比較的少なく 症でも甲充症でも心の仕事量の増レにたい
して容量反応をもって応じるものが多い仕事量のがBMRは1ζ57182の増しを示す11はCI
いちじるしく減り WE bや h 減っている 増しがおもに Vmの増しによるためであるし
が CIも62 57にくらべてゃく 10の減 かし末梢脈管iL二次的変化がお ζ りまた心
りを示したとの例は心表面積の増しを示しま 筋がこれに応じる充分な力をもたなければ動脈
た 62 57以後は ST-Tの異常偏向を表わすよ 系の抵抗にうちかつ乙とが困難になり圧反応に傾
うになり 143 57 iLは BMRがほ)尋常範 くとともある M 型高血圧症では動脈系の抵抗
囲に近くまで減っているにもか与わらず低送血量 が大きく UFZDAZATZはのび圧反応をも
性緊張充進型の尋常血圧性調節を示し心力学的 って応じる(橘〈的〉大動脈弁閉鎖不全症では逆
数値は圧反応K傾いている 流と大動脈弛期庄の低下によって DAZはい
心の仕事量 CWは Pmの減るものが多いにも ちじるしく短かく多くは負性を示す(39)貧血症
か〉わらず Vmの増しとともにふえるものが多 甲允症でも DAZ は短かいが負性を示すも
い(表 10)仕事量の増しを 心がどのように処理 のは少ない
するかによって心力学的数値がζ となるこれに 心への流れこみが増すと心拍量は増すが心力
e ついては次項で述べる 学的数値では UFZがあまり安らないか わず
iii) 心送血量と心力学的数値の関係 かに短かくなる DAZはより短かくなりした
心にか〉る負荷を容量負荷と圧負荷にわける (4) がって ASZも短かくなる DAZの尋常範囲を
〈ヘ負荷の種類によって心の示す反応もことなる ο こえる短縮が A群 52回中 6回 B群 30回中 14
不正拍弁膜疾患などにおける~化を木下(16)橘 回甲充症 62回中 17回ありそのうち B群
(39)がくわしく述べた臨床では純粋な形で心のー 3回甲充症 2回では DAZが負性であった
次的作用をみることはなく tこだちにこれをおお ASZの尋常範囲をこえる短縮は A群 52回中 15
う二次的以下の作用をみることになるそれゆえ 回 B群 30回中 14回甲充症 62回中 39固に
心力学にはたらく末梢循環因子の愛化を模型的lと みられ そのうち UFZが尋常範囲を ζえて短縮
1回中14群B回5回中15群Aしているものは L述べるととはできな
CIの増しにたいする 心力学的数値の菱化を 回 甲充症 39回中 23回であったo ASZが尋
-
-
-1958ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 11 Cardiac Dynamics and ST-T
a Cardiac Inde玄 501fminfm2く
-55S
cFshm吉一+一
ZS
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包口 一 「おE m
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examined 15 minutes before death
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
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ATZ q
iS8 fet(p~elal Res~ηce~nd ATZ w _
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bull100Q~ 2 みに e
200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
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EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
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ミ史pEra 二
唱
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〈
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6
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5 自 E
ミミ6Q2E 82
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官
S 司主
田
3
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E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
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5 司-官 xBH 3
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4 5S43さロぎ
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1yen t
infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
第 6号 三好高送血量1性負荷時の循環動態 とく lと賛血症および甲状腺機能充進症につ 1て
A hdU
同
吋
CW IUFZ IDAZ-IASZ IATZ I否宜下 QT IVP 1 kgm I I I - Imm I AbnormaI Deviation of ST-T min Iσlσ|σ トσ|σ|σIH20 I 360 50 39 89 531 44 47 91
916 49 23 72
504 59 55 114 1071 63 19 82 925 55 56 111 1074 36 26 62 737 62 44 106 837 58 45 103
655 33 37 70
608 33 24 57 515 36 43 79 654 45 30 75 519 44 30 74 596 42 41 83
1963
619 608
802
720 497 71 39 110 767 36 47 83 591 64 67 131 409 57 92 149
Table 5
249 338 346 110 263 354 359 85
271 343 333 150
248 362 371 120 261 343 357 270 381 377 259 321 336 276 382 376 288 391 386 70
238 308 328 60
250 307 415 85 270 349 406 105 265 340 342 85 278 352 364 55 251 334 328 50
105
80
215 325 387 140 242 325 349 60 301 432 429 65 280 429 388 100
depres ST V 2-5
elev-STaVLoVrd es-STE1-2TdeapVrL
adeVelepFvr V44STdisces ST V 2-6discord T avr e vSTE-EaVR Vvi 1F2 elev ST ll-J1I aVFV l-2
V4 ddneiospcrcoehrsad-ngSTeTsE
Cardiac Output in Anemia amp Hyperthyroidism
Vm lmin Vs ccHabnd 3535~BMR+ く 75
75く lt5555~100く100
吋 70く 3 14 1 4 11 3
g 51--70 2 18 7 4 15 8
占 31---50 1 10 4 3 7 5
2 4 4 2話30
Sum 6 44 16 11 37 18
国 70く 2 4 2 4
ロl-lt 51--70 1 2 5 2 3 3
31--50 5 7 1 9 2
話30 1特 6 13 3 12 5
Sum 4 17 25 8 28 10
25gt
25--499
50--749
75話
3
2
18
17
9
4
10
10
6
10
7
6
2
2
17
19
8
8
7
4
5
4
HR
60-- 80--vv vv
く60 799 100
3 12 2
5 16 3
12 3
2 4
8 42 12
1 4
1 2 2
3 5
1 8
2 10 15
1 17 11
11 14
6 7
6
Sum 100く
1 18
3 27
6
4
1 6
83
4 12
11 20
19
2 31
4 29
2 15
8 14
Sum 5 48 36 17 52 20 1 34 38
examind 15 minutes before death
元症では BMR +75以上の 13回中 9聞にみ が251minm2以下のものは死亡前 15分に調べ
fこおおまかにいえば Vsは STT の異常偏向 た B群 No19の例以外l乙はないそれにもかか
を現わすものの方が少ない傾向にある Hb30以 わらず Vsは ST-Tの異常偏向を示すものだけ
下 および BMR +75以上のもののうち CI IrB群 3回lsquo甲充症 2回の尋常範囲を ζえる
-1952ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
減りを示した全例中 CIが尋常範囲以下氏滅つ は A群 No6の1例を除き すべて ST-Tの
た 10例 (A群 4例 8群 4例甲充症 2例〉で 異常偏向をみた No6の例は Hb 49緊張充
Table 6 Stroke Volume and STT 進型の尋常血圧性調節を示し心力学的数値はほ
Abnormal )尋常であった循環血量はや h 増し静脈
Deviation 十 圧 55mmH20労作時の息ぎれ および軽い前
EyenmVsJc五 V自室A品 yenc VCFOD叶 山tt 的勺 sご 同よVコ4vcC-〉
ぴ〕
司tooEhSh
70く
51~70
31~50
話30
1 7
1 10
1 3
2
2
1
2
1
2 3
3 4
2 4 L
1
5 I24
3 I15
1 I5
Sum 61 7 12 10 160
出
告旬
70く
51~70
31~50
百30
2 1
2 4
2 1
6
2 8
2
1
1
1
6
3 11
1 10
3 19
Sum 5
25gt
25~499
50~749
75孟
Sum
2 6
2 6
1 3
2
2 4 10
1 4 11
2 1 5
2 2 6
7 111 32
5 29
3 27
3 15
1 13
12 84
胸痛と下肢の軽いむくみがあった
ii) 心送血量と脈管力学的数値の関係
Vsの増しは流ス量の増しと同時に Pdのさ
がり Kよってお乙る観察例の血圧値を表 71[示
す
縮(期圧 PS は A 群では 80~168 (平均 119)mm
Hgで Hbとの相関は明らかでない B群では
93~154 (平均 115)mmHgで 1例 (No1めだ
けが 62mmHgを示した Hb50以下では ゃ
い低いものが多L貧血症では Psはほ-
尋清範囲にあり低血圧性調節(85)を示すものは少
ない(表的甲充症では 96--173(平均 130)
mmHgでゃい高いが高血圧性調節(35)を示す
ものは少ない(表的甲充症では BMRの増
しとともにや h 高まる傾向を示す Psが 150
mmHg以上のものを A群 3例 3回 8群 1例 1
回甲充症 6例 11回にみた 100mmHg以下
のものは A群 6例 6回 8群 3例5回甲充
症 1例 1回あった
Table 7 Blood Pressure in Anemia amp Hyperthyroidism
Ps mmHg
and
BMR+ EV戸 Eよロcgt
VcσF43コ
司
080L4bull
70く
51~70
31--50
ζ30
3
9
3
2
12
16
7
1
3
2
5
3
Pd mmHg
tVcb 富ゆ Vαcgtコ
v PEmtB吉m皿正=Hg 1
5 13 10 8
10 13 4 18 7 2
7 4 4 8 6 1
4 2 4 2
R lV 守4mmvS -i3dP Hg1iii
3 9 6 18
4 17 6 27
1 7 7 15
3 3 6
Sum
infin 70く
51~7031~50
三三30
17
3
1
8
36
2
6
9
12
13
1
2
2
26
3
4
6
13
32
1
3
6
7
8
2
1
40
3
4
10
15
23
2
4
2
5
3
1
8
3
3
36
3
4
6
11
22
4
6
6
6
8
12
20
Sum 12 29 5 26 17 3 32 13 1 6 24 16
25gt
25~499
50~749
75二
5
1
1
1
17
13
6
3
9
15
8
10
9
12
4
7
21
15
10
6
1
2
1
1
14
14
4
7
16
14
9
7
1
1
2
2
1
16
8
5
2
13
20
10
12
31
29
15
Sum 8 39 42 32 52 5 39 46 4 3 31 55
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1953-
Table 8 Hb and Cardiovascular Dynamics in Anemia
Vascnlar Dynamics 4D
Jvd
2c
-H
吾町一
一
旧制
一
υロM
官
ω
rmm
2ぃ
5
4
2
3
一
gEZ
225zww
cm
一
2同
kT
Hb
(Sahli)
ltrI70く51~70I
eI31~50 01ζ30
(m
m NV uarr
3
5
8
1
一
1凹
211
町一的
一3
1
町一
ヨ叫一
ldquoHypotone IldquoNormotone Hypertone Regulation I Reg
-旬以
自ロ的
Reg W
V0由一
A N E A N E M WE + E
白
w2
U
6
5
1 3 11 2 1
3 3 13 6
唱A
U
q
a
A
υ
q
d
1- iτi1i
戸吋
円
TinL1品
tFbnu
1 1
1
Sum一ぉ
一
7
1 1
6 _I8~ 18 I1 2
3 7 36 A
吐
噌 i
PO
国
告旬
70く
51~70
31~50
三30
2 4
125
4 8
1持 4 15
1 2
l持 1
1
2 1
5
2
5
7
16
2
3
2
3
7
7
1
5
5
6
8
12
20
ど 2li3 円 唱噌
iiつ
d
examined 15minutes before death A ldquoAnspannungstypus N ldquoNormaler Typus
E ldquoEntspannungstypus
Table 9 Basal Metabolic Rate and Cardiovascular Dynamics in Hyperthyroidism
τi
QU 4
Sum I 4 14 28 1
21
Vascular Dynamics
NormotoneBMR CI ldquoldquo ldquoHyRpeer toneeH81y1plaottioonne g SumR Reg poundlfminfm2
+ 由 W M W E〆 +Y A N EA N E2V3Rt E E
2 1 5 12 8 317 15 62 17 12く25
2 1 291 15 525499 4 12 1013 16
155 550749 8 7 1 9 2 2 1
141 1 6 45 71 1375亘
7 3 11 6 38 22 892 39 48Sum
1 77 11
弛期圧 Pd は A群 38~90 (平均 63)mmHg 多い B群でL1Pが 40mmHg以下のものは
B群 28~93 (平均 58) mmHg でや h 低~と No 10 (Hb 28)18 (Hb 16)19 (Hb 12
もに Hb 50以下のものでは Pd 60mmHg以 )で 3例とも ST-Tの異常偏向を表わし No
下のものが多い甲充症では 3288(平均 64) 1019の2例は低血圧性調節を No18は尋常血
mmHgで BMRの増しとともにゃい さがる 圧性調節を示す No19を除けば CIは尋常範囲
傾向にある にあった Pdの低下とL1Pの増しは血管の弛
3群ともに平均血圧 Pmのや h 低いもの 期性充エイの減り κよって脈拍を celerにする
が多く脈圧 L1Pの増しているものが多い Pm とのとき限波世線は立上りが急で上行脚は短か
は B群では Hbの滅りとともに低くなるものが くすみやかに下行脚にうつる ζれは臨床症状
多いが A群甲充症では明らかな傾向がな の軽快とともに尋常となり上行脚はのびる(図
かった L1P は A群甲充症では Hbの減 23)脈波曲線では そのほか頚動脈脈波の頂
りまたは BMRの増しとともにふえるものが と切痕の聞に大動脈弁閉鎖不全症にみるような
-1954- 千 医 学
鞍部をみることが多くまた大腿動脈脈波では
明らかな DicroticWaveをみるまた賛血症で
も甲充症でも心尖および Mitral Area
で縮期性雑音をきくことが多いが図lと示した 2例
でも心音曲線にこれをみる甲充症の例で
は 117 57の検査では乙れが消えた
高送血量性負荷~rtこいする脈管力学的数値の斐
化を表 10 K示す
全末柏抵抗 W は Vmの増しに比較的よく一
致して減る観察例では Vmが 751min以上の
もののうち W が尋常範囲をこえて増しているも
のはなかった A群 および 甲充症で な
お尋常範囲にと Yまっている 8例もすべて尋
常の下界にある組織の酸化過程に障害のある状態
では低 O2張力のため組織の代謝障害を生じ
葉
れらの代謝障害は脈管運動神経の調節障害を生ζ
じるとされている倒〉それゆえ同時lと反対方向
lζ作用する障害がなければ末梢脈管の抵抗は減
る末梢血流は増す貧血症および甲充症
のように一次的に組織の酸化過程に障害があれ
ばその程度K応じて末柏抵抗が絞ると考えられ
る甲充症のように 同時l乙末梢脈管lと作
用する自律神経興奮状態が考えられるときでも
BMRがいちじるしく増しでも ほとんど つね
IζW はふえない(図 4)0W の減りの程度は 3
主』コミ 雑 誌 第 34巻
群の間で差がなかった
心への流入量が増しでも同時r末梢抵抗が被c
れば心の予備力がいちじるしく障害されていな
いかぎり縮期性駆血の度は完全であり しこがつ
て心室弛期圧は増さないそれゆえ末柏抵抗の
減りを伴なうときには心不全がお乙りにく loM
型高血圧症でも僧帽弁閉鎖不全症でも V mが尋
常範囲以上K増しでも W は ほとんど尋常範
囲を ζえて減る乙とはない側 M 型高血圧症では
L1P は増しているが Pdは低くないしたがって
Pmも低くない貧血症 および 甲充症で
はこれとことなり Pdのさがりによって L1Pが増
し Pmがさがる Psは高くなloW は Pmの
上昇とともに増すそれゆえ貧血症および甲-
充症で Vmの増しにたいして Wおよび E
の減りをもって応じ動脈圧を尋常に保とうとす
る緊張低下型調節(35)を示すものが多いととは流
ス量の増しにたいして M 型高血圧症にくらべて
はるかに生体lと有利であるといえる高血圧性調
節を示した A群 3例 B群 2例 甲充症 11
例はほとんど M 型および E型であって
W の増しているものは 甲充症の 1例(表4
No 3011月 57の検査)だけである ζの例は
48才の女性でこのとき BMR十 306で Eの
増しの方がやgt強く 3878dynecm5W は
Table 10 Cardiac Output and Cardiovascular Dynamics
由
w E C CW む玩diac Vm dynejcm5 dynejcm5 cmfsec kgmjmin Dynamics
O Vhh
R
gvg ~ g v g ~ Sum凶
凶〉
目白
山凶〉
V00
o 00 0 的cl 0 D N Vm n
-i 0 Cl Cコ -i 0 小J 0 V 口 53-i小3
v~
く35 1 5 4 2 3 3 6 1 5 6ho 35---75 7 32 5 2 33 9 1 35 8 14 23 7 5 24 6 44 C古
75く 15 1 3 13 6 9 1 6 10 1 7 8 16 szlig~
14
2
一
Sum 22 34 10 5 50 11 7 47 12 20 29 17 7 36
qa
ロ〈一
ロ
ロ
白
色
ロ
HOHSEω何回司
く 5引い一
uJK-
Sum
4 1 3 2 2 4 1
FD 2 14 1 2 9 6 1 13 3 2 13 2 2 8
25 4 17 4 6 18 1 5 20 11
27 14 5 6 27 13 7 33 6 6 18 22 3 19 11 46
く35 い
35---75 い r -4-gt
75くis
5 1 4 2 3 5
4 36 8 1 18 29 30 18 7 30 11
29 7 1 21 14 3 27 6 2 34
2 3
4 24 6
11 16
5
48
36
thorno~
ltJ Sum I33 43 13 I2 40 47 I3 59 27 I12 32 45 89386 22 I 11
Normale Reaktion ldquoN DμDruckreaktion15minutes before death examined VolumenreaktionldquoV
66
4
17
25 8
第 6号 ニ好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1955-甲状腺機能充進症について
~ 4 仏 t伽
w Al1e叩d G-roupA んItrtliiyen~ 6-roup]3 HY(i町tfiyroLdis1ni
竹tp
4α)()
30infin bullbull
之000
1000
100 o 00 Wt
2447dynecm5 Vmは 3781minであった心
力学的数値はほgt尋常であったとの例では
Wおよび Eは入院時からや h 高い傾向に
あり Ecgで ST司 T の異常偏向をみたが 心拡大
ーはなかった W が明らかに増して 2500dynecm5
以上を示したものはA群 2例 (No633)B群
3例 (No192025)甲充症4例 (No18
293035)であったとれらの心送血量は甲-
充症 No 29を除いて いずれも少なく CI
273 1minm2以下であってB群 NO19を除い
ていずれも緊張允進型の調節をとることによ
り血圧を尋常範囲に保っている A群 No6以
外の例はいずれも ST-Tの異常偏向を示し B
群 No25甲充症 No 1835の 3例の心力
学的数値は圧反応(16)(39)を示す心送血量が尋常範
囲にありしかも緊張尤進型調節を示した甲-
克症 NO29は 46才の女性でこのさい BMR
+467CI 4871minm2W 2572dynecm5
E 2263dynecm5で 心力学的数値はほ gt尋
常であったこの例はゃく 20日前まで心房細
動を伴なう うつ血性心不全の状態lζありこの検
査当時なお軽度の心拡大があり循環血量は
ゃい減っていた(表 15)低送血量性でp 緊張充進
型の低血圧性調節を示した B群 No19は心力
学的数値が二次的の容量負荷を示し15分後lと死
亡した CIが尋常範囲を乙えて減っている 10例で
はいずれも W が 2000dynecm5以上であっ
た心冠性 STTを示したものは A群 1例 (No
ldquot
10)B群 4例 (No1131824)甲充症2
例 (No2630)で Hbないし BMR の程度
を除241NoB群 CI Ilとは関係なくまた
けばいずれも同程度の HbBMRをもつものpタ
にくらべてより減っているたちJし W は い
ずれも より増している HbBMRがわずかに
減りまたは増しているものの E はより高い
がHb50以下 BMR +50以上のものではよ
り低い値を示す B群 No18では心冠性 ST-T
のもとでわずかの Hbの減lりにたいして CIが
いちじるしく減り 7041minm2から 4381min
m2になった W は や h 増して 769dyne
口がから 1182dynecm5になった ζの例は動
脈 CO2含量が増しており検査後ゃく 2週間
で死亡した B群 No13の心力学的数値は圧反応
の傾向を示した
容積弾性率 Eは縮期貯血量を決定する因子とし
て直接 心送血量l乙関係するそれゆえ Eが
増せば一次的には Vsが減る Vmと Eノの関
係を表 10図 5I乙示すo Eが減るとともに Vm
が増す傾向にあるしかしいちじるしい町の増
しも Vmを減らすとはかぎらない等しい Vm
Ktこいして Eは甲充症 B群 A群の順
l乙高~乙のさい Vm のいちじるしい増しによっ
て大動脈の過充エイがおこり ζれによって Eノ
が増す ζとも考慮すべきであろう E が明らかに
増して3000dynecm5以上を示したものはA群
1例 (No27)B群 2例 (No625)甲充
十160 BMR
-1956一 千葉医学会雑誌 第 34巻
Ft35 fordioc Output andVotU1tにElasticdy E Al1emid GroupA Anemid llroupB I-lypert持roi~s1lt 17ewJ
4infino
bull
-1 3000
2()O
bull1似gt0 bull bull
o 5 10 lS o 5 10 15 o 5 10 15
Vm V-1ttyen1yen 症 6 例 13 回 C~o 121527283035)であっ lζ減っているものが B群 13回中 5回 甲充
た乙れらの例は 甲充症 ~o 15および 症 47回中 11回あったいずれも Eは3000dyne
~o 30の 11957の検査を除けばいずれも jcm5以下でCIが 501minm2以上であった
ST-Tの異常偏向を示しまた B 群 ~o 6甲 B群では Hbが 38以下であったが甲克
充症 ~o 35を除いていずれも CIが尋常範 症では BMR が +207~+1055 でその程度
囲ないしそれ以上にあった HbBMRの程 とは関係がないようである甲允症の ~o 1
度には関係がないようである CIが尋常範囲以下 19の2例は高血圧性調節を示した Eぺおよび ζ
に被っている 2例ではいずれも W が尋常範囲 れを規定する脈波速度 Cは風洞来の硬さ Rigid-
以上K増しており心力学的数値は圧反応を示し ityを示すが乙れには Functional Rigidityを
ている B 群 ~o 6は UFU 72σDAZ33σ も含むと考えるべきであるそれゆえ自律神経の
ASZ 105σ であるが心拍数を考慮すればいず 緊張状態によっても影響されるであろう ζの点K
れもゃいのびている ATZは193σ で短かい ついては教室の木下(17九宮内(23)らが述べたo E
X線キモで心拡大はなかったが Plateau形成 と Hbないし BMRの関係は図 6のように
があった Eノは W の増しているものに高いも 明らかでないけれども AB若手とも Hb 50以
のが多い傾向にある W が尋常範囲以上に増し 下 甲充症で BMR+50以上のものでは
ているもののうち Eも尋常範囲以上K増してい E が尋常範囲以下に減っているものは少ない甲
るものは A群では 10問中 5回 B群では 5回中 克症で BMR +50以上のものでは 29回中 17
4回 甲充症では 13回中 12回あった Eが 回に増しをみる C についても ほY 同様の関係
尋常範囲lとと Yまっているものは それぞれ 10回 があった甲尤症で Eにおよび Cが貧血
中5閏 5回中 1回 13問中 1回でいずれも尋 症にくらべて増しているものの多いことは安感
常範囲の上界K近い Eノが尋常範囲以下に絞って 神経緊張状態の影響を考慮すべきであろうそれゆ
いるもののうち W も尋常範囲以下に減っている え BMRの減りに応じて酸素需要が減つでも
ものは A群 5回の検査のすべてに B群 6回中 4 風洞系の弾性が回復する ζとによって一時的に
回 甲充症2問中 1回あつTこoWが尋常範囲 Vmが増すことも考えられるたとえば表 4の
にと Yまっているものは A群になく B群 6回 NO18の例では 121 57 Iとは BMR +898
中 2回甲充症 2回中 l回ありいずれも尋常 CI 5901minm2であって W 873 dynecm5E
範囲の下界にある しかし Eが尋常範囲を ζえ 2503 dyne cm 5であったが 62 57 ICは BMR
て増しているにもか〉わらず W が尋常範囲以下 が 11被り W は2の波りでほgt前回と愛
第 6号三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および -1957ー
甲状腺機能克進症について
Fid6 VoLume Elasticity 切 れ仰向島 Hype川 yroidism
削Ejω Al1emia GroupA 向的問iyenGroupB ~ferffiyroi伽
4000 bull bull bull
3000 bull r bull 1
I~tI 20
bull1bull10infin bull bull
10e-0- o 100 o 0 す100
H~ HT 掛1R
化なく C が 20Eが 5減って ともに尋 ST-Tの異常偏向を示すものと示きないものにわ
常化した乙のさいL1P は85mmHgから 77mm けて表 111ζ示すoHbないし BMRとの関係
Hg fL減り Pmは76mmHgから 83mmHgfL増 を表 891t Vmとの関係を表 101t示した賛血
したにもか》わらず Vsの滅りは比較的少なく 症でも甲充症でも心の仕事量の増レにたい
して容量反応をもって応じるものが多い仕事量のがBMRは1ζ57182の増しを示す11はCI
いちじるしく減り WE bや h 減っている 増しがおもに Vmの増しによるためであるし
が CIも62 57にくらべてゃく 10の減 かし末梢脈管iL二次的変化がお ζ りまた心
りを示したとの例は心表面積の増しを示しま 筋がこれに応じる充分な力をもたなければ動脈
た 62 57以後は ST-Tの異常偏向を表わすよ 系の抵抗にうちかつ乙とが困難になり圧反応に傾
うになり 143 57 iLは BMRがほ)尋常範 くとともある M 型高血圧症では動脈系の抵抗
囲に近くまで減っているにもか与わらず低送血量 が大きく UFZDAZATZはのび圧反応をも
性緊張充進型の尋常血圧性調節を示し心力学的 って応じる(橘〈的〉大動脈弁閉鎖不全症では逆
数値は圧反応K傾いている 流と大動脈弛期庄の低下によって DAZはい
心の仕事量 CWは Pmの減るものが多いにも ちじるしく短かく多くは負性を示す(39)貧血症
か〉わらず Vmの増しとともにふえるものが多 甲允症でも DAZ は短かいが負性を示すも
い(表 10)仕事量の増しを 心がどのように処理 のは少ない
するかによって心力学的数値がζ となるこれに 心への流れこみが増すと心拍量は増すが心力
e ついては次項で述べる 学的数値では UFZがあまり安らないか わず
iii) 心送血量と心力学的数値の関係 かに短かくなる DAZはより短かくなりした
心にか〉る負荷を容量負荷と圧負荷にわける (4) がって ASZも短かくなる DAZの尋常範囲を
〈ヘ負荷の種類によって心の示す反応もことなる ο こえる短縮が A群 52回中 6回 B群 30回中 14
不正拍弁膜疾患などにおける~化を木下(16)橘 回甲充症 62回中 17回ありそのうち B群
(39)がくわしく述べた臨床では純粋な形で心のー 3回甲充症 2回では DAZが負性であった
次的作用をみることはなく tこだちにこれをおお ASZの尋常範囲をこえる短縮は A群 52回中 15
う二次的以下の作用をみることになるそれゆえ 回 B群 30回中 14回甲充症 62回中 39固に
心力学にはたらく末梢循環因子の愛化を模型的lと みられ そのうち UFZが尋常範囲を ζえて短縮
1回中14群B回5回中15群Aしているものは L述べるととはできな
CIの増しにたいする 心力学的数値の菱化を 回 甲充症 39回中 23回であったo ASZが尋
-
-
-1958ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 11 Cardiac Dynamics and ST-T
a Cardiac Inde玄 501fminfm2く
-55S
cFshm吉一+一
ZS
γllulhu
包口 一 「おE m
4 14
4 3 2
i
mU
EAi
咽
9-
E4
O0
唱
口
一
噌噌
ー
~凶 1-
ig巴上 2 8 410
矧 Suml
5 18 5 3
唱
E噌 ム
ム
一
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examined 15 minutes before death
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
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200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
向国
ω
【
〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
言苦
yenももyen
o
是認 ii g
〈
32 E554
6
司汗
5 自 E
ミミ6Q2E 82
a官E
ο 話
官
S 司主
田
3
君
E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
司gt法
5 司-官 xBH 3
持
料Ea
伺
g 次
『H
荷ct 判
H
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量
吋
百 R
己
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凶
自
匝 O4〉
ω
晶白
包 EZ 1P
ま H
0 2l1附
g1s
3 唱
吉ω武官
4 5S43さロぎ
F
E 『【ーω EH h
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C5ー ぴ自ロ
】
v 8 Fよ 3長 v山中
1yen t
infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
-1952ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
減りを示した全例中 CIが尋常範囲以下氏滅つ は A群 No6の1例を除き すべて ST-Tの
た 10例 (A群 4例 8群 4例甲充症 2例〉で 異常偏向をみた No6の例は Hb 49緊張充
Table 6 Stroke Volume and STT 進型の尋常血圧性調節を示し心力学的数値はほ
Abnormal )尋常であった循環血量はや h 増し静脈
Deviation 十 圧 55mmH20労作時の息ぎれ および軽い前
EyenmVsJc五 V自室A品 yenc VCFOD叶 山tt 的勺 sご 同よVコ4vcC-〉
ぴ〕
司tooEhSh
70く
51~70
31~50
話30
1 7
1 10
1 3
2
2
1
2
1
2 3
3 4
2 4 L
1
5 I24
3 I15
1 I5
Sum 61 7 12 10 160
出
告旬
70く
51~70
31~50
百30
2 1
2 4
2 1
6
2 8
2
1
1
1
6
3 11
1 10
3 19
Sum 5
25gt
25~499
50~749
75孟
Sum
2 6
2 6
1 3
2
2 4 10
1 4 11
2 1 5
2 2 6
7 111 32
5 29
3 27
3 15
1 13
12 84
胸痛と下肢の軽いむくみがあった
ii) 心送血量と脈管力学的数値の関係
Vsの増しは流ス量の増しと同時に Pdのさ
がり Kよってお乙る観察例の血圧値を表 71[示
す
縮(期圧 PS は A 群では 80~168 (平均 119)mm
Hgで Hbとの相関は明らかでない B群では
93~154 (平均 115)mmHgで 1例 (No1めだ
けが 62mmHgを示した Hb50以下では ゃ
い低いものが多L貧血症では Psはほ-
尋清範囲にあり低血圧性調節(85)を示すものは少
ない(表的甲充症では 96--173(平均 130)
mmHgでゃい高いが高血圧性調節(35)を示す
ものは少ない(表的甲充症では BMRの増
しとともにや h 高まる傾向を示す Psが 150
mmHg以上のものを A群 3例 3回 8群 1例 1
回甲充症 6例 11回にみた 100mmHg以下
のものは A群 6例 6回 8群 3例5回甲充
症 1例 1回あった
Table 7 Blood Pressure in Anemia amp Hyperthyroidism
Ps mmHg
and
BMR+ EV戸 Eよロcgt
VcσF43コ
司
080L4bull
70く
51~70
31--50
ζ30
3
9
3
2
12
16
7
1
3
2
5
3
Pd mmHg
tVcb 富ゆ Vαcgtコ
v PEmtB吉m皿正=Hg 1
5 13 10 8
10 13 4 18 7 2
7 4 4 8 6 1
4 2 4 2
R lV 守4mmvS -i3dP Hg1iii
3 9 6 18
4 17 6 27
1 7 7 15
3 3 6
Sum
infin 70く
51~7031~50
三三30
17
3
1
8
36
2
6
9
12
13
1
2
2
26
3
4
6
13
32
1
3
6
7
8
2
1
40
3
4
10
15
23
2
4
2
5
3
1
8
3
3
36
3
4
6
11
22
4
6
6
6
8
12
20
Sum 12 29 5 26 17 3 32 13 1 6 24 16
25gt
25~499
50~749
75二
5
1
1
1
17
13
6
3
9
15
8
10
9
12
4
7
21
15
10
6
1
2
1
1
14
14
4
7
16
14
9
7
1
1
2
2
1
16
8
5
2
13
20
10
12
31
29
15
Sum 8 39 42 32 52 5 39 46 4 3 31 55
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1953-
Table 8 Hb and Cardiovascular Dynamics in Anemia
Vascnlar Dynamics 4D
Jvd
2c
-H
吾町一
一
旧制
一
υロM
官
ω
rmm
2ぃ
5
4
2
3
一
gEZ
225zww
cm
一
2同
kT
Hb
(Sahli)
ltrI70く51~70I
eI31~50 01ζ30
(m
m NV uarr
3
5
8
1
一
1凹
211
町一的
一3
1
町一
ヨ叫一
ldquoHypotone IldquoNormotone Hypertone Regulation I Reg
-旬以
自ロ的
Reg W
V0由一
A N E A N E M WE + E
白
w2
U
6
5
1 3 11 2 1
3 3 13 6
唱A
U
q
a
A
υ
q
d
1- iτi1i
戸吋
円
TinL1品
tFbnu
1 1
1
Sum一ぉ
一
7
1 1
6 _I8~ 18 I1 2
3 7 36 A
吐
噌 i
PO
国
告旬
70く
51~70
31~50
三30
2 4
125
4 8
1持 4 15
1 2
l持 1
1
2 1
5
2
5
7
16
2
3
2
3
7
7
1
5
5
6
8
12
20
ど 2li3 円 唱噌
iiつ
d
examined 15minutes before death A ldquoAnspannungstypus N ldquoNormaler Typus
E ldquoEntspannungstypus
Table 9 Basal Metabolic Rate and Cardiovascular Dynamics in Hyperthyroidism
τi
QU 4
Sum I 4 14 28 1
21
Vascular Dynamics
NormotoneBMR CI ldquoldquo ldquoHyRpeer toneeH81y1plaottioonne g SumR Reg poundlfminfm2
+ 由 W M W E〆 +Y A N EA N E2V3Rt E E
2 1 5 12 8 317 15 62 17 12く25
2 1 291 15 525499 4 12 1013 16
155 550749 8 7 1 9 2 2 1
141 1 6 45 71 1375亘
7 3 11 6 38 22 892 39 48Sum
1 77 11
弛期圧 Pd は A群 38~90 (平均 63)mmHg 多い B群でL1Pが 40mmHg以下のものは
B群 28~93 (平均 58) mmHg でや h 低~と No 10 (Hb 28)18 (Hb 16)19 (Hb 12
もに Hb 50以下のものでは Pd 60mmHg以 )で 3例とも ST-Tの異常偏向を表わし No
下のものが多い甲充症では 3288(平均 64) 1019の2例は低血圧性調節を No18は尋常血
mmHgで BMRの増しとともにゃい さがる 圧性調節を示す No19を除けば CIは尋常範囲
傾向にある にあった Pdの低下とL1Pの増しは血管の弛
3群ともに平均血圧 Pmのや h 低いもの 期性充エイの減り κよって脈拍を celerにする
が多く脈圧 L1Pの増しているものが多い Pm とのとき限波世線は立上りが急で上行脚は短か
は B群では Hbの滅りとともに低くなるものが くすみやかに下行脚にうつる ζれは臨床症状
多いが A群甲充症では明らかな傾向がな の軽快とともに尋常となり上行脚はのびる(図
かった L1P は A群甲充症では Hbの減 23)脈波曲線では そのほか頚動脈脈波の頂
りまたは BMRの増しとともにふえるものが と切痕の聞に大動脈弁閉鎖不全症にみるような
-1954- 千 医 学
鞍部をみることが多くまた大腿動脈脈波では
明らかな DicroticWaveをみるまた賛血症で
も甲充症でも心尖および Mitral Area
で縮期性雑音をきくことが多いが図lと示した 2例
でも心音曲線にこれをみる甲充症の例で
は 117 57の検査では乙れが消えた
高送血量性負荷~rtこいする脈管力学的数値の斐
化を表 10 K示す
全末柏抵抗 W は Vmの増しに比較的よく一
致して減る観察例では Vmが 751min以上の
もののうち W が尋常範囲をこえて増しているも
のはなかった A群 および 甲充症で な
お尋常範囲にと Yまっている 8例もすべて尋
常の下界にある組織の酸化過程に障害のある状態
では低 O2張力のため組織の代謝障害を生じ
葉
れらの代謝障害は脈管運動神経の調節障害を生ζ
じるとされている倒〉それゆえ同時lと反対方向
lζ作用する障害がなければ末梢脈管の抵抗は減
る末梢血流は増す貧血症および甲充症
のように一次的に組織の酸化過程に障害があれ
ばその程度K応じて末柏抵抗が絞ると考えられ
る甲充症のように 同時l乙末梢脈管lと作
用する自律神経興奮状態が考えられるときでも
BMRがいちじるしく増しでも ほとんど つね
IζW はふえない(図 4)0W の減りの程度は 3
主』コミ 雑 誌 第 34巻
群の間で差がなかった
心への流入量が増しでも同時r末梢抵抗が被c
れば心の予備力がいちじるしく障害されていな
いかぎり縮期性駆血の度は完全であり しこがつ
て心室弛期圧は増さないそれゆえ末柏抵抗の
減りを伴なうときには心不全がお乙りにく loM
型高血圧症でも僧帽弁閉鎖不全症でも V mが尋
常範囲以上K増しでも W は ほとんど尋常範
囲を ζえて減る乙とはない側 M 型高血圧症では
L1P は増しているが Pdは低くないしたがって
Pmも低くない貧血症 および 甲充症で
はこれとことなり Pdのさがりによって L1Pが増
し Pmがさがる Psは高くなloW は Pmの
上昇とともに増すそれゆえ貧血症および甲-
充症で Vmの増しにたいして Wおよび E
の減りをもって応じ動脈圧を尋常に保とうとす
る緊張低下型調節(35)を示すものが多いととは流
ス量の増しにたいして M 型高血圧症にくらべて
はるかに生体lと有利であるといえる高血圧性調
節を示した A群 3例 B群 2例 甲充症 11
例はほとんど M 型および E型であって
W の増しているものは 甲充症の 1例(表4
No 3011月 57の検査)だけである ζの例は
48才の女性でこのとき BMR十 306で Eの
増しの方がやgt強く 3878dynecm5W は
Table 10 Cardiac Output and Cardiovascular Dynamics
由
w E C CW む玩diac Vm dynejcm5 dynejcm5 cmfsec kgmjmin Dynamics
O Vhh
R
gvg ~ g v g ~ Sum凶
凶〉
目白
山凶〉
V00
o 00 0 的cl 0 D N Vm n
-i 0 Cl Cコ -i 0 小J 0 V 口 53-i小3
v~
く35 1 5 4 2 3 3 6 1 5 6ho 35---75 7 32 5 2 33 9 1 35 8 14 23 7 5 24 6 44 C古
75く 15 1 3 13 6 9 1 6 10 1 7 8 16 szlig~
14
2
一
Sum 22 34 10 5 50 11 7 47 12 20 29 17 7 36
qa
ロ〈一
ロ
ロ
白
色
ロ
HOHSEω何回司
く 5引い一
uJK-
Sum
4 1 3 2 2 4 1
FD 2 14 1 2 9 6 1 13 3 2 13 2 2 8
25 4 17 4 6 18 1 5 20 11
27 14 5 6 27 13 7 33 6 6 18 22 3 19 11 46
く35 い
35---75 い r -4-gt
75くis
5 1 4 2 3 5
4 36 8 1 18 29 30 18 7 30 11
29 7 1 21 14 3 27 6 2 34
2 3
4 24 6
11 16
5
48
36
thorno~
ltJ Sum I33 43 13 I2 40 47 I3 59 27 I12 32 45 89386 22 I 11
Normale Reaktion ldquoN DμDruckreaktion15minutes before death examined VolumenreaktionldquoV
66
4
17
25 8
第 6号 ニ好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1955-甲状腺機能充進症について
~ 4 仏 t伽
w Al1e叩d G-roupA んItrtliiyen~ 6-roup]3 HY(i町tfiyroLdis1ni
竹tp
4α)()
30infin bullbull
之000
1000
100 o 00 Wt
2447dynecm5 Vmは 3781minであった心
力学的数値はほgt尋常であったとの例では
Wおよび Eは入院時からや h 高い傾向に
あり Ecgで ST司 T の異常偏向をみたが 心拡大
ーはなかった W が明らかに増して 2500dynecm5
以上を示したものはA群 2例 (No633)B群
3例 (No192025)甲充症4例 (No18
293035)であったとれらの心送血量は甲-
充症 No 29を除いて いずれも少なく CI
273 1minm2以下であってB群 NO19を除い
ていずれも緊張允進型の調節をとることによ
り血圧を尋常範囲に保っている A群 No6以
外の例はいずれも ST-Tの異常偏向を示し B
群 No25甲充症 No 1835の 3例の心力
学的数値は圧反応(16)(39)を示す心送血量が尋常範
囲にありしかも緊張尤進型調節を示した甲-
克症 NO29は 46才の女性でこのさい BMR
+467CI 4871minm2W 2572dynecm5
E 2263dynecm5で 心力学的数値はほ gt尋
常であったこの例はゃく 20日前まで心房細
動を伴なう うつ血性心不全の状態lζありこの検
査当時なお軽度の心拡大があり循環血量は
ゃい減っていた(表 15)低送血量性でp 緊張充進
型の低血圧性調節を示した B群 No19は心力
学的数値が二次的の容量負荷を示し15分後lと死
亡した CIが尋常範囲を乙えて減っている 10例で
はいずれも W が 2000dynecm5以上であっ
た心冠性 STTを示したものは A群 1例 (No
ldquot
10)B群 4例 (No1131824)甲充症2
例 (No2630)で Hbないし BMR の程度
を除241NoB群 CI Ilとは関係なくまた
けばいずれも同程度の HbBMRをもつものpタ
にくらべてより減っているたちJし W は い
ずれも より増している HbBMRがわずかに
減りまたは増しているものの E はより高い
がHb50以下 BMR +50以上のものではよ
り低い値を示す B群 No18では心冠性 ST-T
のもとでわずかの Hbの減lりにたいして CIが
いちじるしく減り 7041minm2から 4381min
m2になった W は や h 増して 769dyne
口がから 1182dynecm5になった ζの例は動
脈 CO2含量が増しており検査後ゃく 2週間
で死亡した B群 No13の心力学的数値は圧反応
の傾向を示した
容積弾性率 Eは縮期貯血量を決定する因子とし
て直接 心送血量l乙関係するそれゆえ Eが
増せば一次的には Vsが減る Vmと Eノの関
係を表 10図 5I乙示すo Eが減るとともに Vm
が増す傾向にあるしかしいちじるしい町の増
しも Vmを減らすとはかぎらない等しい Vm
Ktこいして Eは甲充症 B群 A群の順
l乙高~乙のさい Vm のいちじるしい増しによっ
て大動脈の過充エイがおこり ζれによって Eノ
が増す ζとも考慮すべきであろう E が明らかに
増して3000dynecm5以上を示したものはA群
1例 (No27)B群 2例 (No625)甲充
十160 BMR
-1956一 千葉医学会雑誌 第 34巻
Ft35 fordioc Output andVotU1tにElasticdy E Al1emid GroupA Anemid llroupB I-lypert持roi~s1lt 17ewJ
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-1 3000
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bull1似gt0 bull bull
o 5 10 lS o 5 10 15 o 5 10 15
Vm V-1ttyen1yen 症 6 例 13 回 C~o 121527283035)であっ lζ減っているものが B群 13回中 5回 甲充
た乙れらの例は 甲充症 ~o 15および 症 47回中 11回あったいずれも Eは3000dyne
~o 30の 11957の検査を除けばいずれも jcm5以下でCIが 501minm2以上であった
ST-Tの異常偏向を示しまた B 群 ~o 6甲 B群では Hbが 38以下であったが甲克
充症 ~o 35を除いていずれも CIが尋常範 症では BMR が +207~+1055 でその程度
囲ないしそれ以上にあった HbBMRの程 とは関係がないようである甲允症の ~o 1
度には関係がないようである CIが尋常範囲以下 19の2例は高血圧性調節を示した Eぺおよび ζ
に被っている 2例ではいずれも W が尋常範囲 れを規定する脈波速度 Cは風洞来の硬さ Rigid-
以上K増しており心力学的数値は圧反応を示し ityを示すが乙れには Functional Rigidityを
ている B 群 ~o 6は UFU 72σDAZ33σ も含むと考えるべきであるそれゆえ自律神経の
ASZ 105σ であるが心拍数を考慮すればいず 緊張状態によっても影響されるであろう ζの点K
れもゃいのびている ATZは193σ で短かい ついては教室の木下(17九宮内(23)らが述べたo E
X線キモで心拡大はなかったが Plateau形成 と Hbないし BMRの関係は図 6のように
があった Eノは W の増しているものに高いも 明らかでないけれども AB若手とも Hb 50以
のが多い傾向にある W が尋常範囲以上に増し 下 甲充症で BMR+50以上のものでは
ているもののうち Eも尋常範囲以上K増してい E が尋常範囲以下に減っているものは少ない甲
るものは A群では 10問中 5回 B群では 5回中 克症で BMR +50以上のものでは 29回中 17
4回 甲充症では 13回中 12回あった Eが 回に増しをみる C についても ほY 同様の関係
尋常範囲lとと Yまっているものは それぞれ 10回 があった甲尤症で Eにおよび Cが貧血
中5閏 5回中 1回 13問中 1回でいずれも尋 症にくらべて増しているものの多いことは安感
常範囲の上界K近い Eノが尋常範囲以下に絞って 神経緊張状態の影響を考慮すべきであろうそれゆ
いるもののうち W も尋常範囲以下に減っている え BMRの減りに応じて酸素需要が減つでも
ものは A群 5回の検査のすべてに B群 6回中 4 風洞系の弾性が回復する ζとによって一時的に
回 甲充症2問中 1回あつTこoWが尋常範囲 Vmが増すことも考えられるたとえば表 4の
にと Yまっているものは A群になく B群 6回 NO18の例では 121 57 Iとは BMR +898
中 2回甲充症 2回中 l回ありいずれも尋常 CI 5901minm2であって W 873 dynecm5E
範囲の下界にある しかし Eが尋常範囲を ζえ 2503 dyne cm 5であったが 62 57 ICは BMR
て増しているにもか〉わらず W が尋常範囲以下 が 11被り W は2の波りでほgt前回と愛
第 6号三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および -1957ー
甲状腺機能克進症について
Fid6 VoLume Elasticity 切 れ仰向島 Hype川 yroidism
削Ejω Al1emia GroupA 向的問iyenGroupB ~ferffiyroi伽
4000 bull bull bull
3000 bull r bull 1
I~tI 20
bull1bull10infin bull bull
10e-0- o 100 o 0 す100
H~ HT 掛1R
化なく C が 20Eが 5減って ともに尋 ST-Tの異常偏向を示すものと示きないものにわ
常化した乙のさいL1P は85mmHgから 77mm けて表 111ζ示すoHbないし BMRとの関係
Hg fL減り Pmは76mmHgから 83mmHgfL増 を表 891t Vmとの関係を表 101t示した賛血
したにもか》わらず Vsの滅りは比較的少なく 症でも甲充症でも心の仕事量の増レにたい
して容量反応をもって応じるものが多い仕事量のがBMRは1ζ57182の増しを示す11はCI
いちじるしく減り WE bや h 減っている 増しがおもに Vmの増しによるためであるし
が CIも62 57にくらべてゃく 10の減 かし末梢脈管iL二次的変化がお ζ りまた心
りを示したとの例は心表面積の増しを示しま 筋がこれに応じる充分な力をもたなければ動脈
た 62 57以後は ST-Tの異常偏向を表わすよ 系の抵抗にうちかつ乙とが困難になり圧反応に傾
うになり 143 57 iLは BMRがほ)尋常範 くとともある M 型高血圧症では動脈系の抵抗
囲に近くまで減っているにもか与わらず低送血量 が大きく UFZDAZATZはのび圧反応をも
性緊張充進型の尋常血圧性調節を示し心力学的 って応じる(橘〈的〉大動脈弁閉鎖不全症では逆
数値は圧反応K傾いている 流と大動脈弛期庄の低下によって DAZはい
心の仕事量 CWは Pmの減るものが多いにも ちじるしく短かく多くは負性を示す(39)貧血症
か〉わらず Vmの増しとともにふえるものが多 甲允症でも DAZ は短かいが負性を示すも
い(表 10)仕事量の増しを 心がどのように処理 のは少ない
するかによって心力学的数値がζ となるこれに 心への流れこみが増すと心拍量は増すが心力
e ついては次項で述べる 学的数値では UFZがあまり安らないか わず
iii) 心送血量と心力学的数値の関係 かに短かくなる DAZはより短かくなりした
心にか〉る負荷を容量負荷と圧負荷にわける (4) がって ASZも短かくなる DAZの尋常範囲を
〈ヘ負荷の種類によって心の示す反応もことなる ο こえる短縮が A群 52回中 6回 B群 30回中 14
不正拍弁膜疾患などにおける~化を木下(16)橘 回甲充症 62回中 17回ありそのうち B群
(39)がくわしく述べた臨床では純粋な形で心のー 3回甲充症 2回では DAZが負性であった
次的作用をみることはなく tこだちにこれをおお ASZの尋常範囲をこえる短縮は A群 52回中 15
う二次的以下の作用をみることになるそれゆえ 回 B群 30回中 14回甲充症 62回中 39固に
心力学にはたらく末梢循環因子の愛化を模型的lと みられ そのうち UFZが尋常範囲を ζえて短縮
1回中14群B回5回中15群Aしているものは L述べるととはできな
CIの増しにたいする 心力学的数値の菱化を 回 甲充症 39回中 23回であったo ASZが尋
-
-
-1958ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 11 Cardiac Dynamics and ST-T
a Cardiac Inde玄 501fminfm2く
-55S
cFshm吉一+一
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examined 15 minutes before death
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
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ATZ q
iS8 fet(p~elal Res~ηce~nd ATZ w _
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bull100Q~ 2 みに e
200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
向国
ω
【
〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
言苦
yenももyen
o
是認 ii g
〈
32 E554
6
司汗
5 自 E
ミミ6Q2E 82
a官E
ο 話
官
S 司主
田
3
君
E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
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5 司-官 xBH 3
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荷ct 判
H
E
量
吋
百 R
己
gω同
i当
凶
自
匝 O4〉
ω
晶白
包 EZ 1P
ま H
0 2l1附
g1s
3 唱
吉ω武官
4 5S43さロぎ
F
E 『【ーω EH h
ね
S
C5ー ぴ自ロ
】
v 8 Fよ 3長 v山中
1yen t
infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
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暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
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32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
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五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1953-
Table 8 Hb and Cardiovascular Dynamics in Anemia
Vascnlar Dynamics 4D
Jvd
2c
-H
吾町一
一
旧制
一
υロM
官
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Hb
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ltrI70く51~70I
eI31~50 01ζ30
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m NV uarr
3
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町一
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ldquoHypotone IldquoNormotone Hypertone Regulation I Reg
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ど 2li3 円 唱噌
iiつ
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examined 15minutes before death A ldquoAnspannungstypus N ldquoNormaler Typus
E ldquoEntspannungstypus
Table 9 Basal Metabolic Rate and Cardiovascular Dynamics in Hyperthyroidism
τi
QU 4
Sum I 4 14 28 1
21
Vascular Dynamics
NormotoneBMR CI ldquoldquo ldquoHyRpeer toneeH81y1plaottioonne g SumR Reg poundlfminfm2
+ 由 W M W E〆 +Y A N EA N E2V3Rt E E
2 1 5 12 8 317 15 62 17 12く25
2 1 291 15 525499 4 12 1013 16
155 550749 8 7 1 9 2 2 1
141 1 6 45 71 1375亘
7 3 11 6 38 22 892 39 48Sum
1 77 11
弛期圧 Pd は A群 38~90 (平均 63)mmHg 多い B群でL1Pが 40mmHg以下のものは
B群 28~93 (平均 58) mmHg でや h 低~と No 10 (Hb 28)18 (Hb 16)19 (Hb 12
もに Hb 50以下のものでは Pd 60mmHg以 )で 3例とも ST-Tの異常偏向を表わし No
下のものが多い甲充症では 3288(平均 64) 1019の2例は低血圧性調節を No18は尋常血
mmHgで BMRの増しとともにゃい さがる 圧性調節を示す No19を除けば CIは尋常範囲
傾向にある にあった Pdの低下とL1Pの増しは血管の弛
3群ともに平均血圧 Pmのや h 低いもの 期性充エイの減り κよって脈拍を celerにする
が多く脈圧 L1Pの増しているものが多い Pm とのとき限波世線は立上りが急で上行脚は短か
は B群では Hbの滅りとともに低くなるものが くすみやかに下行脚にうつる ζれは臨床症状
多いが A群甲充症では明らかな傾向がな の軽快とともに尋常となり上行脚はのびる(図
かった L1P は A群甲充症では Hbの減 23)脈波曲線では そのほか頚動脈脈波の頂
りまたは BMRの増しとともにふえるものが と切痕の聞に大動脈弁閉鎖不全症にみるような
-1954- 千 医 学
鞍部をみることが多くまた大腿動脈脈波では
明らかな DicroticWaveをみるまた賛血症で
も甲充症でも心尖および Mitral Area
で縮期性雑音をきくことが多いが図lと示した 2例
でも心音曲線にこれをみる甲充症の例で
は 117 57の検査では乙れが消えた
高送血量性負荷~rtこいする脈管力学的数値の斐
化を表 10 K示す
全末柏抵抗 W は Vmの増しに比較的よく一
致して減る観察例では Vmが 751min以上の
もののうち W が尋常範囲をこえて増しているも
のはなかった A群 および 甲充症で な
お尋常範囲にと Yまっている 8例もすべて尋
常の下界にある組織の酸化過程に障害のある状態
では低 O2張力のため組織の代謝障害を生じ
葉
れらの代謝障害は脈管運動神経の調節障害を生ζ
じるとされている倒〉それゆえ同時lと反対方向
lζ作用する障害がなければ末梢脈管の抵抗は減
る末梢血流は増す貧血症および甲充症
のように一次的に組織の酸化過程に障害があれ
ばその程度K応じて末柏抵抗が絞ると考えられ
る甲充症のように 同時l乙末梢脈管lと作
用する自律神経興奮状態が考えられるときでも
BMRがいちじるしく増しでも ほとんど つね
IζW はふえない(図 4)0W の減りの程度は 3
主』コミ 雑 誌 第 34巻
群の間で差がなかった
心への流入量が増しでも同時r末梢抵抗が被c
れば心の予備力がいちじるしく障害されていな
いかぎり縮期性駆血の度は完全であり しこがつ
て心室弛期圧は増さないそれゆえ末柏抵抗の
減りを伴なうときには心不全がお乙りにく loM
型高血圧症でも僧帽弁閉鎖不全症でも V mが尋
常範囲以上K増しでも W は ほとんど尋常範
囲を ζえて減る乙とはない側 M 型高血圧症では
L1P は増しているが Pdは低くないしたがって
Pmも低くない貧血症 および 甲充症で
はこれとことなり Pdのさがりによって L1Pが増
し Pmがさがる Psは高くなloW は Pmの
上昇とともに増すそれゆえ貧血症および甲-
充症で Vmの増しにたいして Wおよび E
の減りをもって応じ動脈圧を尋常に保とうとす
る緊張低下型調節(35)を示すものが多いととは流
ス量の増しにたいして M 型高血圧症にくらべて
はるかに生体lと有利であるといえる高血圧性調
節を示した A群 3例 B群 2例 甲充症 11
例はほとんど M 型および E型であって
W の増しているものは 甲充症の 1例(表4
No 3011月 57の検査)だけである ζの例は
48才の女性でこのとき BMR十 306で Eの
増しの方がやgt強く 3878dynecm5W は
Table 10 Cardiac Output and Cardiovascular Dynamics
由
w E C CW む玩diac Vm dynejcm5 dynejcm5 cmfsec kgmjmin Dynamics
O Vhh
R
gvg ~ g v g ~ Sum凶
凶〉
目白
山凶〉
V00
o 00 0 的cl 0 D N Vm n
-i 0 Cl Cコ -i 0 小J 0 V 口 53-i小3
v~
く35 1 5 4 2 3 3 6 1 5 6ho 35---75 7 32 5 2 33 9 1 35 8 14 23 7 5 24 6 44 C古
75く 15 1 3 13 6 9 1 6 10 1 7 8 16 szlig~
14
2
一
Sum 22 34 10 5 50 11 7 47 12 20 29 17 7 36
qa
ロ〈一
ロ
ロ
白
色
ロ
HOHSEω何回司
く 5引い一
uJK-
Sum
4 1 3 2 2 4 1
FD 2 14 1 2 9 6 1 13 3 2 13 2 2 8
25 4 17 4 6 18 1 5 20 11
27 14 5 6 27 13 7 33 6 6 18 22 3 19 11 46
く35 い
35---75 い r -4-gt
75くis
5 1 4 2 3 5
4 36 8 1 18 29 30 18 7 30 11
29 7 1 21 14 3 27 6 2 34
2 3
4 24 6
11 16
5
48
36
thorno~
ltJ Sum I33 43 13 I2 40 47 I3 59 27 I12 32 45 89386 22 I 11
Normale Reaktion ldquoN DμDruckreaktion15minutes before death examined VolumenreaktionldquoV
66
4
17
25 8
第 6号 ニ好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1955-甲状腺機能充進症について
~ 4 仏 t伽
w Al1e叩d G-roupA んItrtliiyen~ 6-roup]3 HY(i町tfiyroLdis1ni
竹tp
4α)()
30infin bullbull
之000
1000
100 o 00 Wt
2447dynecm5 Vmは 3781minであった心
力学的数値はほgt尋常であったとの例では
Wおよび Eは入院時からや h 高い傾向に
あり Ecgで ST司 T の異常偏向をみたが 心拡大
ーはなかった W が明らかに増して 2500dynecm5
以上を示したものはA群 2例 (No633)B群
3例 (No192025)甲充症4例 (No18
293035)であったとれらの心送血量は甲-
充症 No 29を除いて いずれも少なく CI
273 1minm2以下であってB群 NO19を除い
ていずれも緊張允進型の調節をとることによ
り血圧を尋常範囲に保っている A群 No6以
外の例はいずれも ST-Tの異常偏向を示し B
群 No25甲充症 No 1835の 3例の心力
学的数値は圧反応(16)(39)を示す心送血量が尋常範
囲にありしかも緊張尤進型調節を示した甲-
克症 NO29は 46才の女性でこのさい BMR
+467CI 4871minm2W 2572dynecm5
E 2263dynecm5で 心力学的数値はほ gt尋
常であったこの例はゃく 20日前まで心房細
動を伴なう うつ血性心不全の状態lζありこの検
査当時なお軽度の心拡大があり循環血量は
ゃい減っていた(表 15)低送血量性でp 緊張充進
型の低血圧性調節を示した B群 No19は心力
学的数値が二次的の容量負荷を示し15分後lと死
亡した CIが尋常範囲を乙えて減っている 10例で
はいずれも W が 2000dynecm5以上であっ
た心冠性 STTを示したものは A群 1例 (No
ldquot
10)B群 4例 (No1131824)甲充症2
例 (No2630)で Hbないし BMR の程度
を除241NoB群 CI Ilとは関係なくまた
けばいずれも同程度の HbBMRをもつものpタ
にくらべてより減っているたちJし W は い
ずれも より増している HbBMRがわずかに
減りまたは増しているものの E はより高い
がHb50以下 BMR +50以上のものではよ
り低い値を示す B群 No18では心冠性 ST-T
のもとでわずかの Hbの減lりにたいして CIが
いちじるしく減り 7041minm2から 4381min
m2になった W は や h 増して 769dyne
口がから 1182dynecm5になった ζの例は動
脈 CO2含量が増しており検査後ゃく 2週間
で死亡した B群 No13の心力学的数値は圧反応
の傾向を示した
容積弾性率 Eは縮期貯血量を決定する因子とし
て直接 心送血量l乙関係するそれゆえ Eが
増せば一次的には Vsが減る Vmと Eノの関
係を表 10図 5I乙示すo Eが減るとともに Vm
が増す傾向にあるしかしいちじるしい町の増
しも Vmを減らすとはかぎらない等しい Vm
Ktこいして Eは甲充症 B群 A群の順
l乙高~乙のさい Vm のいちじるしい増しによっ
て大動脈の過充エイがおこり ζれによって Eノ
が増す ζとも考慮すべきであろう E が明らかに
増して3000dynecm5以上を示したものはA群
1例 (No27)B群 2例 (No625)甲充
十160 BMR
-1956一 千葉医学会雑誌 第 34巻
Ft35 fordioc Output andVotU1tにElasticdy E Al1emid GroupA Anemid llroupB I-lypert持roi~s1lt 17ewJ
4infino
bull
-1 3000
2()O
bull1似gt0 bull bull
o 5 10 lS o 5 10 15 o 5 10 15
Vm V-1ttyen1yen 症 6 例 13 回 C~o 121527283035)であっ lζ減っているものが B群 13回中 5回 甲充
た乙れらの例は 甲充症 ~o 15および 症 47回中 11回あったいずれも Eは3000dyne
~o 30の 11957の検査を除けばいずれも jcm5以下でCIが 501minm2以上であった
ST-Tの異常偏向を示しまた B 群 ~o 6甲 B群では Hbが 38以下であったが甲克
充症 ~o 35を除いていずれも CIが尋常範 症では BMR が +207~+1055 でその程度
囲ないしそれ以上にあった HbBMRの程 とは関係がないようである甲允症の ~o 1
度には関係がないようである CIが尋常範囲以下 19の2例は高血圧性調節を示した Eぺおよび ζ
に被っている 2例ではいずれも W が尋常範囲 れを規定する脈波速度 Cは風洞来の硬さ Rigid-
以上K増しており心力学的数値は圧反応を示し ityを示すが乙れには Functional Rigidityを
ている B 群 ~o 6は UFU 72σDAZ33σ も含むと考えるべきであるそれゆえ自律神経の
ASZ 105σ であるが心拍数を考慮すればいず 緊張状態によっても影響されるであろう ζの点K
れもゃいのびている ATZは193σ で短かい ついては教室の木下(17九宮内(23)らが述べたo E
X線キモで心拡大はなかったが Plateau形成 と Hbないし BMRの関係は図 6のように
があった Eノは W の増しているものに高いも 明らかでないけれども AB若手とも Hb 50以
のが多い傾向にある W が尋常範囲以上に増し 下 甲充症で BMR+50以上のものでは
ているもののうち Eも尋常範囲以上K増してい E が尋常範囲以下に減っているものは少ない甲
るものは A群では 10問中 5回 B群では 5回中 克症で BMR +50以上のものでは 29回中 17
4回 甲充症では 13回中 12回あった Eが 回に増しをみる C についても ほY 同様の関係
尋常範囲lとと Yまっているものは それぞれ 10回 があった甲尤症で Eにおよび Cが貧血
中5閏 5回中 1回 13問中 1回でいずれも尋 症にくらべて増しているものの多いことは安感
常範囲の上界K近い Eノが尋常範囲以下に絞って 神経緊張状態の影響を考慮すべきであろうそれゆ
いるもののうち W も尋常範囲以下に減っている え BMRの減りに応じて酸素需要が減つでも
ものは A群 5回の検査のすべてに B群 6回中 4 風洞系の弾性が回復する ζとによって一時的に
回 甲充症2問中 1回あつTこoWが尋常範囲 Vmが増すことも考えられるたとえば表 4の
にと Yまっているものは A群になく B群 6回 NO18の例では 121 57 Iとは BMR +898
中 2回甲充症 2回中 l回ありいずれも尋常 CI 5901minm2であって W 873 dynecm5E
範囲の下界にある しかし Eが尋常範囲を ζえ 2503 dyne cm 5であったが 62 57 ICは BMR
て増しているにもか〉わらず W が尋常範囲以下 が 11被り W は2の波りでほgt前回と愛
第 6号三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および -1957ー
甲状腺機能克進症について
Fid6 VoLume Elasticity 切 れ仰向島 Hype川 yroidism
削Ejω Al1emia GroupA 向的問iyenGroupB ~ferffiyroi伽
4000 bull bull bull
3000 bull r bull 1
I~tI 20
bull1bull10infin bull bull
10e-0- o 100 o 0 す100
H~ HT 掛1R
化なく C が 20Eが 5減って ともに尋 ST-Tの異常偏向を示すものと示きないものにわ
常化した乙のさいL1P は85mmHgから 77mm けて表 111ζ示すoHbないし BMRとの関係
Hg fL減り Pmは76mmHgから 83mmHgfL増 を表 891t Vmとの関係を表 101t示した賛血
したにもか》わらず Vsの滅りは比較的少なく 症でも甲充症でも心の仕事量の増レにたい
して容量反応をもって応じるものが多い仕事量のがBMRは1ζ57182の増しを示す11はCI
いちじるしく減り WE bや h 減っている 増しがおもに Vmの増しによるためであるし
が CIも62 57にくらべてゃく 10の減 かし末梢脈管iL二次的変化がお ζ りまた心
りを示したとの例は心表面積の増しを示しま 筋がこれに応じる充分な力をもたなければ動脈
た 62 57以後は ST-Tの異常偏向を表わすよ 系の抵抗にうちかつ乙とが困難になり圧反応に傾
うになり 143 57 iLは BMRがほ)尋常範 くとともある M 型高血圧症では動脈系の抵抗
囲に近くまで減っているにもか与わらず低送血量 が大きく UFZDAZATZはのび圧反応をも
性緊張充進型の尋常血圧性調節を示し心力学的 って応じる(橘〈的〉大動脈弁閉鎖不全症では逆
数値は圧反応K傾いている 流と大動脈弛期庄の低下によって DAZはい
心の仕事量 CWは Pmの減るものが多いにも ちじるしく短かく多くは負性を示す(39)貧血症
か〉わらず Vmの増しとともにふえるものが多 甲允症でも DAZ は短かいが負性を示すも
い(表 10)仕事量の増しを 心がどのように処理 のは少ない
するかによって心力学的数値がζ となるこれに 心への流れこみが増すと心拍量は増すが心力
e ついては次項で述べる 学的数値では UFZがあまり安らないか わず
iii) 心送血量と心力学的数値の関係 かに短かくなる DAZはより短かくなりした
心にか〉る負荷を容量負荷と圧負荷にわける (4) がって ASZも短かくなる DAZの尋常範囲を
〈ヘ負荷の種類によって心の示す反応もことなる ο こえる短縮が A群 52回中 6回 B群 30回中 14
不正拍弁膜疾患などにおける~化を木下(16)橘 回甲充症 62回中 17回ありそのうち B群
(39)がくわしく述べた臨床では純粋な形で心のー 3回甲充症 2回では DAZが負性であった
次的作用をみることはなく tこだちにこれをおお ASZの尋常範囲をこえる短縮は A群 52回中 15
う二次的以下の作用をみることになるそれゆえ 回 B群 30回中 14回甲充症 62回中 39固に
心力学にはたらく末梢循環因子の愛化を模型的lと みられ そのうち UFZが尋常範囲を ζえて短縮
1回中14群B回5回中15群Aしているものは L述べるととはできな
CIの増しにたいする 心力学的数値の菱化を 回 甲充症 39回中 23回であったo ASZが尋
-
-
-1958ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 11 Cardiac Dynamics and ST-T
a Cardiac Inde玄 501fminfm2く
-55S
cFshm吉一+一
ZS
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examined 15 minutes before death
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
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3仰 bull
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ATZ q
iS8 fet(p~elal Res~ηce~nd ATZ w _
ス00 200 300
守掛M- Anemi3命制fA Anemigrave~ ~ Gt-Q~rB
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守二宮盛J bullbull
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bull100Q~ 2 みに e
200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
向国
ω
【
〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
言苦
yenももyen
o
是認 ii g
〈
32 E554
6
司汗
5 自 E
ミミ6Q2E 82
a官E
ο 話
官
S 司主
田
3
君
E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
司gt法
5 司-官 xBH 3
持
料Ea
伺
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『H
荷ct 判
H
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量
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晶白
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0 2l1附
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3 唱
吉ω武官
4 5S43さロぎ
F
E 『【ーω EH h
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v 8 Fよ 3長 v山中
1yen t
infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
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暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
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川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
-1954- 千 医 学
鞍部をみることが多くまた大腿動脈脈波では
明らかな DicroticWaveをみるまた賛血症で
も甲充症でも心尖および Mitral Area
で縮期性雑音をきくことが多いが図lと示した 2例
でも心音曲線にこれをみる甲充症の例で
は 117 57の検査では乙れが消えた
高送血量性負荷~rtこいする脈管力学的数値の斐
化を表 10 K示す
全末柏抵抗 W は Vmの増しに比較的よく一
致して減る観察例では Vmが 751min以上の
もののうち W が尋常範囲をこえて増しているも
のはなかった A群 および 甲充症で な
お尋常範囲にと Yまっている 8例もすべて尋
常の下界にある組織の酸化過程に障害のある状態
では低 O2張力のため組織の代謝障害を生じ
葉
れらの代謝障害は脈管運動神経の調節障害を生ζ
じるとされている倒〉それゆえ同時lと反対方向
lζ作用する障害がなければ末梢脈管の抵抗は減
る末梢血流は増す貧血症および甲充症
のように一次的に組織の酸化過程に障害があれ
ばその程度K応じて末柏抵抗が絞ると考えられ
る甲充症のように 同時l乙末梢脈管lと作
用する自律神経興奮状態が考えられるときでも
BMRがいちじるしく増しでも ほとんど つね
IζW はふえない(図 4)0W の減りの程度は 3
主』コミ 雑 誌 第 34巻
群の間で差がなかった
心への流入量が増しでも同時r末梢抵抗が被c
れば心の予備力がいちじるしく障害されていな
いかぎり縮期性駆血の度は完全であり しこがつ
て心室弛期圧は増さないそれゆえ末柏抵抗の
減りを伴なうときには心不全がお乙りにく loM
型高血圧症でも僧帽弁閉鎖不全症でも V mが尋
常範囲以上K増しでも W は ほとんど尋常範
囲を ζえて減る乙とはない側 M 型高血圧症では
L1P は増しているが Pdは低くないしたがって
Pmも低くない貧血症 および 甲充症で
はこれとことなり Pdのさがりによって L1Pが増
し Pmがさがる Psは高くなloW は Pmの
上昇とともに増すそれゆえ貧血症および甲-
充症で Vmの増しにたいして Wおよび E
の減りをもって応じ動脈圧を尋常に保とうとす
る緊張低下型調節(35)を示すものが多いととは流
ス量の増しにたいして M 型高血圧症にくらべて
はるかに生体lと有利であるといえる高血圧性調
節を示した A群 3例 B群 2例 甲充症 11
例はほとんど M 型および E型であって
W の増しているものは 甲充症の 1例(表4
No 3011月 57の検査)だけである ζの例は
48才の女性でこのとき BMR十 306で Eの
増しの方がやgt強く 3878dynecm5W は
Table 10 Cardiac Output and Cardiovascular Dynamics
由
w E C CW む玩diac Vm dynejcm5 dynejcm5 cmfsec kgmjmin Dynamics
O Vhh
R
gvg ~ g v g ~ Sum凶
凶〉
目白
山凶〉
V00
o 00 0 的cl 0 D N Vm n
-i 0 Cl Cコ -i 0 小J 0 V 口 53-i小3
v~
く35 1 5 4 2 3 3 6 1 5 6ho 35---75 7 32 5 2 33 9 1 35 8 14 23 7 5 24 6 44 C古
75く 15 1 3 13 6 9 1 6 10 1 7 8 16 szlig~
14
2
一
Sum 22 34 10 5 50 11 7 47 12 20 29 17 7 36
qa
ロ〈一
ロ
ロ
白
色
ロ
HOHSEω何回司
く 5引い一
uJK-
Sum
4 1 3 2 2 4 1
FD 2 14 1 2 9 6 1 13 3 2 13 2 2 8
25 4 17 4 6 18 1 5 20 11
27 14 5 6 27 13 7 33 6 6 18 22 3 19 11 46
く35 い
35---75 い r -4-gt
75くis
5 1 4 2 3 5
4 36 8 1 18 29 30 18 7 30 11
29 7 1 21 14 3 27 6 2 34
2 3
4 24 6
11 16
5
48
36
thorno~
ltJ Sum I33 43 13 I2 40 47 I3 59 27 I12 32 45 89386 22 I 11
Normale Reaktion ldquoN DμDruckreaktion15minutes before death examined VolumenreaktionldquoV
66
4
17
25 8
第 6号 ニ好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1955-甲状腺機能充進症について
~ 4 仏 t伽
w Al1e叩d G-roupA んItrtliiyen~ 6-roup]3 HY(i町tfiyroLdis1ni
竹tp
4α)()
30infin bullbull
之000
1000
100 o 00 Wt
2447dynecm5 Vmは 3781minであった心
力学的数値はほgt尋常であったとの例では
Wおよび Eは入院時からや h 高い傾向に
あり Ecgで ST司 T の異常偏向をみたが 心拡大
ーはなかった W が明らかに増して 2500dynecm5
以上を示したものはA群 2例 (No633)B群
3例 (No192025)甲充症4例 (No18
293035)であったとれらの心送血量は甲-
充症 No 29を除いて いずれも少なく CI
273 1minm2以下であってB群 NO19を除い
ていずれも緊張允進型の調節をとることによ
り血圧を尋常範囲に保っている A群 No6以
外の例はいずれも ST-Tの異常偏向を示し B
群 No25甲充症 No 1835の 3例の心力
学的数値は圧反応(16)(39)を示す心送血量が尋常範
囲にありしかも緊張尤進型調節を示した甲-
克症 NO29は 46才の女性でこのさい BMR
+467CI 4871minm2W 2572dynecm5
E 2263dynecm5で 心力学的数値はほ gt尋
常であったこの例はゃく 20日前まで心房細
動を伴なう うつ血性心不全の状態lζありこの検
査当時なお軽度の心拡大があり循環血量は
ゃい減っていた(表 15)低送血量性でp 緊張充進
型の低血圧性調節を示した B群 No19は心力
学的数値が二次的の容量負荷を示し15分後lと死
亡した CIが尋常範囲を乙えて減っている 10例で
はいずれも W が 2000dynecm5以上であっ
た心冠性 STTを示したものは A群 1例 (No
ldquot
10)B群 4例 (No1131824)甲充症2
例 (No2630)で Hbないし BMR の程度
を除241NoB群 CI Ilとは関係なくまた
けばいずれも同程度の HbBMRをもつものpタ
にくらべてより減っているたちJし W は い
ずれも より増している HbBMRがわずかに
減りまたは増しているものの E はより高い
がHb50以下 BMR +50以上のものではよ
り低い値を示す B群 No18では心冠性 ST-T
のもとでわずかの Hbの減lりにたいして CIが
いちじるしく減り 7041minm2から 4381min
m2になった W は や h 増して 769dyne
口がから 1182dynecm5になった ζの例は動
脈 CO2含量が増しており検査後ゃく 2週間
で死亡した B群 No13の心力学的数値は圧反応
の傾向を示した
容積弾性率 Eは縮期貯血量を決定する因子とし
て直接 心送血量l乙関係するそれゆえ Eが
増せば一次的には Vsが減る Vmと Eノの関
係を表 10図 5I乙示すo Eが減るとともに Vm
が増す傾向にあるしかしいちじるしい町の増
しも Vmを減らすとはかぎらない等しい Vm
Ktこいして Eは甲充症 B群 A群の順
l乙高~乙のさい Vm のいちじるしい増しによっ
て大動脈の過充エイがおこり ζれによって Eノ
が増す ζとも考慮すべきであろう E が明らかに
増して3000dynecm5以上を示したものはA群
1例 (No27)B群 2例 (No625)甲充
十160 BMR
-1956一 千葉医学会雑誌 第 34巻
Ft35 fordioc Output andVotU1tにElasticdy E Al1emid GroupA Anemid llroupB I-lypert持roi~s1lt 17ewJ
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bull1似gt0 bull bull
o 5 10 lS o 5 10 15 o 5 10 15
Vm V-1ttyen1yen 症 6 例 13 回 C~o 121527283035)であっ lζ減っているものが B群 13回中 5回 甲充
た乙れらの例は 甲充症 ~o 15および 症 47回中 11回あったいずれも Eは3000dyne
~o 30の 11957の検査を除けばいずれも jcm5以下でCIが 501minm2以上であった
ST-Tの異常偏向を示しまた B 群 ~o 6甲 B群では Hbが 38以下であったが甲克
充症 ~o 35を除いていずれも CIが尋常範 症では BMR が +207~+1055 でその程度
囲ないしそれ以上にあった HbBMRの程 とは関係がないようである甲允症の ~o 1
度には関係がないようである CIが尋常範囲以下 19の2例は高血圧性調節を示した Eぺおよび ζ
に被っている 2例ではいずれも W が尋常範囲 れを規定する脈波速度 Cは風洞来の硬さ Rigid-
以上K増しており心力学的数値は圧反応を示し ityを示すが乙れには Functional Rigidityを
ている B 群 ~o 6は UFU 72σDAZ33σ も含むと考えるべきであるそれゆえ自律神経の
ASZ 105σ であるが心拍数を考慮すればいず 緊張状態によっても影響されるであろう ζの点K
れもゃいのびている ATZは193σ で短かい ついては教室の木下(17九宮内(23)らが述べたo E
X線キモで心拡大はなかったが Plateau形成 と Hbないし BMRの関係は図 6のように
があった Eノは W の増しているものに高いも 明らかでないけれども AB若手とも Hb 50以
のが多い傾向にある W が尋常範囲以上に増し 下 甲充症で BMR+50以上のものでは
ているもののうち Eも尋常範囲以上K増してい E が尋常範囲以下に減っているものは少ない甲
るものは A群では 10問中 5回 B群では 5回中 克症で BMR +50以上のものでは 29回中 17
4回 甲充症では 13回中 12回あった Eが 回に増しをみる C についても ほY 同様の関係
尋常範囲lとと Yまっているものは それぞれ 10回 があった甲尤症で Eにおよび Cが貧血
中5閏 5回中 1回 13問中 1回でいずれも尋 症にくらべて増しているものの多いことは安感
常範囲の上界K近い Eノが尋常範囲以下に絞って 神経緊張状態の影響を考慮すべきであろうそれゆ
いるもののうち W も尋常範囲以下に減っている え BMRの減りに応じて酸素需要が減つでも
ものは A群 5回の検査のすべてに B群 6回中 4 風洞系の弾性が回復する ζとによって一時的に
回 甲充症2問中 1回あつTこoWが尋常範囲 Vmが増すことも考えられるたとえば表 4の
にと Yまっているものは A群になく B群 6回 NO18の例では 121 57 Iとは BMR +898
中 2回甲充症 2回中 l回ありいずれも尋常 CI 5901minm2であって W 873 dynecm5E
範囲の下界にある しかし Eが尋常範囲を ζえ 2503 dyne cm 5であったが 62 57 ICは BMR
て増しているにもか〉わらず W が尋常範囲以下 が 11被り W は2の波りでほgt前回と愛
第 6号三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および -1957ー
甲状腺機能克進症について
Fid6 VoLume Elasticity 切 れ仰向島 Hype川 yroidism
削Ejω Al1emia GroupA 向的問iyenGroupB ~ferffiyroi伽
4000 bull bull bull
3000 bull r bull 1
I~tI 20
bull1bull10infin bull bull
10e-0- o 100 o 0 す100
H~ HT 掛1R
化なく C が 20Eが 5減って ともに尋 ST-Tの異常偏向を示すものと示きないものにわ
常化した乙のさいL1P は85mmHgから 77mm けて表 111ζ示すoHbないし BMRとの関係
Hg fL減り Pmは76mmHgから 83mmHgfL増 を表 891t Vmとの関係を表 101t示した賛血
したにもか》わらず Vsの滅りは比較的少なく 症でも甲充症でも心の仕事量の増レにたい
して容量反応をもって応じるものが多い仕事量のがBMRは1ζ57182の増しを示す11はCI
いちじるしく減り WE bや h 減っている 増しがおもに Vmの増しによるためであるし
が CIも62 57にくらべてゃく 10の減 かし末梢脈管iL二次的変化がお ζ りまた心
りを示したとの例は心表面積の増しを示しま 筋がこれに応じる充分な力をもたなければ動脈
た 62 57以後は ST-Tの異常偏向を表わすよ 系の抵抗にうちかつ乙とが困難になり圧反応に傾
うになり 143 57 iLは BMRがほ)尋常範 くとともある M 型高血圧症では動脈系の抵抗
囲に近くまで減っているにもか与わらず低送血量 が大きく UFZDAZATZはのび圧反応をも
性緊張充進型の尋常血圧性調節を示し心力学的 って応じる(橘〈的〉大動脈弁閉鎖不全症では逆
数値は圧反応K傾いている 流と大動脈弛期庄の低下によって DAZはい
心の仕事量 CWは Pmの減るものが多いにも ちじるしく短かく多くは負性を示す(39)貧血症
か〉わらず Vmの増しとともにふえるものが多 甲允症でも DAZ は短かいが負性を示すも
い(表 10)仕事量の増しを 心がどのように処理 のは少ない
するかによって心力学的数値がζ となるこれに 心への流れこみが増すと心拍量は増すが心力
e ついては次項で述べる 学的数値では UFZがあまり安らないか わず
iii) 心送血量と心力学的数値の関係 かに短かくなる DAZはより短かくなりした
心にか〉る負荷を容量負荷と圧負荷にわける (4) がって ASZも短かくなる DAZの尋常範囲を
〈ヘ負荷の種類によって心の示す反応もことなる ο こえる短縮が A群 52回中 6回 B群 30回中 14
不正拍弁膜疾患などにおける~化を木下(16)橘 回甲充症 62回中 17回ありそのうち B群
(39)がくわしく述べた臨床では純粋な形で心のー 3回甲充症 2回では DAZが負性であった
次的作用をみることはなく tこだちにこれをおお ASZの尋常範囲をこえる短縮は A群 52回中 15
う二次的以下の作用をみることになるそれゆえ 回 B群 30回中 14回甲充症 62回中 39固に
心力学にはたらく末梢循環因子の愛化を模型的lと みられ そのうち UFZが尋常範囲を ζえて短縮
1回中14群B回5回中15群Aしているものは L述べるととはできな
CIの増しにたいする 心力学的数値の菱化を 回 甲充症 39回中 23回であったo ASZが尋
-
-
-1958ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 11 Cardiac Dynamics and ST-T
a Cardiac Inde玄 501fminfm2く
-55S
cFshm吉一+一
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examined 15 minutes before death
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
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iS8 fet(p~elal Res~ηce~nd ATZ w _
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bull100Q~ 2 みに e
200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
向国
ω
【
〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
言苦
yenももyen
o
是認 ii g
〈
32 E554
6
司汗
5 自 E
ミミ6Q2E 82
a官E
ο 話
官
S 司主
田
3
君
E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
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v 8 Fよ 3長 v山中
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infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
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川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
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五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
第 6号 ニ好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および -1955-甲状腺機能充進症について
~ 4 仏 t伽
w Al1e叩d G-roupA んItrtliiyen~ 6-roup]3 HY(i町tfiyroLdis1ni
竹tp
4α)()
30infin bullbull
之000
1000
100 o 00 Wt
2447dynecm5 Vmは 3781minであった心
力学的数値はほgt尋常であったとの例では
Wおよび Eは入院時からや h 高い傾向に
あり Ecgで ST司 T の異常偏向をみたが 心拡大
ーはなかった W が明らかに増して 2500dynecm5
以上を示したものはA群 2例 (No633)B群
3例 (No192025)甲充症4例 (No18
293035)であったとれらの心送血量は甲-
充症 No 29を除いて いずれも少なく CI
273 1minm2以下であってB群 NO19を除い
ていずれも緊張允進型の調節をとることによ
り血圧を尋常範囲に保っている A群 No6以
外の例はいずれも ST-Tの異常偏向を示し B
群 No25甲充症 No 1835の 3例の心力
学的数値は圧反応(16)(39)を示す心送血量が尋常範
囲にありしかも緊張尤進型調節を示した甲-
克症 NO29は 46才の女性でこのさい BMR
+467CI 4871minm2W 2572dynecm5
E 2263dynecm5で 心力学的数値はほ gt尋
常であったこの例はゃく 20日前まで心房細
動を伴なう うつ血性心不全の状態lζありこの検
査当時なお軽度の心拡大があり循環血量は
ゃい減っていた(表 15)低送血量性でp 緊張充進
型の低血圧性調節を示した B群 No19は心力
学的数値が二次的の容量負荷を示し15分後lと死
亡した CIが尋常範囲を乙えて減っている 10例で
はいずれも W が 2000dynecm5以上であっ
た心冠性 STTを示したものは A群 1例 (No
ldquot
10)B群 4例 (No1131824)甲充症2
例 (No2630)で Hbないし BMR の程度
を除241NoB群 CI Ilとは関係なくまた
けばいずれも同程度の HbBMRをもつものpタ
にくらべてより減っているたちJし W は い
ずれも より増している HbBMRがわずかに
減りまたは増しているものの E はより高い
がHb50以下 BMR +50以上のものではよ
り低い値を示す B群 No18では心冠性 ST-T
のもとでわずかの Hbの減lりにたいして CIが
いちじるしく減り 7041minm2から 4381min
m2になった W は や h 増して 769dyne
口がから 1182dynecm5になった ζの例は動
脈 CO2含量が増しており検査後ゃく 2週間
で死亡した B群 No13の心力学的数値は圧反応
の傾向を示した
容積弾性率 Eは縮期貯血量を決定する因子とし
て直接 心送血量l乙関係するそれゆえ Eが
増せば一次的には Vsが減る Vmと Eノの関
係を表 10図 5I乙示すo Eが減るとともに Vm
が増す傾向にあるしかしいちじるしい町の増
しも Vmを減らすとはかぎらない等しい Vm
Ktこいして Eは甲充症 B群 A群の順
l乙高~乙のさい Vm のいちじるしい増しによっ
て大動脈の過充エイがおこり ζれによって Eノ
が増す ζとも考慮すべきであろう E が明らかに
増して3000dynecm5以上を示したものはA群
1例 (No27)B群 2例 (No625)甲充
十160 BMR
-1956一 千葉医学会雑誌 第 34巻
Ft35 fordioc Output andVotU1tにElasticdy E Al1emid GroupA Anemid llroupB I-lypert持roi~s1lt 17ewJ
4infino
bull
-1 3000
2()O
bull1似gt0 bull bull
o 5 10 lS o 5 10 15 o 5 10 15
Vm V-1ttyen1yen 症 6 例 13 回 C~o 121527283035)であっ lζ減っているものが B群 13回中 5回 甲充
た乙れらの例は 甲充症 ~o 15および 症 47回中 11回あったいずれも Eは3000dyne
~o 30の 11957の検査を除けばいずれも jcm5以下でCIが 501minm2以上であった
ST-Tの異常偏向を示しまた B 群 ~o 6甲 B群では Hbが 38以下であったが甲克
充症 ~o 35を除いていずれも CIが尋常範 症では BMR が +207~+1055 でその程度
囲ないしそれ以上にあった HbBMRの程 とは関係がないようである甲允症の ~o 1
度には関係がないようである CIが尋常範囲以下 19の2例は高血圧性調節を示した Eぺおよび ζ
に被っている 2例ではいずれも W が尋常範囲 れを規定する脈波速度 Cは風洞来の硬さ Rigid-
以上K増しており心力学的数値は圧反応を示し ityを示すが乙れには Functional Rigidityを
ている B 群 ~o 6は UFU 72σDAZ33σ も含むと考えるべきであるそれゆえ自律神経の
ASZ 105σ であるが心拍数を考慮すればいず 緊張状態によっても影響されるであろう ζの点K
れもゃいのびている ATZは193σ で短かい ついては教室の木下(17九宮内(23)らが述べたo E
X線キモで心拡大はなかったが Plateau形成 と Hbないし BMRの関係は図 6のように
があった Eノは W の増しているものに高いも 明らかでないけれども AB若手とも Hb 50以
のが多い傾向にある W が尋常範囲以上に増し 下 甲充症で BMR+50以上のものでは
ているもののうち Eも尋常範囲以上K増してい E が尋常範囲以下に減っているものは少ない甲
るものは A群では 10問中 5回 B群では 5回中 克症で BMR +50以上のものでは 29回中 17
4回 甲充症では 13回中 12回あった Eが 回に増しをみる C についても ほY 同様の関係
尋常範囲lとと Yまっているものは それぞれ 10回 があった甲尤症で Eにおよび Cが貧血
中5閏 5回中 1回 13問中 1回でいずれも尋 症にくらべて増しているものの多いことは安感
常範囲の上界K近い Eノが尋常範囲以下に絞って 神経緊張状態の影響を考慮すべきであろうそれゆ
いるもののうち W も尋常範囲以下に減っている え BMRの減りに応じて酸素需要が減つでも
ものは A群 5回の検査のすべてに B群 6回中 4 風洞系の弾性が回復する ζとによって一時的に
回 甲充症2問中 1回あつTこoWが尋常範囲 Vmが増すことも考えられるたとえば表 4の
にと Yまっているものは A群になく B群 6回 NO18の例では 121 57 Iとは BMR +898
中 2回甲充症 2回中 l回ありいずれも尋常 CI 5901minm2であって W 873 dynecm5E
範囲の下界にある しかし Eが尋常範囲を ζえ 2503 dyne cm 5であったが 62 57 ICは BMR
て増しているにもか〉わらず W が尋常範囲以下 が 11被り W は2の波りでほgt前回と愛
第 6号三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および -1957ー
甲状腺機能克進症について
Fid6 VoLume Elasticity 切 れ仰向島 Hype川 yroidism
削Ejω Al1emia GroupA 向的問iyenGroupB ~ferffiyroi伽
4000 bull bull bull
3000 bull r bull 1
I~tI 20
bull1bull10infin bull bull
10e-0- o 100 o 0 す100
H~ HT 掛1R
化なく C が 20Eが 5減って ともに尋 ST-Tの異常偏向を示すものと示きないものにわ
常化した乙のさいL1P は85mmHgから 77mm けて表 111ζ示すoHbないし BMRとの関係
Hg fL減り Pmは76mmHgから 83mmHgfL増 を表 891t Vmとの関係を表 101t示した賛血
したにもか》わらず Vsの滅りは比較的少なく 症でも甲充症でも心の仕事量の増レにたい
して容量反応をもって応じるものが多い仕事量のがBMRは1ζ57182の増しを示す11はCI
いちじるしく減り WE bや h 減っている 増しがおもに Vmの増しによるためであるし
が CIも62 57にくらべてゃく 10の減 かし末梢脈管iL二次的変化がお ζ りまた心
りを示したとの例は心表面積の増しを示しま 筋がこれに応じる充分な力をもたなければ動脈
た 62 57以後は ST-Tの異常偏向を表わすよ 系の抵抗にうちかつ乙とが困難になり圧反応に傾
うになり 143 57 iLは BMRがほ)尋常範 くとともある M 型高血圧症では動脈系の抵抗
囲に近くまで減っているにもか与わらず低送血量 が大きく UFZDAZATZはのび圧反応をも
性緊張充進型の尋常血圧性調節を示し心力学的 って応じる(橘〈的〉大動脈弁閉鎖不全症では逆
数値は圧反応K傾いている 流と大動脈弛期庄の低下によって DAZはい
心の仕事量 CWは Pmの減るものが多いにも ちじるしく短かく多くは負性を示す(39)貧血症
か〉わらず Vmの増しとともにふえるものが多 甲允症でも DAZ は短かいが負性を示すも
い(表 10)仕事量の増しを 心がどのように処理 のは少ない
するかによって心力学的数値がζ となるこれに 心への流れこみが増すと心拍量は増すが心力
e ついては次項で述べる 学的数値では UFZがあまり安らないか わず
iii) 心送血量と心力学的数値の関係 かに短かくなる DAZはより短かくなりした
心にか〉る負荷を容量負荷と圧負荷にわける (4) がって ASZも短かくなる DAZの尋常範囲を
〈ヘ負荷の種類によって心の示す反応もことなる ο こえる短縮が A群 52回中 6回 B群 30回中 14
不正拍弁膜疾患などにおける~化を木下(16)橘 回甲充症 62回中 17回ありそのうち B群
(39)がくわしく述べた臨床では純粋な形で心のー 3回甲充症 2回では DAZが負性であった
次的作用をみることはなく tこだちにこれをおお ASZの尋常範囲をこえる短縮は A群 52回中 15
う二次的以下の作用をみることになるそれゆえ 回 B群 30回中 14回甲充症 62回中 39固に
心力学にはたらく末梢循環因子の愛化を模型的lと みられ そのうち UFZが尋常範囲を ζえて短縮
1回中14群B回5回中15群Aしているものは L述べるととはできな
CIの増しにたいする 心力学的数値の菱化を 回 甲充症 39回中 23回であったo ASZが尋
-
-
-1958ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 11 Cardiac Dynamics and ST-T
a Cardiac Inde玄 501fminfm2く
-55S
cFshm吉一+一
ZS
γllulhu
包口 一 「おE m
4 14
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examined 15 minutes before death
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
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200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
向国
ω
【
〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
言苦
yenももyen
o
是認 ii g
〈
32 E554
6
司汗
5 自 E
ミミ6Q2E 82
a官E
ο 話
官
S 司主
田
3
君
E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
司gt法
5 司-官 xBH 3
持
料Ea
伺
g 次
『H
荷ct 判
H
E
量
吋
百 R
己
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i当
凶
自
匝 O4〉
ω
晶白
包 EZ 1P
ま H
0 2l1附
g1s
3 唱
吉ω武官
4 5S43さロぎ
F
E 『【ーω EH h
ね
S
C5ー ぴ自ロ
】
v 8 Fよ 3長 v山中
1yen t
infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
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五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
-1956一 千葉医学会雑誌 第 34巻
Ft35 fordioc Output andVotU1tにElasticdy E Al1emid GroupA Anemid llroupB I-lypert持roi~s1lt 17ewJ
4infino
bull
-1 3000
2()O
bull1似gt0 bull bull
o 5 10 lS o 5 10 15 o 5 10 15
Vm V-1ttyen1yen 症 6 例 13 回 C~o 121527283035)であっ lζ減っているものが B群 13回中 5回 甲充
た乙れらの例は 甲充症 ~o 15および 症 47回中 11回あったいずれも Eは3000dyne
~o 30の 11957の検査を除けばいずれも jcm5以下でCIが 501minm2以上であった
ST-Tの異常偏向を示しまた B 群 ~o 6甲 B群では Hbが 38以下であったが甲克
充症 ~o 35を除いていずれも CIが尋常範 症では BMR が +207~+1055 でその程度
囲ないしそれ以上にあった HbBMRの程 とは関係がないようである甲允症の ~o 1
度には関係がないようである CIが尋常範囲以下 19の2例は高血圧性調節を示した Eぺおよび ζ
に被っている 2例ではいずれも W が尋常範囲 れを規定する脈波速度 Cは風洞来の硬さ Rigid-
以上K増しており心力学的数値は圧反応を示し ityを示すが乙れには Functional Rigidityを
ている B 群 ~o 6は UFU 72σDAZ33σ も含むと考えるべきであるそれゆえ自律神経の
ASZ 105σ であるが心拍数を考慮すればいず 緊張状態によっても影響されるであろう ζの点K
れもゃいのびている ATZは193σ で短かい ついては教室の木下(17九宮内(23)らが述べたo E
X線キモで心拡大はなかったが Plateau形成 と Hbないし BMRの関係は図 6のように
があった Eノは W の増しているものに高いも 明らかでないけれども AB若手とも Hb 50以
のが多い傾向にある W が尋常範囲以上に増し 下 甲充症で BMR+50以上のものでは
ているもののうち Eも尋常範囲以上K増してい E が尋常範囲以下に減っているものは少ない甲
るものは A群では 10問中 5回 B群では 5回中 克症で BMR +50以上のものでは 29回中 17
4回 甲充症では 13回中 12回あった Eが 回に増しをみる C についても ほY 同様の関係
尋常範囲lとと Yまっているものは それぞれ 10回 があった甲尤症で Eにおよび Cが貧血
中5閏 5回中 1回 13問中 1回でいずれも尋 症にくらべて増しているものの多いことは安感
常範囲の上界K近い Eノが尋常範囲以下に絞って 神経緊張状態の影響を考慮すべきであろうそれゆ
いるもののうち W も尋常範囲以下に減っている え BMRの減りに応じて酸素需要が減つでも
ものは A群 5回の検査のすべてに B群 6回中 4 風洞系の弾性が回復する ζとによって一時的に
回 甲充症2問中 1回あつTこoWが尋常範囲 Vmが増すことも考えられるたとえば表 4の
にと Yまっているものは A群になく B群 6回 NO18の例では 121 57 Iとは BMR +898
中 2回甲充症 2回中 l回ありいずれも尋常 CI 5901minm2であって W 873 dynecm5E
範囲の下界にある しかし Eが尋常範囲を ζえ 2503 dyne cm 5であったが 62 57 ICは BMR
て増しているにもか〉わらず W が尋常範囲以下 が 11被り W は2の波りでほgt前回と愛
第 6号三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および -1957ー
甲状腺機能克進症について
Fid6 VoLume Elasticity 切 れ仰向島 Hype川 yroidism
削Ejω Al1emia GroupA 向的問iyenGroupB ~ferffiyroi伽
4000 bull bull bull
3000 bull r bull 1
I~tI 20
bull1bull10infin bull bull
10e-0- o 100 o 0 す100
H~ HT 掛1R
化なく C が 20Eが 5減って ともに尋 ST-Tの異常偏向を示すものと示きないものにわ
常化した乙のさいL1P は85mmHgから 77mm けて表 111ζ示すoHbないし BMRとの関係
Hg fL減り Pmは76mmHgから 83mmHgfL増 を表 891t Vmとの関係を表 101t示した賛血
したにもか》わらず Vsの滅りは比較的少なく 症でも甲充症でも心の仕事量の増レにたい
して容量反応をもって応じるものが多い仕事量のがBMRは1ζ57182の増しを示す11はCI
いちじるしく減り WE bや h 減っている 増しがおもに Vmの増しによるためであるし
が CIも62 57にくらべてゃく 10の減 かし末梢脈管iL二次的変化がお ζ りまた心
りを示したとの例は心表面積の増しを示しま 筋がこれに応じる充分な力をもたなければ動脈
た 62 57以後は ST-Tの異常偏向を表わすよ 系の抵抗にうちかつ乙とが困難になり圧反応に傾
うになり 143 57 iLは BMRがほ)尋常範 くとともある M 型高血圧症では動脈系の抵抗
囲に近くまで減っているにもか与わらず低送血量 が大きく UFZDAZATZはのび圧反応をも
性緊張充進型の尋常血圧性調節を示し心力学的 って応じる(橘〈的〉大動脈弁閉鎖不全症では逆
数値は圧反応K傾いている 流と大動脈弛期庄の低下によって DAZはい
心の仕事量 CWは Pmの減るものが多いにも ちじるしく短かく多くは負性を示す(39)貧血症
か〉わらず Vmの増しとともにふえるものが多 甲允症でも DAZ は短かいが負性を示すも
い(表 10)仕事量の増しを 心がどのように処理 のは少ない
するかによって心力学的数値がζ となるこれに 心への流れこみが増すと心拍量は増すが心力
e ついては次項で述べる 学的数値では UFZがあまり安らないか わず
iii) 心送血量と心力学的数値の関係 かに短かくなる DAZはより短かくなりした
心にか〉る負荷を容量負荷と圧負荷にわける (4) がって ASZも短かくなる DAZの尋常範囲を
〈ヘ負荷の種類によって心の示す反応もことなる ο こえる短縮が A群 52回中 6回 B群 30回中 14
不正拍弁膜疾患などにおける~化を木下(16)橘 回甲充症 62回中 17回ありそのうち B群
(39)がくわしく述べた臨床では純粋な形で心のー 3回甲充症 2回では DAZが負性であった
次的作用をみることはなく tこだちにこれをおお ASZの尋常範囲をこえる短縮は A群 52回中 15
う二次的以下の作用をみることになるそれゆえ 回 B群 30回中 14回甲充症 62回中 39固に
心力学にはたらく末梢循環因子の愛化を模型的lと みられ そのうち UFZが尋常範囲を ζえて短縮
1回中14群B回5回中15群Aしているものは L述べるととはできな
CIの増しにたいする 心力学的数値の菱化を 回 甲充症 39回中 23回であったo ASZが尋
-
-
-1958ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 11 Cardiac Dynamics and ST-T
a Cardiac Inde玄 501fminfm2く
-55S
cFshm吉一+一
ZS
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包口 一 「おE m
4 14
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2 1
2 21 2
2 ヮldquoつω
examined 15 minutes before death
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
4000 bull bull bull
3仰 bull
2側
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20 3infin infinlsquo5
ATZ q
iS8 fet(p~elal Res~ηce~nd ATZ w _
ス00 200 300
守掛M- Anemi3命制fA Anemigrave~ ~ Gt-Q~rB
4ω
e
守二宮盛J bullbull
bull
bullbull
ー
bull100Q~ 2 みに e
200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
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EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
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〉
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ミ史pEra 二
唱
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δ
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〈
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6
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5 自 E
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田
3
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E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
司gt法
5 司-官 xBH 3
持
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『H
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凶
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吉ω武官
4 5S43さロぎ
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v 8 Fよ 3長 v山中
1yen t
infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
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5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
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Sum
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6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
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暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
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32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
第 6号三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および -1957ー
甲状腺機能克進症について
Fid6 VoLume Elasticity 切 れ仰向島 Hype川 yroidism
削Ejω Al1emia GroupA 向的問iyenGroupB ~ferffiyroi伽
4000 bull bull bull
3000 bull r bull 1
I~tI 20
bull1bull10infin bull bull
10e-0- o 100 o 0 す100
H~ HT 掛1R
化なく C が 20Eが 5減って ともに尋 ST-Tの異常偏向を示すものと示きないものにわ
常化した乙のさいL1P は85mmHgから 77mm けて表 111ζ示すoHbないし BMRとの関係
Hg fL減り Pmは76mmHgから 83mmHgfL増 を表 891t Vmとの関係を表 101t示した賛血
したにもか》わらず Vsの滅りは比較的少なく 症でも甲充症でも心の仕事量の増レにたい
して容量反応をもって応じるものが多い仕事量のがBMRは1ζ57182の増しを示す11はCI
いちじるしく減り WE bや h 減っている 増しがおもに Vmの増しによるためであるし
が CIも62 57にくらべてゃく 10の減 かし末梢脈管iL二次的変化がお ζ りまた心
りを示したとの例は心表面積の増しを示しま 筋がこれに応じる充分な力をもたなければ動脈
た 62 57以後は ST-Tの異常偏向を表わすよ 系の抵抗にうちかつ乙とが困難になり圧反応に傾
うになり 143 57 iLは BMRがほ)尋常範 くとともある M 型高血圧症では動脈系の抵抗
囲に近くまで減っているにもか与わらず低送血量 が大きく UFZDAZATZはのび圧反応をも
性緊張充進型の尋常血圧性調節を示し心力学的 って応じる(橘〈的〉大動脈弁閉鎖不全症では逆
数値は圧反応K傾いている 流と大動脈弛期庄の低下によって DAZはい
心の仕事量 CWは Pmの減るものが多いにも ちじるしく短かく多くは負性を示す(39)貧血症
か〉わらず Vmの増しとともにふえるものが多 甲允症でも DAZ は短かいが負性を示すも
い(表 10)仕事量の増しを 心がどのように処理 のは少ない
するかによって心力学的数値がζ となるこれに 心への流れこみが増すと心拍量は増すが心力
e ついては次項で述べる 学的数値では UFZがあまり安らないか わず
iii) 心送血量と心力学的数値の関係 かに短かくなる DAZはより短かくなりした
心にか〉る負荷を容量負荷と圧負荷にわける (4) がって ASZも短かくなる DAZの尋常範囲を
〈ヘ負荷の種類によって心の示す反応もことなる ο こえる短縮が A群 52回中 6回 B群 30回中 14
不正拍弁膜疾患などにおける~化を木下(16)橘 回甲充症 62回中 17回ありそのうち B群
(39)がくわしく述べた臨床では純粋な形で心のー 3回甲充症 2回では DAZが負性であった
次的作用をみることはなく tこだちにこれをおお ASZの尋常範囲をこえる短縮は A群 52回中 15
う二次的以下の作用をみることになるそれゆえ 回 B群 30回中 14回甲充症 62回中 39固に
心力学にはたらく末梢循環因子の愛化を模型的lと みられ そのうち UFZが尋常範囲を ζえて短縮
1回中14群B回5回中15群Aしているものは L述べるととはできな
CIの増しにたいする 心力学的数値の菱化を 回 甲充症 39回中 23回であったo ASZが尋
-
-
-1958ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 11 Cardiac Dynamics and ST-T
a Cardiac Inde玄 501fminfm2く
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examined 15 minutes before death
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
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200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
向国
ω
【
〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
言苦
yenももyen
o
是認 ii g
〈
32 E554
6
司汗
5 自 E
ミミ6Q2E 82
a官E
ο 話
官
S 司主
田
3
君
E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
司gt法
5 司-官 xBH 3
持
料Ea
伺
g 次
『H
荷ct 判
H
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量
吋
百 R
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i当
凶
自
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ω
晶白
包 EZ 1P
ま H
0 2l1附
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3 唱
吉ω武官
4 5S43さロぎ
F
E 『【ーω EH h
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C5ー ぴ自ロ
】
v 8 Fよ 3長 v山中
1yen t
infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
-
-
-1958ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 11 Cardiac Dynamics and ST-T
a Cardiac Inde玄 501fminfm2く
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examined 15 minutes before death
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
4000 bull bull bull
3仰 bull
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ATZ q
iS8 fet(p~elal Res~ηce~nd ATZ w _
ス00 200 300
守掛M- Anemi3命制fA Anemigrave~ ~ Gt-Q~rB
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守二宮盛J bullbull
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ー
bull100Q~ 2 みに e
200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
向国
ω
【
〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
言苦
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o
是認 ii g
〈
32 E554
6
司汗
5 自 E
ミミ6Q2E 82
a官E
ο 話
官
S 司主
田
3
君
E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
司gt法
5 司-官 xBH 3
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4 5S43さロぎ
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infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
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暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
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川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
第 6号 三好事長鵡駐車塁待望号態とくに賛血症および --1959--
常範囲をとえて短縮し かつ UFZが尋常範囲を するもの (A群 No89212235甲充
乙えでのびているものは B群 No9だけで 症 No112152428)は多いけれども UFZ
UFZ 78σDAZ -6σASZ 72σATZ 238σ がのび DAZが愛らないか またはむしろ短
ATZASZ330HR 1222であった乙のさい 縮するもの (A群 No182036B群 No14
Vmは11061minで いちじるしく増し BP 甲充症 No68)UFZDAZがともにのび
10248m rriH 1587dynel ノE5W 541 dynecmg るもの (A群 No172237B群 No922
cm5であった乙の例ではUFZが Vmの増し 甲允症 No 2135) もあるまた UFZ
とともに短縮し DAZASZも短かく容量反応 DAZがともに短縮したものもあった(甲充症
の度が増したと考えられる DAZは甲充症 No 27)乙の愛化は 検査の時期また心筋の
では CIの増しとともに短かくなる貧血症では 状態に関係があるとも考えられるが ST-Tの異常
この関係があまり明らかでlsquoなし B群甲完症 偏向の有無との関係は明らかでなかった心の一次
では ST-Tの異常偏向を示すものに延長してい 反応においては UFZは左室充エイ庄の愛化を示
るものが多い Pdとはあまり明らかな関係がな す(木下(16)入充エイ圧が減れば UFZはのびる
いようであるが 3群とも Pdの低いものに 観察例では UFZが尋常範囲を ζえて短かいもの
DAZの短かいものが多い DAZが 20σ 以下のも でもかならずしも心送血量は増していない経
のでは Pd 60mmHg以下が A群 10回中 5回 過を追って観察した例でも UFZがその前回の
B群 13回中 7回 甲充症 17回中 10回あり 検査より のびているものでも CIが減っている
80mmHg以上のものは甲充症 No 1927 とはかぎらないむしろ 3群とも UFZがのび
だけにすぎなし容量反応においては ATZは長 かっ CIが増しているもの また UFZが短縮
くなる (A群 No2022)かまたはあまり愛 しかっ CIが減っているものが多かったしか
ちないしかし心拍数を考慮すれば短かくなる し心送血量は充エイ圧だけでなく動脈系の抵
心拍量の増しがあまり大きくなければ計測値そ 抗にも左右される UFZがのびかっ W が増し
のものが短かくなる乙とすらある (A群 No16 たものでは A群 9回中 8回 B群 3回および
B群 No2381519甲充症 No56 甲充症 16回のすべてに CIの減りをみたま
812151819212427) 乙れは駆血速度 T UFZが短縮しかっ W も絞ったものではこ
が大きくなるためである QJI心音時間は ASZ A群 3回および B群 3回のすべてに甲元
と ATZの割合と その増し減りの程度比よ 症 8回中 7固に CIの増しをみた UFZおよび
ってきまる尋常範囲をこえて短かいものを A群 W が増しかつ CIが増した A群 No22では
52回中 11回 B群 30回中 17回甲充症 62回 UFZが63σ から 68σIrWが 1128dynejcm5か
中42回にみた UFZDAZASZの短縮は賛 ら1194dynejcm5 Ir増し CIが 4711minm2か血症より甲充症に強く CIの増すほど多い傾 ら482lminm2 1と増した乙の例では Eが
向にある ST-Tの異常偏向を示すものの方が示 1687 dynejcm5から 1590dynejcm5 Ir減っている
さないものより や〉多い しかし A群では UFZおよび Wが減りかっ CIが減った甲-
ST-Tの異常偏向を示さないものにも尋常範囲を 允症 No25では Eが増している UFZと
こえる短縮をみた ATZの尋常範囲をこえる短縮 Eの聞にもほこれに似た関係がある UFZ
を示す例もほ同様の傾向にある ATZjASZ と ATZは 明らかな関係を示さないようであつ
こTほは心への流れこみが増すとき大きくなり
縮期性負荷の増しによる心の圧反応においての増しに比例する尋常範囲以上の増しVm
を A群 52回中 20回 B群 30回中 10回甲 は DAZASZはのぴ UFZは あまり安らな
元症62回中 32回にみた Hbないし BMRが いかや〉のびる ATZは九ほとんどいつも
改善され Vmが減って尋常化すると UFZ のびる心拍量はへるさらに負荷が増すと
DAZASZはのぴ ATZは短縮して尋常化す ATZは短かくなる ATZと Eの関係を図 71r
るしかしこのさい UFZと DAZの尋常化の 示す ATZが心筋の状態によって影響されるにし
しかたを模型的に述べる ζとはできなかった DAZ てもなお Eがいちじるしく増せば ATZは
がのび UFZが愛らないか むしろさらに短縮 短かくなる W (図的 Pdとの関係は明らかで
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
4000 bull bull bull
3仰 bull
2側
1似10 bull
20 3infin infinlsquo5
ATZ q
iS8 fet(p~elal Res~ηce~nd ATZ w _
ス00 200 300
守掛M- Anemi3命制fA Anemigrave~ ~ Gt-Q~rB
4ω
e
守二宮盛J bullbull
bull
bullbull
ー
bull100Q~ 2 みに e
200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
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〈
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EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
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〉
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ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
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〈
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6
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5 自 E
ミミ6Q2E 82
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田
3
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E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
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5 司-官 xBH 3
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4 5S43さロぎ
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v 8 Fよ 3長 v山中
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infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
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が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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3410001956 2) BlochK Die Herzinsu伍 zienzin der
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12)稲垣義明 日内会誌 451161 (昭 32)
13)石谷治彦 千葉医会誌 32734 (昭 32)
14)神保鎮千葉医会誌 33325 (昭 32)
15)川辺兼美 千葉医会誌 34787 (昭 33)
16)木下安弘 千葉医会誌 3492 (昭 33)
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総会(昭334)日循誌 22284 (昭 33)
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24)森澄央千葉医会誌 32886 (昭 32)
25)中村精男 日内会誌 451257 (昭 32)
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30)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富
井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
36) Saphir0 Arch Path3210001941
A Text on Systemic PathologyVol1
Grune amp StrattonN Y amp London1958
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38) SchultenH Lehrbuch der Klinischen
Hamatolog匂 Georg Thieme Ver1ag
Sttutgart5 Aufl 1953
39)橘 正敏 千葉医会誌 34130(日高 33)
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41)梅沢英正 千葉医会誌 34579 (昭 33)
42) WezlerK Verh dtsch Ges Kreisl
forsch15181949
43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
bull bull
-1960- 千葉医学会雑誌 第 34巻
VoumeE~st凶y dnd ATZマNーE
ro AnemLa bull H炉r~oldis1礼A utoUfB叩6-ia州側 今7IfCJtyen
4000 bull bull bull
3仰 bull
2側
1似10 bull
20 3infin infinlsquo5
ATZ q
iS8 fet(p~elal Res~ηce~nd ATZ w _
ス00 200 300
守掛M- Anemi3命制fA Anemigrave~ ~ Gt-Q~rB
4ω
e
守二宮盛J bullbull
bull
bullbull
ー
bull100Q~ 2 みに e
200 3ω 調 泊 300
( ATZ 200
なかったそれゆえ等しい充エイと等しい動脈
系の抵抗のもとで ATZの短縮は心筋の障害を
示すと考えられる DAZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52囲中 9回 B群 30回中 1回甲充
症 62回中 5回あり ASZの尋常範囲をこえるのび
は A群 52回中 6回 B群 30回中 2回甲充
症 62回中 5間あった DAZまたは ASZが尋
常範囲を乙えでのびているもののうち UFZも尋
常範囲をこえてのびているものは A群 12回中 1
回 B群 2回中 1回あり甲充症7回中にはな
かった ATZASZは尋常範囲をこえて小さく
なる (A群 52回中 11回 B群 30問中 6回甲
充症 62回中 11回〉乙れらの愛化を示したもの
は STTの異常偏向を伴なうものに多 L A若手
No30では DAZASZATZがともに尋常範
囲をこえてのびしかも心送血量が増している
CIは6431minm2で WEは尋常範囲にあ
るが高血圧性調節を示した ATZASZは281
であった B群 および 甲克症で ATZr
ASZが尋常範囲をこえて小さいものでも UFZ
DAZASZはほgt尋常範囲にあるものが多
い CIが尋常範囲以下比減っているものは A群
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
向国
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〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
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是認 ii g
〈
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5 自 E
ミミ6Q2E 82
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ο 話
官
S 司主
田
3
君
E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
司gt法
5 司-官 xBH 3
持
料Ea
伺
g 次
『H
荷ct 判
H
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晶白
包 EZ 1P
ま H
0 2l1附
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3 唱
吉ω武官
4 5S43さロぎ
F
E 『【ーω EH h
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C5ー ぴ自ロ
】
v 8 Fよ 3長 v山中
1yen t
infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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13)石谷治彦 千葉医会誌 32734 (昭 32)
14)神保鎮千葉医会誌 33325 (昭 32)
15)川辺兼美 千葉医会誌 34787 (昭 33)
16)木下安弘 千葉医会誌 3492 (昭 33)
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24)森澄央千葉医会誌 32886 (昭 32)
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井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
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32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
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43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1961ー
の No2で ASZがや〉のびる傾向以外には
ほgt尋常であり B群では No 6で UFZ
DAZASZが心拍数を考慮すれば や〉長く
ATZは短かい甲克症では 2例とも圧反応
を示している二次的反応として心室内残留血量
が増せば DAZASZは ふた〉び短かくな
る B群 No19は 269 57 f乙は高送血量性
で緊張低下型の尋常血圧性調節を示し心力学的数
値では容量反応lζ傾いていたが ATZASZは250
であった 221057収印)f乙は Hbが 22か
ら12に減り BPは 6248mmHgで W 3256
dynecm5E 2229 dynecm5 ft増し Vmは135
lmin f乙減ったすなわち低送血量性緊張充進
型の低血圧性調節を示した静脈圧は 145mmH20
たように心送血量とそれにたいする各因子の
ありかたは心の予備力と負荷の程度によって
いちじるしくことなる態度を示すことがある
Hbの絞りが治療によって改善されるさいに
は CICWは減って尋常化し W は増して尋常
化するものが多い E勺 C も減って尋常化するが
その経過中の~化は一様でなく多くの場合 Vm
が被れば E勺 Cはむしろ増すさらに Hb
が尋常化してその疾患がまったく治ゆすれば
Eは減って尋常化する心送血量についても疾
患が増悪するさいの~化と回復の過程とはととな
るすでに述べたように心冠循環および動脈
系の抵抗のありかたによっては Hbが改善される
経過中に心送血量は一時むしろ増すことも
に上昇した心力学的数値は DAZASZのいち『ある乙のような例を A群 No9141718
じ[るしい短縮を示し DAZは負性で UFZはの
びている ATZも短かいが心拍数を考慮すれ
ばや〉のびているこれは心室内残留血量の増
しによって二次的K容量負荷がおこったことを示
すのであろうしかしなお ATZがや〉のび
ていることは心筋の予備力を動員して残留血量
の増しをふせとうとする努力の現れであろう乙の
例は検査後 15分で死亡した
QT時間は Bazettの QT比が 0911のもの
を尋常範囲とすれば尋常範囲をこえて短縮したも
のはなかった延長を A群 52回中 17回 B群
30回中 7回甲充症 62回中 19固にみた ST
T の異常偏向の有無 VmHbないし BMRと
の関係は明らかでなかった QII心音時間の短縮
と QT時間の延長とを伴なう HeggJi口兆候は
貧血症 90回の検査中 A群 l乙1回甲充症 66
回の検査中 5例 6回fCこの定義にあうものがあつ
た Hegglin兆候の吟味については教室から
いくつかの報告が出ている (30)(31) (32)(33)乙〉では
主題にかんする疾患の観察範囲内における検査成績
を示す(表 12)具蛋白血症を 5例にみたた Yし
これらの例には臨床的fL明らかな心不全兆候を
示したものがなかった
iv) 治療による各循環因子の愛化
治療による各循環因子の愛化をこ〉比一括し
て述べるわたくしの観察例のほとんどは多少と
も治療を受けてから来院しているため治療前の値
と比較して述べることができないそのため経過
中の検査をすべて一様にあっかつて述べたが
すでにそれぞれの数値の愛化を述べるさいにふれ
1934B群 No231423fζみた乙のさい
にも心送血量の増しがおもfCHRの増しによ
るもの (A群 No1934) もあり Vs の増しに
よるものもあるまた W の減りを伴なうもの (A
群 No14B群 No223)Eの減りを伴なう
もの (A群 No918)WEがともに減るも
の (A群 No17 B群 No314) もある心
送血量の増しが心の負荷を増すこと (A群 No
91418B群 No23) もまた Hbの改善
による酸素供f拾の増しが心の仕事量の増しをこえ
て負荷を減らすこともある (A群 No19B群
No 14)さらに負荷が増すさいに容量負荷の
形で応じることもまた心の状態によってはか
えって圧負荷の形でlsquo応じることもsあるかような
ととは治療にもか〉わらず Hbの減る場合fL
しばしばみられるけれども逆fC Hbが増すき
いにも心の予備力の状態Kよっては心の負荷が
増し Vmが尋常範囲をこえて減ることがある
(A群 No35)0 Hbの増しにより心送血量が減
って尋常化すると心力学的数値は多くの場合
容量反応の度が減って尋常化するしかしかえっ
て 心の負荷を増す例もある (A群 No 2021
36)0 A群 No20は Hbが 76から 81fC増
したさいに Vmは減って尋常化しているが心力
学的数値はかえって容量反応の度を増している
ようにみえる ζれはむしろ容量反応を示して
いた心が ST-Tの異常偏向の出現とともに予備
力の波りによって圧反応に傾き治療によって
ふた〉び もとの姿の容量反応にかえったとみる
べきであろう乙れらの愛化が交互に現れている
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
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EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
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ミ史pEra 二
唱
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δ
官
百三
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5 自 E
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官
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田
3
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E よ自宮 δ
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2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
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5 司-官 xBH 3
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吉ω武官
4 5S43さロぎ
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v 8 Fよ 3長 v山中
1yen t
infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
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5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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14)神保鎮千葉医会誌 33325 (昭 32)
15)川辺兼美 千葉医会誌 34787 (昭 33)
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井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
lH山
ー
WON--Table 12 Hegglins Syndt ome observed in Anemia and Hyperthyroidism
a) Cardiovascular Dynamics
No of
Case
Name
Age amp Sex Diagnosis Date
QII QT QT- QQTEb C
ratio σ σ (Bmtt)(ZJZ)
UFZ
σ
DAZ
σ
ASZ
σ σilmmi2n
E
dcymne5dycmne5
BP HR ロ 1m Hg
21 N Y 24f Essential RH11ya pochト
omic Ane 127 57 327 349 1 15 +003 72 39 111 216 311 1781 2044 10676 1045
5 H S 29m Hyperthyroidism 117 57 292 375 1 26 +010 40 23 63 229 691 827 2205 14055 923
8 O A 19 f 11 175 57 317 389 1 16 +008 57 22 79 238 499 1103 2333 13462 863
117 333 373 1 15 十 005 79 12 91 242 371 1241 2478 10955 909
19 O S 30 f H 208 57 331 371 1 14 十 005 60 3 63 268 800 948 2164 16072 902
24 T M 34f H 187 57 309 403 1 26 +012 66 -3 63 246 759 869 2379 14456 940
30 o T 48f 11 276 57 I 307 415 1 17 +012 33 24 57 250 39 1 1542 2946 12858 761 雨
-lyen
料
特
b) Clinical Observation ~ト
No of
Case
BMR
Hb (Sahli) times 104mm
H 20
Electrolyte Plasmaprotein Liver Function Blood
Sediment-ation Rate mm1h
Na K mEq1 mEql
TPP mgdl
Al
α2 9P 4 7 φ M G Gros-R Co-R Cd-R
cc
21 + 1 2 70 342 90 135 44 8 781 524 32 44 107 202 91 x4 1 5 Rl~7 R2 4 17
5 + 81 7 100 762 523 43 56 102 188 88 x4 21 Rl~4 R2 8
8 + 549 92 412 80 137 44 1 791 552 56 69 74 172 83 x6 1 6 Rl~4 R4 6 26
+ 156 90 408 75 138 450 739 560 63 96 121 94 66 x6 1 7 R1~j R2~6 18
19 + 569 82 384 80 136 44 2 785 446 51 56 123 221 103 x6 1 8 Rl~5 R4~12 4
24 +1055 73 406 110 135 445 84 8 578 25 70 100 172 63 X5 1 3 Rl~8 R4 6 22
30 + 422 90 402 85 135 438 74 2 508 46 77 124 156 89 x4 1 9 Rl~4 R2 4 11
今世腎f
3伴
MG Meulengrachts Jaundice lndex 誠忠誠
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
向国
ω
【
〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
言苦
yenももyen
o
是認 ii g
〈
32 E554
6
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5 自 E
ミミ6Q2E 82
a官E
ο 話
官
S 司主
田
3
君
E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
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官
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5 司-官 xBH 3
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号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
第 6号 三好高送血量性負荷時の循環動態とく rc貧血症および -1963-甲状腺機能充進症について
例もある (A群 No21)
甲元症においても同様の斐化がみられる
町の増しの程度は貧血症よりも さらにいちじ
るしいそれゆえ Eの増減による他の因子の愛
イじも 乙れに加わる BMRが改善される経過中
R心送血量が 一時増すことは No 18
15181930 ~とみられこのうち No 818は
おもに HRの増しにより No 30は Vsの増し
Kより No 11519は両者の増しKよって心
送血量が増している No115は W の減りが
No 81819は Eノの減りがいちじるしく No
30は WEがともは減っているこのさい No
1151930では容量負荷が増しており No 8
ではむしろ負荷が減っている No182735
では BMRが減って尋常化したが WEは尋
常範囲以上に増し CIは減って圧負荷にたいす
る反応がみられる 3群とも ST-Tの異常偏向を
示すものでは これらの菱化が さらに強めら
れまじ複雑化することについてはすでに述べ
た説明例のいくつかは別l乙発表した(34)
2 静脈圧循環血量および循環時間につい
て
静脈圧循環血量はそれぞれ静脈血の帰流lζ
大きな影響をあたえる循環時間は 心拍量血
量脈管床の広さと直接関係がある教室の山
口(43)はすでに貧血症 甲充症における
T 1824時間と N20時間の差および Decholin
時間と Ether時間の差をもとめ尋常記囲をそ
れぞれ 4~8sec5~8secとした
i) 静脈圧
静脈圧 VPと CIの関係を ST-Tの異常偏向
を示すものと 示さないものにわけで表 16~[示
す 3群ともや〉高く 80~120mmH20 のもの
が多いがおおまかながら VPの高いものでは CI
が増している B群では A群 甲充症にく
らべてや〉低い A群では ST-Tの異常偏向
を示すものが示さないものにくらべてや h 低
い傾向Kあるた Yし この関係は B群 甲
充症では明らかでなかった CIが尋情範囲以下
R減っているもののうち B群 No19は 145mm
H20を示した 乙の例は 心力学的数値の項で述
べたように心室内残留血量の増しが考えられる例
である
静脈血の帰流の増しに応じて調節的~[拍出量
が増さなければ静脈圧は上昇する経過を追って
検査したもののうち A群 No13B群 No14
19 甲充症 No2435では VPが 30mm
H20以上増しているにもかわらず CIが減っ
た乙れらの例にはいずれも ST-Tの異常偏向
をみた A群 No13では VPの増しとともに
WEが尋常範囲以上K増し CIは 3901min
m2から 2831minm2 K減った B群 No14で
oが増したEWPmとlが増し同時VPれらの菱化について述べたがわたくしはきらもζ
rζれを補足し心脈管力学的数値との関係にc
ついて調べた
静脈圧については A群 51回 B群 35回甲
充症 66聞の検査を行った(表 234)尋常範
囲は 80mmH20以下とした
循環血量については A群 30回 B群 22回
甲充症 34回の検査を行った(表 131415)
尋常範囲は山口にしたがってつぎのようにさだ
めた全血量lsquo TBV は男性 27~ふo lm2女性
23~261m九血竣量 PV は男性15~161m九
女性 14~151m九血球量 RCV は男性12--14
lm2女性 09~111m2o
循環時間は 5種の方法によって A群 36回
B群 25回甲充症 36回の検査を行ったが例
によっては用いなかった方法もある(表 1314
15)ο 尋常範囲は Ether時間 5- 8 secDecholin
時間 10-16secLobe1ine 時間 8~16 secT 1824
持間 9~15 secN20 時間 4~7secとしたなお
心力学的数値では容量反応を示していたものが
DAZASZののびによって尋常となった乙の
さい TBVはや〉減った B群 NO19は心
力学的数値で残留血量の増しを思わせ検査後 15
分に死亡した甲充症 No 24では WE
の いちじるしい増しはなかったが X線キモで
心表面積の増しがある心力学的数値はDAZ
ASZが尋常範囲ながら増している No35では
WEがふえ心力学的数値では圧反応の度が
増している
中心静脈庄は流入負荷を決定する重要な因子の
一つであり Jむにたいして拍出量を尋常に保つよ
うにはたらきうるじかし正中静脈圧はそれと
密接な関係があるにしても (13) 乙れから こYちr~と流入負荷を推定することはできない中心静脈
圧は血量と静脈系の容量によって左右される
さらに静脈の収縮にも影響される乙の収縮は
低 O2血症によりまたアドレナリシ様物質によ
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
向国
ω
【
〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
言苦
yenももyen
o
是認 ii g
〈
32 E554
6
司汗
5 自 E
ミミ6Q2E 82
a官E
ο 話
官
S 司主
田
3
君
E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
司gt法
5 司-官 xBH 3
持
料Ea
伺
g 次
『H
荷ct 判
H
E
量
吋
百 R
己
gω同
i当
凶
自
匝 O4〉
ω
晶白
包 EZ 1P
ま H
0 2l1附
g1s
3 唱
吉ω武官
4 5S43さロぎ
F
E 『【ーω EH h
ね
S
C5ー ぴ自ロ
】
v 8 Fよ 3長 v山中
1yen t
infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
-1964- 千葉医学会雑誌 第 ~4巻
Table 13 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group A)
EES CirCEllatmg Blood Circulation Time secま Volume 1m2υωmc唱もEロ
b41
infin43 ロω吋』Ueq日ldquo3
匂s ぴω吋小 4F
ωa同dE4 gー暗 不q s喜畠3
2 3音ロ号量Z Zω司 吋ωEE 白+心t司sbO 仏〉国〉P4 〉仏 Q〉出ZG
tJド『〉 E-4
58 104 152 133 29 94268 1 41 1 276 A T 14912455吋hellip 59 138 98 79
54 I72 I 433
8 T S 32m1143 57 43 I 782 i 160 71 164 138 93
66 11 1 98 45233 1 86 0479 T K 51mj1412 ~6i 32 j 298 yen ~~ 101 571 67 [ 302 I 38 398 267 1 31 84 41 168 21 0 125 84 79
301 [74 219[ 45 70 47 106 103 149 102 36
11 M M 36 f 12附 57[61 1 262 1 85 339 222 1 17 72 130 11 0 82 172 42 38
13 K T 46f 62 57 70 390 60 120 181 55 61
272 101 142 48 41
17 S T 58m 81057 22 856 140 231 206 025
76 283 90
114 50 184 97 11 4 64 70
1112 154 77 229 149 155 78 75
18 K Y 15 f 283 58 37 1038 110 360 292 068
86 407 90 231 1 42 089
38 102 47 78 40
144 24 88 40 60 3660 11 65 102 44 8 304 1 44
19 1 A T 18 f 262 58 70 452 50
193 94 470 85
20 i Y H 21 f 49 56 33 737
810 76 679
21 N Y 24 f 116 57 55 54 7 80
127 70 311 90
88 86 463 124 I __ _ __ _1
22 I U T 25 f 175 57 29 583 140
285 54 711 100
66 71 482 95
126 92 354 95
477 9523 引引N E 25 f j202 555875
24 S T 26 f [1812 57[ 56 671 130
27 H S 33 f 1206 571 75 515 55
28 H K 35 f I77 561 54 1 510 80
80叩I537日 29 K T 38 f 12012 571 42 I 44 1 75
30 H 1 40 f 1179 571 56 I 64 3 110
31 K K 42 f 193 58 50 312 75
33 S T 45f 1611 55 70 261 110
34 H K 52 f 195 562 88
35 T M 53 f 259 57l 68 275 75
36 H T 54fI81056130 611 85
37 T M 57m11510 56[ 22 624 145
327
310
304
305
482
1 77
211
204
210
1 99
24 3
285
321
410
1 65
278
305
34 6
227
294
274
462
206
286
239
1 74
338
105
1 12
1 68
1 54
1 36
1 37
1 58
258
312
1 24
194
214
230
1 59
202
211
365
1 21
1 24
065
1 31
1 44
072
099
036
056
063
1 06
1 27
063
098
04 1
084
091
1 16
068
092
063
097
47
74
54
49
45
72
66
47
47
52
52
138
38
50
50
63
80
53
126
84
67
90
58 84
40 11 0
84
92
50 80
96 122
61 130
57 95
58 122
56 11 8
44 127
108 240
4] 120
101
132
56 134
55 140
68 120
273
11 0
72 160
94
21 0
63 102 44 37
68 138 98 36
72 30
66 43
52 108 58 35
54 142 46 50
62 98 37 64
40 103 46 48
50 11 8 60 75
63 11 4 58 66
72 11 5 71 75
11 0 150 42 102
73 81 40 82
64 51
96 82
75 11 6 60 71
57 105 50 60
48 108 40 57
11 7 147
91
79 11 4 42 76
70 27
154 120
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
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〈
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EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
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ミ史pEra 二
唱
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5 自 E
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3
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E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
司gt法
5 司-官 xBH 3
持
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伺
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『H
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0 2l1附
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吉ω武官
4 5S43さロぎ
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v 8 Fよ 3長 v山中
1yen t
infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能克進症について
-1965ー
Table 14 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Anemia (Group B)
41
Circulating Blood Circulation Time sec 選ミVo1ume 1m2
-4Uee 臣
Qωωcil
民 国EE 筒ぴbω吋コ3
E 事 唱句4
4
iFaN 23=
α司
コ〉 〉 LJa4ω ωcg0 ω
q bO 4zωコ 11
守 仏~甘 c υド司 同 E-
国 じ白〉 じ出z 〉z 司 F4Z 口
64 38 107 83 74 36 43
2810
457 30 430 299 1312 U E 20m 198 57 46
44 33 96 44 74 41 52
202 58 59
585 107 216 155 06146
39 45 116 45 103 58 77
3 S G 28m 121 57 33
686 90 614 394 220
47 147 100
281
539 130
66 108 42
4 S M 42m 223 58 28
406 12024
53 69 112 98 105 36 59463 105 320 281 039 80 128 156 80 164 36 76
7 A H 18 f 202 58 37
439 90 306 193 1135 Y M 49m 221 58 38
65 95 101 30810 130
32 53 90 36 77 24 58722 115 262 228 034
9 H M 32f 281 57 21
8 K S 29 f 112 58 38
44 87 54 43
13 M A 31 f 43 58 55
871 115 237 204 033
48 48 115 54 78 30 67
14 OW40f 119 57 16
462 90 269 190 079
86 89 115 69 135 46 29
199
579 110 311 285 026
67 63 90 46 103 40 23
1110
687 70 274 243 03121
71 27 120 57 77 50 49
1712
356 112 251 232 01932
47 60 86 60 100 40 39
15 U T 43f 85 56 13
414 50 150 119 03139
1025 60 329 326 023
18 K G 67m 151256 23 50 69 88 123 54
161 57 16
704 85 262 237 025
94 34 91 92 58
19 S T 23 f 269 57 22
438 110 348 315 033
54 45 98 42 96 51 44
21 T A 20 f 287 55 25
688 87 210 193 017
46 86 35 40
22 A T 26 f 241 58 27
901 100 334 303 031
88 88 122 72 122 34 34
262
800 108 494 400 094
58 85 98 60 125 40 40
23 S S 37 f 281057 45
569 110 446 321 12544
49 61 78 48 107 46 29
2011
752 120 310 245 065
82 52 210 85 126 74 128
24 K T 45 f 16 57 82
916 105 231 134 09758
108 185 137 77
25 S T 46 f 132 58 56
418 40
48 91 129 77 129 38 81252 60 262 176 086
っておこると考えられる Hbと VPの関係は
Hb 50以下のものでは VPが や〉高いが
明らかな関係はなかった BMRと VPについて
もほ)同様であった
ii) 循環血量
循環血量と Hbおよび BMRの関係を表 17
1(そして CIとの関係を表 18 1(示す
貧血症では RCVの滅りとともに PVは増す
TBV の~化は RCVおよび PVの増減の度に
よる山口 (43)もみているように Hbと TBVは
直接の関係はないようである PVは RCVの減
りにたいして代償的に増して血量を尋常に保と
うとするとのとき過度の代償により PVが
いちじるしく増せば TBV も増す Hbのいちじ
るしい減りをみるさいには PVが増しているにも
か〉わらず TBVが減っているものもある (A群
No 1722B群 No1819)0 TBVのいちじ
るしい増しは むしろ 中等度の貧血に多い Hb
不足また代謝の充進による組織の低 O2症は
心送血量の相対的な減りのため さらに 代償的
を増すことも考えられる甲元症でPV1(
は RCVPVがともに増しているものが多い
心不全が加われば それだけで TBVが増す
とーおう考えられるが STT の異常偏向の有
無と TBVは明らかな関係を示さなかった TBV
の増しているものでは CIの増しをみる ζ とが多
いしかし A群 No 6では TBVが ゃい
増しているにもか〉わらず CI は尋常範囲以下に
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
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EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
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ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
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官
S 司主
田
3
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E よ自宮 δ
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2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
司gt法
5 司-官 xBH 3
持
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『H
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包 EZ 1P
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0 2l1附
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吉ω武官
4 5S43さロぎ
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E 『【ーω EH h
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】
v 8 Fよ 3長 v山中
1yen t
infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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14)神保鎮千葉医会誌 33325 (昭 32)
15)川辺兼美 千葉医会誌 34787 (昭 33)
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井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
-1966ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 15 Circulating Blood Volume and Circulation Time in Hyperthyroidism
Circulating Blood Circulation Time secυωωω 芯 idEt yenwi 出EE
Volume 11m2
ωロ句4 0ロ
同+ZωLJ14
Cyenl_口8 F寸αp叶qコ-
Z 官凸号T凸+むEJqωEC司 bD 国じド〉 〉仏 Q〉民3ψ
~ ~ Z z 吋c 出冨国 Q阿 〉白
88 51 149 64 89 38 61221 21111H S +41 7
44 39 98 57 103 64 54十 248 64 8 1 1201 396 216 1 80179
51 47 11 9 82 109 62 68+137 669 I 1101 281 1 43 1 381210
102 120 155 148 162 42 5331K M 18m1157 57 +134 450 11401 257 1 56 1 01
49 54 98 49 11 7 63 4951H S 29ml117 57 十 81 7 6911 1001 403 268 1 35
80 108 144 60 143 35 646 IY G 34m 245 57 +643 681 120 323 1 78 1 50
55 127 124 77 168 41 69+ 52 514 115 24 5 1 26 1 19276
8 +5491
+3411
+1561
10 O M21 f 12512 58 +3561
12 S Y25fI21156 +7401
11511 +4731
15 Y K27 f 12911 57 +8251
201 58 +358
281 +156
17 K M(28f即日 +2301
18 Y Y 128 f 1182 571 + 1811
19 O S30 f I28 5γ71
i308 1+5691
20 K T 130 f i272 58l +2831
21 M Hi31 f 1189 57i +8211
2011 1+ 371
24
7111+3198
2810 十 1681
25 182 58 +282
84 十 371
27 1 H141 f 317 56 +789
288 十 220j
189 +11 8
1910 十 47
29 T 1 46 f 187 56 十 467
30 O T 48 f 186 57 十 544
276 +422
119 十 306
31 Y Y 53 f 162 56 +494
34 K H 54 f 12 56 +21 8
499 80 277
506 105 24 7
371 75 231
612 105 208
761 140 387
336 60
565 150 217
569 85 273
377 80 252
6651 1却 318
607 1125
7621 951 44 5
8001 801 406
2刊日 286
5511 1051 260
5391 851 382
5381 1301 34 6
3511 851 353
492 65 34 9
44 9 85 288
502 120 24 0
280 110
554 150 235
120289
487 70 221
364 60 334
391 85 1 89
295 50 205
104 0 105 360
354 140 34 2
1 60
1 40
1 25
1 22
231
1 15
1 56
14 1
1 86
236
329
1 71
14 3
254
1 54
212
215
1 98
1 80
1 46
1 38
1 28
209
1 20
1 20
233
211
1 17
1 07
1 06
086
1 56
1 02
1 17
1 11
1 32
209
1 77
1 15
1 17
1 28
1 20
1 34
1 38
1 51
1 08
094
097
093
1 25
069
085
1 27
1 31
60
48
58
73
54
77
80
98
58
43
59
72
63
103
28
40
33
38
104
62
88
51
58
52
86
108
54
62
93
62 120
58 95
64lsquo 129
30 11 0
84 129
66 129
82 192
62 137
36 90
88 120
125
75 125
56 106
40 220
33 75
37 101
39 87
48 90
69 134
78 158
32 138
14lsquo8
152
145
95 177
61 198
58 138
81
168
62 126 64 60
64 122 64 47
76 132 64 71
56 80 50 37
80 11 7 33 75
86 101 35 52
98 112 30 11 2
88 102 40 39
50 100 64 32
89 118 30 77
40 66
50 11 3 38 _53
59 92 36 43
78 140 100 11 7
42 88 55 47
48 97 60 61
50 74 35 54
90 100 52 52
50 123 54 30
11 2 138 60 96
93 11 2 80 50
82 97
75 94
41 93
128 135 40 91
62 11 8 57 90
134 128 70 84
56 1 9
98 75
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
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SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
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KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
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5 司-官 xBH 3
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号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および-1967-甲状腺機能充進症について
Table 16 Venous Pressure and Cardiac H20 以上の VPを示した VPが 120mmH20以
Index 上あったものでは A群 5問中 2回甲充症7
Venous Pressure m mH20
Cllminm2 写 1C3XX〉 bN yentFCIJ〈
ロ】
1 1 く25
1吋 1+ 3 9 2 14雪
25~50
5 8 1 14十
5 5 10 50く
82 4 1 1十
回中 4回Ir尋常範囲をこえる TBVの増しをみ
た B群では120mmHzO以上を示した例がなか
った TBVと UFZDAZATZの関係は明ら
かでなかった TBVが尋常範囲以下K減っている
ものでは心表面積の明らかな増しを示すものがな
いしかし TBVが増していても心表面積は
かならずしも増じていない
iii) 循環時間
循環時間と Hbおよび BMRの関係を表 19
Ir STT の異常偏向をもつものと もたないもの
にわけた CIとの関係を表 20K示す
表 131415のように循環時間は 用いる方
43D
ぴ日
Sum 27 9
infin く25
+
g旬 2550
+
z 50く
十
Sum
1
3
2
1
5
5
12
23
1
2
3
1
2
8
5
16
く25十
25~50 +
5~0く十
Sum
1
6
6
1
5
7
8
18
39
2
3
4
9
1
2
11
15
11
23
法によってかなり乙となった態度を示す自覚
的判定によるものでは不可避的な欠点があるこ
れらの数値の意味どりは多くの人によって行われて
いる (8)循環時間は部立によっても乙となる肺
循環に障害がなければ Ether時間 および T
1824時間と NzO時間の差は静脈側の N20時間
および Decholin時間と Ether時間の差は動脈
側の循環時聞を示す Decholin時間 Lobeline
問時 T 1824時間は動静脈にわたっている
Hbないし BMRとの関係は かなり散点
の巾が広く明らかな関係がないしかし B群の
Decholin時間 A群 および 甲充症の T
1824時間 B群の Decholin時間と Ether時間
の差はほ Hbの減りないし BMRの増し
とともに短縮する甲充症の BMR+75以
上のものではすべての方法で短縮しているもの
が多い心送血量との関係は A群では T 1824
減っているとの例はNzO時間を除くと尋常 時間NzO時間および乙れらの差は CIの増
範囲を ζえる循環時間の短縮を示さなかった心力 しとともに や)短かくなる しかし B群で
学的数値は ほ尋常であるが WEはとも は Decholin時間 N20 時聞を除いて このよ
に尋常範囲以上に増してlる TBVが尋常範囲以 うな関係はなかった甲充症ではすべての方
下に減っているものでは CI は尋常範囲にあるも 法で ほ 乙のような関係がなり立つ T 1824
のが多いが高送血量性のものもあるこれらの例 時間 N20時間が 3群ともおよそ CIの増し
では VPが増している乙とが多く循環時間は ているものに短縮しているものが多いことから
ゃい短縮していることが多いしかし一方で 循環時間の短縮がおもに動脈側で行われるもの
は循環血量の増しは中心静脈床を含む脈管床を と思われる Ether時間および T 1824時間と
拡張させると考えられるそれゆえ血量の増しが N20 時間の差は 貧血症とくに B群では明ら
いちじるしければ VPも上昇する TBVと VP かな関係はなかった ST-Tの異常偏向を示すもの
の関係はあまり明らかでないが TBVが尋常 ではゃいのびる傾向がある循環時間と静脈圧
範囲をこえて増していた A群 17回中 12回 B群 には明らかな関係がなかったが 4種以上の方法
15回中 11回甲充症 20田中 17回では 80mm で尋常範囲をこえる短縮を示す例では 100mm
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
向国
ω
【
〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
言苦
yenももyen
o
是認 ii g
〈
32 E554
6
司汗
5 自 E
ミミ6Q2E 82
a官E
ο 話
官
S 司主
田
3
君
E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
司gt法
5 司-官 xBH 3
持
料Ea
伺
g 次
『H
荷ct 判
H
E
量
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凶
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ω
晶白
包 EZ 1P
ま H
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3 唱
吉ω武官
4 5S43さロぎ
F
E 『【ーω EH h
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】
v 8 Fよ 3長 v山中
1yen t
infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
-1968ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 17 Circulating B100d Volume in Anemia and Hyperthyroidism
Hb and
BMR+
TBV 11m2
mく 27 27~30 30く
fく 23 23~26 26く
PV 11m2
く15 15~16 16く
く14 14--15 15く
RCV 11m2
く12 12~14 14く
く 09 09--11 11く
Sum
〈 70く 3 1 3 4 3 2 2 3 7
白昏2 51--70
31--50
z ωE同
三三 30
3
2
2
10
4
2
1
1 1
12
4
4
5
4
4
3
1
5
1
13
6
4
Sum 10 1 19 6 1 23 15 6 9
国
OELロE 70く
5170 1 3 1 3 2 1 1 4
司ωeE副s
3150
三三 30
Sum
2
2
4
1
1
3
5
7
15
1
2
1
1
6
10
19
6
9
17
1
1
3
1
2
8
10
25gt 2 4 5 4 2 5 2 3 6 11
25--499 4 1 7 4 1 7 3 3 6 12
50--749 5 5 5 5
75亘 1 2 3 1 2 3 2 4 6
Sum 7 7 20 9 5 20 5 8 21
Table 18 Circulating Blood Volume and Cardiac Index
TBV 11m2 PV 11m2 RCV 11m2
CI Summく 2727~30 30く く15 15~16 16く く12 12~14 14くlminm2
fく 2323--26 26く く14 1415 15く く 09 09~1 1 11く く 25 1 1 11
司 25- 50 7 1 8 6 5 5 166 10
AbheEqMeE 50く 3 10 139 1 313
[【I 10 1 19 6 1 23 15 6~um
く 25
25- 50
50く
日1
く 25
25--50
50く
Sum
1 1 6 1 7 7 1 8
3 2 9 1 1 12 10 2 2 14
4 3 15 2 1 19 17 3 2 I 22
4 2 7 4 2 7 3 3 7 13
3 5 13 5 3 13 2 5 14 21
7 7 20 9 5 20 5 8 21 34
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
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2
3
4
8
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14
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23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
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5 司-官 xBH 3
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αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賓血症および第 6号 甲状腺機能克進症について
-1969-
Table 19 Circulation Time in Anemia and Hyperthyroidism
Hb
and
BMR+
吋 70く
雪旬 51--70
31--50
z田eEd
ζ30
Sum
70く
白音E 51--70
31--50 ~30
Sum
25gt
25~499
50--749
75
Sum
Ether T1824 Decholin Lobe1ine T1824 N20 Decholin
-N20 -Ether sec sec sec sec sec sec sec
Sum
勺2¥勺1¥O豆よ 長J vα3tFinfinOl4 竺[yen vσ3F0Ui433 lsquohhyen ち3ど $3ν 1 7 3 331 1 7 3 7 4 6 1 124 2 7 2 11
444 352 383 941 271 181 363 14
6 121 1 6 4 2 1 3 1 3 1 4 1 7
1 1 2 2 2 2 2 2 2 2 121 4
I6 18 9 I7 12 4 I7 21 8 I22 12 1 I3 18 2 I3 15 5 I7 19 7 I36
1 1 1 1 1
3 1 211 3 1 3 1 1 3 2 1 1 2 2 4
5 5 332 6 4 6 2 441 3 5 3 7 10
253 232 4 4 6 3 7 2 5 3 5 10
110 10 5 I7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 1 25
3 8 3 423 2 11 1 9 5 7 2 1 8 293 14
255 4 7 372 6 6 2 9 272 354 12
4 1 2 3 4 1 3 2 5 3 2 4 1 5
3 2 221 311 4 1 2 3 3 2 4 1 5
1 8 19 9 110 13 7 I8 23 5 122 14 1 4 24 2 1 9 19 2 1 5 22 9 1 36
H20をこえる VPが多Lyen循環血量については明
らかでない Wおよび Eが いちじるしく減
っているものではかなり循環時間の短縮をみ
るしかしいちじるしく増しているものが延長
た方法によって菱化の方向がことなるとともあ
るうつ血性心不全がおこれば中心静脈床の広さ
が愛るまた動静脈吻合などのない場合には心
室内残留血量の増しは循環時聞をのばす ζれらの
を示すとはかならずしもいえない DAZASZ ~化がみられない場合には Ether時間および
ATZとの関係は明らかでなかった
iv) 心送血量との関係
静脈圧の高まりはふつう流入負荷を増す循
環血量の増しは 中心静脈内の貯血をふやし ζれ
はiまた流入負荷を増す循環時間は血量お
よび脈管床の広きに直接関係するそれゆ
え心肺血量が安らなければ心送血量の増しとと
もに循環時間は短縮するしかし ζのζ とを
7こYちに心送血量の増しとむすびつけることはで
きない
静脈血のl席流は流入負荷と流入抵抗の差lζ ょっ
てきまると考えられる流入抵抗が安らなければ
流入負荷の増しは静脈帰流をふやすすでに述べ
fこように VP循環血量循環時間の成績そのも
のはかならずしも CIと比例しない高送血量
性のもので TBVが尋常範囲以下Iζ減っているも
のの VPは増していることが多く循環時間は短
縮している乙とが多いしかし循環時間は用い
T 1824時間と N20 時間の差は心Kむかう血流
速度を示すそれゆえ TBVとの比は静脈血の帰
流K比例すると考えられる循環時聞に T 1824
時間と N20 時間の差を用いれば TBVj循環時間
は A群および甲充症ではほ) CIの
増しとともにふえる循環時間に T 1824時間を
とっても同様であった Ether時間では ζの関
係は明らかでないこれは自覚的判定による誤差
に関係するとも考えられる VPと TBVの積も
CIの増しとともにふえる dζ れらの関係は B群
では明らかでなかった末柏静脈圧は中心静脈圧
とかなり差がある陀しでも静脈系の緊張容
量血量の愛化によって愛る心室弛期圧の増し
また中心静脈床の増しによって末柏と中心静
脈圧の差は減るそれゆえ末梢静脈圧が あま
り増していないでも弛期庄の増しすなわち
流入抵抗の増しをみることもある心への流れこみ
が増しでもかならずしも充エイ庄は愛らないと
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
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~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
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〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
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o
是認 ii g
〈
32 E554
6
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5 自 E
ミミ6Q2E 82
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3
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E よ自宮 δ
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2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
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5 司-官 xBH 3
持
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4 5S43さロぎ
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infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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15)川辺兼美 千葉医会誌 34787 (昭 33)
16)木下安弘 千葉医会誌 3492 (昭 33)
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2 Aufl 1958
19) LeightLDe FazioVTalmersFN
ReganT JHellemsH K Circula-
tion14901956
20) Lovegrove T D Gowdey C W
StevensonJ Circqlation Research 56591957
21)松本霞ニ 千葉医会誌 34636 (昭 33)
22)McMichaelJ Schweiz Med Wschr
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能允進症にってい -1981-
768511946 Brit Med J25781952
23)宮内謙次郎 千葉医会誌 34946 (昭 33)
24)森澄央千葉医会誌 32886 (昭 32)
25)中村精男 日内会誌 451257 (昭 32)
26)浪川素千葉医会誌 34163 (昭 33)
27) ParadeG W Drsch Med Wschr61 17991935
28) RaabW Erg inn Med u Kinderhk
464521934
29)斎藤十六 最新医学 101951 (昭 30)
30)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富
井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
36) Saphir0 Arch Path3210001941
A Text on Systemic PathologyVol1
Grune amp StrattonN Y amp London1958
37) ScherfDBoydL J Klinik und
Therapie der Herzkrankheiten und der
Gefasserkrankungen Springer Verlag
Wien5 Aufl 1955
38) SchultenH Lehrbuch der Klinischen
Hamatolog匂 Georg Thieme Ver1ag
Sttutgart5 Aufl 1953
39)橘 正敏 千葉医会誌 34130(日高 33)
40)高橋怒千葉医会誌 34615 (昭 33)
41)梅沢英正 千葉医会誌 34579 (昭 33)
42) WezlerK Verh dtsch Ges Kreisl
forsch15181949
43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
-1970ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 20 Circulation Time and Cardiac ndex
〈百』呂白F王凸E田5ω5EトUトET3
Ether T1824 Decholin Lobeline T 1824 N90 Decholin
u fEdT
-N90 -Ether sec I sec sec sec sec sec sec
ぴロE3
2VマEc0L2V3 vinfin《Fα0tコ4 φτyen 0v3FUCt寸33h吋yen ちど ゃ3ν1 1 1 1 1 1 1
吋 く25十
白EOB4 264 16 2 7 2 1 6 2 273 12
5 3 221 5 3 1 5 2 1 5 3 2 161 8
吋lsquoC5ロ6》
3 2 1 5 1 2 2 4 212 6 50く+ 1 3 1 1 2 141 3 3 2 2 5 6
Sum 1 6 16 9 1 5 12 41 5 20 8 I20 11 1 1 2 17 2 f 2 15 4 1 5 19 7 133
回く25
白告 1 1 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1 2 25~50
+ 242 31 2 6 1 131 4 1 6 12 5 8
3 44e臣ロe 50く 1211112122I4
十 5 4 2 1 2 511721172 3 7 2611451 11
Sum 110 10 5 1 7 7 5 110 11 2 115 7 I5 14 1 I7 11 1 1 6 15 2 I25
く25 +
25~50 十
4
4
1
5 4 2 1 6 3
4
3
1
6
50く十
331
581 6 3 2 1 5 9
3
12
4
2
122 5
1 3 5 95 1 1 1 5
1 5 1 76 1 3 4
2 11 14 7 5 6 14
Sum I8 19 9 13 8 22 22 13 4 23 9 19 5 21 9 j358 I 7 I 5 I I 2 I 1 I
いわれるとのきい静脈圧は静脈系の容量愛化
にたいして心送血量を尋常に保つようにはたらき
うるそれゆえ例数は少ないけれども静脈圧を
考慮して VPxTBV循環時間は循環時間ICT
1824時間と N20時間の差を用いると A群お
よび 甲充症では ほgt CIと比例する T
1824時聞を用いても同様であった(図的そのほ
かの循環時聞によったさいには散点の巾がかな
り広くなる B群では ζの関係は明らかでなかつ
7こ A群および甲克症で Vp循環血量
循環時聞を同時に検査した例では明らかに流入
抵抗の増しが考えられるような例は含まれていない
ので逆~Lとれらの関係がなり立たなかった B群
では流入抵抗がー様でないことを思わせるいず
れにせよ静脈圧循環血量および循環時間
はたがいに協調し静脈血の帰流にたいして大
きな役割りを演じていると思われる
3 血液ガスについて
貧血症について A群 13回 B群 14固に血液
ガス分析を行った(表 21)尋常範囲は 02容量gt
16Vot動脈 02含量gt15Vol動脈 O2飽和
度gt96動脈 02張力gt95mmHg動静脈 O2差
4~6Vol動脈 CO2 含量 20~25mMlO2摂
取率 22~33 とした
CIとの関係を ST-Tの異常偏向を示すものと
示さないものにわけで表 22~L示す 02 容量の減
っているものでは心送血量の増すことが多くま
た ST-Tの異常偏向を示すζ とが多い 02容量
が減っているにもか〉わらず CIが尋常範囲以下
に減っている A群の 2例は No69で いずれ
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
ω bll
白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
lU
向国
ω
【
〉
臥ltgt
ミ史pEra 二
唱
ヨ主
δ
官
百三
63F5E4
主苦E丞
言苦
yenももyen
o
是認 ii g
〈
32 E554
6
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5 自 E
ミミ6Q2E 82
a官E
ο 話
官
S 司主
田
3
君
E よ自宮 δ
言よ己笠
2
3
4
8
9
14
18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
司gt法
5 司-官 xBH 3
持
料Ea
伺
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『H
荷ct 判
H
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凶
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包 EZ 1P
ま H
0 2l1附
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3 唱
吉ω武官
4 5S43さロぎ
F
E 『【ーω EH h
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C5ー ぴ自ロ
】
v 8 Fよ 3長 v山中
1yen t
infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
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41)梅沢英正 千葉医会誌 34579 (昭 33)
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44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
bull bull bull bull
第 6号 三好 高送血量性負荷時の循環動態と(Iと登血症および nHJV甲状腺機能充進症について
同Y TotnlBlDod附I~no峠制民OlQllli伽1官慨 and cartf何c1mex
呼評半 向εm凶叩A Ane州側pB 榊伽抑担釘均係I
珊吋哨fzOι五拘 ι CTTI874制~O OCTTI824
200
bull 150
100
~ -れお
~1- 8gt o s 10 0 5 10 0 5 10
Cl 払1inんr
も心力学的数値はほ尋常であるが WE し W が尋常範囲以下K減っているが Eは滅っ
とも尋常範囲以上に増している動脈 O2含量は ていない NO8は動脈 CO2含量が増しNO14
O2 容量に比例して減る O2 含量が いちじるし は O2摂取率がいちじるしく低い動脈 O2飽和
く減っているものではW の減っている ζ とが多 度と循環血量循環時間の関係は明らかでない
いいちじるしい動脈 O 2 飽和度の減りは多くな 動脈 O2 張力については検査例が少ないが乙の
いが B群 No 814では それぞれ 816 範囲では WE との関係は明らかでなtyen動静
781を示したいずれも ST-Tの異常偏向を示 脈 O2 差は動脈 O2含量と組織の O2 摂取率
Tab1e 21 B100d Gas in Ariemia
a) Group A
E5回-
百三dF4E E ミ忌 ミ忌ミま
Cひ3じp三 csS b4oEEt渓 8~
ぴMω3 oyenトUZ50白cdT66-5ヘ 叫 I
言32己2主苦同 4E3S3コg昌 目回出官盲E自46ω〉2Eθ民2E主官口h5岡152同δ5立ω皆3旦官口4官守担
St さ白司官UEFHJ L 5ωFA2E口 僧E tEfs官Eω川凶 州ロt+Jm村44OFP司目
z ZωC甘 司ω 白+心CJ唱 g bO
6 AT 50 f 261257 212 - 1056 1012 396 958 616 609 2236 2307
9 TK51m 141256 298 十 740 716 111 968 962 605 845 2224 2478
2712 323 十 1033 1029 467 996 562 546 2200 2391
101 57 302 + 1454 1370 913 942 725 457 334 2242 2556
301 219 1597 1451 878 909 660 573 395 1827 1847
18 KY 15 f 283 58 1038 ー 799 769 278 962 491 638 1998 2163
21 NY24f 286 57 298 + 1200 1160 289 967 965 871 751 1972 2244
88 463 ー 1859 1816 741 976 1175 647 2012
22 UT 25 f 175 57 583 - 638 600 300 955 825 300 500 2132 2373
285 471 ー 1124 1051 655 953 842 416 396 2130 2445
KT 38 f 201257 +29 441 876 831 378 952 453 545 2211 2332
31 KK 42 f 1066 1019 619 956 400 392 2169 2292日3「312 十
35 T品153 f 259 571 275 ー 1451 1381 703 950 678 491 2113 2371
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
z
ぴωx 】
z
ω EEq
〈
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白
~ω C百
EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
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〈
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3
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2
3
4
8
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18
19
22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
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5 司-官 xBH 3
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0 2l1附
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吉ω武官
4 5S43さロぎ
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infin Ol 〈
αコ中yen -FUri4
3八 t 八
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号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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10) HolldackK Drsch Arch Klin Med 119571198
11)井原博 千葉医会誌 32568 (昭 31)
12)稲垣義明 日内会誌 451161 (昭 32)
13)石谷治彦 千葉医会誌 32734 (昭 32)
14)神保鎮千葉医会誌 33325 (昭 32)
15)川辺兼美 千葉医会誌 34787 (昭 33)
16)木下安弘 千葉医会誌 3492 (昭 33)
17)木下安弘稲垣義明橘 正敏第22四日循
総会(昭334)日循誌 22284 (昭 33)
18) KuchmeisterH Klinische Funktionsdia-
gnostik Georg Thieme Ver1agStuttgart
2 Aufl 1958
19) LeightLDe FazioVTalmersFN
ReganT JHellemsH K Circula-
tion14901956
20) Lovegrove T D Gowdey C W
StevensonJ Circqlation Research 56591957
21)松本霞ニ 千葉医会誌 34636 (昭 33)
22)McMichaelJ Schweiz Med Wschr
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能允進症にってい -1981-
768511946 Brit Med J25781952
23)宮内謙次郎 千葉医会誌 34946 (昭 33)
24)森澄央千葉医会誌 32886 (昭 32)
25)中村精男 日内会誌 451257 (昭 32)
26)浪川素千葉医会誌 34163 (昭 33)
27) ParadeG W Drsch Med Wschr61 17991935
28) RaabW Erg inn Med u Kinderhk
464521934
29)斎藤十六 最新医学 101951 (昭 30)
30)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富
井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
36) Saphir0 Arch Path3210001941
A Text on Systemic PathologyVol1
Grune amp StrattonN Y amp London1958
37) ScherfDBoydL J Klinik und
Therapie der Herzkrankheiten und der
Gefasserkrankungen Springer Verlag
Wien5 Aufl 1955
38) SchultenH Lehrbuch der Klinischen
Hamatolog匂 Georg Thieme Ver1ag
Sttutgart5 Aufl 1953
39)橘 正敏 千葉医会誌 34130(日高 33)
40)高橋怒千葉医会誌 34615 (昭 33)
41)梅沢英正 千葉医会誌 34579 (昭 33)
42) WezlerK Verh dtsch Ges Kreisl
forsch15181949
43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
-1972- 千葉医学会雑誌 第 34巻
b) Group B
υω心C司
可
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ぴωx 】
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〈
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EHU5E1】 百』〈2EQg自 4 5ωs立百百身
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2
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8
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14
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22
23
UE20m
SG28m
SM42m
KS 29 f
HM32f
OW40f
KG67m
ST 23 f
AT 26 f
SS 37 f
198 57
121 57
281
223 58
112 58
271256
119 57
1712
151256
161 57
269 57
262 58
2011
281057
457 十
539 + + + +
406
463
722
662
579 十
414 -
704 + + +
438
688
569 -
752 十
916 +
9δ8
674
521
556
548
788
432
838
489
367
480
918
904
1217
902
656
505
501
44 7
777
338
789
455
356
459
893
867
11 59
351
355
24 7
272
24 9
374
289
494
1 72
221
212
34 6
365
913
962
973 101 0
975 952
901
81 6
986 968
781
942
933 655
970 880
950
973
962
952 762
551
301
258
229
1 98
403
04 9
285
283
1 35
24 7
54 7
502
24 6
61 1 2210
459 2327 2452
51 1 1866 21 66
457 2282 2412
443 2602 2609
51 9 2489 2502
145 2014 2318
361 21 97 2206
622 2501 2526
379 2569 2587
538 21 71 2403
61 3 21 79 2308
579 1882 2369
21 2 2271 2358
Table 22 B1 00d Gas and Cardiac Index in Anemia
U]yen 日
E E 2EB
目高 Zjb
--EU
官
品 3
δ
司gt法
5 司-官 xBH 3
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αコ中yen -FUri4
3八 t 八
z占 a
号八 s ハ号
出
7回 4トトちν VBT
会 V E
一 1 1 1 1 1 1 1 く 25
+ 司 一 1 2 1 2 1 2 1 1 2 2 1 3 3
25~50 5 1
0 2 Z3L 十 6 3 3 2 1 4 2 4 2 1 5 6
一 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 50く
+ Sum
I
1 8 3 I
1 10 1
5 7 221165
一く 25
+ 凶 1 1 1 1 1 1 1
25~50 + 1 3 1 3 3 1 1 1 3 1 3 1 121 4
一 1 1 1 1 1 1 1 50く + 2 5 2 5 232 1 1 1 6 1 241 142 7
Sum 5 8
6 5 2 I
2 2 1 j10 3 1
2 8 3 I
2 8 3 1
13
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
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4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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13)石谷治彦 千葉医会誌 32734 (昭 32)
14)神保鎮千葉医会誌 33325 (昭 32)
15)川辺兼美 千葉医会誌 34787 (昭 33)
16)木下安弘 千葉医会誌 3492 (昭 33)
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井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
36) Saphir0 Arch Path3210001941
A Text on Systemic PathologyVol1
Grune amp StrattonN Y amp London1958
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43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
三好 高送血量性負荷時の循環動態 とくに賛血症 および第 6号 甲状腺機能充進症について
-1973ー
によって斐る しかし O 2含量がO 2容量の滅
りによって減っているものが多いけれども心送
血量の増しているものではO2差は少なし O2摂
取率の増しの度が少ないものが多いこれは組織
の低 O 2 症があるにもかわらず末梢血量がよ
り大きく増しているためであろうまたSTT の
異常偏向を示すものの方が O2摂取率が低い O2
摂取率と循環血量循環時聞については明らかな
関係がなかった B群 No1423は O2容量が
減っているにもか LわらずO2摂取率は いちじ
るしく低いいずれも STの異常偏向を示し
高送血量性であるが循環時間はむしろのびて
ノいる動脈 CO2 含量はほ gt尋常範囲にあるも
のが多いが B群 No818では尋常範囲をこえ
て増しているいずれも STT の異常偏向を示
し高送血量性であるが No8は4日後 No 18
は2週間後に死亡した動脈 CO2含量の増しは
Di任usionの障害も考えられるが No8では
Ether時聞が尋常範囲を ζえて短縮していた
4 心電曲線について
Ecg については A群 60回 B群 43回甲充
-症 84回の検査を行い型 P波 PQ時間 QRS
時間 STTの異常偏向 U波について調べた
STTの異常偏向については表 2341ζ示し
各循環因子との関係をそれぞれの項で述べたま
た QT時聞については心力学的数値の項で述べた
それゆえここではそのほかの菱化について述べ
る Ecg所見と Hbないし BMRの関係を表 23
1[そして Vmとの関係を表 24 1[示す
型については左型のうち m誘導がなお陽
性のものを L1陰性のものを L2mおよび II
誘導が陰性のものを L3とし右型のうち 工誘導
がなお陽性のものを R 1陰性のものを R2 1
E誘導が陰性のものを R3とした L3および R3は
3群ともになかった軽度の左型をとるものがや
〉多L0 R2はB群 NO12だけにあった A群で
は右型を尋常ないし低送血量性のものに左
型を尋常ないし高送血量性のものにみたしか
し B群甲充症では 乙の関係が明らかでなか
った型と心力学的数値の関係は明らかでない P
波では P ldquonormaleP ldquocardialeldquoPdextro-
cardialeP ldquosinstrocardiale について調べたb
Table 23 Electrocardiographic Findings in Anemia and Hyperthyroidism
Abriormal Type P-wave PQ I QRS I Deviation IU-wave
Hb sec 1 sec 1 0fST-T l
1 -1__ ltgt1 一一ISumtTgt
凶 EI ~月 v I~ ~弓 1+十+十 +ー-φIol0ロ冠司ω~Z~Sば
and
BMR+ zt tどIvo olVJlo 1
70く 3 7 6 2 12 2 1 15 15 1 10 5 1 2 12 2 16吋円同ロ
5170 1218 19 20 10 191 2 3911 2 2 243 436hHOHEgωロ〈
Sum
3150
30
6 27 24
4
3
92
2
948
1 13
5
3
1
4
1
53
15
4
dnyせ円
12
2
噌 E--
噌『 te
3
3
噌 EAqo
6
3
25
8
2
1
6 48
131
1 4
1
60
15
5
凶
~ロ旬L
70く
5170
3
3
2 1
5
3 3
8
6
8
2
4
4
4 3
5
4
1
1 1
1
6
5
1
6
8
3150 244 2 8 1 9 7 3 3 5 2 2 8 10
〈C国自諸話30 4 10 4 1 2 17 1 17 1 13 6 2 9 8 8 10 1 19
Sum I3 9 16 14 1 I7 36 1 26 17 I8 23 12 11 25
25gt 5 15 9 9 19 1 2 25 2 26 3 10 イ17 2 2 21 6 29
25499 7 6 12 2 13 14 1 24 2 25 2 9 10 8 3 21 3 27
50749 752 1 5 9 1 1 13 1 13 2 6 8 1 1 14 15
75二 364 831 1 3 10 10 3 4 6 3 3 10 13
内訳出
Sum I 22 32 27 3 I35 45 2 2 I7 72 5 I74 10 I29 41 叫 9-6691
P dex P ldquodextrocardialeP nor P ldquonormaleP sin P ldquosinistrocardiale7
P card P ldquocardiale
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
larr 1974- 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 24 Electrocardiographic Findings and Cardiac Output
Abnormal Type PQ QRSP-wave Deviation U-wave
of ST-T sec secVm Sum
lmin 司g l号 一十一+刊君~~Z~S Ci h LEZE 2 司1D vCD0V -20H h tB h
5 23 2 3 25 4 1 5
2 38 6 22 17 3 4 33 5 423 18 19 2 8 33 1 402Jv4R1h2111 く3755 ロ I 35
6 6 1 1375く 751 2 10 1 I 10 3 2 111 10 2
Sum 6 27 24 3 I9 48 3 4 53 3 I49 11 I31 25
く35 1 1 2 1 3 2 2 3 1 2 4
~中 I 35~75 2 3 5 6 3 13 1 7 9 2 11 3 2 10 4 16
12l75く 6 10 6 1 3 20 1 22 17 6 6 9 8 7 15 1 23 ロ1-lt1
吋己 llarr~一一ーー|
HC
bUII1 3 9 16 14 1 I7 36 1 I26 17 1 8 23 12 111 25
〉 く35 5 1 3 1 1 4
ゴ3S 1-lt ωHoヨャ
35~75
75く
11 16 15 2 I21 20 1 2 i3 38
10 15 9 1 I12 22 1 I2 31
3
2
36
33
8
2
18 17
10 21
9
4
3 34
5 28
7 I44
2] 35 吋 I-lt
Sum j 22 32 27 3 j35 45 2 2 1 7 72 5 j74 10 j29 41 141 9 66
をみるdextrocardialeldquoP とl高送血量性のもの
率が多くなる P ldquosinistrocardialeを A群 No
20甲尤症 No 35r P ldquocardialeを甲
充症 NO33にみた P波と心力学的数値および
時間は尋常範PQL線キモの関係は明らかでなX
囲の ζ とが多いQRS時間はゃいのびている ζ
ともあったが 010 secを乙えるものはなかった
低電位差を示したものはない STT の異常偏向
および U波のないものを(-)肢誘導または
胸誘導だけにみるものを(+十)肢誘導および胸
誘導ともにみるものを(掛〉とした高送血量性の
ものにの ST-T~化が強いが Hbないし BMR
との関係は B群を除くと明らかでなかった B
群ではかなり散布が広いけれども Hbの減りと
ともに異常偏向が強くなる U波は 3群ともに
多数みられた口反向性U波はなかった Hbない
し BMRの斐化のいちじるしいものでは U波を
みる ζ とが少なし STTの異常偏向の強いものに
や) u波の出現が多~oζ れらの斐化は心送血
量とは明らかな関係を示さず疾患によってことな
る斐化の度は B群がもっとも大きく甲充
症が ζ れについでいる A群では~化を示きな
いものが多い B群および甲充症では心
筋の障害Kたいして中毒性の因子をも考慮しなけ
ればならなL菱化が Hbないし BMRと明ら
かな関係を示きないことは低 O2症だけが Ecgの
愛化の原因ではないことを示す
5 心 X線キモグラムについて
X線キそによる心計測を A群 30回 B群 24回
甲充症 33回に行った心X線像については
教室の松本〈213米本(44)が報告しているように計
測値の規準をつぎのようにさごめた明らかに尋
常範囲のものは ADは男性く120cm2女性く101
cm2AS は男性く114cm2 女性く96cm2Lは男
性く141cm女性く126cmBrは男性く10ケcm
女性く91cmTrは男性く136cm女』性く126cm
MlMrはく216としたまた 明らかに増してい
るものは ADは男性gt135cm九女性gt120cmえ
AS は男性gt129cm2女性gt114cm2 Lは男性〉
160cm女性gt145cmBr は男性gt116cm女
性gt100cmTr は男性gt165cm女性gt140cm
MlMrはgt260としたそれぞれの聞の値は尋
常値の上界ないし軽度増加とした Hbない
し BMRとの関係を表 25 Ir Vmとの関係を ST-
Tの異常偏向の有無によってわけで表 26IL示す
心表面積の増しは Hbないし BMRの程度に
関係なくみられ Vmの増しているものに多いが
甲允症では明らかな増しを示したものはなか
った STTの異常偏向との関係は明らかでlsquoない
心表面積の明らかな増しを示したA群 No2536
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
0告o yen 4 2 1 I 4 2 1 1 3 1 3 yen 3 2 2 1 3 4 1 3 1 3 1 4 3 I 7Z4 35~751 +
Sum
2 1 2 1 2 噌ム
qru
1 2 2 1 2 1
噌につんnu
4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
5 3 341
USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
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-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
号事
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号
甲状腺機能充進症について -1975-
Table 25 X-ray Kymographic Patterns in Anemia and Hyperthyroidism
¥2-
Pla司
L Br -Tr cm MIMrAD cm2 AS cm2 cm cm teau
Hb 〉41F34vEOー竺t=Vと=ミ ド2 〉口=VJ 可 ニE=2Vご4寸l4F554V ニ 2if q叶ER lDEFZ4V3 FVtFFlsquo FσNFV4iCミ U23 4 自and ぴ】t2d2J 叩おC JPyeno 一十
BMR+
2V15H2A5tfご日〉j Fi4o v0 司刷 gFyenV4FFCDrarrFR4VT4 VEさ¥ロ1l2V4 2t4 CND 自 出 小吋司-寸44FF 寸44
〈 5 23 4 2 4 1 5 2 75 2 4 35 270く Cg 4 82 7 3 633 8 43 5 4 125 5 2 7 3 2oL 51~70
5 32 6 3 4 1 7 1 81 6 131~50 6 25 3
1 21 2 1 2 2 1 31 21 21 2三三30
4由ロ6eE Sum 115 11 8 8 117 5 8 I22 8 130
2 2 22 2 1 12 2 o
70く CロhL 2 3 122 2 31 2 2 1 1 3 52 1 2 2 1 251~70
223 5 23 3 11 42 1 73 1 331~50 3 1 3
4 5 14 4 2 I 2 6 2 622 6 4 108 1 18 1 1話30 吋z自s司ロ
83 3 7 2 1 9 8 7 114 10 124
43 3v34FtEbF ロσ Cむ
F4
2 8 6 3 1 7 35 4 1 102 6 27 325gt 7 3
2 6 42 8 2 5 7 543 11 1 128 4
3 1 2 2 121 3 11 2 1 43 150~7491 3 1
3 3 1 2 53 4 151 6 1 75 275話 5 2
6 113 14 6 127 6 133鋤m 123 10
37B群 ~o 7132223のうち A群 ~o 37 下を示したものは A群 ~o 2033甲充症 ~o
B群 ~o23 を除いて ST-Tの異常偏向を示し A 1であった乙れらの例では BrTrが増し AD
群~o 2536B群 ~o13 は圧反応を示した B群 ASLがやや増していたいずれも ST-Tの異
では MljMr の増しているものが多い A群 ~o
37B群 ~o 22を除いていずれも Plateauを
みる A群 No36B群 NO13を除いてVPは
100mmH20以上であった循環血量がいずれも
増しているが循環時間との関係は明らかでなかっ
7こ血液ガスとの関係も明らかでない貧血症では
LBrTrとも Hbの滅りのいちじるしいものに
増しtているものが多い甲充症では BMRと
の聞に明らかな関係がないようである 3群とも
Vmとの関係は明らかでなかった Lおよび Tr
の増しにくらべて A群および甲尤症では
Brが明らかに増しているものが多く B群では
ST-Tの異常偏向を示すものだけに尋常範囲のも
のをみた駆出負荷のさいに LTrののびをみる
のにたいして流入負荷のさいには Lののびとと
もにより大きい Brののぴをみるためであろう
3群とも MlMrの増しているものがかなり
みられる MlMrがいちじるしく小さく 15以
常偏向を示し循環血量が増している Trがのび
ても MlMrが尋常範囲Kと)まっているものも
ある (A群 No2036B群 No21甲克症
No 272931)
波形では PlateauがB群に多く 3群とも ST
Tの異常偏向を示すものに多い乙れらの心表面積
はかならずしも大きくなlio Trがや h 増し
ているものが多く MlMrはいずれも大き li
同時に検査した心力学的数値で圧反応をみたA群
3回 (No212536)B群 3回 (No61325)
甲充症 3 回 (~o 81218) のうち szlig群~o
25甲充症 No1218を除いていずれも
Plateauをみる循環血量との関係は明らかでない
が循環時間は B群 No1325を除いて Ether
DecholinT 1824時間の延長の傾向がある Flap司
ping ~otch が A群 30 回中 8 回 B群 24問中 3
回甲充症 33回中 11回あった(図 1011)
A群 No15B群 ~o 20 を除いていずれも~ Vm
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
~ IQ~_7 j-i5 i i 1 i 3 6 i2 5 2 I h35~75I 十 6 2I 4 7 I3 5 3|623174111
+吋く351 |
5 7
2 3
4 4
7 3 117 112
17~ 5~ 1-1 2 2 11 2 2 11 1 3 11 2 31 2 2 11 2 1 21 5 1
25114 11 2yen17 8 21 6 17 41 9 181 8 13 6115 5 712 127
国く35 21121121121121 312113十
-11 211 211 21 1211 2112 13 13
く十4i75 8 318 31351l 25415615245 6 111
I___8_=-11~_115 3 6115 3 61 9 7 8-_7 7_114)01248_
75く +1111 13
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Sum
2 1 2 1 2 噌ム
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1 2 2 1 2 1
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4 2 5 1 1 3 2
6 2 5 3 332
3 1 2 2
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USum Qd
ムQu
Fhd
E 11 18110 13 6 111 13 5125 4129
が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
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12)稲垣義明 日内会誌 451161 (昭 32)
13)石谷治彦 千葉医会誌 32734 (昭 32)
14)神保鎮千葉医会誌 33325 (昭 32)
15)川辺兼美 千葉医会誌 34787 (昭 33)
16)木下安弘 千葉医会誌 3492 (昭 33)
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総会(昭334)日循誌 22284 (昭 33)
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三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能允進症にってい -1981-
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23)宮内謙次郎 千葉医会誌 34946 (昭 33)
24)森澄央千葉医会誌 32886 (昭 32)
25)中村精男 日内会誌 451257 (昭 32)
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29)斎藤十六 最新医学 101951 (昭 30)
30)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富
井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
36) Saphir0 Arch Path3210001941
A Text on Systemic PathologyVol1
Grune amp StrattonN Y amp London1958
37) ScherfDBoydL J Klinik und
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Hamatolog匂 Georg Thieme Ver1ag
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41)梅沢英正 千葉医会誌 34579 (昭 33)
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43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
~1976ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
Table 26 X-ray Kymographic Patterns and Cardiac Output
r 1yen 出ぴ-〉 AD ~~21 Asc212 L cn Br cE11 Tr lI MljM Plat-eau
よHV22認1口噌2HV zaH3HVよ22H X可2 2H ¥口SH uStHs ょ口V vVm 百EHR2OjBH V〉 由
刷V5よ 2
2SX2Vs 宮jZ ¥口雪V~H XS-
百司EE占3回2 よh2XzEVi示Z【 X2ilecircU 詞LEーヨX RV7E塁s 一+円 Nljmjn
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が尋常範囲ないしそれ以上であった心表面積 型でもふつうのうつ血兆候がおこる高送血量性
の明らかな増しを伴なうものはなかった 心不全の内包そのものについてもなお附議すべ
きところがある IV 考 案
1 高送血量性心不全ということ
英米学派は好んで心不全の型のうちに分時 ふつう心不全では心送血量の減る乙とが多い
送血量の高まりを伴なうー形式を分けている (22刈) しかし貧血甲状腺機能允進症脚気動静脈吻
とくに貧血甲状腺機能元進症動静脈吻合のさ 合愛形性骨炎 (Paget病)はげしい肺気腫では
い循環時間は短縮するしかし心送血量の増し 特別な形の心不全がおこりうるかようなとき心
は相対的なもので比較的短時日しかっ Yかな 送血量は増す
い TこYし高送血量性心不全の機転そのものは これらの状態ではすべて組織の血液需要が高
現在なお確定されたわけではない循環時間の まっており乙れにたいして心送血量の増しによ
短縮はいつも 酸素の利用率を高めるとはかぎら って代償がいとなまれている貧血やp はげしい肺p
ず減らすこともある心力が減るとともに乙の 気腫をもっ人では需要の増しが血中の O2量不
3
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
M 11) Abelin Goldstein Klin Wschr
3410001956 2) BlochK Die Herzinsu伍 zienzin der
Praxis Georg Thieme VerlagStuttgart 1958
62031940
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11)井原博 千葉医会誌 32568 (昭 31)
12)稲垣義明 日内会誌 451161 (昭 32)
13)石谷治彦 千葉医会誌 32734 (昭 32)
14)神保鎮千葉医会誌 33325 (昭 32)
15)川辺兼美 千葉医会誌 34787 (昭 33)
16)木下安弘 千葉医会誌 3492 (昭 33)
17)木下安弘稲垣義明橘 正敏第22四日循
総会(昭334)日循誌 22284 (昭 33)
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21)松本霞ニ 千葉医会誌 34636 (昭 33)
22)McMichaelJ Schweiz Med Wschr
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能允進症にってい -1981-
768511946 Brit Med J25781952
23)宮内謙次郎 千葉医会誌 34946 (昭 33)
24)森澄央千葉医会誌 32886 (昭 32)
25)中村精男 日内会誌 451257 (昭 32)
26)浪川素千葉医会誌 34163 (昭 33)
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30)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富
井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
36) Saphir0 Arch Path3210001941
A Text on Systemic PathologyVol1
Grune amp StrattonN Y amp London1958
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Hamatolog匂 Georg Thieme Ver1ag
Sttutgart5 Aufl 1953
39)橘 正敏 千葉医会誌 34130(日高 33)
40)高橋怒千葉医会誌 34615 (昭 33)
41)梅沢英正 千葉医会誌 34579 (昭 33)
42) WezlerK Verh dtsch Ges Kreisl
forsch15181949
43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに賛血症および第 6号 甲状腺機能充進症について -1977ー
足による甲状腺機能充進症では代謝要求の増し
による動静脈吻合では短絡が適当な血液の供
給から広い部分をうばうからである脚気では
チアミンの不足が見かけ上の原因となる姿形性
骨炎では動静脈吻合の場合と同じである (7)代償的
な心送血量の増しは静脈血の帰流いかんに大き
く影響される静脈血の帰流は小部分ながら血
疑量の増しかたは左右されることはあっても主と
して循環速度に影響される循環速度の増しは
全末梢抵抗の減りによっても可能である
心または心弁膜疾患による心不全でははじ
め分時送血量が滅り末柏脈管を収縮させ全末梢
抵抗を増しこれらは循環速度を抑制する傾向を
示す至適な分時送血量の回復は血量をふやすこ
とだけによってできる高送血量性心不全の初期障
害は末梢におこり心ではないそしてこれが
末梢抵抗を減らす原因となり乙れが血行を促進
する全末梢抵抗の減りは短絡(動静脈吻合) Iと
よる ζ ともあり代謝の高まり貧血その他で
脈管の拡張するためでもある血流速度が速くなる
と静脈血の心への帰流がふえ分時送血量は必
要な高さまでになりうる ζ 〉に述べた例の大部分
では増し Tこ血竣量の代(賞性効果を利用することが
できょう o tこYしどのくらい血行を促進するだけ
で血液にたいする需要をみたすことができるか
どうかはその程度によるそれゆえ増した血疑量
は代償性に増す循環速度が適当に心送血量を増
きないときはじめて刺激されるように思われる
乙の附加的な代償性が必要である理由は血行の促
進が単位時間の血流量にこいする O2消費を減ら
すからである
心がtことえ高送血量性であっても組織の血
液需要を充分にみたさなければ心不全がおこる
こうしたことがおこると低送血量性心不全にいえ
ると同じ機構で必要な心送血量をうるべく Na
水の停滞高容量血症および静脈血の帰流の増
しをきたす腹部内臓の細動脈収縮も増すけれども
ふつう全末梢抵抗の減りを中和するにはたりない
その結果上に述べたように心不全は静脈血の帰
流を処理することができず心送血量の増しが反応
的にはお乙らなくなるこの状況の点で心送血量
はその最大点からさがるしかし心不全があつ
てもまだかなりふつうの場合より大き l)高
送血量性のときには血撲の高容量血症は循環速
度の増しとともにおこるようになる低送血量性の
ときには高容量血症とともに循環速度がおそく
なる
2 貧血症におけるこの種の心不全について
血行力学的にいえば賛血がおとるとまず分
時送血量の増しを伴なう心不全がおこるしかし
ζの分時送血量の増じも不充分でとくに心負
荷があれば必要量以下に減るこの現象はいま
だ明らかな説明を欠くいつも低 O2血症にお
けるいちじるしい容量負荷が本質的な論点とな
る Naの停滞および右房庄の充進も同時rc
肺動脈狭窄症ないし本症に似た肺血行の抵抗の
充進をきたす状態があるときだけにお乙るようで
ある (6)それゆえ貧血そのものはこめさいお
そらく一次的な役割りを演じないと思われる貧
血を回復させれば乙の種の心不全もジギタリスに
応じうる
交感神経緊張性影響があるかどうかをーおれ
度外視しでも〈20〉なお貧血における分時送血量は
いつもふえるけれども血量減少症(全血量の不
足〉がないかぎりにおいて増す点をいうべきであ
ろう赤血球ゃ血色素はそれに相当する役をし
ないなぜならたとえばいちじるしい失血後
間もなく血量が減るととからも想像できるしか
し分時送血量を増すには血撲の注入を要する
プドー糖液では尋常化する ζ とができな l)o それ
ゆえたgt-輸液すれば充分なのではなくとくに
心障害のあるときには特別の注意が l)るしかし
輸血それだけでは乙の点にたいして満足な結果
をもたらさない
循環時間はふつう虚脱がなければ促進され
る心不全があれば循環時間が尋常である乙とも
ある
3 甲状腺機能充進症におけるこの種の心不全
について
Basedow病が長いあいだっ Yくと相対性の僧
帽弁閉鎖不全症を示す乙とがある乙のことは中
毒性腺腫の場合lとはそれほどまれではない木
症においては発作的民生じそしてまた消え
る
洞性頻拍は分時 200になる ζ ともあるがふつ
う 100~140 くやらいである前腕壁で心のうとき
をよく見ることができるとともある脈拍は充実
し大きくときに跳躍性心底lと縮期性雑音を
きき第 2肺動脈音が弁音性ないし允進する
心の大きさはいつでもとはいえないが有効な手
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
M 11) Abelin Goldstein Klin Wschr
3410001956 2) BlochK Die Herzinsu伍 zienzin der
Praxis Georg Thieme VerlagStuttgart 1958
62031940
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forsch162771950
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Kreislforsch22191956
6) DavisJO et al Circulation Research 53881957
7) EdholmOGHowarthSMcMichael
J Clin Sci52491945
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SaundersPhi1adelphia and London2 ed
1956
町長谷川正樽 千葉医会誌(近日発表)
10) HolldackK Drsch Arch Klin Med 119571198
11)井原博 千葉医会誌 32568 (昭 31)
12)稲垣義明 日内会誌 451161 (昭 32)
13)石谷治彦 千葉医会誌 32734 (昭 32)
14)神保鎮千葉医会誌 33325 (昭 32)
15)川辺兼美 千葉医会誌 34787 (昭 33)
16)木下安弘 千葉医会誌 3492 (昭 33)
17)木下安弘稲垣義明橘 正敏第22四日循
総会(昭334)日循誌 22284 (昭 33)
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gnostik Georg Thieme Ver1agStuttgart
2 Aufl 1958
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21)松本霞ニ 千葉医会誌 34636 (昭 33)
22)McMichaelJ Schweiz Med Wschr
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能允進症にってい -1981-
768511946 Brit Med J25781952
23)宮内謙次郎 千葉医会誌 34946 (昭 33)
24)森澄央千葉医会誌 32886 (昭 32)
25)中村精男 日内会誌 451257 (昭 32)
26)浪川素千葉医会誌 34163 (昭 33)
27) ParadeG W Drsch Med Wschr61 17991935
28) RaabW Erg inn Med u Kinderhk
464521934
29)斎藤十六 最新医学 101951 (昭 30)
30)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富
井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
36) Saphir0 Arch Path3210001941
A Text on Systemic PathologyVol1
Grune amp StrattonN Y amp London1958
37) ScherfDBoydL J Klinik und
Therapie der Herzkrankheiten und der
Gefasserkrankungen Springer Verlag
Wien5 Aufl 1955
38) SchultenH Lehrbuch der Klinischen
Hamatolog匂 Georg Thieme Ver1ag
Sttutgart5 Aufl 1953
39)橘 正敏 千葉医会誌 34130(日高 33)
40)高橋怒千葉医会誌 34615 (昭 33)
41)梅沢英正 千葉医会誌 34579 (昭 33)
42) WezlerK Verh dtsch Ges Kreisl
forsch15181949
43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
-1978ー 千葉医学会雑誌 第 34巻
当でしばしば もとの大きさにもどりうるしば
しば形態学的傷害によって心は拡大するた Y
しいつも~化をつかめるというわけではない例〉
あれば~性的な線維化 リYバ球の浸潤心肥大
(とく ~L心房細動のあるときに〉などである
分時送血量はふえ基礎代謝率の充進度によって
呼吸数は増す睡眠中ときに Cheyne-Stokes呼
吸を示す心部の圧迫感どうき頭の振動感も
しばしばお乙るそのほか全身の衰弱感めま
い感も現れるほかの兆候がよくならないのに血
庄のさがる ζ とは心不全の進んだととを示す場合
がふつうであるそのさいサイロキシン中毒を
よく考えずなお Basedow病を伴なわない純
粋の心不全lとおいても基礎代謝率がゃく 40
までは充進しうる ζ とK注意する
Leightは心冠カテーテル法で左室筋 100gK
っき平均心冠血流量と O2消費の高まりをみた〈19h
Abelinはアドレナリシ作用が大切な役割りをす
るとしこれが代謝の効率をさらに悪化させ
るといったω体血行の血液で調べるかぎり O2利
用はかならずしも高まらないようであるまた
プドー糖乳酸などの消費もとくに~化を示さ
ない動静脈性O2差はいつもふえ 02消費は
高まる
心電曲線では異所的刺激発生すなわち発作
性頻拍心房細動 ST-Tの菱化が障害の度に応
じて現れる
進行するといちじるしい左心および右心
不全もおこりうるまた機能的大動脈弁閉鎖不全
症も生じうる (27)それゆえ代償失調性心弁膜症と
区別することが大切となるうつ血性心不全は有
効な手当で大いにとれることがある
Basedow 心は代償性のいかんを問わずはじ
めジギタリスに不応なことがあるしかし特殊
高まると思われるしかしなお気管の狭窄頚
部脈管のうつ血は Jむにたいするつけたりの負荷
となる
いわゆる甲状腺腫心ではふつう Basedow兆
候がなく主として甲状腺腫心拡大頻拍お
よび その他の血行症状がある脈管で Traube
の重複音 Duroziezの兆候がおこる血流速度の
高まりと跳躍脈のために生じる
4 高送血量性心不全における心脈管力学的
分析の者案
血液の酸素運搬能の減りによるにせよまた組
織の酸素需要の高まりによるにせよ組織への酸素
供給の減りにたいして心はその予備力のあるか
ぎり J~送血量の増しによって応じる賛血症では
血色素量の減り甲状腺機能尤進症では基礎代謝
率の増しとともに心送血量はふえるそのさい
心電曲線KST-Tの異常偏向を示すものは示さな
いものにくらべて心送血量が少ない
心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張fま
下型の調節を心力学的数値は容量反応を示し
血圧値はほ gt尋常範囲にある心送血量が尋常
範囲以下l乙絞り乙れが血色素量ないし基礎
代謝率と関係がない場合もあるかようなとき全
末柏抵抗および容積弾性率は増し心力学的数
値は圧反応の傾向を示すことがあるしかしさ
らに負荷が増し縮期性駆血の度が減れば二次
的lζ駆血期はのび昇圧期緊張期は短縮する
ST-Tの異常偏向は ζれらの負荷Kたいする反応を
強める
以上の菱化において貧血症では AB群の間
iLまた甲状腺機能充進症ではそれぞれその
程度比差がある B群では心筋の障害を甲状
腺機能充進症では神経性調節jの要素をより多く
考慮すべきであろう
療法だけでも症状がよくなるととがあるた Yしおわりに静脈圧循環血量および循環時間
乙のときにはほんとうに甲状腺機能充進症によ
るものだけについてしづ特殊療法それにひきつ
Y いて行うべきジギタリス療法のほか ~L しばし
ば コカルボキシラーゼlsquoも有効であるなぜなら
ピタミシ B1の消費はおそらく高まっていると
考えられるからである α〉とくに再発(手術後で
も)には注意すべきであるなぜならまた不全
におちいるからである
うつ血性甲状腺腫Jむについて一言一一上胸腔lとお
ける脈管のうつ血によるだけでも甲状線機能は
の心脈管力学的分析から見Tこ意義を考案する
これらの 3因子はそれぞれ静脈血の帰流Ktこい
して重要な役割りをもつが成績そのものはか
ならずしも心送血量と比例しなLしかし中心
静脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにして
も循環血量と循環時間の比さらに静脈圧を
これlζ加えて考慮すればほgt静脈血の帰流にた
いするそれぞれの意味を理解するととができる
血液ガスについては教室の森(24yen 長谷川(9)が
心電曲線については浪Jl(26)長谷川仰が X線キ
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
M 11) Abelin Goldstein Klin Wschr
3410001956 2) BlochK Die Herzinsu伍 zienzin der
Praxis Georg Thieme VerlagStuttgart 1958
62031940
1B Arch KreisMeyerKjBlumberger4)
forsch162771950
5) BlumbergerKj Verh dtsch Ges
Kreislforsch22191956
6) DavisJO et al Circulation Research 53881957
7) EdholmOGHowarthSMcMichael
J Clin Sci52491945
8) FriedbergC K Diseases of the Heart
SaundersPhi1adelphia and London2 ed
1956
町長谷川正樽 千葉医会誌(近日発表)
10) HolldackK Drsch Arch Klin Med 119571198
11)井原博 千葉医会誌 32568 (昭 31)
12)稲垣義明 日内会誌 451161 (昭 32)
13)石谷治彦 千葉医会誌 32734 (昭 32)
14)神保鎮千葉医会誌 33325 (昭 32)
15)川辺兼美 千葉医会誌 34787 (昭 33)
16)木下安弘 千葉医会誌 3492 (昭 33)
17)木下安弘稲垣義明橘 正敏第22四日循
総会(昭334)日循誌 22284 (昭 33)
18) KuchmeisterH Klinische Funktionsdia-
gnostik Georg Thieme Ver1agStuttgart
2 Aufl 1958
19) LeightLDe FazioVTalmersFN
ReganT JHellemsH K Circula-
tion14901956
20) Lovegrove T D Gowdey C W
StevensonJ Circqlation Research 56591957
21)松本霞ニ 千葉医会誌 34636 (昭 33)
22)McMichaelJ Schweiz Med Wschr
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能允進症にってい -1981-
768511946 Brit Med J25781952
23)宮内謙次郎 千葉医会誌 34946 (昭 33)
24)森澄央千葉医会誌 32886 (昭 32)
25)中村精男 日内会誌 451257 (昭 32)
26)浪川素千葉医会誌 34163 (昭 33)
27) ParadeG W Drsch Med Wschr61 17991935
28) RaabW Erg inn Med u Kinderhk
464521934
29)斎藤十六 最新医学 101951 (昭 30)
30)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富
井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
36) Saphir0 Arch Path3210001941
A Text on Systemic PathologyVol1
Grune amp StrattonN Y amp London1958
37) ScherfDBoydL J Klinik und
Therapie der Herzkrankheiten und der
Gefasserkrankungen Springer Verlag
Wien5 Aufl 1955
38) SchultenH Lehrbuch der Klinischen
Hamatolog匂 Georg Thieme Ver1ag
Sttutgart5 Aufl 1953
39)橘 正敏 千葉医会誌 34130(日高 33)
40)高橋怒千葉医会誌 34615 (昭 33)
41)梅沢英正 千葉医会誌 34579 (昭 33)
42) WezlerK Verh dtsch Ges Kreisl
forsch15181949
43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能充進症について
-1979ー
モグラムについては梅沢(41)松本(21〉米本(44)が 均血圧の低いものが多いにもか〉わらず Vmの増
それぞれ心脈管力学的分析との関係について述 しとともにふえる昇圧期 DAZ緊張期 ASZは短
べている かく駆血期ATZはのびているしかし ATZは
駆血速度の増しによって短縮するものもあるV ま と め 心筋が動脈系の抵抗にうちかつに充分な力をも
高送血量性心不全における循環動態とくに左 たなければ心送血量は減り WEは増す心力
心力学的分析末柏脈管力学的分析および静脈 学的数値は庄反応lとかたむく心送血量の減ってい
血の帰流の関係を明らかにしようとして貧血症 62 るものでは ST-Tの異常偏向を示すものが多い
例および甲状腺機能完進症 35例について経過 DAZののびは B群および甲充症では
を追って調べた貧血症は A群(慢性失血性貧血 ST-Tの具常偏向を示すものに多い町がいちじ
本態性低色素性貧血後天性慢性溶血性貧血)およ るしく増せば ATZは短縮する W との関係は明
び B群〈白血病 Hodgikin病再生不良性貧血 らかでない負荷が増して縮期性駆血の度が減り
牌性骨髄機能抑制症)に分けた検査には Blum- にと ATZがのびJ心心室内残留血量が増せば二次的l
be白rger
Z愛E法11とよる 心心脈管力学的分析と同時ICζEcg イ圧と動脈系の抵抗に左右されるそれゆえ~形J
静脈圧循環血量循環時間血液ガス心X線キ 期 UFZが短縮し WEが減ったものの心送血量
その検査を行った は増しているが UFZが短縮しでも WEが
1) 貧血症や赤血球増多症lとおいて血液比重が いちじるしく増せば心送血量は減る以上の~化
菱化しでも Wezler法の計算には有意の影響が の程度は 3群の聞に差がある B群では心筋の障
ない ζ とを示した 害を甲充症では神経性調節の要素をより多
2) 貧血症およびi甲允症では組織の血 く考慮しなければならない
液需要の高まりにたいして心送血量の増しによっ 4) 治療によって Hbの減りが改善されるさ~ )
て代償をいとなむ供給が充分でなければたとえ 心送血量心の仕事量は減って尋常化し Wは増し
高送血量性であっても心不全がおこる心送血量 て尋常化するものが多いo Eは多くの場合 Vm
は血色素量 Hbの誠り基礎代謝率 BMRの増し が減ると一時むしろ増すさら IrHbが改善
とともにふえるこのさい B群および甲充 されて疾患が治ゆすれば Eは減って尋常化す
症で Hb50以下 BMR+50以上のもので る心力学的数値では容量反応の度が減って尋常
は心送血量は心拍量よりも心拍数民より大 化するしかし心冠循環およびlsquo動脈系のあり
きい依存性をもっまた EcgKST-Tの異常偏 かたによっては Hbが改善される経過中に心送
向を示すものの方が心送血量が少ない高送血量性 血量が一時むしろ増すことがあるそのさい
心不全の初期障害は末柏におこり心ではない 心の負荷が増すこともあるがまた O2供給の増し
紅織の代謝障害は全末柏抵抗Wを獄らす Wは が心の仕事量の増しをこえて心力学的数値が尋
Hbの減りないし BMRの増しとともに減る 常化する ζ ともある甲克症でもほ)同様
容積弾性率Eと Hbないし BMRの関係は明 で BMRが改善される経過中11風洞系の弾性の
らかでないけれども Hb50以下および BMR 回復によって心送血量が一時増すこともある
+50以上のものでは増むているものが多い 心の予備力が減交と HbBMRが改善されても
3) 心送血量の増しにたいして末梢脈管は緊張 心の負荷が増し送血量がいちじるしく減ることが
低下型の調節を心力学的数値は容量反応を示すも ある
のが多く血圧はほ)尋常に保7これている縮 5) 代償的な心送血量の増しは静脈血の帰流い
期圧は貧血症ではほぼ尋常で低血圧性調節を かんに影響される静脈庄の高まり循環血量の増
示すものは少なく甲充症ではゃう高いが しは流入負荷を増し流入抵抗が~らなければ
高血圧性調節を示すものは少ない弛期庄は 3群 帰流は増す循環速度の増しも帰流をふやす静脈
とも低くしたがって平均血圧は低い脈圧は増 血の帰流の増しに応じて調節的11心送血量が増
す Eは等しい分時送血量 Vmlとたいして甲 さなければ静脈圧は高まる貧血症では血球量
方症 B群 A群の順lと高いο 心の仕事量は平 の減り lとたいして代償的Ir血疑量が増す全血
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
M 11) Abelin Goldstein Klin Wschr
3410001956 2) BlochK Die Herzinsu伍 zienzin der
Praxis Georg Thieme VerlagStuttgart 1958
62031940
1B Arch KreisMeyerKjBlumberger4)
forsch162771950
5) BlumbergerKj Verh dtsch Ges
Kreislforsch22191956
6) DavisJO et al Circulation Research 53881957
7) EdholmOGHowarthSMcMichael
J Clin Sci52491945
8) FriedbergC K Diseases of the Heart
SaundersPhi1adelphia and London2 ed
1956
町長谷川正樽 千葉医会誌(近日発表)
10) HolldackK Drsch Arch Klin Med 119571198
11)井原博 千葉医会誌 32568 (昭 31)
12)稲垣義明 日内会誌 451161 (昭 32)
13)石谷治彦 千葉医会誌 32734 (昭 32)
14)神保鎮千葉医会誌 33325 (昭 32)
15)川辺兼美 千葉医会誌 34787 (昭 33)
16)木下安弘 千葉医会誌 3492 (昭 33)
17)木下安弘稲垣義明橘 正敏第22四日循
総会(昭334)日循誌 22284 (昭 33)
18) KuchmeisterH Klinische Funktionsdia-
gnostik Georg Thieme Ver1agStuttgart
2 Aufl 1958
19) LeightLDe FazioVTalmersFN
ReganT JHellemsH K Circula-
tion14901956
20) Lovegrove T D Gowdey C W
StevensonJ Circqlation Research 56591957
21)松本霞ニ 千葉医会誌 34636 (昭 33)
22)McMichaelJ Schweiz Med Wschr
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能允進症にってい -1981-
768511946 Brit Med J25781952
23)宮内謙次郎 千葉医会誌 34946 (昭 33)
24)森澄央千葉医会誌 32886 (昭 32)
25)中村精男 日内会誌 451257 (昭 32)
26)浪川素千葉医会誌 34163 (昭 33)
27) ParadeG W Drsch Med Wschr61 17991935
28) RaabW Erg inn Med u Kinderhk
464521934
29)斎藤十六 最新医学 101951 (昭 30)
30)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富
井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
36) Saphir0 Arch Path3210001941
A Text on Systemic PathologyVol1
Grune amp StrattonN Y amp London1958
37) ScherfDBoydL J Klinik und
Therapie der Herzkrankheiten und der
Gefasserkrankungen Springer Verlag
Wien5 Aufl 1955
38) SchultenH Lehrbuch der Klinischen
Hamatolog匂 Georg Thieme Ver1ag
Sttutgart5 Aufl 1953
39)橘 正敏 千葉医会誌 34130(日高 33)
40)高橋怒千葉医会誌 34615 (昭 33)
41)梅沢英正 千葉医会誌 34579 (昭 33)
42) WezlerK Verh dtsch Ges Kreisl
forsch15181949
43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
larr 1980- 千葉医学会雑誌 第 34巻
量のいちじるしい増しは中等度の貧血l乙多い
甲充症では血球量血疑量ともにゃ増
す循環時間は用いる方法によってかなり乙
となった態度を示すしかし短縮はおもに動
脈側で行われる STTの異常偏向を示すものでは
短縮の度が少ない心不全がおこると尋常のこと
もある WEがいちじるしく減っているもので
は短かい乙れら 3因子の成績そのものはかな
らずしも心送血量と比例しないしかし中心静
脈床の広さ心肺血量が考慮されていないにしても
全循環血量と循環時間の比および全循環血量times
静脈圧と循環時間の比は A群および甲充
症では循環時聞に T 1824時間または T 1824 3) BlumbergerKj forsch 1Arch Kreis
時間と N20時間の差を用いれば心送血量に比例す
る B群ではとのような関係がみられず流入抵
抗が一様でないことを思わせる
6) 血液ガスでは動脈 O2含量の減りをみたも
のにWの減り心送血量の増しをみることが多く
ST-T の異常偏向を示すことが多~)いちじるしい
動脈 O2飽和度の減りを示したものではST-Tの
菱化が強く Wは被っているが Eは減っていな
い心送血量の増しているものでは O2摂取率の
増しの度が少ない末梢血量の増しによるものであ
ろう
7) Ecgでは軽度の左型をとるものがや h
多い PQ時間 QRS時間はほ Y尋常で g電位
差を示したものはなL高送血量性のものでは P
ldquodextrocardialeをみる ζ とが多lyen0 ST-Tの異
常偏向は高送血量性のlsquoものに多く B群では Hb
の減りとともに~化が強まる B群甲克症で
は STT の異常偏向を示すものが多く A群では
少ない U波は 3群ともに多数みられる
8) 心X線キモで心表面積のいちじるしい増し
は高送血量性の貧血症に多く甲充症ではみ
られなL乙れらは STT の異常偏向を示し圧
反応に傾くものが多いまた静Jl庄が高く循環
血量の増しているものに多く Plateauを伴なう
A群および甲充症では長径横径の増し
にくらべて巾径の増しているものが多い左右径
比は大きい Plateauは ST-Tの異常偏向を示す
ものに多くその心表面積はかならずしも大きく
ない高送血量性のものに Flapping Notchをみ
る乙とが多い
9) 賛血症 90閏の検査中 A群l乙1回甲充
症 66回の検査中 5例 6図R Hegglin兆候をみた
おわりに終始御懇篤な御指導と御校閲を
賜わった 恩師斎藤十六教授に厚く御礼申し上I
げますまた御援助をいた Yいた稲垣義明博
士をはじめ教室の協研者諸兄Iζ感謝いたしま
す
文献
M 11) Abelin Goldstein Klin Wschr
3410001956 2) BlochK Die Herzinsu伍 zienzin der
Praxis Georg Thieme VerlagStuttgart 1958
62031940
1B Arch KreisMeyerKjBlumberger4)
forsch162771950
5) BlumbergerKj Verh dtsch Ges
Kreislforsch22191956
6) DavisJO et al Circulation Research 53881957
7) EdholmOGHowarthSMcMichael
J Clin Sci52491945
8) FriedbergC K Diseases of the Heart
SaundersPhi1adelphia and London2 ed
1956
町長谷川正樽 千葉医会誌(近日発表)
10) HolldackK Drsch Arch Klin Med 119571198
11)井原博 千葉医会誌 32568 (昭 31)
12)稲垣義明 日内会誌 451161 (昭 32)
13)石谷治彦 千葉医会誌 32734 (昭 32)
14)神保鎮千葉医会誌 33325 (昭 32)
15)川辺兼美 千葉医会誌 34787 (昭 33)
16)木下安弘 千葉医会誌 3492 (昭 33)
17)木下安弘稲垣義明橘 正敏第22四日循
総会(昭334)日循誌 22284 (昭 33)
18) KuchmeisterH Klinische Funktionsdia-
gnostik Georg Thieme Ver1agStuttgart
2 Aufl 1958
19) LeightLDe FazioVTalmersFN
ReganT JHellemsH K Circula-
tion14901956
20) Lovegrove T D Gowdey C W
StevensonJ Circqlation Research 56591957
21)松本霞ニ 千葉医会誌 34636 (昭 33)
22)McMichaelJ Schweiz Med Wschr
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能允進症にってい -1981-
768511946 Brit Med J25781952
23)宮内謙次郎 千葉医会誌 34946 (昭 33)
24)森澄央千葉医会誌 32886 (昭 32)
25)中村精男 日内会誌 451257 (昭 32)
26)浪川素千葉医会誌 34163 (昭 33)
27) ParadeG W Drsch Med Wschr61 17991935
28) RaabW Erg inn Med u Kinderhk
464521934
29)斎藤十六 最新医学 101951 (昭 30)
30)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富
井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
36) Saphir0 Arch Path3210001941
A Text on Systemic PathologyVol1
Grune amp StrattonN Y amp London1958
37) ScherfDBoydL J Klinik und
Therapie der Herzkrankheiten und der
Gefasserkrankungen Springer Verlag
Wien5 Aufl 1955
38) SchultenH Lehrbuch der Klinischen
Hamatolog匂 Georg Thieme Ver1ag
Sttutgart5 Aufl 1953
39)橘 正敏 千葉医会誌 34130(日高 33)
40)高橋怒千葉医会誌 34615 (昭 33)
41)梅沢英正 千葉医会誌 34579 (昭 33)
42) WezlerK Verh dtsch Ges Kreisl
forsch15181949
43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
三好 高送血量性負荷時の循環動態とくに貧血症および第 6号甲状腺機能允進症にってい -1981-
768511946 Brit Med J25781952
23)宮内謙次郎 千葉医会誌 34946 (昭 33)
24)森澄央千葉医会誌 32886 (昭 32)
25)中村精男 日内会誌 451257 (昭 32)
26)浪川素千葉医会誌 34163 (昭 33)
27) ParadeG W Drsch Med Wschr61 17991935
28) RaabW Erg inn Med u Kinderhk
464521934
29)斎藤十六 最新医学 101951 (昭 30)
30)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富
井信明中村精男徳政義和木下安弘橘
正敏浪川 素高橋控桑山八郎三好
暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野
清四郎 日内会誌 47452 (昭 30)
31)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘正敏肺
561 (昭 33)
32)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 E敏浪
川素 臨駄の日本 4453 (昭 33)
33)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘
五敏浪川 素松本龍ニ梅沢英正日本臨
床 161071 (昭 33)
34)斎藤十六三好 陪 内科の領域(近日発表)
35)佐瀬富士雄 千葉医会誌 34677 (昭 33)
36) Saphir0 Arch Path3210001941
A Text on Systemic PathologyVol1
Grune amp StrattonN Y amp London1958
37) ScherfDBoydL J Klinik und
Therapie der Herzkrankheiten und der
Gefasserkrankungen Springer Verlag
Wien5 Aufl 1955
38) SchultenH Lehrbuch der Klinischen
Hamatolog匂 Georg Thieme Ver1ag
Sttutgart5 Aufl 1953
39)橘 正敏 千葉医会誌 34130(日高 33)
40)高橋怒千葉医会誌 34615 (昭 33)
41)梅沢英正 千葉医会誌 34579 (昭 33)
42) WezlerK Verh dtsch Ges Kreisl
forsch15181949
43)山口寅三 千葉医会誌 33607 (昭 32)
44)米本昭彦 千葉医会誌 341810 (昭 34)
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
1
-1982ー コ好論文附図(工〕 第 34巻
Fig 2 A T 26 f
Splenogenic Bone Marrow Inhibition (B-No 22)
241 58 Hb 27CI 8001minm2 BP 124j54mmHg
Fig 3 O A 19 f Hyperthyroidism (No 8)
12月 57 BMR十 341CI 5061minm九 BP12672 mmHg
117 BMR十 156CI 3711minm2PB 10955 mmHg
第6号 一好論文 附 守 図 (ll) -19S3-
Fig 10 U T 25 f
Essential Hypochromic Anemia (A-No 22)
17(5 57 Hb 29CI 5831minm2
Fig11 H S 29 m
Hyperthyroidism (No 5)
117ノ57 BMR +817CI 6911minm~
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