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Tokyo University of Science INNOVATION NAVIGATOR 産学官連携情報誌 2014 東京理科大学 山口東京理科大学 諏訪東京理科大学

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Tokyo University of Science

INNOVATION NAVIGATOR産学官連携情報誌 2014

東京理科大学

山口東京理科大学

諏訪東京理科大学

東京理科大学 研究戦略・産学連携センター

〒125-8585 東京都葛飾区新宿六丁目3番1号TEL: 03-5876-1530 / FAX: 03-5876-1676

e-mail: [email protected]: http://www.tus.ac.jp/ura/

産学官連携情報誌

2014

東京理科大学

(学)

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目次

索引研究者名順キーワード順分野別

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研究シーズ東京理科大学 

理学部第一部    教養学科   数学科   物理学科   化学科   数理情報科学科   応用物理学科   応用化学科

理学部第二部    教養   数学科   物理学科   化学科

工学部第一部    教養   建築学科   工業化学科   電気工学科   経営工学科   機械工学科

工学部第二部    教養   建築学科   電気工学科   経営工学科

薬学部       薬学科   生命創薬科学科

理工学部      教養   数学科   物理学科   情報科学科   応用生物科学科   建築学科   工業化学科   電気電子情報工学科   経営工学科   機械工学科   土木工学科

ご挨拶

学校法人東京理科大学教育研究組織

学校法人東京理科大学研究機関

東京理科大学 研究戦略・産学連携センター

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※本冊子に掲載の研究者情報は、2014年6月1日現在のものです。

RIDAI 研究者情報データベース

東京理科大学の研究シーズはwebでも検索可能です。

http://www.tus.ac.jp/ridai/doc/ji/RIJIA01.php

東京理科大学 究 ズ

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基礎工学部     教養   電子応用工学科   材料工学科   生物工学科

経営学部      経営学科科学教育研究科   科学教育専攻イノベーション研究科  技術経営専攻

   知的財産戦略専攻総合研究機構生命医科学研究所総合教育機構

       山口東京理科大学

工学部       教養   機械工学科   電気工学科   応用化学科

       諏訪東京理科大学 

工学部       機械工学科          電気電子工学科          コンピュータメディア工学科経営情報学部    経営情報学科共通教育センター

180183188193197201201203205210214

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239

 学校法人東京理科大学産学官連携ポリシー

 技術相談

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学校法人東京理科大学教育研究組織(2014.4.1現在)

東京理科大学長万部キャンパス■基礎工学部(1年次)

諏訪東京理科大学■工学部■経営情報学部

山口東京理科大学■工学部●液晶研究所●先進材料研究所

東京理科大学神楽坂キャンパス■理学部第一部(応用物理学科除く)■理学部第二部■工学部第一部(工業化学科・経営工学科)■工学部第二部(建築学科・電気工学科:1~3年次、経営工学科)●科学教育研究科●イノベーション研究科●国際火災科学研究科●理学専攻科

東京理科大学久喜キャンパス

■経営学部

東京理科大学野田キャンパス■薬学部■理工学部●生命科学研究科●総合研究機構●生命医科学研究所

東京理科大学葛飾キャンパス■理学部第一部(応用物理学科)■工学部第一部(建築学科・電気工学科・機械工学科)■工学部第二部(建築学科・電気工学科:4年次)■基礎工学部(2~4年次)

  

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学校法人東京理科大学教育研究組織(2014.4.1現在)

東京理科大学長万部キャンパス■基礎工学部(1年次)

諏訪東京理科大学■工学部■経営情報学部

山口東京理科大学■工学部●液晶研究所●先進材料研究所

東京理科大学神楽坂キャンパス■理学部第一部(応用物理学科除く)■理学部第二部■工学部第一部(工業化学科・経営工学科)■工学部第二部(建築学科・電気工学科:1~3年次、経営工学科)●科学教育研究科●イノベーション研究科●国際火災科学研究科●理学専攻科

東京理科大学久喜キャンパス

■経営学部

東京理科大学野田キャンパス■薬学部■理工学部●生命科学研究科●総合研究機構●生命医科学研究所

東京理科大学葛飾キャンパス■理学部第一部(応用物理学科)■工学部第一部(建築学科・電気工学科・機械工学科)■工学部第二部(建築学科・電気工学科:4年次)■基礎工学部(2~4年次)

  

東京理科大学

大学院 工学研究科 (修士・博士後期課程)■工学専攻

工学部   ■機械工学科 ■電気工学科■応用化学科

工学部 ■機械工学科■電気電子工学科■コンピュータメディア工学科

経営情報学部 ■ 経営情報学科

●液晶研究所●先進材料研究所

大学院 工学・マネジメント研究科  (修士・博士後期課程)■工学・マネジメント専攻

  

理学部第一部■数学科■物理学科■化学科■数理情報科学科■応用物理学科■応用化学科

理学部第二部■数学科■物理学科■化学科

工学部第一部■建築学科■工業化学科■電気工学科

■経営工学科■機械工学科

工学部第二部■建築学科■電気工学科■経営工学科

薬学部■薬学科■生命創薬科学科

理工学部■数学科■物理学科■情報科学科■応用生物科学科

■建築学科■工業化学科■電気電子情報工学科■経営工学科■機械工学科■土木工学科

基礎工学部■電子応用工学科■材料工学科■生物工学科

経営学部■経営学科

理学研究科(修士・博士後期課程)■数学専攻■物理学専攻■数理情報科学専攻■応用物理学専攻

総合化学研究科(修士・博士後期課程)■総合化学専攻

科学教育研究科(修士・博士後期課程)■科学教育専攻

工学研究科(修士・博士後期課程)■建築学専攻■電気工学専攻■経営工学専攻■機械工学専攻

薬学研究科■薬学専攻(博士課程)■薬科学専攻(修士・博士後期課程)

理工学研究科(修士・博士後期課程)■数学専攻■物理学専攻■情報科学専攻■応用生物科学専攻■建築学専攻■工業化学専攻■電気工学専攻■経営工学専攻■機械工学専攻■土木工学専攻

基礎工学研究科(修士・博士後期課程)■電子応用工学専攻■材料工学専攻■生物工学専攻

経営学研究科(修士課程)■経営学専攻

生命科学研究科(修士・博士後期課程)■生命科学専攻

イノベーション研究科■イノベーション専攻(INS)(博士後期課程)■技術経営専攻(MOT)(専門職学位課程)■知的財産戦略専攻(MIP)(専門職学位課程)

国際火災科学研究科(修士・博士後期課程)■火災科学専攻

理学専攻科■数学専攻

総合研究機構■研究部■研究センター部■研究技術部■社会連携部■共同利用・共同研究推進部

生命医科学研究所 総合教育機構

理学部第 部学 部

学 博士士大学院

専攻科 研究機関

山口東京理科大学

諏訪東京理科大学

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学校法人東京理科大学研究機関(2014.10.1現在)

総合研究機構 総合研究機構は10研究センター、19研究部門、1社会連携プロジェクト、火災安全科学研究拠点(共同利用・共同研究拠点)及び研究機器センターから組織され、社会の要請に応えるべく、自然科学における基礎ならびに応用の諸分野に関し、横断的、総合的な研究を行っています。本機構では、日本国内はもとより、国際的な連携を重視しており、国内外の研究拠点として活発な活動を進めています。

環境・情報・社会

火災科学研究センター 次世代データマイニング研究部門 山岳大気研究部門 インテリジェントシステム研究部門

長万部地域社会研究部門 先端情報通信研究部門 先端都市建築研究部門

創薬・バイオ

戦略的物理製剤学研究基盤センター RNA科学総合研究センター 戦略的環境次世代健康科学研究基盤センター

キラリティー研究センター トランスレーショナルリサーチセンター 創薬フロンティア研究部門

バイオオルガノメタリクス研究部門 アカデミック・ディテーリング・データベース部門 医理工連携研究部門

生命医科学研究所 生命医科学研究所は、ライフサイエンスにおける多角的な研究を行う研究機関として特に、免疫学の研究拠点として国際的に高い評価を受けており、基礎医学の研究成果を医療現場に生かすトランスレーショナルリサーチにも力を注いでいます。現在、軸となる7つの研究部門と、学内外の研究者の共同研究プロジェクトを行う共同研究部門、客員研究部門で先端科学技術の医療への応用を目指し、活発な研究活動を進めています。

研究部門

免疫生物学研究部門 分子生物学研究部門 生命情報科学研究部門 分子病態学研究部門

発生及び老化研究部門 実験動物学研究部門 臨床研究部門 共同研究部門

客員研究部門

物質・材料

グリーン&セーフティ研究センター 光触媒国際研究センター 太陽光発電研究部門 エコシステム研究部門

ナノカーボン研究部門 未利用熱エネルギー変換研究部門 界面科学研究部門 分子連関相乗系研究部門

三菱化学ナトリウムイオン電池開発プロジェクト

構造材料・機械・流体・建築

マイクロ・ナノ界面熱流体力学国際研究部門

東京理科大学

基礎・計測

赤外自由電子レーザー研究センター 先端ホログラフィ技術研究開発センター 量子生命情報研究部門 イメージングフロンティア研究部門

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学校法人東京理科大学研究機関(2014.10.1現在)

総合研究機構 総合研究機構は10研究センター、19研究部門、1社会連携プロジェクト、火災安全科学研究拠点(共同利用・共同研究拠点)及び研究機器センターから組織され、社会の要請に応えるべく、自然科学における基礎ならびに応用の諸分野に関し、横断的、総合的な研究を行っています。本機構では、日本国内はもとより、国際的な連携を重視しており、国内外の研究拠点として活発な活動を進めています。

環境・情報・社会

火災科学研究センター 次世代データマイニング研究部門 山岳大気研究部門 インテリジェントシステム研究部門

長万部地域社会研究部門 先端情報通信研究部門 先端都市建築研究部門

創薬・バイオ

戦略的物理製剤学研究基盤センター RNA科学総合研究センター 戦略的環境次世代健康科学研究基盤センター

キラリティー研究センター トランスレーショナルリサーチセンター 創薬フロンティア研究部門

バイオオルガノメタリクス研究部門 アカデミック・ディテーリング・データベース部門 医理工連携研究部門

生命医科学研究所 生命医科学研究所は、ライフサイエンスにおける多角的な研究を行う研究機関として特に、免疫学の研究拠点として国際的に高い評価を受けており、基礎医学の研究成果を医療現場に生かすトランスレーショナルリサーチにも力を注いでいます。現在、軸となる7つの研究部門と、学内外の研究者の共同研究プロジェクトを行う共同研究部門、客員研究部門で先端科学技術の医療への応用を目指し、活発な研究活動を進めています。

研究部門

免疫生物学研究部門 分子生物学研究部門 生命情報科学研究部門 分子病態学研究部門

発生及び老化研究部門 実験動物学研究部門 臨床研究部門 共同研究部門

客員研究部門

物質・材料

グリーン&セーフティ研究センター 光触媒国際研究センター 太陽光発電研究部門 エコシステム研究部門

ナノカーボン研究部門 未利用熱エネルギー変換研究部門 界面科学研究部門 分子連関相乗系研究部門

三菱化学ナトリウムイオン電池開発プロジェクト

構造材料・機械・流体・建築

マイクロ・ナノ界面熱流体力学国際研究部門

東京理科大学

基礎・計測

赤外自由電子レーザー研究センター 先端ホログラフィ技術研究開発センター 量子生命情報研究部門 イメージングフロンティア研究部門

機器センター 機器センターには、大型最先端機器が設置されています。各種機器を有効に活用するために、教員が管理・運営にあたっており、民間企業や公的研究機関の技術者・研究者も利用可能、地域社会にも貢献しています。

液晶研究所 日本で唯一の液晶技術に特化した研究所として、一流企業に匹敵する計器類をそろえて、ディスプレイメーカー、部材メーカーに加え、地元企業の方 と々協力しつつ、液晶ディスプレイや光学フィルムの技術開発に取り組んでいます。

先進材料研究所 材料科学分野に係る世界的な研究の発展および充実を図り、広く社会に開かれた研究機関として、その研究成果に基づく知的財産を広く社会に還元・公開し、地域貢献に寄与することを目的に設置され、「情報機能ナノ材料」、「エネルギー変換材料」、「精密機能解析」の3部門を設け、積極的な研究開発を行っています。

山口東京理科大学

リスク評価実験棟 諏訪東京理科大学工学部機械工学科のリスク実験評価棟は、火災時の火のまわり方を調べるため、家具などを燃やす燃焼実験が行える施設です。燃焼実験の規模は、最大でバイク1台(2MW)程度となっており、県内外の警察などをはじめとして、様々な企業・機関からの受託研究を行っています。また、高天井を持つ実験棟であることから、浮上プロペラの評価などの実験で地元高校のSPP事業にも貢献するなど、火災実験以外にも使用されています。

諏訪東京理科大学

総合教育機構 総合教育機構は、東京理科大学における組織的な教育活動の支援、活性化及び質的向上を図るとともに、理数系分野の教育方法及び教育指導方法に関する研究とその実践及び成果の発信を通じて、本学の建学の理念である科学技術の知識の普及及び進展に寄与することを目的としています。

教育開発センター 教職支援センター 理数教育研究センター 情報教育センター

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組織図 東京理科大学

研究戦略・産学連携センター

企画管理部門

■知財管理■契約管理■リスク管理■広報業務■科研費等支援

研究戦略部門

■戦略、方針策定■調査分析■情報収集

研究・産学連携支援部門

■研究プロジェクトの 企画、支援、管理■シーズ発掘■マッチング■技術移転

地域連携・事業化推進部門

■地域連携■事業化支援

東京理科大学 研究戦略・産学連携センター

 東京理科大学 研究戦略・産学連携センターは、平成 26 年 4月に設置されました。 基礎研究から応用研究までの研究支援と産学連携による研究成果の社会還元を一体的に推進する組織として活動しております。

大学の研究戦略策定研究戦略に係る調査及び分析

研究者とともに研究活動の企画・マネジメント、研究成果活用促進を行うことにより、研究者の研究活動の活性化や研究開発マネジメントの強化等を支える業務に従事する人材です。

競争的資金等獲得に向けた情報収集・企画・立案

公的研究費等の申請書作成サポート

研究プロジェクトの企画研究計画等に関する法令等の対応及び精査

研究プロジェクトについての提案・交渉・進捗管理

知的財産等の権利化発信及び活用

国内外に対しての本学の研究成果の広報

What’s URA リサーチ・アドミニストレーターとはUniversity Research Administrator

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氏 名 フリガナ 頁

飯 田 洋 市 イイダ ヨウイチ 233

飯 山 かほり イイヤマ カホリ 101

五十嵐 雅 之 イガラシ マサユキ 180

生 亀 清 貴 イキ キヨタカ 145

池 上 啓 太 イケウエ ケイタ 222

池 岡 宏 イケオカ ヒロシ 109

池 北 雅 彦 イケキタ マサヒコ 146

池 口 徹 イケグチ トオル 109

池 田 毅 イケダ タケシ 218

池 田 容 子 イケダ ヨウコ 215

伊 澤 真 澄 イザワ マスミ 132

石 井 隆 生 イシイ タカオ 226

石 井 康 之 イシイ ヤスユキ 203

石 垣 綾 イシガキ アヤ 167

石 川 敬 史 イシカワ タカフミ 183

石 川 仁 イシカワ ヒトシ 113

石 川 真 志 イシカワ マサシ 192

石 黒 孝 イシグロ タカシ 188

石 田 祥 子 イシダ サチコ 73

石 原 量 イシハラ リヨウ 192

伊集院 一 成 イジユウイン カズシゲ 122

石 渡 恵美子 イシワタ エミコ 81

磯 田 恭 佑 イソダ キヨウスケ 80

礒 濱 洋一郎 イソハマ ヨウイチロウ 122

板 垣 昌 幸 イタガキ マサユキ 154

板 橋 正 章 イタバシ マサアキ 224

伊 丹 誠 イタミ マコト 184

市 川 純 章 イチカワ スミアキ 230

市 村 志 朗 イチムラ シロウ 135

出 田 真一郎 イデタ シンイチロウ 142

井手本 康 イデモト ヤスシ 155

伊 藤 紘 二 イトウ コウジ 219

伊 東 晋 イトウ ススム 160

伊 藤 拓 海 イトウ タクミ 100

伊 藤 裕 久 イトウ ヒロヒサ 100

氏 名 フリガナ 頁

ア 相 川 達 男 アイカワ タツオ 159

相 川 直 幸 アイカワ ナオユキ 183

相 木 雅 次 アイキ マサシ 139

相 原 研 輔 アイハラ ケンスケ 83

相 原 伸 一 アイハラ シンイチ 229

青 木 健 一 アオキ ケンイチ 97

青 木 伸 ア オ キ シ ン 130

青 木 宏 樹 アオキ ヒロキ 138

青 木 正 和 アオキ マサカズ 226

青 野 智 子 アオノ トモコ 237

青 山 隆 夫 アオヤマ タカオ 122

赤 倉 貴 子 アカクラ タカコ 119

明 石 重 男 アカシ シゲオ 142

秋 津 貴 城 アキツ タカシロ 97

秋 本 和 憲 アキモト カズノリ 132

浅 井 英 樹 アサイ ヒデキ 135

浅 野 比 アサノ ヒトシ 223

淺 見 節 子 アサミ セツコ 203

阿 部 俊 弘 アベ トシヒロ 111

阿 部 正 彦 アベ マサヒコ 205

阿 部 善 也 アベ ヨシナリ 90

安 部 良 ア ベ リ ヨ ウ 210

荒 井 研 一 アライ ケンイチ 164

新 井 健 アライ タケシ 165

荒 井 正 行 アライ マサユキ 113

荒 川 裕 則 アラカワ ヒロノリ 102

荒 木 修 アラキ オサム 85

有 光 晃 二 アリミツ コウジ 156

有 村 源一郎 アリムラ ゲンイチロウ 196

安 藤 晋 アンドウ シン 200

阿 武 宏 明 アンノ ヒロアキ 219

イ 飯 島 一 智 イイジマ カズトシ 104

飯 島 北 斗 イイジマ ホクト 95

飯 田 大 輔 イイダ ダイスケ 86

飯 田 努 イイダ ツトム 188

索引 研究者名順 索引

研究者名順

9

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氏 名 フリガナ 頁

伊 藤 弘 道 イトウ ヒロミチ 93

伊 藤 勝 利 イトウ マサトシ 119

伊 藤 稔 イトウ ミノル 133

稲 垣 詠 一 イナガキ エイイチ 216

井 上 啓 イノウエ ケイ 220

井 上 隆 イノウエ タカシ 151

井 上 正 之 イノウエ マサユキ 77

井 上 善 美 イノウエ ヨシミ 235

井 口 眞 イノクチ マコト 221

今 堀 龍 志 イマホリ タツシ 104

今 村 武 イマムラ タケシ 135

今 村 友 彦 イマムラ トモヒコ 225

今 本 啓 一 イマモト ケイイチ 117

伊豫田 拓 也 イヨダ タクヤ 133

入 山 聖 史 イリヤマ サトシ 144

岩 倉 洋一郎 イワクラ ヨウイチロウ 210

岩 下 登志也 イワシタ トシヤ 135

岩 瀬 顕 秀 イワセ アキヒデ 91

岩 館 寛 大 イワダテ ヒロモト 222

岩 村 惠 市 イワムラ ケイイチ 106

岩 本 洋 子 イワモト ヨウコ 77

ウ 植 田 譲 ウエダ ユズル 108

上 野 一 郎 ウエノ イチロウ 173

牛 島 邦 晴 ウシジマ クニハル 114

牛 島 健 夫 ウシジマ タケオ 138

内 海 文 彰 ウチウミ フミアキ 132

宇 津 栄 三 ウヅ エイゾウ 116

内 海 重 宜 ウツミ シゲノリ 225

内 海 隆 行 ウツミ タカユキ 216

梅 澤 雅 和 ウメザワ マサカズ 208

梅 澤 正 史 ウメザワ マサシ 199

楳 田 洋太郎 ウメダ ヨウタロウ 160

楳 原 琢 哉 ウメハラ タクヤ 196

梅 村 和 夫 ウメムラ カズオ 94

エ 江 川 嘉 美 エガワ ヨシミ 81

江 口 康 平 エグチ コウヘイ 180

江 角 浩 安 エスミ ヒロヤス 210

榎 本 一 之 エノモト カズユキ 181

榎 本 理 恵 エノモト リエ 83

氏 名 フリガナ 頁

遠 田 敦 エンタ アツシ 153

遠 藤 健 司 エンドウ タケシ 159

遠 藤 洋 史 エンドウ ヒロシ 105

オ 汪 義 翔 オウ ギシヨウ 135

王 谷 洋 平 オウタニ ヨウヘイ 227

大 石 悦 子 オオイシ エツコ 197

大 石 尊 朗 オオイシ タカオ 149

大 驛 潤 オオエキ ジユン 197

大 川 和 宏 オオカワ カズヒロ 84

大 越 克 也 オオコシ カツヤ 182

大 嶋 伸 明 オオシマ ノブアキ 221

大 島 政 英 オオシマ マサヒデ 226

太 田 宏 平 オオタ コウヘイ 70

太 田 尚 孝 オオタ ヒサタカ 70

太 田 雅 人 オオタ マサヒト 73

大 谷 卓 オオタニ タカシ 209

大 谷 直 子 オオタニ ナオコ 146

大 塚 章 正 オオツカ アキマサ 218

大 塚 英 典 オオツカ ヒデノリ 89

大 沼 宏 オオヌマ ヒロシ 199

大 橋 久 範 オオハシ ヒサノリ 138

大 宮 喜 文 オオミヤ ヨシフミ 151

大 森 晃 オオモリ アキラ 120

大和田 勇 人 オオワダ ハヤト 166

岡 淳一郎 オカ ジユンイチロウ 123

小笠原 英 穂 オガサワラ ヒデホ 82

岡 田 紀 夫 オカダ ノリオ 74

岡 田 裕 オカダ ヒロシ 171

岡 村 総一郎 オカムラ ソウイチロウ 84

小 川 修 平 オガワ シユウヘイ 213

小 川 祥二郎 オガワ シヨウジロウ 128

小 川 正 賢 オガワ マサカタ 201

小木津 武 樹 オギツ タケキ 175

荻 野 誠 オギノ マコト 203

荻 原 慎 二 オギハラ シンジ 171

奥 野 貴 之 オクノ タカユキ 111

奥 原 正 夫 オクハラ マサオ 232

生 越 由 美 オ ゴ セ ユ ミ 203

尾 崎 剛 オザキ タケシ 235

索引

研究者名順

10

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氏 名 フリガナ 頁

小 澤 弘 宜 オザワ ヒロノブ 105

尾 島 善 一 オジマ ヨシカズ 166

織 田 哲 司 オ ダ テ ツ ジ 135

小 幡 裕 希 オバタ ユウキ 213

小 原 大 樹 オバラ ダイキ 74

小 山 貴 裕 オヤマ タカヒロ 81

カ 甲 斐 健 也 カ イ タ ツ ヤ 186

筧 宗 徳 カケヒ ムネノリ 169

葛 西 誠 カサイ マコト 180

加 塩 朋 和 カシオ トモカズ 139

柏 � 敏 義 カシワザキ トシヨシ 134

片 山 昇 カタヤマ ノボル 164

加 藤 清 敬 カトウ キヨタカ 106

加 藤 圭 一 カトウ ケイイチ 72

加 藤 大 樹 カトウ ヒロキ 77

加 藤 佳 孝 カトウ ヨシタカ 178

金 井 範 夫 カナイ ノリオ 236

金 澤 知 世 カナザワ トモヨ 93

蟹 江 壽 カニエ ヒサシ 184

金 子 敏 信 カネコ トシノブ 160

金 子 敏 宏 カネコ トシヒロ 175

金 子 宏 カネコ ヒロシ 72

金 田 和 博 カネダ カズヒロ 215

兼 松 学 カネマツ マナブ 153

鎌 倉 高 志 カマクラ タカシ 146

紙 透 伸 治 カミスキ シンジ 150

上 村 直 樹 カミムラ ナオキ 123

上 村 真 生 カミムラ マサオ 193

亀 谷 和 久 カメガイ カズヒサ 170

亀 田 真 澄 カメダ マスミ 216

亀 田 裕 介 カメダ ユウスケ 164

亀 谷 雄 樹 カメヤ ユウキ 115

栢 木 まどか カヤノキ マドカ 118

河 合 武 司 カワイ タケシ 102

河 合 英 敏 カワイ ヒデトシ 80

川 口 靖 夫 カワグチ ヤスオ 171

川 � 洋 平 カワサキ ヨウヘイ 94

河 野 弥 生 カワノ ヤヨイ 128

河 原 尊 之 カワハラ タカユキ 107

氏 名 フリガナ 頁

川 向 正 人 カワムカイ マサト 151

河 村 洋 カワムラ ヒロシ 224

川 村 康 文 カワムラ ヤスフミ 74

川 村 幸 夫 カワムラ ユキオ 134

姜 玄 浩 カン ヒヨンホ 109

キ 菊 池 明 彦 キクチ アキヒコ 189

菊 池 正 紀 キクチ マサノリ 172

菊 池 靖 キクチ ヤスシ 92

菊 池 喜 昭 キクチ ヨシアキ 176

岸 本 太 一 キシモト タイチ 202

北 和 丈 キタ カズタケ 99

木 田 雅 成 キダ マサナリ 72

北 畑 信 隆 キタハタ ノブタカ 150

北 林 保 キタバヤシ タモツ 72

北 村 大 介 キタムラ ダイスケ 211

北 村 尚 斗 キタムラ ナオト 157

北 村 春 幸 キタムラ ハルユキ 152

木名瀬 高 嗣 キナセ タカシ 99

衣 笠 秀 行 キヌガサ ヒデユキ 152

金 勇 一 キム ヨンイル 119

木 村 吉 郎 キムラ キチロウ 176

木 村 真 一 キムラ シンイチ 160

木 村 力 キムラ ツトム 98

木 村 正 弘 キムラ マサヒロ 236

清 岡 智 キヨオカ サトル 134

ク 權 娟 大 クオン ヨンデ 133

草 野 博 彰 クサノ ヒロアキ 197

草 間 文 彦 クサマ フミヒコ 203

朽 津 和 幸 クチツ カズユキ 147

工 藤 昭 彦 クドウ アキヒコ 87

国 沢 隆 クニサワ タカシ 147

国 村 伸 祐 クニムラ シンスケ 104

久 保 允 人 ク ボ マ サ ト 211

久保田 圭 ク ボ タ ケ イ 209

熊 谷 亮 平 クマガイ リヨウヘイ 101

倉 上 弘 幸 クラカミ ヒロユキ 145

藏 重 亘 クラシゲ ワタル 91

倉 渕 隆 クラブチ タカシ 100

黒 沢 健 クロサワ タケシ 83

索引

研究者名順

11

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氏 名 フリガナ 頁

黒 田 玲 子 クロダ レイコ 205

郡 司 天 博 グンジ タカヒロ 155

コ 小 池 直 之 コイケ ナオユキ 73

小 泉 裕 孝 コイズミ ヒロタカ 107

後飯塚 僚 ゴイツカ リヨウ 212

小井土 賢 二 コイド ケンジ 170

黄 平 国 コウ ヘイコク 121

向 後 保 雄 コウゴ ヤスオ 189

河 野 守 コウノ マモル 117

幸 村 孝 由 コウムラ タカヨシ 141

國 分 淳 コクブン ジユン 136

小 越 澄 雄 コゴシ スミオ 161

小 坂 武 コサカ タケシ 232

小 澤 佑 介 コザワ ユウスケ 164

小 島 尚 人 コジマ ヒロヒト 177

小 園 晴 生 コゾノ ハルオ 213

小 谷 佳 子 コタニ ケイコ 93

後 藤 惠 子 ゴトウ ケイコ 123

小 林 恭 一 コバヤシ キヨウイチ 205

小 林 宏 コバヤシ ヒロシ 113

小 林 正 弘 コバヤシ マサヒロ 145

小 林 真 美 コバヤシ マサミ 92

小 林 酉 子 コバヤシ ユウコ 134

小 松 亨 コマツ トオル 139

駒 場 慎 一 コマバ シンイチ 87

五 味 嗣 夫 ゴ ミ ツ グ オ 232

小向得 優 コムカエ マサル 84

小茂田 昌 代 コモダ マサヨ 123

小 柳 潤 コヤナギ ジユン 192

近 藤 潤 次 コンドウ ジユンジ 162

近 藤 剛 史 コンドウ タケシ 157

近 藤 行 成 コンドウ ユキシゲ 103

サ 佐 伯 政 俊 サイキ マサトシ 223

齊 藤 功 サイトウ イサオ 93

齋 藤 晃 一 サイトウ コウイチ 139

斎 藤 慎 一 サイトウ シンイチ 78

齊 藤 隆 夫 サイトウ タカオ 78

齋 藤 隆 サイトウ タカシ 228

齋 藤 智 彦 サイトウ トモヒコ 84

氏 名 フリガナ 頁

佐 伯 昌 之 サエキ マサユキ 178

酒 井 健 一 サカイ ケンイチ 157

坂 井 教 郎 サカイ ノリオ 157

酒 井 秀 樹 サカイ ヒデキ 155

酒 井 吉 雄 サカイ ヨシオ 215

坂 牛 卓 サカウシ タク 117

坂 田 英 明 サカタ ヒデアキ 75

坂 本 徳 仁 サカモト ノリヒト 136

坂 本 正 典 サカモト マサノリ 201

櫻 井 哲 朗 サクライ テツロウ 237

櫻 井 敏 博 サクライ トシヒロ 128

佐 古 彰 史 サコ アキフミ 93

佐々木 信 也 ササキ シンヤ 113

佐々木 健 夫 ササキ タケオ 96

佐々木 文 夫 ササキ フミオ 100

佐 竹 彰 治 サタケ アキハル 97

佐 竹 信 一 サタケ シンイチ 184

佐 藤 喜一郎 サトウ キイチロウ 181

佐 藤 圭 子 サトウ ケイコ 144

佐 藤 憲 一 サトウ ケンイチ 137

佐 藤 浩 介 サトウ コウスケ 77

佐 藤 祥 子 サトウ シヨウコ 197

佐 藤 隆 夫 サトウ タカオ 93

佐 藤 嗣 道 サトウ ツグミチ 126

佐 藤 毅 サトウ ツヨシ 96

佐 藤 利 昭 サトウ トシアキ 154

佐 藤 寛 之 サトウ ヒロユキ 112

眞 田 克 典 サナダ カツノリ 73

澤 渡 信 之 サワド ノブユキ 142

シ 椎 名 勇 シイナ イサム 88

塩 濱 敬 之 シオハマ タカユキ 111

鹿 村 恵 明 シカムラ ヨシアキ 124

四反田 功 シタンダ イサオ 158

篠 田 陽 シ ノ ダ ヨ ウ 150

篠 原 菊 紀 シノハラ キクノリ 236

柴 建 次 シ バ ケ ン ジ 185

嶋 田 修 治 シマダ シユウジ 126

島 田 浩 章 シマダ ヒロアキ 193

嶋 田 友一郎 シマダ ユウイチロウ 105

索引

研究者名順

12

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氏 名 フリガナ 頁

島 田 裕 シマダ ユタカ 112

島 田 洋 輔 シマダ ヨウスケ 133

清 水 克 彦 シミズ カツヒコ 73

清 水 俊 治 シミズ シユンジ 229

清 水 眞 シミズ マコト 70

下 川 哲 矢 シモカワ テツヤ 198

下 仲 基 之 シモナカ モトユキ 80

庄 野 厚 シヨウノ アツシ 102

白 石 安 男 シライシ ヤスオ 198

白 石 幸 英 シライシ ユキヒデ 221

神 野 潔 ジンノ キヨシ 71

ス 須 川 修 身 スガワ オサミ 224

菅 原 二三男 スガワラ フミオ 147

杉 浦 陽 介 スギウラ ヨウスケ 187

杉 田 誠 スギタ マコト 231

杉 本 振一郎 スギモト シンイチロウ 226

杉 本 裕 スギモト ヒロシ 102

杉 山 睦 スギヤマ ムツミ 163

杉 山 裕 介 スギヤマ ユウスケ 74

鈴 木 彰 スズキ アキラ 94

鈴 木 克 彦 スズキ カツヒコ 76

鈴 木 公 明 スズキ キミアキ 204

鈴 木 康 一 スズキ コウイチ 216

鈴 木 崇 弘 スズキ タカヒロ 175

鈴 木 利 宙 スズキ トシヒロ 214

鈴 木 智 順 スズキ トモノリ 136

鈴 木 知 道 スズキ トモミチ 166

鈴 木 英 之 スズキ ヒデユキ 139

須 田 亮 ス ダ ア キ ラ 140

住 野 豊 スミノ ユタカ 85

セ 清 藤 多加子 セイトウ タカコ 236

瀬 尾 隆 セ オ タ カ シ 82

関 陽 児 セ キ ヨ ウ ジ 134

関 川 浩 セキガワ ヒロシ 82

関 澤 愛 セキザワ アイ 206

関 塚 正 嗣 セキヅカ シヨウジ 236

ソ � 合 憲 三 ソアイ ケンソウ 88

曽 我 公 平 ソガ コウヘイ 190

杣 谷 啓 ソ マ ヤ ケ イ 115

氏 名 フリガナ 頁

タ 平 久 夫 タイラ ヒサオ 96

高 井 文 子 タカイ アヤコ 200

高 澤 涼 子 タカサワ リヨウコ 127

� 嶋 隆 太 タカシマ リユウタ 169

高 瀬 幸 造 タカセ コウゾウ 154

高 頭 孝 毅 タカトウ コウキ 219

高 梨 良 文 タカナシ ヨシフミ 190

高 橋 昭 如 タカハシ アキユキ 173

高 橋 薫 タカハシ カオル 98

高 橋 徹 タカハシ トオル 121

� 橋 裕 タカハシ ユタカ 105

高 橋 芳 行 タカハシ ヨシユキ 81

高 柳 英 明 タカヤナギ ヒデアキ 206

� 山 敦 好 タカヤマ アツヨシ 218

滝 本 宗 宏 タキモト ムネヒロ 143

田 口 速 男 タグチ ハヤオ 147

竹 内 一 成 タケウチ イツセイ 128

竹 内 謙 タケウチ ケン 181

竹内(田村)早苗 タケウチ(タムラ) サナエ 182

武 田 健 タ ケ ダ ケ ン 206

武 田 正 之 タケダ マサユキ 143

竹 村 裕 タケムラ ヒロシ 174

武 村 政 春 タケムラ マサハル 71

田 代 文 夫 タシロ フミオ 194

立 川 篤 タチカワ アツシ 138

田 所 千 治 タドコロ チハル 115

田 所 誠 タドコロ マコト 78

田 中 郁 夫 タナカ イクオ 183

田 中 真紀子 タナカ マキコ 138

田 中 視英子 タナカ ミエコ 73

田 中 未 来 タナカ ミライ 170

田 中 優 実 タ ナ カ ユ ミ 103

田 中 芳 夫 タナカ ヨシオ 201

田 中 芳 治 タナカ ヨシハル 145

田 邊 健 治 タナベ ケンジ 187

田 邉 造 タ ナ ベ ナ リ 231

谷 口 淳 タニグチ ジユン 186

田 沼 靖 一 タヌマ セイイチ 124

田 畑 耕 治 タハタ コウジ 145

索引

研究者名順

13

Page 14: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

氏 名 フリガナ 頁

太 原 育 夫 タハラ イクオ 143

田 村 浩 二 タムラ コウジ 194

田 村 雅 史 タムラ マサフミ 140

田 村 充 司 タムラ ミツジ 139

田 村 隆 治 タムラ リユウジ 191

チ 崔 彰 訓 チエ チヤンフン 101

千 葉 順 成 チバ ジユンセイ 140

趙 新 為 チョウ シンイ 94

ツ 塚 田 学 ツカダ サトル 159

塚 原 隆 裕 ツカハラ タカヒロ 174

塚 本 桓 世 ツカモト タケヨ 215

塚 本 良 道 ツカモト ヨシミチ 177

月 本 光 俊 ツキモト ミツトシ 127

築 山 光 一 ツキヤマ コウイチ 79

辻 川 信 二 ツジカワ シンジ 95

辻 本 誠 ツジモト マコト 117

土 屋 健 ツチヤ タケシ 235

堤 康 宏 ツツミ ヤスヒロ 165

恒 岡 弥 生 ツネオカ ヤヨイ 129

津 村 公 平 ツムラ コウヘイ 87

テ 出 口 浩 デグチ ヒロシ 177

出 村 郷 志 デムラ サトシ 77

寺 島 千 晶 テラシマ チアキ 207

寺 部 慎太郎 テラベ シンタロウ 179

ト 東 平 光 生 トウヘイ テルミ 178

東 本 崇 仁 トウモト タカヒト 121

堂 脇 清 志 ドウワキ キヨシ 167

遠 山 貴 巳 トオヤマ タカミ 85

戸 川 美 郎 トガワ ヨシオ 143

常 盤 和 靖 トキワ カズヤス 186

徳 永 英 司 トクナガ エイジ 75

十 島 二 朗 トシマ ジロウ 196

富 澤 貞 男 トミザワ サダオ 143

鞆 達 也 ト モ タ ツ ヤ 70

友 岡 康 弘 トモオカ ヤスヒロ 194

鳥 居 陽 介 トリイ ヨウスケ 235

鳥 越 秀 峰 トリゴエ ヒデタカ 88

ナ 中 裕美子 ナ カ ユ ミ コ 98

中 井 泉 ナカイ イズミ 89

氏 名 フリガナ 頁

中 井 定 ナカイ サダム 183

中 井 誠 司 ナカイ セイジ 234

長 井 達 夫 ナガイ タツオ 100

中 島 忠 章 ナカジマ タダアキ 197

中 島 将 博 ナカジマ マサヒロ 150

長 嶋 泰 之 ナガシマ ヤスユキ 94

中 田 一 弥 ナカタ カズヤ 149

中 田 時 夫 ナカダ トキオ 207

永 田 肇 ナガタ ハジメ 163

永 田 寅 臣 ナガタ フサオミ 217

中 野 直 子 ナカノ ナオコ 213

永 野 正 行 ナガノ マサユキ 152

中 平 千 彦 ナカヒラ カズヒコ 234

中 丸 禎 子 ナカマル テイコ 72

中 村 恭 子 ナカムラ キヨウコ 116

中 村 岳 史 ナカムラ タケシ 212

仲 吉 信 人 ナカヨシ マコト 179

永 合 祐 輔 ナゴウ ユウスケ 87

奈 良 松 範 ナラ マツノリ 229

奈 良 恵 ナ ラ メ グ ミ 150

奈 良 裕美子 ナ ラ ユ ミ コ 237

成 田 正 敬 ナリタ タカヨシ 228

ニ 西 尾 圭 史 ニシオ ケイシ 190

西 尾 太一郎 ニシオ タイチロウ 95

西 口 純 代 ニシグチ スミヨ 200

西 野 和 美 ニシノ カズミ 202

西 山 勝 廣 ニシヤマ カツヒロ 232

西 山 千 春 ニシヤマ チハル 195

二 瓶 泰 雄 ニヘイ ヤスオ 179

丹 羽 由佳理 ニ ワ ユ カ リ 154

ネ 根 岸 健 一 ネギシ ケンイチ 126

根 岸 雄 一 ネギシ ユウイチ 89

ノ 能 上 慎 也 ノガミ シンヤ 198

野 口 昭 治 ノグチ シヨウジ 172

野 沢 肇 ノザワ ハジメ 181

野 澤 昌 弘 ノザワ マサヒロ 200

野 島 雅 ノジマ マサシ 209

ハ 橋 口 博 樹 ハシグチ ヒロキ 83

橋 詰 峰 雄 ハシヅメ ミネオ 103

索引

研究者名順

14

Page 15: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

氏 名 フリガナ 頁

橋 爪 洋一郎 ハシヅメ ヨウイチロウ 87

橋 本 茂 樹 ハシモト シゲキ 182

橋 本 慎 二 ハシモト シンジ 222

橋 本 千賀子 ハシモト チカコ 204

長谷川 豪 ハセガワ ゴウ 81

長谷川 新 一 ハセガワ シンイチ 92

長谷川 幹 雄 ハセガワ ミキオ 108

畑 中 大 路 ハタナカ タイジ 216

花 輪 剛 久 ハナワ タケヒサ 124

浜 田 知久馬 ハマダ チクマ 110

浜 田 典 昭 ハマダ ノリアキ 141

浜 本 隆 之 ハマモト タカユキ 107

早 川 洋 一 ハヤカワ ヨウイチ 130

林 隆 三 ハヤシ リユウゾウ 114

早 瀬 仁 則 ハヤセ マサノリ 172

原 利 英 ハラ トシヒデ 145

原 田 拓 ハ ラ ダ タ ク 169

原 田 哲 也 ハラダ テツヤ 184

春 本 高 志 ハルモト タカシ 193

半 谷 精一郎 ハンガイ セイイチロウ 107

半 澤 克 郎 ハンザワ カツロウ 141

半 田 晋 也 ハンダ シンヤ 106

伴 野 元 洋 バンノ モトヒロ 81

ヒ 東 達 也 ヒガシ タツヤ 125

樋 上 賀 一 ヒガミ ヨシカズ 130

樋 口 健 一 ヒグチ ケンイチ 163

樋 口 透 ヒグチ トオル 86

肥 田 剛 典 ヒダ タケノリ 154

日比野 浩 典 ヒビノ ヒロノリ 168

兵 庫 明 ヒヨウゴ アキラ 161

兵 頭 昌 ヒヨウドウ マサシ 83

平 尾 毅 ヒラオ タカシ 234

平 川 保 博 ヒラカワ ヤスヒロ 69

平 木 多賀人 ヒラキ タカト 199

平 田 幸 広 ヒラタ ユキヒロ 230

平 田 陽 一 ヒラタ ヨウイチ 227

平 塚 三 好 ヒラツカ ミツヨシ 204

平 場 誠 示 ヒラバ セイジ 138

平 山 賢太郎 ヒラヤマ ケンタロウ 205

氏 名 フリガナ 頁

広 瀬 啓 雄 ヒロセ ヒロオ 233

フ 范 学 領 フアン シユウリン 175

馮 玲 フ オ ン レ イ 168

深 井 文 雄 フカイ フミオ 130

深 瀬 有希子 フカセ ユキコ 136

福 田 博 フクダ ヒロシ 181

福 田 幸 夫 フクダ ユキオ 227

福 地 裕 フクチ ユタカ 108

福 山 秀 敏 フクヤマ ヒデトシ 207

藤 井 志 郎 フジイ シロウ 181

藤 川 紗千恵 フジカワ サチエ 187

藤 沢 匡 哉 フジサワ マサヤ 121

藤 嶋 昭 フジシマ アキラ 69

藤 代 博 記 フジシロ ヒロキ 184

藤 原 理 賀 フジハラ マサヨシ 77

藤 本 憲次郎 フジモト ケンジロウ 158

藤 原 寛太郎 フジワラ カンタロウ 112

舟 浴 佑 典 フナサコ ユウスケ 223

古 市 貞 一 フルイチ テイイチ 148

古 江 広 和 フルエ ヒロカズ 192

古 川 昭 雄 フルカワ アキオ 161

古 川 利 博 フルカワ トシヒロ 110

古 谷 昌 大 フルタニ マサヒロ 159

古 海 誓 一 フルミ セイイチ 90

古 谷 倫 貴 フルヤ ミチタカ 83

ヘ 別 所 信 夫 ベツシヨ ノブオ 201

ホ 坊 向 伸 隆 ボウムキ ノブタカ 93

保 坂 忠 明 ホサカ タダアキ 200

星 伸 一 ホシ ノブカズ 162

星 肇 ホ シ ハ ジ メ 222

星 野 祐 ホシノ タスク 224

細 尾 敏 男 ホソオ トシオ 136

細 谷 剛 ホ ソ ヤ ゴ ウ 112

堀 田 義太郎 ホツタ ヨシタロウ 137

堀 江 一 郎 ホリエ イチロウ 129

堀 口 道 子 ホリグチ ミチコ 129

堀 戸 重 臣 ホリト シゲオミ 196

本 多 智 ホンダ サトシ 106

本 田 宏 隆 ホンダ ヒロタカ 182

索引

研究者名順

15

Page 16: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

氏 名 フリガナ 頁

本 間 芳 和 ホンマ ヨシカズ 75

マ 前 田 讓 治 マエダ ジヨウジ 162

牧 野 公 子 マキノ キミコ 125

政 池 知 子 マサイケ トモコ 149

増 田 信 之 マスダ ノブユキ 186

松 浦 達 治 マツウラ タツジ 165

松 浦 真 澄 マツウラ マスミ 116

松 江 英 明 マツエ ヒデアキ 230

松 岡 隆 志 マツオカ タカシ 233

松 隈 大 輔 マツクマ ダイスケ 91

松 崎 亮 介 マツザキ リヨウスケ 174

松 澤 智 史 マツザワ トモフミ 146

松 下 恭 子 マツシタ キヨウコ 76

松 田 一 朗 マツダ イチロウ 162

松 田 学 則 マツダ タカノリ 90

松 田 忠 典 マツダ タダスケ 119

松 永 幸 大 マツナガ サチヒロ 148

松 實 良 祐 マツミ リヨウスケ 116

松 本 有 正 マツモト アリマサ 91

松 本 和 子 マツモト カズコ 99

松 本 睦 良 マツモト ムツヨシ 191

松 本 靖 彦 マツモト ヤスヒコ 135

ミ 三 浦 和 彦 ミウラ カズヒコ 76

三 浦 幸 平 ミウラ コウヘイ 74

三 浦 成 敏 ミウラ シゲトシ 195

水 田 龍 信 ミズタ リユウシン 213

水 野 雅 之 ミズノ マサユキ 208

溝 口 博 ミゾグチ ヒロシ 172

三 田 勝 也 ミ タ カ ツ ヤ 180

満 田 節 生 ミツダ セツオ 76

峯 木 茂 ミネキ シゲル 148

宮 岡 悦 良 ミヤオカ エツオ 92

宮 川 宣 明 ミヤカワ ノブアキ 85

宮 崎 智 ミヤザキ サトル 131

宮 島 顕 祐 ミヤジマ ケンスケ 86

宮 武 久 佳 ミヤタケ ヒサヨシ 204

宮 武 正 明 ミヤタケ マサアキ 115

宮 永 博 史 ミヤナガ ヒロシ 202

宮 部 博 史 ミヤベ ヒロシ 120

氏 名 フリガナ 頁

見 山 友 裕 ミヤマ トモヒロ 215

宮 村 一 夫 ミヤムラ カズオ 79

宮 本 暢 子 ミヤモト ノブコ 144

三代沢 正 ミヨサワ タダシ 234

ム 武 藤 英 ムトウ ヒデシ 237

宗 内 綾 子 ムネウチ アヤコ 136

村 岡 正 宏 ムラオカ マサヒロ 175

村 上 貴 聡 ムラカミ キソウ 71

村 上 康 文 ムラカミ ヤスフミ 195

村 口 正 弘 ムラグチ マサヒロ 108

メ 目 黒 多加志 メグロ タカシ 95

モ 望 月 正 隆 モチヅキ マサタカ 125

元 祐 昌 廣 モトスケ マサヒロ 115

元 屋 清一郎 モトヤ キヨイチロウ 141

森 俊 介 モリ シユンスケ 167

森 澤 貴 之 モリサワ タカユキ 139

森 田 泰 介 モリタ タイスケ 92

森 田 廣 モリタ ヒロシ 220

森 田 昌 宏 モリタ マサヒロ 207

盛 永 篤 郎 モリナガ アツオ 141

ヤ 矢 口 宏 ヤグチ ヒロシ 141

八 嶋 弘 幸 ヤシマ ヒロユキ 110

安 井 清 一 ヤスイ セイイチ 170

安 原 幹 ヤスハラ モトキ 153

安 盛 敦 雄 ヤスモリ アツオ 191

谷 内 利 明 ヤチ トシアキ 118

柳 田 さやか ヤナギダ サヤカ 193

柳 田 仁 ヤナギタ ヒトシ 233

柳 田 昌 宏 ヤナギダ マサヒロ 83

矢 部 博 ヤ ベ ヒ ロ シ 82

山 縣 宏 寿 ヤマガタ ヒロヒサ 235

山 口 一 弘 ヤマグチ カズヒロ 231

山 口 武 彦 ヤマグチ タケヒコ 187

山 口 俊 和 ヤマグチ トシカズ 111

山 口 富 治 ヤマグチ トミハル 188

山 口 祐 貴 ヤマグチ ユウキ 159

山 崎 多恵子 ヤマザキ タエコ 138

山 下 親 正 ヤマシタ チカマサ 126

山 田 康 洋 ヤマダ ヤスヒロ 96

索引

研究者名順

16

Page 17: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

氏 名 フリガナ 頁

山 登 一 郎 ヤマト イチロウ 195

山 中 聡 ヤマナカ サトシ 72

山 本 栄 ヤマモト サカエ 111

山 本 隆 彦 ヤマモト タカヒコ 163

山 本 貴 博 ヤマモト タカヒロ 99

山 本 宏 樹 ヤマモト ヒロキ 137

山 本 誠 ヤマモト マコト 69

山 本 学 ヤマモト マナブ 185

山 本 三沙岐 ヤマモト ミサキ 197

山 本 芳 人 ヤマモト ヨシト 71

ユ 湯 浅 真 ユアサ マコト 156

由 井 宏 治 ユイ ヒロハル 79

結 城 和 久 ユウキ カズヒサ 218

ヨ 横 田 智 巳 ヨコタ トモミ 73

横 田 匡 紀 ヨコタ マサトシ 137

横 山 秀 樹 ヨコヤマ ヒデキ 182

吉 井 健太郎 ヨシイ ケンタロウ 74

吉 岡 朗 ヨシオカ アキラ 92

吉 岡 健 ヨシオカ ケン 220

吉 岡 正 道 ヨシオカ マサミチ 199

吉 澤 一 巳 ヨシザワ カズミ 127

吉 澤 望 ヨシザワ ノゾム 153

吉 沢 正 広 ヨシザワ マサヒロ 233

吉 田 周 平 ヨシダ シユウヘイ 188

吉 田 孝 博 ヨシダ タカヒロ 118

吉 田 博 行 ヨシダ ヒロユキ 221

吉 見 陽 児 ヨシミ ヨウジ 150

吉 村 敏 彦 ヨシムラ トシヒコ 217

吉 本 成 香 ヨシモト シゲカ 114

ラ 雷 忠 ラ イ チ ユ ウ 225

リ 李 海 燕 リ カ イ エ ン 99

ワ 和 田 猛 ワ ダ タ ケ シ 131

和 田 直 之 ワダ ナオユキ 149

和 田 浩 志 ワ ダ ヒ ロ シ 127

渡 辺 量 朗 ワタナベ カズオ 80

渡 辺 一 之 ワタナベ カズユキ 76

渡 邉 智 ワタナベ サトシ 193

渡 辺 正 ワタナベ タダシ 214

渡 邉 昇 ワタナベ ノボル 143

氏 名 フリガナ 頁

渡 邉 均 ワタナベ ヒトシ 120

渡 邊 康 之 ワタナベ ヤスユキ 228

渡 部 昌 平 ワタベ シヨウヘイ 77

P Premachandra Chinthaka プレーマチャンドラ チンタカ 109

W Watson Darnell ダーネル ワツツン 137

Z Zacharie Jehl ザツカリー イエル 209

索引

研究者名順

17

Page 18: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

キーワード 氏 名 頁

ア 暗黙知 生 越 由 美 203

い イオンビーム工学 武 藤 英 237

医科学 久 保 允 人 211

イ 医学 江 角 浩 安 210

イ イギリス小説 松 本 和 子 99

イ イギリス文学 宗 内 綾 子 136

イ イギリス文学 池 田 容 子 215

イ 維持管理工学 佐 伯 昌 之 178

イ 意匠 生 越 由 美 203

イ 意匠 橋 本 千賀子 204

イ 意匠法 鈴 木 公 明 204

イ 移植免疫学 安 部 良 210

イ 一塩基多型 鳥 越 秀 峰 88

イ 位置と力の制御 永 田 寅 臣 217

イ 遺伝暗号の化学 田 村 浩 二 194

イ 遺伝子改変マウス 岩 倉 洋一郎 210

イ 遺伝子工学 政 池 知 子 149

イ 遺伝子工学 大 石 尊 朗 149

イ 移動・飛行・空陸両用ロボット Premachandra Chinthaka 109

イ 移動ロボット 池 田 毅 218

イ イノベーション 高 井 文 子 200

イ イノベーション 宮 永 博 史 202

イ イノベーション 平 尾 毅 234

イ 意味論 大 石 悦 子 197

イ イムノアッセイ 曽 我 公 平 190

イ イメージング 松 永 幸 大 148

イ 医薬・医学統計 川 � 洋 平 94

イ 医薬結合分子 菅 原 二三男 147

イ 医薬統計 宮 岡 悦 良 92

イ 医薬統計 浜 田 知久馬 110

イ 医薬品 礒 濱 洋一郎 122

イ 医薬品情報 伊集院 一 成 122

イ 医薬品情報 上 村 直 樹 123

イ 医薬品リスク管理計画 佐 藤 嗣 道 126

イ 医用工学 古 川 利 博 110

イ 医用生体工学 菊 池 明 彦 189

イ 医用生体工学 曽 我 公 平 190

イ 医用生体工学 上 村 真 生 193

イ 医用生体電子工学 山 本 隆 彦 163

キーワード 氏 名 頁

あ アーク放電 金 勇 一 119

ア アーバンデザイン 坂 牛 卓 117

ア アイヌ研究 木名瀬 高 嗣 99

ア アクアバイオメカニックス 稲 垣 詠 一 216

ア アクセス制御 松 江 英 明 230

ア アジア 小 林 恭 一 205

ア 圧縮性流 山 本 誠 69

ア 圧電体 岡 村 総一郎 84

ア アドホックネットワーク 松 江 英 明 230

ア アナログ・ディジタル信号処理 相 川 直 幸 183

ア アナログ回路 兵 庫 明 161

ア アナログデジタル混載集積回路 松 浦 達 治 165

ア アナログ電子回路 松 浦 達 治 165

ア アポトーシス 池 北 雅 彦 146

ア アミノ酸 古 谷 昌 大 159

ア アメリカ黒人文学 深 瀬 有希子 136

ア アメリカ小説 川 村 幸 夫 134

ア アメリカ政治外交史 石 川 敬 史 183

ア アメリカ文化 青 野 智 子 237

ア アメリカ文学 深 瀬 有希子 136

ア アメリカン・ルネッサンス 奈 良 裕美子 237

ア 誤り訂正符号 八 嶋 弘 幸 110

ア アレルギー 岩 倉 洋一郎 210

ア アレルギー学 西 山 千 春 195

ア アレルギー学 北 村 大 介 211

ア 暗号 金 子 敏 信 160

ア 暗号 杉 田 誠 231

ア 暗号の数理 宮 本 暢 子 144

ア 暗号理論 藤 沢 匡 哉 121

ア 暗号理論 小 松 亨 139

ア 暗号理論 入 山 聖 史 144

ア 安心安全 岡 田 裕 171

ア 安全 小 林 恭 一 205

ア 安全システム 山 本 栄 111

ア 安全システム 渡 邉 均 120

ア 安全システム 鈴 木 知 道 166

ア 安全システム 安 井 清 一 170

ア 安全システム 須 川 修 身 224

ア 安全性監視計画 佐 藤 嗣 道 126

索引 キーワード順

索引

キーワード順

18

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キーワード 氏 名 頁

イ 移流拡散方程式 杉 山 裕 介 74

イ 医療系薬学 青 山 隆 夫 122

イ 医療系薬学 嶋 田 修 治 126

イ 医療系薬学 上 村 真 生 193

イ 医療工学 相 川 直 幸 183

イ 医療コミュニケーション 後 藤 惠 子 123

イ 医療薬学 上 村 直 樹 123

イ 医療薬学 河 野 弥 生 128

イ 医療薬剤学 青 山 隆 夫 122

イ 印刷 四反田 功 158

イ インターネットビジネス 高 井 文 子 200

イ インデンテーション 向 後 保 雄 189

イ インピーダンス 四反田 功 158

う ウェアラブル 四反田 功 158

イ 動き推定 亀 田 裕 介 164

イ 渦糸 相 木 雅 次 139

宇宙システム工学 木 村 真 一 160

ウ 宇宙線 齋 藤 晃 一 139

ウ 宇宙線 千 葉 順 成 140

ウ 宇宙線 澤 渡 信 之 142

ウ 宇宙物理 齋 藤 晃 一 139

ウ 宇宙物理 千 葉 順 成 140

ウ 宇宙物理 澤 渡 信 之 142

ウ 宇宙物理学 鈴 木 英 之 139

ウ 宇宙物理学 幸 村 孝 由 141

ウ 宇宙論 辻 川 信 二 95

ウ 運動処方 清 岡 智 134

ウ 運動生理学 市 村 志 朗 135

ウ 運動療法 清 岡 智 134

え 英語 横 山 秀 樹 182

英語学 織 田 哲 司 135

英語教育 高 橋 薫 98

英語教育 川 村 幸 夫 134

英語教育 池 田 容 子 215

英語教育 清 藤 多加子 236

英語教育 奈 良 裕美子 237

英国ルネサンス演劇 小 林 酉 子 134

英語圏文学・文化 奈 良 裕美子 237

英語コーパス言語学 高 橋 薫 98

英語史 織 田 哲 司 135

英文学 松 本 靖 彦 135

栄養療法サポートのIT化 小茂田 昌 代 123

エージェントシステム 原 田 拓 169

キーワード 氏 名 頁

疫学 佐 藤 嗣 道 126

液晶 佐々木 健 夫 96

液晶 古 江 広 和 192

液晶 酒 井 吉 雄 215

液晶 見 山 友 裕 215

液晶高分子 中 裕美子 98

液晶材料学 古 海 誓 一 90

エコロジー 有 村 源一郎 196

エナジーハーベスティング 岡 村 総一郎 84

エネルギー学 森 俊 介 167

エネルギー環境工学 近 藤 潤 次 162

エネルギー経済 � 嶋 隆 太 169

エネルギー経済モデル 森 俊 介 167

エネルギー工学 片 山 昇 164

エネルギーの釣り合い 北 村 春 幸 152

エネルギー評価・開発 堂 脇 清 志 167

エネルギー変換 川 口 靖 夫 171

エネルギー変換 平 田 陽 一 227

エネルギー変換材料 阿 武 宏 明 219

エピ成長 藤 代 博 記 184

エリザベス朝服飾史 小 林 酉 子 134

塩基増殖剤 有 光 晃 二 156

塩基発生無機微粒子 有 光 晃 二 156

延焼拡大防止機構 大 宮 喜 文 151

炎症性疾患 深 井 文 雄 130

エントロピー 明 石 重 男 142

お 音響処理 古 川 利 博 110

応答評価法 北 村 春 幸 152

応用経済工学 中 平 千 彦 234

応用計量経済学 中 平 千 彦 234

応用健康科学 清 岡 智 134

応用言語学 長谷川 新 一 92

応用数学 佐々木 文 夫 100

応用数学 牛 島 健 夫 138

応用数学 小 林 正 弘 145

応用生命工学 西 山 千 春 195

応用電気化学 湯 浅 真 156

応用統計 浜 田 知久馬 110

応用物性 常 盤 和 靖 186

応用物性 田 邊 健 治 187

応用物性 古 江 広 和 192

応用物性論 渡 邊 康 之 228

応用マクロ経済学 中 平 千 彦 234

索引

キーワード順

19

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キーワード 氏 名 頁

応用薬理学 根 岸 健 一 126

応用力学 東 平 光 生 178

応力解析 向 後 保 雄 189

オプティカルフロー 亀 田 裕 介 164

オペレーションズ・リサーチ 矢 部 博 82

オペレーションズ・リサーチ 田 中 未 来 170

オペレーションズリサーチ 石 垣 綾 167

音響信号計測 吉 田 孝 博 118

オンサイト分析 阿 部 善 也 90

音声信号処理 半 谷 精一郎 107

温熱生理 仲 吉 信 人 179

か カーボン 金 勇 一 119

カーボンナノチューブ 金 勇 一 119

カーロボティクス 林 隆 三 114

会計学 馮 玲 168

外国語創作 北 和 丈 99

階層型領域分割法 杉 本 振一郎 226

解の爆発 杉 山 裕 介 74

界面・コロイド化学 由 井 宏 治 79

界面・コロイド化学 大 塚 英 典 89

界面化学 宮 村 一 夫 79

界面化学 古 海 誓 一 90

界面化学 酒 井 健 一 157

界面化学 遠 藤 健 司 159

界面化学 松 本 睦 良 191

界面化学 渡 邉 智 193

界面化学 阿 部 正 彦 205

界面化学 内 海 重 宜 225

界面科学 酒 井 秀 樹 155

界面活性剤 近 藤 行 成 103

界面活性剤 � 橋 裕 105

界面活性剤 酒 井 健 一 157

界面現象 住 野 豊 85

界面熱流体力学 上 野 一 郎 173

海洋物理 三 浦 和 彦 76

回路シミュレーション 藤 代 博 記 184

回路設計 兵 庫 明 161

回路設計 見 山 友 裕 215

回路とシステム 兵 庫 明 161

カオス 戸 川 美 郎 143

可解性 杉 山 裕 介 74

化学・バイオセンサ材料 安 盛 敦 雄 191

カ 科学教育 清 水 克 彦 73

キーワード 氏 名 頁

カ 科学教育 小 川 正 賢 201

カ 化学系薬学 和 田 浩 志 127

カ 化学系薬学 青 木 伸 130

カ 化学工学 庄 野 厚 102

カ 化学工学 嶋 田 友一郎 105

カ 化学工学 堂 脇 清 志 167

カ 科学コミュニケーション 亀 谷 和 久 170

カ 化学生物学 橋 本 茂 樹 182

カ 化学反応 築 山 光 一 79

カ 化学反応 亀 谷 雄 樹 115

カ 核酸医薬 和 田 猛 131

カ 核磁気共鳴 元 屋 清一郎 141

カ 学習工学 東 本 崇 仁 121

カ 確率解析 金 子 宏 72

カ 確率過程論 平 場 誠 示 138

カ 確率システム 相 原 伸 一 229

カ 確率論 平 場 誠 示 138

カ 核力 宇 津 栄 三 116

カ 加工学 中 村 恭 子 116

カ 化合物系薄膜太陽電池 中 田 時 夫 207

カ 化合物系薄膜太陽電池 Zacharie Jehl 209

カ 化合物半導体 渡 邊 康 之 228

カ 化合物半導体デバイス 高 梨 良 文 190

カ 火災 小 林 恭 一 205

カ 火災安全 水 野 雅 之 208

カ 火災安全工学 関 澤 愛 206

カ 火災安全工学 今 村 友 彦 225

カ 火災科学 森 田 昌 宏 207

カ 火災科学 須 川 修 身 224

カ 画質評価 半 谷 精一郎 107

カ 画像・映像の符号化と処理 伊 東 晋 160

カ 画像工学 相 川 直 幸 183

カ 画像処理 浜 本 隆 之 107

カ 画像処理 池 岡 宏 109

カ 画像処理 Premachandra Chinthaka 109

カ 画像処理 古 川 利 博 110

カ 画像処理 竹 村 裕 174

カ 画像処理 保 坂 忠 明 200

カ 画像処理 山 口 一 弘 231

カ 画像処理・解析 小 島 尚 人 177

カ 画像処理一般 小 林 宏 113

カ 加速器 武 藤 英 237

カ 加速器科学 飯 島 北 斗 95

索引

キーワード順

20

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キーワード 氏 名 頁

カ 価値工学 奥 原 正 夫 232

カ 学校組織マネジメント 畑 中 大 路 216

カ 活性酸素 江 角 浩 安 210

カ カテゴリカルデータ解析 富 澤 貞 男 143

カ カテゴリカルデータ解析 田 畑 耕 治 145

カ カテゴリカルデータ解析 倉 上 弘 幸 145

カ 金型磨きロボット 永 田 寅 臣 217

カ ガバナンス 横 田 匡 紀 137

カ 可溶化 近 藤 行 成 103

カ カルコパイライト 杉 山 睦 163

カ がん 秋 本 和 憲 132

カ がん 江 角 浩 安 210

カ 癌 村 上 康 文 195

カ がん幹細胞 堀 口 道 子 129

カ 換気設備 倉 渕 隆 100

カ 環境安全工学 今 村 友 彦 225

カ 「環境」概念 関 塚 正 嗣 236

カ 環境化学 阿 部 善 也 90

カ 環境化学 望 月 正 隆 125

カ 環境科学 浅 野 比 223

カ 環境科学 須 川 修 身 224

カ 環境ガバナンス 横 田 匡 紀 137

カ 環境関連化学 荒 川 裕 則 102

カ 環境経営会計 柳 田 仁 233

カ 環境工学 � 山 敦 好 218

カ 環境材料 峯 木 茂 148

カ 環境材料 奈 良 松 範 229

カ 環境材料学 西 山 勝 廣 232

カ 環境社会学 坂 本 正 典 201

カ 環境修復技術 奈 良 松 範 229

カ 環境浄化 峯 木 茂 148

カ 環境浄化 中 田 一 弥 149

カ 環境水理学 二 瓶 泰 雄 179

カ 環境生物学 長谷川 豪 81

カ 環境生理学(含体力医学、栄養生理学) 樋 上 賀 一 130

カ 環境設計 高 瀬 幸 造 154

カ 環境調和型電気電子デバイス工学 森 田 廣 220

カ 環境低負荷半導体エネルギー変換材料 飯 田 努 188

カ 環境農学 鈴 木 智 順 136

カ 環境微生物 鈴 木 智 順 136

カ 環境分析 国 村 伸 祐 104

カ 環境保全 峯 木 茂 148

カ 環境保全 柳 田 仁 233

キーワード 氏 名 頁

カ 環境問題の解剖 渡 辺 正 214

カ 環境倫理学 関 塚 正 嗣 236

カ 換気力学 倉 渕 隆 100

カ 韓国 小 林 恭 一 205

カ 鑑識化学 中 井 泉 89

カ 患者心理 後 藤 惠 子 123

カ 患者に優しい製剤 花 輪 剛 久 124

カ 関数解析 齊 藤 功 93

カ 函数解析学 岡 田 紀 夫 74

カ 感性情報学 藤 原 寛太郎 112

カ 関節リウマチ 岩 倉 洋一郎 210

カ 元素ブロック高分子 郡 司 天 博 155

カ 癌とその浸潤/転移 深 井 文 雄 130

カ 管理会計 馮 玲 168

カ 緩和医療薬学 吉 澤 一 巳 127

き 機械学習 長谷川 幹 雄 108

カ 機械学習 塩 濱 敬 之 111

機械学習 大和田 勇 人 166

キ 機械学習 原 田 拓 169

キ 機械学習 安 藤 晋 200

キ 機械機能要素 佐々木 信 也 113

キ 機械機能要素 吉 本 成 香 114

キ 機械機能要素 宮 武 正 明 115

キ 機械機能要素 野 口 昭 治 172

キ 機械工学 石 川 真 志 192

キ 機械材料 荻 原 慎 二 171

キ 機械材料 菊 池 正 紀 172

キ 機械材料 板 橋 正 章 224

キ 機械材料学 西 山 勝 廣 232

キ 機械システム 小木津 武 樹 175

キ 機械システム 稲 垣 詠 一 216

キ 機械情報学 溝 口 博 172

キ 機械的特性評価 荒 井 正 行 113

キ 機械力学 松 實 良 祐 116

キ 幾何学 小 池 直 之 73

キ 幾何学 吉 岡 朗 92

キ 危機管理 小 林 恭 一 205

キ 企業内教育 赤 倉 貴 子 119

キ 企業評価 馮 玲 168

キ 機構設計学 西 山 勝 廣 232

キ 技術経営 別 所 信 夫 201

キ 技術経営 宮 永 博 史 202

キ 技術経営 三代沢 正 234

索引

キーワード順

21

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キーワード 氏 名 頁

キ 技術戦略 坂 本 正 典 201

キ 気象 三 浦 和 彦 76

キ 気象・海洋物理学 � 山 敦 好 218

キ 気相クラスター 山 田 康 洋 96

キ 基礎解析学 横 田 智 巳 73

キ 基礎解析学 吉 井 健太郎 74

キ 基礎解析学 山 崎 多恵子 138

キ 基礎獣医学 後飯塚 僚 212

キ 機能 三 浦 成 敏 195

キ 機能材料 高 頭 孝 毅 219

キ 機能材料 星 肇 222

キ 機能材料化学 磯 田 恭 佑 80

キ 機能材料化学 秋 津 貴 城 97

キ 機能性高分子 佐々木 健 夫 96

キ 機能性高分子 中 裕美子 98

キ 機能性高分子 菊 池 明 彦 189

キ 機能性高分子材料 青 木 健 一 97

キ 機能性高分子材料 石 原 量 192

キ 機能性材料 近 藤 剛 史 157

キ 機能性材料 竹内(田村)早苗 182

キ 機能性材料 田 邊 健 治 187

キ 機能性材料 石 黒 孝 188

キ 機能性酸化物材料 常 盤 和 靖 186

キ 機能性セラミックス 西 尾 圭 史 190

キ 機能性物質 河 合 英 敏 80

キ 機能性分子 松 田 学 則 90

キ 機能性分子化学 今 堀 龍 志 104

キ 機能薄膜形成 金 田 和 博 215

キ 機能物質化学 酒 井 健 一 157

キ 機能分子科学 井 口 眞 221

キ 機能分子科学 舟 浴 佑 典 223

キ 逆問題 伊 藤 弘 道 93

キ キャビテーション応用技術 吉 村 敏 彦 217

キ 吸着 酒 井 健 一 157

キ 吸入製剤 堀 口 道 子 129

キ 吸入製剤設計 山 下 親 正 126

キ 吸入デバイス設計 山 下 親 正 126

キ 教育経営 畑 中 大 路 216

キ 教育工学 高 橋 薫 98

キ 教育工学 赤 倉 貴 子 119

キ 教育工学 高 橋 徹 121

キ 教育工学 東 本 崇 仁 121

キ 教育工学 筧 宗 徳 169

キーワード 氏 名 頁

キ 教育工学 山 口 武 彦 187

キ 教育工学 伊 藤 紘 二 219

キ 教育工学 広 瀬 啓 雄 233

キ 教育工学 尾 崎 剛 235

キ 教育社会学 伊 藤 稔 133

キ 教育社会学 山 本 宏 樹 137

キ 教育情報学 大 森 晃 120

キ 教材開発 川 村 康 文 74

キ 教師教育 伊 藤 稔 133

キ 凝縮系(強相関電子系)の物理 半 澤 克 郎 141

キ 行政 小 林 恭 一 205

キ 業績評価 馮 玲 168

キ 強相関エレクトロニクス 齋 藤 智 彦 84

キ 強相関電子系 齋 藤 智 彦 84

キ 強相関電子系 福 山 秀 敏 207

キ 強電子相関材料 宮 川 宣 明 85

キ 強度 向 後 保 雄 189

キ 業務改善支援 赤 倉 貴 子 119

キ 強誘電体 岡 村 総一郎 84

キ 強誘電体材料 井手本 康 155

キ 橋梁工学 木 村 吉 郎 176

キ 距離推定 池 岡 宏 109

キ キラリティー 松 本 有 正 91

キ キラル化学 � 合 憲 三 88

キ キラル化学 黒 田 玲 子 205

キ 近・現代日本社会史 木名瀬 高 嗣 99

キ 銀河 松 下 恭 子 76

キ 銀河団 松 下 恭 子 76

キ 近似結晶 田 村 隆 治 191

キ 近赤外 曽 我 公 平 190

キ 近赤外線分光法 篠 原 菊 紀 236

キ 金属ガラス 田 村 隆 治 191

キ 金属合金 元 屋 清一郎 141

キ 金属タンパク質 三 浦 成 敏 195

キ 金属物性 田 村 隆 治 191

キ 近代建築史 栢 木 まどか 118

キ 金融 下 川 哲 矢 198

キ 金融工学 塩 濱 敬 之 111

キ 金融工学 � 嶋 隆 太 169

キ 金融リスク管理 塩 濱 敬 之 111

く 空調システムのエネルギー評価 長 井 達 夫 100

キ クォーク核物理 齋 藤 晃 一 139

組合せ最適化 池 口 徹 109

索引

キーワード順

22

Page 23: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

キーワード 氏 名 頁

組合わせデザイン 宮 本 暢 子 144

組換え 水 田 龍 信 213

クラスター化学 藏 重 亘 91

クラスター科学 根 岸 雄 一 89

グラフィカルモデル 塩 濱 敬 之 111

グラフェン 加 藤 大 樹 77

グラフェン 津 村 公 平 87

グラフ理論 江 川 嘉 美 81

グラフ理論 小 谷 佳 子 93

グリーン購入 奈 良 松 範 229

グローバル 横 田 匡 紀 137

グローバル・マーケティング 井 上 善 美 235

グローバル技術経営論 岸 本 太 一 202

群知能 滝 本 宗 宏 143

け 経営意思決定 山 口 俊 和 111

経営科学 梅 澤 正 史 199

経営学 大 驛 潤 197

経営学 高 井 文 子 200

経営学 西 野 和 美 202

経営学 小 坂 武 232

経営学 吉 沢 正 広 233

経営学 平 尾 毅 234

経営学 篠 原 菊 紀 236

経営工学 新 井 健 165

経営工学 筧 宗 徳 169

経営史 平 尾 毅 234

経営戦略 西 野 和 美 202

経営戦略論 高 井 文 子 200

経営戦略論 岸 本 太 一 202

経営組織論 高 井 文 子 200

経営分析 鳥 居 陽 介 235

経済学 坂 本 徳 仁 136

経済性工学 山 口 俊 和 111

経済性工学 � 嶋 隆 太 169

計算化学 島 田 洋 輔 133

計算化学 北 村 尚 斗 157

計算科学 内 海 隆 行 216

計算科学 吉 岡 健 220

計算機工学 増 田 信 之 186

計算機システム 松 澤 智 史 146

計算機代数 関 川 浩 82

計算機統計 浜 田 知久馬 110

計算数学 関 川 浩 82

キーワード 氏 名 頁

計算破壊力学 岡 田 裕 171

計算破壊力学 范 学 領 175

計算物理学 宇 津 栄 三 116

計算物理学 金 子 敏 宏 175

計算力学 牛 島 邦 晴 114

計算力学 岡 田 裕 171

計算力学 菊 池 正 紀 172

計算力学 高 橋 昭 如 173

計算力学 杉 本 振一郎 226

形式意味論 西 口 純 代 200

形式的検証 荒 井 研 一 164

計測 佐 伯 昌 之 178

計測 見 山 友 裕 215

計測・制御工学 相 川 直 幸 183

計測科学 由 井 宏 治 79

計測技術 荒 井 正 行 113

計測システム 酒 井 吉 雄 215

系統微生物学 鈴 木 智 順 136

経肺投与法 山 下 親 正 126

ゲージ理論 佐 藤 喜一郎 181

ゲーテ 浅 井 英 樹 135

ゲーム理論 梅 澤 正 史 199

血液内科学 安 部 良 210

結晶化学 島 田 洋 輔 133

結晶学 藤 本 憲次郎 158

結晶学 黒 田 玲 子 205

結晶工学 飯 田 大 輔 86

結晶工学 常 盤 和 靖 186

結晶工学 藤 川 紗千恵 187

結晶工学 古 江 広 和 192

結晶成長 大 川 和 宏 84

結晶成長物理 本 間 芳 和 75

結晶物理学 國 分 淳 136

ゲノム 江 角 浩 安 210

ゲノム創薬学 田 沼 靖 一 124

ケミカルバイオロジー 紙 透 伸 治 150

ケミカルバイオロジー 北 畑 信 隆 150

煙制御計画 大 宮 喜 文 151

原価計算 馮 玲 168

健康食品 礒 濱 洋一郎 122

健康体力学 北 林 保 72

言語学 大 石 悦 子 197

ケ 言語情報処理 大 森 晃 120

索引

キーワード順

23

Page 24: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

キーワード 氏 名 頁

ケ 原子 盛 永 篤 郎 141

ケ 原子核 齋 藤 晃 一 139

ケ 原子核 千 葉 順 成 140

ケ 原子核 澤 渡 信 之 142

ケ 原子核 木 村 正 弘 236

ケ 原子核理論 宇 津 栄 三 116

ケ 原子間力顕微鏡 酒 井 健 一 157

ケ 原子物理学 長 嶋 泰 之 94

ケ 建築・都市防災 水 野 雅 之 208

ケ 建築安全工学 大 宮 喜 文 151

ケ 建築意匠 坂 牛 卓 117

ケ 建築火災安全工学 大 宮 喜 文 151

ケ 建築環境 倉 渕 隆 100

ケ 建築環境 辻 本 誠 117

ケ 建築環境 井 上 隆 151

ケ 建築環境工学 高 瀬 幸 造 154

ケ 建築計画 熊 谷 亮 平 101

ケ 建築計画 関 澤 愛 206

ケ 建築構造 河 野 守 117

ケ 建築構造 衣 笠 秀 行 152

ケ 建築構造 肥 田 剛 典 154

ケ 建築構造設計 北 村 春 幸 152

ケ 建築構法 熊 谷 亮 平 101

ケ 建築材料 今 本 啓 一 117

ケ 建築材料 兼 松 学 153

ケ 建築史 川 向 正 人 151

ケ 建築照明 吉 澤 望 153

ケ 建築生産 崔 彰 訓 101

ケ 建築設計 坂 牛 卓 117

ケ 建築設計 安 原 幹 153

ケ 建築デザイン 川 向 正 人 151

建築防火 辻 本 誠 117

コ 建築防火 小 林 恭 一 205

コ 建築防災計画 大 宮 喜 文 151

コ 顕微分光 徳 永 英 司 75

コ 憲法学 柏 � 敏 義 134

コ 弦理論 佐 古 彰 史 93

こ 高エネルギー原子核物理 千 葉 順 成 140

コ 高温超伝導酸化物 井手本 康 155

コ 光学 宮 島 顕 祐 86

コ 光学 古 海 誓 一 90

コ 工学基礎 内 海 隆 行 216

コ 光学デバイス 趙 新 為 94

キーワード 氏 名 頁

コ 抗癌剤 菅 原 二三男 147

コ 公共行政計画 新 井 健 165

コ 公共政策 横 田 匡 紀 137

コ 抗菌抗ウイルス 中 田 一 弥 149

コ 航空機最適化設計 雷 忠 225

コ 光合成 徳 永 英 司 75

コ 光合成化学 鞆 達 也 70

コ 考古化学 中 井 泉 89

コ 考古化学 阿 部 善 也 90

コ 工作 川 村 康 文 74

コ 合成化学 松 田 学 則 90

コ 合成化学 望 月 正 隆 125

コ 合成化学 坂 井 教 郎 157

コ 合成化学 藤 本 憲次郎 158

コ 合成化学 大 谷 卓 209

コ 合成生物学 楳 原 琢 哉 196

コ 合成有機化学 齊 藤 隆 夫 78

コ 高選択的分子変換法 坂 井 教 郎 157

コ 構造 高 頭 孝 毅 219

コ 高層建築物・地下空間の安全 大 宮 喜 文 151

コ 構造工学 飯 山 かほり 101

コ 構造工学 木 村 吉 郎 176

コ 構造生物化学 岩 館 寛 大 222

コ 構造生物学 三 浦 成 敏 195

コ 構造生物学 山 本 三沙岐 197

コ 構造生物学 橋 本 慎 二 222

コ 構造と機能発現 石 黒 孝 188

コ 構造ヘルスモニタリング 肥 田 剛 典 154

コ 構造モニタリング 佐 伯 昌 之 178

コ 構造レジリエンス 伊 藤 拓 海 100

コ 酵素学 田 口 速 男 147

コ 酵素学 中 島 将 博 150

コ 高速鉄道 寺 部 慎太郎 179

コ 高度道路交通システム(ITS) Premachandra Chinthaka 109

コ 抗体作製法 北 村 大 介 211

コ 交通機械制御 林 隆 三 114

コ 交通計画 寺 部 慎太郎 179

コ 交通計画 葛 西 誠 180

コ 交通工学 寺 部 慎太郎 179

コ 交通工学 葛 西 誠 180

コ 交通マーケティング 寺 部 慎太郎 179

コ 工程能力 大 塚 章 正 218

コ 高分子 井 上 正 之 77

索引

キーワード順

24

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キーワード 氏 名 頁

コ 高分子・超分子ハイブリッド材料化学 遠 藤 洋 史 105

コ 高分子化学 磯 田 恭 佑 80

コ 高分子化学 大 塚 英 典 89

コ 高分子化学 松 隈 大 輔 91

コ 高分子化学 杉 本 裕 102

コ 高分子化学 飯 島 一 智 104

コ 高分子化学 郡 司 天 博 155

コ 高分子化学 湯 浅 真 156

コ 高分子化学 相 川 達 男 159

コ 高分子化学 上 村 真 生 193

コ 高分子ゲル 松 隈 大 輔 91

コ 高分子合成化学 本 多 智 106

コ 高分子成型加工 橋 詰 峰 雄 103

コ 高分子微粒子 相 川 達 男 159

コ 高分子物性 高 橋 芳 行 81

コ 古英語 織 田 哲 司 135

コ コーティング技術 荒 井 正 行 113

コ コード最適化 滝 本 宗 宏 143

コ コード並列化 滝 本 宗 宏 143

コ コーパス言語学 清 水 眞 70

コ 呼吸器疾患 堀 口 道 子 129

コ 国際会計学 吉 岡 正 道 199

コ 国際経営論 岸 本 太 一 202

コ 国際ビッグデータ 平 木 多賀人 199

コ 国土計画 小 島 尚 人 177

コ 国土計画 寺 部 慎太郎 179

コ 国土情報工学 小 島 尚 人 177

コ 語源学 織 田 哲 司 135

コ 個人認証 半 谷 精一郎 107

コ 固体化学 田 中 優 実 103

コ 固体化学 北 村 尚 斗 157

コ 固体化学 藤 本 憲次郎 158

コ 固体化学 黒 田 玲 子 205

コ 固体電気化学 久保田 圭 209

コ 固体の第一原理電子状態計算 浜 田 典 昭 141

コ 固体物性物理学 永 合 祐 輔 87

コ コミュニケーション 大 石 悦 子 197

コ 語用論 大 石 悦 子 197

コ コロイド 酒 井 健 一 157

コ コロイド 阿 部 正 彦 205

コ コロイド界面 松 隈 大 輔 91

コ コロイド界面化学 白 石 幸 英 221

コ コロイド科学 牧 野 公 子 125

キーワード 氏 名 頁

コ コロイド科学 酒 井 秀 樹 155

コ 転がり軸受 野 口 昭 治 172

コ コンクリート工学 兼 松 学 153

コ コンクリート工学 江 口 康 平 180

コ コンクリート工学 三 田 勝 也 180

コ コンクリート構造 衣 笠 秀 行 152

コ 混相流 山 本 誠 69

コ 混相流 川 口 靖 夫 171

コ 混相流 村 岡 正 宏 175

コ 混相流 鈴 木 康 一 216

コ コンテンツ配信 三代沢 正 234

コ コンビナトリアル材料科学 藤 本 憲次郎 158

コ コンピュータ科学 權 娟 大 133

コ コンピュータ教育 亀 田 真 澄 216

コ コンピュータネットワーク 杉 田 誠 231

コ コンピュータビジョン 池 岡 宏 109

コ コンピュータビジョン 亀 田 裕 介 164

コ 混和材 江 口 康 平 180

さ 再生医学 和 田 直 之 149

コ 再生医療 堀 口 道 子 129

コ 再生医療 菊 池 明 彦 189

コ 再生医療 後飯塚 僚 212

コ 再生エネルギー 柳 田 仁 233

コ 再生可能エネルギー 高 瀬 幸 造 154

コ 再生工学 友 岡 康 弘 194

コ 最適化 長谷川 幹 雄 108

コ 最適化 奥 野 貴 之 111

コ 最適化 佐 藤 寛 之 112

コ 最適化 石 垣 綾 167

さ 最適化 原 田 拓 169

サ 最適化 田 中 未 来 170

サ 最適化法 矢 部 博 82

サ 最適フロー制御 平 川 保 博 69

サ サイトカイン 岩 倉 洋一郎 210

サ 細胞外マトリックス 深 井 文 雄 130

サ 細胞癌化 鳥 越 秀 峰 88

サ 細胞吸収分光イメージング 徳 永 英 司 75

サ 細胞工学 相 川 達 男 159

サ 細胞進化学 武 村 政 春 71

サ 細胞生物学 松 永 幸 大 148

サ 細胞生物学 篠 田 陽 150

サ 細胞生物学 上 村 真 生 193

サ 細胞生物学 田 代 文 夫 194

索引

キーワード順

25

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キーワード 氏 名 頁

サ 細胞生物学 十 島 二 朗 196

サ 細胞生物学 中 村 岳 史 212

サ 細胞生物学 小 川 修 平 213

サ 細胞接着 伊豫田 拓 也 133

サ 細胞接着分子 深 井 文 雄 130

サ 細胞療法 北 村 大 介 211

サ 細胞老化 鳥 越 秀 峰 88

サ 財務会計 大 沼 宏 199

サ 財務会計 中 井 誠 司 234

サ 財務管理 鳥 居 陽 介 235

サ 材料 衣 笠 秀 行 152

サ 材料化学 杉 本 裕 102

サ 材料化学 古 谷 昌 大 159

サ 材料化学 大 谷 卓 209

サ 材料化学 内 海 重 宜 225

サ 材料科学 高 橋 昭 如 173

サ 材料科学 西 山 勝 廣 232

サ 材料加工 板 垣 昌 幸 154

サ 材料強度 高 橋 昭 如 173

サ 材料強度 小 柳 潤 192

サ 材料強度学 荒 井 正 行 113

サ 材料工学 吉 村 敏 彦 217

サ 材料工学 西 山 勝 廣 232

サ 材料試験技術 荒 井 正 行 113

サ 材料設計学 西 山 勝 廣 232

サ 材料物性 塚 本 桓 世 215

サ 材料分析 国 村 伸 祐 104

サ 材料力学 荒 井 正 行 113

サ 材料力学 牛 島 邦 晴 114

サ 材料力学 中 村 恭 子 116

サ 材料力学 岡 田 裕 171

サ 材料力学 荻 原 慎 二 171

サ 材料力学 菊 池 正 紀 172

サ 材料力学 石 川 真 志 192

サ 材料力学 板 橋 正 章 224

サ 錯体化学 宮 村 一 夫 79

サ 錯体化学 磯 田 恭 佑 80

サ 錯体化学 秋 津 貴 城 97

サ 錯体化学 小 澤 弘 宜 105

サ 錯体化学 塚 田 学 159

サ 里山再生活動 関 塚 正 嗣 236

サ 作用素論 柳 田 昌 宏 83

サ 酸化物材料 金 田 和 博 215

キーワード 氏 名 頁

サ 酸化物薄膜 酒 井 吉 雄 215

サ 酸化物半導体 杉 山 睦 163

サ 産業集積論 岸 本 太 一 202

サ 産業精神保健 松 浦 真 澄 116

サ 産業用ロボット 永 田 寅 臣 217

サ 三次元ナノ構造作製 谷 口 淳 186

サ 酸増殖剤 有 光 晃 二 156

し シーンフロー 亀 田 裕 介 164

サ 色素増感太陽電池 荒 川 裕 則 102

サ 磁気浮上 成 田 正 敬 228

サ 磁気浮上・磁気軸受 大 島 政 英 226

サ 事業戦略 西 野 和 美 202

サ 時系列モデル 塩 濱 敬 之 111

サ 刺激応答材料 河 合 武 司 102

サ 刺激応答性高分子 松 隈 大 輔 91

サ 刺激応答性材料 � 橋 裕 105

サ 資源変換 峯 木 茂 148

サ 自己集合 近 藤 行 成 103

サ 自己集合 � 橋 裕 105

サ 自己増殖 � 合 憲 三 88

し 自己組織化 本 多 智 106

シ 自己免疫 岩 倉 洋一郎 210

シ 地震 小 林 恭 一 205

シ 地震工学 飯 山 かほり 101

シ 地震工学 永 野 正 行 152

シ 地震工学 佐 伯 昌 之 178

シ 地震時の砂地盤の液状化 塚 本 良 道 177

シ システム開発 赤 倉 貴 子 119

シ システム工学 堂 脇 清 志 167

シ システム設計開発 小 島 尚 人 177

シ 磁性 永 合 祐 輔 87

シ 磁性 元 屋 清一郎 141

シ 磁性材料 内 海 重 宜 225

シ 磁性半導体 趙 新 為 94

シ 次世代影響 武 田 健 206

シ 次世代影響 梅 澤 雅 和 208

シ 自然エネルギー活用 川 村 康 文 74

シ 自然免疫 伊豫田 拓 也 133

シ 持続可能な発展 柳 田 仁 233

シ 疾患モデル 岩 倉 洋一郎 210

シ 実験 川 村 康 文 74

シ 実験計画法 尾 島 善 一 166

シ 実験計画法 安 井 清 一 170

索引

キーワード順

26

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キーワード 氏 名 頁

シ 実験計画法 野 澤 昌 弘 200

シ 実験動物学 後飯塚 僚 212

シ 実験力学 小 柳 潤 192

シ 実証会計 大 沼 宏 199

シ 実証会計学 大 沼 宏 199

シ 実世界情報処理 溝 口 博 172

シ 実用新案 生 越 由 美 203

シ 磁場解析 杉 本 振一郎 226

シ 地盤工学 菊 池 喜 昭 176

シ 地盤工学 塚 本 良 道 177

シ 資本コスト 馮 玲 168

シ シミュレーション 日比野 浩 典 168

シ シミュレーション 藤 井 志 郎 181

シ 市民参加 寺 部 慎太郎 179

シ 市民社会 横 田 匡 紀 137

シ ジャーナリズム 宮 武 久 佳 204

シ 社会安全 須 川 修 身 224

シ 社会学 野 沢 肇 181

シ 社会システム科学 筧 宗 徳 169

シ 社会システム工学 山 本 栄 111

シ 社会システム工学 渡 邉 均 120

シ 社会システム工学 新 井 健 165

シ 社会システム工学 尾 島 善 一 166

シ 社会システム工学 鈴 木 知 道 166

シ 社会システム工学 安 井 清 一 170

シ 社会システム工学 須 川 修 身 224

シ 社会政策 山 縣 宏 寿 235

シ 社会薬学 上 村 直 樹 123

シ 車載 池 岡 宏 109

シ 車両運動力学 松 實 良 祐 116

シ 重イオン照射 武 藤 英 237

シ 重金属イオン除去 鳥 越 秀 峰 88

シ 集積回路 村 口 正 弘 108

シ 集積回路 楳 田 洋太郎 160

シ 集積回路 兵 庫 明 161

シ 集団意思決定 飯 田 洋 市 233

シ 周波数温度安定性 蟹 江 壽 184

シ 修復 伊 藤 拓 海 100

シ 腫瘍学 長谷川 豪 81

シ 腫瘍診断学 安 部 良 210

シ 腫瘍生物学 大 谷 直 子 146

シ 腫瘍治療学 安 部 良 210

シ 腫瘍分子生物学 田 代 文 夫 194

キーワード 氏 名 頁

シ 準結晶 田 村 隆 治 191

シ 準無矛盾論理 太 原 育 夫 143

シ 省エネルギー 高 瀬 幸 造 154

シ 商学 篠 原 菊 紀 236

シ 衝撃工学 板 橋 正 章 224

シ 証券投資 中 井 誠 司 234

シ 少数粒子系 宇 津 栄 三 116

シ 商標 生 越 由 美 203

シ 商標 橋 本 千賀子 204

シ 商標権ライセンシング 草 間 文 彦 203

シ 消防 小 林 恭 一 205

シ 情報科学 權 娟 大 133

シ 情報学基礎 渡 邉 昇 143

シ 情報計算科学 田 沼 靖 一 124

シ 情報工学 山 口 武 彦 187

シ 情報システム 遠 田 敦 153

シ 情報システム論 小 坂 武 232

シ 情報セキュリティ 岩 村 惠 市 106

シ 情報セキュリティ 姜 玄 浩 109

シ 情報セキュリティ 藤 沢 匡 哉 121

シ 情報セキュリティ 金 子 敏 信 160

シ 情報セキュリティ 荒 井 研 一 164

シ 情報セキュリティ 杉 田 誠 231

シ 情報センシング 浜 本 隆 之 107

シ 情報通信 三代沢 正 234

シ 情報通信ネットワーク 宮 部 博 史 120

シ 情報通信ネットワーク 能 上 慎 也 198

シ 情報通信ネットワーク 土 屋 健 235

シ 情報ネットワーク環境 武 田 正 之 143

シ 情報力学 松 岡 隆 志 233

シ 情報理論 柳 田 昌 宏 83

シ 情報理論 佐 藤 圭 子 144

シ 照明計画 吉 澤 望 153

シ 触媒化学 杉 本 裕 102

シ 触媒化学 池 上 啓 太 222

シ 触媒反応 松 田 学 則 90

シ 食品 井 上 正 之 77

シ 食品分析 国 村 伸 祐 104

シ 植物アロマサイエンス 有 村 源一郎 196

シ 植物化学 和 田 浩 志 127

シ 植物工場 藤 嶋 昭 69

シ 植物生長調節剤 北 畑 信 隆 150

シ 植物生理学 朽 津 和 幸 147

索引

キーワード順

27

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キーワード 氏 名 頁

シ 植物生理学 奈 良 恵 150

シ 植物生理学 有 村 源一郎 196

シ 植物分子生物学 太 田 尚 孝 70

シ 植物分子生物学 島 田 浩 章 193

シ 植物免疫学 朽 津 和 幸 147

シ 暑熱ストレス 仲 吉 信 人 179

シ 処理 板 垣 昌 幸 154

シ 新エネルギー 小 越 澄 雄 161

シ 真核生物の分化 鎌 倉 高 志 146

シ 進化計算 原 田 拓 169

シ 新規化合物の生理活性解析 吉 見 陽 児 150

シ 新機構開発 小 林 宏 113

シ 真空 伊 藤 勝 利 119

シ 真空技術 佐々木 信 也 113

シ 神経回路網 荒 木 修 85

シ 神経化学 古 市 貞 一 148

シ 神経科学 岡 淳一郎 123

シ 神経科学 篠 原 菊 紀 236

シ 神経精神疾患 岡 淳一郎 123

シ 神経生理学 篠 田 陽 150

シ 神経発生学 田 代 文 夫 194

シ 神経薬理学 岡 淳一郎 123

シ 人工光合成 岩 瀬 顕 秀 91

シ 人工光合成 中 田 一 弥 149

シ 信号処理 古 川 利 博 110

シ 信号処理 杉 浦 陽 介 187

シ 人工的遺伝子発現制御 鳥 越 秀 峰 88

シ 人材教育 坂 本 正 典 201

シ 人材マネジメント 平 尾 毅 234

シ 靭性 向 後 保 雄 189

シ 人的資源管理 山 縣 宏 寿 235

シ 振動学 木 村 吉 郎 176

シ 振動工学 飯 山 かほり 101

シ 振動工学 田 所 千 治 115

シ 振動工学 星 野 祐 224

シ 振動工学 成 田 正 敬 228

シ 振動分光学 伴 野 元 洋 81

シ 信頼性設計 河 野 守 117

シ 心理学 森 田 泰 介 92

シ 心理学 中 井 定 183

す 水晶振動子 山 口 富 治 188

水素結合の科学 田 所 誠 78

水素センサ 春 本 高 志 193

キーワード 氏 名 頁

水中アーク 金 勇 一 119

水熱処理 春 本 高 志 193

水文気象 仲 吉 信 人 179

水文地質学 関 陽 児 134

推論システム 太 原 育 夫 143

数学一般(含確率論、統計数学) 石 渡 恵美子 81

数学一般(含確率論、統計数学) 小笠原 英 穂 82

数学一般(含確率論、統計数学) 佐々木 文 夫 100

数学一般(含確率論、統計数学) 牛 島 健 夫 138

数学一般(含確率論、統計数学) 平 場 誠 示 138

数学一般(含確率論、統計数学) 明 石 重 男 142

数学一般(含確率論、統計数学) 富 澤 貞 男 143

数学一般(含確率論、統計数学) 宮 本 暢 子 144

数学一般(含確率論、統計数学) 田 畑 耕 治 145

数学一般(含確率論、統計数学) 井 上 啓 220

数学解析 加 藤 圭 一 72

数学解析 相 木 雅 次 139

数学教育 清 水 克 彦 73

数学教育 亀 田 真 澄 216

数学教育 金 井 範 夫 236

数式処理 関 川 浩 82

数値解析 石 渡 恵美子 81

数値解析 相 原 研 輔 83

数値解析 菊 池 靖 92

数値解析 牛 島 健 夫 138

数値解析 小 柳 潤 192

数値数式融合計算 関 川 浩 82

数値的最適化 小笠原 英 穂 82

数値熱流体力学 佐 竹 信 一 184

数値流体工学 山 本 誠 69

数値流体工学 塚 原 隆 裕 174

数値流体力学 雷 忠 225

数理計画法 奥 野 貴 之 111

数理計画問題 飯 田 洋 市 233

数理工学 島 田 裕 112

数理工学 藤 原 寛太郎 112

数理情報科学 宮 崎 智 131

数理統計 橋 口 博 樹 83

数理統計 宮 岡 悦 良 92

数理統計 川 � 洋 平 94

数理統計学 瀬 尾 隆 82

数理統計学 富 澤 貞 男 143

数理統計学 生 亀 清 貴 145

索引

キーワード順

28

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キーワード 氏 名 頁

数理統計学 倉 上 弘 幸 145

数理物理 橋 爪 洋一郎 87

ストレス 岡 淳一郎 123

スピントロニクス 河 原 尊 之 107

スポーツ科学 市 村 志 朗 135

スポーツ心理学 村 上 貴 聡 71

スマートシティ 坂 本 正 典 201

せ 生化学 鞆 達 也 70

生化学 長谷川 豪 81

生化学 嶋 田 友一郎 105

生化学 田 沼 靖 一 124

生化学 内 海 文 彰 132

生化学 政 池 知 子 149

生化学 田 代 文 夫 194

生化学 山 本 三沙岐 197

生化学 江 角 浩 安 210

生活習慣病 岡 淳一郎 123

制御 見 山 友 裕 215

制御 内 海 隆 行 216

制御工学 加 藤 清 敬 106

制御工学 松 實 良 祐 116

制御工学 松 田 忠 典 119

制御工学 木 村 真 一 160

制御工学 甲 斐 健 也 186

制御工学 吉 岡 健 220

制御工学 星 野 祐 224

制御工学 相 原 伸 一 229

製剤学 河 野 弥 生 128

政策影響分析 � 嶋 隆 太 169

生産計画 平 川 保 博 69

生産工学 日比野 浩 典 168

生産工学 筧 宗 徳 169

生産システム 日比野 浩 典 168

生産システム工学 石 垣 綾 167

生産スケジューリング 平 川 保 博 69

政治学 横 田 匡 紀 137

政治哲学 堀 田 義太郎 137

制振構造 北 村 春 幸 152

整数論 木 田 雅 成 72

整数論 加 塩 朋 和 139

生体エネルギー変換機構 山 登 一 郎 195

生物学教育 武 村 政 春 71

生体関連物質 青 木 伸 130

キーワード 氏 名 頁

生体機能物質化学 田 村 浩 二 194

生体計測 竹 村 裕 174

生体工学 清 水 俊 治 229

生体材料 橋 詰 峰 雄 103

生体材料 飯 島 一 智 104

生体材料化学 嶋 田 友一郎 105

生体材料学 菊 池 明 彦 189

生体材料学 曽 我 公 平 190

生体材料学 上 村 真 生 193

生体材料物質 石 黒 孝 188

生体情報計測・情報処理 河 原 尊 之 107

生体親和性材料 相 川 達 男 159

生体生命情報学 荒 木 修 85

生体電子移動 三 浦 成 敏 195

生体分子化学 小 川 祥二郎 128

生体分子分光学 橋 本 慎 二 222

生体分析科学 東 達 也 125

生体膜 藤 井 志 郎 181

生体模倣化学 湯 浅 真 156

生態模倣ロボットシステム 小 林 宏 113

静電気放電(ESD) 吉 田 孝 博 118

精度設計 大 塚 章 正 218

性能回復 伊 藤 拓 海 100

性能設計 北 村 春 幸 152

製品開発マネジメント 西 野 和 美 202

生物系薬学 堀 江 一 郎 129

生物系薬学 内 海 文 彰 132

生物工学 中 村 岳 史 212

生物情報学 国 沢 隆 147

生物生産化学 菅 原 二三男 147

生物電気化学 駒 場 慎 一 87

生物物理 鞆 達 也 70

生物物理 住 野 豊 85

生物物理 藤 井 志 郎 181

生物物理学 梅 村 和 夫 94

生物物理学 政 池 知 子 149

生物物理学 山 登 一 郎 195

生物物理学 橋 本 慎 二 222

生物分子科学 田 口 速 男 147

生物分子科学 堀 戸 重 臣 196

生物有機化学 橋 詰 峰 雄 103

生物有機化学 菅 原 二三男 147

生物有機化学 紙 透 伸 治 150

索引

キーワード順

29

Page 30: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

キーワード 氏 名 頁

生物有機化学 北 畑 信 隆 150

生物有機化学 橋 本 茂 樹 182

精密計測 野 口 昭 治 172

精密合成 松 田 学 則 90

税務会計 大 沼 宏 199

生命科学 權 娟 大 133

生命情報学 佐 藤 圭 子 144

生命倫理 堀 田 義太郎 137

生理学 中 井 定 183

世界文学 中 丸 禎 子 72

赤外自由電子レーザー(FEL) 築 山 光 一 79

セキュリティ 半 谷 精一郎 107

設計工学 佐々木 信 也 113

設計工学 吉 本 成 香 114

設計工学 宮 武 正 明 115

設計工学 杣 谷 啓 115

設計工学 野 口 昭 治 172

設計工学 吉 村 敏 彦 217

設計工学 大 塚 章 正 218

接着 橋 詰 峰 雄 103

接着分子を標的とした治療薬 深 井 文 雄 130

設備 倉 渕 隆 100

設備 辻 本 誠 117

設備 井 上 隆 151

設備 高 瀬 幸 造 154

セメント化学 江 口 康 平 180

セラミックス工学 田 中 優 実 103

セラミックス工学 山 口 祐 貴 159

遷移金属 坂 井 教 郎 157

遷移金属化合物 浜 田 典 昭 141

遷移金属酸化物 齋 藤 智 彦 84

漸近論 岩 下 登志也 135

前駆体法 郡 司 天 博 155

センサ 池 田 毅 218

センサ開発 仲 吉 信 人 179

先端技術 生 越 由 美 203

船舶海洋工学 � 山 敦 好 218

そ 走査電子顕微鏡技術 本 間 芳 和 75

装置開発 阿 部 善 也 90

相転移 小向得 優 84

相変化 鈴 木 康 一 216

創薬化学 椎 名 勇 88

創薬化学 今 堀 龍 志 104

キーワード 氏 名 頁

創薬化学 早 川 洋 一 130

創薬科学 權 娟 大 133

創薬科学 村 上 康 文 195

創薬情報科学 宮 崎 智 131

藻類培養 鞆 達 也 70

測定評価学 北 林 保 72

組織学 中 島 忠 章 197

組織工学 菊 池 明 彦 189

組織制御材料設計学 西 山 勝 廣 232

その場走査電子顕微鏡 加 藤 大 樹 77

ソフトウェアアーキテクチャ 宮 部 博 史 120

ソフトウェア工学 大 森 晃 120

ソフトウエア工学 滝 本 宗 宏 143

ソフトウェアセキュリティ 杉 田 誠 231

ソフトコンピューティング 原 田 拓 169

ソフトマター物理 住 野 豊 85

ソフトマテリアル 河 合 武 司 102

素粒子 齋 藤 晃 一 139

素粒子 千 葉 順 成 140

素粒子 澤 渡 信 之 142

素粒子 木 村 正 弘 236

ゾル 西 尾 圭 史 190

た タイ 小 林 恭 一 205

第11族金属 古 谷 昌 大 159

大域解析学 戸 川 美 郎 143

体育学 村 上 貴 聡 71

耐火構造 河 野 守 117

大気圧プラズマ 大 嶋 伸 明 221

大気エアロゾルの気候への影響 三 浦 和 彦 76

大気環境科学 岩 本 洋 子 77

耐久性 江 口 康 平 180

対称空間 田 中 真紀子 138

耐震工学 佐 藤 利 昭 154

耐震設計 衣 笠 秀 行 152

代数学 眞 田 克 典 73

代数学 青 木 宏 樹 138

代数学 森 澤 貴 之 139

代数幾何 大 橋 久 範 138

代数幾何学 細 尾 敏 男 136

代数的位相幾何学 佐 藤 隆 夫 93

第二音波の方程式 杉 山 裕 介 74

胎盤形成 櫻 井 敏 博 128

ダイヤモンド 寺 島 千 晶 207

索引

キーワード順

30

Page 31: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

キーワード 氏 名 頁

ダイヤモンド電極 藤 嶋 昭 69

太陽エネルギー 高 瀬 幸 造 154

太陽光エネルギー 石 黒 孝 188

太陽光エネルギー変換工学 渡 邊 康 之 228

太陽光発電 川 村 康 文 74

太陽光発電 谷 内 利 明 118

太陽光発電システム 植 田 譲 108

太陽光発電システム 平 田 陽 一 227

太陽光利用 河 村 洋 224

太陽電池 杉 山 睦 163

太陽電池と新エネルギー 趙 新 為 94

多元環の表現論 小 原 大 樹 74

脱水素反応 庄 野 厚 102

多変量解析 瀬 尾 隆 82

多変量解析 橋 口 博 樹 83

多変量解析 榎 本 理 恵 83

多変量解析 岩 下 登志也 135

多変量解析 野 澤 昌 弘 200

単結晶成長 宮 川 宣 明 85

弾性波動論 東 平 光 生 178

弾性理論 伊 藤 弘 道 93

炭素 亀 谷 雄 樹 115

炭素材料 内 海 重 宜 225

タンパク質化学 下 仲 基 之 80

タンパク質化学 小 園 晴 生 213

タンパク質科学 田 口 速 男 147

タンパク質科学 佐 伯 政 俊 223

タンパク質結晶構造解析 中 島 将 博 150

タンパク質工学 佐 藤 祥 子 197

タンパク質の構造と機能 山 登 一 郎 195

蛋白質発現制御 鳥 越 秀 峰 88

ち 地域経済論 岸 本 太 一 202

地域研究 李 海 燕 99

地域産業論 五 味 嗣 夫 232

地域ブランド 生 越 由 美 203

知覚情報処理 浜 本 隆 之 107

地球温暖化 森 俊 介 167

知財価値評価 鈴 木 公 明 204

知財教育 生 越 由 美 203

知財政策 生 越 由 美 203

知識工学 東 本 崇 仁 121

知識処理 伊 藤 紘 二 219

窒化物 春 本 高 志 193

キーワード 氏 名 頁

知的財産 淺 見 節 子 203

知的財産 橋 本 千賀子 204

知的財産 平 塚 三 好 204

知的財産経営 石 井 康 之 203

知的財産経済 石 井 康 之 203

知的財産権の活用 荻 野 誠 203

知的財産統計 石 井 康 之 203

知的財産評価 石 井 康 之 203

知能機械 小木津 武 樹 175

知能機械学 溝 口 博 172

知能機械学 稲 垣 詠 一 216

知能情報学 太 原 育 夫 143

知能ロボティクス 浜 本 隆 之 107

知能ロボティクス 市 川 純 章 230

中国 小 林 恭 一 205

中国古代文明起源 汪 義 翔 135

中小企業論 岸 本 太 一 202

中枢DDS 堀 口 道 子 129

中性子散乱 元 屋 清一郎 141

超イオン伝導体 齋 藤 隆 228

超音波 宇 津 栄 三 116

長距離伝送 前 田 讓 治 162

超高周波デバイス 藤 代 博 記 184

超高層マンション 永 野 正 行 152

超高速デバイス 藤 代 博 記 184

超高速光エレクトロニクス 須 田 亮 140

超高速分光学 伴 野 元 洋 81

長周期地震動 北 村 春 幸 152

超伝導 坂 田 英 明 75

超伝導 出 村 郷 志 77

超伝導 津 村 公 平 87

超伝導 福 山 秀 敏 207

超伝導工学 西 尾 太一郎 95

超伝導体 宮 川 宣 明 85

超微細加工 趙 新 為 94

超分子化学 斎 藤 慎 一 78

超分子化学 佐 竹 彰 治 97

超分子化学 白 石 幸 英 221

超分子ゲル 遠 藤 洋 史 105

超分子錯体化学 田 所 誠 78

超流動超伝導 永 合 祐 輔 87

著作権 生 越 由 美 203

著作権 草 間 文 彦 203

索引

キーワード順

31

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キーワード 氏 名 頁

著作権 宮 武 久 佳 204

つ 通信 岩 村 惠 市 106

通信 村 口 正 弘 108

通信 八 嶋 弘 幸 110

通信 楳 田 洋太郎 160

通信 金 子 敏 信 160

通信 伊 丹 誠 184

通信 能 上 慎 也 198

通信・ネットワーク工学 長谷川 幹 雄 108

通信・ネットワーク工学 前 田 讓 治 162

通信工学 細 谷 剛 112

通信ネットワーク 渡 邉 均 120

通信品質 黄 平 国 121

通信方式 伊 藤 紘 二 219

通信方式 松 江 英 明 230

通風 倉 渕 隆 100

津波火災 小 林 恭 一 205

て 低エネルギー有効理論 佐 藤 喜一郎 181

低温 坂 田 英 明 75

低温電子物性 高 柳 英 明 206

低温物性 津 村 公 平 87

低温物理学 永 合 祐 輔 87

低温物理学 西 尾 太一郎 95

低酸素 江 角 浩 安 210

低次元電子物性 平 久 夫 96

ディジタル信号処理 小 澤 佑 介 164

ディジタル信号処理 田 邉 造 231

ディジタル信号処理(画像、音声) 見 山 友 裕 215

ディジタル通信方式 小 澤 佑 介 164

ディジタル通信方式 伊 丹 誠 184

ディジタル無線通信 田 邉 造 231

低電圧 青 木 正 和 226

低電圧回路 河 原 尊 之 107

低電力回路 河 原 尊 之 107

低電力回路設計 青 木 正 和 226

データ解析 宮 岡 悦 良 92

データ解析 池 口 徹 109

データ解析 赤 倉 貴 子 119

データ解析 田 中 未 来 170

データベース 原 田 哲 也 184

データベース統合 平 木 多賀人 199

テ データマイニング 池 口 徹 109

テ データマイニング 大和田 勇 人 166

キーワード 氏 名 頁

テ データマイニング 安 藤 晋 200

テ デザイン 橋 本 千賀子 204

テ デザイン思考 鈴 木 公 明 204

テ 哲学 堀 田 義太郎 137

テ 哲学 関 塚 正 嗣 236

テ 鉄骨構造 伊 藤 拓 海 100

テ デバイス 古 川 昭 雄 161

テ デバイスシミュレーション 藤 代 博 記 184

テ テラヘルツ分光法 竹 内 一 成 128

テ テロメア 鳥 越 秀 峰 88

テ 電気・電子材料 王 谷 洋 平 227

テ 電気化学 駒 場 慎 一 87

テ 電気化学 田 中 優 実 103

テ 電気化学 井手本 康 155

テ 電気化学 近 藤 剛 史 157

テ 電気化学 四反田 功 158

テ 電気化学 堂 脇 清 志 167

テ 電気化学 竹 内 謙 181

テ 電気化学 寺 島 千 晶 207

テ 電気化学 金 田 和 博 215

テ 電気機器工学 小 泉 裕 孝 107

テ 電気機器工学 植 田 譲 108

テ 電気機器工学 星 伸 一 162

テ 電気機器工学 飯 田 努 188

テ 電気機器工学 大 島 政 英 226

テ 電気工学 山 本 隆 彦 163

テ 電気材料工学 杉 山 睦 163

テ 電気材料工学 永 田 肇 163

テ 電気材料工学 高 梨 良 文 190

テ 電気生理学 篠 田 陽 150

テ 電気物性 岡 村 総一郎 84

テ 電気分析化学 駒 場 慎 一 87

テ 電気分析学 板 垣 昌 幸 154

テ 電極触媒作用 工 藤 昭 彦 87

テ 典型金属 坂 井 教 郎 157

テ 電源回路 兵 庫 明 161

テ 電子 杉 山 睦 163

テ 電子 永 田 肇 163

テ 電子 高 梨 良 文 190

テ 電子・電気材料工学 吉 田 博 行 221

テ 電子回路 兵 庫 明 161

電子回路 松 浦 達 治 165

電子回路 青 木 正 和 226

索引

キーワード順

32

Page 33: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

キーワード 氏 名 頁

電磁気解析 吉 岡 健 220

電子機器 楳 田 洋太郎 160

電子機器 兵 庫 明 161

電子機器 山 本 学 185

電子機能性セラミックス 永 田 肇 163

電子源 飯 島 北 斗 95

電子構造 齋 藤 智 彦 84

電子材料 古 川 昭 雄 161

電子材料工学 阿 武 宏 明 219

電子デバイス 河 原 尊 之 107

電子デバイス 楳 田 洋太郎 160

電子デバイス 兵 庫 明 161

電子デバイス 山 本 学 185

電子デバイス 藤 川 紗千恵 187

電子デバイス 山 口 富 治 188

電子ビーム露光技術 谷 口 淳 186

電子輸送 平 久 夫 96

電子輸送 山 本 貴 博 99

天体物理学 鈴 木 英 之 139

電池 四反田 功 158

電池材料 井手本 康 155

伝統技術 生 越 由 美 203

伝導性酸化物 酒 井 吉 雄 215

伝熱 川 口 靖 夫 171

伝熱工学 小井土 賢 二 170

伝熱工学 塚 原 隆 裕 174

伝熱工学 鈴 木 崇 弘 175

天然物化学 椎 名 勇 88

天然物化学 伊 澤 真 澄 132

天然物化学 菅 原 二三男 147

天然物化学 紙 透 伸 治 150

電波天文学 亀 谷 和 久 170

電場変調分光 徳 永 英 司 75

点鼻投与 山 下 親 正 126

天文学 松 下 恭 子 76

天文学 幸 村 孝 由 141

天文学 大 越 克 也 182

電力・エネルギー工学 植 田 譲 108

電力系統工学 近 藤 潤 次 162

電力工学 小 泉 裕 孝 107

電力工学 植 田 譲 108

電力工学 星 伸 一 162

電力工学 近 藤 潤 次 162

キーワード 氏 名 頁

電力工学 飯 田 努 188

電力工学 大 島 政 英 226

と ドイツ演劇 今 村 武 135

ドイツ環境管理会計 柳 田 仁 233

ドイツ語教育 今 村 武 135

ドイツ文学 中 丸 禎 子 72

ドイツ文学 浅 井 英 樹 135

ドイツ文学 今 村 武 135

透過型電子顕微鏡 加 藤 大 樹 77

統計科学 瀬 尾 隆 82

統計科学 黒 沢 健 83

統計科学 榎 本 理 恵 83

統計科学 兵 頭 昌 83

統計科学 阿 部 俊 弘 111

統計学 宮 岡 悦 良 92

統計学 櫻 井 哲 朗 237

統計的工程管理 安 井 清 一 170

統計的データ解析 鈴 木 知 道 166

統計的品質管理 野 澤 昌 弘 200

統計的品質管理 奥 原 正 夫 232

統計的方法 尾 島 善 一 166

統計分析 関 澤 愛 206

糖鎖工学 堀 戸 重 臣 196

糖鎖生物学 吉 見 陽 児 150

等質空間 田 中 真紀子 138

等質空間論 坊 向 伸 隆 93

動的引張り 板 橋 正 章 224

透明導電膜 杉 山 睦 163

投与デバイス 花 輪 剛 久 124

独立革命期 佐 藤 憲 一 137

都市計画 丹 羽 由佳理 154

都市計画 寺 部 慎太郎 179

都市計画 関 澤 愛 206

都市史 栢 木 まどか 118

都市史 川 向 正 人 151

都市デザイン 川 向 正 人 151

都市防災 衣 笠 秀 行 152

特許 生 越 由 美 203

特許工学 平 塚 三 好 204

特許実務 平 塚 三 好 204

土木工学 菊 池 喜 昭 176

土木工学 木 村 吉 郎 176

土木工学 加 藤 佳 孝 178

索引

キーワード順

33

Page 34: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

キーワード 氏 名 頁

トポロジカルソリトン模型 澤 渡 信 之 142

トモグラフィー 東 平 光 生 178

トライボロジ 杣 谷 啓 115

トライボロジー 佐々木 信 也 113

トライボロジー 吉 本 成 香 114

トライボロジー 宮 武 正 明 115

トライボロジー 田 所 千 治 115

トライボロジー 野 口 昭 治 172

トラフィック 能 上 慎 也 198

トンネル分光 坂 田 英 明 75

トンネル分光 宮 川 宣 明 85

な 内在性レトロウイルス 櫻 井 敏 博 128

内分泌学 友 岡 康 弘 194

内分泌学 中 島 忠 章 197

流れの制御 石 川 仁 113

流れの制御 雷 忠 225

ナノ 金 勇 一 119

ナノインプリント技術 谷 口 淳 186

ナノカーボン 加 藤 大 樹 77

ナノカーボン材料 本 間 芳 和 75

ナノ形態制御材料 酒 井 秀 樹 155

ナノ構造科学 根 岸 雄 一 89

ナノ構造科学 白 石 幸 英 221

ナノ構造物理 加 藤 大 樹 77

ナノコンポジット磁石 田 村 隆 治 191

ナノ材料 宮 島 顕 祐 86

ナノ材料 目 黒 多加志 95

ナノ材料 河 合 武 司 102

ナノ材料 武 田 健 206

ナノ材料 梅 澤 雅 和 208

ナノ材料科学 根 岸 雄 一 89

ナノシート 中 井 泉 89

ナノシート 河 合 武 司 102

ナノシート 遠 藤 洋 史 105

ナノスケール計算物理学 渡 辺 一 之 76

ナノチューブ 金 勇 一 119

ナノテクノロジー 嶋 田 友一郎 105

ナノテクノロジー 吉 村 敏 彦 217

ナノデバイス 趙 新 為 94

ナノデバイス 谷 口 淳 186

ナノ電子デバイス 藤 代 博 記 184

ナノパーティクル 大 塚 英 典 89

ナノバイオサイエンス 遠 藤 洋 史 105

キーワード 氏 名 頁

ナノハイブリッド材料 橋 詰 峰 雄 103

ナノ物性シミュレーション 山 本 貴 博 99

ナノ物性評価 佐々木 信 也 113

ナノマテリアル 石 黒 孝 188

ナノモーター 四反田 功 158

ナノ粒子 河 合 武 司 102

ナノ粒子 遠 藤 洋 史 105

ナノ粒子 金 勇 一 119

ナノ粒子 白 石 幸 英 221

軟X線分光学 樋 口 透 86

に 二酸化炭素還元 藤 嶋 昭 69

二酸化炭素還元 中 田 一 弥 149

日欧交易史 小 林 酉 子 134

日本語学 小 林 真 美 92

日本語教育 小 林 真 美 92

日本ブランド 生 越 由 美 203

日本文学 小 林 真 美 92

ニュー・カウンセリング 伊 藤 稔 133

乳化 近 藤 行 成 103

乳化 � 橋 裕 105

乳化 酒 井 秀 樹 155

乳化 酒 井 健 一 157

ニュートリノ天文学 鈴 木 英 之 139

ニューラルネットワーク 長谷川 幹 雄 108

ニューロエコノミクス 下 川 哲 矢 198

人間関係論 伊 藤 稔 133

人間工学 山 本 栄 111

人間工学 林 隆 三 114

人間工学 山 口 武 彦 187

人間行動・安全 水 野 雅 之 208

認知科学 森 田 泰 介 92

ね 熱応力 向 後 保 雄 189

熱解析 吉 岡 健 220

熱環境計画 長 井 達 夫 100

熱工学 亀 谷 雄 樹 115

熱工学 上 野 一 郎 173

熱工学 佐 竹 信 一 184

熱工学 鈴 木 康 一 216

熱工学 結 城 和 久 218

熱伝達 鈴 木 康 一 216

熱伝達 河 村 洋 224

熱伝導 山 本 貴 博 99

熱電物質 齋 藤 智 彦 84

索引

キーワード順

34

Page 35: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

キーワード 氏 名 頁

熱電変換 山 本 貴 博 99

熱電変換材料 阿 武 宏 明 219

ネットワーク 松 澤 智 史 146

ネットワークアーキテクチャ 宮 部 博 史 120

ネットワーク科学 島 田 裕 112

ネットワーク工学 岩 村 惠 市 106

ネットワーク工学 村 口 正 弘 108

ネットワーク工学 福 地 裕 108

ネットワーク工学 八 嶋 弘 幸 110

ネットワーク工学 金 子 敏 信 160

ネットワーク工学 伊 丹 誠 184

ネットワーク工学 能 上 慎 也 198

ネットワーク工学 松 江 英 明 230

ネットワーク工学 田 邉 造 231

ネットワークセキュリティ 杉 田 誠 231

熱負荷計算 長 井 達 夫 100

熱物性 安 盛 敦 雄 191

熱力学 島 田 洋 輔 133

燃焼工学 � 山 敦 好 218

燃焼工学 今 村 友 彦 225

燃料電池 谷 内 利 明 118

の 脳 篠 原 菊 紀 236

脳神経科学 中 村 岳 史 212

脳神経経済学 下 川 哲 矢 198

脳内移行性 山 下 親 正 126

農薬学 朽 津 和 幸 147

は パーコレーション 木 村 正 弘 236

バーチャルリアリティ 原 田 哲 也 184

バーチャルリアリティ 平 田 幸 広 230

ハード及びソフト磁石 田 村 隆 治 191

バイオイメージング 曽 我 公 平 190

バイオ医薬品 村 上 康 文 195

バイオインフォマティクス 宮 崎 智 131

バイオインフォマティクス 大和田 勇 人 166

バイオ活用工学 奈 良 松 範 229

バイオセンサ 四反田 功 158

バイオ燃料電池 四反田 功 158

バイオマテリアル 大 塚 英 典 89

バイオマテリアル 松 隈 大 輔 91

バイオマテリアル 菊 池 明 彦 189

バイオマテリアル 石 原 量 192

バイオメトリクス 半 谷 精一郎 107

バイオメトリクス 吉 田 孝 博 118

キーワード 氏 名 頁

肺がん 山 下 親 正 126

廃棄物利用 森 俊 介 167

ハイドロゲル 相 川 達 男 159

ハイブリッド構造 伊 藤 拓 海 100

ハイブリッド薄膜 遠 藤 洋 史 105

肺胞再生 山 下 親 正 126

胚母体間クロストーク 櫻 井 敏 博 128

破壊 向 後 保 雄 189

破壊力学 伊 藤 弘 道 93

破壊力学 菊 池 正 紀 172

爆発安全工学 今 村 友 彦 225

薄膜 岡 村 総一郎 84

薄膜 宮 川 宣 明 85

薄膜 山 田 康 洋 96

薄膜 橋 詰 峰 雄 103

薄膜 伊 藤 勝 利 119

薄膜 西 尾 圭 史 190

薄膜 武 藤 英 237

薄膜作製 王 谷 洋 平 227

薄膜作製技術 春 本 高 志 193

発光デバイス 大 川 和 宏 84

発生学 友 岡 康 弘 194

発生学 中 島 忠 章 197

発生工学 友 岡 康 弘 194

発生工学 後飯塚 僚 212

発生生物学 和 田 直 之 149

発生生物学 黒 田 玲 子 205

発展方程式 杉 山 裕 介 74

発泡スチロール型の加工ロボット 永 田 寅 臣 217

波動光学 山 口 一 弘 231

波動方程式 杉 山 裕 介 74

ハドロン物理 千 葉 順 成 140

ハドロン物理学 木 村 正 弘 236

場の量子論 佐 藤 喜一郎 181

場の量子論 田 中 郁 夫 183

場の理論 佐 古 彰 史 93

パワーエレクトロニクス 小 泉 裕 孝 107

パワーエレクトロニクス 星 伸 一 162

バングラデシュ 小 林 恭 一 205

半導体材料 古 川 昭 雄 161

半導体材料 藤 代 博 記 184

半導体材料 福 田 幸 夫 227

半導体集積回路 浜 本 隆 之 107

索引

キーワード順

35

Page 36: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

キーワード 氏 名 頁

半導体集積回路 松 浦 達 治 165

半導体集積回路 青 木 正 和 226

半導体ナノ材料 趙 新 為 94

半導体レーザ 趙 新 為 94

反応化学 今 堀 龍 志 104

反応化学 望 月 正 隆 125

反応工学 小井土 賢 二 170

反応有機化学 齊 藤 隆 夫 78

ひ ビーム応用 目 黒 多加志 95

非可換幾何学 佐 古 彰 史 93

比較文化 今 村 武 135

比較文学 今 村 武 135

光・磁気機能性材料 安 盛 敦 雄 191

光CDMA 八 嶋 弘 幸 110

光陰極 飯 島 北 斗 95

光塩基発生剤 有 光 晃 二 156

光化学 由 井 宏 治 79

光化学 渡 辺 量 朗 80

光化学 古 海 誓 一 90

光化学 松 本 睦 良 191

光環境 吉 澤 望 153

光機能材料 藤 嶋 昭 69

光機能材料 有 光 晃 二 156

光計測 山 口 一 弘 231

光硬化 有 光 晃 二 156

光工学 吉 田 周 平 188

光酸発生剤 有 光 晃 二 156

光情報処理 山 本 学 185

光触媒 藤 嶋 昭 69

光触媒 大 川 和 宏 84

光触媒 工 藤 昭 彦 87

光触媒 岩 瀬 顕 秀 91

光触媒 池 北 雅 彦 146

光触媒 中 田 一 弥 149

光触媒 酒 井 秀 樹 155

光触媒 小 越 澄 雄 161

光触媒 柳 田 さやか 193

光触媒 寺 島 千 晶 207

光触媒水素製造 荒 川 裕 則 102

光水素発生 徳 永 英 司 75

光センサ 藤 代 博 記 184

光潜在性チオール 有 光 晃 二 156

光センシング 元 祐 昌 廣 115

キーワード 氏 名 頁

光測定 堤 康 宏 165

光ソリトン 前 田 讓 治 162

光通信 村 口 正 弘 108

光通信 福 地 裕 108

光通信方式 小 澤 佑 介 164

光通信理論 渡 邉 昇 143

光デバイス 飯 田 大 輔 86

光デバイス 福 地 裕 108

光デバイス 藤 代 博 記 184

光デバイス 藤 川 紗千恵 187

光電気化学 岩 瀬 顕 秀 91

光電気化学 酒 井 秀 樹 155

光電子分光 齋 藤 智 彦 84

光半導体 大 川 和 宏 84

光ファイバ 前 田 讓 治 162

光ファイバ 堤 康 宏 165

光物性 徳 永 英 司 75

光物性 宮 島 顕 祐 86

光無線通信 八 嶋 弘 幸 110

光メモリ 山 本 学 185

光励起電子ダイナミクス 渡 辺 一 之 76

微細加工 岡 村 総一郎 84

微細加工 早 瀬 仁 則 172

微細加工 鈴 木 崇 弘 175

ビジネスエコノミクス 岸 本 太 一 202

微小重力流体力学 河 村 洋 224

微視力学 福 田 博 181

ひずみ速度 板 橋 正 章 224

微生物遺伝子機能解析 鎌 倉 高 志 146

微生物化学 早 川 洋 一 130

微生物学 奈 良 恵 150

微生物学 楳 原 琢 哉 196

微生物生態学 鈴 木 智 順 136

非線形科学 池 口 徹 109

非線形科学 島 田 裕 112

非線形科学 藤 原 寛太郎 112

非線形計画法 矢 部 博 82

非線形現象 甲 斐 健 也 186

非線形光学 徳 永 英 司 75

非線形光学 須 田 亮 140

ヒ 非線形光学効果 徳 永 英 司 75

ヒ 非線形システム 甲 斐 健 也 186

ヒ 非線形制御理論 甲 斐 健 也 186

索引

キーワード順

36

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キーワード 氏 名 頁

ヒ 非線形分光 徳 永 英 司 75

ヒ 非線形力学系 荒 木 修 85

ヒ 避難 小 林 恭 一 205

ヒ 避難安全 遠 田 敦 153

ヒ 避難計画 大 宮 喜 文 151

ヒ 避難計画 関 澤 愛 206

ヒ 避難シミュレーション 水 野 雅 之 208

ヒ 非破壊検査工学 石 川 真 志 192

ヒ 微分位相幾何学 佐 古 彰 史 93

ヒ 微分幾何学 三 浦 幸 平 74

ヒ 微分幾何学 佐 古 彰 史 93

ヒ 微分幾何学 坊 向 伸 隆 93

ヒ 微分幾何学 五十嵐 雅 之 180

ヒ 微分幾何学 榎 本 一 之 181

ヒ 微分幾何学 亀 田 真 澄 216

ヒ 微分方程式 太 田 雅 人 73

ヒ 非平衡現象 住 野 豊 85

ヒ 非平衡統計基礎論 鈴 木 彰 94

ヒ ヒューマンインタフェース 高 橋 徹 121

ヒ 表示デバイス工学 坂 本 正 典 201

ヒ 表面 坂 田 英 明 75

ヒ 表面・界面科学 河 合 武 司 102

ヒ 表面改質 佐々木 信 也 113

ヒ 表面改質 吉 村 敏 彦 217

ヒ 表面化学 出 村 郷 志 77

ヒ 表面化学 柳 田 さやか 193

ヒ 表面機能化 遠 藤 洋 史 105

ヒ 表面修飾 橋 詰 峰 雄 103

ヒ 表面物理 目 黒 多加志 95

ヒ 表面物理 飯 島 北 斗 95

ヒ 表面物理化学 渡 辺 量 朗 80

ヒ 微粒子 山 田 康 洋 96

ヒ 微粒子合成 庄 野 厚 102

ヒ 品質管理 尾 島 善 一 166

ヒ 品質管理 鈴 木 知 道 166

ヒ 品質管理 安 井 清 一 170

ヒ 品質工学 大 塚 章 正 218

ふ ファイトレメディエーション 中 井 泉 89

ヒ ファイナンス 平 木 多賀人 199

ヒ ファイバ型デバイス 堤 康 宏 165

ファイバ非線形 前 田 讓 治 162

風工学 木 村 吉 郎 176

風水力発電 雷 忠 225

キーワード 氏 名 頁

風洞試験 雷 忠 225

風力発電 川 村 康 文 74

フェージング補償 松 江 英 明 230

フォークナー 川 村 幸 夫 134

フォトポリマー 有 光 晃 二 156

フォトレジスト 有 光 晃 二 156

複合材料 松 崎 亮 介 174

複合材料 福 田 博 181

複合材料 向 後 保 雄 189

複合材料工学 小 柳 潤 192

複合材料力学 荻 原 慎 二 171

複雑系・非線形・カオスダイナミクス 長谷川 幹 雄 108

複雑系シミュレーション 新 井 健 165

複雑ネットワーク 池 口 徹 109

福祉機器開発 小 林 宏 113

福祉工学 竹 村 裕 174

福祉工学 清 水 俊 治 229

複製論 武 村 政 春 71

複素環化学 大 谷 卓 209

複素多様体 大 橋 久 範 138

服薬アドヒアランス 後 藤 惠 子 123

服薬指導支援 伊集院 一 成 122

符号 宮 本 暢 子 144

符号理論 藤 沢 匡 哉 121

符号理論 小 松 亨 139

不正競争 生 越 由 美 203

不正競争 橋 本 千賀子 204

不斉結晶 � 合 憲 三 88

不斉合成 � 合 憲 三 88

不斉合成 木 村 力 98

不斉自己触媒 � 合 憲 三 88

不斉触媒 � 合 憲 三 88

不斉の起源 � 合 憲 三 88

舞台衣装 小 林 酉 子 134

物質移動 鈴 木 康 一 216

物質合成 出 村 郷 志 77

物性 福 田 博 181

物性 石 井 隆 生 226

物性I 塚 本 桓 世 215

物性II 坂 田 英 明 75

物性II 満 田 節 生 76

物性II 藤 原 理 賀 77

物性II 宮 川 宣 明 85

索引

キーワード順

37

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キーワード 氏 名 頁

物性II 元 屋 清一郎 141

物性II 福 山 秀 敏 207

物性化学 井 口 眞 221

物性化学 舟 浴 佑 典 223

物性基礎 橋 爪 洋一郎 87

物性基礎論 渡 部 昌 平 77

物性基礎論 鈴 木 彰 94

物性制御 大 川 和 宏 84

物性物理 出 村 郷 志 77

物性物理学 田 村 雅 史 140

物性物理学 出 田 真一郎 142

物性物理学(実験) 矢 口 宏 141

物性理論 遠 山 貴 巳 85

物性理論 浜 田 典 昭 141

沸騰 鈴 木 康 一 216

物理 川 村 康 文 74

物理化学 由 井 宏 治 79

物理化学 伴 野 元 洋 81

物理化学 田 村 雅 史 140

物理化学 遠 藤 健 司 159

物理化学 本 田 宏 隆 182

物理化学 渡 邉 智 193

物理化学 井 口 眞 221

物理化学 舟 浴 佑 典 223

物理化学 須 川 修 身 224

物理化学 内 海 重 宜 225

物理教育 鈴 木 克 彦 76

物理設計技術 青 木 正 和 226

部分多様体 田 中 真紀子 138

プラズマ 盛 永 篤 郎 141

プラズマ 小 越 澄 雄 161

プラズマ化学 寺 島 千 晶 207

プラズマ物理 吉 岡 健 220

プラズモニクス 渡 辺 量 朗 80

フランス革命史 山 中 聡 72

ブランド 橋 本 千賀子 204

ブリーフサイコセラピー 松 浦 真 澄 116

プリン受容体 月 本 光 俊 127

フローインジェクション分析 浅 野 比 223

プログラム言語論 武 田 正 之 143

プロジェクトマネジメント 坂 本 正 典 201

文化 栢 木 まどか 118

文化産業 生 越 由 美 203

キーワード 氏 名 頁

文化資源 宮 武 久 佳 204

文化人類学 木名瀬 高 嗣 99

文化政策 生 越 由 美 203

文化政策学 青 野 智 子 237

分割表統計解析 富 澤 貞 男 143

分化誘導 山 下 親 正 126

分化誘導剤 堀 口 道 子 129

分岐高分子 中 裕美子 98

分光学 黒 田 玲 子 205

分散 近 藤 行 成 103

分散型エネルギーシステム 谷 内 利 明 118

分散協調システム 土 屋 健 235

分散マルチメディア 黄 平 国 121

分子 盛 永 篤 郎 141

分子遺伝学 島 田 浩 章 193

分子遺伝学 十 島 二 朗 196

分子系統 鈴 木 智 順 136

分子集合体 酒 井 秀 樹 155

分子集合体 松 本 睦 良 191

分子触媒化学 今 堀 龍 志 104

分子神経科学 古 市 貞 一 148

分子性結晶 福 山 秀 敏 207

分子生態学 有 村 源一郎 196

分子生物学 武 村 政 春 71

分子生物学 長谷川 豪 81

分子生物学 田 沼 靖 一 124

分子生物学 高 澤 涼 子 127

分子生物学 内 海 文 彰 132

分子生物学 大 谷 直 子 146

分子生物学 大 石 尊 朗 149

分子生物学 島 田 浩 章 193

分子生物学 西 山 千 春 195

分子生物学 十 島 二 朗 196

分子生物学 楳 原 琢 哉 196

分子生物学 草 野 博 彰 197

分子生物学 佐 藤 祥 子 197

分子生物学 小 川 修 平 213

分子生物学 小 幡 裕 希 213

分子設計学 田 沼 靖 一 124

分子熱流体工学 金 子 敏 宏 175

分子分光学 小 山 貴 裕 81

分子分光学 伴 野 元 洋 81

分数冪拡散 杉 山 裕 介 74

索引

キーワード順

38

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キーワード 氏 名 頁

分析化学 宮 村 一 夫 79

分析化学 由 井 宏 治 79

分析化学 阿 部 善 也 90

分析化学 小 川 祥二郎 128

分析化学 寺 島 千 晶 207

分析化学 野 島 雅 209

分析化学 浅 野 比 223

粉体工学 遠 藤 健 司 159

分布論 岩 下 登志也 135

分離科学 浅 野 比 223

分離操作 庄 野 厚 102

へ 並列計算 東 平 光 生 178

並列計算 杉 本 振一郎 226

並列計算 山 口 一 弘 231

ベシクル 近 藤 行 成 103

ベシクル � 橋 裕 105

ヘテロ原子化学 木 村 力 98

ベトナム 小 林 恭 一 205

ペプチド化学 佐 伯 政 俊 223

ヘルスヴィジランス 伊集院 一 成 122

変形量子化 吉 岡 朗 92

変形量子化 金 澤 知 世 93

偏微分方程式 田 中 視英子 73

偏微分方程式 杉 山 裕 介 74

偏微分方程式 牛 島 健 夫 138

偏微分方程式 相 木 雅 次 139

偏微分方程式 田 村 充 司 139

偏微分方程式論 石 田 祥 子 73

偏微分方程式論 伊 藤 弘 道 93

偏微分方程式論 山 崎 多恵子 138

変復調 松 江 英 明 230

変分法 田 中 視英子 73

変分問題 立 川 篤 138

ほ 防火安全 小 林 恭 一 205

法科学 須 川 修 身 224

法学 平 山 賢太郎 205

防火法令 小 林 恭 一 205

法工学 赤 倉 貴 子 119

防災 永 野 正 行 152

防災 小 林 恭 一 205

防災工学 菊 池 喜 昭 176

防災水工学 二 瓶 泰 雄 179

法史学 神 野 潔 71

キーワード 氏 名 頁

放射光X線分析 中 井 泉 89

放射線生物影響 月 本 光 俊 127

放射線増感剤 菅 原 二三男 147

放射線物理学 幸 村 孝 由 141

法令 小 林 恭 一 205

ホーソーン 川 村 幸 夫 134

ホーソーン 奈 良 裕美子 237

北欧文学 中 丸 禎 子 72

保型形式 青 木 宏 樹 138

保健衛生学 太 田 宏 平 70

保健衛生学 白 石 安 男 198

ホモロジー代数 眞 田 克 典 73

ホルモン作用の分子機構 下 仲 基 之 80

ホログラフィ 山 口 一 弘 231

ホログラムメモリ 山 本 学 185

ま マーケティング 井 上 善 美 235

マイクロ 谷 口 淳 186

マイクロ・ナノデバイス 元 祐 昌 廣 115

マイクロシステム 奈 良 松 範 229

マイクロ熱流体工学 元 祐 昌 廣 115

マイクロ波回路 村 口 正 弘 108

マイノリティ 木名瀬 高 嗣 99

待ち行列システム 能 上 慎 也 198

まちづくり 栢 木 まどか 118

まちづくり学 川 向 正 人 151

マネジメント 高 井 文 子 200

マランゴニ対流 河 村 洋 224

マルチキャスト 松 澤 智 史 146

マルチフィジックスシミュレーション 山 本 誠 69

マルチメディア情報処理 松 田 一 朗 162

み ミクロ経済学 梅 澤 正 史 199

水処理 出 口 浩 177

水の科学 石 黒 孝 188

ミセル 近 藤 行 成 103

ミセル � 橋 裕 105

民俗学 小 林 真 美 92

む 無機化学 田 所 誠 78

無機化学 山 田 康 洋 96

無機化学 秋 津 貴 城 97

無機化学 田 中 優 実 103

無機化学 藤 本 憲次郎 158

無機ガラス材料 安 盛 敦 雄 191

無機結晶材料 石 井 隆 生 226

索引

キーワード順

39

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キーワード 氏 名 頁

無機光化学 工 藤 昭 彦 87

無機工業材料 駒 場 慎 一 87

無機工業材料 井手本 康 155

無機工業材料 久保田 圭 209

無機高分子 郡 司 天 博 155

無機固体化学 久保田 圭 209

無機材料 石 井 隆 生 226

無機材料化学 藤 本 憲次郎 158

無機材料化学 山 口 祐 貴 159

無機材料化学 竹 内 謙 181

無機材料化学 柳 田 さやか 193

無機材料科学 池 上 啓 太 222

無線通信 村 口 正 弘 108

無線通信 古 川 利 博 110

無線通信システム 樋 口 健 一 163

無線通信用集積回路 松 浦 達 治 165

め メカトロニクス 林 隆 三 114

メカトロニクス 稲 垣 詠 一 216

メカトロニクス 池 田 毅 218

メカトロニクス 成 田 正 敬 228

メカトロニクス 市 川 純 章 230

メカトロニクス教育システム 永 田 寅 臣 217

メカニズムデザイン 梅 澤 正 史 199

メスバウアー分光 山 田 康 洋 96

メタボローム 江 角 浩 安 210

めっき 四反田 功 158

メディア 宮 武 久 佳 204

メディア情報学 原 田 哲 也 184

メディア情報学 平 田 幸 広 230

メディア情報処理 三代沢 正 234

メニーコア 亀 田 裕 介 164

メルヴィル 奈 良 裕美子 237

免疫学 月 本 光 俊 127

免疫学 西 山 千 春 195

免疫学 安 部 良 210

免疫学 北 村 大 介 211

免疫学 小 園 晴 生 213

免疫学 中 野 直 子 213

免疫学 水 田 龍 信 213

免疫学 小 川 修 平 213

免疫制御 後飯塚 僚 212

免疫生物学 鈴 木 利 宙 214

免震構造 北 村 春 幸 152

キーワード 氏 名 頁

も モータドライブとその制御 大 島 政 英 226

木質材料 佐 藤 利 昭 154

木質耐火建築物 大 宮 喜 文 151

モデリング 日比野 浩 典 168

模倣品 橋 本 千賀子 204

や 薬化学 望 月 正 隆 125

薬剤疫学 浜 田 知久馬 110

薬剤疫学 佐 藤 嗣 道 126

薬剤開発 江 角 浩 安 210

薬剤作用機作の解析 鎌 倉 高 志 146

薬剤ターゲットの探索 鎌 倉 高 志 146

薬草栽培 和 田 浩 志 127

薬品物理化学 牧 野 公 子 125

薬品物理化学 竹 内 一 成 128

薬物治療学 青 山 隆 夫 122

薬理学 恒 岡 弥 生 129

薬局管理学 鹿 村 恵 明 124

薬局経営 伊集院 一 成 122

ゆ 有機エレクトロ二クス 坂 本 正 典 201

有機化学 井 上 正 之 77

有機化学 斎 藤 慎 一 78

有機化学 齊 藤 隆 夫 78

有機化学 磯 田 恭 佑 80

有機化学 � 合 憲 三 88

有機化学 松 本 有 正 91

有機化学 佐 藤 毅 96

有機化学 杉 本 裕 102

有機化学 青 木 伸 130

有機化学 塚 田 学 159

有機化学 渡 邉 智 193

有機機能性材料 井 口 眞 221

有機機能性材料 舟 浴 佑 典 223

有機金属化学 斎 藤 慎 一 78

有機金属化学 松 本 有 正 91

有機金属化学 木 村 力 98

有機金属触媒 齊 藤 隆 夫 78

有機元素化学 齊 藤 隆 夫 78

有機工業材料 近 藤 行 成 103

有機工業材料 阿 部 正 彦 205

有機合成 � 合 憲 三 88

有機合成化学 河 合 英 敏 80

有機合成化学 椎 名 勇 88

有機合成化学 佐 藤 毅 96

索引

キーワード順

40

Page 41: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

キーワード 氏 名 頁

有機合成化学 木 村 力 98

有機合成化学 今 堀 龍 志 104

有機合成化学 半 田 晋 也 106

有機合成化学 本 多 智 106

有機合成化学 橋 本 茂 樹 182

有機材料 松 田 学 則 90

有機材料化学 古 海 誓 一 90

有機太陽電池 藤 嶋 昭 69

有機超薄膜 松 本 睦 良 191

有機半導体デバイス 渡 邊 康 之 228

有機反応化学 佐 藤 毅 96

有機-無機ハイブリッド 郡 司 天 博 155

有限群 大 橋 久 範 138

有限要素法 杉 本 振一郎 226

誘電体 小向得 優 84

誘電体材料 福 田 幸 夫 227

輸送特性 宮 川 宣 明 85

よ 溶液化学 由 井 宏 治 79

溶液化学 伴 野 元 洋 81

要求工学 大 森 晃 120

幼少児健康 梅 澤 雅 和 208

陽電子消滅 長 嶋 泰 之 94

ヨーロッパ語系文学 川 村 幸 夫 134

予ひずみ 板 橋 正 章 224

予疲労 板 橋 正 章 224

予防 江 角 浩 安 210

ら ライフサイクルアセスメント(LCA) 小井土 賢 二 170

乱流 山 本 誠 69

乱流 川 口 靖 夫 171

乱流 雷 忠 225

乱流 河 村 洋 224

乱流工学 石 川 仁 113

乱流工学 塚 原 隆 裕 174

り リー群 田 中 真紀子 138

リー群作用による簡約 金 澤 知 世 93

陸水学 三 浦 和 彦 76

離散数学 江 川 嘉 美 81

リ 離散数学 古 谷 倫 貴 83

離散数学 小 谷 佳 子 93

離散数学 宮 本 暢 子 144

離散多変量解析 田 畑 耕 治 145

リスク 河 野 守 117

リスクコミュニケーション 梅 澤 雅 和 208

キーワード 氏 名 頁

リスク最小化計画 佐 藤 嗣 道 126

リスク評価 武 田 健 206

リスク評価 梅 澤 雅 和 208

リスクマネジメント 奈 良 松 範 229

立体映像処理 山 口 一 弘 231

リハビリテーション 竹 村 裕 174

リハビリテーション工学 山 口 武 彦 187

リモートセンシング 小 島 尚 人 177

粒子線物理学 長 嶋 泰 之 94

流体 相 木 雅 次 139

流体機械 山 本 誠 69

流体工学 山 本 誠 69

流体工学 石 川 仁 113

流体工学 川 口 靖 夫 171

流体工学 塚 原 隆 裕 174

流体工学 結 城 和 久 218

流体潤滑 杣 谷 啓 115

流体力学 村 岡 正 宏 175

流体力学 仲 吉 信 人 179

量子アルゴリズム 入 山 聖 史 144

量子エレクトロニクス 盛 永 篤 郎 141

量子エントロピー 渡 邉 昇 143

量子重力理論 佐 藤 喜一郎 181

量子情報 入 山 聖 史 144

量子情報理論 田 中 芳 治 145

量子通信理論 渡 邉 昇 143

量子ビーム 井手本 康 155

量子力学 鈴 木 克 彦 76

理論神経科学 藤 原 寛太郎 112

理論物理 鈴 木 克 彦 76

輪郭系水晶振動子 蟹 江 壽 184

臨床試験一般 川 � 洋 平 94

臨床試験論 浜 田 知久馬 110

臨床心理学 松 浦 真 澄 116

臨床免疫学 安 部 良 210

臨床薬学 根 岸 健 一 126

倫理学 堀 田 義太郎 137

れ 励起状態 築 山 光 一 79

冷却 鈴 木 康 一 216

レーザー 宮 島 顕 祐 86

レーザー分光学 築 山 光 一 79

レーザー分光学 由 井 宏 治 79

レーダーセンサ技術 松 江 英 明 230

索引

キーワード順

41

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キーワード 氏 名 頁

レオロジー 島 田 洋 輔 133

レオロジー 川 口 靖 夫 171

歴史 栢 木 まどか 118

歴史的環境の保全 伊 藤 裕 久 100

連成解析 杉 本 振一郎 226

ろ 老化生物学 樋 上 賀 一 130

ローカルエリアネットワーク 松 澤 智 史 146

ロールナノインプリト 谷 口 淳 186

ロボット工学 木 村 真 一 160

ロボット工学 稲 垣 詠 一 216

ロボット工学 星 野 祐 224

ロボットサンダー 永 田 寅 臣 217

ロボットビジョン Premachandra Chinthaka 109

ロボットビジョン 亀 田 裕 介 164

ロボティクス 小 林 宏 113

ロボティクス 竹 村 裕 174

ロボティクス 甲 斐 健 也 186

わ ワイヤレスシステム 杉 田 誠 231

ワイヤレス情報伝送 柴 建 次 185

ワイヤレス電力伝送 柴 建 次 185

1 1分子生物学 政 池 知 子 149

4 4D画像解析 亀 田 裕 介 164

A A/D変換器 松 浦 達 治 165

B Bioinformatics 原 利 英 145

C CAD/CAM/CAE 大 塚 章 正 218

Caイオンチャネル 藤 井 志 郎 181

CFD 倉 渕 隆 100

COPD 山 下 親 正 126

Cryptography 原 利 英 145

CSR 柳 田 仁 233

C型レクチン 岩 倉 洋一郎 210

D D/A変換器 松 浦 達 治 165

DDS 牧 野 公 子 125

DDS 山 下 親 正 126

DDS 竹 内 一 成 128

DDS 菊 池 明 彦 189

DNAチップ 村 上 康 文 195

E e-Learning 赤 倉 貴 子 119

e-Learning 川 村 幸 夫 134

e-Learning 広 瀬 啓 雄 233

E-Learning 相 川 直 幸 183

EMI 吉 田 孝 博 118

English Education Watson Darnell 137

キーワード 氏 名 頁

G GPGPU 亀 田 裕 介 164

H HCI 山 本 栄 111

Hilbertの第13問題 明 石 重 男 142

I ICTを使った教育コンテンツ 山 本 芳 人 71

IL-1 岩 倉 洋一郎 210

IL-17 岩 倉 洋一郎 210

InGaN微結晶作成と評価 蟹 江 壽 184

ISO14000 柳 田 仁 233

IT&Service 田 中 芳 夫 201

ITS 八 嶋 弘 幸 110

ITS(Intelligent Transport Systems) 小木津 武 樹 175

L LED 藤 代 博 記 184

LEDレンズ金型仕上げシステム 永 田 寅 臣 217

LSI 松 浦 達 治 165

LSI回路設計 増 田 信 之 186

M MEMS 早 瀬 仁 則 172

N Naイオンチャネル 藤 井 志 郎 181

O Open Innovation 田 中 芳 夫 201

P PM2.5 武 田 健 206

Presentation Watson Darnell 137

Public Speaking Watson Darnell 137

Q QoS適応制御 田 邉 造 231

R Riemannian幾何学 亀 田 真 澄 216

RNAテクノロジー 田 村 浩 二 194

S SCM 平 川 保 博 69

Simulation 原 利 英 145

T TEM 加 藤 大 樹 77

THz(テラヘルツ) 築 山 光 一 79

Training 広 瀬 啓 雄 233

V VLSI 松 浦 達 治 165

W Web-Based 広 瀬 啓 雄 233

Webアプリケーション 大和田 勇 人 166

X X線応力測定 春 本 高 志 193

X線検出器 佐 藤 浩 介 77

X線天文学 松 下 恭 子 76

X線天文学 幸 村 孝 由 141

X線分析 阿 部 善 也 90

X線分析 国 村 伸 祐 104

索引

キーワード順

42

Page 43: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

氏 名 研究分野 頁

川 � 洋 平 数理統計、医薬・医学統計、臨床試験一般 94

岩 村 惠 市 情報セキュリティに関する研究、通信、ネットワーク工学 106

加 藤 清 敬 制御工学 106

河 原 尊 之低電力回路、低電圧回路、スピントロニクス、電子デバイス、生体情報計測・情報処理

107

浜 本 隆 之画像処理、情報センシング、半導体集積回路、知覚情報処理、知能ロボティクス

107

半谷精一郎 バイオメトリクス、セキュリティ、個人認証、画質評価、音声信号処理 107

村 口 正 弘無線通信、光通信、集積回路、マイクロ波回路、通信、ネットワーク工学

108

長谷川幹雄通信・ネットワーク工学、複雑系・非線形・カオスダイナミクス、ニューラルネットワーク、機械学習、最適化

108

福 地 裕 光通信、光デバイス、ネットワーク工学 108

池 岡 宏 コンピュータビジョン、画像処理、車載、距離推定 109

姜 玄 浩 情報セキュリティ 109

PremachandraChinthaka

高度道路交通システム(ITS)、ロボットビジョン、移動・飛行・空陸両用ロボット製作及び制御、画像処理

109

池 口 徹非線形科学、データ解析、複雑ネットワーク、組合せ最適化、データマイニング

109

浜田知久馬 医薬統計、応用統計、薬剤疫学、臨床試験論、計算機統計 110

古 川 利 博 無線通信、医用工学、画像処理、音響処理、信号処理 110

八 嶋 弘 幸 光CDMA、光無線通信、誤り訂正符号、ITS、通信、ネットワーク工学 110

① I T氏 名 研究分野 頁

山 本 誠マルチフィジックスシミュレーション、数値流体工学、流体工学、流体機械、乱流、圧縮性流、混相流

69

平 川 保 博 生産計画、SCM、最適フロー制御、生産スケジューリング 69

山 本 芳 人 ICTを使った教育コンテンツの作成 71

加 藤 圭 一 数学解析 72

岡 田 紀 夫 函数解析学 74

江 川 嘉 美 離散数学、グラフ理論 81

関 川 浩 計算数学、数式処理、計算機代数、数値数式融合計算 82

橋 口 博 樹 数理統計、多変量解析 83

柳 田 昌 宏 情報理論、作用素論 83

相 原 研 輔 数値解析 83

古 谷 倫 貴 離散数学 83

荒 木 修 神経回路網の非線形力学系、生体生命情報学 85

住 野 豊 ソフトマター物理、非平衡現象、界面現象、生物物理 85

菊 池 靖 数値解析 92

宮 岡 悦 良 統計学、数理統計、医薬統計、データ解析 92

小 谷 佳 子 離散数学、グラフ理論 93

索引 分野別分野: ①IT ②バイオ ③ナノテク・材料 ④環境 ⑤その他

索引

分野別

①IT

43

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氏 名 研究分野 頁

山 本 栄 人間工学、HCI、社会システム工学、安全システム 111

塩 濱 敬 之金融工学、金融リスク管理、機械学習、グラフィカルモデル、時系列モデル

111

奥 野 貴 之 最適化、数理計画法 111

佐 藤 寛 之 最適化 112

島 田 裕 ネットワーク科学、非線形科学、数理工学 112

藤原寛太郎 理論神経科学、感性情報学、数理工学、非線形科学 112

細 谷 剛 通信工学 112

小 林 宏ロボティクス、福祉機器開発、生態模倣ロボットシステム開発、画像処理一般、新機構開発

113

林 隆 三 交通機械制御、メカトロニクス、カーロボティクス、人間工学 114

松 實 良 祐 機械力学、制御工学、車両運動力学 116

吉 田 孝 博 音響信号計測、バイオメトリクス、静電気放電(ESD)、EMI 118

赤 倉 貴 子教育工学、法工学、データ解析、システム開発、企業内教育、e-Learning、業務改善支援

119

宮 部 博 史情報通信ネットワーク、ネットワークアーキテクチャ、ソフトウェアアーキテクチャ

120

渡 邉 均 社会システム工学、安全システム、通信ネットワーク 120

大 森 晃 ソフトウェア工学、教育情報学 120

藤 沢 匡 哉 符号理論、暗号理論、情報セキュリティ 121

黄 平 国 分散マルチメディア、通信品質 121

高 橋 徹 教育工学、ヒューマンインタフェース 121

氏 名 研究分野 頁

東 本 崇 仁 教育工学、知識工学、学習工学 121

小茂田昌代 栄養療法サポートのIT化 123

佐 藤 嗣 道疫学、薬剤疫学、医薬品リスク管理計画、安全性監視計画、リスク最小化計画

126

宮 崎 智 バイオインフォマティクス、数理情報科学、創薬情報科学 131

權 娟 大 情報科学、生命科学、コンピュータ科学、創薬科学 133

青 木 宏 樹 保型形式、代数学 138

小 松 亨 暗号理論、符号理論 139

千 葉 順 成ハドロン物理、(高エネルギー原子核物理)、素粒子、原子核、宇宙線、宇宙物理

140

明 石 重 男 エントロピー、Hilbertの第13問題、数学一般(含確率論、統計数学) 142

滝 本 宗 宏 コード最適化、コード並列化、ソフトウエア工学、群知能 143

武 田 正 之 プログラム言語論、情報ネットワーク環境 143

太 原 育 夫 推論システム、準無矛盾論理、知能情報学 143

渡 邉 昇 量子通信理論、光通信理論、量子エントロピー、情報学基礎 143

宮 本 暢 子離散数学:組合わせデザイン、符号、暗号の数理、数学一般(含確率論、統計数学)

144

入 山 聖 史 量子情報、量子アルゴリズム、暗号理論 144

田 中 芳 治 量子情報理論 145

原 利 英 Bioinformatics、Cryptography、Simulation 145

松 澤 智 史マルチキャスト、ローカルエリアネットワーク、計算機システム、ネットワーク

146

①IT

索引

分野別

44

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氏 名 研究分野 頁

伊 東 晋 画像・映像の符号化と処理 160

楳田洋太郎 集積回路、通信、電子デバイス、電子機器 160

金 子 敏 信 暗号、情報セキュリティ、通信、ネットワーク工学 160

兵 庫 明電子回路、集積回路、アナログ回路、電源回路、回路設計、回路とシステム、電子デバイス、電子機器

161

前 田 讓 治光ファイバ、ファイバ非線形、光ソリトン、長距離伝送、通信・ネットワーク工学

162

松 田 一 朗 マルチメディア情報処理 162

樋 口 健 一 無線通信システム 163

山 本 隆 彦 電気工学、医用生体電子工学 163

荒 井 研 一 情報セキュリティ、形式的検証 164

亀 田 裕 介コンピュータビジョン、ロボットビジョン、動き推定、オプティカルフロー、シーンフロー、GPGPU、メニーコア、4D画像解析

164

小 澤 佑 介 ディジタル通信方式、光通信方式、ディジタル信号処理 164

堤 康 宏 光ファイバ、ファイバ型デバイス、光測定 165

新 井 健 経営工学、社会システム工学、公共行政計画、複雑系シミュレーション 165

大和田勇人データマイニング、機械学習、Webアプリケーション、バイオインフォマティクス

166

鈴 木 知 道 統計的データ解析、品質管理、社会システム工学、安全システム 166

石 垣 綾 生産システム工学、最適化、オペレーションズリサーチ 167

原 田 拓最適化、ソフトコンピューティング、進化計算、機械学習、エージェントシステム

169

田 中 未 来 オペレーションズ・リサーチ、最適化、データ解析 170

氏 名 研究分野 頁

岡 田 裕 計算力学、計算破壊力学、材料力学、安心安全 171

溝 口 博 実世界情報処理、知能機械学、機械情報学 172

竹 村 裕 生体計測、ロボティクス、福祉工学、画像処理、リハビリテーション 174

小木津武樹 ITS(Intelligent Transport Systems)、知能機械、機械システム 175

小 島 尚 人国土情報工学、リモートセンシング、画像処理・解析、システム設計開発、国土計画

177

東 平 光 生 応用力学、弾性波動論、並列計算、トモグラフィー 178

佐 伯 昌 之 計測、構造モニタリング、地震工学、維持管理工学 178

相 川 直 幸アナログ・ディジタル信号処理、E-Learning、医療工学、計測・制御工学、画像工学

183

伊 丹 誠 ディジタル通信方式、通信、ネットワーク工学 184

蟹 江 壽InGaN微結晶作成と評価、周波数温度安定性のよい輪郭系水晶振動子の設計と作成

184

佐 竹 信 一 数値熱流体力学、熱工学 184

原 田 哲 也 バーチャルリアリティ、メディア情報学、データベース 184

藤 代 博 記ナノ電子デバイス、超高速デバイス、超高周波デバイス、光デバイス、LED、光センサ、デバイスシミュレーション、回路シミュレーション、半導体材料、エピ成長

184

山 本 学 光メモリ、ホログラムメモリ、光情報処理、電子デバイス、電子機器 185

柴 建 次 ワイヤレス電力伝送、ワイヤレス情報伝送 185

増 田 信 之 計算機工学、LSI回路設計 186

甲 斐 健 也制御工学、非線形制御理論、非線形システム、非線形現象、ロボティクス

186

杉 浦 陽 介 信号処理 187

索引

分野別

①IT

45

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氏 名 研究分野 頁

山 口 富 治 電子デバイス、水晶振動子 188

吉 田 周 平 光工学 188

高 梨 良 文 化合物半導体デバイス、電子、電気材料工学 190

大 驛 潤 経営学 197

下 川 哲 矢 金融、ニューロエコノミクス(脳神経経済学) 198

能 上 慎 也情報通信ネットワーク、トラフィック、通信、ネットワーク工学、待ち行列システム

198

高 井 文 子経営学、経営組織論、経営戦略論、インターネットビジネス、イノベーション、マネジメント

200

安 藤 晋 データマイニング、機械学習 200

西 口 純 代 形式意味論 200

保 坂 忠 明 画像処理 200

坂 本 正 典技術戦略、プロジェクトマネジメント、人材教育、表示デバイス工学、有機エレクトロ二クス、環境社会学、スマートシティ

201

田 中 芳 夫 Open Innovation、IT & Service 201

平山賢太郎 法学 205

森 田 昌 宏 火災科学 207

見 山 友 裕 液晶、回路設計、計測、制御、ディジタル信号処理(画像、音声) 215

亀 田 真 澄 微分幾何学、Riemannian幾何学、数学教育、コンピュータ教育 216

鈴 木 康 一 熱伝達、物質移動、相変化、沸騰、混相流、冷却、熱工学 216

伊 藤 紘 二 教育工学、知識処理、通信方式 219

氏 名 研究分野 頁

白 石 幸 英 超分子化学、ナノ粒子、ナノ構造科学、コロイド界面化学 221

星 野 祐 制御工学、ロボット工学、振動工学 224

青 木 正 和 半導体集積回路、低電圧、低電力回路設計、物理設計技術、電子回路 226

福 田 幸 夫 半導体材料、誘電体材料 227

平 田 幸 広 バーチャルリアリティ、メディア情報学 230

松 江 英 明通信方式、変復調、フェージング補償、アドホックネットワーク、アクセス制御、ネットワーク工学、レーダーセンサ技術

230

市 川 純 章 知能ロボティクス、メカトロニクス 230

杉 田 誠情報セキュリティ、暗号、コンピュータネットワーク、ネットワークセキュリティ、ソフトウェアセキュリティ、ワイヤレスシステム

231

田 邉 造ディジタル信号処理、ディジタル無線通信、QoS適応制御、ネットワーク工学

231

山 口 一 弘 ホログラフィ、立体映像処理、画像処理、波動光学、光計測、並列計算 231

小 坂 武 情報システム論、経営学 232

広 瀬 啓 雄 e-Learning、Web-Based、Training、教育工学 233

三代沢 正 情報通信、メディア情報処理、コンテンツ配信、技術経営 234

土 屋 健 分散協調システム、情報通信ネットワーク 235

尾 崎 剛 教育工学 235

①IT

索引

分野別

46

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② バイオ氏 名 研究分野 頁

山 本 誠マルチフィジックスシミュレーション、数値流体工学、流体工学、流体機械、乱流、圧縮性流、混相流

69

太 田 尚 孝 植物分子生物学 70

鞆 達 也 光合成化学、藻類培養、生物物理、生化学 70

武 村 政 春 生物学教育、分子生物学、細胞進化学、複製論 71

徳 永 英 司光物性、非線形光学、非線形光学効果、非線形分光、電場変調分光、細胞吸収分光イメージング、顕微分光、光水素発生、光合成

75

築 山 光 一赤外自由電子レーザー(FEL-TUS)、レーザー分光学、励起状態、化学反応、THz(テラヘルツ)

79

由 井 宏 治分析化学、計測科学、レーザー分光学、光化学、溶液化学、物理化学、界面・コロイド化学

79

下 仲 基 之 ホルモン作用の分子機構、タンパク質化学 80

長谷川 豪 生化学、分子生物学、腫瘍学、環境生物学 81

伴 野 元 洋 物理化学、溶液化学、分子分光学、超高速分光学、振動分光学 81

荒 木 修 神経回路網の非線形力学系、生体生命情報学 85

住 野 豊 ソフトマター物理、非平衡現象、界面現象、生物物理 85

駒 場 慎 一 電気化学、無機工業材料、電気分析化学、生物電気化学 87

椎 名 勇 有機合成化学、天然物化学、創薬化学 88

鳥 越 秀 峰人工的遺伝子発現制御、蛋白質発現制御、テロメア、細胞老化、細胞癌化、一塩基多型、重金属イオン除去

88

松 隈 大 輔高分子化学、コロイド界面、バイオマテリアル、高分子ゲル、刺激応答性高分子

91

梅 村 和 夫 生物物理学 94

趙 新 為半導体ナノ材料&ナノデバイス、半導体レーザ、光学デバイス、超微細加工、太陽電池と新エネルギー、磁性半導体

94

氏 名 研究分野 頁

橋 詰 峰 雄ナノハイブリッド材料、生体材料、薄膜、高分子成型加工、表面修飾、接着、生物有機化学

103

飯 島 一 智 高分子化学、生体材料 104

嶋田友一郎 化学工学、生化学、生体材料化学、ナノテクノロジー 105

半 田 晋 也 有機合成化学 106

浜田知久馬 医薬統計、応用統計、薬剤疫学、臨床試験論、計算機統計 110

藤原寛太郎 理論神経科学、感性情報学、数理工学、非線形科学 112

元 祐 昌 廣 マイクロ熱流体工学、光センシング、マイクロ・ナノデバイス 115

礒濱洋一郎 医薬品、健康食品 122

岡 淳一郎 神経科学、神経薬理学、神経精神疾患、生活習慣病、ストレス 123

田 沼 靖 一 分子生物学、生化学、ゲノム創薬学、分子設計学、情報計算科学 124

東 達 也 生体分析科学 125

牧 野 公 子 薬品物理化学、DDS、コロイド科学 125

山 下 親 正DDS、COPD、肺がん、分化誘導、肺胞再生、経肺投与法、吸入製剤設計、吸入デバイス設計、脳内移行性、点鼻投与

126

嶋 田 修 治 医療系薬学 126

高 澤 涼 子 分子生物学 127

月 本 光 俊 放射線生物影響研究、免疫学、プリン受容体研究 127

吉 澤 一 巳 緩和医療薬学 127

小川祥二郎 生体分子化学、分析化学 128

索引

分野別

②バイオ

47

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氏 名 研究分野 頁

櫻 井 敏 博 胎盤形成、胚母体間クロストーク、内在性レトロウイルス 128

竹 内 一 成 薬品物理化学、DDS、テラヘルツ分光法 128

恒 岡 弥 生 薬理学 129

堀 江 一 郎 生物系薬学 129

堀 口 道 子 再生医療、呼吸器疾患、分化誘導剤、中枢DDS、吸入製剤、がん幹細胞 129

青 木 伸 有機化学、生体関連物質、化学系薬学 130

早 川 洋 一 微生物化学、創薬化学 130

樋 上 賀 一 老化生物学、環境生理学(含体力医学、栄養生理学) 130

深 井 文 雄細胞接着分子、細胞外マトリックス、癌とその浸潤/転移、炎症性疾患、接着分子を標的とした治療薬の開発

130

和 田 猛 核酸医薬 131

秋 本 和 憲 がん研究 132

内 海 文 彰 生化学、分子生物学、生物系薬学 132

伊 澤 真 澄 天然物化学 132

伊豫田拓也 自然免疫、細胞接着 133

權 娟 大 情報科学、生命科学、コンピュータ科学、創薬科学 133

島 田 洋 輔 熱力学、レオロジー、結晶化学、計算化学 133

鈴 木 智 順 微生物生態学、系統微生物学、環境微生物、分子系統、環境農学 136

池 北 雅 彦 アポトーシス、光触媒 146

氏 名 研究分野 頁

大 谷 直 子 分子生物学、腫瘍生物学 146

鎌 倉 高 志真核生物の分化、薬剤作用機作の解析と薬剤ターゲットの探索、微生物遺伝子機能解析

146

朽 津 和 幸 植物生理学、植物免疫学、農薬学 147

国 沢 隆 生物情報学 147

菅原二三男抗癌剤、放射線増感剤、医薬結合分子、天然物化学、生物生産化学、生物有機化学

147

田 口 速 男 酵素学、タンパク質科学、生物分子科学 147

古 市 貞 一 神経化学、分子神経科学 148

松 永 幸 大 細胞生物学、イメージング 148

峯 木 茂 環境保全、環境浄化、環境材料、資源変換 148

和 田 直 之 発生生物学、再生医学 149

政 池 知 子 1分子生物学、生物物理学、生化学、遺伝子工学 149

大 石 尊 朗 分子生物学、遺伝子工学 149

紙 透 伸 治 ケミカルバイオロジー、生物有機化学、天然物化学 150

北 畑 信 隆 生物有機化学、ケミカルバイオロジー、植物生長調節剤 150

篠 田 陽 細胞生物学、神経生理学、電気生理学 150

中 島 将 博 酵素学、タンパク質結晶構造解析 150

奈 良 恵 植物生理学、微生物学 150

吉 見 陽 児 新規化合物の生理活性解析、糖鎖生物学 150

②バイオ

索引

分野別

48

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氏 名 研究分野 頁

酒 井 秀 樹界面科学、コロイド科学、乳化、分子集合体、ナノ形態制御材料、光電気化学、光触媒

155

湯 浅 真 生体模倣化学、高分子化学、応用電気化学 156

四反田 功電気化学、バイオセンサ、バイオ燃料電池、ナノモーター、ウェアラブル、印刷、電池、インピーダンス、めっき

158

相 川 達 男 高分子化学、細胞工学、生体親和性材料、高分子微粒子、ハイドロゲル 159

亀 田 裕 介コンピュータビジョン、ロボットビジョン、動き推定、オプティカルフロー、シーンフロー、GPGPU、メニーコア、4D画像解析

164

大和田勇人データマイニング、機械学習、Webアプリケーション、バイオインフォマティクス

166

早 瀬 仁 則 微細加工、MEMS 172

竹 村 裕 生体計測、ロボティクス、福祉工学、画像処理、リハビリテーション 174

出 口 浩 水処理 177

橋 本 茂 樹 化学生物学、生物有機化学、有機合成化学 182

相 川 直 幸アナログ・ディジタル信号処理、E-Learning、医療工学、計測・制御工学、画像工学

183

柴 建 次 ワイヤレス電力伝送、ワイヤレス情報伝送 185

石 黒 孝機能性材料、ナノマテリアル、太陽光エネルギー、水の科学、生体材料物質、構造と機能発現

188

菊 池 明 彦バイオマテリアル、機能性高分子、DDS、再生医療、組織工学、医用生体工学、生体材料学

189

曽 我 公 平近赤外、バイオイメージング、イムノアッセイ、医用生体工学、生体材料学

190

安 盛 敦 雄無機ガラス材料、光・磁気機能性材料、化学・バイオセンサ材料、熱物性

191

石 原 量 機能性高分子材料、バイオマテリアル 192

上 村 真 生 医用生体工学、生体材料学、高分子化学、細胞生物学、医療系薬学 193

氏 名 研究分野 頁

島 田 浩 章 植物分子生物学、分子遺伝学、分子生物学 193

田 代 文 夫 細胞生物学、腫瘍分子生物学、神経発生学、生化学 194

田 村 浩 二 生体機能物質化学、遺伝暗号の化学、RNAテクノロジー 194

友 岡 康 弘 発生学、発生工学、内分泌学、再生工学 194

西 山 千 春 免疫学、アレルギー学、分子生物学、応用生命工学 195

三 浦 成 敏 機能、構造生物学、生体電子移動、金属タンパク質 195

村 上 康 文 創薬科学、癌研究、DNAチップ、バイオ医薬品 195

有村源一郎 エコロジー、植物生理学、分子生態学、植物アロマサイエンス 196

十 島 二 朗 分子生物学、分子遺伝学、細胞生物学 196

堀 戸 重 臣 糖鎖工学、生物分子科学 196

楳 原 琢 哉 合成生物学、分子生物学、微生物学 196

草 野 博 彰 分子生物学 197

佐 藤 祥 子 分子生物学、タンパク質工学 197

中 島 忠 章 発生学、組織学、内分泌学 197

山本三沙岐 生化学、構造生物学 197

安 部 良血液内科学、免疫学、臨床免疫学、腫瘍治療学、腫瘍診断学、移植免疫学

210

岩倉洋一郎自己免疫、関節リウマチ、サイトカイン、アレルギー、IL-1、IL-17、C型レクチン、疾患モデル、遺伝子改変マウス

210

江 角 浩 安医学、生化学、がん、ゲノム、メタボローム、活性酸素、低酸素、薬剤開発、予防

210

索引

分野別

②バイオ

49

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氏 名 研究分野 頁

北 村 大 介 免疫学、アレルギー学、抗体作製法、細胞療法 211

久 保 允 人 医科学 211

後飯塚 僚 再生医療、免疫制御、基礎獣医学、実験動物学、発生工学 212

中 村 岳 史 脳神経科学、細胞生物学、生物工学 212

小 園 晴 生 タンパク質化学、免疫学 213

中 野 直 子 免疫学 213

水 田 龍 信 組換え、免疫学 213

小 川 修 平 免疫学、細胞生物学、分子生物学 213

小 幡 裕 希 分子生物学 213

鈴 木 利 宙 免疫生物学 214

阿 部 正 彦 コロイドおよび界面化学、有機工業材料 205

黒 田 玲 子 固体化学、結晶学、キラル化学、分光学、発生生物学 205

武 田 健 ナノ材料、次世代影響、リスク評価、PM2.5 206

福 山 秀 敏 超伝導、強相関電子系、分子性結晶、物性II 207

梅 澤 雅 和ナノ材料、幼少児健康、リスク評価、リスクコミュニケーション、次世代影響

208

野 島 雅 分析化学 209

白 石 幸 英 超分子化学、ナノ粒子、ナノ構造科学、コロイド界面化学 221

橋 本 慎 二 生体分子分光学、生物物理学、構造生物学 222

氏 名 研究分野 頁

岩 館 寛 大 構造生物化学 222

佐 伯 政 俊 ペプチド化学、タンパク質科学 223

渡 邊 康 之太陽光エネルギー変換工学、応用物性論、有機半導体デバイス、化合物半導体

228

②バイオ

索引

分野別

50

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③ ナノテク・材料氏 名 研究分野 頁

藤 嶋 昭光触媒、光機能材料、ダイヤモンド電極、有機太陽電池、二酸化炭素還元、植物工場

69

加 藤 圭 一 数学解析 72

坂 田 英 明 超伝導、トンネル分光、低温、表面、物性II 75

徳 永 英 司光物性、非線形光学、非線形光学効果、非線形分光、電場変調分光、細胞吸収分光イメージング、顕微分光、光水素発生、光合成

75

本 間 芳 和 ナノカーボン材料、結晶成長物理、走査電子顕微鏡技術 75

満 田 節 生 物性II 76

渡 辺 一 之 ナノスケール計算物理学、光励起電子ダイナミクス 76

加 藤 大 樹ナノ構造物理、ナノカーボン、その場走査電子顕微鏡、透過型電子顕微鏡、TEM、グラフェン

77

出 村 郷 志 物性物理、超伝導、物質合成、表面化学 77

斎 藤 慎 一 有機金属化学、超分子化学、有機化学 78

齊 藤 隆 夫 反応有機化学、合成有機化学、有機元素化学、有機金属触媒、有機化学 78

田 所 誠 超分子錯体化学、水素結合の科学、無機化学 78

築 山 光 一赤外自由電子レーザー(FEL-TUS)、レーザー分光学、励起状態、化学反応、THz(テラヘルツ)

79

宮 村 一 夫 錯体化学、分析化学、界面化学 79

由 井 宏 治分析化学、計測科学、レーザー分光学、光化学、溶液化学、物理化学、界面・コロイド化学

79

河 合 英 敏 有機合成化学、機能性物質 80

渡 辺 量 朗 表面物理化学、光化学、プラズモニクス 80

磯 田 恭 佑 錯体化学、有機化学、高分子化学、機能材料化学 80

氏 名 研究分野 頁

高 橋 芳 行 高分子物性 81

長谷川 豪 生化学、分子生物学、腫瘍学、環境生物学 81

伴 野 元 洋 物理化学、溶液化学、分子分光学、超高速分光学、振動分光学 81

大 川 和 宏 光半導体、結晶成長、物性制御、発光デバイス、光触媒 84

岡村総一郎強誘電体、圧電体、微細加工、薄膜、電気物性、エナジーハーベスティング

84

小向得 優 誘電体、相転移 84

齋 藤 智 彦電子構造、光電子分光、遷移金属酸化物、強相関電子系、強相関エレクトロニクス、熱電物質

84

遠 山 貴 巳 物性理論 85

宮 川 宣 明超伝導体、強電子相関材料、輸送特性、トンネル分光、単結晶成長、薄膜、物性II

85

樋 口 透 軟X線分光学 86

宮 島 顕 祐 光物性、光学、レーザー、ナノ材料 86

飯 田 大 輔 光デバイス、結晶工学 86

津 村 公 平 低温物性、超伝導、グラフェン 87

永 合 祐 輔 固体物性物理学、低温物理学、超流動超伝導、磁性 87

工 藤 昭 彦 光触媒、無機光化学、電極触媒作用 87

駒 場 慎 一 電気化学、無機工業材料、電気分析化学、生物電気化学 87

椎 名 勇 有機合成化学、天然物化学、創薬化学 88

� 合 憲 三不斉合成、不斉自己触媒、不斉の起源、不斉触媒、自己増殖、有機合成、有機化学、キラル化学、不斉結晶

88

索引

分野別

③ナノテク・材料

51

Page 52: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

氏 名 研究分野 頁

鳥 越 秀 峰人工的遺伝子発現制御、蛋白質発現制御、テロメア、細胞老化、細胞癌化、一塩基多型、重金属イオン除去

88

中 井 泉ファイトレメディエーション、放射光X線分析、ナノシート、考古化学、鑑識化学

89

大 塚 英 典界面・コロイド化学、バイオマテリアル、高分子化学、ナノパーティクル

89

根 岸 雄 一 クラスター科学、ナノ材料科学、ナノ構造科学 89

古 海 誓 一 有機材料化学、光化学、液晶材料学、界面化学、光学 90

松 田 学 則 合成化学、有機材料、機能性分子、精密合成、触媒反応 90

岩 瀬 顕 秀 光触媒、光電気化学、人工光合成 91

藏 重 亘 クラスター化学 91

松 隈 大 輔高分子化学、コロイド界面、バイオマテリアル、高分子ゲル、刺激応答性高分子

91

松 本 有 正 有機化学、有機金属化学、キラリティー 91

梅 村 和 夫 生物物理学 94

鈴 木 彰 非平衡統計基礎論、物性基礎論 94

目黒多加志 ビーム応用、表面物理、ナノ材料 95

西尾太一郎 低温物理学、超伝導工学 95

平 久 夫 低次元電子物性、電子輸送 96

佐々木健夫 液晶、機能性高分子 96

佐 藤 毅 有機化学、有機合成化学、有機反応化学 96

山 田 康 洋 気相クラスター、メスバウアー分光、薄膜、微粒子、無機化学 96

氏 名 研究分野 頁

秋 津 貴 城 無機化学、錯体化学、機能材料化学 97

佐 竹 彰 治 超分子化学 97

青 木 健 一 機能性高分子材料 97

木 村 力 有機合成化学、有機金属化学、不斉合成、ヘテロ原子化学 98

中 裕美子 機能性高分子、分岐高分子、液晶高分子 98

山 本 貴 博 ナノ物性シミュレーション(主に、電子輸送、熱伝導、熱電変換) 99

荒 川 裕 則 色素増感太陽電池、光触媒水素製造、環境関連化学 102

河 合 武 司表面・界面科学、ナノ粒子、ナノシート、ナノ材料、ソフトマテリアル、刺激応答材料

102

庄 野 厚 化学工学、分離操作、微粒子合成、脱水素反応 102

杉 本 裕 有機化学、高分子化学、材料化学、触媒化学 102

近 藤 行 成界面活性剤、可溶化、乳化、分散、自己集合、ミセル、ベシクル、有機工業材料

103

田 中 優 実 無機化学、電気化学、固体化学、セラミックス工学 103

橋 詰 峰 雄ナノハイブリッド材料、生体材料、薄膜、高分子成型加工、表面修飾、接着、生物有機化学

103

今 堀 龍 志 有機合成化学、反応化学、分子触媒化学、機能性分子化学、創薬化学 104

国 村 伸 祐 X線分析、材料分析、環境分析、食品分析 104

飯 島 一 智 高分子化学、生体材料 104

遠 藤 洋 史高分子・超分子ハイブリッド材料化学、主にハイブリッド薄膜、超分子ゲル、表面機能化、ナノ粒子、ナノシート、ナノバイオサイエンス

105

小 澤 弘 宜 錯体化学 105

③ナノテク・材料

索引

分野別

52

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氏 名 研究分野 頁

嶋田友一郎 化学工学、生化学、生体材料化学、ナノテクノロジー 105

� 橋 裕 界面活性剤、乳化、自己集合、ミセル、ベシクル、刺激応答性材料 105

本 多 智 有機合成化学、高分子合成化学、自己組織化 106

河 原 尊 之低電力回路、低電圧回路、スピントロニクス、電子デバイス、生体情報計測・情報処理

107

福 地 裕 光通信、光デバイス、ネットワーク工学 108

荒 井 正 行材料力学、材料強度学、機械的特性評価、材料試験技術、計測技術、コーティング技術

113

佐々木信也トライボロジー、表面改質、ナノ物性評価、設計工学、真空技術、機械機能要素

113

吉 本 成 香 設計工学、機械機能要素、トライボロジー 114

牛 島 邦 晴 材料力学、計算力学 114

宮 武 正 明 設計工学、機械機能要素、トライボロジー 115

元 祐 昌 廣 マイクロ熱流体工学、光センシング、マイクロ・ナノデバイス 115

亀 谷 雄 樹 熱工学、炭素、化学反応 115

中 村 恭 子 加工学、材料力学 116

伊 藤 勝 利 真空、薄膜 119

金 勇 一ナノ、ナノチューブ、カーボン、カーボンナノチューブ、ナノ粒子、アーク放電、水中アーク

119

花 輪 剛 久 患者に優しい製剤および投与デバイスの開発 124

牧 野 公 子 薬品物理化学、DDS、コロイド科学 125

望 月 正 隆 薬化学、合成化学、反応化学、環境化学 125

氏 名 研究分野 頁

山 下 親 正DDS、COPD、肺がん、分化誘導、肺胞再生、経肺投与法、吸入製剤設計、吸入デバイス設計、脳内移行性、点鼻投与

126

櫻 井 敏 博 胎盤形成、胚母体間クロストーク、内在性レトロウイルス 128

竹 内 一 成 薬品物理化学、DDS、テラヘルツ分光法 128

青 木 伸 有機化学、生体関連物質、化学系薬学 130

深 井 文 雄細胞接着分子、細胞外マトリックス、癌とその浸潤/転移、炎症性疾患、接着分子を標的とした治療薬の開発

130

島 田 洋 輔 熱力学、レオロジー、結晶化学、計算化学 133

田 村 雅 史 物性物理学、物理化学 140

浜 田 典 昭 物性理論、固体の第一原理電子状態計算、遷移金属化合物 141

元屋清一郎 磁性、金属合金、中性子散乱、核磁気共鳴、物性II 141

矢 口 宏 物性物理学(実験) 141

幸 村 孝 由 宇宙物理学、天文学、X線天文学、放射線物理学 141

澤 渡 信 之 トポロジカルソリトン模型、素粒子、原子核、宇宙線、宇宙物理 142

中 田 一 弥 光触媒、人工光合成、環境浄化、二酸化炭素還元、抗菌抗ウイルス 149

政 池 知 子 1分子生物学、生物物理学、生化学、遺伝子工学 149

大 宮 喜 文建築防災計画、建築火災安全工学、建築安全工学、避難計画、煙制御計画、延焼拡大防止機構、木質耐火建築物、高層建築物・地下空間の安全

151

兼 松 学 建築材料、コンクリート工学 153

板 垣 昌 幸 電気分析学、材料加工、処理 154

井手本 康電池材料、強誘電体材料、高温超伝導酸化物、無機工業材料、電気化学、量子ビーム

155

索引

分野別

③ナノテク・材料

53

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氏 名 研究分野 頁

郡 司 天 博元素ブロック高分子、無機高分子、前駆体法、有機―無機ハイブリッド、高分子化学

155

酒 井 秀 樹界面科学、コロイド科学、乳化、分子集合体、ナノ形態制御材料、光電気化学、光触媒

155

湯 浅 真 生体模倣化学、高分子化学、応用電気化学 156

有 光 晃 二フォトポリマー、光酸発生剤、光塩基発生剤、光潜在性チオール、酸増殖剤、塩基増殖剤、塩基発生無機微粒子、光硬化、フォトレジスト、光機能材料

156

北 村 尚 斗 固体化学、計算化学 157

近 藤 剛 史 電気化学、機能性材料 157

酒 井 健 一コロイド、界面化学、界面活性剤、乳化、吸着、原子間力顕微鏡、機能物質化学

157

四反田 功電気化学、バイオセンサ、バイオ燃料電池、ナノモーター、ウェアラブル、印刷、電池、インピーダンス、めっき

158

藤本憲次郎無機化学、無機材料化学、結晶学、固体化学、コンビナトリアル材料科学、合成化学

158

相 川 達 男 高分子化学、細胞工学、生体親和性材料、高分子微粒子、ハイドロゲル 159

遠 藤 健 司 物理化学、粉体工学、界面化学 159

塚 田 学 錯体化学、有機化学 159

古 谷 昌 大 アミノ酸、第11族金属、材料化学 159

山 口 祐 貴 無機材料化学、セラミックス工学 159

古 川 昭 雄 電子材料、半導体材料、デバイス 161

杉 山 睦太陽電池、透明導電膜、カルコパイライト、酸化物半導体、電子、電気材料工学

163

永 田 肇 電子機能性セラミックス、電子、電気材料工学 163

山 本 隆 彦 電気工学、医用生体電子工学 163

氏 名 研究分野 頁

岡 田 裕 計算力学、計算破壊力学、材料力学、安心安全 171

荻 原 慎 二 複合材料力学、機械材料、材料力学 171

菊 池 正 紀 破壊力学、材料力学、計算力学、機械材料、材料力学 172

早 瀬 仁 則 微細加工、MEMS 172

上 野 一 郎 界面熱流体力学、熱工学 173

高 橋 昭 如 計算力学、材料科学、材料強度 173

松 崎 亮 介 複合材料 174

村 岡 正 宏 流体力学、混相流 175

金 子 敏 宏 分子熱流体工学、計算物理学 175

范 学 領 計算破壊力学 175

東 平 光 生 応用力学、弾性波動論、並列計算、トモグラフィー 178

加 藤 佳 孝 土木工学 178

江 口 康 平 コンクリート工学、混和材、セメント化学、耐久性 180

竹 内 謙 電気化学、無機材料化学 181

福 田 博 複合材料、微視力学、複合材料、物性 181

本 田 宏 隆 物理化学 182

竹内(田村)早苗 機能性材料 182

蟹 江 壽InGaN微結晶作成と評価、周波数温度安定性のよい輪郭系水晶振動子の設計と作成

184

③ナノテク・材料

索引

分野別

54

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氏 名 研究分野 頁

藤 代 博 記ナノ電子デバイス、超高速デバイス、超高周波デバイス、光デバイス、LED、光センサ、デバイスシミュレーション、回路シミュレーション、半導体材料、エピ成長

184

谷 口 淳ナノインプリント技術、三次元ナノ構造作製、電子ビーム露光技術、マイクロ、ナノデバイス、ロールナノインプリト

186

常 盤 和 靖 機能性酸化物材料、応用物性、結晶工学 186

田 邊 健 治 機能性材料、応用物性 187

藤川紗千恵 結晶工学、電子デバイス、光デバイス 187

山 口 富 治 電子デバイス、水晶振動子 188

飯 田 努 環境低負荷半導体エネルギー変換材料、電力工学、電気機器工学 188

石 黒 孝機能性材料、ナノマテリアル、太陽光エネルギー、水の科学、生体材料物質、構造と機能発現

188

菊 池 明 彦バイオマテリアル、機能性高分子、DDS、再生医療、組織工学、医用生体工学、生体材料学

189

向 後 保 雄 複合材料、強度、靭性、破壊、熱応力、インデンテーション、応力解析 189

曽 我 公 平近赤外、バイオイメージング、イムノアッセイ、医用生体工学、生体材料学

190

西 尾 圭 史 機能性セラミックス、薄膜、ゾル 190

松 本 睦 良 有機超薄膜、分子集合体、界面化学、光化学 191

安 盛 敦 雄無機ガラス材料、光・磁気機能性材料、化学・バイオセンサ材料、熱物性

191

田 村 隆 治準結晶、近似結晶、金属ガラス、ナノコンポジット磁石、ハード及びソフト磁石、金属物性

191

古 江 広 和 液晶、応用物性、結晶工学 192

小 柳 潤 複合材料工学、実験力学、数値解析、材料強度 192

石 川 真 志 材料力学、機械工学、非破壊検査工学 192

氏 名 研究分野 頁

石 原 量 機能性高分子材料、バイオマテリアル 192

上 村 真 生 医用生体工学、生体材料学、高分子化学、細胞生物学、医療系薬学 193

春 本 高 志 窒化物、薄膜作製技術、水熱処理、水素センサ、X線応力測定 193

柳田さやか 光触媒、無機材料化学、表面化学 193

渡 邉 智 有機化学、物理化学、界面化学 193

村 上 康 文 創薬科学、癌研究、DNAチップ、バイオ医薬品 195

山 登 一 郎 生体エネルギー変換機構、タンパク質の構造と機能、生物物理学 195

堀 戸 重 臣 糖鎖工学、生物分子科学 196

坂 本 正 典技術戦略、プロジェクトマネジメント、人材教育、表示デバイス工学、有機エレクトロ二クス、環境社会学、スマートシティ

201

田 中 芳 夫 Open Innovation、IT & Service 201

阿 部 正 彦 コロイドおよび界面化学、有機工業材料 205

黒 田 玲 子 固体化学、結晶学、キラル化学、分光学、発生生物学 205

高 柳 英 明 低温電子物性 206

武 田 健 ナノ材料、次世代影響、リスク評価、PM2.5 206

福 山 秀 敏 超伝導、強相関電子系、分子性結晶、物性II 207

寺 島 千 晶 プラズマ化学、ダイヤモンド、光触媒、電気化学、分析化学 207

梅 澤 雅 和ナノ材料、幼少児健康、リスク評価、リスクコミュニケーション、次世代影響

208

野 島 雅 分析化学 209

索引

分野別

③ナノテク・材料

55

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氏 名 研究分野 頁

久保田 圭 無機固体化学、固体電気化学、無機工業材料 209

塚 本 桓 世 材料物性、物性I 215

酒 井 吉 雄 伝導性酸化物、酸化物薄膜、液晶、計測システム 215

金 田 和 博 酸化物材料、機能薄膜形成、電気化学 215

吉 村 敏 彦材料工学、表面改質、キャビテーション応用技術、設計工学、ナノテクノロジー

217

� 山 敦 好 船舶海洋工学、燃焼工学、環境工学、気象・海洋物理学 218

阿 武 宏 明 電子材料工学、エネルギー変換材料、熱電変換材料 219

高 頭 孝 毅 構造、機能材料 219

大 嶋 伸 明 大気圧プラズマ 221

吉 田 博 行 電子・電気材料工学 221

井 口 眞 物性化学、機能分子科学、有機機能性材料、物理化学 221

白 石 幸 英 超分子化学、ナノ粒子、ナノ構造科学、コロイド界面化学 221

星 肇 機能材料 222

浅 野 比 分析化学、分離科学、フローインジェクション分析、環境科学 223

舟 浴 佑 典 物性化学、機能分子科学、有機機能性材料、物理化学 223

板 橋 正 章衝撃工学、動的引張り、ひずみ速度、予疲労、予ひずみ、機械材料、材料力学

224

内 海 重 宜 物理化学、界面化学、材料化学、炭素材料、磁性材料 225

石 井 隆 生 無機結晶材料、無機材料、物性 226

氏 名 研究分野 頁

福 田 幸 夫 半導体材料、誘電体材料 227

王 谷 洋 平 薄膜作製、電気・電子材料 227

渡 邊 康 之太陽光エネルギー変換工学、応用物性論、有機半導体デバイス、化合物半導体

228

齋 藤 隆 超イオン伝導体 228

西 山 勝 廣機械材料学、材料工学、材料科学、環境材料学、組織制御材料設計学、材料設計学、機構設計学

232

武 藤 英 イオンビーム工学、加速器、薄膜、重イオン照射 237③

ナノテク・材料

索引

分野別

56

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氏 名 研究分野 頁

長 井 達 夫 熱環境計画、空調システムのエネルギー評価、熱負荷計算 100

伊 藤 拓 海 構造レジリエンス、性能回復、修復、鉄骨構造、ハイブリッド構造 100

庄 野 厚 化学工学、分離操作、微粒子合成、脱水素反応 102

杉 本 裕 有機化学、高分子化学、材料化学、触媒化学 102

田 中 優 実 無機化学、電気化学、固体化学、セラミックス工学 103

国 村 伸 祐 X線分析、材料分析、環境分析、食品分析 104

遠 藤 洋 史高分子・超分子ハイブリッド材料化学、主にハイブリッド薄膜、超分子ゲル、表面機能化、ナノ粒子、ナノシート、ナノバイオサイエンス

105

小 澤 弘 宜 錯体化学 105

半 田 晋 也 有機合成化学 106

本 多 智 有機合成化学、高分子合成化学、自己組織化 106

小 泉 裕 孝 パワーエレクトロニクス、電力工学、電気機器工学 107

植 田 譲 電力工学、電気機器工学、電力・エネルギー工学、太陽光発電システム 108

阿 部 俊 弘 統計科学 111

佐々木信也トライボロジー、表面改質、ナノ物性評価、設計工学、真空技術、機械機能要素

113

林 隆 三 交通機械制御、メカトロニクス、カーロボティクス、人間工学 114

元 祐 昌 廣 マイクロ熱流体工学、光センシング、マイクロ・ナノデバイス 115

亀 谷 雄 樹 熱工学、炭素、化学反応 115

田 所 千 治 トライボロジー、振動工学 115

④ 環 境氏 名 研究分野 頁

山 本 誠マルチフィジックスシミュレーション、数値流体工学、流体工学、流体機械、乱流、圧縮性流、混相流

69

鞆 達 也 光合成化学、藻類培養、生物物理、生化学 70

川 村 康 文物理、自然エネルギー活用、風力発電、太陽光発電、教材開発、実験、工作

74

三 浦 和 彦 大気エアロゾルの気候への影響、気象、海洋物理、陸水学 76

岩 本 洋 子 大気環境科学 77

由 井 宏 治分析化学、計測科学、レーザー分光学、光化学、溶液化学、物理化学、界面・コロイド化学

79

長谷川 豪 生化学、分子生物学、腫瘍学、環境生物学 81

岡村総一郎強誘電体、圧電体、微細加工、薄膜、電気物性、エナジーハーベスティング

84

齋 藤 智 彦電子構造、光電子分光、遷移金属酸化物、強相関電子系、強相関エレクトロニクス、熱電物質

84

樋 口 透 軟X線分光学 86

駒 場 慎 一 電気化学、無機工業材料、電気分析化学、生物電気化学 87

鳥 越 秀 峰人工的遺伝子発現制御、蛋白質発現制御、テロメア、細胞老化、細胞癌化、一塩基多型、重金属イオン除去

88

根 岸 雄 一 クラスター科学、ナノ材料科学、ナノ構造科学 89

阿 部 善 也 分析化学、環境化学、装置開発、X線分析、オンサイト分析、考古化学 90

秋 津 貴 城 無機化学、錯体化学、機能材料化学 97

伊 藤 裕 久 歴史的環境の保全 100

倉 渕 隆 換気力学、換気設備、通風、CFD、建築環境、設備 100

佐々木文夫 応用数学、数学一般(含確率論、統計数学) 100

索引

分野別

④環境

57

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氏 名 研究分野 頁

松 實 良 祐 機械力学、制御工学、車両運動力学 116

今 本 啓 一 建築材料 117

坂 牛 卓 アーバンデザイン、建築意匠、建築設計 117

栢木まどか 歴史、近代建築史、都市史、文化、まちづくり 118

谷 内 利 明 太陽光発電、燃料電池、分散型エネルギーシステム 118

渡 邉 均 社会システム工学、安全システム、通信ネットワーク 120

望 月 正 隆 薬化学、合成化学、反応化学、環境化学 125

月 本 光 俊 放射線生物影響研究、免疫学、プリン受容体研究 127

和 田 浩 志 植物化学、化学系薬学、薬草栽培 127

櫻 井 敏 博 胎盤形成、胚母体間クロストーク、内在性レトロウイルス 128

伊 藤 稔 ニュー・カウンセリング、教師教育、人間関係論、教育社会学 133

関 陽 児 水文地質学 134

鈴 木 智 順 微生物生態学、系統微生物学、環境微生物、分子系統、環境農学 136

横 田 匡 紀 公共政策、グローバル、ガバナンス、市民社会、環境ガバナンス、政治学 137

池 北 雅 彦 アポトーシス、光触媒 146

松 永 幸 大 細胞生物学、イメージング 148

峯 木 茂 環境保全、環境浄化、環境材料、資源変換 148

中 田 一 弥 光触媒、人工光合成、環境浄化、二酸化炭素還元、抗菌抗ウイルス 149

氏 名 研究分野 頁

奈 良 恵 植物生理学、微生物学 150

井 上 隆 建築環境、設備 151

大 宮 喜 文建築防災計画、建築火災安全工学、建築安全工学、避難計画、煙制御計画、延焼拡大防止機構、木質耐火建築物、高層建築物・地下空間の安全

151

川 向 正 人 建築史、都市史、建築デザイン、都市デザイン、まちづくり学 151

兼 松 学 建築材料、コンクリート工学 153

吉 澤 望 建築照明、光環境、照明計画 153

高 瀬 幸 造建築環境工学、環境設計、設備、省エネルギー、太陽エネルギー、再生可能エネルギー

154

肥 田 剛 典 建築構造、構造ヘルスモニタリング 154

酒 井 秀 樹界面科学、コロイド科学、乳化、分子集合体、ナノ形態制御材料、光電気化学、光触媒

155

湯 浅 真 生体模倣化学、高分子化学、応用電気化学 156

北 村 尚 斗 固体化学、計算化学 157

酒 井 健 一コロイド、界面化学、界面活性剤、乳化、吸着、原子間力顕微鏡、機能物質化学

157

四反田 功電気化学、バイオセンサ、バイオ燃料電池、ナノモーター、ウェアラブル、印刷、電池、インピーダンス、めっき

158

藤本憲次郎無機化学、無機材料化学、結晶学、固体化学、コンビナトリアル材料科学、合成化学

158

古 谷 昌 大 アミノ酸、第11族金属、材料化学 159

山 口 祐 貴 無機材料化学、セラミックス工学 159

小 越 澄 雄 光触媒、新エネルギー、プラズマ 161

星 伸 一 パワーエレクトロニクス、電力工学、電気機器工学 162

④環境

索引

分野別

58

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氏 名 研究分野 頁

近 藤 潤 次 電力工学、電力系統工学、エネルギー環境工学 162

杉 山 睦太陽電池、透明導電膜、カルコパイライト、酸化物半導体、電子、電気材料工学

163

永 田 肇 電子機能性セラミックス、電子、電気材料工学 163

山 本 隆 彦 電気工学、医用生体電子工学 163

片 山 昇 エネルギー工学 164

松 浦 達 治電子回路、半導体集積回路、LSI、VLSI、アナログ電子回路、アナログデジタル混載集積回路、A/D変換器、D/A変換器、無線通信用集積回路

165

新 井 健 経営工学、社会システム工学、公共行政計画、複雑系シミュレーション 165

堂 脇 清 志 システム工学、エネルギー評価・開発、化学工学、電気化学 167

森 俊 介 地球温暖化、エネルギー経済モデル、廃棄物利用、エネルギー学 167

石 垣 綾 生産システム工学、最適化、オペレーションズリサーチ 167

� 嶋 隆 太 金融工学、経済性工学、政策影響分析、エネルギー経済 169

小井土賢二 反応工学、伝熱工学、ライフサイクルアセスメント(LCA) 170

川 口 靖 夫 乱流、レオロジー、混相流、伝熱、エネルギー変換、流体工学 171

塚 原 隆 裕 流体工学、伝熱工学、数値流体工学、乱流工学 174

村 岡 正 宏 流体力学、混相流 175

鈴 木 崇 弘 伝熱工学、微細加工 175

木 村 吉 郎 土木工学、風工学、振動学、橋梁工学、構造工学 176

小 島 尚 人国土情報工学、リモートセンシング、画像処理・解析、システム設計開発、国土計画

177

氏 名 研究分野 頁

出 口 浩 水処理 177

佐 伯 昌 之 計測、構造モニタリング、地震工学、維持管理工学 178

二 瓶 泰 雄 環境水理学、防災水工学 179

仲 吉 信 人 水文気象、暑熱ストレス、温熱生理、流体力学、センサ開発 179

三 田 勝 也 コンクリート工学 180

竹 内 謙 電気化学、無機材料化学 181

藤 代 博 記ナノ電子デバイス、超高速デバイス、超高周波デバイス、光デバイス、LED、光センサ、デバイスシミュレーション、回路シミュレーション、半導体材料、エピ成長

184

柴 建 次 ワイヤレス電力伝送、ワイヤレス情報伝送 185

甲 斐 健 也制御工学、非線形制御理論、非線形システム、非線形現象、ロボティクス

186

飯 田 努 環境低負荷半導体エネルギー変換材料、電力工学、電気機器工学 188

石 黒 孝機能性材料、ナノマテリアル、太陽光エネルギー、水の科学、生体材料物質、構造と機能発現

188

西 尾 圭 史 機能性セラミックス、薄膜、ゾル 190

安 盛 敦 雄無機ガラス材料、光・磁気機能性材料、化学・バイオセンサ材料、熱物性

191

田 村 隆 治準結晶、近似結晶、金属ガラス、ナノコンポジット磁石、ハード及びソフト磁石、金属物性

191

柳田さやか 光触媒、無機材料化学、表面化学 193

島 田 浩 章 植物分子生物学、分子遺伝学、分子生物学 193

草 野 博 彰 分子生物学 197

中 島 忠 章 発生学、組織学、内分泌学 197

索引

分野別

④環境

59

Page 60: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

氏 名 研究分野 頁

坂 本 正 典技術戦略、プロジェクトマネジメント、人材教育、表示デバイス工学、有機エレクトロ二クス、環境社会学、スマートシティ

201

阿 部 正 彦 コロイドおよび界面化学、有機工業材料 205

黒 田 玲 子 固体化学、結晶学、キラル化学、分光学、発生生物学 205

武 田 健 ナノ材料、次世代影響、リスク評価、PM2.5 206

森 田 昌 宏 火災科学 207

寺 島 千 晶 プラズマ化学、ダイヤモンド、光触媒、電気化学、分析化学 207

水 野 雅 之 火災安全、人間行動・安全、建築・都市防災、避難シミュレーション 208

梅 澤 雅 和ナノ材料、幼少児健康、リスク評価、リスクコミュニケーション、次世代影響

208

野 島 雅 分析化学 209

久保田 圭 無機固体化学、固体電気化学、無機工業材料 209

渡 辺 正 環境問題の解剖 214

金 田 和 博 酸化物材料、機能薄膜形成、電気化学 215

吉 村 敏 彦材料工学、表面改質、キャビテーション応用技術、設計工学、ナノテクノロジー

217

� 山 敦 好 船舶海洋工学、燃焼工学、環境工学、気象・海洋物理学 218

森 田 廣 環境調和型電気電子デバイス工学 220

池 上 啓 太 触媒化学、無機材料科学 222

浅 野 比 分析化学、分離科学、フローインジェクション分析、環境科学 223

河 村 洋 熱伝達、乱流、微小重力流体力学、マランゴニ対流、太陽光利用 224

氏 名 研究分野 頁

須 川 修 身火災科学、法科学、社会安全、環境科学、物理化学、社会システム工学、安全システム

224

雷 忠航空機最適化設計、数値流体力学、風洞試験、乱流、流れの制御、風水力発電

225

今 村 友 彦 燃焼工学、火災安全工学、爆発安全工学、環境安全工学 225

大 島 政 英電気機器工学、モータドライブとその制御、磁気浮上・磁気軸受、電力工学

226

平 田 陽 一 太陽光発電システム(エネルギー変換) 227

渡 邊 康 之太陽光エネルギー変換工学、応用物性論、有機半導体デバイス、化合物半導体

228

成 田 正 敬 磁気浮上、メカトロニクス、振動工学 228

奈 良 松 範マイクロシステム、バイオ活用工学、リスクマネジメント、環境修復技術、環境材料、グリーン購入

229

西 山 勝 廣機械材料学、材料工学、材料科学、環境材料学、組織制御材料設計学、材料設計学、機構設計学

232

柳 田 仁環境保全、環境経営会計、再生エネルギー、ISO14000、ドイツ環境管理会計、CSR、持続可能な発展

233

関 塚 正 嗣 哲学、環境倫理学、「環境」概念の研究、里山再生活動の研究 236

④環境

索引

分野別

60

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氏 名 その他の内容 頁

亀 谷 雄 樹 エネルギー 115

星 伸 一 エネルギー 162

結 城 和 久 エネルギー、エレクトロニクス、機械 218

河 村 洋 エネルギー、太陽光発電 224

森 田 廣 エネルギー、ディスプレイ、デザイン工学 220

� 嶋 隆 太 エネルギー、ファイナンス 169

堂 脇 清 志 エネルギー開発・システム評価 167

川 口 靖 夫 エネルギー技術 171

田 畑 耕 治 応用確率統計 145

石渡恵美子 応用数学 81

橋 口 博 樹 応用数学 83

牛 島 健 夫 応用数学 138

小笠原英穂 オペレーションズリサーチ 82

伊 藤 弘 道 解析学 93

上 野 一 郎 界面熱流体 173

戸 川 美 郎 カオス、大域解析学 143

磯 田 恭 佑 化学 80

塚 田 学 化学 159

⑤ その他氏 名 その他の内容 頁

佐 藤 憲 一 アメリカ文学・文化 137

樋 上 賀 一 医学 130

山 口 俊 和 意思決定工学 111

青 山 隆 夫 医薬品開発 122

柴 建 次 医療 185

西 山 千 春 医療 195

清 水 俊 治 医療・福祉 229

鹿 村 恵 明 医療薬学 124

河 野 弥 生 医療薬学 128

木 村 真 一 宇宙システム、ロボティクス 160

北 和 丈 英語教育 99

川 村 幸 夫 英語教育、学習指導、e-Learning 134

小 林 酉 子 英国社会文化史、ルネサンス演劇、日欧交易史 134

奈良裕美子 英語圏文学、英語教育 237

松 本 靖 彦 英文学 135

深瀬有希子 英米文学 136

白 石 安 男 疫学、保健衛生学、スポーツ医学、伝統武道 198

植 田 譲 エネルギー 108

索引

分野別

⑤その他

61

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氏 名 その他の内容 頁

井 上 正 之 化学教育のための低環境負荷型実験教材の開発 77

金 子 宏 確率モデル 72

辻 本 誠 火災安全工学 117

遠 田 敦 火災安全工学 153

大 塚 章 正 機械 218

林 隆 三 機械システム 114

市 川 純 章 機械システム 230

小 林 宏 機械システム、人間支援システム、ロボット 113

田 所 千 治 機械設計 115

佐々木信也 機械設計・製造、省エネ技術 113

杣 谷 啓 機械要素 115

野 口 昭 治 機械要素設計 172

金 澤 知 世 幾何学 93

大 沼 宏 企業経営と会計 199

横 田 匡 紀 企業の社会的責任(CSR) 137

西 野 和 美 技術経営 202

椎 名 勇 基礎・応用有機化学 88

國 分 淳 基礎科学 136

氏 名 その他の内容 頁

長 嶋 泰 之 基礎物理学 94

齊 藤 隆 夫 基礎有機化学研究 78

山 本 宏 樹 教育 137

小 川 正 賢 教育 201

伊 藤 稔 教育、教員養成 133

川 村 康 文 教育・自然エネルギー 74

畑 中 大 路 教育学 216

本 田 宏 隆 教養教育 182

谷 内 利 明 クリーンエネルギー 118

清藤多加子 グローバル人材育成 236

別 所 信 夫 経営 201

宮 永 博 史 経営 202

平 尾 毅 経営 234

鳥 居 陽 介 経営 235

山 縣 宏 寿 経営 235

井 上 善 美 経営・マーケティング 235

飯 田 洋 市 経営科学 233

岸 本 太 一 経営学 202

⑤その他

索引

分野別

62

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氏 名 その他の内容 頁

吉 沢 正 広 経営学 233

石 垣 綾 経営工学 167

崔 彰 訓 計画 101

馮 玲 経済、経営、会計 168

坂 本 徳 仁 経済学 136

梅 澤 正 史 経済学、経営科学 199

中 平 千 彦 経済工学、社会工学 234

吉 岡 健 計算科学 220

東 平 光 生 計算力学 178

杉本振一郎 計算力学 226

大 石 悦 子 言語/コミュニュケーション 197

織 田 哲 司 言語・文化 135

太 田 宏 平 健康・医療 70

中 井 定 健康科学 183

清 岡 智 健康と運動処方 134

清 水 眞 言語学 70

長谷川新一 言語学 92

高 橋 薫 言語学 98

氏 名 その他の内容 頁

西 口 純 代 言語学 200

伊 藤 拓 海 減災 100

盛 永 篤 郎 原子分子光物理 141

木 村 吉 郎 建設 176

熊 谷 亮 平 建築 101

安 原 幹 建築 153

吉 澤 望 建築 153

丹羽由佳理 建築 154

川 向 正 人 建築・都市デザインへの歴史文化・生態系からの取り組み 151

河 野 守 建築構造・火災安全 117

佐 藤 利 昭 建築構造・材料 154

北 村 春 幸 建築構造学、建築構造設計、免震構造、制振構造 152

衣 笠 秀 行 建築物の経済耐震性評価 152

兼 松 学 建築分野 153

関 澤 愛 建築防火、都市防災、消防防災 206

佐 藤 浩 介 高エネルギー宇宙物理学 77

雷 忠 航空宇宙工学、流体工学 225

松 浦 真 澄 公衆衛生、産業精神保健、臨床心理学 116

索引

分野別

⑤その他

63

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氏 名 その他の内容 頁

葛 西 誠 交通 180

寺部慎太郎 交通、運輸、消費者行動、マーケティング 179

横 山 秀 樹 語学 182

池 田 容 子 語学 215

吉 岡 正 道 国際会計学 199

後 藤 惠 子 コミュニケーション、行動科学 123

田 中 芳 夫 サービスサイエンス 201

矢 部 博 最適化理論 82

西 山 勝 廣 材料設計・材料創製技術 232

飯山かほり 地震工学 101

星 野 祐 システム工学 224

鈴 木 英 之 自然科学 139

櫻 井 哲 朗 自然科学 237

塚 本 良 道 地盤工学(土木工学) 177

平木多賀人 社会科学分野における学術動向調査 199

野 沢 肇 社会学 181

今 本 啓 一 社会資産の保存・維持管理 117

兵 庫 明 集積回路・電子回路 161

氏 名 その他の内容 頁

塚 原 隆 裕 省エネルギー 174

中 井 誠 司 証券市場における財務情報の役割 234

松 岡 隆 志 情報力学とその応用 233

小 越 澄 雄 新エネルギー 161

坂 井 教 郎 新規分子変換法の創出 157

篠 原 菊 紀 神経科学、応用健康科学、商学、経営学 236

相 川 直 幸 信号処理/画像工学 183

赤 倉 貴 子 人材開発、企業内教育、業務改善支援 119

松 本 和 子 人文(文学) 99

木名瀬高嗣 人文・社会 99

小 林 真 美 人文科学 92

村 上 貴 聡 人文社会 71

森 田 泰 介 心理・人間 92

木 田 雅 成 数学 72

小 池 直 之 数学 73

眞 田 克 典 数学 73

太 田 雅 人 数学 73

横 田 智 巳 数学 73

⑤その他

索引

分野別

64

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氏 名 その他の内容 頁

田中視英子 数学 73

石 田 祥 子 数学 73

三 浦 幸 平 数学 74

吉井健太郎 数学 74

黒 沢 健 数学 83

齊 藤 功 数学 93

坊 向 伸 隆 数学 93

立 川 篤 数学 138

田中真紀子 数学 138

山崎多恵子 数学 138

平 場 誠 示 数学 138

大 橋 久 範 数学 138

加 塩 朋 和 数学 139

相 木 雅 次 数学 139

田 村 充 司 数学 139

森 澤 貴 之 数学 139

小 林 正 弘 数学 145

五十嵐雅之 数学 180

氏 名 その他の内容 頁

榎 本 一 之 数学 181

井 上 啓 数学 220

佐 藤 隆 夫 数学、基礎科学 93

吉 岡 朗 数学、非可換幾何学、量子化 92

佐 古 彰 史 数学、物理学 93

清 水 克 彦 数学教育、科学教育 73

金 井 範 夫 数学啓発 236

細 尾 敏 男 数学の一分野、代数学 136

山 本 誠 数値流体工学 69

相 原 伸 一 数理システム 229

倉 上 弘 幸 数理統計学 145

岩下登志也 数理統計学(多変量解析) 135

市 村 志 朗 スポーツ 135

松 田 忠 典 制御 119

甲 斐 健 也 制御工学 186

内 海 隆 行 制御システム、計算機シミュレーション 216

筧 宗 徳 生産工学 169

石 川 敬 史 政治学 183

索引

分野別

⑤その他

65

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氏 名 その他の内容 頁

藤 井 志 郎 生物物理、生体膜イオンチャネル 181

山 中 聡 西洋史 72

阿 部 善 也 装置開発、考古化学 90

今 堀 龍 志 創薬 104

齋 藤 晃 一 素粒子・原子核理論 139

田 中 郁 夫 素粒子論 183

佐藤喜一郎 素粒子論、重力理論 181

北 林 保 体育・スポーツ科学 72

小 原 大 樹 代数学、環論 74

五 味 嗣 夫 地域産業振興 232

淺 見 節 子 知的財産 203

石 井 康 之 知的財産 203

荻 野 誠 知的財産 203

生 越 由 美 知的財産 203

橋本千賀子 知的財産 204

宮 武 久 佳 知的財産 204

平 塚 三 好 知的財産、IT・電子・ビジネスモデル特許、欧米知財、危機管理 204

李 海 燕 中国を中心とした東アジア研究 99

氏 名 その他の内容 頁

坂 田 英 明 超伝導体 75

宮 岡 悦 良 データ解析 92

川 � 洋 平 データ解析 94

塩 濱 敬 之 データサイエンス・金融工学 111

鈴 木 公 明 デザイン・知的財産 204

堀田義太郎 哲学倫理学 137

竹 内 一 成 テラヘルツ分光法 128

中 田 時 夫 電子材料・デバイス 207

ZacharieJehl 電子材料・デバイス 209

松 下 恭 子 天文学 76

亀 谷 和 久 天文学 170

大 越 克 也 天文学 182

近 藤 潤 次 電力・エネルギー 162

浅 井 英 樹 ドイツ文学 135

今 村 武 ドイツ文学・演劇・文化・言語 135

瀬 尾 隆 統計科学 82

榎 本 理 恵 統計科学 83

兵 頭 昌 統計科学 83

⑤その他

索引

分野別

66

Page 67: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

氏 名 その他の内容 頁

生 亀 清 貴 統計学 145

富 澤 貞 男 統計数理 143

野 澤 昌 弘 統計的データ解析 200

奥 原 正 夫 統計的品質管理、価値工学 232

安 井 清 一 統計的品質管理、データサイエンス 170

坂 牛 卓 都市・建築 117

平山賢太郎 特許権のライセンス等による活用 205

三 田 勝 也 土木 180

佐 藤 圭 子 バイオインフォマティックス 144

大 川 和 宏 発光デバイス、水素発生 84

須 田 亮 光科学 140

築 山 光 一 光計測 79

徳 永 英 司 光計測、分光計測 75

尾 島 善 一 品質管理、統計的方法 166

佐 藤 嗣 道 ファーマコビジランス 126

出田真一郎 物質の電子構造解析 142

藤 原 理 賀 物性物理学 77

渡 部 昌 平 物理 77

氏 名 その他の内容 頁

飯 島 北 斗 物理 95

半 澤 克 郎 物理(物性理論) 141

鈴 木 克 彦 物理 基礎研究 76

辻 川 信 二 物理学 95

木 村 正 弘 物理学 236

宇 津 栄 三 物理学、電気工学(超音波) 116

中 丸 禎 子 文学 72

宗 内 綾 子 文学 136

汪 義 翔 文化人類学 135

青 野 智 子 文化政策、アメリカ文化研究 237

小 山 貴 裕 分光 81

杉 山 裕 介 偏微分方程式 74

小 林 恭 一 防火・防災・危機管理 205

神 野 潔 法学 71

柏 � 敏 義 法学 134

永 野 正 行 防災 152

水 野 雅 之 防災 208

菊 池 喜 昭 防災、建設 176

索引

分野別

⑤その他

67

Page 68: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

氏 名 その他の内容 頁

二 瓶 泰 雄 防災・減災 179

幸 村 孝 由 放射線検出器の開発 141

溝 口 博 メカトロニクス 172

日比野浩典 ものづくり 168

上 村 直 樹 薬学 123

伊集院一成 薬局管理学 122

大 谷 卓 有機化学 209

松 田 学 則 有機合成化学 90

木 村 力 有機合成化学 98

草 間 文 彦 ライセンシング 203

山 口 武 彦 リハビリテーション、教育システム 187

小 島 尚 人 リモートセンシング、画像処理・解析、GIS 177

石 川 仁 流体 113

橋爪洋一郎 理論物理 87

根 岸 健 一 臨床 126

栢木まどか 歴史、文化 118

池 田 毅 ロボット 218

稲 垣 詠 一 ロボット工学 216

氏 名 その他の内容 頁

永 田 寅 臣 ロボットや工作機械の制御、自動化技術など 217

山 下 親 正 DDS、再生医療 126

WatsonDarnell English Education 137

田 沼 靖 一 in silicoゲノム創薬 124

下 川 哲 矢 Neuroeconomics 198

⑤その他

索引

分野別

68

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研究シーズ

東京理科大学

フジシマ アキラ

藤嶋 昭 学長研究技術分野 光触媒、光機能材料、ダイヤモンド電

極、有機太陽電池、二酸化炭素還元、植物工場

研究技術テーマ

●外装・内装材用セルフクリーニング光触媒の研究開発●ダイヤモンド電極による水浄化技術の開発●色素増感太陽電池の開発●CO2を原料とする燃料生成プロセスの研究開発●植物工場における有用植物の生産技術開発研究技術内容

酸化チタンなどの薄膜半導体を各種基板の上に種々の方法で固定し、太陽光などの光照射下における光触媒反応をおこさせ、空気浄化、水浄化、セルフクリーニング、防曇、殺菌などをおこさせる光触媒効果を利用する技術。各種太陽電池、特に色素増感太陽電池を含む有機太陽電池の性能向上をはかり、長寿命化などに向け研究する。ボロンをドープした導電性ダイヤモンドを作り、これの特異な電気化学特性を利用したオゾン生成法やセンサーとしての応用をおこなう。炭酸ガスの新しい還元固定法を調べ、太陽エネルギーによる炭酸ガスの燃料化を研究する。水耕栽培による植物工場において、光触媒式養液浄化システムを開発し、漢方薬の原料となる生薬の人工栽培にも取り組む。産業への利用

光触媒は、日本はもちろんアジアの各国、ヨーロッパやアメリカなどを含めすでに広い領域での応用が進んでいる。今後は、さらに光触媒作用としての効率の向上、長寿命化、高耐久性、あるいは可視光応答化などを試み、一層の応用範囲を広げる。例えば、建材のセルフクリーニングの効果についての応用では、タイルやガラスへは広く適用されつつあるが、自動車のボディのセルフクリーニング、あるいは室内の弱い光線のもとでの鏡の防曇効果の適用などがある。強い悪臭環境、例えば動物実験舎の消臭などが可能な光触媒空気清浄機の開発などを試みているが、世界的にもインパクトが大きいテーマと思っている。水処理への応用は相当むずかしいが、この方面にもトライしたい。光触媒以外のことも積極的に取り組みたいと思っている。環境問題やエネルギー問題が最も大事なテーマであり、多くの方々と協力しながら実施できたらと考えている。その一つに植物工場がある。光触媒の水処理技術を使って、より有用な漢方薬を作るための薬草の栽培などにも取り組む予定である。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

研究技術分野で掲げたテーマに関しては十分な知見と実

績を持っており、基礎研究から製品開発までワンストップで様々な研究に取り組むことができる。すでに製品化構想をもった企業はもちろん、これから製品開発を始めたいという企業に対しても、フレキシブルに対応できる体制で臨んでいる。その他所属研究機関

総合研究機構光触媒国際研究センター

ヤマモト マコト

山本 誠 副学長研究技術分野 マルチフィジックスシミュレーショ

ン、数値流体工学、流体工学、流体機械、乱流、圧縮性流、混相流

研究技術テーマ

●電気化学加工の数値シミュレーション●サンドエロージョン及び粒子付着現象の数値予測●脳動脈瘤の成長・破裂に関する数値的研究●サイクロンの流動機構及び粒子捕集に関する研究●ジェットエンジンにおける着氷現象の数値予測法に関する研究研究技術内容

圧縮性流/非圧縮性流、単相流/混相流、乱流/層流、反応流/非反応流を問わず、産業界における複雑なマルチフィジックス現象を数値予測するためのモデル化およびソフトウェア開発が得意分野。産業への利用

各種マルチフィジックス流体現象を数値計算することにより、機械の性能や安全性の改善に関する指針を提供するとともに、開発したソフトウェアは産業界で設計業務等に利用されている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

マルチフィジックス現象をシミュレーションするための様々なプログラムを開発し、民間企業に納めた実績が多数ある。例えば、圧縮機に用いられる3次元翼に対する電気化学加工プロセスをシミュレーションするプログラム。所属研究室

山本研究室

ヒラカワ ヤスヒロ

平川 保博 副学長研究技術分野 生産計画、SCM、最適フロー制御、

生産スケジューリング研究技術テーマ

●多段階生産システムの最適フロー制御方式●最適配送経路決定方式●最適倉庫保管政策●最適在庫政策(サプライチェーンマネジメント)●最適生産スケジューリング

東京理大

理学部

69東京理科大学

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研究技術内容

組合せ最適化、準モンテカルロ法などPCを利用した現場対応型システムの構築、多段階多品目ロット生産スケジューリングシステムの開発、EXCEL(VBA)を利用した対話型販売データ分析システムの開発などに実績。産業への利用

PCによる生産スケジューリングシステム、生産計画システム、在庫管理システム、最適配送計画システムの開発。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

生産スケジューリングシステム、生産計画システム、在庫管理システム、最適配送計画システムの開発。

理学部第一部 教養学科オオ タ コウヘイ

太田 宏平 教授研究技術分野 保健衛生学研究技術テーマ

●健康科学●高齢者医療●認知症●在宅医療研究技術内容

目的:高齢者医療の総合的有用性/在宅医療の科学的検証と幸福度評価 方法:フィールドワーク(実地医療)を介して高齢者医療、特に在宅医療の問題を抽出する。さらにその改善案を検討・実践を通して再評価する。産業への利用

医療、介護分野での応用可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

太田(宏)研究室

オオ タ ヒサタカ

太田 尚孝 教授研究技術分野 植物分子生物学研究技術テーマ

●シアノバクテリアの酸性ストレス環境応答●シロイヌナズナの酸性ストレス環境応答研究技術内容

食糧増産や環境保全、医薬品などの生産、エネルギー生産などにおいて植物の遺伝子操作やバイオテクノロジーの発展が期待され、動物とは異なった植物独自の生理的現象や制御機構(光合成、外部環境への適応、分化の全能性、独自の形態形成など)に関わる遺伝子群の分子生物学的研究が進められています。植物は動物とは異なり、移動することができません。そのため、周囲の環境変化(気温、日照、乾燥など)に直接さらされてしまいます。そこで、植物は環境変化に順応するために必要なタンパク質を合成するなどの細胞応答をしています。このような植物の環境ストレス応答の分子機構(環境ストレスに応答してどのような遺伝子が発現しているかなど)を解明し、それらの遺伝子を農作物に導入することにより、

環境変化に強い、悪い環境でも育つ植物を作ることを目標に研究を進めています産業への利用

酸性ストレス耐性を付与した育種が可能となる可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

酸性環境に生育するCyanidium caldaliumのプロトンATPase遺伝子のクローニングとその遺伝子利用による耐酸性作物の作成所属研究室

太田研究室所有研究装置

リアルタイムPCR

シ ミズ マコト

清水 眞 教授研究技術分野 コーパス言語学研究技術テーマ

●コロケーション●学術目的のための英語研究技術内容

科学技術論文でよく用いられる他動詞+名詞のコロケーションを抽出するため、電子ジャーナルより論文をダウンロードし、他動詞+名詞を自動抽出した後、分析している。産業への利用

機械翻訳可能な産学連携形態

共同研究

トモ タツ ヤ

鞆 達也 教授研究技術分野 光合成化学、藻類培養、生物物理、生

化学研究技術テーマ

●シアノバクテリアによる水分解反応の解明●近赤外光を利用した藻類による新しいエネルギー創生●紅藻の光化学系の機能解明研究技術内容

光合成反応において藻類は非常に多様性に富んでおり、エネルギー生産、物質生産に新しい可能性を持っている。研究室では、種々の藻類から生化学的に純化された標品が単離・精製可能であり、それを利用して時間分解分光や物理学的測定のノウハウが蓄積している。特に、水分解反応を担う光化学系IIにおいての知見は豊富であり、エネルギーおよび電子伝達反応の素課程の解析を行っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究所属研究室

理学部鞆研究室所有研究装置

タンパク質精製クロマトグラフィー装置、超遠心機、化学発光測定装置、吸収分光機、蛍光分光器、HPLC、藻類培養設備

理学部

東京理大

70 東京理科大学

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ヤマモト ヨシ ト

山本 芳人 教授研究技術分野 ICTを使った教育コンテンツの作成研究技術テーマ

●PPTを使って簡単に電子教材を作成する●ナレーションを使った教材の作成●LMSを使った効果的な電子教材の作成方法研究技術内容

パワーポイントのアニメーション機能を使って、学生教育用のICT教材を作成している。説明用のナレーションは文字テキストによって入力し、音声(ナレーション)に変換するため、音声の変更や作成が比較的容易でクリアな音声を作成できる。また、応用として、英語による教材も容易にできる。動画は作成に時間がかかり、ネットワークが遅い環境だと表示に時間がかかる。また、一度作成した動画の一部変更は、ほとんどできないが、アニメーションの動画だと問題が無くなる。産業への利用

小・中・高等学校で、タブレットPCを使った教育が進んでいるが、教育用のコンテンツを現場の教員が作成することは、難しい。そこで、アニメーションとナレーションを使った教育コンテンツを手軽に作成するツールを作成することにより、教育用のコンテンツの作成が大幅に軽減される。教師の顔から、アニメーションを作成し、ナレーションによって、口を動かすソフトウェアを作成する共同研究パートナーを探している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導所属研究室

理学部第一部教養学科

ジン ノ キヨシ

神野 潔 准教授研究技術分野 法史学研究技術テーマ

●贈与法史●法思想史●法学史研究技術内容

日本の前近代における、贈与に対する法意識・法制度に関する研究を重ねてきた。また、近年では、日本近代における法学者の思想を研究対象としている。これらは、現代の法と社会をより深く理解するための、一つの方法である。

タケムラ マサハル

武村 政春 准教授研究技術分野 生物学教育、分子生物学、細胞進化学、

複製論研究技術テーマ

●中等教育のための進化学・分子生物学に関する新規生物教材の開発研究●有袋類DNAポリメラーゼに関する生化学的・分子生物学的研究●真核生物の進化に関する分子系統学的研究

●複製論研究技術内容

ポストゲノム時代における生物学教育に供する各種生物教材の研究と、生物学の重要さや面白さをわかりやすく社会に伝えるための新しい科学啓発に取り組み、またDNA複製に代表される複製現象が生物多様性をもたらしたメカニズムの解明と真核生物の進化(細胞核の起源)に関する研究、そして人間という社会的かつ生物学的存在と複製現象との関係を探る研究に取り組んでいます。産業への利用

分子生物学、進化学等に関する新規生物教材(モデル教材・出版教材等)の開発可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究具体的な産学連携内容

これまでにない斬新な視点から、分子生物学や進化学等、比較的教えるのが難しい生物学の分野を対象としたモデル教材、出版教材等の開発を目指す企業との共同研究。モデル教材の場合、武村研究室で基礎的・学術的な検討を行い、モデル化にあたって助言・監修を行います。その他所属研究機関

大学院科学教育研究科、総合研究機構グリーン&セーフティ研究センター所属研究室

武村研究室

ムラカミ キ ソウ

村上 貴聡 准教授研究技術分野 スポーツ心理学、体育学研究技術テーマ

●トップアスリートの心理的競技能力●審判員の心理的要素●アンケート調査●スポーツ選手のライフスキル研究技術内容

1.トップアスリートの心理的競技能力 1)トップアスリート及びナショナルチームのコーチを対象に、競技現場が望む心理検査の内容や形式などについて、半構造化面接(インタビュー)によって明らかにし、その内容からトップアスリートの心理的競技能力に関する項目の選定・検討を行う。2)トップアスリートの心理的競技能力に関する項目の選定・検討の結果から、予備尺度の作成を行い、アスリートを対象に予備調査を実施する。3)予備調査後、本調査の項目を決定し、本調査を実施する。また、トップアスリートを対象に半構造化面接(インタビュー)を行い、再度、尺度の信頼性・妥当性を検討し、尺度の完成とする。2.審判員の心理的要素 1)審判員に必要な心理的スキルの内容を面接調査ならびに自由記述により収集し、その結果に基づき予備尺度の作成を行う。2)前年度の調査結果をもとに予備調査を行い、項目の精選・修正を加え、本調査を実施し、尺度の信頼性ならびに妥当性を検証する。3)作成された尺度を活用して、審判員にメンタルトレーニングを実施する。また、メンタルトレーニングの介入効果に基づき、心理面の指導法を考察する。

東京理大

理学部

71東京理科大学

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キタバヤシ タモツ

北林 保 講師研究技術分野 健康体力学、測定評価学研究技術テーマ

●重心動揺に関する研究●筋調整能に関する研究研究技術内容

実際の運動指導経験から、高齢者が有酸素運動や筋力トレーニングなどの体力づくりを実施することで、寝たきりや要介護を予防するだけではなく、社会参加の促進にもつながることを経験してきた。この経験を活かし、地域高齢者の健康づくり支援を視野にいれ、各研究テーマと健康づくり支援との関連を視野に入れ、有益な情報提供の可能性を探りたいと考えている。産業への利用

重心動揺を利用した姿勢に関する情報は、これまで有疾患者をスクリーニングする一指標として用いられてきたが、重心動揺は入力系、反射・制御系、または出力系の変化や異常が反映するといわれている。つまり、有疾患者だけでなく、健常者においても、重心動揺の「特性」という点に着目した場合、体調変化を捉えうる健康評価指標また、高齢者の転倒予防指標として利用可能性は高いと考えられる。以上の観点を踏まえ、健常者の個人特性を反映しうる有効、適切かつ簡易的な重心動揺テストの開発・評価方法の検討を行っている。また、筋力についても日常生活を考えた場合、最大筋力を発揮する場面より、最大下の筋力を調整的に発揮し、動作を巧みに且つ効率的に行う場面が多い。日常生活との関連から筋力発揮における調整能力の測定・評価方法についても研究を進め、リハビリ等での利用可能性を探っている。可能な産学連携形態

共同研究

ナカマル テイ コ

中丸 禎子 講師研究技術分野 北欧文学、ドイツ文学、世界文学研究技術テーマ

●文化批判的な研究研究技術内容

北欧文学という国内に研究者が極めて少ない研究を行うため、ドイツ文学その他の文学、北欧の歴史や政治など文学以外の分野と連携しつつ、制度の向上に努めている。

ヤマナカ サトシ

山中 聡 講師研究技術分野 フランス革命史研究技術テーマ

●国家と宗教●歴史と記憶研究技術内容

近代国家に潜在する宗教性を捉え、現代世界とのつながりを解明するために、フランス革命期の国家と宗教の関係を研究している。また、19世紀後半のフランスにおける国民国家形成を、歴史と記憶という視点から見渡す作業も行っている。

理学部第一部 数学科カ トウ ケイイチ

加藤 圭一 教授研究技術分野 数学解析研究技術テーマ

●偏微分方程式の数学解析●シュレーディンガー方程式の波束変換による解の表示研究技術内容

量子力学の基礎方程式であるシュレーディンガー方程式の解を、波束変換を用いた独自方法で表示し、数学的に研究している。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

理学部第一部数学科加藤研究室

カネ コ ヒロシ

金子 宏 教授研究技術分野 確率解析研究技術テーマ

●マルコフ過程●超距離解析●(将来的可能性としての)データ解析モデル研究技術内容

マルコフ過程を中心に超距離空間上の確率論を研究している。海外のデータ解析の専門家から有用なモデルとしての可能性を指摘され、海外の複数の研究者と交流を深めつつある。産業への利用

かなり以前から認知心理との関係性の深さが指摘されている。モデルとしての有用性を指摘してくれた海外のデータ解析の専門家も含め、これらの知見に基づき、認知心理に基づいた行動様式等について従来に無い視点から実際に利用可能なモデルを構築する。可能な産学連携形態

受託研究、国際的産学連携所属研究室

金子研究室

キ ダ マサナリ

木田 雅成 教授研究技術分野 整数論研究技術テーマ

●整数論●代数学●計算整数論●数論アルゴリズム研究技術内容

整数論や代数学の基礎研究を行っている。特にある種の性質をもつ代数体や多項式の構成を目標としている。計算機を使った整数論やそれを実現するための数論アルゴリズムの分野にも研究実績がある。整数論の周辺に現れる様々な離散構造にも関心がある。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、技術相談・指導

理学部

東京理大

72 東京理科大学

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所属研究室

木田研究室

コ イケ ナオユキ

小池 直之 教授研究技術分野 幾何学研究技術テーマ

●微分幾何学●動的微分幾何学●相対性理論研究技術内容

ユークリッド空間の一般化であるリーマン多様体と呼ばれる曲率(=歪み)をもつ空間内の図形および図形のある種の発展方程式に沿う変化を研究しています。この研究は、自然界の様々な図形の時間変化の研究に役立ちます。産業への利用

流体力学等に係る分野への応用が期待されます。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

小池直之研究室

サナ ダ カツノリ

眞田 克典 教授研究技術分野 代数学、ホモロジー代数研究技術テーマ

●環論●多元環の表現論●多元環のホッホシルトコホモロジー論・ホッホシルトホモロジー論・巡回ホモロジー論●整環のホモロジー論研究技術内容

環論の分野において、多元環の重要な不変量であるホッホシルトコホモロジーを研究している。特に、クイバーで与えられる道多元環のホッホシルトコホモロジー環の他、ホッホシルトホモロジー、巡回ホモロジーも研究対象である。また、非可換な整数論の意味での、整環のコホモロジー環の構造をスペクトル系列を用いて研究している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、技術相談・指導

シ ミズ カツヒコ

清水 克彦 教授研究技術分野 数学教育、科学教育研究技術テーマ

●数学教育におけるコンピュータの活用●「情報科」の教材開発●地上デジタル放送の教育利用●デジタルコンテンツの教育配信研究技術内容

昨年度、地上デジタル放送の教育利用について品川区、TV局などと共同研究開発を行いました。産業への利用

特になし

可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導

オオ タ マサヒト

太田 雅人 准教授研究技術分野 微分方程式研究技術テーマ

●非線形シュレディンガー方程式●非線形波動方程式研究技術内容

非線形波動現象に関連する非線形偏微分方程式、特に、非線形シュレディンガー方程式や非線形クライン・ゴルドン方程式の定在波解と呼ばれる特殊解の安定性および不安定性を、関数解析、変分法、スペクトル理論などを用いて研究している。可能な産学連携形態

技術相談・指導所属研究室

太田研究室

ヨコ タ トモ ミ

横田 智巳 准教授研究技術分野 基礎解析学研究技術テーマ

●非線形偏微分方程式研究技術内容

微分方程式の解の存在と一意性、解の漸近挙動についての研究を行っています。解を具体的に表示することが困難な微分方程式についても、方程式から解の存在や性質を調べたりしています。ケラー・シーゲル系、がん浸潤モデル、複素ギンツブルク・ランダウ方程式等の非線形偏微分方程式の研究を行っています。

タ ナカ ミ エ コ

田中 視英子 講師研究技術分野 偏微分方程式、変分法研究技術テーマ

●critical point theory●非線形固有値問題研究技術内容

変分的手法を中心として準線形楕円型作用素の固有値問題を中心に研究を行っている

イシ ダ サチ コ

石田 祥子 助教研究技術分野 偏微分方程式論研究技術テーマ

●準線形退化Keller-Segel系の解の挙動●準線形退化chemotaxis-Navier-Stokes系の解の挙動研究技術内容

準線形退化Keller-Segel系の解の爆発と解の時間に関する有界性を示すことを目的とする。準線形退化型の問題に関する研究は少なく、解の爆発や有界性が得られている非退化型に比べ研究は遅れている。これまでに退化型の問題については大域解の存在等を示すことができてい

東京理大

理学部

73東京理科大学

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るので、今後は解の有限時間爆発や有界性に焦点を当てる。また、(世界的に見ても)最近研究が始まった準線形退化chemotaxis-Navier-Stokes系の解の挙動についても興味を持ち研究を進めている。

オカ ダ ノリ オ

岡田 紀夫 助教研究技術分野 函数解析学研究技術テーマ

●バナッハ空間における点列の収束研究技術内容

有限次元空間では起こりえない夢のような現象を無限次元空間の中で探しています。

オ バラ ダイ キ

小原 大樹 助教研究技術分野 多元環の表現論研究技術テーマ

●多元環の表現論的性質とサポート多様体の幾何学的性質の関係について●有限次元多元環のホッホシルトコホモロジー環の構造について研究技術内容

本研究は有限次元多元環の性質を解明することを目的としている。そのための一つの方法として、ホッホシルトコホモロジー環を用いて定義されるサポート多様体の性質と基のとなる多元環の性質を関係づけることにより、多様体の性質から多元環の性質を導くことが目的である。また、この研究でサポート多様体と関係づけできる多元環の範囲を広げるために、ホッホシルトコホモロジー環の構造を決定づける多元環の性質を見つけることも目的としている。

スギヤマ ユウスケ

杉山 裕介 助教研究技術分野 偏微分方程式、発展方程式、可解性、

解の爆発、波動方程式、移流拡散方程式、分数冪拡散、第二音波の方程式

研究技術テーマ

●準線形波動方程式の解の可解性及び長時間挙動●分数冪拡散項を持つ移流拡散方程式の可解性及び漸近挙動研究技術内容

超流体中の温度波を記述する1次元の第二音波の方程式の解を正定数の付近で解いたとき、解がどのような振る舞いをするのかを調べた。有限時間で方程式を退化させる解の存在のための十分条件を与えることができた。ここで使われた手法は、第二音波の方程式以外の重要な物理的な背景を持つ1次元準線形波動方程式へのも応用が可能である。

ミ ウラ コウヘイ

三浦 幸平 助教研究技術分野 微分幾何学研究技術テーマ

●擬リーマン幾何学●光的多様体の幾何学研究技術内容

擬リーマン幾何学における極小部分多様体論の研究を主に行っている。またそれらに付随する対称性について関心を持っている。現在までにそのような具体例の構成と特徴づけを行っており継続中である。

ヨシ イ ケン タ ロウ

吉井 健太郎 助教研究技術分野 基礎解析学研究技術テーマ

●線形発展方程式研究技術内容

双曲型発展方程式の視点からSchrodinger方程式やDirac方程式の解の存在と一意性を研究している。近年は複素Ginzburg-Landau方程式と非線形Schrodinger方程式の関連にも興味があり、そちらについても研究を進めている。

理学部第一部 物理学科カワムラ ヤスフミ

川村 康文 教授研究技術分野 �物理、�自然エネルギー活用、�風力発電、�太陽光発電、�教材開発、�実験、�工作研究技術テーマ

●かわむらのコマ(21世紀型のベーゴマ)●サボニウス型風車風力発電機(自然風で発電できます)●地球温暖化デモンストレーション実験器●自転車発電機(実用型)●自転車発電健康増進機研究技術内容

上記の�~�は、理科教員が授業に利用したくなるような理科実験器の開発を行っている。�は日常利用できる実用機としての側面ももっている。�は、�を健康および美容にいかされるように開発したものである。�かわむらのコマ;渦電流の原理を用いて、アルミ円板などを回すコマである。�サボニウス型風車風力発電機;自然に吹く風で、夜でも文字が読める発電が可能である。�地球温暖化デモンストレーション実験器;二酸化炭素の温室効果を、実験を通して学ぶことで、子供も大人も環境学習を行うことができる実験器である。�自転車発電機(実用型);実際に発電を行うことにより、テレビなどの娯楽製品を活用することができる。また、環境イベントでの創電力の実験ショーなどで活用できる。�自転車発電健康増進機;自転車発電機をこぎながらテレビをみると、体力強化や美容・健康増進に有用である。産業への利用

我国のエネルギー環境課題を受けて、生活基盤の安全・安心を確保し、社会発展や経済発展を目指す「持続可能型社会のための科学技術」という精神を意識しながら、これらの新教材の開発をとおして学習効果を高め社会貢献していきたい。開発された教材や実用機を、児童生徒などを介して、家庭や地域社会に普及させていく実用的な教材へ仕上げていくために、小回りが利いて、相談・改良など一緒にやっていただけるパートナーとなる企業

理学部

東京理大

74 東京理科大学

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を探しております。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

・夏休みの自由研究の理科実験本の作成の依頼に対応している。・理科実験のDVDを製作した。・テレビ番組に、実際に出演して、理科実験を行ったり解説をしている。その他所属研究機関

グリーン&セーフティー研究センター所属研究室

理学部物理学科川村研究室所有研究装置

・地球温暖化デモンストレーション実験器 ・慣性力実験器(全国教職員発明展内閣総理大臣賞受賞作品) ・自転車発電機 ・サボニウス型風車風力発電機 ・省エネ電球デモンストレーション実験器 ・ソーラーシミュレーター ・ガラス研磨機 ・超音波洗浄機 ・簡易電子顕微鏡

サカ タ ヒデアキ

坂田 英明 教授研究技術分野 超伝導、トンネル分光、低温、表面、

物性II研究技術テーマ

●超伝導●超伝導体の磁束量子●極低温走査プローブ顕微鏡の開発研究技術内容

超伝導体のトンネル分光可能な産学連携形態

共同研究

トクナガ エイ ジ

徳永 英司 教授研究技術分野 光物性、非線形光学、非線形光学効果、

非線形分光、電場変調分光、細胞吸収分光イメージング、顕微分光、光水素発生、光合成

研究技術テーマ

●128チャンネルロックイン検出による高感度・高速非線形吸収分光●水の巨大な電気光学ポッケルス効果●有機分子J会合体の巨大な電気光学カー効果●干渉計による高感度光熱偏向分光●単一細胞の吸収分光イメージングA(x,y,�)緑藻の光水素発生研究技術内容

試料に電場、磁場を印加したり、特定の波長の光で励起したりしたときの試料の吸収スペクトル変化(200-1000nm)を128チャンネルロックイン検出により、短時間で高感度に測定できる。低温(4Kまで)、空間分解能1ミクロン以下で測定可能。100nmのサイズまでなら単一ナノ結晶で測定可能。これにより、従来測定されていなくて知られていなかった界面の水の巨大なポッケルス効果や分子会合体の巨大なカー効果を発見。干渉計光熱偏光分光法の開発により、散乱性で透過光がとれず、発光

もしない試料の吸収スペクトルの評価が可能。散乱性の試料について、積分球の中に試料を入れて完全に散乱ロスをなくした真の吸収スペクトル測定可能。10ミクロン以下の生きたままの運動する単細胞生物の空間分解吸収スペクトルA(x,y,�)を測定できる。測定時間1-2秒、空間分解能1ミクロン程度。現在の波長範囲は380-750nmだが、300-800nmに拡張予定。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携その他所属研究機関

グリーン&セーフティ研究センター、赤外自由電子レーザー研究センター所属研究室

理学部第一部物理学科 徳永研究室所有研究装置

128チャンネルロックインアンプ 顕微分光システム冷却CCD分光器 顕微分光用液体Heクライオスタット波長可変(700-1000nm)フェムト秒ピコ秒TiSレーザー発振器HeCdレーザー(325、442)、Arレーザー(514.5、496.5、488、476.5、457.9)、グリーンレーザー(532)、ブルーレーザー(408)、赤外レーザー(808、1064)、HeNeレーザー(633)

ホン マ ヨシカズ

本間 芳和 教授研究技術分野 ナノカーボン材料、結晶成長物理、走

査電子顕微鏡技術研究技術テーマ

●カーボンナノチューブ・グラフェンの成長制御●カーボンナノチューブの光物性●結晶成長の電子顕微鏡その場観察●ナノ構造の配列制御●ナノダイヤの応用技術研究技術内容

カーボンナノチューブの成長制御および物性制御を実現するため、高度なナノチューブの成長技術と電子顕微鏡観察技術を駆使し、ナノチューブの成長機構や単一ナノチューブの物性を研究しています。当研究グループでは、世界ではじめて金、銀、銅からのカーボンナノチューブ生成に成功するなど、先進的なカーボンナノチューブ合成技術を有しています。また、電子顕微鏡その場観察を利用した大面積グラフェン形成の研究やナノダイヤの応用技術の研究も推進しています。産業への利用

ナノカーボン材料の利用技術はまだ開発途上にため、将来の産業応用を実現するための基礎研究を推進しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

基板上への単層カーボンナノチューブの成長に関する様々な経験と技術を持っています。例えば、微細パタン間に単一の架橋ナノチューブを張ること、石英基板上にマット状にカーボンナノチューブを形成すること、あるいはブラシ状にカーボンナノチューブを垂直成長させることができます。カーボンナノチューブの化学気相成長に関するコンサルティングが可能です。ナノダイヤにつ

東京理大

理学部

75東京理科大学

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いては、表面処理、分散技術に関する基礎研究を行っています。その他所属研究機関

総合研究機構ナノカーボン研究部門、グリーン&セーフティ研究センター所属研究室

本間研究室所有研究装置

その場観察用走査電子顕微鏡、単一ナノチューブ顕微分光装置、レーザーラマン顕微鏡

ミ ウラ カズヒコ

三浦 和彦 教授研究技術分野 大気エアロゾルの気候への影響、気象、

海洋物理、陸水学研究技術テーマ

●都市、海洋および山岳大気エアロゾルの発生、輸送、変質、除去、環境影響に関する研究●都市、海洋および山岳大気エアロゾルの物理、化学特性に関する研究●新粒子生成プロセスに関する研究研究技術内容

白鳳丸(東大海洋研)、みらい(JAMSTEC)を利用し、20数回にわたり海洋大気エアロゾルの調査を行なった。国際プロジェクトACE-Asiaの国内実行委員として船舶観測の世話人を勤めた。科研費特定領域研究「エアロゾルの大気環境インパクト」の計画研究班として船舶観測を担当した。2006年から夏季だけではあるが、富士山頂測候所において大気エアロゾルの観測を行っている。産業への利用

富士山頂を利用して、低温、低圧下での材料、製品の耐久評価を検討している方は、ぜひご連絡下さい。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

以下の知識および技術を提供することができる。・船舶を利用した海洋大気エアロゾルの測定技術・係留気球による大気境界層内エアロゾルの測定技術・ナノ粒子の粒径分布計測に関する知識および技術・大気エアロゾルの湿度特性の測定に関する知識および技術その他所属研究機関

総合研究機構山岳大気研究部門所属研究室

三浦研究室所有研究装置

微粒子粒径分布測定装置、凝結核計数器、雲凝結核計数器、放射性エアロゾルのアルファ線エネルギー分析装置

ミツ ダ セツ オ

満田 節生 教授研究技術分野 物性II研究技術テーマ

●スピンフラストレーション系の磁気相転移●スピンフラストレーション系のスローダイナミックス●スピンフラストレーション系のマルチフェロイック研究技術内容

マルチフェロイックス:磁気秩序が系の空間反転対称性

を破ることにより強誘電性をつくりだすスピン誘導型強誘電体に付随する「磁場による電気分極の制御や電場による磁化の制御」といった交差相関現象を、スピン・格子複合系を対象として一軸応力を外場の一つに加え、マクロな物性測定およびミクロな量子ビームを用いる中性子散乱実験により探査している。

ワタナベ カズユキ

渡辺 一之 教授研究技術分野 ナノスケール計算物理学、光励起電子

ダイナミクス研究技術テーマ

●炭素ナノ構造の電界電子放射機構●表面電子ダイナミクスの理論●電子状態解析のための方法論開発●レーザー励起電子ダイナミクス第一原理シミュレーション●時間依存密度汎関数法による表面光化学反応のシミュレーション研究技術内容

炭素系電子源の特性解析、表面電子原子ダイナミクスの計算をミクロな視点から精度よく行っている研究室です。励起電子ダイナミクスを精度よく記述する時間依存密度汎関数(TDDFT)法による表面光化学反応(レーザー刺激電界電子放射、ナノプラズモン励起など)のシミュレーションをはじめました。産業への利用

フラットパネルディスプレイ(FED)、ナノスケール導線の開発、集積回路中の熱対策、表面光化学反応予測。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

FED開発に必要な電子源の基礎研究を行い、最適物質と機能の探索を行います。基礎研究としての表面光化学反応の第一原理シミュレーションが応用研究に貢献することを期待しています。所属研究室

渡辺研究室

スズ キ カツヒコ

鈴木 克彦 准教授研究技術分野 理論物理、量子力学、物理教育研究技術テーマ

●as研究技術内容

陽子、中性子などの構想や性質を標準模型を用いて理解する。また、標準模型を超える物理について検証するシグナルを理論的に探索する。

マツシタ キョウ コ

松下 恭子 准教授研究技術分野 X線天文学、銀河、銀河団、天文学研究技術テーマ

●X線観測による宇宙の天体形成史研究技術内容

X線天文衛星による観測をもとに宇宙の進化を研究

理学部

東京理大

76 東京理科大学

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イワモト ヨウ コ

岩本 洋子 助教研究技術分野 大気環境科学研究技術テーマ

●エアロゾル粒子の粒径計測●電子顕微鏡を用いたエアロゾル粒子の個別粒子分析●エアロゾル粒子の吸湿性の計測研究技術内容

大気中に浮遊する微粒子(エアロゾル)は、雲核として働き、雲の特性や寿命を変えることで地球の気候を変化させる。エアロゾル粒子の雲核能力には、周囲の大気の水蒸気過飽和度(気象条件)に加え、エアロゾル粒子の大きさと化学組成が大きく関わっている。そのため、様々な大気環境(都市・海洋・山岳)におけるエアロゾル粒子の物理計測を通して、エアロゾルの雲核能力を見積もっている。可能な産学連携形態

共同研究その他所属研究機関

総合研究機構山岳大気研究部門所属研究室

三浦研究室

カ トウ ヒロ キ

加藤 大樹 助教研究技術分野 ナノ構造物理、ナノカーボン、その場

走査電子顕微鏡、透過型電子顕微鏡、TEM、グラフェン

研究技術テーマ

●透過型電子顕微鏡によるナノ構造の評価●その場走査電子顕微鏡によるグラフェン成長の直接観察●グラフェンの作製法の開発●走査電子顕微鏡による溶液、高温、気相反応試料の観察研究技術内容

金属上に析出する単層グラフェンを独自のその場SEMにより直接観察し、その成長の過程を明らかにしている。所属研究室

本間研究室

サ トウ コウスケ

佐藤 浩介 助教研究技術分野 X線検出器研究技術テーマ

●X線マイクロカロリメータ開発研究技術内容

将来の次世代X線天文衛星への搭載を目指して、高エネルギー分光能力をもつX線マイクロカロリメータの開発を行っている。

デ ムラ サト シ

出村 郷志 助教研究技術分野 物性物理、超伝導、物質合成、表面化学

研究技術テーマ

●新規超伝導体の合成●原子スケールの物質表面観察及び電子状態測定研究技術内容

現在、強磁場を発生可能な超伝導電磁石や電力を損失なく長距離輸送可能な超伝導ケーブルの開発など、超伝導を利用した装置の開発が期待されている。このような装置の開発には、既存の超伝導体の応用だけでなく、高い超伝導転移温度(Tc)を有する新規超伝導体の発見や基礎的な超伝導特性の理解も重要である。そのため我々の研究室では、新規超伝導体の合成や表面観察を通した電子状態測定を行っている。合成した試料の、原子スケールでの表面観察や電子状態測定を行うことで、超伝導機構の解明を目指す。また、得られた知見から、更に高いTcを有する超伝導体の設計や合成を試みている。その他所属研究機関

物質・材料研究機構環境・エネルギー材料部門所属研究室

坂田研究室所有研究装置

電気炉、走査型トンネル顕微鏡

フジハラ マサヨシ

藤原 理賀 助教研究技術分野 物性�研究技術テーマ

●幾何学的フラストレーション系の物質探索●幾何学的フラストレーション系の磁性研究技術内容

物性研究において未開拓の物質群が数多く存在する非酸化物に注目し、ソフト化学合成法を駆使した幾何学的フラストレーション系新物質の創製と新奇物性の創出を目指している。可能な産学連携形態

共同研究

ワタ ベ ショウヘイ

渡部 昌平 助教研究技術分野 物性基礎論研究技術テーマ

●冷却原子気体理論研究技術内容

凝縮系物理の理解

理学部第一部 化学科イノウエ マサユキ

井上 正之 教授研究技術分野 有機化学、高分子、食品研究技術テーマ

●キチン、キトサンに担持した金属試薬、金属触媒の開発●陽イオン界面活性剤を触媒として利用する反応の開発●油脂の酸化と還元●酸化ホウ素担持シリカゲルを固体酸として用いる反応

東京理大

理学部

77東京理科大学

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の開発●ヒドロキサム酸鉄(�)法によるプラスチック、繊維の識別研究技術内容

当研究室では、低環境負荷型の化学反応を利用する、中等有機化学教育のための実験教材の開発を行っている。特に人間生活に密着したテーマを中心に据えて、機能性食物繊維であるキチンやキトサンに担持させた金属化合物あるいは金属ナノ粒子を利用した実験、より穏和な反応条件を実現するために陽イオン界面活性剤を活用した実験、濃硫酸の代替試薬として酸化ホウ素担持シリカゲルを用いる実験、油脂を迅速に酸化硬化させる実験あるいは油脂への水素付加を迅速に行う実験の開発などに取り組んでいる。さらにエステル結合を含む有機化合物の検出反応としてヒドロキサム酸鉄(�)法に着目し、これを改良してポリエステル系プラスチック、合成繊維を識別する実験の開発を行っている。従来の中等教育における有機化学実験であまり重視されてこなかった“穏和な反応条件”を追求することで、実験者のリスクと実験室および地球環境への負荷が少ない、教育的に意義深い実験教材の開発を目指している。産業への利用

教育を目的とした研究であるから、産業的への利用は考えていない。可能な産学連携形態

技術相談・指導具体的な産学連携内容

当研究室で開発された、キトサンに担持した銅(�)化合物は、某企業より試薬として発売されている。その他所属研究機関

総合研究機構グリーン&セーフティ研究センター所属研究室

理学部第一部化学科 井上研究室所有研究装置

ガスクロマトグラフィー、紫外可視分光光度計、FTIR、高速液体クロマトグラフィー、マイクロウェーブ反応装置

サイトウ シンイチ

斎藤 慎一 教授研究技術分野 有機金属化学、超分子化学、有機化学研究技術テーマ

●遷移金属触媒を用いる新規炭素-炭素および炭素-窒素形成反応●新しい超分子合成法の開発とその物性研究技術内容

当研究室で開発を行っている新反応を用いることにより様々な新規骨格を持った化合物が合成可能である。特に7-9員環の炭素化合物及び誘導体の合成に関するノウハウがある。㎏スケールであれば容易にスケールアップ可能な反応を開発しており、また反応操作も容易である。新規骨格を持ったファインケミカルの合成が可能である。産業への利用

応用面を強く指向した研究を行っているわけではないが、企業側で入手したい化合物がある場合に、合成のノウハウ等を提供可能である。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

新反応を利用した各種有機化合物、類縁体の合成、および合成法についてのノウハウの提供。

サイトウ タカ オ

齊藤 隆夫 教授研究技術分野 反応有機化学、合成有機化学、有機元

素化学、有機金属触媒、有機化学研究技術テーマ

●新規複素環化合物の合成●複素環化合物の新しい合成法の開発●環形成反応の開発●蛍光材料の開発研究技術内容

特に、含窒素新規複素環化合物の合成と含窒素複素環化合物の新しい合成方法の開発について主に研究しているため、合成した複素環化合物(材料)の提供(薬理活性試験や機能性材料等のため)が可能である。産業への利用

基礎研究なので、現時点では直接利用化までは考えていない。公的機関に薬理活性試験材料として実際に提供している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

某公的機関に薬理活性試験材料として実際に多くのサンプルを提供している。その他所属研究機関

総合研究機構キラリテイー研究センター所属研究室

齊藤隆夫 研究室所有研究装置

HPLC、GPC、IR、比旋光計

タ ドコロ マコト

田所 誠 教授研究技術分野 超分子錯体化学、水素結合の科学、無

機化学研究技術テーマ

●各種分子性ゼオライト●プロトン-電子連動型分子スイッチ●分子結晶の構造制御●新規有機n型材料の開発研究技術内容

本研究室では、新しい有機n型材料の基幹分子を見出した。この材料を中心に機能性金属分子材料を開発中である。グラムスケールで容易に合成できる。一方、新しい多孔質材料として分子性ゼオライト開発を行っており、機能性分子構築素子を集積化することで、量子ナノ細線やナノウィスカーの合成を試みている。産業への利用

多孔質材料(触媒・超イオン伝導・キャパシタなど)。有機n型材料・新規分子性導体可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

理学部

東京理大

78 東京理科大学

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既存の錯体分子・有機金属・クラスター、ゼオライトの合成指導など。各種機能材料の提供。

ツキヤマ コウイチ

築山 光一 教授研究技術分野 赤外自由電子レーザー(FEL-TUS)、

レーザー分光学、励起状態、化学反応、THz(テラヘルツ)

研究技術テーマ

●赤外自由電子レーザーによる生体関連分子の構造・機能解析●赤外自由電子レーザーによる材料表面の非破壊計測●赤外自由電子レーザーによって誘起される光化学反応●THz(遠赤外)放射の発生技術研究技術内容

野田キャンパスに設置されている赤外自由電子レーザー研究センターは、文部科学省科学研究費補助金学術創成研究費による研究プロジェクト「赤外自由電子レーザーの高性能化とそれを用いた光科学」によって発足したものであり、中赤外領域としては現在わが国で唯一稼動している施設です。平成19年度より文部科学省先端研究施設共用促進事業の補助金を受け、平成25年度より先端研究基盤共用・プラットフォーム形成事業として活動を継続しています。基礎科学、材料科学への応用に加えて現在赤外自由電子レーザーの生命科学研究への展開を重点的に推進します。神楽坂キャンパスにおいては、レーザー分光法による分子の高い励起状態の生成および緩和過程を研究しています。分子科学にかかわる基礎研究ですが、波長100マイクロメータ以上の指向性を有するTHz(遠赤外)光の発生方法としても使えそうです。産業への利用

FEL-TUSは、[1]指紋領域における波長可変性、[2]完全な直線偏光性、[3]パルス発振、[4]高光子密度、を特徴とする特殊光源である。極微量サンプルの同定および分子構造の決定:指紋領域には分子を構成する化学結合の特性周波数が集中しており、吸収スペクトルは分子構造の決定に際し、もっとも曖昧さの少ないデータを提供するものである。上記[1][4]の特徴を活用し、対象となる試料を多光子吸収過程によって解離あるいはイオン化し、その生成物(イオン)等を検出しつつ周波数掃引を行う、いわゆる励起スペクトルの測定により、生体関連物質等極微量サンプルの同定およびその分子構造の解析を行うことができる。表面・界面の機能解明・制御:機能性材料における様々な機能の発現は、界面・表面や薄膜を構成する原子・分子の種類や構造、それらの配列や配向によってもたらされる。ここにFEL-TUSの[1][2][3]の特徴を持ち込むことで、分子およびその配向状態を選別し、ナノ秒スケールでの時間分解動的測光への道が開かれる。すなわち表面・海面における機能発現過程の動的解析を非破壊で追跡する手法を獲得することになる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、技術相談・指導具体的な産学連携内容

材料科学関係、分子科学関係、生命科学関係その他所属研究機関

総合研究機構赤外自由電子レーザー研究センター所属研究室

理学部第一部化学科所有研究装置

生命科学専用実験室を完備、FTIR、TOF型質量分析装置、GC型質量分析装置、YAGレーザー、色素レーザー、サーモメータ等

ミヤムラ カズ オ

宮村 一夫 教授研究技術分野 錯体化学、分析化学、界面化学研究技術テーマ

●長鎖アルキル基をもつ金属錯体の合成●金属錯体の会合構造の解析研究技術内容

走査トンネル顕微鏡測定、単結晶の育成とそのX線分析、長鎖アルキル基の導入、などのご相談には応じられる。所有研究装置

走査トンネル顕微鏡、分光検出器付偏光顕微鏡、DSC、TG

ユ イ ヒロハル

由井 宏治 教授研究技術分野 分析化学、計測科学、レーザー分光学、

光化学、溶液化学、物理化学、界面・コロイド化学

研究技術テーマ

●液体中の分子集合体一般の構造・運動の計測●水中の脂質・蛋白質・多糖など生体高分子の構造・運動・水和水の計測●界面、表面、ナノ空間といった制限空間における水の物性評価●液体に埋もれた材料界面の新規計測法の開発●多光子励起を用いた高空間分解顕微分光研究技術内容

市販の装置をそのまま利用したのでは測定が困難な測定対象に対して、独自の工夫や改良で計測を行います。特にマイクロスケールの測定対象の赤外吸収・ラマン散乱分光、また光源として近赤外光を用いるような広範の分光・レーザー計測を行うことができます。産業への利用

当研究室は、レーザー光や赤外光を用いた計測科学の研究室です。具体的には非線形光学効果や偏光変調技術を用いた、高時空間分解計測です。測定対象は、分子が自己集合して形成された分子集合体の構造やダイナミクスが中心です。とりわけ、これらの分子集合体が水中や、表面・界面といった特殊環境に埋もれている場合の計測を中心に取り組んでいます。具体的には脂質分子、蛋白質、多糖類などの生体高分子の自己集合体の構造や運動、その水和水などの計測、また、超分子のような先端材料の運動などの計測も行っております。他には、水中で機能するような材料の表面・界面などの化学状態計測・分析を行っております。産業への利用の観点では、市販の装置では計測することが難しかった新規分子、材料の評価が挙げられます。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

●高分子薄膜試料の振動分光分析・大気中・水中の材料

東京理大

理学部

79東京理科大学

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表面の化学状態の分析所有研究装置

●フェムト秒レーザー(近赤外)・ピコ秒レーザー(紫外・可視・近赤)・赤外吸収分光器(偏光変調・ATR測定可)・光学顕微鏡、走査型プローブ顕微鏡

カ ワイ ヒデトシ

河合 英敏 准教授研究技術分野 有機合成化学、機能性物質研究技術テーマ

●水素結合集合体の開発●パイ共役系分子の開発●分子認識化合物の開発研究技術内容

今後のナノテク産業において、機能性分子をいかに集合化、配列させるかといった超分子的手法が重要になってくると考えられる。我々は、アミド基の協同的な水素結合特性を活用したアロステリック分子認識能をもつレセプター分子や超分子ポリマー、また、構造修飾により1次元チューブ構造、2次元シート構造、3次元格子構造へと水素結合により集合させることが可能な汎用性ビルディングブロックとなる新規有機化合物を合成している。金属錯体を用いずとも水素結合8本からなる集合化を用いるにより強固な構造の形成が可能となっている。産業への利用

基本骨格となる分子の開発には成功しているが、産業界などにおいて、どのような機能(分子)をどのような集積パターンや配列様式で集積させることが必要か(ニーズ)に関する技術提案などを募集しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導その他所属研究機関

分子連関相乗系部門所属研究室

河合(英)研究室所有研究装置

単結晶X線構造解析装置、等温滴定カロリメトリー、蛍光分光光度計(積分球付)、紫外可視分光光度計(恒温装置、積分球付)、差圧式微量粘度計、自動融点測定装置、GPC、HPLC、各種有機合成器具

シモナカ モトユキ

下仲 基之 准教授研究技術分野 ホルモン作用の分子機構、タンパク質

化学研究技術テーマ

●卵胞発育を制御する細胞間コミュニケーション機構の解明●サイログロブリンの新機能探索●血管新生制御機構と血液凝固線溶系との関連における分子動態解析●創傷治癒の過程を制御する細胞・タンパク質間相互作用の研究研究技術内容

当研究室では、タンパク質による細胞間コミュニケーションを主な研究テーマとしている。ヒトゲノムプロジェクトの完結により、タンパク質の諸機能に関する遺

伝子側からの研究は幅広く進められているが、翻訳後修飾により新たな機能を獲得するタンパク質などの働きについては、そういったアプローチで解明することはできない。また、細胞の機能制御を行う各種タンパク質の作用に関しても、プロセシングの過程を通して様々な調節を受けていることがわかっている。当研究室では、このようなタンパク質と細胞との間の様々な相互作用について研究している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究

ワタナベ カズ オ

渡辺 量朗 准教授研究技術分野 表面物理化学、光化学、プラズモニク

ス研究技術テーマ

●モデル触媒系での表面物理化学●光化学における表面プラズモン効果の解明と応用●色素増感太陽電池におけるプラズモン増強効果の検証研究技術内容

ステンドグラスの美しい色は、その中に含まれた金属ナノ粒子の「プラズモン」と呼ばれる光と電子の相互作用で生じています。我々はプラズモン効果を駆使し、ナノ粒子表面上で起こる光化学反応を何十倍も増強することに成功しました。分光学と表面科学の手法を用い、将来の太陽エネルギーの有効利用も視野に入れた基礎研究を行なっています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、国際的産学連携所有研究装置

超高真空表面光化学反応解析装置(LEED/AES、TPD、MS-TOF、電子ビーム蒸着機)、Nd:YAGレーザー、分光光度計、簡易型STM、ソーラーシミュレーター、ポテンショ/ガルバノスタット

イソ ダ キョウスケ

磯田 恭佑 助教研究技術分野 錯体化学、有機化学、高分子化学、機

能材料化学研究技術テーマ

●分子性導体●有機半導体●電子-イオン混合伝導体●液晶材料研究技術内容

�電子-イオン混合伝導体の構築と高速イオン伝導材料の開発を目的とする。本研究では、イオン伝導部位と電子輸送部位の電子アクセプター性の�共役分子が積層することで、イオンおよび電子輸送チャネルが共存する電子-イオン伝導体の構築が期待される。これらの材料を構築することで、電子と金属イオンの輸送挙動と相互の影響について研究を行う。�新規n型液晶性有機半導体の開発を目的としている。現在、産業界でも注目が集まっている有機太陽電池の最小単位となる新規素子材料の開発を行うことで、効率の向上に繋がるような材料開発を行なっていく。産業への利用

理学部

東京理大

80 東京理科大学

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開発してる材料は新規性が高いが、現時点では基礎研究の段階である。共同研究パートナー様としては、実用化の立場から提案を頂ける方や物性評価を行って頂ける方を探しています。可能な産学連携形態

共同研究、国際的産学連携その他所属研究機関

総合研究機構分子連関相乗系研究部門、総合研究機構界面科学研究部門所属研究室

理学部第一部化学科 田所誠研究室

オ ヤマ タカヒロ

小山 貴裕 助教研究技術分野 分子分光学研究技術テーマ

●短寿命化学種の純回転遷移の観測研究技術内容

化学反応の中間体として考えられている短寿命化学種の物性評価のため、実験室レベルでこのような化学種を生成し、フーリエ変換マイクロ波分光法を用いてその純回転遷移を観測している。この分光法は他の分光法に比べ、高感に短寿命種を検出でき、また、スペクトルの解析から高精度に分子構造を決定することが出来る。産業への利用

反応中間体の物性研究から、化学合成分野により効率的な反応過程、条件を提案する。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

築山研究室所有研究装置

レーザー分光装置

タカハシ ヨシユキ

高橋 芳行 助教研究技術分野 高分子物性研究技術テーマ

●強誘電性高分子の分極反転機構●強誘電性高分子薄膜における結晶化●高分子の局所物性計測産業への利用

強誘電性高分子のメモリー素子への応用に向けて、薄膜の構造制御と局所物性計測をおこなっている。

ハ セ ガワ ゴウ

長谷川 豪 助教研究技術分野 生化学、分子生物学、腫瘍学、環境生

物学研究技術テーマ

●皮膚癌に対するタモキシフェン類縁体の作用機序解析と新規経皮抗癌剤の開発●組織型トランスグルタミナーゼによるプロテインジスルフィドイソメラーゼ反応機序の解明研究技術内容

各種タモキシフェン類縁体を用いて、皮膚癌に対する新

規経皮抗癌剤の開発を行っている。所属研究室

下仲研究室

バン ノ モトヒロ

伴野 元洋 助教研究技術分野 物理化学、溶液化学、分子分光学、超

高速分光学、振動分光学研究技術テーマ

●ラマン散乱を用いた分子種識別的断層画像計測装置の構築●溶液中放電プラズマ反応場の分光計測によるキャラクタリゼーション●超短パルスレーザー光を用いた分光分析による凝縮相における分子ダイナミクス計測研究技術内容

生体や材料を対象とした高空間分解画像計測法として光コヒーレンストモグラフィが広範に応用されている。本技術では、試料に光を入射し、発生する弾性散乱光によって対象内部の断層画像をミクロンオーダーで高空間分解計測することが可能である。本研究では、分子種識別能と可干渉性を兼ね備えた誘導ラマン散乱光に着目し、これを光コヒーレンストモグラフィと組み合わせた誘導ラマン散乱光干渉計を構築する。本手法によって、光コヒーレンストモグラフィと同等以上の空間分解能で、対象とした分子種の分布をコントラストとして表示する新たな断層画像を取得することが期待される。所属研究室

理学部第一部化学科 由井研究室

理学部第一部 数理情報科学科イシワタ エ ミ コ

石渡 恵美子 教授研究技術分野 数値解析、数学一般(含確率論、統計

数学)研究技術テーマ

●大規模な連立一次方程式に対する反復解法●時間項に遅れを持つ微分方程式の数値解析●ある種の離散可積分系に基づく数値計算研究技術内容

数値解析に関するテーマを幾つか取り上げています。自然現象の数値シミュレーションに現れる大規模な連立一次方程式について、特徴を活かした高速で高精度の計算法の改良を考えています(線形計算といわれる分野です)。物理や生物モデルに現れる時間遅れを持つ方程式の数値解析や解の安定性、最近ではある種の離散可積分系の数値計算への応用にも共同で取り組んでいます。

エ ガワ ヨシ ミ

江川 嘉美 教授研究技術分野 離散数学、グラフ理論研究技術テーマ

●グラフの連結度●グラフの閉路研究技術内容

東京理大

理学部

81東京理科大学

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グラフ理論はネットワークの理論の数学的基礎を与える分野であり、実際、当研究室の出身者で、LANシステムにおける「k-out-of-n:Fシステム」の信頼性を、グラフの連結度に関する可縮辺の理論を用いて研究している人がいます。産業への利用

ネットワークの設計に応用できます。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

ネットワークの信頼性とグラフの連結度の関係。その他所属研究機関

総合研究機構インテリジェントシステム研究部門所属研究室

江川研究室

セ オ タカシ

瀬尾 隆 教授研究技術分野 多変量解析、数理統計学、統計科学研究技術テーマ

●多変量解析の理論と応用●欠損値データにおける統計的手法に関する研究●統計的多重比較法に関する研究研究技術内容

データは持っているけれども分析方法がわからないという場合や今までにない統計的手法を用いてそのデータに適したデータ解析を行いたいといった場合に統計コンサルタント・受託研究・共同研究を行います。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

統計コンサルタントや統計的データ解析法の開発。所属研究室

瀬尾研究室

セキガワ ヒロシ

関川 浩 教授研究技術分野 計算数学、数式処理、計算機代数、数

値数式融合計算研究技術テーマ

●多項式の係数に誤差がある場合の数式処理●数値計算を利用した効率のよい数式処理●自然科学や工学への代数学の応用研究技術内容

数式処理と数値計算双方の長所を取り入れた、信頼性が高く効率のよい計算方法を実現する技術である数値数式融合計算を研究している。数式処理の長所は、数式の係数などの入力値が誤差を含まなければ、得られる結果がつねに正確であるという点である。しかし、一方で、浮動小数点計算を利用する数値計算に比べ、速度が遅く、多量のメモリを必要とする、入力値が誤差を含むときには適切な出力が得られない場合がある、などの短所がある。数値数式融合計算は、数式処理と数値計算をアルゴリズムのレベルで融合して両者の長所を生かそうとする計算技術であり、近年、制御系を始めとするさまざまな分野の設計などへも適用されるようになってきた。産業への利用

数値数式融合計算の想定される用途として、制御系などの分野における設計が挙げられる。なお、数値数式融合計算、数式処理に限らず、より広く計算数学の応用も考えており、過去に信号処理への計算数学の応用例がある。実用化に向けては具体的な問題に合わせた計算手法の研究が必要であり、問題を抱えているパートナーとの共同研究という形を取ることになる。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

計算機代数を利用した量子アルゴリズムの設計。所属研究室

理学部第一部数理情報科学科関川研究室

ヤ ベ ヒロシ

矢部 博 教授研究技術分野 オペレーションズ・リサーチ、非線形

計画法、最適化法研究技術テーマ

●非線形最適化問題に対するニュートン法、準ニュートン法●非線形最適化問題に対する内点法●大規模な無制約最小化問題に対する共役勾配法研究技術内容

最適化問題はいろいろな分野で発生する重要な問題です。当研究室では、制約条件の無い非線形最小化(最大化)問題や制約条件の付いた非線形最小化(最大化)問題を解くための数値解法を提案し、その数学的な裏づけをしています。さらに、コンピュータを用いた数値実験を通して提案したアルゴリズムの有効性を検証します。可能な産学連携形態

技術相談・指導

オ ガサワラ ヒデ ホ

小笠原 英穂 准教授研究技術分野 数値的最適化、数学一般(含確率論、

統計数学)研究技術テーマ

●相補性問題に対する数値解法●変分不等式問題に対する数値解法●非線形最適化問題に対する数値解法●非線形方程式系に対する数値解法●ソフトウェア開発研究技術内容

現象や計画などを数理モデル化するとしばしば非線形の問題となり、取扱いが困難になります。モデルの典型例は最適化問題ですが、経済や交通流の均衡モデルなどでは相補性問題、変分不等式問題になります。こうした問題の近似解をコンピュータで効率的に計算するために、問題の構造や解法のアルゴリズムを研究しています。産業への利用

最適化パッケージへの組込み可能な産学連携形態

技術相談・指導具体的な産学連携内容

最近の研究で有効であるとされている技術をオプションとしてパッケージに組込む。

理学部

東京理大

82 東京理科大学

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所属研究室

小笠原研究室

ハシグチ ヒロ キ

橋口 博樹 准教授研究技術分野 数理統計、多変量解析研究技術テーマ

●ランダムな行列の分布に関する数値計算の方法●複素数の多変量解析研究技術内容

実数と複素数の多変量解析に様々な応用があるが、特に複素数では通信技術を念頭におき、ランダムな行列の分布に関する理論と数値計算の方法の研究をしている。産業への利用

複素数のランダムな行列の分布論は、無線通信技術への応用がある。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

橋口研究室

ヤナギ ダ マサヒロ

柳田 昌宏 准教授研究技術分野 情報理論、作用素論研究技術テーマ

●情報エントロピーの基礎論とその応用●作用素不等式とその応用研究技術内容

情報理論は、今日の情報技術を支える基礎理論の一つです。その中心的概念が、情報を量的に捉える尺度である、情報エントロピーです。当研究室では、情報エントロピーの基礎論とその応用について研究しています。また、次世代の情報技術といわれる量子情報技術を支える理論は、ヒルベルト空間上の線形作用素の理論がその数学的基礎となっています。当研究室では、作用素不等式とその応用を中心に研究しています。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導

クロサワ タケシ

黒沢 健 講師研究技術分野 統計科学研究技術テーマ

●モデル選択基準●ロジットモデルのパラメータ推定法●非集計理論の基礎的研究●潜在的要因のモデル化研究技術内容

主にクラス分類問題に関する統計モデルに興味を持っております。クラス分類問題は、実世界に多く現れます。例えば、明日の天気は?というのも、晴れ、曇り、雨の3つのクラスに分類する問題となります。またある個人がある商品群の中から何を選択するのか?という問題もクラス分類問題です。本研究室ではデータ解析そのものよりも、クラス分類問題に関連するモデル評価基準やベイズ統計などの統計的推定手法に関する理論的研究およ

びその計算手法を中心に研究を進めています。またクラス分類問題だけではなく、広く統計モデルに関する研究も行っております。可能な産学連携形態

共同研究

アイハラ ケンスケ

相原 研輔 助教研究技術分野 数値解析研究技術テーマ

●線形計算研究技術内容

様々な科学技術計算で現れる大規模な連立一次方程式を高速かつ高精度に解くための研究を行っている。大規模問題に有効な反復ソルバー(特にKrylov部分空間法)に着目し、従来よりも効果的な数値計算アルゴリズムの開発および既存の解法の改良に取り組んでいる。

エノモト リ エ

榎本 理恵 助教研究技術分野 多変量解析、統計科学研究技術テーマ

●正規性検定に関する研究●高次元データのもとでのAIC規準に関する研究研究技術内容

正しい分析や推定を行うためにはデータの特性をまず調べることが重要です。特に、多くの統計的手法は正規分布を仮定していることが知られています。そこで実際に得られたデータが正規分布に従っているかどうかを調べる正規性検定についての研究を行っています。また、高次元データのもとでの成長曲線モデルに対するAIC規準量の構成などについても研究を行っています。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

瀬尾研究室

ヒョウドウ マサシ

兵頭 昌 助教研究技術分野 統計科学研究技術テーマ

●高次元データ解析研究技術内容

昨今、頻繁に観測されるようになった高次元データのための統計的推測の研究を行っている。

フル ヤ ミチタカ

古谷 倫貴 助教研究技術分野 離散数学研究技術テーマ

●グラフ理論●極値集合論研究技術内容

グラフ理論の支配数の評価を行うことでグラフの構造を把握する。特に支配数の臨界性を調査することで、Vizing

東京理大

理学部

83東京理科大学

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による古典的な予想の新たなアプローチを与える。また、多彩支配数の研究を行うことで、複数種類のガードマンを配置する問題の最適解を考察をしている。

理学部第一部 応用物理学科オオカワ カズヒロ

大川 和宏 教授研究技術分野 光半導体、結晶成長、物性制御、発光

デバイス、光触媒研究技術テーマ

●窒化物発光素子の長波長化のための結晶成長研究●窒化物光触媒の高効率化および長波長化の研究●太陽光から水素を製造する光触媒システムの開発研究技術内容

先進機器をそろえ、精力的に研究推進しています。NDA等の契約も考慮しています。産業への利用

発光ダイオード、半導体レーザー等の光部品。水素発生装置。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

結晶成長装置設計、半導体の物性評価、デバイス作製等の分野で貢献できます。その他所属研究機関

総合研究機構グリーン&セーフティ研究センター

オカムラ ソウイチロウ

岡村 総一郎 教授研究技術分野 強誘電体、圧電体、微細加工、薄膜、

電気物性、エナジーハーベスティング研究技術テーマ

●強誘電体・圧電体薄膜/厚膜の作製●複合酸化物の微細加工●強誘電体薄膜キャパシタの電気物性に関する研究●液体充填平衡気化MOCVD法●圧電体を用いたエナジーハーベスティング研究技術内容

1.化学溶液堆積法や電気泳動法により、強誘電体・圧電体の薄膜/厚膜作製が可能、2.デュアルビームFIBにより、微細加工や薄膜断面観察が可能、3.強誘電体/誘電体薄膜の電気特性を精確に測定し、導電機構などの解析が可能、4.独自開発の小型MOCVD装置により、少量の原料でも金属/酸化物の薄膜作製が可能、5.圧電体セラミックスや高分子強誘電体薄膜を使ったエナジーハーベスティングシステムの開発が可能産業への利用

1.高信頼性強誘電体薄膜メモリー、圧電体膜、2.チューナブルフォトニック結晶、3.高信頼性強誘電体薄膜メモリー、圧電体膜、4.連続的な原料充填と安定気化を可能とするMOCVD装置、5.可搬型小電力発電システム可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

1.電子部品メーカーと圧電体膜の電気物性や微構造評価に関する共同研究 2.貴金属メーカーと小型MOCVD装置に関する共同研究 3.電子機器メーカーと可搬型小電力発電システムに関する共同研究を検討中所属研究室

岡村研究室所有研究装置

SEM改良電子線描画装置、デュアルビーム微細加工同時モニタリング装置、小型MOCVD装置

コ ムカ エ マサル

小向得 優 教授研究技術分野 誘電体、相転移研究技術テーマ

●強誘電体の相転移●強弾性体の相転移研究技術内容

誘電体は電気工学上欠くことのできない実用的物質でもある。誘電体の基礎知識を土台とし、応用面の研究にも取り組む。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

誘電体の誘電率の評価、強誘電性の発生機構。

サイトウ トモヒコ

齋藤 智彦 教授研究技術分野 電子構造、光電子分光、遷移金属酸化

物、強相関電子系、強相関エレクトロニクス、熱電物質

研究技術テーマ

●3価Co酸化物の電子構造と磁性●2つの遷移金属を含む酸化物の一般的電子構造●巨大磁気抵抗を示すMn酸化物の電子構造およびその応用●大きな熱起電力を持つ酸化物の電子構造●その他、遷移金属酸化物を応用する上で必要な電子構造の研究研究技術内容

遷移金属化合物、特に酸化物は、電子相関が強い上に、電子の持つ電荷、磁性、および結晶格子の振動が、お互いに強く絡み合い、複雑な物性を示す。その理解と応用のためには、物性の起源となる電子構造の理解が不可欠である。我々のグループは、このような強相関電子系である遷移金属化合物、特に酸化物の電子構造を解明するために、(角度分解)光電子分光法、X線吸収分光法、バンド計算などの実験的・理論的研究を行っている。産業への利用

これまでのところ事業化・製品化に直接結びつく研究は展開していないが、現在研究している物質群は応用されている、あるいは応用可能性のあるものも多く含んでいる。例えばペロブスカイト型Mn酸化物は従来からも高温触媒として利用されてきており、近年ではスピントロニクスへの応用が期待されているほか、最近では低温領域でも熱電輸送特性あるいは放熱パネルへの応用可能性が示唆されている。可能な産学連携形態

理学部

東京理大

84 東京理科大学

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共同研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

当研究室では試料作成自体を行っていないので、上記のいずれの連携形態についても、試料の物性評価/測定あるいは物質設計指針に対するものである。なお、ここ数年、光電子分光法を利用した物質開発についての技術指導を材料メーカーに対して行っている実績がある。所属研究室

理学部第一部応用物理学科齋藤研究室所有研究装置

超高分解能紫外線角度分解光電子分光装置。励起エネルギー21.2eV及び40.8eV

トオヤマ タカ ミ

遠山 貴巳 教授研究技術分野 物性理論研究技術テーマ

●高温超伝導の機構解明●遷移金属化合物・有機物質の量子磁性●強相関電子系の非平衡量子現象・スペクトロスコピー理論研究技術内容

銅酸化物や鉄ニクタイド化合物に現れる高温超伝導の起源を明らかにするための理論研究を、強相関模型に対する解析的・数値的手法を用いて行っています。また、一部の遷移金属化合物や有機物質・生体物質で見られる、幾何学的配置に由来する磁気的フラストレーション効果を、「京」などのスーパーコンピュータを用いた数値的手法で研究しています。さらに。実験グループとの密接な連携のもと、強相関電子系に光などの外場を加えた際に起こる非平衡量子現象(光誘起状態変化、緩和現象など)の解明や、非弾性中性子散乱や非弾性X線散乱、角度分解光電子分光などのスペクトロスコピー手法を強相関電子系に適用する際に必要とされる理論構築を行っています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究所有研究装置

クラスター計算機

ミヤカワ ノブアキ

宮川 宣明 教授研究技術分野 超伝導体、強電子相関材料、輸送特性、

トンネル分光、単結晶成長、薄膜、物性II

研究技術テーマ

●高温超伝導体のトンネル分光研究●高温超伝導体の単結晶育成及び輸送特性に関する研究●MOD法による薄膜研究●電気二重層型トランジスターを利用したキャリアドーピングに関する研究●新機能性材料探索研究技術内容

高温超伝導材料はエネルギー・情報・医療・環境・輸送等の領域に根本的な変革をもたらす可能性を持っています。そこで、従来の常識を打ち破る高い超伝導臨界温度(TC)を示している銅酸化物及び鉄系超伝導体に注目

し、その高温超伝導機構を解明し、より高いTCを有する新超伝導材料設計への手がかりを得て、夢の室温超伝導材料創出を目指して研究を進めています。さらに銅も鉄も含まない新奇超伝導体探索研究も行っています。また電気二重層型トランジスタを利用することにより、電界誘起超伝導の発見を目指した研究も行っております。産業への利用

強磁場発生超伝導マグネット、ジョセフソン素子、SINトンネル素子、SQUID、電線、超伝導アンテナ、など。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

宮川研究室所有研究装置

トンネル分光装置、4K-GM冷凍機、フローティングゾーン方式単結晶育成装置、ガス循環型装置付パージ型グローブボックス、RHEED、X線回折装置、電気炉、TG-DTA装置、スピンコーター、圧力シリンダー(~3GPa)、ゼーベック係数測定装置、MPMS

アラ キ オサム

荒木 修 准教授研究技術分野 神経回路網の非線形力学系、生体生命

情報学研究技術テーマ

●脳の神経回路網モデルに関する研究●脳計測による脳高次機能の解明研究技術内容

脳の情報処理機能のモデル化技術。非線形力学系のシミュレーションおよび解析の技術。脳波の測定及び解析技術。産業への利用

非線形システム・複雑系の数理モデル化やデータ解析可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導所属研究室

荒木研究室所有研究装置

脳波測定装置

スミ ノ ユタカ

住野 豊 講師研究技術分野 ソフトマター物理、非平衡現象、界面

現象、生物物理研究技術テーマ

●ソフトマターに見られる自己組織化●粘弾性の関連する界面現象●運動粒子の集団挙動研究技術内容

我々はゆっくりとした時定数をもつ、柔らかな物質の示す非平衡現象を実験的に研究している。具体的には乾燥や界面の運動に伴って自発的に生成するパターン形成やバルクの粘弾性と界面現象の協同性を理解する研究を行っている。この際、我々は簡便な数理モデルを構築することで、系の特徴的なサイズや時定数等を容易に推察する事を目指している。他にも、生物集団のような能動

東京理大

理学部

85東京理科大学

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的な粒子の集団挙動に関しても数理モデルより考察を行っている。産業への利用

非平衡系では、精密に制御する必要なく自己組織的に秩序あるパターニングが形成できる。また粘弾性と界面現象の相互作用は、粘着剤や摩擦といった応用のほかに、触感などにも重要であるため体人間のアプリケーションを目指すペースト等にも応用できると考えられる。最後に生物集団のような能動的な粒子の集団挙動は、多数の微生物を効率よく飼育する系を構築するのに応用可能であるとともに、人間集団などの渋滞を制御する上でも重要となると思われる。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

住野研究室

ヒ グチ トオル

樋口 透 講師研究技術分野 軟X線分光学研究技術テーマ

●軟X線分光によるエネルギー材料の電子構造、価数、組成分析●RFマグネトロンスパッタ法による酸化物薄膜の作製●酸化物ヘテロ界面の創成と分析●固体酸化物燃料電池の電解質・電極材料の作製と電気・分光学的評価研究技術内容

異種の酸化物薄膜を積層して作製したヘテロ界面では、バルク材料では予測できない電荷の移動が生じ、この挙動は電気的性質に大きな変化をもたらす。この酸化物ヘテロ界面における挙動は、未だ解明されていない部分が多いため、軟X線分光による電子構造の研究を行っている。ここで得た知見をもとにして、酸素ラジカルを用いたRFマグネトロンスパッタ法により酸化物ヘテロ界面を作製し、次世代のエネルギー貯蔵である固体酸化物燃料電池やクリーンな環境を作りだす光触媒効果の高効率化・高活性化を目的として、電気・分光学的研究を行っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

軟X線分光によるエネルギー材料の電子構造、価数、組成分析所属研究室

樋口研究室所有研究装置

RFマグネトロンスパッタ装置(3台)、軟X線分光装置、インピーダンスアナライザー、原子間力顕微鏡、X線回折装置、分光高度計、逆光電子分光装置

ミヤジマ ケンスケ

宮島 顕祐 講師研究技術分野 光物性、光学、レーザー、ナノ材料研究技術テーマ

●蛍光時間分解分光

●紫外-中赤外ポンプープローブ時間分解分光●試料作製:ブリッジマン法●光学非線形材料●量子ドット研究技術内容

半導体量子ドット集合体がコヒーレントな相互作用を起こし協同的に光を放出する「超蛍光」について、その発生機構の解明を行っている。測定は、光カーゲート法による発光時間分解分光を行っている。その他、ポンプ―プローブ分光を中心に、時間分解分光を行っている。特に、スペクトル幅の狭いパルスレーザー光を用いることによって、不均一広がりの大きな系に対する特異な光学現象を探求することができる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

宮島研究室所有研究装置

モードロック・チタンサファイアレーザー、再生増幅器、光パラメトリック増幅器

イイ ダ ダイスケ

飯田 大輔 助教研究技術分野 光デバイス、結晶工学研究技術テーマ

●窒化物半導体光デバイス●窒化物半導体結晶成長●金属ナノ構造による表面プラズモン●可視光通信LED研究技術内容

省エネで話題となっているIII族窒化物半導体を用いた白色LEDは、蛍光灯と比べるとその応答速度が非常に速い。人間の目では感知できない程のスピードで光をON/OFFと点滅させることにより、照明用光源としてだけでなく、通信用光源としても同時に利用することが原理的に可能である。しかしながら、一般的な白色LEDの通信速度はおおよそ1~10Mbpsである。一方で、光ファイバーなどによるブロードバンド通信は1Gbpsに達しており、LEDの通信速度はまだ不十分と言える。通信速度向上には、根本的な解決方法がなく新たなブレイクスルーが必要不可欠である。異分野である金属ナノ構造の利用による表面プラズモンに着目し、III族窒化物半導体LED技術と金属ナノ構造の表面プラズモン技術を融合させ、革新的な高効率かつ1Gbpsを超える高速通信可能な白色LEDの実現を目指している。従来研究では光出力と発光効率を犠牲にして応答速度を向上させる方法が多い。これらの問題点を解決するために、新たな手法の確立が重要である。新手法の優れた点は、通信速度を向上させ、かつ発光効率も同時に向上させることにあり、 同時に大型LEDチップにも対応できるため、高出力化に期待できる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

大川研究室

理学部

東京理大

86 東京理科大学

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ツ ムラ コウヘイ

津村 公平 助教研究技術分野 低温物性、超伝導、グラフェン研究技術テーマ

●超伝導体/常伝導金属接合の輸送現象●プロセス・コンタクト形成技術開発研究技術内容

常伝導金属に超伝導体を接触させると、常伝導金属中に超伝導特性が誘起されます。常伝導金属として半導体等の材料を選択すれば、誘起された超伝導特性を外的因子(例えばゲート電圧やマイクロ波・光照射)によって変調可能であるという利点があります。これを応用して新奇物理現象を探索し、新たな機能性を有する量子情報処理デバイスを実現すべく、グラフェンといったさまざまな常伝導金属材料と超伝導体との接合素子作製プロセス開発、またその接合中の電子特性に関する基礎研究を行っています。所属研究室

高柳研究室

ナ ゴウ ユウスケ

永合 祐輔 助教研究技術分野 固体物性物理学、低温物理学、超流動

超伝導、磁性研究技術テーマ

●量子情報●量子通信●量子計測●電流標準研究技術内容

量子情報・通信や、量子電流標準への応用が期待される新しい原理を解明するために、超伝導物質や超伝導デバイスの電気磁気特性の実験研究を行っている。所属研究室

高柳研究室所有研究装置

電子銃蒸着装置、希釈冷凍機、ヘリウム3冷凍機

ハシヅメ ヨウイチロウ

橋爪 洋一郎 助教研究技術分野 数理物理、物性基礎研究技術テーマ

●統計力学の基礎および応用の研究研究技術内容

ランダム系の統計力学を扱うために、特にフラストレーションを制御することができるような分布関数を導入した。多体力系における秩序状態を厳密に示し、その物理的性質を解析するために平均場近似を用いた。量子エンタングルメントの性質を理解しやすくするために、熱場ダイナミクスの方法が適していることを示した。複数のオーダーパラメータが示す秩序化の様子を明らかにするために、秩序生成の理論の方法で扱っている。統計力学の方法を応用してさまざまな多体系の現象を解析することも目標としている。

理学部第一部 応用化学科ク ドウ アキヒコ

工藤 昭彦 教授研究技術分野 光触媒、無機光化学、電極触媒作用研究技術テーマ

●光触媒を用いた水の分解反応●無機発光体の研究●小分子の活性化における電極触媒作用の解明研究技術内容

水の分解や可視光照射下で水素生成に高活性を示す数多くの独自の光触媒材料を開発している。産業への利用

当研究室で開発した可視光応答性光触媒を利用することにより、余剰の硫黄系還元剤を有効利用して水素を生成できる光触媒システムを構築できる可能性がある。ただ、現時点では実用化の段階ではないと判断される。可能な産学連携形態

技術相談・指導具体的な産学連携内容

面談、講演など。

コマ バ シンイチ

駒場 慎一 教授研究技術分野 電気化学、無機工業材料、電気分析化

学、生物電気化学研究技術テーマ

●リチウムムイオン電池用電極活物質、バインダー、電解液、添加剤の研究開発●ナトリウムイオン電池用電極活物質、バインダー、電解液、添加剤の研究開発●電気化学キャパシタ用電極材料、バインダー、電解液、添加剤の研究開発●生物電池用酵素電極の開発●イオンセンサおよびバイオセンサの開発研究技術内容

リチウムイオン電池に関連して、正極活物質としてマンガン系及び鉄系材料の合成と電極特性、さらに負極、電解液および電極界面に関連する一連の研究に取り組んでいる。難燃性イオン液体のリチウムイオン電池への適用、機能性バインダー、高容量合金系負極の開発も行っている。また、新奇電池反応系の開拓研究として、ナトリウムイオン電池のトータル設計にも取り組み、電気化学インサーション機能や二次電池特性について、リチウムイオン系との比較検討を推進している。さらに、電気化学的な原理に基づくエネルギー変換系に関して幅広い研究を展開するために、大学研究室における教育的配慮と、産学連携における応用研究のバランスをとりつつ、連携研究に積極的に取り組んでおります。産業への利用

実用性能を念頭においた応用研究とその基礎研究を展開しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

共同研究等の実績、事例が多数あり。(個々の研究内容

東京理大

理学部

87東京理科大学

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は原則非公開)その他所属研究機関

総合研究機構 Green & Safety研究センター、社会連携部門(ナトリウムイオン電池)所属研究室

駒場研究室所有研究装置

各種電気化学評価装置、非水電池評価用グローブボックス、X線回折装置、in situ XRD、TG-DTA、DSC、比表面積測定装置、粘度測定装置、引っ張り試験機、TOF-SIMS(学内設備)、放射光・中性子分析(外部施設)

シイ ナ イサム

椎名 勇 教授研究技術分野 有機合成化学、天然物化学、創薬化学研究技術テーマ

●不斉合成技術を用いる天然有機化合物の合成●不斉合成技術を用いる抗菌剤、抗がん剤の合成●三成分連結法を用いる難治性疾患治療薬の合成●光学活性なポリオキシ化合物の立体選択的合成●効率的な炭素-ヘテロ元素結合形成反応の開発研究技術内容

当研究室では天然に存在する薬効成分の人工合成を行います。特に、これまで構築困難とされてきた化合物や、抗菌活性あるいは抗腫瘍活性などの生物活性を有する薬剤の立体選択的な合成研究を行います。一方で、有機分子を自在に作り出すためには効率的な物質変換技術の開発が必要不可欠です。当研究室では、天然分子の人工合成を効率的に達成するための手段として、新しい合成反応や反応剤の開発も併せて試みています。研究者のアピールポイント (1)不斉向山アルドール反応の開発者の一人(1990-1994) (2)抗がん剤タキソール-日本初の全合成(1995-1999) (3)椎名エステル化、ラクトン化の開発者[置換安息香酸無水物法](2000-現在)(4)新規3成分連結法の開発およびその応用(2000-現在) (5)2012年度日本化学会学術賞受賞産業への利用

医薬品合成、農薬合成、化成品合成可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

抗腫瘍薬剤開発等の共同開発その他所属研究機関

総合研究機構キラリティー研究センター・センター長所属研究室

椎名研究室

ソ アイ ケンソウ

�合 憲三 教授研究技術分野 不斉合成、不斉自己触媒、不斉の起源、

不斉触媒、自己増殖、有機合成、有機化学、キラル化学、不斉結晶

研究技術テーマ

●不斉自己増殖反応●不斉自己触媒●不斉触媒●不斉炭素-炭素結合生成

●高効率不斉反応などの開発研究技術内容

精密有機合成の技術・不斉触媒の開発技術・最先端不斉合成技術の研究実績。大型研究費取得実績(新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、産業技術研究助成、提案公募型最先端分野研究開発)、文部科学省科学研究費補助金特別推進研究。産業への利用

従来の不斉合成とは全く異なる原理に基づく、生成物が自己を合成する触媒として作用する不斉自己増殖反応を開発した。本反応は、反応中に触媒が増殖するので、触媒劣化、および生成物と触媒の分離の問題が回避できるので、極めて高効率の不斉合成反応であり、【産業への利用】が期待できる。キラル有機結晶の研究。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導その他所属研究機関

総合研究機構キラリティー研究センター所属研究室

�合研究室所有研究装置

NMR、IR、HPLC、GC、旋光度計、単結晶X線解析装置、共通装置としてHigh-MS、GC-MS、円二色性測定装置

トリゴエ ヒデタカ

鳥越 秀峰 教授研究技術分野 人工的遺伝子発現制御、蛋白質発現制

御、テロメア、細胞老化、細胞癌化、一塩基多型、重金属イオン除去

研究技術テーマ

●人工的遺伝子発現制御法であるアンチセンス法、アンチジーン法の疾患治療への適用●蛋白質そのものを標的として蛋白質発現を人工的に制御する方法の開発●テロメラーゼやテロメアDNA結合蛋白質によるテロメア調節機構と、細胞老化癌化機構の解析●「体質」の遺伝的背景である、遺伝子の一塩基多型の効率的検出方法の開発●重金属イオンと生体物質の特異的結合を利用した、重金属イオン除去方法の開発研究技術内容

蛋白質医薬品・材料と異なり、核酸医薬品・材料はゲノム解析で得られる塩基配列情報さえわかればデザインできる簡便性の点で優位性がある。蛋白質そのものを標的として蛋白質発現を人工的に制御する方法は過去に類例がほとんどなく、新規性が高い。テロメラーゼやテロメアDNA結合蛋白質によるテロメア調節機構の研究は、医薬品開発・材料開発に直結するものではないが、蛋白質の高次構造を基礎にしているので、蛋白質の高次構造をベースにしたドラッグデザインから新規医薬品・材料を創出できる可能性がある。筆者らが独自に発見した重金属イオンと生体物質の特異的結合を利用して、遺伝子の一塩基多型の効率的検出方法や重金属イオン除去方法を開発している点で新規性が高い。従来の方法に比べて簡便性の点で優位性があると共に、人体に無害な生体物質を用いているため環境にやさしい点でも優位性がある。

理学部

東京理大

88 東京理科大学

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産業への利用

新規の人工的遺伝子発現制御法の特許、3本鎖核酸形成を利用した機能未知遺伝子の機能推定方法の特許が既にある。高コレステロール血症の治療のために開発したアンチセンス核酸の特許を出願済みである。蛋白質そのものを標的として蛋白質発現を人工的に制御する方法の特許を出願済みである。重金属イオンと生体物質の特異的結合を利用した、遺伝子の一塩基多型の効率的検出方法や重金属イオン除去方法の特許出願を検討している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

産学連携に関してはあらゆる形態で進めることについてオープンである。その他所属研究機関

グリーン&セーフティ研究センター、トランスレーショナルリサーチ研究センター所属研究室

理学部第一部応用化学科鳥越研究室所有研究装置

等温滴定型熱量計、生体分子間相互作用解析装置、蛍光分光光度計、浸透圧計、密度計、リアルタイムPCR、二次元電気泳動装置、円偏光二色性分散計(共同利用)、一分子蛍光分析システム(共同利用)

ナカ イ イズミ

中井 泉 教授研究技術分野 ファイトレメディエーション、放射光

X線分析、ナノシート、考古化学、鑑識化学

研究技術テーマ

●ファイトレメディエーションの放射光X線分析によるメカニズムの解明●新しいナノシートの開発と放射光X線分析法の開発●RoHS/IELVI/WEEE指令関連物質の有害金属元素の高感度迅速蛍光X線分析法の開発●ポータブルX線分析装置(XRF/XRD)によるオンサイト分析研究技術内容

放射光の産業利用については長年に渡る多くの経験があり、問題に応じて最適化が可能である。対象は生体関連物質から機能性材料まで様々な物質のX線回折、蛍光X線分析、XAFS解析など。また、ポータブルX線回折/蛍光X線分析装置を使った環境試料のフィールドX線分析について最先端の技術を有する。産業への利用

ファイトレメディエーションは産業化されつつある。ナノシートは多様な新材料への展開が可能で現在注目されているナノマテリアルである。RoHS/IELVI/WEEE指令は、企業における環境問題への取組みを規定している。土壌、産業廃棄物等のその場分析。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

分析技術の指導、依頼分析など。

オオツカ ヒデノリ

大塚 英典 准教授研究技術分野 界面・コロイド化学、バイオマテリア

ル、高分子化学、ナノパーティクル研究技術テーマ

●血液適合性の高い高分子表面の創製とそのメカニズム解析●細胞透過性の高い表面技術とナノ粒子の創製●抗癌活性およびレドックス活性の高い金属ナノ粒子の合成●高い触媒活性(Pt粒子の約1000倍)と再生利用が可能なナノ粒子の合成●細胞の三次元培養ゲル材料と組織再生および薬剤スクリーニングへの応用研究技術内容

界面コロイド化学を駆使した生体機能性界面材料の研究産業への利用

医薬品機能を有するナノ粒子、高度な細胞デリバリーを達成するナノ粒子可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

企業との共同研究、受託研究その他所属研究機関

トランスレーショナルリサーチセンター、界面科学研究部門、グリーン&セーフティ研究センター所属研究室

大塚研究室所有研究装置

原子間力顕微鏡、共焦点レーザー顕微鏡、走査型電子顕微鏡、倒立型蛍光顕微鏡、表面プラズモン共鳴装置、QCMD、動的・静的光散乱測定装置、ゼータ電位測定装置、IR、フロ-サイトメーター、GPC、HPLC、超遠心分離機、細胞培養設備

ネ ギシ ユウイチ

根岸 雄一 准教授研究技術分野 クラスター科学、ナノ材料科学、ナノ

構造科学研究技術テーマ

●原子レベルナノテクノロジーによる高活性水分解光触媒の創製●原子レベルナノテクノロジーによる高活性燃料電池の創製研究技術内容

ナノテクノロジーは、機器やデバイスの小型化、高機能化、高分解能化、高効率化、省エネルギー化を実現し、それにより、材料、エネルギー、環境、情報通信、医療といった分野で多くの問題を解決すると期待されている。こうした技術を飛躍的に進展させる為に、ナノスケールの大きさをもつ高機能な物質の創製が切望されている。金属原子が数個から数百個集まった金属ナノクラスターは、そのような高機能ナノ物質として大きな注目を集めている。当研究室では、特異な物性や機能をもつ金属ナノクラスターを生み出すこと、そしてそれらを光触媒や燃料電池、太陽電池などに活用することを目指し、研究を行っている。

東京理大

理学部

89東京理科大学

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産業への利用

当研究室は、水分解光触媒や燃料電池にて活性部位となる金属ナノクラスターに対して世界最先端の精密合成技術を有している。これらを原子レベルの分解能で精密に合成することが可能であり、こうした技術は世界でも有数の技術である。当研究室は、こうした原子レベルナノテクノロジーを駆使することで水分解光触媒や燃料電池を高活性化させることに取り組んでいる。こうした材料開発研究について、現状では大学における基礎研究に留まっているが、これらの開発は社会的意義が大きいため、これら水素材料に関連する産業界との連携を強く希望する。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

産学連携に関しはあらゆる形態で進めることにオープンである。その他所属研究機関

光触媒国際研究センター所有研究装置

金属クラスター精密合成装置、水分解光触媒活性測定装置、燃料電池活性測定装置

フル ミ セイイチ

古海 誓一 准教授研究技術分野 有機材料化学、光化学、液晶材料学、

界面化学、光学研究技術テーマ

●自己組織化によるフォトニック結晶の作製とレーザーへの応用●液晶分子の光配向制御研究技術内容

コロイド微粒子やキラル液晶を合成することができ、それらを用いたフォトニック結晶(周期配列構造)をボトムアップ的に構築する技術を持っている。さらに、これらを使って、発光デバイス、波長可変レーザー光源、太陽電池への応用を試みている。産業への利用

オプトエレクトロニクスに関する応用に積極的なパートナーを探している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

前所属機関にて、某企業と共同研究を行っていました。所属研究室

理学部第一部 応用化学科・古海研究室所有研究装置

有機合成設備、レーザー、光特性評価装置、3次元微細加工装置

マツ ダ タカノリ

松田 学則 准教授研究技術分野 合成化学、有機材料、機能性分子、精

密合成、触媒反応研究技術テーマ

●炭素-炭素結合の触媒的切断

●電子輸送材料の触媒的合成●多環芳香族炭化水素の新合成法●高平面�共役分子の一段階合成●多置換ベンゼンの選択的合成研究技術内容

遷移金属(ロジウム、白金、金、パラジウム、イリジウム、ニッケル、ルテニウム)触媒を用いる新反応の開発に取り組んでいる。有機電子材料として利用可能な�共役有機分子の新たな合成法の開発を行っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

シロール誘導体の合成に関して企業と共同研究し6件の特許を出願した。平成26年7月現在、1件の共同研究を行っている。

ア ベ ヨシナリ

阿部 善也 助教研究技術分野 分析化学、環境化学、装置開発、X線

分析、オンサイト分析、考古化学研究技術テーマ

●福島第一原子力発電所事故により放出された強放射性大気粉塵の性状解明●考古遺物の非破壊オンサイト分析を目的とした可搬型分析装置の開発と応用●化学組成分析に基づく古代ガラスの起源推定および製法解明●放射光X線分析の考古化学への応用研究技術内容

・福島第一原子力発電所事故により放出された放射性物質の性状解明と、放出時の炉内の状況推定を目的として、放射性Csを含む直径数ミクロンの大気粉塵粒子に対して放射光マイクロビームを用いた複合X線分析を行っている。・考古遺物に対する化学的分析手法の適用はきわめて有効であるが、遺物の破壊や持出しが禁止されているケースが多い。そこで考古遺物の非破壊オンサイト分析を目的として、装置メーカと共同で様々な可搬型X線分析装置(蛍光X線分析装置、粉末X線回折計、紫外可視分光光度計、蛍光分光計)を開発し、国宝を含む様々な遺物へと応用している。・放射光X線分析を考古遺物へと適用することで、ppmレベルの重元素分析(高エネルギー放射光蛍光X線分析)や、製法に深く関係する元素の化学状態分析(X線吸収微細構造分析)を非破壊で行うことが可能となる。産業への利用

・放射性大気粉塵の研究では、現在はつくばの気象研究所との共同研究を行っており、同研究所で採取された大気粉塵について分析を行っているが、放出された放射性物質の全貌を把握するためには様々な地点で採取された試料を研究する必要がある。・考古遺物という括りの中には様々な物質が含まれるため、これまでにない新しい可搬型分析装置の開発も求められる。また既存の可搬型分析装置においても、改良の余地がまだ残されている。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

考古遺物分析用に開発した可搬型分析装置は、すでに多

理学部

東京理大

90 東京理科大学

Page 91: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

くの成果を上げており、一部は製品化されている。所属研究室

中井研究室所有研究装置

蛍光X線分析装置、X線回折装置、ICP-AES、ICP-MS、SEM-EDS、高倍率デジタル顕微鏡、TG-DTA、可搬型分析装置各種(蛍光X線分析装置、粉末X線回折計、紫外可視分光光度計、蛍光分光計、顕微ラマン分光分析装置、赤外分光分析装置)

イワ セ アキヒデ

岩瀬 顕秀 助教研究技術分野 光触媒、光電気化学、人工光合成研究技術テーマ

●光触媒を用いた可視光水分解●光電極を用いた可視光水分解研究技術内容

クリーンな水素社会実現のために、太陽光をエネルギー源とした人工光合成に取り組んでいる。具体的には、ソーラー水分解による水素製造を目指し、光触媒および光電極の新規開発および高性能化をおこなっている。その他所属研究機関

総合研究機構光触媒国際研究センター所属研究室

工藤研究室

クラシゲ ワタル

藏重 亘 助教研究技術分野 クラスター化学研究技術テーマ

●白金ナノクラスターの精密合成法の確立と、その酸素還元触媒能の解明●安定な金クラスターを基盤物質に用いた、新規機能性ナノ物質の創製●精密金属クラスターの助触媒利用による水分解光触媒の高活性化研究技術内容

現在白金は、燃料電池の電極材料として広く利用されている。しかしながら、白金は非常に高価な元素であることから、少ない白金使用量で触媒活性を向上させることが必要とされている。白金を微粒子化することは、その有効な手段の一つと考えられている。白金を微粒子化することで反応に寄与する表面積の割合が増加し、少ない白金使用量で高い触媒活性を示すことが期待される。私たちの研究の目的はまず、このようなことが期待される、粒径約1nm程度の白金クラスターを精密かつサイズ選択的に合成することである。その後、精密に合成された白金クラスターの酸素還元触媒能を調べることで、触媒機能の構成原子数依存性を明らかにする。本研究の実現は、燃料電池の効果的な電極材料作成に関して、明確な設計指針を与えるものと考えられる。産業への利用

本研究が実現すれば、高い触媒活性を有する白金触媒を簡便な方法にて、サイズ選択的に合成することが可能となる。得られた白金クラスターを燃料電池の電極材料に用いれば、従来の2~4nmの白金微粒子を電極材料に用いる場合と比べ、より少量の白金使用量で同量、もし

くはそれ以上の電流を取り出せることも期待される。このことは、現在世界規模での課題であるコスト削減および希少元素の使用量削減を目指す燃料電池の開発、最終的にはエネルギー産業界において大きなインパクトを与えると期待される。しかしながら私たちは、金属クラスターの合成に関しては得意としているが、実際に合成した白金クラスターを用いて燃料電池を作成する技術に関しては専門ではない。そのため、私たちの白金クラスターを燃料電池へと利用したいと考えて下さる共同研究パートナーを探している。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導所属研究室

理学部応用化学科根岸研究室所有研究装置

低温恒温槽、有機合成装置、超音波合成装置、ロータリーエバポレーター、遠心分離器、凍結乾燥器、乾燥器、真空ガラスライン、電気炉、光学顕微鏡、高速液体クロマトグラフィー、リサイクル分取HPLC、ガスクロマトグラフィー、光触媒反応装置、紫外光/可視光照射装置、紫外可視吸収分光装置、蛍光分光装置、可視近赤外吸収分光装置、ポテンショスタット、電気泳動装置

マツクマ ダイスケ

松隈 大輔 助教研究技術分野 高分子化学、コロイド界面、バイオマ

テリアル、高分子ゲル、刺激応答性高分子

研究技術テーマ

●組織再生を目指した高分子ゲルの創製●合成高分子の新規機能性の創出●機能性金属コロイドの新規創製法の確立●刺激応答性高分子薄膜の創製と機能評価研究技術内容

軟骨再生を目指した機能性高分子ゲルアミノ酸からなるペプチド分子と、糖鎖からなる複合インジェクタブルハイドロゲルを作製した。ゲル化速度の違いを利用すると言う、これまでにないアプローチから、複合ゲルを作製することに成功した。ペプチドを内包させることにより、軟骨細胞の活性は大幅に上昇し、軟骨再生を目指した優位な材料の創製に成功した。完全合成高分子の酸化還元活性の発現合成高分子の一次構造に限定的な酸化還元活性を見出し、定量的な金属イオンの還元と機能性金属コロイドの創製に成功した。可能な産学連携形態

共同研究

マツモト アリマサ

松本 有正 助教研究技術分野 有機化学、有機金属化学、キラリティー研究技術テーマ

●有機金属反応開発●不斉合成●不斉認識●不斉自己触媒反応研究技術内容

ほとんどの分子には右手と左手のように同じ物質である

東京理大

理学部

91東京理科大学

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が、お互いが鏡像の関係になり重なり合わない、鏡像異性体が存在する。自然界に存在する生体を構成する分子の多くは一方の鏡像異性体から構成されており、その偏りの起源は未解明の謎とされてきた。反応の進行にともない、分子の不斉が増幅するという不斉自己触媒反応の研究を行い、わずかな対称性の破れから分子のホモキラリティーが発生するメカニズムの解明を行っている。

理学部第二部 教養ハ セ ガワ シンイチ

長谷川 新一 教授研究技術分野 応用言語学研究技術テーマ

●コトバの意味認知メカニズム研究技術内容

コトバの意味を人間がどう認知するかについて研究している。

キク チ ヤスシ

菊池 靖 准教授研究技術分野 数値解析研究技術テーマ

●特殊関数計算研究技術内容

特殊関数の計算に、行列固有値問題を応用する所属研究室

菊池研究室

モリ タ タイスケ

森田 泰介 講師研究技術分野 心理学・認知科学研究技術テーマ

●思考内容の測定●性格特性の測定●行動における個人差の測定●し忘れメカニズムの解明●ぼんやり現象のメカニズムの解明研究技術内容

し忘れやぼんやり、思いつきといった現象のメカニズムを解明し、その制御に資する知見を得るため、日常場面や実験室場面におけるし忘れやぼんやり、思いつきと、それに関与する個人特性の測定・操作を行っている。可能な産学連携形態

共同研究所有研究装置

心理学実験装置(E-Prime2)一式

コ バヤシ マサ ミ

小林 真美 助教研究技術分野 日本文学、日本語学、日本語教育、民

俗学研究技術テーマ

●上代文学作品を中心とする文献学的研究●日本神話の文化資源化に関する研究

●日本語における「痩身」表現の研究●日本語における口頭及び文章表現の研究●折口信夫の研究及び創作方法に関する研究研究技術内容

日本文学研究では、上代文学作品に関する写本や版本、文化資源等を用いて、成立や享受状況を明らかにする研究をしている。日本語研究では、日本語において語られる「痩身」表現や、学生の口頭及び文章表現に関する考察をしている。民俗学研究では、折口信夫の研究及び創作方法に関して、明らかにすることを目指している。可能な産学連携形態

共同研究

理学部第二部 数学科ミヤオカ エツ オ

宮岡 悦良 教授研究技術分野 統計学、数理統計、医薬統計、データ

解析研究技術テーマ

●医薬統計●生存解析●時系列解析研究技術内容

統計解析全般のコンサルティング、実際のデータ解析可能な産学連携形態

共同研究、受託研究

ヨシオカ アキラ

吉岡 朗 教授研究技術分野 変形量子化、幾何学研究技術テーマ

●非可換幾何学●変形量子化●量子化の幾何学的方法研究技術内容

位置と運動量によって描かれる力学の相空間を、数学的に一般化したものがシンプレクティツク多様体です。その幾何学的な性質を調べ、空間と非可換代数の関係を研究しています。特に、多様体上の関数のなす可換な代数を非可換結合代数に変形すること(変形量子化)およびその幾何学を研究しています。産業への利用

生成消滅演算子による、量子計算は近年、量子コンピューターなどの研究により、その必要性に興味を集めるようになってきた。変形量子化の方法は、生成消滅演算子による、量子計算を作用素を使わず、初等的な微積分を用いて正準交換関係に基づく量子計算を可能にする。物理的な背景を持たない研究者にとり、量子計算にアプローチする方法を提示できる。可能な産学連携形態

技術相談・指導具体的な産学連携内容

量子計算の、変形量子化法を用いたアプローチの指導。

理学部

東京理大

92 東京理科大学

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コ タニ ケイ コ

小谷 佳子 准教授研究技術分野 離散数学、グラフ理論研究技術テーマ

●グラフの因子研究技術内容

ネットワーク理論の数学的基礎を与えるグラフ理論の研究をしている

サイトウ イサオ

齊藤 功 准教授研究技術分野 関数解析研究技術テーマ

●ヒルベルト空間上の作用素について研究技術内容

関数解析学では個々の関数について調べるというよりも関数の集まりの空間(関数空間)の上での作用について研究します。微分や積分も関数空間上の作用素としてとらえることができます。様々な作用素の中で最も扱いやすいものとして正規作用素がありますが、それを基本として、さらに一般的な作用素についてします。

サ コ アキフミ

佐古 彰史 准教授研究技術分野 微分幾何学、場の理論、弦理論、微分

位相幾何学、非可換幾何学研究技術テーマ

●場の理論の非可換変形●場の理論におけるソリトン解の解明●位相的場の理論研究技術内容

研究の延長線上にある長期的な目標には、非可換変形された多様体(非可換多様体)のゲージ理論を用いた微分位相幾何学の確立がある。そのために非可換多様体上のインスタントンの構成とその微分位相幾何学的性質の解明を、変形量子化あるいは幾何学的量子化の方法を用いて実行することがより短期的な目的である。最初に現在研究途上にあるR4上のインスタントンの非可換変形とそれに付随する位相不変量の非可換変形の性質を解明し、その後CP2などの他の非可換多様体上についてそれらの解明を行っている。さらに、将来的にはこれらを用いた非可換多様体上の位相的ゲージ理論の定式化を目指す。

イ トウ ヒロミチ

伊藤 弘道 講師研究技術分野 偏微分方程式論、弾性理論、破壊力学、

逆問題研究技術テーマ

●破壊現象の数理解析●非破壊検査に関わる逆問題●溶接の精度評価研究技術内容

固体材料の安全性を評価するため、破壊現象の理論解析を行っている。また、非破壊検査に関わる、欠陥や溶接部分などを評価する逆問題についての理論研究も行って

いる。産業への利用

上記の内容について、理論的に打ち出した結果の、実践的検証や数値解析などによる検証ができるパートナーを探している。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

企業や研究機関の研究員と共同研究をすすめている。

サ トウ タカ オ

佐藤 隆夫 講師研究技術分野 代数的位相幾何学研究技術テーマ

●自由群の自己同型群、曲面の写像類群の組み合わせ群論的研究研究技術内容

自由群の自己同型群や曲面の写像類群のJohnson準同型の像を決定すること、及びIA自己同型群やTorelli群の2次元ホモロジー群を決定することを目標に、組み合わせ群論や群のホモロジー等を用いて研究している。所属研究室

佐藤研究室

ボウムキ ノブタカ

坊向 伸隆 講師研究技術分野 微分幾何学、等質空間論研究技術テーマ

●リー代数●リー群研究技術内容

リー代数論やリー群論を用いて、等質空間の構造や性質を研究している。可能な産学連携形態

共同研究

カナザワ トモ ヨ

金澤 知世 助教研究技術分野 変形量子化、リー群作用による簡約研究技術テーマ

●非可換積●非可換指数関数●相空間上の量子力学●ハミルトン力学系の簡約研究技術内容

変形量子化では、作用素の代わりに、相空間上の関数の積を1係数変形した、新しい結合積を導入する。この非可換な積による交換子に関し、双対な変数が満たす正準交換関係を用いて、従来の量子化と同様に、量子現象を研究することが出来る。そこでまず、モノポール場の影響下にある水素原子中の電子の運動(MIC-Kepler問題)のエネルギー固有空間を研究している。主ファイバー束上の調和振動子の固有値問題を、変形量子化の代数の中で定式化し、U(1)-不変な固有関数で張るエネルギー固有空間を簡約して得たMIC-Kepler問題のエネルギー固有値とその重複度は、先行結果と一致した。さらに、

東京理大

理学部

93東京理科大学

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U(1)-同変な波動関数で展開した調和振動子のグリーン関数を簡約することで、MIC-Kepler問題のグリーン関数を構成できた。このようにMIC-Kepler問題は、簡約によって得られるハミルトン系の良い具体例として知られている。今後は、そこにどのような非可換積が簡約によってもたらされ得るのか、また他の量子現象の例にも取り組んで、変形量子化の有用性を広く示していきたい。所属研究室

吉岡朗研究室

カワサキ ヨウヘイ

川� 洋平 助教研究技術分野 数理統計、医薬・医学統計、臨床試験

一般研究技術テーマ

●生物統計●Bayes統計学研究技術内容

臨床試験における統計解析全般のコンサルティングは随時行っております。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導所属研究室

宮岡研究室

理学部第二部 物理学科ウメムラ カズ オ

梅村 和夫 教授研究技術分野 生物物理学研究技術テーマ

●DNA等生体分子の可視化技術●バイオ材料のナノヤング率測定など力学測定●珪藻のナノテクノロジー●原子間力顕微鏡を用いたナノセンシング研究技術内容

物理学科でバイオ材料を扱っているため、ナノテクとバイオの両方に対応できること。夜間部所属のため、連日22時30分まで対応できること(昼間も可能です)。中国、米国等との共同研究が多いこと。特に中国赴任を想定した日本人技術者の役に立ちます。産業への利用

材料としてはDNA、たんぱく質、バイオシリカ、自己組織化膜などを扱っており、酸化チタンをコーティングしたバイオシリカの作製など産業応用を意識した研究も行っています。加工計測としては、原子間力顕微鏡を用いたナノレベルでの構造評価やカンチレバーを用いたセンシング、試料表面のナノ加工に実績があります。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

特異な加工計測技術を持った企業にバイオ材料を提供する、食品・農業材料などを持った企業にナノ加工計測を提供する、共同予算申請などの共同研究が可能です。受託研究員受入については、物理学科であるため、ナノテク分野などバイオ以外の研究員を受け入れてもバイオ実

験を実施いただけます。また、夜間(22時30分まで)だけの受け入れも可能です。中国との共同研究が多いため、中国赴任を想定する技術者にもメリットがあります。

スズ キ アキラ

鈴木 彰 教授研究技術分野 非平衡統計基礎論、物性基礎論研究技術テーマ

●熱的場の理論による熱浴の考察●リミットサイクルを持つ系における熱力学構造の解明●量子系における熱力学の適用限界における理論的考察●量子細線における電子輸送現象の理論的研究●高温超伝導現象・分数量子ホール効果の理論的解明研究技術内容

当研究室では非平衡統計力学の理論的研究をしています。主に力を入れている分野は熱力学を考慮した場の基礎論、確率微分方程式を背景にした熱力学基礎論、メゾスコピック系における電子輸送現象です。互いの【研究分野】の垣根を越えた議論により一つの物理現象を様々な角度から基礎的に理解する事をモットーとしております。

チョウ シン イ

趙 新為 教授研究技術分野 半導体ナノ材料&ナノデバイス、半導

体レーザ、光学デバイス、超微細加工、太陽電池と新エネルギー、磁性半導体

研究技術テーマ

●Si系のナノワイヤ・ナノ構造の作製と評価●単電子デバイス●半導体ナノ磁石●光触媒効果、デバイス●Si発光デバイス研究技術内容

Siをベースにした、ナノ材料を中心に研究している。量子サイズ効果を利用し、次世代光学材料・光学デバイスをメインターゲットとしている。特にナノワイヤ、第七類添加Siでは、トップの成果を挙げている。産業への利用

ナノワイヤと発光デバイスに関する特許出願ずみ。事業化希望。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究具体的な産学連携内容

産業界との共同研究、依託開発に興味あり。

ナガシマ ヤスユキ

長嶋 泰之 教授研究技術分野 陽電子消滅、粒子線物理学、原子物理

学研究技術テーマ

●ポジトロニウム負イオンの生成●エネルギー可変ポジトロニウムビームの生成●陽電子-気体分子相互作用の研究研究技術内容

低速陽電子ビーム、エネルギー可変ポジトロニウムビー

理学部

東京理大

94 東京理科大学

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ム、ポジトロニウム負イオン生成所属研究室

長嶋研究室所有研究装置

低速陽電子ビーム発生装置、陽電子溜め込み装置、陽電子パルス化装置、エネルギー可変ポジトロニウムビーム生成装置、レーザー

メ グロ タ カ シ

目黒 多加志 教授研究技術分野 ビーム応用、表面物理、ナノ材料研究技術テーマ

●負の電子親和力表面●電子放出材料●アルカリ金属の表面吸着構造研究技術内容

負の電子親和力(NEA)を有する表面における表面構造、電子状態、及び電子放出特性との相関、ならびにNEA形成過程の解明の研究を主として行っている。具体的な材料系としてはCs/GaAs系を用いており、Csと酸素を交互にGaAs表面に供給して、電子放出効率を増大させていくYo-Yo法過程の詳細を明らかにするため、表面光吸収スペクトル(SPA)、および走査型トンネル顕微鏡(STM)を利用して研究を行っている。産業への利用

Cs/GaAs系のNEA表面は、次世代電子源として大きく期待されており、高偏極度、高繰り返し、低エミッタンス性等の、従来の電子線源では実現が難しい、新たな電子線源開発につながる研究である。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導所属研究室

目黒研所有研究装置

超高真空走査型トンネル顕微鏡、波長可変深紫外レーザー、イオン・電子ビーム照射装置

ツジカワ シン ジ

辻川 信二 准教授研究技術分野 宇宙論研究技術テーマ

●暗黒エネルギー●インフレーション●宇宙背景輻射●宇宙の大規模構造●一般相対論を拡張した理論研究技術内容

現在の宇宙の約70%を占める暗黒エネルギーの起源を解明するため、理論だけでなく、宇宙背景輻射や宇宙の大規模構造のような観測データを用いて模型に制限を与えている。産業への利用

今後は、観測の精度を上げるための、新たな高精度の望遠鏡の開発が必要である。可能な産学連携形態

国際的産学連携所属研究室

辻川研究室

ニシ オ タ イチロウ

西尾 太一郎 准教授研究技術分野 低温物理学、超伝導工学研究技術テーマ

●高分解能SQUID顕微鏡の開発●新高温超伝導体の創製●量子位相を利用した超伝導デバイスの開発研究技術内容

多くの金属では、極めて低い温度で電気が抵抗なく流れます。これは量子現象の一種で、超伝導と呼ばれています。我々の研究室は、この超伝導を量子コンピューターなどに役立てるために、超伝導体を様々に加工または接合することによって現れる新しい超伝導現象の研究をしています。また、比較的高温で超伝導が現れる高温超伝導体のメカニズム解明へ向けた研究も行っています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携

イイジマ ホク ト

飯島 北斗 助教研究技術分野 加速器科学、表面物理、電子源、光陰

極研究技術テーマ

●大電流電子源を目的とした高輝度光陰極開発●アルカリ-アンチモン薄膜による高耐久光陰極の開発研究技術内容

高エネルギー電子ビームを生成する加速器や電子顕微鏡など広い意味での電子線形加速器において、電子源(カソード)はビームの品質を決める重要な要素である。その研究開発は最初、熱陰極から始まり、後に光電子放出型や高電界放出型の研究の進捗とともに極短パルス、大電流、高輝度化が進められてきた。近年では安定したスピン偏極電子源の開発が精力的に進められている。例えば、表面が負電子親和力(Negative Electron Affinity;NEA)のヒ化ガリウムは円偏光レーザーを用いることでスピン偏極電子を取り出せる高量子効率のフォトカソードとして注目されている。一方でNEA表面は非常に弱く、その寿命は金属フォトカソードと比べると非常に短いことが問題となっており本質的に高耐久な表面を実現することが強く望まれている。本研究では、こうした高機能でありながら弱い表面を持つカソードに対してアルカリ-アンチモン化合物薄膜を用いて表面を保護し、フォトカソードの高耐久化実現を最終目標に、こうした機能性薄膜の物性研究を行っている。産業への利用

光陰極からの電子は、その放出タイミングをレーザーで制御するために、熱陰極や電界放出型の電子源と比べるとパルス電子を容易に生成できる。このことは高エネルギー実験や放射光で用いられる加速器では実証済みであるが、電子顕微鏡や電子線リソグラフィーへの応用例は極めて少ない。このため我々が研究している半導体光陰極を電子顕微鏡や産業用電子線加速器に適用してくれる共同研究パートナーを探している。可能な産学連携形態

東京理大

理学部

95東京理科大学

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共同研究、技術相談・指導所属研究室

目黒研究室

タイラ ヒサ オ

平 久夫 助教研究技術分野 低次元電子物性、電子輸送研究技術テーマ

●低次元電子系の電子輸送●カーボンナノチューブの電子状態●物質の幾何構造と電子状態との関連研究技術内容

ナノスケール・メソスケールの電子状態・電子輸送現象に関する理論研究を行っています。具体例として、断面形状が変形したカーボンナノチューブの電子バンド構造や、Corbinoディスク型の半導体2次元電子系における電子輸送について研究しています。物質の幾何構造と電子物性との関連を統一的に理解する事を目指しています。

理学部第二部 化学科サ サ キ タケ オ

佐々木 健夫 教授研究技術分野 液晶、機能性高分子研究技術テーマ

●強誘電性液晶のフォトリフラクティブ効果●高分子液晶のフォトリフラクティブ効果●光解重合性高分子研究技術内容

(1)有機物を用いたフォトリフラクティブ材料の開発を行っている。フォトリフラクティブ効果とは、ホログラムを形成する現象のひとつで、動的な(動く)ホログラムを形成することが特徴である。これを用いれば、3D立体ホログラム動画を表示したり、光信号を増幅する素子、距離計測用素子など、様々な応用が可能である。我々は強誘電性液晶を用い、世界最高速で応答するフォトリフラクティブ材料を見出している。(2)光解重合性高分子の研究。光を照射すると露光部分が解重合反応を生じ、ばらばらのモノマーに変化してしまうポリマーを開発している。これは、立体リソグラフや光剥離性接着剤(解体性接着剤)への応用が可能である。産業への利用

液晶系フォトリフラクティブ材料の開発。高感度かつ高速応答のフォトリフラクティブ材料の開発を行っている。赤外領域まで感光域を広げることで、車載用レーザーレーダーの増幅器や、皮膚下組織の観察に用いる光トモグラフィーの開発を目指している。光照射で解重合する高分子の開発。我々が開発した光解重合性高分子は、よく知られたエポキシ系接着剤であるアラルダイトを超える接着強度を示す。そしてこれに紫外線を照射すると高分子は分解し、接着体から剥離する。これを利用した解体性接着剤の開発を目指している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入具体的な産学連携内容

科学技術振興機構(JST)戦略的イノベーション創出推

進プログラム(S-イノベーション)に参画し、企業と共同で有機フォトリフラクティブ材料を用いたデジタル3Dサイネージの開発を行っている。その他所属研究機関

グリーン&セーフティー研究センター、エコマテリアル研究部門所属研究室

理学部第二部化学科佐々木研究室所有研究装置

フォトリフラクティブ効果評価装置(2光波結合、4光波混合)、DSC、GPC、AFM、誘電率測定装置、自発分極測定装置、引っ張り試験器、偏光顕微鏡、UV-vis分光光度計、FT-IR、液晶パネル作成装置、光スペクトルアナライザー、紫外線照射装置

サ トウ ツヨシ

佐藤 毅 教授研究技術分野 有機化学、有機合成化学、有機反応化

学研究技術テーマ

●有機硫黄化合物を活用する新合成法の開発●有機マグネシウム化合物の生成と有機合成への応用●新不斉合成法の開発●カルベノイドを利用する新合成法の開発●マグネシウムカルベノイドを利用する新合成法の開発研究技術内容

炭素-炭素結合を構築するための新しい方法の開発を検討している。産業への利用

有機化合物を合成する新手法の提供。可能な産学連携形態

受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導その他所属研究機関

キラルマテリアル研究センター所属研究室

理学部佐藤研究室所有研究装置

FT-IR、HPLC

ヤマ ダ ヤスヒロ

山田 康洋 教授研究技術分野 気相クラスター、メスバウアー分光、

薄膜、微粒子、無機化学研究技術テーマ

●低温マトリックス単離法による不安定化学種の研究●気相金属クラスターの化学反応●メスバウアー分光法●鉄薄膜の磁気配向制御研究技術内容

基礎的な原理を作り出すことを研究目的としている。本研究室での基礎研究を発展させれば新しい原理に基づく応用は可能である。例えば、光スイッチによりスピン制御できるデバイス、量子効果によりバンドギャップ制御したクラスターの配列、磁気配向制御したデバイスなどが応用例となる。産業への利用

鉄を含む薄膜の分析を行うことができる。特にメスバウ

理学部

東京理大

96 東京理科大学

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アー分光法は磁性測定に有効である。このため、鉄鋼材料の腐食・防食に関する測定が可能である。

アキ ツ タカシロ

秋津 貴城 准教授研究技術分野 無機化学、錯体化学、機能材料化学研究技術テーマ

●光機能性有機無機複合材料●磁気機能性有機無機複合材料●金属酵素・触媒錯体(モデル)●結晶固体構造・物性●高分子膜の構造・物性研究技術内容

無機錯体化学、とくに金属錯体の構造-物性相関に関する研究が専門です。主にキラル金属錯体を巧みにデザインして合成し、X線結晶構造解析、物性測定、理論計算など様々な手法を用いて、構造-物性相関を明らかにしています。金属錯体等に関する物理無機化学的な原理や知見の探究だけでなく、固体物性、有機-無機複合ナノ材料、生物無機化学の分野にも応用して、新奇な物性や機能を引き出すために学際的な視野から研究を行っています。専門知識に基づくアイデアやシーズとしての基礎研究などを、産業利用の立場の方に応用していただき、社会貢献につながればと考えています。産業への利用

無機化学、錯体化学をバックグラウンドとして、電子機能性有機無機複合材料の構造・物性・機能やその高分子薄膜の研究等をしています。すぐに実用化することは難しいと思われるので、シーズ基礎研究や萌芽的アイデアを求める・試すパートナーとして見ていただき、何らかの応用が社会貢献につながればと考えています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

上述の研究テーマに関する可能な範囲での共同研究や技術相談を受け付けます。詳細は直接お問い合わせ下さい。その他所属研究機関

総合研究機構(G&S、分子連関)所属研究室

秋津研所有研究装置

粘度計、IRスペクトル、電子スペクトル、蛍光スペクトル、CV、偏光顕微鏡、錯体合成関係

サ タケ アキハル

佐竹 彰治 准教授研究技術分野 超分子化学研究技術テーマ

●有機合成化学●ポルフィリン化学●超分子化学●複核金属錯体化学研究技術内容

分子複合体の形成によって生まれる新たな機能の開発を行っている。具体的には金属ポルフィリンが集積された環状ポルフィリン誘導体を用いた研究や複数の金属錯体

が協同的に反応するための反応場の構築を行っている。産業への利用

超分子合成化学の方法論は発展途上であり、現在は基礎研究の段階である。将来は分子エレクトロニクス材料や人工光合成材料、分子触媒などへの応用が期待される。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究具体的な産学連携内容

現在は実績なし。その他所属研究機関

総合研究機構 分子連関相乗系部門所属研究室

理学部第二部化学科 佐竹研究室所有研究装置

紫外可視分光光度計、蛍光分光光度計、リサイクル型分取液体クロマトグラフィー、分析用液体クロマトグラフィー、中圧液体クロマトグラフィー、GC-MASSなど

アオ キ ケンイチ

青木 健一 講師研究技術分野 機能性高分子材料研究技術テーマ

●デンドリマーの大量合成法の開拓●デンドリマーを用いた機能性材料●光重合性ゲル化剤の合成と機能化●光機能性材料●高性能フォトポリマーの創製研究技術内容

1.デンドリマーの大量合成、および機能化 当研究室では、多段階交互付加法とよばれる新規なデンドリマー合成法を開拓し、ポリオール/ポリアクリルデンドリマーを100グラムスケールで大量合成可能である。これらのデンドリマーは、簡便な有機合成の手法により、さまざまな機能性部位を末端導入可能であり、現在、広範に検討を行っている。2.ジアセチレン系ゲル化剤の合成、および機能化 当研究室では、化学構造がシンプルなジアセチレンゲル化剤の合成しており、これらを用いて、さまざまな物性、および光重合特性を有する有機ゲルの創製に成功している。現在、これら光重合性ゲルの機能化に関する研究を行っている。産業への利用

1.デンドリマーの工業材料への応用展開(フォトポリマーなど)2.ジアセチレンゲルを用いた、高性能導電性ポリマーの創製3.新規な光機能性材料の創製具体的な産学連携内容

<現在進捗中>1.民間企業Aとの共同研究:光架橋/重合性デンドリマー薄膜の機能化に関する研究を行っている。2.北海道大学との共同研究:光重合性ゲルの高性能化、および機能化に関する研究を行っている。3.東北大学との共同研究:当研究室で開発したデンドリマー型紫外線硬化材料の、光ナノプリント用感光性樹脂への応用展開を検討している。4.(独)産業技術総合研究所との共同研究:デンドリマー型光応答性材料の創製と機能性評価に関する研究を行っている。<過去の事例>1.民間企業Bとの共同研究:デンドリマー型フォトレジスト材料の開発2.民間企業Cとの共同研究:デンドリマーを利用した新規機能性材料の開発所有研究装置

東京理大

理学部

97東京理科大学

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動的光散乱測定装置(DLS)、表面粗さ計、反射型微分干渉顕微鏡、紫外可視分光光度計(偏光測定可)、GPC、FTIR

キ ムラ ツトム

木村 力 講師研究技術分野 有機合成化学、有機金属化学、不斉合

成、ヘテロ原子化学研究技術テーマ

●マグネシウムカルベノイドの特異な反応性を利用する炭素-炭素結合形成反応の開発●計算化学に基づく金属カルベノイドの解析●硫黄原子のキラリティーを活用する不斉合成研究技術内容

有機化合物を効率的かつ高選択的に合成できる革新的な反応の開発に取り組んでいます。一つの炭素原子にマグネシウム原子と塩素原子が結合した「マグネシウムカルベノイド」は、カルベンと類似したな反応性を示します。例えば、マグネシウムカルベノイドは求核性のみならず求電子性を有します。�-脱離に伴う骨格転位反応も起こします。その反応性を活用して様々な炭素-炭素結合形成反応を開発しています。マグネシウムカルベノイドの特異な反応性の起源や反応機構について計算化学を用いて研究しています。マグネシウムカルベノイドは、1-クロロオルガノスルホキシドにGrignard試薬を加えると発生させることができます。このカルベノイド前駆体のスルフィニル基を不斉補助基として利用するする不斉合成を行っています。産業への利用

新規な有機化合物およびその合成法を提供できる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導所属研究室

木村研究室所有研究装置

HPLC、GC-MS

ナカ ユ ミ コ

中 裕美子 助教研究技術分野 機能性高分子、分岐高分子、液晶高分

子研究技術テーマ

●分岐高分子における規則的ポーラス構造形成●スルホニル基を有する機能性高分子の研究●光により酸化還元反応を起こすビオロゲン高分子の開発研究技術内容

規則的なポーラス構造をフィルムに表面に形成すると、高撥水撥油性や吸着性を付与することができる。最近、分岐点近傍にスルホニル基を導入した四本鎖星型ポリメチルメタクリレート(PMMA)のクロロホルム溶液をガラス基板上にキャストすると、フィルム表面に蜂の巣状に規則配列したポーラスが形成されることを見出した。スルホニル基のない四本鎖星型PMMAでは規則的なポーラス構造を形成することが難しいこと、分岐鎖数の増加に伴って規則的なポーラス構造が容易に作製できることから、規則的なポーラス構造の形成にはスルホニ

ル基導入や星型高分子の分岐度が大きな影響を与えていることが予想される。本研究では、高分子構造や高分子の局所的分子構造の変化が、規則的ポーラス構造形成にどのような影響を与えるか検証する。機能性高分子における新たな分子設計指針を得ることを目標としている。ビオロゲンは、電界印加や化合物添加だけでなく、光照射によっても可逆的な酸化還元を起こし、高耐光性、酸化還元反応に対する高耐久性を有する。高性能な光機能性材料の創製を目指し、ビオロゲンを導入した液晶性高分子の合成を行っている。可能な産学連携形態

共同研究

工学部第一部 教養タカハシ カオル

高橋 薫 教授研究技術分野 英語コーパス言語学、英語教育、教育

工学研究技術テーマ

●英語コーパスを用いた類型論を語彙、文体の観点から展開する●ビジュアル支援による英語文法教授法の開発を独自の積み上げ式文法理論により展開する●英語学習教材の活用法について研究する研究技術内容

先行研究においては、1億語からなる英語の資料集が持つ使用域区分(口語、文語、社会階層、地域、著者年齢、性別等)に着目して、多変量統計解析法による文法範疇標示の頻度分析を行った結果、社会言語学的に解釈可能となる言語スタイルが確認できた。また、それぞれの使用域に、上記のスタイル上で関連する度合いを表す数値を与えることによって、使用域間のそのスタイルでの連関を確認できた。これを英語教育に応用した場合、学習者の産出した英語文章が、一定のスタイルを保っているかどうかの指標として活用できる。たとえば、文章中の各文を「丁寧さ」「自由さ」という尺度でチェックした場合に、著しく「丁寧さ」を欠く表現が混じっていて、文章の体裁を損ねることがある。このように、学生の英語文章産出のさまざまな場面(日常生活、プレゼンテーション、エッセイ等のジャンル)では、それぞれに頻出する特徴的な文法構造があり、ジャンル間の構造の特徴を分析して、その場面に応じた文法概念の再学習を筆者が考案したビジュアル支援による英語学習法により行うことによって、より円滑な英語文章産出が可能になると考える。産業への利用

ビジュアル支援の文法習得方法を独自に「絵解き英文法」と名付け、すでに中部地域を中心に本学習法を広めているが、今後関東にて本格的な展開を図りたい。文法を視覚的に理解するという画期的方法は、海外での国際会議でそのユニークさが評価を受けて、近々ベストペーパとして論文掲載される。ビジュアルで文法理解を促すことで言葉による説明を極力さけることができ、そのことにより各国で大いに受け入れられるものと期待できる。できれば日本から各国に発信する形をとりたいと考える。可能な産学連携形態

受託研究、国際的産学連携

理学部

東京理大

工学部

東京理大

98 東京理科大学

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所属研究室

工学部第一部教養

マツモト カズ コ

松本 和子 教授研究技術分野 19世紀末~20世紀初頭のイギリス小説研究技術テーマ

●イギリス帝国主義衰退期における小説研究技術内容

小説という文学形態を近代社会の成立と共に発生した高度な言語芸術とみなし、帝国主義衰退期にイギリス小説に生じた変化を社会事象と結びつけて明らかにすることを目指している。そのために、近年は同期間におけるスマキュリニティ(男性性)の表出/隠ぺいを研究中。研究対象に据えている作家は、ラドヤード・キプリング、ジョウゼフコンラッドおよび彼らの周辺人物が中心で、必要に応じてハーディやフォースターといったやや前にさかのぼった時代の作家にも目配りをする。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

工1教養松本研究室

キ ナ セ タカ シ

木名瀬 高嗣 准教授研究技術分野 文化人類学、近・現代日本社会史、ア

イヌ研究、マイノリティ研究技術テーマ

●〈文化〉とアイデンティティをめぐる知の政治学●近・現代アイヌに関する歴史民族誌的研究研究技術内容

アイヌに関する多様な言説や実践の系譜を批判的に検討することを通じて、近・現代のアイヌをめぐる民族関係史の再構築、および文化人類学によるアイヌ研究の方法論的刷新へ向けた足がかりを作ることを目指している。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

国立民族学博物館(共同研究員)、神奈川大学国際常民文化研究機構(共同研究者)所属研究室

木名瀬研究室

キタ カズタケ

北 和丈 講師研究技術分野 外国語創作研究技術テーマ

●日本語話者による英語創作の理論と教育実践研究技術内容

実用主義に偏りがちで却って視野を狭め目標を低く設定しがちな日本の英語教育への批判的実践として、外国語である英語で創作を行える日本語話者の育成という高度な目標を掲げつつ、そのために必要な言語知識・技術の教授法を研究している。産業への利用

商業デザインなどにおいて、顧客の目を引きつつ商品イ

メージを十二分に表現できる英語が求められる場合に、残念ながら日本の実業界ではそれを実現できるだけの知識・技術が不十分な状況である。そのようなものを具現化できる人材を、産業界とともに育成していきたい。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入所属研究室

北研究室

ヤマモト タカヒロ

山本 貴博 講師研究技術分野 ナノ物性シミュレーション(主に、電

子輸送、熱伝導、熱電変換)研究技術テーマ

●ナノ材料の電子輸送シミュレーション●ナノ材料の熱電変換シミュレーション●ナノ材料の熱伝導シミュレーション研究技術内容

各種ナノ材料(特に、ナノカーボン材料)の機能を最大限発揮するデバイスの創成を目指し、ナノ材料の電子輸送特性、熱伝導特性、熱電変換特性に関する理論・シミュレーション研究を推進している。電子輸送シミュレーションや熱電変換シミュレーションでは、第一原理計算や経験的モデル計算などの様々なシミュレーション技術を目的に応じて使い分け、高精度シミュレーションや大規模シミュレーションを実施している。一方、熱伝導シミュレーションでは、中・高温の熱伝導特性の解析には分子動力学シミュレーションを用い、量子効果が顕著に現れる低温での熱伝導特性の解析には非平衡グリーン関数法を用いるなどして、低温から高温までの幅広い領域でのナノ材料の熱伝導特性を研究している。産業への利用

ナノ材料の電子輸送、熱輸送、熱電変換のシミュレーションは世界的に見ても発展途上の段階にあるものの、その適応範囲の中では強力な手段となり、実験では得ることが困難あるいは不可能な情報を得ること可能である。我々のグループではその適応範囲を十分に意識しながら、各種ナノ材料(とりわけナノカーボン材料)の電子輸送・熱輸送・熱電変換物性の基礎研究を行いつつ、産業への応用を目指している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

十分な相談の上、ナノ材料の電子輸送特性、熱伝導特性、熱電変換物性のシミュレーション評価で産学連携の可能性あり。その他所属研究機関

工学研究科電気工学専攻、ナノカーボン研究部門所属研究室

山本研究室

リ カイエン

李 海燕 講師研究技術分野 地域研究研究技術テーマ

●中国現代史研究技術内容

東京理大

工学部

99東京理科大学

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中国現代史マイノリティ可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究

工学部第一部 建築学科イ トウ ヒロヒサ

伊藤 裕久 教授研究技術分野 歴史的環境の保全研究技術テーマ

●歴史的建造物の実測調査と保存・再生●歴史的町並の保存・修景●日本および東アジアの都市形成史研究技術内容

日本および東アジアの歴史的都市・集落を主な対象として、サスティナブルかつレジリエントな都市居住環境を実現するための保全的な都市・建築計画のあり方を、歴史研究者の立場より探ることを目標としている。地域の固有性を重視しつつ、歴史的建造物の実測調査など実証的な建築史・都市史研究の成果に基づきながら、歴史的都市および建築の保全・再生の具体的手法を蓄積している。可能な産学連携形態

受託研究、技術相談・指導その他所属研究機関

総合研究機構・先端都市建築研究部門

クラブチ タカシ

倉渕 隆 教授研究技術分野 換気力学、換気設備、通風、CFD、

建築環境、設備研究技術テーマ

●通風時の開口部流れ特性の解明と予測●高気密住宅の換気性状評価と換気設備の改善●建物内外気流尾数値シミュレーション予測●数値サーマルマネキンを用いた室内環境のCFD予測●業務用厨房の適切な換気研究技術内容

我々を取り巻く室内温熱・空気環境問題と省エネルギー性能は、社会的に大きな注目を集めている。住宅の気密性能調査と気密住宅における換気システムについては長年研究を実施し、特に集合住宅換気について多くの経験を積んでいる。また、超高層住宅ボイドなどの半密閉空間の換気性状評価などについても、多くの知見を得ている。建物内外気流のCFD予測については幅広い適用経験を有しており、さまざまな環境評価に応用できる。最近は、厨房換気問題について実測・CFDによる検討を行っている。産業への利用

企業等の要望に対応し、様々な空間の環境評価や換気量測定、数値シミュレーションなどを実施。CFD技術を用いた環境アセスメントなど。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

これまで上記の実績あり。研究計画立案、研究実施、成果とりまとめの一連の作業を行なう。

所有研究装置

恒温室、マルチガスモニター

サ サ キ フミ オ

佐々木 文夫 教授研究技術分野 応用数学、数学一般(含確率論、統計

数学)研究技術テーマ

●ウェーブレット解析によるデータ中の非定常性の抽出●時間-周波数情報を用いたブラインド信号源分離法の研究●数理現象の数値解析的解明に関する研究研究技術内容

近年データ解析のツールとして重要な位置を占めはじめているウェーブレット解析の応用研究を主として行っている。特に、与えられた解析データに最も適合するようなウェーブレットの開発とウェーブレット解析によるブラインド信号源分離法の研究を行っている。産業への利用

非定常性を有する模擬地震動の作成、データ中のノイズの検出、混合音声データの分離などの利用が考えられる。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

企業で行われている様々な実験で得られたデータの特性を共同で数理解析的に解明する。所属研究室

工学部、建築学科、佐々木研究室所有研究装置

パソコン以外特になし

ナガ イ タツ オ

長井 達夫 教授研究技術分野 熱環境計画、空調システムのエネル

ギー評価、熱負荷計算研究技術テーマ

●建物躯体の熱容量を利用した室温制御の最適化●建物・空調システムの統合数値モデルの開発●住宅熱性能の現場測定法の開発●窓開閉・冷房発停の最適スケジューリングの検討●空調設備の省エネルギー制御研究技術内容

建物を取り巻く様々な熱挙動を体系的に数値モデル化し、熱環境およびエネルギー性能を評価する経験を積んできた。また建物および空調設備からなる統合的システムの最適化に関する研究を継続している。産業への利用

上記テーマ(1)は設定室温の時間軌跡を決定するためのコントローラ開発、テーマ(4)は住戸内の窓とエアコンの自動制御システムの構築に繋がる可能性がある。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究

イ トウ タク ミ

伊藤 拓海 准教授研究技術分野 構造レジリエンス、性能回復、修復、

工学部

東京理大

100 東京理科大学

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鉄骨構造、ハイブリッド構造研究技術テーマ

●被災した鉄骨建物の修復・補修と性能回復●損傷部位(局部座屈、亀裂)の補修●震災後復旧と性能回復性評価法●自己修復構造システムの開発●損傷状況計測システムの開発研究技術内容

近年、建築物は予想外の事態に直面し、甚大な被害を経験しています。従来の「壊さないこと」を前提とした耐震安全性を論じるだけではなく、「壊れたことを前提」とした上での安全性の議論の重要性が認識されつつあります。現在、様々な分野で、困難な状況を生き延び、その対応力や回復力を意味するレジリエンスの議論が行われています。本研究では、甚大な被害を経験した建築物、特に鉄骨建物の性能回復性について探究することを目的としています。過去の震災記録において、鉄骨建物は柱・梁の局部座屈や亀裂が発生していますが、復旧技術指針等でその補修方法が示されています。しかし、その損傷状況は様々であり、復旧による性能回復性も補修部位、方法によって様々であると考えられます。適切な補修方法と性能回復性、評価法の整備は、次の大地震への備えとして急務であると考えております。そのための基礎研究と応用技術の開発を目指しております。産業への利用

被災した建物の余震や継続使用を評価・判定するため、損傷状況を測定し、残存性能を精度良く予測する必要があります。被災建物の状況は様々で、時として立入調査には危険が伴います。そのため、安全な損傷状況計測システムの開発が重要な課題となります。被災した建物について、取り壊して建替をする場合、取り壊し、廃材の廃棄、新築のためのコストのほかに、この期間中の時間的損失が伴います。修復して再利用可能であれば、時間とコストの削減が見込めます。そのためには、修復施工技術とプロセスの整備や、作業の効率化などが重要となり、修復効果が得られる修復工法の開発も重要な課題となります。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

伊藤(拓)研究室所有研究装置

2000kNアムスラー、可搬式ジャッキ、静的加力制御システム、鉄骨反力フレーム、屋外暴露試験場

クマガイ リョウヘイ

熊谷 亮平 講師研究技術分野 建築構法、建築計画研究技術テーマ

●近代建築修復技術●スペインのカタルーニャ・ヴォールト構法●集合住宅の維持保全手法と技術●既存建物の活用手法と技術研究技術内容

近代建築の再生の質を高めるため、その方法論や技術を研究している。海外ではスペインの近代化構法の特徴と可能性を検証することにより近代建築の地域性や古くて

新しい組石造を研究している。長期に良好に維持されてきた集合住宅を対象として居住環境をどのようにマネジメントするか、その実態と方法を研究している。

イイヤマ

飯山 かほり 助教研究技術分野 地震工学、振動工学、構造工学研究技術テーマ

●構造ヘルスモニタリング●振動制御●構造解析研究技術内容

既存建物の構造健全性診断に有用となる、損傷検出方法の開発を行うことを主な研究目的としている。具体的に現在行っていることは、建物の多点同時微動測定記録から同定した振動モード特性の損傷前後の変化に着目し、建物の損傷有無、損傷位置および損傷レベルを把握するための実用的な指標を見出すための研究である。現在、このような構造ヘルスモニタリング手法の発展を遅らせている大きな要因の一つは、既存建物の実測例自体が非常に少なく、特に損傷した実建物の詳細な振動モード特性が明らかにされていないことにある。当該研究室では、非損傷建物のみならず東北地方太平洋沖地震後で損傷した建物を対象として高密度の微動測定を行い、各建物の詳細な振動モード特性が得られている。これらを丁寧に分析していくことによって、これまで数値実験や振動台実験のみでしか検討されてこなかった種々の損傷検出方法についての検証も行うことができる。本研究によって建物の健全性診断手法に有用な知見を得、手法の実用化に向けた貢献ができると考えている。産業への利用

事業化、製品化までにはまだ至っていない。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究具体的な産学連携内容

現時点では実績なし。所属研究室

工学部建築学科栗田研究室所有研究装置

加速度計GPL10台、速度系VSE10台、振動試験装置K2

チェ チャンフン

崔 彰訓 助教研究技術分野 建築生産研究技術テーマ

●損傷した鋼部材の補修作業の分析研究技術内容

損傷した鉄骨部材を補修するため、補修作業の生産性を分析している。産業への利用

地震で損傷した鉄骨部材を安全で、迅速に補修するために、3次元スキャナー等の画像解析ができる共同研究パートナーを探している。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

伊藤拓海研究室

東京理大

工学部

101東京理科大学

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工学部第一部 工業化学科アラカワ ヒロノリ

荒川 裕則 教授研究技術分野 色素増感太陽電池、光触媒水素製造、

環境関連化学研究技術テーマ

●色素増感太陽電池●太陽光触媒水素製造研究技術内容

本研究室では色素増感太陽電池の実用化や太陽光光触媒水素製造等のユニークな太陽光エネルギー利用技術の開発を行っている。産業への利用

安価な新型太陽電池、再生可能エネルギーからの水素製造。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

色素増感太陽電池、太陽光触媒水素製造に関する研究指導。その他所属研究機関

総合研究機構・太陽光発電研究部門所属研究室

工学部第一部工業化学科複合工業化学第2研究室所有研究装置

XRD、SEM、AFM、UV-vis.ATR-IR、DTA-TG、太 陽電池性能測定装置、EISなど

カ ワイ タケ シ

河合 武司 教授研究技術分野 表面・界面科学、ナノ粒子、ナノシー

ト、ナノ材料、ソフトマテリアル、刺激応答材料

研究技術テーマ

●ナノマテリアルの形態制御と触媒能●新規低分子ゲル化剤の開発●刺激応答性ソフトマテリアルの開発●高分子自立ナノシートの開発●中空コロイド粒子の作製研究技術内容

我々の開発した界面活性剤を利用したナノマテリアルの形態制御技術、特に貴金属ナノワイヤーの合成技術は、副生成物が少ないことや水系で合成できるなど、従来法にはない特長がある。刺激応答性ソフトマテリアルでは、ゲル化する温度を自在に変えられる材料開発、特定の温度で発色する材料開発、さらには温度やpHによってナノマテリアルの相関移動による分離法に関して多くの経験を有する。産業への利用

PdやPtなどのナノマテリアルの形態制御あるいはNiなどとの合金化によって触媒能が飛躍的に増大することから、環境負荷の低減に貢献できる。また高温度ゲル化するO/Wエマルションを開発に成功した。このシステムの特長は、�ゲル化温度は5℃から50℃まで自在に変えられること、�オイル相にはナノ粒子などの第3物質も自在に導入できること、�pHによってもゾルーゲル制

御できることなどであり、高機能捕集剤等に利用可能である。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携その他所属研究機関

総合研究機構界面科学部門所属研究室

河合研究室所有研究装置

表面張力計、FTIR、SEM

ショウ ノ アツシ

庄野 厚 教授研究技術分野 化学工学、分離操作、微粒子合成、脱

水素反応研究技術テーマ

●微小流路を用いた混合や分離操作●W/Oエマルションを用いた高分子微粒子の合成●有機ハイドライドの脱水素反応装置の開発●超音波を用いた反応操作研究技術内容

溶液系を中心に、微小流路を分離場として利用した溶媒抽出プロセス、油中水滴型(W/O)エマルションの分散相を反応場として利用した高分子微粒子合成プロセス、活性炭のミクロ細孔が作り出す場を利用した脱水素触媒反応プロセス、超音波を利用した難生分解性物質の分解など、場の特性と物質移動や反応を組み合わせた新しいプロセスの開発を目指している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導

スギモト ヒロシ

杉本 裕 教授研究技術分野 有機化学、高分子化学、材料化学、触

媒化学研究技術テーマ

●精密合成(高分子合成、不斉合成)を可能にする触媒の開発●新しい機能性高分子材料の開発●機能性分子(人工酵素や超分子複合体)の分子設計●二酸化炭素の化学的固定研究技術内容

戦略的かつ綿密な分子設計を基本におき、種々の錯体触媒を開発し、材料合成に貢献できる新しい合成手法の開発に携わっている。さらに、まったく新しい概念に基づくアプローチからこれまでに実現されていない機能性分子触媒の開発にも挑戦し続けている。産業への利用

主に、新たな物性・機能を持つ材料の開発につながる合成反応の研究を手がけている。将来的には実生活における利用を意図した材料の設計のためのシーズとなりえる研究を推進している。当方で設計・開発した機能性分子(高分子材料、低分子触媒等)を実用途に繋げるための出口部分を協力して研究・実証できる企業を歓迎します。可能な産学連携形態

工学部

東京理大

102 東京理科大学

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共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

高分子合成反応(重合反応)、不斉合成反応の制御を目標に、精密な合成反応を可能にする触媒の開発。また、その触媒を用いた合成反応を利用する、新規な有機材料の開発。(民間企業との共同研究実績多数)2007年9月~2010年3月まで二酸化炭素由来ポリマーの実用化をめざすNEDO産学協同プロジェクト(4大学+4企業)に参加した。その他所属研究機関

総合研究機構キラリティー研究センター所属研究室

工学部工業化学科有機合成化学第二研究室

コンドウ ユキシゲ

近藤 行成 准教授研究技術分野 界面活性剤、可溶化、乳化、分散、自

己集合、ミセル、ベシクル、有機工業材料

研究技術テーマ

●フッ化炭素鎖を有する多親媒性界面活性剤の合成と溶液物性●多親媒性界面活性剤を利用した金ナノ粒子の一次元配列●ベシクルを用いた有機物の可溶化制御●DDSへの応用を目指した重合性ベシクルの作製●有機光沢結晶の調製と金属フリーなメタリック塗料の開発研究技術内容

共同研究の場合、密に連絡を取り合いながら進めて参ります。産業への利用

一分子内に炭化水素鎖とフッ化炭素鎖を併せ持つ界面活性剤(多親媒性界面活性剤)には従来の界面活性剤に見られない特異な性質があります。それらのいくつかは産業へ応用可能と期待しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

コロイド・界面化学関連の分野で連携可能です。その他所属研究機関

総合研究機構 界面科学研究部門所属研究室

工学部第一部工業化学科 近藤研究室所有研究装置

表面張力計・紫外可視分光光度計・赤外分光光度計・蛍光光度計・倒立型顕微鏡・高速ホモジナイザー・反射率測定装置・キラルHPLC・リサイクルHPLC

タ ナカ ユ ミ

田中 優実 准教授研究技術分野 無機化学、電気化学、固体化学、セラ

ミックス工学研究技術テーマ

●固体酸化物燃料電池用電解質の開発●固体高分子型燃料電池用無機系電解質の開発●脱白金酸素還元触媒の開発

●静電式振動発電用セラミックエレクトレットの開発●特殊カーボン(ナノチューブ、高配向膜、グラフェン等)製造技術の開発研究技術内容

静電式振動発電用セラミックエレクトレット(発電素子)の開発:日常生活においては、人間や輸送機の移動などにより1~100Hzの振動が常に発生している。最近、これらの振動を電力に変換する技術の開発が進められているが、出力が微弱であることから本格的な実用化には至っていない。そこで本研究では、エレクトレットを利用する振動-電力変換方式である「静電式振動発電システム」用の発電素子として、高い表面電位を安定に保持するセラミックエレクトレットを新たに開発し、その出力を飛躍的に向上させることを目標とした。現在までに、±1000V超の表面電位を安定に保持するエレクトレットの開発に成功しており、今後、発電試験に着手してゆく予定である。産業への利用

想定される用途:人や乗物の移動、工場等稼働時に発生する1~100Hzの「環境振動」を動力源とする、高出力小型振動発電機(マイクロエナジーハーベスティング;自立情報送信用電源、ワイアレスセンサー用電源等)実用化に向けた今後の課題:セラミックスエレクトレット基材の多様化 セラミックスエレクトレット表面の疎水化処理 セラミックスエレクトレット上への帯電非帯電(プラス帯電、マイナス帯電)微細パターニング形成技術の確立 セラミックスエレクトレット実装システムの設計メッセージ:セラミックスレクトレットは、現在試作されている静電式振動発電機に利用されているポリマーエレクトレットよりも高密度な電荷を安定に保持することが可能です。(実際、すでに、±1000V超の表面電位を少なくとも半年以上安定に保持するエレクトレットの作成に至っています。)このセラミックエレクトレットを発電素子として組み込んだ静電式振動発電機の実用化に向けて、現在、パターニングや実装システム設計に関して相談することのできるパートナーを探しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導所属研究室

工業分析及び無機工業化学第二研究室所有研究装置

分極処理用高電圧電源(~20kV)、自動ステージ連動型(走査型)表面電位測定装置、熱誘起脱分極電流測定システム(室温~850℃/無誘導巻方式)、インピーダンスアナライザー(室温~850℃/無誘導巻方式)、FT-IR、UV-Vis、一軸加圧成形機、ホットプレス

ハシヅメ ミネ オ

橋詰 峰雄 准教授研究技術分野 ナノハイブリッド材料、生体材料、薄

膜、高分子成型加工、表面修飾、接着、生物有機化学

研究技術テーマ

●バイオミネラリゼーションの原理を利用した材料開発●ウェットプロセスによるナノハイブリッド界面の作製●生体分子の構造材料としての機能化研究技術内容

東京理大

工学部

103東京理科大学

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生体関連化学をベースとした種々のハイブリッド材料の作製を行い、それらの医用材料や機能材料分野への応用を目指しています。バイオミネラリゼーションの原理を利用した有機物とアパタイトの複合材料の作製、汎用高分子基板の新規表面修飾法の開発およびそれを利用した高精度なゾル-ゲル被膜の実現や、従来の接着剤を用いない新たな異種基板接着法の開発、バイオマスを原料としたフィルムなど構造材料の開発、などを行っています。それ以外にも種々の分子集合体や超薄膜の作製、表面分析に関する知見を有しています。産業への利用

医療(治療、診断)、化粧品、食品分野などへの応用がまず考えられますが、電子材料、分離膜など他分野での応用も目指します。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

上記テーマに関連した研究で、特に実用化を志向した共同研究を希望します。たとえば上記材料の大量生産化に向けての技術開発、上記材料への新たな原料の利用可能性についての検討、細胞や動物に対する安全性評価など。また上記テーマに限らず、技術相談等の形でも対応可能です。所属研究室

工学部第一部工業化学科橋詰研究室所有研究装置

各種分光装置、接触角計、工業用顕微鏡、熱プレス機、材料試験装置(引張試験機)、など

イマホリ タツ シ

今堀 龍志 講師研究技術分野 有機合成化学、反応化学、分子触媒化

学、機能性分子化学、創薬化学研究技術テーマ

●刺激応答性触媒●自己集積型触媒●機能性分子触媒●刺激応答性医薬品研究技術内容

従来、化学反応を推進する触媒は、単一構造、単一反応性を有するものがほとんどであり、反応系中で触媒機能を切り替え、段階的に化学反応を制御することは困難であった。一方、生体内で化学反応を触媒する酵素は、周辺環境の変化に応じて構造を変化させることで機能を切り替え、段階的な化学反応制御によって、高効率、高選択的な化学反応を適したタイミングと場所で実現する。これによって、複数の化学反応を連動させて制御することで、複雑多成分の生合成を統制し、生命活動を維持している。我々は、酵素様の刺激応答性の構造変換によって触媒機能を切り替える刺激応答性分子触媒の開発を行っている。刺激応答性の触媒機能切り替えは、刺激応答性の構造変換による触媒-基質分子間の分子間相互作用の変化を基盤としている。刺激応答性分子触媒によって、従来型の触媒では困難な化学反応の時空間制御を基盤とする高度化学変換の実現を目指している。また、刺激応答性の構造変換に伴う生体分子との分子間相互作用の制御を基盤に、生体分子の機能発現を操る刺激応答性薬剤も開発している。副作用を抑えた適時適所作用医薬

品の開発に繋がる技術として捉えることができる。産業への利用

刺激応答性の薬理活性を有する医薬品は、適時適所作用によって副作用を軽減することができる。また、副作用の軽減は、新たな薬物療法や、新しい作用機序を有する医薬品の開発の可能性を広げ、創薬化学、医薬品化学の分野全体の発展に繋がると期待できる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導所属研究室

有機合成化学第一研究室

クニムラ シンスケ

国村 伸祐 講師研究技術分野 X線分析、材料分析、環境分析、食品

分析研究技術テーマ

●微弱X線を用いた蛍光X線分析法による超微量元素分析法の開発と応用●白色X線を用いた全反射蛍光X線分析法の検出感度向上に関する研究●高電圧源としての焦電結晶の新しい応用に関する研究研究技術内容

消費電力の低い微弱X線発生源を用いた高感度分析手法を開発し、物質の様々な情報が現場で得られるようにすることをめざしている。産業への利用

品質管理、工程管理などに利用することが可能と考えている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導その他所属研究機関

総合研究機構グリーン&セーフティ研究センター所属研究室

工業分析及び無機工業化学第一研究室

イイジマ カズトシ

飯島 一智 助教研究技術分野 高分子化学、生体材料研究技術テーマ

●多糖由来の材料の細胞足場としての応用●ヒドロキシアパタイト被覆細胞培養皿の作製と骨関連細胞の培養●リガンド修飾細胞足場を用いた体性幹細胞の分化制御研究技術内容

当研究室橋詰峰雄准教授により開発された、熱プレスにより作製されるコンドロイチン硫酸/キトサン複合フィルムと擬似体液を用いて作製される骨類似アパタイトとポリスチレン複合材料について、生体・医用材料としての応用に向けて、細胞と材料との相互作用を解析している。得られた情報を材料設計へフィードバックすることでより高機能な材料の開発を目指す。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

複合工業化学第一(橋詰)研究室

工学部

東京理大

104 東京理科大学

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エンドウ ヒロ シ

遠藤 洋史 助教研究技術分野 高分子・超分子ハイブリッド材料化

学、主にハイブリッド薄膜、超分子ゲル、表面機能化、ナノ粒子、ナノシート、ナノバイオサイエンス

研究技術テーマ

●化学修飾グラフェンナノシートを用いた新規薄膜材料の開発●機能性有機薄膜の作製と分子系デバイスへの展開●動的しわ構造を利用した高感度センサーや超撥水膜の開発研究技術内容

グラフェンは次世代のエレクトロニクス分野を先導するナノ物質です。本研究では、新規フレキシブルリチウム電池の開発に向けて超分子・高分子化学に立脚したグラフェンの化学修飾を行い機械的・電気化学的に優れた自立性薄膜材料の創製を目指しています。また、高分子薄膜表面に形成される動的リンクル(しわ)構造を利用して種々のナノ材料の新規配列法の構築に挑戦しています。産業への利用

自立性グラフェン薄膜はリチウム電池のフレキシブル電極材として活用できます。また、ナノ粒子やナノ薄膜の動的次元制御を駆使して、超高感度センサーや新規超撥水膜の開発も行っています。その他、機能性有機薄膜の作製に関して高い技術を有しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

互いに情報を共有しながら新技術や新材料の開発に貢献したいと考えています。所属研究室

河合武司研究室所有研究装置

透過型電子顕微鏡(TEM)、LB膜作製装置、赤外分光分析装置、粘弾性測定装置等

オ ザワ ヒロノブ

小澤 弘宜 助教研究技術分野 錯体化学研究技術テーマ

●太陽光エネルギー変換●水素ガス●色素増感太陽電池研究技術内容

太陽光エネルギーを用いた高効率な水の光分解反応や高性能な色素増感太陽電池の開発を目指し、高い水素生成触媒機能や光電変換機能を持つ金属錯体の合成・機能評価を行っている。所属研究室

工学部工業化学科 荒川研究室

シマ ダ ユウイチロウ

嶋田 友一郎 助教研究技術分野 化学工学、生化学、生体材料化学、ナ

ノテクノロジー研究技術テーマ

●生体分子複合ナノカーボンデバイスの開発●ハイドロゲルを利用した機能性ナノ材料の合成プロセス●静電噴霧法によるナノファーバー/カプセル形成プロセス●高圧二酸化炭素下における生体反応プロセス研究技術内容

グラフェンやカーボンナノチューブといったナノカーボン材料の特性を利用した高感度センシングデバイスの研究開発が、近年、盛んに行われている。特に、医療分野においては、病理学的マーカーに対する抗体や酵素等をナノカーボン材料に複合化することで、高感度かつ高選択的に病理診断が可能となり、疾患の早期発見につながることが期待されている。そこで本研究では、生体分子の診断マーカーに対する結合選択性のみではなく、材料物質表面選択的に結合可能である低分子量生体分子(アプタマー)を、機能性生体材料/ナノ材料とのハイブリッド化技術に利用することで、ナノカーボンデバイス表面への効率的な分子修飾・配列プロセスの開発を行っている。また、その他にハイドロゲルや植物由来のゲル状分子の微細空間構造をナノ粒子合成の際の粒径制御や分散性の向上に利用したプロセス、各種生体適合性物質のナノ材料化プロセスの開発等も行っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

化学工学第一研究室(大竹研究室)

タカハシ ユタカ

�橋 裕 助教研究技術分野 界面活性剤、乳化、自己集合、ミセル、

ベシクル、刺激応答性材料研究技術テーマ

●フッ化炭素鎖を有する多親媒性界面活性剤の合成と溶液物性●刺激応答性両親媒性化合物の合成と溶液物性●光学活性を有する界面活性剤の合成と溶液物性研究技術内容

界面活性剤の水溶液物性、すなわち表面張力低下、分子集合体形成、乳化、可溶化などの現象が様々な分野で応用されていることから分かるように、界面活性剤の示すすべての物性が我々の生活を豊かにするために役立っていると言っても過言ではない。従来の界面活性剤には見られない特異な溶液物性を有するフッ化炭素鎖を有する多親媒性界面活性剤、上述した溶液物性を外部応答によって時空間的に制御できる刺激応答性界面活性剤は、これまで以上に様々な分野で応用できると期待されることから、新規な機能性界面活性剤の創製を目指している。また、それらの界面活性剤を用いた新規な応用を試みている。産業への利用

一分子内に炭化水素鎖とフッ化炭素鎖を併せ持つ界面活性剤(多親媒性界面活性剤)には従来の界面活性剤には

東京理大

工学部

105東京理科大学

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見られない特異な物性があります。また、外部応答によって溶液物性が変化する刺激応答性界面活性剤は、時空間的に物性をコントロールすることができます。これらのいくつかは産業への応用可能と期待しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、国際的産学連携所属研究室

近藤研究室

ハン ダ シン ヤ

半田 晋也 助教研究技術分野 有機合成化学研究技術テーマ

●触媒的不斉合成●不斉触媒●共同的触媒作用研究技術内容

有用なキラルビルディングブロックを構築可能な触媒的不斉反応とその触媒の研究。

ホン ダ サトシ

本多 智 助教研究技術分野 有機合成化学、高分子合成化学、自己

組織化研究技術テーマ

●特殊構造高分子の設計・合成●二酸化炭素の化学固定●二酸化炭素を原料とする高分子合成●高分子の自己組織化による分子集合体構築研究技術内容

生命の活動を司る生体分子系では、ユニークなかたちを持つ生体分子およびその集合体が巧妙な生物学的機能の根幹を担っている。当方の研究では、これら生体分子とその集合体のかたちを有機・高分子および超分子で模倣することで、優れた機能を持つ材料の創出を目指している。また、二酸化炭素を原料とする高分子合成技術と高分子のかたちを自在に操る技術との融合に挑戦している。産業への利用

異なる複数の高分子鎖により構成される共重合体の自己組織化により形成するナノ構造は環境・エネルギー、エレクトロニクスをはじめとする様々な分野で用いられている。とりわけ、両親媒性共重合体は、医療、化粧品、食品などライフサイエンス分野での活躍が期待されている。当方の研究を事業化・実用化に生かすことが出来れば、二酸化炭素を炭素源とすることで化石燃料への依存を減らすことができ、より環境調和性の高い高分子材料の創出に繋がる。今後の課題は、特定の用途に向けて設計された高分子試料を研究室レベルでは困難な大スケールで作製することである。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

有機合成化学第二研究室所有研究装置

分析用GPC、フーリエ変換赤外分光光度計、紫外可視分

光光度計

工学部第一部 電気工学科イワムラ ケイイチ

岩村 惠市 教授研究技術分野 情報セキュリティに関する研究、通信、

ネットワーク工学研究技術テーマ

●ビッグデータを活用する秘匿計算に関する研究●ICTに適したセンサネットワークのセキュリティ技術に関する研究●2次編集/配布・3次編集/配布を考慮した著作権保護技術に関する研究●アルゴリズムを公開しても安全な電子透かしに関する研究●印刷物保護に適した情報付加手法に関する研究研究技術内容

情報セキュリティの新しい応用について研究しています、現在の主要テーマは下記です。�内容を秘匿したまま演算を行う秘匿計算に関する研究 �ICTに適したセンサネットワークのセキュリティ技術に関する研究 �2次編集/配布・3次編集/配布を考慮した著作権保護技術の研究 �ファイルフォーマットの規則に応じた暗号化方式の研究 �アルゴリズムを公開しても安全な電子透かしに関する研究 �印刷物に適した電子透かしの研究 �電子透かしの評価/攻撃法に関する研究 電子透かしに適した誤り訂正符号に関する研究 可逆電子透かし/可視電子透かしに関する研究 �キャンセラブル・バイオメトリクスに関する研究産業への利用

企業との共同研究も積極的に行っています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

以下に関して実績があります。・2次編集/配布・3次編集/配布を考慮した著作権保護技術の研究・電子透かしに適した誤り訂正符号に関する研究、センサネットワークの鍵配布方式に関する研究所属研究室

岩村研究室

カ トウ キヨタカ

加藤 清敬 教授研究技術分野 制御工学研究技術テーマ

●ロボットの知的制御●離散化制御点曲面の理論と応用●高度ヒューマンインターフェース研究技術内容

数値制御装置やCAD/CAMシステムやFAシステムにおいて、企業での製品化の経験を多く持っています。曲面理論などの形状処理技術や数値制御技術を中核にして、その応用によるロボットの知的制御などの研究を進めています。産業への利用

CAD/CAM、ロボット、ヒューマンインターフェース、

工学部

東京理大

106 東京理科大学

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システム制御可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究

カワハラ タカユキ

河原 尊之 教授研究技術分野 低電力回路、低電圧回路、スピントロ

ニクス、電子デバイス、生体情報計測・情報処理

研究技術テーマ

●極低電力/低電圧回路・システムの開発●生体情報計測・情報処理システムの開発●スピントロニクス応用回路・システムの開発研究技術内容

2014年4月に開設の研究室(企業の中央研究所にて29年間電子回路の研究・開発に従事後、転籍)。持続可能であって生活をより豊かにできる技術革新をめざし、ナノ領域の材料特性を活かした超低消費電力かつ高性能な新規素子・回路・システム、生体情報を含めたセンサ領域拡大と処理方法、電子の電荷とスピンの両方の性質を活用するスピントロニクスの応用回路・システムを考案する研究を進めている。今年度の課題(テーマ)は、オンチップ光伝送系の対電導線スケーリング検討、低次元系でのスピン波伝送特性とスピン波機能素子検討、STT-RAMメモリ素子の安定性検討、及び近赤外線領域での安価で高機能なシミュレーション融合型生体情報センサの検討である。その他、研究室全体としては、脳波を用いたBMI基礎検討、干渉計を活用した光通信多重化方式の検討も行っている。産業への利用

サステイナブル社会を支える極低電力エレクトロニクス製品分野への応用可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導、国際的産学連携

コ イズミ ヒロタカ

小泉 裕孝 教授研究技術分野 パワーエレクトロニクス、電力工学、

電気機器工学研究技術テーマ

●太陽光発電システム用電力変換装置の最大電力点追従方式●直列共振型コンバータ研究技術内容

共振型電源であるD、E級のインバータを基に独創性のある回路方式や駆動方式の提案を行っている。産業への利用

1.単モジュールと小型インバータから成る太陽光発電システム用に適した、最大電力点追従(MPPT)方式の提案(特許出願中)。2.直列共振回路を用いたゼロ電流スイッチング型コンバータにデルタシグマ変調を適用した出力制御方式。低損失、低雑音電源。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

理論解析、シミュレーション、市販モジュール(FPGA等)を用いたプロトタイプによる原理確認実験までを研

究室担当とし、実基板レベルへの発展を担って頂ける共同研究/開発。

ハマモト タカユキ

浜本 隆之 教授研究技術分野 画像処理、情報センシング、半導体集

積回路、知覚情報処理、知能ロボティクス

研究技術テーマ

●高機能イメージセンサLSIの研究●リアルタイム計測・認識システムの研究●リアルタイム個人認証システムの研究●バーチャルリアリティシステムの研究研究技術内容

画像情報を用いた様々な応用システム(例えば、計測、車載処理、個人認証)に関して研究しています。処理方式の検討やそれを実装するハードウェアの開発を行います。LSIの設計、試作をしており、様々な機能を集積したイメージセンサLSIを用いた場合、毎秒1000フレーム以上での高速画像処理を実現できます。産業への利用

例えば、高フレームレートでの各種計測システム、認識システムの構築が可能です。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

研究テーマに合わせて、互いに最適な形態を考えたいと思います。定期的な技術相談も可能です。所属研究室

浜本研究室

ハンガイ セイイチロウ

半谷 精一郎 教授研究技術分野 バイオメトリクス、セキュリティ、個

人認証、画質評価、音声信号処理研究技術テーマ

●CELPボコーダに適合する話者認識システムの開発●ノンリファレンス型画質評価方法に関する研究●携帯端末を利用する個人認証方式に関する研究●日本人固有の楷書署名認証に関する研究●指紋認証時の指圧変化にともなうマニューシャ変化を利用する生体検出に関する研究研究技術内容

主観的な評価実験に基づいた尺度作り、実験データの解析、問題解決などを行うマンパワーが豊富です。産業への利用

音声、画像、手書き文字などを利用したマン・マシン・インターフェースや同情報を利用するセキュリティ強化などに利用できます。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

個別にご相談の上、最適な受入れ形態を選択します。所属研究室

半谷研究室所有研究装置

東京理大

工学部

107東京理科大学

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静止画像・動画像評価システム

ムラグチ マサヒロ

村口 正弘 教授研究技術分野 無線通信、光通信、集積回路、マイク

ロ波回路、通信、ネットワーク工学研究技術テーマ

●ソフトウェア無線に向けたRFダイレクトサンプリング技術●多値変調波からのキャリア再生技術●光通信用クロックデータ再生回路、偏波分散補償回路●CDMA符号同期捕捉回路●マイクロ波、ミリ波集積回路技術研究技術内容

某研究所での無線通信システム、光通信システムおよび超高速デジタルIC、モノリシックマイクロ波IC(MMIC)の研究経験を生かして技術アドバイスを行います。現在、注力している技術はソフトウェア無線技術です。変調された搬送波を直接サンプリングして量子化できれば理想的なソフトウェア無線が実現できます。我々はナイキスト・サンプリングよりも遥かに低い周波数で搬送波をサンプリング(アンダーサンプリング、バンドパスサンプリング)し、直接I、Qデータを取り出すRF直交アンダーサンプリング技術を確立しました。本技術の要は搬送波と同期したサンプリング・クロックを発生させるためのキャリア再生技術です。16QAMなどの多値変調波は勿論、OFDMやCDMAなど直交変調をベースとしたあらゆる変調方式でのキャリア再生を可能にしました。さらに、このキャリア再生技術を応用して、OFDMやCDMAのRF変調波から直接I、Qデータを再生する技術を確立しました。産業への利用

次世代無線通信および光通信に向けたキーデバイスのアイデアを提供し、IC化や装置化のアドバイスを行います。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

マイクロ波、ミリ波集積回路技術に関しては、低雑音アンプ、パワーアンプ、発振機、ミキサ、直交変調器、PLL周波数シンセサイザなど全てのRF回路について設計、試作、製品化の経験があります。従って、適切なアドバイスが可能です。所属研究室

村口研究室所有研究装置

40GHzネットワークアナライザ、スペクトラムアナライザ、ベクトルシグナル信号発生器、ディジタルオシロなど

ハ セ ガワ ミキ オ

長谷川 幹雄 准教授研究技術分野 通信・ネットワーク工学、複雑系・非

線形・カオスダイナミクス、ニューラルネットワーク、機械学習、最適化

研究技術テーマ

●コグニティブ通信ネットワークの最適リソース配分に

よる厳密な性能最適化●カオス理論に基づく複雑信号設計とその応用●複雑系数理モデリングを用いた自律分散型コグニティブシステムの設計と実装●非線形振動子の同期現象解析および環境ノイズによる同期方式の設計と実装●カオスダイナミクス・ニューロダイナミクスを用いた最適解探索アルゴリズムの研究研究技術内容

携帯電話や無線LANの普及によりどこでもネットワークにつながるユビキタス通信環境が実現され、インターネットを利用するアプリケーションが次々に登場しています。さらに高まるネットワーク品質と高速化への要求に対応していくためには、無線とネットワークを可能な限り高効率利用することが重要となります。本研究室では、状況に適応して自律的に最適化するコグニティブな無線ネットワークの実現を目指し、最先端複雑システム理論に基づいた最適化アルゴリズムや新しいプロトコルの研究を行っております。他大学や研究所と連携し、先端理論から実環境応用まで一貫したアプローチで研究しています。産業への利用

異種無線を最適に活用するコグニティブ無線ネットワークアーキテクチャ可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

情報通信研究機構:コグニティブ無線ネットワークアーキテクチャその他所属研究機関

総合研究機構 先端情報通信研究部門

フク チ ユタカ

福地 裕 准教授研究技術分野 光通信、光デバイス、ネットワーク工

学研究技術テーマ

●超高速光情報伝送●光情報処理システム●ファイバレーザ研究技術内容

光通信システムの研究を理論と実験の両面から行っております。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導

ウエ ダ ユズル

植田 譲 講師研究技術分野 電力工学、電気機器工学、電力・エネ

ルギー工学、太陽光発電システム研究技術テーマ

●太陽光発電システム技術●分散型電源の電力系統への統合研究技術内容

1.様々な太陽電池や太陽光発電システムの屋外発電特性評価、信頼性評価、システム最適設計、故障診断、環境影響評価、気象計測から、発電電力の電力系統への影

工学部

東京理大

108 東京理科大学

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響評価まで、太陽光発電のシステム関連技術に幅広く取り組んでいる。2.太陽光発電などの分散型電源を電力系統内に大量に導入するために必要な技術、主に発電量予測・電力貯蔵・負荷制御などと組み合わせた統合化技術について取り組んでいる。産業への利用

太陽光発電システムのモニタリング・健全性診断技術開発可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携その他所属研究機関

総合研究機構 太陽光発電研究部門所属研究室

植田研究室

イケオカ ヒロシ

池岡 宏 助教研究技術分野 コンピュータビジョン、画像処理、車

載、距離推定研究技術テーマ

●距離推定、奥行き推定●アクティブ・セーフティ、自動運転●画像中の焦点ぼけ量の推定研究技術内容

車載向けの単眼・広範囲・実時間処理を要件とする距離推定技術を開発している。特にアオリ光学系を用いることで、従来法の欠点を克服した方式開発を目指している。

カン ヒョンホ

姜 玄浩 助教研究技術分野 情報セキュリティ研究技術テーマ

●ハードウェア指紋のようなPhysical UnclonableFunction(PUF)の性能評価●バイオメトリクスのセキュリティ●デジタルコンテンツを保護する電子透かし技術研究技術内容

1.物理的クローン不可関数の研究:物理的クローン不可関数(Physical Unclonable Function)は、複製困難な物理的特徴を利用してデバイスに固有の値を出力する関数である。つまり、デバイスに固有のIDを出力するPUFは、デバイスの指紋であると考えることができる。そこで、PUFの性能を評価するためにバイオメトリクスの手法を応用し、効率良く評価を行っている。2.デジタルコンテンツ保護技術の研究:デジタルコンテンツ(静止画、動画、音声など)保護技術である電子透かしとフィンガープリンティングに関する研究を行っている。3.バイオメトリクス認証技術のセキュリティ研究:バイオメトリクス認証技術は、空港や国境での出入国管理、銀行のATM、一般住居の入退など、様々な状況、場所において、多くの人々に利用される技術となった。特に私はバイオメトリクスのセキュリティに関する重要な評価方法であるウルフ攻撃に対する実証実験を行った。引き続きバイオメトリクスのセキュリティに関する研究を行っている。産業への利用

PUF(Physical Unclonable Function)と呼ばれる物理的クローン不可関数の研究は最近、セキュリティ分野でホットな話題である。関連企業は二つのベンチャー企業がある。私は以前、これらの実際製品を含め、FPGA上に実装されたPUFの評価を行ってきた。この研究は真贋判定が必要とする様々な分野に応用が期待される。より安定したPUF開発が必要なので、実際FPGAなどにPUFの回路を実装できる共同研究パートナーを探している。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

前職では企業との共同研究としてPUF製品の評価を行い、その一部の結果を国際学会(IEEE GCCE2012)で発表し、受賞(Excellent Paper Award)された。所属研究室

岩村研究室

プ レ ー マ チ ャ ン ド ラ チ ン タ カ

Premachandra Chinthaka 助教研究技術分野 高度道路交通システム(ITS)、ロボッ

トビジョン、移動・飛行・空陸両用ロボット製作及び制御、画像処理

研究技術テーマ

●車載カメラ画像処理の高速化により突然表れる路面障害物認識及び回避●空陸両用ロボットの開発及び移動・飛行環境認識に関する検討●大型画像処理における処理時間短縮化研究技術内容

�車載カメラ画像処理の高速化を行い、突然表れる路面障害物の認識及び認識結果をもとに車両の移動制御に関する検討を行っている。�災害現場等での応用目指して、空陸両用ロボットの製作及び制御に関する検討を行っている。ロボットに搭載カメラなどで移動環境の認識を行い、その認識結果をもとに移動・飛行制御に取り組んでいる。�画像処理における処理時間が画像サイズに依存するため、大型画像を処理するため膨大な時間がかかることもある。そこで、大型画像の処理時間短縮化に向けて検討を行っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

工学部第一部電気工学科 加藤研究室

工学部第一部 経営工学科イケグチ トオル

池口 徹 教授研究技術分野 非線形科学、データ解析、複雑ネット

ワーク、組合せ最適化、データマイニング

研究技術テーマ

●非線形力学系理論に基づく時系列解析とその応用●複雑ネットワーク理論に基づくデータ解析とその応用●振動子の同期現象とその応用

東京理大

工学部

109東京理科大学

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●大規模組合せ最適化技法の開発●脳神経系データの解析研究技術内容

(1)私たちの周囲には、時々刻々と変化する複雑な現象が数多く存在しています。池口研究室では、これらの複雑現象を時系列データ、ネットワークデータとして捉えることで研究を進めています。一見するとランダムで予測不可能とも思われる複雑現象の背後に潜む法則性を、非線形力学系理論と複雑ネットワーク理論を用いて明らかにし、予測・制御・診断などに応用しています。(2)我々の脳では、数多くの神経細胞が複雑に結合して情報処理をしています。どのような情報処理の原理が用いられているのか、という観点から、池口研究室では、脳内で実際に観測されている学習に着目して研究を進めています。(3)非線形ダイナミクスから生み出されるカオス現象は、一見すると予測不能で乱雑な振る舞いを示します。池口研究室では、カオスを用いた工学応用として、巡回セールスマン問題などの組合せ最適化問題を高速に、かつ効率的に解くためのアルゴリズムの開発を行っています。また、カオス振動の有する複雑さが、人体に対してどのような影響を与えるのかという解析も行っています。この解析を通じて、効果の高いマッサージ機、低周波治療器、発光装置の開発などにも取り組んでいます。産業への利用

(1)大規模最適化問題への応用について、種々の実例に特化したアルゴリズムを開発し、ソルバーの開発を行いたいと考えています。(2)非線形振動子の同期現象について、その応用を実現したいと考えています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、国際的産学連携所属研究室

工学部第一部経営工学科

ハマ ダ チ ク マ

浜田 知久馬 教授研究技術分野 医薬統計、応用統計、薬剤疫学、臨床

試験論、計算機統計研究技術テーマ

●癌の臨床研究のメタアナリシスの方法論の開発と適用●副作用データの解析の方法論の開発と結果の薬剤の適性使用への利用●効率的な臨床試験の計画と解析法の開発研究技術内容

クスリを後ろから読むとリスクになります。クスリをうまく使えば、人の命が救えますが、使い方を間違えると副作用が生じ、薬害をまねくことになります。薬をうまく使いこなすためには、有効性と安全性に関する正確な情報が必要です。科学的かつ効率的な、医薬研究の統計学的方法論を開発し、その成果を医薬品の適正使用に活かすのが、本研究室の主要課題です。産業への利用

開発した臨床試験の方法論を実際の臨床試験に適用することにより、医薬品の開発過程を加速させる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

●製薬企業の行う臨床試験の技術相談。・製薬企業の人

材を受託研究員として受け入れ、臨床試験の方法論を共同開発する。

フルカワ トシヒロ

古川 利博 教授研究技術分野 無線通信、医用工学、画像処理、音響

処理、信号処理研究技術テーマ

●高速移動体通信のためのMIMO-OFDMおよびCDMA通信の基礎研究および実用化研究●胎児心拍解析による胎児の健康調査●音声に雑音雑音が加わった観測信号からクリアな音声を抽出する雑音抑圧●手ぶれや焦点ずれおよび雑音が含まれた劣化画像からクリアな原画像を復元する劣化画像復元●音声や画像における暗号化技術産業への利用

[通信分野]高速移動体通信におけるMIMO-OFDM通信およびCDMA通信の最適受信機設計における高性能化の実現 [医用分野]胎児心拍解析に夜胎児の健康調査方法の検討 [画像分野]監視カメラやバーコード読み取り装置等における画像をクリアにすることで、認識率を向上させる技術。[音響分野]音声に雑音が含まれて劣化した劣化音声からクリアな音声を抽出することによりノイズを取り除くヘットホン、およびこの技術を応用した故障診断装置、さらには胎児心拍解析による胎児の健康調査装置の実現。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導

ヤ シマ ヒロユキ

八嶋 弘幸 教授研究技術分野 光CDMA、光無線通信、誤り訂正符

号、ITS、通信、ネットワーク工学研究技術テーマ

●光CDMA●高速誤り訂正符号●光OFDM●光誤り訂正符号研究技術内容

光CDMAは交換機が不要でシンプルな構造の光多重通信ネットワークが構築できます。また、光通信を用いる放送や配信のような通信システムにも用いることができます。光無線通信は安価なビル間高速通信システムや、電磁波の影響が心配される病院内のような場所に用いる通信システムとしても利用できます。産業への利用

新しい光多重化を用いた通信システム、および全光通信システムへの応用可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

上記研究テーマに関する共同研究等

工学部

東京理大

110 東京理科大学

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ヤマグチ トシカズ

山口 俊和 教授研究技術分野 経済性工学、経営意思決定研究技術テーマ

●設備投資計画●多目標計画●金融におけるリスク分析●マーケティングデータ解析研究技術内容

組織体の意思決定問題に取り組んでいます。現実に役立つ方法論の開発なども行なっています。産業への利用

設備投資計画などの評価を行います。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

設備投資計画、リスク分析、消費者行動分析所属研究室

工学部経営工学科山口研究室

ヤマモト サカエ

山本 栄 教授研究技術分野 人間工学、HCI、社会システム工学、

安全システム研究技術テーマ

●脳波を用いた予測制御・ヒューマンエラーの評価●プラントにおけるヒューマンエラー研究●ソフトウェアエルゴノミクス●高齢者のWebアクセシビリティ研究研究技術内容

これまで人間工学を産業現場に適応してきた経験を生かすことができると考えております。最近はISO9241シリーズをソフト開発に適応できると思います。人間工学的な問題で困っていられる企業の相談を待っています。産業への利用

ISO9241シリーズのソフトウェアエルゴノミクスを中心とした規格への適合についての技術的指導。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導

シオハマ タカユキ

塩濱 敬之 講師研究技術分野 金融工学、金融リスク管理、機械学習、

グラフィカルモデル、時系列モデル研究技術テーマ

●金融リスク管理手法、テールリスクの有効推定、ポートフォリオ最適化●金利リスク管理手法、確率金利モデルと期間構造モデルの推定と応用●テキストマイニングとグラフィカルモデリング、機械学習を通した文書評価分類研究技術内容

時系列解析の統計的推測論を通して、統計モデルの推定や検定における最適性を研究している。この研究を通して、金融資産の市場リスクの推定におけるテールリスクの有効推定に応用研究できる。様々な手法を用いた推定方法の実際的な提案を通して、より精度の高いリスク指

標の計測が可能となる。この研究は、テールリスクを考慮したポートフォリオ最適化にも応用できる。また、ニュースや文書による金融市場の動向のデータをテキストマイニングとグラフィカルモデリングを用いた最適文書評価分類の手法の提案をしている。これらの研究より、テキスト情報から株式市場の予測やリスク管理に応用できる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

2006年4月より某機関の寄附講座「金融工学」を運営している。講義科目「金融工学1、2」、「金融工学実験」を通して、金融・経済環境及びそのシステムを通して社会を見る視点の教育や、またクォンツ等の高度な専門知識を見につけた人材育成を視野に入れた実践的取り組みを行っている。学生のキャリア教育の発展に貢献している。

ア ベ トシヒロ

阿部 俊弘 助教研究技術分野 統計科学研究技術テーマ

●方向統計学●分布論●環境統計●推定・検定論研究技術内容

風害が森林の更新に大きな役割を果たしており、森林の世代交代は、嵐による撹乱が契機となり、樹木の倒壊方位の分布は、過去の風害の傾向や強度を反映していることが予想される。特に、北方林では一斉倒壊・一斉更新がある。この倒壊方位データに対して、角度分布を当てはめることにより、樹木の倒壊方位のパターン、モデルのパラメータ推定による倒壊の平均方向、集中の度合いを調べている。また、非対称パラメータの推定により、現象の非対称性を説明できる要因の特定等の現象の解釈を行った。現在は樹冠方向の統計的モデル化を行うことにより、データから推定されるパラメータと現象との対応を考え、森林の動態を統計的観点からとらえる研究を国内とFinlandの研究者と協力して行っている。

オク ノ タカユキ

奥野 貴之 助教研究技術分野 最適化、数理計画法研究技術テーマ

●錐制約をもつ半無限計画問題に対する高速アルゴリズム開発●二次錐相補性制約を考慮した均衡制約付き数理計画問題に対する平滑化逐次2次計画法●ロバスト半正定値計画問題に対する半無限計画法アプローチの開発研究技術内容

半無限計画問題とは、制約領域が無限個の不等式で記述されるような最適化問題である。本研究で焦点を当てるのは、2次錐制約や半正定値錐制約といった凸錐制約をもつ半無限計画問題である。この問題(以下、半無限錐

東京理大

工学部

111東京理科大学

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計画問題とよぶ。)は、今まで別々の潮流の中で研究されてきた半正定値計画問題などの錐計画問題と半無限計画問題の両方の構造を兼ね揃えた最適化問題であり、未だ研究例が少ない。しかしながら、応答フィルター設計やチェビシェフ近似といった工学上の重要な問題が半無限錐計画問題として定式化され、したがって半無限錐計画問題を効率的に解くアルゴリズムの開発などを行うことは異なる工学分野への貢献の観点からみても大変意義深い。本研究の目的は、半無限錐計画問題の理論的特性の探求や高速に解くためのアルゴリズムの開発を行い、現実の諸問題への適用を行うことである。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

工学部経営工学科池辺研究室

サ トウ ヒロユキ

佐藤 寛之 助教研究技術分野 最適化研究技術テーマ

●リーマン多様体上の最適化の数値線形代数への応用●リーマン多様体上の新しい共役勾配法の開発●リーマン多様体上の共役勾配法の理論的解析研究技術内容

固有値問題や特異値分解といった数値線形代数の基本的な問題から、独立成分分析などの統計的手法に至るまで、様々な問題が最適化問題として定式化され得る。それらはしばしばユークリッド空間における、直交条件などの制約条件付きの最適化問題であるが、その制約条件を満たす点全体の集合がリーマン多様体の構造を持ち得る、つまり幾何学的に良い性質を持ち得ることが多い。こうした問題はリーマン多様体上の制約なし最適化問題と見なすことができ、その理論的側面や解法アルゴリズムが近年注目されている。こうした背景に基づき、リーマン多様体上の最適化の一般論として、新たなアルゴリズムの開発・収束性の理論的証明を行ったり、応用例から導かれる具体的な多様体上の最適化問題に対して一般論を適用することで、従来と異なる視点から問題の解法を導出するといった研究を行っている。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

工学部経営工学科 塩濱研究室

シマ ダ ユタカ

島田 裕 助教研究技術分野 ネットワーク科学、非線形科学、数理

工学研究技術テーマ

●ネットワーク解析手法の開発●非線形時系列解析手法の開発●数理的手法を用いた社会・自然現象のモデル化/予測/制御研究技術内容

近年急速に発展した複雑ネットワーク論をベースに、現実の社会現象・自然現象を解析するための方法論に関する研究を行っている。複雑ネットワーク論では、現実の

様々な現象を頂点の集合と枝の集合から成るグラフを用いて表現し解析することで、元の現象の普遍的性質を明らかにし、予測や制御に応用する。これまでの複雑ネットワーク分野では、主に構造が時間とともに変化しない静的なグラフが扱われてきた。一方で現実の多くの現象は時間とともに変化する動的なネットワークとなっている。そこで、観測された現象が決定論的な非線形力学系から生じたと考え時系列を解析する非線形時系列解析と、従来の複雑ネットワーク論を融合した新たな複雑現象解析手法の開発を行っている。所属研究室

工学部第一部経営工学科

フジワラ カン タ ロウ

藤原 寛太郎 助教研究技術分野 理論神経科学、感性情報学、数理工学、

非線形科学研究技術テーマ

●脳・神経系における情報処理機構の解明●理論モデルによる脳・神経系の理解●非線形時系列解析手法の開発●数理的手法を用いた社会・自然現象の制御・予測研究技術内容

脳・神経系における情報処理機構の解明に向けて、主に理論的立場から研究を行っている。具体的には、現象の理論モデル化、理論モデルを用いた脳・神経系の振る舞いの予測、制御の研究を行っている。脳・神経系の理解には、実験的アプローチだけでなく理論的アプローチの重要性が増してきている。特に、非線形科学における数理的手法を用いたアプローチは有効であるにもかかわらずまだ不十分である。そのため、非線形時系列解析や非線形ダイナミクスの理論による脳・神経系の数理モデル化、神経データ解析などを行っている。また、それらの理論を用いて脳・神経系に限らず社会・自然現象の制御・予測も行っている。所属研究室

工学部第一部経営工学科池口研究室

ホソ ヤ ゴウ

細谷 剛 助教研究技術分野 通信工学研究技術テーマ

●誤り訂正符号の符号化・復号法の開発研究技術内容

訂正能力が高い誤り訂正符号である低密度パリティ検査(LDPC)符号の研究を行っている。結託耐性符号に関する研究を行っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究所属研究室

八嶋研究室

工学部

東京理大

112 東京理科大学

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工学部第一部 機械工学科アラ イ マサユキ

荒井 正行 教授研究技術分野 材料力学、材料強度学、機械的特性評

価、材料試験技術、計測技術、コーティング技術

研究技術テーマ

●コーティング・薄膜材の機械的特性評価に関する研究●その場環境下特性評価のためのマイクロテスターの開発●高温環境下での耐熱合金の寿命評価技術の開発研究技術内容

本研究室では、これまで試験することが困難であった薄膜材料、コーティング材料などサイズが比較的小さく、あるいは実機から切り出されるようなミニチュアサンプルを対象とした新しい材料試験機を開発している。なお、対象としている試験温度は室温から1200℃までと幅が広い点が特徴である。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

これまでに、圧電セラミックをアクチュエータとしたマイクロテスターを開発してきた。このマイクロテスターは手のひらサイズの世界最軽量であるという特徴を有しており、この特徴を活かして多摩地区にある中小企業と商品化を進めた。現在、電子顕微鏡、X線回折装置など各種分析装置との組み合わを通じてマイクロテスターが販売されており、公的研究機関、大学、メーカーなどへの販売実績がある。最近では、中性子照射下での材料の機械的特性を測定するためにこのマイクロテスターが活用されるなど、ユーザーサイドの多様なニーズによって販売対象に広がりが見られるようになってきた。所属研究室

荒井研究室所有研究装置

所有する研究装置のほとんどが手作りである。ただし、熱膨張係数、弾性係数、熱伝導率といった基礎物性を測定するための装置を保有している。また、引張―ねじり複合負荷材料試験機、クリープ試験機、万能材料試験機などオーソドックスな試験装置もある。

イシカワ ヒトシ

石川 仁 教授研究技術分野 流体工学、乱流工学、流れの制御研究技術テーマ

●樹木・防風林まわりの流れの研究●プラズマアクチュエータによる流体制御●乱流中の渦構造の研究●大変形する物体まわりの流れ、モーフィングテクノロジー研究技術内容

石川研究室では、身の回りに多く見られる流れ、いわゆるはく離流れ、後流主な研究対象をしています。流れの中の組織的構造渦、渦の干渉のダイナミクス、流体抵抗の低減、流体騒音の発生など、多様な流れの現象解明に

風洞実験や数値シミュレーションの両方を駆使して取り組んでいます。産業への利用

物体の抵抗低減、内部流れの解析等可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

研究に関する基礎実験、技術相談および関連【研究分野】の最新情報の提供。所有研究装置

風洞、レーザー可視化装置、熱線流速計、画像流速計測装置(PIV)

コ バヤシ ヒロシ

小林 宏 教授研究技術分野 ロボティクス、福祉機器開発、生態模

倣ロボットシステム開発、画像処理一般、新機構開発

研究技術テーマ

●超リアルな表情と音声でコミュニケーションする先生ロボットの開発●人間の筋力を補助するウェアラブルロボット:マッスルスーツの開発●歩行困難者でも正しい姿勢で歩けるアクティブ歩行器●筋疲労計測●新機構トイレ研究技術内容

企業と積極的に連携をし、実際に人に役立つ人間中心で人間をアシストするロボット・機械システムに関して、製品化を視野に入れた世界的にもユニークなOnly ONEの研究開発を進めています。産業への利用

上記テーマはどれも製品化を視野に入れた研究です。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

マッスルスーツの事業化のために、2013年12月27日に株式会社イノフィスを創業所属研究室

小林研究室

サ サ キ シン ヤ

佐々木 信也 教授研究技術分野 トライボロジー、表面改質、ナノ物性

評価、設計工学、真空技術、機械機能要素

研究技術テーマ

●表面のナノ物性評価(ナノインデンテーション、粘弾性、AFM)●トライボロジー特性評価(標準摩擦試験、潤滑メカニズム、表面分析)●高真空潤滑システムの開発(イオン液体、DLC、発ガス特性、温度特性)●金属用3Dプリンターによる機能性表面創製プロセス技術●表面改質(コーティング、表面テクスチャ、表面修飾)

東京理大

工学部

113東京理科大学

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研究技術内容

トライボロジー技術は、その対象が多岐にわたり、また必要とされる知識も広範に跨ります。また、悪く言えばきちんとした学問、技術体系が確立されていないため、研究開発の現場では敬遠されがちなテーマでもあります。しかしながら、機械システムの設計やそのメンテナンスにおいては、避けて通れない問題を多く含んでおり、積極的に捉えるならば、他にマネのできないキーテクノロジーとして製品の競争力強化を担う戦略的重要技術と位置づけることもできます。国立研究所において、国家プロジェクトや産学官連携技術開発、技術相談・指導等に数多く携わってきた研究開発経験と人脈を生かし、お役に立てることも多いかと思います。よろしくお願い致します。産業への利用

トライボロジー技術は、機械のみではなく、材料、化学、物理等の広い学問領域に跨る学際的な科学技術、機械システムの性能向上(高エネルギー効率、高信頼性、長寿命、高精度、低コスト)を担うとともに、新たな製品群の創出を実現するための、重要な基盤技術です。また、製品のトラブルシューティングやメンテナンスにおいても、トライボロジー現象の解明と理解は必要不可欠なものとなっています。さらに、新しい製品開発に際し、機械システムで避けられない摺動部分がネックとなる場合が多々ありますが、これもトライボロジー技術を基盤とする設計技術が解決しなければならない問題です。トライボロジー技術に関するお困りの点、あるいはメカニズムの解明、評価等について御相談がありましたら、ご相談ください。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

トライボロジーに関するご相談はいつでもお引き受けします。お気軽にご連絡ください。お話を伺った上で、内容に応じて受託研究、共同研究等の制度を活用した連携についてご相談させ戴ければと思います。その他所属研究機関

総合研究機構界面科学研究部門所属研究室

工学部 機械工学科 佐々木研究室所有研究装置

各種トライボ評価装置(SRV高温2台、ガスモニター付き高真空、雰囲気制御フレッティング、キャビテーション・エロージョン、リングオンプレート、四球、振り子摩擦試験機など)、ナノサーチ(レーザ・AFM一体型)顕微鏡、ナノインデンター(ISO14577準拠)、LaWave(表面弾性波測定装置)、グリーンレーザ微細加工装置、QCM、AFM

ヨシモト シゲ カ

吉本 成香 教授研究技術分野 設計工学、機械機能要素、トライボロ

ジー研究技術テーマ

●流体潤滑を利用した要素技術とその開発(おもに静圧軸受、動圧軸受、スクイーズ軸受など各種流体潤滑軸受の開発と特性解明)

研究技術内容

本研究室では、流体(気体、水、油)を用いて物体を非接触に支持することによって、種々の精密機器の特性改善やこれまでにない機器の開発を行っている。産業への利用

各種精密機器への応用。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

流体潤滑を利用した要素技術とその開発。

ウシジマ クニハル

牛島 邦晴 准教授研究技術分野 材料力学、計算力学研究技術テーマ

●マイクロラティス構造の機械的特性評価●軽量構造の衝撃エネルギー吸収特性評価●織物構造の機械的特性評価研究技術内容

ハニカム、フォーム、ラティスといったセル構造体は、周期的なセル構造から構成されており、その軽さと優れた機械的特性(高剛性、高強度)を有するため、多くの機械・構造物の基本構成部材として使用されている。その特性評価(引張り、曲げ、ねじり剛性、エネルギー吸収特性)については近年多くの研究者により実験あるいは数値解析を通じて検討されてきたが、精度の補償も含め十分な評価方法が確立していないのが現状である。そこで我々は、汎用数値シミュレーション解析を通じて、そうした軽量で優れた機械的特性を有する構造の特性評価を行い、同時に得られた解析結果に基づく理論モデルを構築し、評価方法として確立させることを目的としている。産業への利用

現在、3Dプリンティング技術の急速な発展に伴い、金属粉末にレーザー光を照射して粉末を溶融・凝結・積層する装置が開発されている。その装置を使うことで、これまで加工・制作が難しかった複雑なセル構造も作ることが可能となった。我々の研究で最も優れた機械的特性を有するセル構造体の形状を明らかにすることで、それを実際に作製し、様々な分野で応用してもらい、その優位性を体感してもらいたいと考えている。なお、応用分野は機械・構造分野に限らず、電気・電子、バイオテクノロジ分野等枚挙にいとまがない。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

工学部第一部機械工学科 牛島研究室所有研究装置

数値シミュレーション解析ソフト、高速計算機、ねじゆるみ試験機制御装置

ハヤシ リュウゾウ

林 隆三 講師研究技術分野 交通機械制御、メカトロニクス、カー

ロボティクス、人間工学研究技術テーマ

工学部

東京理大

114 東京理科大学

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●操舵による自動車の障害物緊急自動回避システム●自動車の規範的危険予測運転(かもしれない運転)メカニズム●アクセルペダルからの周期的打撃によるドライバへの情報提示●電磁アクチュエータを用いた自動車のサスペンション制御●交通機械のダイナミクスのモデル化と振動制御研究技術内容

人と地球にやさしい交通社会の実現をめざし、自動車、鉄道、船、エレベータなどの乗り物を対象として、安全(事故防止)、環境(エネルギ消費の低減)、快適(乗り心地の向上)などを目標とした研究を行っています。振動工学、制御工学の理論体系をベースに、乗り物が動くことにより生じる様々な問題の解決を図ります。産業への利用

自動車、鉄道などの交通機械メーカーを始め、物が動くことにより生じる問題、物を意のままに動かしたいという要求に対し、制御理論とメカトロニクス技術に基づくソリューションを提供します。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

林研究室所有研究装置

●マルチボディダイナミクスソフトウェア ・ドライブレコーダ搭載自転車・3Dドライビングシミュレータ

ミヤタケ マサアキ

宮武 正明 講師研究技術分野 設計工学、機械機能要素、トライボロ

ジー研究技術テーマ

●流体潤滑を利用した要素技術とその開発●空気静圧軸受●水静圧軸受●動圧軸受●スクイーズ軸受研究技術内容

本研究室では、流体(気体、水、油)潤滑軸受や流体による非接触浮上・搬送装置に関する研究を行っている。産業への利用

各種精密機器への応用可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導

モトスケ マサヒロ

元祐 昌廣 講師研究技術分野 マイクロ熱流体工学、光センシング、

マイクロ・ナノデバイス研究技術テーマ

●マイクロ熱流体挙動の計測と制御●光学的熱流体センシング手法の開発●光を用いた気泡・液滴の非接触輸送●マイクロ・ナノ粒子の濃縮・制御・計測●血流の高時空間分解能での3次元計測

研究技術内容

マイクロデバイス内外の熱流体現象は微細化に伴うスケール効果のためにマクロスケールとは大きく異なり、未解明部分が多い領域です。バイオチップ、医療デバイス、超小型環境評価機器等の先端デバイスへの応用を視野に入れ、光や電気を用いた熱流体挙動のセンシングおよびコントロールに関する研究に取り組んでいます。産業への利用

上記テーマに関係した熱流体計測、マイクロデバイス開発に関する共同研究・受託研究・技術指導可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

脳動脈瘤内外の血流計測による破裂因子の解明。ナノ粒子の濃縮デバイスの開発。その他所属研究機関

総合研究機構マイクロ・ナノ界面熱流体力学国際研究部門所属研究室

工学部第一部機械工学科元祐研究室

カメ ヤ ユウ キ

亀谷 雄樹 助教研究技術分野 熱工学、炭素、化学反応研究技術テーマ

●熱工学研究技術内容

エネルギー・環境技術への貢献を目指した熱工学を基盤とした研究可能な産学連携形態

共同研究

ソマ ヤ ケイ

杣谷 啓 助教研究技術分野 流体潤滑、トライボロジ、設計工学研究技術テーマ

●動圧型気体軸受の開発および特性解明研究技術内容

気体(空気等)を用いた流体潤滑軸受は支持物体を非接触に支持するため、低摩擦、長寿命といった特徴を持つ。この特徴を生かした各種回転機器の性能向上や新しいコンセプトの機器開発を進めている。産業への利用

高速回転機器への応用可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導所属研究室

吉本研究室

タ ドコロ チ ハル

田所 千治 助教研究技術分野 トライボロジー、振動工学研究技術テーマ

●液晶の光学異方性を利用した油性剤吸着膜の可視化●摩擦励起振動の抑制、および振動発電としての利用

東京理大

工学部

115東京理科大学

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研究技術内容

機械可動部における摩擦によるエネルギー損失を最小化するために、潤滑剤の機能発現メカニズムを調べている。また、機械可動部におけるその場発電や制動時のエネルギー回生のために、摩擦励起振動を動力源として利用した振動発電の検討を行っている。所属研究室

佐々木研究室

ナカムラ キョウ コ

中村 恭子 助教研究技術分野 加工学、材料力学研究技術テーマ

●表面粗さプロファイルに基づく接触剛性の推定法の提案●異種材料間結合部における接触剛性の理論的定式化研究技術内容

機械設計の高精度化を目指すため、案内面や機械構造体の結合部における接触剛性に関する解明を行っている。

マツ ミ リョウスケ

松實 良祐 助教研究技術分野 機械力学、制御工学、車両運動力学研究技術テーマ

●道路文脈に基づくリスクポテンシャル推定による自律運転知能に関する研究研究技術内容

本研究の目的は、自動車の交通環境における統合的なリスク推定手法と、それに基づく自動車の運動計画理論の構築である。この基盤技術により、高度運転支援システムの規範モデル構築や、自動運転における運動計画法の安全性・効率性の向上が期待できる。近年、自動運転に代表される自動車の知能化に関する研究が世界的に推進されているが、外界センサの認識技術に基づく機械的な運動計画に留まっている。しかし、実際の事故発生状況から、歩行者の急な飛び出しなど事故回避が物理的に不可能な条件も多数存在していることが確認されている。そこで、実際のドライバのような、道路環境の統括的な理解に基づくリスク推定手法を提案し、リスク低減のための自動車の運動力学に基づく運動計画理論について提案する。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携

工学部第二部 教養ウ ヅ エイゾウ

宇津 栄三 准教授研究技術分野 原子核理論、計算物理学、少数粒子系、

核力、超音波研究技術テーマ

●4体分解閾値以上のエネルギー領域でFaddeev-Yakubovsky方程式を解く●3体力の研究●軽い原子核の構造や反応メカニズムの研究

●超音波を用いた、部屋の形状の取得など研究技術内容

非相対論の範囲内で積分方程式の形で4体系のシュレーディンガー方程式(又はリップマンシュウィンガー方程式)を解くとき、4体分解反応の閾値より高いエネルギー領域ではグリーン関数の発散の取り扱い(微分方程式の境界条件に相当する)が非常に複雑になる。我々は複素エネルギー法でこれをうまく回避する方法を見つけた。そこで実験データと比較できる程度にまで計算の精度を上げることが現在の研究課題である。これにより、高いエネルギー領域で影響が見えてくる、3核子が関わる核力(3体力)の性質を調べることを目的としている。また、中性子4個からなる系の共鳴状態の有無を調べることも可能となる。さらに、中性子過剰核の核構造や核反応の研究への応用も目指している。産業への利用

超音波に関しては、研究を始めたばかりの段階であり、これから産業界への応用面を考えてゆく。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

宇津研究室

マツウラ マ スミ

松浦 真澄 講師研究技術分野 産業精神保健、臨床心理学、ブリーフ

サイコセラピー研究技術テーマ

●労働者のメンタルヘルス●組織のメンタルヘルス対策●職場復帰支援●ブリーフサイコセラピー●メンタルヘルス教育研究技術内容

厚生労働省は2000年に「事業場における労働者の心の健康づくりのための指針」を公表し、以来我が国では幅広い職域において本指針に基づいた活動が展開され始めている。しかしながら、自身の仕事や職業生活において強い不安、悩み、ストレスが「ある」と回答した労働者の割合は58.0%に上り(厚生労働省、2007)、彼らを対象としたメンタルヘルス対策は依然として喫緊の課題となっている。メンタルヘルスを含むヘルスコミュニケーション全般について、Kreuter & Wray(2003)は、どの集団にも一律の情報や介入方略を提供するのではなく、対象集団の特徴に合わせて最適な内容を組み「targeting」の重要性を指摘している。より具体的には、対象となる集団を焦点化することを目的として、主に性別や年齢などといった基本属性におけるカテゴリーを基準に分類し、各々の下位集団におけるニーズに沿う内容を提供する方法であり、全体型アプローチよりも大きな効果を得ることができるとされる。以上のことから、職業性ストレスの主要因と、個々人の性別・年代・職種といった労働者の基本属性との関係性などを明らかにする調査を行っている。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導所属研究室

松浦研究室

工学部

東京理大

116 東京理科大学

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工学部第二部 建築学科イマモト ケイイチ

今本 啓一 教授研究技術分野 建築材料研究技術テーマ

●建築物の健全度診断・保存技術の開発●建築材料・部材の挙動予測●環境負荷低減型建築材料の開発●新しい構造部材・システムの開発●材料の損傷と構造部材の耐久性評価研究技術内容

我が国における約100年の鉄筋コンクリート造建築物の歴史の中で、黎明期から高度経済成長期までに建設された建築物は、建築物の長寿命化のために必要な材料的な要件を必ずしも具備しておらず、経年による劣化が顕在化しています。一方、これらの建築物を解体するのではなく、適切に点検・診断し、材料劣化が生じた中でその構造性能や使用性能を適切に評価することが、維持・保全の鍵となります。ここでの研究は、建築物の立地環境条件に関する情報と建築物に対する非破壊で効率的な調査試験により得られる情報をベースに、建築物の長期的な耐久性、構造安全性および使用性の評価手法の確立を目指すものです。本研究の最大の特徴は、この開発したツールを単に提示するだけでなく、長崎市端島(軍艦島)に現存する建造物をはじめ実際の構造物に適用し、手法の妥当性を検証する点にあります。臨床医学はある意味、末期患者の存在によって発展してきた面が多分にありますが、本研究において終末期鉄筋コンクリート造建築物を検証対象とすることにより、現在の調査診断技術、耐久設計手法、寿命予測手法しいては建物の新しい保存技術の開発につなげることを目指します。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

・受託研究実績一般財団法人建材試験センター一般社団法人住宅性能評価・表示協会鐵鋼スラグ協会・外部資金国土交通省建築基準整備事業文部科学省科学研究補助費(科研費)等所有研究装置

等温吸着試験機コンクリートの拘束ひび割れ試験装置恒温恒湿室等

コウ ノ マモル

河野 守 教授研究技術分野 建築構造、耐火構造、信頼性設計、リ

スク研究技術テーマ

●既存木造住宅の耐震診断、簡易耐震改修法の開発●鋼構造の耐火設計手法の開発●大規模災害後の高層共同住宅居住者の生活質確保方策の開発研究技術内容

建築物に関して、耐震安全、火災安全上必要な性能について明確にし、それに適した技術開発を行う。従来の建築構造物を守という視点ではなく、建築物の持つ機能を

確保するという視点、さらに耐震のみならず火災に対する安全性についても考慮して研究を行う。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究その他所属研究機関

総合研究機構火災科学研究センター、総合研究機構先端都市建築研究部門所属研究室

河野研究室所有研究装置

耐震診断、構造設計システム等。小型電気炉。

サカウシ タク

坂牛 卓 教授研究技術分野 アーバンデザイン、建築意匠、建築設

計研究技術テーマ

●車中心のアーバンデザインから、人中心のアーバンデザイン●3.11以降再認識された建築と自然、建築の公共性●建築における装飾性、メディア性研究技術内容

●人が心地よく過ごし、全体としてエネルギー消費も抑えるアーバンデザインを考えるうえで、街をダウンサイズして、公共交通機関、自転車などを駆使した町のあり方を考える。●建築周辺の自然のあり方、あるいは自然と共生する建築、また私的所有物である建築の中での公共的な場の創出を考え海外とのワークショップなどを行っている。●近代以降失われてきた建築装飾を検討するうえで現代の新たな装飾のあり方を検討している。●メディアに登場する建築を検討するうえでホームページなどにおける建築の現れ方について検討している産業への利用

●アーバンデザインについては行政との共同を考えている。●自然共生、公共性内包建築については建築施工、住宅メーカーなどとの共同研究が考えられる。●装飾、メディアについてはやはり施工業者、住宅メーカー、HP制作者との共同研究が考えられる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、国際的産学連携具体的な産学連携内容

2014年度において茨城県茨城町と技術指導を締結し、町づくり(廃校となる小学校の有効活用)調査を開始している。所属研究室

工学部二部建築学科坂牛研究室

ツジモト マコト

辻本 誠 教授研究技術分野 建築防火、建築環境、設備研究技術テーマ

●火災安全を中心として建築基準の性能規定化に関する研究●難燃性材料の規格に関する比較研究研究技術内容

合目的な難燃材料の開発材料に難燃性を求める理由は、大別して�自身からの出火、�他の火源からの延焼拡大

東京理大

工学部

117東京理科大学

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の可能性を減じることにある。具体例としては、電源ケーブル自身からの出火と、別の火源から電源ケーブルが延焼することがあげられる。この求められる性能の違いで、材料に与えられるべき機能に大きな差が生じることが明確に認識されることがなく、種々の製品開発や規制が行われていることに加えて、多くの場合、事故対応に終始して、材料開発が行われてきたことが、例えば自動車、鉄道車両、建築物の居室を対象とする内装材の難燃性試験方法が、それぞれ、その所轄官庁で異なるものになり、製品間の相対的な性能比較も困難な状況を生んでいる。仮に、上記3業種での難燃性材料への要求性能が共通して、利用空間の避難安全性確保とすれば、材料の着火性(火の点き易さ)と着火後の発熱量(燃え広がり易さ)を軸に指標化が可能である。産業への利用

上記の火災科学分野における指標の精緻化と、指標値の変化を材料科学の側から分析するアプローチにより、有効で、要求性能にぴったりな材料の開発が合理的に推進される。可能な産学連携形態

受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

過去の例としては、愛知万博におけるドライミストの開発その他所属研究機関

総合研究機構火災科学研究センター所有研究装置

火災実験棟(野田)の各装置を火災科学研究センターとしてメンバーで共有している

カヤノ キ

栢木 まどか 准教授研究技術分野 歴史、近代建築史、都市史、文化、ま

ちづくり研究技術テーマ

●東京の変遷に関する都市史的研究●関東大震災復興期の復興建築に関する研究●日本統治期台湾における都市計画及び近代建築に関する研究●歴史的環境の保全に関する調査研究研究技術内容

近代建築史・都市史、また住宅史を、有名建築のみ、もしくは制度や技術的発展のみを取り上げて綴るのではなく、社会を支えた庶民建築の近代化と都市の変容を丁寧に見ていくことで、現在の都市環境を構成するさまざまな要素へと繋がる多面的価値を見出すことをベースにしています。それと同時に、調査の対象としてのみの視点ではなく、各国・各地の近代における歴史的環境の保全について比較し、よりよいかたちを目指して行けるような活動を研究とともに立ち上げることを考えています。

工学部第二部 電気工学科ヤ チ トシアキ

谷内 利明 教授研究技術分野 太陽光発電、燃料電池、分散型エネル

ギーシステム研究技術テーマ

●3次元太陽光発電モジュール●太陽追尾ミラーを備えた太陽光発電システム●燃料電池/蓄電池分散型電源システム●ジグザグ型マイクロ燃料電池●フレキシブル型太陽光発電システムの構成法研究技術内容

太陽電池セルの価格は、量産規模の拡大や色素増感・有機薄膜太陽電池などの新技術開発により、将来著しく低減されることが予想される。そこで、太陽電池セル当たりの発電量を最大にする従来のモジュール構成から、設置面積当たりの発電量を最大にする、すなわち太陽エネルギーを最大限に利用できるモジュール構成への移行が望まれる。そこで、フィボナッチ数列構成による3次元太陽光発電モジュール(FPM: Fibonacci PV Module)を新たに提案し、その有効性を明らかにしている。また、ダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC)は、理論的にはリチウム二次電池の数倍以上のエネルギー密度を実現できるため、ユビキタスネットワークを支える携帯機器用電源として期待される。そこで、DMFCの量産化・経済化を図るため、電解質膜を挟んで燃料極と空気極とを対峙して形成したMEAを二つ折りにし、ジグザグに折り畳むこと(折り紙プロセス)によって構成するジグザグ型DMFCを提案し、その有効性を明らかにしている。産業への利用

分散型エネルギーシステム、モバイル機器用エネルギーシステムの実用化を目指す。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

太陽エネルギーを有効利用できる3次元太陽光発電モジュールや、モバイル機器やペットロボットなどのエネルギー供給システムとして量産化に適したジグザグ型マイクロ燃料電池(DMFC)を提案している。その実用化に向けてはメーカとの共同研究で対応する。その他所属研究機関

総合研究機構 太陽光発電部門所属研究室

谷内研究室所有研究装置

各種測定機器類

ヨシ ダ タカヒロ

吉田 孝博 講師研究技術分野 音響信号計測、バイオメトリクス、静

電気放電(ESD)、EMI研究技術テーマ

●音響機器・アクセサリの音質劣化・改善要因の解析に関する研究●携帯端末に適用可能な個人認証方法に関する研究

工学部

東京理大

118 東京理科大学

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●静電気放電が電子機器に及ぼす影響の計測・シミュレーションに関する研究研究技術内容

新たな計測手法の開発から開始し、得られる計測データの解析を進めることで、発生メカニズムの解明およびその改善手法の開発を行っています。産業への利用

音響機器の音質改善、携帯端末のセキュリティ強化、電子機器の静電気耐性改善などに利用できます。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導所属研究室

吉田研究室所有研究装置

オーディオアナライザ・オシロスコープ・ベクトルネットワークアナライザ・カーブトレーサ・静電気試験装置など

イ トウ マサトシ

伊藤 勝利 助教研究技術分野 真空、薄膜研究技術テーマ

●スパッタ法によるULSI配線用の銅埋め込み●10nmトレンチに埋め込まれた銅配線の比抵抗測定研究技術内容

ULSIの高性能化は、今日までトランジスタの微細化により達成されている。そして、この微細化は銅配線についても同様におこなわれ、22nm世代においては40nmオーダーまで銅配線の微細化が進んでいる。現在、トレンチへの銅埋め込みには電気メッキ法を用いた方法でおこなわれている。しかし、銅配線の微細化が進むことでトレンチ開口部が狭くなり、均一なバリア層および銅シード層の成膜が難しくなる。そのため、電気メッキ法での銅埋め込みが困難になると予想される。電気めっき法以外の銅埋め込み方法としてスパッタ法が挙げられる。これまでにアルゴンスパッタガス中に微量の酸素および窒素を添加することで銅のリフローが促進され、トレンチへの銅埋め込み特性の改善が観測されている。またこれに加えて、銅との濡れ性に優れたルテニウムをトレンチに成膜することで、幅10nm、アスペクト比5以上のトレンチにおいて100%の銅埋め込みが観測された。所属研究室

斉藤研究室

キム ヨンイル

金 勇一 助教研究技術分野 ナノ、ナノチューブ、カーボン、カー

ボンナノチューブ、ナノ粒子、アーク放電、水中アーク

研究技術テーマ

●カーボンナノチューブの合成と評価に関する研究●金属内包ナノカプセルの合成と評価に関する研究●カーボンナノチューブを用いた有機薄膜に関する研究●カーボンナノチューブを用いた電池の開発に関する研究研究技術内容

結晶度の高いMWNTや各種金属ナノカプセルを低コス

トで大量合成することを目標に研究を行っています。今後は、研究室で合成したMWNTやナノカプセルを用いた電池や有機薄膜など実用化に向けての研究も進めていく予定です。その他所属研究機関

ナノカーボン研究部門所属研究室

西川研究室

マツ ダ タダスケ

松田 忠典 助教研究技術分野 制御工学研究技術テーマ

●ロバスト安定性理論研究技術内容

制御システムのロバスト安定性判定に関する未解決の課題に対し、理論的考察およびシミュレーションにより解決を図る。

工学部第二部 経営工学科アカクラ タカ コ

赤倉 貴子 教授研究技術分野 教育工学、法工学、データ解析、シス

テム開発、企業内教育、e-Learning、業務改善支援

研究技術テーマ

●e-Learning Systemの開発・運用(高等教育、企業内教育)●e-Learning Systemの効果的運用のためのデータ解析(アクセスログ解析など)●ユーザ特性、環境(業務環境、学習環境等)の統計的分析●業務IT化支援(システム開発)●業務改善支援のための統計的分析研究技術内容

システムを利用するユーザ(学習者)の特性や利用する環境によって最適なシステムや最適な教育方法は異なる、ということが本研究室のコンセプトである。このコンセプトの下に、 (1)ユーザ特性(内容(業務、学習)理解度、システム習熟度、認知特性など)や環境(学習環境、職場環境)の計量的統計的分析 (2)分析結果に基づいた、個人に適応した教育を効率的に提供できるe-Learning Systemの開発と運用 (3)分析結果に基づいた、職場環境に適応した業務改善支援システムの開発と運用 (4)(1)~(3)の実施にあたり、解決すべき法的側面は何かについて、特に産業財産権、著作権を中心に検討、などを行っている。どのようなシステムが教育効果を生み出し、また業務改善につながるか、そして教育や業務のIT化支援に最も必要なことは何かを日々考えているのが本研究室の特徴である。産業への利用

IT、例えばWebなどを利用した企業内教育システムの開発。業務IT化と業務改善支援。人材開発支援。IT利用に関わる業務遂行にあたっての法的側面分析と支援。(業務全般への法的支援は行っていない。あくまでもIT利用に関係する法的側面の分析と支援。)

東京理大

工学部

119東京理科大学

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可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入具体的な産学連携内容

これまでの実績では、時間的、人員的に十分な余裕がなく、新人教育にのみ時間をかけたり、人員を動員したりできない中小企業を対象として、体系的な教育を効率的に行うことのできるWebを利用したシステムを開発・運用してきた。また、業務・校務の改善のためのIT化支援についての研究、ITを利用した業務への法的側面の分析及び支援も行っており、今後もこうした内容を中心としてであれば、研究員受入及び共同研究を実施できる。その他所属研究機関

総合教育機構 情報教育センター 情報教育部門所属研究室

赤倉研究室所有研究装置

多目的観察ビデオカメラ(遠隔制御)、アイカメラ(視線追跡用ヘッドギア)、視線解析・運動解析用ソフトウエア、マークカードリーダー、入力装置としてのタブレット

ミヤ ベ ヒ ロ シ

宮部 博史 教授研究技術分野 情報通信ネットワーク、ネットワーク

アーキテクチャ、ソフトウェアアーキテクチャ

研究技術テーマ

●高信頼ネットワーク設計評価技術●ネットワークセキュリティ●サービスプラットファーム構成技術●ソフトウェア構成法研究技術内容

社会を構成するネットワークや各種システムはますます多機能化・複雑化しており、社会の健全な運営のためには、システムの運用及び機能改善が、サービス停止による社会混乱などを引き起こすことなく安定的に行われることが必須事項となっています。本研究では、個々のシステムが社会基盤全体の中で果たす役割や、他システムとの関係を分析し、より効率的で安心・安全なシステムとするために、どのような機能をどのような手順や考え方でシステムを構成すればよいかの研究開発を行っています。具体的には、インタネットの次の新しいネットワークと期待される新世代ネットワーク(将来ネットワーク)でのセキュリティ機能の区分けの仕方、その機能の配備の方法及び評価手法などです。またサービスプラットフォームを主としたソフトウェアを効率よく開発するため設計手法や評価方法についても検討を行っています。産業への利用

情報通信業界のうち、ネットワーク設計構築やソフトウェア開発をなどのシステム開発を行っている企業や研究開発センター。複数のセキュリティレベルが必要な企業向けにどのようなセキュリティ機能を設計構築したらよいかなどについて指針を与えることができる。このため、こうした情報を提供できる企業などを探している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究所属研究室

工学部経営工学科 宮部研究室

ワタナベ ヒトシ

渡邉 均 教授研究技術分野 社会システム工学、安全システム、通

信ネットワーク研究技術テーマ

●情報ネットワークの信頼性解析手法の研究●ネットワーク品質マネジメントの研究●効率的なネットワーク保守方法の研究●再生エネルギー供給信頼性の研究研究技術内容

交通網や通信網そして電力網などの大規模なシステムが、自然災害の時などにも支障なく動作することが、安定した社会の構築には不可欠です。そのためには、設備自体を頑丈にし、故障しにくく災害時にも破壊されにくいものにすることはもちろん大切ですが、予備を設置したり、災害時に残存している設備をうまく運用したりといった手段もまた重要です。本研究室では、社会基盤をなすシステムを、経済的かつ高信頼に実現するための、設計法および運用法について研究しています。産業への利用

通信会社の研究所で、通信網の信頼性設計および管理の実務と研究に長年にわたり携わってきた経験を活かし、ネットワークやシステムにおける信頼性課題解決から、信頼性設計・管理の具体案提示等に貢献していきたい。情報通信システムの構築支援、品質・信頼性解析ツールの開発等、具体的な課題に対して、有用な解決策を提供してきたい。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

再生エネルギーシステム信頼度評価プログラムの開発、ネットワーク信頼性設計指針の検討などの実績があります。所属研究室

渡邉研究室

オオモリ アキラ

大森 晃 准教授研究技術分野 ソフトウェア工学、教育情報学研究技術テーマ

●ソフトウェアマネジメント●web教材研究技術内容

ソフトウェアの質、ウェブ上での教育の質を改善するために、手持ちの技術や理論を適用し得る問題を対象にするのではなく、現実世界で認知し得る問題を対象にし、その問題を解決するためにどうすればよいかを考えることに重点を置いて研究活動を行っている。ただし、即座に実用的な技術や理論を目指してはいない。具体的な産学連携内容

記載した【研究技術分野】・【研究技術テーマ】に関する研究。

工学部

東京理大

120 東京理科大学

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フジサワ マサ ヤ

藤沢 匡哉 准教授研究技術分野 符号理論、暗号理論、情報セキュリティ研究技術テーマ

●代数幾何符号の高速復号法および高速符号化●フラッシュメモリのための符号化●代数曲線暗号の高速暗号化●代数曲線符号を用いた秘密分散方式研究技術内容

デバイス技術の発展により情報伝送・記録はさらに高速化・高密度化しており、符号長が大きく優れた性能を持つ誤り訂正符号は極めて重要である。この条件を満たす符号として代数曲線符号があり、実用化に向けて符号化・復号の処理の高速化が重要な課題である。また、記録媒体の一つであるフラッシュメモリにおいて、記録素子の特性から生じていた書き込みに無駄を削減するための電荷の注入の方法(符号化)について検討し性能評価を行っている。この方式によって無駄を削減し、従来よりフラッシュメモリの寿命を延ばすことができる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究

コウ ヘイコク

黄 平国 助教研究技術分野 分散マルチメディア、通信品質研究技術テーマ

●分散マルチメディアの高品質化●通信サービス品質制御●高臨場感通信研究技術内容

ネットワークを介した作業において、力覚や嗅覚を従来の視覚、聴覚と一緒に扱うことによって、作業効率を上げ、高い臨場感を実現することが可能となります。そのため、遠隔教育、遠隔医療、遠隔デザインなどの分野において、様々なアプリケーションに力覚及び嗅覚が利用されています。しかし、インターネットなどのサービス品質(QoS: Quality of Service)保証のないネットワークを介して、これらのメディアを転送する場合、ネットワーク遅延やその揺らぎ、パケット欠落などにより、メディアの時間関係に乱れが生じ、その出力品質が大きく劣化する恐れがあります。これらの影響をQoE(Qualityof Experience)により調べ、サービス品質をできるだけ高く維持するために、QoS制御を検討しています。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

渡邉研究室所有研究装置

触覚インタフェース装置、嗅覚ディスプレイ

タカハシ トオル

高橋 徹 助教研究技術分野 教育工学、ヒューマンインタフェース研究技術テーマ

●博物館における拡張現実感を使ったハンズオン展示に関する研究●ケースメソッドのe-Learning化に関する研究

研究技術内容

・博物館における拡張現実感を使ったハンズオン展示に関する研究従来のハンズオン展示は「操作を行う」という制約があるゆえに、その対象にできるものは限られていた。そこで、拡張現実感技術を使って既存の展示物をハンズオン展示にした。これは既存の展示物に操作可能な仮想オブジェクトを付与する物である。・ケースメソッドのe-Learning化に関する研究ケースメソッドは実践的な知識活用を身につけるのに有効である。しかし、一方で実施コストがかかってしまうという問題がある。そこでe-Learning化することにより実施コストを下げることを検討する。産業への利用

・博物館における拡張現実感を使ったハンズオン展示に関する研究この研究に関しては実際の展示物に対して提案手法を適用することで、その評価や課題を明らかにすることが必要である。そのため、この手法を適用するために協力してくれる博物館、あるいは美術館を共同研究パートナーとして探している。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

工学部第二部経営工学科宮部研究室

トウモト タカヒト

東本 崇仁 助教研究技術分野 教育工学、知識工学、学習工学研究技術テーマ

●知識構造の学習支援●知識や誤りの外化・可視化●学習者による能動的な学習への支援システム●学習教材のインタラクティブ化●メタ認知を促進する支援システム研究技術内容

近年、スマートフォンやタブレットPCの普及が教育現場にも広がっている。従来、タブレットPC等を用いた教育・学習支援という言葉が指す意味は、単なる教材の電子化であったり、タブレットによるコミュケーションの促進という意味であった。しかし、タブレットPC等の普及が保つ意味はそれだけではなく、1人1台持つことで学習者に個別対応できることが大きなメリットである(※即時フィードバックはe-Learningの3大メリットの一つとされている)。そこで、私は学習者自身に能動的な学習、つまり、個々の学習者により入力が異なるような学習(コンセプトマップの活用や実験方法の考案、物理学の力学系の世界の構造記述等)を行わせ、それに対して個別フィードバックを行うことが研究内容である。この学習者自身による能動的な学習や、効果的なフィードバック(誤りの可視化等)は、認知心理学の中の特にメタ認知の領域を応用して実現している。産業への利用

私が主に開発している学習支援システムはJavascriptとPHPを活用したWebシステムであり、インターネットに接続可能なハードウェア(スマートフォン、タブレットPC、ノートPC、デスクトップPC)であれば活用可能である。したがって、事業化・製品化を行う際は、運営するサーバの構築さえ行えれば簡単に導入可能である。また、物理の力学や生物の階層構造など領域に依存した

東京理大

工学部

121東京理科大学

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テーマについては単なる暗記ではなく、なぜそうなるのかということを理解させるために、原因(知識の記述)と結果(誤りの可視化)を結びつけた学習を促進している。また、領域に独立したテーマとして講義の構造を理解させるノートリビルディングの研究を扱っており、プレゼンテーションソフトウェアを用いた講義において、ノートテイキングと同様の学習を簡単に行わせる事が可能であるため、近年の授業形式とマッチした理解促進を実現できる。現状の私のシステムにおいては、マンパワーの不足により前述の内容においては領域の範囲が狭く、後述の内容においては操作性に問題があるため、一般的な技術力を持つ共同研究パートナーおよびそれを実現し、広範囲に流布できる共同研究パートナーを求めている。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

赤倉貴子研究室所有研究装置

CD/DVDデュプリケイター(CDやDVDを高速かつ大量に生産できるもの。学習支援システムの配布に活用)

薬学部 薬学科アオヤマ タカ オ

青山 隆夫 教授研究技術分野 薬物治療学、医療薬剤学、医療系薬学研究技術テーマ

●薬物間相互作用の解明と回避方法の構築●医薬品適用外使用および特殊製剤のエビデンスの検討●新生児および低出生体重児における医薬品の用法・用量の決定法の構築●注射薬と医療器具との相互作用の解明とその回避法の構築●薬剤師業務のエビデンスの作成と改善に関する研究研究技術内容

薬物治療の有効性と安全性を確保するために、薬物治療における薬学的問題を薬剤師の視点から抽出および解析し、それらを解決・回避するための方法を構築することを目的とした研究を行います。産業への利用

1.市販にない薬剤の開発における製品化 2.薬物相互作用情報の提供 3.医療器具の開発可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

企業と共同で新薬剤を開発する。医薬品情報を共同で構築する。その他所属研究機関

総合研究機構アカデミック・ディテーリング・データベース部門所属研究室

薬物治療学

イ ジュウイン カズシゲ

伊集院 一成 教授研究技術分野 ヘルスヴィジランス、服薬指導支援、

医薬品情報、薬局経営研究技術テーマ

●医薬品の販売量・使用量から、地域住民の健康状態を看視するヘルスヴィジンラス●より適切な時期に副作用情報の提供を行い、未知な副作用の早期発見研究技術内容

医薬品の使用量は地域住民の健康状態を反映している。その使用量変化に注目し解析することにより、現在その地域で流行している疾患や、何らかの原因によって健康被害が発生している可能性を明らかにしていく。

イソハマ ヨウイチロウ

礒濱 洋一郎 教授研究技術分野 医薬品、健康食品研究技術テーマ

●アクアポリン水チャネル活性・発現の評価●気道粘液産生・分泌の測定●炎症に関する各種指標の測定●天然物の薬効評価研究技術内容

従来品とは異なる新たな作用特性をもつ医薬品の開発を目指し、主に、2つの視点から研究している。1)アクアポリン活性・発現の調節作用をもつ医薬品の創製。アクアポリン類は全身の水分代謝と密接な関係にあるのは勿論のこと、細胞の増殖、遊走、炎症応答にも関わるなど様々な細胞機能の調節といった新機能も明らかとなっている。このことは、アクアポリン類の機能・発現を調節することでこれらの細胞機能をアクアポリン発現部位選択的に調節できる可能性を秘めている。すでに、主に、生薬エキスあるいはその成分中にアクアポリンの水チャネル機能阻害作用、炎症応答亢進抑制作用および発現促進作用などを見出しており、これらを新たな抗浮腫薬、抗炎症薬および創傷治癒促進薬として応用することを目指している。2)気道粘液分泌抑制薬の創製。殆ど全ての慢性呼吸器疾患では、気道粘液(痰)の過剰産生・分泌が問題となる。しかし、現行の医薬品の中に、粘液の産生・分泌を抑制する作用をもつものはない。本研究室では、粘液の産生を抑制する薬物の創製を目指し、invitroおよびin vivoの様々な実験系を用いて様々な薬物の作用を評価している。産業への利用

医薬品、健康食品の共同開発のパートナーとなり得る企業。特に当研究室は、生薬(漢方薬)を始めとする、天然医薬品を研究試料として用いることを特徴としている。これらの成分として見出した化合物の誘導体作製による構造の最適化ができるパートナーが理想である。また、上記のスクリーニング系に供するユニークな試料の提供も歓迎する。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

これまでに下記の共同研究を実施している。漢方薬の薬理学的特性および機序の解明に関する共同研究/気道粘液産生の薬理学的調節に関する研究/アクアポリン新機能の調節に関する研究/食品の鎮咳作用に関する研究所属研究室

工学部

東京理大

薬学部

東京理大

122 東京理科大学

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薬学部薬学科 応用薬理学研究室所有研究装置

ストップトフロー分光光度計(アクアポリン水チャネル活性の測定)

オカ ジュンイチロウ

岡 淳一郎 教授研究技術分野 神経科学、神経薬理学、神経精神疾患、

生活習慣病、ストレス研究技術テーマ

●うつ病・神経症の病態解明とその治療戦略●糖尿病における学習記憶障害・気分障害とその治療戦略●中枢性血圧調節機構に関する研究●和漢薬を含む天然物由来生理活性物質等の脳機能改善作用の検討研究技術内容

各種疾患モデル動物の作製、これらを用いた行動薬理学的実験、脳スライス標本や神経及びグリア細胞を用いたパッチクランプ法等の電気生理学的実験、無麻酔動物からの脳神経活動の記録等と免疫組織化学や分子生物学的手法を合わせて、広い視野から神経精神疾患に関与する神経回路や生体内物質・遺伝子等の解明を行っている。具体的には、1型糖尿病の発症時期により合併症としての中枢神経系への影響に違いがあることを見出し、幼若時発症型での学習記憶障害改善作用をもつ神経ペプチドや受容体関連薬の作用機序を調べている。また、ストレス誘発性の治療抵抗性うつ病や高血圧症に有効性を示す神経ペプチドの作用機序解明と臨床応用に向けた基盤研究を行っている。産業への利用

気分障害、あるいは糖尿病合併症で中枢神経機能障害の治療薬・診断薬及び予防法の開発を行っている企業と、神経ペプチドの中枢移行性をあげる製剤的工夫や低分子化等に関する共同研究。特許出願準備中の新規抗うつ薬の実用化に向けた非臨床及び臨床研究の遂行における共同研究またはライセンス移転。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携その他所属研究機関

総合研究機構トランスレーショナルリサーチ部門、創薬フロンディア研究部門所属研究室

薬理学研究室

カミムラ ナオ キ

上村 直樹 教授研究技術分野 医薬品情報、医療薬学、社会薬学研究技術テーマ

●CUDに考慮した医薬品のデザイン研究技術内容

医薬品のPTPシートやピロー包装、個装ケースなどのデザインを研究することにより、過誤防止に貢献する研究。産業への利用

製薬メーカーとの連携により、安心・安全な医薬品の供給に貢献する。

可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究具体的な産学連携内容

医薬品のPTPシート、個装ケース、添付文書などが色覚異常者にも安全に利用できる研究。所属研究室

上村研究室所有研究装置

色彩計、バリアントール、T社グラス

ゴ トウ ケイ コ

後藤 惠子 教授研究技術分野 服薬アドヒアランス、医療コミュニ

ケーション、患者心理研究技術テーマ

●アドヒアランス向上のための残薬要因別マニュアルの実証研究●医療者へのコミュニケーション教育手法の開発●認知症本人と家族の語り分析●未受診者の要因分析と効果的な医療者の関わり方研究技術内容

患者の服薬アドヒアランスの向上による患者利益の増大という成果を得るために、薬局薬剤師のための「残薬発生要因別応対マニュアル」を作成し、その実証研究をおこなう。産業への利用

健康・医療産業におけるCSの向上可能な産学連携形態

共同研究、受託研究

コ モ ダ マサ ヨ

小茂田 昌代 教授研究技術分野 栄養療法サポートのIT化研究技術テーマ

●栄養療法サポートチーム(NST)支援システムの開発研究技術内容

栄養評価を行うプログラムを導入し、効率よく栄養評価を行う。計画書作成や経過報告書作成を効率よく行うことにより、NSTの効率化を図りNSTの質の向上に貢献する。産業への利用

2007年4月の診療報酬改定により、栄養管理実施加算が新設された。当該加算は医師、栄養士、薬剤師、看護師などにより、栄養療法サポートチーム(NST)を形成し、患者の栄養状態を評価し、栄養状態の改善に向けて継続的に取り組むことが要件となった。特に入院時に栄養計画書を作成し、その後も経過報告書が必要となる。しかし、現在、患者ごとに手作業で行っている現状にあり、多くの労力がかかり、NSTの質が問題となっている。そこで、栄養評価を効率よく行い入院時の計画書作成や経過報告書作成を効率よく行うコンピューターソフトの商品化を目指している。可能な産学連携形態

受託研究

東京理大

薬学部

123東京理科大学

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シカムラ ヨシアキ

鹿村 恵明 教授研究技術分野 薬局管理学研究技術テーマ

●処方せん監査と疑義照会の有用性●薬局における電子薬歴の有効活用●セルフメディケーション支援の方策●災害時におけるOTC医薬品の有効活用研究技術内容

処方せん調剤時における薬剤師の疑義照会の有用性を検証をしており、特に医療費の面から経済的な検討を行っている。また、自ら薬局を経営している経験を生かして、薬局における電子薬歴の有効活用について研究し、その成果を薬剤師に広報するための講演活動も行っている。そのほか、国民のセルフメディケーションを支援するための方策を研究しており、最近では災害時におけるOTC医薬品の有効活用について検討している。産業への利用

災害時に活用できるOTC医薬品集を作成しているが、実際に災害が起きたときには物流の問題が生じる。そのため、物流の問題を解決してくれる共同研究パートナーを探している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導所属研究室

鹿村研究室

タ ヌマ セイイチ

田沼 靖一 教授研究技術分野 分子生物学、生化学、ゲノム創薬学、

分子設計学、情報計算科学研究技術テーマ

●アポトーシス解析●医薬分子設計●創薬方法論●シグナル伝達系解析●システムバイオロジー研究技術内容

現在、創薬の宝庫は、(1)タンパク質-タンパク質相互作用(PPI)、(2)タンパク質-核酸(DNA、RNA)PNIと言われているが、ここでの分子標的薬の開発は難しいと言われており、新しい創薬方法論及びそれを実装するソフトウエアの開発が求められている。私共は、この課題において、新規創薬戦略として、(1)に対してはCOSMOS法、(2)にたいしてはBIOS法を開発した。このin silicoゲノム創薬手法を用いて標的タンパク質をターゲットとして新規リード化合物の創製を進めている。特に、癌とアルツハイマー病に関する疾患関連タンパク質を分子標的として、作用機序的にはアポトーシス制御性医薬品の開発を目指している。産業への利用

世界的にみて新規医薬品低分子リード化合物開発のパイプラインは減少している。ここをブレークスルーするには、PPIとPNIの創薬宝庫に対していかに創薬をするのか、理論的な創薬手法の開発が求められる。私共の開発したCOSMOS法、BIOS法はまさにそのためのものであり、今後、益々重要が高まることが期待されている。また、その活用によって、製薬企業における新規リード化

合物の創成が盛んになると思われる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

製薬企業と制癌剤、抗炎症剤の連携開発を進めている。また、バイオベンチャー企業と連携してin silico創薬手法の開発と実践を行っている。所属研究室

薬学部 生化学研究室所有研究装置

私共の研究室には、一般的な生化学的機器、細胞培養装置等は整備されており、in vitro assayに必要なマイクロプレートリーダーも保有している。所属する薬学部には、フローサイトメーター、DNAシークエンス解析装置、リアルタイムPCR装置、共焦点レーザー顕微鏡、マルチラベルカウンター、細胞イメージングアナライザーシステム等が整備されております。

ハナ ワ タケヒサ

花輪 剛久 教授研究技術分野 患者に優しい製剤および投与デバイス

の開発研究技術テーマ

●口腔内に適用する製剤の開発と評価●医薬品と医療用高分子の相互作用に関する研究●末梢神経障害の緩解を目的とした皮膚貼付型製剤の開発と評価●医薬品の苦味マスキングを目的とした製剤の開発と評価●難溶性医薬品の溶解性向上に関する研究研究技術内容

口内炎発症予防効果を有する薬物をポリエチレンオキサイド、カラギーナンの混合物に分散させた口腔粘膜付着製剤を開発・使用し、効果を挙げている。また、容易に服用できる製剤としてグリセリンとゼラチンから成るグリセロゼラチン、カゼインナトリウムを利用した水吸収膨潤型製剤、また、蚕糸中のタンパクであるフィブロインを使用したゼリー状製剤を開発している。現在は、口腔粘膜のみならず、膣、直腸、膀胱などの器官への付着性、吸収性向上を目的とした製剤開発に取り組んでいる。産業への利用

「患者のアドヒアランス向上を目的とした製剤開発」を行っている。これまで筆者は医療現場にいて患者に適応する製剤(院内製剤)開発に従事してきたが、本学ではこの経験を活かし、大学を出発点とする院内製剤を提案している。現在、種々の水溶性高分子を用いて経口製剤、皮膚貼付型製剤の開発に着手しており、実際の医薬品への応用を考えた共同研究を希望する。具体的には調製した製剤について上梓の可能性、物性評価に対する議論を共同研究を通して展開できることを希望します。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究具体的な産学連携内容

「日本原子力研究開発機構」:電子線照射によるハイドロゲル製剤の開発と評価「山梨大学医学部」:末梢神経障害を緩解する皮膚貼付型製剤の臨床応用に関する研究他、製薬会社4社:患者易服用性製剤の開発と評価

薬学部

東京理大

124 東京理科大学

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その他所属研究機関

トランスレーショナルリサーチ部門、戦略的物理製剤学研究基盤センター所属研究室

医療デザイン学教室所有研究装置

クリープメーター、HPLC、紫外可視分光光度計など

ヒガシ タツ ヤ

東 達也 教授研究技術分野 生体分析科学研究技術テーマ

●被験者フレンドリーなホルモン検査法の開発●LC/MS/MSにおける高感度化●LC/MS/MS用誘導体化試薬の開発研究技術内容

生体内のバイオマーカーの量的変動を的確に把握することは、関連する疾患の早期発見・診断に加え、治療効果のモニタリングの面からも極めて重要である。このような検査は、信頼性の高い分析法によりなされることは当然ながら、そのための試料採取においても簡便で被験者の負担の少ないものへと要求が高まっている。現在、血液が検査試料の大部分を占めているが、その採取には苦痛を伴うことや常時のそれが難しい、感染の恐れがあるなどの欠点がある。我々は検査試料として唾液、爪、乾燥ろ紙血(DBS)に着目し、これらを用いる“被験者フレンドリーな検査法”の開発に取り組んでいる。しかし、これらに含まれるマーカー分子は超微量であり、最新のLC/ESI-MS/MSを用いたとしても感度が足りない場合が多い。そこで我々は対象化合物のESI-MS/MS応答性を飛躍的に増大させる新規手法や誘導体化試薬の開発を積極的に行っている。また、LC/ESI-MS/MSは対掌体に代表される異性体の弁別を不得意としている。我々はこの問題に対しても、微量マーカー分子の検出感度向上とともに異性体を弁別する多機能な誘導体化試薬の開発も行っている。産業への利用

LC/ESI-MS/MS用試薬の販売先を探している。試薬を含めた検査キットの共同開発パートナーを探している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

これまでに開発した試薬の一部は、試薬メーカーから市販されている。その他所属研究機関

総合研究機構トランスレーショナルリサーチ部門所属研究室

東 研究室所有研究装置

LC/ESI-MS/MS

マキ ノ キミ コ

牧野 公子 教授研究技術分野 薬品物理化学、DDS、コロイド科学研究技術テーマ

●結核、肺がん治療を目的とした経肺吸収DDSの開発●時間制御型パルス型薬物放出デバイスの設計

●生体内分解性高分子PLGAを用いたナノ、マイクロスフェアのDDSへの展開●皮膚からの薬物の局所投与●処方の最適化研究技術内容

コロイド科学と物理化学を基本知識として、必要最小限の条件を用いて、可能な限り単純な構造で最大限の機能を発揮するDDSを開発する。産業への利用

医薬品、農薬、健康食品の開発。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

既に、上記形態で、いくつかの企業と共同研究を行っている。その他所属研究機関

総合研究機構 戦略的物理製剤学研究基盤センター

モチヅキ マサタカ

望月 正隆 教授研究技術分野 薬化学、合成化学、反応化学、環境化

学研究技術テーマ

●環境変異原物質の化学的な制御●DNA標的薬物の合成と反応●酸化ストレス防御物質の合成と活性●一酸化窒素発生化合物の合成と活性●化学発がん物質の代謝機構の解明研究技術内容

環境内発がん物質として知られているN-ニトロソ化合物の代謝活性化の機構を化学的な方法で解明した。この機構に基づきDNAを標的とする薬物をデザインし、合成した。また、N-ニトロソ化合物から生理活性物質としての一酸化窒素を放出させる含硫化合物を合成した。酸化ストレスの防御物質としてビタミンCおよびEの類縁体を合成し、抗酸化活性を測定した。植物成分として天然に含まれる発がん抑制物質を単離し、抗変異原性により活性を検定した。産業への利用

新規抗がん薬リード化合物の合成により制がんに役立てると共に、発がん抑制物質の単離、合成によりがんの予防に貢献する。酸化ストレス防御物質の合成と活性確認により老化に至る各種生体作用を明らかにして老化を遅らせることができる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究具体的な産学連携内容

植物関連企業との共同研究で抗発がん性物質の活性測定を変異現性試験等で明らかにした。その他所属研究機関

ゲノム創薬研究所所属研究室

薬化学研究室所有研究装置

NMR、HPLC、HPLC/MS、各種分光光度計、クリーンルーム、変異原性試験装置、細胞培養装置

東京理大

薬学部

125東京理科大学

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ヤマシタ チカマサ

山下 親正 教授研究技術分野 DDS、COPD、肺がん、分化誘導、肺

胞再生、経肺投与法、吸入製剤設計、吸入デバイス設計、脳内移行性、点鼻投与

研究技術テーマ

●慢性閉塞性肺疾患(COPD)の根治療法を目指した新規治療薬の開発と最適なDDSの構築●肺がんの根治療法を目指した新規治療薬の開発と最適なDDSの構築●難治性肺疾患における時間薬理学を基盤としたDDSの構築●細胞透過性及び細胞内動態の制御に基づいた脳内移行性及び薬理効果を向上させる新規DDSの構築研究技術内容

1)マウスにおける経肺投与方法は今までは圧縮空気等の陽圧で投与されていたが、当研究室では世界に先駆けてマウスの自己吸入による再現性の高い非侵襲的な投与方法を確立している。2)COPD根治療法を可能とする新規治療薬を見出すために、ヒトに近い状態でのin vitro及びin vivoのスクリーニング系を確立している。具体的には、in vitroでは、ヒト肺胞上皮幹細胞を用い、in vivoではヒトの病態に近いノックアウトマウスにより評価を行っている。産業への利用

1)COPD根治療法を可能とするターゲット分子やリード化合物を発見したので、COPD新規治療薬の開発を推進できる共同研究のパートナーを探している。2)マウスにおける再現性の高い非侵襲的な経肺投与方法を確立したので、共同研究、あるいは技術指導できるパートナーを探している。3)長年、製薬企業で吸入剤・吸入デバイスの設計、吸入製剤の前臨床、臨床開発、申請、レギュレーションに携わってきた経験から、吸入剤開発全般に亘るコンサルタントが可能である。4)細胞透過性及び細胞内動態の制御により新規ペプチド誘導体の脳内移行性並びに薬理効果の向上を達成することができたので、新規ペプチド誘導体開発に関する共同研究あるいは、この技術を応用した共同研究を展開できるパートナーを探しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

1)臨床に適用可能な新規ペプチドの吸入剤・吸入デバイスの開発 2)サルにおける経肺投与法の指導 3)吸入デバイスの評価 4)吸入剤全般に関するコンサルタントその他所属研究機関

総合研究機構物理製剤学基盤研究センター所属研究室

山下研究室所有研究装置

凍結乾燥条件をプログラミングできる凍結乾燥機、空気力学的粒度分布測定装置、分子生物学学的検討を実施できる機器、X線CT(共同機器)、走査電顕(共同機器)、呼吸機能検査装置(共同機器)、乾式粒度分布測定装置(共同機器)、湿式粒度分布測定装置(共同機器)、3Dプリンター(共同機器)

シマ ダ シュウ ジ

嶋田 修治 准教授研究技術分野 医療系薬学研究技術テーマ

●統計的手法による医薬品の評価●医薬品の評価に基づいたエビデンスの構築●後発医薬品の品質評価研究技術内容

医療現場が真に求める医薬品や情報とは何か?病院薬剤師としての勤務経験を生かし、企業と医療現場との橋渡しを行いたいと思います。産業への利用

医薬品の適正使用を推進するために、「使える医薬品情報」を共に構築していきましょう。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導

ネ ギシ ケンイチ

根岸 健一 准教授研究技術分野 臨床薬学、応用薬理学研究技術テーマ

●褥瘡治療薬の開発(細胞培養・成長因子測定・RealTimePCR)●医薬品の味覚調査研究技術内容

褥瘡治療薬は、フィブラストスプレー以降、医薬品が発売されていないが、既にbFGFやPDGFは皮膚細胞に対する癌化のリスクが知られている。そこで、皮膚細胞を増殖する事が知られている医薬品を適応外使用する事で、新規、医薬品開発へと繋げるべく研究をすすめている。産業への利用

臨床研究を行える施設がないので、臨床の場を提供できる共同研究施設を探している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究所属研究室

実務薬学研究室所有研究装置

HPLC、サーマルサイクラー

サ トウ ツグミチ

佐藤 嗣道 講師研究技術分野 疫学、薬剤疫学、医薬品リスク管理計

画、安全性監視計画、リスク最小化計画

研究技術テーマ

●安全性監視計画の立案、評価●リスク最小化計画の立案、評価●薬剤疫学研究●診療情報データベースの利活用●シグナル検出研究技術内容

製造販売後医薬品の安全性評価、またはリスク最小化策の評価を目的としたデータベース研究を行っている。ナ

薬学部

東京理大

126 東京理科大学

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ショナル・レセプト・データベースを利用した疫学研究に参加した経験がある。産業への利用

医薬品リスク管理計画(安全性監視計画、リスク最小化計画)に関するご相談をお受けします。薬剤疫学研究を共同研究・委託研究として行うことが可能です。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

スタチン系薬剤に関する薬剤疫学研究乾癬の疫学研究間質性肺炎の発生に関する疫学研究非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)と上部消化管出血の関連に関する症例対照研究所属研究室

佐藤(嗣)研究室所有研究装置

データベース研究用サーバ

タカサワ リョウ コ

高澤 涼子 講師研究技術分野 分子生物学研究技術テーマ

●in silico分子設計手法を用いたアポトーシス制御性リード化合物の創製研究技術内容

発症にアポトーシス制御機構の異常が関与する疾患(がん、アルツハイマー病など)の治療薬開発を目指し、insilico分子設計手法および生化学的手法を用いてアポトーシス制御性リード化合物の創製を行っている。可能な産学連携形態

共同研究その他所属研究機関

総合研究機構創薬フロンティア研究部門、バイオオルガノメタリクス研究部門所属研究室

薬学部薬学科高澤研究室

ツキモト ミツトシ

月本 光俊 講師研究技術分野 放射線生物影響研究、免疫学、プリン

受容体研究研究技術テーマ

●放射線増感剤・防護剤●抗炎症剤研究技術内容

放射線による生物影響メカニズムは極めて複雑で、未だ分かっていないことが多いことから、放射線防護や放射線がん治療を改善・向上させるためにも、そのメカニズムの解明が望まれています。月本は、その放射線生物影響のメカニズムの解明のため、生物物理学である放射線生物学と薬理学であるプリン受容体研究を異分野融合させることによって世界で唯一の研究領域「放射線誘発プリン介在型細胞間情報伝達」を提唱し、放射線生物影響におけるプリナージック・シグナリング(細胞からのヌクレオチド放出とプリン受容体活性化を介した自己分泌型情報伝達)の重要性を世界で初めて明らかにし、その

新規研究領域を開拓しました。現在、月本は、本研究成果をもとに、放射線殺がん作用を最大限発揮させるより効率的な放射線治療法「スマート・ラジオセラピー」を提唱し、研究を進めております。また、同メカニズムを利用した放射線防護剤の開発も進めております。また、抗炎症剤としてのプリン受容体阻害薬の可能性についても研究を行っております。産業への利用

放射線増感剤、防護剤、抗炎症剤開発を進める共同研究パートナーを探しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究所属研究室

月本研究室

ヨシザワ カズ ミ

吉澤 一巳 講師研究技術分野 緩和医療薬学研究技術テーマ

●オピオイド鎮痛薬の副作用軽減に関する研究●慢性疼痛下における不安および睡眠障害に関する研究●がん関連疲労の予防および対策薬に関する研究研究技術内容

疼痛、疲労、不安、睡眠障害といった多くのがん患者が呈する症状に焦点をあて、外挿可能な各種疾患(病態)モデル動物の探索と作製を行い、これらモデル動物に対する薬物の影響を行動薬理学的ならびに脳組織標本を用いた分子生物学的な検討により解明する。産業への利用

既存の適応症にこだわらず、薬理学的エビデンスにもとづく薬物の新たな可能性を探索(ドラッグリプロファイリング研究)することで、オピオイド鎮痛薬や抗がん剤の副作用対策に新たな治療戦略の確立に貢献したいと考えている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究その他所属研究機関

総合研究機構アカデミック・ディテーリング・データベース部門所属研究室

疾患薬理学研究室

ワ ダ ヒロ シ

和田 浩志 講師研究技術分野 植物化学、化学系薬学、薬草栽培研究技術テーマ

●光触媒を利用した薬草栽培●民間薬草の有効性評価●抗炎症作用を有する植物資源の開発研究技術内容

薬用植物の資源を確保するため、光触媒作用を利用した種子発芽率を向上について調べている。また、植物成分を単なる物質としてではなく、植物体内、あるいは自然界での役割を考慮しながら研究を行っている。植物の鑑定や植物の見方および植物成分分離の経験を活かしたいと思っている。産業への利用

東京理大

薬学部

127東京理科大学

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薬用植物の栽培における実際の問題点(農薬の使用制限、植物工場における養液の浄化、種苗栽培)についての情報が不足しているため、実際に問題を挙げていただき、その対策を共同で行いたいと思っている。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導その他所属研究機関

光触媒国際研究センター所属研究室

資源植物化学研究室[和田(浩)研究室]所有研究装置

小規模植物工場(閉鎖型、開放型)

オ ガワ ショウ ジ ロウ

小川 祥二郎 助教研究技術分野 生体分子化学、分析化学研究技術テーマ

●LC/ESI-MS/MSによる生体内微量分子の高感度検出●新規ステロイドバイオマーカーの探索●生理活性ステロイドの高効率合成研究技術内容

生体内の薬物を含む生理活性物質の質的・量的変化を的確に把握することは、診断・病態解析や治療効果追跡において、また医薬品の有効性と安全性の確保や体内動態解析を含めた創薬研究において極めて重要である。現在、その手法としてLC/ESI-MS/MSが第一選択とも言えるが、本法も万能ではなく、特に感度不足を補うための様々な誘導体化試薬が開発されてきた。しかしながら、より高度な情報が求められる現在のバイオメディカル分析の分野では高感度化のみを指向した誘導体化試薬では対応しきれない。我々は高感度化にプラスして他の機能を合わせ有する多機能な誘導体化試薬の開発と生体試料分析応用を目的に研究を行っている。具体的には、�MS/MSのみでは不可能な異性体弁別、�測定対象物質の特異的な構造を補足する超高選択的検出、�安定同位体標識内標準物質フリーな定量解析、を達成する誘導体化試薬の開発を試みている。開発した誘導体化試薬を有効利用し生体内分子の精密な定量を行うとともに、疾患特異的なバイオマーカー分子の特定とそのバイオマーカー分子の効率的な合成法の開発にも繋げていく。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

東研究室

カワ ノ ヤ ヨ イ

河野 弥生 助教研究技術分野 製剤学、医療薬学研究技術テーマ

●患者に優しい製剤の開発●医薬品と医薬品デバイスとの相互作用の検討●難溶性薬物の可溶化研究技術内容

化学療法または放射線療法、もしくはその両方を受けている患者に多発する口内炎は、患者に多大な苦痛を与え摂食障害や睡眠障害などの要因となり、患者のQOLを著しく低下させている。現在、その治療には含嗽液や口

腔用軟膏等が用いられているが、含嗽液は口腔内から吐出する必要があること、また、口腔用軟膏は塗布時に口腔内に手指を挿入するため嘔気を催すことから、それらの使用に制限が生じている。そこで我々は、利便性と使用感を考慮した「患者に優しい製剤」としてスプレー剤やフィルム剤等の口腔用製剤開発を行っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究その他所属研究機関

総合研究機構戦略的物理製剤学研究基盤センター所属研究室

花輪研究室所有研究装置

高速液体クロマトグラフィー、クリープメータ、スプレードライヤー

サクラ イ トシヒロ

櫻井 敏博 助教研究技術分野 胎盤形成、胚母体間クロストーク、内

在性レトロウイルス研究技術テーマ

●妊娠機構のリモデリング●胚母体間クロストークの解読●内在性レトロウイルスによる胎盤形成研究技術内容

早期胚死滅の解決は畜産における喫緊の課題である。早期胚死滅の原因の一つには、胚母体間クロストークの不足によるものと考えられている。そこで、胚母体間クロストーク因子(物理的な刺激を含む)を解読し、早期胚死滅の予防・解決を目標に研究を行っている。また、胎盤形成や胚の成長に関与する内在性レトロウイルスを見出し、その機能と発現制御機構を解明する。産業への利用

主にウシ胚を材料に研究を行っている。大学においてウシを妊娠させ、胚を回収するといったことは非常に難しい。そこで、胚のサンプルや妊娠期の子宮灌流液を提供してくださる共同研究パートナーを探しています。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導所属研究室

市原研究室

タケウチ イッセイ

竹内 一成 助教研究技術分野 薬品物理化学、DDS、テラヘルツ分

光法研究技術テーマ

●結核、肺がん治療を目的とした経肺吸収DDSの開発●生体内分解性高分子PLGAを用いたナノ、マイクロスフェアのDDSへの展開●皮膚からの薬物の局所投与●ホウ素中性子捕捉療法を目的としたDDSの開発●テラヘルツ分光法を用いた医薬品および医薬品原料の分析研究技術内容

物理化学を基礎知識として、必要最小限の条件を用いて、可能な限り単純な構造で最大限の機能を発揮するDDS

薬学部

東京理大

128 東京理科大学

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を開発する。産業への利用

医薬品、農薬、健康食品の開発。薬学領域における非破壊検査。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導その他所属研究機関

戦略的物理製剤学研究基盤センター所属研究室

薬品物理化学研究室

ツネオカ ヤ ヨ イ

恒岡 弥生 助教研究技術分野 薬理学研究技術テーマ

●糖尿病における学習記憶障害とその治療戦略●中枢・末梢性血圧調節メカニズムの解明●末梢の循環機能に対する治療候補化合物の作用の解明研究技術内容

疾患モデルの作製とモデルを用いた脳スライス標本やパッチクランプ法等の電気生理学的手法、収縮力測定法、丸ごと動物を用いた実験、分子生物学的手法などを総動員し、脳機能の解明を目指している。例えば、幼若期発症糖尿病ラットの末梢血管および脳血管の弛緩機能・構造を調べ、幼若期の高血糖が認知障害・うつ様行動の原因となるメカニズムを血管の観点から解明することを目指している。治療薬候補化合物の末梢循環に対する作用の検討も合わせて行う。産業への利用

糖尿病の神経障害など合併症に対する治療戦略に関して共同研究できます。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携その他所属研究機関

総合研究機構トランスレーショナルリサーチセンター所属研究室

薬理学研究室

ホリ エ イチロウ

堀江 一郎 助教研究技術分野 生物系薬学研究技術テーマ

●骨髄由来免疫抑制細胞の機能に関する研究●水チャネルに関する研究●生薬エキスおよび漢方薬の薬効評価研究技術内容

近年、COPDや気管支喘息などの慢性呼吸器疾患が増加しており、特に慢性の気道炎症に対する新たな治療戦略が求められている。そこで、慢性気道炎症に対する新たな治療コンセプトを提唱するため、新たに発見された免疫抑制細胞集団である骨髄由来免疫抑制細胞(MDSC)に着目し、炎症性呼吸器疾患の病態に対するMDSCの役割を明らかにするとともに、MDSCの活性調節機序および調節薬を探索している。産業への利用

MDSCが呼吸器の炎症時に誘導されてくることはすでに

わかっているが、その役割は不明である。加えて、MDSC特異的な活性調節物質もまったくわかっていない。そのため、本研究の成績が炎症性呼吸器疾患の治療に新たな切り口を提唱できることは間違いない。また、MDSCはがんが腫瘍免疫を逃れるために誘導する免疫抑制システムでもあるため、本研究は呼吸器疾患のみならず、新しいカテゴリーの抗腫瘍薬の開発にも繋がるものと考えている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究その他所属研究機関

総合研究機構戦略的物理製剤学研究センター所属研究室

礒濱研究室所有研究装置

ストップトフロー装置

ホリグチ ミチ コ

堀口 道子 助教研究技術分野 再生医療、呼吸器疾患、分化誘導剤、

中枢DDS、吸入製剤、がん幹細胞研究技術テーマ

●肺胞再生治療薬の開発:ヒト肺胞上皮幹細胞の新規分化誘導剤●慢性閉塞性肺疾患の治療薬の開発●凍結乾燥法を用いた粉末吸入製剤化技術●中枢移行性の高い点鼻製剤の開発●薬剤耐性の肺がん幹細胞の樹立:難治性の肺がん治療薬の開発ツール研究技術内容

肺胞の破壊を伴う難治性肺疾患に対して根治的な治療薬は開発されておらず、対処療法のみに限定されている。当研究室では、難治性肺疾患の根治治療を可能とする、新規肺胞再生治療薬を同定した。肺胞の再生を担うヒト肺胞上皮幹細胞を対象に、新規薬剤の分化誘導効果を評価した結果、非常に高い分化誘導効果を示した。また、各種COPDモデル動物に対して新規薬剤の肺胞修復効果を小動物用X線CT解析を用いて検討した結果、肺胞の再生効果を確認した。更に、これらの新規肺胞再生治療薬を効率的に肺胞に送達させるため、吸入製剤化を行い臨床応用可能な製剤の構築に成功している。産業への利用

難治性の肺疾患治療薬の開発に取り組んでいる製薬企業と共同研究が可能である。肺胞再生治療の実現に向けての前臨床・臨床試験を実施して頂ける共同研究パートナーを探している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携その他所属研究機関

総合研究機構 戦略的物理製剤学研究基盤センター所属研究室

薬学部 薬学科 山下研究室所有研究装置

凍結乾燥機、HPLC、エバポレーター、吸入特性試験装置、電気泳動装置

東京理大

薬学部

129東京理科大学

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薬学部 生命創薬科学科アオ キ シン

青木 伸 教授研究技術分野 有機化学、生体関連物質、化学系薬学研究技術テーマ

●錯体モジュールの自己集積による新機能性ナノスケール超分子の設計と合成●pH応答性と生体内受容体への結合活性を有する発光性金属錯体の開発と創薬への展開●光機能性分子、光機能性錯体の開発と疾病診断・治療への応用●立体選択的触媒反応のための不斉金属錯体の設計と合成●がん放射線治療のための新薬剤の設計・合成と作用機序解析研究技術内容

生体内分子認識、生体内反応は水溶液中で起こっています。我々は、主に水溶性配位子やその金属錯体を設計、合成し、それらの反応性、水溶液中での分子間相互作用による自己集積、生体分子との相互作用を評価します。触媒的反応や疾病の診断・治療に資するナノスケール分子を開発します。産業への利用

我々が設計、合成する化合物は、薬、試薬、ナノ機能性材料等としての多種多様な可能性を秘めています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入その他所属研究機関

総合研究機構分子連関相乗系研究部門、総合研究機構次世代データマイニング研究部門所属研究室

薬学部生物有機化学研究室

ハヤカワ ヨウイチ

早川 洋一 教授研究技術分野 微生物化学、創薬化学研究技術テーマ

●がん細胞のアポトーシス抵抗性を標的とする抗がん物質の探索●微生物由来の神経細胞保護物質の探索●生物活性微生物代謝産物の生合成機構解明研究技術内容

新しい医薬の発見をめざして、微生物代謝産物より様々な生物活性物質の探索を行った結果、多くの新規活性物質を見いだし、その構造と活性を明らかにしてきた。また、微生物代謝産物の生合成機構においても多くの新知見を見いだしている。産業への利用

微生物が生産する生物活性物質を抗生物質や抗がん剤などの化学療法薬として製品化する。また、微生物における生合成システムを物質生産に利用することなどが考えられる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

医薬品の開発をめざした探索研究、生合成工学による物

質生産研究において、探索の実施、生物活性評価、構造解析、生合成機構解析、微生物育種などの技術指導を中心とした、様々な形態での連携が可能である。所属研究室

早川研究室所有研究装置

微生物培養装置、動物細胞培養装置、PCR装置、HPLC

ヒ ガミ ヨシカズ

樋上 賀一 教授研究技術分野 老化生物学、環境生理学(含体力医学、

栄養生理学)研究技術テーマ

●長寿命げっ歯類の解析データを基盤とした代謝改善薬剤の開発●長寿命げっ歯類の解析データを基盤としたアンチエイジング薬剤の開発●小さな善玉脂肪細胞へのリモデリング分子機構の解明研究技術内容

個体の老化制御に特化した研究グループは、世界では米国を中心に多数あるが、国内では我々を含めてわずかしかない。また長寿を示す遺伝子改変動物とカロリー制限を組み合わせた研究は、世界でも数グループでしか行われておらず、国内では我々と私の出身教室のみである。本学には、ゲノム創薬研究センターも併設されており、ラットやマウスを用いた基礎的研究をもとにした代謝改善薬剤、アンチエイジングやアンチ生活習慣病薬剤を開発するための研究基盤および研究環境は、国内では最も整備され充実している。産業への利用

2050年の我が国は、三人に一人が、65歳以上のお年寄という超高齢化社会になるといわれている。それゆえ、老化を制御(アンチエイジング)し、老化に伴って発症する様々な疾患を予防し、健康寿命の延伸をも可能にする薬剤や機能性食品の開発が急務である。近年、インシュリン感受性に影響を及ぼす様々な脂肪組織由来のサイトカインが同定されるに至り、脂肪組織は単なるエネルギー貯蔵臓器ではなく、内分泌臓器として重要な働きがあることが明らかになってきた。また、我々は脂肪組織が抗老化・寿命延長を誘導するカロリー制限により遺伝子発現が最も大きく変化する臓器であることを明らかにした。現在、我々はカロリー制限動物など長寿モデル動物の白色および脂肪組織、白色脂肪細胞株、褐色脂肪細胞株の解析データを基盤として、長寿命動物の脂肪組織の表現型を模倣するような(小さな脂肪細胞へのリモデリング)新規代謝改善薬剤の開発を目指し、基礎的研究を行っている。このような概念で創製される薬剤は、老化を制御(アンチエイジング)し、老化に伴って発症する様々な疾患を予防し、健康寿命の延伸をも可能にできるのではないかと期待される。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導

フカ イ フミ オ

深井 文雄 教授研究技術分野 細胞接着分子、細胞外マトリックス、

癌とその浸潤/転移、炎症性疾患、接

薬学部

東京理大

130 東京理科大学

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着分子を標的とした治療薬の開発研究技術テーマ

●接着分子の機能調節に基づく腫瘍細胞の抗がん剤/放射線感受性の増強●接着分子/細胞外マトリックス分子を標的とした抗がん剤の創製●接着分子/細胞外マトリックス分子を標的とした抗炎症薬の創製●がんの分化誘導療法研究技術内容

接着分子インテグリンを介した細胞外マトリックスへの接着は、細胞の生存、増殖、分化、遺伝子発現などの基本的な機能発現のみならず、がんや炎症等の病態過程において決定的な役割を果たす。我々は、幾つかの細胞外マトリクス分子内にインテグリンの機能を正・負に制御する機能部位が存在すること、また癌や炎症等の病態時に、これらの機能部位が遊離し、病体発現/進展に関与することを明らかにした。これらの知見をもとに、インテグリン/細胞外マトリクス分子を標的とする新しいタイプの抗がん剤、抗炎症薬の創製に向けて基礎研究を行っている。一方、我々は最近、インテグリンの機能調節によって、細胞分化を飛躍的に上昇させうることを見出した。我々の新しい手法は、がんの分化誘導療法への応用が可能と考えられ、様々な悪性腫瘍への適用を検討している。産業への利用

接着分子を介した細胞外マトリックスへの接着は、がん細胞の増殖や浸潤/転移あるいは白血球、リンパ球の浸潤/ホーミングにおいて決定的な役割を果たしていることから、接着分子/細胞外マトリックス分子を標的とした抗がん剤、抗炎症薬の創製が期待される。我々は、幾つかの接着分子の機能を正・負にレギュレートする強力な生体内因子を見いだすと共に、それらの活性をブロックする機能阻害抗体の調製に成功した。これらの因子や抗体を使用することで、ある種のがんや炎症性疾患の治療が可能となる。また、インテグリンの活性化状態を調節することによって、悪性腫瘍細胞の抗がん剤や放射線に対する感受性が飛躍的に高まることを見出しており、がん治療への応用が期待される。以上、インテグリン機能調節により、既存の抗がん剤や放射線治療の抗腫瘍効果、更には分化誘導療法の治療効果等を飛躍的に増強することが可能であることから、抗腫瘍薬開発を目指す製薬メーカーとの連携を希望している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

培養細胞を用いたin vitro実験系の構築と実施。インテグリン機能調節性因子の提供とその作用解析に関する技術指導。その他所属研究機関

がん治療DDS開発プロジェクト、トランスレーショナル研究部部門(部門長)所属研究室

分子病態学研究室

ミヤザキ サトル

宮崎 智 教授研究技術分野 バイオインフォマティクス、数理情報

科学、創薬情報科学研究技術テーマ

●創薬情報ベースの構築●分子情報ネットワークの解明●比較ゲノムアノテーション統合ツール●分子進化●バイオインフォマティクス理論の研究研究技術内容

情報科学で学位を取得し、国立遺伝学研究所でDDBJ/EMBL/Genbank国際塩基配列の構築運用に関わった経験を持つ。遺伝子構造を中心とする生命情報データを基盤としたWeb servicesやXML技術、GRIDによる計算環境の実装を行ってきた。こうした経験から創薬情報科学の創設を実践している。産業への利用

ゲノム創薬を支援するための、低分子化合物データベース、分子相互作用データベースを構築し、提供したい。また、ヒトゲノム配列情報を中心に、SNPsや発現データを統合したポータルサイトを構築し、運用していきたい。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

ゲノム配列を中心とした遺伝子構造データの解析や、統合データベースの構築、バイオデータや解析手法のWebservice化やそれを基にしたワークベンチの開発研究など。平成15~17年度、文部科学省・科学技術振興機構の受託研究「新世代バイオポータルの開発研究」を行い、バイオメタデータベースを構築し、公開中。

ワ ダ タケシ

和田 猛 教授研究技術分野 核酸医薬研究技術テーマ

●リン原子修飾核酸医薬の立体選択的合成●核酸医薬のDDSに用いる人工オリゴ糖の合成●核酸医薬のDDSに用いる人工ペプチド糖の合成●糖リン酸繰り返し構造を有する人工糖鎖の合成研究技術内容

現在、上市されている核酸医薬や臨床段階にある核酸医薬のほとんどすべてが核酸の生体内での安定性を向上させるために、リン酸部位に硫黄原子を導入したホスホロチオエート誘導体である。しかし、従来の核酸合成技術ではホスホロチオエート結合のリン原子の絶対立体配置が制御できないために、それらは数万~数100万種類の立体異性体の混合物であり、医薬としての安全性や合成の再現性、品質管理に大きな問題がある。我々は、スホロチオエート型核酸類縁体の立体選択的合成技術を世界で唯一保有しており、それらを利用した核酸医薬の開発研究を行っている。さらに、本手法はホスホロチオエート以外の様々なリン原子修飾核酸を立体選択的に合成することもできる。これらの合成は、従来技術や競合技術が無く、極めて有利に研究開発を進めることができる。一方、核酸医薬開発における重要な課題は、そのドラッグデリバリーシステムの構築である。我々は、独自の合

東京理大

薬学部

131東京理科大学

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成技術を用い、二本鎖siRNAに強く結合し、生体での安定性を向上させ、そのデリバリーに応用可能な新規人工オリゴ糖と人工ペプチドを開発しており、核酸医薬の経口投与の実現を目指し、研究を行っている。産業への利用

我が国独自の合成技術を用いた核酸医薬品の実用化に向けた共同研究を希望する。前臨床試験や臨床試験のためにはGMP基準を満たした核酸誘導体の大量合成が必要である。これらは大学の実験室レベルでは達成不可能であり、製薬会社や医薬品製造受託機関との共同研究が不可欠である。さらに、特定の疾患ターゲットを設定した上で、個々の核酸医薬品開発を共同研究として展開することを希望する。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

大学で開発した核酸合成技術を元に、ベンチャー企業を設立し、核酸医薬の実用化に向けた事業を展開している。所属研究室

薬学部生命創薬科学科・和田研究室所有研究装置

DNA/RNA自動合成装置、核磁気共鳴装置、キャピラリゲル電気泳動装置、GC/MS、HPLC、MPLC、Tm測定装置、赤外分光光度計、紫外分光高度計、蛍光分光光度計

アキモト カズノリ

秋本 和憲 准教授研究技術分野 がん研究研究技術テーマ

●がん研究●創薬研究技術内容

近年、癌には癌の種(たね)である癌幹細胞が存在することがわかってきました。この癌幹細胞は、抗癌剤や放射線治療に対して耐性を示し、治療後の再発の原因となります。そのため、患者さんを死に至らしめる原因となります。この癌幹細胞の成り立ちや性質を明らかとすることができれば、癌幹細胞を標的とした新しい抗癌剤などが開発できます。そうすれば、癌は再発せずに治癒すると期待されます。秋本研では、この癌幹細胞の成り立ちや性質を明らかとする研究を進めています。この研究を通して、癌幹細胞を標的とした治療の理論的基盤を確立し、創薬へと展開していきたいと考えてます。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導その他所属研究機関

トランスレーショナルリサーチセンター、創薬フロンティア、医理工連携所属研究室

秋本研究室

ウチウミ フミアキ

内海 文彰 准教授研究技術分野 生化学、分子生物学、生物系薬学研究技術テーマ

●DNA複製・修復及びミトコンドリア機能関連因子プ

ロモーター領域の解析●インターフェロン応答性遺伝子の発現制御機構の解析●種々の化合物によるテロメラーゼ活性制御因子制御法の開発●TATA-ボックスを含まないプロモーターの構築●TP53遺伝子発現制御機構の解析研究技術内容

これまでのヒト遺伝子発現制御領域の研究から、重複GGAAモチーフが細胞の機能に対して非常に重要な役割を持つことが判明した。DNA修復因子、インターフェロン応答性抗ウイルス因子をコードする遺伝子の5’-上流領域には、重複GGAAモチーフの存在する例が特に多い。幾つかの遺伝子はカロリー制限模倣薬物に応答するので、細胞寿命をコントロールするシステムにこの重複GGAAモチーフが関わっていると考えられる。カロリー制限はまたがんの治療でも応用が期待されていおり、テロメアの伸長、保護、プロセッシングに関わるタンパク質をコードする遺伝子のうちいくつかは、重複GGAAモチーフに支配されている可能性がある。また、ミトコンドリア機能関連タンパク質等をコードする遺伝子の5’-上流領域に重複GGAAモチーフが見いだされる。ミトコンドリア機能特にクエン酸回路や電子伝達系等エネルギー産生は、細胞老化と発がんのどちらにも関係している可能性がある。クエン酸回路は細胞内NAD+/NADH比に依存しているので、細胞内NAD+/NADH比や重複GGAAモチーフ結合因子の転写活性を薬物によって変化させることができれば、老化予防もがんの予防も可能であると考えられる。産業への利用

種々のミトコンドリア機能関連遺伝子の5’-上流領域をクローン化し、Luciferase発現ベクターに組み込んだプラスミドを構築する。特にhead-head結合して別の遺伝子とプロモーター領域を共有しているもの、クエン酸回路や電子伝達系で働く酵素をコードするものについてクローン化を優先する予定である。既に多検体プロモーターアッセイ系は先行研究により確立されているので、培養細胞を用いて複数の遺伝子プロモーターの各種薬物に対する応答性を評価することが容易に行える。以上本研究では、薬物による細胞内NAD+/NADH比の変動についても同時に測定することによってミトコンドリア機能関連遺伝子プロモーター活性との相関性を議論ことによって新規の老化/発がん予防薬をスクリーニングすることを目的としている。天然の化合物、合成化学薬品共に候補となり得るが、細胞毒性の検討や薬物の精製や合成、構造解析等に関わる研究との融合が必要ではないかと考えている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究その他所属研究機関

総合研究機構RNA研究センター所属研究室

薬学部・遺伝子制御学研究室所有研究装置

PCR用サーマルサイクラー、遠心機など

イ ザワ マ スミ

伊澤 真澄 助教研究技術分野 天然物化学

薬学部

東京理大

132 東京理科大学

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研究技術テーマ

●天然物の生合成研究研究技術内容

天然物からは多くの生理活性物質が単離されており、またそれらにはユニークな構造を有するものが見受けられる。このようなユニークな化合物の化学合成は時に困難であり、生合成を用いた物質の供給が創薬研究に必要とされる。本研究ではユニークな構造を有する天然物の生合成機構を明らかにすることで、効率的な物質生産ならびに類縁化合物の発見、創製を目指している。

イ ヨ ダ タク ヤ

伊豫田 拓也 助教研究技術分野 自然免疫、細胞接着研究技術テーマ

●細胞接着調節ペプチドを用いたマクロファージの機能調節●細胞接着調節ペプチドによるがん細胞の形質調節可能な産学連携形態

共同研究その他所属研究機関

総合研究機構戦略的物理製剤学研究基盤センター所属研究室

分子病態額研究室

クオン ヨン デ

權 娟大 助教研究技術分野 情報科学、生命科学、コンピュータ科

学、創薬科学研究技術テーマ

●文献データを用いた創薬候補標的遺伝子の選出手法の開発●創薬・診断支援システムの構築●在宅薬剤師支援システムの構築●医薬品副作用データベースを用いた各種安全性シグナルの解析●データアウトソーシング環境におけるDNA秘匿検索方式の開発研究技術内容

医薬品開発において、ある疾患に関わる標的遺伝子の候補を見つけ出すことは、重要なプロセスの一つである。通常、一つの疾患に対して1個以上の遺伝子が関わっているため、それらの関連遺伝子のうち「どの遺伝子を薬の標的とすれば、新薬の副作用をできるだけ抑えることができるか」を見極めることが、コスト削減の重要な要素となる。そこで、生物医薬文献のデータをベースとして、用語の共起関係を基にその遺伝子を標的として薬を開発した場合の副作用の可能性を示す指標を提案し、高い指標値をもつ候補標的遺伝子を効率的に選出する手法を開発した。この指標は、ただ関連性が強い遺伝子を上位に順位付けする従来のランキング手法と比べ、関連性に加えて副作用の観点から関連遺伝子を順位付けする点で優位性があると考えている。実際、提案手法により上位にランクされた候補標的遺伝子について、将来の医薬品の標的遺伝子としての可能性が論じられた論文が多数発表されている。しかし、既存医薬品の全標的遺伝子のうち、提案手法において100位以内にランクされたもの

は40%程度に過ぎない。そこで、既知の標的遺伝子が上位にランクされるよう提案手法の改善を行っている。産業への利用

現在、提案手法の評価は、既存の医薬品の標的遺伝子が提案手法において何位にランクするかをみることで行っている。提案手法により得られた関連遺伝子のランキングについて議論ができ、また実験的にも評価できる研究パートナーを探している。

シマ ダ ヨウスケ

島田 洋輔 助教研究技術分野 熱力学、レオロジー、結晶化学、計算

化学研究技術テーマ

●難水溶性薬物インドメタシンと局所麻酔薬リドカインによるアモルファス複合体による可溶化効果●複合体アモルファスの形成機構●DDS製剤を目指した低分子薬物の親水性コントロール技術●水/オクタノール分配係数を用いたイオン対複合体の分配モデル構築研究技術内容

非ステロイド性抗炎症薬のインドメタシン(IM)は抗炎症及び鎮痛薬として知られているが、結晶IMは難水溶性薬物であり薬効をより効果的に発揮するために、溶解性の改善が望まれている。また結晶IMは加熱融解後の急冷によって容易にアモルファス化し、溶出速度が改善される。加えて局所麻酔薬であるリドカイン(LC)との混合物(IM+LC)を加熱融解し、急冷することで形成されるアモルファス複合体(IM/LC)によるIMの溶解性改善効果も得られる。水中におけるIM/LCの溶解性改善効果は4℃において最高値を示し、結晶IMの700倍以上の溶解性を示すことが明らかとなった。このような溶解性改善技術をより広く難水溶性が問題となる薬物に応用し、水溶性を改善することを目指している。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

後藤研究室(量子物理化学教室)

理工学部 教養イ トウ ミノル

伊藤 稔 教授研究技術分野 ニュー・カウンセリング、教師教育、

人間関係論、教育社会学研究技術テーマ

●人間関係論をベースにした組織開発プログラムの研究●教育・福祉系職員のための研修プログラム開発●教師教育のための研修プログラム開発研究技術内容

全国の都道府県教育委員会、社会福祉協議会、看護協会や市町村教育委員会の計画するニュー・カウンセリングや人間関係論に関する研修会のプログラム開発や実践を行っています。産業への利用

企業、学校、病院や社会福祉施設等における組織開発

東京理大

薬学部

東京理大

理工学部

133東京理科大学

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(OD)プログラムの開発可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究具体的な産学連携内容

人間関係論をベースにしたプログラム(研修)開発。教育委員会等が主催する教員研修プログラムの開発。科学教育分野における出前授業のコンテンツ開発。

カシワザキ トシヨシ

柏� 敏義 教授研究技術分野 憲法学研究技術テーマ

●人権保障●国家統治研究技術内容

人権保障実現のための国家統治のあり方、平和の実現、財政のあり方を研究している。

カワムラ ユキ オ

川村 幸夫 教授研究技術分野 英語教育、e-Learning、フォークナー、

ホーソーン、アメリカ小説、ヨーロッパ語系文学

研究技術テーマ

●英語教育●英語学習法および指導法●e-Learning●19世紀アメリカ文学●20世紀アメリカ文学研究技術内容

対象者に応じた英語学習法および指導法の研究開発をしています。また、e-Learning用英語学習教材の開発も行っています。産業への利用

対象者に合わせた英語学習法および指導法および英語学習教材の開発。e-Learning用教材の開発。スマホ用に英語学習を目的としたゲームソフトの開発。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

英語教育システム・英語学習システムの共同開発および教材開発の共同研究。それらに関する受託研究。相談・助言・指導など。

キヨオカ サトル

清岡 智 教授研究技術分野 運動処方、運動療法、応用健康科学研究技術テーマ

●生活習慣病予防と運動●運動処方のモデリング●中高齢者の運動と健康研究技術内容

高精度体成分分析装置、超音波式骨評価装置、血圧脈派検査装置などを用いて、身体組成、骨密度、動脈硬化指数、血管年齢などの健康度を測定することができる。産業への利用

健康管理、生活習慣病予防や介護予防など可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

生活習慣病予防や介護の問題が大きくクローズアップされている今日であるが、個人や集団での健康度結果の管理、運動処方の指導を展開することが可能。

コ バヤシ ユウ コ

小林 酉子 教授研究技術分野 英国ルネサンス演劇、舞台衣装、エリ

ザベス朝服飾史、日欧交易史研究技術テーマ

●英国ルネサンス演劇●エリザベス朝服飾史●エリザベス期の劇団運営●日欧交易史研究技術内容

専門分野は英国エリザベス期演劇研究で、羊毛産業を土台としたMaterial Cultureの観点に立って、劇団運営や劇作、演出の実態を捉え直そうとしています。当時、俳優がどのような衣装で演じていたのかについては、解明されていない部分が多々あります。チューダー朝には、シェイクスピアなどの優れた劇作家が生まれましたが、その背景には、宮廷饗宴、市内祝祭ペジェントが大きく関わっていました。宮廷での饗宴、市内での祝祭は広義の意味での演劇といえ、文化を映し出す表象でもありました。舞台衣装を軸に、文化史・社会史的にルネサンス演劇成立過程をたどる、このような視点からの研究は少なく、興行のあり方と劇作品の解釈にも新たな視座を与えるものと考えています。もう一つのテーマは中近世日欧交易です。英国と日本は、インド、中国から伸びる交易ルートの東西の端に位置していました。香料と並んで繊維製品も主要な商品で、輸入された布が両国でどのように受け入れられたかを研究しています。可能な産学連携形態

共同研究、国際的産学連携

セキ ヨウ ジ

関 陽児 教授研究技術分野 水文地質学研究技術テーマ

●高レベル放射性廃棄物の地層処分●原発重大事故による環境汚染の評価●渓流水を媒体とする地球化学基本図作成研究技術内容

高レベル放射性廃棄物地層処分にかかる安全性評価指標の検討における水分地質学的貢献・原発重大事故に起因する環境汚染の水文地質学的手法を用いた貢献・渓流水を媒体とした地球化学基本図作成手法の研究可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導所属研究室

関研究室所有研究装置

イオンクロ水質分析装置、X線回折装置、吸光光度計

理工学部

東京理大

134 東京理科大学

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マツモト ヤスヒコ

松本 靖彦 教授研究技術分野 英文学

アサ イ ヒデ キ

浅井 英樹 准教授研究技術分野 ドイツ文学、ゲーテ研究技術テーマ

●ゲーテの文学作品研究研究技術内容

ゲーテの文学作品の研究を通して、近代について考察する。

イチムラ シ ロウ

市村 志朗 准教授研究技術分野 スポーツ科学、運動生理学研究技術テーマ

●スポーツ活動時のパフォーマンス評価●運動生理学的観点からみた運動パフォーマンス●記述分析よるパフォーマンスの量的分析●記述分析よるパフォーマンスの質的分析研究技術内容

主に球技スポーツを対象として、試合時に発揮されるチームや選手個人のパフォーマンスを正確に評価するために、様々な観点からチームや選手個人を分析・評価する新たな手法を検討している。

イマムラ タケシ

今村 武 准教授研究技術分野 ドイツ文学、比較文化、ドイツ演劇、

ドイツ語教育、比較文学研究技術テーマ

●比較文化研究●ドイツ文学・歴史●ドイツ語教育・語学教育研究技術内容

総じて外国語を苦手とする学習者、またドイツ語圏滞在経験者にも対応した効果的なドイツ語学習法及び指導法。比較文化・文学的教材開発のアドヴァイス、またその制作。産業への利用

1.ドイツ語学習教材(eラーニング教材含む)、2.比較文化研究関連教材、3.作品翻訳可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

今村研究室

イワシタ ト シ ヤ

岩下 登志也 准教授研究技術分野 多変量解析、分布論、漸近論研究技術テーマ

●楕円対称性に関する検定問題

●特殊多様体上の確率行列に関する推測・検定問題●非母数(ノンパラメトリック)統計理論研究技術内容

データの背後にある分布の特定は、データ解析を行う上で、重要な問題である。従来の手法は、大標本近似理論(漸近論)によるものが大半で、未だ中・少標本に対しての検定手法の開発はなされていない。中・小標本に対しての楕円対称性の検定手法が開発されれば、たとえ大標本であっても、近似を利用することなく、正確な統計的検定が可能となることを考え、標本の大きさに依らない検定方法の開発を行っている。また、この研究を進めるためには、特殊多様体(Stiefel多様体、Grassmann多様体、Riemann多様体)上の、あるいは、n次元Euclid空間の超球面上の一様性検定の構築が必要である。さらに、これらの研究の延長線上には、母集団の位置パラメータに関する検定手法を分布に、依存しない形(Non-parametric)で構成することも研究対象として捉えている。可能な産学連携形態

共同研究、国際的産学連携

オウ ギ ショウ

汪 義翔 准教授研究技術分野 中国古代文明起源研究技術テーマ

●遼河文明の起源●「玉」と「龍」が語る中国文明の起源研究技術内容

中国文明の起源の課題において、これまでの長い間、黄河流域が唯一中国古代文明を育んだところであるという従来の文明史観に基づいた「黄河一元的文明起源史説」は、中国文明史理解の定説とされてきた。しかし近年、中国では、考古学的発掘事業の進展につれ、各地で数多くの大型の古代遺跡が発見・発掘され、特に遼河流域で中国文明のシンボルである「龍」と「玉」文化の起源が確認されたことから、改めて中国文明の起源をめぐる問題の再検討がなされ始めました。筆者は中国文明の起源を物語る「龍」と「玉」の文化の全体像及び「玉龍」という造形文化が黄河流域への伝播、黄河流域の文明誕生への影響を明らかにし、「多元的な中国文明の起源史観」による真の中国文明史への理解につなげたい。

オ ダ テツ ジ

織田 哲司 准教授研究技術分野 英語史、古英語、語源学、英語学研究技術テーマ

●英語の語源研究●古英語の文献学的研究●英語の史的研究を踏まえた英文法の効果的な教育研究技術内容

従来の比較言語学ではあまり取り扱われなかった音と意味の関係に焦点を当てた語源研究と語源についての知識を最大限に活用した文献解釈により、キリスト教以前の印欧文化の世界観を探求している。また、史的言語研究の基礎となる文法学の知識をいかに現代の英語教育に役立たせるかについても研究している。所属研究室

東京理大

理工学部

135東京理科大学

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織田研究室

スズ キ トモノリ

鈴木 智順 准教授研究技術分野 微生物生態学、系統微生物学、環境微

生物、分子系統、環境農学研究技術テーマ

●微生物の分子系統解析●様々な環境における微生物の群集構造解析●生物浄化システムの構築●光触媒反応による微生物制御の解析●有用微生物の分離、同定研究技術内容

分子系統学を基礎として微生物の群集構造解析や同定を行っている。分子生物学的手法を用いることにより、極微量微生物の検出や迅速な同定が可能である。また、系統解析により新規な細菌種であることが判明した際には、国際細菌命名規約に基づいて学名の命名・提唱を行うことができる。産業への利用

微生物の群集構造解析や同定可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

環境微生物の分子生態的解析、新しい機能を持った微生物のスクリーニング、遺伝子解析による微生物の同定、及び細菌の系統・分類学的情報の提供その他所属研究機関

理工学研究科 応用生物科学専攻、総合研究機構 光触媒国際研究センター所属研究室

鈴木研究室所有研究装置

PCR装置、変性剤濃度勾配電気泳動装置、DNAシークエンサー、リアルタイムPCR装置、高速液体クロマトグラフ、ガスクロマトグラフなど

フカ セ ユ キ コ

深瀬 有希子 准教授研究技術分野 アメリカ文学、アメリカ黒人文学研究技術テーマ

●モダニズム、モダニティ●エスニック・モダニズム●起業家精神(entrepreneurship)●ネイチャー・ライティング(nature writing)●ニューディール政策研究技術内容

アメリカ黒人作家が描いた海辺のリゾートと、そこに見いだされる起業家精神を、19世紀より引き継がれてきた「奴隷より身を立てて」という独立と立身出世の精神に接続して考察する。具体的には、海辺のリゾートで展開する土地開発・自然環境の問題、「結婚」という小説上のプロットが示す人種混交の問題、黒人共同体内での社会的経済的格差の問題を、アメリカ黒人女性作家(トニ・モリスン、ゾラ・ニール・ハーストン、ドロシー・ウェスト)の作品を中心に分析する。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、国際的産学連携

ホソ オ トシ オ

細尾 敏男 准教授研究技術分野 代数幾何学研究技術テーマ

●ベクトル束●双有理幾何研究技術内容

安定的ベクトル束のモデュライの研究と、代数多様体の自己同型群の研究を行っています。所属研究室

細尾研究室

ムネウチ アヤ コ

宗内 綾子 准教授研究技術分野 イギリス文学研究技術テーマ

●20世紀イギリス文学●ホテル表象研究技術内容

社会の近代化と文学の関係を考察している。

コクブン ジュン

國分 淳 講師研究技術分野 結晶物理学研究技術テーマ

●X線共鳴散乱●ATS散乱●X線磁気散乱●X線多重散乱●X線位相解析研究技術内容

X線、特に放射光を利用して、これまでにない局所電子状態の解析を可能にするため、ATS散乱、X線磁気散乱、多重散乱などの基礎研究を行っている。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

國分研究室所有研究装置

X線発生装置、4軸回折計

サカモト ノリヒト

坂本 徳仁 講師研究技術分野 経済学研究技術テーマ

●計量分析による政策評価●障害者教育・雇用制度の分析●貧困・格差分析研究技術内容

GDP以外の福祉指標の開発を進めており、政策を複合的な視点から評価するための理論的枠組みの研究と、国内外の貧困・格差問題について実証分析を進めていま

理工学部

東京理大

136 東京理科大学

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す。また、障害者雇用および障害者教育施策の成果についてミクロ計量分析を行い、障害者施策の改善のために何が必要であるのか研究を進めているところです。産業への利用

障害者福祉に関連のある医療機関、障害者ないし高齢者向けの支援機器のメーカー、障害者雇用に積極的に取り組む企業、障害者に関連する非営利団体の方々とお話することで、障害者の福祉を促進する取り組みや障害労働者の生産的な職域開発などの諸問題についてさまざまな形でお手伝いできればと思います。この他、貧困問題に取り組む非営利団体や貧困・格差問題に取り組む政策担当者の方と知見を共有し、貧困削減のための福祉施策・手段を計量的に厳密に評価するお手伝いをさせて頂けましたら幸いです。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

理工学部教養坂本研究室

サ トウ ケンイチ

佐藤 憲一 講師研究技術分野 独立革命期研究技術テーマ

●アメリカ科学●アメリカ文学●アメリカ文化研究技術内容

アメリカ合衆国の文化における科学と文学の諸相の研究

ホッ タ ヨシ タ ロウ

堀田 義太郎 講師研究技術分野 哲学、倫理学、政治哲学、生命倫理研究技術テーマ

●政治哲学●差別論●生命倫理●自己決定権研究技術内容

「技術」の研究には従事しておらず、したがって「新規性」や「優位性」は容易に測定できない。技術という手段レベルの研究ではなく、諸技術が目指すべき目的の評価および評価基準の妥当性に関わる研究をしている。

ヨコ タ マサトシ

横田 匡紀 講師研究技術分野 公共政策、グローバル、ガバナンス、

市民社会、環境ガバナンス、政治学研究技術テーマ

●環境ガバナンスの国際比較●環境問題をめぐる企業、NGOなどの各種主体の取り組みと連携●国連グローバル・コンパクト●CSR研究技術内容

地球温暖化政策など環境政策の国際的動向と国内での取り組みについて研究し、特に企業やNGOなどの各種主

体の役割と連携に着目しています。また企業による環境問題への取り組みの背景の一つとしてCSRがあげられることから、国連グローバル・コンパクトといったCSRの国際的動向にも注目しています。こうした分野にかかわる共同研究、受託研究のほかに、環境教育といった分野での連携も可能です。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究具体的な産学連携内容

共同研究、受託研究のほかに、環境教育といった分野での連携も可能です。

ダ ー ネ ル ワ ツ ツ ン

Watson Darnell 講師研究技術分野 English Education,Presentation,

Public Speaking研究技術テーマ

●English Education●Presentation●Public Speaking研究技術内容

I teach practical English to undergraduate and graduatestudents,with an emphasis on developing naturalspeaking skills,improved listening skills,and presentationskills産業への利用

I can teach practical English skills to individuals whowish to travel or work abroad.可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

I'd like to cultivate skills in teaching practical Englishskills to individuals who wish to live abroad,and furtherdevelop my skills in teaching people how to do profes-sional level presentations.所属研究室

Watson kenkyushitsu

ヤマモト ヒロ キ

山本 宏樹 助教研究技術分野 教育社会学研究技術テーマ

●象徴闘争●社会システム●パネルデータ分析●道徳教育●生活指導研究技術内容

「象徴闘争」の観点から社会変動を観察している。産業への利用

教育社会学の知見を踏まえた企業等の社会貢献活動に期待している。

東京理大

理工学部

137東京理科大学

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理工学部 数学科タチカワ アツシ

立川 篤 教授研究技術分野 変分問題の研究研究技術テーマ

●変分問題の解の正則性●非線形楕円型方程式系の弱解の正則性研究技術内容

変分問題およびそれと関連する非線形楕円型方程式系の弱解の正則性について研究している。最近は、p(x)-growthと呼ばれるタイプの汎関数の最小値を与える写像の正則性を中心に研究している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究

タ ナカ マ キ コ

田中 真紀子 教授研究技術分野 対称空間、リー群、部分多様体、等質

空間研究技術テーマ

●対称空間の幾何理論の研究研究技術内容

対称空間の構造や性質を調べるために全測地的部分多様体や対蹠集合について研究を行っている。所属研究室

田中研究室

ヤマザキ タ エ コ

山崎 多恵子 教授研究技術分野 偏微分方程式論、基礎解析学研究技術テーマ

●双曲型偏微分方程式

アオ キ ヒロ キ

青木 宏樹 准教授研究技術分野 保型形式、代数学研究技術テーマ

●保型形式と整数論●楕円関数論●符号理論研究技術内容

研究テーマは直接には純粋数学の問題ですが、数値計算や数式処理にはコンピュータを用いています。また、整数論・楕円関数論は、現代の情報通信技術、特に符号理論や暗号理論において、数学的な基礎となっています。そのため、情報通信技術に関して、実装を視野に入れたうえでの数学的・論理的な評価とアドバイスを行うことが可能です。産業への利用

当研究分野は、情報通信技術に関する数学的な基礎付けに利用されています。可能な産学連携形態

受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

情報通信技術に関する数学的な評価と助言を行うことができます。所属研究室

青木研究室(理工学部・数学科)

ウシジマ タケ オ

牛島 健夫 准教授研究技術分野 応用数学、偏微分方程式、数値解析、

数学一般(含確率論、統計数学)研究技術テーマ

●非線形放物型偏微分方程式の解の性質の研究●微分方程式に対する数値解析研究技術内容

偏微分方程式、特に非線形放物型偏微分方程式の解の性質を、数値解析・理論解析の両面から調べることを研究目的としています。産業への利用

残念ながら現在のところ該当するものがありませんが、現在ある生物に対する数理モデルとなる偏微分方程式を研究していることから、生物分野の問題への応用に非常に興味を持っています。また、血液流や白血病の数理モデリングにも興味を持っています。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

牛島研究室

ヒラ バ セイ ジ

平場 誠示 准教授研究技術分野 確率論、確率過程論、数学一般(含確

率論、統計数学)研究技術テーマ

●加法過程●Levy過程●人口動態モデル・分枝過程●遺伝モデル・Fleming-Viot過程●ランダムウォーク・投票者モデル研究技術内容

時間とともに変化するランダムな現象を確率過程というが、それらについて、様々な性質を調べることを目的としている。最も単純なランダムウォークや、増分が独立同分布を持つ加法過程・Levy過程、より複雑な、無限の粒子が相互作用しながら運動する人口動態モデルなどを扱う。これらについて、パス(見本過程)や分布の違いによる、クラス分けやその特徴づけ、また時間無限大、あるいは0に近づけたときの挙動の解析や、さらに特性関数あるいは生成作用素を用いた解析や、新しい確率過程の発見・性質の特徴づけなどを行っている。

オオハシ ヒサノリ

大橋 久範 講師研究技術分野 代数幾何、複素多様体、有限群研究技術テーマ

●代数曲線、曲面の研究●自己同型研究技術内容

理工学部

東京理大

138 東京理科大学

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興味深い対象をその性質から探し出すという立場で代数多様体を研究している。自己同型群に関して詳細に調べることで、従来の代数幾何の外の分野とのつながりも現れる。

カ シオ トモカズ

加塩 朋和 講師研究技術分野 整数論研究技術テーマ

●代数的整数論●保型形式●数論幾何●ガロア表現●L関数研究技術内容

整数論におけるいくつかの未解決問題に取り組んでいる。とくに「Stark予想」と呼ばれる問題や「CM周期」と呼ばれる不変量に興味をもち、研究している。

コ マツ トオル

小松 亨 講師研究技術分野 暗号理論、符号理論研究技術テーマ

●暗号理論●符号理論研究技術内容

有限体および代数曲線の理論を用いた暗号理論、符号理論。

アイ キ マサ シ

相木 雅次 助教研究技術分野 数学解析、偏微分方程式、流体、渦糸研究技術テーマ

●流体運動にまつわる非線形偏微分方程式の数学解析●渦糸の運動の数学解析●流体運動にまつわるモデル方程式の数学的正当化研究技術内容

流体運動、特に渦糸と呼ばれる渦構造の運動をモデル化した非線形偏微分方程式の数学解析を行っている。これらモデル方程式に対する様々な条件下での初期値問題、初期値-境界値問題の可解性を研究している。また、既存のモデル方程式の数学解析だけでなく、より現実の現象に則した数理モデルの構築にも興味を持っており、これまでに扱われていない状況下で運動する渦糸をモデル化した方程式の導出や数学解析にも取り組んでいる。渦糸をはじめ、流体運動にまつわるモデル方程式は様々な形で応用されており、私の研究はその基礎となる理論を数学的に厳密に扱うものである。

タ ムラ ミツ ジ

田村 充司 助教研究技術分野 偏微分方程式研究技術テーマ

●波動方程式および双曲型偏微分方程式●シュレディンガー方程式における逆問題

●シュレディンガー方程式におけるコントロールプロブレム研究技術内容

シュレディンガー方程式のポテンシャルをその境界地問題の解から同定する方法に関して数理的な研究を行っている。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

数学家研究室(田村)

モリサワ タカユキ

森澤 貴之 助教研究技術分野 代数学研究技術テーマ

●整数論研究技術内容

「有理数体の円分的Z_p-拡大の全ての中間体において素因数分解が一意的となるか」という問題に関する研究を行っている。

理工学部 物理学科サイトウ コウイチ

齋藤 晃一 教授研究技術分野 クォーク核物理、素粒子、原子核、宇

宙線、宇宙物理研究技術テーマ

●原子核中のクォーク・グルーオンの自由度●レプトンによる原子核深部非弾性散乱●極限状態核物質の研究研究技術内容

素粒子・原子核の理論的研究産業への利用

原子核の理論的研究のため、産業への直接的利用に結びつく事は難しい。可能な産学連携形態

共同研究

スズ キ ヒデユキ

鈴木 英之 教授研究技術分野 宇宙物理学、天体物理学、ニュートリ

ノ天文学研究技術テーマ

●重力崩壊型超新星爆発と原始中性子星の進化●超新星ニュートリノの数値シミュレーション●超新星ニュートリノとニュートリノ振動研究技術内容

一般相対論的なニュートリノ輸送と流体動力学の数値計算コードを用いて、重力崩壊型超新星爆発や原始中性子星の進化の際に放出される超新星ニュートリノを研究している。

東京理大

理工学部

139東京理科大学

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ス ダ アキラ

須田 亮 教授研究技術分野 非線形光学、超高速光エレクトロニク

ス研究技術テーマ

●広帯域コヒーレント光と超短パルスの発生●高次高調波変換によるコヒーレント軟X戦の発生●蛍光分子の非線形分光●バイオイメージング研究技術内容

生命科学の発展にとって、生体内の分子の動態やそれらの相互作用を生きたまま観察するライブイメージング技術は不可欠です。蛍光タンパク質を用いた蛍光イメージングは、その最先端技術の一つとして重要な役割を果たしています。近年では、光を照射することで蛍光をオン・オフできる光活性化機能や蛍光波長を変化させる光変換機能を持つ光機能性蛍光タンパク質も登場し、多様な蛍光イメージングが展開されています。一方、蛍光タンパク質に光を照射し続けると、蛍光強度が不可逆的に減衰する「光褪色」を引き起こします。光褪色は2光子蛍光イメージングにおける重要な問題として残されています。本研究室では、超広帯域レーザーを用いた非線形フーリエ変換分光法により、2光子励起に伴う光褪色過程の解明を進めています。また、励起パルスに位相制御を施すことにより、光褪色を抑制しつつ2光子蛍光観察を可能とする新しいイメージング技術を開発しています。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

空間光変調器の開発と評価反射型自己相関計の技術開発光学素子の特性評価その他所属研究機関

総合研究機構イメージングフロンティア研究部門所有研究装置

フェムト秒レーザー発振器・増幅器、軟X線分光器、2光子蛍光顕微鏡

タ ムラ マサフミ

田村 雅史 教授研究技術分野 物性物理学、物理化学研究技術テーマ

●分子磁性体の開発と磁性解析●有機導体の電子物性解析●赤外可視偏光顕微反射分光法による材料の電子状態解析●金属錯体磁性体の開発と磁性解析●含希土類有機導体の開発研究技術内容

物性物理から合成化学まで広くカバーして分野間の垣根にとらわれない研究を実施している。偏光顕微反射分光法は、不透明材料でも電子状態とその異方性・次元性に関する定量的な情報が容易に得られる測定法で、古くから確立されているが、固体内電子の移動性とエネルギー準位を直接的に明らかにできる基本的手法であり、その重要性と汎用性は今でも高い。適用範囲の広さに対して、低温冷却下(<30K)の微小試料でも測定できるラボは国内外にわずかな数しかなく、ここで得られたデータが電子状態の解析において、決定的なものとなる可能性は

高い。産業への利用

有機分子化合物の結晶の電子物性(特に電気伝導)は、これまで主に極低温での超伝導やバンド構造と量子物性といった豊富な基礎的物理現象とその解明に注目した研究が成果を収めてきており、当研究室の基盤もそこに置いているので、現在のところ直接に事業化・製品化を目指す立場ではない。一方、21世紀になってFETや有機ELなど応用面でも注目を集めるケースが増えてきたが、実用的な常温での電気伝導機構には多くの未解明な点があり、物質設計・開発の立場からも物理現象の解明という観点からも、取り組むべき課題が多い。ここには応用と基礎の接点があり、新物質や新しい物性解析手法の開発というアプローチで、長期的視野に立つ研究を展開させる計画であり、将来的には生物資源由来のソフトマテリアルの物性開発に発展させることも視野に入れている。他方、汎用性・操作性のよい物性測定・計測技術の向上には常に関心を持っており、こちらの方はアイデアを実用化させるチャンスがしばしばあると考えている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、技術相談・指導具体的な産学連携内容

新しく発見した物質や現象が何らかのデバイスとして有望な兆候を示したとき、その微細加工・プロセス化などの技術を保有するところとの共同研究。すでに実用化されている材料の特殊な物性評価・解析などの協力。材料・試料および測定データのやりとりによる共同研究。測定システムの試作・計測方法の試験など。所属研究室

理工学部物理学科田村研究室所有研究装置

低温電気伝導測定、高周波磁化率測定、7テスラ超伝導磁石、合成用ドラフト、有機結晶育成、顕微FT-IR(固体物性測定用)、顕微紫外可視近赤外分光器(固体物性測定用)、X線回折装置(休止中)、ESR(修理中)

チ バ ジュンセイ

千葉 順成 教授研究技術分野 ハドロン物理、(高エネルギー原子核

物理)、素粒子、原子核、宇宙線、宇宙物理

研究技術テーマ

●高温・高密度核物質の研究●不安定原子核の核構造、核反応●ストレンジネス自由度を含む原子核の研究●検出器内の粒子シミュレーション●データ収集システムの開発研究研究技術内容

これまでの原子核・素粒子実験の研究だけでなく、学際領域など新しい分野にチャレンジしていきたい。産業への利用

基礎物理実験を行う上で必要な先進的な検出器やデータ収集システムを社会に応用できる可能性があるかもしれない。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

検出器やデータ収集システムの開発研究。

理工学部

東京理大

140 東京理科大学

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ハマ ダ ノリアキ

浜田 典昭 教授研究技術分野 物性理論、固体の第一原理電子状態計

算、遷移金属化合物研究技術テーマ

●CrSi2、Mg2Siの熱起電力●CaFeO3のイオン性と共有結合性●RbMnFe(CN)6の電子状態研究技術内容

電子状態計算の方法を開発し、コンピュータプログラムを作成することにより、計算によって明らかにできる領域を拡大し、新しい物質の開発に寄与する。産業への利用

第一原理全電子状態計算プログラム(ABCAP)を提供する。電子状態計算を用いて新物質の開発を行う。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究具体的な産学連携内容

電子状態計算を用いた新物質開発の共同研究。電子状態計算のプログラムを作成し、計算を実行し物質開発を行う技術者の養成。新物質の電子状態の計算と物性予測。その他所属研究機関

総合研究機構RNA研究センター所属研究室

理工学部物理学科浜田研究室

ハンザワ カツロウ

半澤 克郎 教授研究技術分野 凝縮系(強相関電子系)の物理研究技術テーマ

●重い電子状態を記述する模型計算●強相関電子系の軌道秩序・隠れた秩序の理論●強相関電子系超伝導体の理論研究技術内容

主に希土類やアクチナイド元素を含む金属化合物の中の電子は、互いに強い影響を及ぼし合って運動し、その質量が非常に大きくなったかのように振る舞うので、強相関電子系あるいは重い電子系と呼ばれています。この有効的な質量が重くなる状態、さらに極低温にしたときに現れる超伝導状態、磁気秩序・軌道秩序状態、スピンパイエルス状態などを、理論的に適切に記述する研究をしています。産業への利用

基礎的な理論研究なので、事業化・製品化に直接結びつくものではありません。

モト ヤ キヨイチロウ

元屋 清一郎 教授研究技術分野 磁性、金属合金、中性子散乱、核磁気

共鳴、物性II研究技術テーマ

●乱れのない磁性体における磁気構造の長時間変化●重い電子系物質の磁性と伝導●スピングラスにおけるスローダイナミックス研究技術内容

中性子散乱 核磁気共鳴等の微視的実験手段のほか種々の巨視的実験手段を用いて磁性体の研究を行っている。これらの実験手段や測定技術を通じて産学連携が可能と考えている。産業への利用

現在の研究テーマの中で直接産業への利用に結びつくものはないと思う。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

新素材開発のための基礎的物性測定(電気伝導、磁化率、比熱等)に関する相談や協力が可能

モリナガ アツ オ

盛永 篤郎 教授研究技術分野 原子、分子、量子エレクトロニクス、

プラズマ研究技術テーマ

●ナトリウム原子のレーザー冷却●原子干渉計による量子位相測定●カルシウム原子の超高分解能分光●共振器内吸収分光●非共鳴イオン分光計測研究技術内容

原子や分子の構造や特性を精密に調べる。可能な産学連携形態

技術相談・指導

ヤ グチ ヒロシ

矢口 宏 教授研究技術分野 物性物理学(実験)研究技術テーマ

●低温・強磁場・高圧など極限状態下の物性●強相関電子系の物性●低次元電子系の物性研究技術内容

金属、磁性体等の様々な物質中の多彩な物理現象でも、電子間相互作用の特に強い電子系を持つ物質の研究を低温・強磁場・高圧下での実験を通じて行う。また、試料作製にも力を入れている。具体的な研究テーマは、「ルテニウム酸化物スピン三重項超伝導体とその関連物質の研究」、「鉄系超伝導体の低温物性」、「グラファイトの低温強磁場下での電子物性」などが挙げられる。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導所属研究室

矢口研究室所有研究装置

SQUID磁束計

コウムラ タカヨシ

幸村 孝由 准教授研究技術分野 宇宙物理学、天文学、X線天文学、放

射線物理学研究技術テーマ

●X線CCD

東京理大

理工学部

141東京理科大学

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●X線検出器●放射線検出器●SOI●薄膜研究技術内容

微弱なX線も検出可能な低ノイズのX線用CCDを開発している。ノイズを低く抑えることで、入射するX線光子を1個ずつ計測する(フォトンカウンティング)が可能で、ピクセルレベルでX線の入射位置、入射したX線のエネルギー(波長)を同時に測定することができる。また、開発しているX線CCDは、裏面照射型のCCDで、空乏層の厚みが200ミクロンと厚く、0.5keV(キロ電子ボルト)という低いエネルギーのX線から、10keVを超える高いエネルギーのX線にわたる広エネルギー帯域のX線の測定が可能である。また、X線CCDは可視光や紫外線にも感度があるため、可視光と紫外線を遮光する薄膜も開発し、薄膜とコーティングしたX線CCDの開発も行っている。さらにX線CCDの次の世代のX線検出器としてSOIの開発も行っている。SOIは光電子の読み出し速度はCCDを凌ぐ1マイクロ秒以下の高速読み出しを達成し、放射光のような光度が極めて高いX線に対してもフォトンカウンティングが可能な検出器である。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究具体的な産学連携内容

X線CCDは、大阪大学、京都大学、某企業と共同開発を行っている。所属研究室

理工学部物理学科幸村研究室所有研究装置

X線用CCD、SOI、X線発生装置、パルスチューブ冷凍機、ターボ分子ポンプ、真空容器

サワ ド ノブユキ

澤渡 信之 准教授研究技術分野 トポロジカルソリトン模型、素粒子、

原子核、宇宙線、宇宙物理研究技術テーマ

●結び目ソリトンとYang-Mills理論●モノポール、カロロン、インスタントン●ソリトンと結合するフェルミ粒子●ブレインワールドシナリオ●カーボングラファイトの数理的な考察研究技術内容

ある種の非線形微分方程式の特解であるソリトン解の研究を通じて、物性物理から素粒子・原子核、および宇宙論におけるさまざまな問題の統一的な理解をめざす。産業への利用

基礎理論の研究であるため、事業化・製品化は困難である。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

上記テーマに関する大規模数値計算コードの開発を通じて、共同研究の可能性があるかも知れない。

イデ タ シンイチロウ

出田 真一郎 助教研究技術分野 物性物理学研究技術テーマ

●角度分解光電子分光●超伝導研究技術内容

高温超伝導の基礎研究において究極の目的は、超伝導機構を解明し、室温超伝導を実現することである。現時点で、超伝導転移温度Tcの最高記録はHg系銅酸化物においてTc164K(高圧下)を達成しているが、更に高いTcを実現するためには、物質設計の指針が必要であり、微視的な超伝導機構の解明が強く望まれている。機構解明のためには、物質の普遍的な特徴や特異な性質を明らかにすることが重要である。研究対象とする銅酸化物高温超伝導体、鉄系超伝導体に用いる研究手法は、角度分解光電子分光(ARPES)と呼ばれ、固体中の電子の振る舞いを波数・エネルギーの関数で直接観測できる唯一の強力な手法である。光電効果により固体中からはじき出された電子(光電子)の運動エネルギーと運動量を光電子アナライザーで計測することで行われる。試料表面を2つの軸の周りに回転し、光電子の放出角度(運動量に対応)を2次元的に走査することで得られたARPESスペクトルからバンド構造、フェルミ面、準粒子ピークなどを直接観測することができる。得られたARPESスペクトルや、その物質依存性等を調べることで、より高い超伝導転移温度を示す物質の設計指針を示すことを目指している。

理工学部 情報科学科アカ シ シゲ オ

明石 重男 教授研究技術分野 エントロピー、Hilbertの第13問題、

数学一般(含確率論、統計数学)研究技術テーマ

●フラクタル画像暗号化●多次元数値表データ圧縮研究技術内容

従来の市販ソフトは、様々なデータ処理に関して、ケースバイケース的対応を行っているように思えます。一方、数学には、計算機科学の世界に持ち込むと有用性を発揮するけれども、その抽象性ゆえに理解されずに、眠ってしまっている理論が数多くあります。このような数学の理論を計算機科学の世界に持ち込むことにより、従来では思いつかなかったようなソフトウェアを開発することができればと考えています。フラクタル画像データ暗号化の記事が、6月21日付けの日経産業新聞「先端技術欄」と6月28日付の日刊工業新聞「科学技術欄」で紹介されました。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

数学理論を用いて、従来不可能と思われたデータ処理を可能にすることに興味を持っています。

理工学部

東京理大

142 東京理科大学

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タキモト ムネヒロ

滝本 宗宏 教授研究技術分野 コード最適化、コード並列化、ソフト

ウエア工学、群知能研究技術テーマ

●コード移動に基づく最適化●巻戻し可能な投機的ソフトウェアパイプライニング●型情報を用いたプログラムスライシング●分散オブジェクト指向関数型言語の実現●高階移動エージェントを用いた群ロボット制御研究技術内容

当研究室では、コード最適化や並列化を中心に、プログラムを効率よく動作させる方法を研究しています。日本で 開 発 さ れ た コ ン パ イ ラ 共 通 基 盤(compilerinfrastructure)COINSを使った独自のコンパイラの実現も行っており、COINSの開発者の一人として、COINSの詳細な情報を提供できます。COINSを用いて開発した処理系は、営利目的に利用することもできます。また、高階移動エージェントを用いた、群ロボット制御の研究も行っています。各ロボットに固有の制御プログラムをもたせるのではなく、制御プログラムの方が、有用な位置に居て、有用な能力をもつロボットへ移動して制御します。この移動性を用いて、動的な拡張をすることも可能です。産業への利用

独自な言語の設計とその処理系の開発や、プログラムの静的解析に基づく製品の性能向上などが考えられます。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携その他所属研究機関

総合研究機構次世代データマイニング研究部門所属研究室

滝本研究室所有研究装置

GPUボード、FPGAボード、Kinectを中心とするセンサー、ヘッドマウントディスプレイ、各種高速PC、各種移動(飛行)ロボット

タケ ダ マサユキ

武田 正之 教授研究技術分野 プログラム言語論、情報ネットワーク

環境研究技術テーマ

●分散計算機環境における協調計算●個人情報保護の研究●音楽情報処理●新しいネットワークコミュニケーション研究技術内容

複数の計算機をネットワークで結び、仕事を分散させて1つの計算機にかかる負荷を軽くすると共に、全体としての処理を高速化するための分散処理システムを設計、試作し実験を行っています。また、利用者のプライバシーの確保と、提供者の情報セキュリティの向上により、安全で安心して利用可能なネットワークサービスモデルの研究を行っています。可能な産学連携形態

共同研究

タ ハラ イク オ

太原 育夫 教授研究技術分野 推論システム、準無矛盾論理、知能情

報学研究技術テーマ

●非単調推論を用いた知識処理●準無矛盾推論を用いた知識処理●自然言語による情報アクセス研究技術内容

準無矛盾推論は、不完全な知識ベースからの推論、矛盾した知識ベースからの推論など古典論理の対象外であった人間の高次推論機能、知識処理を形式化してコンピュータによる実現を目指す研究であり、大規模な分散知識ベースによる問題解決に役立つものと期待される。産業への利用

高度で知的な分散知識ベースを用いた問題解決に関する基礎的な研究である。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導

ト ガワ ヨシ オ

戸川 美郎 教授研究技術分野 カオス、大域解析学研究技術テーマ

●力学系の複雑性の評価●カオス暗号系●意志決定ゲーム

トミザワ サダ オ

富澤 貞男 教授研究技術分野 数理統計学、分割表統計解析、カテゴ

リカルデータ解析、数学一般(含確率論、統計数学)

研究技術テーマ

●カテゴリカルデータ解析における統計モデルの研究●正方分割表統計解析における特に対称性のモデルと尺度およびそれらの分解●種々の同じ分類からなる離散データの対称性と非対称性の比較の研究研究技術内容

研究の理論面としては、統計学における正方分割表解析における対称性や非対称性の統計モデルや尺度の開発、それらの分解の研究に取り組んでいます。それらの応用例としては、いくつかの集団(小学生や大学生など)の個体の左右裸眼視力の非対称性の研究、ある集団における個体の虫歯の非対称性(上下、あるいは左右における統計的比較など)、父親と息子の職業の推移の程度、などを数理統計的な立場で研究しています。

ワタナベ ノボル

渡邉 昇 教授研究技術分野 量子通信理論、光通信理論、量子エン

トロピー、情報学基礎研究技術テーマ

東京理大

理工学部

143東京理科大学

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●量子通信理論の研究●量子チャネル理論をベースとした量子論理ゲートの研究●光通信過程の情報伝送効率の研究●量子力学的エントロピーの研究研究技術内容

古典系における通信理論は1948年頃シャノンによってエントロピー論として始められ、その後コロモゴロフ等によって数学的体系として完成されている。これらの通信理論では電流や電波を信号に用いているが、近年、レーザ光を信号に用いる技術が開発され、様々な通信系で用いられている。光が最も基本的な素粒子であるから、光信号は量子系で取り扱うことが本来必要であり、従って、光を信号とする通信過程を数理的に厳密に記述するには、量子系における通信理論(量子通信理論)の定式化が必要となってくる。最近、この分野は量子情報という名の下で世界的に盛んに研究がなされるようになってきました。私の研究室では、量子系のエントロピー理論をベースとした量子通信理論の数学的な定式化を目指す研究を行い、さらにその研究の応用として量子論理ゲートの研究も行っています。産業への利用

光通信の分野や、量子情報の分野、ナノテクノロジーの分野等で実用化(事業化・製品化)を目指した研究を行っていきたいと考えている。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

当方の量子通信や量子論理ゲート等の理論的研究の応用として、企業側の実験スタッフと共同でそれらの実用化を目指していきたいと考えている。その他所属研究機関

総合研究機構量子生命情報研究部門所属研究室

量子通信研究室

サ トウ ケイ コ

佐藤 圭子 准教授研究技術分野 生命情報学、情報理論研究技術テーマ

●タンパク質の立体構造を考慮したアライメントアルゴリズム●情報量に基づいた遺伝的差異による分子進化解析●エントロピー型カオス尺度によるインフルエンザA型ウイルスの変異過程と分類●TP53遺伝子の符号構造とがん患者の予後研究技術内容

「TP53遺伝子の符号構造によるがん患者の予後評価」がん抑制遺伝子TP53は、ヒトのがんで最も頻繁に変異する遺伝子の一つである。しかも、TP53遺伝子の変異パターンは驚くほど多様である。がん患者の生存や再発に対する予後に及ぼす影響はその変異のすべてのタイプで同じなのか?悪い予後をもたらす特異的な変異のタイプがあるのか?情報通信における人工的な符号を使い、がんの種類ごとに患者の様々なTP53遺伝子の符号構造を明らかにし、符号構造という観点からがん患者の分類を行う。そして、がん患者の予後を評価し、TP53遺伝子個々の変異が及ぼすp53タンパク質の特性を理解する。

可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導

ミヤモト ノブ コ

宮本 暢子 准教授研究技術分野 離散数学:組合わせデザイン、符号、

暗号の数理、数学一般(含確率論、統計数学)

研究技術テーマ

●組合せデザイン・配列の構成●光直交符号の構成研究技術内容

有限幾何の組合せ構造を利用し、実験計画法で用いられる組合せデザイン・配列の構成問題や、光ファイバーを用いた符合分割多元接続通信で用いられる光直交符号の構成問題を中心に研究している。光直交符号の符号長や重みは、元々一定のものとして定義されていたが近年それらを可変とした符号についても提案がなされており、それらの構成問題についても研究をしている。産業への利用

符号や暗号技術への応用可能な産学連携形態

共同研究

イリヤマ サト シ

入山 聖史 講師研究技術分野 量子情報、量子アルゴリズム、暗号理

論研究技術テーマ

●量子アルゴリズム、量子チューリング機械、量子誤り訂正●暗号理論、共通鍵暗号、擬似乱数、公開鍵共有研究技術内容

(1)量子アルゴリズムの計算の複雑さ量子力学を原理としたアルゴリズムの研究を行っています。・NP問題についての多項式時間量子アルゴリズムの開発・量子チューリング機械の数学的定式化・NP-hardに属する探索問題について多項式時間量子アルゴリズムの開発(2)非可換代数を基にした暗号新しい原理に基づいた暗号理論の研究を行っています。・従来を上回る速度、安全性の共通鍵暗号の開発・効率のよい公開鍵共有の研究産業への利用

(1)量子コンピュータの開発ユニタリ計算だけでなく、観測過程や確率増幅過程も含んだ包括的な量子コンピュータの設計を行っています。(2)新しい暗号の実用化標準化へ向けて、速度や安全性の検証を進めています。共同研究や製品開発を行うパートナーを探しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

・非可換代数を基にした高速・安全・軽量暗号、STARCワークショップ2013、新横浜国際ホテル、9/12、2013・Fast encryption and key agreement、台北国際展示会、台北世貿1館、9/27、2013・Fast、Secure and LightCryptography、Leading Edge Innovations 2014、Nest

理工学部

東京理大

144 東京理科大学

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GSV、Inc、3/11、2014・究極の安全性と高速化を実現した画期的な新暗号方式を開発、日経産業新聞、8/28、2013・情報セキュリティEXPO、東京ビッグサイト、5/8-5/10、2013・非可換代数を用いた高速で安全なストリーム暗号と公開鍵共有、イノベーション・ジャパン2013、東京ビッグサイト、8/29-30、2013・特許出願番号2012-084113、非可換代数を基にした高速で安全なストリーム暗号方式、4/2、2012・特許出願番号2012-151835、非可換代数を基にした安全で鍵生成が速い公開鍵暗号方式、7/5、2012その他所属研究機関

戦略的環境次世代健康科学研究基盤センター、量子生命情報研究部門所属研究室

入山研究室

タ ハタ コウ ジ

田畑 耕治 講師研究技術分野 カテゴリカルデータ解析、離散多変量

解析、数学一般(含確率論・統計数学)研究技術テーマ

●正方分割表データ解析におけるモデル構築およびその分解研究技術内容

カテゴリカルデータ解析のなかでも特に(正方)分割表データの解析に関する研究を行っており、新しい様々な解析手法を提案している。また、その提案手法を実際のデータへ応用することも行っている。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

統計的データ解析の支援および新たな統計的解析手法の提案

イ キ キヨタカ

生亀 清貴 助教研究技術分野 数理統計学研究技術テーマ

●分割表解析●多変量解析研究技術内容

母集団の推定、検定を行うために、モデルや尺度の提案を行っている。所属研究室

富澤研究室

クラカミ ヒロユキ

倉上 弘幸 助教研究技術分野 数理統計学、カテゴリカルデータ解析研究技術テーマ

●分割表解析研究技術内容

分割表解析において、主に統計モデルの導入、モデルの分解、尺度の開発に関する研究を行っている。

コ バヤシ マサヒロ

小林 正弘 助教研究技術分野 応用数学研究技術テーマ

●応用確率論●待ち行列理論研究技術内容

ネットワークや生産工程などのサービスがあるシステムにおいて、システムの性能評価をするために、ネットワークを数理モデルを使い、数学的に記述し、「待ち」というものの評価を行う研究である。

タ ナカ ヨシハル

田中 芳治 助教研究技術分野 量子情報理論研究技術テーマ

●量子テレポーテーションの基礎理論●量子確率論の基礎研究技術内容

状況依存の系に対するモデルを構築するため、量子力学で特有の確率数理を適用する。これは基礎理論であり、ただちに技術的な応用に至るかどうかはわからないが、人間の認識過程の記述や、生命現象の数理に役立つ理論になると考えられる。このような現象を記述する数理は、間接的に工学的な応用に利用される可能性がある。例えば、あいまいな情報を与えられた場合に置ける機械的情報処理や、ベイズ推定、意思決定理論などに利用できるかもしれない。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導、国際的産学連携その他所属研究機関

総合研究機構、量子生命情報研究部門所属研究室

理工学部 情報科学科 渡邉研究室

ハラ トシヒデ

原 利英 助教研究技術分野 Bioinformatics、Cryptography、Sim

ulation研究技術テーマ

●Sequence alignment●Stream cipher●Drug delivery simulation研究技術内容

近年ゲノム配列の読み取りが革新的に高速化し、「ゲノム情報ビックバン」時代に突入したといわれています。大量に得られたゲノム配列を解析することで癌抑制遺伝子等が次々に発見され、新たな薬剤の開発へ応用されるようになりました。配列解析の精度および速度の重要性が今までになく高まっている時代といえます。私の主とする研究は、こうした配列解析における精度の向上に焦点をあてた研究です。残基間の相関を数理的に考慮した独自手法を提案し、研究を進めています。また、コンピュータシミュレーションの精度向上、高セキュアな暗号通信の実現へ向け、擬似乱数生成器の研究を行なって

東京理大

理工学部

145東京理科大学

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います。最高水準の品質と生成速度を両立する手法の研究開発を行っています。

マツザワ トモフミ

松澤 智史 助教研究技術分野 マルチキャスト、ローカルエリアネッ

トワーク、計算機システム、ネットワーク

研究技術テーマ

●Local Area Networkの運用管理技術についての研究●Multicast Routingの実装と評価●Scale-Free Networkの特徴を生かしたコミュニケーションインフラの構築●ネットワークコミュニティの現状調査●検索エンジンを利用した未知語判定の研究研究技術内容

物理ネットワーク・論理ネットワーク双方を扱っており、ノードやエッジの調査やモデル化、対象ネットワークの特性を生かした新技術の研究開発を行っている。産業への利用

現行サービス各種のユーザ実態を調査したデータに基づいた新たなコミュニケーションインフラの構築などが考えられる。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

現行サービスの実データを元にユーザ間で構築されているネットワークのモデルを提供し、サービスの効率化、新たなモデルの構築を試みる。

理工学部 応用生物科学科イケキタ マサヒコ

池北 雅彦 教授研究技術分野 アポトーシス、光触媒研究技術テーマ

●アポトーシス●抗がん●光触媒●糖鎖生物学●ニューロンネットワーク研究技術内容

癌細胞はどのようにして転移するか、アルツハイマー病などで認められる細胞の死(アポトーシス)はどのようにして起きるのか、などについて研究しています。さらに、これらの現象に影響を及ぼす物質を植物や微生物から採取し、作用メカニズムを解析することによって、新規な治療薬を開発しようとしています。具体的には細胞の増殖やアポトーシスを制御する化合物の探索(有機化合物や光触媒等)、およびその制御メカニズムの解明を行っています。産業への利用

光触媒空気清浄機の開発に実績があり、共同研究のパートナーを探している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携

具体的な産学連携内容

光触媒空気清浄機植物工場その他所属研究機関

総合研究機構 光触媒国際研究センター所属研究室

池北研究室所有研究装置

MALDI TOF-MS、DNAシーケンサ、紫外線照射装置等

オオタニ ナオ コ

大谷 直子 教授研究技術分野 分子生物学、腫瘍生物学研究技術テーマ

●細胞老化●肥満にともなう肝がん形成機構●マウスを使った生体内イメージング●細胞周期チェックポイント機構研究技術内容

細胞には様々な恒常性維持機構が備わっている。「細胞老化」もそのような機構のひとつで、危険な細胞が増えないようにする不可逆的細胞増殖停止であり、重要な発癌防御機構である。しかし、細胞老化を起こすと、生体内において長期間生き続ける可能性がある。最近、生き残った老化細胞から、様々な炎症性サイトカインや細胞外マトリクス分解酵素といった多くのタンパクが産生・分泌されることが明らかになり、この現象はSASP(細胞老化関連分泌現象、senescence-associated secretoryphenotype)と呼ばれている。もともとがん抑制機構として働いたはずの細胞老化であるが、時間とともに逆に生体に悪影響を及ぼすという現象を起こすのである。今回我々は、肥満にともなう肝臓がんモデルにおいて、間質に存在する肝星細胞が細胞老化とSASPを起こし、肝がんに促進的ながん微小環境を形成するという新しいがん促進メカニズムを解明した。さらに肝星細胞の細胞老化は肥満により増加した腸内細菌が産生する2次胆汁酸のひとつ、デオキシコール酸により促進されることを明らかにした。今後、様々な観点から肥満にともなう肝癌の予防を見据えた研究を行っていく。産業への利用

肥満に伴う肝癌は最近年々増加傾向にある。今回我々が示した研究結果より、その発症の分子メカニズムが明らかになりつつある。今後はそれらをブロックする方法を開発し、肝がん発症の予防につなげてゆきたい。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究所属研究室

大谷研究室所有研究装置

倒立型蛍光顕微鏡

カマクラ タカ シ

鎌倉 高志 教授研究技術分野 真核生物の分化、薬剤作用機作の解析

と薬剤ターゲットの探索、微生物遺伝子機能解析

研究技術テーマ

理工学部

東京理大

146 東京理科大学

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●植物病原糸状菌の病原性特異的器官分化関連遺伝子の単離と機能解析●真菌に対する各種薬剤の作用とその作用機作の研究●真菌の新たな遺伝子機能獲得機構の解明●新奇乳酸菌の探索と機能解析●真核生物の核数制御機構の解析研究技術内容

作用機作が推定の域を出ない薬剤や、副作用等につき説明が困難な薬剤についてその真の作用点、または副作用点を明らかにする。その際、微生物の分化という複雑でデリケートなアッセイ系を用いることにより、感度の良い生理活性物質の一次スクリーニング系を提供できると考えている。薬剤の結合タンパクの特定から、遺伝子の解析、遺伝子破壊による証明に至るまでの分子遺伝学的手法の一連の流れをほぼ全て実行・提供することが出来る。特に、ファージディスプレイ法を用いて薬剤の新規作用点・副作用点の探索に取り組んでいる。病原性特異的器官の分化機構を解明するとともに、既存の薬剤の作用機作を確定することにより、これまで以上に有効で安全な制御薬剤の開発につながりうる。また、新たな有用物質生産能や、難利用物質の分解や微生物変換を目指して、真菌および細菌(特に乳酸菌)の探索を行っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

真菌の得意的な器官分化阻害活性を指標に、これまで、いくつかの既知、及び未知の素材の分化阻害効果を含む生理活性の存在を、感度良く検出することが出来ている。所属研究室

鎌倉研究室

クチ ツ カズユキ

朽津 和幸 教授研究技術分野 植物生理学、植物免疫学、農薬学研究技術テーマ

●新規植物防疫剤の探索と開発可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導

クニサワ タカシ

国沢 隆 教授研究技術分野 生物情報学研究技術テーマ

●分子進化●ゲノム系統学研究技術内容

ゲノム上の遺伝子の並び順から系統関係を抽出している

スガワラ フ ミ オ

菅原 二三男 教授研究技術分野 抗癌剤、放射線増感剤、医薬結合分子、

天然物化学、生物生産化学、生物有機化学

研究技術テーマ

●抗がん剤の開発

●がん治療のための放射線増感剤の開発●医薬品の結合分子の高速決定法の開発●天然有機化合物の探索・決定・合成・結合分子の決定●タンパク質相互作用阻害剤の探索系の開発研究技術内容

化学を基盤にした、精緻で高速な生物学、すなわち「化学生物学研究」を展開しています。産業への利用

1)放射線増感剤:SQAGは、抗がん剤として有望であるばかりではなく、特に放射線治療における増感剤として優れた動物実験での成績を残している。SQAGはがん組織に集合する性質があり、これを利用したPET-CTあるいはMRIのイメージングに利用できる増感剤も開発する。2)医薬品の標的分子の高速決定法:Phage displayを利用し、きわめて高速かつ精密な決定法を開発している。3)天然有機化合物:海洋生物やコケ、植物などから糸状菌を分離・培養して天然物を単離している。ある種の工夫により、新規化合物を「日常的に」得ることに成功しており、有用な生理活性を探索している。4)タンパク質間相互作用阻害剤:Phage displayを基盤にしてタンパク質タンパク質間相互作用を再現し、それを利用した阻害剤探索に成功している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究具体的な産学連携内容

2)~5)の内容で、連携可能です(実績あります)。

タ グチ ハヤ オ

田口 速男 教授研究技術分野 酵素学、タンパク質科学、生物分子科

学研究技術テーマ

●D-,L-ヒドロキシ酸脱水素酵素群における触媒機構および基質認識機構の研究●酵素のアロステリック調節機構の解析●新規2-ヒドロキシ酸脱水素酵素の開発と改変●新規糖質合成分解酵素の開発と改変研究技術内容

遺伝子工学的手法、立体構造解析、反応速度論的解析などをベースに、新規機能酵素の開発や酵素機能の改変研究を行っている。特に乳酸脱水素酵素に代表される立体特異的2-ヒドロキシ酸脱水素酵素については、詳細な構造-機能相関の研究を行っている。産業への利用

産業的に有用な特性(触媒特性、安定性など)を備えた酵素の作製、開発など。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

酵素(特にNAD関連の脱水素酵素、糖質関連酵素)の開発、改良、改変など。所属研究室

田口研究室所有研究装置

分光光度計、蛍光分光光度計

東京理大

理工学部

147東京理科大学

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フルイチ テイイチ

古市 貞一 教授研究技術分野 神経化学、分子神経科学研究技術テーマ

●脳の発達のその障害の分子メカニズム●シナプスの発達と機能の分子神経科学●神経栄養因子・神経ペプチド・モノアミン等の分泌制御メカニズム●脳遺伝子発現データーベース●神経情報科学ニューロインフォマティクス研究技術内容

脳の発達とその障害についての分子・細胞・シナプスレベルから行動レベルまでの神経科学研究を行っている。心や行動を生みだす複雑精緻な脳・神経回路はどのようにして作られるのか、を興味の原点として、また心と行動の障害の増加が問題となっている現代社会において、当研究室では、疾患モデル動物などを用いた脳・神経回路の発達とその障害に関する分子機構の解明をめざしている。現在、先端的な解析アプローチによって、ニューロン、シナプス、神経回路の発達に関連する遺伝子の探索とその生物学的な役割の解明に向けて精力的に研究を展開している。また、小脳発達のトランスクリプトーム(全遺伝子転写)基盤の体系化に向けて、神経情報科学データベースCDT-DBプロジェクトも展開している。現在の研究テーマ1)ニューロン・シナプス・神経回路の発達に関連する遺伝子の探索と機能解析2)神経栄養因子の分泌異常などをもつ疾患モデル動物を用いた脳発達と行動障害に関する研究3)小脳皮質神経回路の発達に関わる遺伝基盤のニューロインフォマティクス(神経情報科学)産業への利用

化合物ライブラリーなどから遺伝子改変マウスの行動障害を改善する有効薬のスクリーニング、シナプス小胞や有芯小胞(神経ペプチドホルモン、神経栄養因子、モノアミン)の分泌制御に作用する化合物のスクリーニングなど。研究成果(遺伝子、抗体、モデルマウスなど)の利用価値を付加した実用化。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

特異的な抗体、リガンド結合タンパク質を販売したり製品開発のために使用したりするためのライセンス契約の許諾その他所属研究機関

総研機構・イメージングフロンティア、ヒト疾患モデル、創薬フロンティア研究部門所属研究室

東京理科大学理工学部応用生物科学科古市研究室所有研究装置

顕微鏡イメージング装置、電気生理解析装置、動物行動解析装置、細胞培養装置、組織化学解析装置

マツナガ サチヒロ

松永 幸大 教授研究技術分野 細胞生物学、イメージング研究技術テーマ

●細胞分裂イメージング

●細胞毒性調査●植物毒性調査研究技術内容

イメージングにより細胞や植物の毒性調査を実施する。産業への利用

化学物質やリード化合物の評価をイメージングで行うことで、特許取得や官公庁への申請を援助できます。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

イメージング機器への解析ソフトウェアの搭載を検討した。リード化合物の評価をヒト培養細胞で実施してデータを提供した。その他所属研究機関

総合研究機構イメージングフロンティア研究部門所属研究室

松永研究室所有研究装置

ライブイメージングシステム蛍光顕微鏡画像解析システム

ミネ キ シゲル

峯木 茂 教授研究技術分野 環境保全、環境浄化、環境材料、資源

変換研究技術テーマ

●多環芳香族炭化水素(PAH)の微生物分解●ナノ粒子の環境影響●バイオマスの利用研究技術内容

ピレン資化性菌をいくつか保持しているが、すべて国内の土壌から分離したものなので、組み換え菌や外国産のものを持ち込むよりは環境にフィットしやすいと考えている。微生物による環境修復は化学的方法や物理的方法に比べて費用がかからないので、広範囲に渡る低濃度の汚染をゆっくりと浄化する場合に適している。また、市場に出回っているナノ製品やナノ物質の安全性と危険性を調査して、注意を喚起したい。さらに、バイオ資材を使った循環型社会の形成にも貢献したい。産業への利用

PAH汚染土壌等の微生物による浄化への利用。ナノ粒子の環境への影響に対するモニタリング法を確立して利用。堆肥化促進技術の開発、土壌微生物叢の良好化など。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究具体的な産学連携内容

上記【研究分野】における微生物を使用した技術の開発研究。所属研究室

峯木研究室所有研究装置

DGGE、Multiphor Electrophoresis System、Imagemaster2D Platinum、GCMS(共用)、DNA sequencer(共用)など。

理工学部

東京理大

148 東京理科大学

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ナカ タ カズ ヤ

中田 一弥 准教授研究技術分野 光触媒、人工光合成、環境浄化、二酸

化炭素還元、抗菌抗ウイルス研究技術テーマ

●光触媒●人工光合成●環境浄化●二酸化炭素還元●抗菌抗ウイルス研究技術内容

・光触媒材料の開発と応用・製品化・人工光合成・環境浄化・二酸化炭素還元・抗菌抗ウイルス(上記全ては主に光触媒国際研究センターにて実施)産業への利用

・光触媒材料の開発と応用・製品化・人工光合成・環境浄化・二酸化炭素還元・抗菌抗ウイルス(上記全ては主に光触媒国際研究センターにて実施)可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、国際的産学連携具体的な産学連携内容

過去の実績・光触媒印刷・光触媒空気清浄機・光触媒セラミック・光触媒外壁・内壁・ダイヤモンド電極による環境浄化その他所属研究機関

総合研究機構 光触媒国際研究センター所属研究室

理工学部・応用生物科学科・池北・中田研究室所有研究装置

電界放出形走査電子顕微鏡、X線光電子分光、レーザー顕微鏡、接触角計、ダイヤモンド製膜装置、ガスクロマトグラフ、液体クロマトグラフ、等

ワ ダ ナオユキ

和田 直之 准教授研究技術分野 発生生物学、再生医学研究技術テーマ

●組織・器官培養●in situ hybridization●in vivoエレクトロポレーション研究技術内容

脊椎動物の発生や再生など器官(臓器)が形成される過程を理解して、形態形成異常(いわゆる先天奇形)の発症原因の解明や、再生医療を考えた時に「正常な」形態の器官を再生につなげることを目指している。そのために、安定的かつ簡便なin situ hybridizationを用いた遺伝子発現解析を行っている。その時の細胞や組織の状態変化を調べ、エレクトロポレーションを用いたin vivo遺伝子導入と導入細胞の系譜解析、および遺伝子導入細胞による器官の形態形成能(特に硬組織)を調べている。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導所属研究室

理工学部応用生物科学科、和田研究室所有研究装置

in vivoエレクトロポレーター

マサイケ トモ コ

政池 知子 講師研究技術分野 1分子生物学、生物物理学、生化学、

遺伝子工学研究技術テーマ

●1分子蛍光観察●全反射型顕微鏡●分子モーター蛋白質の回転観察●蛍光性ヌクレオチドの異性体分離●蛋白質とオルガネラの構造変化と基質の1分子観察研究技術内容

1分子の蛋白質や1個のオルガネラを光学顕微鏡下で観察するための総合的な技術を用い、生体分子、オルガネラの作動メカニズムを解明することが研究の目的である。多分子を扱う生化学的操作、遺伝子工学の技術も有しており、これらと顕微鏡構築の技術を統合することによって、独自の研究を行っている。産業への利用

無機リン酸を数個レベルで検出する方法を開発しているので、その実用的な用途を提案していただける分野を探しています。可能な産学連携形態

技術相談・指導具体的な産学連携内容

顕微鏡ユーザーとして顕微鏡メーカーに技術的な要望を提案したり、顕微鏡内部のデザインについて助言を行った。実際に工場にも出向き、現場の製作者との対話により、実験データを見せながら要望を伝えた。また、顕微鏡用カメラのメーカーに、ソフトウェアについての要望を伝え、カメラを連動して動かすための仕様についての相談をした。これらの活動は連携の前段階にあると位置づけられるが、ゆくゆくは連携した装置開発につながると考えている。その他所属研究機関

総合研究機構イメージングフロンティア部門、JSTさきがけ所属研究室

政池研究室所有研究装置

光学顕微鏡、顕微鏡用恒温室

オオイシ タカ オ

大石 尊朗 助教研究技術分野 分子生物学、遺伝子工学研究技術テーマ

●超多コピープラスミドにおけるコピー数増大のメカニズム●Positive Control型L-バリン生合成における遺伝子調節領域の解析研究技術内容

大腸菌プラスミドに、ある特異な塩基配列を挿入することにより、プラスミドのコピー数(細胞当りのプラスミド数)が増大するメカニズムを解析している。産業への利用

コピー数の増大により、有用物質の増産が期待される一方で、生育抑制など宿主菌への負荷(副作用)の課題もある。コピー数をコントロールできる条件や方法の改良が望まれる。

東京理大

理工学部

149東京理科大学

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可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

共同実験室所有研究装置

画像撮影解析装置

カミスキ シン ジ

紙透 伸治 助教研究技術分野 ケミカルバイオロジー、生物有機化学、

天然物化学研究技術テーマ

●生理活性物質の探索・合成・評価●生理活性物質の作用機構解析研究技術内容

生命現象の解明を目指して、天然資源から生理活性物質の探索・合成・評価を行っている。これらの物質は抗がん剤などの薬剤としての応用も視野に入れて研究を行っている。

キタハタ ノブタカ

北畑 信隆 助教研究技術分野 生物有機化学、ケミカルバイオロジー、

植物生長調節剤研究技術テーマ

●病害抵抗性誘導剤の開発●植物ホルモン制御剤の開発研究技術内容

植物の耐病性・耐虫性を向上させる化合物の開発を行っている。

シノ ダ ヨウ

篠田 陽 助教研究技術分野 細胞生物学、神経生理学、電気生理学研究技術テーマ

●自閉症関連遺伝子の機能解析●神経における分泌関連タンパク質の機能解析●細胞表面タンパク質の調節因子の機能解析●記憶の痕跡マーカーの探索研究技術内容

神経伝達物質や分泌性神経ペプチドの分泌機構を、分泌調節・制御因子を中心に研究している。産業への利用

【神経・精神疾患の治療薬・予防薬の開発】神経細胞は物質の分泌により他の細胞と連絡を取り、神経ネットワークを構築することで、記憶素子や演算素子として機能している。この分泌機構が破綻することは、正常な神経活動の破綻、即ち種々神経・精神疾患につながる。実際多くの神経・精神疾患が神経の分泌機能及び分泌部位(シナプス)の機能障害により起こる事がわかっている。これを正常に近づける薬や、破綻を予防する薬の開発は、様々に社会問題となっている神経・精神疾患の改善の為に急務である。【微小量タンパク質の網羅的同定法の開発】細胞の生理現象を明らかにするためには、そこで発現しているタンパク質の種類を同定し、かつその動態を知る必要があるが、細胞内の局所部位においてどのよう

なタンパク質が発現しているか、その同定法は確立されていない。電顕レベルでの試料(オルガネラ等)の採取と、高感度の質量分析機による網羅的タンパク質解析が可能になれば、細胞の生理現象解明に飛躍的な効果をもたらすと考える。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入所属研究室

理工・応用生物・古市研究室所有研究装置

超解像顕微鏡、共焦点顕微鏡、全反射顕微鏡、タイムラプス観察用高時空分解顕微鏡、電気生理装置、細胞培養設備、動物行動解析設備

ナカジマ マサヒロ

中島 将博 助教研究技術分野 酵素学、タンパク質結晶構造解析研究技術テーマ

●オリゴ糖の酵素合成研究技術内容

加リン酸分解酵素によるオリゴ糖、多糖合成 加リン酸分解酵素は反応が可逆的であるためオリゴ糖合成が容易である。この反応を用いて�-1,2-グルカンを100グラム以上合成した。新規材料として利用したい方をお待ちしております。

ナ ラ メグミ

奈良 恵 助教研究技術分野 植物生理学、微生物学研究技術テーマ

●植物成長調節●植物病害防除研究技術内容

植物病害防除のための病原菌遺伝子研究 植物の成長を制御するための薬剤開発所属研究室

鎌倉研究室

ヨシ ミ ヨウ ジ

吉見 陽児 助教研究技術分野 新規化合物の生理活性解析、糖鎖生物

学研究技術テーマ

●新規化合物の生理活性の解析●リソソームの機能阻害剤の研究●インテグリン�3の機能解析●細胞死誘導物質の探索とその誘導機序の解析●ガレクチンの分泌に関する研究研究技術内容

有機化学の進歩とともに新規化合物が続々と合成されている。しかし、得られた化合物の生物学的な機能については不明な場合がほとんどである。新規化合物に生理活性を見出し付加価値を与えるとともに、有用な活性を有する化合物については薬としての応用の可能性を検討することを目的とした研究を行っている。同時に未知機能物質の生理活性の評価方法そのものに関する研究も進め

理工学部

東京理大

150 東京理科大学

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ている。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導その他所属研究機関

総合研究機構国際光触媒センター所属研究室

池北研究室

理工学部 建築学科イノウエ タカシ

井上 隆 教授研究技術分野 建築環境、設備研究技術テーマ

●省エネルギーと快適性の両立を図る窓システムの提案・開発●建築における自然光の利用に関する研究●建築、住宅に関する地球温暖化対策に関する研究●日射遮蔽と自然光利用の両立●住宅のエネルギー消費の実態とその削減に関する研究研究技術内容

地球環境・都市環境の制約の中で、エネルギー・資源をいかに効率的に活用し快適な空間・環境を創るかという研究を、学会、建築・設備業界、国際機関、行政、他大学と連携しつつ進めています。建築外皮の最弱点となる窓の研究を軸に、対象は住宅の一室から建築全体、さらに都市のスケールまでにおよび、実験・数値シミュレーション・調査の各手法を駆使しています。省エネルギーおよび室内環境改善を図る実際の建築projectへの適用実績多数。関連する学会賞なども多数。産業への利用

ファサードエンジニアリング、窓システム、ガラス、フィルム、ブラインド制御、照明制御など省エネルギーおよび室内環境改善を図る実際の建築projectへの適用実績多数。関連する学会賞・協会賞なども多数。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究具体的な産学連携内容

実績多数

オオミヤ ヨシフミ

大宮 喜文 教授研究技術分野 建築防災計画、建築火災安全工学、建

築安全工学、避難計画、煙制御計画、延焼拡大防止機構、木質耐火建築物、高層建築物・地下空間の安全

研究技術テーマ

●災害時の避難行動●高層建築物・地下空間の煙制御●建築物の延焼拡大リスクアナリシス●散水設備による火災抑制効果●木質耐火建築物の耐火性能研究技術内容

本研究室では、災害、特に火災による損害を低減させるために様々な観点から研究を進めている。例えば、コンピュータによって、火災現象や人間挙動を再現・予測する技術を開発し、実務的な防災設計法の体系化などを進

めている。なお、企業との受託研究・共同研究も積極的に実施しており成果を上げている。産業への利用

本研究室では、建築物の火災に対する安全性を確保するために、種々の基礎的研究を積み上げ、実務レベルで利用可能な成果としてまとめ上げることを視野に入れている。特に、本学保有の火災実験施設を使用し、火災現象の再現実験などを実施することが可能です。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

防火対策技術の開発・コンサルティング。その他所属研究機関

総合研究機構火災科学研究センター所属研究室

大宮研究室所有研究装置

多目的水平炉、中型複合炉、大型壁炉、ファサード試験装置、コーンカロリーメータ、散水区画、5m集煙フード

カワムカイ マサ ト

川向 正人 教授研究技術分野 建築史、都市史、建築デザイン、都市

デザイン、まちづくり学研究技術テーマ

●大学と地域との協働によるまちづくり●歴史的建築の保存再生●道空間の整備●自然素材による生活環境の構成●伝統技術・職人技術研究技術内容

東京理科大学・小布施町まちづくり研究所で住民・行政との協働を通して開発した種々の理念と手法は、きわめて実用性・汎用性の高いものと自負している。建築から造園・道空間・水路景観まで多岐にわたり、自然系素材の調達、その手法・技術の育成・再生を組織的に進める。産業への利用

2005年7月18日に東京理科大学と長野県小布施町が共同出資して創設した「東京理科大学・小布施町まちづくり研究所」を拠点とし、住民・行政と協働して、施策の提案に至るまで包括的に調査研究を進めている。ここで得られた手法・技術は、ほかの市町村・企業などでも十分に応用可能であるが、研究所活動にみずから参画してそれらを習得したり、あるいは、協働してさらに高度なものに発展させることをお勧めしたい。すでに研究所は国内・国外の大学との交流拠点にもなっている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

・長野県小布施町での事例に限定する;「森の駐車場」基本構想・基本計画・監修(2008年4月オープン)・道路景観の修景(町内の歩道空間の統一的整備)(2008年より随時)・地域再生実践塾(2009年9月14~16日、地域活性化センター)塾長・「国道403号線(旧谷街道)修景計画」(2010年よりスタート)・「小布施まちづくり大学」(学長として企画運営、2008年より年5回開催)・『小

東京理大

理工学部

151東京理科大学

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布施 まちづくりの奇跡』(新潮新書、2010年3月)刊行。・2011年4月~2012年5月、国道403号(旧谷街道)を「拡幅」ではなく「修景」によって整備する計画案作成。・2014年3月~ 全町の用水路の現状調査と用水路景観の整備。・2014年6月 『まちに大学が、まちが大学に』(彰国社)刊行その他所属研究機関

東京理科大学・小布施町まちづくり研究所(所長)所属研究室

理工学部建築学科川向研究室所有研究装置

小布施町役場2階にある「東京理科大学・小布施町まちづくり研究所」は、研究所としてパソコン・コピー機、各種文房具などの一式を備えている。大学の研究機関として十分に機能する。

キタムラ ハルユキ

北村 春幸 教授研究技術分野 建築構造設計、免震構造、制振構造、

性能設計、長周期地震動、エネルギーの釣り合いに基づく応答評価法

研究技術テーマ

●長寿命建築物に向けてのライフサイクル累積損傷評価設計法●性能設計のための免震・制振構造設計法●長周期地震動に対する超高層建物や免震建物の耐震安全性評価と対策●多次元地震・風観測に基づく免震建物の動的性状評価●振動モニタリングによる建物の地震損傷評価法研究技術内容

巨大地震・台風などの外乱に対して、建物が安全に機能するためには、地震動などの入力から、建物の応答評価、構造骨組の設計、建物の安全性や機能性の評価まで、建物全般に渡る構造設計法の研究・開発が必要になる。このような耐震・耐風設計のための有用な手段としての免震・制振構造の健全な普及と発展に向けた建築構造設計法に関する研究・開発を行っている。産業への利用

長周期地震動に対する超高層建物の対応策、免震構造・制振構造の設計、大地震に対する建築物の性能設計に利用できる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

25年間に渡り、超高層建築、免震・制振建物などの建築構造設計を行ってきた実務経験と、設計実務に根ざした研究を利用したい設計者・技術者との共同研究、コンサルが可能。

キヌガサ ヒデユキ

衣笠 秀行 教授研究技術分野 耐震設計、都市防災、コンクリート構

造、建築構造、材料研究技術テーマ

●大地震よって建築物にもたらされる修復費用・修復時間の評価●建築物に許容される限界の修復費用・修復時間の評価

法の開発●経済性の観点からの耐震性向上を目的とした建築計画と構造設計法の開発研究技術内容

東京で直下型地震が発生した場合、100兆円を越す経済損失が生じるといわれています。本研究室は経済性の面から建築物の性能を再評価することにより、経済活動の場としての大都市東京の耐震化を目指しています。具体的には、次の研究テーマに取り組んでいます。�大地震よって建築物にもたらされる修復費用・修復時間の評価法の開発、�建築物に許容される限界の修復費用・修復時間の評価法の開発、�経済性の観点からの耐震性向上を目的とした建築計画と構造設計法の開発。産業への利用

これら研究テーマは、不動産の適切な資産評価や、大地震時における事業継続性計画策定を考える上で重要なものです。可能な産学連携形態

共同研究

ナガ ノ マサユキ

永野 正行 教授研究技術分野 地震工学、超高層マンション、防災研究技術テーマ

●近年の地震被害を教訓とした都市防災の研究●地震の発生から建物応答挙動までの3次元一貫解析システムの開発●複雑な地盤の影響を考慮した構造物の耐震設計法の高度化●長周期地震動の発生メカニズムと超高層建物の動的応答●超高層マンションの地震時の揺れと被害研究技術内容

地震の際の建物の動きは、地盤が軟らかいか硬いかによって大きく影響されます。中でも地震動は地盤条件により大きく変化します。近年の観測記録でも、わずかな距離の違いで地震動の大きさが倍半分以上異なる場合が多く見られます。地盤の動きと建物の動きがお互いに干渉することによって、建物の基礎を単純に固定と考えたときの動きとは変わってきます。このように建物の耐震性は地盤の影響を大きく受けることになるため、地震国である我が国では、その影響を明らかにすることが重要となります。当研究室では、地盤の問題を中心に、地震の発生から建物応答挙動までを一貫とした耐震問題や振動問題に取り組んでおります。近年では建物の強震記録を利用したヘルスモニタリング、木造軸組み工法の制震補強、液状化地盤における杭基礎の耐震性能評価にも取り組んでおり、建物振動にかかわる問題を震源から建物室内被害まで一貫で評価することができる、国内の建築学科では数少ない研究室の一つです。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

超高層集合住宅のヘルスモニタリングと室内被害木造軸組み工法の制震補強効果の振動台実験による検証3次元地盤解析による長周期地震動評価所属研究室

理工学部

東京理大

152 東京理科大学

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永野研究室

カネマツ マナブ

兼松 学 准教授研究技術分野 建築材料、コンクリート工学研究技術テーマ

●建築材料の耐久性評価・耐久設計に関する研究(鉄筋コンクリート、木造、仕上材料、その他)●建築物の維持保全、・既存構造物の調査診断に関する研究●建築材料・コンクリート中の水分挙動に関する研究●建築材料学・コンクリート工学分野への中性子利用技術の応用●建築材料の環境影響評価に関する研究研究技術内容

建築材料の材料科学的な評価を行っています。(1)耐久性評価に関しては、各種劣化促進試験、曝露試験、新規・既存構造物の調査に加え、耐久性解析・劣化外力分析、各種熱分析、放射線分析などラボテストを通し包括的・多角的な検討を行っています。例:鉄筋コンクリート造建築物の耐久設計、各種仕上材料の躯体保護性能の耐久性評価、既存構造物調査(長崎県軍艦島、上野西洋美術館(重要文化財)、上野下同潤会など)、木造住宅の外壁の耐久性評価、窯業系サイディングの劣化外力評価、耐久性関連ISOなど(2)研究開発分野・基礎研究分野としては、各種放射線、特に中性子線を用いた非破壊可視化や非破壊応力測定を行っており、鉄筋コンクリート中の水分挙動や応力状態等の非破壊測定を実施しています。例:中性子ラジオグラフィ(日本原子力研究開発機構(JAEA TNRF)、京都大学原子炉実験所)による建築材料の可視化、残留応力測定(JAEA RESA)など(3)環境影響に関する研究としては、各種建築材料のインベントリ分析や、環境影響評価、マテリアルフロー分析などを実施しています。例:建築材料の資源循環評価、コンクリート構造物の環境影響・LCCO2分析、CASBEEやLCCMなど産業への利用

耐久性・環境性能は今後より科学的根拠により説明を求められる時代になってきています。皆様と協力しながら良い建築材料の実現に力をかけたいと考えています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

近年の主な連携先:建築研究所、日本鉄鋼スラグ協会、日本原子力研究開発機構 ほか所有研究装置

コンクリート関連基本設備(圧縮試験機、2軸強制練ミキサ、パン型ミキサ、ホバートミキサ、研磨機、養生槽、乾燥室)、各種チャンバ(恒温・恒湿槽、乾燥炉、中性化促進試験機、塵埃試験機)、曝露試験台、TG/DTA、DSC、TMA、BET測定装置、ミル、既存構造物調査関連(コアマシン、鉄筋探査機)、腐食関連試験機器、環境測定機器(温湿度、二酸化炭素など)、その他(フォークリフトなど)

ヤスハラ モトキ

安原 幹 准教授研究技術分野 建築設計研究技術テーマ

●建築デザインにおける構造表現に関する研究●都市型小規模集合住宅の設計手法に関する研究●環境的視点から誘導される新しい空間体験に関する研究●現代建築における「屋根」の表現関する研究●被災地における公共建築再生に関する研究研究技術内容

縮小社会における建築設計の将来的な役割を明らかにするため、実社会との接点をもった活動を通して、新時代に必要とされる新しい建築・都市空間のイメージや設計手法を開発することを目指している。

ヨシザワ ノゾム

吉澤 望 准教授研究技術分野 建築照明、光環境、照明計画研究技術テーマ

●省エネ性と質を考慮したオフィス照明に関する研究●美術館展示におけるLED照明活用に関する研究●有機EL照明の可能性に関する研究●病院の照明環境に関する研究●遺伝的アルゴリズムを活用した照明デザインツールの開発研究技術内容

昼光利用時における照明の省エネ効果及び質的側面の評価について、照明シミュレーションプログラムRadianceと標準年気象データを用いた年間評価を実施している。同時に質的側面を評価するための新しい指標(空間の明るさ感)の検討、照明基準検討に向けた推奨値の検討等を行っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

吉澤研究室所有研究装置

分光放射輝度計・分光放射照度計照度ロガー、色彩照度計、輝度分布計測システム

エン タ アツシ

遠田 敦 助教研究技術分野 避難安全、情報システム研究技術テーマ

●避難安全システム●情報システム●センシング●スマートフォン研究技術内容

既存の火災警報設備と連動して動作し、避難者が個人で所有する情報端末を利用した避難誘導のための新しい設備について検討を行っている。

東京理大

理工学部

153東京理科大学

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サ トウ トシアキ

佐藤 利昭 助教研究技術分野 耐震工学、木質材料研究技術テーマ

●木材の動特性を考慮した木質材料の開発研究技術内容

永続的資源供給が可能である木材は、今後の利用拡大が予想され、現在では行政が主体となって公共建築の木造化が進められている。一方、天然材料である木材には工学的な取り扱いが難しい点も多く、これらが利用拡大の弊害となっているといっても過言ではない。研究テーマに挙げた研究は、木材の基礎研究から始めるため、長い研究期間を必要とするが、精度の良い性能評価が可能な木質材料を市場に供給することは、今後より重要視されると考えている。研究内容としては、木材の動特性を十分に調べた上で、その弱点を補う技術を開発する計画で、ここで開発する技術は、新たに生産する材料に限らず、古材の材料補強などにも応用できるような技術とすることを考えている。産業への利用

木材の動特性評価に課題があるため、それを共に検討できるパートナーを探している。これは、木材の利用促進という観点から重要であり、同時に将来的な木材供給の主体となる可能性もある。一方、短期的な成果が望まれる研究ではないため、その点に十分留意されたい。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

木造住宅用の制振装置の開発、木質ラーメンの構造性能評価などその他所属研究機関

なし所属研究室

理工学部建築学科北村研究室所有研究装置

特になし

タカ セ コウゾウ

高瀬 幸造 助教研究技術分野 建築環境工学、環境設計、設備、省エ

ネルギー、太陽エネルギー、再生可能エネルギー

研究技術テーマ

●太陽エネルギー活用システムの研究●住宅の省エネルギーおよび温熱環境の向上に関する研究●建築の窓・ファサードに関する研究●環境配慮型建築の設計のためのシミュレーション手法に関する研究研究技術内容

エネルギー利用の効率化や自然エネルギー利用に焦点を置き、省エネルギー性能に優れた快適な建築空間・環境を創るため、建築外皮に関する研究・太陽エネルギーなどの自然エネルギー利用に関する研究、高効率設備機器の運用実態の評価などをトータルに行っています。特に住宅分野を得意とし、各種学会、省エネ基準関係のワーキング、他大学、省エネ技術を導入している設計者や設備業者との連携をしつつ、実験・実物件の運用データの

実測・シミュレーションといった各手法を駆使した、実践的な研究を進めています。個々の要素技術に関する研究を行うだけではなく、省エネルギーおよび良好な室内環境実現を図った実際の建築プロジェクトの共同設計を行っており、その事前・事後のシミュレーションや実測による評価事例も多数あります。産業への利用

近年のコンピュータの処理速度の大幅な向上やソフトウェアの進歩によって、シミュレーション技術や運用時のデータ取得・解析のハードルが急激に下がりつつあります。また、2020年の省エネ基準義務化に向けて、省エネ設計への関心や実運用データの評価についてもかつてなく大きくなってきています。こうした動向の中で、実践的な研究を行っていこうと考えています。現状では、CADソフトウェアと各種環境シミュレーションツールとの連携に課題があるため、建築環境・設備についてのシームレスなBIM実現に向けた解析環境の整備を進めることができる共同研究パートナーを探しています。また、実運用データの蓄積に課題があるため、低コストかつコンパクトなエネルギーモニタリングシステムの開発ができる共同研究パートナーを探しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究所属研究室

理工学部 建築学科 井上研究室

ニ ワ ユ カ リ

丹羽 由佳理 助教研究技術分野 都市計画研究技術テーマ

●都市交通●ユニバーサルアクセシビリティ●移動制約者●歩行環境研究技術内容

移動制約者であるベビーカー・シルバーカー利用者を対象として、駅までのユニバーサルアクセシビリティを定量的に把握することを目的としている。所属研究室

伊藤研究室

ヒ ダ タケノリ

肥田 剛典 助教研究技術分野 建築構造、構造ヘルスモニタリング研究技術テーマ

●建築構造●構造ヘルスモニタリング研究技術内容

建築構造物の健全性を評価するため、構造ヘルスモニタリングの研究に従事している。

理工学部 工業化学科イタガキ マサユキ

板垣 昌幸 教授研究技術分野 電気分析学、材料加工、処理

理工学部

東京理大

154 東京理科大学

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研究技術テーマ

●電気化学分析法の開発●電気化学インピーダンス法の理論解析●電気化学センサーの開発●腐食防食に関する研究●エネルギー変換デバイスでの高機能性電極の開発研究技術内容

電気分析化学をベースに、金属表面処理・エネルギー変換デバイス等、幅広い分野に対応する技術開発を行っています。産業への利用

企業との共同研究及び技術指導も行っています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

上記テーマに関連したテーマであれば受入可能です。その他所属研究機関

総合研究機構所属研究室

板垣研究室所有研究装置

周波数応答解析装置

イ デ モト ヤスシ

井手本 康 教授研究技術分野 電池材料、強誘電体材料、高温超伝導

酸化物、無機工業材料、電気化学、量子ビーム

研究技術テーマ

●高性能リチウム二次電池用電極材料、SOFC用固体電解質の開発●強誘電体材料、高温超伝導酸化物、インターカレーション化合物、イオン導電体の探索および固体物理化学的研究●高機能性酸化物材料の構造解析(平均、局所;中性子、X線)および熱力学測定及び理論的解析●高機能性材料膜の泳動電着●次世代電池用電極材料の開発研究技術内容

電気化学および固体物理化学を基幹として、エネルギー関連(リチウム電池、燃料電池)、新しい高機能性材料(高温超伝導酸化物、強誘電体、電池材料)の開発、泳動電着、超音波処理などのプロセッシング、熱力学データ測定・解析、中性子、X線を用いた高度な構造解析、第一原理を用いた理論計算などについて、基礎から応用まで、幅広く研究を行っています。産業への利用

高性能リチウム二次電池用電極材料、新規強誘電体材料、高温超伝導酸化物、SOFC用固体電解質材料等の開発、泳動電着による製膜、超音波処理などのソフトプロセスの導入により、【産業への利用】を目指しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

研究で用いている材料、解析法、プロセス開発などについて、相談随時歓迎その他所属研究機関

総合研究機構エコシステム部門、総合研究機構機器センター所属研究室

理工学部工業化学科 井手本研究室所有研究装置

透過型電子顕微鏡、SEM、EDX、XRD、ICP、TG/DTADSC、真空炉、粒度分布計、充放電装置、グローブボックス 他

グン ジ タカヒロ

郡司 天博 教授研究技術分野 元素ブロック高分子、無機高分子、前

駆体法、有機-無機ハイブリッド、高分子化学

研究技術テーマ

●元素ブロック高分子の設計と物性●含ケイ素有機-無機ポリマーハイブリッドの設計と物性●ラダーオリゴおよびポリシロキサンの合成と構造●フラーレン/ポリシロキサンハイブリッドの設計と物性●金属錯体化合物の合成とその機能開発研究技術内容

元素ブロック高分子や有機-無機ハイブリッドに代表される有機合成化学と高分子化学の境界領域で、新しい材料化学の確立を目指しています。シリコーンなどの無機高分子を用いた新しい材料の開発や材料調製プロセスの開発を通じて産業界に貢献できると期待しております。産業への利用

含ケイ素材料や金属有機化合物の合成を通して、それらの事業化や製品化に寄与することができる。また、それらを利用した新しい製造プロセスの開発にも応用できる。可能な産学連携形態

受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

互いに興味のある分野や研究テーマについて、情報を共有しながら新技術や新材料の開発に携わることを希望します。研究を遂行する上で必要と認められれば受託研究員の受け入れも可能です。その他所属研究機関

総合研究機構エコシステム研究部門所属研究室

理工学部工業化学科 郡司研究室所有研究装置

フーリエ変換赤外吸収分光装置、示差熱重量分析装置、ゲル浸透クロマトグラフ分析装置、万能材料試験機、鉛筆硬度試験機、グローブボックス

サカ イ ヒデ キ

酒井 秀樹 教授研究技術分野 界面科学、コロイド科学、乳化、分子

集合体、ナノ形態制御材料、光電気化学、光触媒

研究技術テーマ

●新規界面活性剤の合成と溶液物性●界面化学的手法を用いたナノ機能性物質の創生

東京理大

理工学部

155東京理科大学

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●機能性エマルション、リポソーム、マイクロカプセルの調製と応用●高付加価値酸化チタン光触媒の創生●界面のナノスケール直接観察研究技術内容

新規の界面活性剤の合成と溶液物性、高機能性エマルション・リポソーム・ベシクル、マイクロカプセルなどの調製と香粧品・DDS・インクなどへの応用、界面化学的手法を用いたナノ形態制御機能性物質の創製、高付加価値酸化チタン光触媒の開発、界面のナノスケール直接観察、などに関する基礎・応用研究を幅広く行い、国内外に情報発信しています。産業への利用

企業との共同研究も精力的に行っています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究具体的な産学連携内容

上記テーマに関連した共同研究・受託研究・技術指導は歓迎いたします。その他所属研究機関

総合研究機構 界面科学研究センター、エコシステム研究部門、光触媒研究センター所属研究室

理工学部・工業化学科・阿部・酒井研究室所有研究装置

原子間力顕微鏡、表面張力・界面張力想定装置(静的・動的)、接触角計、動的・静的光散乱測定装置、ゼータ電位計、Cryo-TEM(共通)、フリーズフラクチャーTEM、窒素吸着測定装置、気相光触媒活性評価計、DSC、TG-DTA、ストレス制御式レオメーター、小角X線散乱測定装置

ユ アサ マコト

湯浅 真 教授研究技術分野 生体模倣化学、高分子化学、応用電気

化学研究技術テーマ

●抗酸化・抗癌作用DDS等としての修飾ポルフィリン系ナノ粒子の設計と機能評価●活性酸素種・生体内小分子センサーとしての金属ポルフィリン修飾電極系の構築●ヘムタンパク質系バイオミメティックケミストリーを発展させた高分子金属錯体に関する研究●生体高分子、医用高分子、導電性高分子等の各種機能高分子の設計、合成と機能評価●環境浄化、エネルギー等に関する光触媒等に関する研究研究技術内容

生体内に存在する金属ポルフィリン含有タンパク質(ヘムタンパク質)等の特異的な機能を模倣(バイオミメティックケミストリー)し、それらよる機能材料の創製について研究しています。例えば、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)活性を利用した抗酸化剤・抗癌剤、シトクロム類のレドックス挙動に関連した活性酸素種・生体内小分子センサー等の新規な機能材料の開発を行っています。さらに、このようなヘムタンパク質系バイオミメティックケミストリーを発展させた高分子金属錯体、生体高分子、医用高分子、導電性高分子等の各種機

能高分子を設計・構築し、各種の高機能材料へ向けた展開を図っています。さらに、環境浄化、エネルギーに関する光触媒等の研究についても行っております。産業への利用

抗酸化作用・抗癌作用DDS、生体内センサー、燃料電池カソード触媒、機能高分子、光触媒等に関する課題があるため、これらを共同で研究できるパートナーを探している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

上記の研究分野、研究テーマ等に関する内容。その他所属研究機関

光触媒国際研究センター、エコシステム研究部門所属研究室

理工学部工業化学科湯浅・近藤研究室

アリミツ コウ ジ

有光 晃二 准教授研究技術分野 フォトポリマー、光酸発生剤、光塩基

発生剤、光潜在性チオール、酸増殖剤、塩基増殖剤、塩基発生無機微粒子、光硬化、フォトレジスト、光機能材料

研究技術テーマ

●光塩基発生剤の開発と光反応性材料(レジスト、UVキュアリングなど)への応用●酸増殖剤および塩基増殖剤の開発と光反応性材料(レジスト、UVキュアリングなど)への応用●熱酸発生剤・熱塩基発生剤の開発と硬化材料への応用●塩基発生無機微粒子の調製と光反応性材料への応用●光潜在性チオールの合成と光反応性材料(レジスト、UVキュアリングなど)への応用研究技術内容

当研究室では「簡単で面白いこと」をキーワードに様々な新規化合物の設計・合成を行い、光機能性有機・高分子材料へ応用しています。世界初の新規材料の開発を数多く行っており、様々な有機工業材料(特に光機能材料)の高機能化に貢献できるものと確信しています。産業への利用

光酸発生剤(PAG)および光塩基発生剤(PBG)は電子材料に欠くことのできない化合物である。当研究室では様々なPAG、PBGの開発に取り組んでいる。中でも、PBGにおいては、様々な強度の塩基を発生するPBGの開発に成功しており、接着、コーティング、塗料などへの利用が期待される。また、これらのPAG (またはPBG)を利用した感光材料の感光速度を飛躍的に高める目的で、自己触媒的な分解により酸(または塩基)を発生する酸増殖剤(または塩基増殖剤)の開発にも成功している。これらの酸増殖剤(または塩基増殖剤)を用いると、感度を向上させることが可能であるばかりでなく、光が十分に浸透しない感光性膜を効率よく反応させることができる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

互いに興味のある分野や研究テーマについて、情報を共有しながら新技術や新材料の開発に貢献したいと思っています。研究を遂行する上で必要と認められれば受託研

理工学部

東京理大

156 東京理科大学

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究員の受け入れも可能です。その他所属研究機関

光触媒国際研究センター、エコシステム研究部門所属研究室

有光研究室

サカ イ ノリ オ

坂井 教郎 准教授研究技術分野 遷移金属、典型金属、高選択的分子変換法の開発、合成化学研究技術テーマ

●典型・遷移金属を用いる分子変換法の開発●安価で効率的な反応プロセスの開発●高機能性複素環化合物の骨格構築と官能基導入法の開発研究技術内容

各元素の化学的特性を活用し、安価で入手容易な原料から高付加価値化合物への新しい合成プロセスの開発を行っています。産業への利用

基礎研究を基にした研究開発のため事業化等は未検討であるが、合成した医農薬中間体・前駆体・誘導体のサンプル提供は可能可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入所属研究室

坂井研究室

キタムラ ナオ ト

北村 尚斗 講師研究技術分野 固体化学、計算化学研究技術テーマ

●イオン伝導性酸化物の電気化学特性●中性子・放射光X線を用いた機能性酸化物の原子配列解析●第一原理(分子動力学)計算による原子配列解析研究技術内容

燃料電池、リチウムイオン二次電池等の電気化学デバイスに利用される電解質・電極材料について、その電気化学特性と結晶・電子構造を研究している。無機化合物の原子配列(結晶・欠陥・ガラス)を明らかにするため、中性子・放射光X線の回折・全散乱を同時に用いた新しい解析手法を行っている。また、計算化学も併用し、実験的手法のみで評価することが困難な電子構造に関する知見も得ている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導その他所属研究機関

総合研究機構エコシステム研究部門所属研究室

井手本・北村研究室

コンドウ タケ シ

近藤 剛史 講師研究技術分野 電気化学、機能性材料研究技術テーマ

●ダイヤモンド電極の表面改質・修飾による機能化●ダイヤモンド電極の電気化学分析応用●多孔質ダイヤモンド電極●多孔質ダイヤモンド球状粒子のカラム充填剤・触媒への応用●ダイヤモンドナノ粒子の表面制御研究技術内容

ダイヤモンド電極はクリーンで高効率な電気分解や高感度で安定な電気化学分析を実現する新規機能性電極材料です。本研究室では表面改質・修飾技術を駆使し、これらの用途におけるダイヤモンド電極のさらなる機能化に挑戦しています。産業への利用

ダイヤモンド電極を用いたクリーンな電気分解反応による水の浄化・機能水の生成および金属イオンから有機物まで、高感度な電気化学分析。ダイヤモンドを基板とする高性能分子デバイス。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

上記関連テーマのほか、基礎的な電気化学特性評価も可能です。ダイヤモンド電極の新規応用・実用化に向けた共同研究なども歓迎いたします。その他所属研究機関

総合研究機構光触媒国際研究センター、エコシステム研究部門所属研究室

理工学部工業化学科 湯浅・近藤研究室所有研究装置

ダイヤモンド薄膜合成装置、電気化学測定装置

サカ イ ケンイチ

酒井 健一 講師研究技術分野 コロイド、界面化学、界面活性剤、乳

化、吸着、原子間力顕微鏡、機能物質化学

研究技術テーマ

●新規両親媒性物質(界面活性剤)の合成およびその機能性評価●固/液界面に対する界面活性剤の吸着特性の評価●界面活性剤・高分子混合系の溶液物性・吸着特性●界面活性剤の分子集合体を利用した複合材料の調製●エマルション(乳化物)・サスペンション(懸濁液)の調製と物性評価研究技術内容

互いに混ざり合わない二つの相が接する面を「界面」と呼びます。自然界には気/液、液/液、固/液、気/固、ならびに固/固という5種類の界面が存在します。このような界面の性質に焦点をあてる学問が「界面科学」です。私はこれまでに、新規な両親媒性物質の開発、それら両親媒性物質の溶液(連続)相中における会合挙動、さらには両親媒性物質の界面に対する吸着挙動などに焦点をあてた研究を進めてきました。このような研究を通じて、「界面科学における究極の目標は、あらゆる界面の性質を任意に制御することにある」と思っています。このような目標に向かって現在、科学研究費補助金や民間企業からの外部資金を得て、「研究技術テーマ」に記したプロジェクトを推進しています。

東京理大

理工学部

157東京理科大学

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産業への利用

物質には必ず、「界面」が存在します。界面の性質を任意に制御することが「界面科学」における究極の目標と考えています。企業における研究開発においても、界面科学的なアプローチをかけることで、より良い商品の開発に結びつくことがあるのではないでしょうか。私は界面科学、とりわけ界面活性剤(両親媒性物質・乳化剤)に関係した研究を進めていますので、お役にたてることがございましたら、お声かけください。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

(1)新規界面活性剤の開発に関する共同研究(2)界面活性剤の溶液物性に関する共同研究(3)微粒子分散系(エマルション・サスペンション)に関する共同研究(4)コロイド・界面化学に関する出張講義・技術指導その他所属研究機関

総合研究機構「エコシステム研究部門」・「界面科学研究部門」所属研究室

理工学部 工業化学科 酒井秀樹・酒井健一研究室所有研究装置

表面張力計・熱分析装置(DSC/TG/DTA)・光散乱装置(DLS/SLS)・LB膜作成装置・原子間力顕微鏡(AFM)・水晶振動子マイクロバランス(QCM-D)・レオメーター・電子顕微鏡(SEM/TEM/FF-TEM/Cryo-TEM) など(共同設備を含む)

シ タン ダ イサオ

四反田 功 講師研究技術分野 電気化学、バイオセンサ、バイオ燃料

電池、ナノモーター、ウェアラブル、印刷、電池、インピーダンス、めっき

研究技術テーマ

●ウェアラブルバイオセンサ・バイオ燃料電池の開発●紙をプラットフォームにした電気化学分析ツールの開発●マルチin-situインピーダンス測定装置の開発●生体機能を模倣した無機ナノモーター・マイクロモーター●印刷技術を利用した電気化学デバイスの開発研究技術内容

・健康モニタリングのための、糖や乳酸から発電でき、かつ濃度が測れる自己駆動型センサの開発をしている。・ディスポーザブル性に優れる紙を基板とした印刷型バイオセンサや電気化学センサの開発をしている。・リチウムイオン二次電池などの健康評価(劣化評価)が可能なマルチインピーダンス測定装置の開発をしている。・無機ナノモーター・マイクロモーターの開発をしている。産業への利用

開発したバイオセンサ・バイオ燃料電池などの実用化について共同で研究できる方を探しています。ウェアラブルバイオセンサ・バイオ燃料電池は将来的に医療分野で高い応用が期待できます。その他、電気化学分析技術・印刷技術(特にスクリーン印刷)について高い知識・経験を有しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

上記関連テーマ以外に、電気化学インピーダンス法を利用した材料の特性評価も可能です。その他所属研究機関

総合研究機構エコシステム研究部門・光触媒国際研究センター所属研究室

板垣・四反田研究室所有研究装置

スクリーン印刷機・ポテンシオスタット・周波数応答解析装置(FRA)・SEM

フジモト ケン ジ ロウ

藤本 憲次郎 講師研究技術分野 無機化学、無機材料化学、結晶学、固

体化学、コンビナトリアル材料科学、合成化学

研究技術テーマ

●コンビナトリアル材料科学技術による機能性無機材料(エネルギー・環境低負荷)のハイスループット探索●新規環境浄化触媒材料の開発およびメカニズム解析●一次元トンネル状・層状複合酸化物のソフト化学手法による高機能化●一次元トンネル状および層状複合酸化物の結晶構造解析●室温下における各種セラミック粉体の作製研究技術内容

多元系材料のなかから高機能物質を見出していくにはコンビナトリアル技術を採り入れていく必要があります。我々のグループでは無機材料の粉体や膜の試料群(ライブラリー)の高速作製、高速評価の技術を確立し、リチウムイオン二次電池正極材や熱電変換材料などのエネルギーおよび環境材料の新物質探索を進めています。また、得られた候補材料に関して従来から用いられている精密物性評価やX線回折による構造解析などから、構造・微細構造および物性の関連性を見極めています。これらの結果は、新たな材料探索指標の決定のためにフィードバックされます。このように「コンビナトリアル手法による候補材料の高速探索」に始まり、「基礎研究」、「材料の高機能化」といった一連の流れの中で、常に新しい何かを見出そうと日々突き進んでいます。なお、「基礎研究」、「材料の高機能化」のなかには上述の機能材だけではなく、光触媒、熱触媒、イオン導電体、センサー、磁性材料なども対象に入っています。産業への利用

コンビナトリアル技術により得られる候補材料だけでなく、コンビナトリアル材料合成・評価システムに関しても完成の域に近づいており、材料とシステムの両面で事業化・製品化への応用が期待できます。また、酸化物ナノシートや一次元トンネル構造を有する物質などの創製・機能化に関して共同研究パートナーを探しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

理工学部

東京理大

158 東京理科大学

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コンビナトリアル技術に関する分野でこれまでに複数の企業様との共同研究・受託研究の実施があります。特に多成分系における高速材料探索においてニーズがあります。その他所属研究機関

RIST光触媒国際研究センター、エコシステム研究部門、未利用熱エネルギー変換研究部門所属研究室

無機材料研究室所有研究装置

コンビナトリアル材料探索システム コンビナトリアル高速X線回折装置 連続測定対応蛍光X線装置 コンビナトリアル抵抗率測定装置 重量-示査熱分析装置フーリエ変換型赤外分光装置 走査型電子顕微鏡 など

アイカワ タツ オ

相川 達男 助教研究技術分野 高分子化学、細胞工学、生体親和性材

料、高分子微粒子、ハイドロゲル研究技術テーマ

●生体適合性高分子材料の合成●細胞機能評価●金属捕集用高分子微粒子の合成研究技術内容

細胞の機能(増殖・分化・免疫反応など)を自在にコントロールするための高分子材料の創製を目的としている。細胞膜に突き刺さり、細胞をコーティングできる高分子を精密重合により合成している。この高分子で、タンパク質などの生理活性分子と細胞との反応を制御し、細胞を活用した次世代の医療に貢献する。産業への利用

細胞資源を利用した医療分野(細胞移植時の免疫反応抑制)可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

湯浅・近藤研究室

エンドウ タケ シ

遠藤 健司 助教研究技術分野 物理化学、粉体工学、界面化学研究技術テーマ

●機能性メソポーラス粒子の調製とそれらに対する物質内包、光触媒作用●界面化学的プロセスによるセルフクリーニング反射防止防眩薄膜の調製●無機酸化物粒子、貴金属ナノ粒子複合体形成研究技術内容

メソポーラス酸化チタンは光触媒などの用途で有用であるが、細孔径を変化させたり内部表面を修飾することにより反応の選択性や速度が変わる。また従来では焼結により細孔構造が変化していたので焼結を経ない温和な条件での粒子調製を行う。また各種内部表面改質法により触媒反応をデザインする。セルフクリーニング反射防止防眩薄膜を耐久性の高い無機材料で調整する場合、中空粒子を用いることが多いが、中空粒子のサイズ制御など

は素材によっては困難でありまた、調製法が一般的に複雑となる。出来るだけ簡単なプロセスで中空粒子様の構造を形成してセルフクリーニング薄膜を作成することを目的とする。上記の研究で得られた知見を利用し従来にない構造を有した金属酸化物、貴金属ナノ粒子複合体形成に関する研究を行っている。産業への利用

セルフクリーニング薄膜については小さな範囲での形成にとどまっているので大きな面に対する加工法を確立すべく研究を行っている。また基板を選ばない加工法についても検討している。その他所属研究機関

総合研究機構エコシステム研究部門、総合研究機構光触媒研究センター所属研究室

理工学部工業化学科酒井(秀)・酒井(健)研究室

ツカ ダ サトル

塚田 学 助教研究技術分野 錯体化学、有機化学研究技術テーマ

●酵素の部分骨格を模倣した金属錯体の合成●高分子金属錯体の開発研究技術内容

自然界で効率良く触媒反応を行っている酵素の活性部位を模倣した錯体を合成することで、反応機構の解明および新規触媒の開発を目指している。また、金属錯体を材料として利用するために、金属錯体の簡便な高分子化方法の開発を行っている。その他所属研究機関

総合研究機構分子連関相乗系研究部門、総合研究機構エコシステム研究部門所属研究室

理工学部工業化学科 郡司研究室

フルタニ マサヒロ

古谷 昌大 助教研究技術分野 アミノ酸、第11族金属、材料化学研究技術テーマ

●アミノ酸と第11族金属を利用した機能性材料の研究研究技術内容

アミノ酸を使った「簡単で面白い」機能性材料の開発を目指している。その他所属研究機関

光触媒国際研究センター、エコシステム研究部門所属研究室

有光研究室

ヤマグチ ユウ キ

山口 祐貴 助教研究技術分野 無機材料化学、セラミックス工学研究技術テーマ

●酸化タングステン薄膜水素ガス光学・電気シナジーセンサー●ソフトケミカルプロセスによる光触媒材料の高機能化●水酸化物を用いたセラミックスの室温合成

東京理大

理工学部

159東京理科大学

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研究技術内容

様々な酸化物機能性材料をゾル-ゲル法などの液相プロセスを主に用いて合成することで、微粒子化や多孔質化などの形態制御が可能となり、これによって材料の高機能化を図る。さらには低温や短時間での合成や、有害な試薬を用いずに廃液も減らすことが可能なグリーンプロセス化も研究している。水素ガスセンサーにおいては、ゾル-ゲル法によって酸化タングステンの薄膜を作製し、薄膜の形態を制御することで100ppmから数%までの、市販されているセンサーと比べ幅広いレンジの水素ガスを検知可能であり、高い水素ガス選択性も持ち合わせたセンサー材料とすることが可能である。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導その他所属研究機関

光触媒国際研究センター、エコシステム研究部門、未利用熱エネルギー変換研究部門所属研究室

無機材料研究室

理工学部 電気電子情報工学科イ トウ ススム

伊東 晋 教授研究技術分野 画像・映像の符号化と処理研究技術テーマ

●静止画像と動画像の超高能率ロスレス符号化方式●動き補償に基づいた動画像の時空間適応予測方式●多峰性確率モデルを用いた高能率な動ベクトル符号化法●3D用の深度画像(奥行き情報)の効率的な表現法●シーム・カーヴィングを用いた画像のリサイズと復元法研究技術内容

画像のデータ圧縮符号化については長年の研究経験があり、例えば、データベース用のロスレス符号化(符号化歪が一切なく、完全に元の情報に再生できる方式)の分野では、世界最高レベルの圧縮率を誇っています。また、動画像符号化のための高能率な時空間適応予測方式や動ベクトルの新しい符号化法についても研究しています。最近は、3D用の深度情報の符号化と再生画像の品質評価や、DCTに基づいた画像の非線形リサイズ法と原画サイズへの効率的な復元にも取り組んでいます。産業への利用

携帯電話やインターネットにおける高能率な画像伝送、ハードディスクやDVDへの効率的な画像蓄積などを目的として、画像のデータ圧縮符号化の研究開発を進めています。画像処理については、ケース・バイ・ケースになることも多いので、むしろ具体的な課題やニーズを探しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導

ウメ ダ ヨウ タ ロウ

楳田 洋太郎 教授研究技術分野 集積回路、通信、電子デバイス、電子

機器

研究技術テーマ

●無線通信用高効率電力増幅器(直交変調型包絡線パルス幅変調方式送信機)●光無線通信用回路およびシステム(特に可視光通信)●ユビキタス通信用回路およびシステム研究技術内容

研究を行っている直交変調型包絡線パルス幅変調(EPWM)方式による高効率送信機は、高効率であるとともに、全ディジタル化が可能である特徴を持ち、LSIとの集積化に適している。現在、課題である量子化雑音、変調精度の問題を解決すべく検討を行っている。産業への利用

直交変調型包絡線パルス幅変調方式送信機は、電力効率の向上を目的とした無線通信用送信機への応用が可能。また、全ディジタル化が可能であるため、無調整化による経済化、LSIとのワンチップ化による小型化にも役立つ。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導所属研究室

理工学部電気電子情報工学科楳田研究室所有研究装置

信号発生器、オシロスコープ、スペクトラムアナライザ

カネ コ トシノブ

金子 敏信 教授研究技術分野 暗号、情報セキュリティ、通信、ネッ

トワーク工学研究技術テーマ

●暗号アルゴリズムの安全性評価●擬似乱数の安全性に関わる評価研究技術内容

電子政府で使用可能な暗号を評価し、推奨暗号を定めるCRYPTRECプロジェクト(経済産業省、総務省の後援でIPA及びTAOで実施)において、共通鍵暗号評価小委員会委員長として議論をまとめた。暗号アルゴリズム(特に共通鍵暗号、ハッシュ関数、擬似乱数生成系)に関し、安全性や実装性に関する研究であれば積極的に協力していきたい。可能な産学連携形態

受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

暗号アルゴリズムの安全性評価に関し受託研究を引き受けている。非公開暗号アルゴリズムの評価を依頼され、受託研究員を受け入れ、研究指導を行っている。暗号に関わる製品の実現に関し、技術相談を行った。

キ ムラ シンイチ

木村 真一 教授研究技術分野 宇宙システム工学、ロボット工学、制

御工学研究技術テーマ

●モジュール型ロボットの自律分散制御●民生部品を活用した衛星搭載用電子機器の開発●遠隔操作技術に関する研究●人工衛星の高機能自律制御に関する研究研究技術内容

理工学部

東京理大

160 東京理科大学

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宇宙システム。ロボットをターゲットとして、基礎的な理論研究から、衛星搭載機器設計ロボット試作など物作りまで幅広く実施しているところが特徴です。物作りと理論を平行して研究することで、斬新なアイデアを真に役に立つ物に結びつけていければと考えています。産業への利用

狭い場所で殉難な作業を可能にする、1点で直交2自由度を実現する関節機構教育玩具やホームロボットに応用可能な接触時に分解することで接触安全を確保するモジュール型ロボットゲーム等のヒューマンインターフェースシステムの評価など可能な産学連携形態

受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

これまで以下の課題について受託研究を頂きました。(1)実証機搭載小型カメラの開発 (2)EVA支援ロボット実験用超小型カメラ機能モデルの試作 (3)床パターン利用位置検出カメラ装置の開発 これらの他にも電子機器の設計、ロボットの制御システムの検討、ヒューマンインターフェースシステムの検討及び評価などについて実績があります。

コ ゴシ スミ オ

小越 澄雄 教授研究技術分野 光触媒、新エネルギー、プラズマ研究技術テーマ

●可視光活性光触媒の研究●アニオン型燃料電池の研究●燃料電池電源システムの研究●マイクロ波プラズマ源の研究研究技術内容

先に述べた、「マイクロ波プラズマ源」、「可視光活性化された光触媒」は従来のものと比較して極めて良好な特性を示している。産業への利用

当研究室で提案するマイクロ波プラズマ源のプラズマ生成効率は極めて高いので省エネプロセス用プラズマ源となりうる。また、開発した可視光活性化した光触媒は作成が簡単で、室内での使用を可能にするため院内感染の防止を目指した病院等での利用が見込まれる。開発中の燃料電池を用いた小型電源システムは家庭や自動車あるいは情報機器用の補助電源としての利用が見込まれる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

基礎研究は当方で行うので製品化の研究を行って欲しい。所属研究室

小越研究室所有研究装置

スパッター装置、マイクロ波プラズマ発生装置、可視・紫外分光光度計など

ヒョウ ゴ アキラ

兵庫 明 教授研究技術分野 電子回路、集積回路、アナログ回路、

電源回路、回路設計、回路とシステム、

電子デバイス、電子機器研究技術テーマ

●集積回路・電子回路の低電圧・低消費電力化●マルチメディア・通信回路・電源回路の高性能化●アナログ集積回路の広帯域化●新しい電子回路の設計・解析技術について●集積回路・電子回路の多機能化および高機能化研究技術内容

マルチメディア機器や携帯機器では、小型軽量化や高機能化の実現のため、種々の集積回路が使用されています。当研究室では、これらを携帯に容易な電池1本で動作させるための回路、環境にやさしい電力消費のより少ない回路、ユビキタス時代の最先端で核となる通信用回路、などの研究を行い、学会や産業界より高い評価を得ています。また、長年のアナログ集積回路研究の結果、数々のノウハウも蓄積されております。産業への利用

現在、集積回路は広く利用されており、その高性能化は必要不可欠となっている。このため新規回路の製品化は可能と考えている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

アナログ集積回路の研究、電子回路(集積回路)設計・解析、電子回路(集積回路)教育、など。その他所属研究機関

総合研究機構 インテリジェントシステム研究部門所属研究室

兵庫研究室

フルカワ アキ オ

古川 昭雄 教授研究技術分野 電子材料、半導体材料、デバイス研究技術テーマ

●ZnOなどの透明半導体の作成と物性の評価・解明●透明半導体による電子デバイス、光デバイスの作製と機能評価●赤外線イメージセンサ材料・デバイスの作製、評価●圧電材料・デバイスの作製、評価研究技術内容

酸化亜鉛やシリコン、ゲルマニウムなどの電子・半導体材料の成膜、これらを用いた高性能な各種電子デバイス、光デバイス、赤外線イメージセンサを実現する研究を行っています。また、圧電材料の成膜、これらを用いたデバイスを実現する研究を行っています。産業への利用

産業へ利用できるようなデバイスに必要な特性を実現できるように電子材料や半導体材料の成膜方法やプロセス方法を研究しています。また、デバイス化も行いながら、最終的に高性能なデバイス特性を実現することを目指しています。企業との共同研究も行っています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

上記テーマに関する、受託研究、共同研究を行います。上記テーマとは異なっても、内容により可能な場合は研究します。

東京理大

理工学部

161東京理科大学

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ホシ ノブカズ

星 伸一 教授研究技術分野 パワーエレクトロニクス、電力工学、

電気機器工学研究技術テーマ

●電力変換器の高効率化に関する研究●電気自動車の駆動方式に関する研究●整流回路の高調波低減法に関する研究●永久磁石同期電電動機の制御法に関する研究●無機ハイドライドからの水素生成システムに関する研究研究技術内容

主として、パワーエレクトロニクス技術を応用した研究を中心に行っています。電力変換回路の高効率化のほか、スイッチドリラクタンスモータの駆動回路や制御方式に関する研究を行っています。産業への利用

電力変換回路の回路構成を工夫したり、高効率化のための研究を中心に行っています。電力変換回路は、各種機器に組み込まれており、今後更なる小型化・高効率化が期待されています。その他、電動機の制御法に関する研究を行っています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

民間企業に対して技術相談や共同研究などをこれまでに行っています。また、パワーエレクトロニクスに関する基礎講座などの依頼を引き受ける場合もあります。所属研究室

星研究室所有研究装置

パワーメーター、オシロスコープなど

マエ ダ ジョウ ジ

前田 讓治 教授研究技術分野 光ファイバ、ファイバ非線形、光ソリ

トン、長距離伝送、通信・ネットワーク工学

研究技術テーマ

●超高速光ファイバ伝送システムの解析●高調波モード同期ファイバリングレーザの安定化●光アクセスシステムの高速化●マイクロ波帯光ファイバ無線研究技術内容

光と高周波の融合領域におけるシステム技術を中心に、ファイバ非線形、光非線形デバイスの応用などについて研究しています。場当たり的な技術ではなく、物理的な深い考察に根ざす、地に足がついた技術の探求を目指しています。産業への利用

未定可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

光デバイスのファイバリングレーザシステム応用評価、マイクロ波帯光ファイバ無線システムへの各種デバイス

の応用。所属研究室

前田研究室所有研究装置

高速サンプリングオシロスコープ50GHz、20GHz帯域各1台 スペクトラムアナライザ26GHz、3GHz各1台光スペクトラムアナライザ2台 マイクロ波周波数シンセサイザ20GHz1台

マツ ダ イチロウ

松田 一朗 教授研究技術分野 マルチメディア情報処理研究技術テーマ

●画像信号の高能率符号化●映像データのロスレス再符号化●リアルタイム動画像処理研究技術内容

当学科の伊東研究室と共同で、映像信号の高能率符号化技術の開発を行っています。また、リアルタイムに動作する画像処理システムの開発にも興味を持っています。産業への利用

アプリケーションに特化した画像符号化アルゴリズム。JPEGなどの古い映像フォーマットで記録されたデータの再圧縮技術。画像認識技術を応用したシステムなど。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導その他所属研究機関

総合研究機構先端ホログラフィ技術研究開発センター所属研究室

理工学部電気電子情報工学科松田研究室

コンドウ ジュン ジ

近藤 潤次 准教授研究技術分野 電力工学、電力系統工学、エネルギー

環境工学研究技術テーマ

●風力発電の出力変動対策●負荷制御による系統周波数調整●太陽光発電用パワーコンディショナ群の協調制御●分散型電源が大量普及した配電系統の電圧調節●太陽光発電の出力変動特性調査研究技術内容

太陽光・風力発電といった、出力変動の激しい分散型電源を大量に導入した際の、電力系統への影響の解析とその対策の研究を行っている。風力発電に関しては、日本ではウィンドファームへの蓄電池併設が出力変動の主な対策として検討されてきたが、コストの点から海外では主要な手段と考えられていない。そこで海外の対策等も中立的な視点で調査している。また、対策の1つとして、電気温水器(含CO2ヒートポンプ給湯機)や電気自動車の普通充電といった、負荷の消費電力制御により、系統の需給バランス維持能力を向上させる研究を行っている。数値解析による効果の定量化、および制御ボードを製作し、実際の負荷機器に埋め込んでの実証試験を実施した。太陽光発電に関しては、住宅用が大量普及すると、配電系統の電圧が上昇し、規定範囲を逸脱する懸念がある。この対策として、双方向通信を用いて、太陽光発電

理工学部

東京理大

162 東京理科大学

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用パワーコンディショナ群の無効電力を、配電系統内の他の電圧調節機器(負荷時タップ切換変圧器等)と協調的に制御し、配電系統全体の電圧調整能力を向上させる研究を行なっている。実験室レベルでの効果の実証、および数値解析による効果の定量化を行った。産業への利用

負荷の消費電力制御による系統周波数調整の研究に関しては、電気温水器(含CO2ヒートポンプ給湯機)、電気自動車、空調機、冷蔵庫といった、エネルギーバッファを有する負荷への適用が可能である。現時点では、負荷が系統周波数調整に貢献しても、その負荷の使用者(需要家)にメリット(例えば電気料金が安くなる料金設定制度など)がないので、そのような機能を持った負荷を購入するインセンティブはない。しかし、負荷が系統周波数調整に貢献すれば、系統に風力発電等の出力変動電源をより多く導入できることは明らかなので、そのような負荷の実現が可能であることをアピールできれば、そのような負荷の導入を促進する制度ができる可能性は十分にある。そこで、上記の負荷の開発を行える共同研究パートナーを探している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

配電系統の電圧調節、パワーコンディショナの制御、およびCO2ヒートポンプ給湯機の消費電力制御による系統周波数調整に関して、それぞれ企業と研究を行った実績はある。その他所属研究機関

総合研究機構太陽光発電部門所属研究室

近藤研究室所有研究装置

電力の実験に必要な計測器等を整えているが、2013年4月からの新設研究室であり、特記する研究装置は無い。これから研究装置を充実させていく予定。

スギヤマ ムツミ

杉山 睦 准教授研究技術分野 太陽電池、透明導電膜、カルコパイラ

イト、酸化物半導体、電子、電気材料工学

研究技術テーマ

●CIGS系太陽電池の試作●ZnO、NiO等透明膜の成長●化合物半導体の光学評価●新機能材料の基礎物性解明研究技術内容

研究テーマとして、結晶成長から電気的・工学的・構造的評価まで一貫して行っております。これらは、「化合物半導体光電子デバイス用材料の基礎光物性」という理学的な方向と「デバイスプロセス技術の検討」という工学的な方向の両面を兼ね備えています。産業への利用

太陽電池材料や透明導電膜など、次世代(2~10年後)の産業化が狙える材料をターゲットに研究を行っております。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携

ナガ タ ハジメ

永田 肇 准教授研究技術分野 電子機能性セラミックス、電子、電気

材料工学研究技術テーマ

●環境に配慮した非鉛圧電セラミックス●ビスマス層状構造強誘電体セラミックスの粒子配向とその応用研究技術内容

2006年7月から欧州で始まる「鉛(Pb)等有害物質の使用禁止に関する法律」RoHS指令)に対応して、電子材料もその対象となるため、現在主流であるPb系圧電材料を環境にやさしい非鉛系に置き換える動きが世界的に加速している。我々は、10数年来、非鉛圧電材料の研究を継続的に行っており、蓄積された膨大なデータが役立つものと確信している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導所属研究室

永田研究室所有研究装置

電気炉、スパッタ装置、加圧成型炉、遊星ボールミル、テープキャスティング装置X線回折装置、SEM、EDX、TG-DTA、3点曲げ強度試験機LCRメータ、インピーダンスアナライザ、強誘電体テストシステム、高圧発生装置、ハイレジスタンスメータ、レーザードップラ振動計、d33メータ 他

ヒ グチ ケンイチ

樋口 健一 准教授研究技術分野 無線通信システム研究技術テーマ

●高効率ディジタル変復調・符号化技術●高速・高効率無線パケットアクセス・無線リソース制御技術●高効率マルチアンテナ伝送技術研究技術内容

超高速・大容量な将来のブロードバンド無線通信システムの実現を目指して、ディジタル変復調・誤り訂正符号化、無線パケットアクセス、無線リソース制御技術、およびマルチアンテナ伝送技術の研究を進めています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導

ヤマモト タカヒコ

山本 隆彦 講師研究技術分野 電気工学、医用生体電子工学研究技術テーマ

●体内埋込型医療機器を対象とした非接触エネルギー伝送・情報伝送●電磁環境を考慮した電子機器設計●模擬生体の研究開発研究技術内容

東京理大

理工学部

163東京理科大学

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高効率、高信頼・耐久性が求められる体内埋込型人工心臓などを対象とした経皮エネルギー・情報伝送システムの研究開発をはじめ、電磁波をテーマとした研究を行っている。これに関連し、医療機器の信頼性を確保する上で必要不可欠な電磁環境工学的立場における性能評価(EMC試験)や、生体の電気的特性を模擬した材料(ファントム)の研究開発を行っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導その他所属研究機関

総合研究機構・インテリジェントシステム研究部門所属研究室

山本研究室所有研究装置

ネットワークアナライザ、スペクトラムアナライザ、インピーダンスアナライザ、オシロスコープなど

アラ イ ケンイチ

荒井 研一 助教研究技術分野 情報セキュリティ、形式的検証研究技術テーマ

●計算機を用いた暗号プロトコルの安全性に関する研究●定理証明支援系の研究研究技術内容

計算機を用いた暗号プロトコルの安全性証明に関する研究を行っている。現在、さまざまな暗号プロトコルが提案され、それら暗号プロトコルの安全性証明が行われている。多種多様な機能を実現するために暗号プロトコルは日々複雑になってきている。しかしながら、暗号プロトコルが複雑になるにつれて安全性証明は困難になるため、証明に誤りがある論文が多数存在し問題となっている。そこで、計算機を用いた暗号プロトコルの安全性証明の有効性に着目し、暗号プロトコルの安全性証明を厳密にできる手法の研究・提案を行っている。これは、暗号プロトコルの複雑化に伴う証明の誤りの増加といった深刻な問題に対して、有効な解決手段を提供するものとなる。定理証明支援系の研究に関しては、特に、形式化記述された数学定理の証明の正しさを機械的に検証するプルーフチェッカと呼ばれるソフトウェアの一種であるMizarを用いた研究を行っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導所属研究室

金子研究室

カタヤマ ノボル

片山 昇 助教研究技術分野 エネルギー工学研究技術テーマ

●燃料電池を利用した電源システム●固体高分子形燃料電池に関する基礎研究●液体燃料を用いた燃料電池システムの開発研究技術内容

【燃料電池を利用した電源システム】燃料電池の寿命向上、エネルギー効率向上、負荷応答性の向上を狙いとして、燃料電池と電気二重層キャパシタを組み合わせた電源システムの開発やエネルギーマネジメントの研究を

行っている。電源システムのための電力変換装置により燃料電池の状態や劣化度を診断することも可能となっている。【固体高分子形燃料電池に関する基礎研究】固体高分子形燃料電池の基礎研究としては、発電性能向上や劣化機構解析を数値シミュレーションや実験を用いて行なっている。【液体燃料を用いた燃料電池システムの開発】従来までは改質することなしに直接燃料電池に利用できる液体燃料はメタノールのみであった。本研究ではアルカリ型の電解質膜を利用することで、エタノールの酸化を可能にし従来よりも高い発電効率を達成している。現在はこのような燃料電池のスタックやシステムの開発に着手している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導所属研究室

小越研究室

カメ ダ ユウスケ

亀田 裕介 助教研究技術分野 コンピュータビジョン、ロボットビ

ジョン、動き推定、オプティカルフロー、シーンフロー、GPGPU、メニーコア、4D画像解析

研究技術テーマ

●映像と4D画像の動き推定●ソフトウェア実装の高速化と高精度化●静止画像と動画像の高能率なデータ圧縮符号化●C++14、Boost、OpenCV、各種コンパイラ等研究技術内容

●動き推定:リアルタイムに映像上の画素毎の動きを安定に推定する技術に優位性がある。非線型演算がなく、数値計算で調整する必要のある変数が無いため、ハードウェア化し易い手法である。車載カメラ等のステレオ映像やレンジセンサ映像からは、被写体表面の3次元の動きを安定に推定できる。医用画像等の4D画像では、密な3次元データ点群毎の3次元の動きを安定に推定できる。産業への利用

基礎研究の応用先や、画像処理に関する応用研究テーマを募集している。●動き推定:シーンフローについては、障害物・歩行者検出や対向車の進路推定などの運転支援技術に応用できる。また、気象衛星画像から求めた雲・風の見かけの動きは天気予報に応用できる。4D画像の動き推定については、胎児や心臓などの3次元的な動きの解析が可能であり、細胞の顕微鏡画像からは細胞活動についても解析できる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

伊東研究室所有研究装置

並列計算サーバ、距離センサ、GPGPU、メニーコア演算器、コンパイラ

コ ザワ ユウスケ

小澤 佑介 助教研究技術分野 ディジタル通信方式、光通信方式、ディ

理工学部

東京理大

164 東京理科大学

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ジタル信号処理研究技術テーマ

●光空間通信(FSO)システムに関する研究●可視光通信(VLC)システムに関する研究研究技術内容

光無線通信システムに関する研究を行っています。特に、光空間通信システムでは、複数端末の同時接続通信と、大容量通信を両立する多元接続方式技術に関する研究、および、大気変動による通信品質劣化に対応する高信頼光強度変復調技術に関する研究を行っています。また、近年、人工光源として普及しているLEDを通信インフラとして利用した可視光通信システムに関しても研究を行っております。所属研究室

楳田研究室

ツツミ ヤスヒロ

堤 康宏 助教研究技術分野 光ファイバ、ファイバ型デバイス、光

測定研究技術テーマ

●光ファイバ障害位置探査●既設光ファイバパラメータの測定法●光ファイバセンシング●光ファイバデバイスの作成研究技術内容

光ファイバセンンシングに関する研究に取り組んでいる。光ファイバセンサは、センサ自体に給電する必要がなく、電気的なショートによる発火や破損の危険性がない。さらに、リモートセンシング、多点モニタリングに適しているという特長があり、自然環境下での測定に向いている。また、強電磁場中でも安定して計測できる可能性がある。このような、電気センサに不向きな特殊環境下でのセンシングへの応用を目指して、低コストで作成可能な光ファイバセンサデバイスの作成法や、それを利用したセンシング(システム)に関する研究を行っている。その他にも、既設長距離光ファイバの障害位置探査法に関する研究や、ファイバパラメータの分布測定法に関する研究に取り組んでいる。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導所属研究室

前田研究室

マツウラ タツ ジ

松浦 達治 助教研究技術分野 電子回路、半導体集積回路、LSI、VLSI、

アナログ電子回路、アナログデジタル混載集積回路、A/D変換器、D/A変換器、無線通信用集積回路

研究技術テーマ

●高性能A/D、D/A変換器回路技術の研究●アナログディジタル混載集積回路技術の研究●無線通信用高性能集積回路技術の研究●ディジタル信号処理技術の研究●アナログ電子回路技術の研究研究技術内容

1)集積回路の微細化が進むにつれ、今までアナログで行っていた信号処理が、A/D変換、D/A変換を用いてディジタルに変換され、ディジタル信号処理でシステムが組まれるようになってきている。2)その流れの中で、高精度、高速、低電力、小面積のA/D、D/A変換器が強く求められるようになるのは自然の流れである。私のところでは、従来のA/D変換器、D/A変換器では達成できなかったような、たとえば高速領域の性能向上を目指して研究開発を行っている。3)高精度・高速を達成するためには、今まで大きな容量や抵抗を使って実現していた精度を、むしろ小さな容量や抵抗を用いて実現し、そこから発生する容量ミスマッチなどで発生する精度の劣化を、ディジタルで誤差を実測し、ディジタルの補正により高精度化を図るなど新しい方法が考えられる。これらのディジタル誤差補正を用いた高精度・高速A/D変換器を実現するのが研究目的の一つである。4)その他、無線通信用に必要な、高性能の半導体集積回路技術の研究などを行っている。産業への利用

マッチング業界:電気電子情報業界、半導体集積回路設計メーカー、高性能計測技術メーカー、センサーノード関連業界、計測自動制御関連、電気自動車、ハイブリッド自動車、交通情報通信システムメーカー、等 自然界のアナログ信号をディジタルに直して各種制御や信号処理を行う技術は今後ますます重要になると考えられる。これらの技術を制する者が今後の産業界の新しい流れを作っていくことが強く期待される。私は、以前、産業界、具体的には半導体集積回路メーカーで、各種アナログディジタル混在システムや、高性能A/D、D/A変換器、また無線通信システムを設計した経験があり、これらの経験を活かして、産業界の新たなニーズの解決にご協力できれば大変幸いと考えます。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

現在、電気電子部品メーカーと、超高性能A/D変換器回路技術の共同研究を行っている。その他所属研究機関

総合研究機構所属研究室

理工学部電気電子情報工学科 兵庫研究室所有研究装置

集積回路設計用ワークステーションならびに、半導体集積回路設計用ソフトウエア一式

理工学部 経営工学科アラ イ タケシ

新井 健 教授研究技術分野 経営工学、社会システム工学、公共行

政計画、複雑系シミュレーション研究技術テーマ

●社会システムモデリング●都市・地域システム解析●公共行政評価手法●地域環境マネジメント●安全システム工学研究技術内容

東京理大

理工学部

165東京理科大学

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環境・防災・情報化・福祉等の公共部門の課題に対し、経済・地理学分野で進展してきた計量分析手法と多変量解析法といった統計手法を適用して、地域環境・社会経済システム等の数理モデルを構築し、数理計画法等の最適解を求める手法やコンピュータシミュレーションを活用して政策の影響効果を数量的に解析する技術(ソフトウエア)開発をしています。産業への利用

e-government計画の実行に関連して、自治体が装備すべき政策評価関連ソフトウェアを試作研究。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

ソフトウエア開発

オオ ワ ダ ハヤ ト

大和田 勇人 教授研究技術分野 データマイニング、機械学習、Web

アプリケーション、バイオインフォマティクス

研究技術テーマ

●機械学習によるビッグデータからの知識発見技術の開発●データ間の関係性を明示的に獲得する機械学習エンジンの開発●顧客管理・電子商取引におけるクラウド型Webアプリケーション開発●機械学習によるバイオインフォマティクスソフトウェアの開発研究技術内容

Webログ、センサーデータ、ゲノムといったビッグデータを対象に、そこから意味ある知識を発見する技術を長年研究している。数値データだけでなく、述語論理で表現された背景知識を扱う帰納的学習法は知識発見にとって非常に有用であり、すでにそのための学習エンジンを独自に開発している。機械学習技術としてはサポートベクターマシン等が分類や予測のツールとして知られているが、本技術はデータ間の関係性を明示的に獲得するもので、現象の説明やモデル化に威力を発揮する。本技術は汎用的であり、対象の背景知識を差し替えるだけで、まったく異なる領域に適用できる。現状では、創薬支援におけるタンパク質と化合物の結合判定プログラムの開発や、ビジネス領域での優良顧客の維持を効果的に行うアクションモデルの開発に応用している。さらに、Javaサーブレットをベースにしたクラウド型のWebアプリケーションも長年開発しており、そうしたノウハウと最新機械学習技術を融合した新しいサービスを展開する方法論も研究している。産業への利用

ビッグデータの活用は最近特に注目を集めているため、そうしたデータからの知識獲得や意思決定への応用をぜひ進め、大学側がもつ情報技術や学術を最大限に貢献できるようにしたい。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究具体的な産学連携内容

顧客の解約行動を誘発する要因を発見し、解約予測モデルを構築する研究を行っている。地域に根差した生活プ

ラットフォームとしてのコミュニティサイトの構築を行っている。その他所属研究機関

次世代データマイニング研究部門、インテリジェントシステム研究部門所属研究室

大和田研究室

オ ジマ ヨシカズ

尾島 善一 教授研究技術分野 品質管理、統計的方法、実験計画法、

社会システム工学研究技術テーマ

●直交配列表を用いた実験計画の新しい解析法●試験室共同実験における外れ値の検出●計測の不確かさとその応用●一般化スタッガード型枝分れ計画とその性能●測定方法の精度評価と許容差の設定研究技術内容

統計的方法の産業に関する応用について特に関心を持っています。統計的品質管理、信頼性工学などの分野の問題について、解決法を研究しています。ISO(国際標準化機構)/TC69(統計的方法の適用)/SC6(測定方法と測定結果)での活動に30年以上関与し、1999年からはSC6議長を務めています。ISO/TC69/SC6の作成した国際規格は、各種の化学分析・物理試験の精度評価に用いられています。産業への利用

分析方法・試験方法の精度評価の確立などに応用され、試験所の技能試験などで用いられています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

データ解析の方法の開発や、実験計画の相談など。

スズ キ トモミチ

鈴木 知道 教授研究技術分野 統計的データ解析、品質管理、社会シ

ステム工学、安全システム研究技術テーマ

●ケアプラン作成支援システムによる介護の質向上●ヒートアイランド現象の統計解析●競技の統計学●ダイナミックプロセスの最適制御設計●ISOにおける統計的手法研究技術内容

現実のデータの解析を通じて、データの背後にある真の情報を明らかにするための方法論を中心に研究しています。具体的な研究対象は幅広く、セラミックの焼成工程などの製造現場から、気象データに代表される環境、介護に関する大規模調査(社会福祉)まで多岐にわたっています。産業への利用

積極的に取り組みたいです。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

理工学部

東京理大

166 東京理科大学

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詳細は別途相談しましょう。

ドウワキ キヨ シ

堂脇 清志 教授研究技術分野 システム工学、エネルギー評価・開発、

化学工学、電気化学研究技術テーマ

●バイオ水素の製造及びプラント設計・評価●燃料電池CGSに関する運用特性及びシステム評価●環境・エネルギー技術及びシステムに関するLCA●カーボン・ウォーターフットプリント(農業・食・高齢化等をキーワード)●廃棄物資源利用システムのコスト及び環境性指標による最適配置の検討研究技術内容

環境技術及び関連システムの提案は、ビジネスモデルの提案やそれに付随した事業性の提案だけでなく、持続可能な事業推進条件の調査、当該技術の特性や課題(リスク)の両輪を把握することが重要であり、どちらか一方だけの評価では、本来の事業化は困難であると考えております。また、近年はさらにCO2削減対策という新たな指標が必要であると同時に、環境対策は次世代への安定的な生活の確保のためには、今すぐに実効性のある提案と行動が必要であると認識しております。その上で、当該研究の研究活動においても一連の事業化までお付き合いさせて頂く覚悟で望んでいきたいと考えております。また、本年度より現在、当研究室で扱っているバイオマスガス化による水素製造技術について、民間企業との連携により商用化を目指した研究を実施しています。さらに、海外との連携として、インドネシア国バンドン工科大学より留学生(修士・博士)の受入や米国コネチカット大学との共同研究等によるグローバル化への対応及びネットワークづくりを実施しています。産業への利用

本研究室では、次世代エネルギーの候補として期待されているバイオマスのエネルギー利用及び燃料電池システムについて、実効性の観点からビジネスモデルの提案、実験等を考慮したシステムの設計、事業性の評価及びLCAによる環境性の評価を実施しています。特に、技術の信頼性を確保するために、バイオマスのガス化特性や燃料電池のIV特性を把握し、それらのデータを利用したシステム設計、さらには当該システムを利用したビジネスモデルの提案を含め、DoとThinkの2つの側面をもった研究を目指しております。特に、将来的な環境問題対応のためには、産学官連携は非常に重要であると認識しており、現在、当該研究室で進めているガス化方式によるバイオ水素製造や燃料電池CGSの導入、あるいは当該システムによる製品の高付加価値化等については、他大学(例:東京大学)や研究所(例:交通環境安全研究所)及び民間企業との連携による推進が重要であり、現在もそのようなフォーメーションによる研究活動を実施しています。また、技術シーズの検討だけでなく、マーケッタビリティや補助制度を含めた資金運用等の把握に努め、事業化を推進したいと考えております。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

研究推進体制については、別途、ご相談させて頂きますが、当該研究室が技術シーズの検討を行うだけでなく、全体的なイメージの把握とそれに対応したシステムのご提案(一部、マネージメント機能を含む)をさせて頂きたいと考えております。その他所属研究機関

総合研究機構エコシステム部門所属研究室

堂脇研究室所有研究装置

ガス化分析装置、燃料電池(SOFC整備中)、ポテンショスタット、電力測定装置ほか

モリ シュンスケ

森 俊介 教授研究技術分野 地球温暖化、エネルギー経済モデル、

廃棄物利用、エネルギー学研究技術テーマ

●廃棄物再資源化●地球温暖化問題の統合評価モデル開発●地域・広域・国際航空の交通ネットワークモデリング●データセンターとバイオマスを含む分散型エネルギーシステムの評価●ITCと経済・環境・エネルギー研究技術内容

食料安全保障の長期評価モデル構築、廃棄物に着目した地域バイオマス利用ポテンシャル評価研究、地域分散型エネルギーシステム評価の応用としての太陽光・太陽熱利用評価システムの構築、データセンターへの自然エネルギー利用による省エネルギー化、など社会と技術の相互関係の評価研究を実証的に行なっている。産業への利用

システム評価技術であるので、直接的な製品化とはやや視点が異なる。バイオマス再資源化については、事業性まで含めた評価を行った。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究具体的な産学連携内容

システムのモデル化と評価技術を専門としているが、実データを用いモデル化と評価を行っている。本研究室で開発した地球環境統合化モデルMARIAは、政府間気候変動パネル(IPCC)の炭素排出シナリオ特別報告書(SRES)、第3次評価報告書(TAR)における温暖化対策評価において、世界各機関の8モデルの一つとして参加した。また総務省の情報通信白書の編纂やITCとエネルギー・環境への寄与評価WGに主査として参加した。その他所属研究機関

総合研究機構グリーン&セーフティーセンター所属研究室

理工学部経営工学科森研究室

イシガキ アヤ

石垣 綾 准教授研究技術分野 生産システム工学、最適化、オペレー

ションズリサーチ研究技術テーマ

東京理大

理工学部

167東京理科大学

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●多段階生産・物流システムの最適設計●各種スケジューリング問題における最適化手法の開発研究技術内容

下記のテーマに対し、コストと環境を考慮した最適化を目指す研究を行っている。�生産システムにおける発注量や発注のタイミングの決定、�物流倉庫の最適設計及び保管・取出スケジューリング、�需要変動に対応した混合品種組み立てラインにおけるライン設計及びスケジューリング方式の開発、�多段階生産・物流システムにおける在庫管理法、�運搬経路問題における人・運搬車・ルートに対するスケジューリングと実際の問題への応用、�上記を応用させ、他の分野でのモデル構築とデータ解析産業への利用

データをもとに、モデル化および最適化を行うことができる。理学的な視点で数理的に解く手法と、工学的な視点で実用的な解を高速に求める手法の双方に関する研究を行っており、適用場面によって使い分けて問題を解くことを行っていることから、生産・物流業界からの様々な要望にお応えできると考える。また、モデル構築やデータ解析の技術においては適用先を製造業に限定しない。現在は、実際に応用可能な実例を必要としているため、解析データを提供してもらえる共同研究パートナーを探している。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

Microsoft Excelを利用した生産システム解析ツールの開発所属研究室

石垣研究室所有研究装置

一般的なデスクトップPCやノートPCを利用する

ヒ ビ ノ ヒロノリ

日比野 浩典 准教授研究技術分野 生産システム、生産工学、シミュレー

ション、モデリング研究技術テーマ

●エネルギJIT生産システムのための評価手法とシミュレーション技術開発●次世代農業生産システムのモデル化とシミュレーション技術開発●生産システムの生産性と環境負荷評価のためのモデル化手法の開発●ロボットセル向けシミュレーションの開発研究技術内容

産業界において、消費電力を考慮した工場管理は早急の課題となっている。生産システムの設計・構築・改善段階に、生産性と消費エネルギ量を同時に事前評価し、稼働率や生産量などの生産性を一定水準に保ちながらも消費エネルギ量の削減を実現することが望まれている。。そこで、工場・ラインレベルの生産性と消費エネルギ量の事前評価を実現することで、省エネルギで高生産性の生産システムの設計・改善を支援するモデル化とシミュレーションの開発を目的とする。また、農業分野では作物の育成期間や刈取量はばらつきが大きく、需要量と供給量に差が生じやすい。そのため良品であっても廃棄さ

れる優良ロス、および欠品が多発する課題がある。優良ロス・欠品を可能な限り少なくする効率的な農業生産システムが必要とされているが、農業生産システムを構築するための定量的な事前評価手法は未確立である。そこで、本研究では優良ロス・欠品を可能な限り少なくする農業生産システムを構築するためのシミュレーションによる評価手法を開発することを目的とする。産業への利用

「消費電力を考慮した生産システムのシミュレーションによる評価技術の提供」、「消費電力を考慮した新生産管理システムの提供」、「需要と供給を考慮したロスの少ない新農業生産管理システムの提供」、「ロボットセル向けシミュレーション技術の提供」可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

1.「経済産業省 IMS国際共同研究プロジェクト 生産システムの計画・評価手法に関する研究 1993年4月~1997年)3月」、2.「経済産業省 IMS国際共同研究プロジェクトグローバル分散企業の設計・計画及び経営の為のモデリングとシミュレーション環境に関する研究1997年4月~2002年3月」、3.「製造科学技術センターIMSセンター アイデアファクトリー 生産現場で利用する3次元設備シミュレーション 2006年4月~2008年3月」、4.「製造科学技術センターIMSセンター アイデアファクトリー 設備シミュレーションの高度化に関する研究 2008年4月~2010年3月」、5.「製造科学技術センターIMSセンター アイデアファクトリー 設備シミュレーションの高度化に関する研究 2010年10月~2012年3月」所属研究室

日比野研究室所有研究装置

生産システムシミュレータWITNESSロボットシミュレータEMU

フォン レイ

馮 玲 准教授研究技術分野 管理会計、原価計算、業績評価、企業

評価、資本コスト、会計学研究技術テーマ

●企業価値に基づく業績評価指標に関する研究●リスク構造分析による資本コストの推定●ブランド価値評価研究技術内容

会計の理論からだけではなく、過去の財務データなどに基づく統計的な実証研究も行い、説得力のあるものを提案できるではないかと思います。産業への利用

戦略立案から意思決定、そして業績測定及び評価までの組織の管理会計システム構築。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、国際的産学連携具体的な産学連携内容

近年、大手企業を初め、相次いでEVA(経済付加価値)やBSC(バランスド・スコアカード)など、新しい業績評価指標を導入するようになる。社会環境の変化に従っ

理工学部

東京理大

168 東京理科大学

Page 169: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

て、会社の管理会計システムをどのように適合させるのかについて、共同研究することが可能です。

タカシマ リュウ タ

�嶋 隆太 講師研究技術分野 金融工学、経済性工学、政策影響分析、

エネルギー経済研究技術テーマ

●不確実性下における企業の投資意思決定分析●企業の研究開発と設備投資の評価●海上輸送の経済性評価●国際管理施設の経済性・地政学的評価●放射性物質規制の費用便益分析研究技術内容

経済性、エネルギー効率性、環境適合性などを考慮して、何らかの意思決定を行う際、様々な不確実性に直面します。本研究室では、その様々な不確実性が存在する中で、どのように意思決定を行うかの評価モデルの開発を行っています。特に、金融工学や経済性工学などの理論を用いることで、経済的、技術的なリスクを含めて評価・分析を行うことが可能なモデルを構築しています。さらに、様々な政策や規制に関する費用便益分析手法の開発や、リスク便益分析による便益の算出・評価を行っています。産業への利用

本研究室では、不確実性下での意思決定手法の開発をキーワードに、企業の投資や資金調達の評価モデル、エネルギー技術のマネジメントに関する研究を行っており、これまで、国内外の大学や研究所と共同で、それぞれの分野に適応可能な経済性評価モデルの構築を実施してきました。また、本研究室で構築している意思決定手法は、あらゆる政策や規制等の費用便益分析にも応用可能であり、近年、国際管理施設の設置評価や、食品の放射性物質規制に関する分析を実施してきました。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

上記のとおり、様々な連携形態が考えられますので、研究の連携体制に関する詳細は、別途相談させて頂きます。所属研究室

理工学部経営工学科高嶋研究室

ハラ ダ タク

原田 拓 講師研究技術分野 最適化、ソフトコンピューティング、

進化計算、機械学習、エージェントシステム

研究技術テーマ

●進化計算による最適化アルゴリズムの設計●強化学習アルゴリズムの設計●エネルギーシステムの最適計画●ナーススケジューリングアルゴリズムの設計●学習エージェントによる電力取引市場のシミュレーション解析研究技術内容

大規模・複雑な最適化問題に関して、遺伝的アルゴリズ

ムなどの進化計算を用いることによる最適化を行っています。主に、スケジューリング問題やエネルギー計画問題を対象としています。さらに、ダイナミックに状態が変化するシステムの特性などを解析するために、学習機能を備えたエージェントによるシミュレーションを行っています。主に、電力取引市場や道路交通システムを対象としています。産業への利用

社会における具体的な最適化問題を解決するための最適化アルゴリズムを設計します。そして、最適解を求めることによって、その問題に対して有効な計画や設計を行います。さらに、社会における具体的なシステムに対して適用可能な学習エージェントを設計します。そして、エージェントシミュレーションを行うことによって、そのシステムの特性などを解析します。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携その他所属研究機関

総合研究機構 次世代データマイニング研究部門所属研究室

理工学部 経営工学科 原田研究室

カケヒ ムネノリ

筧 宗徳 助教研究技術分野 生産工学、経営工学、社会システム科

学、教育工学研究技術テーマ

●製品ライフサイクルマネジメント●工場レイアウト設計●ヘルスケアマネジメントシステム研究技術内容

グローバル化、環境問題、製品ライフサイクルの短命化、製品の多様化など従来の日本のものづくりでは対応しきれない現状において、ICTを用いた「ものづくり」について、製品ライフサイクルマネジメントやエンジニアリングチェーンを対象に製造系企業と連携し、マネジメント手法、システム開発など行っている。また、製造業だけでなく物流業、小売り販売系サービス業、さらには医療・介護などのヘルスケア分野におけるIEなどの経営工学的業務改善手法、マネジメント手法の開発などを行っている。産業への利用

製造業におけるエンジニアリングチェーンの領域において、既存の情報システムや製品ライフサイクルマネジメントなどのマネジメント手法では解決できない課題について共同研究を希望している。物流業、小売り業、ヘルスケア分野とも経営・業務課題などについて共同研究を希望している。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

・自動販売機組立製造会社との製品ライフサイクルマネジメントによる工場システムの開発 ・自動車製造会社、生産系情報システム開発会社との共同研究による工場レイアウト設計システムの設計開発 ・製造業、物流業、小売り販売系サービス業における経営工学的現場改善手法の開発

東京理大

理工学部

169東京理科大学

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所属研究室

尾島研究室

カメガイ カズヒサ

亀谷 和久 助教研究技術分野 電波天文学、科学コミュニケーション研究技術テーマ

●星間物質の電波観測●電波観測装置の開発・評価●社会への科学成果の普及研究技術内容

電波帯(主にミリ波・サブミリ波帯)の分子輝線の観測により、星間物質の性質を研究している。天体からの微弱な電波を受信するための観測装置の開発および評価の研究を行なっている。科学成果の社会への普及方法の研究を行なっている。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

森研究室

コ イ ド ケン ジ

小井土 賢二 助教研究技術分野 反応工学、伝熱工学、ライフサイクル

アセスメント(LCA)研究技術テーマ

●高含水バイオマスの高付加価値化としてのガス化●バイオマスのガス化合成ガスの高温脱硫●アジアにおけるメタン発酵バイオガスプラントの環境影響性評価●LCAを用いたコンニャクの環境性評価研究技術内容

環境に優しい社会を目指し、バイオマスの高付加価値化の実験および評価、食の環境負荷の評価を行っている。�従来の乾燥されたバイオマスに比べ、高含水バイオマスは80%以上の含水率を含み、そのガス化による付加価値化は困難とされてきた一方で、水蒸気量の多いガス化における合成ガスは水素リッチになりやすい。これまで、ガス化における含水率の限界値を明らかにしてきた。�生成したガス中の硫黄分は単位操作の湿式除去や熱交換プロセスにおいてその廃液処理およびユニットの腐食が問題となる。したがって、高温炉内脱硫による吸着特性を把握することがテーマである。�タイでは環境に優しく健康に良いエネルギーの創出を目指すスマートシティ構想実現のためにバイオメタンエネルギーシステムの構築が期待されている。健康評価、環境アセスメントを実施することによりアジア・スマートシティにおける理想的なエネルギーシステムについて検証を行っている。�野菜生産が国際的競争に晒されようとする中、食の品質に加え生産段階およびサプライチェーンにおける環境性が問われてくる。コンニャク生産における環境負荷を評価し日本の農業の優位性を示す研究を行っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

堂脇研究室

所有研究装置

ガス化装置、高温脱硫装置

タ ナカ ミ ライ

田中 未来 助教研究技術分野 オペレーションズ・リサーチ、最適化、

データ解析研究技術テーマ

●諸分野から生じる問題の数理モデル化●効率のよい最適化アルゴリズムの設計●大規模データの解析研究技術内容

諸分野で現れる問題を最適化手法を用いて解決することに興味を持っています。実際に研究を進めている応用分野は、統計およびデータ解析、船舶海洋工学、サプライ・チェイン、高分子化学などがあります。多岐にわたるそれぞれの分野で培われた技術を他分野に応用することにより、効果的な解決策が見いだせる可能性があります。産業への利用

現実の世界に生じる様々な問題を数理モデルを用いて解く研究をしています。数理モデルを用いた問題解決では、問題発見、モデル化、データの収集、数理モデルの求解、結果の吟味、というのが一連の流れとなります。これらをシームレスに遂行できるのが持ち味であると考えています。

ヤス イ セイイチ

安井 清一 助教研究技術分野 品質管理、統計的工程管理、実験計画

法、社会システム工学、安全システム研究技術テーマ

●多特性、プロファイルデータ(多変量解析が必要なデータ)のための統計的プロセス管理●時系列データ、特にプロセスデータ、の傾向分類●データ解析(統計学、統計的学習)による異常検出●材料中の最大異物分布推定などの極値統計学の応用●最適設計のための支援技術開発研究技術内容

主にものづくりにおける設計、生産のためのデータ解析による管理技術(固有技術を支援するための技術)を研究しています。これらの技術を、統計学、および、統計的学習に基づいて研究しています。生産においては、光学特性の多変量解析による薄膜製造の管理、非相似形の検出技術を研究してきました。これらのデータは、重量や長さなどの単一データではなく、複数のデータで1つの意味をなす多変量データです。高度化した生産設備、測定技術をもつ生産現場では、このようなデータ解析による生産条件の最適化、管理が必要と考えており、今後もこのような研究を進めていきます。設計においては、実験計画法に基づく設計解の探索、ロバストパラメータ設計について研究しています。特に、データ解析だけではなく、価値工学で用いられる機能分析を取り入れ、従来より広い意味で、設計解を探索できる方法に注目しています。産業への利用

主としてデータ解析技術を研究していますが、産学連携にあたっては、IE、QC(品質管理)、VE(価値工学)

理工学部

東京理大

170 東京理科大学

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の視点に基づいて研究を進めています。日本品質管理学会において、多品種少量生産に対する工程管理に関するワークショップ、および、先進的生産方式に対する工程管理研究会を立ち上げ、産のメンバーと共に、今日における産が抱える現場の問題を議論する活動もしています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

光学特性の多変量解析による薄膜製造の管理:日本品質管理学会「多品種少量生産に対する工程管理に関するワークショップ」にて非相似形の検出技術の研究:日本品質管理学会「先進的生産方式に対する工程管理研究会」にて極値統計学による材料中の最大異物分布推定・予測:産学共同研究その他所属研究機関

総合研究機構次世代データマイニング研究部門所属研究室

理工学部経営工学科尾島研究室

理工学部 機械工学科オカ ダ ヒロシ

岡田 裕 教授研究技術分野 計算力学、計算破壊力学、材料力学、

安心安全研究技術テーマ

●完全自動き裂進展解析システム●破壊力学解析●構造健全性解析●CAE●有限要素法解析研究技術内容

四面体有限要素を用いた仮想き裂閉口積分法 (VCCM)やJ積分計算手法と有限要素法解析モデルの自動生成プログラムに基づくき裂進展解析システムと解析例を紹介する。本システムは、複雑構造物中のき裂損傷評価ツールとして発展が期待されるものである。従来法は六面体有限要素を用い、手動メッシュ生成が必要だったため、人間による膨大な作業量を必要としていた。破壊力学解析に必要な人的リソース/時間を大幅に削減し、構造健全性評価の高度化・高速化に大きく寄与するものである。産業への利用

現在、日本では原子力機器に代表されるエネルギー機器、高速道路や鉄道に代表される社会的インフラストラクチャーの経年化が進みつつある。例えば、国内原子力発電所の多くは1970年代に建設され、高経年化が進行している。また、東名高速道路や東海道新幹線は建設から40年以上経過している。これらのエネルギー機器や社会的インフラストラクチャーは無くてはならないものであるが、経年化による突然の故障や破壊の危険性が年々増すばかりである。世界に目を向ければ、ミネアポリスの橋梁崩落などの事故が発生している。社会的に重要なエネルギー機器やインフラストラクチャーの破壊事故を未然に防ぐためには、計算破壊力学を用いた経年構造物に対する構造健全性評価や余寿命予測ツールとして応用が期待される。

可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、国際的産学連携具体的な産学連携内容

エネルギープラント設計とメンテナンス/CAEソフトウエア/自動車/造船/スポーツ用品、等所属研究室

岡田研究室所有研究装置

ワークステーションクラスタ

オギハラ シン ジ

荻原 慎二 教授研究技術分野 複合材料力学、機械材料、材料力学研究技術テーマ

●繊維強化複合材料のマクロ及びミクロ力学特性評価、評価法の検討●機械材料(金属、プラスチック、複合材料)の力学特性の負荷速度依存性●航空宇宙用複合材料の破壊力学、損傷力学及び長期耐久性評価●各種機械材料・複合材料の力学特性研究技術内容

繊維強化複合材料を中心に、機械材料全般についてその力学特性(弾性率、強度、破壊靱性、長期耐久性)の評価及び応用について研究しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

材料評価全般

カワグチ ヤス オ

川口 靖夫 教授研究技術分野 乱流、レオロジー、混相流、伝熱、エ

ネルギー変換、流体工学研究技術テーマ

●界面活性剤添加による乱流摩擦抵抗低減、レーザ利用計測とDNSシミュレーション●粗さのある壁面の流体抵抗の解析●ポリマー含有塗料による乱流摩擦抵抗低減、計測と応用●固気混相流の計測研究技術内容

「ニーズに対し、ユニークな解決を」をモットーに研究を進めており、プロジェクト研究、共同研究に多くの実績があります。レーザードップラー流速計(LDV)や粒子画像流速計(PIV)といった先進レーザ計測法を使った製品内部流れの解析も可能です。産業への利用

添加剤による乱流摩擦低減技術は、地域冷暖房やビル空調システムにおける画期的な省エネにつながる。この研究は国立研究所、地方自治体等との共同で実施しており、札幌市役所での実証試験については新聞・テレビ等に報道された。塗料による抵抗低減は船舶への応用が見込まれており、現在企業・国立研究所との共同研究を行っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導

東京理大

理工学部

171東京理科大学

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具体的な産学連携内容

流れの問題全般、流れのレーザ利用設計(LDV、PIV)、非ニュートン流体の実験・応用、エネルギーシステムに関する解析・実験。そのほか幅広くご相談に応じます。所有研究装置

レーザードップラー流速計、PIV(粒子画像速度測定)装置、平面レーザ蛍光計測装置など

キク チ マサノリ

菊池 正紀 教授研究技術分野 破壊力学、材料力学、計算力学、機械

材料、材料力学研究技術テーマ

●混合モード荷重下における楕円表面き裂進展に関する研究●延性破壊の巨視的・微視的メカニズムの研究●重合メッシュ法を用いた3次元複雑き裂進展問題の計算機シミュレーション●粒子法を用いた構造物倒壊の計算機シミュレーション●原子炉圧力容器鋼の中性子照射脆化のマルチスケール計算機シミュレーション研究技術内容

各種実験装置およびPCクラスターを用いて金属材料の破壊や強度およびこれらの研究を支援する計算力学手法の開発を行っている。破壊に関する主な研究として、金属材料中の楕円表面き裂の複雑な進展挙動の研究、またMLPGやSPH法などメッシュレス計算手法の高精度化に関する研究も行っている。産業への利用

本研究により得られる成果は構造物の安全性・信頼性を向上させるための基礎的かつ重要な情報であり、産業における構造物や機械部品の設計・開発における信頼性・安全性に関する重要な知見としての役割を担っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究具体的な産学連携内容

有限要素法を用いた応力解析を通じて、計算力学の立場から構造物や機械部品の安全性評価や、新たな形状(最適化)の提案を行うことができる。

ノ グチ ショウ ジ

野口 昭治 教授研究技術分野 転がり軸受、トライボロジー、精密計

測、設計工学、機械機能要素、トライボロジー

研究技術テーマ

●小径玉軸受を対象とした音・振動寿命における外部環境の影響●小径玉軸受の電食リッジマークの発生・成長の観察●小径玉軸受の外輪揺動フレッチングに関する研究●ローラチェーンのピン/ブッシュ摩耗低減に関する研究●軸受内輪と軸とのクリープに関する研究研究技術内容

2002年3月まで転がり軸受メーカーに勤務しておりました。転がり軸受やそれを組み込んだ製品(システム)における不具合解決や性能向上に関する経験は豊富です。

特に小径やミニアチュア玉軸受に関する経験は豊富で、高速化対応技術、高回転精度化技術、低トルク化技術に精通しております。大学に移りまして、電食の研究を始めました。インバータを用いた回転速度制御が家電品においても普及してきました。その際、キャリア周波数の上昇とともにノイズによって軸受内で電食が見られるようになりました。小径玉軸受の電食発生限界を研究したところ、電圧で1.5V、電流10mAで500時間以内に電食が起こることを明らかにしました。転がり軸受における実際の問題解決にお役立ていただけると存じます。産業への利用

転がり軸受を直接対象としており、研究成果はすぐに製品へ応用が可能です。軸受だけでなく、それを組み込んだシステムの問題解決にもつながります。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

小型玉軸受の電食、軸受を組み込んだシステムの問題解決、回転精度測定機開発等。所属研究室

理工学部機械工学科野口研究室所有研究装置

真円度測定機、小型三次元測定機、FT-IR分析装置、鉄粉濃度計、小型精密粉体ショットピーニング装置

ハヤ セ マサノリ

早瀬 仁則 教授研究技術分野 微細加工、MEMS研究技術テーマ

●マイクロ燃料電池●マイクロ流体デバイス●銅めっき研究技術内容

微細加工により、化学的な要素を持つ新しい機械創出を目指している。具体的には、一体型の小さい燃料電池や、血液分析チップの開発を進めている。また、めっきや腐食の理解を深めるために、マイクロデバイスを利用した観察手法の開発を進めている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携その他所属研究機関

総合研究機構 がん医療基盤科学技術研究センター所属研究室

早瀬研究室所有研究装置

フォトリソグラフィー、成膜装置、エッチング装置

ミゾグチ ヒロシ

溝口 博 教授研究技術分野 実世界情報処理、知能機械学、機械情

報学研究技術テーマ

●対人協調機械●人間・機械相互作用●サイバー・フィジカルシステム●ヒューマン・コンピュータインタラクション

理工学部

東京理大

172 東京理科大学

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●フルボディ・インタラクション研究技術内容

人物計測技術可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究具体的な産学連携内容

・企業との共同研究・企業からの受託研究・NEDO殿からの受託研究(企業と共同)・産総研殿との共同研究所属研究室

知能機械学研究室所有研究装置

マイクロフォンアレイ(32ch円板型)マイクロフォンアレイ(64ch球状)256chスピーカアレイ

ウエ ノ イチロウ

上野 一郎 准教授研究技術分野 界面熱流体力学、熱工学研究技術テーマ

●固液気境界線(コンタクトライン)近傍流体の動力学●表面張力差(マランゴニ)対流により生起する非線形対流場および流体内粒子の運動●気泡・蒸気泡の界面振動現象および熱輸送問題●微小重力環境における表面張力差(マランゴニ)対流●繊維状多孔質体内樹脂含侵および樹脂内粒子堆積過程研究技術内容

我々の研究グループでは、界面を有する系での熱流体力学をメインターゲットに、以下の2大テーマを掲げています。一つは、『移動・変形を伴う界面を有する熱流体の動力学』、もう一つは『自由表面を有する有限領域液体内の非線形対流場および粒子運動』です。前者は固体面上の液体の移動や、液体中での気泡・蒸気泡の運動といった身近な現象の物理に注目しながら、微小スケール・微小重力下での流体ハンドリング技術を目指したものです。高精度コーティングや、超高密度除熱を実現する高性能熱交換器などの熱流体工学的領域から、宇宙や深海など特殊環境での生態環境制御など生化学・生体工学的領域まで、幅広い領域への応用が期待されています。また、複合材料成形過程で見られるような繊維状多孔質体内での樹脂含浸・粒子堆積も対象としています。後者はコーヒーのしみや食器に残る水痕などの身近な例から、インクジェット方式による高品質電子素子形成、タンパク質結晶化、新薬や水などの高品質化および検査過程の高速化など、熱工学、電子工学、生化学・生体工学的領域まで、幅広い領域への応用が期待されています。産業への利用

2大テーマのうちの1つ、『移動・変形を伴う界面を有する流体の動力学』では、材料表面や構造体内での濡れに直結します。たとえば、薄膜コーティング過程、微小領域での濡れ・反応制御、表面洗浄技術、多孔質体内での濡れおよび粒子流動・堆積過程(複合材料成形過程)、表面張力差対流を利用したヒートパイプ等の熱交換機器・伝熱促進機器の高効率化や、沸騰現象を利用した狭小領域での高密度除熱技術の高性能化などが応用技術として挙げられます。また、もう1つの柱である『自由表面を有する有限領域液体内の非線形対流場および粒子運動』については、結晶成長過程、インクジェットプリンティング技術や液滴塗布技術、マイクロ液滴形成による触媒核形成技術などが挙げられます。

可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、国際的産学連携具体的な産学連携内容

国内繊維メーカとの共同で、繊維状多孔質体内の樹脂含侵過程および繊維周りの濡れに関する研究を実施。宇宙環境利用科学関係では、1999年以降、表面張力差駆動(マランゴニ)対流に関する国際宇宙ステーション日本実験モジュール「きぼう」での流体物理実験に共同研究者として横浜国立大学・JAXAとともに参画中:(1)MEIS(実験運用時期2008~2013)、(2)Dynamic Surf(2013~2014(予):Case Western Reserve Univ.(米国)と共同)、(3)JEREMI(2016~2017(予):Univ. librede Bruxelles(ベルギー)、Technische Univ. Wien(オーストリア)、ESA(欧州宇宙機構)と共同)。国際交流関係では、Univ. Florida(米国)・Univ. Lille1(フランス)とともに、NSF(米国科学財団)によるPIRE( Partnerships for International Research &Education)プログラムや、EU(欧州連合)によるMarieCurieプログラムPEOPLEに共同研究者として参画中。その他所属研究機関

総合研究機構マイクロ・ナノ界面熱流体力学国際研究部門(部門長)所属研究室

界面熱流体力学研究室(上野研究室)所有研究装置

高速度カメラ、低ノイズ高感度カメラ、放射温度計、3次元粒子追跡速度計測(3D-PTV)装置、ブリュースター角顕微鏡(自作)

タカハシ アキユキ

高橋 昭如 准教授研究技術分野 計算力学、材料科学、材料強度研究技術テーマ

●合金設計における析出強化機構の数値モデリングに関する研究●多結晶中における転位挙動の計算機シミュレーションに関する研究●格子欠陥の原子論・連続体モデリングに関する研究●転位を用いたき裂のモデリングに関する研究●分子動力学・モンテカルロ・転位動力学シミュレーションシステムの開発研究技術内容

金属材料の強化機構(結晶粒微細化、分散強化、析出強化など)のメカニズムについて、分子動力学法を用いた原子論的アプローチと転位動力学法を用いた連続体的アプローチの両面から調べ、そのモデル化を行っている。また、ナノスケールの点欠陥の連続体を用いたモデリングや、転位を用いた他の欠陥のモデリングを用いて、金属材料中で起こる複雑な現象の(時間・空間ともに)マルチスケールな解析の実現および理解を目指している。産業への利用

本研究の成果は、微視的機構を考慮した材料強度評価に関するものであり、産業における構造物の信頼性向上や材料設計における情報としての役割を担っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究具体的な産学連携内容

分子動力学法、モンテカルロ法、転位動力学法などを用

東京理大

理工学部

173東京理科大学

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いたナノ・マイクロスケールからの材料強度評価に基づく材料強度評価および材料設計。所属研究室

計算材料科学研究室(高橋研究室)

タケムラ ヒロシ

竹村 裕 准教授研究技術分野 生体計測、ロボティクス、福祉工学、

画像処理、リハビリテーション研究技術テーマ

●生体計測に関する研究●足底皮膚変形に着目した歩行運動の解析●医療画像処理に関する研究●下肢リハビリ・トレーニングに関する研究●転倒や転倒による怪我の予防に関する研究研究技術内容

ヒトは無意識に非常に複雑な運動を実現していますが、そのメカニズムは未解明な点が多くあります。ロボットをより上手に動かす為には、また、転倒や転倒による怪我を防止する為には、ヒトの動作メカニズムをより深く知る必要があります。本研究室はBiomechanicsを軸としたヒトの動作の計測・モデリング・コントロールを展開し、人間や生物の優れたメカニズムを理解し、リハビリテーション、ロボット、社会福祉への応用を目指しています。特に足裏の触覚神経伝達に着目した歩行動作メカニズムの解明や高齢者の転倒や転倒による怪我の予防に関する研究などを積極的に展開しています。研究によって得られる知見や本研究室独自の生体計測技術などは、ロボット工学のみでなく、高齢者の転倒防止、リハビリステーション、福祉機器の開発、新たな靴の開発、床素材の開発などに応用可能であり、積極的に活用していきたいです。歩行動作中の運動解析、特に独自開発したシステムにより、歩き方と、床との接触面の変形と、床反力とを同時に計測可能であり、履物の開発・評価や歩行補助器具の評価試験などすぐに利用可能である。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

竹村研究室所有研究装置

・モーションキャプチャシステム ・床反力および足底接触面変形同時計測装置 ・透明床反力計 ・高速度カメラ ・並列計算機 ・圧力分布系 ・3Dスキャナ・透明トレッドミル

ツカハラ タカヒロ

塚原 隆裕 講師研究技術分野 流体工学、伝熱工学、数値流体工学、

乱流工学研究技術テーマ

●低レイノルズ数での乱流熱伝達促進●超音波式渦流量計における流動挙動の解析●多孔体などの複雑流路の流動シミュレーション●非ニュートン流体の流動シミュレーション●マイクロ・ナノ流路内の界面を伴う流体シミュレーション

研究技術内容

マイクロ熱交換器などでは流路および流量が制限されるため、比較的に低いレイノルズ数で稼動する場合が多く、再層流化による熱伝達率の低下が懸念される。そのような熱交換器等における低レイノルズ数の乱流熱伝達を促進するため、遷移レイノルズ数域における乱流の実験および大規模数値シミュレーションによる研究を行っている。産業への利用

非ニュートン流体(特に粘弾性流体)の乱流シミュレーションを行い、流動特性および熱伝達特性の解析に努め、さらには乱流モデル構築を目指している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究具体的な産学連携内容

超音波式渦流量計について、計測部の流動挙動を解析し、当該装置および計測方法の高度化に努めた。その他所属研究機関

総合研究機構マイクロ・ナノ界面熱流体力学国際研究部門所属研究室

熱流体機能研究室 (塚原研究室)

マツザキ リョウスケ

松崎 亮介 講師研究技術分野 複合材料研究技術テーマ

●複合材料VaRTM成形プロセスの最適化●構造材料のセンシング、スマートストラクチャ●インプリントリソグラフィを用いた複合材料の高機能化研究技術内容

構造材料(主に複合材料)に電気的アプリケーション技術やリソグラフィ技術を融合して、新しい機能や価値を持つ材料の開発を行っています。また複合材料の成形プロセスのモデル化(シミュレーション)と最適化を行なっています。産業への利用

複合材料の成形プロセスの数値シミュレーションによるトライアルエラーの削減。樹脂注入成形時に、表面処理を同時に行う。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

・複合材料の表面高機能化に関する研究・複合材料の樹脂流動・硬化に関する研究・インテリジェントタイヤの開発(ひずみモニタリング)所属研究室

理工学部機械工学科 松崎研究室所有研究装置

LCRハイテスタ、PXIシステム、スピンコーター、露光装置、スペクトルアナライザ、高周波増幅器、定温恒温器 他

理工学部

東京理大

174 東京理科大学

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ムラオカ マサヒロ

村岡 正宏 講師研究技術分野 流体力学、混相流研究技術テーマ

●二次元伸張流れにおける液滴の合体運動に関する研究●円管内流れにおける液滴の合体運動に関する研究●粘性流体中での複数の粒子の運動に関する研究研究技術内容

様々な工業プロセスで、液体の中にその液体とは混ざらない別な液体で構成される液滴が存在する場合があります。その場合の液滴間の流体力学的相互作用や合体運動、あるいは分裂運動を調べています。また、粘性流体中での粒子間の流体力学的相互作用などを調べています。所属研究室

村岡研

オ ギ ツ タケ キ

小木津 武樹 助教研究技術分野 ITS(Intelligent Transport Systems)、

知能機械、機械システム研究技術テーマ

●自動車の自動運転・運転支援システム●新たな知能機械のシステムインテグレーション●知能機械を構成する要素技術(センシング・情報処理・制御等)●知能機械のためのHMI(Human Machine Interface)研究技術内容

私の研究は、実用に資する知能機械システムの実現を目指し、システム統合部分に着目している。知能機械システムの研究は、システムを構成する諸要素(センシング・情報処理・アクチュエーションなど)を限定して取り扱うことが多い。要素限定的な研究は、要素技術の発展に欠かせないが、ここで得られた成果の組み合わせだけでは、実用的なシステムは実現できない。システム統合に着目した私の研究は、諸要素を統合するための技術だけでなく、新しいシステムの創出や、社会的ニーズに欠かせない要素技術を抽出する点で、他の研究者と一線を画していると考える。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導その他所属研究機関

慶應義塾大学SFC研究所所属研究室

溝口研究室

カネ コ トシヒロ

金子 敏宏 助教研究技術分野 分子熱流体工学、計算物理学研究技術テーマ

●分子動力学法における計算手法開発●制限された空間内での相転移現象●界面近傍での熱物質移動の分子論的理解研究技術内容

固液相転移現象や界面での熱物質移動などの様々な熱流体現象に対して、分子動力学シミュレーションを用いてミクロな視点から研究している。(i)分子動力学法における計算手法開発。分子動力学シミュレーションの問題

点のひとつに初期条件依存性が挙げられる。この問題を解決するため、様々な熱力学条件を実現できる手法である拡張アンサンブル法に注目した。異方的な圧力制御に対応させるなど、拡張アンサンブル法に理論的な改良を行いながら計算手法の開発に取り組んでいる。(ii)制限された空間内での相転移現象。スリット型細孔や分子クラスターなどナノ空間に閉じ込められた分子に特有な相転移現象を研究している。このような系で固液平衡温度や潜熱がバルクの場合から変化するメカニズムを研究することで、不凍液のメカニズム解明や蓄熱材候補材料の提案を目指している。(iii)界面近傍での熱物質移動の分子論的理解。固/液/気などの異なる相どうしの界面に注目し、界面張力や界面構造を明らかにし、分子レベルでの熱物質移動の理解を目指している。その他所属研究機関

総合研究機構マイクロ・ナノ界面熱流体力学国際研究部門所属研究室

理工学部機械工学科上野研究室所有研究装置

汎用計算サーバー

スズ キ タカヒロ

鈴木 崇弘 助教研究技術分野 伝熱工学、微細加工研究技術テーマ

●固体高分子形燃料電池内部の物質輸送現象解析●燃料電池多孔質電極の微細構造制御●燃料電池多孔質電極の形成プロセス解析研究技術内容

固体高分子形燃料電池の低コスト化、高性能化に向けて、物質輸送の観点から研究を行っている。これらの課題解決のためには、燃料電池電極内の物質輸送促進により低白金で高い発電性能を維持することが不可欠である。電極内の物質輸送特性は電極構造と強く関係しており、最適な電極構造の設計に向けて、電極構造の制御因子及び発電特性に影響を及ぼす電極構造因子について評価・解析を進めている。可能な産学連携形態

共同研究その他所属研究機関

総合研究機構光触媒国際研究センター所属研究室

早瀬研究室

ファン シュウリン

范 学領 助教研究技術分野 計算破壊力学研究技術テーマ

●Fracture mechanics of film/substrate system●Computational fracture mechanics研究技術内容

In comparison to studies of spallation mechanism inexisting multilayer structures,relatively little attentionhas been directed at modifications to the ceramic topcoat itself and associated fracture behaviors. Based onthe features of different deposition method,a vertical

東京理大

理工学部

175東京理科大学

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segment toughening concept is proposed,which haspotential in improving the durability of multilayerstructures through the modification of top coat. Theinvestigation of interlayer constraint effect contributesto the extent of durability by changing the debondinglocation to these far from the interface betweendissimilar materials . The most outstandingcontribution of this pioneer work is to deepen ourunderstanding of multilayer thin film structure designand to present a simplified method that can be usedby material developers to identify promising novelmultilayer thermal barrier coatings(TBCs)through themodification of ceramic top coating. The innovation ofthe research include: ・Prediction of crackdeflection and penetration while approaching to aninterface; ・Provide a phase diagram for interfacialdelamination; ・Obtain a quantitative formulation ofcrack driving force as a function of microstructurefeatures; ・Evaluate the durability of double-ceramic-layer TBCs; ・Evaluate the substrate and/or interlayer constraint effects; ・Provide somedesign guidance for novel long-life multilayerstrucutures.可能な産学連携形態

共同研究、国際的産学連携所属研究室

KIKUCHI Lab

理工学部 土木工学科キク チ ヨシアキ

菊池 喜昭 教授研究技術分野 土木工学、地盤工学、防災工学研究技術テーマ

●補強土を用いた築堤の耐津波性能の検討●補強土を用いた一体橋梁の建設●鋼製建材を用いた防波堤の補強効果の検討●製鋼スラグを地盤用高機能材料としての利用するための検討研究技術内容

室内で行った従来型防潮堤とGRS(補強土盛土)防潮堤、および従来型橋梁とGRS一体橋梁の津波越流実験の結果を解析して、従来型防潮堤と従来型橋梁と比較するとGRS防潮堤とGRS一体橋梁は越流津波に対する抵抗力が高いことを定量的に示す。また、GRS一体橋梁の振動台実験の結果を、一自由度系の動的応答理論に基づいて解析し、一体化により動的強度、動的靭性が向上し崩壊過程での動的減衰係数が増加することを定量的に示し、共振時水平加速度最大応答倍率など、耐震設計の基礎資料を提供する。2011年の東日本大震災では、多くの港湾施設が津波によって破壊された。中でも、防波堤が津波力によって壊されたために、港湾の機能が制限されているケースが多くある。そこで、防波堤の耐津波性能を向上させるための一つの方策として、鋼矢板を用いた防波堤の補強対策を検討している。津波堆積物など低品質の地盤材料に製鋼スラグを混合することで良質な地盤材料として利用できる。産業への利用

臨海部での防潮堤の補強に役立たせることができる。既存の海岸堤防には自然砂丘などが用いられているケースが多いが、自然砂丘の天端が足りないときには何らかの対策が必要となるが、ここで結構している技術を用いれば、用地幅を広げずに堤防の天端高さを高くすることができる。同じ技術は、臨港道路、沿岸道路、鉄道を築堤で作る時に利用できる。防波堤の補強に関する研究は原則的には防波堤の対策にしか用いることができないが、港湾構造物の補強としての技術の発展が見込まれる。東日本大震災では、広域にわたる地盤沈下が生じた。また、津波避難のための高台の建設も強く望まれている。これらのためには多くの地盤材料を必要とするため、津波堆積物の利用なども検討されている。津波堆積物についてはそのままでは築堤材料には不向きであるが、製鋼スラグを混合することで良質な地盤材料として利用できる可能性がある。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究具体的な産学連携内容

GRS一体橋梁はすでに北海道新幹線の建設で用いられているほか、東北の震災復興事業でも取り入れられている。所属研究室

理工学部土木工学科菊池研究室所有研究装置

三軸圧縮試験機

キ ムラ キチロウ

木村 吉郎 教授研究技術分野 土木工学、風工学、振動学、橋梁工学、

構造工学研究技術テーマ

●構造物の耐風性●橋梁をはじめとする構造物の振動●自然風の性質●発電用風車の振動特性研究技術内容

自然風により構造物に生じる、主に振動現象の特性解明や予測を、風洞実験や解析により行う。学内の風洞設備は規模が小さいが、調整により学外の設備を借用して研究を進めることも可能。目的に応じた実験・解析を行うことで、必要な検討を十分に実施することが可能。学内の風向変動風洞は試作機であり、試験部の大きさも幅300mm、高さ150mmと小さいが、180度近い風向変化を0.5秒程度で生じさせることができ、風向変化の影響を実験的に検討できるユニークな設備。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

構造物の対風応答を検討する風洞実験や解析的検討など。所属研究室

理工学部土木工学科橋梁研究室所有研究装置

風向変動風洞、吹出型風洞

理工学部

東京理大

176 東京理科大学

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コ ジマ ヒロヒト

小島 尚人 教授研究技術分野 国土情報工学、リモートセンシング、

画像処理・解析、システム設計開発、国土計画

研究技術テーマ

●リモートセンシングを導入した同時多発型斜面崩壊誘因影響分析手法の開発(平成24年度~25年度科研費萌芽研究)●錯視を誘発する画像特徴合成強調/判読支援動画作成システムの開発●各種検査・計測動画に対する画質改善、視認性評価定量評価に関する研究●ハイパースペクトルデータ、マイクロ波映像レーダデータの適用分野開拓●インターネット環境下で稼動する各種技術系処理・解析システムの構築研究技術内容

国土の管理支援(調査、計画、減災・防災対策支援等)を目的として、人工衛星・航空機から観測されるリモートセンシングデータと地理情報を融合する処理・解析技術に関する研究が主眼となっている。考案した独自の処理・解析モデルを誰もが利用できるように、システム化(インターネット環境含)するといった実用化研究に取り組んでいる。企業、行政機関、大学との共同研究等を経て研究内容の一部が利用されている。産業への利用

理大研究戦略・産学連携センター(URA)を通して、研究内容について特許申請(特許取得3件、特許申請2件)し、関連研究課題について、共同研究(2社、平成26年度)を実施している。1)画像判読支援動画生成方法、プログラム、及び画像判読支援動画生成装置、特許第4868509号、2011年11月25日、2)プログラム、画像間変化箇所判読支援動画生成方法、及び画像間変化箇所判読支援動画生成装置、特許第5046119号、2012年7月27日、3)画像特徴合成動画生成装置、画像特徴合成動画生成方法、及びプログラム、特許第5246770号、2013年4月19日、4)画質改善画像生成装置、画像の画質改善方法、及びプログラム、特開2012-203847、2012年10月22日、5)動画視認性定量評価装置、動画視認性定量化方法、及びプログラム、特開2013-242784、2013年12月5日、上記の画像判読支援動画、画像特徴合成動画の特徴は、擬似似回転錯視&残像錯視効果によって、従来の画像鮮鋭化、画像強調処理(ラプラシアン処理やエッジ強調処理等)では得られない「元画像の画質維持・鮮鋭化効果、画像特徴強調効果」が得られる点にある。医用画像、衛星画像、顕微鏡画像、生体認証画像、天文画像、考古学系画像等、様々な画像判読支援に適用可能。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

受託研究・共同研究契約に沿って適宜対応。その他所属研究機関

総合研究機構・次世代データマイニング研究部門所属研究室

理工学部・土木工学科・地球環境工学研究室(小島研)

ツカモト ヨシミチ

塚本 良道 教授研究技術分野 地盤工学、地震時の砂地盤の液状化に

関わる工学的問題研究技術テーマ

●地震動を受ける飽和砂および不飽和砂の挙動と液状化・流動現象の解明●液状化対策工法の開発と評価●原位置試験と室内試験に基づく砂質地盤の液状化・流動特性の評価研究技術内容

地震時の砂地盤の液状化に関わる工学的諸問題の研究を行なっています。地震動を受ける飽和砂および不飽和砂の挙動と液状化・流動の推定法、液状化対策工法の開発と評価、原位置試験(とくに、スウェーデン式サウンディング試験)と室内試験に基づく砂質地盤の液状化・流動特性の評価などを手がけています。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

砂質地盤の液状化・流動に関する研究テーマの共同研究が可能です。所属研究室

理工学部土木工学科地盤工学研究室所有研究装置

油圧式載荷装置(容量5t)を有する大型三軸試験装置、弾性波伝播速度計測機能を有する繰返し三軸試験装置、中空ねじりせん断試験装置、原位置貫入試験用の加圧型土槽試験装置などの試験装置を配備しています。砂質土の液状化対策工法の開発と評価など、さまざまな共同研究への用途が可能です。

デ グチ ヒロシ

出口 浩 教授研究技術分野 水処理研究技術テーマ

●活性汚泥の細菌叢解析●排水中の有機物の消長●ハイブリッド型排水処理研究技術内容

細菌叢解析は、排水の生物処理の内容を詳細に説明するためのツールである。排水の処理に関する微生物は複数の菌の集合体であり、この組み合わせの状態の把握が、排水処理の良否の要因を説明する材料となる。排水中の有機物の消長は、排水処理の研究では十分な解明がなされないまま残されている部分である。酸素利用速度(OUR)をツールとして、排水からの有機物の除去のプロセスを解明するものである。ここで得られている結果からは、排水処理に必要なエネルギーの削減を行う根拠も提示できるものと期待される。そして、ハイブリッド型排水処理は、排水中の有機物の消長を勘案した上での処理プロセスの提案である。また、排水処理には汚泥処理が伴うが、提案の範囲には、汚泥は最終的に農地に還元することも含めている。産業への利用

下水道の未普及地域の解消のための技術提案となる。地方自治体、下水道事業団、水処理プラント等を扱う企業など

東京理大

理工学部

177東京理科大学

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可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導所属研究室

環境工学研究室所有研究装置

シーケンサー、PCR、DGGE解析装置、TOC計など

トウヘイ テル ミ

東平 光生 教授研究技術分野 応用力学、弾性波動論、並列計算、ト

モグラフィー研究技術テーマ

●弾性波動場のGreen関数の表現法と効率的計算法●積分方程式の数値解法●散乱逆解析●数値計算の高速アルゴリズム開発、並列計算研究技術内容

ヒルベルト空間の射影定理を応用し、弾性波動理論と結合することで、媒質の変動領域の推定手法の数学理論の構築を行ってきました。この理論を材料の欠陥の検出技術を展開してゆくことが今後の展望です。産業への利用

波動解析に関するコンサルティング事業、環境振動、地盤振動解析、音の伝播解析など。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導所有研究装置

高速並列計算機(512GB、32コア)

カ トウ ヨシタカ

加藤 佳孝 准教授研究技術分野 土木工学研究技術テーマ

●コンクリート構造物の劣化機構の解明と予測技術の高度化●材料特性と施工を考慮した構造体コンクリートの性能評価に基づく設計-施工-維持管理の連係●残存プレストレス力の推定に基づくPC桁の健全性評価●グリーンコンクリートの開発と適用研究技術内容

コンクリート構造物の劣化機構の解明と予測技術の高度化:実行力のある維持管理のためには、既存構造物の健全性を評価することが必要不可欠となる。特に、コンクリート構造物の劣化では鉄筋腐食が重要であり、いくつかの計測技術が提案されているものの、未だにその予測精度は高くない。本研究では、電気化学的な理論に基づいた数理モデルの構築と、実構造物での計測結果をデータベース化することにより、鉄筋の腐食状況を高精度で予測可能な技術を開発することを目的としている。さらに、鉄筋腐食に至る前の中性化や塩化物イオンの浸透についても、予測手法の高度化を目指している。材料特性と施工を考慮した構造体コンクリートの性能評価に基づく設計-施工-維持管理の連係:合理的な維持管理のためには、設計-施工-維持管理の連係が不可欠であるが、これを困難にしている根本の問題は、材料特性と施工にある。また最近では、維持管理のPDCAや、CIMなどが

注目されているが、このような技術を実現するためにも、本研究の主眼である設計-施工-維持管理を有機的に連係させる技術開発が必要である。産業への利用

前記した研究・技術内容は現在進行形の内容であるため、実フィールドでの検討を実施できるパートナーが必要となる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

コンクリート施工技術の高度化、鉄筋コンクリートのコア削孔箇所の鉄筋損傷確認方法に関する開発、既設PC道路橋主桁の残存プレストレス力推定手法の実用化に関する研究所有研究装置

水銀圧入式ポロシメータポテンショガルバノスタット電位差滴定装置熱分析装置 ビッカース硬度計レーザードップラー簡易SEM圧縮試験機

サ エキ マサユキ

佐伯 昌之 准教授研究技術分野 計測、構造モニタリング、地震工学、

維持管理工学研究技術テーマ

●GPS無線センサネットワークの開発と多点変位計測●精密小型加振機を用いた構造センシング手法の開発研究技術内容

■GPS無線センサネットワークの開発と多点変位計測:近年、数cmの精度で変位を計測できるGPS受信機モジュールを安価で入手できるようになっている。このモジュールと無線センサネットワークを結合することで、簡易に高密度に多点で変位を計測できるようになる。すでにシステムの開発を終え、理想的な環境下での精度検証を終え、1cm程度の精度で準静的な変位を追跡できることを示している。現在は、これを実現場に展開するための応用研究を進めている。■精密小型加振機を用いた構造センシング手法の開発:精密小型加振機は、極めて高精度な力を発生させ、構造物を振動させることができる。この振動を、精密小型加振機と時刻同期した加速度無線センサネットワークで計測することで、構造物の動特性を高精度に捉えることができる。また、有限要素法の解析と比較し、構造同定することで、構造物の健全性、損傷などを定量的に評価するための技術開発を進めている。産業への利用

■GPS無線センサネットワークの開発と多点変位計測:社会基盤構造物の変位モニタリング、地震直後の変状計測、災害時に緊急的かつ集中的に変位モニタリングが必要な箇所への配置などの応用が期待される。■精密小型加振機を用いた構造センシング手法の開発:構造物の健全性を定量的に把握するための技術への応用が期待される。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

・GPSを用いた安価な変位計測システムの開発・無線センサネットワーク技術を用いた計測の簡易化・GPSを用いた移動体軌跡推定システムの開発

理工学部

東京理大

178 東京理科大学

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テラ ベ シン タ ロウ

寺部 慎太郎 准教授研究技術分野 交通計画、交通マーケティング、市民

参加、交通工学、国土計画、都市計画、高速鉄道

研究技術テーマ

●交通計画における市民参加のプロセスの評価●鉄道経路探索webサイトのログ解析による交通行動理論の再考●旅客の行動を計画した都市間交通の収益管理●都市鉄道における歩行者行動のモデル化と健康増進●渋滞早期解消や交通安全性向上のための運転者支援システム(ITS)研究技術内容

交通に関わる人間の行動や意識の分析、市民参加や交通企業のマーケティングを研究しています。産業への利用

消費者行動を予測する離散選択モデルを用いた共同研究や技術相談を、交通運輸企業と行ってきました。交差点における交通事故発生要因を分析し、その情報を自動車運転者に与えることで、交通安全性を高める研究をしたこともあります。近年は、鉄道駅の安全安心性を評価する手法を企業と共同研究して開発しました。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

計画研究室所有研究装置

ドライビングシミュレータ

ニ ヘイ ヤス オ

二瓶 泰雄 准教授研究技術分野 環境水理学、防災水工学研究技術テーマ

●河川流量に関する計測技術の開発と評価●河川堤防・防潮堤強化技術の新提案●川ごみの実態調査とモニタリング技術の開発・実用化●洪水氾濫調査法の確立、準リアルタイム氾濫解析技術の構築●流域圏における放射性セシウム動態調査・解析システムの開発研究技術内容

これまでの河川環境計測技術の問題点をクリアするために、最新の計測装置(ADCPやH-ADCPなど)を駆使した調査の実施や、観測技術と数値解析技術(DIEX法)を組み合わせた新しいシステムの開発を行っている。巨大水害に対応しえる次世代型河川堤防・防潮堤に関する強化・補強技術を地盤系の研究者と共に開発している。流域から河川、湖沼・内湾にわたる放射性物質動態の観測や解析技術開発に従事している。海ごみの由来となる川ごみがどのくらい、どのように運ばれるかの実態調査方法やそのモニタリング技術の開発を行っている。全国各地で行っている水害・土砂災害の調査を行い、その調査方法の標準化を行うとともに、準リアルタイムの洪水氾濫解析技術の確立に従事している。これらに関連する

共同・受託研究を行うことは可能である。産業への利用

河川環境に関わる流量、土砂輸送量、汚濁負荷量に関する計測技術・評価手法を独自に開発しており、その中の一部は事業化・製品化を念頭において研究開発を実施している。河川堤防・防潮堤強化技術についてはこれから大きな需要があるものと想定されており、本研究室で開発した技術の実用化が期待される。また、放射性物質動態に関する調査・解析技術についても実用化を念頭にしている。川ごみ輸送量に関する調査技術の実用化を目指している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

・様々な測器を用いた河川流量観測・評価技術の開発・高精度化(国土交通省、民間企業との共同研究)・印旛沼流域における水環境改善対策実施と効果検証(千葉県、民間企業との共同研究)・放射性物質動態シミュレーション技術の開発(地方公共団体と民間企業との共同研究)・防潮堤強化技術に関する研究所属研究室

水理研究室所有研究装置

超音波ドップラー流速分布計(ADCP、H-ADCP)、大津波発生装置、水環境計測装置(濁度計、DO計、STD計など)、オートアナライザー(栄養塩連続分析)、レーザー回折式粒度分析装置、PIV流速計測システム、高感度ベクレルモニター(放射性Cs計測)

ナカヨシ マコ ト

仲吉 信人 講師研究技術分野 水文気象、暑熱ストレス、温熱生理、

流体力学、センサ開発研究技術テーマ

●水文気象:都市を対象とし、水・大気・熱・汚染物質動態解明●生気象:人の健康と気象・熱環境の関係解明●ウェアラブル気象・生理センサの開発●都市型集中豪雨のメカニズム解明研究技術内容

ウェアラブル気象・生理センサの開発人の暑熱ストレスを計測するには、気温、湿度のみならず、短波放射・長波放射、風速の測定が不可欠である。小生は、それら5つの気象因子、及びいくつかの重要な生理因子を計測可能なウェアラブル計測システムの開発・改良を行っている。これにより、熱中症の事前シグナル検知や、都市街区内の詳細な微気象の把握が可能となる。従来の短波・長波放射、風速センサでは、消費電力、大きさ、センサ指向性の問題からウェアラブルへの流用は難しいが、小生はウェアラブルに適した新たなセンサ原理(グローブ風速・放射センサ)を開発し問題を解決した。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

産業総合技術研究所・東大との共同研究:グローブ風速放射センサを使用した夏季の睡眠導入困難の研究岐阜県多治見市役所:高温都市、岐阜県多治見市の暑熱環境

東京理大

理工学部

179東京理科大学

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調査所属研究室

土木工学科水理研究室

エ グチ コウヘイ

江口 康平 助教研究技術分野 コンクリート工学、混和材、セメント

化学、耐久性研究技術テーマ

●混和材を使用したコンクリートの性能評価●コンクリート構造物の耐久性に関する研究●セメント化学に基づく実構造物を対象とした診断技術の開発研究技術内容

近年開発された混和材の一つに、メタカオリン含有人工ポゾランと呼ばれる材料がある。この材料は、高炉スラグ微粉末やフライアッシュ等の従来の混和材に比べ、水和初期の反応性が高く、混和材使用コンクリートの短所である初期強度の低下を引き起こさずに、耐久性を向上できることが確認されている。また、そのほかのポゾラン材料は産業副産物に対して、この材料は人工的に調整して製造するため、品質の保証ができ、引いては安定した品質のコンクリートを作製できるものである。ただし、この材料は開発されたばかりのため不明な点が多く、特に、実構造物の使用にあたっては反応特性や若材齢時の水和反応に起因する収縮特性、フレッシュ性状に与える影響を明らかにする必要がある。そこで本研究では、このメタカオリン含有人工ポゾランを使用した硬化体を作製し、これらコンクリートの施工性や品質に大きな影響を与える要素について実験的・解析的な手法で検討を行うことで、メタカオリン含有人工ポゾランの最適な使用法や、使用時の性能を明らかにすることを目的に検討を行う。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究所属研究室

コンクリート工学研究室所有研究装置

示差熱分析、塩分滴定器、乾湿繰返し装置、中性化促進試験装置、万能試験機、恒温恒湿装置

カ サイ マコト

葛西 誠 助教研究技術分野 交通工学、交通計画研究技術テーマ

●高速道路サグ部等の渋滞現象のモデル化と渋滞緩和技術の開発●道路線形を考慮に入れた交通容量推定モデルの構築●高速道路における所要時間予測手法の開発と適用●道路と鉄道の連携による渋滞緩和施策の適用性●道路交通におけるサービス水準の考え方とその評価法研究技術内容

高速道路サグ部における渋滞メカニズムは未だ明確になっていない。効果的な渋滞緩和策の開発のため、道路の線形が交通流に及ぼす影響を実験的および理論的に明らかにすることを目的とする。産業への利用

新たに立案する高速道路渋滞緩和策の効果検証のため、実証実験のフィールドを提供いただけるパートナーを探している。交通流円滑化による交通容量そのものの向上のみならず、鉄道と道路との連携による渋滞緩和(ダイナミック・パークアンドライド)のような異なる交通機関を組み合わせた施策も構想している。なお、交通流円滑化を図るための施策立案には、質・量ともに十分な検証用車両挙動データが必要であり、データ提供をいただける共同研究団体を探している。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

・都市高速道路における所要時間予測手法の開発、改良(2006年度~)所属研究室

計画研究室所有研究装置

ドライビングシミュレータ

ミ タ カツ ヤ

三田 勝也 助教研究技術分野 コンクリート工学研究技術テーマ

●コンクリート構造物表層部の品質改善●コンクリート内部への塩化物イオンの浸透予測手法●コンクリート構造物の長寿命化研究技術内容

鉄筋コンクリート構造物中の鉄筋を腐食に至らせるような外的劣化因子(例:塩化物イオン、炭酸ガス等)は、そのほとんどがコンクリート表面部から浸透・拡散によって内部へと侵入していく。すなわち、コンクリート構造物の長期耐久性を目指す上で、コンクリート表層部の品質は最重要課題となりうる。幾つかある品質低下要因の中で、コンクリートの材料分離によって引き起こされるブリーディング水に着目し、ブリーディング水が引き起こす表層部の品質低下機構ならびにそのメカニズムを定量的に評価しようと試みる。また、ブリーディング水の挙動をモデル化し、品質低下部位予測まで行うことを最終的な目的としている。所属研究室

コンクリート工学研究室

基礎工学部 教養イ ガ ラシ マサユキ

五十嵐 雅之 教授研究技術分野 微分幾何学研究技術テーマ

●完全積分可能な測地流を持つリーマン多様体の研究●エルミート=リウビユ構造の研究研究技術内容

完全積分可能な測地流を持つリーマン多様体が、いろいろな仮定の下、局所的あるいは大局的に、どれくらいあり、どのように分類できるかを解明するために、その1つであるところのエルミート=リウビユ多様体の構造を研究している。所属研究室

理工学部

東京理大

基礎工学部

東京理大

180 東京理科大学

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基礎工学部教養五十嵐研究室

エノモト カズユキ

榎本 一之 教授研究技術分野 微分幾何学研究技術テーマ

●部分多様体の微分幾何学●リーマン幾何学研究技術内容

曲線や曲面の性質を微分幾何学的な手法で解析している。

サ トウ キ イチロウ

佐藤 喜一郎 教授研究技術分野 場の量子論、量子重力理論、ゲージ理

論、低エネルギー有効理論研究技術テーマ

●場の量子論における正準量子化●非線形有効理論におけるcollectiveモードの量子化●質量項を持つ理論のStueckelberg形式での定式化●Weyl不変性の重力理論での実現●量子重力理論研究技術内容

重力を含む4つの基本力を扱える素粒子理論の構築を目標としている。その中で、様々な量子化手法の基礎的研究を行っている。意外な形で量子効果が見えるモデルの構築に力を注いでいる。可能な産学連携形態

技術相談・指導

タケウチ ケン

竹内 謙 教授研究技術分野 電気化学、無機材料化学研究技術テーマ

●ホタテ貝殻の有効利用●クマザサのバイオマス●洞爺湖の成り立ちに関しての調査●ストロンチウム、セシウム、トリチウムの溶液内からの除去●中低温型の固体酸化物型燃料電池の電極開発研究技術内容

北海道は国内のホタテ貝の漁獲量(平成20年度31万トン)の90%以上のシェアを占めている。このホタテ養殖は本学キャンパスのある長万部町の主要産業である。しかし、一方で、ホタテ貝殻が産業廃棄物として全国で年間15万トンも生じ、その処理が課題である。従来、ホタテ貝殻は、炭酸カルシウムの原料として利用されることが多い。しかし、その再利用コストは石灰岩由来のそれよりも高く、一般的に広く普及するまでには至っていない。付加価値を得るためには、ホタテ貝殻のみが持つ機能性を見いだす事が重要である。その観点で、ホタテ貝殻特有の機能性の探索と、その機能発現のメカニズムを解明することを目的に、ミクロ、ナノレベルでの貝殻の構造を解析している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究

その他所属研究機関

総合研究機構 長万部地域社会研究部門所属研究室

竹内研究室所有研究装置

X線回折装置(XRD)、原子吸光光度計(AA)、走査型電子顕微鏡(SEM)、エネルギー分散型X線分析装置(EDS)、熱分析装置(TGA)、固体酸化物型燃料電池(SOFC)、交流インピーダンス測定装置(EIS)、ガスクロマトグラフィー(GC)、ボックス型電気炉、チューブ型電気炉

ノ ザワ ハジメ

野沢 肇 教授研究技術分野 社会学研究技術テーマ

●人口減少●過疎の進行●地域振興研究技術内容

人口減少すると、どのようなことが起きるのか。過疎地域社会に居住し、フィールドワークしながら、地域社会の変化を把握しようとしている。

フク ダ ヒロシ

福田 博 教授研究技術分野 複合材料、微視力学、複合材料、物性研究技術テーマ

●複合材料の強度発現機構●複合材料の新しい評価・試験法●積層板の変形評価●C/C複合材料の評価・応用●蓄電機能を有するCFRP積層板の開発研究技術内容

複合材料について、特に力学的な観点から(3)の研究テーマその他を研究している。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

構造材料の強度、特に複合材料に関すること全般。

フジ イ シ ロウ

藤井 志郎 教授研究技術分野 生物物理、生体膜、Caイオンチャネ

ル、Naイオンチャネル、シミュレーション

研究技術テーマ

●生体膜におけるCaイオンチャネルの開閉メカニズム●CaイオンチャネルにおけるCaイオン選択性とNaイオンの関与研究技術内容

心臓細胞の内向きイオンチャネルにはCaチャネルとNaチャネルが存在し、それぞれCa選択性、Na選択性の性質を持つといわれてきたが、これらの選択性がどのような機構で行われているのかは未だに明らかになっていない。CaチャネルにCa電流発生後の消失(緩和)経過は

東京理大

基礎工学部

181東京理科大学

Page 182: IN N O V A T ION N A V IG A T O R - tus.ac.jp · ;vr`v

2つの時定数で表され、これらは2種類のCaチャネルで、2つのCa電流の分離を電流波形から回帰し、それぞれの時定数と電圧との関係を求め、さらにCa電流の大きさと電圧との関係を求めた。これらの結果を、Caチャネルの開閉機構の基本的機構として、Caイオンのチャネル内での結合と仮定し、シミュレーションすると、いくつかの仮定を置くことで、満足のいく結果が得られた。さらに、心細胞におけるCaチャネルが発生学的にはNaチャネルよりも早期に出現することを考慮して、内向き電流の開閉機構は、NaチャネルにおいてもCaイオンの結合によって行われていると仮定し、シミュレートすると、Na電流の�-V関係やI-V関係を説明できることが示された。これらのことから、Ca選択性、Na選択性の機構が存在せずとも、2種類の内向き電流の機構が説明できることと思われる。その他所属研究機関

総合研究機構研究部、長万部地域社会研究部門所属研究室

長万部キャンパス、藤井研究室

ホン ダ ヒロタカ

本田 宏隆 教授研究技術分野 物理化学研究技術テーマ

●界面制御工学●表面改質●粒子設計研究技術内容

粒子を小さくしていくと、その挙動に粒子の表面(界面)の効果が大きくあらわれるようになる。そこで、本研究室では、その界面を化学的あるいは物理化学的に改質することで粒子挙動を任意に制御する微粒子設計技法について検討している。これまでに紫外線カット微粒子、高強度セメント微粒子、徐放性・易溶性微粒子、カプセル化微粒子などの開発を行ってきている。

オオコシ カツ ヤ

大越 克也 准教授研究技術分野 天文学

タケウチ タ ムラ サ ナエ

竹内(田村)早苗 准教授研究技術分野 機能性材料研究技術テーマ

●焼成ホタテ貝殻粉末による水溶液からの金属の回収研究技術内容

これまでに、焼成したホタテ貝殻の粉末が水溶液中のナトリウムイオンなどを吸着する可能性があることを発表し、特許の出願を行った。ホタテ貝殻の主成分は炭酸カルシウムであり、焼成後は酸化カルシウム、水溶液中で使用する際には水酸化カルシウムとなるが、この吸着特性は試薬として市販されているものには見られないことから、ホタテ貝殻の微細構造に起因するものと考えている。この性質を発展させれば、海水中や廃水中の微量金属の回収に利用できる可能性があり、周囲を海で囲まれている日本にとって有力な資源調達手段となりうる。そ

れに加えて、ホタテ貝殻を機能性材料として利用できるならば、これまで産業廃棄物として厄介者扱いされてきたホタテ貝殻を、資源として有効活用できることになる。また、ホタテの産地は北海道と東北地方に集中しているが、ホタテ貝殻を機能性材料として再利用するプラントを建設できれば、これらの地方に新しい産業を創成し、地域の活性化に貢献できる。

ハシモト シゲ キ

橋本 茂樹 准教授研究技術分野 化学生物学、生物有機化学、有機合成

化学研究技術テーマ

●抗菌ペプチド「アピデシン」の作用機構解明と抗菌特性の改変●抗菌ペプチド「タナチン」の作用機構解明と抗菌特性の改変研究技術内容

「アピデシン」は、プロリンに富む18アミノ酸残基からなる抗菌ペプチドである。この抗菌ペプチドは、大腸菌のようなグラム陰性菌に対して静菌的に作用する。この抗菌ペプチドは、標的細菌の細胞膜を透過して細胞内標的に結合し、その働きを阻害すると言われている。現在、このペプチドの抗菌作用機構を明らかにするとともに、抗菌活性と作用スペクトルを遺伝子工学的に改変した「アピデシン」誘導体の創製を行っている。「タナチン」は、ループ構造をもつ21アミノ酸残基からなる抗菌ペプチドである。この抗菌ペプチドは、グラム陽性菌と陰性菌、カビなどに殺菌的に作用する。この抗菌ペプチドは、標的の細胞膜に強く結合して膜構造を破壊すると言われている。現在、このペプチドの作用機構を明らかにするとともに、抗菌活性と作用スペクトルを有機化学的に改変した「タナチン」誘導体の創製を行っている。産業への利用

従来の抗生物質は、副作用や生体内の残留性に問題がある。これらの欠点を改善したソフトな次世代型の抗生物質の開発を目標としている。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導所属研究室

基礎工学部教養橋本研究室所有研究装置

紫外可視分光光度計、蛍光測定装置、ロータリーエバポレーター、高速液体クロマトグラフィー装置

ヨコヤマ ヒデ キ

横山 秀樹 准教授研究技術分野 英語研究技術テーマ

●英語教育●米文学研究技術内容

大学の一般教養科目としての英語に関し、教育上より効果的な教授法を確立する。マーク・トウェインに関する個々の作品と作家研究を通じて米文学の一端を解明する。

基礎工学部

東京理大

182 東京理科大学

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イシカワ タカフミ

石川 敬史 講師研究技術分野 アメリカ政治外交史研究技術テーマ

●政治思想史●大統領制度●連邦制度●共和主義●社会契約研究技術内容

アメリカ独立革命期の政治思想研究。ヨーロッパにおける政治概念が北アメリカ植民地においてどのように継受され、アメリカ特有の環境の中で変容した過程を検討し、「大統領制度」、「連邦制度」、「アメリカ合衆国憲法」、「二大政党制」、「代表制民主主義」といった今日使用されている政治概念の本質的意味を考察している。政治学上の概念を歴史的に考察することを通して、今日の政治社会そのものを再検討する契機を提供する。産業への利用

書籍の出版、メディアでの発言および政府への政策提言。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

1:下記学術書を出版した。『岩波講座 政治哲学2』(岩波書店、2014年4月)、『島々の発見―「新しいブリテン史」と政治思想』(名古屋大学出版、2013年12月)、『キリスト教のアメリカ的展開―継承と変容』(上智大学出版会、2011年2月) 2:科学研究費助成の研究プロジェクト科学研究費補助金基盤研究(B)「アメリカ政治思想における共和主義と立憲主義」(代表:宇野重規)の分担研究者として、アメリカ政治思想史研究の新たな書籍を共同執筆し出版を予定している。科学研究費補助金基盤研究(C)「近代政治思想史における制度論の諸相」(代表:小田川大典)の分担研究者として、西欧政治思想史に関する新たな書籍を共同執筆し出版を目指している。3:その他現在進行中の計画ハーヴァード大学教授のEliga Gouldの研究書Among the Power of the Earth:The American Revolution and the Making of a NewWorld Empireの翻訳を進めており、2015年にアメリカ研究出版大手の彩流社より出版する。所属研究室

石川研究室

タ ナカ イク オ

田中 郁夫 講師研究技術分野 場の量子論研究技術テーマ

●場の量子論とその応用研究技術内容

素粒子物理学や物性物理学のモデルとして利用することを目的として、場の量子論の力学的および数学的構造を調べている。

ナカ イ サダム

中井 定 講師研究技術分野 生理学、心理学研究技術テーマ

●ストレス評価(生理学、生化学、心理学)研究技術内容

ヒトにおけるストレスに関する研究 <ストレス評価方法> 生理学…心拍変動の解析による自律神経の評価。生化学…唾液中のアミラーゼ活性、免疫クロモグラニンA濃度による評価。心理学…調査用紙(POMS、STAI)を用いた評価。

基礎工学部 電子応用工学科アイカワ ナオユキ

相川 直幸 教授研究技術分野 アナログ・ディジタル信号処理、E-

Learning、医療工学、計測・制御工学、画像工学

研究技術テーマ

●高速・高精度計測ためのアナログ・ディジタルフィルタの設計●信号・画像処理を用いた傷・異物検出アルゴリズムの開発●ハウリングや音響信号に含まれるノイズ除去システムの開発●E-Learningシステムの開発●脳波解析システムの開発研究技術内容

アナログ・ディジタル信号処理の研究をシーズとして、・高速・高精度な重量計測を行うためのシステム解析やディジタルフィルタの設計・磁気による注射針などの鋼製小物の傷検出やラインセンサーカメラなどの画像による異物検出システムの開発・顕微鏡等で撮影された画像から細胞抽出や物質の抽出・解析ソフトの開発・音響信号に含まれるノイズを除去するシステムの実現・インターネットを使った、初学者向け電気回路学習ツールや組込システム教育ツールの開発・脳波解析システムの開発等を行っています。産業への利用

通信や計測信号を高速・高精度に解析・評価するための開発支援、信号・画像処理による異物検出システムのための開発支援、FPGAを用いた画像解析開発支援、E-Learningシステム構築など可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

アナログ・ディジタル信号処理に関して、基礎的な質問から高度な応用研究まで対応できます。高精度・高速動的重量計測アルゴリズムの開発、磁気や画像を用いた傷・異物検出アルゴリズムの開発、FPGAを用いた高速画像解析システムの開発、E-Learningシステムの開発等に対応その他所属研究機関

先端情報通信研究部門

東京理大

基礎工学部

183東京理科大学

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イ タミ マコト

伊丹 誠 教授研究技術分野 ディジタル通信方式、通信、ネットワー

ク工学研究技術テーマ

●直交周波数分割多重(OFDM)に関する研究●高度道路情報システム(ITS)に関する研究●超広帯域通信方式(UWB)に関する研究研究技術内容

近年ディジタル技術の進歩に伴い、より高度なサービスを行うための通信・放送システムの研究開発が盛んに行われています。特に無線周波数帯域の効率的な利用方法は、検討すべき重要な問題になっています。伊丹研究室ではそのための方式開発、理論的解析、特性向上のための技術などの研究を行っています。特にUWB通信方式、OFDM、ITSなどを中心に研究しています。産業への利用

既存の製品の特性向上および、次世代のシステムの開発。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

OFDM、UWB、ITSなどのシステムの共同開発、特性向上のための方式の研究など。

カニ エ ヒサシ

蟹江 壽 教授研究技術分野 InGaN微結晶作成と評価、周波数温度

安定性のよい輪郭系水晶振動子の設計と作成

研究技術テーマ

●InGaN微結晶の作成と評価●4点支持ラーメモード水晶振動子の設計と評価●スリット入り長さ縦水晶振動子の設計と評価●新型CTカット水晶振動子の設計と評価●輪郭系水晶振動子の支持法の研究研究技術内容

IInGaN窒化物微結晶を収率よく作成する方法を研究し、低電圧電子線励起蛍光体や光吸収体としての利用方法を開発している。また輪郭振動系の水晶振動子としてこれまでラーメモード、CT複合モード、スリット付き長さ縦振動モードの振動子を設計、試作して、これらがゼロ温度係数をもつことを実証してきた。つねに新規性の高い材料・素子の開発研究を行っている。産業への利用

水銀やカドミウムなどの環境問題に配慮した新規な代替蛍光体の実用化を目指した研究をしている。また温度特性に優れ基本振動数が数10MHzと低い輪郭系水晶振動子は、通信機器の省電力化に役立つとして研究を行っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究具体的な産学連携内容

新規材料の開発・評価装置の使用などが可能である。所属研究室

蟹江研究室所有研究装置

EPMA8705(CL付き)、両面露光機PEM800、3次元計測器hisomet

サ タケ シンイチ

佐竹 信一 教授研究技術分野 数値熱流体力学、熱工学研究技術テーマ

●乱流DNSの大規模並列計算●GPUによる高速計算●分子動力学シミュレーション(イオンビーム)●デジタルホログラム流速計によるミクロ・マクロ流れ計測●核融合炉に関する研究(MHD乱流)研究技術内容

ナノからマクロスケールに至るさまざまな物理現象を高度なシミュレーション技術と実験手法を用いて理解することを目的としています。この目的を達成するためにナノからマクロスケールに至る研究課題を本研究室では、さまざまなハイパフォーマンス計算手法(MPIによる並列化、GPU、グリッド計算)を適用しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携その他所属研究機関

先端ホログラフィ技術研究開発センター所属研究室

佐竹研究室

ハラ ダ テツ ヤ

原田 哲也 教授研究技術分野 バーチャルリアリティ、メディア情報

学、データベース研究技術テーマ

●バーチャルリアリティによるリハビリテーションシステム●バーチャルリアリティによる教育支援システム●物理現象の可感化●力覚・触覚の提示研究技術内容

近年重要視されている、QOLの向上、教育のIT化に興味を持ち、バーチャルリアリティ技術による直感的なインタフェースを中心とした研究を行っている。産業への利用

現状では研究レベルであるが、将来的には製品化を目指したいと考えている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導

フジシロ ヒロ キ

藤代 博記 教授研究技術分野 ナノ電子デバイス、超高速デバイス、

超高周波デバイス、光デバイス、LED、光センサ、デバイスシミュレーション、回路シミュレーション、半導体材料、エピ成長

研究技術テーマ

●次世代ミリ波・テラヘルツ波帯低消費電力トランジスタの開発●次世代III-V CMOSの開発

基礎工学部

東京理大

184 東京理科大学

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●ワイドギャップ半導体パワーデバイスの研究●量子ドットLEDの開発●中赤外-遠赤外線光デバイスの開発研究技術内容

(1)高い電子移動度を持つSb系化合物半導体を用いた高電子移動度トランジスタ(HEMT)はミリ波帯(30~300GHz)・サブミリ~テラヘルツ波帯(300GHz~3THz)で動作可能な高周波・低消費電力デバイスとして期待されています。InSb系材料を用いたHEMTのモンテカルロシミュレーションによる設計・解析、分子線エピタキシー(MBE)装置を用いたHEMTエピ構造の作製・評価、デバイス作製・評価により、次世代ミリ波・テラヘルツ波帯低消費電力デバイスの実現を目指しています。(2)Si基板上GaSb量子ドットは新たな光デバイス(レーザ・LED)としての応用が期待されています。走査型トンネル顕微鏡(STM)を用い、表面科学的観点からの高密度かつ均一なGaSb量子ドットの作製制御技術の確立と、GaSb量子ドットLEDの実現を目指しています。(3)低エネルギーバンドギャップを持つSb系化合物半導体を用いた発光ダイオードや光センサーは、中赤外から遠赤外線領域で動作可能な高機能光デバイスとして期待されています。MBE装置による結晶成長等により、InSb系材料を用いた中赤外-遠赤外線領域の光デバイス実現を目指しています。産業への利用

(1)光通信・ミリ波・テラヘルツ波帯超高速・超高周波デバイス・回路の設計、作製・評価 (2)中赤外-遠赤外線光デバイスの設計、作製・評価 (3)超高速・超高周波・低雑音・パワー用デバイス・回路シミュレーション技術の開発 (4)次世代超高速・超高周波デバイス用半導体材料の開発支援(設計・エピ成長)、供給(5)中赤外-遠赤外線光デバイス用半導体材料の開発受託(設計・エピ成長)、供給 (6)各種材料の原子レベル解析可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

(1)超高速・超高周波デバイス・回路の開発支援、コンサルティング、教育 (2)中赤外-遠赤外線光デバイスの開発支援、コンサルティング、教育 (3)デバイス・回路シミュレーション技術の開発支援、コンサルティング、教育 (4)次世代超高速・超高周波デバイス用半導体材料の開発受託、供給 (5)中赤外-遠赤外線光デバイス用半導体材料の開発受託、供給 (6)STMによる原子レベル解析の受託その他所属研究機関

総合研究機構、先端情報通信研究部門所属研究室

藤代研究室所有研究装置

分子線エピタキシー(MBE)装置2台、超高真空走査型トンネル顕微鏡(STM)2台、走査型電子顕微鏡(SEM/EDAX)、ホール測定装置、半導体評価装置、高速計算機システム

ヤマモト マナブ

山本 学 教授研究技術分野 光メモリ、ホログラムメモリ、光情報

処理、電子デバイス、電子機器研究技術テーマ

●ホログラムメモリにおけるビタビ復号法●ホログラムメモリの画像歪補正法●計算機ホログラムメモリ●ナイキストフィルターを用いたホログラム多重記録法●テンプレートマッティングによる高精度データ位置検出研究技術内容

ホログラムメモリのROM、WORM、RAM型それぞれに関する信号処理技術、再生信号の評価技術に関する技術蓄積が豊富である。産業への利用

(1)ポストDVDに位置つけられる光ディスクメモリ(2)磁気テープに置き換わる超大容量メモリ可能な産学連携形態

共同研究、受託研究具体的な産学連携内容

・ホログラムメモリの信号処理法に関する共同研究、・計算機ホログラムシミュレーション法に関する共同研究、・ホログラムメモリの画像処理技術

シバ ケン ジ

柴 建次 准教授研究技術分野 ワイヤレス電力伝送、ワイヤレス情報

伝送研究技術テーマ

●ワイヤレス電力伝送システムの試作●ワイヤレス電力伝送の電磁生体影響●体内埋込機器の体外-体内間の通信●深部局所ハイパーサーミア装置の開発●人体モデルを用いた電磁界解析とファントムによる実験研究技術内容

体内埋込型医療機器を対象として、ワイヤレス電力伝送システムの試作を行ってきた。体外から20Wの電力を、体内に伝送する方法を検討し、最大98%(トランス間の効率)で伝送することに成功した。また、ワイヤレス電力伝送の電磁生体影響について、電磁界解析を行ってきた。SARや体内誘導電界などを、詳細な人体モデルを用いて解析することに成功し、ICNIRPの制限値を比べることができている。一部では、動物実験も行っている。産業への利用

電磁生体影響を考慮したワイヤレス電力伝送システムEMCを考慮したワイヤレス電力伝送システム、体内深部-体外間の通信機器可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

体内埋込型人工心臓へのワイヤレス電力伝送、消化器間内の小型体内埋込機器へのワイヤレス電力伝送、1m以上の長距離ワイヤレス電力伝送 において、研究所や企業との共同研究の実績が多くある。実機の設計・試作、電磁ノイズの測定・解析、生体電磁安全性検証のための

東京理大

基礎工学部

185東京理科大学

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電磁界解析とICNIRP規格との比較などを得意とする。電磁界-人体 をキーワードとすることを中心に活動。その他所属研究機関

総合研究機構インテリジェントシステム研究部門所属研究室

基礎工学部 電子応用工学科 柴研究室所有研究装置

・ネットワークアナライザ(フル2ポート、Sパラメータ測定可能)・高速カラーデジタルオシロスコープ(4GS/s、1GHz帯域)・高速絶縁アンプ・高速絶縁アンプ・高速パワーアナライザ(5MS/s)・電磁界解析用ワークステーション(CUDAを利用した電磁界解析用)・電磁界解析用ワークステーション(メモリ126G搭載)・電磁界解析用ソフトウェア

タニグチ ジユン

谷口 淳 准教授研究技術分野 ナノインプリント技術、三次元ナノ構

造作製、電子ビーム露光技術、マイクロ、ナノデバイス、ロールナノインプリント

研究技術テーマ

●三次元ナノインプリント技術の研究●ダイヤモンドなどの難加工材の三次元超微細加工の研究●三次元ナノデバイスの作製とその評価技術の研究●ロールナノインプリントに関する研究●ナノインプリントの離型性に関する研究研究技術内容

高度情報化社会を支える基盤技術であるナノテクノロジーの研究を行っています。特に次世代技術として期待されているナノオーダーでの三次元(3D)形状創製技術を重点的に行っております。それを実現する方法として、3Dナノモールドを作製する技術と、そのモールドを押して転写するナノインプリント技術とその応用の研究をおこなっております。また、モールドをロール状にしたロールナノインプリントに関する研究も行っております。レプリカモールドを用いたロールナノインプリントの転写、ロールナノインプリントでの高速転写、モールドの離型性の寿命評価等行っております。産業への利用

今までは困難であった、三次元ナノ構造物を比較的簡易に作製することができる技術がありますので、ニーズと合えば事業化、製品化も可能です。また、量産を見据えてロールモールドを用いたナノ転写も可能となっております。転写性、モールドの離型性などの評価も可能です。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

初期の技術相談から、具体的な製品化に向けてまで、幅広く対応することができます。所有研究装置

UVナノインプリント装置、ロールナノインプリント装置、FE-SEM、ICPドライエッチング装置等

トキ ワ カズヤス

常盤 和靖 准教授研究技術分野 機能性酸化物材料、応用物性、結晶工

学研究技術テーマ

●高温高圧合成法による酸化物超伝導材料の開発●高温高圧合成法による新規リチウムイオン電池材料の開発●銅酸化物系超伝導薄膜材料の開発研究技術内容

超伝導体やリチウムイオン電池電極材料などの酸化物を中心とした材料の超高圧技術を用いた探索的研究、および輸送特性を中心とした材料評価といった基礎的研究から、デバイス応用を目指した銅酸化物超伝導体作製までの研究を行っている。材料の基礎物性評価から合成まで幅広く対応する事が可能である。特に、高圧合成技術は、この合成法を利用した産業技術へ直接的な展開は難しいものの、組成中にリチウム、ナトリウムなど蒸気圧が高く、組成制御が困難な材料の作製が容易であり、新規材料開発に威力を発揮する。この技術を利用して次世代電気自動車の電源となり得る高容量リチウムイオン電池電極材料の開発を行っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携その他所属研究機関

グリーン&セーフティー研究センター所属研究室

常盤研究室所有研究装置

超高圧高温物質合成装置、超高圧低温物性測定装置、RFマグネトロンスパッタリング装置2台、パルスレーザーアブレーション装置、分子線エピタキシー装置、X線回折装置、高磁場下物性測定装置

マス ダ ノブユキ

増田 信之 准教授研究技術分野 計算機工学、LSI回路設計研究技術テーマ

●FPGAを用いた専用計算回路の設計●GPUなどのアクセラレータを用いた数値計算の高速化研究技術内容

現在、様々な分野で利用されている数値計算やシミュレーションを高速化するための計算システムの構築を行っている。市販のアクセラレータボードだけでなく、FPGAを用いて専用の計算回路を作成することで、数値計算の高速化をはかる研究を行っている。

カ イ タツ ヤ

甲斐 健也 講師研究技術分野 制御工学、非線形制御理論、非線形シ

ステム、非線形現象、ロボティクス研究技術テーマ

●非線形システムに対する理論解析・制御系設計法●計算機との親和性の高い制御系設計法●信号処理・学習に対する幾何学的アプローチ

基礎工学部

東京理大

186 東京理科大学

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●制御工学の応用研究●ヒトのためになるロボット技術開発研究技術内容

「制御工学」や「非線形」をキーワードに、基礎から応用までの様々な研究を行っております。特に、計算機の性能を最大限に発揮できるような新しい制御理論の構築、環境・エネルギー問題に対する制御工学の貢献、ヒトに優しいロボット技術開発、などのテーマに力を入れて研究を進めております。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導所属研究室

甲斐研究室

スギウラ ヨウスケ

杉浦 陽介 助教研究技術分野 信号処理研究技術テーマ

●音声信号処理●雑音除去●フィルタ設計研究技術内容

ハウリングや機械振動に代表される周期雑音の除去をリアルタイムで行うためのフィルタ設計を行なっている。本研究は適応くし型フィルタを活用しており、従来の周波数解析と異なり、時々刻々と変化する周期雑音を効率的に解析・除去することができる。現在は、ハウリング除去と機械振動から発生する周期騒音に対する能動騒音制御の実現を目指し、設計したフィルタのDSPへの実装と、リアルタイム処理実現への検討を行なっている。所属研究室

相川研究室

タ ナベ ケン ジ

田邊 健治 助教研究技術分野 機能性材料、応用物性研究技術テーマ

●金属添加非晶質ボロンによる高抵抗材料の開発●新規リチウムイオン電極材料、新規超伝導材料の開発研究技術内容

電子機器の高機能化・集積度向上のために抵抗器の小型化・抵抗材料の高比抵抗化が望まれるが、従来材料では比抵抗の高い材料は比抵抗の温度依存性も大きくなり抵抗器としての使用に限界がある。高い比抵抗を持ちながら比抵抗の温度依存性が小さい新規抵抗チップ用材料の開発を目指している。候補物質としている非晶質ボロンは比抵抗の高い材料であるが、非晶質ボロンをベースに低濃度で他元素を添加した際の電気特性などの報告例が限られており、新規性に富む材料系である。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究所属研究室

常盤研究室

フジカワ サ チ エ

藤川 紗千恵 助教研究技術分野 結晶工学、電子デバイス、光デバイス研究技術テーマ

●次世代ミリ波-テラヘルツ波帯低消費電力トランジスタの開発●中赤外-遠赤外線光デバイスの開発研究技術内容

「次世代ミリ波-テラヘルツ波帯低消費電力トランジスタの開発」III-V族半導体の中で、一番有効質量の小さいInSbをチャネル層に用いて、次世代高周波省エネルギーHEMT作製を行っています。ゲート長は30nmを達成しており、さらなるプロセスやデバイス構造の開拓を行って、実現を目指しています。「中赤外-遠赤外線光デバイスの開発」III-V族半導体で一番エネルギーバンドギャップの低いInSb系材料を用いて、発光デバイスや検出器の開発を目指しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

藤代研究室所有研究装置

MBE装置、STM装置

ヤマグチ タケヒコ

山口 武彦 助教研究技術分野 情報工学、人間工学、リハビリテーショ

ン工学、教育工学研究技術テーマ

●アルツハイマー患者のための日常の料理活動の再学習支援するシステムの開発●脳性小児麻痺患者のための運動機能リハビリテーションシステムの開発●高齢者のためのリハビリ用シリアスゲームの開発●ビジランスの馴化を動的検出するためのシステム開発●Unityベースの力覚オーサリングツールの開発研究技術内容

主要研究の目的は、アルツハイマー病(AD)患者に有効とされるエラーレスラーニング(EL)をVirtual Reality(VR)を用いた仮想環境上でシステマティックに実現することにある。本研究ではELをシステマティックに実現するため、以下の目的を達成する。(1)タスク中に患者が起こすエラーを検出する機能の実現:タスク中に患者が起こすエラーの種類はすでに研究がなされている。本研究ではまずこれらの知見を基にし、エラーパターンを予測可能なアルゴリズムを開発する。(2)患者の注意を促す機能の実現:タスク中の患者の注意を適切に誘導し、正解のタスクに効果的に集中させるフレームワークの実現を目指す。そのアプローチとして、Humanoid型の小人アバタを仮想空間上に配置し、患者とアバタ間に自然な協調認知的コミュニケーションが生まれる状況を設計し、患者の注意を誘導する仕組みを開発する。産業への利用

医療関連の話題について ・高齢者における認知症予備軍(MCI)の早期検出技術の開発、または効果的な予防システム開発

東京理大

基礎工学部

187東京理科大学

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可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

2012年~現在:アンジェ大学、アンジェ中央病院(フランス)との共同研究開始: ・脳性小児麻痺患者のための運動機能リハビリシステムの開発 ※フランス国OSEOから援助を受けています。2012年~現在:アンジェ大学臨床心理学科との共同研究開始: ・アルツハイマー患者のための日常の料理活動の再学習支援するシステムの開発 ※平成26年度:科学研究費補助金採択課題(若手研究B:研究課題番号:26750230)2012年~現在:ノースカロライナ州立大学(アメリカ)との共同研究開始:・3次元フィッツロータスクにおける力触覚の影響2013年~現在:ベルン大学(スイス)との共同研究開始:・高齢者のためのリハビリ用シリアスゲームの開発 ※ベルン大学ARTORG Centerより研究費のサポートを受けています。2013年~現在:立正大学との共同研究開始: ・ビジランスの馴化を動的検出するためのシステム開発所属研究室

基礎工学部 電子応用工学科 原田研究室所有研究装置

Tobi eye tracking system、Novint Falcon、Phantomdevice、 SPIDAR-G、Bitalino生体信号計測モジュール、Oculus HMD

ヤマグチ トミハル

山口 富治 助教研究技術分野 電子デバイス、水晶振動子研究技術テーマ

●支持部を一体化した輪郭系水晶振動子の開発研究技術内容

輪郭振動系の水晶振動子は発振周波数が比較的低く、温度に対する周波数変動も極めて小さいが、パッケージ内にマウントするための支持構造の設計が難しい。そこで、有限要素法による振動解析や周波数応答解析により、支持部を一体化した輪郭系水晶振動子の設計を行っている。さらに、設計した水晶振動子をフォトリソグラフィ及びウェットエッチングにより作製し、性能評価を行っている。産業への利用

輪郭系水晶振動子は低い周波数で安定して発振するため、通信機器を省電力化できる。したがって、次世代無線センサネットワークで求められている高精度で時刻同期可能な省電力無線モジュールを実現できる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究所属研究室

蟹江研究室所有研究装置

両面マスクアライナPEM-800、非接触段差測定器Hisomet II

ヨシ ダ シュウヘイ

吉田 周平 助教研究技術分野 光工学

研究技術テーマ

●ホログラフィー●ホログラフィックデータストレージ●光学シミュレーション●光学設計研究技術内容

近年のコンピュータ・通信機器の飛躍的な性能向上と広帯域ネットワークの普及によって、全世界に存在するデータ量は年率にして約50%という爆発的な速度で増えつつあり、これらの保存を担う高速・大容量ストレージ技術の開発が急務とされています。インターネット上のデータの保存を一手に引き受けるデータセンターでは、全世界の電力消費量の1%から1.5%を占めており、そのうちハードディスク(HDD)による消費電力は20%近くにのぼるため、次世代のストレージには優れた省電力性も必要です。このような背景の下で、ホログラフィーの原理に基づいた高速・大容量・低消費電力のストレージであるホログラフィックデータストレージ(HDS)の研究を進めています。

基礎工学部 材料工学科イイ ダ ツトム

飯田 努 教授研究技術分野 環境低負荷半導体エネルギー変換材

料、電力工学、電気機器工学研究技術テーマ

●マグネシウムシリサイド(Mg2Si)による排熱発電素子の開発研究技術内容

従来のエネルギー変換材料開発は、性能第一主義で発展しており、材料自体の毒性製造時・廃棄時に排出される有害物質が環境への負荷となっている。また、エレクトロニクス産業用金属資源の枯渇問題が顕在化し、これに対処する新しい材料エンジニアリングの構築が急務である。次世代へのブレークスルー新規材料開発面において、地殻資源埋蔵量が豊富で、生体への毒性や環境への負荷が小さいという特徴を有する環境半導体材料による高効率エネルギー変換素子の開発が不可欠であり、この分野で積極的に要素技術開発を行っている。http://www.tus-iidalab.net/可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携

イシグロ タカシ

石黒 孝 教授研究技術分野 機能性材料、ナノマテリアル、太陽光

エネルギー、水の科学、生体材料物質、構造と機能発現

研究技術テーマ

●赤外透過スペクトル分光顕微鏡を用いた水溶液中化学反応その場観察●赤外透過スペクトル分光顕微鏡を用いた細胞・生体物質のその場観察●水と金属の反応を利用した新機能性物質合成●メゾスコピック表面・界面の形態制御による光エネル

基礎工学部

東京理大

188 東京理科大学

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ギー利用の効率化●薄膜水素センサー研究技術内容

●「物質の階層的構造と機能発現」は材料研究の永遠のテーマです。●本研究室ではエネルギー・環境問題をバイオマテリアルを含む種々の物質・材料のナノ構造のシステム化により解決することを目指しています。材料の世界では原子が階層的に集まることで新しい機能が生まれます。鍵となる大きさはマクロとミクロの中間であるメゾスコピックスケールです。このスケールで材料を「観る・測る・創る」研究を行っています。●更に、水を新たな反応場として捉えた「水グリーン・ケミストリー」という新しいプロセスを開拓しております。産業への利用

●生きた生体物質は水溶液中での反応によりその実態をとらえることができます。私たちは従来、非常識とされた水の中における生体物質をIR測定によりとらえることに成功しました。今後は生きた状態での化学種、反応を解明してゆきたいと思っております。●太陽光エネルギーの利用は人類の悲願です。その効率化に多くの技術が集約されています。希薄な光エネルギーは先ず太陽電池に入る前に反射により15%も失われます。これは波長以下の大きさの表面・界面構造の特殊な構造を形成することで避けることができます。●環境負荷の少ない化学反応として水を反応場としたグリーン・ケミストリーの必要性が認識されています。我々は金属と超臨界水を含む水の反応に注目して新しい機能を持った新材料を研究しています。例えば反射の無いガラスを作ることができます。●材料の大きさがナノスケールになるとバルクとは異なる特異な性質が出現します。我々はナノ金属の触媒作用による新たなナノ構造・創成プロセスの研究を行っています。例えば室温でシリコンのナノ結晶を作ることができます。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

●上記研究テーマに関する研究。●常温常圧から超臨界状態までの水の中における化学種のIRによる同定と反応解析の実施。●特許第3880845「Al-N系光吸収体およびその製造法」、特許第3953032「表面凹凸を利用した構造色発色体の製造方法並びに表面凹凸を利用した構造色発色体」等参照。●本研究室では、材料を観るために透過型電子顕微鏡、測るために紫外から赤外までの分光評価、創るためにプラズマを用いています。これらの手法に関するご相談をお受けいたします。その他所属研究機関

総研機構RNA科学総合RC所属研究室

基礎工学部材料工学科 石黒研究室所有研究装置

赤外透過スペクトル分光顕微鏡、透過型電子顕微鏡、走査透過型電子顕微鏡、原子間力顕微鏡、高温・高圧水溶液環境観察可能なFT-IR、高周波接合装置、2元RFスパッタ成膜装置、3元RFスパッタ成膜装置、超高真空質量分析装置 ほか。

キク チ アキヒコ

菊池 明彦 教授研究技術分野 バイオマテリアル、機能性高分子、

DDS、再生医療、組織工学、医用生体工学、生体材料学

研究技術テーマ

●新規温度応答機能材料の調製とバイオマテリアルへの応用●バイオ分子を分離する新しい分離材料●バイオ医薬のドラッグデリバリーシステム●生体機能材料の調製と機能評価●感温性微粒子の診断・DDSへの応用研究技術内容

高分子材料の選択・設計により、様々な機能を付与した材料開発が可能であると考えています。新しい材料開発を通じ、生体との相互作用を制御して機能するバイオマテリアルが調製できればと考え研究を進めています。特に生体内に存在する微量で高活性な成分の解析のために微小流路を用いて分析する手法の開発を行っております。これにより、従来の分析カラムでは分析が困難だった成分の分析が可能になると考えられます。次に、温度刺激で表面物性を変化させる微粒子の設計を行っています。これまでに微粒子は診断・治療のための基材として用いられていますが、単機能であり分散安定性の問題があります。本研究では、分散安定性と表面機能性を併せ持つ微粒子の設計をしております。これにより、新しい診断・治療ツールに応用可能と考えています。最近、発展途上国における糖尿病の目視診断を可能にしうる性能があることを見いだし、今後実用化に向けた研究を推進していく予定です。産業への利用

・基礎研究を中心に、将来的に実用化を目指した研究を展開しています。事業化・製品化を進める上で、企業との緊密な連携が必須と考えております。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

これまでに、医療用材料の新規開発について、企業と共同研究を行ったことがあります。基本的に上記研究テーマとその関連課題に関連する分野・研究テーマであれば産学連携は可能です。情報を互いに共有しながら、連携して研究・開発を進められるとよいと考えています。その他所属研究機関

総合研究機構戦略的物理製剤学研究基盤センター所属研究室

菊池研究室所有研究装置

UV/Vis、FTIR、蛍光分光光度計、HPLC、microHPLC、凍結乾燥機、遠心分離、溶出試験器、顕微鏡、蛍光顕微鏡、クリーンベンチ、ドラフトチャンバー、超純水装置

コウ ゴ ヤス オ

向後 保雄 教授研究技術分野 複合材料、強度、靭性、破壊、熱応力、

インデンテーション、応力解析研究技術テーマ

●複合材料のプロセス・力学特性評価・航空宇宙応用

東京理大

基礎工学部

189東京理科大学

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●宇宙構造用耐熱複合材料の開発●脆性材料の力学特性・強度特性・応力解析●熱電変換材料の熱・力学特性評価●熱電変換デバイスの構造設計・信頼性評価研究技術内容

対象とする材料は、宇宙構造物から熱電変換材料まで極めて多岐にわたるが、材料のプロセスを実際に行っており、そこで作製された材料の特性評価を実施するとともに、実構造への応用についても検討している。このため、プロセスから応用まで幅広い分野をカバーする。産業への利用

複合材料関連はすでに実用化されている材料である。その高性能化を目指している。新規の耐熱構造用複合材料についても研究を行っている。また、エネルギー分野としては、熱電変換材料の力学特性並びにそのデータに基づくデバイス設計に取り組んでいる。熱電変換デバイスは近い将来に実用化することを目指している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

・機械材料の変形、破壊など機械的特性関連項目、・複合材料のプロセス関連項目その他所属研究機関

未利用熱エネルギー変換研究部門所属研究室

向後研究室所有研究装置

ナノインデンター、小型引張試験機、内部摩擦測定装置、熱重量分析装置、超音波装置、三次元形状測定装置、有限要素法解析装置、ボクセル解析装置、電気炉(雰囲気・真空)、ホットプレス、加工装置

ソ ガ コウヘイ

曽我 公平 教授研究技術分野 近赤外、バイオイメージング、イムノ

アッセイ、医用生体工学、生体材料学研究技術テーマ

●近赤外バイオイメージングシステムの開発●3次元立体映像投影のためのアップコンバージョン発光粒子の合成●ナノ粒子発光体の設計と評価●新しい原理による透明フレキシブルディスプレイの開発研究技術内容

希土類発光材料とナノ粒子合成の学術研究をシーズとして、実際に大きなマーケットに展開可能なバイオフォトニクス技術、ディスプレイ技術の応用を目指しています。産業への利用

希土類元素によるアップコンバージョン発光とナノ粒子の合成・分散安定化の研究を応用し、近赤外励起バイオフォトニクス、新しい原理による3次元立体映像の投影技術の実用化に取り組んでいます。実用化にあたり、産業界の方々の積極的な参入が不可欠です。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

・近赤外励起バイオフォトニクスの応用(イメージング、

イムノアッセイなどのシステムの試作、バイオフォトニクスプローブのキット化)・3次元立体映像投影技術の応用(共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談)、・レーザー光の空間スキャニング技術(共同研究)、・希土類発光体、ナノ粒子発光体(共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談)、・ガラスの合成と評価所属研究室

曽我研究室

タカナシ ヨシフミ

高梨 良文 教授研究技術分野 化合物半導体デバイス、電子、電気材

料工学研究技術テーマ

●マイクロ波トランジスタの光制御の研究●歪半導体中の欠陥及び成因の研究●半導体超格子の光・電子物性の研究●狭禁制帯幅半導体の光・電子物性の研究研究技術内容

化合物半導体の材料・デバイス・物性の研究を行っています。対象とする材料は、半導体レーザや超高速ICに使われている、GaAsやInP及びこれらの半導体混晶です。デバイスについては、超高速トランジスタ及び半導体レーザ・光検出器などの研究を行っています。産業への利用

特許を取得し、実用レベルまで研究を高めるには、企業の研究協力が是非とも必要である。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究具体的な産学連携内容

化合物半導体超格子、HEMTやHBTなどの超高速トランジスタ、および量子井戸レーザを提供して頂き、デバイスの特性評価(特にマイクロ波特性)やデバイス物理、あるいはこれらデバイスに用いる化合物半導体結晶の電子物性・光物性の解明を行う。理科大では、デバイス特性評価と物性解明を中心に行う。

ニシ オ ケイ シ

西尾 圭史 教授研究技術分野 機能性セラミックス、薄膜、ゾル研究技術テーマ

●光学検知水素漏洩センサー●熱膨張可変セラミックスの作製と評価●熱電変換セラミックス材料の開発●固体酸化物燃料電池用電解質の作製と評価●メソ多孔体セラミックスの作製研究技術内容

電気・光機能性セラミックスの紛体及び薄膜をゾル-ゲル法を用いて行っており、また、ゾル-ゲル法により合成した金属酸化物粉体を原料とした放電プラズマ焼結法により非熱平衡状態における機能性セラミックスの低温合成を行っている。作製したセラミックスの評価も独自に行っている。現在、主に熱電変換材料、水素漏洩検知センサの開発、負の熱膨張係数を持つセラミックスを応用したデバイスの開発、光触媒の低温合成などに着手し、様々なアプリケーションへの応用を検討している。

基礎工学部

東京理大

190 東京理科大学

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産業への利用

次世代エネルギー創製システムとしての固体参加型燃料電池に使用する固体電解質セラミックスや、熱電変換システム用セラミックス材料の開発、次世代エネルギーとして期待される水素の漏洩検知用センサー材料の開発などを行っている。また、電子デバイスの様な多数の材料を積層させたデバイスの界面における熱応力発生緩和用の熱膨張可変セラミックスの開発も行っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

企業研究員により当研究室での研究開発、または企業研究室(研究所)での開発指導などが望ましい。受託研究も可能ではあるが、開発研究の効率を考えた場合、企業研究室との同時進行を希望。所有研究装置

放電プラズマ焼結装置(SPS焼結装置)、X線回折分析装置、ガス吸着比表面積測定装置、熱電変換実起電力測定装置など

マツモト ムツヨシ

松本 睦良 教授研究技術分野 有機超薄膜、分子集合体、界面化学、

光化学研究技術テーマ

●新規ナノ構造体の創製とその構造・機能制御●有機光機能性材料-分子集合体中での光反応研究技術内容

原子、分子を設計通りに並べることにより機能性材料を創製するボトムアップ法を利用すると、省エネルギー性で環境にやさしい製造プロセスを実現できる。当研究室では、ボトムアップ法を用いて所定の配列を持つ有機機能性材料を創製する研究を行っている。有機分子の構造とその分子の作る集合体の構造の関係、またその集合体の構造と機能の関係を明らかにして、高機能性材料の研究・開発を進めている。産業への利用

当研究室の研究は、基礎的なものが多いので、そのまま事業化、実業化を目指すより、企業との研究協力を通してブレークスルーを図りたい。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

研究課題に応じて判断する。

ヤスモリ アツ オ

安盛 敦雄 教授研究技術分野 無機ガラス材料、光・磁気機能性材料、

化学・バイオセンサ材料、熱物性研究技術テーマ

●ナノ組織を有する高輝度・高安定蛍光ガラス材料●酸化物半導体-吸着材複合ガラス材料の光触媒機能●ナノ粒子担持ガラス・高分子薄膜による化学・バイオセンシング●結晶化ガラス材料の磁気抵抗・磁気発熱機能●ガラス複合材料の熱伝導性研究技術内容

資源・環境・エネルギーに関する多くの問題を解決するために、環境浄化やセンシング機能を有する無機半導体微粒子・薄膜・ファイバーや、資源・エネルギーを有効に利用できる発光材料、さらにガラスの相分離現象を用いたナノ組織形成などの高機能かつ低環境負荷である無機機能材料の研究を行なっています。産業への利用

実用材料を目指した研究を行っていますが、現在の成果が直ちに製品化となるということではなく、次世代を睨んだ研究を進めて貢献ができればと考えています。そのためにはわれわれのシーズと現場のニーズの相互情報交換が必要不可欠と思っています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

上記のテーマに関しては、いずれも産学連携が可能と考えています。特に現在使用されている実用材料と、われわれが研究している材料との実装による比較・検討ができれば、連携の効果が上がるのではないかと考えています。その他所属研究機関

光触媒国際研究センター所属研究室

基礎工学部・材料工学科・安盛研究室所有研究装置

紫外可視分光光度計、赤外分光光度計、蛍光分光光度計、熱機械測定装置、示差熱分析計、X線回折測定装置、ガスクロマトグラフ、イオンクロマトグラフ、窒素吸着測定装置、電気炉、切断・研磨装置

タ ムラ リュウ ジ

田村 隆治 准教授研究技術分野 準結晶、近似結晶、金属ガラス、ナノ

コンポジット磁石、ハード及びソフト磁石、金属物性

研究技術テーマ

●正20面体クラスター合金の構造と物性●高性能ナノコンポジット永久磁石の開発●高性能合金触媒の開発●バルク金属ガラスの作製と物性評価●軟磁性ナノ結晶磁石の開発研究技術内容

原子レベルの基礎的な観点から、新規金属材料に関する幅広い研究を行っております。また、材料の構造・組織評価から物性測定まで対応することが可能です。産業への利用

永久磁石と合金触媒の高性能化に向けて基礎研究を展開しており、実用化にあたっては産業界の協力が不可欠である。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

・低ネオジムバルクナノコンポジットの最適設計と異方性付与・Pt量を低減した合金微粒子の調整とその触媒能評価所属研究室

田村研究室所有研究装置

東京理大

基礎工学部

191東京理科大学

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アーク溶解炉、電気炉、低温・高温DSC、極低温電気抵抗測定装置、X線回折装置、ブリッジマン炉など

フル エ ヒロカズ

古江 広和 准教授研究技術分野 液晶、応用物性、結晶工学研究技術テーマ

●液晶分子の配向技術●液晶の物性●液晶の分子配向構造●液晶/高分子複合構造●(反)強誘電性液晶研究技術内容

液晶に関する基礎科学から応用技術まで幅広い研究を行っています。液晶ディスプレイの研究のみならず、“液晶”の新たな応用分野の可能性を探っています。産業への利用

高性能・高機能液晶ディスプレイや新規液晶素子への応用。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

研究課題を提起いただき、可能かつ最善と判断される形で産学連携の研究を遂行する。所有研究装置

偏光顕微鏡、X線回折装置、エリプソ、AFM、CD、DSC、偏光FT-IR、TOF法測定装置、接触角計、クリーンベンチ

コ ヤナギ ジュン

小柳 潤 講師研究技術分野 複合材料工学、実験力学、数値解析、

材料強度研究技術テーマ

●機能性グラフェン複合材料の開発●画像相関法を用いた複合材料の特性評価●CFRPの強度とその時間依存性●マイクロメカニクス●有限要素解析研究技術内容

機能性グラフェン複合材料の新規開発に取り組んでいる。最終目標は超高強度複合材料の成型にある。材料力学的技術を利用し、画像相関法と有限要素法を組み合わせた、異方性複合材料特性の逆解析に取り組んでいる。複合材料が用いられている構造物のヘルスモニタリングに繋がる。複合材料の強度と強化繊維/マトリクスの接着強度の関係を調査している。適切な接着強度の提案に繋がる。産業への利用

複合材料を用いる産業全般。強度・耐久性・信頼性の評価が可能である。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

小柳研究室所有研究装置

機械試験器、複合材料成型設備、画像相関法設備、画像相関解析ソフト、有限要素解析ソフト

イシカワ マサ シ

石川 真志 助教研究技術分野 材料力学、機械工学、非破壊検査工学研究技術テーマ

●赤外線サーモグラフィーによる非破壊検査●超音波による材料評価研究技術内容

構造物の劣化や損傷を検出し、事故等を未然に防止するために非破壊検査技術は不可欠であることから、赤外線サーモグラフィ法を中心とした非破壊検査手法の高制度化を目指した研究を行っている。さらに、それらの非破壊検査技術を利用した材料の特性評価についても検討を行っている。所属研究室

材料工学科 向後研究室

イシハラ リョウ

石原 量 助教研究技術分野 機能性高分子材料、バイオマテリアル研究技術テーマ

●放射線グラフト重合を利用した機能性高分子材料の作製●新しい分離・抽出・分析材料の開発●マイクロ流体チップを利用した診断手法の開発研究技術内容

高分子材料を設計・作製、また化学修飾することにより、様々な機能を付与した材料が作製できると考えています。基材に多孔性シートを用いその細孔表面を化学修飾することで分析の前処理材料、基材にファイバーを用いその表面を化学修飾することで金属や生体分子の抽出・回収材料、基材にマイクロ流体チップを用いその流路表面を修飾することで分析・診断材料が作製できます。それぞれ、将来的には、これまでの分析前処理を迅速化、既存の材料と比べ高速・高容量での抽出・回収、そして既存の材料と比較して簡便かつ迅速な診断の実現を期待しています。今後、新たな原理や手法に基づく、機能性高分子材料づくりができればと考えています。産業への利用

将来的には、生活を豊にするために、人類の役に立つ機能性高分子材料を事業化・製品化していきたいと考えております。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

放射線グラフト重合による分析前処理材料の作製に関して、企業と共同研究を行ってきました。また、その材料の販売についても、もう一つの企業を加え、他大学・研究機関での材料の実績作り、販売ルートの模索と検討を行ってきました。その他所属研究機関

戦略的物理製剤学研究基盤センター所属研究室

菊池研究室

基礎工学部

東京理大

192 東京理科大学

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カミムラ マ サオ

上村 真生 助教研究技術分野 医用生体工学、生体材料学、高分子化

学、細胞生物学、医療系薬学研究技術テーマ

●バイオマテリアル●ドラッグデリバリーシステム●ナノメディシン研究技術内容

次世代の医療診断・治療技術を目指したバイオマテリアルの研究を行っている。

ハルモト タカ シ

春本 高志 助教研究技術分野 窒化物、薄膜作製技術、水熱処理、水

素センサ、X線応力測定研究技術テーマ

●窒化物●X線応力測定●薄膜作製技術●水素センサ●水熱処理研究技術内容

窒化物薄膜を金属上に成長させるための薄膜作製技術を開発している。詳細は、特開2011-117059、特願2012-86869に記載の通りであるが、金属上に窒化物を連続的に堆積させることにより、超高真空装置を用いずとも、高い配向性を有する薄膜の作製が可能である。窒化物アルミニウムの場合、配向性に加え成長極性も制御することが可能である。その他、水熱処理による反射防止膜作製、Pd薄膜系水素センサの研究も行っている。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

石黒研究室所有研究装置

薄膜作製装置、透過型電子顕微鏡、X線回折装置、電気的特性測定装置など

ヤナギ ダ

柳田 さやか 助教研究技術分野 光触媒、無機材料化学、表面化学研究技術テーマ

●酸化チタンとポリ酸複合化による固体型Z-スキーム光触媒●酸化チタン光触媒によるアンモニア分解●交互積層法による機能性薄膜作製研究技術内容

酸触媒の一種であるヘテロポリ酸と酸化チタンを組み合わせた複合光触媒についての研究を行っている。これでまに、このような系ではヘテロポリ酸が還元サイトとして働き、光触媒の活性を向上させることを明らかにした。ヘテロポリ酸は可視光により励起し強い還元力を示すので、この系では可視光の有無により光触媒活性が大きく変化する。交互積層法により、ガラス基板上に透明な酸

化チタン-ヘテロポリ酸複合膜(~15nm)を作製することに成功したほか、ポリ酸の種類による複合体の活性の違いについても系統的な調査を行っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究その他所属研究機関

総合研究機構 光触媒センター所属研究室

材料工学専攻 安盛研究室所有研究装置

ガスクロマトグラフィ、UV-vis分光光度計、蛍光分光光度計、Hg-Xeランプ、FT-IR

ワタナベ サトシ

渡邉 智 助教研究技術分野 有機化学、物理化学、界面化学研究技術テーマ

●自己組織化ナノリソグラフィーを用いた機能性材料のナノパターニング●走査型プローブ顕微鏡を用いた有機半導体の局所物性評価●混合LB膜の2次元相分離構造の制御研究技術内容

持続可能な社会を実現するために、科学技術の環境調和が求められている。半導体産業を始めとした種々の分野において微細加工をするために、トップダウン法に分類される光リソグラフィー技術が用いられている。この技術を用いてナノ領域における微細加工をするためには、大型設備、電子線の使用など環境負荷が増えることは避けられない。一方、ボトムアップ法である自己組織化を利用した微細加工技術に関心が集まっている。自己組織化は有機分子が自発的にナノ構造を形成するために、小さな設備、低コスト、簡便に機能性材料の微細加工が可能となる。本研究において、混合LB膜中の2次元相分離構造を利用して、様々な機能性材料の自己組織化ナノリソグラフィーを行う。これまでに、金属ナノ粒子、金属薄膜、有機色素のパターニングに成功している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導所属研究室

松本研究室所有研究装置

原子間力顕微鏡、紫外可視分光光度計、赤外分光光度計、薄膜作製装置など

基礎工学部 生物工学科シマ ダ ヒロアキ

島田 浩章 教授研究技術分野 植物分子生物学、分子遺伝学、分子生

物学研究技術テーマ

●植物のバイオマス生産性やシンク機能に関する遺伝子の解析●植物の環境ストレス応答や抵抗性に関与する遺伝子の解析●RNAの翻訳促進・制御機構の解析

東京理大

基礎工学部

193東京理科大学

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●分子育種による植物への新規な機能の付与●組換え体植物による有用物質の生産研究技術内容

植物資源は再利用可能なバイオマス資源です。持続的安定的な未来社会を維持するためにはバイオマス資源の利用が重要となります。バイオマスの生産性を向上させるために貯蔵物質生合成などのシンク機能を制御する鍵因子を明らかにしようと考えています。また植物を利用した物質生産法(分子農業)の開発を目指しています。さらに植物RNAの翻訳制御、遺伝子発現量(タンパク質の生産量)を高める特殊なRNAの構造と機能解析を実施中です。産業への利用

1.バイオマス生産性の向上の育種、2.遺伝子診断技術の開発、3.遺伝子導入した植物による医薬品・工業用原料等の生産、4.生分解性プラスチックの生産、5.分子育種やマーカー育種の材料提供可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

●シンク機能強化に関するもの、・植物の分子育種、・分子農業に関するものその他所属研究機関

総合研究機構RNA総合研究センター

タ シロ フミ オ

田代 文夫 教授研究技術分野 細胞生物学、腫瘍分子生物学、神経発

生学、生化学研究技術テーマ

●PRP19�は、ニューロン・グリア スイッチとして機能する●14-3-3�-FBI1複合体は、腫瘍形成と肺転移に関与する●SGF29は、c-myc癌遺伝子の機能を制御する●タラの芽由来アラリンは、癌細胞特異的に細胞死を誘導する●近赤外による癌細胞の高感度検出法の確立研究技術内容

神経疾患の神経再生や神経細胞移植による治療法の基礎となる、神経幹細胞から効率的にニューロンやオリゴデンドロサイトを獲得することに応用できるニューロン・グリア スイッチとして機能するPRP19�分子を同定した。襲来てきには、アルツハイマー病やパーキンソン病に応用できるものと期待している。癌の再発や抗がん剤に対する耐性獲得には癌幹細胞が強く関与していると考えられており、癌幹細胞を標的とした抗がん剤の開発が期待されている。このような現状において、タラの芽由来の癌特異的細胞毒性を有するアラリンは癌幹細胞の治療に大いに貢献するものと考えている。また、研究室では移植がんを用いた固体レベルから分子レベルまでの抗がん剤の解析が可能である。産業への利用

上記研究内容に基づいて、1)神経疾患の再生療法の開発、2)近赤外によるがんの診断・予後の解析、3)抗がん剤のスクリーニング・開発などの事業化を目指している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

癌については、新規癌遺伝子や癌抑制遺伝子の機能解析およびこれら遺伝子を標的とする抗がん剤の開発が可能である。また、近赤外を用いた癌および癌幹細胞の検出が可能である。神経疾患については、神経細胞の再生療法や移植療法の開発および神経栄養因子の応用が可能である。その他所属研究機関

総合研究機構:RNA研究センター所属研究室

田代研究室所有研究装置

セルソーター、共焦点顕微鏡、PCR、HPLCなど

タ ムラ コウ ジ

田村 浩二 教授研究技術分野 生体機能物質化学、遺伝暗号の化学、

RNAテクノロジー研究技術テーマ

●L-アミノ酸特異的なtRNAの反応機構の解明●リボスイッチの作用機能の解明と遺伝暗号の起源●RNAを用いた非天然アミノ酸の導入法の開発研究技術内容

「遺伝暗号」は生命体の構成原理に密接に関わっている。当研究所では「遺伝暗号」をキーコンセプトとし、「遺伝暗号」の起源と成立原理を解明することを目的として研究を推進している。更に、L-アミノ酸のみが使われている生物界の非対称性の謎の研究やRNAテクノロジーの研究にも取り組んでいる。産業への利用

・創薬にもつながるRNAを利用した新規人工蛋白質の合成方法の研究、・医療や環境問題への応用を目指したセンサー機能を有したRNAスイッチの発明可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入具体的な産学連携内容

RNAを利用したセンサーの開発や遺伝暗号の分子論的解析

トモオカ ヤスヒロ

友岡 康弘 教授研究技術分野 発生学、発生工学、内分泌学、再生工

学研究技術テーマ

●中枢神経系幹細胞株の解析、雌性生殖器・乳腺株細胞の樹立と解析●口腔内(歯芽、舌、味蕾、口腔内皮)細胞株の樹立と解析研究技術内容

雄、雌生殖器、乳腺、中枢神経系、口腔内組織等の種々のクローン性株細胞の樹立、その他の株樹立可能、最近は歯の再生を目指している。産業への利用

歯再生可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導

基礎工学部

東京理大

194 東京理科大学

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具体的な産学連携内容

再生工学、有用株細胞の樹立等に関しての研究。

ニシヤマ チ ハル

西山 千春 教授研究技術分野 免疫学、アレルギー学、分子生物学、

応用生命工学研究技術テーマ

●樹状細胞の転写調節機構解析と制御応用●マスト細胞・好塩基球の転写調節機構解析と制御応用●免疫担当細胞を用いた遺伝子治療●免疫担当細胞の機能制御物質探索●アレルギー原因遺伝子の探索と機能解析研究技術内容

アレルギー反応のエフェクター細胞である白血球、マスト細胞・好塩基球に発現しアレルギー反応に関わる分子群の発現制御機構を明らかにする。その知見を利用し、アレルギー反応を抑制する技術の開発を目指す。免疫応答の司令塔とも言えるT細胞の機能を制御する働きをもつ樹状細胞について、遺伝子発現制御機構を解明し、その知見をもとに新たな機能を付加した樹状細胞を作出し、生理的に意義のある免疫調節法を提案する。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

某企業製品であるリンゴポリフェノールについて、抗アレルギー効果の検証とその作用点の解明(成果は学会発表と、査読のある英文国際誌への論文発表2件)。理化学研究所化合物ライブラリーを用いた抗アレルギー物質探索。その他所属研究機関

トランスレーショナルリサーチセンター所属研究室

基礎工学部 生物工学科 西山研究室所有研究装置

カロリメーター、エレクトロポレーター、フローサイトメーター、磁気ビーズ細胞分離装置

ミ ウラ シゲトシ

三浦 成敏 教授研究技術分野 機能、構造生物学、生体電子移動、金

属タンパク質研究技術テーマ

●クロマチンタンパク質の構造と機能●生体分子間電子移動反応の速度論的研究●植物シトクロムP450の生理機能と反応メカニズム研究技術内容

NMRによる構造解明と機能の相関より生理活性分子の作用メカニズムの同定と新規機能分子の設計。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

一酸化窒素合成酵素阻害剤、阻害ペプチド。シトクロムP450遺伝子発現制御による新規機能植物の作出。

ムラカミ ヤスフミ

村上 康文 教授研究技術分野 創薬科学、癌研究、DNAチップ、バ

イオ医薬品研究技術テーマ

●次世代DNAマイクロアレイシステムの開発●癌領域における創薬標的分子の探索●遺伝子発現制御機構の研究●ゲノム創薬に関する研究手法の開発研究技術内容

遺伝子発現変動を高感度かつリアルタイムに検出できるマイクロアレイシステムを開発した。この系ではブロモウリジンをを用いて新生mRNAを特異的に標識し、抗体カラムを用いて標識mRNAのみを高度に精製しDNAマイクロアレイを用いて解析を行う。既に、細胞周期特異的に発現する遺伝子の体系的同定を行い論文発表している。癌領域における創薬標的分子の探索については、自ら立ち上げたベンチャー企業と連携し、新規抗体医薬の創生を目指して研究を進めている。産業への利用

既に基本的な技術は確立している。製薬企業などのパートナーを探している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

DNAマイクロアレイに関しては企業と共同研究を実施した。また、タンパク質相互作用の解析装置の開発に関して企業と共同研究を実施した。さらに、地域イノベーションプログラムや先端計測プロジェクトにおいて、企業と連携して研究を行った実績がある。ベンチャー企業を起業し、インフルエンザウイルスの診断用抗体に関してはグローバル市場のシェアの半分程度を占めるまでに事業が展開した。またその後、ベンチャー企業を立ち上げて、現在共同研究プロジェクトを実施している。その他所属研究機関

総合研究センターRNA科学研究センター、創薬フロンティア研究部門所属研究室

基礎工学部生物工学科村上研究室

ヤマ ト イチロウ

山登 一郎 教授研究技術分野 生体エネルギー変換機構、タンパク質

の構造と機能、生物物理学研究技術テーマ

●タンパク質折り畳み機構の研究●計算機シミュレーションによる分子設計●Na+輸送性液胞型ATPアーゼの結晶構造解析と機能●タンパク質構造・機能予測法の開発●システムシミュレータの開発研究技術内容

ゲノム科学の進展により、膨大な遺伝子数の配列情報が明らかになり、次には配列から構造→機能→システムと繋がる計算生物学が注目されている。私達は、タンパク質立体構造・機能予測法やシステムシミュレータの開発を行っている。また、生体エネルギー変換系に関わる膜タンパク質の結晶構造解析にも取り組んでいる。産業への利用

東京理大

基礎工学部

195東京理科大学

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・ナノテクノロジーとしての分子モータの基礎研究、・タンパク質構造・機能予測と分子設計技術の開発研究可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入具体的な産学連携内容

分子モータの利用技術の開発、分子設計ソフトの開発。その他所属研究機関

量子生命情報研究部門所属研究室

山登研究室

アリムラ ゲンイチロウ

有村 源一郎 准教授研究技術分野 エコロジー、植物生理学、分子生態学、

植物アロマサイエンス研究技術テーマ

●植物ー昆虫間相互作用を利用したアグリバイオ技術の開発●植物間コミュニケーションの分子メカニズムの解明●植物の香りの生産メカニズムと応用利用のための基盤研究研究技術内容

生物は他の生物と相互作用(コミュニケーション)することで多様な進化を遂げてきた。本研究室では、植物や昆虫が他の生物を認識するメカニズムを明らかにするため、最先端の遺伝子工学とエコロジーを融合した研究に取り組んでいる。害虫が植物をかじると放出される植物の香り(匂い)が、植物と昆虫、植物と植物のコミュニケーションをいかに取り持つか?そのメカニズムの解明と、それらの生態系システムのアグリバイオへの利用に挑戦している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、国際的産学連携所有研究装置

リアルタイムPCRシステム

ト シマ ジ ロウ

十島 二朗 准教授研究技術分野 分子生物学、分子遺伝学、細胞生物学研究技術テーマ

●Gタンパク質共役受容体(GPCR)のシグナル調節●細胞外シグナルの下方調節機構の解析●エンドサイトーシスの蛍光マーカーの作製研究技術内容

エンドサイトーシスは様々な細胞外の物質を細胞内へと取り込む機構で、細胞外シグナルの下方制御、病原ウィルスの細胞内への感染など様々な生命現象に関与している。この中で細胞外シグナルの下方制御はリガンドの結合により活性化した受容体を細胞内へ取り込み、分解することで細胞の増殖・分化などのシグナルを停止する機構である。ヒトのいくつかの上皮癌ではこの機構に異常が生じ、増殖シグナルが恒常的に活性化されている。また、C型肝炎ウィルス、ヒト免疫不全ウィルスをはじめとする病原ウィルスの幾つかは、細胞膜上の受容体に結合した後、エンドサイトーシスにより細胞内へと侵入する。私達の研究室では、受容体のリガンドを蛍光標識することにより、受容体がエンドサイトーシスされる過程

を可視化し、受容体のエンドサイトーシスの分子機構を明らかすることを試みている。私達は出芽酵母をモデル生物として利用し、様々な出芽酵母変異体の作製および解析を行なうことにより、上記課題の解明に取り組んでいる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、技術相談・指導その他所属研究機関

総合研究機構RNA科学研究センタ-所属研究室

基礎工学部生物工学科十島研究室

ホリ ト シゲオミ

堀戸 重臣 准教授研究技術分野 糖鎖工学、生物分子科学研究技術テーマ

●�経路ガングリオシドの化学合成と生理活性●物質輸送に置けるセラミドの生理作用●ギランバレー症候群関連糖鎖の合成●タンパク質のホールディングにかかわる糖鎖の検索研究技術内容

�経路ガングリオシドはコリン作動性ニューロンにのみ存在する糖脂質であるが。この機能解明は神経修復に新たな方法論を与えるものである。セラミドは細胞内外間の物質輸送のメカニズム解明を目指した研究であるが、この成果は、ドラッグデリバリーなかでもミサイル療法に新たな方法論を与えるものである。産業への利用

ドラックデリバリーのための根本原理となる細胞内外間の物質輸送のメカニズム解明を目指した研究を行っており、成果はそのままドラッグデリバリーの新たな方法論となろう。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

糖鎖がかかわる生命現象に関して、糖鎖の構造解明、糖鎖の化学合成、その生理作用の検証などが可能である。所有研究装置

LB膜製造装置、有機化学合成装置、600MHzNMR分光器

ウメハラ タク ヤ

楳原 琢哉 助教研究技術分野 合成生物学、分子生物学、微生物学研究技術テーマ

●非天然アミノ酸のタンパク質導入に関する研究●タンパク質翻訳後修飾に関する研究●機能性RNAに関する研究研究技術内容

タンパク質に非天然アミノ酸を導入し、タンパク質の機能改変や翻訳後修飾の解析を行っている。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

田村浩二研究室所有研究装置

遺伝子導入装置

基礎工学部

東京理大

196 東京理科大学

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クサ ノ ヒロアキ

草野 博彰 助教研究技術分野 分子生物学研究技術テーマ

●植物科学研究技術内容

植物の生理機能の背後にある分子メカニズムの解明を目指している。イネ、シロイヌナズナ、トマト、ジャガイモを使って主に形態形成、物質貯蔵、環境適応などの現象に関わる遺伝子を単離し機能を解明する。産業への利用

植物のゲノム編集技術についての研究を開始する予定である。

サ トウ ショウ コ

佐藤 祥子 助教研究技術分野 分子生物学、タンパク質工学研究技術テーマ

●ヌクレオソームの再構成●遺伝子発現解析●タンパク質精製研究技術内容

ヒストンのエピジェネティック修飾がクロマチン構造に与える影響を解析するため、試験管内でポリヌクレオソームを再構成し、蛍光標識技術を用いてヌクレオソームの挙動を解析している。所属研究室

基礎工学部生物工学科三浦研究室

ナカジマ タダアキ

中島 忠章 助教研究技術分野 発生学、組織学、内分泌学研究技術テーマ

●マウスiPS細胞を用いた、卵管・子宮・膣組織の構築●周生期マウスにおける環境ホルモン投与が与える、卵管・子宮・膣発生への影響●周生期マウスの卵管・子宮・膣における、エストロゲン受容体の役割研究技術内容

発生研究が進んでいるマウスにおいて、iPS細胞から卵管、子宮、膣を作製することを目的としている。iPS細胞を用いた発生研究では、大量のiPS細胞から少量の増殖できない分化細胞を誘導するので、実験の度に高価な成長因子等を使用しなければならない。本研究では、中間中胚葉細胞を一度株化することで、この問題を解決を試みる。iPS細胞から単一器官の作製は困難である。当研究室では、株細胞をホストマウスに移植することで、卵管、子宮、膣を再構築することが可能である(Umezuet al.,2010)。この手法を用いることで、iPS細胞由来の卵管、子宮、膣細胞から単一器官を作製できる。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

友岡研究室

ヤマモト ミ サ キ

山本 三沙岐 助教研究技術分野 生化学、構造生物学研究技術テーマ

●X線結晶構造解析研究技術内容

X線結晶構造解析を用いて創薬に重要な膜タンパク質の構造解析を行う。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究

経営学部 経営学科オオイシ エツ コ

大石 悦子 教授研究技術分野 言語学、語用論、意味論、コミュニケー

ション研究技術テーマ

●発話行為論による意味分析●コミュニケーションのメカニズム●コンテクスト分析●文と発話の意味関係●翻訳のメカニズム分析研究技術内容

コミュニケーションで伝わる意味の客観的分析を可能にするため、言語分析にコンテクスト分析を取り込んだコミュニケーションのモデルを、発話行為論を基にして、構築している。産業への利用

翻訳が難しいとされる「会話」分析は文レベルの意味解析だけでは限界があると思われ、コンテクスト分析を取り込める発話行為コミュニケーション理論を基にした翻訳理論が有効であると思われる。実際に翻訳機・翻訳ソフトを手がける研究者・技術者との共同研究を望んでいる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携

オオエキ ジュン

大驛 潤 教授研究技術分野 経営学研究技術テーマ

●企業の成長戦略●経営戦略●ビジネスモデル論研究技術内容

現在、世界では新型のテクノロジー競争が始まっている。それはIT(Information)、バイオ(Bio)、ナノ(Nano)を融合させて消費者の生活の質を改善し、企業のパフォーマンスを向上させようというものである(IBNConverging Technology)。この新型テクノロジー競争は既に米国を基点にグローバルに激化している。シリコンバレーでは、IBN技術の革新を次世代シリコンバレーの目標とし、その実現のために、企業同士のみならず、

東京理大

基礎工学部

東京理大

経営学部

197東京理科大学

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異種の組織同士(企業組織、行政組織、教育研究組織、医療機関等)や顧客を、オープンソース型で連結し、新い価値共創を行っていく意義を強調している。このようなIBNテクノロジー、とりわけITが異質な組織間連携の抬頭を促したという見方、すなわち従来の企業間提携分析を拡張し、組織間提携分析の視角から異業種連合によるナレッジの提携を分析することが、本研究の核となる。本研究は、自らの内部資源のみを活用した連携と異なりITを基盤に外部資源を活用し、複数主体が協働して行うシステムの有効性を分析する。戦略の視点からは、顧客やNPOを含む異質な主体の戦略的価値共創をいかに組むか、バリュー・チェーン全体をいかに管理するか、が重要となる。産業への利用

「電気通信」という単語は、狭い意味での情報・通信分野のみの定義で用いられがちであるが、本研究では、広義の意味で、理工学の基礎から応用までの多彩な意味を内包するものと考える。その意味で狭義・広義の両面において、電気通信と情報通信は深いかかわりがある。そこでは、異業種連合によるナレッジの共有・衝突が、イノベーションを引き起こすものと考えられる。情報・通信分野の技術革新を実現させた大きな要因の一つは、数理科学・材料科学などのいわゆる基礎分野における近年の進歩である。これらの分野における成果は、しばしば情報・通信の世界に革命的変化をもたらした。今後もこれらの領域の情報・通信の分野への応用・実用化の暁には計算機や通信は勿論、経済社会全体の仕組み(パラダイム)に大きな影響を及ぼすことは必至である。とりわけ、経営学で期待されているもののひとつはIT活用におけるビジネスモデル構築およびソーシャルメディア戦略にある。可能な産学連携形態

受託研究員受入、国際的産学連携具体的な産学連携内容

これまで、スタンフォード大学大学院工学研究科と連携をとって共同研究を進めてきた。とりわけ、2007年9月から2009年3月まで、及び2010年12月、2011年3月と継続的に共同研究を遂行してきた。その結果は、2011年7月の研究報告書に結実した。所属研究室

経営学部大驛研究室

シモカワ テツ ヤ

下川 哲矢 教授研究技術分野 金融、ニューロエコノミクス(脳神経

経済学)研究技術テーマ

●株価予測・自動売買システムの構築●株価予測可能性に関する理論的実証的研究(ファイナンス・情報の両面から)●脳神経情報を利用した金融意思決定●脳神経情報を利用した購買意思決定研究技術内容

これまで人間の選好やリスクに関する情報は、主としてにアンケート調査を行なうことで取得してきた。しかしこのような方法では、無意識の選好や情動的な選好を定量的に測定することは不可能であった。近年、脳情報を用いて人間の選好を取得し、定量的に測定しようとする

研究が急速に進展している。しかし、従来の技術は、強い体動制限のある大規模な装置を用いており、コスト、実用性の両面において制限が多い。我々は、脳の部位を特定化し、より高度なデータマイニング技術を適用することによって、高い精度で被験者の購買行動や投資行動を予測できる方法を提供する。ここで用いる測定装置は体動制限などの制約が少なく、軽便であり、導入コスト等が比較的安価であるといった利点がある。さらに、この方法は双方向性を兼ね備えたBrain Computer Interfaceの開発も可能にすると予想される。産業への利用

本研究により応用が見込める技術(脳神経情報を利用した金融意思決定) 投資教育、投資補助業務本研究により応用が見込める技術(脳神経情報を利用した購買意思決定) 広告制作、商品パッケージ開発、インターネットマーケティング可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導

シライシ ヤス オ

白石 安男 教授研究技術分野 保健衛生学研究技術テーマ

●健康の疫学●運動の健康影響●健康政策●疫学方法論●健康増進研究技術内容

新しいダイエット法や、ストレスコントロール関連科学(脳科学の栄養も含む)などの客観的エビデンスを提供したいと思っています。産業への利用

健康サプリメント、健康エクササイズなどの開発と進展可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

ダイエット法に関してのコメント(マスコミ(TV)出演)

ノ ガミ シン ヤ

能上 慎也 教授研究技術分野 情報通信ネットワーク、トラフィック、

通信、ネットワーク工学、待ち行列システム

研究技術テーマ

●システム性能評価●ネットワーク・システムのトラフィック設計/制御/評価●情報通信システムのシミュレーション評価●経営事業開拓戦略に関する情報ネットワーク工学からのアプローチ●各種マッチング問題研究技術内容

ネットワークや情報処理/通信システムを対象として、目的とする性能を満たすためにはどのように設計や制御を行えばよいのか、あるいは、構築したシステムの性能

経営学部

東京理大

198 東京理科大学

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を評価する方法は何か、などといった種々の問題に対するソリューションをご提案いたします。現在行っている研究テーマは、「複数のWebサイトを対象としたアクセスログ解析」、「交通信号の現示パターンの適応制御」、「量/質的ジョブ持ち込み型待ち行列のシミュレーション解析」、「研究室への学生配属問題」、などです。産業への利用

対象とするシステムやネットワークに対して、トラフィック工学、情報システム工学の観点からのモデル化、方式提案、性能評価、特許考案、及びその結果を踏まえた上での実用化へ向けた検討及びコンサルティング。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

上記の対象分野(ネットワーク工学、情報システム、通信工学)においてジョブの効率化、新しい管理システム、評価システム等の提案に関して共同提案や技術の開発、およびその実用化に関して企業と大学とが連携する携帯で事業化、製品化を進めることをご提案いたします。所属研究室

能上研究室所有研究装置

シミュレーションソフトウェア、プログラム言語

ヒラ キ タ カ ト

平木 多賀人 教授研究技術分野 ファイナンス、データベース統合、国

際ビッグデータ研究技術テーマ

●企業のミクロ所有構造とパフォーマンス●データベース動向からみる金融イノベーションの予測●企業の国内統合と多国籍化の関係●多国籍企業の拠点マッピングとパフォーマンス●ポートフォリオ世界運用モデル研究技術内容

ファイナンス分野の学術動向から金融サービス分野における新潮流を先取りするモデルの開発。金融データベースの世界的統合から生まれてくるメリット生かした実務モデルの構築を世界規模で行う。運用資産のグローバル化のなかでどのような情報あるいは情報戦略が特にパフォーマンス向上に有益になるかを実データで分析。特にイマ―ジング市場を意識したグローバル金融モデルの開発に必要なデータベースの開発を行う産業への利用

カスタマイズした金融コンサルティングサービス。資産運用機関へのグローバル運用モデル構築支援サービス。ヘッジファンドのための市場データ加工と運用戦略提供など。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

国際分散投資モデル(外資系運用機関で運用の基礎モデルとして使用されている)その他所属研究機関

学術システム研究センター(社会科学分野)専門研究員所属研究室

平木研究室

所有研究装置

基本的にほぼすべての金融・ファイナンス研究に必要な国内外の広範なデータベース。

ヨシオカ マサミチ

吉岡 正道 教授研究技術分野 国際会計学研究技術テーマ

●国際会計基準の日本的運用●会社法の適用●会計監査●企業のケース・スタディー研究技術内容

日本の企業は、国際的流れの中で、生き続けなければならない。会計の世界でも、企業は、国際的会計基準を導入し、世界の証券市場に会計情報を発信しなければならない。某研究所との共同研究を通して、企業は、上記の国際的流れを日本的文化のなかで培われてきた会計慣行に導入することができるようになる。産業への利用

日本の企業が国際的会計基準といわれる新会計基準を適用する際に、障害となる問題点を解決する。また財務諸表から得られる会計数値に基づき、企業の経営実態を分析する手法を提示する。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

企業が税効果会計、減損会計などの新会計基準を適用する際に、個々の会計人(会計担当者)との共同研究を通して、企業にとって最も適合する解決手段を模索する。また企業の経営実態を把握する手法を模索する。

ウメザワ マサ シ

梅澤 正史 准教授研究技術分野 ゲーム理論、メカニズムデザイン、ミ

クロ経済学、経営科学研究技術テーマ

●特許ライセンスの契約●戦略的行動下での集団的選択●最適ネットワーク構築と費用配分研究技術内容

企業等の生産技術や新製品生産技法等に関する特許をライセンスするとき、いくつかの契約法が用いられる。これらの契約に関する最適な方策と見積もりを分析する。その他には、複数の意思決定主体で集団的な選択を行う際の、より有効な選択ルールを分析する。

オオヌマ ヒロシ

大沼 宏 准教授研究技術分野 実証会計、税務会計、財務会計、実証

会計学研究技術テーマ

●租税負担削減行動の実証研究●連結納税制度の採用と企業の租税負担削減行動との関連性●研究開発投資と租税負担削減行動との関連性

東京理大

経営学部

199東京理科大学

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●企業の利益の質と業績との関連性●企業評価の実証研究研究技術内容

目下の研究課題は、第一に、租税負担削減行動という経済的な事象を、財務データを使用して会計的且つ財務的に分析することを目的としている。第二に、企業の利益の質を分析し、利益の質と企業業績との関連性、利益の質とコーポレート・ガバナンスとの関連性などについて研究を進めている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

・北海道蘭越町における自治体バランスシート作成に関する助言・指導。この他、某企業における自治体バランスシート作成支援プログラムについての理論的指導。所属研究室

大沼研究室

タカ イ アヤ コ

高井 文子 准教授研究技術分野 経営学、経営組織論、経営戦略論、イ

ンターネットビジネス、イノベーション、マネジメント

研究技術テーマ

●オンライン証券業界の競争戦略●インターネットビジネスにおける成功条件●既存大手企業と新規参入企業との競争●イノベーションと企業戦略研究技術内容

当研究室では、変化の激しいインターネットビジネスにおいて「どのようにすれば競争優位を獲得し、維持していくことができるのか」というテーマについて、データを統計的に処理する定量的分析と、丁寧なケース研究等の定性的分析の両面から、研究をおこなっております。民間企業において、20数社のコンサルティングを行った経験があり、学問的見地からだけでなく、実践的な視点からの分析・提案が可能です。産業への利用

<業界・企業分析と戦略策定>既存の研究成果による様々な分析枠組みや手法のなかから適切なものを選び、業界・企業の詳細分析を実行することによって、論理的かつ実践的な企業・競争戦略の策定が可能となります。なかでも、変化が激しいインターネットビジネスや、不確実性の高い新規参入事業のビジネスモデルの構築に、効果を発揮すると思われます。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究具体的な産学連携内容

ご相談内容によって、適した連携の方法をご提案させていただきます。

アンドウ シン

安藤 晋 講師研究技術分野 データマイニング、機械学習研究技術テーマ

●行動データマイニング●準最適化手法

研究技術内容

テラオーダの大規模なデータにスケール可能な最適化・統計的学習手法の開発を行っている。センサーアレーやモバイルセンサーで収集した大規模な人や物の移動に関する情報から有用なパターン・知識を抽出するデータマイニングに最適化・学習手法を応用している。

ニシグチ スミ ヨ

西口 純代 講師研究技術分野 形式意味論研究技術テーマ

●自然言語の意味の形式化●信念変更●認識論理●少数言語研究技術内容

時間表現と信念変更の関わりを研究している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

西口研究室

ノ ザワ マサヒロ

野澤 昌弘 講師研究技術分野 多変量解析、実験計画法、統計的品質

管理研究技術テーマ

●統計的データ解析手法の改良・開発●統計的データ解析システムの構築研究技術内容

統計的データ解析手法、特に多変量解析や実験計画法を中心に、既存手法の有効性や限界など適用範囲を明確にして、その改良や新規手法の開発を行っている。また、理論だけではなく、実際に改良手法や新規手法が適用できるようにするためのシステムの構築も行っている。所属研究室

野澤研究室

ホ サカ タダアキ

保坂 忠明 講師研究技術分野 画像処理研究技術テーマ

●経営データ解析●パターン認識、多変量解析●任意視点画像合成●画像検索●画像セグメンテーション研究技術内容

経営に関するデータから、これまでに得られていない新規の知見を得るために、パターン認識や多変量解析によるデータ分析を行っている。また、画像処理分野において、任意視点画像合成や超解像、画像から対象物体を適切に抽出するセグメンテーション処理のための新規で有効な手法の開発を目指している。産業への利用

経営学部

東京理大

200 東京理科大学

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[想定される用途]経営データの解析をマーケティングに利用する。財務データの解析を株価変動予測に利用する。画像処理技術をビデオサーベイランス(監視カメラ映像)に応用する。可能な産学連携形態

技術相談・指導所属研究室

保坂研究室

科学教育研究科 科学教育専攻オ ガワ マサカタ

小川 正賢 教授研究技術分野 科学教育研究技術テーマ

●カリキュラム開発研究技術内容

科学教育に関連する学校内外の教育プログラム・カリキュラム開発の助言・指導可能な産学連携形態

共同研究その他所属研究機関

総合教育機構理数教育研究センター所属研究室

科学教育研究科 小川研究室

イノベーション研究科 技術経営専攻サカモト マサノリ

坂本 正典 教授研究技術分野 技術戦略、プロジェクトマネジメント、

人材教育、表示デバイス工学、有機エレクトロ二クス、環境社会学、スマートシティ

研究技術テーマ

●ものこと作りと未来社会●プロジェクトマネジメント●ディスプレイ産業戦略●交通システムパラダイムシフトと水素エネルギ●地球温暖化対策と安心安全な自然エネルギ社会研究技術内容

電機メーカーに20余年、英独系材料メーカー、米国大学客員研究員、米国トップ企業との合弁会社など様々な実務体験を通して、研究開発、プロジェクト戦略、新技術獲得など広く社会と対話していきたい。特に、� 近未来に顕在化するであろう、地球温暖化による産業影響や、縮小社会(人口減少・GDP減少)をいかに柔軟に受容可能に出来るかの技術経営的研究。� ITを駆使したエネルギマネジメントシステムと自然エネルギ電力・水素エネルギを組み合わせることで、自然エネルギ社会創生とエネルギパラダイムシフトの技術経営的研究。�従来のもの作り大国への回帰をいたずらに追うことなく、サービスや利用技術等も包含するシステムに価値を盛り込み、�、�にあるような「課題大国」の日本が世界をリードできる技術世界を創造する。産業への利用

日本の企業が技術フォロアから技術リーダーへいかに脱

皮するか、コモディティー製品から革新製品にいかに転換するか共に考えたいと思っています。その一つとして水素エネルギーを軸とする新エネルギー社会創生を考えています。また、現実に日々の暮らしで実感されるようになった、地球環境の変化、大地震への防災など広く提案させていただければ幸いです。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

・水素エネルギー応用 ・ディスプレイ応用 ・技術経営教育の指導

タ ナカ ヨシ オ

田中 芳夫 教授研究技術分野 Open Innovation、IT & Setvice研究技術テーマ

●もの・ことづくり●Open Innovation●Globalization●Diversity研究技術内容

日本の産業が‘ものづくり’から、‘もの・ことづくり’へ緩やかに変わってゆくための仕組みを研究中。ものこと双発学会・協議会の主催者、海外大学・研究機関・企業との協業産業への利用

ITを利用したOpen Innovationの実践を遣ることを考えている共同研究パートナーを募集。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

(独)産業技術総合研究所 参与として新聞社と共同で‘日本を元気にする産業技術会議’を主宰国際大学グローバルコミュニケーションセンターでCTO RoundTable(現 Future Technology Forum)を主宰所属研究室

田中研究室

ベツショ ノブ オ

別所 信夫 教授研究技術分野 技術経営研究技術テーマ

●技術戦略●開発組織経営●事業開発研究技術内容

研究の軸を成すものは、技術力から経済効果を生み出すメカニズムの研究である。単に解析的研究に終わらず、イノベーションにつながる打ち手の創出を追う。企業の成長促進には価値創出につながる商品の開発と、その運営母体となる事業の開発が欠かせない。そのために必須な、技術戦略、開発組織経営、ならびに事業開発について総合的に研究を進めている。産業への利用

「研究技術内容」にて紹介した事柄は、製造業経営上の基本課題である。それらの好ましいあり方の策定と運営

東京理大

経営学部

東京理大

科学教育研究科

東京理大

イノベーション研究科

201東京理科大学

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は、個々の企業で常に模索されているものであるが、この課題の解明に本研究は貢献できるものと考えている。産業分野としては、特に、素材産業とのマッチングが良いと思われる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

個別企業の技術経営相談。

ミヤナガ ヒロ シ

宮永 博史 教授研究技術分野 イノベーション、技術経営研究技術テーマ

●事業化戦略●コンセプト創造●技術マーケティング●プロフェッショナルサービス●ICT研究技術内容

研究開発、マーケティング(B to Bマーケティング)、コンサルティング、経営者というバックグランドを活用し、真にグローバルで競争優位を実現するための人材育成に情熱を傾けています。産業への利用

主として技術系の幹部候補生及び幹部の教育。具体的な産学連携内容

経営幹部教育

ニシ ノ カズ ミ

西野 和美 准教授研究技術分野 経営戦略、事業戦略、製品開発マネジ

メント、経営学研究技術テーマ

●素材産業における事業戦略●イノベーション・マネジメント●持続的な競争力のあるビジネスモデルの構築と運用●電子材料事業分野の競争戦略研究技術内容

これまで企業および事業に関する事例を十社以上書かせて頂き、特に研究者・技術者の方々と深く討議する機会を多くもたせて頂いております。なかでも、素材(石油化学・医薬・電子材料etc)産業に関しては、特に知見もございますので、どうぞ気軽にご相談ください。産業への利用

業界、企業の詳細分析を通じて、実践的かつ論理的な経営(事業)戦略立案および改善点の抽出等を行うことができます。特定事業・製品開発・事業化に関する事例研究も多く手がけています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

連携の仕方によって様々な方法がございますので、詳細はご相談の上決めさせていただきます。

キシモト タ イチ

岸本 太一 講師研究技術分野 国際経営論、グローバル技術経営論、

経営戦略論、ビジネスエコノミクス、中小企業論、産業集積論、地域経済論

研究技術テーマ

●日本企業の国際技術経営に関する実態把握と理論構築●日系中小企業の海外展開と国内拠点への影響●日系中小企業の産業空洞化への適応パターン●日本発サービスイノベーションの海外展開●日本型ビジネスモデルのアジア展開研究技術内容

近年、日本企業の海外展開は、活発化している。国際経営は、最大のテーマの一つになりつつある。その一方で、日本企業の国際経営に関する研究は、まだまだ発展途上の段階にある。少なくとも、二つの大きな課題が残されている。一つ目は、実態把握の対象範囲の拡大、という課題である。これまでの研究では、製造業大企業の先進国展開を対象に行われることが、多かった。しかし、最近では、非製造業や中小企業でも海外展開が活発化しており、新興国への進出も増えてきている。それらを調査対象に加える必要があるだろう。二つ目は、日本企業の事例からの理論構築、という課題である。日本企業では、欧米企業とは異なる原理で経営が行われていることが多い。そして、日本の原理には、欧米の原理とは異なる得手不得手が存在する。既存の研究では、欧米発の理論の輸入は、活発に行われてきた。しかし、日本企業を対象にした研究では、実態把握を最大の目的にした研究が多数派であった。把握した実態を基に帰納的に理論構築を試みる活動にまで足を踏み入れた研究は、まだまだ少ない。以上の二つの課題の解決に貢献することを目的に、研究活動を行っている。産業への利用

上述したように、日本企業では製造業、大企業、先進国展開、に該当しない海外展開が増えつつある。また、欧米企業と異なる原理で経営を行っている企業も多い。以上を踏まえると、日本の実業界においては、非製造業、中小企業、新興国展開に関する実態把握へのニーズと、日本企業の事例を基にした帰納的な理論構築へのニーズは、大きいと予想される。研究により蓄積した実態調査の結果や理論は、これから海外に進出しようと考えている日本企業に対して、あるいは、既に進出しているが国際経営で悩んでいる日本企業に対して、何らかの示唆や指針を与える可能性も持っている。言い換えれば、産業界は、示唆や指針の獲得という形で、本研究を利用することができる。経営学の研究では、企業の調査への協力が不可欠である。それは、国際経営というテーマにおいても、変わらない。企業の協力がなければ、正確かつ詳細な実態把握もそれを基にした理論構築も、不可能である。本研究では、業種や企業規模、進出先に関わらず、訪問調査(インタビュー+現場見学)やアンケート調査に協力して頂ける企業を、幅広く探している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携

イノベーション研究科

東京理大

202 東京理科大学

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イノベーション研究科 知的財産戦略専攻アサ ミ セツ コ

淺見 節子 教授研究技術分野 知的財産研究技術テーマ

●国際的な知的財産制度●特許審査実務●化学分野の特許●特許審査の品質評価研究技術内容

知的財産のうち、特に特許に関して、国際的な制度の枠組みを研究している。特許審査の品質の評価手法について研究している。化学分野の特許審査実務を研究している。

イシ イ ヤスユキ

石井 康之 教授研究技術分野 知的財産経済、知的財産経営、知的財

産統計、知的財産評価研究技術テーマ

●発光ダイオード研究技術内容

発光ダイオードの原理的な研究は実施していませんが、この関連技術が日亜化学という企業の中で、どの程度の経済的価値を有しているかについて研究しています。産業への利用

私の研究は、事業化というよりも、各企業が独自に評価を実施できるように、教育・啓蒙することにあります。所属研究室

イノベーション研究科知的財産戦略専攻 石井研究室所有研究装置

私の頭

オギ ノ マコト

荻野 誠 教授研究技術分野 知的財産権の活用研究技術テーマ

●知的財産権の活用戦略●特許ライセンス交渉●知的財産契約●知財紛争処理研究技術内容

知的財産権の活用戦略を特許のライセンス交渉、知財紛争処理の観点から研究している。所属研究室

イノベーション研究科 荻野研究室

オ ゴセ ユ ミ

生越 由美 教授研究技術分野 日本ブランド、地域ブランド、特許、

実用新案、意匠、商標、不正競争、著作権、知財教育、知財政策、文化政策、先端技術、伝統技術、暗黙知、文化産業

研究技術テーマ

●文化産業●日本ブランド・地域ブランド●知的財産の保護と利用のバランス●知財政策●先端技術の保護研究技術内容

日本は先端技術と文化という二つの強みがあるが、これらに関する認識と保護と活用が遅れているため、日本の国際競争力に転化できていない弱みがある。そこで、先端技術と文化を知的財産の観点から認識し、保護し、活用する戦略の構築こそが日本の生き残り戦略になると考えられる。先端技術と文化の両者を共に見据えながら日本の優位性を発揮させる戦略について研究している。産業への利用

日本の知財戦略と共に、47都道府県毎の知財戦略を検討している。具体的には、沖縄県、埼玉県などの知財戦略を構築している。同時にiPs細胞などの日本の先端技術の知財戦略を検討している。科学技術と文化のそれぞれの知財戦略とこれらを融合した領域の知財戦略を検討している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

2006年の東京財団の委託研究。2008年の山形県とNHKドラマ「おしん」のコラボ研究。2012年の琉球テキスタイルのジャパンブランドに対する支援。NPO法人21世紀構想研究会において知財政策を議論。

クサ マ フミヒコ

草間 文彦 教授研究技術分野 著作権/商標権ライセンシング研究技術テーマ

●コーポレイトライセンシング(飲料、食品、自動車など)の現状●コーポレイトライセンシングの社会性とミッション●コーポレイトキャラクターの成立とそのライセンシング●NPOライセンシング(UNICEF他)●ライセンシングビジネスとドネーションとの親和性研究技術内容

米国では小売価格で2兆円強のマーケットを持つ企業名、企業キャラクター、企業の主商品名のライセンス、すなわち“コーポレイト・ライセンシング”は、マーケティングの一手法として認知されている。しかしながら日本における同ライセンスの実態は、まだ非常に小さい規模である。この主たる原因は企業が第三者に自身の資産である商標や著作権の2次使用を許すことに対するリスクをオポチュニティよりも大きく受け止めてしまうことと、それに対する契約、保険、品質管理などのコンプライアンス面をきちんと説明し、且つ実行できるサポート企業や専門家が不足していることにあると思われる。コーポレイトライセンスは、企業のCSRにもつながるものであり、今後日本において、どのような方法、戦略、法的な安全性の担保をもって、この分野を活性化できるかが研究のテーマとなる。産業への利用

東京理大

イノベーション研究科

203東京理科大学

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ブランドの指名性の強い最終消費者向け商品、すなわち、自動車、飲料、食品、雑誌などが想定されるマッチング業界と考えられる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、国際的産学連携具体的な産学連携内容

現在、イノベーション研究科知的財産戦略専攻として、一般社団法人日本ライセンシング・ビジネス協会(LIMA JAPAN/米国NPO法人、LIMA/国際ライセンシング産業マーチャンダイザーズ協会、InternationalLicensing Industry Merchandisers' Association)と産学協同覚え書きを交わし、情報の交換、セミナーの開催、知的財産戦略専攻の講義(草間文彦、「商品化権ライセンス実務」)への特別講師のLIMA JAPANからの派遣などを行っており、今後研究分野でも活動を拡大する予定。所属研究室

MIP草間研究室

スズ キ キミアキ

鈴木 公明 教授研究技術分野 デザイン思考、意匠法、知財価値評価研究技術テーマ

●デザインの経済価値分析●意匠出願戦略●トゥールミンロジックおよびデザイン思考による立論の枠組みの探究●デザイン思考によるイノベーション研究技術内容

技術、ブランドに続く無形資産として近年注目されているデザインの適切なマネジメントを行うために、その価値を経済的に分析することを目的としている。アップル・サムスンの知財訴訟に象徴されるように、近年デザインに係る権利とその経済的インパクトが注目を浴びている。デザインに係る知財権(意匠権)を有効に取得し、ビジネスを成功に導くための出願戦略を探究している。知財権の取得と活用のためには、特許庁または裁判所において、特許庁またはライバル企業との間でディベートと同様の論理的な文章作成が求められるが、いまだ体系化されているとは言い難い。争いに勝利をおさめるための論理を、トゥールミンロジックおよびデザイン思考の枠組みを用いて構築するための枠組みを探究している。近年のイノベーションは、技術起点型からデザイン思考にシフトしている。デザイン思考に基づくイノベーションについて、理論、実証、実践の各面から探究し、我が国産業の復興に貢献することを目指している。産業への利用

デザイン思考に基づくイノベーション創出の枠組みを導入する(製造業・サービス業) 工業製品のデザイン権を戦略的に取得し、超過利潤を追求する。知財権の取得、無効審判・侵害訴訟への対応等において、論理性の高い意見書、請求書、訴状等を作成し、知財争訟において勝利を納める。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

東和知的財産研究所の所長として、高度知財マネジメントの理論と実践に関する研究と成果の公表等を行ってい

る。国際特許事務所に対し、顧問として出願戦略、審判請求書の作成等についてコンサルティングを行っている。特に、拒絶査定不服審判の請求においては、デザイン思考とトゥールミンロジックを駆使した「請求の理由」を立論して特許庁審査官に反論し、知財権の取得に導くことに貢献している。IT系ベンチャーに対し、顧問として特許出願とビジネス展開についてコンサルティングを行っている。所属研究室

イノベーション研究科鈴木公明研究室

ハシモト チ カ コ

橋本 千賀子 教授研究技術分野 商標、不正競争、知的財産、模倣品、

意匠、ブランド、デザイン研究技術テーマ

●商標法●不正商品問題●デザイン・ブランドの保護研究技術内容

商標制度及びブランドの保護についての研究をしている。特に非伝統的商標、国際的なブランドの保護、不正商品問題について専門的かつ実務的な検討を行っている。

ヒラツカ ミツヨシ

平塚 三好 教授研究技術分野 知的財産、特許工学、特許実務研究技術テーマ

●IT(ソフトウエア&ハードウエア)・エレクトロニクス・ビジネスモデル関連の知財●米国・欧州の知的財産●イノベーションと知財、ソフトウエアと知財、サイバー攻撃と知的資産防衛●防衛技術の流出問題、パテント・トロール●危機管理研究技術内容

技術移転に必要な知的財産の取り扱いや、国内外産学連携の仕組み等について、研究しています。産業への利用

研究成果の事業化・製品化に必要な知的財産の取り扱いや、国内外産学連携の仕組み等そのもの。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

上記研究テーマに即した知的財産関連の研究につき、共同研究等に応じます。

ミヤタケ ヒサヨシ

宮武 久佳 教授研究技術分野 著作権、文化資源、メディア、ジャー

ナリズム研究技術テーマ

●知財とメディア●情報独占と模倣社会研究技術内容

イノベーション研究科

東京理大

204 東京理科大学

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模倣をベースに社会がいかに成り立つのかを理解するため、歴史や文化、哲学を掘り下げつつ、知財法に照らし合わせている。可能な産学連携形態

共同研究

ヒラヤマ ケン タ ロウ

平山 賢太郎 准教授研究技術分野 法学研究技術テーマ

●知的財産法と独占禁止法との相互関係研究技術内容

知的財産法と独占禁止法との相互関係可能な産学連携形態

国際的産学連携

総合研究機構ア ベ マサヒコ

阿部 正彦 教授研究技術分野 コロイドおよび界面化学、有機工業材

料研究技術テーマ

●新規の界面活性剤の合成と溶液物性●界面化学的手法を用いたナノ機能性物質の創生●リポソーム、ベシクル、マイクロカプセルの調製と応用●高付加価値酸化チタン光触媒の創生●ゴミの科学研究技術内容

新規の界面活性剤の合成と溶液物性、界面化学的手法を用いたナノ機能性物質の創生、リポソーム、ベシクル、マイクロカプセルの調製と応用、高付加価値酸化チタン光触媒の創生、界面のナノスケール直接観察、超臨界流体に関わる界面化学、ゴミを有効利用する分野に関する基礎・応用研究を幅広く行い、国内外に情報発信しています。産業への利用

企業との共同研究も精力的に行っています。セルロースの有効利用について数年前から開始した。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

上記テーマに関連した共同研究・受託研究は歓迎いたします。

クロ ダ レイ コ

黒田 玲子 教授研究技術分野 固体化学、結晶学、キラル化学、分光

学、発生生物学研究技術テーマ

●結晶化過程におけるキラリティーの創生、転写、増幅の達成●結晶状態に特有の反応の開発●凝集状態のキラリティー測定と装置開発●発生過程における左右のボディプラン形成メカニズム

の解明研究技術内容

溶液より立体選択性が高く、副反応産物が少なく、かつ、環境に悪い有機溶媒を用いない固体反応の基礎を追求している。固体状態特有の異方性による偽の信号が含まれない、かつ、サンプルを水平に保持することで、ジェルなどの流動的試料を測定できるキラル分光装置を開発してきたが、さらに、マルチチャネルで、波長スキャン不要の高速データ取得可能なものを開発中である。結晶化過程を使うことで、他のキラル成分が関与することなく、左右の光学分割ができるシステムの開発を行っている。産業への利用

・キラルな食品添加物、医薬品、農薬等の開発 ・アミロイド蛋白等、蛋白・ペプチドの凝集過程の研究 ・固体有機発光体の開発 ・波長スキャン不要の高速マルチチャネルキラル分光装置の短波長側S/N比の改善と産業化を目指している。よきパートナーを求めている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

キラル分光装置開発 (国内特許、対米特許取得)その他所属研究機関

理工学研究科応用生物科学専攻所属研究室

黒田研究室所有研究装置

単結晶X線構造解析装置、粉末X線回折ー示差熱分析装置、共焦点レーザー顕微鏡、DNAシークエンサー、マイクロマニュピレーター、固体状態測定可能キラル分光装置3台、CPL等

コ バヤシ キョウイチ

小林 恭一 教授研究技術分野 火災、地震、津波火災、消防、防災、

避難、安全、危機管理、防火法令、建築防火、行政、法令、防火安全、アジア、中国、韓国、ベトナム、タイ、バングラデシュ

研究技術テーマ

●アジアの防火法令の比較研究●高齢者・弱者の避難安全方法に関する研究●危機管理センターのあり方及び必要なシステムに関する研究研究技術内容

ここ数年、アジア諸国では、高層ビルや大規模な複合ビルが急激に林立しつつある。また、大都市への人口集中、生活様式や使用エネルギーの変化、住居形態・建材・設備の変化、密閉性の変化、住宅内部の家具調度類の材質や量の変化などが急速に起こっている。これらの変化は、必然的に火災危険の変質や増大を伴うが、変化が急激なため対応が追いついていない。このような現状の改善に日本の経験や知識を活かすため、アジア諸国の火災の状況、防火法令の整備の状況、建築物の防火安全対策の現状等を調査するとともに、現地で防火教育を実践し、その成果を踏まえて、各国の状況に応じた安全対策を立案し、指導・教育を行っている。産業への利用

消防・防災業界で、アジア諸国に製品販路を拡大し又は

東京理大

イノベーション研究科

東京理大

総合研究機構

205東京理科大学

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製造工場を立ち上げる場合には、現地の火災の実態、防火法令の整備状況、行政機関の状況などの情報を知ることが不可欠である。当研究室では、この分野でベトナム、バングラデシュ及び韓国と深い交流関係があるほか、中国、タイ、台湾についても交流関係を築いており、関係業界に情報を提供できる。また、政府や地方自治体の危機管理センターをサポートする情報システム機器は、様々な能力を備えているが、職員や運用の実態を知らずに作られているため、使いこなせていないのが実態である。この分野について、長年にわたり消防庁や静岡県の危機管理を実践してきた経験から、実用に耐えるシステム開発の方向をアドバイスすることができる。可能な産学連携形態

技術相談・指導具体的な産学連携内容

携帯端末の位置情報を利用して、災害時に地下街などに取り残された被災者の位置や救助隊の位置を正確に把握し、あたかも建物を透視するかのように立体地図上で確認して救助活動のオペレーションに用いることができる、建物透視救助システムの開発を、(一財)日本消防設備安全センターと協力して開発中である。所属研究室

小林研究室

セキザワ アイ

関澤 愛 教授研究技術分野 建築計画、都市計画、火災安全工学、

避難計画、統計分析研究技術テーマ

●高齢化社会における防火、防災の研究(住宅防火、高齢者施設防火)●高層ビルや地下空間における避難安全計画(避難シミュレーション、エレベータ避難)●地域における自主防災力の向上に関する研究(自主防災組織の調査)●大規模震災時の同時多発火災対策に関する研究(延焼シミュレーション、消防力運用シミュレーション)●重要文化財建造物の保存と調和する防火対策のあり方に関する研究研究技術内容

主な研究テーマの1つは「住宅火災による死者の発生リスクとその低減対策に関する研究」である。これは、最近、設置が義務化された住宅用火災警報器以外の対策にも視野を広げて総合的な死者低減対策を模索することを目的としたものであり、グルームホームなどいわゆる高齢者施設等を含めて、高齢者居住の問題と関連して住宅防火の課題をとらえている。この他にも、大都市直下での大規模地震時の減災を目的とした「地震時における火災被害予測と消防力による減災に関する研究」がある。延焼や消防力運用のシミュレーションに基づき、首都圏や関西圏の主要都市を対象にケーススタディを行い、減災対策のあり方を検討している。さらには、最近新しく開始した研究テーマとして「重要文化財建造物の活用保存計画における防災計画」があげられ、幾つかの具体例を対象としつつ文化財保存と調和した総合的な防災計画のあり方に関する研究を行っている。研究スタイルとしては、建築防災、都市防災の両面にわたって調査データや事故データを活用した統計・確率的な分析、あるいは

シミュレーション技術による解析を通じて防災に役立つ実践的な研究を行っているのが特徴である。産業への利用

延焼予測と消防力の最適運用支援システムは、幾つかの消防本部で指揮運用や訓練で利用されている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

企業などとRIP(低延焼性)たばこの着火性に関する実験的研究を実施している。

タカヤナギ ヒデアキ

高柳 英明 教授研究技術分野 低温電子物性研究技術テーマ

●超伝導体-グラフェン接合●SrLa2O4-SQUID●超微細InAsリング研究技術内容

量子力学現象を追求するために、メゾスコピックなサイズの超伝導素子を作成し、その特性をあきらかにしている。産業への利用

超伝導量子コンピューターを目指している。今後の課題は、長いコヒーレンス時間の実現と、多素子化である。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

高柳研究室所有研究装置

希釈冷凍機、無冷媒希釈冷凍機、真空蒸着装置

タケ ダ ケン

武田 健 教授研究技術分野 ナノ材料、次世代影響、リスク評価、

PM2.5研究技術テーマ

●ナノ材料の胎児期曝露による次世代影響メカニズム●ナノ粒子の生体への影響、取り込み、輸送、蓄積機構●ヒトへの外挿を目指したナノ材料の健康影響評価手法●空気清浄機が放出するナノイオン粒子の次世代健康影響研究技術内容

我々はナノ粒子の次世代影響の全容を明らかにし、そのリスクを効果的に回避する方策を見出すことを目的として研究を行っています。ナノ粒子(粒径100nm以下の超微小粒子・材料)は胎盤を通過し、妊娠中の母体から胎児・次世代個体に移行することが明らかになりました。これは、ナノ粒子が次世代・子どもに独特の影響を及ぼす可能性を示唆するものでした。我々はこれを踏まえ、既存のナノ材料および今後開発され得る新規ナノ材料の次世代影響(発生毒性)をスクリーニングできる簡便な実験系の構築を目指すとともに、この影響・毒性発現の予防策を講じるためのメカニズム研究を進めています。産業への利用

バイオ・ナノ技術としては、ナノ粒子の特徴を踏まえ、その性状を制御することによりナノ粒子特有の有害性を

総合研究機構

東京理大

206 東京理科大学

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抑制することを目指しています。新規材料の優位性を検証するために、生体に入り得る新規のナノ材料を保有もしくは開発中の共同研究パートナーを探しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

ナノ粒子や類似活性種を放出し得る消費者製品の健康リスク評価を行っています。(2011年~、継続中。)その他所属研究機関

総合研究機構 戦略的環境次世代健康科学研究基盤センター所属研究室

薬学部 武田研究室所有研究装置

アイソラックチャンバー動物都幾ユニット、ディーゼル排ガス曝露装置、ヒュームフード、パーティクルサイザー、ウルトラミクロトーム、マウス用行動評価装置、透過電子顕微鏡、ティシュー・テッククライオ3、自動固定包埋装置、バイオアナライザ電機泳動ノートシステムリミテッド、マイクロウェーブ分解装置、リアルタイムPCR

ナカ ダ トキ オ

中田 時夫 教授研究技術分野 化合物系薄膜太陽電池研究技術テーマ

●CIGS薄膜太陽電池の高効率化に関する研究●太陽電池用透明導電膜の提案・作製・評価●半導体表面・界面物性の制御と電子デバイスへの応用に関する研究●CdフリーCIGS太陽電池●超高効率CIGS系太陽電池研究技術内容

今、クリーンなエネルギーとして、太陽光発電に期待が高まっています。そこで安価で高い変換効率をもつ太陽電池が必要となります。本研究室ではこの有力候補の1つとして注目されるCIGS薄膜太陽電池を中心に、新しい太陽電池材料の探索や、新しい構造を有する太陽電池の提案など特色のある研究を行っています。具体的な産学連携内容

NEDO革新的太陽光発電技術研究開発(革新型太陽電池国際研究拠点整備事業)低倍率集光型薄膜フルスペクトル太陽電池の研究開発、NEDO太陽エネルギー技術研究開発 太陽光発電システム次世代高性能技術の開発CIS系薄膜太陽電池の高効率化技術の研究開発所有研究装置

多元スパッタ装置、分子線エピタキシー(MBE)装置、電界放射型走査電子顕微鏡、ソーラーシミュレーター、MOCVD、ALD、ICPなど製膜/膜評価および太陽電池作製/評価に関する装置群。

フクヤマ ヒデトシ

福山 秀敏 教授研究技術分野 超伝導、強相関電子系、分子性結晶、

物性II研究技術テーマ

●分子系の物性●超伝導●磁性●電荷秩序●モット絶縁体研究技術内容

「物質」(「生物物質」を含む)と「材料」に関する物性物理学の視点に立った研究。(「元素戦略ー拠点形成型」がその典型例)可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

文科省「新元素戦略」(正確には「元素戦略<拠点形成型>」)運営統括会議委員。

モリ タ マサヒロ

森田 昌宏 教授研究技術分野 火災科学研究技術テーマ

●火災/避難シミュレーション●難燃剤・燃焼理論(反応速度論含)●暗号技術<秘密分散法>研究技術内容

○リアルタイムで火災シミュレーションするために、GPU計算でK-�法やLES法を用いたフィールドモデルの精度を上げています。○火災避難シミュレーションをするために、火災シミュレーションを組み込んで結果を可視化しています。○太陽光発電装置が事故を起こした場合にその機能を喪失するために新しい消火剤等<難燃剤>の開発を行っています。○アルコール含有のガソリン等の石油類の火災を消火するために、新しい泡消火剤の開発を行っています。○秘密分散分割法/楕円暗号による大規模データの暗号化産業への利用

○難燃剤の開発のために、薬剤・実大実験を行える共同研究を希望しています。○シミュレーションプログラムを利用して、避難検証法等を行い設計・企画・訓練に利用する共同研究を希望しています。○シミュレーションプログラムのバージョンアップをする共同研究パートナーを探しています。○秘密分散分割法/楕円暗号のプログラムでの大規模データの暗号化を共同研究を希望しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

○秘密分散法アルゴリズムとプログラムの提供所属研究室

森田研究室所有研究装置

GPU搭載PC

テラシマ チ アキ

寺島 千晶 准教授研究技術分野 プラズマ化学、ダイヤモンド、光触媒、

電気化学、分析化学研究技術テーマ

●太陽光利用ハイブリッド光触媒による二酸化炭素の高

東京理大

総合研究機構

207東京理科大学

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効率還元●液中プラズマ処理技術の開発●ダイヤモンド光触媒の開発●可視光応答型光触媒の開発と水処理への応用研究技術内容

ありふれた元素から構成された安定な材料による光触媒材料を開発するため、材料探索と材料合成手法の一つである液中プラズマ技術の開発を行い、二酸化炭素還元や水処理といった応用展開を目指している。産業への利用

光触媒材料をユニット化し、システムへと発展させるための融合化研究開発により、産業利用へと結び付けたい。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

新規光触媒材料と特殊光源との組み合わせによる高効率物質変換技術の開発。新材料合成に必要なプラズマ反応器の開発。水耕栽培式植物工場の水処理技術の開発。所属研究室

光触媒国際研究センター所有研究装置

マイクロ波プラズマCVD装置、マグネトロンスパッタリング装置、反応性イオンエッチング装置、プラズマ発光モニタ、液中プラズマ用パルス電源、湿式微粉砕機・分散機、還元雰囲気炉、熱重量測定・示差熱分析装置、インピーダンスアナライザーなど

ミズ ノ マサユキ

水野 雅之 准教授研究技術分野 火災安全、人間行動・安全、建築・都

市防災、避難シミュレーション研究技術テーマ

●都市空間における広域避難リスクの分析技術●災害弱者の避難手段●各種施設からの避難誘導技術●建築防災設計の実現可能性の評価技術●燃焼生成ガスの分析技術研究技術内容

<都市空間における広域避難リスクの分析技術> 例えば、都市火災を対象とした場合、延焼危険性や広域避難行動をそれぞれ独立して評価し、出火延焼モデルと避難流動モデルが提案されているが、現象予測にとどまらずこれらを統合した広域避難リスクを評価する技術である<災害弱者の避難手段の分析技術> 例えば、車いす利用者の階段避難は困難であるが、それを人間工学の視点から分析し実現するために必要な対策や工夫などを分析する技術である。<各種施設からの避難誘導技術>施設内に存する者に避難の必要性を知らせることにはじまり、施設の外に避難するまでの間に必要となる情報伝達や人の行動を制御、補助することで避難誘導するための方法を提供する技術である。避難シミュレーションも活用も可能である。<建築防災設計の実現可能性の評価技術> 建築火災における人命安全や構造安定に関わる予測計算技術である。<燃焼生成ガスの分析技術>材料から製品まで広範なスケールでの燃焼実験によるその生成ガスの分析技術産業への利用

<都市空間における広域避難リスクの分析技術> 地域

防災分野 <災害弱者の避難手段> 福祉用具分野 <各種施設からの避難誘導技術> 各種施設の管理運営分野 <建築防災設計の実現可能性の評価技術> 建築防災計画・設計分野<燃焼生成ガスの分析技術>材料や製品の開発分野可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携その他所属研究機関

国際火災科学研究科所属研究室

水野研究室所有研究装置

コーンカロリーメータ試験装置、ファニチャーカロリーメータ試験装置、FTIRガス分析計(火災科学研究センター)

ウメザワ マサカズ

梅澤 雅和 講師研究技術分野 ナノ材料、幼少児健康、リスク評価、

リスクコミュニケーション、次世代影響

研究技術テーマ

●ナノ材料の胎児期曝露による次世代影響●環境要因による生体影響評価系の構築●オミクスデータとバイオインフォマティクスを活用した生体複雑系の理解●脂質(栄養)摂取と子どもの健康●市民によるナノ粒子のリスクの自主的管理を目指したリスク情報共有システムの構築研究技術内容

我々はナノ粒子の次世代影響の全容を明らかにし、そのリスクを効果的に回避する方策を見出すことを目的として研究を行っています。ナノ粒子(粒径100nm以下の超微小粒子・材料)は胎盤を通過し、妊娠中の母体から胎児・次世代個体に移行することが明らかになりました。これは、ナノ粒子が次世代・子どもに独特の影響を及ぼす可能性を示唆するものでした。我々はこれを踏まえ、�材料の性状を制御することにより有害性を抑える技術の開発、�新規材料ならびに環境要因による生体影響評価系の構築を進めています。さらに、様々な材料の実例での有害性の検証・リスクの評価と併せ、�ナノ材料のリスクを効果的に回避するためのリスク情報の共有システムの構築を目指しています。産業への利用

バイオ・ナノ技術としては、ナノ粒子の有害性の特徴を踏まえ、その性状を制御することによりナノ粒子特有の有害性を抑制することを目指しています。新規材料の優位性を検証するために、生体に入り得る新規のナノ材料を保有もしくは開発中の共同研究パートナーを探しています。また、社会学との融合研究課題の進展に向けて、ナノ粒子のリスクの自主的管理のできる教員・保育・医療従事者との協力体制を構築したいと模索しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

ナノ粒子や類似活性種を放出し得る消費者製品の健康リ

総合研究機構

東京理大

208 東京理科大学

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スク評価を行っています(2011年~)。ナノ粒子除去技術の性能評価のための情報提供を行っています(2013年~)。所属研究室

総合研究機構 戦略的環境次世代健康科学研究基盤センター所有研究装置

浮遊微小粒子測定装置(個数濃度、質量濃度、粒度分布)、定量的PCR装置、レーザーマイクロダイセクション、クライオスタット、ミクロトーム、ウルトラミクロトーム

オオタニ タカシ

大谷 卓 講師研究技術分野 複素環化学、合成化学、材料化学研究技術テーマ

●含窒素複素環化合物の合成と物性評価●含硫黄複素環化合物の合成と物性評価研究技術内容

新規な材料として有用な含窒素及び、含硫黄複素環化合物の合成と物性評価について研究を行っている。

ノ ジマ マサシ

野島 雅 講師研究技術分野 分析化学研究技術テーマ

●バイオ分子構造解析用マスフィルター・質量分析器の開発●二次イオン質量分析を用いた黄砂の同位体分析●3次元アトムプローブの高精度化に関するシミュレーション●X線光電子回折法を用いた超薄膜材料の構造解析●新しい原理を用いた質量分析器でのイオン軌道シミュレーションとその評価研究技術内容

本開発は、全く新しい原理の質量分離器を開発することによって、これまでの質量分析技術を一新することを目標とする。現在我が国の質量分析装置市場は、海外で開発された要素技術により製品群も海外勢に席捲されている。本開発は、この現状に風穴をあけるインパクトのある成果が期待できる。1919年Astonにより速度収束型質量分析器が開発された。ほぼ時を同じくして、Dimpsterにより現在の形に近い単収束質量分析計が開発された。1946年W.E.Stephensらにより飛行時間型質量分析器(TOF-MS)が開発された。1953年にW.Paulによって四重極型質量分析計(Q-MS)が開発された。それ以降それぞれの技術は成熟し、イオン化法の革新により様々な質量分析法が開発された。一方で、これまでにない原理を用いた質量分離器の開発については等閑になっている。このままでは、我が国の技術革新が頭打ちになってしまうことが容易に予測される。本開発は、これまでの質量分析技術にはない測定原理・測定アルゴリズムに基づいて未踏の測定分野を開拓する。産業への利用

私共は、今まで見ることのできなかった世界を可視化することをブレークスルーとして、可視化技術を製品化することを目的としております。現在のところ、バイオ分子構造解析用マスフィルター・質量分析器の開発を行っ

ておりこれが製品化されれば医学分野・環境分野・惑星地球分野・バイオ分野に画期的な装置を開発することが可能となります。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

2009年「研究題目:電子材料の評価技術開発に関する研究」日本企業その他所属研究機関

構戦略的次世代健康科学研究基盤センター、エコシステム研究部門、山岳大気部門所有研究装置

二次イオン質量分析装置、JST先端計測分析技術・機器開発プログラム採択課題プロトタイプ一号機、走査型電子顕微鏡、デジタル顕微鏡

ク ボ タ ケイ

久保田 圭 助教研究技術分野 無機固体化学、固体電気化学、無機工

業材料研究技術テーマ

●リチウムムイオン電池用電極活物質の開発●ナトリウムイオン電池用電極活物質、バインダー、電解液、添加剤の研究開発研究技術内容

リチウムイオン電池の高性能化を目指して、特に正極材料としてリチウム遷移金属酸化物の合成と電極特性の研究に取り組んでいる。さらに、酸化物の結晶構造と電気化学特性には強い相関があり、放射光X線および中性子散乱を利用した構造解析によって充放電反応機構の解明にも取り組んでいる。従来からリチウムイオン電池の充放電反応は遷移金属イオンの酸化還元反応によって進行するとされてきたが、酸化物イオンも充放電反応に寄与していることがわかりつつあり、酸化物イオンの寄与も考慮した新しい電池材料設計を行っている。また、新奇電池反応系の開拓研究として、ナトリウムイオン電池の研究開発にも取り組み、ナトリウムインサーション機構や二次電池特性について、リチウムイオン系との比較検討を推進している。産業への利用

実用性能を念頭においた応用研究とその基礎研究を展開しています。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

日本および海外企業との共同研究経験があり、さらに産官学連携研究員として企業も参画する大型プロジェクトに従事していた経歴をもつ。所属研究室

駒場研究室

ザ ッ カ リ ー イ エ ル

Zacharie Jehl 助教研究技術分野 化合物系薄膜太陽電池研究技術テーマ

●CIGS薄膜太陽電池の高効率化に関する研究●太陽電池用透明導電膜の提案・作製・評価

東京理大

総合研究機構

209東京理科大学

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●半導体表面・界面物性の制御と電子デバイスへの応用に関する研究●CdフリーCIGS太陽電池●超高効率CIGS系太陽電池研究技術内容

今、クリーンなエネルギーとして、太陽光発電に期待が高まっています。そこで安価で高い変換効率をもつ太陽電池が必要となります。本研究室ではこの有力候補の1つとして注目されるCIGS薄膜太陽電池を中心に、新しい太陽電池材料の探索や、新しい構造を有する太陽電池の提案など特色のある研究を行っています。具体的な産学連携内容

NEDO革新的太陽光発電技術研究開発(革新型太陽電池国際研究拠点整備事業)低倍率集光型薄膜フルスペクトル太陽電池の研究開発、NEDO太陽エネルギー技術研究開発 太陽光発電システム次世代高性能技術の開発CIS系薄膜太陽電池の高効率化技術の研究開発その他所属研究機関

総合研究機構 研究部 太陽光発電研究部門所属研究室

中田研究室所有研究装置

多元スパッタ装置、分子線エピタキシー(MBE)装置、電界放射型走査電子顕微鏡、ソーラーシミュレーター、MOCVD、ALD、ICPなど製膜/膜評価および太陽電池作製/評価に関する装置群。

生命医科学研究所ア ベ リョウ

安部 良 教授研究技術分野 血液内科学、免疫学、臨床免疫学、腫

瘍治療学、腫瘍診断学、移植免疫学研究技術テーマ

●補助シグナルの人為的修飾による自己免疫疾患や移植臓器拒絶反応の抑制●アレルギー反応の誘導機構の解明とその治療法の開発●化学療法と免疫療法を組み合わせた新たな癌の治療法開発●マスト細胞のサイトカイン感受性及び腫瘍化メカニズムの解析●T細胞の細胞内シグナル伝達の解析研究技術内容

上記免疫病について実験マウスモデルを用いて研究しているのでin vivo、in vitroでの免疫賦活剤、抑制剤の機能評価は常に可能である。基礎免疫学、分子生物学分野での豊富な経験と実績、臨床内科医としての経験を生かし臨床応用を見据えた先端医療への貢献を目指している。産業への利用

・新規免疫抑制剤や抗アレルギー薬、抗がん剤の開発、・新しい癌免疫療法の開発、・細菌感染の迅速、かつ簡便な検査法の開発。新規血中循環腫瘍細胞の検出法および検出装置の開発。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

上記のテーマに関してはいずれも産学連携が可能。

所属研究室

安部良研究室

イワクラ ヨウイチロウ

岩倉 洋一郎 教授研究技術分野 自己免疫、関節リウマチ、サイトカイ

ン、アレルギー、IL-1、IL-17、C型レクチン、疾患モデル、遺伝子改変マウス

研究技術テーマ

●アレルギー・自己免疫疾患発症機構の解明●アレルギー・自己免疫疾患治療薬の開発●免疫制御を目指した機能性食品の開発●発生工学手法を用いたヒト疾患モデルの開発●骨代謝性疾患の治療薬の開発研究技術内容

発生工学手法を用いて関節リウマチモデルマウスを開発した。これらのマウスを用いて関節炎の発症にはIL-1やTNF、IL-6、IL-17などのサイトカインが重要な役割を果たしていることを明らかにした。現在これらのマウスで病態形成に伴い発現変化の見られた遺伝子について遺伝子改変マウスを作製し、その機能を解析している。その結果、複数の遺伝子が関節炎の発症に重要な役割を果たしていることを見出した。これらのうちの一つは補体の制御に関与していることがわかり、この分子を投与することによって自己免疫性関節炎を治療できることが解った。また、別の分子ではこの分子のリガンドを作用させることにより、炎症を抑制したり、骨破壊を予防することができることが解った。また、食品中の特定の糖鎖化合物が腸管で制御性のT細胞を誘導することによって腸管の炎症を抑制できることを見出した。産業への利用

上記に述べた様に、自己免疫に対する治療薬や骨代謝性疾患に対する治療薬、さらには炎症性大腸炎などの腸疾患を予防する為の機能性食品などの幾つかの候補分子を同定している。今後、動物を使った前臨床試験、GMPグレイドの当該分子の大量生産と人での臨床試験を行う必要がある。また、機能性食品についても人、あるいは家畜での実際の効果を検討する必要がある。製薬企業や食品会社などで興味を持って頂けるところと是非共同開発を行いたい。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

受託研究員の受け入れやアドバイザリボードとしての経験あり。その他所属研究機関

生命医科学研究所ヒト疾患モデル研究センター所属研究室

生命医科学研究所実験動物学研究部門所有研究装置

FACS、マイクロインジェクション装置

エ スミ ヒロヤス

江角 浩安 教授研究技術分野 医学、生化学、がん、ゲノム、メタボ

総合研究機構

東京理大

生命医科学研究所

東京理大

210 東京理科大学

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ローム、活性酸素、低酸素、薬剤開発、予防

研究技術テーマ

●がん微小環境における代謝特徴とがん細胞の生存機構●がん微小環境でのがん細胞線損機構阻害を利用した治療薬開発●がんゲノム、エピゲノム、メタボロームの統合解析●発がん予防薬の開発研究技術内容

がん微小環境の代謝的特性を低酸素低栄養としてとらえ、この微小環境へのがん細胞の適応反応をエネルギー産生、生存戦略の両面から、生化学、分子生物学的に解析をしている。更に、新しいスクリーニング法を開発しこれを用いた天然物、化合物ライブラリー両面からの治療薬スクリーニングを行っている。天然物のうち一部は現在膵臓がん治療薬として医師主導治験を行っている。医師主導治験に伴う付随的トランスレーショナル研究も同時に行っている。がんのゲノム解析により、統合オミクス解析を目指すと同時に、がん治療薬のバイオマーカー探索としての実用化研究も同時に行っている。産業への利用

上に述べた如く、一部は実用化に向けた具体的段階にある。抗がん薬開発に関しては、某企業と共同研究中であり、メタボロミクス研究とバイオマーカー探索は、ヒューマンメタボロームテクノロジーと共同研究中である。ゲノムを中心にしたバイオマーカー探索は某企業と共同研究中である。更に数多くの化合物の開発候補を抱えており、これらの開発のパートナーは未定のものが多い。具体的な産学連携内容

一部は実用化に向けた具体的段階にある。抗がん薬開発に関しては、某企業と共同研究中であり、メタボロミクス研究とバイオマーカー探索は、ヒューマンメタボロームテクノロジーと共同研究中である。ゲノムを中心にしたバイオマーカー探索は某企業と共同研究中である。その他所属研究機関

総合研究機構アカデミックディテーリング所属研究室

生命医科学研究所

キタムラ ダイスケ

北村 大介 教授研究技術分野 免疫学、アレルギー学、抗体作製法、

細胞療法研究技術テーマ

●免疫応答・記憶形成の制御機構●IgEを介したアレルギー発症機構の解明●in vitro特異抗体産生系の開発●がん治療のための自家B細胞移入療法の開発研究技術内容

これまでに、独自に樹立したフィーダー細胞を用いてマウスおよびヒトB細胞の長期培養(iGB細胞培養系)が可能となった。この系では、IgG陽性およびIgE陽性の胚中心様B細胞(iGB細胞)を大量に産生することが可能であり、また、iGB細胞は移入された個体で記憶B細胞あるいは抗体産生細胞に分化し得る。この系と遺伝子改変マウスを組み合わせて、免疫応答制御、記憶形成、アレルギーの発生機構などを研究している。このような方法論により、ヒトの疾患の原因解明、治療法開発に貢

献する研究を行なっている。また、iGB細胞培養系を用いて、in vitroで抗原特異的B細胞を選択し、マウスおよびヒトのモノクローナル抗体をin vitroで作製する方法を開発している。さらに、このB細胞をin vivoに戻すと長期に抗体を産生し続けることから、がんや慢性感染症等に対する自家B細胞移入療法の実現をめざす。産業への利用

1)IgE陽性B細胞を標的としたアレルギー治療法の開発:抗体医薬開発あるいは低分子化合物のスクリーニング系開発 2)B細胞長期培養系を用いた抗原特異的マウスおよびヒト抗体のin vitro産生系の開発:汎用抗体医薬作製方法の開発 3)自家B細胞移入療法の開発-抗体医薬注射に代わる細胞療法:細胞療法のノウハウを持つ共同研究パートナーを探しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

2013.1~ 共同研究(JST委託研究A-STEP「新規完全ヒト抗体作製方法の確立」)その他所属研究機関

ヒト疾患モデル研究センター、総合研究機構イメージングフロンティア研究部門所属研究室

北村研究室

ク ボ マサ ト

久保 允人 教授研究技術分野 医科学研究技術テーマ

●アレルギー炎症(気道炎症・皮膚炎症)の理解●インフルエンザワクチン開発を目指した抗体産生機構の解明●インフルエンザに対する防御機構の理解●ヘルパーT細胞:メモリーT細胞機能分化研究技術内容

我々の身体の中で、気道上皮や皮膚は外界から身体を守るバリアとして常に外部と接する重要な器官である。アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)や外来性ウイルスも気道上皮や皮膚を通って我々の身体に入ってくるため、これら臓器は感染防御の最前線にいることから炎症を引き起こしやすい。すなわち、気道上皮や皮膚はバリアとして働くだけでは無く、自然免疫と獲得免疫を繋ぐ重要な働きを持つ器官と考えられる。そこには自然免疫系細胞(マクロファージ・樹状細胞・肥満細胞・好塩基球・好中球・好塩基球・自然リンパ球)から生み出された情報を獲得系免疫細胞(T細胞・B細胞)へと繋ぐクロストークがあることで炎症病態が形成される。私の研究室では、アレルゲンやインフルエンザ感染の際に起こる気道炎症に焦点を当て、自然免疫反応の理解とともに、如何に自然免疫反応で形成された情報が、獲得免疫に繋がって行くのかを理解することで、アレルギー性炎症の理解、何故アレルギーになるとIgE抗体が必要か?インフルエンザ感染が何故ホストを殺すのか?インフルエンザに対して効果が高いワクチンは?などの疑問に答えていく研究を行っている。産業への利用

アレルギー炎症を理解することで、アレルギーを制御する自然免疫細胞・獲得免疫細胞をターゲットした低分子

東京理大

生命医科学研究所

211東京理科大学

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化合物検索システムの構築インフルエンザによる気道炎症を理解することで、炎症を制御する自然免疫細胞をターゲットした低分子化合物検索システムの構築新しいインフルエンザに対するワクチン開発可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究具体的な産学連携内容

アレルギー疾患や感染症に対する新治療法開発のための病因ターゲット分子の同定・阻害剤の開発所属研究室

サイトカイン制御研究チーム

ゴ イ ツカ リョウ

後飯塚 僚 教授研究技術分野 再生医療、免疫制御、基礎獣医学、実

験動物学、発生工学研究技術テーマ

●脾臓間葉系幹細胞の同定ならびに再生治療への応用基盤の確立●免疫・造血ニッチとしての脾臓微小環境の形成ならびに再生の制御機構●皮膚・胸腺上皮細胞間の分化転換を応用した人工胸腺構築法の開発●Cre-loxP技術を用いたレポーター・細胞運命追跡マウスの作製ならびに解析●腎臓被膜下移植法を用いた組織再構築研究研究技術内容

脾臓の微小環境は免疫応答の場として機能する白脾髄および辺縁帯、老化赤血球の破壊や貧血時の髄外造血の場としても重要な機能をもつ赤脾髄という形態学的にも機能的にも異なる領域から構成されている。脾臓の形成や機能については、造血系・リンパ系細胞側からの解析が進む一方で、これら骨髄由来細胞の機能や分化を支持する脾臓ストローマ・間葉系細胞側からの解析は少なく、未解明な部分が多く残されている。我々は脾臓原基の維持・発生に必須の転写因子であるTlx1に着目し、Tlx1発現細胞の局在や細胞運命追跡が可能な新規レポーターマウスを作製・解析した。本研究では、脾臓Tlx1発現細胞が白脾髄や赤脾髄を含む全ての脾臓微小環境形成において幹細胞として機能している可能性について、本レポーターマウスを用いて、発生・再生過程ならびに免疫反応時の脾臓微小環境におけるTlx1発現細胞ならびにそれに由来する細胞の分化・性状・機能について解析を行い、脾臓免疫・造血ニッチ形成機構を明らかにする。さらに、以上の結果に基づいて、脾臓間葉系細胞を用いた免疫・造血ニッチの人工的構築法の開発応用を目指す。産業への利用

本研究は、免疫反応や造血に関与する脾臓微小環境を構成する間葉系細胞の形成および機能を明らかにすることを通して、免疫・造血ニッチとしての脾臓微小環境の特性を明らかにするだけでなく、それを用いた人工的免疫・造血ニッチ構築法開発への道を開くものである。さらに、Tlx1発現細胞は骨髄の間葉系幹細胞と類似した表現型を示すことから、成体脾臓における間葉系幹細胞の存在を解明し、骨髄よりも脾臓のほうが部分脾臓摘出などを用いれば細胞を大量に採取しやすいという利点なども考慮すると、本申請研究成果に基づき、脾臓間葉系

細胞の特性や機能に関する理解が進めば、免疫?造血領域以外の再生医療への応用も期待できる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

発生及び老化研究部門

ナカムラ タケ シ

中村 岳史 教授研究技術分野 脳神経科学、細胞生物学、生物工学研究技術テーマ

●生体分子活性を計測するバイオセンサーの開発●バイオセンサーを用いた先端計測技術の開発●神経回路形成機構の解析●分解経路に依存した神経細胞の恒常性維持機構の解析研究技術内容

蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)の原理に基づいた生体分子活性を計測するバイオセンサーの開発を進めている。この手法は生きた細胞や組織で、特定の生体分子の活性を計測する最も有力な技術であるが、汎用的なセンサーのデザイン法が確立していないために、いくつかの基本デザインのパターンの上でノウハウを活用した形でのセンサーの作製を行っているのが現状である。当研究室では、特にシグナル分子の代表のひとつであるG蛋白質の分子内FRETセンサーに注力しており、中でも小胞輸送の中心分子であるRabファミリーについて実績を挙げている。また、イメージング技術、高度な画像解析技術の発達に伴って、FRETセンサーを用いたイメージング技術の高度化の可能性が見えてきており、共同研究ベースで取り組んでいる。産業への利用

光を用いた分子活性計測は、最も高速なドラッグスクリーニング技術と考えられている。既に各種の開発がなされて、上市されているものも多い。しなしながら、生きた細胞での光を用いた分子活性計測については、FACSベースのFRETイメージングが提案され、一部実際に研究開発現場で用いられているものの、まだまだ一般的ではない。当研究室の主な研究対象であるGタンパク質は従来から有力な創薬のターゲットと考えられており、最近でもRas癌蛋白質の細胞内移行を阻害する薬剤がすい臓がんの増殖を抑えるといった報告がある。したがって、当研究室で開発を進めている各種のGタンパク質に対するFRETセンサーを用いたドラッグスクリーニングの系の作製は創薬シーズの発見に有効であると考えられる。可能な産学連携形態

技術相談・指導所属研究室

中村研究室所有研究装置

FRETイメージングが可能な蛍光顕微鏡1台、全反射FRET蛍光イメージングが可能な蛍光顕微鏡1台、蛍光分光光度計、画像解析専用ソフトウェア4本

生命医科学研究所

東京理大

212 東京理科大学

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コ ゾノ ハル オ

小園 晴生 准教授研究技術分野 タンパク質化学、免疫学研究技術テーマ

●組織適合性抗原依存性自己免疫疾患の発症機構●免疫タンパク質の構造と機能、抗原提示のメカニズム●タンパク質の分泌、分配機構研究技術内容

遺伝子工学、タンパク質工学を駆使した組換えタンパク質の大量作製ができる。タンパク質の分子レベルでの挙動の解析をもとにした病気の理解と創薬、デリバリィを目指す。産業への利用

・薬剤配送の方法の開発、薬剤となりうるタンパク質の調整法の開発、・自己免疫疾患予防法の開発可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

サイトカインや、抗体作製用抗原の大量調整。

ナカ ノ ナオ コ

中野 直子 准教授研究技術分野 免疫学研究技術テーマ

●自己免疫応答の制御●がん免疫応答の制御●レギュラトリーT細胞の分化機構の解析研究技術内容

免疫応答は生体防御の重要な機構であり、これを制御することにより癌や自己免疫病に打ち勝つ方法を開発することを目指している。産業への利用

がんに対する免疫応答を高める薬剤の開発。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究具体的な産学連携内容

本研究室で開発した実験モデルマウスを使用して共同実験等を行う。

ミズ タ リュウシン

水田 龍信 准教授研究技術分野 組換え、免疫学研究技術テーマ

●免疫系組み換え蛋白遺伝子の単離●免疫系組み換え蛋白遺伝子欠損マウスの作製と機能解析●放射線によるDNA二重鎖切断修復機構の解明●機能性高分子素材による細胞死誘導のための基礎研究●原子間力顕微鏡による-分子イメージングとDNA塩基配列決定法への応用研究技術内容

DNA、RNAに関する問題には幅広く対処できる。産業への利用

作製した遺伝子欠損マウスの販売、新規アッセイシステムの製品化。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導

オ ガワ シュウヘイ

小川 修平 助教研究技術分野 免疫学、細胞生物学、分子生物学研究技術テーマ

●T細胞補助シグナル分子の役割の解析●移植片生着延長技術の開発●がん検出技術の開発研究技術内容

免疫システムの制御においてT細胞は中心的な役割を果たしている。T細胞の機能不全は免疫不全となり、異常な活性化はアレルギーや自己免疫疾患を引き起こす。このT細胞の活性化、分化、機能発現には抗原特異的なシグナルに加え、補助シグナル分子を介するシグナルが必要であることが分かっている。多数ある補助シグナル分子の中でもCD28ファミリー分子は非常に重要な役割を果たしている。CD28はT細胞上に発現する糖タンパク質であり、T細胞の活性化やIL-2産生に必須なシグナルを伝達する。このCD28を介するシグナルのメカニズムを明らかにすることを研究対象としている。産業への利用

CD28やファミリー分子であるICOS、CTLA-4の生理的な役割を解明することで、それぞれの分子のシグナルを活性化あるいは抑制する手段を開発することができれば、T細胞の活性や機能発現を制御することができるようになる可能性がある。可能な産学連携形態

共同研究その他所属研究機関

ヒト疾患モデル研究センター、総合研究機構戦略的環境次世代健康科学研究基盤センター所属研究室

生命科学研究所実験動物学研究部門所有研究装置

研究所に存在し共同で使用している研究装置はあるが、個人で所有している大型の研究装置はない。

オ バタ ユウ キ

小幡 裕希 助教研究技術分野 分子生物学研究技術テーマ

●Kitチロシンキナーゼの細胞内動態とシグナル伝達●マスト細胞症の分子機構の解析研究技術内容

Kitチロシンキナーゼは、マスト細胞、カハール細胞、生殖細胞などに発現し、細胞外からのリガンド刺激を細胞内の下流分子に伝達することで、細胞増殖、分化、生存において重要な役割を果たす。したがって、Kitの機能は正確に調節されており、その機能獲得性変異による制御破綻は、細胞を自律増殖に導き、マスト細胞症、消化管間質性腫瘍などの疾患につながることが知られている。しかしながら、Kit変異体が細胞内でどのようにシグナル伝達をしているかは、ほとんど明らかになっていない。当研究室では、免疫の研究過程で、マスト細胞株を樹立し、その中にKit変異体を発現し、自律増殖能を獲得したマスト細胞株を見出した。本研究では、Kit変異体が細胞内のいつ・どこでシグナル伝達するのかを正

東京理大

生命医科学研究所

213東京理科大学

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確に理解することを目的とし、マスト細胞株のKit変異体の時空間解析を試みる。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

生命医科学研究所免疫生物学研究部門安部研究室

スズ キ トシヒロ

鈴木 利宙 助教研究技術分野 免疫生物学研究技術テーマ

●リンパ球減少状態に伴うT細胞の増殖を利用した抗腫瘍効果誘導●腫瘍の免疫回避メカニズム●腫瘍抗原ペプチド/MHC複合体を認識する抗体の作製●移植臓器に対する免疫寛容誘導および寛容破綻メカニズムの解析●骨髄キメラ誘導におけるドナー骨髄内T細胞の役割研究技術内容

生体内のT細胞数は一定に保たれており、外部から移入した細胞は増殖できない。しかしながら、リンパ球減少状態において、T細胞は通常では増殖を誘導できないような弱い刺激に対しても反応し増殖する。このT細胞の増殖をLymphopenia induced proliferation(LIP)と呼ぶ。LIP条件下では、腫瘍抗原に対する反応が増強され抗腫瘍効果が誘導されるに注目し、そのメカニズムを解明することで、生体内における効率のよい抗腫瘍免疫応答の惹起が可能になると考え研究を行っている。また、LIPは移植臓器に対する寛容破綻につながることも報告されており、LIPに伴うT細胞の活性化を抑制する手段が求められている。本研究では、腫瘍に対する免疫応答の惹起ならびに移植臓器に対する免疫応答の抑制を目的とし研究を行っている。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導、国際的産学連携その他所属研究機関

がん医療基盤科学技術研究センター所属研究室

生命科学研究所 安部研究室

総合教育機構ワタナベ タダシ

渡辺 正 教授研究技術分野 環境問題の解剖研究技術テーマ

●地球温暖化問題の考え方●健康リスクの考え方●環境問題の変遷研究技術内容

資源(資金・時間・労力など)の浪費につながらない環境問題対応策を検討している。産業への利用

事業化・製品化にはつながらない。可能な産学連携形態

技術相談・指導

所属研究室

渡辺研究室

生命医科学研究所

東京理大

総合教育機構

東京理大

214 東京理科大学

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山口東京理科大学

ツカモト タケ ヨ

塚本 桓世 学長研究技術分野 材料物性、物性I研究技術テーマ

●MOCVD法による強誘電体薄膜の作製と評価●RFマグネトロンスパッタ法による強誘電体薄膜の作製と評価●ペロブスカイト型プロトン導電体薄膜の作製と評価●RFマグネトロンスパッタ法によるTiO2薄膜の作製と評価●遷移金属酸化物薄膜の軟X線分光による電子構造研究技術内容

MOCVD法・スパッタ法・レーザーアブレーション法・塗布熱分解法などの成膜法を手段して、新規酸化物薄膜の作製と機能性を探索している。主に、ペロブスカイト型構造を持つ酸化物を中心に取り扱っている。産業への利用

Bi層状構造強誘電体は、不揮発性メモリー材料としての応用が期待される。ペロブスカイト型プロトン導電体は、燃料電池やセンサーとして注目されている物質である。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談および指導

工学部 教養サカ イ ヨシ オ

酒井 吉雄 教授研究技術分野 伝導性酸化物、酸化物薄膜、液晶、計

測システム研究技術テーマ

●酸化インジウム薄膜の伝導機構●ナノ粒子添加液晶の誘電特性研究技術内容

液晶材料の基礎的研究のための自動測定システムの開発を行っている。産業への利用

・透明導電膜の特性改善、・液晶のディスプレイへの応用可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

伝導性酸化物の応用、薄膜技術。

ミ ヤマ トモヒロ

見山 友裕 教授研究技術分野 液晶、回路設計、計測、制御、ディジ

タル信号処理(画像、音声)研究技術テーマ

●ナノ粒子添加による液晶の駆動特性改善●組み込みシステム●小型マイクロプロセッサを用いた光応用計測、制御●Visual English(目で見る英語…音声処理、CG)

●画像処理を用いた地理情報システム基本データ作成研究技術内容

マイコンによる計測・制御(ハードウェア)から、パソコンによる情報処理(ソフトウェア)まで幅広く対応可能であると自負しています。産業への利用

・計測・制御の一環として電流センサによる家電利用の状況をモニタリングするものを山口県産業技術センターと県内企業で開発、商品化を行った、・Visual Englishは子音編を作成後販売、現在母音編の完成を急いでいる可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

・地元宇部市商工会議所において技術相談、産学連携のコーディネータを引き受け中小企業を中心に相談を受けている、・計測制御関係から、情報処理関係にも対応している。

イケ ダ ヨウ コ

池田 容子 准教授研究技術分野 イギリス文学、英語教育研究技術テーマ

●イギリス文学(19世紀)●Jane Austen作品の研究研究技術内容

文学作品中で扱われている時代における文化・風俗・思想は、作中人物形成にどのような影響を与えているか検証する。また作品を通じ、絆・愛とは何かを探る。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

池田研究室

カネ ダ カズヒロ

金田 和博 准教授研究技術分野 酸化物材料、機能薄膜形成、電気化学研究技術テーマ

●電解オゾン生成用金属酸化物電極●電解コンデンサのリーク電流発現機構●再生可能エネルギーを用いた発電システムの検討研究技術内容

これまでの電解オゾン生成電極には、酸化鉛や白金が用いられてきた。しかし、毒性(酸化鉛)や高価(白金)等の問題がある。また、白金は効率も良くない。そこで、これらの課題を解決するために、いろいろ検討した結果、いくつかの金属酸化物を電極触媒に用いると高効率にオゾンを生成することを見出した。本電極の特長は、�無毒であること、�安価であること、�低電流密度で高効率であることである。産業への利用

オゾンの特長、電極の特長を利用して、各種空気・水清浄装置への展開が考えられる。また、本電極のオゾン生成機構についてはある程度わかりつつあるが、耐久性と劣化の機構についての検討が不十分であるので、これらの一緒に検討していただけるパートナーを探している。可能な産学連携形態

共同研究

山口理大

工学部

215山口東京理科大学

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その他所属研究機関

先進材料研究所所属研究室

金田研究室所有研究装置

吸光光度計、X線分析顕微鏡

カメ ダ マ スミ

亀田 真澄 准教授研究技術分野 微分幾何学、Riemannian幾何学、数

学教育、コンピュータ教育研究技術テーマ

●Sasakian多様体●コンピュータ支援の教育●インターネット支援の教育●e-Learning●数学教育研究技術内容

インターネットを利用したインターラクティブなコンピュータのリテラシー教育、ICTを活用した数学e-Learning。産業への利用

インターラクティブ(双方向)で、リアルなコンピュータおよびインターネットの教育。可能な産学連携形態

技術相談・指導具体的な産学連携内容

共同作成によるコンピュータのリテラシー教育。

ハタナカ タイ ジ

畑中 大路 助教研究技術分野 教育経営、学校組織マネジメント研究技術テーマ

●ミドルリーダー●ナレッジマネジメント●質的研究研究技術内容

学校組織におけるミドルリーダーの経営参画を、ナレッジマネジメントの視点から分析し、その実態を明らかにする。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究所属研究室

教職教育研究室

工学部 機械工学科イナガキ エイイチ

稲垣 詠一 教授研究技術分野 メカトロニクス、ロボット工学、アク

アバイオメカニックス、知能機械学、機械システム

研究技術テーマ

●荷物搬送のための全方向移動車の制御●人間搭乗型全方向移動車の制御●ウナギ型ロボットの応用

研究技術内容

荷物搬送の多様性に対処できる全方向移動車の制御法を研究してきた。提案する制御法によればいろいろな荷物に対処可能である。産業への利用

切り替えしなしに全方向に移動でき、荷物搬送を目的にした研究は実用化を目指している。また、人間が立って乗ることができる全方向移動車は広いビル内での移動補助手段として、エレベータの乗降可能性を有しており、基本機能は福祉補助機能にも役立つための製品化を視野に入れている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究具体的な産学連携内容

全方向移動による重量物搬送の場合は、実際の使用条件、企業での使用目的をテーマとして受託研究、共同研究は可能である。

ウツ ミ タカユキ

内海 隆行 教授研究技術分野 制御、計算科学、工学基礎研究技術テーマ

●計算手法CIP-基底関数法の開発●溶融・蒸発シミュレーション●CIP-基底関数法による高精度バンド計算●宇宙大型構造物制御シミュレーション研究技術内容

H-I、H-IIロケットの慣性誘導プログラムの開発、高強度・超短パルスレーザーの応用研究などにおけるシミュレーションの経験に基づいて、CIP-基底関数法(Constrained Interpolation Profile-Basis Set Method)という革新的な高精度汎用シミュレーション技術の研究を行っている。CIP-基底関数法は日本独自の流体解析手法として開発されたCIP法と構造解析などで産業分野で広く普及している有限要素法を基底関数の観点から融合したものである。産業への利用

新しい計算手法CIP-基底関数法に基づくシミュレーション・プログラムの開発可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導

スズ キ コウイチ

鈴木 康一 教授研究技術分野 熱伝達、物質移動、相変化、沸騰、混

相流、冷却、熱工学研究技術テーマ

●気泡微細化を伴うサブクール流動沸騰に関する研究●気泡微細化沸騰の高発熱密度電子デバイスの超高熱流束冷却への応用展開●微小重力環境における沸騰現象に関する研究●固体表面のぬれ性と伝熱および物質移動研究技術内容

気泡微細化沸騰は通常の限界熱流束をはるかに超える除熱が可能であり、近未来において、電気自動車や燃料電池パワープラントの電力変換システムの超高熱流束冷却に期待できる。

工学部

山口理大

216 山口東京理科大学

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産業への利用

高発熱密度電子デバイスの超高熱流束冷却。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

相変化を伴う熱伝達を利用する技術開発。

ナガ タ フサオミ

永田 寅臣 教授研究技術分野 産業用ロボットの応用、位置と力の制

御、ロボットサンダー、金型磨きロボット、 LEDレンズ金型仕上げシステム、発泡スチロール型の加工ロボット、メカトロニクス教育システム

研究技術テーマ

●CAD/CAMとの高い親和性を持つ「発泡スチロール型の加工ロボット」●自由曲面を研磨できるロボットサンダーの研究●ペットボトルのブロー成形用金型の研磨ロボットの研究●マルチロボット、多脚ロボット、センサー融合などメカトロニクス教育システム●コンプライアンス特性を有するNC工作機械を用いたLEDレンズ成形金型の仕上げシステム研究技術内容

3次元CAD/CAMとの高い親和性を持ち、ロボット言語を必要としない「発泡スチロール型の加工ロボット」の研究を行っています。鋳物製造で使用される砂型のマスター型として、あるいは焼却材料として、低価格材料である発泡スチールを使った型の有効活用が期待されています。導入コストとランニングコストの点でマシニングセンタより優れた提案ロボットにより簡易迅速な発泡スチロール型の3次元加工を目指します。その他、産業用ロボットの力制御による研磨工程の自動化研究、微細曲面を有する金型の仕上工程に対応できる超精密仕上げシステムの研究開発を行ってきました。熟練者の技能に支えられ自動化できていなかった超精密仕上作業について、その技量の本質部分の抽出とディジタル化を図り、それを基にしたソフトウェアとハードウェアの両面からのアプローチにより、知能機械システムの提案を目指します。産業への利用

位置と力のハイブリッド制御法の応用として、�自由曲面ワークに対応したロボットサンダー、�機械加工後のカスプマークを除去する金型磨きロボット、�LEDレンズキャビティの仕上げに対応した「コンプライアンス特性を有するNC工作機械」の提案が可能です。また、�微小振動を発生できる産業用ロボットによる切削加工システムなどがあります。いずれのシステムも3次元CAD/CAMとの親和性の高いシステムですので、従来の煩わしい教示作業やロボット言語を必要とせず動作させることができます。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

例えば、平成22年度には、ウッドスティックツールの自動ツルーイング機能を搭載した、LEDレンズ成形用金

型の自動仕上げシステムを実用化しています。http://www.ed.yama.tus.ac.jp/nagata/ にはいくつかの事例を掲載しております。その他、以下の産学官共同研究に参加してきました。�1997-2001 ロボットサンダーの研究開発(平成12年度NEDOベンチャー企業支援型地域コンソーシアム研究開発事業(中核的産業創造型)を含む)�2002-2005 金型磨きロボットの研究開発(平成14年度経済産業省即効型地域新生コンソーシアム研究開発事業を含む)�2006-2011 LEDレンズ成形用金型の仕上げシステムの研究開発(平成21年度ものづくり中小企業製品開発等支援補助金(試作開発等支援事業)、科学研究費補助金(基盤研究(C):20560248)を含む)、�産業用ロボットによる発泡プラスチック加工の研究(科学研究費補助金(基盤研究(C):25420232))所属研究室

山口東京理科大学工学部機械工学科 永田研究室所有研究装置

デスクトップ型NC工作機械、オープンアーキテクチャ型6自由度産業用ロボット、6自由度力覚センサ、3次元CAD/CAM「Creo」、MATLABなど

ヨシムラ トシヒコ

吉村 敏彦 教授研究技術分野 材料工学、表面改質、キャビテーション応用技術、設計工学、ナノテクノロジー研究技術テーマ

●エジェクタキャビテーション処理による酸化チタン微粒子の光触媒特性向上技術の開発●酸化チタン微粒子の可視光応答型光触媒に関する研究●メカノケミカルキャビテーションによる高効率レアメタル回収技術の開発●メカノケミカルキャビテーションによる低放出ガス化技術の開発研究技術内容

水中で高圧水を噴射するとキャビテーション(泡)が発生する。その泡が破裂する時の圧力が非常に高く(約1,000MPa)、材料表面の組織を変えることができる。メカノケミカルキャビテーションとは、通常のキャビテーションに薬品を僅かに含ませて、機械的な表面処理と化学的な表面処理を同時に行う技術である。また、水中で超音波を照射し発生するホットスポットを有するキャビテーションが発生し、材料表面を改質することができる。これらの技術を利用して、クリーンエネルギーである水素を高効率で発生させることができる光触媒材料や、レアメタル等のリサイクル技術、耐食向上技術、真空容器や真空部品の表面にガスが吸着しにくくするとともに、真空容器や真空部品の材料内部から放出されるガスを低減する技術、材料の疲労寿命の長寿命化を図る技術、生産加工ラインにおける表面仕上げ技術等の技術開発を行う。産業への利用

所有技術の各種業界や産業分野のへPR 1)光触媒業界 2)クリーンエネルギー分野 3)生産加工分野4)真空利用分野可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

山口理大

工学部

217山口東京理科大学

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・キャビテーション噴流を用いたリサイクル技術の開発・メカノケミカルキャビテーションによる可視光応答型光触媒技術の開発(平成26年度物質・デバイス領域共同研究拠点課題)・キャビテーションによるバラスト水処理技術の開発(某企業)所属研究室

山口東京理科大学 工学部 機械工学科 吉村研究室所有研究装置

ウォータージェットポンプ(35MPa、18L)、超音波発信器(28kHz、45kHz、100kHz)、昇温脱離装置、電界イオン顕微鏡、四重極質量分析計、ボイラー

ユウ キ カズヒサ

結城 和久 准教授研究技術分野 熱工学、流体工学研究技術テーマ

●高発熱電子機器のヒートシンク開発●核融合炉ダイバータの冷却技術開発●連続鋳造工程における冷却時術●流動腐食の低減技術●未利用エネルギーの有効利用技術研究技術内容

高密度レーザ機器や核融合炉のダイバータでは熱流束10MW/m2を超える冷却が必要とされている。更に、近年、パワーデバイスであるインバータの発熱密度も増加の一途を辿っており、今後開発される電気自動車では500W/cm2(5MW/m2)の冷却が一つの目標値とされている。この他、製鉄における連続鋳造行程においても、製造速度の高速化から5MW/m2を超える抜熱が要求される部位も出てきている。今後、生活レベルの一層の向上がもたらす各種機器の高速・効率化と小型化は、多くの高熱流束機器の誕生を余儀なくする。このような背景のもと、著者らは10MW/m2を超える高熱流束の冷却を低いポンプ動力で実現することを目的とし、機能性を有するポーラス体を応用する冷却技術について研究している。ポーラス体内での活発な蒸発現象を利用し、蒸発潜熱による除熱ポテンシャルを最大限に引き出すことを目的としている。更に得られる蒸気を利用した発電や廃熱利用等への応用も期待できる。産業への利用

研究のキーワードは高熱流束除去であり、気泡微細化沸騰や機能性ポーラス体を応用することで液体の蒸発潜熱ポテンシャルを有効的に活用するための基礎研究と技術開発に取り組んでいる。アプリケーションとして、電子機器(LEDからスーパーコンピュータまで)の冷却、核融合炉プラズマ対向壁の冷却、宇宙空間における熱輸送システム、連続鋳造工程におけるCCモールド冷却など、多岐に渡る産業への利用が期待できる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

現在、数社と産学連携を実施しています。その他所属研究機関

核融合科学研究所 客員准教授所属研究室

エネルギー総合工学・クーリング研究室所有研究装置

●高熱流束伝熱試験装置(流動試験、浸漬試験など)・

流動腐食試験装置・液体金属流動試験装置

イケ ダ タケシ

池田 毅 講師研究技術分野 メカトロニクス、センサ、移動ロボッ

ト研究技術テーマ

●車輪型移動台車による搬送作業●RGB-Dセンサを用いた環境認識●福祉用インターフェースを用いた車椅子の操作研究技術内容

加速度センサを用いて、搬送物に作用する力を推定し能動的に搬送台を傾けることで安全かつ確実に搬送作業を行うことを目的として研究を行っている。自動搬送ロボットによるウェイターロボットの実現を目指している。RGB-Dセンサを用いて周囲環境や移動体の検出を行い、自律移動ロボットや車椅子による走行のための環境地図や障害物検出を行っている。ケガや病気によって手足にハンディキャップを負った人が手足を使わずに口周辺の機能を利用して、車椅子を操作するためのインターフェースの開発を行っている。産業への利用

福祉用インターフェースは車椅子の操作のみに限らず、周囲環境装置および生活空間にあるものの操作を目指して開発を行っているので、福祉分野におけるアプリケーションを広げることを課題としている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究

オオツカ アキマサ

大塚 章正 助教研究技術分野 設計工学、精度設計、品質工学、工程

能力、CAD/CAM/CAE研究技術テーマ

●要求性能に基づく量産品の精度設計法研究技術内容

1.工程能力指数を用いた精度設計がASME Y14.5規格化されていますが、実際の設計に応用するには明らかにするべき問題が複数あります。例えば、公差の累積問題、分配問題などに相当する問題です。この研究では、それらの問題の具体的な解決方法を模索しています。2.近年、幾何学的な定義に曖昧さを含まない幾何公差の使用が呼びかけられていますが、製品性能と幾何公差の関係は依然として曖昧です。このため、幾何公差の設計は経験に頼ることが多いのが現状です。この研究では、CAEを用いて製品性能と幾何公差を関連付ける方法を模索しています。所属研究室

山口東京理科大学工学部機械工学科 永田研究室所有研究装置

Creo、Comsol(構造解析)、Matlab

タカヤマ アツヨシ

�山 敦好 助教研究技術分野 船舶海洋工学、燃焼工学、環境工学、

気象・海洋物理学

工学部

山口理大

218 山口東京理科大学

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研究技術テーマ

●界面活性剤を不要とした水混合燃料の開発●排ガス処理技術(DPF、EGR、スクラバ、オゾン)の開発●排ガス中に含まれるPMの分析●コモンレールを搭載したディーゼルエンジンの開発●排水処理技術の開発研究技術内容

IMO3次規制の対応策として水エマルジョン燃料やEGRが有力視されており、さらにコモンレールの搭載など、複数の排ガス処理技術を組み合わせる必要がある。水エマルジョン燃料では、燃料と水を均一に混合し、界面活性剤を用いずに油水分離が伴わない新しい混合手法である水混合燃料について研究している。また、コロナ放電とスクラバ処理を組み合わせた新しい排ガス処理技術を研究している。さらに、排ガス分析として特に近年話題となっているPMを含めた分析を行っている。新燃料および排ガス低減技術と組み合わせることで排ガス中の汚染物質を限りなくゼロに近づけるよう、日々努力している。産業への利用

環境規制が強化される中で、レトロフィットが大きな課題である。水混合燃料と既存設備であるEGRと組み合わせた手法やSCRやスクラバと組み合わせることでIMO3次規制の対応が可能である。また、コモンレールのレトロフィットにおいても重要な議題であり、現場でのフィードバックを含めた共同研究を希望する。さらに、重油燃焼を伴うボイラーやエンジンにおいて、排ガス中に含まれるPMの分析が必須である。燃料油中の硫黄分濃度の規制が順次強化されており、新燃料や新燃焼におけるPM排出動態の影響について共同研究を希望する。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

企業と水混合燃料の開発を行っている。所属研究室

貴島研究室所有研究装置

4サイクルディーゼルエンジン、コモンレール、動力計、トルク計、排ガス測定器、排ガス希釈装置、PM測定器、恒温槽、オゾン発生器、エアーコンプレッサ

工学部 電気工学科アン ノ ヒロアキ

阿武 宏明 教授研究技術分野 電子材料工学、エネルギー変換材料、

熱電変換材料研究技術テーマ

●エネルギー有効利用のための新規熱電変換材料の開発●熱電モジュールの要素技術開発産業への利用

熱電変換材料は熱電モジュールおよびそれを利用した排熱エネルギー回収システムへの応用が期待される。例として、自動車用エネルギー回収システムへの応用、工場・プラント・ビル等の排熱の有効利用、ボイラー・コジェネレーション・燃料電池等とのハイブリッド化によるシステム効率の向上、これらのエネルギー利用効率の向上

によるCO2排出削減、など。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究

イ トウ コウ ジ

伊藤 紘二 教授研究技術分野 教育工学、知識処理、通信方式研究技術テーマ

●問題解決協調学習支援環境●第二言語学習支援システム(日本語、英語)●セマンティックアノテーションの教育応用●マルチキャリアCDMA方式●サイトダイバーシチとアレインアンテナを用いたMIMO通信方式研究技術内容

決められたコースに従ったe-learningではなく、学習目標に応じた問題事例、表現事例の解決、読解作文に当たらせ、行き詰まったとき与えるヒントと知識をマップ化して辿らせることで系統的な知識とその使い方を学ばせるという構成主義に基づいた学習支援。事例に対して、知識と方略のレパートリからの組み合わせアノテーション作業だけでシステム開発ができる。産業への利用

第1テーマと第2テーマ(第3テーマは基礎付けでもあり、拡張でもある)については、e-learning開発環境としての事業化を目指している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

第1テーマと第2テーマについて、開発されるシステムについては、これまでの研究に基づくスケーラビリティのあるデザインコンセプトがあるので、合意した分野での試作を行いながら、開発環境の整備と、試作されたシステムの評価試験を行いたい。

タカトウ コウ キ

高頭 孝毅 教授研究技術分野 構造、機能材料研究技術テーマ

●低電圧駆動LCD:代表的液晶であるTN液晶の駆動電圧を大きく削減する技術を開発する。●高コントラストLCD:液晶素子の重要部材である配向膜に強誘電体ナノ粒子を入れることでコントラストを向上させる。●LCD分析技術:液晶素子の欠陥の原因となる液晶素子中のイオンの種類を特定する技術を開発する。●LCD用部材の開発:液晶素子用光学部材の開発。●高速TN液晶素子研究技術内容

高頭は20年以上液晶産業で液晶の開発・研究のみならず・生産ライン立ち上げ支援・欠陥解析・材料評価などの経験をつみ、また国内外の研究機関との共同研究を経験してきました。これらの経験をもとに液晶界のコンシェルジュたりえると自負しております。また、当研究所は日本で唯一の液晶研究所として、日本の大学では最も充実した液晶の研究・開発設備をもっております。特に液晶素子を試作できるクリーンルームは液晶研究に極

山口理大

工学部

219山口東京理科大学

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めて重要なものです。このような人的資源・設備的資源を兼ね備えることにより、液晶業界の全ての問題に対処しえる体制をもっており、すでに多数の企業様に対し、研究・コンサルタント活動を行っています。提供可能な技術は、高速TN液晶素子技術(PCT出願済)・低電圧駆動TN液晶(特許取得済)等があります。産業への利用

液晶ディスプレイは現在大型化・大量生産の進展が目覚しく進んでいます。しかし、液晶素子の構成・液晶素子に用いる高分子材料・液晶素子に用いる光学部材・液晶素子の製造方法の分野では改善の余地があり、特に日本の企業にとり、これら個別の分野で優位性を発揮することは今後特に大切になります。当研究室は日本で唯一の液晶研究所の中核研究室として、これら個別の技術の地道な研究開発に取り組んでおります。同時に液晶メーカー・部材メーカーの研究部門・開発部門の方々と緊密な連絡をとり、各メーカー様に対してサポートとなる活動を行ってまいります。高頭は20年以上日本の液晶メーカーで液晶素子の開発に携わり、液晶・部材産業の優位性・問題点などを経験を通じて理解してきております。また当液晶研究所は、日本の大学としては最も充実した研究・開発設備を有しております。特に、液晶素子を試作できるクリーンルーム内の施設は全ての液晶研究にとって極めて有効です。このような豊富な経験と、充実した設備によりLCD・LCD関連部材の開発をきめ細かくサポートしてまいります。具体的な産学連携内容

�低電圧駆動液晶素子の開発:当研究室では、現在最も多く使用されているTN液晶の駆動電圧を大きく低下させる技術を開発しました。既に単独で特許出願済みです。この新しい方法は安定性に欠けるところがあり、現在安定化のための研究を行っています。また、新しい方式ですので今後派生技術が生まれることを期待しています。�液晶内のイオン分析方法:液晶素子中のイオンは“焼きつき”現象などさまざまなトラブルを引き起こします。これまでイオン量の測定はできても、イオンの種類の特定は困難でした。当研究室では、イオンの符号を特定する技術を開発しました。この技術により、液晶中に発生するイオンによるトラブルの解析を行うことができます。その他所属研究機関

山口東京理科大学 液晶研究所所属研究室

高頭研究室所有研究装置

3Dプリンター 3Dスキャナー

モリ タ ヒロシ

森田 廣 教授研究技術分野 環境調和型電気電子デバイス工学研究技術テーマ

●実用下の太陽光発電で研究段階や理想状態での高い光電変換効率がなぜ達成できていないかの原因を究明し、改善する研究●数%の光しか利用できていない非効率な現行液晶ディスプレイに代わる方式の研究●外部電気供給なしに窓ガラスが発電し、調光、表示、照明、暖房、電気制御できる機能性窓システムの研究

●ディスプレイ、太陽電池などの廃ガラス材料を再加工し可視光触媒を添加して付加価値付与し、有価化する研究●37年の企業経験に基づく日本のものづくり企業を再生できるエンジニアリングデザイン・ツールの構築・実践研究研究技術内容

表題中に記載、詳細は問い合わせに応じる。産業への利用

表題中に記載、詳細は問い合わせに応じる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

山口東京理科大学工学部電気工学科環境調和型電気電子工学研究室

ヨシオカ ケン

吉岡 健 教授研究技術分野 計算科学、電磁気解析、制御工学、プ

ラズマ物理、熱解析研究技術テーマ

●寒冷地トンネルつらら防止パネルの開発●磁気浮上列車の走行シミュレーション(電磁力解析)●2足歩行ロボット用倒立振子の最適制御実験とシミュレーション研究技術内容

国内寒冷地の既設トンネルでは高頻度でつららの形成が起こる。つららの道路や軌道上への落下は、重大な事故の原因となる。そのため現状は、一級国道や主要鉄道幹線では、手作業で早朝未明につららの除去作業を行っている。山口県下の企業3社と共同研究にて、SUSテープヒータ技術と、FRPパネル技術を組み合わせ、つらら成長防止機能を有するパネルの開発研究を行っている。担当部分は、熱解析である。山口県周南市の向道トンネルでの実機規模の試作品を装着し試験を実施。産業への利用

実用化に向けた今後の課題:寒冷地県での実機受注可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

吉岡研究室

イノウエ ケイ

井上 啓 准教授研究技術分野 数学一般(含確率論、統計数学)研究技術テーマ

●カオスの定量化に関する研究研究技術内容

非線形現象におけるカオスの研究では、そのカオスの定量化が重要なテーマの一つである。なぜなら、その振舞いがカオス的であると分かっても、カオスの強度によりその振舞いに幅があるからである。例えば、カオスの強度が弱いと規則的な振舞い(収束、周期運動等)に近づき、カオスの強度が強いとランダムな運動となる。したがって、単に、その現象がカオスであることを示すだけではカオスの応用には繋がりにくい。そこで、従来は、

工学部

山口理大

220 山口東京理科大学

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カオスの定量化のためにリアプノフ指数がよく用いられてきた。しかし、実際のカオス現象ではリアプノフ指数が計算困難な場合が多い。そこで、本研究では、情報論的な視点から導入されたカオス尺度という指標を用いて、カオスの定量化を試み、カオスの応用研究に役立たせることを目的とする。可能な産学連携形態

共同研究

オオシマ ノブアキ

大嶋 伸明 講師研究技術分野 大気圧プラズマ研究技術テーマ

●大気圧プラズマの生成●大気圧プラズマによる表面処理●パルスパワー発生技術の開発研究技術内容

大気圧下で生成される低温プラズマの応用と生成技術に関して研究を行っている。大気圧低温プラズマは、手で触ることが出来るほど温度が低い。このため、従来は処理が不可能であった低融点材料や生体、真空容器に入らなかった部材など幅広い応用が可能である。プラズマを照射することで、高分子材料であれば表面の親水化処理が実現でき、接着性・塗装性の向上が期待される。産業への利用

塗装・接着の前処理、洗浄などその他所属研究機関

山口東京理科大学先進材料研究所、山口東京理科大学液晶研究所所属研究室

大嶋研究室所有研究装置

大気圧プラズマ生成装置

ヨシ ダ ヒロユキ

吉田 博行 助教研究技術分野 電子・電気材料工学研究技術テーマ

●色素増感太陽電池●酸化金属薄膜太陽電池●太陽光パネル研究技術内容

外部からの電源供給なしに走れるソーラーカーは現在、シリコン系太陽電池を主なエネルギーソースとしており、そのため車体の色や形状に大きな制限がある。それを克服するため、車体には様々な色にできる色素増感太陽電池を窓ガラスには透明な太陽電池である酸化金属薄膜太陽電池を使用し、現在街中を走っている自動車と同様な外見をしたソーラーカーの実現を目指して研究を行っている。これらの技術は建築部にも応用ができ、建物壁や屋根に色素増感太陽電池を窓ガラスには酸化金属薄膜太陽電池を使用したスマートハウスも視野に入れている。所属研究室

森田研究室

工学部 応用化学科イノクチ マコト

井口 眞 教授研究技術分野 物性化学、機能分子科学、有機機能性

材料、物理化学研究技術テーマ

●分子結晶・分子集合体の物性化学●有機結晶(有機伝導体・磁性体)の物性研究:電気的、磁気的、光学的性質●圧力・ずれ応力を用いた物質化学●分子結晶・クロミック化合物に対する応力効果●液晶表示素子に対するナノ粒子添加の効果研究技術内容

�有機結晶(分子結晶)の物性研究:電気的、磁気的、光学的性質:極低温、高圧、高磁場の条件下で電気抵抗、磁化率、光学スペクトルを測定し、その特性や電子構造を解明し、それを基に、興味ある機能をもつ新規物質の開発を進める。�圧力・ずれ応力を用いた物質化学:有機結晶・薄膜に対するずれ応力効果を調べ、応力と光を用いて化学結合を制御する物質化学の新たな手法を考察している。クロミック分子の応力による色の変化を分光学的測定によって捉え、色と分子構造・化学結合の関係を調べる。産業への利用

研究成果は、有機材料、高分子、分子結晶の導電性や磁性などの機能性材料を開発する際の基礎的な知見になると期待される。可能な産学連携形態

受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

・極低温・応力下での電気抵抗、磁化率や顕微赤外反射スペクトル、ラマンスペクトルの物性測定を行う。その他所属研究機関

山口東京理科大学先進材料研究所所有研究装置

電気抵抗測定装置(低温)、磁気特性測定装置、顕微ラマン分光器、FT-IR、HPLC、ダイヤモンドアンビル高圧セル

シライシ ユキヒデ

白石 幸英 教授研究技術分野 超分子化学、ナノ粒子、ナノ構造科学、

コロイド界面化学研究技術テーマ

●超分子で保護安定化したナノ粒子の創製と機能●シクロデキストリンのナノ空洞を利用した選択的合成反応●ナノクラスターの計算化●液晶バイオセンサー研究技術内容

1)本研究室では、超分子や高分子などの保護剤を巧みにデザインし、数nmの粒径の揃った新規ナノ粒子の創製に関する研究を行っている。複数の金属の構造を制御することで、様々な複合ナノ粒子を調製し、その構造を解析し、それを基に、触媒作用(有機反応触媒、エネルギー触媒)、電気光学的性質(液晶表示素子)、生理学的

山口理大

工学部

221山口東京理科大学

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性質(活性酸素除去剤)など興味のある機能を持つナノ粒子の開発を行っている。2)シクロデキストリンはグルコースの環状オリゴマーで、そのナノ空洞に低分子を包接する性質がある。このシクロデキストリンまたはその誘導体の包接能を生かして新しい選択的有機合成反応を開発している。たとえば、生体に有害なベンゼンからテレフル酸を100%の選択率で合成、といった環境に優しい反応の開発に取り組んでいる。産業への利用

ナノ粒子は、ナノテクノロジーを支える基本素材として、触媒、磁性材料、医薬品など各方面の企業で実用化へ向けた研究が盛んに行われています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

ナノ粒子の合成方法や構造解析についての受託研究・技術相談が可能です。応用に関する研究については、共同研究としてお互いの得意分野が生かせればと思っています。所属研究室

山口東京理科大学 工学部 応用化学科 白石研究室所有研究装置

OPTIPRO-micro、ガスクロマトグラフ、液体クロマトグラフ、紫外-可視吸収スペクトル、超高圧水銀灯

ハシモト シン ジ

橋本 慎二 教授研究技術分野 生体分子分光学、生物物理学、構造生

物学研究技術テーマ

●共鳴ラマン分光法によるヘム酵素活性部位ヒスチジン側鎖の構造化学的研究●ラマン分光法によるリボヌクレーアーゼ・核酸相互作用の研究研究技術内容

生体高分子は非常に巨大であり、その構造、特に、溶液中でどのような構造であるか、あるいは、基質などの小分子との相互作用様式について調べるのは困難である。当研究室では微弱光(ラマン散乱光)を効率良く測定して、タンパク質の構造解析を行っている。産業への利用

タンパク質などの巨大分子の構造を解析・決定するための、高性能ラマン分光器の開発。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

ラマン分光システムにおいて、分光機器部、試料部などについて共同研究、技術相談を受けて新規のシステムを開発する。

イケウエ ケイ タ

池上 啓太 准教授研究技術分野 触媒化学、無機材料科学研究技術テーマ

●二酸化炭素の還元固定化を目指した多孔性ナノ光触媒の開発●光触媒を用いた水素製造

●バイオマス変換触媒の開発研究技術内容

本研究室では、これまでに県内企業と共同研究して多孔性二酸化炭素吸着剤の開発に取り組んできた。これら経緯を踏まえて、吸着材の高機能化を実現させ、3年後以降をめどに二酸化炭素吸着材を試作し、事業化を目指す。また、二酸化炭素の有効利用をより効果的なものにするために、吸着回収した二酸化炭素を光触媒作用によって変換する技術開発を行う。まずは二酸化炭素を光活性化することのできる光触媒材料を調査し、再生可能エネルギー製造分野での事業化への可能性を段階的に検討する。産業への利用

事業化を目指すに当たって、酸化物系ナノ粒子の大量合成技術の開発が必要となるため、ナノテクノロジー分野に強みのある無機素材系製造メーカーとの共同研究が望まれる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導その他所属研究機関

東京理科大学 光触媒国際研究センター所属研究室

池上研究室所有研究装置

触媒評価装置(昇温脱離、金属分散度測定など可)

ホシ ハジメ

星 肇 准教授研究技術分野 機能材料研究技術テーマ

●光エネルギー変換材料●光機能材料研究技術内容

色素増感太陽電池の対極として使われる白金対極を低コストのものとするために、ナノ材料の複合化を研究しています。その他、光エネルギー変換用の材料を研究をしています。液晶のらせん構造を用いたフォトニック効果の研究を行っています。可能な産学連携形態

共同研究その他所属研究機関

先進材料研究所、液晶研究所

イワダテ ヒロモト

岩館 寛大 講師研究技術分野 構造生物化学研究技術テーマ

●神経幹細胞分化に伴う膜タンパク質の二次元電気泳動によるプロテオーム解析研究技術内容

神経幹細胞の培養、微量タンパク質の構造解析の技術的な相談を受けます。産業への利用

現在のところ産業への応用は期待できないが、幹細胞分化に関与する膜タンパク質が見つかれば、この膜タンパク質をターゲットとした医薬品の開発が期待できる。可能な産学連携形態

工学部

山口理大

222 山口東京理科大学

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技術相談・指導具体的な産学連携内容

細胞培養技術、微量タンパク質の構造解析など。所属研究室

岩館研究室所有研究装置

細胞培養施設、リアルタイムPCR

サ イキ マサトシ

佐伯 政俊 講師研究技術分野 ペプチド化学、タンパク質科学研究技術テーマ

●プリオンタンパク質の集積構造機構の解明●タンパク質の繊維状集合体形成の制御研究技術内容

アミロイド線維は、アルツハイマー病や伝達性海綿状脳症をはじめとする数々の病気を引き起こす原因あるいは関連物質と考えられている。そのため、アミロイド線維の毒性や生体内での動態の解明とともに、その分子あるいはアミノ酸残基レベルでの実体構造の解明が、治療および発症防止の観点から重要である。当研究室では、局所的なペプチド合成と分光学的手法を用いて、プリオンタンパク質におけるアミロイド線維の基本構造とその法則性を解明し、病原性アミロイド線維の検出、発生機構、防止法、治療法の手法開発を目的としている。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

佐伯研究室

アサ ノ ヒトシ

浅野 比 助教研究技術分野 分析化学、分離科学、フローインジェ

クション分析、環境科学研究技術テーマ

●簡便かつ迅速な金属中の微量成分の定量システムの開発●流れ分析法による簡便かつ迅速な定量法の開発●大気中粒子状物質の観測・分析研究技術内容

流れ分析法(フローインジェクション分析法)による簡便かつ迅速な定量法の開発を行っています。フローインジェクション分析法は従来のバッチ操作と比較して使用する溶液料が少ない、つまり廃液量の少ない環境に優しい分析法です。主に金属中の微量成分分析、環境評価のためのシステム開発に関し研究を行っています。産業への利用

簡便な工程管理、品質管理、環境評価システムの開発可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導所属研究室

白石研究室所有研究装置

フローインジェクション分析計、光散乱式粒子計数器。

フナサコ ユウスケ

舟浴 佑典 助教研究技術分野 物性化学、機能分子科学、有機機能性材料、物理化学研究技術テーマ

●多機能性を有する金属錯体系イオン液体の開発●金属錯体を用いた多機能フィルムの開発研究技術内容

【多機能性を有する金属錯体系イオン液体の開発】金属錯体をイオン液体の構成要素として用いることで、錯体由来の電子物性(磁性、酸化還元、発光特性、反応性)を活かした多機能液体を開発する。外場による相制御、小分子脱着を指向した分子設計により、錯体の液化によって初めて獲得可能となる新機能・新現象を開拓する。【金属錯体を用いた多機能フィルムの開発】ナフィオン膜などのイオン交換膜に金属錯体を導入することで、錯体含有フィルムを開発する。これにより、錯体が持つ機能の固定化を実現し、多様な利用形態を有する多機能膜を実現する。産業への利用

研究成果は、金属錯体系ソフトマテリアルを利用した機能性材料を開発する際の基礎的な知見になると期待される。所属研究室

工学部応用化学科 井口研究室

山口理大

工学部

223山口東京理科大学

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諏訪東京理科大学

カワムラ ヒロシ

河村 洋 学長研究技術分野 熱伝達、乱流、微小重力流体力学、マ

ランゴニ対流 太陽光利用研究技術テーマ

●宇宙環境微小重力下における流体力学●自然エネルギー●太陽光発電 ソーラープレーン研究技術内容

流体や熱に関して、豊富な経験を有する。ソーラーモデルプレーンを、実際に飛行させている。産業への利用

伝熱促進。ソーラープレーンやソーラーカー可能な産学連携形態

受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

伝熱や流体力学に関する技術相談に応じることができる。

工学部 機械工学科イタバシ マサアキ

板橋 正章 教授研究技術分野 衝撃工学、動的引張り、ひずみ速度、

予疲労、予ひずみ、機械材料、材料力学

研究技術テーマ

●構造材料の動的引張り応力-ひずみ特性評価●高速引張り試験装置の精度向上のための要素開発●予損傷材料の強度劣化の原因探索研究技術内容

いわゆる衝撃工学には初心者向けの良い教科書がありません。さらに残念なことに、近い将来それらの技術やノウハウの詳細が刊行されるという予定もありません。純粋な学問としての基礎研究から製品開発に必要な実験まで、膨大なノウハウが要求されるこの分野の研究者は多くないのが現状です。産業への利用

自動車の車体構造設計、構造体の衝撃吸収能評価、携帯電話等モバイル機器の筐体設計、長期にわたりヘビーデューティーな使い方をされる製品の設計可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

受託研究員受入以外は、すでにいろいろな形態での企業および団体との連携経験があります。所属研究室

板橋研究室所有研究装置

ワンバー法を採用した高速引張り試験装置(ひずみ速度:約1000毎秒)、油圧サーボ式疲労試験機(容量:98kN)

ス ガワ オサ ミ

須川 修身 教授研究技術分野 火災科学、法科学、社会安全、環境科

学、物理化学、社会システム工学、安全システム

研究技術テーマ

●法工学(火災)●ニオイによる火災感知●ニオイによる油性物質の検出●ヘリコプターによる空中消火●消火水の分布研究技術内容

火災は、最も身近な災害であり、一般家庭から大規模工場まで火災が発生する可能性があります。様々な火災事故原因の解明は、火災安全対策を取る上で重要となります。本研究室では、火災実験(材料評価から実大実験)からシミュレーションまで行う事ができます。建築材料の評価に使用されているコーンカロリメータ試験装置や火災時の火の周り方を調べるため、家具などが燃やせる燃焼施設として、リスク評価実験棟を保有しています。材料評価では10cm角の試料、実大実験では最大でバイク1台程度までの燃焼性評価を行うことができます。さらに、実験データを基に、火災シミュレーション(FireDynamics Simulator)により燃焼や発生ガスの流動解析を行うことが出来ます。産業への利用

・大型石油タンクの消火支援機構の開発(実用化に向けた研究)・大面積を有する空間の火災感知システムの開発、モデリング ・ニオイに基づく火災感知、特性化可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

駐車場における新しい消防設備の開発のうち、スプリンクラーの水の分散分布測定結果および実際の燃焼実験結果をシミュレーションにて再現した。ホテルおよび病院火災の実規模実験を行い、火災シミュレーションソフト(Fire Dynamics Simulator)を用いて煙り、ガス熱気流の流動拡散状況を明確化した。その他所属研究機関

火災科学研究センター所有研究装置

GC-MS、コーンカロリメータ、FT-IR、TG-DTA、におい識別装置、赤外式ガス濃度測定装置、データロガー、CO2超臨界抽出装置

ホシ ノ タスク

星野 祐 教授研究技術分野 制御工学、ロボット工学、振動工学研究技術テーマ

●劣駆動二足歩行系の運動制御●多重振子系の振り上げ安定化制御●周波数整形による残留振動の抑制●6軸双腕マニピュレータの協調制御●パーソナルモビリティの開発研究技術内容

これまでマニピュレータをはじめとする多リンク機械シ

工学部

諏訪理大

224 諏訪東京理科大学

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ステムの同定と制御を行ない、VxWorksやRTLinuxで制御系を実装しています。必要なデバイスドライブの開発も行なってきました。モデルベースド制御の導入をお考えの際にはお問い合わせ下さい。産業への利用

生産設備の位置決め制御は、制御対象のモデルに基づいたフィードバック制御系の設計と実装により、高精度、高速化することが可能です。可能性の有無と手法の概要についてご相談下さい。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

研究室の組織と運営の都合上、現時点では二週間に一度程度の打ち合わせを実施しながら研究を進める形態となります。所有研究装置

双腕協調6軸マニピュレータ、SCARA型ロボット、Acrobot、劣駆動二足歩行機、ビデオトラッカー(3次元位置情報計測装置)、パーソナルモビリティ

ウツ ミ シゲノリ

内海 重宜 准教授研究技術分野 物理化学、界面化学、材料化学、炭素

材料、磁性材料研究技術テーマ

●六方晶フェライトの磁気的相互作用に関する研究●ナノカーボンの機械的特性に関する研究●高機能性触媒の開発研究研究技術内容

これまで、ナノカーボンのミクロ構造制御によるガス吸着性改良や電気伝導性の制御を行ってきた。現在は、ナノカーボンのミクロ構造制御がマクロな物性にどのように影響するかを、機械的特性を明らかにすることで研究している。磁性体研究に関しては、本研究室は大型で良質な六方晶フェライト単結晶の育成技術を持つ。育成した単結晶を用いてへリカル磁気構造を詳しく研究し、磁気的相互作用の包括的理解を目指す。六方晶フェライトは近年強誘電体として大変注目されている。その他、高機能性金属触媒や光触媒を調製し、その触媒活性を調べる研究を行っている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所有研究装置

単結晶育成電気炉、マッフル炉、横型管状路

ライ チュウ

雷 忠 准教授研究技術分野 航空機最適化設計、数値流体力学、風

洞試験、乱流、流れの制御、風水力発電

研究技術テーマ

●航空機の設計:無人航空機設計、超音速機設計、旅客機設計●コンピュータを用いた流れの数値シミュレーション:CFD解析、航空機や流体機械や熱工学に関するシミュレーション

●ソーラープレーン:太陽光エネルギーを利用した航空機、通信利用大気圏衛星、長時間連続飛行、環境監視、災害救助●流れ制御技術:流体抵抗低減技術、空力騒音低減技術●再生可能エネルギーの利用:風力発電、小水力発電研究技術内容

航空機の設計において10年以上の経験を持っています。流体力学の物理現象を研究しており、実験計測や高度な数値い流体力学(CFD)解析や最適化設計などの技術を用いて、流体抵抗低減、空力騒音低減などの問題を解決する実用技術を開発しています。最近、小水力発電、風力発電に関する研究開発を進めています。産業への利用

流体機械や航空機などに対して、高精度の数値解析による性能評価と最適化による省エネルギー設計が可能にする。大気圏通信プラットフォームを開発するパートナーを探している。独自の設計を考案し、太陽光エネルギーを利用した無人航空機ソーラープレーンの開発に成功している。ソーラープレーンを大気圏衛星としてインターネット通信に利用すれば、宇宙衛星の代わりにコストを大幅に削減することになる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携

イマムラ トモヒコ

今村 友彦 講師研究技術分野 燃焼工学、火災安全工学、爆発安全工

学、環境安全工学研究技術テーマ

●傾斜地における火炎および熱気流性状の解明と延焼危険性評価●微燃性冷媒の燃焼性評価●可燃性ガスの着火・爆発現象解明と危険性評価●次世代エネルギーの安全利用技術開発とその評価に関する研究●火災・爆発事故情報の解析研究技術内容

安心・安全な社会構築に寄与するために、特に火災安全・爆発安全の立場から防火・防爆技術の開発及び評価が研究のメインテーマです。たとえば、森林火災に代表されるような、傾斜地で火災が発生した場合の火炎のふるまいを定量的に把握できる手法を開発することにより、延焼危険性を事前に予測できる技術の開発を目指した研究や、瞬間的に高速で形成される火炎の有効利用に関する研究などを行っています。これら火災に関する研究は実験とシミュレーションの両面から行っており、実大火災実験も含め、実験経験も豊富です。特に火炎の形状や温度、速度、熱流束、ガス濃度計測、煙濃度計測等に高度な技術を有しています。また、環境にやさしい次世代エネルギーの開発や安全性評価などの研究も進めております。たとえば低GWP冷媒の規制緩和に資するための実験的燃焼性評価など、一貫して防火・防爆技術の開発・向上による安心・安全な社会構築への貢献を目標とした研究活動を行っています。産業への利用

工場やインフラなどにおける作業工程のリスクアセスメント、可燃性ガスや高圧ガス等を用いる製品のリスクア

諏訪理大

工学部

225諏訪東京理科大学

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セスメント等に本研究室での燃焼・爆発影響評価技術が応用可能です。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

今村研究室所有研究装置

円筒形燃焼反応高圧容器及び着火挙動・圧力上昇観測システム乾式スクラバー

スギモト シンイチロウ

杉本 振一郎 助教研究技術分野 計算力学、有限要素法、並列計算、階

層型領域分割法、磁場解析、連成解析研究技術テーマ

●階層型領域分割法による並列計算●大規模並列磁場解析●磁場とその他の物理現象との連成問題研究技術内容

スーパーコンピュータなどの並列計算機を活用するための研究をしています。構造・熱伝導・流体・磁場などの物理現象の数値計算を数億~数百自由度規模で実行することを可能とし、自然物や人工物を丸ごと詳細にモデル化して解析を行うことによって、より正確に、詳細に物理現象を理解することを可能とします。また、このような規模で複数の物理現象が相互に影響し合う連成問題を取り扱うことで、理解が困難であった複雑な現象の解明も可能とします。産業への利用

シミュレーションの計算時間を短縮したい、モデルの自由度をもっと大きくしたい、構造・流体・熱伝導・磁場など複数の物理現象が絡む複雑な現象をシミュレーションしたい。このようなことでお困りのことがありましたら、ぜひご相談ください。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

これまでの事例:・柱上トランスの大規模磁場解析・飽和磁場を考慮した電磁加熱器の大規模非定常解析・誘導電動機の高速大規模解析

工学部 電気電子工学科アオ キ マサカズ

青木 正和 教授研究技術分野 半導体集積回路、低電圧、低電力回路

設計、物理設計技術、電子回路研究技術テーマ

●CMOSLSIにおける素子バラツキ解析手法の開発●CMOSLSI回路(アナログおよびデジタル)特性バラツキ評価手法の開発●CMOS回路の低リーク化方式の開発研究技術内容

最近の携帯電話の進化に見られるように、大規模集積回路(LSI)はエレクトロニクス機器の驚異的な高機能化、小型・軽量化を実現してきた。これには数百ナノメートル領域にまで進んだ微細加工プロセス技術とともに、そ

れを有効に活用する設計技術上の多様なイノベーションが重要な役割を果たしている。本研究室では先端LSI設計の基本技術開発を課題として取り組んでいる。産業への利用

大規模集積回路(LSI)全般の高性能化、高機能化。可能な産学連携形態

技術相談・指導具体的な産学連携内容

�チップ内バラツキを考慮したLSI設計その他所属研究機関

総合研究機構インテリジェントシステム研究部門

イシ イ タカ オ

石井 隆生 教授研究技術分野 無機結晶材料、無機材料、物性研究技術テーマ

●新しい機能性酸化物の合成と評価●酸化物材料の状態図の作成●酸化物単結晶の育成と特性評価研究技術内容

結晶構造に起因して発現する新規機能を有する酸化物材料を探索し、その特性評価を進めています。ペロブスカイト型の酸素イオン伝導体の新材料探索を行っている。現在はBa2In1‐xBixO5の材料について研究を進めています。

オオシマ マサヒデ

大島 政英 教授研究技術分野 電気機器工学、モータドライブとその

制御、磁気浮上・磁気軸受、電力工学研究技術テーマ

●永久磁石モータドライブ●超高速ドライブ●ベアリングレスモータとその制御●磁気軸受の設計と制御研究技術内容

モータ(発電機)、磁気軸受の磁気回路設計や構造設計、制御を得意としております。有限要素法を用いた電磁界解析(2D、3D)を行うことができ、トルクや電磁力、磁束密度などを求めることができます。解析結果をもとにして試作機を製作し、実験、評価を行います。特にモータと磁気軸受の機能を一体化したベアリングレスモータの研究開発を行っております。ベアリングレスモータは、回転軸を磁気力により非接触で支持しますので、メンテナンスフリーで長寿命、高速高出力化が可能などの特長を持ちます。また、従来の磁気軸受を持つモータに比べ、小型、軽量で低コストです。現在、基礎研究が終了し、実用化の段階に入っております。今お使いのモータにつきまして、1)軸受の潤滑、メンテナンスに手間がかかる、2)潤滑剤が使用できない(真空、液体中など)、3)潤滑剤による汚損が問題になる、4)高速ドライブ、5)揺動運動により軸受が破損する、などでお悩みの方に、ベアリングレスドライブ技術を適用することにより解決致します。産業への利用

ベアリングレスモータは、真空中、極低温・高温中、宇宙空間などの特殊環境下や高速で駆動するドライブ装置

工学部

諏訪理大

226 諏訪東京理科大学

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に適しています。また、上述しましたように、1)軸受の潤滑、メンテナンスに手間がかかる、2)潤滑剤が使用できない(真空、液体中など)、3)潤滑剤による汚損が問題になる、4)高速ドライブ、5)揺動運動により軸受が破損する、などでお悩みの方に、ベアリングレスドライブ技術を適用することにより解決致します。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

有限要素法を用いてモータ(発電機)や磁気軸受の電磁界解析(2D、3D)を行うことができます。磁気回路設計、シミュレーションを望んでいらっしゃる方にお応えします。また、解析結果をもとにして試作機を製作し、実験、評価を行います。ベアリングレスモータにつきましては製品化に向け、共同研究を行いたい。所属研究室

大島研究室所有研究装置

(1)ベアリングレスモータ実験装置3台(2)電磁界解析ソフト 5ライセンス(3)サーボアナライザ(周波数応答測定、周波数解析)1台(4)ディジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)(ベアリングレスモータ制御用)2台(5)コンピュータ(ベアリングレスモータ制御用)2台(6)総合負荷装置(三相、ベアリングレスモータ負荷用)1台(7)ディジタルオシロスコープ3台(8)ディジタルパワーメータ 3台

ヒラ タ ヨウイチ

平田 陽一 教授研究技術分野 太陽光発電システム(エネルギー変換)研究技術テーマ

●弱光下における太陽電池モジュールストリングの故障診断●波長変換素子を適用した太陽電池モジュールの出力、温度評価●環境因子の影響を考慮した太陽光発電システムの出力評価研究技術内容

これまで、太陽光発電システムにおけるアレイの出力診断には、晴天日の日中にシステムを停止しそのI-Vカーブトレーサを取得することにより行われる。メガソーラーでは、1日停止したた場合、売電収入の損失は約¥10万以上にもなる。故障が生じたときには、それを速やかに発見し、修理、交換することが望まれる。現在の結晶系では、直列数が多いため、故障個所だけでなく、それ以外の健全なモジュールが発電に寄与できない。そこで、発電の影響の少ない早朝、夕方に定期的にI-V特性を取得して、初期値との変化を絶えず比較することで、故障を診断することができる。太陽光発電システムの構成要素(太陽電池、パワーコンディショナなど)では、価格比率の高い太陽電池モジュールをパワーコンディショナなどに含まれる機能で性能を高く保つことができれば、システム全体としてコストを抑えることができる。産業への利用

太陽光発電システムの構成要素(太陽電池、パワーコンディショナなど)では、価格比率の高い太陽電池モジュールの信頼性を、パワーコンディショナなどに付加機能を

加えることで性能を高く保つことができれば、長期的にシステム全体としてコストを抑えることに繋がる。具体的には弱光下における故障診断機能を含める。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

共同研究:太陽光発電システムの構成機器 技術相談:太陽光発電システム、太陽エネルギーその他所属研究機関

総合研究機構 太陽光発電部門所有研究装置

日射計、太陽電池I-V出力測定装置(I-Vカーブトレーサ)(モジュール用、アレイ用など各種あり)、3kW交流電源

フク ダ ユキ オ

福田 幸夫 教授研究技術分野 半導体材料、誘電体材料研究技術テーマ

●プラズマ支援原子層堆積(PE-ALD)装置の開発●PE-ALD法による高誘電率・極薄ゲート絶縁膜の作製と評価●ゲルマニウムMOS構造の作製と電子物性評価●シリコンMOS構造の作製と評価●UV光を用いたMOS構造バンドアラインメントの評価法の開発研究技術内容

高誘電率有機金属原料の酸化・窒化源としてマイクロ波プラズマにより生成した酸素・窒素ラジカルを用いた原子層堆積(PE-ALD)技術の開発を行っている。また、これによる高誘電率極薄ゲート絶縁膜の半導体表面への形成法および界面評価技術の開発を進めている。産業への利用

ポストシリコン半導体材料として注目されている高移動度ゲルマニウム基板上への高品質高誘電率ゲート絶縁膜の実現に注力して検討を進めている。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

PE-ALD装置の開発、MOS界面評価法所属研究室

福田研究室所有研究装置

原子層堆積装置、高性能I-V・C-V測定装置、金属蒸着装置、UV/VIS光源と分光器

オウタニ ヨウヘイ

王谷 洋平 准教授研究技術分野 薄膜作製、電気・電子材料研究技術テーマ

●酸化物薄膜の形成●High-kゲート絶縁膜の界面特性解析●強誘電体薄膜の電気特性評価研究技術内容

高真空スパッタ複合装置(RFスパッタ・EB蒸着・AES・RHEED)を用いた高品質薄膜の作製とその応用に関する研究に取り組んでいます。また、真空装置を用

諏訪理大

工学部

227諏訪東京理科大学

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いない簡便な薄膜作製方法についての検討を行っています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究所属研究室

王谷研究室所有研究装置

高真空スパッタ複合装置(RFスパッタ・EB蒸着・AES・RHEED)・管状炉・RTA炉・半導体パラメータアナライザ・LCRメーター・強誘電体テスターなど

ワタナベ ヤスユキ

渡邊 康之 准教授研究技術分野 太陽光エネルギー変換工学、応用物性

論、有機半導体デバイス、化合物半導体

研究技術テーマ

●有機系太陽電池の作製及び評価●光合成促進シートの開発及び光変換による光合成促進機能の解明●太陽光利用水素生成技術の探索●固体高分子型燃料電池の作製及び評価●有機半導体デバイス(有機EL、有機トランジスタ)の作製及び評価研究技術内容

今世紀における環境・エネルギー問題、食糧問題は、人類が解決すべき最重要課題です。さらに将来、人類が地球上で安心・安全に生活するためには、太陽光エネルギーの高度利用技術が未来創造のキーテクノロジーになると考えられます。上記の課題に向けて、手本にすべきは光合成です。なぜなら、光合成は生命誕生から現在に至るまで人類をはじめとするあらゆる生態系を支えているエネルギー生成・循環システムだからです。本研究室では、太陽光高度利用のための人工光合成システムの実現を目指し、太陽光の「化学的利用」(燃料生成)、「電気的利用」(太陽光発電)、「生物的利用」(光合成促進)を3本柱とした学際的な研究を展開しています。これらの各分野における太陽光エネルギー高度利用技術に向けた学理の解明とその研究開発を推進することで、次世代人工光合成研究分野の開拓を目指しています。産業への利用

上に記したように、太陽光の「化学的利用」として、太陽光を利用した水素生成技術の探索及び水素を燃料とする固体高分子型燃料電池の高性能化、「電気的利用」として次世代太陽電池である有機系太陽電池の作製及び評価、「生物的利用」として光合成を促進するシートの開発などの研究を展開しています。特に、光合成を促進するシートは、太陽光スペクトルを光合成を促進する波長領域へと変換し、植物の育成を促進(収穫時期短縮、糖度向上)を実証しており、植物工場への展開が視野に入って来ている段階です。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

渡邊康之研究室所有研究装置

有機太陽電池など有機デバイス作製装置(真空蒸着装置、

グローブボックス)ソーラーシミュレーター 半導体デバイス電気特性評価装置 燃料電池評価装置 植物育成用インキュベータ 分光光度計、蛍光光度計 光合成促進評価装置(開発中)

サイトウ タカシ

齋藤 隆 助教研究技術分野 超イオン伝導体研究技術テーマ

●酸化ビスマスをベースとした複合酸化物における電気的性質と結晶構造研究技術内容

酸化ビスマスは823℃付近の高温において、電気伝導度の高い結晶構造へ相転移することが知られている。純粋な酸化ビスマスに他の金属酸化物を添加することにより、より低い温度領域においても高い電気伝導度を保持できるのではないかと考えているが、現段階ではこれらの材料はジルコニア等の高温材料と比較すると実用には不向きである。しかし、電気材料として注目した場合には結晶構造との関連性に疑問が存在し、研究対象としては非常に興味深い存在である。この点を踏まえ、実用に供する電気材料としての可能性を探索するものである。

ナリ タ タカヨシ

成田 正敬 助教研究技術分野 磁気浮上、メカトロニクス、振動工学研究技術テーマ

●柔軟鋼板の磁気浮上装置の開発●多自由度系の強制振動応答解析研究技術内容

自動車や飛行機などの製品に使用されている冷延鋼板は、その製造工程において鋼板とローラの接触による表面品質の劣化が発生し、鋼板搬送ラインの解決すべき課題となっています。この問題の解決方法として、鋼板の上方に設置した電磁石の吸引力により自重を支持する磁気浮上装置が提案されています。しかし近年、薄く強い鋼材の需要が急増していますが、鋼板は板厚が薄くなるほど、複雑な振動が発生して浮上状態を維持すること自体が困難となります。しかし、薄い鋼板であればあるほど高い効果を示す水平方向から磁場を加えることで、高い浮上安定性を得ることができます。本研究は、非常に薄く軽量な鋼板を対象として、水平方向の磁場のみで浮上の支持と安定化を同時に行う磁気浮上の手法を提案しています。これまで検討例のない板厚0.1mmの非常に柔軟な極薄鋼板を浮上可能な磁気浮上装置の実現を目指し、有限要素法を用いた3Dの電磁界解析、数値計算を利用したシミュレーション、制御系設計を行っています。産業への利用

鋼板の製造工程や切板の搬送工程など、接触による対象の損傷を防ぐ必要のある工程について、磁気浮上技術を応用した非接触化が行えます。可能な産学連携形態

共同研究所属研究室

大島研究室

工学部

諏訪理大

228 諏訪東京理科大学

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工学部 コンピュータメディア工学科アイハラ シンイチ

相原 伸一 教授研究技術分野 確率システム、制御工学研究技術テーマ

●確率システムの非線形推定制御理論●確率的無限次元システムの同定●確率システムの金融工学への応用研究技術内容

時間的に不規則に変動するシステムを、観測データを用いてオンラインで同定する数理アルゴリズムの開発を行っている。対象とするシステムは化学プラントのような空間的に広がりを持つ偏微分方程式で表現できるシステムから、株価や債権のような有限次元システムまで広範囲に応用できるアルゴリズムであり、この同定手法は、債権や株式で構成されるオプションのリスク管理にも応用できる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究具体的な産学連携内容

システムのモデリング・同定及び状態推定-アルゴリズムの開発。

シミ ズ シュン ジ

清水 俊治 教授研究技術分野 生体工学、福祉工学研究技術テーマ

●センシング技術の開発●医療・介護システムの開発●ヒトの認知特性に関する研究研究技術内容

本研究室では、より安全かつ高度な生活空間や社会環境を実現するために、ヒトの動作や知覚の特性を計測する技術の開発、さらにヒトの動作に適した製品や医療・介護機器の開発および設計に関する研究を進めている。(主な連携先:自治医科大学、理化学研究所脳科学研究センター、東京大学先端科学研究所他)産業への利用

同上

ナ ラ マツノリ

奈良 松範 教授研究技術分野 マイクロシステム、バイオ活用工学、

リスクマネジメント、環境修復技術、環境材料、グリーン購入

研究技術テーマ

●環境影響評価手法の開発および環境マネジメントの実際●バイオ・マイクロシステムズの創製●自然エネルギーを利用した環境浄化技術開発(水質、大気、土壌)●自然資源(特に森林、水)による健康増進効果の定量化●安全のシステムエンジニアリング研究技術内容

環境評価手法とその実際:LCAに風土性の観点を導入して環境影響評価を行う新しいマネジメントシステムを開発(事業化可能)。バイオ・マイクロシステムズの開発:超臨界流体を用いた人工細胞膜を製造し、薬剤を選択的に患部へ輸送する技術を開発中(製品化は産学共同で可能)。また、太陽光だけを投入エネルギーとして廃木材からのエタノール産生、および産業廃水からの水素エネルギー産生に関する技術を開発(実用化可能)。環境浄化技術は、太陽光と光触媒だけで水質浄化および脱臭するため基礎研究終了(水処理は実用化可能、脱臭は効率向上)。さらに、森林が発生するフィトンチッド(ガス)をGCMSにより詳細に測定し、その分布および生体への影響を生理及び心理学的に検証した。また、景観の画像解析、音環境の心理的影響分析などを加え、科学的なデータに基づいたアンチエージング/健康増進のためのビジネスモデルを構築(事業化可能)。機械/建物システムの安全性を推計するための確率論的なモデルをシステムの実態調査データから構築する方法を開発した(統計的な信頼性を高めた後、実用化段階へ)。産業への利用

第1のテーマ:統合マネジメントシステムの構築ならびに運用については多くの実務的経験があることから、企業にとってより効率的かつコストメリットのあるシステムを紹介したい。第2のテーマ:花粉症等のアレルギーの原因であるアレルゲンの検出システムをマイクロ化することにより、携帯サイズで低コストな装置を試作し、パーソナルユースも可能なものとしている。第3のテーマ:バイオテクノロジーを利用した環境浄化技術に関しては多くの研究実績がある点が強みとなっている。廃棄物や廃水から太陽エネルギーだけを利用して有用なエネルギー(エタノール、水素ガスなど)を高い効率で産生するための方法を開発している。第4のテーマについて、世界で最も森林率が高い日本の森林資源を保護しながら、人々の健康増進に役立てることができるシステムであり、林業あるいは観光業の活性化を図る。第5のテーマについては、安全性のパラダイムがグローバルに変化するであろう予見に基づき、新たなモデルを構築している。これまでの画一的な確率論(統計)に基づくリスク管理が遭遇するであろう困難さを打開するためのブレークスルーを含んでいる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

以下の機関からの受託研究、研究助成、あるいは研究協力の実績があります(カッコ内は研究テーマ)。日本鉄鋼連盟(エコマテリアル)、日本鋼構造協会(ライフサイクルインベントリ調査)、長野県テクノ財団(バイオ・マイクロマシン)、長野県茅野市商工会議所(自然資源活用)、(社)ダクトクリーニング協会(油分汚濁分析計開発)、地元企業:アレルゲン測定用マイクロシステム、花粉症センサー。各研究テーマとも、産学連携を希望する組織とその適用可能性について十分に検討した後、合意できる点があれば、連携の形態にはとらわれず、事業化(製品化)するための協力をしています。所属研究室

奈良研究室所有研究装置

ガスクロマトグラフ質量分析器(GCMS)、ガスクロマ

諏訪理大

工学部

229諏訪東京理科大学

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トグラフ、高速液体クロマトグラフ(HPLC)、ナノサイズ粒計分布測定装置、超臨界二酸化炭素実験装置、生体高分子分析関連機器、分光光度計、水質分析関連装置(BOD、COD、T-P、T-N、SS等)、Ilisa分析装置、各種恒温槽(室)、力学的強度測定装置(2000kN)、ドラフトチャンバ、クリーンベンチ、低温庫、高温高圧滅菌機、自動水処理実験装置、超純水製造装置など

ヒラ タ ユキヒロ

平田 幸広 教授研究技術分野 バーチャルリアリティ、メディア情報

学研究技術テーマ

●バーチャル空間での移動のためのインタフェース装置に関する研究●大型スクリーンを用いたバーチャル空間の映像呈示に関する研究●バーチャルオブジェクトの操作のためのインタフェース装置に関する研究研究技術内容

バーチャルリアリティ(VR)とは、例えばコンピュータのデータで表されたある世界を、私たちが暮らしている実際の世界と同じようなインタラクションが可能な世界にする技術である。本研究室では、VRによって作り出された世界の中で、人間が効率的かつ自然に動き回ったり、インタラクションができるようにするにはどうしたらよいかについて研究している。可能な産学連携形態

共同研究所有研究装置

110インチ3面スクリーン

マツ エ ヒデアキ

松江 英明 教授研究技術分野 通信方式、変復調、フェージング補償、

アドホックネットワーク、アクセス制御、ネットワーク工学、レーダーセンサ技術

研究技術テーマ

●高速変復調技術●アクセス制御技術の研究●ワイヤレスセンサネットワークのアプリケーション開発およびその性能評価に関する研究●電磁環境評価に関する研究●レーダーセンサ技術研究技術内容

・無線通信に関して、通信速度の高速化、品質制御を取り込んだアクセス制御の高度化、必要なときにネットワークが形成され、不要になれば解散するアドホックネットワークおよびレーダーセンサを用いた微小変位の計測などに関して、それら技術を活用した新たは製品化を可能にすることが出来る。産業への利用

・高速OFDM変復調、MIMO、等化、高性能アクセス制御等の無線通信技術について、コンピュータシミュレーション上で確認した新技術を一部、FPGA等を用いて実速度環境における検証をおこなってはいるが、本格

的な利活用に向けて、実ハードウエアもしくはソフトウエア化するためのプロセスを共同研究等を通じて実現することで、研究成果の完成度を高めることができる。これらは、インフラネットワーク、ホームネットワーク等への適用が考えられる。また、レーダーセンサ技術を活用した河川の水量監視、人体の呼吸状態の監視などをネットワークと連携して監視し警報を出すシステムなどを開発できる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

・民間企業と共同で高速無線通信システムを開発 ・民間企業と共同でテレビ素材の映像情報を伝送するシステムのコアとなる変復調装置の開発 ・市、民間企業などと共同で通信ネットワークを構築して、その上で地域に必要な災害監視システム、個人の健康状態を常時監視するシステムなどの開発 ・企業からの要請により、無線LANシステムに関する技術指導所属研究室

松江研究室所有研究装置

WiMAXによる高速無線ネットワーク、メッシュ機能を有するWiFi装置、変復調技術などのシミュレーションソフトウエア、ネットワークに関するシミュレーションソフトウエア

イチカワ スミアキ

市川 純章 准教授研究技術分野 知能ロボティクス、メカトロニクス研究技術テーマ

●複数ロボットの通信ネットーワークを用いた情報収集システムの開発●介助用小型昇降機の開発●柔軟皮膚感覚センサシステムの開発産業への利用

1.無計画に配置された複数ロボットの位置推定方法の研究を基に情報収集システムの構築技術を研究している。応用としては、分布センサのインフラを常設できない環境の情報収集システムの構築や、人の投票行動と位置情報の同時収集システムの構築などが挙げられる。2.新型のアクチュエータである伸縮機構をベースに小型の昇降機の開発を行っている。この伸縮機構は、伸縮時と伸張時の高さ比を大きく設計できることを念頭に開発しており、装置の初期高さを低く、平らにすることが可能となる。この技術は、介助器機としての応用が考えられ、搭乗が容易であり、可搬な昇降機の構築が可能となる。3.人の感覚情報処理の解明を目標として、運動時の皮膚の伸縮に耐え、かつ伸縮情報を収集可能な皮膚センサシステムを開発している。このセンサシステムは、人と接する機械の表面を覆うなどの応用が可能であり、機械の安全性の向上、あるいは人と接する際の情報収集を目的とする機械システムの構築が可能となる。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導

工学部

諏訪理大

230 諏訪東京理科大学

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スギ タ マコト

杉田 誠 准教授研究技術分野 情報セキュリティ、暗号、コンピュー

タネットワーク、ネットワークセキュリティ、ソフトウェアセキュリティ、ワイヤレスシステム

研究技術テーマ

●情報セキュリティ技術の研究●暗号技術の研究●コンピュータネットワークの研究●ワイヤレスシステムの研究●ソフトウェアセキュリティの研究研究技術内容

近年暗号技術が注目を集めています。その中で最新技術として、�共通鍵暗号技術(小規模高速共通鍵暗号等)�公開鍵暗号技術(IDベース公開鍵暗号等)�認証アルゴリズム �セキュリティプロトコル(SSL等)(タイムカプセル暗号等)、等が注目されています。これら技術を新規に適用することで、従来には無かった機能が実現できます。またそれら技術の応用として当研究室ではアドホックセキュリティ技術を研究開発しています。従来アドホックネットワークにおける問題点としては、�利用者の端末が攻撃されたりするセキュリティの問題�「他者の通信を中継しない」という「セルフィッシュ・ノード(自分勝手なノード)」を排除する問題 �P to Pネットワークで起こっているように、ユーザーの使っている携帯電話機からウイルスが拡散するような可能性、等がありましたが暗号技術の適用でこれらを解決することができます。暗号安全性評価技術については、特に共通鍵暗号およびハッシュ関数について世界トップレベルの評価技術を有しております。産業への利用

情報通信、医療システム 現状独自技術を保有しているものの、その技術を実装するためのプログラマ体制が不十分であるという点に課題があるため、共同でプログラミング等の実装作業を行うことができる共同研究パートナーを探している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携所属研究室

杉田誠研究室所有研究装置

暗号安全性検証用コンピュータ

タ ナベ ナリ

田邉 造 准教授研究技術分野 ディジタル信号処理、ディジタル無線

通信、QoS適応制御、ネットワーク工学

研究技術テーマ

●ブラインド信号処理(ブラインド同定、ブラインド等化、ブラインド音源分離など)●雑音抑圧●ぼけと雑音を含む劣化画像の復元●CDMAやMIMO-OFDMにおける最適受信器の設計●QoS適応制御研究技術内容

信号処理技術や制御技術に基づき≪画像分野≫・≪音響分野≫・≪通信処理分野≫の基礎研究および実用化の研究をしています。2009年に誕生した新しい研究室ですが、画像・音響・通信分野に関して多くの独自の技術を持っていることが大きな特徴です。詳しくは研究室HP(http://www.rs.suwa.tus.ac.jp/nari/)を参照ください。産業への利用

[画像分野] 監視カメラやバーコード読み取り装置等における画像をクリアにすることで、認識率を向上させる技術。[音響分野] 音声に雑音が含まれて劣化した劣化音声からクリアな音声を抽出することによりノイズを取り除くヘットホン、およびこの技術を応用した故障診断装置、さらには胎児心拍解析による胎児の健康調査装置の実現。[通信分野] 高速移動体通信におけるMIMO-OFDM通信およびCDMA通信の最適受信機設計における高性能化の実現可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導

ヤマグチ カズヒロ

山口 一弘 助教研究技術分野 ホログラフィ、立体映像処理、画像処

理、波動光学、光計測、並列計算研究技術テーマ

●ホログラフィにおけるリアリスティックな立体映像表現手法の研究●GPUによるホログラムの高速計算手法の開発●波動光学に基づく物体表面の粗さ形状の光計測手法の研究研究技術内容

近年、立体映像技術が注目され、多種多様な3D表示技術が研究開発されています。ホログラフィ技術は物体から人の眼へと到達する光波を完全に再生でき、理想的な3D表示が可能という特徴を持ちます。特に計算機内の数値シミュレーションによってホログラムを生成する計算機合成ホログラムは次世代のディスプレイ技術として期待されており、本研究では、計算機合成ホログラムによって表示される3D物体の材質感表現手法に関して研究を進めています。これにより、従来の技術では困難であった材質感表現を行うことで、実在物体と見間違うかのようなリアリスティックな3D表示を目指しています。また、ホログラム生成に要する膨大な計算時間の削減のために、GPUを用いた超並列計算手法にも取り組んでいます。産業への利用

計算機合成ホログラムは、3Dテレビや医療分野における立体映像表示などの次世代の映像表示システムに応用が期待されています。また、ホログラフィック顕微鏡や表面形状測定などの光計測分野も応用が進んでいます。これらの実用化に向けて、ソフトウェア・ハードウェアの両面から研究開発を進める必要があり、特にホログラムを表示あるいは取得する高性能なデバイスの開発が重要な役割を果たします。シミュレーションにより確認した技術を最大限に活用できるデバイスを用いることで、これまで以上の映像表現・表面計測が期待されます。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導

諏訪理大

工学部

231諏訪東京理科大学

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システム工学部 機械システム工学科ニシヤマ カツヒロ

西山 勝廣 教授研究技術分野 機械材料学、材料工学、材料科学、環

境材料学、組織制御材料設計学、材料設計学、機構設計学

研究技術テーマ

●超硬質材料の創製と応用●マイクロガスタービン翼材料の材料設計●振動吸収能力に極めて優れた高強度・高減衰能材料の創製と構造設計●高性能・高機能性防弾衣・防刃衣の材料設計と創製●高温・高圧用潤滑剤創製のための材料設計とトライボロジー特性研究技術内容

「超硬質材料の創製に関する研究」においては、ホウ素を含むセラミックスであるホウ化チタン、ホウ化ジルコニウム、ホウ化レニウム、ホウ化アルミニウム、ホウ化マグネシウムなどの研究を行ってきた。すでに製鋼、刃物、切削ツール、硬質顔料なのどの製品をすでに開発しているが、さらなる開発を推し進めている。「マイクロガスタービン翼材料の材料設計」では使用温度が1600℃を越える高減衰能を有するガスタービンの材料設計を行っている。「振動を吸収する高減衰能材料の材料設計と創製」については、精密加工装置の振動を低減させ高性能化技術を実現するために、金属系、セラミックス系、ポリマー系、ハイダンピング塗料などの材料の開発を行っている。「高性能・高機能性防弾衣・防刃衣の材料設計」では、子供やコンビニの店員さん、ひいては自衛官・警察官の安全安心を実現するための軽量で高性能・高機能性防弾衣・防刃衣を開発することを目的としている。「高温・高圧用潤滑剤創製のための材料設計」では摩擦・摩耗(トライボロジー)の低減と地球環境にやさしい材料の開発を行うことを目的としている。産業への利用

硬質材料、高温潤滑剤、高減衰能材料、食品包材、粉末冶金、自動車産業、音響分野可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

硬質材料、高温潤滑剤、高減衰能材料、食品包材などの研究分野ですでに製品化の実績や事例を多く持っている。その他所属研究機関

界面科学研究部門所属研究室

諏訪東京理科大学システム工学部機械システム材料研究室(西山勝廣研究室)所有研究装置

走査型電子顕微鏡、エネルギー分散型分析装置、エックス線回折装置、精密弾性係数測定装置、減衰能測定装置、電子ビーム蒸着装置、抵抗加熱式真空蒸着装置、高温高圧摩擦摩耗試験機、高速粉砕機、非金属用溶解炉、真空焼結炉、真空ホットプレス装置、高温熱膨張計、圧縮成形機、硬さ計、構造解析用ソフト

経営情報学部 経営情報学科オクハラ マサ オ

奥原 正夫 教授研究技術分野 統計的品質管理、価値工学研究技術テーマ

●直交配列表での飽和計画の解析に関する研究●ISO9001を利用した品質情報システムの研究●付加機能の組み合わせによる交互作用効果の研究研究技術内容

多くの組織で認証されているISO9001を利用することによる品質情報システムの構築を研究している。可能な産学連携形態

受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

企業における品質情報システムの構築及び評価研究

コ サカ タケシ

小坂 武 教授研究技術分野 情報システム論、経営学研究技術テーマ

●ポスト・モダンの情報システム分析設計方法論●情報システムのインタープリティブ研究●IT導入と組織観・ワークスタイルの相互作用研究●情報システムの比較文化研究研究技術内容

ITは組織や市場を変革するポテンシャルを有するが、関係する組織や人々の状況によってその変革の実現は一様ではない。本研究室では、IT導入と組織・市場の相互作用プロセスの重要性に着目し、社会学などの他分野の成果も取り入れ、システム分析・設計、および組織・市場への情報システムの実施に関して学際的な研究をしている。産業への利用

システム分析時において組織の問題や価値観を明らかにすることを通じて、情報システムに対する組織や人ごとに異なるニーズを把握する方法を提供する。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

情報システム構築プロジェクトのコンサルティング、組織変革プロジェクトのコンサルティング。

ゴ ミ ツグ オ

五味 嗣夫 教授研究技術分野 地域産業論研究技術テーマ

●諏訪地域の産業振興施策●上記に関係したビジネスモデルの構築研究技術内容

諏訪地域の産業が低迷してきている。このままでは地域の発展に大きな影響が出るとの認識から、地域の産業振興の在り方について研究する。複数の地域企業と新ビジネス創造に向けての共同研究を行う。産業への利用

ものづくりからモノ・コトづくりへの発想の転換が必要

システム工学部

諏訪理大

経営情報学部

諏訪理大

232 諏訪東京理科大学

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との考えに立ち、製造業のサービス化を志向。植物野菜工場のモニタリング・遠隔コントロールシステムをビッグデータの取り扱いを含めて開発し、そのしくみを介護・福祉などの社会ニーズへの適用を志向する。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

・本学地域コンソーシアム推進協議会による企業との共同研究への助成・地域の複数企業と新ビジネス推進協議会活動所属研究室

五味研究室所有研究装置

植物野菜工場ユニット

ヒロ セ ヒロ オ

広瀬 啓雄 教授研究技術分野 e-Learning、Web-Based、Training、

教育工学研究技術テーマ

●知識社会における教育支援システムのデザイン●個人特性を考慮したWeb-Based Training(WBT)システムの開発●e-Learning教材のデザイン●オンラインマニュアルの品質改善研究技術内容

知識社会において社員教育は、企業の最重要戦略の一つであるが、社員教育=集合教育やOJTといった考え方が大勢を占めている。本研究室では、社員教育を支援する仕組みとして、社員教育をLearning Support System(学習支援システム)、Electronic Performance SupportSystem(電子的業務支援システム)、CommunicationSupport System(交流支援システム)、KnowledgeSupport System(知識蓄積支援システム)の4つのサブシステムの集合体と定義している。組織や学習の進展に合わせて4つのサブシステムの構成を考えた教育システムを構築することにより、永続的な知識の循環が発生し、社員の知識レベルが向上することを実証しようとしている。産業への利用

WBTシステムの開発可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導所属研究室

広瀬研究室

マツオカ タカ シ

松岡 隆志 教授研究技術分野 情報力学とその応用研究技術テーマ

●量子エンタングルド状態の解析●情報量を用いた株価変動解析とその応用研究技術内容

情報力学とは、その解析の中心に、系の複雑さを定量的に表す指標(例えば、エントロピーや相互エントロピーなどの情報量)を据えた理論で、Ohyaにより提唱された数理科学における新しい枠組みと言えるものである。

情報力学は、カオティックな力学系の時間発展の解析などに大きな力を発揮するが、本研究室では、情報力学を自然科学の分野に限らず、金融工学等の分野にも適応し解析を行っている。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

情報理論や複雑系に関わる基礎研究。

ヤナギ タ ヒトシ

柳田 仁 教授研究技術分野 環境保全、環境経営会計、再生エネル

ギー、ISO14000、ドイツ環境管理会計、CSR、持続可能な発展

研究技術テーマ

●環境保全と経営会計●持続可能な発展とCSRとの関連●再生エネルギーの効率利用研究技術内容

われわれの住む地球は宇宙に浮かぶ微小な飛行船に過ぎない。限られた天然資源、環境容量、人材という制約条件のもとでいかにしたら人類・国家自治体・企業等において持続的発展が可能か。そのためには発想の転換が必要であろう。これまでに提唱されてこなかったような内容・規模の循環経済、技術開発、CSR、・・・の実践。その1つのアプローチとして環境・CSRの面から研究を進めたい。産業への利用

持続可能な発展のための環境・CSR戦略所属研究室

柳田仁研究室

ヨシザワ マサヒロ

吉沢 正広 教授研究技術分野 経営学研究技術テーマ

●企業の海外進出研究技術内容

日本企業の海外進出、優位性の源泉など産業への利用

日本企業が海外進出際の支援など可能な産学連携形態

共同研究

イイ ダ ヨウイチ

飯田 洋市 准教授研究技術分野 集団意思決定、数理計画問題研究技術テーマ

●集団意思決定手法についての研究●AHP/ANPの数学的精緻化の研究●数理計画法による問題解決研究技術内容

集団意思決定手法としてAHP(Analytic HierarchyProcess)とANP(Analytic Network Process)の研究を行っています。理論ベースでの研究になりますが、実用化するためのソフトウエアの開発に関心があります。

諏訪理大

経営情報学部

233諏訪東京理科大学

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日本には適当なソフトウエアが存在しないため、このような手法が普及していない側面があります。なお、市販テキスト及び付属CDとして配布されるソフトウエアは存在します。産業への利用

集団意思決定手法としてAHP(Analytic HierarchyProcess)とANP(Analytic Network Process)の研究を行っています。ソフトウエアの開発および一般企業への普及などに関心があります。可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

現在までありません。所属研究室

飯田洋市研究室

ナカ イ セイ ジ

中井 誠司 准教授研究技術分野 証券投資、財務会計研究技術テーマ

●証券投資理論研究技術内容

証券市場において財務情報が投資家の投資行動にどのような影響を与えるかを研究している。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導

ナカヒラ カズヒコ

中平 千彦 准教授研究技術分野 応用経済工学、応用計量経済学、応用

マクロ経済学研究技術テーマ

●応用経済工学●応用計量経済学による実証経済研究●応用経済時系列分析による日本経済の実証研究研究技術内容

我々を取り巻く経済現象は、極めて複雑な連関性を有するものです。従って、経済の動きを捉えるためには、経済現象の相互連関性を理解しなければなりません。私は、そのような視点から、経済データ分析、特に応用経済時系列分析を通して、経済変動を実証的に捉える努力をしています。可能な産学連携形態

技術相談・指導所属研究室

諏訪東京理科大学経営情報学部 中平研究室所有研究装置

大規模な研究装置は使用しておりません。

ヒラ オ タカシ

平尾 毅 准教授研究技術分野 イノベーション、人材マネジメント、

経営史、経営学研究技術テーマ

●イノベーション・マネジメント●戦略論

●技術経営●人材マネジメント●日本の企業システム研究技術内容

日本企業の強みを活かした競争戦略を検討するため、事例研究をしている。外部資源を活用するため、ネットワーク研究をしている。産業への利用

技術の最先端を走りながら、それが収益獲得に結びつかないというケースが間々あります。こうした問題の原因を経営の視点から分析し、その解決策を検討します。そして、自社の製品・サービスをいかに収益に結びつけるか、そのビジネス・モデルの構築をおこないます。また、情報的資源としてのヒトを育成し、活用する仕組みの構築をおこないます。可能な産学連携形態

共同研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

事業(製品)ポートフォリオ分析、損益分岐点分析を用いた収益構造の分析や、新規の技術・サービスの事業化に向けたビジネス・モデルの構築をコンサルティングします。

ミ ヨ サワ タダシ

三代沢 正 准教授研究技術分野 情報通信、メディア情報処理、コンテ

ンツ配信、技術経営研究技術テーマ

●通信・放送融合に関連する技術、制度、ビジネスモデル●マルチメディア情報処理、マルチメディア統合アーキテクチャ●遠隔支援システム●情報分野における技術経営●ユーザ視点で の 技 術 評 価 モ デ ル(Quality ofExperience)研究技術内容

1.地域情報のより円滑でタイムリーな発信のため、地域情報プラットフォーム構築と通信・放送を連携した発信方式に関する研究開発を行っている。2.画像映像機器やデバイス、またセンサーデバイス等のハードウエアを最適に生かすために、ソフトウエア(アプリケーション)やサービス、企画に関する、研究開発を行っている。3.上記の技術内容をビジネスに展開するための、技術経営の研究を行っている。産業への利用

自治体、システムインテグレーター、映像・画像機器メーカー、センサーメーカー等が想定される。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

地域情報プラットフーム研究においては、H24、25年度に総務省のSCOPEの援助により、地元自治体と地元企業とともに「地域観光振興と防災に向けた地域情報プラットフォームとエリアワンセグ放送システムの研究開発」のテーマで研究開発を行った。所属研究室

経営情報学部

諏訪理大

234 諏訪東京理科大学

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三代沢研究室所有研究装置

ワンセグ放送用電波試験装置等

イノウエ ヨシ ミ

井上 善美 講師研究技術分野 マーケティング、グローバル・マーケ

ティング研究技術テーマ

●部品調達システムにおける企業間関係●観光産業におけるITCの活用●市場創造と持続的競争優位の獲得研究技術内容

グローバル化と情報化が進む中、あらゆる産業および企業においては環境変化に対して創造的に適応することが求められています。マーケティングおよびグローバル・マーケティングの視点から、企業活動を価値連鎖の一環として捉え、それが環境変化によってどのような対応が求められているのかについて研究しています。産業への利用

マーケティングとは「市場創造」を目的としています。変化する外部環境に創造的に適応しながら、持続的な競争優位を獲得するための仕組みづくりについての共同研究パートナーを探しています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究員受入、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携具体的な産学連携内容

2005年6月~2006年3月 某企業グループマーケティング研究会外部講師。2006年8月~2007年3月 財団法人機械振興協会経済研究所研究委員。2008年6月~2009年3月 某企業グループマーケティング研究会講師。

ツチ ヤ タケシ

土屋 健 講師研究技術分野 分散協調システム、情報通信ネット

ワーク研究技術テーマ

●分散システム構成●インターネット●知能化データベース●通信ネットワークアーキテクチャ●ネットワーク高度化研究技術内容

ネットワーク、特にインターネットを高機能化する技術について研究を行っている。インターネットの最大の利便性であるどこでもつながることを利用し、安定したシステム利用を実現するためシステムの分散化を可能とする各種技術についてこれまで検討してきた。具体的には、情報検索、データベース等の分散化技術を提案している。これにより、インターネット上の情報が増大しても、システムの分散化を可能とすることで、システム自身を高機能化することなく対応を可能としている。産業への利用

IT、特にネットワーク基盤技術全般に関して対応が可能です。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導、国際的産学連携

トリ イ ヨウスケ

鳥居 陽介 講師研究技術分野 財務管理、経営分析研究技術テーマ

●株式持ち合いの財務的役割に関する研究●日本における「信託口」の意義と役割研究技術内容

日本においても支配的な地位を占めている英米機関投資家から批判されている「株式持ち合い」ですが、いくつかの日本企業は株式持ち合いを戦略的提携の担保として行っていると考えられます。株式持ち合いを有効に活用している事例を積み上げ、いかにして英米機関投資家に説明を行い理解を求めていくか、について研究しています。可能な産学連携形態

技術相談・指導所属研究室

経営情報学部経営情報学科鳥居研究室(2号館2階)

ヤマガタ ヒロヒサ

山縣 宏寿 講師研究技術分野 人的資源管理、社会政策研究技術テーマ

●賃金管理●労働時間管理●労働政策●労使関係研究技術内容

特に1990年代以降、非正規雇用は量的に拡大する一方、質的にも正規の労働に近接する中で、必要とされる人事労務管理のあり方について研究をしています。また日本における賃金形態が従前の属性基準賃金から職務基準賃金に近づいているとも評価されるなか、賃金制度運用上の問題や、人材育成との整合性などについて研究を行っています。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

■A社(大手電力会社)の女性就労促進、環境整備に係る社内プロジェクト、■B社(小売業)賃金制度改定における人事制度検討委員会委員、■C社(小売業)従業員の職務満足に関するプロジェクト ■(単産主催)臨時・非常勤等職員の業務分析作業委員会委員

オ ザキ タケシ

尾崎 剛 助教研究技術分野 教育工学研究技術テーマ

●Moodleを用いたアクティブ・ラーニングの実践と検証研究技術内容

学習者の学習意欲を向上させながら自ら進んで学習を行うようにするためのITを使った方法を確立することを目的に、MoodleやMaharaといった既存の学習支援シス

諏訪理大

経営情報学部

235諏訪東京理科大学

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テムの活用方法や運用方法について実践、検証を行っている。

共通教育センターカナ イ ノリ オ

金井 範夫 教授研究技術分野 数学教育研究技術テーマ

●数学啓発の研究研究技術内容

地元新聞を通して、数学啓発の研究と実践を行っている。産業への利用

書籍出版、教育ソフト開発協力。可能な産学連携形態

技術相談・指導具体的な産学連携内容

連載記事の実績内容に基づく講演、セミナー、書籍出版、教育ソフト開発協力。所属研究室

金井研究室

キ ムラ マサヒロ

木村 正弘 教授研究技術分野 素粒子、原子核、ハドロン物理学、パー

コレーション研究技術テーマ

●素粒子や原子核の間に働く力の性質●半導体内部での電子や正孔の運動及び半導体の特性●音や音声の周波数特性●浸透確率のシミュレーションと解析研究技術内容

例えば、クオーク間相互作用の研究を目的として、観測された中間子などのエネルギー準位を再現するように理論的構築を行い、数値計算によって解析を行っている。またパーコレーションの分野では、パソコンを用いて浸透確率のシミュレーションを行い、結果の解析をしている。

シノハラ キクノリ

篠原 菊紀 教授研究技術分野 神経科学、脳、近赤外線分光法、経営

学、商学研究技術テーマ

●多チャンネル近赤外線分光法、視線解析による商品・サービス評価●アミューズメントの介護予防等への利用●依存対策とアミューズメント利用の共存体制の構築●幼児教材開発●脳トレ問題開発研究技術内容

本研究室には、脳イメージング機器(光トポグラフィ装置、fNIRStation)、視線追尾システム、自律神経計測装置などがあり、脳神経科学的知見を加味した商品評価・開発指標の獲得を目指すことができる。また依存問題に詳しく、リスクと楽しさの共存を目指すアミューズメン

ト施設運営などに寄与できる。遊技機産業、教育産業、自動車産業、観光産業などの各種企業からの受託研究、国土交通省の交通ストレス調査等、研究実績は豊富。産業への利用

脳活動評価は製品・商品・サービス評価に応用できる。直接的な評価の他、開発者との共同研究によって、開発者の製品・商品・サービス開発力の向上を狙える。また依存問題を視野に入れた、リスクと楽しさの共存を目指すアミューズメント施設運営などに寄与できる。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導具体的な産学連携内容

・アミューズメント商品の評価および開発指針の提案・サービス商品の評価および商品開発の提案・幼児教育教材開発・介護予防支援ツール開発所属研究室

篠原研究室所有研究装置

多チャンネルNIRS(FOIRE3000/16、ETG-100) 視線解析システム自律神経活動計測装置

セイトウ タ カ コ

清藤 多加子 教授研究技術分野 英語教育研究技術テーマ

●TOEIC等々の英語検定試験の研修●英語を使う環境の設計研究技術内容

自らの意見を、英語で過不足なく述べられる人材を育成する。大学の正課内での英語学習時間は、英語への露出時間としては絶対的に足りていない。卒業後、社会に出てから仕事で英語が必要になった時に活用できるレベルに至るには現状のままでは困難である。様々な現存する英会話教材も活用しながら、課外で英語に触れる機会を増大させ、英語を話さざるをえない環境づくりを、予算や設備に応じて整える提言をすることができる。可能な産学連携形態

国際的産学連携

セキヅカ シヨウジ

関塚 正嗣 教授研究技術分野 哲学、環境倫理学、「環境」概念の研

究、里山再生活動の研究研究技術テーマ

●現代において環境倫理はどうあるべきか●「環境」をどう理解するか(「ひと(人)がさと(里)にすむ(住む)」という視点から考える)●環境保護のため市民と行政と企業の連携をどうつくっているか●環境関連の条例(例「里山条例」)のあり方研究技術内容

「私たちは自然環境を守るべきである」という環境倫理は、「ひと(人)がさと(里)にすむ(住む)」という私たちの根源的世界経験から生い立っていると私は考える。この視点から、私たちの生の在り方(ライフスタイル)を反省的に問い直す研究をしている。産業への利用

経営情報学部

諏訪理大

共通教育センター

諏訪理大

236 諏訪東京理科大学

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環境の視点、環境問題に自覚的な消費者の視点から製品開発、土地開発について考える可能な産学連携形態

共同研究

アオ ノ トモ コ

青野 智子 准教授研究技術分野 文化政策学、アメリカ文化研究研究技術テーマ

●文化政策●アメリカ文化研究●英語教育研究技術内容

英語教材・教授法の評価・作成可能な産学連携形態

共同研究

ナ ラ ユ ミ コ

奈良 裕美子 准教授研究技術分野 英語圏文学・文化、アメリカン・ル

ネッサンス、メルヴィル、ホーソーン、英語教育

研究技術テーマ

●19世紀アメリカ文学・文化●英語教育研究技術内容

米国研究の一環として、文学に反映された思想・宗教・文化を社会学的に研究している。また、英語教育においては、レベル別英語学習法・指導法の研究を行っている。産業への利用

英米圏文学・文化教材開発。英語教材開発。英語教育法・学習法指導。可能な産学連携形態

共同研究、受託研究、技術相談・指導

ム トウ ヒデシ

武藤 英 准教授研究技術分野 イオンビーム工学、加速器、薄膜、重

イオン照射研究技術テーマ

●イオンビームスパッタリング法による薄膜作製●イオン源の開発●重イオン照射による薄膜の結晶化など研究技術内容

普通のエレクトロンビーム蒸着法などではなく、physicalに(熱ではなく)高融点金属やセラミックをコーディングできる。産業への利用

半導体製作用イオン源(酸素ビームを安定に出す)、イオンビームスパッタリング装置の開発可能な産学連携形態

共同研究具体的な産学連携内容

会社と装置を作りたい。アイデアや図面はすでに武藤にある。

サクライ テツロウ

櫻井 哲朗 講師研究技術分野 統計学研究技術テーマ

●高次元漸近理論の研究●高次元データ解析の研究研究技術内容

計算機の進歩により大量に観測されたデータから、その背後に潜む構造を明らかにするため、高次元漸近理論の研究を行っている。また、得られた結果をもとに実際のデータに適用し、種々のデータ構造のモデル化を研究も行っている。

諏訪理大

共通教育センター

237諏訪東京理科大学

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学校法人東京理科大学産学官連携ポリシー

「科学技術創造立国」を標榜するわが国では、人材育成と基盤技術創成の両面で理工系大学の役割に大きな期待が寄せられている。 学校法人東京理科大学は、建学の精神である「理学の普及を以って国運発展の礎となす」を承継・発展させ、「科学技術の開拓・創成を以って科学技術創造立国の基礎となす」を理念としている。 この理念に基づいて、高度な教育並びに先端的研究を実施することは、東京理科大学、山口東京理科大学及び諏訪東京理科大学(以下「本学」という。)に課せられた社会的責務である。本学は従来からも、産業界、教育界等に多くの人材を輩出し、最先端の研究成果を社会に公開する等、「教育」及び「研究」の面で多大な社会貢献に努めてきた。 加えて、今日の社会においては、産業界並びに公的機関等との連携により研究成果を知的財産として活用し、産業の発展に直接寄与することを通じて社会の発展に貢献することが大学に求められている新たな責務である。 このような社会的要請に鑑み、本学においては、産学官連携活動を「本学の教育・研究の成果を知的財産として産業界並びに公的機関等で活用するための連携活動」と定義し、積極的に推進する。これによって本学は、新たな社会貢献を果たすことができるとともに、その成果が本学に還元されることで、本学の教育・研究活動がより一層活性化される。 本学は、「教育」、「研究」はもとより、「産学官連携活動」による社会貢献を通じて、「先端的科学技術の創造」の先駆的役割を果たし、さらに地域社会から国際社会に至るまで、広く人類社会の発展、並びに文化の進展に寄与することを目的として、ここに「産学官連携ポリシー」を制定する。

(産学官連携活動の推進)1.本学の主体性及び教育・研究活動の自主性を尊重した産学官連携活動を推進する。

(国際的な産学官連携活動の推進)2.国際的な産学官連携活動を推進することにより、教育・研究の質の向上を図る。

(技術移転の推進)3.本学の教育・研究成果を産業界等に積極的に技術移転し、産業の発展に貢献する。

(地域振興への貢献)4.地域社会と連携を図り、地域の産業や文化の振興に貢献する。

(教職員等の評価)5.産学官連携活動への寄与を教職員等の業績として適切に評価する。

(公平性・透明性)6.法令及び学内諸規程を遵守し、公平性及び透明性の高い産学官連携活動を行い、社会に理解の得られる活動を行う。

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 東京理科大学 研究戦略・産学連携センターは、共同研究・受託研究・技術指導など、産学官連携に関する各種ご相談に応じております。各分野専門のURAが対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

企業の研究開発課題が本学教員の研究課題と共通する場合、共同研究を行うことができます。共同研究に係る公的機関との連携についてもサポートいたします。

企業における研究開発課題等について、本学教員の研究課題と合致する場合は、受託研究を行うことができます。

本学教員が研究室で技術指導を行います。また、直接企業にお伺いして技術指導やコンサルティングを行うことができます。

研究の結果として得た成果物(材料、試料、試作品、モデル品、実験装置等)を提供します。また、外部機関における研究成果物を受け入れることができます。

相談内容について、本学URAが対応します。必要に応じ、秘密保持契約を取り交わします。

研究内容や条件について協議します。

研究契約期間は原則年度契約となり、1年間ごとに契約します。契約者は法人となります。

具体的費用は案件により異なります。

相談の流れ(例)

受 託 研 究

技 術 指 導 成 果 有 体 物

共 同 研 究

技 術 相 談1 契 約 締 結3

研究費納入4

契約条件等協議2

研 究 開 始5研究成果のとりまとめ

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技術相談学校法人東京理科大学産学官連携ポリシー

「科学技術創造立国」を標榜するわが国では、人材育成と基盤技術創成の両面で理工系大学の役割に大きな期待が寄せられている。 学校法人東京理科大学は、建学の精神である「理学の普及を以って国運発展の礎となす」を承継・発展させ、「科学技術の開拓・創成を以って科学技術創造立国の基礎となす」を理念としている。 この理念に基づいて、高度な教育並びに先端的研究を実施することは、東京理科大学、山口東京理科大学及び諏訪東京理科大学(以下「本学」という。)に課せられた社会的責務である。本学は従来からも、産業界、教育界等に多くの人材を輩出し、最先端の研究成果を社会に公開する等、「教育」及び「研究」の面で多大な社会貢献に努めてきた。 加えて、今日の社会においては、産業界並びに公的機関等との連携により研究成果を知的財産として活用し、産業の発展に直接寄与することを通じて社会の発展に貢献することが大学に求められている新たな責務である。 このような社会的要請に鑑み、本学においては、産学官連携活動を「本学の教育・研究の成果を知的財産として産業界並びに公的機関等で活用するための連携活動」と定義し、積極的に推進する。これによって本学は、新たな社会貢献を果たすことができるとともに、その成果が本学に還元されることで、本学の教育・研究活動がより一層活性化される。 本学は、「教育」、「研究」はもとより、「産学官連携活動」による社会貢献を通じて、「先端的科学技術の創造」の先駆的役割を果たし、さらに地域社会から国際社会に至るまで、広く人類社会の発展、並びに文化の進展に寄与することを目的として、ここに「産学官連携ポリシー」を制定する。

(産学官連携活動の推進)1.本学の主体性及び教育・研究活動の自主性を尊重した産学官連携活動を推進する。

(国際的な産学官連携活動の推進)2.国際的な産学官連携活動を推進することにより、教育・研究の質の向上を図る。

(技術移転の推進)3.本学の教育・研究成果を産業界等に積極的に技術移転し、産業の発展に貢献する。

(地域振興への貢献)4.地域社会と連携を図り、地域の産業や文化の振興に貢献する。

(教職員等の評価)5.産学官連携活動への寄与を教職員等の業績として適切に評価する。

(公平性・透明性)6.法令及び学内諸規程を遵守し、公平性及び透明性の高い産学官連携活動を行い、社会に理解の得られる活動を行う。

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