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I I n n p p h h o o Quick Guide Match AT DTMaster Ortho Master Ortho Vista Ortho Vista Seam Editor(SE) 株式会社 ニコン・トリンブル 2009 年 4 月版

Inpho - ジオインフォマティックスHP · 2014. 9. 10. · Inpho デジタル写真測量システムQuickGuide -4- 2.システムを起動する デスクトップにあるアイコン(Applications

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IInnpphhoo

デデジジタタルル写写真真測測量量

シシスステテムム

Quick Guide

Match AT

DTMaster

Ortho Master

Ortho Vista

Ortho Vista Seam Editor(SE)

株式会社 ニコン・トリンブル

2009 年 4 月版

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Inpho デジタル写真測量システム QuickGuide

-1-

本書について…

本書は、空中写真と標高データよりオルソ画像を生成し、オルソ画像のモザイク処理をする為の一連

の操作方法を記載しています。製品の流れは「Match AT」→「DTMaster」→「Ortho Master」→「Ortho

Vista」→「Ortho Vista SeamEdior」(以下、Ortho Vista SE)です。

詳しい操作方法、説明は、オンラインヘルプ等をご利用ください。

-目 次-

本書について… ........................................................................ 1

各製品の役割とワークフロー ............................................................ 2

1.事前準備(プロジェクトフォルダを用意する) .......................................... 3

2.システムを起動する .................................................................. 4

3.プロジェクトを作成する .............................................................. 5

3-1.新規にプロジェクトを作成する .................................................... 5

3-1-1.基本情報を設定する .......................................................... 5

3-1-2.カメラ情報を設定する ........................................................ 5

3-1-3.GPS/INS データを取り込む(EOファイルの取り込み) ............................ 9

3-1-4.イメージ画像を定義付けする ................................................. 13

3-1-5.Strip データを生成する...................................................... 15

3-1-6.標定座標を取り込む ......................................................... 19

3-1-7.基本情報を保存する ......................................................... 22

3-2.既存プロジェクトを取り込む ..................................................... 23

4.標定位置を確認する(MATCH-AT) ..................................................... 24

5.標高データを取り込み確認する(DTMaster) ........................................... 28

5-1.標高データを取り込む ........................................................... 28

5-2.標高データを Viewする .......................................................... 31

5-3.データ保存し DTMaster を終了する ................................................ 32

6.オルソ画像を生成する(OrthoMaster) ................................................ 36

7.モザイク処理による製品画像(成果)を出力する(OrthoVista) ......................... 42

8.オルソ画像間の接合部の編集をする(Ortho Vista SE) ................................. 47

9.編集した Seamデータを使ってモザイク処理をする(OrthoVista) ........................ 52

付 録 ............................................................................... 54

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-2-

各製品の役割とワークフロー

データ取得

空中三角測量

地形モデリング

オルソフォト作成

APPLANIX DSS,他社航空デジタルカメラ,GPS&IMU データ

DTMaster

(抽出範囲設定・ビュワー)

MATCH-T(標高データ生成)

Ortho Vista

(オルソ画像モザイク処理)

Ortho Master

(オルソ画像生成)

デジタル写真測量システム(Applications Master)

Ortho Vista SE

(タイル接合部の編集等)

MATCH-AT

オルソフォト処理

(オルソ画像)

(シームライン) (編集後シームライン)

オルソ画像成果

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-3-

1.事前準備(プロジェクトフォルダを用意する)

本システムで使用するデータを管理するためのフォルダを用意し、必要なデータを確認します。

作成するフォルダとデータ内容は次の様に用意します。

!フォルダ名・ファイル名は半角英数字で設定してください。

処理に必要なデータの確認

必要データ 内 容 備 考

飛行コース情報 撮影コースと写真番号 記述のあるレポート

カメラ情報 カメラ仕様 記述のあるレポート

GPS/IMU(EOファイル) 飛行体の位置データ テキストファイル、POSファイル

地上標定点データ 地上パスポイント テキストファイル

イメージ画像 空中写真 Jpg,Tiff画像等

標高データ メッシュ単位の標高データ テキストファイル,DEMファイル

作業するプロジェクトのフォルダを作成

ex) d:¥data¥nigata-eki

DTM 生成したデータの保存フォルダを作成

処理する空中写真の格納場所と画像ファイルを保存

オルソ画像のモザイク処理データを保存

モザイク処理を複数回処理する際、その都度フォルダ

を作成しその中に保存します。

オルソ画像の保存先フォルダ

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-4-

2. システムを起動する

デスクトップにあるアイコン(Applications Master)をダブルクリックして起動します。

各製品は「Apprications Master」から起動します。

MEMO.各製品を起動するには、対応するドングルをセットしておく必要があります。

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Inpho デジタル写真測量システム QuickGuide

-5-

3. プロジェクトを作成する

3-1.新規にプロジェクトを作成する

メニューバー「File」-「New File」をクリックします。

3-1-1.基本情報を設定する

「Basic」画面に、基本情報を入力・設定します。

「OK」をクリックして、設定を保存します。

3-1-2.カメラ情報を設定する

(1) 「Project Editor」のメニューバー「Edit」-「Cameras」をクリックします。

プロジェクト名、作業者、ログファイル保存先を設定

座標系情報を設定

※EO ファイルをインポートする内容が XYH の場合、

「local」を選択しても構いません。

補正方法を設定

※初期設定で構いません。

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-6-

(2) 設定方法は、直接設定の他、既存のカメラデータを読み込む方法があります。

既存のカメラ情報を取り込む場合

-1.「Import」をクリックします。

-2.foemat 欄から取り込む方法を選択します。

-3.参照先を選択して「Next」をクリックします。

-4.一覧から必要なカメラをクリックして、「Finish」をクリックします。

Inpho Camera File:

本システムでファイル化したファイル

Inpho Project File:既存プロジェクト内の Camera情報

直接設定の場合

既存のカメラデータを

取り込む場合

データ参照先を設定

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-7-

直接設定する場合

-1.「Add」をクリックします。

アナログカメラの場合左画面、デジタルカメラの場合右画面の様にセットします。

Camera ID:使用カメラ名称

Sensor Type:アナログカメラ・デジタルカメラの選択

Brand:カメラ機種の選択

-2.「Edit」をクリックすると下図の画面が表示されます。

タブをクリックしてカメラの設置位置およびキャリブレーション情報等を設定します。

・Basic:カメラ情報と設置オフセットの設定

Identification: カメラ情報を設定します。(Serial number を入力します)

Platform: カメラのオフセットを設定します。

“Camera mount rotation”は、取り付け方向を間違えないように

注意してください。

・Calibration:レンズ情報の設定(カメラ仕様レポートを参照して設定)

GPSX

Z

Y

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-8-

・Fiducial Marks:基準位置の設定(DMC にはありません)

(カメラ仕様レポートを参照して設定)

・Distortion:歪曲補正の設定(DMC の場合特に設定不要です)

(カメラ仕様レポートを参照して設定)

(3) カメラ情報を設定後「OK」をクリックします。

「Camera Editor」画面に設定したカメラが表示されます。

各基準位置を設定します。

「Preset」で一度に入力シートを用意できます。

基準位置のパターンは、ここ

をクリックして適切なパターンに

切り替えます。

MEMO.カメラ情報をファイル化することにより、次回のプロジェクトで入力の手間を省くことができます。(「Camera

Editor」内の「Export」コマンド)

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-9-

(4) 「OK」をクリックします。

「Project Editor」画面内の「Cameras/Sensors」欄にセットされます。

3-1-3.GPS/INS データを取り込む(EOファイルの取り込み)

(1) 「Project Editor」画面内の「GPS/INS-…」をダブルクリックします。

(2) 「import」をクリックして GPS/INS データファイル(EO ファイル)を選択します。

必要に応じて、取り込みフ

ァイル種類を切り替えます

ファイル内のデータ開始行数を

設定します。

設定値は、画面下部プレビュー

で確認できます。

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「Import begins at row」にファイル内のデータ取り込み開始行を設定します。

「Grouping separators」に Strip の区切りとなる値を設定します。(必要に応じて)

「Next」をクリックして、次に進みます。

(3) ビュー画面を見ながら、取り込む値が正しく区切られているか確認します。

適切でない場合、「delimiters」欄から正しい区切りとなる項目にチェックをつけます。

「Next」をクリックして、次に進みます。

(4) 各列に対するアイテムを割り当てます。

設定する列を選択し、上部のアイテム(「ID」「EastX」…)から適切な項目を選択します。

データ内容は、成果表などを参照して正しく設定します。

!アイテムの内「EastX」「NorthY」とは測量座標系の「Y」「X」を指します。

「Next」をクリックして次に進みます。

列をクリックした後、上部アイテム欄か

ら該当するアイテムをクリックします。

取り込まない列には何も選択しません

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-11-

(5) 「ID Extraction method」から抽出方法を選択します。

選択方法に従った結果が ID 欄に表示されます。

イメージ画像の ID と一致する様に設定します。

「Next」をクリックして次に進みます。

(6) 取り込むデータの座標情報を設定します。

?取り込む EO ファイル内の座標が XYH の場合、local を選択して構いません。

「Next」をクリックして、次に進みます。

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-12-

(7) 「Next」をクリックして、次に進みます。

(初期値のまま次に進みます)

(8) 初期化の方法とデータの生成方法を設定します。

ここでは「GPS/INS」を選択します。

「Finish」をクリックして終了します。

(9) 一覧に取り込んだデータが表示されます。

「OK」をクリックして完了します。

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「GPS/INS…」欄に取り込みデータ数が表示されます。

3-1-4.イメージ画像を定義付けする

(1) 「ProjectEditor」画面内の「FrameType」をダブルクリックします。

(2) 「Import」-「Image Files」をクリック、「Add」-「Add Directory」してイメージ画像を

取り込みます。

(3) 「Camera」欄に使用するカメラを選択し、「Terrain Height」に平均的な地形高さを設定

します。

MEMO.初めに GPS/INS データ(EO ファイル)を取り込んだ場合、「Initializ with existing GPS/INS orientation」

にチェックをつけてください。

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(4) 「Next」をクリックして次に移ります。

イメージ画像ファイル名から ID を抽出します。

「ID Extraction method」から抽出方法を選択します。

イメージファイル名の番号のみを抽出する場合、「Use digits only」を選択します。(下図左)

イメージファイル名の指定のカラムを採用する場合、「UseAnyCharacter」を選択し、

「Deploy Section from Position…」にチェックをつけて、各欄に採用する開始文字数と最

終文字数を設定します。(下図右)

?ID 欄で取り込む名称内容を確認できます。

(5) 「Next」をクリックして次に移ります。

「Finish」をクリックしてイメージ画像の設定を終了します。

(6) 画面内に取り込んだイメージ画像がリスト表示されます。

MEMO.「Oerwrite photos already existing」にチェックをつけると、対象画像を既存のイメージ画像ファイルに上書

き処理します。

開始文字数と最終文字数を設定

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「OK」をクリックして完了します。

「Project Editor」画面内の「Frame Type」に取り込んだイメージ画像数が表示されます。

3-1-5.Strip データを生成する

EO ファイルを元にコースデータの生成とイメージ画像の設定をします。

(1) 「Project Editor」画面内の「Strip」をダブルクリックします。

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(2) 「Generate…」をクリックします。

(3) 「Next」をクリックします。

(4) 採用する ID を確認して「Next」をクリックします。

(IDの採用方法選択画面)

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(5) 初期値のまま「Next」をクリックします。

Strip を生成し結果が表示されます。(下図)

(6) 「Finish」をクリックして終了すると下図に戻ります。

上図の場合、9 本のコースが生成され、各コースに 24 枚のイメージデータがセットされた

ことを確認できます。

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(7) 内容を確認して「OK」をクリックします。

警告画面が表示されますが、「No」をクリックします。

「Project Editor」画面内の「Strip」に生成したコース数が表示されます。

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3-1-6.標定座標を取り込む

(1) 「Project Editor」画面内の「Points」をダブルクリックします。

(2) 「Import」をクリックます。

(3) 取り込みファイルを選択します。

画面下部にファイル内容が表示されます。

(4) 「Import begins at row」欄に、取り込む開始行を設定します。(上図)

(5) 「Next」をクリックして次に進みます。(上図)

ファイル選択

座標取り込み開始行の設定

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(6) ビュー画面を見ながら、取り込む値が正しく区切られているか確認します。

適切でない場合、「delimiters」欄から正しい区切りとなる項目にチェックをつけます。

「Next」をクリックして、次に進みます。

(7) 各列に対するアイテムを割り当てます。

設定する列を選択し、上部のアイテム(「ID」「EastX」…)から適切な項目を選択し、

「Next」をクリックして次に進みます。

!アイテムの内「EastX」「NorthY」とは測量座標系の「Y」「X」を指します。

取り込み内容を確認

列をクリックした後、上部アイテム欄か

ら該当するアイテムをクリックします。

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(8) ID の取り込み方法を選択します。

テキスト内の点名を採用する場合、「Use any character」を選択し、「Next」をクリックし

て次に進みます。

(9) 取り込むデータの座標情報を設定し、「Finish」をクリックして完了します。

!座標系が混在していなければ「Local」を選択して構いません。

(10) 取り込んだ座標情報が表示されます。

(11) コントロールポイント、チェックポイントの設定等をします。

設定するポイントを選択し「Edit」をクリックします。(上図)

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(12) ポイントのタイプや標準偏差を設定し、「OK」をクリックして完了します。

Type: HV・・・水平、垂直のコントロールポイント

HO・・・水平のコントロールポイント

VE・・・垂直のコントロールポイント

chv・・・水平、垂直のチェックポイント

cho・・・水平のチェックポイント

cve・・・垂直のチェックポイント

(13) 「Points」欄に入力した座標数が表示されます。

3-1-7.基本情報を保存する

(1) 「file」-「save file」をクリックします。

(2) 警告のダイアログが表示された場合、「No」をクリックしてプロジェクトを保存します。

保存場所は、初めに設定したプロジェクトフォルダの直下を推奨します。(P3参照)

?警告画面で「Yes」をクリックするとデータの不備箇所を閲覧できます。

(3) Project Editor 画面の「×」をクリックして閉じます。

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3-2.既存プロジェクトを取り込む

メニューバー「file」-「open file」をクリックして、処理するプロジェクトファイルを取り込み

みます。

!プロジェクトファイルを移動した場合等、プロジェクトで使用したイメージ画像等のパスに変

更がある場合、再度、パスを指定する必要があります。

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4. 標定位置を確認する(MATCH-AT)

MATCH-AT を起動し、標定位置およびイメージデータの向き等が正しくセットされているか確

認します。

(1) メニューバー「Product」-「MATCH-AT」-「Multi Photo Measurment」をクリックしま

す。

!MATCH-AT のドングルがセットされていないとクリック(起動)できません。

Photo Measurement Tool 画面が表示されます。

?表示内容が期待する内容で表示されない場合。

EO ファイル取り込み時の座標定義(X,Y)が間違っていないか確認してください。

(P10 参照、標定位置が正常でない場合、P20 参照)

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(2) イメージ画像を表示し、向き等の確認をします。

-1.左下の「Images」タブをクリックします。

-2.一覧内の Aerial 内の ID をすべて選択し「Edit」をクリックします。

-3.「Visuals」内にチェックをつけて、プルダウン項目から 3 段目の項目を選択します。

ツリー表示内の“Aerial”から、表示するイメージ画像を選択します。

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-4.「OK」をクリックするとイメージ画像が表示されます。

!使用している PC によっては、全体表示で表示されない場合があります。

拡大して表示するか確認してください。

または、メニューバー「Options」-「Preferences」をクリックして表示されるダイ

アログ内の左側ツリーから「Views」をクリックして、”Display aerial images in main

view”にチェックをつけてください。(MATCH-AT 及び DT-Master 同様です)

(左画面は DTMaster です)

?イメージ画像の画面の明るさ等を調整する場合。

メニューバー「View」-「Image Adjustment」で調整します。

?イメージ画像が期待する方向にならない場合。

カメラ情報で設定したカメラの向きの設定が正しく設定されているか

確認してください。(P7 参照)

(3) 標定点がイメージ上に正しく表示されるか確認します。

?全体表示において標定位置が全体的に期待する位置に表示されない場合。

標定座標取り込み時の座標定義が正しいか確認してください。(P20 参照)

-1.画面左下の「Points」タブをクリックします。

-2.一覧から確認する標定点をダブルクリックします。(上図)

確認する標定点をダブルクリックします

チェックが付いているか確認します

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-3. 選択した標定点が含まれるイメージ画像が表示されます。(下図)

イメージ画像上でマウスホイールを回転することで拡大縮小が可能です。

(4) メニューバー「File」-「Exit」をクリックします。

下図の画面が表示されますので、「Yes」をクリックしてプロジェクトを保存し終了します。

?保存先は「Project Editor」で保存したパスに上書きします。(P22 参照)

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5. 標高データを取り込み確認する(DTMaster)

5-1.標高データを取り込む

(1) メニューバーの「Products」-「DT Master」-「DTM Editor」をクリックします。

※DT Master のドングルがセットされていないとクリック(起動)できません。

(2) 標高データを取り込みます。(取り込むデータはテキストデータとして説明します)

メニューバーから「File」-「Import」-「Vector Data…」をクリックします。

(3) 一覧から「XYH…」を選択し「Next」をクリックします。

(4) 「Add」をクリックして取り込むファイルを選択します。

一覧から該当するフォーマット

を選択します

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(5) 取り込むファイルが一覧にあることを確認して「Next」をクリックします。

(6) レイヤ条件を設定します。

特に必要としなければそのまま「Next」をクリックします。

(7) 「Next」をクリックします。

(8) データ単位を設定し「Next」をクリックします。

データの単位を設定

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(9) 「Finish」をクリックするとデータが読み込まれます。

ビュー画面でデータが正しく表示されているか確認してください。

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5-2.標高データを Viewする

画面上部のアイコンを使い各表示に切り替えることができます。

プロット表示 色分けプロット表示 等高線表示

等高線色分け表示 色分けプロット表示 色コーディング表示

View のタイプはメニューバー「View」-「Area」で切り替えることができます。

・Profile Area: 2D 表示

・Perspective Area:透視図表示

透視図エリアを矩形で指定すると View 画面に”Perspective”のタブが

表示され、透視図が表示されます。右ドラッグすることにより

高さ調整、サイズ調整ができます。

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・Best-Fit Stereo: イメージ画像間の視差確認表示

確認箇所にマウスを合わせて左クリックすると、”Stereo”タブが表示され

ます。

マウスホイールを回転させて拡大縮小します。

右ドラックして左右イメージ画像をスライドさせ、視差の確認ができます。

5-3.データ保存し DTMaster を終了する

メニューバー「File」-「Save Project」でデータを保存し、DTMaster を終了します。

右ドラッグで操作します。

高さ調整:上下・右ドラック回転:左右・右ドラック

“Main”タブで左クリックして画像をピ

ックアップします。(左クリックした数

だけ ”Stereo”タブが追加表示されま

す)

右ドラックして左右画像の視差をなく

し Stereo 画像の確認をします。

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6. ブレークラインを入れる(DTMaster)

6-1.レイヤをセットする

(1) 画面左下のタブ「Layers」をクリックします。

(2) 「New File」(上図)をクリックします。

(3) File Name に作図名を入力し、「OK」をクリックします。

一覧に設定したアイテムが表示されます。(左下図)

(4) 処理するアイテムを選択した後、「Add」をクリック、一覧から「Add single Layer…」を

選択します。

(2)

(1)

追加されたアイテム

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(5) 「Layer Name」にレイヤ名を入力し、「Type」欄をクリックして一覧から”Break Lines”

を選択します。

(6) 「OK」をクリックします。

一覧に設定したレイヤが表示されます。

6-2.ブレークラインを入力する

(1) ブレークラインを入力する部分のステレオ画像を表示し視差をなくした状態にします。

ステレオ画像表示は P32 を参照してください。

(2) レイヤ一覧表示から作図するレイヤを選択します。

(3) メニューバー「Edit」-「Measure」「Create Point/Line」をクリックします。

(4) 画面左上のレイヤ選択欄から先に用意したレイヤを選択します。

(5) ビュー画面内でブレークラインを入力します。

左クリックする毎にコントロールポイントが決定されます。

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ライン入力中に、右クリックして入力のやり直しができます。

!入力した線分は高さを保持しますので、ステレオ表示で視差をなくした状態で適切な位置

にライン入力してください。

7. 不要な標高データを削除する(DTMaster)

7-1.表示を断面表示に切り替える

(1) メニューバー「View」-「Area」-「Profile Area」を選択します。

(2) 断面方向(始点・終点)を選択します。

(3) 断面

「Delete Last Point」:

直前の点を削除します。

「Cancel」:

すべて取り消します。

「End」:

確定します。

「End Close」:

始点終点間を閉合します。

(1)

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8. オルソ画像を生成する(Ortho Master)

(1) メニューバー「Products」-「Ortho Master」-「Ortho Rectification…」をクリックします。

!Ortho Master のドングルがセットされていないと DEMO モードで起動します。

(2) 標高データを取り込みます。本書ではテキスト形式のデータ取り込みについて説明します。

メニューバー「Data」-「Import」-「Height」-「Ascii XYZ」をクリックします。

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(3) Browse をクリックして標高データを選択します。

(4) 一覧に選択したファイルが表示されます。

「Preview」にチェックをつけて、ファイル内容を確認できます。

「Next」をクリックします。

(5) ファイル内容にあわせてアイテムを定義し、「Next」をクリックします。

各項目は、E:測量座標 Y、N:測量座標 X、H:標高 です。

E,N,H がファイル内の何番目にあるか

設定します。

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(6) DEM データへの変換設定をし「Next」をクリックします。

「DTM data file name」:

標高データの出力先とファイル名を設定します。

「Gridsize of resulting DTM」:

DTM のグリッド間隔を設定します。通常、Automatic を選択してください。

「Max,distance from DTM-points」:

グリッド点とデータ点の間隔が設定値よりも大きい場合、グリッド点は作成されません。

データ点がまばらな場合、十分に大きな値を設定してください。

通常、Automatic を選択してください。

(7) 標高単位を設定し「Finish」をクリックします。

(8) DEM データ変換が始まります。

Automaticにチェックをつけます。

DEM ファイル出力先、ファイル名を設定します。

標高単位を設定します。

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処理が完了すると、画面に標高ポイントが表示されます。

(9) オルソ画像の取得範囲を設定します。

メニューバー「Data」-「Generate」-「Ortho-Areas(automatic)」をクリックします。

(10) オルソ画像自動作成条件を設定します。

主に「Overlap」「Clip percentage」の設定をします。

(11) 「OK」をクリックします。

Overlap:

個々のオルソエリアのオーパーラップ率を%

で指定します。地形に依存しますが 20~30%を

設定します。

Clip Percentage:

(指標などが写らないように)画像の端を切り

取る率を入力します。5%の場合 1000×1000ピ

クセルの画像は900×900ピクセルとなります。

※DMCの場合、0.0%に設定します。

For Active Image:

画像ファイルがあるタイルのみにオルソエリ

アを作成します。

Force Rectangular:

オルソエリアを長方形にします。

Rotation of ortho areas:

は設定された方角に沿ってオルソエリアを作

成します。

Force no NULL values:

余白が出来ないようにオルソエリアを作成し

ます。

DMC の場合”0.0”%にします

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(12) メニューバー「Data」-「Generate」-「Start Orthophoto Generation」をクリックします。

(13) 各タブの設定をします。

ここで設定するのは、「Parameters」「Format」「Files」タブです)

「Parameters」:”Define Pixelsize”にオルソフォトのピクセルサイズを m 単位で

設定します。(ユーザ仕様に合わせます)

ex)10cm オルソの場合、”0.1”を設定。

「Format」: “Output Format Specifications”にオルソ画像(ジオリファレンスデータ)

の種類を設定します。(ユーザ仕様に合わせます)

“Tiff file creation parameters”欄は初期値を採用します。

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「Files」: “Output Directory of Ortho Images”に出力先パスを設定します。

(14) 設定完了後、「OK」をクリックします。

(15) 下図が表示されますので、「Run」をクリックして処理を開始します。

処理中は下図の画面が表示されます。

(16) 完了後、メニューバー「Project」-「Exit」をクリックします。

下図画面が表示されますので、「Yes」をクリックして、プロジェクトを保存し終了します。

自動作成条件を再度確認・設定できます。

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9. モザイク処理による製品画像(成果)を出力する(OrthoVista)

生成したオルソ画像から必要な領域を指定し、モザイク処理と製品用画像を抽出します。

(1) デスクトップ上にある、「Ortho Vista」のアイコンをダブルクリックします。

Ortho Vista が起動します。

!Ortho Vista のドングルはセットしておく必要があります。

(2) メニューバー「Setup」-「Load Ortho by Directory…」をクリックします。

(3) Ortho Master で出力したオルソ画像の保存されたディレクトリを選択します。

オルソ画像が読み込まれ、下図の様な画面表示になります。

左端縦のアイコン群から、Image Display のアイコンをクリックすると画像が表示されます。

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?画面の拡大縮小操作について

キーボード「+」:拡大

キーボード「-」:縮小

マウス左ドラッグ:矩形領域を拡大

(4) 画像の色合いを設定します。

メニューバー「Tools」-「Radiometrix color Editor」をクリックします。

ダイアログ(下図)が表示されます。

(5) 各タブを使って色合いを調整します。

例)コントラスト・明暗調整をする場合

-1.「Intensity/Contrast」タブを選択し、Mode から画像の選択方法を選択します。

?「Select All」ですべての画像を選択できます。

-2.点群表示が現在の位置を表しています。その位置に対して調整位置を左クリックしなが

ら期待する状態(明暗)になるまで繰り返します。

(左右方向:明暗、上下方向:コントラスト強弱)コントラスト方向:下から上に向かって強弱

明暗方向:右から左に向かって明暗

?調整画面(左図)での調整は、現在の位置

を矩形で拡大してから調整する方法を推奨

します。

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(6) 「OK」をクリックして「Radiometrix」画面を閉じます。

(7) モザイク処理をするエリア(製品画像にするエリア)を選択します。

メニューバー「Process」-「Select Area…」をクリックします。

(8) エリア情報を設定します。

・座標でエリアを指定する方法。

-1.「Tile Id」にエリア名を入力します。

-2.「Upper Left Coordinates」「Lower Right Coordinates」に左上、右下座標を

入力します。

-3.「Add Tile」をクリックします。

!入力座標は数学系座標です。

・マウスで指定する方法。

-1.「Tile Id」にエリア名を入力します。

-2.マウスで矩形を作図するイメージでエリアを囲みます。

エリアが設定されると、その部分が緑メッシュ枠で表示されます。

? エリアを解除する場合メニューバー「Process」-「Clear Selections」をクリックします。

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(9) メニューバー「Process」-「Begin Processing」をクリックします。

(10) 出力画像に関する設定をします。

・Output Options

Output Directory: 出力結果の保存場所を設定します。

Meta Data Directory: メタファイルの保存先を設定します。

自動に Output Directory 内にセットされます。

!メタデータには、モザイク処理した際の Seam データ(各オルソ画像間の境界線)が

含まれます。

Output Image Format:出力画像圧縮種類を選択します。(ユーザ仕様に合わせます)

Output Georeference Format:画像種類を選択します。(ユーザ仕様に合わせます)

?成果データはこのパス内に保存されることになります。

・Adjustment Options

Mosaic Adjustment: 初回の処理は、「Feature Detection」の設定にします。

!モザイク処理を複数回実施の場合、2 回目以降は「seam

Application」を選択してください。

・Output Selection

Seam データ(各オルソ画像間の境界線)のベクタデータの保存方法の設定をします。

Generate Seam Data にチェックをつけます。

Save Vector Seams にチェックをつけて、データの出力先を設定します。

(11) ダイアログ下部の「Close and Process」をクリックして処理を始めます。

製品画像の出力先と画像タイプの設定

モザイク処理についての設定

モザイク処理を初めて行う場合、

「Feature Detection」を選択。

2回目以降は「seam Application」を選択し

ます。

!2回目以降は、初回に設定した

Metaフォルダを指定します。

処理開始ボタン

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処理が始まると下図のダイアログが表示されます。

(12) 処理が完了すると下図が表示されます。

「OK」をクリックして閉じます。

(13) メニューバー「File」-「Save Project」をクリックしプロジェクトを保存します。

保存先は、モザイク処理後の保存先フォルダ内です。

(14) メニューバー「File」-「Quit」をクリックして終了します。

?製品画像は、汎用の Viewer ソフト等で確認します。

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10.オルソ画像間の接合部の編集をする(Ortho Vista SE)

成果オルソ画像で接合部の整合性の確認を行い、不整合部の修正をします。

Ortho VistaSE では、Ortho Vista で自動生成した Seam データ(オルソ間の境界線)の

編集を行います。

?編集した Seam データを Ortho Vista に反映させ再度モザイク処理をする流れになります。

(1) デスクトップ画面から、Ortho Vista SE のアイコンをダブルクリックします。

(2) メニューバー「File」-「New Project」をクリックします。

(3) メタデータファイルのパスを設定し「OK」をクリックします。

?Ortho Vista で処理した Meta Data Directory を指定します。

メタデータには、Seam データが含まれていてそのデータを使用するためです。

(4) 「Project Dialog」画面が表示されます。

画面上部のアイコン をクリックして、オルソ画像のあるパスを設定します。

しばらくすると指定したパス内のオルソ画像が一覧表示されます。

Meta Dataフォルダを設定します

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(5) 処理に必要なファイルを選択して、画面上部のアイコン をクリックします。

下図のような画面が表示されます。

(6) 「Close」をクリックします。

(7) Project Dialog 画面で、「Close」をクリックします。

Ortho Vista SE 画面に Seam データ(緑色線分)が表示されていることを確認します。

処理対処になる画像を選択

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(8) 画面左端のアイコン をクリックしてオルソ画像を表示します。

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?画面内の表示内容について

赤で表示されるエリア:

隣接したオルソ画像とラップしていない部分です。

また、編集中の場合赤で表示し、編集後は画面上部のアイコン をクリックして

緑色表示に切り替えることができます。

緑線分:

Seam ポリラインで隣接接合部のモザイク処理線分です。

!Ortho Vista SE では Seam ポリラインを編集するアプリケーションです。

(画像の編集は、Ortho Vista で行います)

?画面操作について

キーボード“+”“-”キー:拡大・縮小

キーボード上下左右矢印キー:画面移動

(9) Seam ポリラインを編集します。

画面上部のアイコン をクリックします。(またはキーボードの“N”キーを押します)

(10) 編集する Seam ポリラインに移動し、Seam ポリラインを囲むように左クリックします。

この時、マウスの位置によって以下の表示があります。

マウスに“in”表示: その位置からこれから指示する Seam ポリラインをまたいだ

反対側の指示ラインに Seam ポリラインを寄せます。

マウスに“out”表示: その位置に処理するオルソ画像が存在しないことを表示します。

この場合、近傍のオルソ画像が存在する位置までを採用します。

領域を囲み“Enter”キーで処理を実行します。

編集操作例 1)左図:左側オルソ画像により処理さ

れる部分を右側オルソ画像を使うように Seam ポリ

ゴンを調整する場合。

1~3点目は”in”表示されます。

4点目では、1~3点目で採用する画像が存在しない

ので”out”表示になります。

5 点目の位置で左クリック後、Enter キーを押すと

そのポリゴンで囲まれるSeamポリゴンが1~3点目

から外で構成される指示線に沿って Seam ポリライ

ンを再形成します。(左下図)

1点目

2点目

3点目

5点目

再形成された Seamポリライン部分

4点目

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編集操作例その2)

採用する画像をピックアップし、その中から処理部分を囲む方法。

-1.編集する箇所にマウスを移動し、しばらく右クリックします。

ポップアップでその位置に含まれる画像が一覧されます。

-2.採用する画像を選択します。

その画像のウインドウが表示されます。

-3. を選択して、表示されたウインドウの中から採用する領域を選択し、

“Enter”キーを押すと編集されます。

(11) 必要に応じて編集を繰り返します。

!アイコン は、編集の都度選択(または、”N”キー)します。

編集箇所にマウスを移動し、マウス右ボタン

を押したままにすると、ポップアップメニュ

ーが表示されます。

マウスの位置に含まれる画像から処理する

画像を選択します。

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(12) 編集終了後、メニューバー「File」-「Save Project」をクリックします。

(13) プロジェクトの保存先を選択し、プロジェクト名を設定して保存します。

?保存した結果は、Ortho Vista SE で設定した Meta データ内の拡張子”cld”に反映されま

す。(P42 参照)

プロジェクトの保存先は、処理しているプロジェクトの「mozaic」フォルダを指定する

などして、判別し易い場所に保存することを推奨します。

(14) メニューバー「File」-「Quit」をクリックして終了します。

11.編集した Seam データを使ってモザイク処理をする(OrthoVista)

(1) デスクトップにある Ortho Vista のアイコンをダブルクリックして起動します。

(2) メニューバー「File」-「Open Project」をクリックして、Ortho Vista で保存したプロジェ

クトファイルを選択します。

次の画面が表示されます。

(3) 「Import」をクリックします。

(4) 左部アイコンをクリックして画像を表示します。

(5) メニューバー「Process」-「Begin Processing」をクリックします。

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(6) Ortho Vista SE で処理した Sema データを使うための設定をします。

!初回に設定した内容と少し変わりますので注意して設定してください。

・Output Options

Output Directory: 出力結果の保存場所を設定します。

初回にセットしたフォルダとは別の新しいフォルダを

設定してください。(例:mosaic2 等のフォルダ名)

Meta Data Directory: メタファイルの保存先を設定します。

初回にセットした Meta フォルダを指定してください。

!メタデータには、モザイク処理した際の seam データ(各オルソ画像間の境界線)を含

みます。

Output Image Format:出力画像圧縮種類を選択します。(ユーザ仕様に合わせます)

Output Georeference Format:画像種類を選択します。(ユーザ仕様に合わせます)

?成果データはこのパス内に保存されます。

・Adjustment Options

Mosaic Adjustment:「seam Application」を選択します。

(7) 画面下部の「Close and Process」をクリックして処理を実行します。

処理結果(成果ファイル)を Viwer ソフトなどで確認し、必要に応じて Ortho Vista SE による Seam

ポリゴンの編集、Ortho Vista でのモザイク処理を繰り返します。

モザイク処理結果を保存するフォルダ設定初回に設定した Meta フォルダを設定

「Seam Applicator」を選択

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付 録

モザイク処理結果データと Seam データ関係

初回のモザイク処理保存先設定

2回目以降のモザイク処理保存先設定

あらかじめ用意したフォルダ