Introduction of Research Paper ofInfrastructure Projects in Brazil

Toshio KiiDirector, JETRO Sao PauloMarch 1st, 2001

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2011年 ジェトロのブラジル・インフラ・ビジネス支援

１．ブラジル・インフラセミナーの開催

・調査報告資料を配布・政府関係者による詳細なインフラ

計画の説明・ミッション訪問地のインフラ計画の紹介

・ミッション開催要旨を発表

２．ブラジル・インフラ・ミッションの派遣

・16～18日がサルバドール、19～20日がリオ・経団連-CNI会合にも一部参加・サルバドールではSECOPA、FIEBが調整役・リオではCasa Civil da Governadoriaが調整役・参加企業数は20～25社を想定

セミナー開催

2011年3月1日＠東京

大統領府関係者バイア州関係者 等

セミナー開催

2011年3月1日＠東京

大統領府関係者バイア州関係者 等

ミッション派遣

2011年5月16～20日＠サルバドール、リ

オ

施設見学・企業訪問

商談会・意見交換会等

ミッション派遣

2011年5月16～20日＠サルバドール、リ

オ

施設見学・企業訪問

商談会・意見交換会等

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ジェトロ インフラ調査報告書

I. インフラ調査の目的

II. はじめに

III. インフラ部門

IV.経済成長加速化計画：PAC

V. 第二次経済成長加速化計画：PAC 2

VI.サッカーワールドカップとオリンピック

VII.インフラプロジェクト

VIII.ブラジルにおける投資：政府機関の入札プロセス

IX. 「ルーラ時代」後のブラジル

X. 付表

＜目次＞

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ブラジルのインフラ・イベント・カレンダー（ 2007～2020年）

2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020

2007年PAC開始

2011年PAC2開始

2014年サッカー

W杯

2016年リオ五輪

ルーラ政権 ルセフ政権

2020年万博？

★経済成長とともに、インフラに関連した計画やイベントが目立つ。

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PAC 経済成長加速化計画

物流、ｴﾈﾙｷﾞｰ、社会・都市

物流、ｴﾈﾙｷﾞｰ、社会・都市

高速道路、鉄道、水路、港湾、空港／発電と電力輸送、石油、天然ガス、再生可能エネルギー

高速道路、鉄道、水路、港湾、空港／発電と電力輸送、石油、天然ガス、再生可能エネルギー

住宅／公衆衛生住宅／公衆衛生 住宅建設と公衆衛生住宅建設と公衆衛生

部門部門 詳細詳細

1,198億ドル1,198億ドル

1,164億ドル1,164億ドル

実施額実施額

投資額(2007年– 2010年)投資額(2007年– 2010年) 2,362億ドル2,362億ドル

PACの総投資額PACの総投資額 3,497億ドル3,497億ドル

★2007年1月、第2期ルーラ政権時に発表され、2007年から2010年までに3,497億ドルの投資を行うことが計画された。

★主に、港湾、高速道路、水路、道路、空港、都市交通、公衆衛生、発電等の部門へのインフラプロジェクトに投資することで、ブラジル経済の成長を促進することを目的とした。

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PAC2 第二次経済成長加速化計画

都市整備340億ドル都市整備

340億ドル

国民全員に水道と電気を182億ドル

国民全員に水道と電気を182億ドル

市民コミュニティー

137億ドル

市民コミュニティー

137億ドル

私の家、私の暮らし

1,656億ドル

私の家、私の暮らし

1,656億ドル

エネルギー6,480億ドルエネルギー6,480億ドル

輸送648億ドル輸送

648億ドル

PAC投資額:3,497億ドル(2007 – 2010)

PAC投資額:3,497億ドル(2007 – 2010)

PAC 2投資額 :

9,443億ドル(2011 – 2014)

PAC 2投資額 :

9,443億ドル(2011 – 2014)

PAC 2はPACの投資額の2倍以上

★ PAC2はPACからの延期分に新規プロジェクトを加えたものである。同計画はブラジルで開催される2014年のワールドカップと2016年のオリンピックの資金を供給するために企画された。

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2014年 サッカーワールドカップ・ブラジル大会

州名州都（ワールドカップ開催都

市）

投資（単位億ドル）

アマゾナス州 マナウス 14.6952

バイア州 サルバドール 7.3839

セアラ州 フォルタレーザ 9.3476

連邦区 ブラジリア 11.0577

ミナスジェライス州

ベロオリゾンテ 14.0280

マットグロッソ 州 クイアバ 6.0887

パラナ州 クリチバ 4.3738

ペルナンブコ レシフェ 7.6381

サンパウロ州 サンパウロ 32.7179

リオデジャネイロ リオデジャネイロ

19.1149

リオグランデドノルテ

ナタル 8.2839

リオグランデドスル

ポルトアレグレ 5.9565

投資予定額（約140億ドル）

出所:Portal da Transparência;

★電力、宿泊施設、病院、セキュリティー等の部門に対する投資も含めると、ABDIBの試算による投資額は640億ドルに至る。

2014年 サッカーワールドカップ・ブラジル大会2014年6月13日（金）～7月13日（日）

★現時点において、契約までに至ったプロジェクトは10%未満であり、実施完了されたものは1%に満たない。 7

2016年 リオデジャネイロ・オリンピック大会

2016年 リオデジャネイロ・オリンピック大会2016年8月5日（金）～21日（日）

★同大会では74億ドル以上の投資がすでに計画されている。具体的には、宿泊施設、スポーツ施設、輸送、メディア施設等が含まれる。

Barra da Tijucaオリンピック村 Copacabanaスタジアム

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ブラジル経済の実績

2003年 2011年（見通し）

当初予測： 11%実際： 9.3%

インフレ 当初予測： 5%

当初予測： 1.9%実際： 1.15%

GDP 当初予測： 4.5%

当初予測：1ドル＝3.7レアル実際：1ドル＝2.9レアル

対ドルレート（年末時点、レアル建

て）当初予測：1ドル＝1.75レアル

11.2% 失業率 6.20%

3.2%基礎的財政黒字（対GDP比） 2%

77% 公的債務（対GDP比） 59%

77億ドル 貿易収支 101億ドル

25.50%金利（年－ＳＥＬＩＣ（特別決済・保管制

度））10.75%

1,400 カントリーリスク（点） 174

27% 貧困（窮乏層の割合） 15%

220億ドル 外貨準備金 2,885億ドル

982億ドル 対外債務ブラジルは国際通貨基金（ＩＭＦ）における債権国：250億ドル

ルーラ前政権の8年間でブラジルは大きく飛躍

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まとめ

★ BRICsの一角として、ブラジルは製造拠点及び消費市場として存在感を強めている

★ 各種インフラ計画やスポーツイベントがその勢いを加速させている

★ 既にブラジル市場に参入している欧米企業は長年の経験があり、競争力も高い。その中で現地進出日系企業は知恵を絞っている

★ 一方、インフラ計画等の精緻化が進んでいるとも言い難い点も散見されるともに、財政根拠についても不明な点があることにも留意

★ジェトロでは、今後ともブラジルからの情報発信や、日本企業のブラジルへの橋渡しに努めていく

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ブラジル・インフラ・ミッション（2010年5月16～20日）

5月19～20日リオデジャネイ

ロ

5月16～18日サルバドール

ブラジル・インフラ・ミッション

2011年5月16日（月）～20日（金）（現地集合・現地解散方式）

・インフラ関連施設の見学・CNI-経団連会合への出席（一部）・現地企業との商談会

・現地政府関係者等との意見交換会

2014年W杯や2016年リオ五輪に向けたブラジルへのインフラ・ビジネス参入に関心の高い日本企業様を対象

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