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1098 2020 年 12 月 1 日 新型コロナウイルス感染症への対応等について研修..................... 厚生連事務長WEBセミナーを開催 JA全農の中野元会長などが受章..................................... 令和2年秋の叙勲・褒章 新型コロナウイルス感染症対策等について協議......................... 農民の健康を創る会 総会を開催 自民党勉強会で厚生連の対応状況等を説明............................. 「コロナ病院倒産阻止」勉強会 JA全厚連令和3年度事業計画について協議........................... 厚生連部課長会議を開催 JA厚生連グループへの寄附について謝意を伝える..................... 日本中央競馬会(JRA)へ感謝状を贈呈 通信員だより 心臓血管用撮影装置を更新(旭川厚生病院) 10 自動精算機導入(大曲厚生医療センター) 11 褥瘡専従看護師としての活動を紹介します(雄勝中央病院) 12 白河厚生総合病院付属高等看護学院継灯式開催(白河厚生総合病院付属高等看護学院) 13 JA共済連の財政支援によりX線撮影装置を充実化(JA茨城県厚生連) 14 新病院施主検査開始(相模原協同病院) 15 相模原産たまご販売(相模原協同病院) 16 認定看護師研修会を開催(伊勢原協同病院) 17 病院長講話を開催(伊勢原協同病院) 18 第2回管理部総合職新人研修を開催しました(JA長野厚生連) 19 管理部総合職3年目職員研修会を開催しました(JA長野厚生連) 20 救急・リハビリ医療機器購入費用助成目録贈呈(JA岐阜厚生連) 22 YouTube チャンネルを開設(JA静岡厚生連) 23 癒しのつどいの開催(JA 静岡厚生連清水厚生病院) 24 看護立志式を挙行(JA静岡厚生連するが看護専門学校) 25 JA伊豆の国女性部ボランティアグループによる花壇の整備 (JA静岡厚生連リハビリテーション中伊豆温泉病院) 26 医療従事者応援定期貯金「たたエール」の寄付金贈呈式が行われました(JA愛知厚生連) 27 桃陵高校にて災害医療講話を行いました(知多厚生病院) 28 お知らせ ◇会議日程 29 JA全厚連情報 (毎月 1日 発行) JA全厚連 全国厚生農業協同組合連合会 〒100-6827 東京都千代田区大手町 1-3-1 JAビル TEL(03)3212-8000 FAX(03)3212-8008 E-Mail: [email protected] (経営支援グループ) http://www.ja-zenkouren.or.jp 編集責任者 中村 純誠

JA全厚連情報JA全厚連情報 1098 20年12月1日 2 また、病院におけるBCPの特徴として、被災によりライフライン等が制約 されても、通常より多くの業務への対応が求められると述べた。

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  • №1098 2020年 12月 1日

    目 次

    □ 新型コロナウイルス感染症への対応等について研修 ..................... 厚生連事務長WEBセミナーを開催

    □ JA全農の中野元会長などが受章 ..................................... 令和2年秋の叙勲・褒章

    □ 新型コロナウイルス感染症対策等について協議 ......................... 農民の健康を創る会 総会を開催

    □ 自民党勉強会で厚生連の対応状況等を説明 ............................. 「コロナ病院倒産阻止」勉強会

    □ JA全厚連令和3年度事業計画について協議 ........................... 厚生連部課長会議を開催

    □ JA厚生連グループへの寄附について謝意を伝える ..................... 日本中央競馬会(JRA)へ感謝状を贈呈

    通信員だより 心臓血管用撮影装置を更新(旭川厚生病院) 10

    自動精算機導入(大曲厚生医療センター) 11

    褥瘡専従看護師としての活動を紹介します(雄勝中央病院) 12

    白河厚生総合病院付属高等看護学院継灯式開催(白河厚生総合病院付属高等看護学院) 13

    JA共済連の財政支援によりX線撮影装置を充実化(JA茨城県厚生連) 14

    新病院施主検査開始(相模原協同病院) 15

    相模原産たまご販売(相模原協同病院) 16

    認定看護師研修会を開催(伊勢原協同病院) 17

    病院長講話を開催(伊勢原協同病院) 18

    第2回管理部総合職新人研修を開催しました(JA長野厚生連) 19

    管理部総合職3年目職員研修会を開催しました(JA長野厚生連) 20

    救急・リハビリ医療機器購入費用助成目録贈呈(JA岐阜厚生連) 22

    YouTubeチャンネルを開設(JA静岡厚生連) 23

    癒しのつどいの開催(JA静岡厚生連清水厚生病院) 24

    看護立志式を挙行(JA静岡厚生連するが看護専門学校) 25 JA伊豆の国女性部ボランティアグループによる花壇の整備

    (JA静岡厚生連リハビリテーション中伊豆温泉病院) 26

    医療従事者応援定期貯金「たたエール」の寄付金贈呈式が行われました(JA愛知厚生連) 27

    桃陵高校にて災害医療講話を行いました(知多厚生病院) 28

    お知らせ

    ◇会議日程 29

    JA全厚連情報

    (毎月 1日 発行)

    JA全厚連

    全国厚生農業協同組合連合会 〒100-6827 東京都千代田区大手町 1-3-1 JAビル

    TEL(03)3212-8000 FAX(03)3212-8008

    E-Mail: [email protected] (経営支援グループ)

    http://www.ja-zenkouren.or.jp

    編集責任者 中村 純誠

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    新型コロナウイルス感染症への対応等について研修

    厚生連事務長WEBセミナーを開催

    本会は、10月 28 日、厚生連事務長WEBセミナーを開催し、19厚生連から

    107 名の事務長等が参加した。本セミナーはコロナ禍における施設運営の一助

    とするために開催し、本会の中村純誠・代表理事理事長の開会挨拶、榛葉道尚・

    理事兼参事の「新型コロナウイルス感染症への本会の対応」および岩村昌明・

    経営支援部長の「オンライン資格確認の導入」の報告に引き続き、次の3題の

    講演等を行った。

    【講演】

    「今後の医療提供体制について~新型コロナ感染症を踏まえて~」

    (二川一男氏・全国厚生農業協同組合連合会 経営管理委員

    (元厚生労働事務次官))

    「病院における事業継続計画(BCP)策定について」

    (村上恒生氏・東京海上日動火災保険株式会社

    医療・福祉法人部 課長代理)

    「コロナ禍における病院経営の対策について」

    (坂尾英明氏・株式会社 メディカルクリエイト ディレクター)

    講演の中で二川氏は、国の新型コロナウイルス感染症に関する今後の取組と

    して、①感染症法における入院勧告等の権限の運用の見直し、②検査体制の抜

    本的な拡充、③医療提供体制の確保、④治療薬、ワクチン、⑤保健所体制の整

    備、⑥感染症危機管理体制の整備、⑦国際的な人の往来に係る検査能力・体制

    の拡充―を挙げた。特に③では、患者を受け入れる医療機関の安定経営を確保

    するため更なる支援、かかりつけ医等に相談・受診できる体制の整備を行うと

    述べた。

    村上氏は、熊本地震における課題と対策を検討した際、他業界と比べ医療機

    関のBCP策定率が低かったことから、厚生労働省は、医療機関に対しBCP

    策定を促進していると述べた。

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    また、病院におけるBCPの特徴として、被災によりライフライン等が制約

    されても、通常より多くの業務への対応が求められると述べた。

    坂尾氏は、アフターコロナ時代の経営に重要な視点として、①ファーストム

    ーヴァーへのチャレンジ(先進性:遠隔地診療など先進的な取組への着手)、②

    固定費への着手(安全性:生産性向上・働き方改革をふまえた人件費のコント

    ロール)、③変えないものの選択と強化(確実性:選択と集中による盤石な経営

    のためのビジョンの策定)―をあげた。また、現状把握の方法として、利益ツ

    リーや利益マトリックスによる分析方法を説明した。

    講演の様子

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    JA全農の中野元会長などが受章

    令和2年秋の叙勲・褒章

    厚生労働省・農林水産省は 11月3日、令和2年秋の叙勲・褒章受章者を発表

    した。

    JAグループ・厚生連関係者で受章された方は以下のとおり。

    賞 賜 主 要 経 歴 氏 名

    旭日重光章 元 全国農業協同組合連合会

    経営管理委員会会長 中野な か の

    吉實よ し み

    旭日小綬章

    前 全国農業協同組合中央会

    副会長

    前 東京都厚生農業協同組合連合会

    経営管理委員会会長

    須藤す ど う

    正敏まさとし

    旭日小綬章

    元 島根県厚生農業協同組合連合会

    代表理事会長

    元 島根県農業協同組合中央会

    会長

    萬代ばんだい

    宜雄の ぶ お

    旭日双光章

    現 千葉県厚生農業協同組合連合会

    副会長

    現 千葉県県農業協同組合中央会

    副会長

    勝田か つ た

    実みのる

    旭日双光章

    前 鹿児島県厚生農業協同組合連合会

    代表理事会長

    前 鹿児島県農業協同組合中央会

    経営管理委員会会長

    久保く ぼ

    茂吉しげよし

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    新型コロナウイルス感染症対策等について協議

    農民の健康を創る会 総会を開催

    自由民主党の議員連盟「農民の健康を創る会」(会長:宮腰光寛衆議院議員・

    富山2区)の総会が、11月 13日、衆議院第一議員会館地下1階「第2会議室」

    で開催された。

    総会には、宮腰会長、金田勝年会長代理(衆議院議員・秋田2区)、森山 幹

    事長(衆議院議員・鹿児島4区)、野村哲郎

    幹事長代理(参議院議員・鹿児島)、宮下一

    郎事務局長(衆議院議員・長野5区)をはじ

    め、衆・参の会員議員計 61名が出席(本人

    出席 32名、代理出席 29名)した。

    また、厚生労働省・農林水産省・総務省か

    ら、審議官など 10名が出席し、JAグルー

    プからは、本会の山野徹経営管理委員会会

    長のほか、JA全中の肱岡弘典常務理事、本会の中村純誠代表理事理事長、J

    A北海道厚生連の園木勇司代表理事専務、JA神奈川県厚生連の高野靖悟代表

    理事理事長、JA岐阜厚生連の藤井歳也代表理事理事長らが出席した。今回も

    9月開催の幹事会に引続き、共同で要望を行う公的医療機関の団体として、日

    本赤十字社の宮原保之医療事業推進本部長、社会福祉法人恩賜財団済生会の松

    原了理事が出席した。

    当日は、宮腰会長、金田会長代理の挨拶に引続き、議事に入り、厚労省、農

    水省から「令和3年度政府予算概算要求」および「これまでの新型コロナウイ

    ルス感染症対策」について説明が行われ、

    JAグループからは新型コロナウイルス

    感染症にかかる厚生連の対応状況の説明

    および同感染症対策に関する要望等を行

    った。その後、団体要請に対する対応状況

    等について、厚労省、農水省および総務省

    から説明が行われた。

    農民の健康を創る会・宮腰会長(中央)、金田会長代理

    (左)、宮下事務局長(右)

    挨拶する本会・山野会長

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    出席した議員からは、「感染のリスクがあるにも関わらず、身を挺してコロナ

    の治療を1月から行っている病院については1月から補助金を遡及適用するべ

    きである」といった意見や「自治体によって公的病院への対応と公立病院への

    対応の差が大きすぎるのではないか。現実に補助金や交付金が支給されている

    かしっかりと調べていただきたい」といった意見が出された。

    本会からの新型コロナウイルス感染症対策に関する要望書は、以下のとおり

    となっている。

    令和2年 11月 13日

    J A 全 厚 連

    新型コロナウイルス感染症対策に関する要望書

    JA厚生連は、公的医療機関として、今般の新型コロナウイルス感染症の流行に対

    し、患者の受け入れ等に積極的な対応を図っております。

    新型コロナウイルス感染症の受け入れの際には、体制を確保するための空床並びに

    休床の発生や、救急の受け入れ制限等による一般診療機能の縮小、予定手術の延期、

    さらに受診控え等の影響による大幅な減収により、経営状況悪化の傾向は長期間続く

    と予想されます。

    現在、政府に措置していただいた第二次補正予算にもとづき取り組んでいるところ

    ではございます。しかし、損失補填は一部にとどまっており、また、感染拡大が繰り

    返し発生すると、病院経営は困難を極め、地域医療の崩壊につながる恐れがあります。

    つきましては、今般編成される令和2年度第三次補正予算の対応をはじめ、下記の

    とおり、緊急支援をお願いいたします。

    1 緊急包括支援交付金等

    〇 緊急包括支援交付金の配分について、新型コロナウイルス感染症患者の受け入

    れ状況に応じた適正な配分となるようにお願いしたい。

    特に、新型コロナウイルス感染症患者の受け入れを本年1月から実施している

    病院については、1月に遡及して適用するようにお願いしたい。

    〇 インフルエンザとの同時流行に備えるためにも、財源が不足する場合はさらな

    る予備費の活用、第三次補正予算における支援等、迅速な対応をお願いしたい。

    〇 新型コロナウイルス感染症による影響の長期化をふまえ、令和3年度も継続的

    に医療機関への支援をお願いしたい。

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    2 基本診療料等の増額

    〇 新型コロナウイルス感染症患者を受け入れた医療施設以外においても、受診控

    え、感染予防対策等により医業収支が急速に悪化していることから、基本診療料

    等の底上げをお願いしたい。

    3 感染防止に係る防護具等医療物資供給体制の確立

    〇 今回のような全世界にわたる感染症の拡大等の場合に備え、感染防止に係る防

    護具等医療物資について、国や都道府県における計画的な供給体制の構築を検討

    していただきたい。

    4 医療施設に対する風評被害や、医療従事者およびその家族に対する差別や偏見の

    排除

    〇 新型コロナウイルス感染症を最前線で診療している医療施設に対する風評被

    害や、医療従事者およびその家族に対する差別や偏見に対し、国を挙げてしっか

    りと対策を講じていただきたい。

    5 公立病院と同等の地方交付税措置

    〇 公立病院並みに新型コロナウイルス感染症への対応等を担っている公的病院

    を支えるため、自治体が公立病院と同等の支援を行うことについて国として支援

    いただきたい。

    なお、本要望書は、同じく公的医療機関である日本赤十字社および社会福祉法人

    恩賜財団済生会との協議を経て、三団体共通の要望事項として要望するものであり

    ます。

    以上

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    自民党勉強会で厚生連の対応状況等を説明

    「コロナ病院倒産阻止」勉強会

    自由民主党の「新型コロナウイルス対応にあたる重点医療機関等の経営支援

    勉強会(「コロナ病院倒産阻止」勉強会)」(発起人:岸田文雄衆議院議員)の初

    会合が、11月 18日、衆議院第二議員会館地下1階「第7会議室」で開催され、

    本会から厚生連の対応状況の説明および要望を行った。

    勉強会では、病院団体からヒアリングが行われ、本会の中村純誠代表理事理

    事長のほか、JA茨城県厚生連の酒井義法代表理事理事長(WEB 出席)、日本病

    院会の万代恭嗣副会長が出席し、病院の経営状況等について説明を行った。

    また、厚生労働省も出席し、医療機関への支援内容等について説明を行った。

    本会からは、厚生連における新型コロナウイルス感染症への対応状況や経営

    への影響を説明するとともに、緊急包括支援交付金の適正な配分、予備費や第

    三次補正予算等による迅速な追加支援、来年度における継続支援を中心に要望

    を行い、出席した議員からは、厚生労働省に対し、制度の検証、経営状況の検

    証(病床確保料の増額や診療報酬増額の効果の検証)、早急な予算執行等を求め

    る意見が出された。

    岸田文雄議員(中央)、林芳正議員(右)、国光あやの議員(左)

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    JA全厚連令和3年度事業計画について協議

    厚生連部課長会議を開催

    本会は、11月 19 日に、厚生連部課長会議をWEB会議にて開催した。

    協議事項では、(1)JA全厚連令和3年度事業計画、(2)新型コロナウイ

    ルス感染症にかかる対応、(3)健康増進活動読本、(4)JA共済加入者への

    健診・人間ドックサービスの提供―等について協議した。

    (1)に関して、「地域医療構想について、新型コロナウイルス感染症の影響

    をふまえた対応を厚生労働省に求めているか」との質問に対して、新型コロナ

    ウイルス感染症の影響をふまえ、日本赤十字社と社会福祉法人恩賜財団済生会

    と連名で地域医療構想の見直しについて厚生労働省へ要請している旨回答した。

    また、中長期的にみると再編が必要となる地域については、補助金がしっかり

    配分されるよう引き続き厚生労働省に伝えていく旨回答した。

    報告事項については、(1)オンライン資格確認の導入、(2)会計監査人非

    設置厚生連に対する監査法人の支援事例、(3)早期収支改善スキームにもとづ

    く支援の対応、(4)農林水産省監督指針の一部改正(素案)にかかる意見、(5)

    厚生連の令和2年度上半期経営収支状況、(6)令和3年度厚生労働省所管予算

    の概算要求等、(7)厚生連における収益認識に関する会計基準等の適用にかか

    る動向、(8)令和2年度上半期不祥事件および個人データの漏えい等事案の発

    生状況、(9)JA厚生事業にかかる発信機能の強化、(10)法人税非課税措置

    にかかる要件管理の徹底―について報告を行った。

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    JA厚生連グループへの寄附について謝意を伝える

    日本中央競馬会(JRA)へ感謝状を贈呈

    JRAから新型コロナウイルス対策への支援として、JA厚生連グループへ

    5億円の寄附金が贈られた。11 月 19 日に贈呈式が開かれ、山野徹・経営管理

    委員会会長から後藤正幸・JRA理事長に感謝状を贈呈した。

    山野会長は「JA厚生連は、公的医療機関として多くの患者受入れ対応を行

    っており、医療現場の職員は、厚生連の使命と医療人としての誇りを胸に懸命

    に患者の治療にあたっている。そうした中でのご支援は、日々奮闘する厚生連

    職員の大きな励みとなった。JA厚生連グループを代表して感謝申しあげる」

    と謝意を述べた。

    後藤理事長からは「医療従事者には大変感謝している。競馬ファンからも寄

    附は歓迎されている。ファンの気持ちを役立ててほしい」との言葉をいただい

    た。

    贈呈式の様子:(左)JRA・後藤理事長、(右)JA全厚連・山野会長

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    心臓血管用撮影装置を更新

    (旭川厚生病院)

    JA北海道厚生連・旭川厚生病院(森達也病院長)では 10月 1日に心臓血管

    用撮影装置を更新しました。この装置は、従来よりも被ばく線量が低減されて

    おり、慢性完全閉塞病変などの複雑な治療を行うときにも、患者さんへの負担

    が少なく施術することが可能となっています。

    これまでは心血管撮影室は放射線部門内の一撮影室でしたが、今回の装置更

    新を機に、大幅に撮影室、操作室をリニューアルしました。室内は患者様にリ

    ラックスして検査を受けていただけるよう木目を多く配置し、温もりのある検

    査室としました。また、機器を収納する専用の家具は、治療中の使いやすさに

    こだわって設計し、地元旭川の工場で作成しました。

    なお、動線を大幅に改善し、検査・治療後すぐに患者様、ご家族が説明を受

    けていただけるようにしました。

    そして、11月からは「心臓血管カテーテル

    治療センター外来」を開設しています。虚血

    性心疾患のスクリーニングとして、「心臓C

    T」は大変有用ですが、その心臓CT検査は、

    画像作成に長時間を要することから、検査日

    当日に結果を説明することができませんでし

    た。

    しかし、施設全体をリニューアルしたこと

    により、解析時間が大幅に短縮され、全件で

    はございませんが当日中に撮影から説明まで

    行うことが可能となっています。

    より一層、地域の患者様や先生方に貢献できるよう進化を続けてまいります。

    (田宮真由美通信員)

    導入した心臓血管用撮影装置

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

    11

    自動精算機導入

    (大曲厚生医療センター)

    JA秋田厚生連・大曲厚生医療センター(三浦雅人病院長)では 10月5日か

    ら医療費の自動精算機を2台導入しました。4月に行われた診療報酬改定対応

    やコロナ禍での移動制限などにより、当初計画より半年遅れでようやく稼働の

    日を迎えることができました。

    この自動精算機の導入は、人手不

    足への対応、ヒトによる間違い防止

    (徴収金誤りや個人情報漏洩)、会

    計待ち時間の短縮などが目的でし

    たが、計画当初は想定していなかっ

    た、新型コロナウイルス感染症予防

    「非接触」「非対面」両方の点での対

    策も可能となりました。

    稼働後、患者さんからは「べんり

    だなや(便利だなあ)」「もう終わりが?早なや(これで終わり?早いなあ)」「と

    しょりだがらさっぱりわがんね(高齢者なので全然わからない)」などのご意見

    をいただき、職員はそれに一喜一憂しながら、一日も早く患者さんがスムーズ

    に操作ができるよう、丁寧で分かりやすい説明を心掛けています。

    稼働から2週間目には、使用率は全体の9割を超えており、患者さんが、当

    たり前のように自動精算機を利用される光景が見られるのは、そう遠くないこ

    とと思われます。

    30年前の病院は、受付は番号札配布、カルテは紙、支払いは現金のみの窓口

    対応でした。それが今では、再来受付機、電子カルテ、自動精算機が当たり前

    の時代になりました。

    当院はこれからも、基本理念にある「患者様本位の医療を提供」するため、

    時代の変化に対応し、患者サービスの向上に繫がるよう努めてまいります。

    (三浦由佳通信員)

    精算機利用の様子

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

    12

    褥 瘡じょくそう

    専従看護師としての活動を紹介します

    (雄勝中央病院)

    JA秋田厚生連・雄勝中央病院(天満和男病院長)では、6月より、褥瘡管

    理分野の研修を終えた看護師が活動を開始しました。全入院患者を対象に行っ

    ている取り組みについてご紹介します。

    褥瘡とは「床ずれ」のことです。褥瘡は痛みもあり、処置をする側もされる

    側も大変です。そのため、褥瘡ができないように予防対策を行い、褥瘡がある

    患者さんには、少しでも早く治るよう、医師や病棟のスタッフ、理学療法士、

    管理栄養士と連携しながらケアや予防対策を行っています。

    具体的には、骨が出っ張っている

    部分(尾底骨やかかとなど)に長時

    間体重がかからないよう姿勢を変

    える(体位変換)、クッションなどを

    用いて姿勢を整える(ポジショニン

    グ)により同じ場所に圧がかからな

    いよう調整します。また、褥瘡がで

    きた原因を取り除き、褥瘡が早く治

    るようなケアを行っています。栄養

    管理や機能訓練も重要な役割を持つため、チーム活動を大切にしています。

    褥瘡だけではなく、ストーマ(人工肛門、人工膀胱)を保有している患者さ

    んのケアも行っています。ストーマの周りの皮膚が赤くなったり、ただれたり

    した場合、何が原因で皮膚に異常がみられたのか、どのようなケアを行うと良

    いのかを患者さんのお話を聞きながら対策を行っています。

    褥瘡のこと、ストーマのことで悩んでいる方がいましたら、病院スタッフへ

    ご相談ください。地域の皆さんが安心して日常生活を送ることができるようス

    タッフ一同取り組んでいきます。

    (三浦由佳通信員)

    チーム活動の様子

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

    13

    白河厚生総合病院付属高等看護学院継灯式開催

    (白河厚生総合病院付属高等看護学院)

    JA福島厚生連白河厚生総合病院付属高等看護学院(前原和平学院長)は 10

    月 24日(土)、同学院講堂で継灯式を行いました。

    保護者や病院関係者らが見守るなか、第 60 回生(1年生)32 名はナイチン

    ゲール像から灯火を受け継ぎ、ナイチンゲール誓詞を唱えました。

    前原学院長は「みなさんのなかにある炎が揺らぐことのないよう強い心を育

    み、いつでも変わらない暖かい心で患者さんに接することができるよう、これ

    からの二年間半の学院生活で、心身の鍛錬に努めてください。」と挨拶を述べま

    した。

    JA福島厚生連・髙久忠理事長、白河厚生総合病院・齋藤富善副院長、白河

    厚生総合病院・仁井田秀子看護部長、臨地実習指導者代表白河厚生総合病院看

    護師の久須美真里さんが励ましの言葉を送り、1年生代表・長田奈々さんがお

    礼の言葉を述べました。

    継灯式を終え、1年生は 11 月から始まる本格的な実習を前に看護師になる

    決意を新たにしました。

    (佐藤剛通信員)

    継灯式の様子

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    JA共済連の財政支援によりX線撮影装置を充実化

    (JA茨城県厚生連)

    JA茨城県厚生連(酒井義法・代表理事理事長)は、全国共済農業協同組合

    連合会(JA共済連茨城)から「救急・リハビリ医療機器」の助成を受けて、水戸

    協同病院(渡辺重行病院長)にX線一般撮影装置(フジフィルムメディカル社

    製 BENEFO-Fx)、茨城西南医療センター病院(野村明広病院長)に回

    診用X線撮影装置(同社製 CALNEO Go PLUS)を導入しました。

    これはJA共済地域貢献活動の交通安全に関する様々な活動を支援する取り

    組みの一環で、JA関連医療機関の救急医療および、リハビリ医療の充実を図

    ることによって交通事故被害者の救命や交通事故障害者の社会復帰支援を行っ

    ています。

    最新鋭の2つの装置は高精細かつ多様な画像を映し出し、診断の精度が向上

    すると同時に、患者がより安心して高度な医療が受けられることにつながり、

    充実した医療の環境整備に役立つとして大いに期待されています。

    今後もJA共済連による財政支援を活かし、引き続きJA組合員・地域住民

    のために医療、救命救急に力を入れ、高度且つ専門的な診療がいつでも受けら

    れる施設を目指していきます。

    (酒井一彦通信員)

    導入したX線撮影装置

    (フジフィルムメディカル社製 BENEFO-Fx)

    導入したX線撮影装置

    (フジフィルムメディカル社製 CALNEO Go PLUS)

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    新病院施主検査開始

    (相模原協同病院)

    JA神奈川県厚生連・相模原協同病院(井關治和病院長)では、新病院の施

    主検査が始まりました。

    施主検査とは、建物の引渡し前の竣工時に施主が現場監督と工事の結果や出

    来上がりをチェックしていくことで、ミスや不具合があれば、その箇所を指摘

    し是正を求めることができます。

    今回は更衣室と GICU/HCU、北側 2階の病棟の施主検査を行いました。

    2021年1月の新病院移転に向けて日数も残りわずかになってきています。期

    待と不安でいっぱいな日々ですが、新病院への移転がよりよいものとなるよう

    邁進してまいります。

    (八木友梨恵通信員)

    ICU の様子

    病棟カウンターの様子

    病室の様子

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    相模原産たまご販売

    (相模原協同病院)

    JA神奈川県厚生連・相模原協同病院(井關治和病院長)では、毎週火・水・

    木に正面玄関前で、相模原市農協による相模原産のたまごの販売が行われてい

    ます。採れたての新鮮たまごは患者さん、職員に大変人気があり、お昼前には

    完売してしまいます。

    農協(JA)の方から教えていただいた「ゆで卵」の作り方をお伝えしたい

    と思います。

    ①沸騰したお湯の中に、お玉などを使って卵を静かに入れる。

    ②半熟なら5~6分茹でてから火を止め、2分程そのままおく。

    ③お湯を捨て、水を入れて2~3分冷ます。(殻がきれいに剥けます)

    出来上がり!

    (八木友梨恵通信員)

    たまご販売の様子①

    たまご販売の様子②

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    認定看護師研修会を開催

    (伊勢原協同病院)

    JA神奈川県厚生連・伊勢原協同病院(鎌田修博病院長)は、認定看護師研

    修会を開催しました。この研修会は、専門領域の認定資格を取得した看護師が、

    学んだ知識を当院職員や外部参加者(他院の看護師や他施設職員など)に伝え、

    業務等に役立ててもらえるようスタートした研修会です。

    今回は当院 皮膚・排泄ケア認定看護師 小牟禮(こむれ) 明子さん(6西病

    棟)が「明日から使える!!スキン-テアの基礎知識~スキン-テアの予防のた

    めのテクニック~」と題し、スキン-テア発生の原因や対策についてシチュエー

    ションごとに解説。小牟禮さんは今年3月にも講演を行い、褥瘡のメカニズム

    や危険性を話されましたが、今回は摩擦やズレによって皮膚の裂傷を引き起こ

    す「スキン-テア」を解説。前回と同様に、明日から看護の現場に生かせる、具

    体的な内容がたくさん盛り込まれた講演になりました。

    なぜ、高齢者にスキン-テアが発生しやすいのか、原因には加齢のよる皮膚の

    構造変化、日光など紫外線の蓄積が挙げられるとのこと。それに加え、抗がん

    剤治療による細胞分裂の阻害や、透析治療による角質の水分保持力低下など、

    肌が外力に対して弱くなる要因はさまざま。また、介助が必要な患者さんにつ

    いては、医療処置や看護ケアなど「外力発生要因」がスキン-テアの原因となり

    得るので、適切なリスクマネジメントが重要だと伝えました。

    その後は、洗浄方法や体位変換、医療用テープの貼り方など、具体的な看護

    ケアについて解説。質疑応答ではおすすめの洗浄剤について質問が挙がるなど、

    講演は盛況のうちに終了しました。

    (八木友梨恵通信員)

    外の会場にも多くの職員が参加

    講師の小牟禮さん

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    病院長講話を開催

    (伊勢原協同病院)

    JA神奈川県厚生連・伊勢原協同病院(鎌田修博病院長)は、病院長講話を

    開催しました。

    今回の病院長メッセージのテーマは「思い込み」でした。「思い込み」や「先

    入観」から来る勘違いがミスにつながると説明。思い込みしやすい人の特徴が

    「余裕がない・急ぎすぎ・慣れによる過信」であり、薬剤や搬送先の間違いな

    ど、実際に当院で発生したインシデントの事例を紹介しました。「日頃からささ

    いなことを確認する癖をつけること、そして起きてしまった後の対応策を考え

    ておきましょう」と伝えました。

    (八木友梨恵通信員)

    講演の様子

    今回も多くの職員が参加しました

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    第2回管理部総合職新人研修を開催しました

    (JA長野厚生連)

    JA長野厚生連(社浦康三・代表理事理事長)では 10月 16 日に管理部総合

    職新人研修を開催し、1年目の職員を中心に 10名の参加がありました。この研

    修は、社会人としての心構えをつくり、厚生事業並びに病院の仕組みを理解す

    ることで様々な局面に適切に対応できる人材の育成を目的とし毎年4回開催し

    ています。

    講師には、(株)ソラストの石田 里江 氏を迎え、接遇マナーについて学びま

    した。「医療従事者の接遇とは」や、コロナ禍のなか「マスク美人になろう」な

    ど実際の病院での実践経験をふまえた非常に内容の濃い充実した研修会となり

    ました。参加者からは「今までの自分の接遇で至らなかった点も多くあり、見

    直しができた良い機会でした」や「眉毛の適切な書き方など、すごく具体的な

    事まで教えていただけてすぐ業務に活かせそうだと感じた」などの声が寄せら

    れました。次回は 12 月に日本の医療制度について学ぶ予定となっています。

    (山岸愛通信員)

    皆でお辞儀の練習

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    管理部総合職3年目職員研修会を開催しました

    (JA長野厚生連)

    JA長野厚生連(社浦康三・代表理事理事長)は 10月 26日に、管理部総合

    職3年目職員研修会を行いました。この研修は、社会人として困難な状況に直

    面した時に、実際的に問題解決に向かえるマインドセット(ATCモデル)を

    養い、希望を持って将来の目標に対し積極的に向き合える態度(VIA)を形

    成する事を目的に、今年度から初めて開催されました。本所・事業所から 12名

    の参加があり、1・2回目はオンラインで開催され、3回目の今回は集合型で

    研修を行いました。

    講師には(株)ビジネスコンサルタントの藤井包起 氏を迎え、レジリエンス

    (いかなる状況でも最善・最良の考え方を模索し、成果につながる行動を選択

    する力)プログラムを学びました。26日の研修では「レジリエンス体験」をド

    ラマ仕立てで表現する演習もあり、参加者はそれぞれの配役になりきって熱演

    しました。

    参加者からは「演習を行うことで積極的に参加できたこと、また発表を見る

    なかで自分に置き換えたり参考になる部分が多かった」「研修の集大成として

    レジリエンス体験を行い、今後身近に起こる事象に当てはめながら考え行動で

    きたらと思う」などの声が寄せられました。

    この研修は事前課題と事後課題が毎回あり、またグループディスカッション

    の回数が非常に多くかなりハイレベルな研修でありましたが、全体を通して学

    んだ「困難を乗り越える力」や「自らの活力の発揮」などのスキルを今後のキ

    ャリアアップ形成につなげていってほしいと思います。

    講義はオンラインで行われました

    ドラマ仕立てでの演習①

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    (山岸愛通信員)

    ドラマ仕立てでの演習②

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    救急・リハビリ医療機器購入費用助成目録贈呈

    (JA岐阜厚生連)

    JA岐阜厚生連(藤井歳也・代表理事理事長)は救急医療機器の整備にあた

    りJA共済連岐阜から購入費用の助成を受けることとなり、10 月 28 日(水)

    にJA会館において贈呈式が行われました。

    JA共済連岐阜は、救急医療及びリハビリ医療の充実と交通事故被害者の救

    命や交通事故障がい者の社会復帰の促進を目的とし、JA関連医療機関におけ

    る医療機器等の購入に対する助成を行なっています。

    今回の助成を受け、JA岐阜厚生連は、岐阜・西濃医療センター岐北厚生病

    院(益田和明病院長)に全身用X線CT診断装置を導入しました。救急患者へ

    の早期診断と早期治療が可能となり、地域における救急医療の充実に貢献する

    ものとして期待されています。

    (高井美樹通信員)

    JA共済連岐阜運営委員会 小林会長(右)から

    JA岐阜厚生連経営管理委員会 堀尾会長(左)への目録贈呈

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    YouTube チャンネルを開設

    (JA静岡厚生連)

    JA静岡厚生連(荒田庄治・代表理事理事長)では、この度、YouTube公式チ

    ャンネルを開設しました。

    新型コロナウイルスの影響により自宅で過ごす時間が増えている中、JA静

    岡厚生連が運営する各病院、介護施設のリハビリスタッフが協力して作成した、

    簡単に出来る運動を紹介した動画をアップしています。

    YouTube から「JA静岡厚生連オフィシャル」で検索していただくか、下図

    の QRコードよりアクセスして下さい。

    https://www.youtube.com/channel/UCklsv_o6NrT-7C3JKtTMzCQ

    (望月俊宏通信員)

    QR コード(JA静岡厚生連オフィシャル)

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    癒しのつどいの開催

    (JA静岡厚生連清水厚生病院)

    静岡市清水区のJA静岡厚生連清水厚生病院(中田恒病院長)で、11月6日、

    毎年参加しているリレー・フォー・ライフ(がん患者さんやそのご家族を支援

    し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧を目指すチャリティ活動)の一環で

    ある夜通し歩くリレーイベントが、新型コロナウイルス感染防止のため中止と

    なりましたが、『つなぐ・癒し』を目的に規模を縮小し、院内に設定されたコー

    スを職員が静かに歩く「癒しのつどい」を開催しました。

    当日、ロビーには歩くコースに沿って、メッセージの書かれたキャンドルが

    置かれ、多くの職員が参加し歩いていました。

    また、中田病院長のコメントを始め、パートごとに、それぞれの思いを込め

    て作成した、動画を上映しました。

    (望月俊宏通信員)

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    看護立志式を挙行

    (JA静岡厚生連するが看護専門学校)

    富士市中之郷のJA静岡厚生連するが看護専門学校(諸星浩美学校長)は、

    6月より延期となっていた「第8回看護立志式」を 11月7日に挙行しました。

    当日は来賓や保護者、教職員が見守る中で2年生は、一人ひとりが色紙に自

    分の目標とする看護師像を「一文字」で表現し決意表明を行いました。

    その後、手にしたろうそくにナイチンゲール像にともされた「看護の灯」か

    ら火を分けてもらい、ステージに整列し、「わが手に託されたる人々の幸のため

    に身を捧げん」と看護の精神をうたったナイチンゲール誓詞を唱和しました。

    諸星学校長より「このような状況の中でも立志式を挙行できたことを嬉しく

    思います。他人への思いやりを持ち、優しく気を配ることや常に感謝の気持ち

    を忘れず、自己の体調管理をしっかり行いながら、一人の人として成長してい

    きましょう。そして、クラス一丸となって、看護師になるという大きな目標に

    向かって日々精進して下さい。」と式辞が述べられました。

    2年生は、これから厚生連4病院を中心とした本格的な臨床実習や、国家試

    験に向けての学習が始まります。式後の姿から看護師になるための決意・覚悟

    が感じ取れました。

    (望月俊宏通信員)

    「看護の灯」を分けてもらった看護学生

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    JA伊豆の国女性部ボランティアグループによる

    花壇の整備

    (JA静岡厚生連リハビリテーション中伊豆温泉病院)

    伊豆市のJA静岡厚生連リハビリテーション中伊豆温泉病院(安田勝彦病院

    長)では、11月に入り新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、活動を控え

    て頂いていた、JA伊豆の国女性部のボランティアグループ「あしながおばさ

    んの会」の活動を再開しました。

    今回の活動は、屋外にて花壇の整備が行われ、色とりどりのパンジー約 150

    本が玄関脇の花壇に植えられました。

    来院される方、職員は花壇のパンジーに目を楽しませています。

    (望月俊宏通信員)

    花壇に植えられたパンジー①

    花壇に植えられたパンジー②

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    医療従事者応援定期貯金「たたエール」の

    寄付金贈呈式が行われました。

    (JA愛知厚生連)

    11 月5日、JA愛知厚生連(宇野修

    二・代表理事理事長)本部にて、JA愛

    知西が9月 14 日~10 月 30 日の期間で

    取り扱いを行った医療従事者応援定期

    貯金『たたエール』の寄付金が贈呈され

    ました。

    これは、JA愛知西が新型コロナウ

    イルス感染症と最前線で戦う医療従事

    者を応援するために、預けられた定期

    貯金総額の 0.024%(24=ニシ)相当額を、

    本会に寄付されたものです。

    寄付金贈呈式でJA愛知西の𠮷田組

    合長より、寄付金 80万円が宇野理事長

    に手渡されました。

    (井桁千聡通信員)

    寄付金贈呈式の様子

    たたエールの告知チラシ

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    桃陵高校にて災害医療講話を行いました。

    (知多厚生病院)

    10 月 13 日、愛知県立桃陵高校専攻科にて知多厚生病院(水野志朗病院長)

    より派遣されたDMAT隊員による災害医療講話が行われました。

    実際の災害現場での状況や、医療者の心構えをお話しした後、EMIS(広

    域災害救急医療情報システム)の実際の画面を確認するなど、災害医療のイロ

    ハをお伝えしました。

    その後、各グループに分かれてディスカッションを行いましたが、熱心に討

    論している生徒たちに、こちらが胸を打たれました。

    災害は起きてほしくはないですが、そのときは、きっと医療者の卵たちが活

    躍してくれることと期待しています。

    (井桁千聡通信員)

    真剣にグループディスカッションする生徒

  • JA全厚連情報 №1098 2020 年 12 月1日

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    □会議日程

    ※新型コロナウイルス感染症の状況等を踏まえ、開催日程・場所が変更となる可能性があります。

    令和2年(2020年)

    12月 2日(水) 理事会 13時から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)

    12月 5日(土) 病院長会総会 16時から(WEB開催)

    12月10日(木) 経営管理委員会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)

    (WEB併催)

    令和3年(2021年)

    1月14日(木) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)

    1月21日(木) 厚生連常勤役員・参事会議 13時から(WEB開催)

    1月28日(木) 厚生連会長会議 11時から(WEB開催)

    2月 3日(水) 理事会 13時から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)

    2月17日(水) 経営管理委員会 13時から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)

    3月 3日(水) 臨時総会 11時から(東京・平河町・JA共済ビルカンファレンスホール「ホールA

    -D」)

    3月11日(木) 理事会 15時30分から(東京・大手町・JAビル27階「全厚連会議室」)