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自分の生まれた日
年 月 日 家族の生まれた日や記念日も書き込もう
この展て ん
覧ら ん
会か い
では、明治時代から約100年間の日本の
美び
術じゅつ
を紹しょう
介か い
します。人々の生活も美術も大きく変わっ
た100年間、それぞれの時代にタイムスリップして、
作品を見ていきましょう!
1995
阪はん
神しん
淡あわ
路じ
大だい
震しん
災さい
2001
同時多発テロ(アメリカ)
2005
愛あい
知ち
で万ばん
国こく
博はく
覧らん
会かい
2011
東日本大震災
20131990
ジュニア・セルフガイド
今日の日付
美術館のスタンプ
JUNI●R SELF GUIDE
1室4階
観音の後ろに広がる空や、龍りゅう
の周りのけむりが風になびいているのがわかります。
観音は左手にビン、右手にやなぎの枝
え だ
を持っています。龍りゅう
のうろこや、顔に生えている毛もよく見えます。原
はら
田だ
直なお
次じ
郎ろう
(1863-1899) 《騎き
龍りゅう
観かん
音のん
》 1890年 護ご
国こく
寺じ
蔵ぞう
(寄き
託たく
作さく
品ひん
)
明治時代になって、日本にはヨーロッパやアメリカから、新しい技
ぎ
術じゅつ
や文化が流れこみました。この作品が描えが
かれたのは、明
めい
治じ
維い
新しん
から20年ほどたったころ。新しいものだけでなく、日本にもとからあった文化のよさも見直されて
いた時代です。原田直次郎は、ミュンヘン(ドイツ)に留りゅう
学がく
して油絵やヨーロッパの文化を学びました。帰国してから制せい
作さく
したこの作品では、留学中に学んだことを生かしつつ、日本人になじみのある観音が描かれています。
遠・ く・から見ると…
近・ く・から見ると…
このころの日本
1868 1884~1886 1894~1895
遠くからも、近くからも見てみましょう
明治 33年今から150年前
1889
横山大観、東京美
び
術じゅつ
学校に入学(岡
お か
倉く ら
天て ん
心し ん
先生との出会い)
明め い
治じ
維い
新し ん
日清戦争大だ い
日に
本ほ ん
帝て い
国こ く
憲け ん
法ぽ う
発は っ
布ぷ
1862 1900
原田直次郎、ミュンヘンに留
りゅう
学が く
4階
3室どんな場面でしょう?
和わ
田だ
三さん
造ぞう
(1883-1967) 《南なん
風ぷう
》 1907年
1905(明治38)年、日本は日にち
露ろ
戦争で勝利をおさめました。2年後に描
えが
かれた《南風》の中央の男性は、筋
きん
骨こつ
隆りゅう
々りゅう
のたくましい姿すがた
です。勝利のあとで気分がもり上がっていた当時の日本では、この作品にただよう勇ましい感じが評
ひょう
判ばん
をよんだそうです。
和田三造は、19歳さ い
のある日、スケッチ旅行をしようと八
は ち
丈じょう
島じ ま
行きの小さな船に乗りました。ところが、嵐
あらし
のために船は難な ん
破ぱ
。3日3晩
ば ん
の漂ひょう
流りゅう
のすえ、ようやく伊い
豆ず
大お お
島し ま
にたどり着いたそうです。この作品はその体験をもとに、24歳のころに描
え が
かれました。右下には、ぼうしをかぶった作者自身も描かれています。
このころの日本
1902 1904~1905
明治 33年 明治 43年
日に ち
露ろ
戦争
和田三造、漂ひょう
流りゅう
体験
1900 1910
季節と時間は? この人たちは何をしている? だれがリーダーかな?(どうしてそう思った?)
4階
4室自分の手を同じ形にできますか ?
高たか
村むら
光こう
太た
郎ろう
(1883-1956) 《手て
》 1918年ごろ
大正時代は、普ふ
通つう
選せん
挙きょ
制せい
度ど
や言げん
論ろん
・集会の自由を求める運動が活発に起こり、一人ひとりの意見を大切にしようという考え方が広まった時代です。このころには、印刷や写真の技
ぎ
術じゅつ
が発達し、新聞・雑ざっ
誌し
な
どを通じて、自分の考えを発表できるようになりました。高村光太郎も、彫
ちょう
刻こく
家として活かつ
躍やく
しながら、芸術についての考えを雑誌に発表していました。詩やエッセイなどもたくさん書き残しています。
この手の形は、人 の々心からおそれを取りのぞくという意味をもつ、仏
ほとけ
の手のポーズ(施せ
無む
畏い
印い ん
)からヒントを得たといわれています。
このころの日本
1914 1914~1918
明治 43年 大正元年
1912
日本、オリンピックに初参加 第一次世界大戦
1910
後ろからも見てチェックしてみよう。
小指は曲がっている。中指と親指は…
高村光太郎、詩集『道
どう
程てい
』を出しゅっ
版ぱ ん 麗子生まれる
4階
3室どんな人だと思いますか ?
岸きし
田だ
劉りゅう
生せい
(1891-1929) 《麗れい
子こ
肖しょう
像ぞう
(麗れい
子こ
五ご
歳さい
之の
像ぞう
)》 1918年 中なか
村むら
彝つね
(1883-1924) 《エロシェンコ氏し
の像ぞう
》 1920年
麗れ い
子こ
は、数え年5歳さ い
(満4歳)のとき、画家であるお父さんのために、長い時間じっとしていなければならない油絵のモデルを初めてつとめました。こちらを見つめる目が、麗子のがんばりを表しているようです。
やさしい筆使いから人がらが伝わってくる、この作品のモデルは、盲
も う
目もく
の詩人、エロシェンコ。当時31歳
さ い
で、ロシア生まれです。日本のほかにも、アジア各地をたずねていました。
19191918
大正 9年
米こ め
騒そ う
動ど う
国こ く
際さ い
連れ ん
盟め い
成立
年れい5さい さい
やさしい ・ 気が強いなきむし ・ そのほか
やさしい ・ 気が強いなきむし ・ そのほか
生まれた国
性せ い
格か く
○でかこみましょう
しゅみ例)外で遊ぶ、お絵かき 例)歌う、旅をする
1920
エロシェンコ 2回目の来日 モデルとなる