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Keysight EEsof EDAはじめてのAdvanced Design System(ADS)
Demo Guide
02 | Keysight | はじめてのAdvanced Design System (ADS) - Demo Guide
はじめてのADS
このチュートリアルでは、ADSワークスペース、ライブラリ、セルの基本的な構造を紹介します。デザインの作成、シミュレーション、シミュレーション結果の表示も含まれています。
注記：ADS 2011以降のワークスペースは、それ以前のADSバージョンのプロジェクトに代わるものです。
以下の図は、ADSのワークスペースの構造を示したものです。
ワークスペース‐ライブラリの階層。
注記：ADS 2011以降を効果的に使用するには、以下のコンセプトを理解することが重要です。
– ワークスペース：ワークスペースはプロジェクトとは異なり、ライブラリにアクセスできます。ライブラリにはセルが含まれ、セルにはデザインが含まれます。
– ライブラリ：ライブラリはワークスペース内のセルの集まりです。しかし、ライブラリは、ワークスペース外のプロセス・デザイン・キット(PDK)または個別のフォルダーの場合もあります。
– セル：セルは、従来のネットワークディレクトリーのデザインファイルに代わるフォルダーです。セルはライブラリ内にあり、通常、デザインの異なるビュー（すなわち、レイアウト、スケマティック、シンボル）が含まれています。
– シンボル：シンボルはセルのすべてのビューを表します。通常、1つのセルに対して必要なシンボルは1つだけです。
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ステップ1：新規ワークスペースの作成
1. ADSを起動し、ADSメインウィンドウからFile > New > Workspaceを選択します。または、アイコン をクリックします。
ワークスペース名を入力します。ワークスペース名とワークスペースフォルダーまでのパスにスペースを含めることはできません。[Next]をクリックします。
図1.
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2. ワークスペースに含めるライブラリを選択します。ADSには初めからAnalog/RFライブラリとDSPライブラリが含まれています。ライブラリは、ワークスペースの下で実際のデザイン作業に応じて選択することができます。
図2.
注記：ADSプロセス・デザイン・キット(PDK)はファンドリーから直接提供されたもので、これにより与えられた製造プロセス向けのADS環境を構成できます。複数のPDKを1つのワークスペースに関連付けられます。使いやすいインタフェースによって、PDKを容易にライブラリとセルに関連付けられます。
注記：ADSで提供されるコンポーネントライブラリは、Add User Favorite Library/PDKリンクをクリックして追加できます。
注記：すべてのメーカーのコンポーネントライブラリは、以下のフォルダーにZIPフォーマットで提供されます。 /hpeesof/oalibs/componentLib/folder
注記：<ADS_install_directory>は、/hpeesofを意味します。
注記：すべてのメーカーのコンポーネントライブラリは、ZIPフォーマットで提供されます。
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3. 作業を構成したいライブラリの名前を入力します。名前を変更しない限り、デフォルトのライブラリ名はワークスペースと同じです。このライブラリは、コンポーネントメーカーやサードパーティーのライブラリと区別されます。これは、ADSがワークスペースのデザインスケマティック／レイアウトを構成する新しい方法で、すべてのワークスペースを複数のライブラリで構成することができ、複数のテクノロジー（GaAs、GaN、InP、SiGeなど）を含むことができます。ユーザーはテクノロジーごとに1つのライブラリを使用しますが、ADSは1つの主要デザインでこれらのさまざまなデザインを使用して、マルチテクノロジーデザインを行うことができます。ADSでは、スケマティック／レイアウト単位も異なるテクノロジーとみなされるため、デザインで異なる単位（mil、mm、μm
など）を混ぜて使用しないようにしてください。[Next]をクリックします。
図3.
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4. デザイン時に使用したい単位を選択します。この例では、0.0001 milのレイアウト分解能を選択しています。
図4.
5. [Next]をクリックしてワークスペースのサマリーを確認してから[Finish]をクリックすると、以下のようなブランクのワークスペースが表示されます。これで、新しく作成したワークスペースでスケマティックデザインまたはレイアウトデザインを作成できます。
図5.
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ステップ2：スケマティックデザインの作成
通常、回路デザインはスケマティックの入力から開始します。スケマティックデザインを開始するには、File > New > Schematicから開始するか、メイン・ウィンドウ・ツールバーのスケマティックアイコン
をクリックします。
1. セル名を入力し、Schematic Design Templateでads_templates: S_Params（Sパラメータシミュレーション用）を選択します。テンプレートの選択はオプションですが、シミュレーション用のデザインセットアップが保存されているので、便利な機能です。[OK]をクリックします。
図6.
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2. 新しいスケマティックページが表示されます。2つの50 Ω終端とSパラメータコントローラーが配置されていて、周波数設定はデフォルトになっています。新しいスケマティックの作成時にテンプレートを選択しなかった場合は、後で、適切なシミュレーションカテゴリー（Simulation-S_
Param、Simulation-HBなど）に移動してSPシミュレーションに必要なコンポーネントを配置できます。
図7.
3. 次に回路の作成を開始します。下図のPaletteメニューに移動し、Lumped-With-Artworkを選択して、L_PadコンポーネントおよびC_Padコンポーネントをスケマティックに配置して、図9のようなローパス・フィルター・トポロジーを作成します。L_PadとC_Padはそれぞれ一般的なインダクターとキャパシターですが、これらには寸法情報も含まれていて、デザイナーは、実際のPCBデザインに使用するコンポーネントごとに、必要な幅、間隔、長さを入力できます。
図8.
注記：赤矢印がPaletteメニューです。グランドアイコンは、図に示すように、ADSスケマティックのメイン・メニュー・ツールバー（青矢印）にあります。
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図9.
4. Sパラメータコントローラー をダブルクリックします。
パラメータを以下のように設定します。 – Start＝0.01 GHz
– Stop＝1 GHz
– Num. of points＝101（ステップサイズは自動的に計算されます）。[OK]をクリックします。
図10.
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5. シミュレートアイコン（図8の緑矢印）をクリックすると（またはF7を押すと）、シミュレーションが開始されます。
6. 終了すると、以下のようにデータディスプレイにシミュレーション結果が表示されます。
図11.
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7. デザインを保存してすべての作業を保存し、メインウィンドウでスケマティックセルとデータディスプレイ(<filename>.dds)を確認します。
図12.
おめでとうございます！以上で、はじめてのKeysight Advanced Design System(ADS)は終了です。 他のサンプルは以下のページでご覧ください。 www.Keysight.co.jp/find/eesof-ads-rfmw-examples
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