Kobe University Repository : Kernel

タイトルTit le 閑却されたイタリア經濟學(Neglected Italian Economics)

著者Author(s) 五百旗頭, 眞治郎

掲載誌・巻号・ページCitat ion 国民経済雑誌,51(5):773-813

刊行日Issue date 1931-11

資源タイプResource Type Departmental Bullet in Paper / 紀要論文

版区分Resource Version publisher

権利Rights

DOI

JaLCDOI 10.24546/00054378

URL http://www.lib.kobe-u.ac.jp/handle_kernel/00054378

PDF issue: 2021-04-18

閑

却

9tJれた

イタ

リ

ア経済学

五

百

旗

頭

屋

治

郎

問

遮

本

論

問

題

曾

て

P,ジ

ェ

ーム

ス･ポ

ーナ-

はr講

ま

れや

し

て鷺讃

された

のは

ス

､1スの

7書

であり'蔑

ま

れ

す

し

て非

難

され

た

のは

マルサ

スの

一書

であ

るJと云

つた(註一)｡

若

し斯

か

る表現方

法

が許

され

るな

ら

ば'読

ま

れす

し

て軽

視

され'清

ま

れず

し

て推賞

され

た

のは

イタ

リ

ア経済

拳

だ

と云

ひ得

よう｡

事資

イ

タリ

ア経

済

撃

は.其

幅

に於

ても亦其

奥

行

に於

ても'世界

に知

られた

の

は住

に

7部

分

に過

ぎな

S｡

従

って畢

界

の第

7人者

にし

て閑

却

せられ

た場

合

も

あわ'ま

た然

ら

ず

し

て第

7人者

な

る

が如

-

過賞

せ

られ

た場

合

も続

で

はな

So

私

は本第

に於

て些

か之を例

示

し

っ

つ幾

分

でも

イ

タリ

ア経

済

畢鼎

を紹

介し

た

Sと思

ふ｡

倍､敢

て其

要

な

し

と思

は

る

る穣細

な鉛

に至

るま

で'屡

々

欧米

拳者

の揺

威

を借

り

之

を

引

用

Lt其

出

所を

明記

した

の

は'偏

に

イ

タリ

ア経済

畢折

究者

の優

に

閑却されiiイ多可ア経済準

(七重ニ)

二七

第五十

]巻

第五携

供

し

た

Sた

め

に外

な

ら

ぬ.

(七七四)

二八

讃

老

中

に

は

イ

タリ

ア経

済

撃

な

る用

語

に閲

し

異論

を

持

た

る

る方

が

あ

るかも

知

れ

な

い｡

イ

タ

リ

ア国

内

に於

ても既

にrイタリ

ア経済

畢'Jrイ

タリ

ア経

済

笹

沢J等

の用

語

に封

し激

し

い反封

が

あ

った｡r経

済

拳

に笹

沢

なし.要

し

あ

り

と

せば経済

笹

を解

す

る単

流

と経

済

笹

を解

せざ

る撃

沢あ

る

バンタレオーニ

のみ｣(琶

1)と

云

ふ故

ロー

マ大串経

済

嬰教

授Pdnta

teOniの言

は'故

大西

猶

之介

氏

により

我

国

にも紹

フランチエスコフエツラーラ

介

せられ

た

が(註三)'彼

に多く

の影

響

を輿

へた其

師Francesco

Ferrara

も早

-

よりr経

済

革

に

イ

タリ

ア経済

畢'イギ

リ

ス経済

学､ド

イ

ツ経添

笹

等

の種類

な

し0

経

済

革

は唯

だ

7つ普遍

的経

済

畢

あ

る

のみ｣と唱

へた(註四)(

註吾

｡

之

に対

し

て鐙済

法

則

の相対

性を

高

調

し〓

切

は進展

し.経

済

法

則

も

時

と所

により

て異

るが故

に普

遍

拓

封

永久

の経

済畢

な

るも

のな

し｣と主

張

す

る聾

者

の少-

な

いこ

と

は読

者

の熟

知

せら

る

る所

であ

る｡

(註こ

更

に精確

に云

へげ､ガーナ

-托次

の如く云

つilo

A

s

itis,Adam

Smithhastefta

bookwh

ichLEevery

o

nepraises

and

n

obodyre

ads,"

M

althusa

bookwhich

no

onereadSandattabuse.(J

amesBo

nar,Matt

husandhi

sWork1924

p･3)

(註二)メ

ソ

タ

レ

オ

ー

ニ

の原

文

は我

ら通り

であ

る｡

V

isorprender(｡,fol･Se品giungendochenonvi

sonoScuo)einEconomia,OVVerO,CibcheeL'istesso,chenonve

nesonochedue;

TascuotadicolorochesannoL'economiaelascuotadico70rochenontasanno.(Pantaleolli,

LFr)etcaratte-edeEedivel･gen=ed'opj.nioncesistent〓racconomisti."Erotemidieconomia.votumeprぎO,p.JSS･)

之

を

速攻

諾

す

れ

ば

｢経

済

聾

に率

,*

ほ

な

い'戒

に

経

済

を

知

る者

の

撃

坂

と､そ

れ

在

知

ら

ざ

る

潜

り

嬰

振

り

二

つが

あ

る

と

云

つ

て

も

同

じ

で

あ

るJ

屯

が

斯

-

附

言

す

るな

ら

ば

諸

君

に

恐

ら

-

驚

か

ろ

ろ

で

あ

ら

うO｣

(註三)

大

西

猪

之

介'

｢凹

ほ

れ

㍗

る経

済

学｣大

正

九

年

l月､八

二

官ハ

o

⑳

砂

●

ジュネーげ

火

西

氏

は

右

のパ

ン

タ

レ

オ

ー〕iの

旬

が二

九

〇

〇

年tG

enave

大

挙

経

済

撃

開

講

の際

に

述

べ

ら

れた

と

云

っ

て

屑

ら

れ

る

が､

前

端

パ

ンタ

レ

･.r,-

二の

論

文

集

Erotemi

dieconomia中

にこ

も'ま

た

其

以

前

の

論

文

●

●

●●

集

Scrittivariidieconomia1904に

収

鋳

rJれ

て

屑

つ

;1時

に

も

一

八

九

七

年

十

月

二

十

三

日

同

大

聾

開

講

の

新

と

し

て

謹

ま

れi1とち

る.

フ

エ

ず

-

レランぺル

テイ

コ

(詫四)

フ

ェッ

ラ

ー

ラ

の

此

思

想

に

各

所

に散

見

す

るが'就

中F

ed

c

leL

amp

ertico

のノ｢経

済

撃

に

於

げ

ろ

イ

タ

リ

ア

性

ー二就

き

て｣(SuHaitatian]ftade]taScJ.enNaeCOn〕mica)の

講

演

が

公表

さ

れ

て

後二

八

七

五

年

十

1月

八

日

附

で

彼

に

滑

った

第

二

害

筒

中

の攻

の

句に最も

明

か

に

之

在

表

明

し

て

居

ろ｡

Ioportoconmel'ant州copregiudiZio)secosivuotchiamarsi,diaversemprevedutonetIaEconomiapoliticauna

scienzadiverit㌢universale:vero,cioa,intutt〓)uoghieh

tuttiitempi.Come"1atinearetta､dappertuttoe

sempr

e,8tapit.1brevedistanzafraduepuntidati,"cosimiesembtatocheJdappertuttoesempre.I.1'uomoha

dei

bisogn山edagiscepersoddjsfarli."Etlitticamentesidice,editedesch山diconosoventi)EconGmianagionale,･ma

閑却されたイタ>ア経済撃

(七七五)

二九

賃五十

一番

第五溌

(七七六)

三〇

alloraかuntemaa-'saipitlristretto,nonepiLH

aScienzaintuttat'dmpiezzadelsucISI'gniacato.Eperbiononaveva

maisospettatoinmi

avita4'iialianltddelJaScienzaeconomica;giacchaammettendota,avreidovutotogicamente

suppore,deiparipossibiieLasulgalliciia,pe1eSempioJ1abritannicita)IagermanilaI,1aruss1.ta,･etaVicentinita,perchか

no?

(Ferrara,"L'1talianitaneltascienzaeconomica,Duelettersall.Onor.S3n山tOreFedeleLampertico"

Ec

anomi

stiedottrineeconc.miche,votumesecondopartesecondaLS9tp･408)

｢栽

ー‡古

い尭

入

-

そ

う

云

tはれ

て

も

格

は.な

い1

ね

保

韓

L､如何

な

る

時

と所

に

於

て

も巌

な

る普

エコノミア､ポリテイカ

遍

的

展

埋

り科

撃

私

党

に

政

治

経

済

の中

に見

出

し

て

来

た｡

恰

も｢如

何

な

る時

と所

に

於

て

も

直

線

は

輿

(ら

れ

i1ろ

二

鮎

の最

短

距

離｣な

るが

如

く'到

る所

且

つ党

にr人規

に

慾

望

み

持

ち'且

つ其

充

足

の

i1

●

●

●

●

エコノミ7.ナ

チヨナ

-レ

坊

に活

動

す

る｣も

の

の如

く

見

え

る｡

人

或

は簡

略に

圃

民

経

済

と呼

び､下

イ

ブ人

は屡々

此

用

語

を

チーマ

使

用

す

る.

然

し

此

添

合

には

其論

題

は

可

な

り局

限

さ

れ

る

こ

と

とな

り､経

済

登

は最

早

其

金

意

義

も

完

●

●

●

●

●

全

に表

現

蟹

曝

し

な

く

な

る｡

と

も

あ

れ

私

に

生涯

曾

て経

済

撃

に

イタりア性なるも

ゆが

め

る

ので

托

●

●

●

●

●

●

な

いか

な

F',)と

思

った

こ

とが

な

い｡

蓋

し

若

し

そ

れを

認

む

るな

ら

ば'同様

に経

済

学

にフ

ラ

ン

ス

性

'イ

●

●

●

●

○

●

●

●

●

○

●

●

●

●

●

●

○

●

○

ギpス性､ドイツ性'ロシア性扇して

ディチェyヅァ性-ど

う

し

て斯

か

る櫨

小

地

方

性

存

否

足

し

得

る

か

-

在

も漁

想

す

べrOは

雷

然

り論

理

的

締

結

で

あ

る.｣

(註五)

.(

ソタ

レサ

ー二は

其

論

旨

を

賞

に貫

徹

せし

め'結

滞

嬰

史

も鰹

涛

撃

の現

状

_こ於

げ

ろ経

済

的

嵐

理

の

みな

変

放

し

て

謬説

を

除

外

す

べ

L

と

云

った(PaI11ta120niJ"Deicriterichedevono

informaretastOria

deuedottrineeconomiche"op.citp,228

segg.)0

A-ワア

之

に

封LLoria

に

私

信

を以

て

反

封…し

て

云

ふ｡

●

'

｢斯

か

る見

解

に

従

へげ

軽

薄

学

説

史

は

政

治

経

済

書

中

に菓

集

配

列

せら

れ

ii炭

の原

理

の脇

_こ

其

創

設

者

の名

を

記

す

の

みで

足

り

ろ0

･･二･･三著

し

誤

れ

る撃

読

及

び基

盤

に

近

さ

学

説

を歴

史

より

除

き'現

在

の科

学

の林

認

す

る学

説

に先

駆

を

な

し

た

ろ

一切

の学

説

,付明

に歴

史

国

外

_こ放

逐

す

る

な

ら

ば'歴

史

は

唯

だ現

在

有

力

な

る聾

読

主

張

者

り名

を

止

む

ろ

の

み｡

新

の

如

き

は‡嵐

の

歴

史

で

はな

い｣とO

但

し

P-

Pア

は

必

ず

し

も立

に経

済

撃

の暫

一普

遍

性

を否

定

し

て

居

ろ

ので

は

な

い｡

(ETa

ntateon]t,op,citp.

255)

今

此

相

封

時

す

る爾

論

の牽

展

の跡を

イ

タリ

アのみ

に限定

し

て見

る

に､1投

的

大鰹

論

とし

て

7

八

七

五年

より

十九

世紀

末迄

両

派

の論

争

は可

なり激

し

か

つた

が三

十胎紀

に入

る頃

から'経

済

啓

白

鰻

の普遍

性奔

7性

を

認

む

る傾向

が鯨

程

顛

著

とな

って来

た｡

此

傾向

は

一面方

法論

に封

す

る

聾者

の態度

の

一致

に

より助

長

された

が'殊

に純

理経

済

畢

自

照

と､賛

成

論

政策

論

上

に於

け

る国

家

親

世

界

新

とを分

って考

へる

こと

が此

傾

きを著

し

-進展

せし

めたO

例

へぼ従

来

数

理的方

法を

愛

用した

純

理挺

再挙

者

は'此方

法を

以

て普

遍

的純

理経

済

笹

に不

可

解

な唯

7絶

封

の方

法な

るが如

-考

へ東

に現象

間

の相関

関係

を高

唱

し

て因

果律

を

所謂普遍

的

純

理経湾

聾

より髄

逐

し

て仕舞

った.

斯

か

る見解

斯

か

る態度

が

7椴

に経済

聾

の普遍

性を

認

め

し

む

ることを

困難

に導

いた

のは

云

ふ迄

も

な

い.

然

る

に二十世紀

に入

る

に及

び､数

理的方

法を

利

用

す

る聾

者

は此方

法

が今

日ま

で骨

て前

代

未聞

の経

済

的

大虞

理を蔑

見

した

る事

嘗

夜

きを認

閑却されi1イタヮア締塀聾

(七七七)

三7

第五十

一巻

第五統

(七七八)

三

二

め'数

理的

方

法

を以

て経済

拳胡

究

上

に於

け

る軍

な

る

1手段

とな

し'ま

た

昏

ては持

てた

因

果

律

を

も

再

び之

を

とり

入

れ

て尊

重

す

る

に至

った.

斯

か

る

冷静

にし

て飴

裕

あ

る態度

は少

-

とも

7殻

に純

理経

湧

聾

の普

遍

性

を認

む

る

に就

て

の

T障

樽

を

排除

し

た.

類

似

の傾向

は他

の方

法

論

に就

.I.i-i

Sても之

を見

る｡

俗

に数

理

派経

済聾

者

と

云

は

るる

Paretoは歴史

的方

港'演

鐸

法'数

理

的方

法

等

の長

所

を悉

く

併

せ包

容

し

て云

ふ｡

r科尊

の目

標

は現象

の奔

7性を

認

識

す

る

にあ

る｡

故

に苛

も

此

目標

に導

-

も

のは.其

道

程

の如

何

を間

はす'方

淡

の何

た

るやを

諭

ぜす､悉

く之

を利

用

し

てよ

い.

方

法

の良

否

は唯

だ槍

欝

によ

っ

て

のみ判

定

せら

れ

る.(中略)著

し

7万

淡を

他

の方

法

より

も好

ま

し

と

す

る者

あら

ぼ､私

はそれ

に

就

い

て芸

に寧

はす'唯

だ科

挙

的

法則

を知

らし

め

よ

と要

求す

る

のみ｡

彼

が

如何

な

る道

程

を辿

っ

てそ

れ

を

認

識

し

た

るや

に就

Sては敢

て意

に介

す

る

の要

な

し｣‥註1)0

更

に従

来

は鷺生

活

上

に於

け

る茸接

的

政策

的

立場

が逆

に純

理経

酉

撃白

鷺

の理論

を

左右

し

て

居

た.

例

へぼ経

済

撃

の普遍

性

を

主

張

す

る畢

老

中

に従

来

比

校

的

多

か

つた自

由

主義

者

は､国家

の

干渉

を

直

接

間

接

是

認

に等

-

一切

の純

理経

済

珊諭二

例を

撃

ぐ

れぼ

リ

カ

ルド

の地代論)を持

て'結

局

政策

論

上

の自

由

主

義

によ

って純

理経

済

畢

自

照

の理論

を

取持

選

捧

加

工し

て所

謂自

由

重義

経

済

革

を建

設

し'然

も

斯

か

る自

由主

義経

再

挙

を

以

て普

遍

的経

済

畢

なり

とし

た｡

同

様

に経

埼

拳

の

相封性

を高調

した

歴史派

的

叉

は融合

主義的

干渉主

義者

も.亦鐙

等

の干渉

重義

なり其

背後

にあ

る国

家観

世

界観

なり

と矛

盾

す

るに至

るべき

7切

の理論

を放棄

し､之

に都

合

よき

理論

のみを

取

入

れ

て彼

等固

有

の理論

経酉

笹を建

設

せん

としたo

要

す

る

に十

九世紀宋

ま

では相

灰す

る二筒

の理論

経磨

尊

が並存

し

て居

た

と云

へる｡

然

る

に二

十世紀

に入

る頃

より鷺

践

上政策

上

に於

け

る見解

と純

理橿

痢

挙

上

の理論

とが明

か

に直

別

され'資

援

上

政策

上

に於

け

る見解

の相

違

は純

理経

済

挙

上

に於

け

る見

解

の

1致

を妨

げ

ず

●●

とす

る

傾向が強-

な

ったO

斯

-

て近

時

の自

由主義者

は其

自

由

放任

論

を

以

て従来

旺

ど理論経

済

琴

に固

有

のも

のと考

へず.ま

た干渉

主義

者

も

干渉

なり

庭

史

な

り

に

よ

って破壊

せら

れ

在

S普

遍

的

理論粍

酉

の法則

を是

認

し東

に干渉目

視

に就

い

ても菖

初

の如-

之

を廉

-

流通

に迄及

ぼさ

ず'唯

だ分配

に

のみ之

を

要

望

す

る

の傾

きを増

した｡

云

ふ迄

も

な

く

二十世紀

に入

って後

と雄

もイ

タリ

ア経

済

単著

は

誰論

に

つき相岐

れ

て琴

はな

い

のではな

い.

然

し彼

等

の解

す

る所

に従

へぼp其

論

琴

は経

済

嬰

の普

遍

性を

否定

に導

-

が如

き

性

質

のも

のでな

-.純

理経

済

笹

の本鰹

より見

れ

ば主

とし

て派

生問

題'上層

建築

の間短

と碍

す

べ

きも

のに関

す

る意

見

の相違

であ

る｡

例

へば｢財産

の多寡

と其

所

有者

の数

とは

反比

例

す｣と云

ふ

統

計

的

規

則

性

に就

いては自

由

主義

者

と干渉

主義

者

と

は互

に鏑を

則

り自

由

主義

者

は斯

か

る蚕

閑却されLiイタ>7線蹄撃

(七七九〕

三三

第五十

1魯

第五硯

(七八

〇)

三四

富

の懸隔

は白

から

上

下

の階

段

を

附

せ

ん

と

す

る人類

円属

の性質

より営

然凍

るも

のな

る

が故

に

結

局避

け難

しJとな

し､干渉

主義者

望斯

か

る不

平等

は絶

対

的

な

らざ

る現存

の経

痢組

織

より

凍

る

も

のな

る

が故

に法

制

叉

は歴史

的

進化

に

よ

って敢

ひ得

べLJと詮

-O

然

し

斯

か

る見解

の相違

を

以

て卓

に統

計

的

規

則

性

に封

す

る敢禽

聾

的解

樺

の不

7敦

と見'純

理経

済

畢白

鷺

に於

け

る不

7敦

と見

な

S

のが彼

等

の今

日

の態

度

であ

る｡

斯-

て

二十

世紀

のイ

タリ

ア拝啓

畢者

は従

来

の如

-

二筒

の柏反

す

る経済

嬰を

並存

せし

めず'唯

だ

7つ

の普

遍

的

経酉

笹

の存

在

を

信

じ'而

し

て此種普

遍

的経痢

笹を

冷静

に研究

す

るを以

て彼

等

の任

按

な

り

とし

て

ゐ

る.

之

を要

す

る

に二

十世紀

に入

る頃

より

イ

タリ

ア経

酉

拳

者

は愈

々弊

7普遍

の経

済

聾

を認

む

る

方

向

に進

んだ(琶

一)O

誤

解を避

け

るた

め特

に附

け加

へて置

-

が'比経済

嬰

の帝

丁普

遍

性

を

めぐ

る歴史

的

考察

は

7殻

的

傾向

論

な

る

が故

に.此

傾向

に例外

を預

想

し

得

るは云

ふを侠

た

な

い｡

7

ウンべルト

リツチ

例

を

畢

ぐ

れ

ば強

硬

な自由

主義者U

m

b

erto

R

icci

は経

済

嬰

の斉

7普

遍

性

を

認

む

るが'同

時

に経済

聾者

は其

本性上

自

由

主

義

者

であ

ると

云

ふ(註三)｡

何

れ

にし

ても科

挙

を

以て拓

封普

遍

のも

のと

な

すや､絡

た

また

時

代

に

より場

所

によ

って異

るも

のとな

す

や

は唯

だ経

済聾

者

のみ

に

よ

って決

定

せら

れ

る問

題

ではな

い.

此問題

は背

後

に別筒

の研

究

を

要

す

る

二大曹

畢鱈

系

の議

論

を含

む

イヂアりスモ

タローチエ･ジエシチイーソ

も

のであ

って'Sを

イ

タリ

アのみ

にと

るも'観

念

論

の流

に投

す

るC

roce,

G

entiie

等

の影

響

を

受

け

ト

･I入

タ

た畢者

の如

き

は多

く普遍

的

科挙

叉

は是

の科

挙

な

るも

のを

否

定

す

る立場を

とり

T

o

mista

た

る

ツ丁ツキ

Z

acchi

等

と略'軌

を

同

じう

す

る思想

醍系

に魔す

る人

々は'多

く普遍

的

科

畢叉

は最

の料

率

な

るも

のを

も認

む

る立場

に立

つ｡

斯

か

る大問

題

の内容

を紹

介

し叉

は其

批判

を

な

す

が如

き

は賓

より

本

小筈

の範

囲

外

に巌

す

る(註四し｡

唯

だ私

は表

題

に

イ

タヮ

ア控唐

草

な

る名柄

を

用

ひた

るが故

に

7言

弦

に解

れ東

に私

の立

場

の結

論

だ

けを附

加

へ(それ

に

は幾

多

の反封論

あ

るこ

とを改

想

す

る)

以

て

イ

タリ

ア経

済

単

の意

義

を

幾

分

でも

明

か

にし

て置

きた

いと思

ふ.

レア-レ

レアーレ

私

は現

苦

は

必ず

しも常

に思惟

のみ

の所産

に非

す､ま

た

思惟

され

た

る現

茸

は常

に必

ず

しも思

惟

と合

7し

て思

惟

の裡

に内在

せず､ま

た人類

の思

惟

は

それ自

標

の内

に於

て

(in

sか)細

て

の思惟

レア-レ

を

解

き得

な

5枚

に'現

鷺

に即

し'現著

聞

の因果園係

を間明

す

る所

の虞

の科

単

文

は普

遍

科

聾

な

る

レアーレ

も

のを改

悪

す

る

ことが

出

来

ると信

す

るO

素

より

斯

か

る現

葦

の認識

を説

明

す

る

JJと

は陶

難

の

レ′-レ

､ジヤステイフアイ

業

であ

る

が'然

し其

困

難

は

必す

L

も斯

か

る現

資

の

否定を

正

常

化

しな

い.

節

-

て私

は最

の科

挙

又

は普

遍

的科

挙

な

るも

のを認

む

る立場

を

JJる者

であ

るが､同

時

に斯

か

る虞

の料

率

に達

せん

とし

て今

日ま

で人類

の建

設

し

て来

た

朗

の'誤

謬快

晴

を

含

む

ことあ

る

'(き科

挙

菩'科畢

単語

を便

宜

上共

時其

朗

に於

け

る科

挙

と呼

ん

で

も差

支

夜

S

と思

ふ.

今

私

の立

場

を

更

に簡

潔

明確

に表

現

ーミスタ

す

るた

めT

om

ista

の言を倍

れ

ぼ'科

嬰

は之

を

formatiteニoquendo(形相

的)に見

る

JJとも

出来

れ

ば'

閑却されたイタリア拝辞撃

七八

二

三五

第五十

1.愈

第五磯

(七八二)

三六

mater;alitertoquendo(素材

的)に見

る

こ

とも出

来

る｡

而

し

て私

は

m

aterialitertoquendo

嘉

材的)に見

て

ィ

々リ

ア経

靖

畢

な

る文

字

を

用

ひた

のであ

る｡

(註

1)P

ar

eto)Manuatedieconmiapotitica,Mi7anot919,p.24,;

Traductionfrancaise)927pp.26.27.

(証二)

cf･Loria･itatianschootofeconomistsinthetasttwenty･aveyears(Patgrave､sD].ctionaryt923Vol･IZ･pp.

9

08.909.)

(謹三)

詳

し

-

t

Ricci一ProteZion].stieLiberistiitatianこ920,_二就

いて

見

ら

れ

た

い｡

pLムマ

ーソ

ダ

グイ

-ノ

(註四)

進

ん

で

此

伊

太

利

親

の

二大

哲

嬰

思

想

を

研

究

せ

んと望

よ

る

ろ方

は

聖

Tom

maso

d.AquJenO

及

.a)

クローチエジエンテイーレ

Croce,

Gentile

の

諸

著

述

の外.夏

に

タァッキ

の快

著

ZZnuovoidealismodiB.CroceeG･Gentilet925･及

び

っルドサア-ヱ

Cord

ovan

iのCattolicismoeldealismo.Milano.)928を

参

照

さ

れ

iiい｡

本

論

l

アシリ･ジヨリー

フラ

ン

ス聾

者

の淵

叢

た

るフランス聾

士院(【nstitutdeFrance)の1員H

enriJoly

tf'曾

て大

挙教

育

視

察

のた

め

イ

タリ

アを巡

歴

Lt観

察

と質

問

と諭轡

を

重

ね

て其結

果

を

一九

]四

年

八月著

名

な

る雑

りべロ･ドチエンチ

誌

Revuededeuxmondesに哉

表

した｡それ

に

ょ

ると氏

は常

時

ロー

マ大

塾

の

1法

理畢自

由

講

師

で

チレーサ･ラプリオーラ

あ

った婦

人T

eresa

Labriota

嬢を以て

ロー

マ大

畢経

済

畢講

座

拾任

教授

な

り

と紹

介

し'イ

タ

リア大

畢

は婦

人

に講

座

を輿

へる

こと

に依

って彼

等

の自

由

思想

を表

現

立謹

した

い

のかも

知

れ

な

いと皮

肉

った(註こ｡

私

は

ジ

ョリ

ー

の所論

を読

み､イ

タリ

ア語

を

紹

-

せず､イ

タリ

アの歴

史精

細

を知

ら

す

ltalyintendays式

の皮

相

的観察

を

なし'其

印象

観察

調査

を

大

鰐

且

つ券

用

に牽表

す

る多数

名

士

を

思出

し'同様

に日本

を

旅行

し

て､富

士山

と聾

者

と'道

路

から

見

え

る所

に湯

槽

を置

いて平気

で入

浴

す

る男女

とを

以

て

日本

の特

色

と心得

る多数

欧

米

人

に想

到

し

た｡

讃

者

はジ

mリ

ー

の如

き地

位

にあ

る人

の無

知

と拳

的良

心を訪

り驚

かれ

るかも知

れ

な

いが'彼

の経

済

畢者

に非

ざ

る

ことを

思

へば侍

ほ幾

分

恕

す

べ

き

であ

る｡

7ァヅシスモに左祖

しな

か

つたた

め

ロー

マ王立大

挙を

追

は

れた自

由

主義

者

ウ

ンベ

ルト･リ

ッチも

云

へる如

-'経

済畢

老

中

にさ

へィ

タリ

ア経

済撃

に就

き､著

し

き看

過誤

謬

を冒

し

た

人

は決

し

て少し

と

し

な

い(註二Uo

Pein-ichgenauと云ふ言葉

に

よ

って感

ぜら

る

る如

き精

確

さを

も

多分

に持

つ尊

敬

す

べき

ド

イ

ツ

単著中

にさ

へ'事

イ

タリ

ア経済

聾

に開

す

る時

は'遺憾

な

がら

可な

り

重大

在

る閑却

叉

は筑

断

に格

る者

が稀

ではな

S｡

例

へぼ

コシラ

ーJ･'レキ

シ

ス.エルスター

等

の編

纂

し

た

不朽

の名

萱画

家草

シヤロイ7

ポツカルド

餅

墾

(Handw6rterbuchderStaatswissenschaiten)は虞

-

全欧米

畢者

の偉

記

を網

羅

LtScialoja.Boccardo

.

ト叩.-ノ

の如

-

イ

タリ

ヤ経

済

聾

者

中

の第

叫入着

に非

ざ

る人

物

にも猫

立

の項

目を

設

けざ

た現Torino大

閑却されたイタpア経済畢

(七八三)

三七

第五十

1番

第五戟

(七八四)

三八

アキヅ

レ

pI,Jア

準

教

授A

chille

Loria

にも全

7べ

1..,hを費

し

て居

るが'今

其

第

三版

により

一九

70年

出版

せら

れ

た

pの部

分

を

見

る

に'パ

レー

ト及

び

バ

ンタ

レオし

こには何

等

猫

立

の

項目

が奥

へら

れ

て居

な

い｡

然

も

イ

タ

プア

の事情

に最

も

よ-

精通

す

る

イタリ

ア束

国

に於

ては爾教

授を

以

て

イ

タリ

ア牛島

の生

ん

だ

世鼎

的聾

者

中

の第

1入着

なり

とす

る｡

イ

タリ

ア畢界

に封

す

る私

の斯

か

る断

定

は.イ

タ

サア聾

者

に

と

つては明

白

な事

資

と言

ひ得

る

であ

ら

うO

然

し事.定評

あ

る猫

逸頭重

に関

す

る

を

以

て盛

に此断

定

が私

7佃

の猫

断

に非

ざ

る

ことを

示

す

た

め.顔を

厭

はす

少

し

-

聾者

の云

ふ朗

を

引

用

し

て見

よう.

そ

れ

に先

立

ち

〓呂断

って定

-

が'私

は畢詮

の最

債

を

聾者

の定

評

に

よ

って

決

定

せ

ん

とす

るも

ので

はな

い｡

そ

れ

は云

ふ迄

もな-

畢

詮

の内容

自

鰭

に

よ

って決

せ

ら

るべき

も

の

であ

る｡

然

し弦

に内容

に依

る評

債

を

試

み

るこ

と

は.本稿

の如

き

7小

筒

の到

底

よ-

す

る所

で

はな

S｡

そ

れ

はと

も

あ

れ自

国

専

門

単著

の定評

は少-

も有

力

な

パ

ロメー

タI

と

云

払得

る

で

あ

ら

う｡

何

れ

にし

ても

以

下速

ぶるが如

き

イ

タリ

ア聾

者

に封

す

る諸

外

国

聾

者

の評

債

が'イ

タリ

ア単著

のそ

れ

と

1致

し

な

い唯

1の原因

少

-

も最

大

の原因

は'諸

外国

単著

が

イ

タリ

ア畢界

に通

じ

て居

な

5鮎

にあ

る

と思

ふ｡

これ

だ

け

の前

屈

を

し

て党

づ

パ

ンタ

レオ

ー･.一が

バ

レー･Lを語

る

と

ころを

聞

か

う0

パ

ンタ

レ

オ

ーニは

カ

ー

ル･メ

ンガ

ー

のr国

民経

済

撃

原論j(GrundsatZederVotkswirtschaftstehre)イ

タリ

ア課

の序

文

に於

て'メンガ

ー

の努作

に不

足

未完

成

の朗

あ

るを

認

む

る

に拘

らず夷

材

料

が確茸

な

二

十四

カ

ラ

ッ

ト

の金

に比

す

べきも

のな

る

の故

を

以

て'之

を

初笹者

の入門

書

とし

て推賞

した

る後

云

ふ.

r人或

は私

が他

の完

成

せら

れた

著書

を

以

て経

済

畢折

究

の開

始

を

勧

めざ

るを訪

るかも知

れ

な

i.然

し

そ

うし

な

い第

一の'而

し

て決

定

的

の理由

は尋

日ま

で完

成

さ

れた著書

が'唯

だ

7八

九

七

年

ローザ

ンヌで出版

された

パ

レー

ト

の扇

治経

済

講義〓C

oursd､iconomie

p

olit

ique)と二

九

〇八年

イ

タリ

ア語

で'そし

て

7九

〇九年

フラ

ンス語

で出版

せられ

た同

じく

パ

レー

トのr政

治軽

酉

大意｣

(M

an

ualediEc

onomiapotitica)が

あ

る

のみ

であ

って､然

も

比

等

の著

書

は猫

り師

の師(imaest

lideimaestli)

た

るも

の

の外

之を解

す

る

こと

が出

来

怒

.Sから

であ

る｡

通

常

な

る準備

を

紋

け

る者

は探遠

な

る

労

作

よ

り

も却

って初

歩

の著者

から

より

多-

の利益

を収

め得

るl(証三)0

氏

は更

に彼

の論文

集及

び雑

誌Giornai

e

deg】ieconomistiのパ

レー

ト記念

既

の中

に於

て.イ

タリ

ア

が教

理経

済

聾

の方

面

に

1大京

猷

焦な

し

た

ことを

述

べ'ク

ー

ル

ノー'ジ

ェグ

ォ

ン

ス'ワ

ルラ

ス'エツ

ヂ

ウ

ァ

-

ス等

と共

に

バ

レー･Lが経

済畢

史

上永

久

に消

えな

い里程

標

を建

てた

JJとを賞揚

した

ム～レI

(証四)O

同

種

の見

解

はM

urray其

他

多数

単著

の認

む

る所

であ

る〔註五)｡

7ル

.ヘルJL･カッパ

マヰアサエツリ

A

lbe

rt

o

C

app

aは人

類敢

倉

の最

聾

覆

る経

験

的研

究

は'バレー,L以前唯だ

アリスfL･テレスとM

achiaveEi

に於

て

のみ之

を見

出

し

得

ると宿

し'パ

レートを

以

て歴史

上世界

的祉

合

聾

者

中

の第

一人

者

夜少

閑却され+iイタpア経済学

(七八五)

三九

第五十

1魯

第五漉

(七八六)

四〇

と

ま

で

極

論

し

た(註六)0

バ

レ

ー

･Lが

斯

-

畢

著

聞

に尊

重

せ

ら

れ

た

に

も

拘

ら

ず'晩

年

アァソシ

ス

モ

に投

じ

た

と

云

ふ噂

の五

つま

で

宏

だ

庶

-

ポ

ピ

チラ

ー

に

な

ら

な

か

っ

た

の

は'蓋

し

彼

の所

論

の非

通

俗

的

な

る

に基

-

と共

に､

ま

た

彼

自

ら

も

云

へる

如

-r虞

理

そ

のも

の

の

た

め

に研

究

しプ

ロ

パ

ガ

ンダ

を

全

然

意

に

介

し

な

か

っ

た

j(Jerecherchetaveritかpourelte･memeetnemesoucienultementdefairedetapropagande.)た

め

で

も

あ

ら

ラ(洗七

)｡何

れ

に

し

て

も

科

挙

的

精

確

を

モ

ツ

ト-

と

す

る

ド

イ

ツ聾

者

が彼

を

看

過

し

た

こ

と

は遺

憾

な

少

と

し

な

け

れ

ば

な

ら

ぬ.

(註

こ

HenriJoly,"Lesuniversit6sitatiennes"Revuedesdeuxmondes,LXXXIVeann6e･sixie'meperiode,T

o

me

Vingt･deuxiamepp.804.805.

(註二)UmbertoRicc仙}PotiticaedEconomia19)9pp.65.66,

(註三)

CarloMenger,Pr山ncipiifondamentalidieCOnOmi

apOtitica,BariPt92t5.PrefazionediMaffeoPantaleonip･

XIV.

(註

al)

PantateoniyInoccasionedet1amortediPareto;riAessioni(Giornaledegtieconomisti､Gennaio･Febbraio1924

p.5'Pantaleoni,Unavi.sionecinematografiCadelprogressodetlascienzaeconomica(Erotemidieconomia

､

votumeprimop.200)

(註五)Murray,LemOnSdet'6conomiepotit]tquesuivanttadoctrinedel〉icotedeLausanne,Par叫S,)920･)repartie,

ex.p.67note.

(証六)AtbertoGappa)VitfredoParetoTontnot92

4pp.20,

ド6･

(詫七)

Bousquef.

V

]'1fredoP

areto.P

aris

1928

pp.'2).13.

次

に

バ

ンク

レオ

-

ニに就

き

イタ

リ

ア尊

者

の云

ふ

所を

間

か

う.

主

義

の上

に於

て

は

パ

ンタ

レ

オ

こと反

対

の立場

にあ

って適

の欧

米

諸

因

にも

よ-英

名

を

知

ら

れ

て居

る融

合

主

義

者

にし

て

ト

サ

ー

ノ大

草

教

授

た

る

ア

キ

ッ

レ･clIリ

アは'パ

ンタ

レオ

ー

この思想

我

展

の跡

を吟

味

し

て彼

と見

解

を

異

にす

る鮎

を

明

にし

た

る後'此等

見

解

の相

違

が

パ

ンタ

レオ

ー

この人

物

及

び著

作

に封

す

る

最高

の許

償(estimaZioneattissima)を妨

げ

ざ

る

ことを附

言

し

た(註こ

｡

パ

ンタ

レオ

ー

二が

,rJラ

ー

ノで貯

蓄

銀

行

間

超

の講

演

を

了

へて突

如

舞

れた

時'ウ

ンベ

ルj･･リ

ッ

エイナウヂイ

チ

はEin

audi

の編

帝

す

る控

酉

雑

誌Riform

aSociateに稿

を寄

せ

て

云

ふ｡

r思

想

界

に於

け

る偉

大

な

る光

は消

えたU

･･･-･･･こ

の揖

替

な

き天才

を

失

ひ全

国

民

の精

細

的財

産

の著

し

-

減

じ

た

今

日'仝

イ

クワ

ア

の知

識

階

級

は悉

-

喪

に服

す

べき

であ

るO

のみ

覆

ら

ず

ィ

タ

リ

ア以外

の国

に於

ても.凡

そ政

治

的社

食

的科

畢研

究者

の沈

思

す

る所'此

思

想

界

の

7君

主

の永

舵

に封

し

弔旗

が掲

げ

ら

る

べき

であ

る｣と(註二)0

ロー

マ大草

財

政

準

教

授B

g

bvTtTLhdTe.u

a,a-cg

は

云

ふq

rマフ

ェオ･パ

ンタ

レオ

ー

ことヴィルフ

レJLL･パ

レ-

トは私

の時代

が

世界

の経

済

畢

進

展

に致

し

エフ･フエソラーラ

ア-･メッセダリア

た

る貢

献

を

代表

し､其

前

の時

代

に於

け

る貢

献

を代表

す

るF.Ferrara及

びA

.M

essedagl

ia

と直彦

つな

閑却されたイタⅤア経済聾

(七八七)

四

】

第五十

1番

第五沈

(七八八)

四二

が

る｡

以上

の四人

は

苗

の伊太

利

並経

済

思想

家

と

の連鎖

を

中断

せず

し

て之を持

精

し'以

て閣

外

の科

挙

思

想

と接

解

を

保

ち

つ

つ知

的

猫

立

を

矢

は

ぬと

云

ふ侍銃

を

1屠

聾国

をも

のとしき

(註三)∪

(註

一)

Loria)

.EL'evoluZione

rnentatediMa

ffeoPant

ateoni(Gio

rnaledegliec

onomisti

marzo1925p.

110)

(証二)

U

mbertoRicc山,MafFeo

P

antaleoni(

Riform

aSoc

iateJnovemb

re･dece

mbre

1924p

3)

(註三)

永引用句にイ

タ?ア経靖聾訊良

研究上雪質親して

よ

い富

来

と

思

ふか

ら'巷

考

のた

め原

文

ち

次

に掬

げ

て置

く｡

Ma

ffeoPa

ntaleonieV

i

JfredoParet

orappreserltan

Oil

contributoche

La

mi

a

generazione

ha

datoal

progresso

deEa

scien

zaeconomiC

amondi

ate,esi

leganodire

tt'1menteaF,Ferrara

e

ad

A

.

Messe

daglia.

C

her

appresentan

oil

contributode

tlagen

erazioneprecede

nte;

e

iquattr

ocontinuan

ola

ser主e

n

onint

erottadegl仙

antichi

cc

onomiSti

itati

anieneriafEer

manotatradi

zione,Chefubensi

dieontattoc

olpensier

oscienti

Bcof

orestie

ro.mafuanche

di

auton

omiai

ntettettua

Ze･(D

eV

itide

M

arco

,"Man.e

oP

antateoni"Gio

rnatedeg

liec

onomiStiapr

ilet925p.)66

.)

以上例

示し

た如

-

イ

タリ

ア畢界

に於

て重要視

さ

れ

て居

る

パ

レー

ト及

び

パ

ンタ

レオ

ニが､7

九

〇九年

より同

7

1年

に亙り編

纂

された

コ

シラー

ト

の図

家

単酢

典

に於

て忽

諸

に附

せら

れ

た

こ

と

は

7両意

外

に感

ぜ

ら

れ

る｡

殊

に同

郡

典

のp

の部

分

が刊

行

せら

れ

た

7九

一〇年

より

以前､

既

に右

開

氏著

書

の或

も

のが

フランス語又

は英

語

で書

かれ或

は斬

辞

され

て居

った事

を

思

ふ時､其

驚

き

は愈

々大

さを

加

へる(註1)｡

例

へぼ

イ

タ

リア語

を解

し

な

-

とも

英聾

を

讃

む

聾者

は

マ-シ

ヤ

ルの援

助

を

受

け

叫八

九

八

年

如

ち

1九

70年

を

去

る

十

二

年

前景

ス

ト

ン･ブ

リ

ユ

ースの

P

ure

Economicsと超

し

て英

謬

し

た

パ

ンタ

レオ

ー

このr純

理

経

済

原

誰こ(PrinC]Jp;idiE

conomiapurÅ.FirenZeJ

t889.Secondaedizione1894)に於

て次

の如

き

諾者

序

文

を

讃

む

こ

と

が

出

来

る｡rパ

ンク

レオ

-

ニ教

授

のr純

理経

済

大

意J(ManuatediE

conomiaPura)はイ

タリ

ア経

済

笹

徒

の

7殻

に歓

迎

す

る所

で

あ

る.

本

書

は経

済

問

題

の根

越

に桟

は

る基

本

原

理

を

包

括

的

に把

近

し

且

つそ

れ

を

明

快

に解

説

し

た

る

も

の

にし

て'其

最

債

は英

国

讃

著

聞

に

も

認

め

ら

る

べ

き

も

のな

り

と

思

惟

Lt之

が部

課

を

企

て

た｣〔琴

一)0

ルィ-ジ･アモロ-ソ

現

ロー

マ大

挙経

済

準

教

授

Luigi

A

m

oroso

は今

を

去

る

六

年

前.本書

を

以

て世

界

経

痢

畢

文

猷

上

名

著

(opeaclassica)に屠す

るも

の

と

な

し'最

近

に於

て

は或

鮎

或

思

想

で他

の著

書

が之

を

凌鴛

す

るも'経

済

的

現茸

を

生

き

生

き

と且

つ深

刻

に直

観

し

.た著

書

の中

心

的

部

分

は'本

書

が

世

に出

て

以尭

既

に

三

十

六

年

を

経

過

し

た

る今

日.庸

出

版

菖

時

の新

鮮

味

を

失

はす

と言

った(註三)｡

其

生

産

費

と限

界

数

用

の合

7を

鮮

か

に設

-

部

分(英

葦

7七

〇貢

以

下)の如

き

も歴

々畢

者

の注

意

を

惹

5た

鮎

で

あ

る0

兜

般

来

朝

さ

れ

た

シ

ュ

ンベ

タ

ー民

が限

界

効

用

説

と

生産

費

詮

を

以

て互

に排

斥

す

る

も

の

に非

や

と主

張

す

る

に至

った

背

後

にも'或

は

直接

に､或

は

間

接

に

バ

ンタ

レオ

この影

響

刺

戟

が存

在

し

て陰

た

と

想

ふ.

然

し

本書

は数

多

5

パ

ンク

レオ

-

この著書

論

文

中彼

の得

意

と

す

る労

作

で

は

な

いO

殊

に

レオ

ン･ワ

ルラ

ス及

び

パ

レ

ートが純

理

経

済

撃

を書

い

て以

来'著

者

は度

重

な

る

原

著

改

版

の憩

望

を

閑却されたイ葬りア経済学

(七八九)

四三

第五十]魯

第五枕

(七九

〇)

四四

斥

け.T八

九

四

年

の第

二

版

以

来

之

を

絶

版

に

附

し

て仕

舞

っ

た｡

此

こ

と

は

彼

と

親

交

あ

少

し

者

の等

し

く

欝

言

す

る

所

で

あ

る｡

之

を

要

す

る

に

バ

レ

ー/

バ

ンタ

レ

オ

ー

二に濁

立

の項

目

を

設

け

ず感

等

程

重

要

な

ら

ざ

る

聾

者

に

之

を

設

け

た

の

は

均

衡

を

失

し

た

る

も

の

と

評

す

べ

-､イ

タ

リ

ア経

済

尊

者

を

正

し

-

評

慣

し

た

者

と

は

云

ひ縛

な

So

箇

此

際

参

考

のた

め

次

の

山等

を

附

言

し

て

窓

-O

イ

ング

ラ

ム

の義

治

経

済

望

及

び

ハ

ネ

I

のr経

済

思

想

望

等

は.現

代

の経

酒

聾

を

論

ず

る

に営

り'イ

タ

サ

ア経

済

撃

に猫

立

の章

節

を

捧

げ

て

居

る

が'コ

ンラ

ー

ト

の齢

典

は唯

だ

濁

英

悌

米

の経

済

畢

の

み

を

別

筒

に

取扱

払､イ

タ

リ

ア経

済

撃

に

は

同

様

の扱

ひ

を

し

な

か

つ

た｡

(註

こ

バ

レー

･Lの｢政

治経

済

講義｣(Coursd'economie

potitique)第

1懸

けへ国家

学齢

典第

三版

Pの部分

の

出

駿

に先立

つこと十四年'即

ち

1八

九

六年

に'而して第

二審

に其

翌

年

に何

れ

も

フ

ヲ

y

ス語

で出

さ

れ'同

じ-悌

文

の｢洗骨

主義

者髄

系｣(Lessystemessociatistes)は

1九

〇三年

に仝

二番が完

成

し､｢政

治

経済

大意｣(Manuatedieconomiapolitica)第

1版二

九

〇六年)の併

謬第

一版

は

一九

〇九年

世

に

生

れた｡

(註二)

PureEconomicsbyProf,M,Pantaleoni.translatedbyT･BostonBruce蒜98,TransZatOl･.SPreface･

国に

プ

リ

ユー

スが

原著

を

｢純

理経

済

大意｣(ManuatediEconomiaPura)と呼

べる

托｢純

理経

済原

理｣

(PrincipiidiEconomi

apura)の謀

りで､此譲

り

.～_i其後

孫引

_こ

より

更

.1其範囲

各棟

大され

た(後

段参

照)a

(証三)

LuigiAmoroso"L'econom山apura"Giornaledegiieconomistimarzot925pp.)17,だ22･

以上吾

人

は国

家

革新典第

三版

に就

き遺

憾

の意

を

表

し

て充

たが二

九

lH二年

より

7九

二六年

に亙り

エル

スター'ウエーバー.ウィ-ザ

Iの縞

韓

によ

って改訂

積行

された同

酎典第

四版

に於

て

は'幸

弘

パ

レート

の項

は設

けら

れたO

然

し或

意

味

に於

て

パ

レー

ト

の師

た

る

パ

ンタ

レオ

ー

ニは

依

然

とし

て不問

に附

せられ

て居

る

のみな

らずご

ロンビ

ア大

草教

授

ムーアの推賞

した第

7流

.ヘニ-ニ

の経

済統

計

尊

者

Beniniの項

な

き

は勿論(註こ'

7般経済

財政

問題

殊

に時事問

題

鷹

用経

済

の問

題

に於

て

パ

ンタ

レオ

ー

この生前

既

に彼

と和並

ん

で最

高

樺虜

とし

て

7世

の疏

把

を集

め

て居

た

エイナウヂイ

トサ

ー

ノ大挙

財攻

撃教

授Einaudi

も閑

却

され

て居

る｡

エイ

ナウディは鏡

山稜

に関

す

るStandard

ビエモンテ

Workを書

.Sた外幾

多

の力

作を

出

し'其

大都

替

地市

有

問

題

論tP

iem

onte

の農業

経済

に閲

す

る折

究

等

は

7八九

八年

より

以前

夙

に

フラ

ンス文

で之

を謹

む

ことが出

来

た(註二)0

次

に目

下第

四版

を出

し

つ

つあ

る

エル

スタ

ーのT国民経

済

酎

典](W6(･terbuchderVotkswirtschaft)

の第

三版

に就

いて見

る

に'そ

こ

にr国家

畢即

興jより

以上

の不

足

を見

出

すO

のみ覆

らず'此

不足

の

補

充

に閲

し

ては､第

四版

に於

ても飴

り

多-

の羽得

を

持

ち得

な

いであら

うO

尤

も

JJれ

は編

纂

の

規

模方

針

～

そ

れ白

鷺

の良

否

は別

とし

て

1

にも

よ

るも

のであ

るか

らr陶義

塾

酎

典jの場

合

の

如

-替

む

べき

ではな

5.

人

或

は所

謂

コンラ

ー･L･の尉

典

の誤

断

妖

格

を

出

て

ド

イ

ツ畢界

に於

け

る唯

7の例

外

とな

すか

閑却されたイタリア経済学

(七九

こ

四五

第五十

1巻

第五携

(七九二)

四六

も

知

れ

な

い｡

だ

か

ら

参

考

のた

め

も

う

7つ

の例

を

挙

げ

て竜

か

う｡

畢

界

の重

鎮

アド

ル

フ･ワグ

ナ

I

は

7九

〇七

年

出

版

のr理論

的

社

台

経

済

学J(Theoi･etischeSozia16konomik)に於

て主

要

在

る

イ

タ

リ

ア

シヤヨーニフ

フエツラ-ラポツカルF

メツセグりア

ニヅチイ

リツカサレルノ

の新

進

単

著

と

し

てSciajota･

F

errara･

B

occardo

･M

essedagl

ia.を

奉

げ'理

論

家

と

し

て

N

itti･

R

icca･Salerno

クスマーノ

スビーノ

ロ-リア

シヤヨーラ

シヤロイア

C

usum

anoISupinO

の四

着

を

順

次

列

挙

LL

oria

に就

て

も

注

意

し

て居

る(註三)｡

右

のSciajota

はSc山atoja

の誤

植

と

解

し.更

に

主

要

聾

者

に閲

す

る判

断

に

つき

て譲

歩

す

る

と

し

て

も'理

論

家

と

し

て右

の

如-

列

車

し

た

る鮎

に就

い

て

は

恐

ら

-

イ

タリ

ア聾

者

は勿

論.イ

タ

リ

ア畢

界

に

通

す

る者

の悉

-

異

論

を

挿

む

所

で

あ

ら

う｡

(註一)

HenryLudweEMoore.

LawofWages,N･

Y

･)911p･773footnote･

(註二)

鼓

に言

及

L

i1エイ

ナサ

ディ

の著

書

に次

のも

ので

あ

る｡

).Renditamineraria.Torino1907.

2.

Lamunicipatisationdusotdanstesgrandesvittes1898･

3.L

esformesdetransformationdet'economieagraireduPiemcLnt1897,

(註三

)

Wagler,OP.Cit.ErsteAb..eitungp,)2･

二

次

に多数

の古

典

的

経

済

峯

書

を

以

て経

済

撃

を

今

日あ

ら

し

め

た

英

本

国

に定

評

あ

る

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olitique)rパルグレーダの政治経済群書

｣(Patgrave'sDictionaryofPoti

ticalEconomy)

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(註二)

LuigiC

oss.A,

Histoiredesdoctrin

cs6conomiq一1eS,Pari

s

18

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に

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