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高画素 CCD カメラ
KP-F500WCL
KP-FR500WCL 取 扱 説 明 書
株式会社日立国際電気
2010 年 1 月 第 2 版発行
絵表示について
この「安全上のご注意」では、製品を安全に正しくお使いいただ
き、あなたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防ぐため
に、いろいろな絵表示をしています。その表示と意味は次のよう
になっています。内容をよく理解してから本文をお読みくださ
い。
この表示を無視して、誤った取扱いをす
ると、人が死亡または重傷を負う可能性
が想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取扱いをす
ると、人が損害を負う可能性が想定され
る内容および物的損害のみの発生が想定
される内容を示しています。
安全上のご注意
警告
注意
絵表示の例
○: この記号は禁止の行為であることを告げる
ものです。図の中や近傍に具体的な禁止
内容(左図の場合は分解禁止)が描かれて
います。
●: この記号は行為を強制したり指示したり
する内容を告げるものです。図の中に具体
的な表示内容(左図の場合は電源プラグを
コンセントから抜く)が描かれています。
このたびは日立 CCD カメラをお買い上げいただき、ありがとうございます。
ご使用の前にこの取扱説明書をよくお読みになり、正しくお使いください。
A
■異常なときは使わない
万一、煙が出ている、変な匂いや音がする
など異常状態のまま使用すると、火災、感
電の原因となります。すぐに電源を切り、
その後必ず電源プラグをコンセントから
抜いてください。煙が出なくなるのを確認
して販売店に修理をご依頼ください。お客
様による修理は危険ですから絶対におやめ
ください。
■異物を入れない
通風口や開口部などから内部に金属類や燃
えやすいものを差し込んだり、入れたりし
ないでください。火災、感電の原因となり
ます。
万一、異物が内部に入った場合は、機器の
電源を切り、必ず電源プラグをコンセント
から抜いた後、お買い上げの販売店に
ご連絡ください。そのまま使用すると火災、
感電の原因となります。
警告
■原因不明のまま、画面が映らないときは使わない
画面が映らないなどの故障状態で使用しな
いでください。火災、感電の原因となります。
すぐに電源を切り、電源プラグを抜いて修理
を販売店にご依頼ください。
■落下するおそれのある場所に設置しない
もろい材質の天井板(および壁面)に設置
しないでください。
落下してけがの原因となります。
■レンズを強い光に向けない
カメラのレンズを目に当てて強い光に向け
ると、目を痛めることがありますので強い光
に向けないでください。
■発火や引火の危険性がある場所に設置しない
ガスなどが充満した場所に設置すると、火
災の原因となります。
■落下の恐れのある場所に設置しない
カメラの重量に耐えられないような場所に
設置しないでください。落下してけがの原因
となります。設置の際は、販売店にご相談く
ださい。
■水の入った容器を置かない
電源機器、AC アダプター、カメラ本体の
上に、花瓶、植木鉢、化粧品、薬品、水
などの入った容器(水槽やコップなど)を
置かないでください。こぼれたりして、内
部に水などが入ったまま使用すると、火災、
感電の原因となります。
万一、内部に水が入った場合は、ご使用を
中止してください。そのままご使用になり
ますと、火災、感電の原因となります。
■風呂場では使用しない
風呂場では使用しないでください。火災、
感電の原因となります。
■不安定な場所に置かない
ぐらついた台の上や傾いた所など、不安定
な場所に置かないでください。落ちたり、
倒れたりして、けがの原因となります。
■落としたり、キャビネットを破損しない
万一落としたり、キャビネットを破損した
場合は、電源を切り、必ず電源プラグを
コンセントから抜いた後、お買い上げの
販売店にご依頼ください。そのまま使用
すると、火災、感電の原因となります。
■カバーを開けない
カバーの内部には電圧の高い危険部分もあ
ります。カバーを開けると感電の原因とな
ります。内部の点検、調整、修理はお買い
上げの販売店にご依頼ください。
■分解、改造はしない
分解、改造はしないでください。火災、感
電の原因となります。
■水に濡らさない
雨天、降雪中に使用するときは、濡らさな
いようにご注意ください。火災、感電の原
因となります。
万一、水などが内部に入った場合は使用を
やめ、機器の電源を切り、必ず電源プラグを
コンセントから抜いた後、お買い上げの販売
店にご連絡ください。そのまま使用すると火
災、感電の原因となります。
B
■電源コードを熱器具に近づけない
コードの被覆が溶けて、火災、感電の原因
となります。
■電源プラグを抜くときはコードを引っ張らない
コードを引っ張って電源プラグを抜くとコ
ードが傷つき、火災、感電の原因となるこ
とがあります。電源プラグを抜くときは、
必ずプラグ部分を持って抜いてください。
■濡れた手で電源プラグを抜き差ししない
感電の原因となることがあります。
■長時間後使用にならないときは電源プラグを抜く
安全のため、電源プラグをコンセントから
抜いてください。
■移動させるときは電源プラグを抜く
移動させるときは、電源コードのプラグと
外部機器の接続コードも抜いたことを確認
の上、移動してください。つながったまま
移動させると、電源コードなどが傷つき、
火災、感電の原因となることがあります。
■ほこりの多いところには置かない
ほこりの多い所や油煙や湯気が当たるよ
うな場所に置かないでください。火災、感
電の原因となることがあります。
■振動や衝撃の加わる所には置かない
この機器に振動や衝撃が加わると、火災や
故障の原因となることがあります。
■重いものを上に置かない
バランスが崩れて倒れたり、落下してけが
の原因となることがあります。
■腐食性ガスのあるところには置かない
この機器の周囲に腐食性ガスがあると、火
災や故障の原因となることがあります。
■油煙や湯気が当たる場所に設置しない
調理台や加湿器のそばなどに設置しないで
ください。火災、感電の原因となることが
あります。
■温度の高いところには置かない
直射日光が当たる所や熱器具のそばなど温
度の高い所には置かないでください。内部
の温度が上がり、火災や故障の原因となる
ことがあります。
■温度の低いところには置かない
冷凍倉庫や外気にさらされるなど、温度変
化の激しい所には置かないでください。結
露などにより、火災や故障の原因となるこ
とがあります。
定期点検とお手入れについて
お手入れ前には必ず電源を切って、電源コードのプラグを抜
いてから行ってください。
■年に一度はサービスマンに定期点検と内部の清掃を
依頼してください
機器内部にほこりがたまったまま長い間掃
除をしないと、火災や故障の原因となるこ
とがあります。なお、定期点検や掃除費用
については販売店などにご相談ください。
■カバーは乾いた布で拭いてください
汚れがひどいときは、薄目の中性洗剤を浸
しよく絞った布で拭き取ってから、から拭
きしてください。このとき、液が内部に入
らないように注意してください。ベンジン、
シンナー、アルコールなどの液体クリーナ
ーやスプレー式クリーナーは使用しないで
ください。
注意
C
下記の声明文は「中国 RoHS」として知られている「電子情報製品汚染防止管理弁法」の規則に関連しています。
表は、カメラに含まれる有毒有害物質を表しています。
说明书(环境方面:补充资料)
对象产品:CCD 摄像机 1.电子产品污染控制标志
此标志是根据 2006 年 2 月 28 日公布的《电子信息产品污染控制管理办法》以及
SJ/T11364-2006《电子信息产品污染控制标识要求》而制定的,是用来表示适用于在中华人民
共和国流通的电子信息产品的环保使用期限。 只要遵守此类产品的安全事项以及使用上应注意的问题,从制造日起到此年限内,不会发生
产品中的有害物质外泄、突变等,不会对环境、人体以及财产产生严重影响。同时,此年限是
除去必须定期交换的保守部品的,是其他产品的环保使用期限。
产品在正常情况下使用完毕要废弃时,请遵守各地区对电子信息产品的回收・再利用的相关各项法律、法规。 另外,从第三者处转买的情况下即使在本期限内也视为失去效力。
2.产品中有毒有害物质或元素的名称及含量
有毒有害物质或元素 部件名称 铅
(Pb)
水银 (Hg)
镉 (Cd)
六价铬 (Cr(VI))
多溴联苯 (PBB)
多溴二苯醚
(PBDE) 1 主机 × ○ ○ ○ ○ ○ ○:表示该有毒有害物质在该部件所有均质材料中的含量均在 SJ/T11363-2006 标准规定的限量要求以下。 ×:表示该有毒有害物质至少在该部件的某一均材料中的含量超出 SJ/T11363-2006 标准规定的限量要求。
中国 RoHS
D
CCD 特有の現象
● CCD の特性により次の様な現象が発生することがありますが故障ではありません。
スミア、ブルーミング現象
強い光(電灯、蛍光燈、太陽光の強い反射など)を写したときに起こる現象で、強い光の上下に縦に薄く尾を引いたような帯が
出ることがあります。このようなときは、強い光が画面に入りにくい位置にカメラの角度を変えてください。
固定パターン
高温時に動作させたとき、一定のパターンを持つ模様(縦スジ、梨地状のザラザラ)が現れることがあります。
カメラ感度を高くするほど見え易くなります。
モアレ現象
細かい線の集まりや縞模様を写した時には、実際にない縞模様(干渉縞)が現れることがあります。
ゴースト現象
被写体の近くに強い光(電灯、蛍光燈、太陽光の強い反射など)がありますと、ゴースト(正規の画像とずれて重複して現れる虚
像)が発生することがあります。レンズの絞り具合、またはレンズの種類によっては、ゴーストが顕著に現れることがあります。
このようなときは、カメラの角度を変えてください。
白点スポット 宇宙線などの影響により、まれに画面上に微小な白点が発生する場合があります。高温時に動作させたとき、カメラ
の感度を高くしたときに現れやすくなります。
ご使用になる前に
1.電源について カメラ入力電源の直流 12V は 11~13V の範囲で供給してください。電源投入後、カメラが正常動作するまでに 4 秒程度の
時間が必要となります。
2.お手入れについて ●センサー前面の光学フィルタには手を触れないでください。汚れ、傷などにより画像が劣化します。
●レンズや光学フィルタに付着したごみや汚れ等は、手吹きブロアーやレンズブラシで吹き払うか、綿棒でガラスに傷をつけ
ない様に取り除いてください。
●本カメラを使用しない場合でもレンズ又はシールを取り付けて、光学フィルタにごみや傷がつかないように保護してくださ
い。
3.カメラを保護するために ●直射日光の下や、雨や雪が直接当たる場所や、引火性ガスや腐食性ガスのある場所での使用および保管はおやめくださ
い。
●本機は、-10~50℃の範囲で動作しますが、特に高温(40℃以上)で長時間連続して使用したり放置したりすると寿命が短く
なります。連続で長時間ご使用になる場合は、温度の高いところをさけて設置してください。また湿度の高い場所も故障の原
因となりますので避けてください。
●落としたり、強いショック・振動を与えたりしないでください。
●コネクタの抜き差しはコネクタ部分を持って行ってください。
4.カメラの固定 ズームレンズ等重いレンズを使用する場合や、激しい振動や衝撃が加わる場合には、レンズも装置へ固定してください。
5.取り扱いについて ●レンズ等の取付け作業は、ごみ付着防止のために清浄な場所で行ってください。
●レンズを取り付けるときは傾きが生じないように取扱いに注意してください。また、レンズのマウントネジ部にはごみ等の異
物の付着、傷が無いものをご使用ください。
E
目次
1. 概要 ···················································································································································································································· 1
2. 標準構成 ·········································································································································································································· 1
3. 特長 ···················································································································································································································· 1
4. システム例 ······································································································································································································ 1
5. 各部の名称と働き ······················································································································································································· 2
6. カメラの取付け ······························································································································································································ 2
7. レンズ ················································································································································································································· 2
8. 光学フィルタ ···································································································································································································· 3
9. コネクタ ············································································································································································································· 4
10. カメラ機能の説明 ························································································································································································· 5
11. リモートコントロール ··················································································································································································· 8
12. コマンドリスト ······························································································································································································· 15
13. カメラリンク出力タイミングチャート ··················································································································································· 18
14. トリガ動作とタイミングチャート ···························································································································································· 30
15. 入出力信号 ·································································································································································································· 35
16. 分光感度特性 ····························································································································································································· 36
17. 仕様 ················································································································································································································· 37
18. 外形寸法図 ·································································································································································································· 38
1
概要 日立カメラKP-F500WCLは、2/3型全画素読出し方式CCDを採用したCameraLink出力方式プログレッシブスキャンモノクロ
カメラです。KP-FR500WCLは、RAWデータ出力タイプのカラーカメラです。
500万画素の高解像度映像を毎秒16フレームでノンインタレース出力します。
正方画素CCDを採用していますので、画像処理に適した画像が得られます。
標準構成
梱包を開いたときにご確認ください。
カメラ本体·······················································································1
保証書·····························································································1
特 長
・高解像度
2/3型500万画素の正方格子高画素CCDの採用により、高解像度映像を実現します。
・小型軽量
デジタル出力コネクタに小型SDRコネクタを採用し、44(W)×44(H)×41(D)mm、約110gの小型軽量化を実現しています。
・電源供給自動切換え
給電型フレームグラバーボードからカメラリンクケーブルを通しての電源供給が可能です。DCIN/SYNC コネクタからの
電源供給も可能ですので、通常のフレームグラバーボードを使用してカメラを動作させることもできます。
両方から電源が供給された場合は、DCIN/SYNC コネクタからの電源供給が優先されます。
システム例 KP-F500WCL、KP-FR500WCLはCameraLinkケーブルを使用してフレームグラバボードと接続します。
注意 本製品を国外に輸出される場合には、外国為替および外国貿易管理法の規制をご確認の上、必要な手続きをお取りください。 なお、ご不明な場合は、弊社担当営業にお問合わせください。
HITACHI
HITACHI
電源アダプタ
給電型カメラリンク フレームグラバボード
カメラリンク フレームグラバボード
給電型 ミニカメラリンクケーブル (Medium configuration 時は×2)
ミニカメラリンクケーブル (Medium configuration 時は×2)
別売品
(1)12 ピンプラグ HR10A-10P-12S(01)
(2)ジャンクションボックス JU-F30/JC-100
(3)ダミーガラス(AR コート) ARC1214
(4)IR カットフィルタ IRC650
(5)三脚アダプタ TA-F500
(6)ミニカメラリンクケーブル
(7)カメラケーブル
モールドタイプ シールドタイプ 2m C-201KSM C-201KSS 5m C-501KSM C-501KSS 10m C-102KSM C-102KSS
CE マーキング適応地域ではシールドタイプを使用下さい。
また、ケーブル両端にクランプフィルタ(ZCAT2035-0930A:TDK)
を装着してください。
2
各部の名称と働き
カメラの取付け
オプションの三脚アダプタ「TA-F500」を装着して、カメラを三脚または取り付け金具に固定してください。
レンズ
カメラ取り付けねじは、次のものをご使用ください。
U1/4-20 山
L = 4~5.5mm
5.5mm を超えるねじはカメラを破損することがあります。
また、4mm 以下のねじでは正しく固定できずにカメラが
落下することがあります。
CameraLink コネクタ デジタル映像出力およびカメラ制 御信号の入出力に使用します。 ボードからの電源供給も可能です。
カメラ/三脚アダプタ 取付用ネジ
カメラ/三脚アダプタ 取付用ネジ穴
レンズマウント (C マウント)
DC IN/SYNC 12pin コネクタ DC+12V 電源および外部トリガ 信号等の入出力に使用します。 ボードから CameraLink コネクタ 経由で電源供給する場合は、 接続は不要です。
レンズ選定上のご注意
レンズの取り付け部分の寸法は右図の制限守ってください。
寸法が確保できない場合はレンズ及びカメラが破損しますので
絶対に取り付けないでください
レンズのフランジ面
レンズの突起面
Max 9mm
L
3
光学フィルタ
光学フィルタの取外し方
(1)ネジ①2 本を外すとフィルタ押さえ②が外れます。
(2)次にフィルタ枠④の中から光学フィルタ③を取り外します。
(3)光学フィルタを取り外した後に、フィルタ押さえをネジ 2 本で再び
取り付けます。
※ゴミ等がカメラ受光面に侵入するため、クリーンルーム等の清浄された
空気下で作業を行ってください。
1
2
3
4
4
コネクタ
1.カメラリンクコネクタ
D.OUT1 (コネクタ 1)
Pin No. Signal Pin No. Signal
+12V (PoCL) 1
GND (non-PoCL) 14 GND
2 TXOUT 0 (-) 15 TXOUT 0 (+) 3 TXOUT 1 (-) 16 TXOUT 1 (+) 4 TXOUT 2 (-) 17 TXOUT 2 (+) 5 TXCLKOUT (-) 18 TXCLKOUT (+) 6 TXOUT 3 (-) 19 TXOUT 3 (+) 7 RX (+) [ SERTC (+) ] 20 RX (-) [ SERTC (-) ] 8 TX (-) [ SERTFG (-) ] 21 TX (+) [ SERTFG (+) ] 9 TRIG-A/VD (-) [ CC1 (-) ] 22 TRIG-A/VD (+) [ CC1 (+) ] 10 N.U. [ CC2 (+) ] 23 N.U. [ CC2 (-) ] 11 N.U. [ CC3 (-) ] 24 N.U. [ CC3 (+) ] 12 N.U. [ CC4 (+) ] 25 N.U. [ CC4 (-) ]
+12V (PoCL) 13 GND 26
GND (non-PoCL)
D.OUT2 (コネクタ 2:Medium configuration 時に使用)
Pin No. Signal Pin No. Signal
+12V (PoCL) 1
GND (non-PoCL) 14 GND
2 TYOUT 0 (-) 15 TYOUT 0 (+) 3 TYOUT 1 (-) 16 TYOUT 1 (+) 4 TYOUT 2 (-) 17 TYOUT 2 (+) 5 TYCLKOUT (-) 18 TYCLKOUT (+) 6 TYOUT 3 (-) 19 TYOUT 3 (+) 7 N.U. 20 N.U. 8 N.U. 21 N.U. 9 N.U. 22 N.U. 10 N.U. 23 N.U. 11 N.U. 24 N.U. 12 N.U. 25 N.U.
+12V (PoCL) 13 GND 26
GND (non-PoCL)
SDR コネクタ(3M) 又は相当品 N.U.:Not used
デジタル出力ケーブルは、特性インピーダンス100Ωのツイストペア線および外皮シールドタイプをご使用ください。
また、ビデオ機器やフレームグラバー等のGND端子にデジタル出力ケーブルのシールド線(GND)を接続してください。
TX:カメラ→装置への送信データです。
RX:装置→カメラへの送信データです。
(注)カメラに電源を投入したまま、デジタル出力ケーブルの抜き差しは行わないでください。
CE マーキング適合地域では、ケーブル両端(カメラ及び画像処理側)にクランプフィルタ(ZCAT2035-0930A:TDK)を
装着してください。
2.DCIN/SYNC コネクタ
PIN NO. 信号名 PIN NO. 信号名 1 GND 7 Trigger IN / VD IN
---- (PoCL) 2
+12V (non-PoCL) 8 GND
3 GND 9 ---- 4 ---- 10 FLASH OUT / VD OUT 5 GND 11 ---- 6 ---- 12 GND
コネクタ(カメラ側座) :SNH-10-12(RPCB) SAMWOO 又は相当品
プラグ(ケーブル側適合プラグ) :HR10A-10P-12S(01) ヒロセ電機 又は相当品
(注)カメラに電源を投入したまま、カメラケーブルの抜き差しは行わないでください。
5
カメラ機能の説明
KP-F500WCL、KP-FR500WCLの機能設定はカメラリンクケーブルでPCから行います。本章では搭載されている機能の
説明とその調整方法について説明します。
各コマンドの送受信方法に関しては、8~17ページの「リモートコントロール」および「コマンドリスト」を参照ください。
1. メイン機能
(1) TRIGGER : 外部トリガに関する設定
-MODE- : モードの選択
OFF (出荷時設定) : トリガモードが OFF になります(ノーマルモード)
FIXED SHUTTER : 固定シャッタモードになります
ONE TRIGGER : ONE トリガモードになります
VD CONTROL : VD 同期モードになります
-POLARITY- : トリガ極性の選択
POSITIVE (出荷時設定) : 入力極性 HIGH をトリガ信号とします
NEGATIVE : 入力極性 LOW をトリガ信号とします
-SOURCE- : トリガソースの選択
CL-CC1 (出荷時設定) : カメラリンク信号 CC1(4 ページ「コネクタ」参照)をトリガ信号とします
12pin : DCIN/SYNC 12pin コネクタの7番ピンをトリガ信号とします
※詳細は 30~34 ページ「トリガ動作とタイミングチャート」を参照ください。
(2) OUTPUT SIGNAL : DCIN/SYNCコネクタの10番ピンから出力する信号についての設定
OFF (出荷時設定) : 何も出力しません
FLASH OUT : フラッシュパルス(ストロボ)を出力します
VD OUT : カメラ内部 VD を出力します
(3) SHUTTER : 電子シャッタについての設定
OFF (出荷時設定) : シャッタ動作を OFF にします(ノーマルシャッタ)
1/16, 1/60, 1/100, 1/250,
1/1000, 1/2000,
1/10000, 1/50000 second : 設定したシャッタスピードになります(PRESET シャッタ)
VARIABLE : 10~1/100000 秒の範囲でシャッタスピードを設定できます(VARIABLE シャッタ)
-VARIABLE VALUE- : VARIABLE シャッタのシャッタスピードを設定します
10 ~ 1/100000 second : 1536 段階でシャッタスピードを設定します
VARIABLE シャッタスピードの設定値および露光時間は下記の計算式から求めます。(ShutterSpeed : μsec)
a) 露光時間から設定値 XYY16 を求める式
9
100110
1
161X
YY
X
edShutterSpe
edShutterSpe
int
))int(log(
b) 設定値 XYY16 から露光時間を求める式
sec])[( 9110 1
16
16X
100
YYedShutterSpe
6
例 1. 露光時間= 1/125sec (= 8000μsec)にする設定値 XYY を求める
16
16
16
1612
2C7XYY
C7
9
1007
9
1001
10
8000YY
2
18000X
int
int
logint
例 2. 設定値 XYY = 25D16 のときの露光時間を求める
[sec]
sec][
)(
234.221
4269.53
9100
5D110
16
162 1edShutterSpe
(4) CONFIGURATION : コンフィグレーションの設定
BASE (出荷時設定) : 接続方法を Base configuration に切り換えます
MEDIUM : 接続方法を Medium configuration に切り換えます
(5) DATA BIT : 出力ビット幅の設定
8bit (出荷時設定) : 映像を 8bit で出力します
10bit : 映像を 10bit で出力します
12bit : 映像を 12bit で出力します
(6) VD/FVAL : 垂直同期信号の設定です
VD : VD を出力します
FVAL (出荷時設定) : FVAL を出力します
(7) HD/LVAL : 水平同期信号の設定です
HD : HD を出力します
LVAL (出荷時設定) : LVAL を出力します
LVAL2 : LVAL2 を出力して水平有効画素数を 2448 画素(16 の倍数)にします
(8) GAIN : 電気感度を調整します
0 (出荷時設定)~18dB : 0~18dB を 504 段階で設定します(KP-F500WCL)
0 (出荷時設定)~12dB : 0~12dB を 336 段階で設定します(KP-FR500WCL)
(9) BLACK LEVEL : オフセットレベルを調整します
0 (出荷時設定)~ 63 : 64 段階で設定します
(10) VERTICAL 2 PIXEL ADDITION : 垂直2画素加算モードの設定です *KP-F500WCL専用の機能です
OFF (出荷時設定) : 垂直 2 画素加算を行いません
ON : 垂直 2 画素加算を行いフレームレートを約 2 倍にします
(11) PARTIAL SCAN : パーシャルスキャンに関する設定です
-MODE- : モードの選択
OFF (出荷時設定) : パーシャルスキャンを行いません
ON : パーシャルスキャンを行います
-START- : パーシャルスキャンの取込み開始位置
1 (出荷時設定) ~ 2058 : 1~2058 の範囲で設定したラインから走査を行います
-WIDTH- : パーシャルスキャンの取込み幅
1 ~ 2058 (出荷時設定) : 1~2058 の範囲で設定したライン数走査を行います
※パーシャルスキャン使用時はSTARTとWIDTHの合計が2059を超えないようにしてください。
※パーシャルスキャン使用時はFVALを使用してください。
7
(12) BALANCE ADJUST : 左右画面のバランス調整に関する設定です
-MODE- : モードの選択
OFF : 左右画面のバランス調整を OFF にします
MANUAL : 手動で左右画面のバランスを調整します
AUTO (出荷時設定) : 自動で左右画面のバランスを調整します
-RIGHT GAIN- : 右画面のゲイン設定
-1.1456dB~+1.1456dB : MANUAL 設定時に、64 段階で右画面の基準ゲインを設定します。(出荷時設定:0dB)
-RIGHT BLACK- : 右画面のオフセット設定
-128/2048~+127/2048 : MANUAL 設定時に、256 段階で右画面の基準オフセットを設定します。(出荷時設定:0/2048)
(13) WHITE SPOT CORRECT : 白点補正に関する設定です
-MODE- : モードの選択
OF : 白点補正を OFF にします
ON (出荷時設定) : 白点補正を ON にします
-THRESH LEVEL- : 閾値設定
0~255 : 8bit 階調で白点検出時の閾値を設定します。(出荷時設定:20)
-DETECT- : 白点検出開始
START : 白点検出を開始します
(14) TEST PATTERN : テストパターンに関する設定です
OFF (出荷時設定) : テストパターンを OFF にします
H-LAMP : 水平ランプ波形を出力します
V-LAMP : 垂直ランプ波形を出力します
HV-LAMP : 水平垂直ランプ波形を出力します
(15) SORT : 出力順序並べ替え
OFF (出荷時設定) : 出力順序並べ替えを OFF にします(CCD 読み出し順に出力します。)
ON : 出力順序並べ替えを ON にします(1 画面に合成し出力します)
(16) FACTORY SETTING : 工場出荷状態に戻す設定です。
-SET- : 工場出荷設定に戻ります。
※白点補正アドレスは初期化されません。
8
リモートコントロール
1.通信方式
・制御方式 : 調歩同期方式
・転送速度 : 9600bps
・データ長 : 8ビット
・スタートビット : 1ビット
・ストップビット : 1ビット
・パリティ : 無し
・ビット転送 : LSBファースト
2.通信制御方法
リモートコントロールソフトが通信制御の全コントロールを行い、カメラ制御マイコンに対しTEXTデータを転送する事により
データ送受信制御を行う。
3.プロトコルデータ説明
次ページ以降説明する内容は、カメラ制御マイコンとリモートコントロールソフトのデータプロトコルを表す。また、カメラ制御
マイコンをスレーブ、リモートコントロールソフトをマスタとする。
・受信保護タイマ(タイムアウトエラー)
マスタ、スレーブの共通処理として、受信保護タイマを1秒間とする。
“TEXT”データ等の1ブロックデータ受信制御時、データ間隔が1秒以上経過した場合は、直ちにエラーとして受信データを
破棄する。また、受信データに関する応答信号は出力しない。
9
(1)マスタがデータを送信した場合(正常処理)
① マスタよりスレーブへデータを転送する場合、スレーブに対して“ENQ”コードを送信する。
② スレーブは、“ENQ”コードを受信後、マスタに対して“ACK”コードを送信する。
③ マスタは、“送信データ”をスレーブに対し送信する。
④ スレーブは、“送信データ”受信後に“ACK”コードをマスタに送信してハンドシェークを終了させる。
(2)マスタがデータを読み出す場合(正常処理)
① マスタよりスレーブへデータを転送する場合、スレーブに対して“ENQ”コードを送信する。
② スレーブは、“ENQ”コードを受信後、マスタに対して“ACK”コードを送信する。
③ マスタは、“読出しコマンド”をスレーブに対し送信する。
④ スレーブは、“読出しコマンド”受信後に“ACK”コードをマスタに送信する。
⑤ スレーブは、“読出しデータ”をマスタに対し送信する。
⑥ マスタは、“読出しデータ”受信後に“ACK”コードをスレーブに送信してハンドシェークを終了させる。
スレーブ
(KP-F500WCL
KP-FR500WCL)
HITACHI
マスタ(PC)
1
2
3
4
ENQコード(05H)
ACKコード(06H)
送信データ(ASCIIコード)
ACKコード(06H)
HITACHI
マスタ(PC)
1
2
3
4
ENQコード(05H)
ACKコード(06H)
読出しコマンド(ASCIIコード)
ACKコード(06H)
5
6
読出しデータ(ASCIIコード)
ACKコード(06H)
スレーブ
(KP-F500WCL
KP-FR500WCL)
10
(3)マスタがデータを送信した場合(制御打ち切り処理)
① マスタよりスレーブへデータを転送する場合、スレーブに対して“ENQ”コードを送信する。
② スレーブは、“ENQ”コードを受信後、マスタに対して“ACK”コードを送信不可状態のため、“NACK”
コードを送信する。
③ 一連のシーケンスを繰り返し、再転送処理を行う。再転送回数は、3回までとする。
3回連続でNACKコードを受信した場合、通信制御が行えない状態とし通信制御を終了させる。
(4)マスタがデータを送信時(データエラー発生時処理)
① マスタよりスレーブへデータを転送する場合、スレーブに対して“ENQ”コードを送信する。
② スレーブは、“ENQ”コードを受信後、マスタに対して“ACK”コードを送信する。
③ マスタより“送信データ”を送信する。
④ スレーブは、“送信データ”を受信する。受信データにエラーを検出した場合(フレーミング、オーバー
ランエラーのエラー検出)、データ通信を行わない。
⑤ ③、④のシーケンスを繰り返した後、“送信データ(正常データ)”をマスタが転送する。
⑥ スレーブは、“送信データ”を受信する。受信データが正常データの場合は“ACK”コードを送信し、
一連のシーケンスを終了させる。
HITACHI
マスタ(PC)
1
2
3
ENQコード(05H)
NACKコード(15H)
ENQコード(05H)
NACKコード(15H) ENQコード(05H)
NACKコード(15H)
ENQコード(05H)
NACKコード(15H)
スレーブ
(KP-F500WCL
KP-FR500WCL)
HITACHI
マスタ(PC)
1
2
3
ENQコード(05H)
ACKコード(06H)
送信データ(エラー発生)
送信データ(エラー発生)
送信データ(正常データ)
ACKコード(06H)
4
5
6
3秒間
経過
3秒間
経過
スレーブ
(KP-F500WCL
KP-FR500WCL)
11
(5)送信フレームエラーの場合(マスタ送信時)
① マスタよりスレーブへデータを転送する場合、スレーブに対して“ENQ”コードを送信する。
② スレーブは、“ENQ”コードを受信後、マスタに対して“ACK”コードを送信する。
③ マスタより“送信データ”を送信する。
④ スレーブ側では、何らかの原因によりデータ受信が行われなかった。
⑤ マスタは、“送信コード”に対する応答コードが受信できないため、3秒後再度“送信コード”を
送信する。このシーケンスを3回繰り返す。
⑥ マスタで、3回再送信を行っても正常受信不可の場合、シーケンスを打ち切り制御を終了させる。
HITACHI
マスタ(PC)
1
2
3
ENQコード(05H)
ACKコード(06H)
送信データ(ASCII コード)
送信データ(ASCII コード)
送信データ(ASCII コード)
4
5
3秒間
経過
3秒間
経過
送信データ(ASCII コード) 6
3秒間
経過
スレーブ
(KP-F500WCL
KP-FR500WCL)
12
(6)送信フレームエラーの場合(マスタ受信時)
① マスタよりスレーブへデータを転送する場合、スレーブに対して“ENQ”コードを送信する。
② スレーブは、“ENQ”コードを受信後、マスタに対して“ACK”コードを送信する。
③ マスタより“読出しコマンド”を送信する。
④ スレーブは、“読出しコマンド”受信後に“ACK”コードをマスタに送信する。
⑤ スレーブは、“読出しデータ”をマスタに対し送信する。
⑥ マスタ側では、何らかの原因によりデータ受信が行われなかった。
⑦ スレーブは、“読出しデータ”に対する応答コードが受信できないため、3秒後再度“読出しデータ”を
送信する。このシーケンスを3回繰り返す。
⑧ スレーブで3回再転送を行っても正常受信不可の場合、シーケンスを打ち切り制御を終了させる。
HITACHI
マスタ(PC)
1
2
6
ENQコード(05H)
ACKコード(06H)
読出しデータ(ASCII コード)
読出しデータ(ASCII コード)
読出しデータ(ASCII コード)
7
3秒間
経過
3秒間
経過
読出しデータ(ASCII コード) 8
3秒間
経過
3
4
読出しコマンド(ASCII コード)
ACKコード(06H)
5 スレーブ
(KP-F500WCL
KP-FR500WCL)
13
4.通信コマンドデータ形式
(1)送信データ、読出しコマンド(マスタ → スレーブ)
(a) コマンドデータは、ASCIIコードに変換し送信する。
(b) 通信バイト数は18バイトとする。
(c) 通信データ形式(送信順)
・STX(スタートコード) : TEXTの開始を表すコード。
1バイト(02H)
・TEXTデータ : 送受信されるデータ。
14バイト(ASCIIコード)
・ETX(エンドコード) : TEXTの終了を表すコード。
1 バイト(03H)
・サム値 : STX、TEXTデータ、ETXの全データ
加算値と(FFH)とのXOR結果とする。
2バイト(ASCIIコード)
(d) TEXTデータ形式詳細(送信順)
・ステータス : 送信するデータのステータス情報。
2バイト(ASCIIコード)
EEPROMの書き込みに使用。
(0:書き込み無し、1:書き込み有り)
・ID No. : カメラ固有の ID。
KP-F500WCL、KP-FR500WCL は(FFH)固定
2バイト(ASCIIコード)
・エリアアドレス : 送信データ(01H)と読出しコマンド(81H)の区別
2バイト(ASCIIコード)
・相対 No. : 調整する項目毎にNo.をセットする(0~255)。
2バイト(ASCIIコード)
・データ(注) : 送信するデータをセットする。
2バイト×3(ASCIIコード)
STX 1バイト
TEXTデータ 14バイト
ETX 1バイト
サム値 2バイト
18バイト
ステータス 2バイト
ID No. 2バイト
エリアアドレス 2バイト
相対 No. 2バイト
データ 2バイト×3
14バイト
14
(2)読み出し(受信)データ(スレーブ → マスタ)
(a) コマンドデータは、ASCIIコードに変換し送信する。
(b) 通信バイト数は10バイトとする。
(c) 通信データ形式(送信順)
・STX(スタートコード) : TEXTの開始を表すコード。
1バイト(02H)
・TEXTデータ : 送受信されるデータ。
6バイト(ASCIIコード)
・ETX(エンドコード) : TEXTの終了を表すコード。
1バイト(03H)
・サム値 : STX、TEXTデータ、ETXの全データ
加算値と(FFH)とのXOR結果とする。
2バイト(ASCIIコード)
(d) TEXTデータ形式詳細(送信順)
・データ(注) : 読出しデータがセットされる。
2バイト×3(ASCIIコード)
(注)データ転送順について
データバイト数 1st データ 2nd データ 3rd データ
1 バイト データ 0 0
2 バイト 上位データ 下位データ 0
3 バイト 上位データ 中位データ 下位データ
5.SUM 値の求め方
例
1 2 3 4 5 6 7 STX
STATUS ID NO AREA ADDRESS RELATIVE NO DATA ETX SUM
02 01 FF 01 04 00 00 00 03 28
1. STATUS から DATA までを ASCII コードにより、数値に変換する(STX と ETX はそのまま)。
'0'→(30)16 '1'→(31)16 '4'→(34)16 'F'→(46)16 STX:(02)16 ETX:(03)16
2. STX から ETX までを全て足し合わせる(1つずつ足す)。
(02)16+(30)16+(31)16+(46)16+(46)16+(30)16+(31)16+(30)16+(34)16+(30)16+(30)16+(30)16+(30)16+(30)16+(30)16+(03)16 =(2D7)16
STX STATUS ID AREA RELATIVE DATA ETX
3. 2 で出た答えと(FF)16 との XOR(Exclusive OR)をとり、出てきた答えの下2桁が SUM 値となる。
(2D7)16 と (FF)16 との XOR ⇒ (228)16
STX 1 バイト
TEXTデータ 6バイト
ETX 1バイト
サム値 2バイト
10バイト
データ 2バイト×3
6バイト
15
1.送信データ(設定コマンド、注意:1~7及び SUM は ASCII コードに変換する必要があります)
1 2 3 4 5 6 7
Item STX STATUS ID NO.
AREA ADDRESS
RELATIVE NO.
DATA ETX SUM
OFF 02 01 FF 01 04 00 00 00 03 28 FIXED 02 01 FF 01 04 01 00 00 03 27
ONE TRIG 02 01 FF 01 04 02 00 00 03 26 MODE
VD CONT 02 01 FF 01 04 04 00 00 03 24 POSITIVE 02 01 FF 01 0F 00 00 00 03 16
POLARITY NEGATIVE 02 01 FF 01 0F 01 00 00 03 15 CL-CC1 02 01 FF 01 05 00 00 00 03 26
TRIGGER
SOURCE 12pin 02 01 FF 01 05 01 00 00 03 25 OFF 02 01 FF 01 06 00 00 00 03 26
FLASH OUT 02 01 FF 01 06 01 00 00 03 25 OUTPUT SIGNAL
VD 02 01 FF 01 06 02 00 00 03 24 OFF 02 01 FF 01 08 00 00 00 03 24 1/16 02 01 FF 01 08 01 00 00 03 23 1/60 02 01 FF 01 08 02 00 00 03 22 1/100 02 01 FF 01 08 03 00 00 03 21 1/250 02 01 FF 01 08 04 00 00 03 20 1/1000 02 01 FF 01 08 05 00 00 03 1F 1/2000 02 01 FF 01 08 06 00 00 03 1E 1/10000 02 01 FF 01 08 07 00 00 03 1D 1/50000 02 01 FF 01 08 08 00 00 03 1C
PRESET
VARIABLE (*2) 02 01 FF 01 08 FF 00 00 03 F8 MIN (1/100000(s)) 02 01 FF 01 11 00 (*3) 00 (*3) 00 03 2A
SHUTTER SPEED
(*1)
VARIABLE VALUE (2Byte) (*2) MAX (10(s)) 02 01 FF 01 11 06 (*3) 00 (*3) 00 03 1E
BASE 02 01 FF 01 12 00 00 00 03 29 CONFIGURATION
MEDIUM 02 01 FF 01 12 01 00 00 03 28 8bit 02 01 FF 01 14 00 00 00 03 27 10bit 02 01 FF 01 14 01 00 00 03 26 DATA BIT
12bit 02 01 FF 01 14 02 00 00 03 25 VD 02 01 FF 01 15 00 00 00 03 26
VD/FVAL FVAL 02 01 FF 01 15 01 00 00 03 25 HD 02 01 FF 01 16 00 00 00 03 25
LVAL 02 01 FF 01 16 01 00 00 03 24 HD/LVAL
LVAL2 02 01 FF 01 16 02 00 00 03 23 MIN (0) 02 01 FF 01 0C 00 (*4) 00 (*4) 00 03 19
GAIN (2Byte) MAX (503/336) (*4) 02 01 FF 01 0C 01 (*4) F7/50(*4) 00 03 FB/13
MIN (0) 02 01 FF 01 17 00 (*5) 00 00 03 24 BLACK LEVEL
MAX (63) 02 01 FF 01 17 3F (*5) 00 00 03 0B OFF 02 01 FF 01 13 00 00 00 03 28 VERTICAL 2 PIXEL
ADDITION (*6) ON 02 01 FF 01 13 01 00 00 03 27 OFF 02 01 FF 01 1E 00 00 00 03 16
MODE ON (*6) 02 01 FF 01 1E 01 00 00 03 15 MIN (1) 02 01 FF 01 1F 00 01 00 03 14 START
(2BYTE) (*7) MAX (2058) 02 01 FF 01 1F 08 (*8) 0A (*8) 00 03 FC MIN (1) 02 01 FF 01 20 00 01 00 03 29
PARTIAL SCAN
WIDTH (2BYTE) (*7) MAX (2058) 02 01 FF 01 20 08 (*8) 0A (*8) 00 03 11
(*1) SHUTTER SPEED の設定は TRIGGER MODE が OFF または FIXED SHUTTER の時だけ有効となります。
(*2) VARIABLE を選択した時だけ、VARIABLE VALUE を設定できます。
(*3) VARIABLE VALUE は、000016~060016 の範囲で設定できます(シャッタスピードの設定値については 5~6 ページを参照)。
(*4) GAIN は、KP-F500WCL :000016~01F716
KP-FR500WCL:000016~015016 の範囲で設定できます。
(*5) BLACK LEVEL は、0016~3F16 の範囲で設定できます。
(*6) VERTICAL 2 PIXEL ADDITION は KP-F500WCL 専用の機能です。
(*7) PARTIAL SCAN の MODE を ON にした時だけ、PARTIAL SCAN START/WIDTH を設定できます。
(*8) PARTIAL SCAN の START/WIDTH は、000116~080A16 の範囲で設定できます。
PARTIAL SCAN の START と WIDTH の合計は 080B16 を超えないようにしてください。
コマンドリスト
16
1 2 3 4 5 6 7
Item STX STATUS ID NO.
AREA ADDRESS
RELATIVE NO.
DATA ETX SUM
OFF 02 01 FF 01 46 00 00 00 03 22 MANUAL 02 01 FF 01 46 01 00 00 03 21 MODE
AUTO 02 01 FF 01 46 02 00 00 03 20 MIN(-1.1456dB) 02 01 FF 01 48 00 00 00 03 20
0dB 02 01 FF 01 48 20 00 00 03 1E RIGHT GAIN
(*9) MAX(+1.1456dB) 02 01 FF 01 48 40 00 00 03 1C MIN(-128/2048) 02 01 FF 01 4A 00 00 00 03 17
0/2048 02 01 FF 01 4A 80 00 00 03 0F
BALANCE ADJUST
RIGHT BLACK (*9)
MAX(+127/2048) 02 01 FF 01 4A FF 00 00 03 EB OFF 02 01 FF 01 4B 00 00 00 03 16
MODE ON 02 01 FF 01 4B 01 00 00 03 15
MIN(0) 02 01 FF 01 4C 00 00 00 03 15 THRESHOLD
MAX(255) 02 01 FF 01 4C FF 00 00 03 E9
WHITE SPOT CORRECTION
DETECT START 02 01 FF 01 4D 01 00 00 03 13 OFF 02 01 FF 01 50 00 00 00 03 27
H-LAMP 02 01 FF 01 50 01 00 00 03 26 V-LAMP 02 01 FF 01 50 02 00 00 03 25
TEST PATTERN
HV-LAMP 02 01 FF 01 50 03 00 00 03 24 OFF 02 01 FF 01 18 00 00 00 03 23
SORT ON 02 01 FF 01 18 01 00 00 03 22
FACTORY SETTING SET 02 01 FF 01 45 01 00 00 03 22
(*9)RIGHT GAIN 及び RIGHT BLACK は BALANCE ADJUST MODE が MANUAL の時だけ有効となります。
17
2.読出しコマンド(注意:1~7 及び SUM は ASCII コードに変換する必要があります)
1 2 3 4 5 6 7
Item STX STATUS ID NO.
AREA ADDRESS
RELATIVE NO.
DATA ETX SUM
MODE 02 00 FF 81 04 00 00 00 03 21 POLARITY 02 00 FF 81 0F 00 00 00 03 10 TRIGGER
SOURCE 02 00 FF 81 05 00 00 00 03 20 OUTPUT SIGNAL 02 00 FF 81 06 00 00 00 03 1F
PRESET 02 00 FF 81 08 00 00 00 03 1D SHUTTER SPEED
VARIABLE VALUE 02 00 FF 81 11 00 00 00 03 23 CONFIGURATION 02 00 FF 81 12 00 00 00 03 22
DATA BIT 02 00 FF 81 14 00 00 00 03 20 VD / FVAL 02 00 FF 81 15 00 00 00 03 1F HD / LVAL 02 00 FF 81 16 00 00 00 03 1E
GAIN 02 00 FF 81 0C 00 00 00 03 12 BLACK LEVEL 02 00 FF 81 17 00 00 00 03 1D
VERTICAL 2 PIXEL ADDITION (*1) 02 00 FF 81 13 00 00 00 03 21 MODE 02 00 FF 81 1E 00 00 00 03 0F START 02 00 FF 81 1F 00 00 00 03 0E PARTIAL SCAN
WIDTH 02 00 FF 81 20 00 00 00 03 23 TEST PATTERN 02 00 FF 81 50 00 00 00 03 20
SORT 02 00 FF 81 18 00 00 00 03 1C MODE 02 00 FF 81 46 00 00 00 03 1B
RIGHT GAIN 02 00 FF 81 48 00 00 00 03 19 BALANCE ADJUST
RIGHT BLACK 02 00 FF 81 4A 00 00 00 03 10 MODE 02 00 FF 81 4B 00 00 00 03 0F
THRESHOLD 02 00 FF 81 4C 00 00 00 03 0E WHITE SPOT CORRECTION
DETECT(*2) 02 00 FF 81 4D 00 00 00 03 0D POSITION1 X 02 00 FF 91 00 00 00 00 03 84 POSITION1 Y 02 00 FF 91 01 00 00 00 03 83 POSITION2 X 02 00 FF 91 02 00 00 00 03 82 POSITION2 Y 02 00 FF 91 03 00 00 00 03 81
・ ・ ・
POSITION64 X 02 00 FF 91 7E 00 00 00 03 68
WHITE SPOT ADDRESS(*3)
(2BYTE)
POSITION64 Y 02 00 FF 91 7F 00 00 00 03 67
(*1) VERTICAL 2 PIXEL ADDITION は KP-F500PCL/SCL 専用の機能です。
(*2) 読出しデータ(1 バイト)が、0016 は検出終了、0116 は検出実行中、0216 は検出個数オーバーです。
(*3) 白点座標が登録されていない場合は、読み出しデータ(2 バイト)は FFFF16 となります。
スレーブからの読出しデータは「リモートコントロール」の「4.通信コマンドデータ形式(2)」(14 ページ)に従います。
18
1.水平タイミング
(1) Base configuration (1 clk = 15.625 ns)
(a) SORT(出力順序並べ替え)OFF
(b) SORT(出力順序並べ替え)ON
カメラリンク出力タイミングチャート
HD
VIDEO
100 clk
Active Picture
318 clk 278 clk
LVAL
1228 clk
1924 clk
LVAL2 1224 clk 4 clk
2456
・・・・ ・・・・
・・・・ ・・・・ 1
2455
2
2454
3
2453
4
1232
122
5 12
31 1
226
1230
122
7 12
29 1
228
2452
5 DA
DB
HD
VIDEO
100 clk
Active Picture
318 clk 278 clk
LVAL
1228 clk
1924 clk
LVAL2 1224 clk 2 clk
2 ・・・・ ・・・・
・・・・ ・・・・ 1
4 3
6 5
8 7
2450
244
9 24
52 2
451
2454
245
3 24
56 2
455
2 clk
DA DB
19
(2) Medium configuration (1 clk = 31.25 ns)
(a) SORT(出力順序並べ替え)OFF
(b) SORT(出力順序並べ替え)ON
HD
VIDEO
50 clk
Active Picture
159 clk 139 clk
LVAL
614 clk
962 clk
LVAL2 612 clk 1 clk
・・・・ ・・・・
・・・・ ・・・・ 1 5
2 6
3 7
4 8
2449
2453
2450
2454
2451
2455
2452
2456
・・・・ ・・・・
・・・・ ・・・・
1 clk
DA DB DC DD
HD
VIDEO
50 clk
Active Picture
159 clk 139 clk
LVAL
614clk
962 clk
LVAL2 612 clk 2 clk
・・・・ ・・・・
・・・・ ・・・・ 1 3
2 4
2456
2454
2455
2453
1225
1227
1226
1228
1228
1230
1227
1229
・・・・ ・・・・
・・・・ ・・・・
5 6
2452
24
51
DA DB DC DD
20
2.垂直タイミング
1 H = 30.0625 μs
※垂直 2 画素加算モード *KP-F500WCL 専用の機能です
垂直タイミング
1 H = 30.0625 μs
※パーシャルスキャン使用時の垂直タイミングは「トリガ動作とタイミングチャート」を参照。
Active Picture
3 H
SORT OFF:8H
SORT ON:9H SORT OFF:10H
SORT ON:9H
VD
VIDEO
FVAL
2058 H
2079 H
Active Picture
3 H
SORT OFF:3H
SORT ON:4H
SORT OFF:5H
SORT ON:4H
VD
VIDEO
FVAL
1029 H
1040 H
21
3.シリアルデータ出力パルス位置
(1)Base configuration
(a)8bit
D.OUT1
N.U.: Not used
(b)10bit
D.OUT1
N.U.: Not used
Previous Cycle
TCLK 15.625ns (64.0000MHz)
DA7-1 DA6-1 N.U. N.U. N.U. DB7 DB6 DA7 DA6
N.U. N.U. N.U. FVAL LVAL N.U. N.U. N.U. N.U.
DB2- DB1-1 N.U. N.U. DB5 DB4 DB3 DB2 DB1
DA1-1 DA0-1 DB0 DA5 DA4 DA3 DA2 DA1 DA0 TXOUT 0
TXCLKOUT
Next Cycle
(VD) (HD)
TXOUT 1
TXOUT 2
TXOUT 3
Previous Cycle
TCLK 15.625ns (64.0000MHz)
DA7-1 DA6-1 N.U. DB7 DB6 N.U. N.U. DA7 DA6
DB3-1 DB2-1 N.U. FVAL LVAL DB5 DB4 DB3 DB2
N.U. DA9-1 DB1 DB0 DB9 DB8 N.U. N.U. DA9
DA1-1 DA0-1 DA8 DA5 DA4 DA3 DA2 DA1 DA0
Next Cycle
(VD) (HD)
TXOUT 0
TXCLKOUT
TXOUT 1
TXOUT 2
TXOUT 3
22
(c)12bit
D.OUT1
N.U.: Not used
※Base configuration でご使用するときは、ケーブルは必ず D.OUT1 に接続してください。
D.OUT2 に接続した場合機械が故障する恐れがあります。
Previous Cycle
TCLK 15.625ns (64.0000MHz)
DA7-1 DA6-1 N.U. DB7 DB6 DB11 DB10 DA7 DA6
DB3-1 DB2-1 N.U. FVAL LVAL DB5 DB4 DB3 DB2
DA10-1 DA9-1 DB1 DB0 DB9 DB8 DA11 DA10 DA9
DA1-1 DA0-1 DA8 DA5 DA4 DA3 DA2 DA1 DA0
Next Cycle
(VD) (HD)
TXOUT 0
TXCLKOUT
TXOUT 1
TXOUT 2
TXOUT 3
23
(2)Medium configuration
(a)8bit
D.OUT1
N.U.: Not used
D.OUT2
N.U.: Not used
Previous Cycle
TCLK 31.25ns (32.0000MHz)
DA7-1 DA6-1 N.U. DC7 DC6 DB7 DB6 DA7 DA6
DC3-1 DC2-1 N.U. FVAL LVAL DC5 DC4 DC3 DC2
DB2-1 DB1-1 DC1 DC0 DB5 DB4 DB3 DB2 DB1
DA1-1 DA0-1 DB0 DA5 DA4 DA3 DA2 DA1 DA0
Next Cycle
(VD) (HD)
TXOUT 0
TXCLKOUT
TXOUT 1
TXOUT 2
TXOUT 3
Previous Cycle
TCLK 31.25ns (32.0000MHz)
DD7-1 DD6-1 N.U. N.U. N.U. N.U. N.U. DD7 DD6
N.U. N.U. N.U. FVAL LVAL N.U. N.U. N.U. N.U.
N.U. N.U. N.U. N.U. N.U. N.U. N.U. N.U. N.U.
DD1-1 DD0-1 N.U. DD5 DD4 DD3 DD2 DD1 DD0
Next Cycle
(VD) (HD)
TYOUT 0
TYCLKOUT
TYOUT 1
TYOUT 2
TYOUT 3
24
(b)10bit
D.OUT1
N.U.: Not used
D.OUT2
N.U.: Not used
Previous Cycle
TCLK 31.25ns (32.0000MHz)
DA7-1 DA6-1 N.U. DB7 DB6 N.U. N.U. DA7 DA6
DB3-1 DB2-1 N.U. FVAL LVAL DB5 DB4 DB3 DB2
N.U. DA9-1 DB1 DB0 DB9 DB8 N.U. N.U. DA9
DA1-1 DA0-1 DA8 DA5 DA4 DA3 DA2 DA1 DA0
Next Cycle
(VD) (HD)
TXOUT 0
TXCLKOUT
TXOUT 1
TXOUT 2
TXOUT 3
Previous Cycle
TCLK 31.25ns (32.0000MHz)
DD7-1 DD6-1 N.U. N.U. N.U. DC7 DC6 DD7 DD6
N.U. N.U. N.U. FVAL LVAL DD9 DD8 N.U. N.U.
DC2- DC1-1 DC9 DC8 DC5 DC4 DC3 DC2 DC1
DD1-1 DD0-1 DC0 DD5 DD4 DD3 DD2 DD1 DD0
Next Cycle
(VD) (HD)
TYOUT 0
TYCLKOUT
TYOUT 1
TYOUT 2
TYOUT 3
25
(c)12bit
D.OUT1
N.U.: Not used
D.OUT2
N.U.: Not used
Previous Cycle
TCLK 31.25ns (32.0000MHz)
DA7-1 DA6-1 N.U. DB7 DB6 DB11 DB10 DA7 DA6
DB3-1 DB2-1 N.U. FVAL LVAL DB5 DB4 DB3 DB2
DA10-1 DA9-1 DB1 DB0 DB9 DB8 DA11 DA10 DA9
DA1-1 DA0-1 DA8 DA5 DA4 DA3 DA2 DA1 DA0
Next Cycle
(VD) (HD)
TXOUT 0
TXCLKOUT
TXOUT 1
TXOUT 2
TXOUT 3
Previous Cycle
TCLK 31.25ns (32.0000MHz)
DD7-1 DD6-1 N.U. DD11 DD10 DC7 DC6 DD7 DD6
DC11- DC10- N.U. FVAL LVAL DD9 DD8 DC11 DC10
DC2- DC1-1 DC9 DC8 DC5 DC4 DC3 DC2 DC1
DD1-1 DD0-1 DC0 DD5 DD4 DD3 DD2 DD1 DD0
Next Cycle
(VD) (HD)
TYOUT 0
TYCLKOUT
TYOUT 1
TYOUT 2
TYOUT 3
26
4.データ出力順序
DA, DB, DC, DD は、カメラリンクの出力 TAP を示す。詳細はシリアルデータ出力パルス位置を参照。
4-1. KP-F500WCL
(1) Base configuration
(a) SORT(出力順序並べ替え)OFF
(b) SORT(出力順序並べ替え)ON
1 2 ・・・ 1227 1228 1229 1230 ・・・ 2455 2456 画素数
1 DA DA DA DA DB DB DB DB
2 DA DA DA DA DB DB DB DB
・
・
・
2057 DA DA DA DA DB DB DB DB
2058 DA DA DA DA DB DB DB DB
ライン数
1 2 3 4 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2453 2454 2455 2456 画素数
1 DA DB DA DB DA DB DA DB
2 DA DB DA DB DA DB DA DB
・
・
・
2057 DA DB DA DB DA DB DA DB
2058 DA DB DA DB DA DB DA DB
ライン数
27
(2) Medium configuration
(a) SORT(出力順序並べ替え)OFF
(b) SORT(出力順序並べ替え)ON
1 2 3 4 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2453 2454 2455 2456 画素数
1 DA DB DC DD DA DB DC DD
2 DA DB DC DD DA DB DC DD
・
・
・
2057 DA DB DC DD DA DB DC DD
2058 DA DB DC DD DA DB DC DD
ライン数
1 2 ・・・ 1227 1228 1229 1230 ・・・ 2455 2456 画素数
1 DA DB DA DB DD DC DD DC
2 DA DB DA DB DD DC DD DC
・
・
・
2057 DA DB DA DB DD DC DD DC
2058 DA DB DA DB DD DC DD DC
ライン数
28
4-2 KP-FR500WCL
(1) Base configuration
(a) SORT(出力順序並べ替え)OFF
(b) SORT(出力順序並べ替え)ON
1 2 ・・・ 1227 1228 1229 1230 ・・・ 2455 2456 画素数
1 R
(DA) G
(DA) R
(DA) G
(DA) R
(DB) G
(DB)
R (DB)
G (DB)
2 G
(DA) B
(DA)
G (DA)
B (DA)
G (DB)
B (DB)
G
(DB) B
(DB)
・
・
・
2057 R
(DA) G
(DA)
R (DA)
G (DA)
R (DB)
G (DB)
R
(DB) G
(DB)
2058 G
(DA) B
(DA)
G (DA)
B (DA)
G (DB)
B (DB)
G
(DB) B
(DB)
ライン数
1 2 3 4 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2453 2454 2455 2456 画素数
1 R
(DA) G
(DB) R
(DA) G
(DB) R
(DA) G
(DB) R
(DA) G
(DB)
2 G
(DA) B
(DB) G
(DA) B
(DB)
G (DA)
B (DB)
G (DA)
B (DB)
・
・
・
2057 R
(DA) G
(DB) R
(DA) G
(DB)
R (DA)
G (DB)
R (DA)
G (DB)
2058 G
(DA) B
(DB) G
(DA) B
(DB)
G (DA)
B (DB)
G (DA)
B (DB)
ライン数
29
(2) Medium configuration
(a) SORT(出力順序並べ替え)OFF
(b) SORT(出力順序並べ替え)ON
1 2 3 ・・・ 1227 1228 1229 1230 ・・・ 2454 2455 2456 画素数
1 R
(DA)
G (DB)
R (DA)
R
(DA) G
(DB) R
(DD) G
(DC)
G (DC)
R (DD)
G (DC)
2 G
(DA) B
(DB) G
(DA)
G (DA)
B (DB)
G (DD)
B (DC)
B
(DC) G
(DD) B
(DC)
・
・
・
2057 R
(DA)
G (DB)
R (DA)
R
(DA) G
(DB) R
(DD) G
(DC)
G (DC)
R (DD)
G (DC)
2058 G
(DA) B
(DB) G
(DA)
G (DA)
B (DB)
G (DD)
B (DC)
B
(DC) G
(DD) B
(DC)
ライン数
1 2 3 4 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2453 2454 2455 2456 画素数
1 R
(DA) G
(DB) R
(DC) G
(DD) R
(DA) G
(DB) R
(DC) G
(DD)
2 G
(DA) B
(DB) G
(DC) B
(DD)
G (DA)
B (DB)
G (DC)
B (DD)
・
・
・
2057 R
(DA) G
(DB) R
(DC) G
(DD)
R (DA)
G (DB)
R (DC)
G (DD)
2058 G
(DA) B
(DB) G
(DC) B
(DD)
G (DA)
B (DB)
G (DC)
B (DD)
ライン数
30
1.ノーマルモード
(a)パーシャルスキャンOFF
1 H = 30.0625 μs
(b)パーシャルスキャンON
1 H = 30.0625 μs
①~④は取込み開始位置および取込み幅によって変わります(小数点以下は切捨て)。
SORT(出力順序並べ替え)OFF時 SORT(出力順序並べ替え)ON時
① (3+(2067-取込み幅)/4-取込み開始位置/4)H (2+(2067-取込み幅)/4-取込み開始位置/4)H
② (8+取込み開始位置/4)H (9+取込み開始位置/4)H
③ (取込み幅)H
④ (14+取込み幅+(2067-取込み幅/4))H
トリガ動作とタイミングチャート
Shutter time
Shutter time (Camera setting value)
Data output
VD
FVAL
SORT OFF:10H SORT ON:9H
SORT OFF:8H SORT ON:9H
3H
2058H
2079H
Shutter time
Shutter time (Camera setting value)
Data output
VD
FVAL
① ②
3H
③
④
31
パーシャルスキャン時の取込み幅におけるフレームレートは下記グラフとなります。
※取込み幅から総ライン数(小数点以下は切捨て)およびフレームレートを求める式は次のとおりです。
総ライン数 = 14 + 取込み幅 + (2067 – 取込み幅) / 4
フレームレート = (64000000 / 1924) / 総ライン数
KP-F500PCL/SCL、KP-FR500PCL/SCL パーシャルスキャン
0
10
20
30
40
50
60
70
0 500 1000 1500 2000
取込み幅 [H]
フレ
ーム
レー
ト [
fps]
※パーシャルスキャン使用時の注意点 注 1: 取込み開始位置+取込み幅は 2059 以下で使用ください。 注 2: パーシャルスキャン使用時は FVAL を使用ください。
KP-F500WCL、KP-FR500WCL パーシャルスキャン
32
2.固定シャッタモード
外部トリガ信号がPOSITIVEの場合、トリガ信号の立ち上がりで露光を開始します。設定されたシャッタスピードの間露光し、露光
が終わると内部VD信号がリセットされ、画像データを転送します。
(a)パーシャルスキャンOFF
1 H = 30.0625 μs
(b)パーシャルスキャンON
1 H = 30.0625 μs
①~③は取込み開始位置および取込み幅によって変わります(小数点以下は切捨て)。
SORT(出力順序並べ替え)OFF時 SORT(出力順序並べ替え)ON時
① (14+取込み幅+(2067-取込み幅/4))H 以上
② (8+取込み開始位置/4)H (9+取込み開始位置/4)H
③ (取込み幅)H
Trigger input
(POS)
High
Low
Shutter time Shutter time (Camera setting value)
Data output
More than 10μs More than 2079H
FLASH OUT
0.35μs
VD
3H
FVAL
SORT OFF:8H SORT ON:9H
2058H
Trigger input
(POS)
High
Low
Shutter time Shutter time (Camera setting value)
Data output
More than 10μs ①
FLASH OUT
0.35μs
VD
3H
FVAL
②
③
※ 画像出力中にトリガ信号が入力しても、出力画像に対する影響や、露光時間の変動は 発生しませんが、露光開始に 1H 以内の範囲で遅れが発生する場合があります。
33
3.ONEトリガモード
外部トリガ信号がPOSITIVEの場合、トリガ信号の立ち上がりから立ち下がりまでの時間で、露光時間を決めます。トリガ信号の
立ち下がりで、内部VD信号がリセットされ、画像データを転送します。
(a)パーシャルスキャンOFF
1 H = 30.0625 μs
(b)パーシャルスキャンON
1 H = 30.0625 μs
①~③は取込み開始位置および取込み幅によって変わります(小数点以下は切捨て)。
SORT(出力順序並べ替え)OFF時 SORT(出力順序並べ替え)ON時
① (14+取込み幅+(2067-取込み幅/4))H 以上
② (8+取込み開始位置/4)H (9+取込み開始位置/4)H
③ (取込み幅)H
Trigger input
(POS)
High
Low
Shutter time Shutter time (Integration time)
Data output
More than 2079H
FLASH OUT
0.35μs
VD
3H
FVAL
SORT OFF:8H SORT ON:9H
25.5μs
More than 10μs
2058H
Trigger input
(POS)
High
Low
Shutter time Shutter time (Integration time)
Data output
①
FLASH OUT
0.35μs
VD
3H
FVAL
②
25.5μs
More than 10μs
③
※ 画像出力中にトリガ信号が入力しても出力中の画像に影響はでませんが、露光時間が1H 以内の範囲で増大する場合があります。
34
4.VDリセット
外部VDが入力されると、内部VDがリセットされます。露光時間は設定したシャッタスピードです。
(注)カメラ動作モードに合わない周期の外部VDを入力するとシャッタ時間に誤差が生じます。
(a) パーシャルスキャンOFF
外部VD:16Hz以下
1 H = 30.0625 μs
(b) パーシャルスキャンOFF
1 H = 30.0625 μs
①~③は取込み開始位置および取込み幅によって変わります(小数点以下は切捨て)。
SORT(出力順序並べ替え)OFF時 SORT(出力順序並べ替え)ON時
① (14+取込み幅+(2067-取込み幅/4))H 以上
② (8+取込み開始位置/4)H (9+取込み開始位置/4)H
③ (取込み幅)H
Data output
Camera VD
FVAL
VD (Trigger) input (NEG)
VD output
High
Low
3H
SORT OFF:8H SORT ON:9H
3H
0.3μs
More than 10μs
More than 2079H
2058H
Data output
Camera VD
FVAL
VD (Trigger) input (NEG)
VD output
High
Low
3H
②
3H
0.3μs
More than 10μs
①
③
35
1.入力信号
KP-F500WCL、KP-FR500WCLに入力するトリガ信号のレベルは次のとおりです。
(1)CameraLinkコネクタ
LVDSレベル
(2)DCIN/SYNCコネクタ
Highレベル : +2.5~+5.0V
Lowレベル : 0.0~+0.3V
2.出力信号
KP-F500WCL、KP-FR500WCLから出力されるVD OUT / FLASH OUTのレベルは次のとおりです。
Highレベル : +5.0V
Lowレベル : 0.0V
入出力信号
36
KP-F500WCL、KP-FR500WCL の分光感度特性を下記に示します。 1.KP-F500WCL 2.KP-FR500WCL
分光感度特性
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0.5
0.6
0.7
0.8
0.9
1
400 500 600 700 800 900 1000
Wave Length (nm)
Rel
ativ
e R
espo
nse
CCD
IR cut filter
0
0.1
0.2
0.3
0.4
0.5
0.6
0.7
0.8
0.9
1
400 450 500 550 600 650 700
Wave Length (nm)
Rel
ativ
e R
espo
nse
B
G R
IR cut filter
37
KP-F500WCL、KP-FR500WCLの仕様を示します。
KP-F500WCL KP-FR500WCL
1) 撮像素子 2/3型インターライン転送方式CCD
総画素数 2536 (H) x 2068 (V)
有効画素数 2456 (H) x 2058 (V)
実効画素数 2448 (H) x 2050 (V)
画素サイズ 3.45μm (H) x 3.45μm (V)
色フィルタ なし RGB原色モザイクフィルタ
2) 撮像面積 8.47mm (H) x 7.10mm (V)
3) 走査方式 プログレッシブスキャン
4) アスペクト比 5:4
5) フレームレート 16フレーム/秒 (全画素読出し)
6) 水平駆動周波数 64.000MHz
7) 水平走査周波数 33.264kHz
8) 垂直走査周波数 16.00Hz
9) 同期方式 内部同期
10) レンズマウント Cマウント
11) フランジバック 17.526mm(調整不可)
12) 光学フィルタ ダミーガラス(ARコート) IRカットフィルタ
13) 映像出力 デジタル出力(CameraLink) Base configuration:64.0000MHz / Medium configuration:32.0000MHz
(注:デジタル出力のケーブル長は、MAX10mです)
出力画像サイズ 2456 (H) x 2058 (V) (全画素読出し)
14) VDリセット入力 16.00Hz以下
15) 解像度 水平/垂直:2000TV本 水平/垂直:1300TV本相当
16) 感度 500 lx、F11、3200K 2000 lx、F8、3200K
17) 低被写体照度 1.0 lx (F1.4、ゲイン 大) 15 lx (F1.4、ゲイン 大)
18) S/N 48dB
19) 電子シャッタ
プリセット 1/16秒、1/60秒、1/100秒、1/250秒、1/1000秒、1/2000秒、1/10000秒、1/50000秒
バリアブル 10秒 ~ 1/100000秒
20) ガンマ γ=1
21) フレームオンデマンド
モード OFF(ノーマルモード)、固定シャッタモード、ONEトリガモード、VD同期モード
入力 CameraLink (CC1)もしくはDCIN/SYNCコネクタから入力
22) パーシャルスキャン 取込み開始位置及び取込み幅を1H刻みで設定
23) 左右バランス調整 OFF/MANUAL/AUTO
24) 白点補正 OFF/ON 大64画素
25) リモート制御
通信方式 調歩同期式
制御項目 TRIGGER、OUTPUT SIGNAL、SHUTTER SPEED、CONFIGURATION、DATA BIT、 VD/FVAL、HD/LVAL/LVAL2、GAIN、BLACK LEVEL、PARTIAL SCAN
VERTICAL 2 PIXEL ADDITION (KP-F500WCLのみ)、 WHITE SPOT CORRECTION
BALANCE ADJUST、FACTORY SETTING、TEST PATTERN、SORT
26) 電源電圧 DC12V±1V
27) 消費電流
ノーマルモード 約260mA(約3.1W)
パーシャルスキャン 大約330mA(約4.0W) 取込み幅:1H時
28) 周囲温湿度
性能維持 0~40℃ RH90%以下
動作維持 -10~50℃ RH90%以下
保存 -20~60℃ RH70%以下 (結露なきこと)
29) 耐振動性 10~55Hz(2.37~71.7m/s2) 1分の掃引 3方向 各30分間 30) 耐衝撃性 490.3m/ s2 (上下左右、各面1回)
31) 外形寸法 44(W) x 44(H) x 41(D) mm
32) 質量 約110g
33) 標準構成 カメラ本体、保証書
仕様
38
外形寸法図
PLATE,RATED
COLOR:BLACK
34±1
10.5
22±0.5
22
±0.5
10.5±0.5
0.5 40.5
SEE MANUAL
APERCEVOIR
MANUEL
D.OUT 2D.OUT 1
2-M2(DEPTH:3)
2-M3(DEPTH:3) 2-M2(DEPTH:3)
21
±1
COLOR:BLACK
47±1.5
6
34±1
28
±0.5
44
±0.5
25
±0.5
44
±0.5
28±0.5
26
±1
U1
25
3×2-M3(DEPTH:3)
4-M3(DEPTH:6)
RoHS
SER.N
O.
10
±1
2.5
±0.5
DC IN/SYNC
・MASS: APPROX 110 g
・UHIT: mm
・SCALE: NTS
・MASS: APPROX 110g
・UNIT: mm
・SCALE: NTS
39
〒101-8980 東京都千代田区外神田4-14-1 (秋葉原UDXビル11F)
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放送・映像事業部 映像システム営業本部
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