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Kumamoto SJCD Inservice Seminar 宇津照久 先生 略歴 1982 年 日本大学歯学部卒業 同 年 東京医科歯科大学 矯正学教 第一講座入局 1984 年 東京医科歯科大学 専攻生終了 同 年 同大学 医員として勤務 その後東京表参道の矯正歯科専門医 勤務を経て 1990 年 宇都宮に宇津矯正歯科医院 開設 現在に至る 現在 日本矯正歯科学会   認定医&専門医  臨床研修施設 日本成人矯正歯科学会 認定医&専門医&指導医 臨床研修施設 日本顎咬合学会     認定医&指導医 日本舌側矯正歯科学会  認定医、元理事 ヨーロッパ舌側矯正歯科学会 認定医 世界舌側矯正歯科学会  認定医 米国矯正歯科医連合   International member 世界矯正歯科医連盟   Fellow  日本 MEAW 研究会   理事・事務局長、 Former international committee 東京 SJCD 特別講師、元理事 自治医科大学口腔外科  非常勤矯正歯科専門医 顎変形症学会、顎関節学会、日本睡眠歯科学会  会員 オフィス名 DR 前日懇 親会 連絡先 人参加 会員限定 代表者名 住所 電話 fax e-mail 振込先 肥後銀行佐土原支店 普通145126 熊本SJCD事務局 粟津貴昭 講師:先生 日時:2 0 1 8 年 5 20 日( )09:30~16:00 会場:熊本県歯科医師会館 ホール 熊本市中央区坪井2丁目4-15 TEL 096-343-8020 費用:(会員) 歯科医師 5,000円 / 他3,000円 (会員外) 歯科医師10,000円 / 他8,000円 熊本以外のSJCD会員も会員扱いとなります 熊本支部会員と同一勤務先同伴者は会員扱いとします 申込:日本臨床歯科医学会 熊本支部事務局 熊本市東区小峯1丁目1-95 096-331-0567(fax331-0577) [email protected] FAX 096-331-0577 できるだけお早めにお申し込みください 日本の歯科医療の中で矯正歯科のコンセプトは 理解されているのだろうか? ~21世紀のInterdiciplinary Treatment を成功させるために~ 私が歯科医師になった頃の約36年前は、補綴・修復治療のために歯列不正を矯正 治療で治すという考え方は、非常に稀でした。当時は専門医の数はほんのわずかで矯 正歯科自体が発展途上であったため矯正治療に対する理解不足や偏見が相当大きかっ たからだと思います。しかし、現在はごく一部の先進的な補綴・修復医によって矯正 歯科との連携が行われるようになってきたように感じます。それでも、矯正治療のコ ンセプトが理解されているようには感じられません。 そこで、皆さんが矯正治療とは何かをご自分で再考し実感を持ったうえで臨床を見 直していただきたい内容を挙げてみます。 1. 矯正治療は Active treatment 後に程度の差こそあれ、全ての症例で後戻りや変化 が必ず起きる。 2. 矯正治療の結果は、担当医の力量と能力及びセンスによって相当大きな違いが 起きてしまい、全く異なったものになってしまう 3. 質の低い矯正治療の結果を補綴・修復治療で補ったり Recover しようとすると 将来に渡って大きな破綻を来す原因となる。 上記の内容は矯正歯科専門医の間で共通して認識されている訳ではありません。 21世紀の今、決してチグハグな連携にならない様、心ある各科の専門医どうしが質 の高い治療を行うために力を合わせて実現して行くにはどうしたらよいかを皆様と探っ てみたいと考えています。 宇都宮市 宇津矯正歯科医院 宇津照久

Kumamoto Inservice Seminar 日本の歯科医療の中で矯正歯科の ... · 2018-02-27 · •The International Journal of the MEAW Technic and Research Foundation,Vol. 5,No.1,Decem.1998

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Kumamo to S J CD I n s e r v i c e S em i n a r

宇津照久先生

略歴 1982 年 日本大学歯学部卒業 同 年 東京医科歯科大学 矯正学教

第一講座入局 1984 年 東京医科歯科大学 専攻生終了 同 年 同大学 医員として勤務      その後東京表参道の矯正歯科専門医 勤務を経て 1990 年 宇都宮に宇津矯正歯科医院 開設 現在に至る

現在 • 日本矯正歯科学会   認定医&専門医  臨床研修施設 • 日本成人矯正歯科学会 認定医&専門医&指導医 臨床研修施設 • 日本顎咬合学会     認定医&指導医 • 日本舌側矯正歯科学会  認定医、元理事 • ヨーロッパ舌側矯正歯科学会 認定医 • 世界舌側矯正歯科学会  認定医 • 米国矯正歯科医連合   International member • 世界矯正歯科医連盟   Fellow  • 日本 MEAW 研究会   理事・事務局長、 Former

international committee •東京 SJCD 特別講師、元理事 •自治医科大学口腔外科  非常勤矯正歯科専門医 •顎変形症学会、顎関節学会、日本睡眠歯科学会  会員

オフィス名 区分 DR 他 前日懇

親会 連絡先 合 計

会員

人 人人参加会員限定

代表者名円

住所

電話

fax e-mail

振込先

肥後銀行佐土原支店普通145126熊本SJCD事務局粟津貴昭

一般

講師:宇 津 照 久 先生

日時:2018年5月20日(日 )09 : 30~16 : 00 会場:熊本県歯科医師会館 ホ ール

熊本市中央区坪井2丁目4-15 TEL 096-343-8020 費用:(会員)歯科医師 5 , 000円 / 他3 ,000円

(会員外)歯科医師10 ,000円 / 他8 ,000円 •熊本以外のSJCD会員も会員扱いとなります •熊本支部会員と同一勤務先同伴者は会員扱いとします

申込:日 本 臨 床 歯 科 医 学 会 熊 本 支 部 事 務 局 熊本市東区小峯1丁目1-95 096-331-0567(fax331-0577) [email protected]

人 人 会員限定

F A X 0 9 6 - 3 3 1 - 0 5 7 7 できるだけお早めにお申し込みください

日本の歯科医療の中で矯正歯科のコンセプトは理解されているのだろうか? ~21世紀のInterdiciplinary Treatment を成功させるために~

私が歯科医師になった頃の約36年前は、補綴・修復治療のために歯列不正を矯正治療で治すという考え方は、非常に稀でした。当時は専門医の数はほんのわずかで矯正歯科自体が発展途上であったため矯正治療に対する理解不足や偏見が相当大きかったからだと思います。しかし、現在はごく一部の先進的な補綴・修復医によって矯正歯科との連携が行われるようになってきたように感じます。それでも、矯正治療のコンセプトが理解されているようには感じられません。

そこで、皆さんが矯正治療とは何かをご自分で再考し実感を持ったうえで臨床を見直していただきたい内容を挙げてみます。

1. 矯正治療は Active treatment 後に程度の差こそあれ、全ての症例で後戻りや変化が必ず起きる。

2. 矯正治療の結果は、担当医の力量と能力及びセンスによって相当大きな違いが起きてしまい、全く異なったものになってしまう

3. 質の低い矯正治療の結果を補綴・修復治療で補ったり Recover しようとすると将来に渡って大きな破綻を来す原因となる。

上記の内容は矯正歯科専門医の間で共通して認識されている訳ではありません。

    

21世紀の今、決してチグハグな連携にならない様、心ある各科の専門医どうしが質の高い治療を行うために力を合わせて実現して行くにはどうしたらよいかを皆様と探ってみたいと考えています。

宇都宮市 宇津矯正歯科医院 宇津照久

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Kumamo to S J CD I n s e r v i c e S em i n a r

お申込は裏面をご覧ください

日本の歯科医療の中で矯正歯科のコンセプトは理解されているのだろうか?

推薦のことば 今回、私の盟友で矯正治療のオピニオンリーダーである宇津照久先生を熊本にお招きしてご講演いただくことになりました。宇津先生は山﨑先生の信頼も厚く、長年、東京SJCDレギュラーコース特別講師を務めておられます。

近年、矯正専門医以外のGPが手軽に難症例の矯正治療を手掛けたり、もしくは矯正専門医と連携する際に丸投げしたりするケースをよく耳にする機会があります。また、熊本県歯科医師会のニュースレターの医療苦情によると、インプラント・義歯と並び矯正治療に対するトラブルが年々増加しているのが現状です。

これらをふまえ、 “矯正専門医が考える正しい診査・診断とは何か” を参加者全員が理解することで、自ずと医療苦情の減少につながるのではないでしょうか。

お誘いあわせのうえ、多数の先生方のご参加をお待ちしています。

日本臨床歯科医学会 常任理事・指導医 熊本支部最高顧問 添島正和

熊本SJCDも、早いもので設立から20周年を迎える年となりました。積み重ねてきた例会数も本年度4月で198回

にも及びます。そのような中でも、こと矯正治療に関して言えば、回数も少なく、会員の間でもディスカッションが

白熱したという記憶に乏しいというのが正直なところです。今回、熊本SJCDでは東京SJCDレギュラーコース特別講

師で、山﨑長郎先生の手がける包括的診療において、精緻な矯正治療を担当する宇津照久先生を招聘し、包括的診療

にて成功するために、まずは矯正医と連携する上でのベーシックな診査・診断、コミュニケーション、実際の症例にお

ける注意点、トラブルシューティングをご講演いただき、最後に最もアドバンスな包括歯科診療の症例をご披露いただく予定です。歯

科矯正治療に及び腰な一般開業医から、炎症のコントロールを担当する歯科衛生士、セットアップ模型等でコミュニケーションの軸と

なる歯科技工士の方まで、幅広く多くの皆様の奮ってのご参加を期待しております。

なお、前日土曜日午後には、熊本SJCD会員限定での症例検討会も企画しております。現在進行中の症例から、すでに完了し、メン

テナンス中の症例まで、ご持参いただきディスカッションすることで、矯正治療の見識を高める時間を共有していただければ幸いです

日本臨床歯科医学会 熊本支部会長 川口 孝

◆文献・論文 •日本顎咬合学会誌 第15巻 第4号 1994年、An Orthodontic Approach to a Case of

Malocclusion with Associated Abnormalities in Jaw Function                     •臨床歯周補綴III SJCD出版部 1995年、 山﨑長郎/本田正明 編著

•顎機能異常を伴う成人開咬症例への歯科矯正的アプローチ •The International Journal of the MEAW Technic and Research Foundation,Vol.

5,No.1,Decem.1998 •Orthodontic Treatment of Skeletal ClassIII Malocclusions with MEAW Tech-

nique •Case Reports The Versatility of the MEAW Technic日本MEAW研究会 2000年

•右側犬歯低位唇側転位症例のMEAWによる治験例 •骨格性反対咬合のMEAWによる治験例 •埋伏歯を伴う骨格性反対咬合のMEAWによる治験例

•最先端審美修復の理論と臨床  別冊クインテッセンス 2002年、 山﨑長郎 編著 •顎機能異常を伴う骨格性下顎右側偏位症例 

•The Next Level in Orthodonticsアレクサンダー矯正治療アトラスII アレキサンダー研究会2004年

•成長期のII級2類症例 •リンガルブラケット矯正法  審美的矯正の基礎と臨床  日本舌側矯正歯科学会 2009年    

•補綴治療を考えた末にリンガルブラケット矯正法に移行した症例 •ハイアングルに起因するオトガイの後退と前歯部の開咬を呈する叢生症例

•QDT  クインテッセンス出版  2009年 Volume 34、 •8月号~12月号 補綴に生かす矯正治療の基礎知識

◆講演・学会発表 •日本矯正学会 東京、名古屋、福岡

•東京矯正歯科学会 東京

•東京SJCD レギュラーコース毎年2回(初期から)

•東京SJCD 例会およびインサービストレーニング 東京札幌 過去3回  •国際歯科大会 過去2回

•ESLO ベルリン、バルセロナ、カンヌ

•WSLO ニューヨーク、ブエノスアイレス

•国際MEAW研究会 ヨセミテ、ナイアガラ、ハワイ、横浜、 •AAO オーランド

•ADI ハワイ、クロアチア

•Alexander 研究会 札幌、東京

•顎咬合学会 東京 •JIO 東京

•顎関節学会 東京

•アジアインプラント矯正歯科学会    台中

•その他