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M e e M D e s i g n S c h o o l MeMe Design School 2017 ミームデザイン学校 2017年度生徒募集要項

M e...ワークショップを多く取り入れます。実践から先端的な知までを包含する 幅広い講義内容は広い視野を培い、 課題のプレゼンテーションと講評は

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M e

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MeMe Design School 2017ミームデザイン学校2017年度生徒募集要項

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MeMe Design School 2017ミームデザイン学校2017年度生徒募集要項

今日のコンピュータによるデザインワークは、たしかに

作業のスピードアップと効率化をある程度実現しました。

しかし、長年にわたって蓄積され、磨かれてきたノウハ

ウがきちんと継承されぬまま、根無し草のような、饒舌

なだけの恣意的デザインがまかり通り、日々消費されて

います。かつては先輩が後輩にルールを伝授し、互い

が切磋琢磨する創作活動であったものが、テクノロジー

の変化に翻弄されるばかりの、各自が孤立した機械操

作に終始しているといっても過言ではないでしょう。

論理性の空洞化は明らかです。また、既存のデザイン

教育の現状は、表面的な技術指導にかたより、感性と

論理の懸け橋であるはずのデザインの本質への認識は

なおざりにされたままです。私たちはもう一度、確実な

論理性と人間らしさを見つめつつ、今日のメディア革命

に対処すべきではないでしょうか。

ミームデザイン学校は、

最先端のデザイン理念を

習得できる教育機関です。

週末を利用したカリキュラム構成で、

若手デザイナーや編集者、企業の

関連部署に所属する人たちが

デザインのメッカ、青山表参道に集う、

仲間づくりの場にもなっています。

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 ミームデザイン学校は、従来のデザイン学校とは

一線を画す理念のもとに、第一線で活躍するデザイ

ナーと異分野のエキスパートが協力し合い、真の表

現技法と知を研ぎ合う学校です。2008年に開校し、

2017年度で10周年を迎えます。これまでの在籍者

は、デザイン教育を受けていない編集者や企業のデ

ザインを管理する立場の方、専門教育を受けたがもっ

と研究を深めたい方、現在デザイン教育に携わりな

がら、学んだことを自身のデザイン教育現場に生かし

たい方など多ジャンルに渡ります。そんなさまざまな

思いを抱える人々が集まり、熱い志を分かち合える場

を目指して、活動を重ねてきました。

 講義は、デザイナー陣と、編集者、研究者、企業

の技術者など、関連領域のエキスパートたちとのコラ

ボレーションにより進められます。デザイナーが実践

的な方法を伝え、異分野の専門家が、科学的、技

術的、芸術的な視点から解説を加えていきます。デ

ザインの知とさまざまな領域の最先端の知が有機的

に結びつく講義を目指しています。

 2017年度のカリキュラムは、2つのコースで構成さ

れます。

 1つめは「デザインベーシックコース」。日本語及び

欧文タイポグラフィ、写真、印刷、平面から立体の

デザインなどのテーマで構成され、視覚情報デザイン

の知識と技術の習得に多角的に取り組むコースです。

 2つめは「ブックデザインコース」。少人数制でブッ

クデザイン、エディトリアルデザインを中心に学ぶ講座

として、タイポグラフィからフォーマットデザイン、編

集からアートディレクション、出版に関わる用紙の知

識などの多様な課題に実践的に取り組むコースです。

2つのコースにレベル差はなく、基礎的な技術とデザ

イン的思考方法を身につけるという共通の目的に、異

なる射程からアプローチするものと考えています。デ

ザインベーシックコースが、より幅広い専門領域を持

つ講師陣のもとでデザインの可能性を拓こうとするの

に対し、ブックデザインコースは、より専門性を深め

ていきます。

 また、両コースに付随する「共通講座」は、本校

卒業後も続けて受講できるプログラムとして、印刷工

場や製本工場の見学、本年は南伸坊氏や本校代表

中垣信夫の講座など、日常に刺激を与える内容で構

成しています。

 また、本年の「特別講座」では、鈴木一誌氏を

迎えブックデザイン特別講座を開きます。この講座は

本校生以外でも受講することができます。

 自身を向上させようとこの学校に集まる方々にとっ

て、デザインと生きることの全体を統合するような大

きな視野をつかみ、デザインを通して何を実現すべき

かという根本的な問いを探求することができる場とな

るよう、これからもいっそう尽力して参ります。

[ミームデザイン学校代表 中垣信夫]

ごあいさつ

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2017年度カリキュラム

共通講座

特別講座

タイポグラフィとレイアウトの基礎|全4回講師|白井敬尚+大竹左紀斗+中垣信夫

音の形を探る|全4回講師|板東孝明+白石美雪

写真の読み方|全4回講師|太田睦子+伊丹豪

色彩を生かす印刷の実践|全4回講師|古平正義+(株)山田写真製版所

言葉とデザインを考える|全4回講師|寄藤文平+山本貴光

祖父江流 イメージの奇想天外|全2回講師|祖父江慎+特別招聘講師

タイポグラフィとレイアウトの基礎|全4回講師|白井敬尚+大竹左紀斗+中垣信夫

タイポグラフィ実践トレーニング|全3回講師|中垣信夫

デザインを知る、デザインを書く|全3回講師|室賀清徳

ブックデザインの魅力|全4回講師|鈴木成一

抱腹絶倒・笑いの哲学|全1回  講師|南伸坊

製本工程の現場|全1回  講師|松岳社 株式会社 青木製本所 

印刷、加工の知識|全1回  講師|福永紙工株式会社

鈴木一誌のブックデザイン講座|全5回   講師|鈴木一誌 受講定員|30名

デザインの責務|全1回  講師|中垣信夫

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世界のなかの小さな本〈artist book〉|全3回講師|秋山伸

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デザインベーシックコース7講座(26回)+共通講座(4回)=全30回受講定員|32名

ブックデザインコース7講座(26回)+共通講座(4回)=全30回受講定員|16名

Portfolioをつくろう|全4回講師|大西隆介+美篶堂

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⦿─講座の順番は変更の可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

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デザインからアートディレクションまで楽しくエディトリアル|全5回 講師|有山達也14 15 16 17 18

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紙と電子の本|全4回講師|松本弦人19 20 21 22

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Design Basic Course

Common Course

Special Course

Book Design Course

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音の形を探る講師|板東孝明+白石美雪 全 4回

自然の中の鳥のさえずり、都市の車の騒音、それらの音に私たちの感覚はどのように反応しているのでしょうか。例えば、バレエでは、音楽に合わせてそれを身体で表現することが可能です。であれば、デザインにおいても、音から形、形から音や色彩と、共鳴する表現をすることが可能なのではないでしょうか。この授業では、現代音楽の研究者である白石美雪さんの解説で音楽を聴き、それを板東孝明さんと共に視覚化することを試みます。 

板東孝明 BANDO Takaaki

グラフィックデザイナー/武蔵野美術大学基礎デザイン学科教授。バウハウス・ウルムの水脈を日本に拓いた向井周太郎にデザイン学を、独自のデザイン哲学を貫いた清原悦志にタイポグラフィを学ぶ。長らくグラフィックデザインの仕事に従事し、近年はバックミンスター・フラーによる軽量多面体構造の開発・応用に専念。学内はもとよりアジアや欧州の大学でシナジェティクス・ワークショプを行っている。

白石美雪 SHIRAISHI Miyuki

音楽評論家/武蔵野美術大学教授。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院音楽研究科修了。専門は音楽学。2009年、『ジョン・ケージ 混沌ではなくアナーキー』(武蔵野美術大学出版局)により第20回吉田秀和賞を受賞。横浜市文化財団主催「ジャスト・コンポーズド」シリーズ選定委員をつとめる。

デザインベーシックコース

基礎的な技術とデザイン的思考方法を身につけることを目指します。1つの講座を2人の講師が担当する斬新な授業形式が特徴。複数の視点で展開されることで、多角的にテーマに取り組むことができます。授業は、講師と受講生の対話を重視し、ワークショップを多く取り入れます。実践から先端的な知までを包含する幅広い講義内容は広い視野を培い、課題のプレゼンテーションと講評は論理的思考力を鍛えます。育むのは、デザインの未来を見通す力です。

講座回数 7講座(26回)+共通講座(4回)受講定員 32名受講期間 2017年4月8日–2018年2月17日受講時間 土曜日12:30–15:30

場所 青山ブックセンター本店 (カルチャーサロン青山)受講料 ¥ 267,000[税別] (共通講座受講料を含む)

Design Basic Course

白井敬尚 SHIRAI Yoshihisa

株式会社正方形(清原悦志主宰)を経て1998年に白井敬尚形成事務所設立、タイポグラフィを軸としたデザインワークに従事。2005年から15年までデザイン誌「アイデア」のアートディレクションとデザインを担当。

大竹左紀斗 OTAKE Sakito

東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科教授。杉浦康平デザイン事務所、鈴木一誌デザイン事務所勤務の後、エディトリアル・デザイナーとして独立。監修・訳書『編集デザインの発想法』。梅原猛、瀬戸内寂聴、吉本隆明、宮台真司、テリー伊藤などのブックデザイン数百冊を担当。

中垣信夫 NAKAGAKI Nobuo

杉浦康平デザイン事務所勤務ののち、73年、中垣デザイン事務所設立。ウルム造形大学でオトル・アイヒャーなどに師事。タイポグラフィー及びダイヤグラムをひとつの指標として、日本文化に根ざしたデザインに活かす道を一貫して追求している。

タイポグラフィとレイアウトの基礎講師|白井敬尚+大竹左紀斗+中垣信夫 全 4回

タイポグラフィはあらゆるデザインの基盤です。カリキュラムの最初に行うこの講座では、デザインに携わる人が知っておきたい、文字とレイアウトの基本を身につけることを目指します。独自のタイポグラフィ哲学に基づいたデザインを実践する白井敬尚さんと、今年から新しく大竹左紀斗さんを迎え、初歩的な誌面構成のトレーニングから、グリッドを用いたレイアウトや文字のスペーシングの実習まで、講師それぞれの方法論の紹介を交えて学びます。

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D e s i g n B a s i c C o u r s e

古平正義 KODAIRA Masayoshi

アキタ・デザイン・カンを経て、1997年よりフリーランス、2001年 FLAME設立。主な仕事に、「アートフェア東京」、「ラフォーレ原宿」、ローリングストーン日本版等のアートディレクション&デザイン、展覧会ポスター、写真集他のブックデザイン、CIなど。サイン計画や展覧会の会場構成なども手がけている。www.flameinc.jp

株式会社山田写真製版所 統合デジタル製版・印刷システムの確立や周辺システムの充実、プリンティング・ディレクターの導入などを積極的に手がけている。熊倉桂三:技術開発室長 プリンティングアートディレクター。故亀倉雄策氏をはじめ、故田中一光氏、永井一正氏、勝井三雄氏、浅葉克己氏等多くのクリエイターと共に作品を生み出してきた。

色彩を生かす印刷の実践講師|古平正義+(株)山田写真製版所� 全 4回

レイアウトやタイポグラフィと同様に、印刷の技術や素材もデザイン表現の要素のひとつです。実践的な印刷や先進的な印刷を巧みに取り入れ、竹尾ペーパーショウのディレクションなどを手がけた古平正義さん。株式会社山田写真製版所の熟練プリンティング・ディレクター熊倉桂三さんを共同講師に迎えます。最先端の技術や新素材を通して、印刷の手法がどのようにデザインに反映されるのか、課題を制作する過程で学びます。

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Portfolioをつくろう講師|大西隆介+美篶堂 全 4回

デザイナーの質は、その職場環境で決まると言っても過言ではなく、少しでも良い環境で働くことが重要です。しかし、そうした環境を求めても、自身の能力を充分に他者に伝えられなければうまくはいきません。その意味で、効果的なポートフォリオを作れることはデザイナーにとって大きな武器になります。この授業では、アートディレクターとして幅広く活躍する大西隆介さんと、日頃から優れた製本技術を伝える美篶堂の上島明子さんとともに、ユニークなポートフォリオ制作を試みます。

大西隆介 ONISHI Takasuke

1976年生まれ。法学部を経て、多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業。2009年、direction Q設立。ブランドイメージの設計から運用に至るまでのトータルディレクションを手掛ける一方、文化・芸術事業関連の支援も積極的に行う。長岡造形大学非常勤講師。

美篶堂 MISUZUDO

1983年創業。長野・美篶に製本所を、東京・神保町にショップを営む手製本を得意とする会社。受注製本・オリジナル商品作成の他、本づくり学校・本づくり協会の運営、ワークショップの開催している。著書に「美篶堂とつくる美しい手製本」「はじめての手製本」などがある。

伊丹豪 ITAMI Go

1976年徳島生まれ。2004年、キャノン写真新世界佳作受賞。グループ展に、「TOKYO 2020」(2013年/東京、パリ)などがある。2013年に写真集『Study』(RONRADE)、2014年に『this years’s model』を刊行。第27回写真の会賞受賞。東京、大阪、台湾、ベルリンなど国内問わず展示数多数。www.goitami.jp

太田睦子 OTA Mutsuko

1968年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、サントリー広報部、『マリ・クレール』編集部を経て、『エスクァイア』『GQ』編集部に所属。その後、フリーランス編集者として、雑誌や単行本の編集、アートプロジェクトなどに携わる。2012年にアート写真雑誌『IMA』を創刊。エディトリアルディレクターとして、雑誌・写真集・展覧会企画を手がける。

写真の読み方講師|太田睦子+伊丹豪 全 4回

心惹かれる写真には、いったい何が潜んでいるのでしょうか。写真を見ることは、私たちにさまざまなイメージや時代背景、物語など想像力を喚起します。講師は、アートフォトマガジン『IMA』のエディトリアル・ディレクターの太田睦子さんと、写真家の伊丹豪さん。写真を見るとき、私たちはそれらをどのように捉え、何を読みとるのか。編集者と写真家それぞれの視点から、写真の読み方を学び、写真とデザインの関わりを探ります。

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D e s i g n B a s i c C o u r s e

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祖父江慎 SOBUE Shin

コズフィッシュ代表。日本のブックデザインの最前線で、小説、漫画、絵本、写真集など幅広いジャンルを手がけている。デザインをした本は数え切れないほどだが、『伝染るんです。』(吉田戦車/小学館)、『どすこい(仮)』(京極夏彦/集英社)など。

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祖父江流 イメージの奇想天外講師|祖父江慎+特別招聘講師 全 2回

祖父江慎さんの発想の源にダイレクトに触れる「祖父江ワールド」全開の講座です。乱丁を意図した製本、インクや紙材の意外な活用術……常識を覆すアイデアに満ちた、祖父江さんのブックデザインの世界。その奇想天外な発想はどこから来るのでしょうか。「好きなもの」「嫌いなもの」を徹底的に考えたり、頭と身体を柔らかくして文字や線を描いたり。自分のうちに眠るイメージの引き出しを探りあて、開放する方法を楽しく学びます。

寄藤文平 YORIFUJI Bunpei

グラフィックデザイナー。1998年ヨリフジデザイン事務所、2000年有限会社文平銀座設立。広告やプロジェクトのアートディレクションとブックデザインを中心に活動。作家として著作も行う。www.bunpei.com

山本貴光 YAMAMOTO Takamitsu

文筆家、ゲーム作家。 慶應義塾大学環境情報学部卒業。モブキャストとプロ契約中。東京工芸大学非常勤講師。「哲学の劇場」主宰。著書に『「百学連環」を読む』『文体の科学』『コンピュータのひみつ』、共著に『心脳問題』『問題がモンダイなのだ』(いずれも吉川浩満との共著)、訳書にサレン、ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ』など。twitter: yakumoizuru

言葉とデザインを考える講師|寄藤文平+山本貴光 全 4回

何もかもを視覚化して物事の道理を考える寄藤文平さんと、何もかもを言語化して考える山本貴光さん。メディアのデジタル化が進む現代において、表裏一体とも言えるお二人の発想法の違いから見えてくる、新たなコミュニケーション。その形を探り、デザインにどう生かせるのかを追求していきます。好評を博した昨年度に続き、今年もスリルに満ちた授業が展開されることでしょう。

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Book Design Course

ブックデザインコース

エディトリアルデザインをベースに、幅広い領域に応用できるグラフィックデザインの技術を培います。少人数制を生かした、きめ細かな指導が特徴。ブックデザインの領域で活躍するデザイナーを中心に、編集者など関連領域の専門家も講師として招きます。「知の容れもの」の設計技術としてブックデザインの根幹を捉え直し、時代の変化に左右されない本質的な力を身につけることを目指します。

講座回数 7講座(26回)+共通講座(4回)受講定員 16名受講期間 2017年4月8日–2018年2月17日受講時間 土曜日12:30–15:30

場所 青山ブックセンター本店 (カルチャーサロン青山)受講料 ¥ 267,000[税別] (共通講座受講料を含む)

B o o k D e s i g n C o u r s e

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タイポグラフィ実践トレーニング講師|中垣信夫 全 3回

縦にも横にも組める、漢字とカナが混ざる。日本の文字は世界でも類を見ないほど複雑な文字群です。どうすれば、それを美しく組むことができるのでしょうか。グラフィックデザインにおいては、日本語タイポグラフィが最も重要な課題です。私自身の長い経験を通して得た、美しく組むための数々の裏技を伝授します。また、そのタイポグラフィをどのようにレイアウトに生かすのかなど、色々な局面を盛り込んだ実践的ワークショップを行います。

中垣信夫 NAKAGAKI Nobuo

杉浦康平デザイン事務所勤務ののち、73年、中垣デザイン事務所設立。ウルム造形大学でオトル・アイヒャーなどに師事。タイポグラフィー及びダイヤグラムをひとつの指標として、日本文化に根ざしたデザインに活かす道を一貫して追求している。

秋山伸 AKIYAMA Shin

90年代半ばから、美術・建築の書籍や展覧会のデザインを数多く手がける。2010年末に東京の事務所 schtüccoを解散し、新潟の豪雪地帯に移住。11年より自社の出版レーベルedition.nordをベースにソロ活動を開始。

世界のなかの小さな本〈artist�book〉講師|秋山伸� 全 3回

今日のインターネットや電子書籍に見られる紙離れの動きに逆行するかのように、アーティストや本好きの人たちが自分の手で小部数作り、身近なネットワークで販売する、リトルプレス/マイクロ・パブリッシングへの感心が近年高まっています。無数の小さな創作活動が紙に転写され、手から手へ広がって行く姿、それはもしかしたら、未来に本が生き残るための一つのモデルなのかもしれません。この授業では、長年、アーティストと共に本を作ってきた秋山伸さんと〈artist book〉について考え、販売までをも含めた構想と実制作に挑戦します。

白井敬尚 SHIRAI Yoshihisa

株式会社正方形(清原悦志主宰)を経て1998年に白井敬尚形成事務所設立、タイポグラフィを軸としたデザインワークに従事。2005年から15年までデザイン誌「アイデア」のアートディレクションとデザインを担当。

大竹左紀斗 OTAKE Sakito

東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科教授。杉浦康平デザイン事務所、鈴木一誌デザイン事務所勤務の後、エディトリアル・デザイナーとして独立。監修・訳書『編集デザインの発想法』。梅原猛、瀬戸内寂聴、吉本隆明、宮台真司、テリー伊藤などのブックデザイン数百冊を担当。

中垣信夫 NAKAGAKI Nobuo

杉浦康平デザイン事務所勤務ののち、73年、中垣デザイン事務所設立。ウルム造形大学でオトル・アイヒャーなどに師事。タイポグラフィー及びダイヤグラムをひとつの指標として、日本文化に根ざしたデザインに活かす道を一貫して追求している。

タイポグラフィとレイアウトの基礎講師|白井敬尚+大竹左紀斗+中垣信夫 全 4回

タイポグラフィはあらゆるデザインの基盤です。カリキュラムの最初に行うこの講座では、デザインに携わる人が知っておきたい、文字とレイアウトの基本を身につけることを目指します。独自のタイポグラフィ哲学に基づいたデザインを実践する白井敬尚さんと、今年から新しく大竹左紀斗さんを迎え、初歩的な誌面構成のトレーニングから、グリッドを用いたレイアウトや文字のスペーシングの実習まで、講師それぞれの方法論の紹介を交えて学びます。

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デザインを知る、デザインを書く講師|室賀清徳� 全 3回

自らの思考や感覚を言語化することは、デザインにとって本質的な行為です。また、自分の行っているデザインがどのように社会や歴史的に規定されているのか、感覚やセンスを離れて捉える知が必要とされています。〈デザインについて書く〉ことを通じて、デザイナーが自分の頭で考え、行動していくための基礎体力を養います。[室賀清徳]

室賀清徳 MUROGA Kiyonori

東京大学文学部美学芸術学科卒。デザイン誌『アイデア』編集長。同誌をはじめ、デザイン、タイポグラフィ関連書の編集に携わる。古今東西のデザインの思潮を毎号特集し、その批評性と美しい誌面で、同時代における最高のデザイン誌との評価を得ている。

デザインからアートディレクションまで楽しくエディトリアル講師|有山達也 全 5回

写真やイラストレーションを生かすアートディレクションで知られる有山達也さん。これまでの講座では、受講生自身の取材による冊子制作を課題とし、実践型プログラムを展開しました。誌面を構成する素材の選び方、それらをまとめあげる編集術、協働作業の進め方などを現場体験を通じて学び、アートディレクターの仕事の全体像を考えていきます。講義は、カメラマンや編集者など第一線で活躍する特別招聘講師も交えて進めます。

有山達也 ARIYAMA Tatsuya

中垣デザイン事務所を経て、1993年アリヤマデザインストア設立。『マルコポーロ』のデザインに参加。その後、『store』(光琳社出版)、『ゆめみらい』(ベネッセコーポレーション)、『ku:nel』などのアートディレクションを担当。現在は『雲のうえ』『つるとはな』等エディトリアルを中心として活動している。

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紙と電子の本講師|松本弦人� 全 4回

松本弦人さんが立ち上げた新しい出版システム「BCCKS」のしくみを使い、デザイン/編集/造本について学ぶ講座です。これまでの講座は、同一コンテンツによる紙と電子のパッケージ性/メディア性の検証、1000頁の文庫本の企画/編集/デザイン、メモパッドの造本設計など、BCCKS

の機能を駆使し、実際に紙と電子の本を制作する実践型のワークショップ形式で行われました。紙のデザインの領域が縮小する現在、これまで培われてきたデザイン/編集/造本の知恵とこれからのグラフィックデザインの役割を、行き来しながらカタチにする講義です。

松本弦人 MATSUMOTO Gento

グラフィックデザインとメディアデザインを軸に活動。2007年に本が作れるサイト「BCCKS」をスタートし、「天然文庫」「一〇〇〇文庫」などのレーベル活動を通して、パーソナルパブリッシュとPOD印刷の可能性を模索する。ADC賞、TDC賞、通産大臣賞、読売広告大賞優秀賞、読売新聞社賞など受賞多数。

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B o o k D e s i g n C o u r s e

鈴木成一 SUZUKI Seiichi

1962年、北海道生まれ。グラフィック・デザイナー。筑波大学芸術専門学群卒業。大学在学中から装丁の仕事を始め、1992年に鈴木成一デザイン室を設立。エディトリアルデザインを主として現在に至る。これまでに手がけた本の数は10000冊以上。1994年、講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。著書に 『装丁を語る。』『デザイン室』(共にイースト・プレス)、『デザインの手本』(グラフィック社)。

ブックデザインの魅力講師|鈴木成一 全 4回

より多くの人を惹きつけるブックデザインとは何か。その手法としての判型、製本、ヴィジュアル、タイポグラフィ、用紙、印刷、加工等について、課題テキストを通して学びます。課題は未定ですが、可能であれば進行中の企画を充てることによって、より実践的な装丁の現場の体験を目的としたいと考えます。[鈴木成一]

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Common Course

印刷、加工の知識講師|福永紙工株式会社 全 1回

昨今注目されている、特色、厚紙印刷や抜き・折り加工。この講座では、そのような印刷から加工を一貫して製造する福永紙工株式会社の工場を訪れ、印刷・加工の現場を体験します。デザイナーと協働による「かみの工作所」プロジェクトの立ち上げなど、精力的な活動を行う印刷現場の最新動向をつかみます。

製本工程の現場講師|松岳社�株式会社�青木製本所 全 1回

この講座では、文庫本、新書から辞典まで、高品質な製本技術を持つ松岳社青木製本所の、製本工場見学をレクチャーを交えて行います。安価で均一な仕様の書籍が増える一方、丁寧で繊細な製本の書籍に注目が集まっています。また、電子書籍媒体の普及につれ、紙の本の物質的な魅力が見直されてきています。先人が培った美しい本づくりの技術について学び、造本表現の可能性を探ります。

デザインの責務講師|中垣信夫 全 1回

デザインが社会で果たすべき役割、合理的仕事術などについてお話したいと思います。現在のデザイン環境の問題点について意見交換もしましょう。率直な意見を交わすことで、ひとりひとりが自分自身の課題を発見する場になるでしょう。社会の変化への対応が絶えず求められる現代にあって、疲弊することなく、したたかに創作し続けるための思考の核を培ってほしいと思います。[中垣信夫]

南伸坊 MINAMI Shinbo

イラストレーター、装丁デザイナー1947年東京生まれ。1969~70年『美学校』で木村恒久、赤瀬川原平に学ぶ。1972年青林堂に入社『ガロ』編集長。80年フリー。著書に『装丁 / 南伸坊』『笑う写真』『顔』『ねこはい』『本人遺産』など。

共通講座

デザインベーシックコースとブックデザインコースの受講生が共通して受講できる、オプショナルな講座です。諸分野の専門家によるレクチャー、制作の現場をじかに体験する工場見学など、デザインへの関心と理解をさらに深める講座です。

共通講座のみ、ミームデザイン学校のいずれかの課程(コース)を修了した方は、卒業後も受講することができます。

講座回数 4講座(1講座1回)受講対象 デザインベーシックコース・ ブックデザインコース受講生 卒業生

⦿─ 受講料はデザインベーシック・ブックデザイン両コースの受講料に含まれておりますので、別途徴収することはございません。開催地までの交通費はご負担ください。

⦿─ 共通講座のみの受講はできません。

⦿─ 「印刷・加工の知識」は平日開催の場合があります。あらかじめご了承ください。

松岳社 株式会社 青木製本所 SHOGAKUSHA

1924年、旧東京市芝区南佐久間町にて青木昌治、寅松兄弟により合資会社青木兄弟製本所として発足。1952年に、株式会社青木製本所(屋号 松岳社)として独立する。故 青木英一氏はドイツ工業部門手工業部門マイスターとして、『小林且典作品集 ひそやかな眼差し』(みすず書房、第47回「造本装幀コンクール」日本印刷産業連合会会長賞 印刷・製本特別賞)などの製本を手がけた。

福永紙工株式会社 FUKUNAGA-PRINT CO., LTD.

社歴53年の印刷加工の工場で、主に厚紙のオフセット印刷(特色印刷)、抜加工、貼加工を得意とする。2006年より多くのデザイナーと協働で「かみの工作所」「テラダモケイ」プロジェクトを立ち上げ、従来の受注型の製造業務と並行して自社で企画、製造そして自分たちで販売することに挑戦している。

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抱腹絶倒・笑いの哲学講師|南伸坊� 全 1回

ミームへようこそ!! 笑う門には南伸坊さん来たる。丸刈りでおむすび型の頭がトレードマークのイラストレーター、南伸坊さん。有名人たちに扮装して顔真似をした「そっくり写真」など、氏のユーモアに満ちた数々の著作や行動の源は一体どこにあるのでしょうか。笑いの哲学者が語る、「如何に人が笑えるヴィジュアルを作り出すのか。」その秘密を探索します。杉浦康平先生推薦の講座。抱腹絶倒!!保証付き。

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Special Course

鈴木一誌 SUZUKI Hitoshi

杉浦康平事務所を経て、独立。〈装丁〉のみならず、書物全体の設計=ブックデザインに関わり続ける。戸田ツトム氏とともにデザイン批評誌『d / SIGN』を責任編集。著書に『画面の誕生』(みすず書房)、『ページと力』、『重力のデザイン』(青土社)。新刊に戸田ツトム氏との共著『デザインの種 いろは47篇からなる対話』(大月書店)。

特別講座

デザインベーシックコースとブックデザインコースの受講生だけでなく、一般の方も受講できる、独立プログラムの講座です。今年度は、鈴木一誌さんをお招きし、全5回の講座を開設します。多様なキャリアを持つ受講生の方々が集い刺激しあう、創発の場となることを願っています。

1講座 全5回受講定員 30名受講期間 2017年7月–8月受講時間 土曜日12:30–15:30

場所 青山ブックセンター本店 (カルチャーサロン青山)受講料 ¥ 37,000[税別]

⦿─ デザインベーシック・ブックデザイン両コースの方も受講できますが、別途お申込みが必要です。

⦿─ 場所、講座内容が変更になる場合があります。

⦿─ 定員に達しない場合は引き続き募集を行います。詳しくはミームデザイン学校事務局までお問合せください。

鈴木一誌のブックデザイン講座講師|鈴木一誌 全 5回

紙を相手に手を動かす小さなワークショップをつうじて、一枚の紙が本に成長していくさまを体験する。一枚の紙からスタートし、授業ごとに、二つ折り、三つ折りと紙を重層化させ、増えていくページを実感しながら、紙や印刷・製本、プロポーション、グリッドシステム、レイアウトついての知識を総合化させ、書物内部と読者とを結ぶ回路である装丁の重要性を実感し、結果的に、〈本〉をデザインする実力を確保する。およそ16ページの〈本〉を最終提出し、批評をあおぐ。

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杉浦康平 SUGIURA Kohei

神戸芸術工科大学名誉教授。西洋と東洋のデザイン思考を統合する独自の技法によって、日本を超えて、アジア、世界に影響を与え続けている。82年文化庁芸術選奨新人賞、97年毎日芸術賞、紫綬褒章受章。主著に『かたち誕生』『宇宙を叩く』『アジアの本・文字・デザイン』『文字の美・文字の力』『杉浦康平デザインの言葉1~3』『時間のヒダ、空間のシワ』など。

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MeMeの複眼的授業法

 中垣信夫さんが創立し、学長をつとめる「MeMe式デザイン教育」の最大の特色は、「二人教授法」の採用だと思う。 講師が二人一組になり、一つのコースのプログラムを構築して受講者を指導する。一般大学の、人材や経費を切り詰め、能率よく効果を上げることをよしとする教育ではありえない、贅沢な教授法だ。 たとえば詩人とタイポグラファー、認知学学者とデザイナー、メディアアーティストとパズル製作会社…というように、ジャンルを異にする二人が講師として選ばれ、一組になる。二人ともが鮮度の高い問題提起をなしうる、今

受講生の声

授業では共通のテーマを視座が異なる先生ふたりと中垣先生そして生徒(の課題)がぶつかり合って授業が進行します。そのぶつかり合いはいやな感じはちっともしなくて、そのおしくらまんじゅう俺も参加しなくっちゃ!とはしゃぎながら授業に参加させていただきました。最近はデザインに関して考えるのが憂鬱ではなくて楽しくなってきています。

男性/36歳・神奈川県在住/営業職16デザインベーシックコース受講

今回の課題良かったよ、と声をかけてくれる仲間。刺激が連続な授業を活かし切れない悔しさ。少し難しくなっていた素直になることに勇気を出すと、その何倍も自分に返ってくるものがありました。何年もかかるかもしれないけれど、一年間で得たものに感謝を想いながら、じっくり復習していくことが、これから楽しく厳しく生きる支えとなりそうです。

女性/29歳・東京都在住/グラフィックデザイナー16デザインベーシックコース受講

デザインの専門的な教育を受けたことがない私にとって、ミームでの経験は大きな転換点になりました。先生方の講義は時間を経ても変わらない本質的な思想と技術を核にしており、実践を繰り返すなかで自分なりの視座を得られました。これから自分の専門性を生かした表現を展開するうえで、新たな礎を築くことができた有意義な一年間になりました。

男性/34歳・東京都在住/教員15デザインベーシックコース受講

ただただ濃い。受講した2年間の感想はこれに尽きます。 知識も哲学も、ふんだんに学べる環境は本当に貴重でした。課題につまづいても、講義の理解が困難でも、これからに向けての種が蒔けたとの実感があります。講師の方々もみな魅力的で、教わる楽しさを思い出させてくれました。十人十色の「いま足りない何か」を補える場所がミームだと思います。

女性/35歳・東京都在住/メディア会社勤務16ブックデザインコース、15デザインベーシックコース受講

中垣先生をはじめ講師の方々の熱意のある愛に溢れる講義の数々。講義の課題では生活が一変するほど刺激的で、心地良い緊張感の連続な2年間でした。また、いままで慣れ親しんでいた日本語・文字の見方が変わり、こんなに豊かな感情を呼び起こすものかと思い知りました。MeMeでもらった、一生分の課題は自分の財産です。

女性/37歳・神奈川県在住/小売業・制作16ブックデザインコース、15デザインベーシックコース受講

ミームの第一線の講師の方々の意識の高さに触れることができた学びと感動の多い本当に貴重な一年でした。個性豊かなクラスの友人達からも刺激を受け、その中で「私は私の個性を大事にして良いのだ」と深く感じたことも大きな収穫です。最初は再び学校に通うことに勇気が要りました。仕事と課題で大変な時もありましたが、その何十倍もの価値がミームにはありました。

女性/42歳・千葉県在住/デザイン事務所勤務15ブックデザインコース受講

を時めく人たちだ。異なる知識と経験、独自の見方を重層させ、複眼的な視点で受講者の思考法をゆさぶり、一人一人のデザイン能力を活性化する。 特筆すべきはそのすべての授業に、中垣さん自らも参加することだ。彼はときに講師、ときに受講者の側に立って、講師側の話の内容を噛み砕き、受講者の目線で質問して、両者のよき交流を生みだす。受講者の反応も加わって、熱気ある多眼的な場が出現する。MeMeの「場」は、デザイン教育を生きたものに変える、寺子屋のような温かさで包まれている。 [杉浦康平]

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3.合否発表と入学手続き選考後、2017年3月15日付郵便にて「合否通知」を送付します。2017年3月31日までに指定銀行口座に受講料をお振り込みください。なお、振込手数料はご負担くださるようお願いします。

4.初回授業についてのご案内

お振り込みを確認次第、事務局から初回授業についてのご案内をメールで送付します。⦿─ 収納印のついた振込用紙は、お手元に保管してください。 万一、ご入金確認が取れない場合は、収納印のついた振

込用紙で確認させていただきます。

ミームデザイン学校事務局 [平日 12:00–20:00]〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-31-3-1010

E-mail: [email protected]

TEL: 03-5350-2802 FAX:03-5350-2688

URL: www.memedesign.org

受講資格・対象者

資格・学歴・職歴などの条件は一切問いません。デザイナーでなくとも受講可能です。社会人を対象としておりますが、学生、大学院生の応募も受け付けます。 ⦿─ 2017年4月1日時点で満20歳未満の方は原則受講でき ません。また国籍は問いませんが、日本語のコミュニケー ションが取れる方にかぎります。

受講料

入学金、入学審査料、教材・テキスト代、会費などは一切不要です。また開講後に受講料以外で費用を徴収することも原則としてありません。 ⦿─ 講座開始以降のキャンセル、お支払い後の受講料の返 還はできません。⦿─ 講師やテーマは変更になる場合があります。その際の授 業料の返還は一切行いませんので、あらかじめご了承く ださい。

デザインベーシックコース 267,000円[税別]共通講座受講料を含む

ブックデザインコース 267,000円[税別]共通講座受講料を含む

⦿─ 分割納入も可能です[2・4・10回]。

特別講座 37,000円[税別]共通講座は受講出来ません

入学までの流れ

1.入学申込書のダウンロード「入学申込書」は当校ウェブサイトよりダウンロードできます(PDFファイル)。ダウンロードできない場合は、郵便、ファックス、メールにて事務局までご請求ください。後ほど送付します。

「入学申込書」ダウンロードはこちらから

2.入学申込書の送付「入学申込書」に必要事項を記入し、郵便、またはファックス、メールで事務局にお送りください。入学希望者が定員を上回る場合は、ご提出いただいた書類および先着順を優先し、当校講師が選考します。提出された書類は原則として返却しませんので、返却を希望される方は入学申込書の所定の欄にその旨ご記入ください。なお、入学申込書はコピーを取り、結果が発表されるまで保管してください。入学申込書の送付一次締切は2017年3月8日です(郵便、またはファックス、メールにて必着)。

受講までのガイドライン

www.memedesign.org

提出期限および合格発表日

締切 2017年3月8日    [郵送、またはファックス、メールにて必着]

合否発表 2017年3月15日付郵便にて送付入金締切 2017年3月31日付

二次募集について若干名を対象に、二次募集をする場合があります。また、開講までに定員に満たない場合は、引き続き入学のお申し込みを受け付ける場合があります。詳しくは当校ウェブサイトで告知します。

補欠について欠員が出た場合は、補欠合格者の方へ2017年4月1

日より順次ご連絡します。

入学のキャンセル原則、講義開始(4月8日)以降のキャンセルはできません。またお申し込み後に受講をキャンセルされる場合は、ミームデザイン学校事務局にご連絡ください。受講料のお振り込みのないことをもって、自動的にキャンセル扱いとはなりません。ご連絡がない場合は、後日受講料を請求します。

個人面談希望者を対象とした個人面談を承ります。希望される方は、以下の必要項目を記載し、件名を[入学相談]として、事務局([email protected])までお申し込みください。

1.お名前= 2.ご職業= 3.質問・相談内容=

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相子智恵青木英一秋田寛秋山伸味岡 伸太郎有山達也安藤隆飯沢 耕太郎イエン・ライナム井口皓太井口典夫伊丹豪岩井俊雄臼田捷治歌田明弘江口宏志榎本了壱太田睦子大原 大次郎大森克己岡戸絹枝カスパー・シュワーベ加藤賢策勝井三雄川内倫子北川 フラム金炅均木本圭子久家靖秀熊倉桂三河野英一郡淳一郎児島 やよい古平正義左合 ひとみ佐藤隆夫佐藤雅洋紫牟 田伸子白井敬尚新村則人杉浦康平鈴木成一鈴木一誌鈴木康広副田高行祖父江慎高岡昌生鷹野隆大竹井正和

立花文穂田中亮田中良治千原航戸田ツトム中野豪雄永原康史仲俣暁生名久井直子野村 喜和夫原研哉羽良多平吉ばるぼら藤崎 圭一郎ヘルムート・シュミット増子由紀町口覚松田行正松本弦人水谷一彦三谷純宮崎興二ミルキィ・イソベ向井 周太郎室賀清徳森田喬山口信博山口真美山崎和彦山崎亮山本貴光米澤敬寄藤文平呂敬人(株 )イメージミッション木鏡社王子特殊紙 (株 )小川町和紙体験センター松岳社 (株 )青木製本所(株 )新潮社(株 )竹尾(株 )DNPメディアクリエイト特種東海製紙 (株 )凸版印刷 (株 )福永紙工 (株 )(株 )平凡社地図出版(株 )やのまん(株 )山田写真製版所

敬称は略させていただきました

MeMe Design School 2017ミームデザイン学校 2017年度生徒募集要項禁無断転載

発行:ミームデザイン学校事務局2017年1月30日編集+デザイン:ミームデザイン学校事務局

ミームデザイン学校事務局〒160-0023

東京都新宿区西新宿 4-31-3-1010

TEL: 03-5350-2802 FAX:03-5350-2688

E-mail:[email protected]

▶www.memedesign.org

⦿―ウェブサイトでは、Q&Aや今までの公開シンポジウム、授業レポートなどをご覧いただけます。学校についてより詳しく知りたい方は是非ご参照ください。

会場:青山ブックセンター本店青山ブックスクール〒150-0001東京都渋谷区神宮前5-53-67コスモス青山ガーデンフロア(B2F)TEL:03-5485-5513⦿―学校に関するお問合せはミームデザイン学校事務局までお願いします。

生徒の年齢構成20歳代 28%

30歳代 46%

40歳以上 22%

その他 4%

⦿─ %は小数点四捨五入⦿─ 対象者の重複を含む⦿─ 14・15年度の在籍者を対象とする

受講生の構成

講義の中止・休講について

原則、講座を中止することはありませんが、講師の都合・交通機関のトラブル・その他の事故などによりやむを得ず休講となる場合は、別の日程を設け補講を行います。またやむを得ぬ理由により、講義自体が中止になった場合は休講分の受講料を返還いたします。 ⦿─休講・補講については随時、メールや電話でご連絡します。

個人情報について

入学申込書に記載された個人情報は、ミームデザイン学校事務局及び本学校を開催・運営している株式会社中垣デザイン事務所において、本学校の業務運営の範囲内で適切に管理します。提供された個人情報については次の条件に該当される場合を除き第三者に開示・提供しません。 ○ 法令上の義務や公衆の生命、財産、健康等の重大な利益を保護す るために必要な場合。○ 統計的なデータとして、個人を識別できない状態に加工した場合。○ 就職、インターンシップなどのサポートを希望される生徒の方がいた 場合。記載されている本人の許諾・同意を得て業務提携企業または 他機関に提供します。○ 法令などにもとづき裁判所・警察機関などの公的機関からの開示の 要請があった場合。

生徒の職業構成デザイナー 52%

Webデザイナー 22%

編集者 8%

他メディア関連 9%

その他 9%

R246 至 渋谷

MAX MARA

KINOKUNIYA

SPIRAL

国連大学

青山学院大学

骨董通り

★交番

B2出口 表参道駅

B1

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これまでに支えて下さった皆様

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www.memedesign.org

www.aoyamabc.co.jp