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mAプロセス・クランプメータ及びサーモグラフィー (熱画像装置) ■ 株式会社フルーク 特約店営業部 金子一寿 1. はじめに FAなどで する うとき、これまで チメーターなどを うことが一 でした。その ープの としました。 、 ープを せずにに うことのできるFluke mAプ セス・ク プメーターを しました。 mA した mAまで できる のク プメーターのご と、 テナ スの などでご ているサーモグ フィーFluke Ti をご させていただきます。 2. Fluke 771 ミリアンペア・プロセス・クランプメーター Fluke ペア・プ セス・ク プメータ ・FAなどの されている mAの する ープの をせず、 することができるこれまでに ないク プ・メーターです。 これまで、 しく このク プメーターを しな けれ 、一 mAの 、プ セスを め、 ープを して、 チメ ーターを して することになります。 ープを するという なイ パクトのほか、 さなねじを ずすなどのわずらわしい ないます。しかし、これから Fluke によって、 mA ープの なしに、ク するだけで することができるようになりま す。 Fluke mAの のために され、 さらに± mAまで できるク プメーター です。 mAの する とさ れる 、± トという しています。 なク プメーターというほかに、 ーザー すさを んでいます。 Fluke をご します。 (1) 4-20mAスパンの割合表示 mAの すると、 などに する 易にするためにプメーターのディスプ イに mAスパ する します。 (2) リモートプローブ などのメ テナ スを として、ア クセスが 易でない など すくなくありません。 そのような すいようにク プセ サーを から して うことのできる モートプ ーブの になっています。 モートプ ーブ 、ク プセ サーが から cm して きるようになっています。それにより、ク プセ ーを にク プして、その れた より することができます。 4-20mA

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mAプロセス・クランプメータ及びサーモグラフィー(熱画像装置) ■ 株式会社フルーク 特約店営業部 金子一寿

1. はじめに  工業計器やFAなどで使用する直流電流の信号測定

を行うとき、これまで電流計やマルチメーターなどを

使うことが一般的でした。その場合ループの切断を必

要としました。今回、ループを切断せずにに電流信号

測定を行うことのできるFluke 771 mAプロセス・ク

ランプメーターを発売しました。4-20mA測定を主と

した最大99.9mAまで測定できる高確度(精度)のク

ランプメーターのご紹介と、発売以来メンテナンスの

分野などでご好評を得ているサーモグラフィーFluke

Ti20をご紹介させていただきます。

2. Fluke 771   ミリアンペア・プロセス・クランプメーター  Fluke 771ミリアンペア・プロセス・クランプメータ

ーは、工業計器・FAなどの現場で使用されている4-

20mAの直流電流の信号を測定する際にループの切

断をせず、高確度で測定することができるこれまでに

ないクランプ・メーターです。

 これまで、もしくはこのクランプメーターを使用しな

ければ、一般的に4-20mAの電流信号の測定では、プ

ロセスを止め、ループを切断して、電流計やマルチメ

ーターを接続して測定することになります。ループを

切断するという業務的なインパクトのほか、実作業で

も小さなねじをはずすなどのわずらわしい作業もとも

ないます。しかし、これからはFluke 771によって、4-

20mA電流信号測定をループの切断なしに、クランプ

するだけで正確に測定することができるようになりま

す。

 Fluke 771は4-20mAの測定のために設計され、

さらに±99.99mAまで測定できるクランプメーター

です。4-20mAの電流信号を測定する際に重要とさ

れる確度は、±0.2%+5カウントという高確度を実現

しています。高確度なクランプメーターというほかに、

ユーザーへの使いやすさを多く盛り込んでいます。

Fluke 771の特徴をご紹介します。

(1) 4-20mAスパンの割合表示  4-20mAの信号電流を測定すると、計器の指示値

などに電流値を換算する際、換算を容易にするために、

クランプメーターのディスプレイに4-20mAスパンに

対する割合を%で表示します。

(2) リモートプローブ  工業計器などのメンテナンスを行う場面として、ア

クセスが容易でない場所などもすくなくありません。

そのような場面でも作業しやすいようにクランプセン

サーを本体から外して使うことのできるリモートプロ

ーブの設計になっています。リモートプローブは、クラ

ンプセンサーが本体部から最大90cm離して測定で

きるようになっています。それにより、クランプセンサ

ーを回路にクランプして、その後離れた所で本体より

確認することができます。

4-20mA

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株式会社

(3) 白色LEDライト  測定の場面として暗所ということもよくあります。

暗所での作業を行うために白色、LEDライトとディス

プレイのライトを搭載しています。ディスプレイライト

でディスプレイ上の表示値を暗所でも確認できます。

また白色LEDライトが、手元などを照らすために本体

に搭載されています。懐中電灯などなくとも手元を照

らしながら作業をすることができます。

 Fluke 771は、主として4-20mAの電流信号を使

用する工業計器やFAなどの信号測定に最適です。

3. Ti20サーモグラフィー(熱画像装置)  Fluke Ti20サーモグラフィーは、発売当初から設備

メンテナンスのツールとしてお客様に幅広いご支持を

いただいています。

 今回はサーモグラフィーについてではなく、多くの

企業で要求されてきているオペレーションの標準化、

見える化、文書化などにTi20の機能がどう応えること

ができるかをご紹介します。Fluke Ti20サーモグラ

フィーは、温度管理における異常をこれまでより容易

に発見できるのみならず、設備の定期点検での標準化、

見える化、文書化に役に立つツールとして多くのお客

様にご利用いただいております。

 【 Fluke Ti20とは 】

 Fluke Ti20サーモグラフィーは、携帯型の容易に

片手操作できるサーモグラフィーです。サーモグラフ

ィーは、1点の温度測定を行う赤外線放射温度計と異

なり、面で温度測定を行うため、予想外の部分での発

熱などの発見にも大いに力を発揮します。

 設備メンテナンスに高価なサーモグラフィーはコス

トが合わない、操作が複雑なものは同じオペレーショ

ンで行うための教育に手間がかかるなどの問題があり

ます。そうした問題をクリアにして、設備保守に必要な

機能を備えた設備保守に最適なサーモグラフィーが

Fluke Ti20です。

 特徴としては、

  1. 片手操作で3ボタンのみで操作可能

  2. 高輝度のクリアLCDディスプレイ

  3. 保存画像との比較が可能

  4. ルート点検機能

  5. PCソフトウェア

の4点が支持される大きなポイントになります。

1. 片手操作  Ti20は、片手操作が容易に行える設計になってい

ます。保守などの現場では、常に両手が塞がっている

という状況は、危険であり好ましくありません。Ti20

は、グリップを片手で握り、操作を撮影用のトリガーと

機能選択に使う3つボタンのみで操作ができます。

 メニューの機能選択は、ディスプレイ上に表示され、

表示言語も多言語対応のため、海外工場があるお客様

の海外へ持ちだして、現地の従業員に使用させること

も容易に行えます。

2. クリアなLCDディスプレイ  Ti20のディスプレイは、高輝度バックライトのクリア

なLCDを使用しています。ディスプレイの見た目でも

鮮やかなだけでなく、暗所での表示もしっかりと確認

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することができます。設備保守の現場では、暗所での

使用も多いため、非常に便利です。

3. 保存画像との比較  Ti20では、撮影画像と前回の撮影保存画像をディ

スプレイ上で比較することができます。この機能によ

り、前回撮影の状況との比較を撮影しているその場で

行うことができるので、加熱などの変化を容易に把握

することができます。また、画像を比較することがで

きるので、点検する人が変わっても点検対象を同じ角

度、同じ視野で撮影することができます。フルーク独

自のユニークな機能になります。

4. ルート点検機能  ルート点検機能は、設備の定期点検を考えた機能に

なります。定期点検を行う際、毎回同じ人が行うことが

できないこともあるかと思います。そうした際に役に

立つ機能です。定期点検で巡回ルートを決めて、1度

そのデータをPCソフトウェアInsideIRにダウンロード

します。そこで、その巡回ルートを登録して、次回点検

に行くときにそのルートデータをサーモグラフィーに

アップロードします。そうすると、巡回ルート順に撮影

して、比較して、保存すると順番に上書き保存されます。

また、データをアップロードするときに、分析の際に記

入した注意点もアップロードされますので、前回点検

の注意点などのコメントも見過ごすことなく行えます。

 さらに、PCソフトウェアにもルート点検機能があり

ます。定期点検データが蓄積しても点検場所Aという

画像は全て点検場所Aとして認識して保存され、その

画像の中心点の温度のトレンドグラフをクリックで作

成することができます。これにより、月次、年次などの

トレンドグラフで、負荷の状況などを含めた温度トレン

ドを確認することもできます。

5. PCソフトウェアInsideIR  Ti20には、分析用のソフトウェアが標準で装備され

ています。これにより、Ti20が届いてすぐに使い、分

析・レポート作成を行うことができます。機能は、プロ

ファイルグラフの表示、画像上の温度分析、レポートの

作成などの充実した機能を備えています。

 フルークのソフトウェアで特筆する点は、ソフトウェ

アがライセンスフリーなので、ご利用の部署の各PCに

インストールして使用することもできます。また、お客

様に無償でソフトウェアのバージョンアップの提供を

行いますので、お客様のPCのOSが変わったり、ソフト

の新しい機能が追加されたりしても、常に最新のソフ

トウェアで対応させていただきます。

 これらのFluke Ti20の特長により、標準化、見える

化、文書化も容易に実現可能です。「標準化」=ルート

機能、画像比較により誰でも同じ点検ができる、「見え

る化」=サーモグラフィーによる温度の画像化、「文書

化」=ソフトウェアの分析・レポート機能により、実現し

ます。また、Ti20には、サーモグラフィーについての

基本知識、使用方法などを解説したCD-ROM(ビデオ)

を付属しており、正しい使用方法も容易に取得するこ

とができます。

資料請求番号 49A-26