お客様の印象を見える化し、求められるデザインへ。ユーザーニーズに直結したデザイン戦略とは（MarkeZineDay2011）

2011-10-07 markzineDay

RYO TAGUCHI (FOURDIGIT Inc.)

お客さまの印象を見える化し、求められるデザインへ。ユーザーニーズに直結したデザイン戦略とは

2011-10-07 markzineDay

RYO TAGUCHI (FOURDIGIT Inc.)

お客さまの印象を見える化し、求められるデザインへ。ユーザーニーズに直結したデザイン戦略とは

デザイン制作プロセス

一般的なWEBデザイン制作プロセス

戦略要件構造骨格表層運用

設計メンテデザイン

それぞれ仮説検証を繰り返して、最適化される




マーケティングリサーチ





ユーザビリティテスト






アクセス解析








アクセス解析


アクセス解析



評価できてない

戦略要件構造骨格運用


表層


デザインってどうやって決まってる？

デザイン決定の実態

デザインの最終的な意思決定者（n=300）【複数選択】

FOURDITGIT 、インプレスビジネスメディアの共同調査

発注会社の経営者

発注会社の担当者の上司

発注会社の担当者

発注会社の社内プロジェクトメンバー内管理職の合意

発注会社の社内プロジェクトメンバー全員の合意

社外・代理店の契約コンサルタント

その他0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% 50%

5.7%

12%

12.3%

23.3%

32%48%

発注会社の経営者・上司・担当者の好みで決まる

特に悪い所が見当たらなければ充分

サイト制作のゴールを達成できそうだから

デザインはよくわからない

著名なクリエイターが出してきたから

その他0% 6% 12% 18% 24% 30% 36% 42% 48% 54% 60%

0.23%

4.3%

7%

20.7%32%

54%

デザインの決定のポイント（n=300）【複数選択】

FOURDITGIT 、インプレスビジネスメディアの共同調査

現場では・・・

TARGET 20代女性

担当者30代男性

制作スタッフ20代女性

デザイン最終決定者 50代男性

現場では・・・

担当者30代男性

制作スタッフ20代女性

TARGET 20代女性

少数の感性で主観的に決めている、という現実




アクセス解析

行動観察調査戦略立案



評価できてない


表層


つながってない


戦略要件構造骨格運用表層



MARKETING TARGET

ターゲットへリーチする広告手法の多様化

2008年は120億

2015年は906億（予測）

ターゲティング広告の推移

あらゆる広告手法によってせっかくリーチした見込み客

が、見るもの

あらゆる広告手法によってせっかくリーチした見込み客


MARKETING TARGET

つなげよう

MARKETING TARGET




アクセス解析

行動観察調査戦略立案定量調査

ここで手を抜かず


アクセス解析




行動観察調査戦略立案定量調査

表層

印象評価


ビジュアルデザインにユーザーの感性を取り入れ、最適化することで下記の成果を期待できます。

CTR・CVRなど数値指標の向上

短期的な成果

ブランディングの実現ロイヤリティの向上

長期的な成果

表層


アクセス解析



ユーザビリティテスト印象評価

表層


アクセス解析




22万の会員ネット調査集計レポートビジュアル

表層


アクセス解析




印象の差

海で写真を撮る二人

ワインを飲む二人

調査画像イメージ CREATIVE SURVEY®による定性意見

大自然を感じる行ってみたい

女性がイマイチ。美味しそうじゃない

印象エンゲージ

バナーA

バナーB

CREATIVE SURVEY®による支持率

26

5

実際のCTR印象エンゲージ

バナーA

バナーB

26

5

実際のCTR

2倍以上

1


バナーA

バナーB

CREATIVE SURVEY®による支持率

バナーA

バナーB

CTR

2

1

CVCVRUU

20,000

10,000

単価売上

100

50

1,000万

500万

A：Bで 50：50の比率で出稿した場合

0.5% 10万

バナーA

バナーB

2

1

32,000

4,000

0.5%

160

20

10万

1,600万

200万


CTR CVCVRUU 単価売上

バナーA

バナーB

2

1

32,000

4,000

0.5%

160

20

10万

1,600万

200万


CTR CVCVRUU 単価売上

売上合計300万 UP

海外でのアクティビティ：バナー

良くない点

良い点30代 50代

アクティブに楽しめそう世界遺産で遊べるのは贅沢写真がキレイ気持ち良さそう！

大自然が分かりやすいきれい気持ち良さそう世界遺産を二人占めがいい

30代 50代家族でいくので「ふたり」という言葉に違和感がある。「ふたり」がピンと来ない。

カヤックしない人はちょっと体力を使うものは妻が苦手なので・・・体力的に無理人物が中心になりすぎている


ユーザーA

ユーザーB

ユーザーC

印象

シックでいい

暗い

寒々しい

予想される反応

CV導線へ

ブランド価値の毀損CVRの低下


ユーザーA

ユーザーB

ユーザーC

印象

シックでいい

暗い

寒々しい

予想される反応

CV導線へ

ブランド価値の毀損CVRの低下長期視点

での損失



短期的な成果


長期的な成果

事例紹介

インテリジェンスさま

WEBサイト設計の参考・現状調査

コンサルタントの訴求

「コンサルタントが重要な英会話サイトから、

評価の高い見せ方を抽出する」ECCAEONGABA Berlitz

特にコンサルの見せ方、情報の見せ方を調査コンサルを中心に訴求する上で、

どういった見せ方が印象がよいかを抽出する。



調査内容 WEBサイトに関する印象調査

調査対象ターゲットユーザー

地域 : 全国／年齢 : 20～39歳／性別 : 男女／年収 : 300万円以上職業 : 会社員・公務員

調査サンプル画像対象となるWEBページ１ : 転職サービスを行う4社のサービス導入に該当するページ対象となるWEBページ２ : 英会話サービスを行う4社のサービス案内ページ画像の入手方法 : WEBサイト画像をインターネット経由でキャプチャ。

調査期間 2011/0-/17 18:00 ～ 2011/0-/18 01:54　　（7:54）

調査方法「CREATIVE SURVEY ®」を使用したインターネット調査

有効回答数 50回答（人）

　AEON 良い意見のみ悪い意見のみ

-アジア人はインパクトに欠ける

-日本人を交えている意味がない

-文字が小さい

-動機付けが明解-イーオンだとすぐわかる-読みやすく、字体もいい-色使いが爽やか

-分かりやすい-簡潔である-イメージがわく

質問 :

この英会話サービスのウェブデザインにおける、好きな点および好ましくない点について、各部を選択した上で自由に書き込んでください。【回答数 : 50】

ECC

-モデルの表情がよくない-下のポップなイラストとのバランスが悪い

-外国人のひげが印象が悪い

-年齢が若くない

-見やすい-言葉が伝わりやすい-読みやすい

-分かりやすい-図解されていると見やすい-イメージしやすい

良い意見のみ悪い意見のみ

質問 :


　Berlitz

- 伝わらない

-全体的にごちゃごちゃしている

-申込が見やすい

- 流れが示されていてよい- 初心者なので、イメージできて安心

-イメージできてよい-良い提案をしてくれそう

良い意見のみ悪い意見のみ

質問 :


１：コンサルタントの印象が全体の印象形成に大きく影響する

２：コンサルタントのみの写真は好かれない（イメージが偏る）傾向がある

３：受講者とペアの写真で、具体的なシーン（対面で話すシーンなど）は好印象を与えている

４：簡潔な説明の評価が高く、特にサービスのフローや流れの説明・図解は

評価が高い傾向にある

印象調査での分析結果

全体のコンテンツをサービス説明フロー化

コンサルタントが正面で明確に見えすぎないよう注意

コンサルタントと求職者の関係性が分かるような写真

サービスの一連の流れをコンサルタントを中心に訴求



コンサルタントの訴求

ご提案時の　　　デザイン（抜粋）

全体をサービス説明フロー化

コンサルタント写真の見せ方




印象評価





CREATIVE SURVEY で設計やビジュアル開発を最適化　ユーザーの感性を取り入れたプロセス

表層




利用意向度・好感度、共に数％～10%程度の改善

「安心できる」「信頼できる」「経験豊富そう」などのイメージスコアが

30％～40％の改善

利用シーン

競合調査・現状調査

メインビジュアル・写真選定

ブランド・マネジメント







画像・メインビジュアル調査

ユーザーに良い印象を与えている写真を調査する


ユーザーの支持率は、4倍の差がありました。

画像の支持率 30% 24% 22% 15% 7% 7%

対象画像


どこがどういいのか？　という掘り下げた調査が可能


1.広々とした空間を感じられる画像の印象が総じて良い。

2.寒色系と無彩色に近い色調が強調されている画像の印象が総じて悪い。

3.大多数のユーザーはホテルの客室に、日常とかけ離れ、かつリラックスできる空間を求めており、暖色系の暖かみのあるトーンが好まれる傾向にある。

4.窓からの景観は非常に大きな訴求ポイントになるが、それよりも「落ち着いた雰囲気」「広々とした空間」といったポイントの重要性が高い。

5.ベッドでくつろぐイメージを喚起できる画像が好まれる傾向にある。




UNIQLOH&MGAPFOREVER21TOPSHOPZARA

トレンド重視保守的

品質重視

お手軽

ブランドから連想するポジション


品質重視

お手軽

WEBサイトの印象ポジション



品質重視

お手軽

ブランド印象の差マップ


1.

2.

2.

1.

2. 1.

2. 1.

2.

1.

1.

2.

1.ブランドロゴ、ブランドネーム2.ウェブデザイン



短期的な成果


長期的な成果

戦略要件構造骨格運用表層


印象評価

10月よりマーケジンでの月連載もやります

http://markezine.jp/article/corner/402





http://www.creativesurvey.jp





ありがとうございました

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