1
! 日本のサイバー攻撃の現状 マイクロソフト セキュリティ インテリジェンス レポート: マルウェアには個人や企業にとって、ユーザビリティの低下、デ ータ損失、知的財産の盗難、金銭的損失、精神的苦痛と いったさまざまな悪影響を与えるリスクがあります。 70% 世界の平均値 との比較 78% アジア太平洋地域 の平均値との比較 83% 世界の平均値 との比較 86% アジア太平洋地域 の平均値との比較 80% 世界の平均値 との比較 86% アジア太平洋地域 の平均値との比較 89% 世界の平均値 との比較 91% アジア太平洋地域 の平均値との比較 不正な利益を得ることを目的に、攻撃者がマルウェアを利用し て被害者のコンピューター経由で仮想通貨のマイニングを行う ケースが増えています。 マルウェア 日本におけるサイバー攻撃トップ 4 サイバー セキュリティのベスト プラクティス 組織向け 個人向け サイバー攻撃の数が増え、巧妙さが増す中、日本でも インターネットを利用する個人や組織は、発生数の多 いサイバー攻撃への理解を深め、その影響を最小限に 抑えるための対策を取ることが急務となっています。 こうした進化を続けるサイバー攻撃の現状を、個人や 企業の皆様にとって理解しやすくするために、マイクロソ フトはセキュリティ インテリジェンス レポート (SIR) 第 24 版を作成しました。SIR は Microsoft クラウド を経由する 1 日 6.5 兆件の脅威シグナルの分析結 果と世界中のセキュリティ研究者やレスポンダーから得 た研究成果と実例を基にしています (集計期間: 2018 年 1 月~ 12 月)。 仮想通貨のマイニング ランサムウェア ドライブバイ ダウンロード 日本では個人や組織によるランサムウェアへの対応は合理 化されつつありますが、依然として大きな脅威であることに変 わりはありません。 攻撃者が Web ページの脆弱性を悪用して不正なサイトにユーザー を誘導し、ウイルスに感染させようとします。何もダウンロードしていなく ても、気づかないうちに感染している可能性もあります。 © 2019 Microsoft Corporation. All rights reserved. 1. 予防: 予防策を講じることで、サイバー犯罪 者が負担する攻撃コストが増えるため、低コ ストで効果的なタイプのサイバー攻撃を 阻止できます。 クラウド バックアップ: クラウド ストレージ サービスを 導入し、重要なデータが自動でバックアップされるよ うにする アクセス制御: ネットワークをセグメント化する。アプリ へのアクセス許可時に警告を表示する サイバーセキュリティ研修: 従業員にサイバー攻撃に 関する研修を行い、堅牢な IT ポリシーを維持する 2. 検出と対応: クラウド テクノロジを活用して 攻撃者によるデータ アクセスを制限しセキュ リティ運用部門が攻撃により的確に対応で きるようにします。 1. サイバー衛生: ウイルス対策ソリューションを 使用して、ソフトウェアやオペレーティングシ ステムが常に最新の状態に維持されるよ うにします。 2. 正規ソフトウェア: 海賊版ソフトウェアの使用を避け、信頼 できる発行元のソフトウェアのみを使用するようにします。 3. パスワード管理: アカウントごとに個別の強 力な�パスワードを使用し定期的に変更す るようにします。 4. 個人ファイルのバックアップ: 写真などの重要な個人デー タは、信頼できるクラウド ストレージ プラットフォームにバッ クアップするようにします。 5. 常に警戒: 個人情報を扱うやり取りには、ユ ーザー本人のデバイスを使用し、信頼できるネ ットワーク上でのみ行うようにします。 マイクロソフト セキュリティ インテリジェンス レポート第 24 版の全文は https://www.microsoft.com/sir (英語) で入手できます。

MS security intel jp lang...サイバー セキュリティのベスト プラクティス 組織向け 個人向け サイバー攻撃の数が増え、巧妙さが増す中、日本でも

  • Upload
    others

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: MS security intel jp lang...サイバー セキュリティのベスト プラクティス 組織向け 個人向け サイバー攻撃の数が増え、巧妙さが増す中、日本でも

!

日 本 の サ イ バ ー 攻 撃 の 現 状マ イ ク ロ ソ フ ト セ キ ュ リ テ ィ イ ン テ リ ジ ェ ン ス レ ポ ー ト :

マルウェアには個人や企業にとって、ユーザビリティの低下、データ損失、知的財産の盗難、金銭的損失、精神的苦痛と

いったさまざまな悪影響を与えるリスクがあります。

70%世界の平均値

との比較

78%アジア太平洋地域の平均値との比較

83%世界の平均値

との比較

86%アジア太平洋地域の平均値との比較

80%世界の平均値

との比較

86%アジア太平洋地域の平均値との比較

89%世界の平均値

との比較

91%アジア太平洋地域の平均値との比較

不正な利益を得ることを目的に、攻撃者がマルウェアを利用して被害者のコンピューター経由で仮想通貨のマイニングを行う

ケースが増えています。

マ ル ウ ェ ア

日 本 に お け る サ イ バ ー 攻 撃 ト ッ プ 4

サ イ バ ー セ キ ュ リ テ ィ の ベ ス ト プ ラ ク テ ィ ス組 織 向 け 個 人 向 け

サイバー攻撃の数が増え、巧妙さが増す中、日本でもインターネットを利用する個人や組織は、発生数の多いサイバー攻撃への理解を深め、その影響を最小限に抑えるための対策を取ることが急務となっています。

こうした進化を続けるサイバー攻撃の現状を、個人や企業の皆様にとって理解しやすくするために、マイクロソフトはセキュリティ インテリジェンス レポート (SIR) 第 24 版を作成しました。SIR は Microsoft クラウドを経由する 1 日 6.5 兆件の脅威シグナルの分析結果と世界中のセキュリティ研究者やレスポンダーから得た研究成果と実例を基にしています (集計期間: 2018 年 1 月~ 12 月)。

仮 想 通 貨 の マ イ ニ ン グ

ラ ン サ ム ウ ェ ア ド ラ イ ブ バ イ ダ ウ ン ロ ー ド

日本では個人や組織によるランサムウェアへの対応は合理化されつつありますが、依然として大きな脅威であることに変

わりはありません。

攻撃者が Web ページの脆弱性を悪用して不正なサイトにユーザーを誘導し、ウイルスに感染させようとします。何もダウンロードしていなく

ても、気づかないうちに感染している可能性もあります。

© 2019 Microsoft Corporation. All rights reserved.

1. 予防: 予防策を講じることで、サイバー犯罪 者が負担する攻撃コストが増えるため、低コ ストで効果的なタイプのサイバー攻撃を 阻止できます。

• クラウド バックアップ: クラウド ストレージ サービスを 導入し、重要なデータが自動でバックアップされるよ うにする

• アクセス制御: ネットワークをセグメント化する。アプリ へのアクセス許可時に警告を表示する

• サイバーセキュリティ研修: 従業員にサイバー攻撃に 関する研修を行い、堅牢な IT ポリシーを維持する

2. 検出と対応: クラウド テクノロジを活用して 攻撃者によるデータ アクセスを制限しセキュ リティ運用部門が攻撃により的確に対応で きるようにします。

1. サイバー衛生: ウイルス対策ソリューションを 使用して、ソフトウェアやオペレーティングシ ステムが常に最新の状態に維持されるよ うにします。

2. 正規ソフトウェア: 海賊版ソフトウェアの使用を避け、信頼 できる発行元のソフトウェアのみを使用するようにします。

3. パスワード管理: アカウントごとに個別の強 力な�パスワードを使用し定期的に変更す るようにします。

4. 個人ファイルのバックアップ: 写真などの重要な個人デー タは、信頼できるクラウド ストレージ プラットフォームにバッ クアップするようにします。

5. 常に警戒: 個人情報を扱うやり取りには、ユ ーザー本人のデバイスを使用し、信頼できるネ ットワーク上でのみ行うようにします。

マイクロソフト セキュリティ インテリジェンス レポート第 24 版の全文は https://www.microsoft.com/sir (英語) で入手できます。