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2010.2 H.Tachibana 1 五線譜作成ソフト MuseScore0.9.5 メモ未完成版 2010.2.25.1MuseScore は、オープンソース・フリーウェア(GNU GPL 準拠)であり Mac, Win, Linux で動作します。 作成した楽譜ファイルは、共通に使用することができます。楽譜作成ソフトは、ワープロ、ドローソフ トなどに比べると、音楽の知識もある程度必要で、独特な操作が必要です。MuseScore は、市販品と比 べて遜色のない機能を持っていますが、少々癖があったり、たまに異常終了したり、不完全な部分も残 っています。バージョン番号は、0.9.5 と、完成版を意味する 1.0 に到達する寸前です。 無償であった(現在有償)Finale NotePad よりも MuseScore は高機能です。他にも LilyPond、MusiXTeX などのフリーソフトがありますが、操作が特殊すぎて一般向けではありません。 他の楽譜作成ソフト Finale、PrintMusic!、Sibelius、Allegro、スコアメーカー、Encore、Score Grapher、Mozart、Canorus(GPL)、NoteEdit 楽譜作成機能を持った音楽制作の統合環境:Logic, Digital Performer, Cubase, Sonar, Cakewalk, SOL, XGworks, Singer Song Writer, Vision, NUENDO、Harmony Assystant、Rosegarden(GPL) 過去にフリーで配布されていた Composer's Mosaic1.45(68k Mac) 五線譜に自動的にロツレチ(尺八)など多くの楽器の運指を表示できる Harmony Assystant、(Melody Assistant) 参考 URL MuseScore 日本語ホームページ http://musescore.org/ja/ 開発者の Twitter(開発の進捗状況などがわかります) http://twitter.com/musescore 日本語で機能が網羅的に解説されているページ。(この文書の作成時に参考にしました。) http://musescore.org/ja/ハンドブック http://sound.jp/sycamore/musescore/index.htm Youtube の MuseScore チャンネルに入門ビデオがあります。(英語版) http://www.youtube.com/musescore#p/c/9C7BC6CBD1A9E128 フォーラム(日)に、Q&Aが少々あります。 http://musescore.org/ja/forum フォーラム(英)の Made with MuseScore に、MuseScore で入力された譜面が相当数公開されています。 http://musescore.org/forum/159 frickr http://www.flickr.com/photos/musescore FaceBook http://www.facebook.com/musescore 操作メモ 以下、不明、または推測の含まれる部分には(?)と書いています。 起動すると、デモ楽譜、ムソルグスキーの「展覧会の絵」が表示されます。これから小節ごとに拍子が変わるというよう な複雑な譜面が作成できることがわかります。 右矢印ボタン をクリックすると、譜面をピアノ音で再生することができます。 画面左下には、全体の中で表示されている部分が青く囲まれて表示されています。この青い領域をマウス動かすことによ り、ページの移動ができます。これの表示/無表示は、メニューの[Show]→[Display Navigator]で行えます。 ページめくりや、ページを指定してのジャンプ機能はないようです。 (?)そのため長いスコアの扱いは苦手のようで、 離れた部分をマウスで選択して操作するのは面倒で、時々異常終了することもありますショートカットには、MacOS では、Command()キー 、Windows では、control キーを使います。 操作モードが3つあり、十分に整理されていません。操作によっては、現在のモードを確認してから行う必要があります。 画面右下のステータスバーで3つのモードを見分けることができます。 戻る,一時停止,再生/停止

MuseScore 0.9.5 Memo

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優れた無料五線譜作成ソフト "MuseScore" の解説PDF文書(暫定版)を作成しました。 http://www-b.apchem.metro-u.ac.jp/MuseScoreMemo.pdfHiroshi Tachibana - http://twitter.com/tcbnhrs

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五線譜作成ソフト MuseScore0.9.5 メモ(未完成版 2010.2.25.1)

MuseScore は、オープンソース・フリーウェア(GNU GPL 準拠)であり Mac, Win, Linux で動作します。

作成した楽譜ファイルは、共通に使用することができます。楽譜作成ソフトは、ワープロ、ドローソフ

トなどに比べると、音楽の知識もある程度必要で、独特な操作が必要です。MuseScore は、市販品と比

べて遜色のない機能を持っていますが、少々癖があったり、たまに異常終了したり、不完全な部分も残

っています。バージョン番号は、0.9.5 と、完成版を意味する 1.0 に到達する寸前です。

無償であった(現在有償)Finale NotePad よりも MuseScore は高機能です。他にも LilyPond、MusiXTeX

などのフリーソフトがありますが、操作が特殊すぎて一般向けではありません。

他の楽譜作成ソフト

Finale、PrintMusic!、Sibelius、Allegro、スコアメーカー、Encore、Score Grapher、Mozart、Canorus(GPL)、NoteEdit

楽譜作成機能を持った音楽制作の統合環境:Logic, Digital Performer, Cubase, Sonar, Cakewalk, SOL, XGworks, Singer

Song Writer, Vision, NUENDO、Harmony Assystant、Rosegarden(GPL)

過去にフリーで配布されていた Composer's Mosaic1.45(68k Mac)

五線譜に自動的にロツレチ(尺八)など多くの楽器の運指を表示できる Harmony Assystant、(Melody Assistant)

参考 URL MuseScore 日本語ホームページ

http://musescore.org/ja/

開発者の Twitter(開発の進捗状況などがわかります)

http://twitter.com/musescore

日本語で機能が網羅的に解説されているページ。(この文書の作成時に参考にしました。) http://musescore.org/ja/ハンドブック

http://sound.jp/sycamore/musescore/index.htm

Youtube の MuseScore チャンネルに入門ビデオがあります。(英語版) http://www.youtube.com/musescore#p/c/9C7BC6CBD1A9E128

フォーラム(日)に、Q&Aが少々あります。 http://musescore.org/ja/forum

フォーラム(英)の Made with MuseScore に、MuseScore で入力された譜面が相当数公開されています。 http://musescore.org/forum/159

frickr http://www.flickr.com/photos/musescore

FaceBook http://www.facebook.com/musescore

操作メモ 以下、不明、または推測の含まれる部分には(?)と書いています。

起動すると、デモ楽譜、ムソルグスキーの「展覧会の絵」が表示されます。これから小節ごとに拍子が変わるというよう

な複雑な譜面が作成できることがわかります。

右矢印ボタン をクリックすると、譜面をピアノ音で再生することができます。

画面左下には、全体の中で表示されている部分が青く囲まれて表示されています。この青い領域をマウス動かすことによ

り、ページの移動ができます。これの表示/無表示は、メニューの[Show]→[Display Navigator]で行えます。

ページめくりや、ページを指定してのジャンプ機能はないようです。(?)そのため長いスコアの扱いは苦手のようで、

離れた部分をマウスで選択して操作するのは面倒で、時々異常終了することもあります。

ショートカットには、MacOS では、Command(⌘)キー 、Windows では、control キーを使います。

操作モードが3つあり、十分に整理されていません。操作によっては、現在のモードを確認してから行う必要があります。

画面右下のステータスバーで3つのモードを見分けることができます。

戻る,一時停止,再生/停止

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3つの操作モード

・[無表示]

・[note entry mode] Nボタンまたは、キーボードから nが入力されたとき

・[edit mode] ダブルクリックで入ります。

入力された楽譜は、ピアノ音として再生することができます。再生時に強弱や繰り返しなども反映されます。

他の楽器音を鳴らすには、別途サウンドフォントを用意する必要があります。(後述) http://musescore.org/ja/ハンドブック/サウンドフォント

http://musescore.org/handbook/soundfont

音符の入力は、入力モードで

パレットのN をクリックする または キーの nを押して入力モードに入ることができます。

入力モードを抜けるには、再びクリックするか ESC キー

音符入力は、CDEFGAB キーでも可能です。

青く選択されている音符については、

上下矢印キー↑↓で半音ずつ上下できます。

command+↑ オクターブアップ Win では control↑

command+↓ オクターブダウン

音符の長さは、数字で与えることができます。(音符入力の前に数字で)

対応するキー n 1 2 3 4 5 6 7 8 9 . space 入力モードへ 付点 .. タイ 休符

休符は SPACEキー(長さを音符の数字で与えた後でスペースを押す)

付点音譜は、.ピリオドで与えることができます。(音符入力の前に押す)

シフトキーと共に音譜を入力(CDE 等)すると、和音を作成できます。 ← 1音符分左へ

→ 1音符分右へ

Ctrl ← (Mac: ⌘←): 1小節左へ移動

Ctrl → (Mac: ⌘→): 1小節右へ移動

Shift ← 現在の位置から左へ1音符まで青□で囲って選択する。

Shift → 現在の位置から左へ1音符まで青□で囲って選択する。

慣れると、cdefgab123456789.↑↓スペース のキーボードだけで入力ができるので、マウスでいちいちクリックして入力するよりも速

く入力できます。

は、1つの五線上に、4つまでのパート(声部)を区別して記述するために使います。声部ごとに音符の色が変わ

ります。色は、選択時に現れます。レイヤーと同じような機能です。まだ機能的には未完成のようです。(?)

三連符 音符を1つ入力後、選択してから Command+3 Win は Ctrl+3 (五、七、九連符も同様です。四連符も作成可)

削除は、メニューには存在せず、選択してから delete キーで行います。

音符等のコピー&ペーストの手順

・音符を一つクリックして選択する(青くなる)。

・シフトキーを押したまま、離れた場所の音符をクリックすると、その間が青い□で囲まれ選択されます。

・コピーする。

・ペーストしたい位置の音符をクリックし選択してから、ペーストする。

音符を入力すると既存の音符や休符は、新しく入力されたものと置き換わります。

音符や休符で埋まっている小節に新たに挿入はできません。(?)

音符の長さを変更するには、音符を選択してから、パレットから変更したい長さの音符をクリックする、または、数字キ

ーで指定して下さい。

(?)音符を削除してから(一時的に小節内の音符の数が足りない状態を経て)新たな音符を入力するという操作はできま

せん。削除したい音符や休符に対して、新しく入力して置き換えることによって削除することになります。

全体をずらす:ある位置から、全体を前に詰めたり、後ろにずらしたりするには、ずらしたい部分から最後までを選択し

てコピーして、ずらしたい位置にペースとする。(大きい範囲を選択しての操作は、異常終了も起こりやすいので注意。)

画面の右端

または左端

に縦置きに

もできます

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スコアの順序を変更:楽器の(上下の)順番を変えるには、

メニューの[Create]→[Instrument]から[Up][Down]で順番を変えることができます。

ボタンで旗を上下反転できます。

x 旗の向きを音符に対して上下反転

shift x 旗の向きを音符に対して左右反転

旗のつなぎ方を変更するには、パレットの[Beam Properties]を使って変更できます。

装飾音の入力(小節内の長さに含まれない小さい音符)パレットの Notes から入力できます。

小節を追加 ⌘+B (control+B)または、メニューの[Create]→ [Measures] → [Append Measures...] 小節をある小節の前に挿入 シフトクリックによって、小節を青い□で選択してから、

[Create]→[Measures]→[Insert Measures]. Win では[Ins]キーでも可

小節の削除 Command⌘クリックで小節を青い破線で囲ってから deleteキーで削除できます。

注意:Command⌘キーを押さずに、青い実線で囲った場合には、削除できません。

パレットから、多種類の音楽記号の入力ができます。

メニューの[Display]→[Paletts]で開いて下さい。

・パレットから譜面上にドラッグ&ドロップすることによって、譜面上に反映されます。

・ドラッグして、音符に近づけて行くと、音符との間に茶色の線が現れるので、どの音符に対して入力しようとし

ているのかがわかります。(右図)fff を入力しようとしている所。

・入力後に自由に動かすことができます。五線をまたいでの上下の移動も可能です。

・拍子を変えると、(例 4/4を3/4に)1小節に入る音符の数が自動的に変更されます。

・パレットをフローティングパレットにして、別ウィンドウに常に表示しておくと便利です。

コード名の入力

音符を選択してから、Ctrl+Kを押すことでコードネームが入力できます。(右図)

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転調とコード名 [Notes]→[Transpose]で半音単位の転調ができます。 このとき[Transpose chord names]をチェックしておくとコード

名も同時に変更されます。

フォントや位置の設定

メニューの[Styles]→[Edit Text Style...]の[Chordname]から、コード名のフォントや五線からの距離を変更で

きます。 五線譜との距離を近づけるには、Offsetの Yの値を-1.00sp 等にして下さい。 コード名を個々にドラッグ

して位置を調整することも

できます。

[Styles]→[Edit Style...]の[Chordnames]には、[use german names]というオプションもあ

ります。 [Plugins]→[Create Chord Chart]からコードチャートのみを自動的に作成す

ることができます。 複数声部の入力 一つの小節内に2声を入れるには、[2]を選んでから入力して下さい。

後から声部を入れ替えるには、音符を選択してから、メニューの[Edit]→[Voices]を使います。

曲名等の入力 タイトルにも歌詞にも日本語が使用できます。 タイトルは、[Create]→[Text]→[Title] サブタイトル、作曲者、作詞者等も同様。

歌詞の入力 ・音符を選択してから Ctrl+L または、[Create]→[Text]→[Lyrics]

・以降、半角 Spaceまたは-ハイフン または、右矢印→で区切って歌詞を入力できます。 日本語の歌詞を入力する場合には、半角 Space の入力は面倒なので→の方が適当です。

・下線_で歌詞の音を伸ばすことができます。

文字ごとにフォントの種類やサイズを変更できます。右の例は、尺八の運指を歌詞として記入し

たものです。

・シフト Spaceまたは、左矢印← で一つ前の音符に戻ることができます。

・return キーを押すと、下に2番目の歌詞を入力することができます。(3番目以降も可)

歌詞の入った Music-XMLファイルを生成できるので、他のソフトとのデータのやりとりに活用できます。 例:アップロードされた楽譜(MusicXML)に基づいて自由な歌声を生成する HMM 歌声合成システム,Sinsy(しぃんしぃ)を利用する。

http://www.sinsy.jp/

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パートを増やすには、[Create]→[Instruments]

パートの順番(上下)を入れ替えるには、同上の[Up][Down]を使います。

小節を楽譜の末尾に追加する [Create]→[Measures]→[Append Measures....]

小節を選択されている小節の前に挿入 [Create]→[Measures]→[Insert Measures....] 削除 Ctr+Click (Mac: ⌘+Click)で選択してから、(クリックだけで選択でも可)[Delete] で削除 楽器の音域を超えている音は、音符が赤や黄色で表示されます。 (ト音記号の上に付いた8は、実音は1オクターブ上だということを示しています。) ダブルクリックで編集モードに入ると

音符等の位置を左右(上下)に微妙に調整することができます。(クリックして選択した音符に対してマウスや矢印キ

ーで移動可)

ファイルの保存

メニューの[File]→[Save As...]

ファイル名の拡張子の意味

.mscz MusicScore フォーマット(圧縮あり)

.mscx MusicScore フォーマット(圧縮なし)

PDF ファイルに書き出し可能。

SVG ファイルに書き出し可能。ただし、Win、MacOS 共に、書き出された SVG ファイルを他のソフトで開いたときに音符や記号が正常に変換されませんでした。(?)

ファイルを開く

保存されたファイルは、ウィンドウ上にドロップして開くことができます。(mscz ファイルや MIDI ファイル等も同様) ○MIDI データからパート譜などを作成する手順 MIDI データを画面にドロップして開く、または[File]→[Open]から読み込むと、データを読み込む時の分解能を聞いてくるので、1/64等を選んで下さい。 読み込んだ後、音符がおかしかった場合には、破棄して分解能を変えてもう一度読み込んでみて下さい。 読み込んだ後、全てのパートが表示されます。 この中から必要なパートを取り出すには、 パート譜を作る [File]→[Parts] [New]ボタンを押して、タイトル名を付けて、[Instrument]の中からパート譜にしたいパートをチェックして下さい。 [Create Part]ボタンを押すとパート譜ができあがり、画面の上に、楽譜選択のタブが生じます。(注:自動的に切り替

わりません) パート譜は、別ファイルとして保存することになります。従ってスコアと連動させることはできません(?)

末尾の処理

MIDI ファイルからデータを読み込んだ場合、末尾に3小節程が加わってしまいます。これを処理しようとすると、

MuseScore が異常終了してしまうバグがあります。

対処法については、

MuseScore Tipsの「DownLoad した MID の末尾の処理」http://sound.jp/sycamore/musescore/ に記載されています。

その他

ピッチベンド(音程を連続的に変化させるポルタメントの表現につかわれる)が使われているデータの場合、ベンドされ

る前の音程のみが音符となります。従って細かく作り込まれているデータは、楽譜化には適していない場合があります。

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音程を変える

[Notes]→[Transpose]から、半音単位で音程を上下させたい値を入力して下さい。

[Transpose key signatures]がチェックされていると調号が変更されます。

[Transpose chord names]がチェックされていると、コードネームがある場合に変更さ

れます。

部分的に転調したい場合には、破線で選択(⌘/control クリック)してから実行して下

さい。

♭♯の調号を付ける。

音程を変えないで調号のみを後から変更することもできます。

[Display]→[Palette]でパレットを開き、[Keys]で表示される調号を、変更したい小節に挿入

して下さい。このとき、マウスが置かれた小節が茶色になったときに、マウスボタンを離して下さい。

なお、パレット上では、マウス位置にある調号のコード名が表示されます。

音程の変更後、ダブルシャープ やダブルフラット が付く場合や、移調後に♭が付く音になるべき

ところが、♯になっている場合などがあります。これは↑↓キーで一つずつ直すことになります。(?)

音符のサイズ等の調整

全体を一度に拡大縮小したい場合には、[Layout]→[Page Settings...]から、Scaling の Space の値を大小して下さ

い。全ての音符のサイズが(それに伴い五線の幅等も)変わります。

1行の小節数の調整

・強制的な改行は、[break line]マークを小節に挿入して下さい。改ページも同様です。

・強制的に1行にたくさんの小節を詰め込むには、

全体の音符の間、小節の間隔を変えるには、[Edit Style]→[Measure]→[spacing].

部分的に間隔を変えるには、詰めたい部分を、青い□(点線または実線)で囲むことで選択した後、[Layout]→[Add Less

Stretch]を実行すると、音符間の距離が狭められ、全体が短くなります。

その他、[Style]→[Edit Style]から、あらゆるサイズの設定ができます。

五線の幅の拡大/縮小など

拡大

五線の間隔の調整は、

[Edit Style]→[Page]→[staff distance] 複数パートがある場合のパートの五線間の距離

[Edit Style]→[Page]→[system distance] 五線間の距離

[Edit Style]→[Page]→[staff upper border] 頁で一番上の五線とタイトルなどの距離

[Edit Style]→[Page]→[staff lower border] 頁で一番下の五線の下の空白

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スコアのサイズを初期設定から変更するには、

楽譜全体の音符や五線の間隔を拡大/縮小する

[Layout]→[Page Settings]-[Scaling-Space]を 0.825mm(縮小)

五線の改行幅を変える

[Edit Style]→[Page]→[system distance]=5.0sp

同一パートの2つの五線の間を調整する。(ピアノ譜等で)

[Edit Style]→[Page]→[akkolade distance]=3.0sp

パート間の五線の間を調整する。

[Edit Style]→[Page]→[stuff distance]

1部分だけを横方向に拡大/縮小 開始音符と終了音符をシフトキーを押しながら選択し、

対称範囲を青い□で囲ってから shift +/- (シフト プラスキー または マイナスキー) メニューの[Layout]→[Add More Stretch]/[Add Less Stretch]と同じ

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タイトルと五線の距離を変えるには、 [Edit Style]→[Page]→[stuff upper border]を 0に(最小にする)

タイトル部分の領域を縮小/拡大 青い□をダブルクリックして、中央下に現れる■を動かす。

小節番号の表示方法の変更(表示を消す等)

[Style]→[Edit Style]→[Numbers]の[Measure Numbers]

曲のタイトル等の入力方法

・最初の作成時に入力する。

・後からメニューの[Create]→[Text]から

Copyrightは、ページの下中央に表示されます。

他の楽器音を出すには

サウンドフォントを下記からダウンロードしてファイルを解凍し、FluidR3_GM.sf2ファイルを得て下さい。

http://www.musescore.org/download/fluid-soundfont.tar.gz

[Preferences]の[Sound Font]欄を適当な場所に置いた FluidR3_GM.sf2 へのパスへ書き換えて、MuseScore を再起動

すると、ピアノ以外の楽器音が鳴るようになります。

試聴のお勧めは、ベートーベンの交響曲第5版「運命」

http://musescore.org/node/4633#comment-12319

その他の関連サイト

ブログ記事等 http://ameblo.jp/a-fool-studies-english/entry-10263348336.html

http://ameblo.jp/a-fool-studies-english/entry-10263932032.html

http://ameblo.jp/a-fool-studies-english/entry-10265326349.html

David Bolton MuseScore のインターフェースなどについての提言など

http://davidbolton.info/articles/index.html