49

岡山Npoセンター紹介2014 コンテンツ見本市

Embed Size (px)

Citation preview

岡山NPOセンター

の実践と

NPO法人

事務力検定

NPO法人岡山NPOセンター

石原

達也

お世話になります。

石原達也と申します。

NPO法人岡山NPOセンターの副代表理事・ディレク

ターをさせていただいております。

小学生の時に森の仕事を志し、県内唯一の林業学科のある

高校に進学。環境省でレンジャーになろうとするも合格し

たけれど採用枠がなく、北上して鳥取大学に。サークルと

旅とアルバイトに日々を費やしたのちに、原点復帰で学生

だけのNPO法人を設立して森林関係の活動に。そんな

「NPO業界」入りから、はや十四年。前職の鳥取市社会

福祉協議会でのボランティアコーディネーターのキャリア

から数えるとNPO支援歴も十二年となりました。

好奇心と瞬発力で生きてきた岡山生まれ岡山育ち。

双子座・AB型・わさびアレルギーの三十七歳独身です。

また、鳥取にてNPO法人遠足計画の代表もさせていただ

いており、「本と思い出をつなぐ」古本屋さん形態の子供

の遊び場兼コミュニティカフェを運営しています。

縁あって雑誌「ソトコト」に、5ヶ月に一回というペース

で地方にある暮らしを紹介する連載を書かせていただいた

りもしています。

なんで

ボランティアやNPOって、

特別な感じなのか。

なんで良いことなのに、避けられているのか?

お金の問題?時間の問題?人の問題?

少数派のまま、少数派のことにしている問題

社会課題に

向かえば向かうほど、

社会と遠く離れていく。

どんなイイコトも、

知らなければ、

ないのと同じ。

私たちは、何のためにコミュニケーションするのか

社会課題も知らなければ、ないのと同じ

石原達也 主な仕事 NPO歴13年 NPO支援歴11年

NPO法人 岡山NPOセンター 副代表理事・ディレクター

NPO法人 みんなの集落研究所 代表執行役

公益財団法人 みんなでつくる財団おかやま 理事

社会事業の経営支援。NPOの事務や運営支援(事務支援センター)、協働による調査事業、政策提言の支援(岡山市など)、企業CSRの支援、大学における社会参加支援、指定管理(市民活動センター)、中国5県中間支援組織連携会の幹事役 など

集落のためのシンクタンク。境界線の生活課題調査、移住受入ワークショップ、集落がもつ資源と民間企業や社福とのマッチング、助け合いなどの地域互助の支援、協力隊育成 など

市民立の財団。市民寄付の仲介、市民団体の寄付募集支援(割り勘)、円卓会議、ソーシャルライター、橋守基金 など

ミッション「豊かな市民社会の実現」

NPO法成立を実現するべく、県内の市民団体が結集し、

1998年前身団体設立。完全な民間組織。

NPOの事務・経営支援(有償自主サービス:相談、講座、代行)、

寄付基金の運営(サポート基金、ろうきん)、政策提言・調査事業、

協働支援、CSR支援、SB/CB支援、中山間支援 etc.

年間事業規模約50,000千円 職員13名(常勤8名)

岡山NPOセンターの事業

1.

NPOの

底上げのための

事務支援。

岡山県27市町村の支援力調査 平成19年度

支援センターの7つのチカラ

相談対応力調査・情報収集力編集・発信力コーディネート・ネットワーキング力資源提供力(人・資金・物品)内部の人材育成力政策提言力

全市町村で

①調査・情報収集力

②資源提供力

③人材育成力

が、弱い。

岡山NPOセンターの自主事業として、日本財団の協力により開設。(平成21年10月開設)

*対象はNPO法人のみ。(37団体)

*公開情報についてウェブとペーパーを照合。

*登記事項証明書も提出。

公益ポータルサイト 平成21年度

情報開示サイト立ち上げ

データベースの共通インフラ化

団体DB施設の利用

助成申請

協働提案民間連携

大学

企業

NPO法人経営実態把握 2010年度

県内全NPO法人の決算書調査+アンケート+ヒアリング

(2010年度:518法人)→(2013年度:715法人)

総収入 67億円(しかし半分は8%の法人で!)→107億

寄付金 3億5千万円 →4億6千万円

会費 1億6千万円 →2億3千万円

協働の意識は「合議」に変化

代表や役員の多くは設立から変わらず

・・・などなど

法人数増加の一方で

成長は頭打ちに。

①100万円以下4割!

②会費・寄付がない法人も!

③決算書が混迷…事務能力の不足!

④人材の新陳代謝不足!

⑤対等な協働への意欲!

NPO事務支援センター

運動は事務の堆積である。

市川房江さん

担い手となるNPOの

足場を固める!

①NPO法人事務力検定

②NPO法人事務局検診

③NPO事務なんでも相談

④NPO事務代行

⑤NPO法人事務セミナー

NPO法人事務力検定

(1)多岐にわたるNPO法人の諸手続きが

整理される。

(2)多岐にわたるNPO法人の諸手続きが

「わかっている」状態を証明する。

(3)上記により事務局のすべきことを

明らかにすることで、質向上、分担、

引き継ぎを可能とする。

事務力検定の

全国連携展開!

各地の中間支援組織と

連携して検定試験

+セミナーを開催!

*宮城~沖縄まで。

・岩手県:岩手県連携復興支援センター

・宮城県:NPO法人せんだい・みやぎNPOセンター

・東京都:NPO法人NPOサポートセンター

・千葉県:NPO法人 ちば市民活動・市民事業サポートクラブ

・静岡県:NPO法人 東海道・吉原宿

・栃木県:NPO法人 ま・わ・た、

認定NPO法人 宇都宮まちづくり市民工房

・大阪府:NPO法人 市民活動フォーラムみのお、

NPO法人 SEIN

・京都府:NPO法人きょうとNPOセンター

・広島県:NPO法人 ひろしまNPOセンター

・鳥取県:一般財団法人 とっとり県民活動活性化センター

・島根県:公益財団法人 ふるさと島根定住財団

・山口県:やまぐち県民活動支援センター(NPO法人 やまぐち県民ネット21)

・熊本県:くまもと県民交流館パレア、九州環境サポートセンター

・沖縄県:NPO法人まちなか研究所わくわく

※実施済み・実施予定・お声掛け先の一部

各地域の支援センターと連携!

合格者率 80.28%!受検者数142人中114名。

114

28

合格者 不合格者

2.

NPOの

底上げのための

事務支援。

専門家支援プロボノ

みんなの集落研究

岡山のしみん学生ボラ

ンティア

インターン

民間財団

参加・寄付

課題解決サービス

CSR連携・協働

寄付・評価

税額控除・情報開示・成果報告

ネットワーク

信頼

損金算入

寄付

連携

支援の連携 支援

配分

多面的な支援の実現

市民公益の実現

有益な資金循環の実現

課題解決サービス

経験

紹介

中間支援

岡山NPOセンター

企業・事業所

大学

調査・研究・連携

みんなでつくる財団おかや

配分

配分

NPO市民団体

情報開示サイト

支援

参加

金融機関

市町村

コミュニティ組織集落

教育

県・市町村

おかやまシェア・ウェブ

*岡山の社会課題や状況の提供

*社会課題について議論できる

*課題解決のために、活動するNPOが探せる

*団体情報とソーシャルメディア

全国初・課題からNPOが探せるサイト!

→ソーシャルライター養成講座も!

意欲ある若手で勉強会

世の中良くする秘密結社【ものりす】

20~30代の若手呼びかけ人

発起人募集をよびかけ

530人の発起人を集め設立

子どもから大人まで

あたらしい

「流れ」

をつくる。

多様な人とイベント

市民コミュニティ財団

誰もが社会を変えることに参加でき、

誰もが希望を形にして、

誰もが未来を考えられる仕組み。

岡山県内面積の

75.3%が中山間地域

しかし、

人口は29.9%

高齢化率

30.8%(全域24.9%)

NPO法人 てっちりこ

姫唐辛子を使用した特産品「辛美人」シリーズを生産・販売。地域のお年寄りが生産し、地元で加工し、全国に販売。(モンベルショップでも取り扱い)年間5,000万円を売り上げ、年間100万円稼ぐ高齢者も!おばあちゃんが漬けた梅干なども買い取り、おばあちゃんと商いが生まれることで元気になり、交流が生まれる。

他にもこんな方々かのさと体験観光協会(新見市)グリーンツーリズム。集落の人たちがプロジェクトチームを組んで、様々なプログラム提供。日帰り平均4千円、宿泊1万円のプログラムに年間650人が参加!

NPO法人吉備野工房ちみち(総社市)「一人一品」(品は品格の「ひん」)を提唱し、地域の様々な人がまち歩きからワークショップまで、2か月間で約50のプログラムを実施する「みちくさ小道」を展開。川北さん的「小集短」。別府市ではじまった「ONPAKU」手法。

NPO法人英田上山棚田団(美作市)関西のLLPメンバーが岡山県北の棚田再生に挑む。地域おこし協力隊の制度を活用。移住した現地メンバーと関西から支援するメンバーが連携し、多様なチャレンジを展開。ソーシャルメディアの活用。セグウェイの導入フライランタンと盆踊り。リバースプロジェクトとの連携。話題作りとメディア露出。

NPO法人子ども劇場笠岡センター(笠岡市)子ども×高齢者×障がい者…認知症のお年寄りが障がいがある子どもの面倒をみる「ふれあいひろば 虹」や介護保険だけでは死ねない。隙間の支援を助けあいでうめる。最低賃金以下の価格設定によるチケットで助けあいのお礼を支払う「ふれあい・たすけ愛サービス事業」などを展開。

集落による集落のための

シンクタンク!

NPO法人みんなの集落研究所

*各地のリーダー(先輩)と若手(地域おこし協力隊や都市部の関心層)で構成。

*調査・研究・政策提言と人材育成

*生活支援、移住定住、集落機能見直しなど

集落の商店調査

副業の種類

副業として、圧倒的に多かったのは、

1.ヤマト運輸取次

2.自動販売機の設置

2.食材の卸し(学校・病院・高齢者施設・ホテル・飲食店など)

*現在の商店経営において食材の卸しは、確実で安定的な収入源である

サービスが必要な人に届いていない?

©NPO法人みんなの集落研究所

仮説

検証①既存のサービスを行政・民間・NPOなど問わず、すべて洗い出しリストを作成する。

検証②本当に必要な人へ届いているかどうか?ヒアリングを行い検証する。

課題・ニーズ隠れたサービス・機能

届いていない場合、

本当は必要なサービス

生活基盤サービスリスト作成検証①

サービスリスト(抜粋)

サービスを総合的に把握

基礎情報調査

市町村の特徴を把握

©NPO法人みんなの集落研究所

日常のシーンから「生活を支える」多様な事柄を抽出

買い物通院

掃除田・畑

配食

デイサービス

移動

宅配

・・

サービスを受けたり、助けたり、助けてもらったり、一緒になにかをしたり -遠慮も・我慢も・お互いさまも-

1日をたどることで、話を引き出しやすい

様々なサービスを複合的に利用している様子

1日の流れを知る

©NPO法人みんなの集落研究所

[③暮らし方-スケジュール]1日の過ごし方をいくつかのパターンに分けてヒアリングするための記入シート

次の取り組みとして

6月19日参議院本会議で可決

「地域医療・介護総合確保推進法」

©NPO法人みんなの集落研究所

・介護負担が一部2割に

・特養の入所制限

・低所得者の保険料軽減

・予防給付が地域支援事業に移行

(市町村が取り組む事業)

1.平成23年6月の介護保険法等改正法により創設された「介護予防・日常生活支援総合事業」について

①現在、介護予防・日常生活支援総合事業を実施していますか。

利用人数が少しずつではありますが、増えてきています。

【効果】

【課題】

地域で必要な事業ではあるが、人の世話にはなりたくない世代の人は、利用に至るまでに、時間がかかります。

-14%

01:実施している14%

02:本年度は実施しないが次

年度以降実施予定8

29%03:計画はない

1763%

*中国5県中間支援組織会議(自主開催)

*寄付や基金の共有と開示や評価

*人材育成(研修と組織化?)

*共通の課題解決(境界の課題解決など)

*支援ノウハウの共通化・役割分担

特定非営利活動法人岡山NPOセンター

中国5県連携による

価値の向上山口

島根 鳥取

広島 岡山

越境のしくみづくりプロジェクト

正式プロジェクト名:中国地方の中山間地域において、買い物行動を軸に、あらゆる境界の壁を超える生活のしくみづくりプロジェクト

県境の課題の調査と解決のための円卓会議

中国5県の支援と現場の組織による境界の壁を超える生活支援連携チーム

調査でわかったこと~行政の壁~

移動エリアの制限 岡山県新見市神郷町では、鳥取県日野郡日南町へ買い物や通院に行くが、新見市、日南町を越境するバスは通っておらず、自家用車やタクシー以外に手段がない。

広島県三次市作木町では、タクシーがなく、その代替として、NPO法人で自家用車有償運送を実施。最寄りのJR三江線の口羽駅に停車したいが、島根県になるため、停車できない。

岡山県高梁市備中町平川では、広島県神石郡神石高原町豊松に買い物に行くが、バスは通っていない。

※元々民間バスが越境して運行されていた場所では、そのまま行政が引き継いで運行している場所も一部あった。

☑県・市町村自治体

首長へ公開質問状

補助・協働担当者連絡会

NPO関連予算説明会

協働施策の提言

議員向けの勉強会

公民館職員研修会

※自治体と包括協定

各方面への働きかけ

☑大学・学校・学生

大学ボランティアセンター連絡会

小中学校へのボランティアの授業

高校生Vアワード

大学社会参加度調査

インターン・授業支援

学生コミュニティ

☑企業・非営利

商工会議所と協働

中山間SBへの進出支援

CSR報告書を読む会

民間財団連絡会

(金融機関との関係)

(社福+大学+その他との勉強会)

*平成17年オープン。指定管理。

*全国でも珍しい?!県社協とNPOとの共同体による運営

*自主事業で、社会参加促進に力点

「Vコーディネート2,000人!」目標

VC支援、大学VC連絡会、社会参加調査

プロボノ、協働環境調査などなど

20

16.5

11.5

10 10

15.5

13 12.5 12

16

11

15.5

13

15.516

14.5

6

10.5

7.5

21

16

7

14.5

7.5

15

9.5

14.5

13

5.5

10

5

8

18.5

13.5

9

17.5

4.5

7.5

1110.5

1011

13.5

11.5 11.5 11.5

1413.5

18

8.5

14

15.5

調査結果:対象ごとの比較(全体)

企業 地元自治 非営利組織 地域ボランティア

・企業 1.商科大学 2.倉敷芸術科学大学 ・地元自治 1.岡山大学 2.作陽学園大学、倉敷芸術科学大学・非営利組織 1.岡山大学 2.中国学園大学 ・地域ボランティア 1.中国学園 2.岡山理科大学

県内大学の学生が社会参加しやすい環境づくり調査

高校生

ボランティア

アワード

小学生から

ボランティア

ESD市民活動推進センター

*岡山市役所内に設置。

*市と当法人がそれぞれ1/2負担

*協働の案件形成と事業支援

*社会課題解決を官民で考えるWS

*コミュニティ・オーガナイジングの手法でリーダー育成

*ESDの計画策定なども支援

効果を考えた連携

NPOが活躍する社会より、

NPOがいなくても幸せな社会に。