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健康日本２１歯の健康
健康日本２１ 各論１．栄養・食生活２．身体活動・運動３．休養・こころの健康４．たばこ５．アルコ－ル６．歯の健康７．糖尿病８．循環器病９．がん
健康日本21 歯の健康（１）歯の喪失の防止（咀嚼機能の維持）
○歯の喪失防止の目標
・８０歳における２０歯以上の自分の歯を有する者の割合及び６０歳における２４歯以上の自分の歯を 有する者の割合の増加
目標値：８０歳における２０歯以上の自分の歯を有する者の割合
２０％以上
６０歳における２４歯以上の自分の歯を有する者の割合
５０％以上
基準値：２０歯以上の自分の歯を有する者 75～84歳 11.5％
２４歯以上の自分の歯を有する者 55～64歳 44.1％（平成５年歯科疾患実態調査）
現状値：２０歯以上の自分の歯を有する者 75～84歳 15.3％
２４歯以上の自分の歯を有する者 55～64歳 53.2％（平成11年歯科疾患実態調査）
年齢階級別の20歯以上保有率
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
40-44
歳
45-49 50-54 55-59 60-64 65-69 70-74 75-80 80歳-
S50 S56 S62 H5 H11
(%)
年齢
歯科疾患実態調査
年齢階級別の現在歯数
0.00
5.00
10.00
15.00
20.00
25.00
30.00
5-9 10-
14
15-
19
20-
24
25-
29
30-
34
35-
39
40-
44
45-
49
50-
54
55-
59
60-
64
65-
69
70-
74
75-
79
80-
S62 H5 H11
(本)
年齢
歯科疾患実態調査
健康日本21 歯の健康（１）歯の喪失の防止（咀嚼機能の維持）
○リスク低減目標（歯の喪失防止）・定期的に歯石除去や歯面清掃を受けている者の割合の増加
目標値：定期的に歯石除去や歯面清掃を受けている者の割合30%以上
参考値：過去１年間に歯石除去等を受けた者 55～64歳 15.9％（平成４年寝屋川市調査）
・定期的に歯科検診を受けている者の割合の増加
目標値：定期的に歯科検診を受けている者の割合 30%以上
基準値：過去１年間に歯科検診を受けた者 55～64歳 16.4％
（平成５年保健福祉動向調査）
参考値：過去１年間に歯石除去等を受けた者 60～69歳 38.6％（平成11年厚生科学研究宮武班報告大阪府、兵庫県の市町村５地区）
現状値：過去１年間に歯科検診を受けた者 55～64歳 18.6％（平成11年保健福祉動向調査）
過去１年間に歯石除去等を受けた者の割合
0% 20% 40% 60% 80% 100%
20
30
40
50
60
合計
ない １年以内に受けた 1-4年前に受けた 5年以上前に受けた
（平成11年厚生科学研究宮武班報告大阪府、兵庫県の市町村５地区）
年代別過去１年間歯ブラシ指導を受けた者の割合（男）
10.8 10.9 10.8
14.1 14.6
9.6
6.5
15.414.0
17.6
21.2
24.2
19.0
10.3
0.0
5.0
10.0
15.0
20.0
25.0
30.0
15～24 25～34 35～44 45～54 55～64 65～74 75歳以上
H5 H11
平成５年、平成11年保健福祉動向調査（歯科保健）
年代別過去１年間歯ブラシ指導を受けた者の割合（女）
14.9
18.0
14.6 15.2 16.2
9.9
4.6
21.5 21.8 21.923.3
25.1
19.0
9.6
0.0
5.0
10.0
15.0
20.0
25.0
30.0
15～24 25～34 35～44 45～54 55～64 65～74 75歳以上
H5 H11
平成５年、平成11年保健福祉動向調査（歯科保健）
抜歯理由
62
51
42.1
30
39
38.4
46.1
8
10
6.6
11.8
55.0
0% 20% 40% 60% 80% 100%
北海道(1987)
神奈川(1988)
岡山(1987)
岡山(1998)
虫歯 歯周病 その他
健康日本21 歯の健康（２）幼児期のう蝕予防
○幼児期のう蝕予防の目標
・３歳児におけるう歯のない者の割合の増加
目標値：３歳児におけるう歯のない者の割合 ８０％以上
基準値：う歯のない者の割合 ３歳児 59.5％
（平成10年度３歳児歯科健康診査結果）
現状値：う歯のない者の割合 ３歳児 62.2％（平成11年度３歳児歯科健康診査結果）
う蝕を表す指標う蝕を有する者の人数
う蝕有病者率 ＝ －－－－－－－－－－－－（％） 調査対象者の人数
う歯数一人平均う蝕本数 ＝ －－－－－－－－－－－
（本） 調査対象者の人数
特に、乳歯の場合はdft、永久歯の場合はDMFTと表す。D: decayed（蝕まれた）＝未処置歯M: missing（失われた）＝喪失歯F: filled （詰められた） ＝処置歯
であり、大文字が永久歯を、小文字が乳歯を表す。う蝕は、これらの総数で表されるため、う蝕経験を表し、
減少することはない。
0
10
20
30
40
50
60
70
H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11
都道府県 HC政令市･特別区 合 計(%)
３歳児う蝕有病者率の変化
都道府県とは、保健所を設置する市（政令指定都市、中核市、地域保健法施行令で定められた市および特別区）を除いた市町村から算出したもの
３歳児一人平均う蝕本数（ｄｆｔ）の変化
0.00
0.50
1.00
1.50
2.00
2.50
3.00
3.50
H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11
都道府県 HC政令市･特別区 合 計
健康日本21 歯の健康（２）幼児期のう蝕予防
○リスク低減目標
・３歳までにフッ化物歯面塗布を受けたことのある者の割合の増加
目標値：３歳までにフッ化物歯面塗布を受けたことのある者の割合
５０％以上
基準値：フッ化物塗布経験のある者 ３歳児 39.6％（平成５年歯科疾患実態調査）
・間食として甘味食品・飲料を１日３回以上飲食する習慣を持つ者の割合の減少
参考値：１日３回以上の間食をする者 １歳６か月児 29.9％（久保田らによる調査、平成３年）
現状値：フッ化物塗布経験のある者 ３歳児 52.3％（平成11年歯科疾患実態調査）
参考値：１日３回以上の間食をする者 幼児 13.2％ （滋賀県、平成11年）
１歳６か月児 14.9％ （千葉県、平成12年）
３歳児 12.0％ （千葉県、平成12年）
実施率（市町村）
30354045505560
0 20 40 60 80 100実施率（市町村）
30354045505560
0 20 40 60 80 100
都道府県別の幼児歯科予防処置実施率が３歳児う蝕有病者率に与える影響
平成１１年度厚生科学研究健康科学総合研究事業宮武班報告
実施率（市町村）
1.00
1.50
2.00
2.50
3.00
0 20 40 60 80 100実施率（市町村）
1.00
1.50
2.00
2.50
3.00
0 20 40 60 80 100
都道府県別の幼児歯科予防処置実施率が３歳児一人平均う蝕本数（ｄｆｔ）に与える影響
平成１１年度厚生科学研究健康科学総合研究事業宮武班報告
2.495.98 7.98
10.37
17.55
5.05
8.73
16.3
23.56
27.79
24.28
0.970
10
20
30
40
50
S44 S50 S56 S62 H5 H11
フッ化物歯面塗布 その他医療機関
フッ化物歯面塗布 市町村保健センターまたは保健所
(%)
フッ化物塗布受診者の年次推移
歯科疾患実態調査
健康日本21 歯の健康（３）学齢期のう蝕予防等
○学齢期のう蝕予防の目標
・１２歳児における１人平均う歯数（ＤＭＦ歯数）の減少
目標値：１２歳児における１人平均う歯数（ＤＭＦ歯数） １歯以下
基準値：１人平均う歯数 １２歳児 2.9歯
（平成１１年学校保健統計調査）
現状値：１人平均う歯数 １２歳児 2.7歯（平成１２年学校保健統計調査）
１２歳ＤＭＦＴの変化（学校保健統計）
0
1
2
3
4
5
6
1984 1988 1990 1992 1994 1996 1998 2000
計 男子 女子
DMFT
１２歳児DMFTの性差
現在歯数 DMFT男 22.94 2.10 女 23.30 2.76 総数 23.13 2.44
健康日本21 歯の健康（３）学齢期のう蝕予防等
○リスク低減目標
・学齢期におけるフッ化物配合歯磨剤使用者の割合の増加
目標値：学齢期におけるフッ化物配合歯磨剤使用者の割合 ９０％以上
参考値：児童のフッ化物配合歯磨剤使用率 45.6％（荒川らによる調査、平成３年）
・学齢期において過去１年間に個別的歯口清掃指導を受けたことのある者の割合の増加
目標値：過去１年間に個別的歯口清掃指導を受けたことのある者の割合３０％以上
参考値：過去１年間に歯磨き指導を受けたことのある者 15～24歳 12.8％（平成５年保健福祉動向調査）
現状値：なし
現状値：過去１年間に歯磨き指導を受けたことのある者 15～24歳18.3％
（平成11年保健福祉動向調査）
0
10
20
30
40
50
60
70
80
'82 '83 '84 '85 '86 '87 '88 '89 '90 '91 '92 '93 '94 '95 '96 '97 '98
(%)
フッ化物配合歯磨剤のシェア
年代別過去１年間歯ブラシ指導を受けた者の割合（男）
10.8 10.9 10.8
14.1 14.6
9.6
6.5
15.414.0
17.6
21.2
24.2
19.0
10.3
0.0
5.0
10.0
15.0
20.0
25.0
30.0
15～24 25～34 35～44 45～54 55～64 65～74 75歳以上
H5 H11(%)
平成５年、平成11年保健福祉動向調査（歯科保健）
年代別過去１年間歯ブラシ指導を受けた者の割合（女）
14.9
18.0
14.6 15.2 16.2
9.9
4.6
21.5 21.8 21.923.3
25.1
19.0
9.6
0.0
5.0
10.0
15.0
20.0
25.0
30.0
15～24 25～34 35～44 45～54 55～64 65～74 75歳以上
H5 H11(%)
平成５年、平成11年保健福祉動向調査（歯科保健）
年齢 昭和38年 昭和44年 昭和50年 昭和56年 昭和62年 平成5年 平成11年
1969 1969 1975 1981 1987 1993 1999
5歳 0.24 0.14 0.12 0.07 0.10 0.07 0.01
6 0.68 0.70 0.69 0.50 0.41 0.23 0.19
7 1.45 1.58 1.47 1.41 1.01 0.87 0.35
8 1.92 2.48 2.23 2.06 1.83 1.47 0.89
9 2.32 3.06 2.79 2.83 2.67 2.16 1.12
10 2.85 3.59 3.31 3.64 3.43 2.75 2.28
11 3.24 3.94 4.29 4.32 3.73 3.63 2.20
12 4.01 4.87 5.44 5.43 4.93 3.64 2.44
13 4.49 5.51 5.85 6.89 5.48 4.86 3.68
14 4.88 6.08 7.10 8.07 7.57 6.10 5.22
15-19 5.05 6.96 8.32 9.64 9.53 7.83 7.15
20-24 5.86 8.13 10.14 11.40 12.01 10.87 9.52
25-29 7.70 8.73 11.06 12.28 13.64 13.05 11.97
30-34 9.32 10.37 11.17 12.84 14.29 14.85 13.74
35-39 11.08 12.02 11.99 12.35 14.28 15.39 15.15
40-44 13.72 14.33 13.76 13.55 14.61 15.60 15.64
45-49 15.62 16.50 15.72 15.67 15.76 15.79 16.02
50-54 16.95 18.36 17.98 17.65 17.08 16.36 16.89
55-59 18.74 20.53 20.31 20.18 19.96 18.53 17.62
60-64 20.78 22.65 21.92 21.81 21.93 20.72 18.97
65-69 22.50 24.59 23.73 23.55 23.64 23.35 21.57
70-74 23.82 26.15 25.17 25.14 25.21 24.29 23.81
75-79 25.03 26.55 26.35 26.19 26.14 26.37 25.56
80-84 25.26 28.59 26.72 26.77 26.97 26.47 25.65
85歳以上 27.61 27.16
１人平均むし歯数（DMF歯数）の年次推移，年齢別（永久歯）
歯科疾患実態調査
年齢階級別（抜粋）のう蝕状況の違い
0.00
5.00
10.00
15.00
20.00
25.00
30.00
S56 S62 H5 H11
M
D
F
健全歯
(A) 20-24歳(本)
0.00
5.00
10.00
15.00
20.00
25.00
30.00
S56 S62 H5 H11
M
D
F
健全歯
(B) 40-44歳(本)
0.00
5.00
10.00
15.00
20.00
25.00
30.00
S56 S62 H5 H11
M
D
F
健全歯
(C) 60-64歳(本)
0.00
5.00
10.00
15.00
20.00
25.00
30.00
S56 S62 H5 H11
M
D
F
健全歯
(D) 80-84歳(本)
健康日本21 歯の健康（４）成人期の歯周病予防
○成人期の歯周病予防の目標
・４０、５０歳における進行した歯周炎に罹患している者（４ｍｍ以上の歯
周ポケットを有する者）の 割合の減少
目標値：４０、５０歳における進行した歯周炎に罹患している者（４ｍｍ以
上の歯周ポケットを有 する者）の割合 ３割以上の減少
参考値：進行した歯周炎を有する者（CPIコ－ド３以上）
４０歳 32.0％ ５０歳 46.9％ （富士宮市モデル事業 平成９～10年）
現状値：進行した歯周炎を有する者（CPIコ－ド３以上）
35-44歳 31.5％ 45-54歳 43.4％ （平成11年歯科疾患実態調査）
0
20
40
60
80
100
5-14歳 15-24 25-34 35-44 45-54 55-64 65-74 75歳-
対象歯のない者
歯周ポケット6mm以上
歯周ポケット4mm以上6mm未満
歯石の沈着
ﾌﾟﾛｰﾋﾞﾝｸﾞ後の出血
(%)
歯科疾患実態調査
年齢階級別の歯肉の所見(CPI、平成11年歯科疾患実態調査)
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
100
5-14
歳
15-2
425
-34
35-4
445
-54
55-6
465
-74
75歳
-
5-14
歳
15-2
425
-34
35-4
445
-54
55-6
465
-74
75歳
-歯肉炎 歯石沈着 中程度の歯周炎 重度の歯周炎 対象歯のない者
男 女
性・年齢階級別の歯肉の所見(CPI個人最大ｺ－ﾄﾞ)
平成11年歯科疾患実態調査
性・年齢階級別の歯肉の所見(CPIｺ－ﾄﾞ別ｾｸｽﾀﾝﾄ数)
0
1
2
3
4
5
6
5-14
歳
15-2
425
-34
35-4
445
-54
55-6
465
-74
75歳
-
5-14
歳
15-2
425
-34
35-4
445
-54
55-6
465
-74
75歳
-歯肉炎 歯石沈着 中程度の歯周炎 重度の歯周炎 対象歯のない者
男 女
平成11年歯科疾患実態調査
健康日本21 歯の健康（４）成人期の歯周病予防
○リスク低減目標
・４０、５０歳における歯間部清掃用器具を使用している者の割合の増加
目標値：４０、５０歳における歯間部清掃用器具を使用している者の割合
それぞれ５０％以上
基準値：歯間部清掃用器具を使用している者の割合
35～44歳 19.3％ 45～54歳 17.8％ （平成５年保健福祉動向調査）
・喫煙が及ぼす健康影響についての知識の普及
基準値：喫煙で以下の疾患にかかりやすくなると思う人の割合
肺がん 84.5%、 ぜんそく 59.9%、 気管支炎 65.5%、心臓病 40.5%、
脳卒中 35.1%、 胃潰瘍 34.1%、 妊娠への影響 79.6%、 歯周病 27.3％（平成10年度喫煙と健康問題に関する実態調査）
・禁煙､節煙を希望する者に対する禁煙支援プログラムを全ての市町村で受けられるようにする｡
現状値：歯間部清掃用器具を使用している者の割合
35～44歳 32.6％ 45～54歳 29.3％ （平成11年保健福祉動向調査）
現状値：なし
デンタルフロス・糸(付)ようじ使用率（男）
4.7
8.110.1
6.03.5 3.3
1.7 0.8
8.7
14.0
19.4
14.7
11.4
6.6
3.15.0
0.0
5.0
10.0
15.0
20.0
25.0
30.0
15～24 25～34 35～44 45～54 55～64 65～74 75～84 85歳以上
H5 H11
平成５年、平成11年保健福祉動向調査（歯科保健）
デンタルフロス・糸(付)ようじ使用率（女）
8.9
18.0
14.8
9.5
5.8
2.7 1.6 0.9
15.3
27.5 28.0
18.816.0
9.4
4.51.7
0.0
5.0
10.0
15.0
20.0
25.0
30.0
15～24 35～44 55～64 75～84
H5 H11
平成５年、平成11年保健福祉動向調査（歯科保健）
歯間ブラシ使用率（男）
3.4 4.35.8
8.59.7
8.7 8.1
3.32.63.8
8.510.6
12.811.5
7.0
3.3
0.0
5.0
10.0
15.0
20.0
25.0
15～24 25～34 35～44 45～54 55～64 65～74 75～84 85歳以上
H5 H11
平成５年、平成11年保健福祉動向調査（歯科保健）
歯間ブラシ使用率（女）
3.2
6.58.4
11.5 12.1
8.8
4.6
0.93.3
9.3
14.8
18.920.0
13.3
5.6
2.8
0.0
5.0
10.0
15.0
20.0
25.0
15～24 25～34 35～44 45～54 55～64 65～74 75～84 85歳以上
H5 H11
平成５年、平成11年保健福祉動向調査（歯科保健）
付喫煙の歯肉への影響
健康日本２１たばこ分科会 別表
喫煙が及ぼす健康影響
１ 喫煙者は非喫煙者に比べ病気になる危険度が何倍高いのか
（５） 歯周病
Shizukuisi（1998） 2.1Dolanら （1997） 1.9Sakkiら （1995） 1.7Brownら （1994） 2.7
（注） 数字は非喫煙者を １ とした喫煙者の相対危険度
年代別の喫煙状況別の平均 Periodontal Index
0.0
0.5
1.0
1.5
2.0
2.5
3.0
25-44歳 45-64歳 65-75歳
非喫煙者 過去喫煙者 現在喫煙者
**
*PI
*: P<0.05, **:P<0.001Ismail, A.I. et al, JADA, 106; 617-621, 1983
0
1
2
3
30 40 50 60
喫煙者
非喫煙者
年齢
（歳）
(mm)
歯槽骨吸収
歯科衛生士の喫煙状況別の年齢・歯槽骨吸収(mm)状況の回帰直線
0
1
2
3
30 40 50 60
喫煙者
非喫煙者
年齢
（歳）
(mm)
歯槽骨吸収
Begström, J., J Periodontol, 62; 242-246, 1991
アタッチメントロスに対する歯周疾患リスクの分析結果（オッズ比）
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
年齢（35-44歳）
年齢（45-54歳）
年齢（55-64歳）
年齢（65-74歳）
軽度喫煙者
中等度喫煙者
重度喫煙者
糖尿病既往あり
貧血既往あり
アレルギー既往あり
男性
学歴（短大卒以上）
B.forsuthus検出
P.gingivalis検出
Capnocutophaga spp.検出
調査・分析結果の内有意な因子を掲載, Grossi, SG, et al, J Periodontol, 65; 260-7, 1994
歯槽骨吸収に対する歯周疾患リスクの分析結果（オッズ比）
0 2 4 6 8 10 12 14
年齢（35-44歳）
年齢（45-54歳）
年齢（55-64歳）
年齢（65-74歳）
非常に軽度喫煙者
軽度喫煙者
中等度喫煙者
重度喫煙者
糖尿病既往あり
腎疾患既往あり
アレルギー既往あり
男性
学歴（短大卒以上）
B.forsuthus検出
P.gingivalis検出
24.1
調査・分析結果の内有意な因子を掲載, Grossi, SG, et al, J Periodontol, 66; 23-9, 1995
事業所男性従業員の喫煙習慣の違いによる歯周疾患有病状況
0% 20% 40% 60% 80% 100%
喫煙
非喫煙
喫煙
非喫煙
喫煙
非喫煙
0 1+2 3+4 X
20-29歳
30-44歳
45-64歳
（最大CPIコ－ドを示す者の割合）、 埴岡隆ら、日歯周誌、35；347-
事業所男性従業員における喫煙習慣・喫煙本数別の歯肉の状況
0% 20% 40% 60% 80% 100%
非喫煙
喫煙
（平均喫煙本数）
10-19本/日
20-29本/日
30本以上/日
健康 歯肉炎 歯周炎
赤坂志磨子ら、日本歯科衛生士学術雑誌、25(1)；52-53、1996.
0
0.1
0.2
0.3
0.4
非喫煙 過去喫煙 現在喫煙
初診時
治療後
歯肉指数
喫煙状況別の歯周治療成績初診時と３カ月後の歯肉出血指数
Grossi, SG, et al, JADA, 128; 599-607, 1997
0
0.5
1
1.5
2
2.5
Pocket Depth ｱﾀｯﾁﾒﾝﾄﾚﾍﾞﾙ
非喫煙 過去喫煙 現在喫煙
喫煙状況別の歯周治療成績初診時と３カ月後のPocket depthおよび臨床的アタッチメントﾚﾍﾞﾙの改善量(mm)
Grossi, SG, et al, JADA, 128; 599-607, 1997
歯周疾患の評価法
CPI: Community Periodontal Index
エナメル質
象牙質
セメント質
歯肉溝
歯槽骨（上顎骨・下顎骨の歯槽突起）
歯肉
歯周組織
CPIプロ－ブ
5.5mm3.5mm
0.5mmφ
エナメル質
象牙質
セメント質
歯槽骨（上顎骨・下顎骨の歯槽突起）
歯肉
歯周組織
エナメル質
象牙質
セメント質
歯槽骨（上顎骨・下顎骨の歯槽突起）
歯周組織
歯周ポケット：歯肉溝が病的に深くなった状態
6mm以上
CPI codeコ－ド０ 異常なしコ－ド１ 軽いプロ－ビング後の歯肉出血コ－ド２ 縁上または縁下歯石の沈着コ－ド３ ４～５mmの歯周ポケットコ－ド４ ６mm以上の歯周ポケット
第１、第２大臼歯、右上中切歯、左下中切歯の歯周ポケットをプロ－ビング上顎
右側臼歯部 前歯部 左側臼歯部
右側臼歯部 前歯部 左側臼歯部下顎
3 0 2
2 2 1
コ－ド０ 異常なし
WHO : Oral Health Survey 4th ed.より
コ－ド１ 軽いプロ－ビング後の歯肉出血
WHO : Oral Health Survey 4th ed.より
コ－ド２ 縁上または縁下歯石の沈着
WHO : Oral Health Survey 4th ed.より
コ－ド３ ４～５mmの歯周ポケット
WHO : Oral Health Survey 4th ed.より
コ－ド４ ６mm以上の歯周ポケット
WHO : Oral Health Survey 4th ed.より
CPI code上顎
右側臼歯部 前歯部 左側臼歯部
右側臼歯部 前歯部 左側臼歯部下顎
・個人最大コ－ド ＝ ３・各コ－ドのセクスタント数: コ－ド０ ＝ １
コ－ド１ ＝ １コ－ド２ ＝ ３コ－ド３ ＝ １コ－ド４ ＝ ０コ－ドX ＝ ０
（コ－ドXとは、そのブロックに計測できる歯が１本以下。）
3 0 2
2 2 1
