Embed Size (px)
Citation preview
防府史料
第五十八集
富海町年寄御奉書井願書控
ー－ーー・圃a・．
・ーー・幽恒国..
防府市立防府図書館
防府史料
第五十八集
富海町年寄御奉書井願書控
・・・園周・4・．ーーーーーーー.... ・．
防府市立防府図書館
凡
例
一、漢字の字体は原則として常用漢字を用いたが、「体」の異体字「排」などはそのママ生か
した。
二、変体かなの「者」「茂」は現代かなの
「は」「も」に改めたが、
「江」（え）「而」（て）は
活字のポイントを落として表記した。
一二、「d」「〆」は
「より」
「して」と改めたが、
「〆」
（しめて）は原文通りとした。
四、漢字や人名の誤記は訂正したが、此節と比節、帳と張、谷助と谷介などの混用は原文通
りとした。
五、原文に句読点はないが、読みやすいように校訂者が適宜、
六、判読できない文字は口口で示し、虫食いや破損箇所は〔
句読点を付けた。
〕で注記した。
目
元治元年（一八六四）
慶応元年二八六五）
慶応二年（
一八六六）
慶応三年（
一八六七）
明治元年（一八六八）
明治二年（一八六九）
次
1 14 32 48 56 74
元治元年（一八六回）
御願申仁候事
一茅七拾荷
右富海町御茶屋屋恨表予定右小平朽損候ニ付、茸調差上度泰存候問、前書之通茅御売下芳御
免被仰付被頼上候、此段賞御取成被仰下候様奉頼候以上
三月十六日長
弘清兵衛殿
石川藤一郎
山寛
一米五俵
右之通富海熊古場出業地町民兵中江前書之通弁当米として被下候条、申合頂載可仕、
無怠出精可有之候以上
甲子二月十六日
- 1一
尤比上
覚
町方格書之者
布方惰刀差免候者、当分之内紺色筒袖半背紋所無之井鼠色小隊袴棉半纏之分相用候而も不苦
候通、時奨亥十
一月御沙汰候へハ、格書之者之儀ハ帯万不差免候者たり共、同様筒袖半腎小
隊袴着用差許候事
右之通御沙汰相成候条、比段可被相心得候以上
三月廿八日福
田嘉兵衛殿
消水弥三右衛門殿
水野瀧左衛門殿
原田伊左衛門殿
渡辺繁治郎殿
原
利
吉
殿
原田字左衛門殿
入江儀七殿
原田市郎左衛門殿
原田信吉殿
福田源右衛門殿
久野房太殿
原田忠蔵殿
藤井凹郎右前門殿
中村善吉殿
長弘清兵衛
福田誠造殿
入江弥源太殿
石川藤
一郎殿
福田友左衛門殿
嶋谷茂左衛門殿
末次藤左衛門殿
野本喜右衛門殿
-2ー
御願申と候事
私預り之御茶屋屋根朽指候処、ド宰幣使繰近々御通路之先触相成申候問、何卒惣御葺替被仰付
可被下候、猶其余之場処共御見分之上、御取繕被仰付可被ド様奉願上候、此段宣御取成被仰
上可被下様奉頼上候以上
三月廿九日
石川藤
一郎
和蘭軍鑑
一隊三根、日本海江出張、右－ニ一般之内メデユサ艦、昨秋下ノ関通行之折、同処地台
より故なく焔弾を発シ船中処々打破候故、水夫等手負或は及即死候問、今般我国出張之船々
申合、
一先江府罷越、夫より
一同
Fノ関江進発遂
一戦、同所和蘭国旗を建候旨、メデユサ船
持デカlセンブロ
lト
｛人名）、シャンヒ｜船持ベ
lア1ファンレ1ス申出、メデユサ船ハ当
月四日、シャンヒ！船は
一昨日七日当港退帆いたし候、
四月九日
右之通和蘭軍艦襲来候趣、長崎表より到米之段山口より申来候問、比段相心得町中之者江可
申聞候以上
五月二日
中川修人
円
3
町々年寄目代
尚昆
異国船廿弐般、今日も不相知赤間関襲来之由、長崎より注進有之候段山口より申来候問、此
段相心得可申候事
右之通相心得町中者江可申開候以上
五月十
一口町
々年寄目代
中川修人
尚、絡佐官之者
・
党
一号他
一，一発
右夷賊襲来知せとして為御打被成候問、銘々・五度可仕候事
一御門大番所其外所々御国等銘々引受場処江早速罷出可申候事
一壱番
二ツ切早鐘
右先鋒隊、遊撃隊勢屯江相揃可巾事
一弐番
三ツ切早鐘
右先鋒、遊軍御本陣遊軍勢屯江相揃可中候ぃmp
一
三
番
問
ツ
切
早
鐘
右御本陣
一ノ御門内前夫々相揃可申候事
附御蔵本物見合同之飯口之義、当分被差止候事
右之通相心得、町中之者江呼山中間候事
五月十－
d
，口町々年寄日代
尚
- 4-
中川修人
覚
豊作打続候後は、いつ附作有之候も不知候問、兼而穀類始食料開置候様、過ル文政乙商歳厚
被仰、旦朝夕見候処江張紙仕候御書付御波ドも有之候処、当夏麦作豊熟之迎相問、
4
段之官P
北ハニ候、依而ハ衣食住を始余銭無之苔ハ勿論、有福之者たり共戦場同様之覚悟ニて毎物厳重
遂省略、失費事無之様万々被仰出候御沙汰之通り、愈堅相守候而一附持之米麦相成丈売払不社
候様心掛、其外粟黍、そば、梓切干のさつま芋、葛の恨、肢の粉、千大隈之類、諸野菜より
木のめ、草の根、又ハ海草之頬ニ至迄食用ニ相成ものハ朝夕心掛相貯置可申、民は食を以天
とおすと申候通り、金銀ハ買き宝なれ共飢ニ臨へハ
一粒之米ニしかず、中I今夷秋何時来攻難
計御時勢、麦作等曲一且熟仕候共、少も油断なく凶年問機一一相心得、自然之節手玉一等壮健之者御
軍役始、夫々之御役目罷出四、五日又卜日位も銘々之茶汁事不相成候とも、直ニ御救等相願
不申候様ニと兼々食料之貯肝要たるべく候、依而ハ地町役人共時々支配々々を打廻り能々申
諭、現事手当少々宛ニ而も致し候ものハ書取を以可申候事
附余銭有之者ハ身代相応ニ他所より穀類買入置、非常之節、難渋省江も売渡し貸波し等致
し、遂其節候凶仇国
一和二而御為筋相考、御国中も自然と強感ニ有之候様心懸候ニおゐて
ハ、御上ニもいか計か御満悦可被為在候事ニ候条、右貯候穀類其員数銘々より可申出、右
穀類
一応届出候共、詰かへ又ハ地町等へ売払仕度候ものハ開届之上差免候事
右之通相心得、町中之者江可申問候以上
五月卜六日
中川修人
pb
町々年寄口代
口上覚
御免書写弐通惹出中候問、何卒早々御差問被仰付被下候、何分御茶屋屋恨大破ニ而雨漏繁候
故、先蓮覆置候得共大破之事ニ御座候ヘハ、難行届天上板朽領候程ニ御座候、執レ御茸替無
之候尚ハ相揃不中事ニ御座候問、願ハ疋
t板畳等相煩（以下原文空白）
叫克仁分弐百六拾文ッ、
下分二百文ッ、
一「J銭六員七百六拾丈但上分廿六人前旅箆料
一了銭拾六貫六百文但半分八拾三人前向断
右七月廿七日御泊之節
一同四買さ百汁文但百三指五人前売飯八人前参拾弐ッ、
右御帰り之節
右之通御払ド相成健二一本受取候以十
八月廿七U
野川藤左衛門般
-6-
石川
右目代清水市兵衛江相波紋也
当時勢ニ付於御問中他国人山入諸締方、左之通被仰付候
一小瀬川口より赤間関口迄之本往還之外ハ惣而他同人通行差留、尤両日と而も関門於番処人、
此度京都之変動、馬関之戦争ニ而御国中人気不隠候ニ付、万
－之義有之候ニは不相消候ニ
付、通行相断候段巾問、其余無余儀断之趣有之候ハ、過書其外槌成証状有之候之上、両日
関門番より印鑑送状時付にして差出、宿々ニ而時付を取通行、左之通宿ニ而旅人宿へ
一夜
差免、諸事厳重ニ取捌仕候様被仰付候事
吉
田
宿
舟
木
宿
小
部
宿
宮
市
宿
福
川
市
花
岡
宿
高
森
宿
右之宿々ニ而旅人術壱軒ッ、相定置、其余は旅人
一切被差留候事
－石州口之義ハ野岐壱ケ処ニ限り旅人通行被差免、通行筋得と承札、印鑑送状等惣而前段之
通取計被仰付候事
但道筋之義は徳佐より徳地道宮市へ通行、旅人街之義は左之於村々ニ、
一軒ッ、兼而相
定置
一夜宿差免、諸事厳重取捌被仰付候事
徳
佐
大
原
小
古
祖
一御国中津々浦々ニ而他国船入津を見受候ハ、国処等委細承札、前段之趣由’間七繋船をは差
免候共、問屋往来之外揚陸俳佃竪く差留、用向井買物等問屋を以相弁候棟被仰付候事
一右津々浦々兼而御番処役被差出置候場処ハ、御番処役日夜無油断相改、地下役人共より堅
ー 守 一
申付、手子之者等時々差廻無抜目見札候様被仰付候、御番所役無之所へハ御代官所役人、
手子之内差出、前段之通相改候様被仰付候事
右之通被仰付候条、諸郡御代官所、旦諸関門、諸番所ニおゐて前書之筋を以取調、節柄能義
ニ付、別而厳重相心得候様被仰付候事
右之通御本家向より・甲来候問、此御領之義も同株相心得候様被仰付候条、
開候以上八
月時日
町々
此段町中之者へ申
hBHHb骨ph、
Etjh僧V
J
一同玉鋳形数回ツ
一銃卵五拾掛
一木磁（砲）四挺
一小銃鉛玉数千穎
一焔硝明箱弐ツ
一六尺榛二一拾本
-8-
右 一一一一一一前以笠焔野 脇 口 御書上 硝 戦差薬鉄之 六磁 入砲覚通 拾（ 五
蓋 百拾四四去 日本拾拾亥 ） 五五五 掛挺月 弐よ挺
追々御貸下被仰付候.f!U
入江弥j原太
:i: ロ武i青治より預り書差上置
覚
一丁銭百三拾文但御上分壱人前
一同七百文但御家来衆七人前
〆八百三拾文
右殿様三回尻江被為遊御越候節、福間
一内様福川駅より御先越ニ而三田尻江御越相成候節、
御昼賄料として槌ニ奉受取候以上
九月十
一日
候分差出由・候問、
宣舗御取計奉頼上候以上
子九月十
一日
富海町目代
清水市兵衛
清水弥兵衛
嶋谷茂左衛門
一三戸台作様
石Ill
野田藤左衛門殿
-9-
判
山克
一丁銭弐百文但御上様御昼賄料
一同壱貫四文但御供中様参拾弐人前御売飯代、御人前三十弐文ッ、
〆壱貰弐百廿四文
右若殿様山口より被為遊御帰城候節、や四回海駅被為遊御昼休候ニ付、賄料として御払下被仰付
奉受取候以上
九月十
一日
藤村良治様
覚
一丁銭百三拾文但御上分壱人前
一同七百文但御家来衆七人前
〆八百三拾文
右殿様三田尻江被為遊御越候節、福間
一内様福川駅より江御越相成候節、御昼賄として憾ニ
奉受取候以上
九月十
一日藤
田孫左衛門殿
右弐牒共、清水弥兵衛君江相頼、
弐通之賄料受帰候也
石川
石Ill
j l
LUトE
・
一10-
j l
ivF
＆， R
覚
一御領他領之米海陸之出入
一切被蒸留候
－御領内米運送之義、壱斗土貢余以上ハ被差留候、然ども非、断相立候分、御日付方へ手形を
以可令通路候、壱斗上古以下ハ同村ハ棋手形他村越候得ハ、米出之処之村ハ庄尾、町は年
寄之手形を以持運可申
右之通堅相守候、各夜陰仙寺ニ紛れ海陵之出入持運狼之義於有之は、船頭持夫手伝之者迄曲事
中付候事
右之通相心得町中之者江可申聞候以上
九月卜八日
中川修人
町々
米持運之義、来ル廿日より被差留候条、此段被相心得町中之者江も可申開候以上
九
月
十
八
日
－
ニ戸合作
申上候、然は私親類入江弥太郎養父弥源太義御締被仰付奉恐人候、依而差控相怯罷居候、此
段御届申上候以ヒ
卜月廿七日
’F.l"
i毎町
行御川茶
屋頂
三一戸台作様
御自分親類入江弥減太御締被仰付、恐入差控被申出候条、不及其儀候条、此段可被相心得候
以上
ト月け八円
覚
去秋以来乍恐御本家様、江戸京都より御勘気被為蒙候ニ付、先達而厳命有之、御末家様方迄
御謹慎被為在候御次第ニ付、此上如何様之被仰出有之候共、愈以御恭順御起立ニ付、於末々
も其旨を奉考、仮初ニも位相之義無之、諸事相慎罷居候様可仕候事
右之通被仰付候以上
元治元年甲子卜月廿二日
一12-
党
一了銭五貫ご＝白七拾六文制御供巾線百六拾八人前、制売飯代一二卜弐文ツ・
右九月廿九日御位候節
一同五貫弐行拾六文相れ御供中様百六拾三人前同断
右卜刀四日御帰り分
〆拾貫五百九拾弐文
右殿様山口江御越之節、往来共御売飯代銭御払ド披仰付、依而詰取書如件
子十二月三円
石
川
小林善右衛門殿
右清水弥三衛門江頼
党
一銀札百九拾二一匁六分弐厘
丁銭拾七貰六百五文也
但尾州縁御家来泊休、代入白馬之分別帳ニ委し
岩崎林右衛門殿江算用状差出候也、弥三衛
｛門脱か）江相頼也、十二月三日泡
右十一一月五日、目代清水市兵衛受帰、六日此方江持来受取候也
-13-
O
石
河
佐
渡
守
様
榔
茶
屋
千賀与八郎様清水与兵衛
戸川鉢一二郎
水
野
純
左
衛
門
右其町御昼休之節、前書通宿割方被仰付候条、比段可被相心得候以上
十
月十
円
私親類入江弥瀬太義、御問込筋被為仕抱辰御締り披仰付候処、川内問御歎願中上候は恐入候義
とハ奉存候得比ハ、
μ名門りハ勿論子弟之心街難地一傍観、引払比ハ巾合別紙之通歎願書差出候処、
一小及
御沙汰御下ケ被仰付恐入奉作候、此仁御歎中上候義も重畳恐多議方便罷在候ニ付、弥源太義
多年御出入被仰付候御由緒を以御寺械より御役向江可然被仰上、御慈悲之御沙汰被仰付候様
御取成被仰付被造候ハ、難有仕合奉作候、此段奉願上候以ヒ
甲チ十一，月什六日
親額惣代
石川藤
．・郎
-14-
大成寺様
御副司様
慶応元年乙丑（一八六五）
寺社奉行中川修人犠御病気山石崎仁左衛門様字社牟行御取計被仰付候
三月
汁
八
日
御
沙
汰
覚
一丁銭六貫弐百川拾文但上分間十八人前、人前百一三卜文ッ、
一同九貫百文相れ下分九拾告人前、同断問拾文ッ、
〆十五貫一：百同十文
右子九月廿六日、殿様御泊之御達之所御不用ニ付、人前半方御払下被ド奉読取候以上
小
林
善
右
衛
門
殿
阿
月
二
an山
覚
三月十四日御越以上
－丁銭五貫百廿文但縁高百六拾人前
一同九百八拾文但馬七疋飼料
FD
’EA
山克
三月廿
一日御休
一同拾六貰弐百四拾文上分四十八人
一同拾弐貫七百文
F分百廿七人
一向壱貫百廿文馬八匹分
メ廿六貫百六拾文
丑四月三日受取、此分自代所江相渡
野田藤左衛門殿
党
一丁銭五賞百廿文但御上下百六拾人前、御売飯代
一同五百六拾文但御馬四疋飼料
右三月十
一日御越之節
一丁銭入賞八百四拾文但上分二一拾四人前弐百六十文ッ、
一同十五貫弐百文但下分七拾六人弐百文ッ‘
一同壱賞弐百文但馬三匹飼料弐ツ払
右三月廿日御泊之節
右若殿様御往来御売飯代、御泊旅篭代奉請取候如件
丑四月四日以上三通書
小林普右衛門殿
一16-
此度町兵稽古以前通稽古仕来之者、其余共銘々家業之間合々ニ知県怠出精可仕候様、此段町中
之者江可申開候以上
四月十
一日
岩崎仁左衛門
町々
猶々絡什臼（以ド原文空白）
覚
岩崎仁左衛門
右勤懸りより当分字社町ぃ修行役取計被仰付罰一候処、恨役御用多芳右取計之義は被差免候、左
候而当分役座懸り被仰付候
熊谷志登美
ヴ4・
2A
右寺社町奉行役被仰付候
右之通御沙汰相成候条、可被相心得候以上
五月三日
三一戸台作
町々
党
一丁銭壱貫六拾文
但正月卜七日、荘原正右衛門出抑制上下四人、同五兵衛様御上下回人御泊、壱賄上百四十
文、下百三十文
一同弐百文
但荘原正右衛門様御上下弐人、正月廿日御出張、小弁当仕出料御上下共百文ッ、
一同弐百文
但福間三左衛門様御上下弐人、正月廿四日小弁当仕出料右同断
〆壱貫四百六拾文
右之通賄料御払下被仰付、髄ニ奉請取候以上
丑間五月
三戸台作殿
覚
一弐百文
但二月五日、福間三左衛門様上下弐人前ニ同断
右之通賄料御払下被仰付、憧ニ奉読取候以上
間五月
-18-
三戸台作殿
右二枚にして差出也、清水弥兵衛君江頼也
御慎中月代差留、尚蔀卸候様御沙汰相成居候所、暑気ニ差向候問、夫々稼等之妨ニ相成、且
病気差支り候者有之候ハ、月代剃候而も不背、尚蔀之義ハ来十
一日より明ケ候而も不仲六段、
尤是まで通毎物穏便相心得罷在可巾候事
右之通相心得、町中之者江可申開候以上
丑五月五日（慶応元年也）
町々
尚々絡沓（以下原文空白）
熊谷志登美
元治之年号改元、慶応ニ被相改候ニ付被仰出候由に問、此段町中之者江可申間候以上
乙
丑
間
五
月
十
九
日
熊
谷
志
笠
美
ム縁高壱人前ニ付、九拾六文ニ被仰付候由也、前ハ壱人前三十弐文候也
-19-
算用仕替、此先別紙ニ記置
一丁銭四貫九百六拾文但縁高百五拾五人前参拾弐文ッ‘
一同七百文但御馬五円飼料百四十文ッ、
右間五月十日御越之分
－同五貫弐百八十文但向百六拾五人前向断
－同九百八十文但御馬七匹飼料百四拾文
右同月廿九日御帰之分
〆拾壱貫九百什文
右前書之通殿締山口江御越御往米共御売飯代銭として御払下被仰付、依而諸問取罷山如件
丑
六
月
石
川
宅用伊政殿
宮川綴之殿
比分認替るなり
ι之如し
※全文に斜線抹消
覚
前之仕替
一丁銭拾凹貫八百八始弐文相御充飯百五拾五人前、
一同七百文仰い御馬尺疋飼料、壱疋百四卜文宛
有問五日卜円御出之節
一同拾L
ハ貫八口文但同断百七拾江人前
一同九百八拾文但馬じ疋分創刊
右同月什九日御崎り之節
〆三拾三貴，
τ．bLハ折文
殿様、山川江（以ド原主化に山、
-20-
主人前九拾六文宛
O相消
元六月五日
熊谷志登美義、寺社町奉行役被差免候問、此段可被相心得候以上
六月十八日
尚々木文之趣｛以下原文空白）
河合三郎右衛門、寺社奉行暫役被仰付候条、，川被相心得候以上
六月十八日
尚々（以下原文空白｝
福間式部殿粟屋多炊殿
右御当役被差免御加判被仰付候
福間
一内殿
右御当役被仰付候
林
主
水
殿
右
一代御家老御当役被仰付候
右之通御沙汰相成候条、此段可被相心得候以上
六月十八日
尚（以下原文空白）
一三戸台作
一一一一円台作
-21-
三戸台作
後筆者西村佐兵衛より諸町役人江占状を以御役向江諸勤行匹代ニ而其外ハ
一切御断被成候、
万
一持参ニ而も御受取無之様相違候也
山｛円比
一丁銭五貫弐行八拾文相い御先飯五拾丘人前壱人前九拾しハ文ッ、
右六月一二日、若殿様山口表江御越之節、御売飯代倒払下被下、依而請取書如件
丑七月三日
石
川
藤
＼
郎
浅田作右衛門殿
※全文斜線抹消
成
4
了銭九円七＃
A
仰い上分尚三人前官人前百五姶文之所、下分ニ両市祈荒宛
一同弐貫主百問始五文何下介二個拾五人前百一一4
拾五文之所、、対旅総－一而壱人前六拾壱文宛
〆二一覧三百
什
文
／
／
／
＼
＼
＼
右はしハ月．．
円、告殿掠山口長江為御倍γ合時湖駅御怯賄仕向被仰付、
不用ニ相成候八刀、片旅能4・nHJU！被ド、依巾請取占如件
正ヒ川－e
｜
-22-
其仕向仕候所御延引被成
浅川作sh衛門殿
※前文斜線抹消
四五右 貰 右 貫七 三 六弐月百月百十廿 τ八二 文日拾口 御文御越帰
五十五人11iI 1し十
文ツ
問拾五人前
覚
一丁銭九百七拾五文
但上分拾三人壱人前百五拾文之御定を以仕向仕候所、御不用ニ付入札にして売払仕、不
足銭之分壱人前七十五文
一同弐貰三宵四拾五文
位下分三拾五人前壱人前百三拾五文之御定を以仕向候処、御不用ニ付前ニ同断、不足銭
分壱人前六十七文五歩
〆三貫三百廿文
右六月二日
若殿様山口江為御越、富海御唇賄仕出候様被仰付、其仕向仕候所、俄ニ橘川駅御泊ニ相成、
御不用ニ付入札にして売払仕、不足銀前書之通御立勘被成、槌ニ奉受取候、依而請書如件
nd
qL
丑七月十日浅
田伴右衛門殿
石川
覚
五貫弐百八拾文
但御売飯五拾五人前、壱人前九拾六文宛にして
右六月三日御越之節外ニ馬六匁
一同四賞三百廿文
但御売飯四捨五入前同断
右七月十二日御帰外ニ馬五疋七匁五分
〆九貫六百文
右若殿様山口江御越御往来共御売飯代銭御払下被仰付、協ニ奉受取候、依而（以下原文空白）
丑七月
浅田伴右衛門殿
一24-
覚
一丁銭六貫七百五拾文
但上分四捨五入様分御泊仕向之所御．Lr用ニ付、
入札にして不足銀壱人前一二百文之下分行
五ト文ッ、
一同拾四賞八円問拾文
但下分百六人前同断、壱人前弐斤八十文之下分－白四十文
一同壱貫百廿丈
位馬四疋－以ド原文空内）
一同壱貫六百八拾丈
但二足軽之内五人、荒仕子壱人以上六人泊分、壱人前弐百八拾文ッ、
〆弐拾四貫一二百九拾文
右七月廿
一目、殿様山口江御越之節、仕向之所御不用之分（以下原文空白）
お
覚
一丁銭拾弐貫L
ハ百文
但上分四拾弐人様分、御旅寵料御
一人前ニ付一－－百文ッ、
一同三拾三貫一二百廿文
但下分百十九人前向断、壱人前弐百八拾文ッ
、
一同弐貫八百文
但御馬五疋分、壱疋前五百六拾文ッ、
〆四拾八貫七百廿文
右八月四日、殿様山口より御帰之節、御泊御旅能代前書之通御払下被仰付、依而請取書如
Lレ’
丑八月十九日河
内壮右衛門殿
山角覚内殿
右請取書三通代、清水伊左衛門江頼差出置也
右九月十日受取
党
一八貫百六十文
七月十七日御越四十五人前縁高
八月十六日御帰四十人前線高
浅田伴右衛門殿
〔〕御用として諸処ニ而鼠土堀取〔
之者江可被申間候以上
九月朔日
三口八拾人買五百六拾文
-26-
石J II
〕其向より乞懸次第及先取計候様町中
岡村多右衛門
入江次郎右衛門殿
嶋谷茂主衛門殿
各義御用之義有之候条、
石川藤
一郎殿
清水弥＝ぷ間殿
九月廿口
明汁
一日間ツ時御役時江可披罷山候以ヒ
山｛丸
一「J銭壱貫六百五拾文
但御k分拾壱人前御昼旅能料、壱人前百五拾文ッ、
一同三位瓦百文
但御下分什五人前同断、御壱人前百問1文
一同J
一百丈
但御馬弐口比
一二好分
〆五買四百五卜文
右九月二日誌殿様御梓－休
ムト－月トヒH受取
党
住
m消兵衛
岡村多布衛門
-27-
松浦
n
一輪崎
右其町江銃陣取立方御用懸として被差出依ニ付、出役中賄仕出被仰付、
払下被仰付候問、多可被相心得候以ヒ
九月什問日
寓海町役人中
尤賄料之義は追而御
岡村多右衛門
μ見
一五貰七百廿同文
但御上分十弐人前御旅能料、壱人前同百七十七文ッ、
一十壱貰七百文
但御次甘いハ人前同断、御古人前四百五卜文ツ・
一弐貫七百文
但御馬：疋八刀、じ官正前九行文ッ
、
〆廿貫rH廿阿文
右十月廿・て円、じ殿同時山什去より被為遊御帰域候節、
官同海御止宿ニ付、御旅能料として御払
下被仰付、依
vm訪取如件
丑十
4H・
1H
a
－－M川口右街門殿
-28-
右ト－月十七日朝、山口より御帰り、曽根尾ニ而目代受取帰也
御自分義、御用之儀有之候条、明十
一日凹ツ時御役処江可被罷山候以上
十，一月
卜
日
間
村
多
布
衛
門
石川藤
一郎殿
口上書を以申上候事
私義、今日御用之義御鹿候而御役所江可罷出候様被仰付奉mx候、然処近来持病御座候仁、比
節限病相煩、甚難渋仕居候問、乍恐参上得不仕候、全快次第参上可仕候問、此段官御取成被
仰上可被選候機、偏ニ奉頼上候以上
ト
一月十
一円
官四海町
行川藤
一郎
-29-
岡村多右衛門様
御自分義、御用之義有之候ニ付、先月十
4
日御役所江被罷出候様相違候処、病気ニ付全快迄
御断出、今以快無之島ニ付被世間免候条、此段吋被相心得候以上
社卜二月五日
岡村多右衛門
石川勝
一郎殿
大殿様今午ノ下刻被遊御逝去候、依之今日より克之通
右 一 一 一 一一之上家月作鳴通下職代事物
十 停 部 之 高一 止諸 声月被漁トf!p 猟八付n候
日故之義ハ迫耐沙汰可有之候条、此段相心得町中之者江可中間候以上
河合ご－郎右衛門
覚
．九十壱文銀にして銀札ご・百六拾丘匁壱一昭九卜古文銀にして
右之通、荘十a
一月什Ja日日代清水伊む街門江拙省ぃ旧一ニ相波候山
但御立助前
nu qu
本天院線御仕拘御法事、米ル什庄日より什仁川迄コ佼・1U於大成寺執行被仰付候条、
廿六日両
H之内壱皮御与江参詣御存典可被相備、此段門州省吋達候通ニ候
トn
・月廿問H
岡村多布衛門
州トH栴
h
札口小
廿五日
只御香典、ト洋ハ不好、此通りニ致候也、
林諮治様より承悦也
御香実
百匹代ん日間海町
石川藤
一郎
十二月廿六円、大成年江右之通にして御件典相納候也
今日大砲二門、小銃十
f、タス．一a
卜四、大飽弾薬十箱
覚
一月代弁調懸り之辞詰、・一信ニ調候義被走免候
一下部物候義被差免候
右之通当時勢格別之訳も有之候ニ付、明什九円より被足免候問、此段町中之者江可申間候以
上
-31-
十二月廿八日町
々年寄目代
尚々絡も背中（以下原文空白）
河合二一郎右衛門
慶応二年丙寅（一八六六）
党
殿様、二月九日御忌明ニ付、同円より鳴物高芦被差免候事
一先達而相触候重き御停止中、家業ニも無之漁猟心得達之者制方之儀、御忌明後も追而御沙
汰相成候迄ハ是迄通可相心得候事
右之通相心得、町中之者江可申問候以上
寅正月晦日
河合三郎右衛門
町々年寄目代
nJiω
nd
尚々本文之趣（以下原文空白）
御領内娘二地発之儀ハ堅被蒸留候、尤地下猟師之義ハ御猟頭印鑑を受、地発可致通御沙汰相
成候条、此段被相心得、町中之者へ可被申問候以上
寅正月晦日
町々役人中
承天院様御四十九日、来ル四日より五円迄
一夜越御法事、於大成寺執行被仰付候久木、両日之
内
一度御寺参話御香典可被相納候以上
寅，e
月朔日
福田嘉兵衛殿
原田信古殿
福田源右衛門殿
久野一周古殿
渡辺松五郎殿
原田忠蔵殿
藤井問郎左衛門殿
中村善lu口殿
予凹－郎左衛門殿
入江治郎右衛門殿
石川藤－郎殿
藤井幸右衛門殿
波辺繁次殿
村正苔七殿
末次藤左衛門殿
野本喜右衛門殿
消水弥‘二郎左衛門殿
水野瀧右衛門殿
原田伊左衛門殿
福田友右衛門殿
原
利
右
衛
門
殿
嶋谷茂右衛門殿
原田宇左衛門殿
入江犠七殿
党
一丁銭九貫弐百八拾弐文
但上分十七人前御旅能料、尤御人別五百阿卜」ハ文宛
一同拾五貫八百四拾文
但下分三十人前右同断、御壱人前五百廿八文ッ、
一同五貫弐百八拾文
但御馬五疋前、壱疋前壱賞五十六文
〆参拾貫四百弐文
岡村多右衛門
-33-
右二月八円、若殿様山口江御越被為遊候ニ付、官問、海駅御止宿之節、御供方様旅箆料前書之通
御払下被仰付、位ニ奉受取候、依而訪問取占如件
三月
石川藤
一郎
浅田伴右衛門殿
O四月廿三日受取也
党
一丁銭三貫三百六拾文
但御上下一て十五人前御売飯代、御人前九卜六文
右二月十二円、若殿様山口より御帰之節、宮海駅被為遊御小休、御供・万株江差出候御売飯代
前書之通御払下被仰付、依而請取合如件
三月
石川藤
一郎
一34-
浅田伴右衛門殿
右二通共目代清水伊左衛門義出徳之序ニ相頼、
一て月四日也
O四月什三口受取候山山
覚
地町之者
右音信贈答之義ニ付而は、過ル亥歳被仰出有之候所、文後不都合之贈答ニ及候者有之故ニ相
問、甚以心得違之事ニ候、向後国俗之五十匹代、百匹代之外堅被差留候、此段吃度相心得、
決而不正之作廻仕問敷、万
一心得違之贈物等取扱候者於有之は厳重可申什候事
右之通相心得、町中之者江可申問候以上
寅－二月什八円
河合一て郎右衛門
A主，.凡
地町之者
右当春以来米穀払底之所、当節ニ相成直段弥立登り－統難渋之趣ニ付、追々御売下ケ米も有
之候得共行届兼候ニ付、於下銘々貯置候米穀食料之外之分、相応之直段を以早々可及売出候、
尤否筋ニ付而は見究方、御日付、御代官処、町奉行処手筋被差遣候問、此段相心得可申候事
右之通相心得、町巾之者へ可申開候以上
寅四月廿
一日
富田新町同古市町同宇野町
福川町夜市町宮海町年寄目代
尚々本文之趣絡者汗是迄通達仕来候者江も不洩様可及其取計候以上
-35-
河合三郎右衛門
覚
地町之者
右梅漬兵根料方御用ニ付、御買上被仰付候問、軒別単涜にして
F候而貯置可申、左候而入用
之節、乞掛次第早速可茅，出候事
右之通御沙汰相成候条、町中之若江可申問候以ヒ
四月廿同日町
々
覚
河合三郎右衛門
地町之者
右当節米払底ニ而令難渋候者も有之哉ニ相問候ニ付向ハ、当八月迄之飯料引当不足之者其欠
数井家内人数等委細ニ銘々より吉山可巾、御詮議之卜，被仰付振も可有之候事
右之通相心得、町巾之お江可申開候以上
四月廿何日町
々
尚之以下原丈令円）
河合
4
－4
郎右衛門
-36-
当形勢之義ニ付、初端午初祝支集り問故、尚憾等取扱候肢は有之問敷候得共、
之於有之而ハ不都合ニ付、此段
H
萩耐吃皮町中之持江可被申間前候以上
五月一て日
町々役人中
万e
も心得述
岡村多右衛門
尚々本文之趣（以下原文空白）
党
富海町
4
米三拾壱石五牛九升
但当八月迄毎月右之通、尤当月ハ半分
右当節飯料米乏敷令難役趣ニ付、格別之御詑義振を以御軍則御引当来之内、少々ッ、なから前
書之通売下被仰付候問、
F々ニおゐても其勘弁を以飲食等飢渇を凌キ候迄ニ相心得、復食
を厭ハす相成丈ケ米穀を費亡柾…之様、親額ハ勿論組合又ハ懇意中相互ニ気を付、厚キ御旨
趣忘却不仕候段、心懸肝要之事
一男女老弱ニ限らす先達而申出之人数之者へ御売ド候被仰付候問、壱ヶ月ッ、追々受取可申、
若又壱ヶ月分
一同ニ買得不得仕若ハ両云軒申合、人数何程と相定、壱月分間三度ニ受取可
申候事
一御米代銭之義ハ現米引瞥相調可申、若又無余儀差問有之ものハ
二一日之間延引被仰付候、其
内極究のものハ御差繰相成、面々より取替を以買受させ可中候事
一御売下型直段之義ハ札銀を匁ニ恵米弐合之御定被仰付候、此後御世上如何程之高直ニ相成
共、外々之相場ニ不拘、御定直段を以新米出来候迄御売下被仰付候、其内遂に世と之相場
及下落候ハ、其節ハ御定直段御改可被仰付候事
勾
f。J
一御売下末広段御定相成候ニ付、飯料之余午有之者ハ、右御定紅段を以相互に致売買可中候、
万
一心得遠ニ而〆完致依者有之ニおゐてハ、吃と厳重一可申付候事
一飯料米持合候者はセヶ月之飯料外壱ケ川分、’円未ニ春立置可申、万唱非常之節は玄米御下
渡相成、＋h’H米御用被仰付候義も．司有之候事
一近未米価高此ニ砕を加り諸商人職人円厄之者不都合之利潤を食り、格外之給銀を望依輩有
之由、〈毛林商人ハ売買を以て彼是有慨を通し、職人日雇一之者ハ手足之労を以相互ニ其功業
を助ケ、銘々見職分相応之得意を以致波俳一候、」そ本意ニ候処、不都合之利潤を合り格外之
給銀を望候之義不加州事ニ候、向後右様之不心得之もの有之義相聞候節ハ、吃度厳重可申付
候ニ付、相互ニ気を付正直之風儀相成候慌銘々心懸可中候事
右之通相心得町中之将へ可巾問候以
t
五月十七日
ん口閥均町年寄口代
尚々本文之助挫絡冷斤是迄述通達仕米（以下原文空白）
日、口品
。曲庇町兵、ト泉州街組正之行出張中ハ諸役日差除候事
有之通御沙汰相成依久木、此段町中之お江可巾・間候以上
六月六日
河合三郎右衛門
no 内屯叫
河合
aa
一郎右衛門
mr 々
覚
。御詮
｛昨北川悦か『・7’～魁有之、巾1分成M…僧修行被差問候事
右之通御沙汰相成候条、此段相心得町中之者江可申問候以上
六月七日
河合－二郎右衛門
此度来襲之賊兵、追々海よ令俳例候処、日本製之船来組居候組も有之事ニ付、商売船ニ相紛
容易ニ碇泊或ハ海岸近く来廻り候義も難制、依之向後ハ御問海通行之商船
a
切差留、船巾委
細見究不審筋無之候ハ、通行革免候線被仰付候事
一他国より兵器弾薬井米穀共和込来ル船の義ハ通行差留置、尤粗暴之取計無之様可取捌候事
一一譜代大名之船ハ前条之物ニ不拘
4
切留置、いん商売船ニ畑違無之段見究相詰候上ハ通行差免
可然事
一万
一此方之申諭承引不仕船も有之節ハ於其場厳重可致所霞候事
一右船之義物筋江相違候ヒ江捌被仰付、尤急場難問義も有之候ハ、臨機之取計可任時宜候事
布之通御本家様向より申来候問、此段津々浦々之ものへ可申問候以上
六月廿日町
々年寄目代
-39-
河合三郎右衛門
錨々本文之通不洩様（以下原文空白）
覚
一敵兵襲来、給島より内海江乗入候節ハ於給島狼畑煙候得は浜崎ニ而受之、号砲三発打発候事
右徳山出張兵規律
－敵兵襲来之節、物見台より諸所江歩卒を以報知、自然戦ニ相成候得は三ツ切半銭打可申候事
右富梅出張兵規律
一敵兵襲来之節、下松内海江乗込候之節、亀ケ首ニおゐて号砲三発之事
但敵兵之模様ニ依り砲声緩急有之事
一号砲受之寺院其外共三ツ切太鼓之事
右下松出張兵規律
右之通
一手々々之相図被仰付候、其節ニ歪り動揺無之候可仕、花接戦ニ及候得は御規定之早
鐘相図相趨せ被成候事
丙寅六月廿日町
々年寄目代
-40-
河合一二郎右衛門
惜倒守本文之通（以下原文空白）
覚
萩光明寺屯集町兵之内
椿町三輪俊三郎浜崎杉山甚古
新丁松本梅占
右之者令脱定候ニ付諸隊江罷越候保之義も有之節ハ入隊ハ不及申、見当次第早速相捕政事堂
に届出候様被仰付候事
右之通御本家向より申求候問、此段町中之者江司中間候以上
六月け円
大島大都俊市い』
西田町長瀬木エ之助
河合三郎右衛門
山｛見
此節四境戦争之折柄、問者林之者端々江入込被召捕候もの数々有之趨相聞候ニ付、此御領ニ
おゐても他国人取札之義は、兼而厳重御沙汰も相成候通、清々浦々ハ勿論其余共銘々弥以遂
穿撃、胡乱之もの於有之ハ直様召捕、物筋江可申出候事
右之通相心得候様町中之者江可申問候以上
八月六日
-41-
河合三郎右衛門
年寄目代
猶々（以下原文空白｝
御自分義、其町御本陣亭主被仰付候条、此段可被相心得候以上
九月十九日
石川波之進殿
井上唯右衛門
申上候、然は私義富海町御本陣亭主被仰付奉畏候、早速御受ニ参上可仕候処相勝不申故、乍
恐書付を以御受・申上候問、官一様被仰上可下候、此段泰頼上候以上
九月廿日
井上唯右衛門様
覚
石川澄之進
-42-
板場中
右当年御領内之捕実不残御国産方江御質上被仰付候問、私之買入堅被差留候、依耐ハ御国産
方より御売下被仰付候ニ付、民自直段等其向承り回以入可申事
右之通其向之もの共へ可申開候以
t
十
一月九円
町々年寄目代
尚守本文之通俗Sへ以下原丈先に白｝
覚
河合一・郎右衛門
人相書
モ利隠岐殿家来
松岡将曹
一年齢三十歳
一大背、顔丸く、抱信之跡有之
一短刀長サ壱尺三寸位、縁頭角小倉柄虫鞘
一衣類藤色縞袷、金巾筒袖、綿入平服、木綿嬬半、紺呉紹服之常しめ居候事
右之者事、組有之於幸一家為相慎外、人ハ勿論説頻たりとも相対差留候様被仰付置候所、過ル
三日夜令脱走候ニ付、見当次第百捕、政事堂又ハ其所々之御代官所等江申出候様被仰付候事
右之通御本家向より申来候ニ付、此段相心得町中之若江可巾間候以
t
十
一月十日
河合三郎右衛門
町々年寄日代
尚々（以ド原文空白｝
-43-
御何申上候事
此度町屋敷流例行形役目除之者、証拠物無之者ハ役目可相勤候通、町役座江御達相成候由ニ
御座候処、私居掛り之屋敷ハ富海惣伝御証拠物前、別紙写之通ニ御座候而御茶屋弁私居崎り
之屋敷共、御ヒ之御用地ニ御座候故、日疋迄問別御馳・定銀等をも御除被仰付来候事故、前々よ
り町役目諸掛り物等出シ来り不申候処、此度御達振ニ付而ハ如何被仰付候哉御伺奉申ヒ候問、
御差図被仰付可被下候、此段宣御取計奉頼上候以k
寅十二月二日井
仁唯右衛門様
右十二月十八日御差図、先例通諸役目被差除候、是より五枚紙ニ岳在
町屋制御
m地御除付す一
屋敷弐拾歩高六升五合
右御番所之分
屋敷六歩宇高間升八合
右御高札場之分
屋敷壱畝弐歩高弐斗五升七合
右石川喜右衛門分
屋敷五畝廿四歩尚壱石弐斗七升六合
右御茶屋東西火除尾敷之分共
此内
弐畝姶五歩高「久牛告升四合
凶ノ方毛郎右衛門庭教
壱畝弐拾問歩尚凹斗五升間合
石川澄之進
-44-
中ノ万一千－一一郎民舗
壱畝拾五歩高三斗八合
点ノ万
hu－－－郎いほ制
屋鋪弐拾二－t少向山百千八汁よ合
右海蔵寺道之分
以上
右京海村田昌御除付立之内、御茶屋係敷共二一日常、
銀上畠代官反ニ付五百日之吋を以代銀被遣候事
有之通vr制添注山候なり
正徳四年秋午ノ歳御用地ニ付、
一三人分地代
45-
覚
af銭九百問文仰七人前併飯代人前七十λ丈ッ、にして
一同六百三十文但酒壱升代
一同五百四卜文但肴こ純代
．同九百文但御馬五疋飼判、官疋前百八卜文ッ、
／弐貫五百七十四文
お八月朔日、じ殿様山口江被遊御越峡節御小休ニ付、賄仕出前幹之泊御払下被ド、
取候以上
健二指請
七月二日
石川澄之進
三古美濃布衛門殿
覚
一丁銭壱貫六行什文
位十一－月一二円、御越之節、御馬九疋前飼料、
hL壱疋百八拾文ッ、
一同壱貫四百四拾文
但同四目、御帰り之節御馬八疋前同断
〆一，
右若殿凶仰三田υ札江御越御住求之御馬飼料前佐H
之通御払下被ド、槌ニ奉請取候、依而如件
十二月十三円
石
川
澄
之
進
a
｝五円美濃右衛門殿
山一見
清水弥，っ左衛門
石川澄之進
嶋谷茂ト年間門
一宿馬七疋
-46-
・水野瀧左衛門
消水与兵衛
人γ
札機じ
川 入11 江松治／正郎衛太門日IS
但来丁卯より繋求申付候問、諸越立艇…滞可相勤候、尤七疋ニ付金五拾両渡方被仰付候
右富海町宿馬繋替、
hvI暮年限ニ而拾四疋之処、御詮議振を以前書之通被仰付候問厚相考、来
丁卯より向己己迄三ヶ年之問、町役人共中合役日筋堅闘ニ相勤可申候事
右之通御沙汰相成候条、此段可被相心得候以上
十二月十
一日
治水弥三左衛門殿
石川澄之進殿
嶋谷茂左衛門殿
以七八人
水野瀧左衛門殿
清水与兵衛殿
入江磯じ殿
入江治郎太郎殿
川口松左衛門殿
井上唯右衛門
勾
fduτ
御自分尾舗役目除之義ニ付寄付を以被伺出候所、証拠物等有之義ニ付、是迄通町役目被差除
候問、此段可被相心得候以上
慶応二寅ノ年十二月十八日
石川澄之進殿
井上唯右衛門
慶応三年丁卯（一八六七）
禁裏様旧蝋廿九日崩御ニ付
一鳴物音曲停止之事
一町人月代仕間敷事
一諸猟停止之事
一作事弁槌留之事
一町屋戸蔀打候事一魚烏振売停止之事
一火用心別而入念候事
右之通町中之者江可申開候、尤日限之義ハ追而可申開候条、券相心得可申候以上
卯
正
月
六
日
河
合
三郎右衛門
町々年寄目代
尚々本文之趣依田喜井是迄通達仕来倹者共江も不洩様可及其取計候以
t
-48-
禁裏様崩御ニ付諸停止之義、此間被仰出候処、左之通
一作事件昨槌留之事
右之内目立不申様繕作事弁家職之細工、明十二日より被差免候事
一町屋蔀明之事
一諸猟之事
一h旬一・烏振売之事
一町人月代之事
右明十二日より被差免候事
右之外慎是迄通被仰付候事
右之通町中之者江可申間候以k
正月十
二H
河合三郎右衛門
町々年寄目代
尚々（以下原文化巳白）
党
一丁銭弐貫六百八十八文但御上下廿八人前御売飯代、尤御人前九十六文
一丁銭壱貫但御馬五疋飼料、尤壱疋前弐百文ッ、
一同四百文但御仁御小弁当御壱人前
一同壱貫四百文但御前用御酒弐升
一同壱貫四百文位御前用御肴代
右御越之節
一同三百文但御前用御小弁当
一同弐貫八百八拾文但御上下三十人前、御壱人前九十六文
一同壱貰弐百文但御馬六疋前同断
〆拾弐貫三百六十八文
右（以下原文空白）
-49-
正月十九日
山本泉蔵殿
右縁高賄之義ハ町役処より書付差出候様御達相成候ニ付、当家よりハ御納戸方山本泉蔵江差
出候なり
A二月四日御送越ニ而請取候也
覚
一丁銭八百六十四文但御次九人御売飯代九卜六文
一同四百文但馬弐疋飼料
〆三月朔日御越之分
一四百文但馬弐疋飼料
右三月廿一日御帰り分
〆壱貫六百六十四文
右松岡口左衛門株より受取候なり
-50-
山｛凡
人相書
岩国領柳井村年寄浅海源六支配吉岡庭卯七伴吉
岡愛助
一
年
齢
十
人
才
一
目
鼻
常
林
一
平
顔
之
方
一
小
男
之
方
一万黒引はだ、紋付縁江片はみ之の紋
一脇差朱引はだア白木綿筒袖着用
右之者事、重罪有之候処、去月晦日整武隊令脱走候段屑出候ニ付、見当次第召捕、政事堂又
ハ其所々之御代官所江届出候線被仰付候事
右之通山口表より申来候問、此段相心得町中之者共可申間候以上
五月廿六日
町々
河合三郎右衛門
phu
覚
富海地町共石灰問屋被差免置候所、此皮御吟味筋有之、右問屋被差止候、左候而以来石灰売
買仕度ものハ地町共石灰方より売渡被仰付候条、其向江可申出、尤於地町役座現究被仰付、
俵別銀壱分ッ、上納可相納候事
附地町役人より毎年七月十二月二度石灰方江売渡し、惣高及伺出現究之員数と引合相違シ、
康有之候節ハ早々取調へ支配役処江可申出候事
右之通相心得町中之者江可巾開候以上
卯八月四日
河合三郎右衛門
富海町年待目代
尚々本文之趣S格証宵井是迄通達仕来り候者共へも不洩様其取計候以上
覚
山口御屋形御曲輪内之義は萩御城二ノ御曲輪同様之義ニ候処、日ハ今迄ハ諸口戦争、彼自疋御混
雑之折柄にも有之、旺山口御滞留之御唱ニ候処、格別厳重御沙汰も不被仰付共、今般御永住
之義被仰出候、就而ハ諸向共以来御域二ノ御曲輪同様之心得勿論之儀ニ候、此段心得違無之
様下々ニ歪迄手堅可被申付候事
但御屋形御本門、夜中ハ締切被仰付、通用御門切手を以往来被仰付候、尤使役等諸処より
報知として罷出候鰍、其外急御用ニ付外向より罷出候面々ハ、其子細姓名等委縮ニ申達通
関被仰付、退出之節は罷出候役時之印鑑を以通関被仰付候事
右之通山口表より達相成候事
卯八月
円〆U
P
、u
党
伊勢御職之義、他同人入込厳兎取締り被仰付候ニ付、当正月配当之義御改相成候処、其後他
国へ出入之義も穏ニ相成、入々歎出之趣も有之候ニ付、以前之通御国中江伊勢御献配当被仰
付候事
八月
別紙二通山口より達相成問、此段相心得町中之者へ可申問候事
八月八日
卯十
一月廿日夜七ツ時到来
御自分義、御用ニ付上国辺江被差登候間可被得其意候、為此申達候以上
十
一月廿日
石川藤
一郎殿
御屈申上候事
私義、此度就御用上回辺江御差登シ被仰付奉畏、今日乗船仕候以上
十
一月廿日
宛名無之にして
上ハ包へハ
三吉族様、石川藤
一郎と認
廿
一日朝五ツ時、継所へ出ス、尤清水弥兵衛相認被呉候事也
河合三郎右衛門
一一一士ロ
族
石川藤
一郎
O十
一月廿八日着坂、十二月朔目京着、同十日大坂江下、同十七円西ノ宮行、若殿様供奉ニ
-53-
而、廿日京粟生光明寺着、廿一日発足、廿七日徳山帰ル
党
衣服制度之義は先年より度々御沙汰振も有之候処、今般為御名代若殿様上坂ニ付而は、御本
支
一様之軍装ニ無之而は不相済義ニ付以御思召、此皮御供中は御本家御規律之軍服着用被仰
付候条、
此段相心得可由’候事
右之通被仰付候以上
丁卯十
一月廿四日
別紙御古付之通被仰付候問、此段可被得丘、窓候、為此申達候以上
十て月廿開口情
水弥兵衛殿
aJH川本血事
｝
mm仇奴
』凋1
，・Ea
’”””H
・a
・トL，PH阿MW
ご占七口
旋
-54-
同廿五日到来
覚
近年富海町諸役川多分目立相成、余程令長微候趣ニ相問、ん伯馬繋日間日之義ニ付入々歎出も有之、
努格別之御吟味筋仕礼店主被仰付、左之通
一富海浦魚線問尾、当年より自他－株にして入札申付、金六拾両之建金三ツ割にして二拾両
ハ、兼而御沙汰通郷校修補料ニ引除、残り四拾両ハ伝馬方江加入被仰付候事
附り問屋より差出候札銀百五拾目之義ハ龍田屋文吉江被
F候条、是迄行形を以於下取計可
申事
一富海地町石灰貫之義、今年御沙汰通俵別銀壱分ッ‘運上、伝馬方へ加入被仰付候問、抜貿
抜売は勿論他所灰賀入共、是まで御法通相心得、地町役人巾合締り厳重ニ取計可申候事
一富海町屋敷之内（以下原文空白）
今般御所より御寛大之御処置被仰出、殿様御官位如元被為復恐悦之御事ニ候、此段可被棺心
得候以上十
二月廿四日
福田丈之進殿
清水弥三左衛門殿
入江弥太郎殿
原田伊左衛門殿
福田
一右衛門
原田直太郎殿
原田信吉殿
福田源右衛門殿
福田桃次郎殿
水野灘左衛門殿
石川澄之進殿
今般従御所御寛大之御処置被仰出、殿様御官位知元被為復候ニ付、恐悦として明後廿七日麻
上下着用ニ而登城可有之、左候而御酒頂戴被仰付候条、直様滞座候様、此段穿可被相心得、
phu
Fhd
為此申達候以上
十二月廿五日
清水弥兵衛殿
石川澄之進殿
一一一士一口
族
党
御領内格書中
右此度恐悦ニ付御酒被下候ニ付、米正月四日五日両日内銘々支配役座へ罷出受取方可及候事
右之通御沙汰相成候条、此段可被相心得候以上
十二月廿八日
辰正月二日昼到来
福田
一右衛門
-56-
明治元年戊震（一八六八）
米ル十五日御目見江被仰付候条、御樽代三ツッ、差上之日出御域江可被罷出候以
k
正月十
一日
福
田
一右衛門
福田丈之進殿
消水体三左衛門殿
原田信士ロ殿
水野瀧友衛門殿
清水与昇、街殿
石川液之進殿
福岡友左衛門殿
原悶伊左衛門殿
渡辺繁
4
一郎殿
御伺申上候事
一金五百匹
今般御仁様恐悦奉祝為御祝儀、前書之通献上仕度奉存御伺申上候問、官偏差図被仰付候様奉
頼上候以上
正月廿．，日
福田
一右衛門殿
右入本江頼差出ス
石川澄之進
党
一金五百匹
右此度恐悦ニ付奉祝前書之通献納仕度段願出候ニ付、願通り差免候事
右之通御沙汰相成候条、此段可被相心得候以上
正月廿六日
福田
一右衛門
石川澄之進殿
此度恐悦ニ付献納被願出被差免候処、右上包へ名前書印候義ハ用捨可有之、別紙へ書認可被
一57-
差出候以上
正月廿六日
覚
御領内地町
右近来米価高直ニ相托（カコツケナルヘシ）し諸色共直段莫大ニ引上、不都合之利潤を貧り候趣相
問、甚以いかが之事ニ候哉、追々米価も令下落候ニ付、右準シ以来諸色とも三割方引き下ケ
売出シ可申、自然心得違高直ニ売出し候もの有之節、取札之上厳重可及沙汰候事
右之通相心得町中之者共へ手堅可申関候事
正月廿六日
一ニ上ロ
b長
-58-
覚
地町之者男女共衣類染色等御法度相背、花麗ニ取鰐或は飲食之付合等身分之程相忘、偏ケ問
敷遊惰ニ打過候者間々有之様相問、当御時節柄別而
一統之風儀ニも相拘不均之事共ニ候、向
後家職無油断遂出精、惣而飲食衣類等専ら質素相守り、過分之取計決而仕問敷候事
附り家作建調も其制限も有之候処、追々増長せしめ花美之普請間々仕候もの有之趣ニ相問、
当形勢相考及大破難捨置分ハ仮成ニ取繕候ハ、格別其余ハ惣而相省可申事
右之通被相心得町中之者共江可申開候事
川寛
在町之者御家中面々江対シ途中行違之節、無礼仕間救段、先年より度々御沙汰相成候処、年
数相立追々相馳ミ、近来別而狼ニ相成、笠手拭等ニ而商品料相隠し、かつぎ荷之侭不存振－一而
罷通り候之類有之趣相関、不玲之事ニ候、向後決耐心得違仕問敷、左候而雨天たり共於御家
中木履下駄等相用候儀
一切差留候勿論之事ニ候、b
ん御沙汰筋相背候ものハ見当次第見谷、人
柄芳取札御日付方へ申達候様御家来中江御沙汰相成候問、芳相心得可申候事
附り御家中於途中夜内共小歌浄瑠璃之額相謡候義停止之事
右之通相心得町中之者共ニ可申問候事以上
一一月卜六円
－川克
御領内町方奉行所支配被仰付置候処、此度御詮議振有之、御代官所支配被仰付候、尤徳山町
遠石町之義ハ、是迄通町奉行所支配被仰付候事
右之通被仰付候条、此段相心得町中之者共江も可申開候以上
三月十七日誌
田町
一一月十五日
一一一北口
一－一土門
一一一七ロ
同古市町
同平野町
福J 11 町
古美
ハヨEd
族方長
い支ト円汀’
J1Eluμ
山口問海町
年寄目代
以上
若殿様御官位、過ル－dH大和守従五位下等之事、
宣下候段被仰出恐悦之御事ニ候、
心得可被遂沙汰、為此中速候以上
四月十八日町
々年寄回代
拙個々（以下原文空白）
右無紛候以上
藤村嘉兵衛
「L’T1訂巴
－Hυ
HYいよ車！羽山町
一向ぷ
レし凡えゆ反日口
JEFfi－－ef
-60-
以上
今般御蔵本諸御役所御城内へ御引揚ケ被仰什候ニ什、地町役人井格書其余之者御役座罷出候
節、御陣門通路之義ハ、兼而印鑑御法分被仰付候問、近々之内受取卜刀として可被罷出、為此
可申達候以卜，
問月卜九日町
々年寄口代
藤村嘉兵衛
尚々本文之通ニ付、格＃一一回直達之者義ハ町役座ニ而罷出候、度々有印鑑を受相済次第返弁候様、
穿通達可有候以k
右無紛候以上
同日
江付純
一郎
以上
近来地町共
一統差問、弥増衰微之題ニ相関候ニ付、先年以来地町店尾中江御売付米申付来候
所、此度格別之以御詮議振、向後御売付米惣而被叢止候条、此段厚相心得、銘々之産業正直
ニ出精可致候事
付り商売向ニより御運上被召上候義も可有之候事
右之通御沙汰相成候条、此段被相心得町中之者共江可被遂沙汰、為此巾達候以上
問
問
月
四
日
藤
村
嘉
兵
衛
官
inb
年寄目代中
尚々本文之題格占直一達之者江も不洩様通達可有之候以上
右挫…紛候以上
間口
江村純
一郎
以上
此度格別之御詮議振を以足粍、新足粍其之住之者米売払問屋相場を以引受之義、向後一切差
留候条、酒屋中ニおゐても此段厚相心得、悪油売出不仕商光向実貞二相営可巾候事
付り問屋相場、向後被差止候ニ付、洞一回中ハ勿論井、地之者たり共、米手形時々之相場を以
売買可仕候事
右之通御沙汰相成候条、此段被相心得、消尾井町中之若江も可被遂沙汰、為此申達候以
t
間
四
月
四
日
藤
村
嘉
兵
衛
欠如町名なし）
尚々偽静山中（以ド版文字白）
党
銅銭之義は向後古文を以鉄銭
L
ハ文ニ通用被仰付炉、事
右之通御沙汰相成候条、此段被相心得可被遂沙は、為此・叩述候以k
間四月じけ
-62-
藤村嘉兵衛
町々巾
尚々｛以ド原文化FH）
党
山名五郎兵衛殿
右御当役被仰付候問、此段為知・巾達候以上
間四月七日
町々年寄目代中
尚々絡kU｛以下版文空・H一
藤村嘉兵衛
覚
付上為造
下L，JJKU
－wHH
hFふf令
市
－
nμ
右御繰合筋有之、政府間人役被是免候
間村忠太
右因願政府間人役被差免候
右之通御沙汰相成候問、此段為知申達候以上
間四月九
H
藤村嘉兵衛
町々年寄目代
尚々（以下原文空白）
山克
毛利左京亮様御病気之処、御養生不為叶、過ル七日御卒去被成候ニ付、鳴物音曲七日之問、
-63-
作事二日之問停止被仰候問、此段相心得可被遂沙汰、為此申達候以上
五月十七日
町々年寄目代
藤村嘉兵衛
右無紛候以上
rL＋7b山z
－np
Jι・tTb4山町
内
HHF
山（見
一醤油造込三拾
石
但
丑
年
一同廿壱石但寅年
一同廿七石但卯年
以上
右之通ニ御座候以上
辰五月廿五日
-64-
長尾宇左衛門
此度御領政御一新ニ付、厚キ御趣意末々迄貫徹仕候様御代官所御用懸り入江弥源太、磯部源
之丞、原田市左衛門諸町江追々被差出候条、町役人中ハ勿論格書中之者共、町為官”救出’談可
仕、此段兼而相心得可申候様被仰付候問、格芹之町々江も不洩様通達可有之候、為此申達候
以上
六月て日
町々役人中
覚
一金壱両ニ付銀九拾臼
一同壱両ニ付
札銀九拾五匁
一銀札壱両ニ付銭九拾文
右当月より御改被仰付候事
右之通御沙汰相成候条、此段被相心得可被逆沙汰、為此申達候以上
尚々本文之趣、係書直達（以ド原文空白｝
藤村嘉兵衛
藤村嘉兵衛
-65-
先年より他国人取札之義厳重申付、商用ニ而罷越候共、問屋限り揚陸竪差留置候処、近来御
沙汰筋等閑ニ相心得、勝手ニ旅人俳佃為致候ものも有之哉ニ相問、甚以如何之事ニ候、地町
役人尚其向取札之者ハ勿論、問屋と共ニおゐても無忽可相心得、向後等閑之義有之節ハ厳重
迷惑可申付候事
右之通御沙汰相成候問、此段被相心得可被遂沙汰、為此申達候以上
六月十四日
藤村嘉兵衛
昨年も擾痘之義ニ付、御沙汰振も有之候処、地町今以種痘不致者も有之ニ哉ニ相問、斯等閑
ニ打過候而ハ不相済義ニ付、早々種痘可申、左候而種痘之者人ニ寄り種相一民シ候節、病気と
偽り返し方ニ不及由、甚以如何之事ニ付、右体之義有之節ハ取札之上迷惑可申付候条、町役
人組合之者共能々相論、一統心得述無之様手堅可被遂沙汰候、為此申達候以上
六
月
十
四
日
藤
村
嘉
兵
衛
町々役人中
先年以来
一統承知之通御軍事、彼是不容易御雑費相潟、元来御難渋之御計一帯向、殊更御差問
ニ立至り、第
．禁裏敏江之御奉公筋兵備御厳重之御取立之御目途雑相立、片時も不相消奉恐
入候義ニ付、此度御手元御衣食を初、別而御省略御不自由をも被為忍、諸役座減少等被仰付、
諸士中増御馳走令賦迄被百上候事ニ付、此段良工商之者迄も篤と致勘弁出精せしめ、職業相
応之御運上御冥加のため銀上納可致候、
b
ん下地浦究御運上銀御売付米等被産除候問、此度之
義ハ他所物仕入之店ニ不限、市中ニ住居いたし候矧ハ相互ニ励合可申候、尤柄屋、鵠油屋、
油屋、大工、鍛冶屋、諸職人之義ハ別ニ巾村方も可有之候問、呉服、小間物店より豆腐屋、
煮売屋店ニ至迄於下申合、銘々
t納之員数名前等付記届出可申候事
右之通御沙汰相成候条、比段被相心得．吋被遂沙汰、為此申達候以上
六月廿三日年
寄目代中
藤村嘉兵衛
一66-
有無紛候以上
rLト1
』
UL》
aRH
h川UL小！品川T
向日
諸御運上、是迄下請巾付候処、此度御詮議振を以御手取す一二被仰付候事
六月廿一二日
藤
村
嘉
兵
衛
右無紛候事
今般御詮議振を以御領内町方江住陪仕候者ハ、銘々相応之御運上被召上候者、格書之有共商
ひ之有蕪ニ不相拘、市中ニ家主相構へ候ものハ相当之御運土被包上候条、此段相心得可中事
附り御家人たり共町方住居之者、－本条通り被仰付候問、町役人より其ド札以前を以兼而可
及其沙汰候事
右之通御沙汰相成候問、此段被相心得可被遂沙汰、為此巾・達候以上
六月廿八日富
m新町より富海町迄年寄円代中
々tpo
藤村嘉兵衛
右無紛候以上
向H
rL・7炉山℃
一
wn
』・’’ι小’ι4小－
hHb
O七月三日夕写取
大嶋御立山之内大楠浴恨伐被仰付候問望之おハ、今廿九日迄ニ代銀及入札候係相違候処、来
月十円迄ニ－及入札候様、此段被棉心得可被蒙沙汰、為此申達候以上
六月什九日官
同凹新町よりんい田海町迄
右町々役人中
尚々本文之趣俗書店一達之符も不洩係（以下原文空’H）
藤村嘉兵衛
御本家ニおゐて強九様御病気被成御立候処、御療養不被為叶、昨問日御逝去被成候段、山口
より為知中来候、依之今日より七日迄作事被差留、来十
一日迄鳴物音曲停止被仰付候問、此
段被相心得可遂沙汰、為此申達候以ヒ
ヒ月五円
町々年寄
U代
尚々（以ド原－X克己’
H｝
藤付嘉兵衛
-68-
此度浦究御運
k被差除候処、御仁納銀員数相傾一候迄ハ浦方御運上被召上候、尤兼而御沙汰之
通御手取立被仰付、地町役人中取立方巾什候条、巾談都合能精々可被遂心配候事
右之通御沙汰相成候条可被相心得、為此巾連候以上
七月七日
ル時晴寸，骨品川正じ符
創刊』
4111
町々年寄目代
右無紛候以
t
捕者義、御所務方直様被仰付候問、此段為知申達候以上
七月廿八日富
田新町より富海町迄役人巾
尚々（以下原文空白）
山勝村嘉兵衛
今般御詮議之腿有之、銃卒御一極持兵隊編製被仰付候問、地町之内作次．ニ悶均等年齢十七歳より
一一一拾瓦歳迄之問願出候ハ、、本人ニ而も職業差問無之様仕組立仕置、開能出候者之義ハ願出候
而も不苦候、依御雇中、左之通
一御一居中名字帯万御免、年寄格中付、古人扶持方被下候事
一平業御遣方之義ハ、
．ヶ年之内．
4
一ヶ月御守衛として小隊或ハ中隊ッ、屯集依仰什候事
一御守衛中御賄御心付被下之、夜具等ハ御手当被仰付候問、細川刀之義ハ自分用意勿論之事
右之通被仰付候問早々可願山、御見分之上御一層揚可被仰什候久米、此段被相心得可被遂沙汰、
為此申達候以上
tkvJJL1411
，ノfI
’｝ll
r
’ι
藤村嘉兵衛
年寄同代中
-69-
尚々格嘗之者江も（以下原文筆臼）
ころり病予防法、先達而新聞紙之内摺板にして広め被置候処、
ニ付、銘々為心得布告被仰付候事
かね
τζころえ
ころり病を予防御法
第一、飲食を慎むへし
惣而淡薄養渋の消化し易き物を用ひ、油たき塩漬の肉類を禁止すへし、ねばりある根質之
品、米大一旦杯は菜読に勝りて良とす、果物ハ適宜ニ喰ふて妨なし、飲料に焼酎を冷水に混
合し用ゆへし、過分ニ呑へからす
第二、寝冷杯せぬ様ニ用心すへし
第一二、務て身体を清浄にし、居間寝室ニ新なる空気を通ハすへし、居室ハ常に窓戸を聞を好
とす、客故ありて戸を閉れは酢を室中に湛て其気を新らしくすへし
第四、房事を過すへからす
第五、常に身体を安静にすへし
ゆたらか
第六、心志を安暢にして流行病を恐怖すへからす
第七、ころりの病人を度々訪をハ用捨すへし、人ニよりてハ感染なきにしもあらす、乍去人
みまひ
情訪、病も閥へからずの札なれハ先ツ焼酎を一杯用ひて行くへし
右独逸国の名医第一等之位階安頓と一玄る人の著ハせし書物にて彼国紀元千八百五十二年上板
猶又別紙之通病院より差出候
一70-
せし所の文なり、今其大略を抜て普く世上ニ示し、民間養生の心得方の一助にもなれかしと
祈るのみ、斯る事多き御時節ニ出生とハ銘々養生方第
一にして御奉公の志を遂たき事にあら
すや
戊辰七月
覚
一金壱両ニ付銀八拾五匁三分
一同壱両ニ付札銀九拾日
右御役座上納金銀相場、八月朔目より御改被仰付候
一銅銭是迄壱文を以鉄銭六文通用之処、明廿三日より十弐文通用改被仰付候
八月廿二日
藤
村
嘉
兵
衛
御領他領之米海陸之出入一切被差留候
一御領内米陸連之義、壱斗土貢余以上は被差留候得共、其所相立候分ハ御日付方之手形を以
可令通行候、壱斗土貢以下ハ岡村ハ無手形、他村越候得ハ米出之所之村は庄屋、町ハ年寄
之手形を以持運可申候
右之通竪相守候、客夜陰等ニ紛れ海陸之出入持運ひ猿之義於有之は、舟頭持夫其外手伝之者
迄曲事申付候事
右来ル廿三日より米持運ひ被差留候条、此段被相心得可被遂沙汰候、為此申付け候以上
－EA
可『
八月廿一日
尚々（以下原文化ι白）
人相書
一年齢三十九歳
一顔長色黒
一眼鼻口其外常体
一言舌長崎一言葉
着用之品
長崎浦上村家ノ郷
一脊低キ方
一髪毛落
一長髪口髭長キ
同所同村中ノ郷
一脊高肉大キ
a
髪毛薄キ
一長髪口髭長キ
一年齢弐拾七歳
一顔色白キ
一眼鼻口其外常休
一一一一一口舌長崎言葉
着用之品
右十月十六円暮六ツ時令脱走候事
藤村嘉兵衛
斤姓元助
一72-
百姓持一予
一年齢三卜二－歳
一顔長色白キ
一im答阿キ
一一一一百舌長崎言葉
着用之品
長崎長長崎村之内口付竹久久保郷
一小汗巾肉
司髪モ薄キ
．限日比（外常鉢
咽髪月代仕店候
船大仁嘉阿郎
問所川村
rH俳．卯吉
一年齢二卜L
ハ歳
一脊高肉大キ
一顔丸く色白
一顔ニ庖癒之跡有
一髪毛濃キ、いん後天窓赤毛多く
一眼鼻口常鉢
，髪月代仕居候
右ハ十月十六日朝飯後令脱定候事
右ハ邪宗門之徒従朝廷御預ケ被仰付候ニ付、萩場内清水屋敷之内聞被入置候所、前書者共脱
走せしめ行衛不分候ニ付、見当次第召摘、政事堂又ハ其所之御代官所江田出候様被仰付候事
右之通山口より申末候問、御領入込候故も錐計候ニ付、取調見向
J
次第夫々支配向江届出候様（以
下原文空白）
十月廿二日
一73-
藤村嘉兵衛
川（見
先般米価和市立御仕法替被仰付候節、暮向御貿米御売米相場、十二月朔日よりけ日迄之押和
市以を御定被仰出候処、右之日限ニ而ハ諸上納其外差支候義有之候ニ付、以来は十一月十日
より小ノ月廿九日、大ノ月晦日迄之物限りにして持シ被仰付候事
右之通御沙汰相成候条、此段被相心得、為此申達候以上
十
一月
藤村嘉兵衛
大路様御事、参議中将様と相唱候様被仰付置候処、宰将中将様と相唱候様山口より申来り候
問、此段被相心得可被遂沙汰候、為此中達候以上
十二月八日
藤村嘉兵衛
-74-
明治二年己巴（一八六九）
此度御代官役之名目被差止、川県令に被相改、東西二局ニ被仰付候、徳山より東は東県令と被
仰付、宮田より同を両県令と被仰付候
ト恥・
＆bq， 麓殿
右東県令被仰付候
江村純
一郎
右商（以下原文化t白）
右之通被仰付候
巳正月十七日
藤村嘉兵衛
覚
粟屋采雄殿
右是迄之御役被莞免、執政被仰付候
山名五郎兵衛殿
右同断被差免、副執政被仰付候
生田森街
中
村
治
右同断被差免、監察被仰付候
浅見芳馬
-75-
右同文
江村純
一郎
右勤懸り分、当分布政司被仰付候
原
養
蔵
右是迄之御役被差免、布政司被仰付候
渡辺勉麿
右布政司被仰付候
右今般御改正ニ付、前書之通御沙汰相成候久木、此段為知巾迷候以上
正月什七
n
尚々本文之題情洋之者江不沌掠通達可布之候以ヒ
町々役人中
布ド代雑波要之進分
一76-
以上
当正月十五日御日比御延引之処、明後七日御日比被為受候問、此段相心得可巾候事
右之通御沙汰相成候条、朝六ツ時御役市町江可被龍出候、為此巾達候以上
一一
月
五
日
難
波
要
之
進
御願
t ＇.~占
一茅四拾荷
右富海町御茶陪怖朽航候ニ付、包作中1処之主茅仕、先例之通制調来上皮奉作候問御充下、先
御免被仰付可被下様偏ニ奉願上候、此段宣御取成被下候様奉頼候以上
巳一，月ト八日難
波要之進殿
党
御本陣石川波之進
右富海町御茶屋棟朽損候ニ付、包替当処之差茅仕、先例之通相調差上度、’仰完下ケ御免被仰
付被下候様、依願出被差免候条、常作局正乞合可及受取方候様此段多可被相心得、為此申達
候以上
－一月廿五日
富海御本陣
石川澄之進殿
右挺紛候以上
同日
難波要之進
「し
ι1h叩Mann
〈
t，本lιvホ
・H以
一77-
以上
今般依御戦功御高嶋被仰付候旨被為議仰候－一付、来廿向日麻k下右問、御城江罷山御歓巾じ
候様御沙汰相成候久木、此段可被相心得候、為此巾達候以上
六月廿一目別御用ニ付、福谷弁太夫代判
難波要之進
HHH叶，
b併トz，‘
御用之義有之候条、来月朔日五ツ時麻上下着用ニ而登城候様、御向分より下士下等格中江可
被申伝旨候以上
九月廿九日
渡辺勉麿
山岡笠人
江村純
一郎
小林賢七殿
尚々病気故障等之陶守は名代相頼候線、同居又可被巾・伝候以上
別紙之通被仰付候ニ付、
様ニと存候以上
九月什九日夕刻山シ
磯辺源之丞様、出荷ニ付、新日て郎へ代占…
宮崎新三郎様、什九Uげ押しハツ時受取、長野へ
長野党左衛門線、け九日詳しハツ時、宮崎より受、
ゴト日道源へ
道源友蔵緑、晦Hげそハノ時受取、
Mmmへ送
中村章之承J
様、同晦U南町／刻過、出街より炎、直河村へ送
河村熊槌機、胸打詳しハツホ十受取、道源へ送
福田宇衛門係、
期付但状を以得丘、立候問、
早々御順達御留りより拙者方へ御返却候
nO
7
’
小林賢七
同晦U「孔ツ中十道線より
原田市郎左衛門様、同晦臼夜五ツ半、福凹より
石川藤
一郎様
廿九日、宮崎、喜六ソ受、長野へ送
同晦日酉ノ刻過、中村山術より到来
三十日暮六ツ下受、河村
同晦日暮五ツ時、道線
同晦日五ツ半時、福田
晦日夜五ツ半時、原田
晦日夜九ツ前到来
nHd
n，‘
朝廷御沙汰書
九月廿二目、聖ト，御誕辰相当りニ付、毎年此辰を以群臣宴を賜ひ御長節相成、天下之刑毅被
差停候、偏ニ衆庶之御慶福と共ニ被遊度思召候問、於庶民
一同御嘉節を奉祝候様被仰出候事
以上
金札通用正金同様可仕旨従朝廷被仰出候、尚御宗藩よりも御達有之、他所人通行人馬賃旅箆
賃、時之相場正金同様及受取方様御沙汰｛以下原文空白｝
九月廿二日御沙汰
人相書
八谷六郎兵衛家来
年齢四十才と言
桂
多
賀
之
助
六月五日揚屋入候処、九月十三日夜、揚り尾より抜出（以下原文空白）
以上
回君或は官職江相係り候名相改候様従朝廷被仰出候問、此段被相心得可遂沙汰、為此申達候
以上
十月十六日
井
上
唯
右
衛
門
八重姫様御事、以来御奥様と相唱候様被仰付候問、此段被相心得可被遂沙汰候、為此申達候
以上
-80ー
十月十六日
井上唯右衛門
御本家様ニおゐて千枝姫様御病気被成御座候処、御療養不被為叶、
段、山口より申来候ニ付、左之通
一鳴物音曲、七日之問
一作事、
三日之問
右之通、今日より停止被仰付候閥、此段被相心得可被遂沙汰候、為此申達候以k
一昨十九日御逝去被成候
十月什
sU
先年より地町之島へ御除地被仰付候訳柄取調、米ル廿六日迄ニ中山候様、
遂沙汰、為此巾達校以上
月日不知
此段被相心得可被
作上唯布衛門
以上
於山口玉稿院様、過ル廿五日御学去被成候処、右ハ御奥様御実母ニ付、－HK之通
一鳴物音曲、ト日之問
一作事、三円之間被差留
右之通昨廿六円より停止被仰付候問段、此段被相心得可遂沙汰、為此申達候以上
七
月
け
ヒ
白
井
上
唯
右
衛
門
噌EA
Q口
尚々（以下原文宅白）
町々年寄目代
御務内地町之者
右今般御改正ニ付正月館之義、輪筋計相用可申、門松立来候ものは竹弁幸木諸向筋等差止、
松計弐本ッ、立可申候事
右之通御沙汰相成候条、此段被相心得可被遂沙汰、為此申達候以上
十二月十七日
町々
尚々本文之趣、格奇弁直達之者江不洩様通達有之候
右無紛候以上
同日
御藩内地町之者
右今般御改正ニ付上下之義、年始御口見之節計着用、其余惣而被是止候事
但臨時上下着用被仰付候節ハ、其節可被仰付候
右之通御沙汰相成候条、此段被相心得，則被遂沙汰、為此申達候以上
十二月十七日
尚々（以下原文空白）
右無紛候以上
同日
人目
覚上元
七夕
上巴
中元
重陽
端午
井上唯右衛門
rL＋1h屯－wHH
Jιふf’Y帯
－白民
-82-
井上唯右衛門
江村純
一郎
右七節と相唱候通従朝廷被仰出候ニ付、是迄五節句同様相心得可申候事
右之通御沙汰相成候条、此段被相心得可被遂沙汰候、為此中達候以上
閏月十二日町
々（以下原文空白）
覚
江村純
一郎
右大属ニ而郡用処井市中社寺総掌被仰付候
種田多作
右民事丙部署庶務被仰付置候処破産免候
難波要之進
長野短左衛門
右小属ニ而郡用処専勤被仰付候
杉原興一七太
右権小属ニ而郡用処受方被仰付候
佐藤勘七
右郡用処史生被仰付候
福谷弁大夫
種田多作
-83-
右民事署権庶務五ケ村方被差免候
吉岡宅有衛門
右前同断、戸緒方薪貸付方被走免候
右之通御沙汰相成候条、此段知らせ申達候
十一月七日
町々｛以下版文宅・円｝
巾向々本文之題、以川作ヴ井直達之者へ不洩線通達可有之候以上
以上
様之宇井殿之字以ド於下取扱巾・問敷候
右之通御沙汰相成候条、此段被相心得可被遂沙汰、為此申達候
十
，月卜八円
-84-
長野少属
難波少属
尚々（以下原文空白）
児一
邸周御役処
右是迄願其外当名之所以来ハ、前書之通相認産出操被仰付候問此段可被相心得、為此申達候
以上
十
一月十八日
尚々（以下原文空白）
月九
遠藤貞－郎
右権大参事
監察専勤
松岡歓左衛門
大属
右十二月九日御達し相成候也
有福七郎
飯田
生国周防住富海町
弘化一応年甲辰正月
一H生
享和一て年発亥九月廿八H
弘治四年丁未正月十四H
石川藤
一郎
嶋田南郁
信
西保釆雄
飯田
一郎左衛門
原
養戯
-85-
渡辺勉府
一－一－Zロ
b菜
尚石川藤戸郎
同人母ナヲ
妻モト
以上
右是迄御預り之御茶屋近来御用筋も無御座候処、毎年彼是遂心配候ニ付、此度格別之御詮
議振を以屋敷之義ハ以前述被差返、建家其侭被下候問、此段相中心得可巾・候事
右之通御沙汰相成候条、此段可被相心得候、為此申達候事以上
八月十八H
守閣海町
石川雌
．郎殿
右無紛候
lnJ r1
長野信行
難波通恒
三 r.c占付蕃忠i品純
-86-
富海町年寄御奉書弁願書控
平成二十一年三月三十一日発行
校
訂
発行者・発行所
印
思lj
所
重
校
慎
三
防府市立防府図書館
郵便番号七四七
18＝一五
山口県防府市栄町
一丁目五番一号
電話（口八一霊）三占七八O
（代表）
毎日印刷株式会社
