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大和田ゼミはアメリカ文学を専門とする大和田英子先生のゼミです。現在は 3 年生 3
名、4 年生 7 名が所属しています。普段の授業では、主に 3 年次は、課題の文献を題材
にして発表・ディスカッションを行い、文学や歴史の理解を深めています。4 年になる
と、それぞれの卒業研究に力を注ぐようになります。
私たちのゼミは 2014 年 2 月 20 日~27 日にかけて、AIMS PILOT PROGRAM に参
加させて頂きました。この研修ではマレーシアのマラヤ大学に滞在しました。今回は4
年生のゼミ生に加えて、大和田先生のセミナーに所属する1年生の生徒も同行しました。
まず一番初めに強い印象を受けるのは、大学の広さです。マラヤ大学の敷地はとても
広く、バスで移動する学生が多く見られるほどでした。大学の敷地内に寮があり、ほと
んどの学生が寮生活を送っています。さらに、大学内に美術館や競技場などもあり、設
備が充実していました。
研修中はマラヤ大学の講義を受け、マレーシアでの学生生活を体験しました。受けた
講義の中には、マレーシアの文化を体験・理解できるものが多く、とても興味深かった
です。例えば、マレーの伝統的な楽器を演奏する授業や、マレー語の授業、そしてサバ
地方の伝統的なダンスの授業などです。
講義以外の時間には、マラヤ大学の学生たちとの交流によって、マレーシアについて
の理解を深めることができました。マラヤ大学の学生たちは“Buddy”として私たちの
滞在中にいろいろな手助けをしてくれました。そんな彼らが、クアラルンプールの歴史
的な場所(町の名の由来になった川の合流地点、独立広場など)に私たちを連れて行って
くれ、率先して説明をしてくれたおかげで、マレーシアについて新たに知識を得る事が
できました。また観光地である batu cave なども案内してくれたため、彼ら現地学生と
過ごした時間は充実したものとなりました。そんなマラヤ大学の学生たちのホスピタリ
ティーの高さは、早稲田大学に彼らが訪れる際は心を尽くした恩返しが必要だと思うほ
どでした。また、マラヤ大学の言語学部日本語専攻の学生たちと交流する機会も頂き、
英語と日本語を交えながら日本とマレーシアの大学生活、就職活動、文化の違いなどに
ついて学ぶことができました。日本語専攻の学生の流暢な日本語を聞き、そのレベルの
高さに驚きました。
今回の研修では、マレーシアについて多くを学ぶことができましたし、現地の学生た
ちと交流し、実際に彼らの学生生活を垣間見て、自分たち日本の学生生活との違い、そ
して、マレーシアと日本の文化の違いを体験することができました。多民族国家である
マレーシアの人々がそれぞれの民族の文化・宗教を尊重しあって共存していることも、
マラヤ大学の学生との交流によって学ぶことができました。文化の融合ではなく共存を
目指しているという印象を滞在中に何度も持ちました。マレーシアについて、身をもっ
て学ぶことができたこの研修は私たちにとって貴重な体験となりました。また留学を控
えた1年生の参加者にとっては海外大学を実体験する良い機会になったとの声を多く
聞いています。そして何より、マラヤ大学の学生と強い関係を築き、将来長く付き合っ
ていける仲間を手に入れられたことに感謝したいと思います。
写真の説明
上から順に、空港にて終了証を受け取る、伝統舞踊の授業、同じく伝統舞踊のバンブー
ダ ン ス 、 batu cave 、 早 稲 田 大 学 参 加 者 集 合 写 真 、 カ フ ェ テ リ ア で 。