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「自立×つながり」でシニア世代を地域の担い手に!
「ミライのフツー」な自治モデル *近い未来(ミライ)には、この自治モデルが普通(フツー)と感じる
愛知県豊田市
健康になった
活動の場が広がった
生きがいをより感じる
医療・介護の出費が減った
限界集落がにわかに活気回復
ソーシャルビジネスに発展 シニアが地域
を支える実感
第2回プラチナ大賞 最終審査発表会
・平成14年から連続して日本一の水準を誇っています ・その額は2位以下を大きく引き離しています *当市1市で東京都を上回っています
(豊田市 9兆6,907億円 > 東京都 8兆6,993億円)
順位 市町村名 製造品出荷額等
1 豊田市 9兆6,907億円
2 横浜市 4兆4,060億円
3 倉敷市 4兆3,951億円
4 川崎市 4兆2,839億円
5 市原市 4兆 858億円 出典:平成24年経済センサス
1.豊田市の紹介
【財政力指数】 H23年・・・14位
H24年・・・19位
H25年・・・11位 (出典:全国都市財政年報)
名古屋グランパスの本拠地
トヨタ自動車本社 ものづくり産業集積地 製造品出荷額等連続日本一
環境モデル都市
みなさまの豊田市の印象は?
2.豊田市の現状(その1)
市域の7割が森林を占めています
いえいえ、豊田市はこのような顔もあります
旧町村部の消滅可能性(日本創成会議)
都市近郊部 (市域の30%) 人口:39.9万人 (94.5%)
中山間部(市域の70%) 人口:2.3万人(5.5%)
平成17年に6町村と合併
農用地
豊田市全体(-21.4%) 142位/1800自治体
3.豊田市の現状(その2)
2014年 2030年
0
20000
40000
60000
80000
100000
120000
140000
2010年 2040年
65歳以上人口 75歳以上人口
65歳以上 1.7倍
75歳以上 2.3倍
農山村部に加え、 市街化区域縁辺部で 後期高齢者が激増!
15年後
【急速広範囲に進む高齢化】農山村部に加え、特に都市縁辺部で高齢者が激増
豊田市人口推計 ※社人研試算
後期高齢者(75歳以上)分布割合 (住民基本台帳データをGISにマッチングして分析)
4.「超高齢化」と「まちむら混在」による〈市民〉と〈地域〉の課題
<都市地域> ・独居高齢者の見守りが必要 ・地域のつながりが希薄 ・高齢者の交通事故が心配 ・・・・・・
<農山村地域> ・農林業の担い手がいない ・草刈りの人手が足りない ・地域のお店が減ってきた ・・・・・・
定年退職したが やることがない
地域に貢献したいけど、 今まで仕事一筋で
何をすればいいのか…
思う
69.4%
Q.日頃の生活で不安に
思うことは?「病気など健康状態が悪くなること」
Q.地域の助け合い活動に関心は?
ある
74.1%
※第5期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(H24) 対象:65歳以上
そろそろ健康も 心配になってきた
<市民の課題> 活躍の場不足・健康に不安
<地域の課題> 都市も農山村も地域特有の課題を抱える
5.課題解決モデル「自立×つながり」
まちむら混在による「弱み」を水平補完するためには・・・
「弱み」を「強み」へ大転換
都市部や地域核への一方通行が「弱み」の大きな要因
+
地域単位での「自立」 ■地域自ら考え、自ら動いて課題解決を実践するしくみ ⇒「地域自治システム」
地域相互の「つながり」
■都市と農山村を様々な主体と「つなぐ」こ
とで課題解決を実践するプラットホーム
⇒「おいでん・さんそんシステム」
ダイヤモンド構造
1.「自立」の仕組:地域自ら考え、自ら動いて課題解決を実践する 「地域自治システム」
おいでん・ さんそんシステム
まちとむらをつなぐ「プラットホーム」
6.課題解決モデル「自立×つながり」の仕組
■地域会議(住民から選出)
企業
大学
NPO
農山村部
都市部
困った…
地域で研究したい
CSR活動したい 新商品開発したい
社会貢献したい
行政
行政だけではパワー不足…
都市部住民×農山村部住民 地域×企業
大学×市民×市 高齢者×農山村・・・
困った…
地域住民
地縁団体
有志グループ
老人クラブ
・ ・ ・
■住民、地域の団体 意 見 集 約 ・ 調 整
<地域自治システム>
■わくわく事業:
20万人(年間2万2千人)参加
■地域予算提案事業:
127件(年間13件)
地域が自立するため、
地域会議が主体となり
自ら考え、自ら動いて
地域課題を解決
つなぐ
つなぐ つなぐ
つなぐ
つなぐ つなぐ
その手段は・・・
農山村部 (人口2万3千人)に年間1万人がボランティア作
業に参加!
2.「つながり」の仕組:都市と農山村を様々な主体と「つなぐ」こと で課題解決を実践するプラットホーム「おいでん・さんそんシステム」
7.シニア世代が地域課題を解決した例(都市部「自立」の代表例)
※おせんしょ:豊田市周辺の方言で「世話好き・おせっかい」の意味
自宅前の草刈作業(82歳独居女性の依頼)
独居高齢者宅の清掃
地域課題解決!!
<高橋地区> ・市中心部近くのベッドタウンとして発展 ・典型的な郊外型地域(鉄道駅ゼロ) ・高齢化と独居高齢者増加が進む
メンバー平均年齢64.5歳 定年退職者が中心
安全安心・便利 見守り 地域の絆
「都市部元気シニア」×「世話好き」=ソーシャルビジネス
~高橋おせんしょの会~
高橋おせんしょの会創設者(前会長)
地域課題解決!!
<足助地区> ・旧合併町村部で過疎高齢化進行 ・高齢者を狙った犯罪の増加 ・いつだれが被害者になるかわからない
子ども・高齢者の安全安心 犯罪抑止 人の絆
8.シニア世代が地域課題を解決した例(農山村部「自立」の代表例)
「全員昔はハイジ」×「女性目線」=地域の安全安心
~アルプス隊~ アルプス隊:足助レディースパトロールセキュリティ隊の頭文字
・メンバー全員が女性 です ・昔はハイジでした
・寸劇により振り込め 詐欺を防ぎました ・署長より感謝状を頂 きました
振り込め詐欺防止寸劇
中日新聞H20.10.31
アルプス隊(隊長・創設者)
<都市部企業退職者> ・生きがいの場を探している ・社会貢献意欲が高い ・地域に縁遠さを感じている
9.シニア世代が地域課題を解決した例(「つながり」の代表例)
つながって、お互いの課題解決!! 集落活動維持
生きがい
承認欲求
<農山村部集落> ・過疎高齢化で 集落活動が困難に
担い手確保
草刈作業ボランティア
健康づくりにもなっています!
マッチング
「農山村部」 × 「都市部企業退職者」 = Win-Winの課題解決
~集落活動応援隊~
僕がマッチングしてます
おいでん・さんそんセンター長
H22現在 限界集落数:19
H32予測 限界集落数:75
H32交流予測 限界集落数:51
10.効果 <「つながり」による都市と農山村のWin-Win効果>
農山村部人口 (23,000人)の 2/5に匹敵!
「つながり」の定量実績
限界化スピード 3割以上ダウン
限界集落(小規模高齢化集落) ⇒人口100人未満かつ高齢化率50%以上
限界化回避集落
都市部シニア世代の活躍により、限界集落がソフトランディング
・ボランティア的交流人口(観光交流人口を除く)が限界集落での定住効果を担う
⇒人口が減少しても、集落のコミュニティ機能は維持できる(限界化の抑制)
シニア世代の生きがいを感じる割合が全体より高い
(%)
11.効果 <シニア世代活動の場の増加による生きがい度の上昇>
生きがいを感じる市民急増中
シニア世代はさらに高い生きがい感を保持
シニア世代の生きがい度が上昇中!
生きがいを感じている割合(市民意識調査)
全国比 ―17%
12.効果<医療費や介護度の抑制、高齢者・行政がWin-Winに!>
★平均年齢(前期高齢者) 全 国: 69.3歳 豊田市: 69.0歳 ⇒平均年齢がほぼ同じでも 豊田市民の医療費支出は低い! ※全国:国調によるH24推計値 ※豊田市:H24.10現在
・前期高齢者の年間の医療費が全国平均に比べて格段に安い
・いきがい就労の場や交流の場が多くなり健康度が向上したことも要因
・2025年問題解決の糸口が見えてきた
前期高齢者の医療費が全国平均の83%
国保・前期高齢者における年間1人当たり医療費 (前期高齢者(65~74歳) 国民健康保険)
13.効果<「ミライのフツー」な自治モデルは超健康自治体を実現します >
男性健康寿命72.54歳 女性健康寿命75.61歳 厚労省モデル出典:厚生労働科学研究費補助金「健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究」
男性健康寿命
1位 愛知県 71.74歳
2位 静岡県 71.68歳
3位 千葉県 71.62歳
4位 茨城県 71.32歳
5位 山梨県 71.20歳
47位 青森県 68.95歳
・ ・ ・
厚労省モデル (国民生活基礎調査に基づく推計数)
女性健康寿命
1位 静岡県 75.32歳
2位 群馬県 75.27歳
3位 愛知県 74.93歳
4位 栃木県 74.86歳
5位 沖縄県 74.86歳
47位 滋賀県 72.37歳
・ ・ ・
市町村モデル (介護保険の要介護認定者数に基づく推計数)
男性健康寿命 女性健康寿命
・愛知県 78.40歳 83.23歳
・豊田市 79.27歳 83.99歳
(+1.11%) (+0.91%)
・ ・ ・ ・ ・
両モデルから推計 男性健康寿命 女性健康寿命
・ ・ ・ ・ ・
自立 × つながり
「自立×つながり」でシニア世代を地域の担い手に!
「ミライのフツー」な自治モデル
高齢者の 爆発的な増加
地域から市を支える
・活躍の場不足
・健康不安
・地域課題増加
・行政負担増・・・
今までのフツー ミライのフツー
シニア=コスト負荷
シニア世代=担い手
地域会議
活躍の場
健康
地域課題解決
未来型自治モデル
14.「ミライのフツー」な自治モデルの実践、横展開へ
未来型自治モデルを 豊田市では実践しています
このモデルを横展開して未来を先取りしたプラチナ社会を一緒に築きませんか