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食料産業局 和食文化の保護・継承の取組について (令和元年12月)

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食料産業局

和食文化の保護・継承の取組について(令和元年12月)

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農林水産省 食料産業局 /Food Industry Affairs Bureau. Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries.

メキシコの伝統料理(2010年)

ケシケキの伝統(トルコ)

(2011年)

食に関する無形文化遺産無形文化遺産の例

芸能(能楽)

伝統工芸技術(結城紬)

社会的慣習・行事(山・鉾・屋台行事)

地中海料理(スペイン、ギリシャ、イタリア、モロッコ)

(2010年)

韓国のキムジャン(2013年)

○ 「無形文化遺産」とは、芸能や伝統工芸技術などの形のない文化であって、土地の歴史や生活風習などと密接に関わっているもののこと。

○ ユネスコの「無形文化遺産保護条約」では、この無形文化遺産を保護し、相互に尊重する機運を高めるため、登録制度を実施。

○ 2010年の「フランスの美食術」などの食に関する無形文化遺産が登録されて以来、和食文化を含め食に関する無形文化が増加。

ジョージアワイン(2013年)

ユネスコ無形文化遺産とは

フランスの美食術(2010年)

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○ 平成25年12月4日、ユネスコ無形文化遺産に「和食;日本人の伝統的な食文化」の登録が決定。

○ 日本食文化を未来に向けて守り伝えていくため、継続的なPRによる関心の維持や地域における保護・継承が重要。

(c) Masashi Kuma, 2006

「和食」の特徴③:

自然の美しさや季節のうつろいの表現「和食」の特徴①:

多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重

「和食」の特徴②:

健康的な食生活を支える栄養バランス「和食」の特徴④:

正月などの年中行事との密接な関わり

季節の花や葉などで料理を飾りつけたり、季節にあった調度品や器を利用するなど、自然の美しさや四季の移ろいを表現することも和食文化の特徴のひとつです。

日本の食文化は、年中行事と密接に関わって育まれてきました。自然の恵みである「食」を分け合い、食の時間を共にすることで、家族や地域の絆を深めてきました。

一汁三菜を基本とする食生活は栄養バランスがとりやすく、だしの「うま味」や発酵食品をうまく使い、動物性油脂の摂取量もセーブ。日本人の長寿や肥満防止に役立っています。

南北に長く、海、山、里と表情豊かな自然が広がる日本の国土。各地で地域に根ざした多様な食材が用いられ、素材の味わいを活かす調理技術・調理道具が発達しています。

「自然を尊重する」というこころに基づいた、日本人の食慣習

ユネスコ無形文化遺産に登録された和食文化

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(重要無形文化財)能楽、人形浄瑠璃文楽、歌舞伎、雅楽、小千谷縮・越後上布、組踊、結城紬 、和紙:日本の手漉和紙技術

(重要無形民族文化財)奥能登のあえのこと、早池峰神楽、秋保の田植踊、チャッキラコ、大日堂舞楽、題目立、アイヌ古式舞踊、壬生の花田植、佐陀神能、那智の田楽、山・鉾・屋台行事、来訪神:仮面・仮装の神々

我が国のユネスコ無形文化遺産の中での「和食」の位置づけ

和食;日本人の伝統的な食文化

※文化審議会において決定

文化財保護法に基づき指定された無形の文化財

我が国のユネスコ無形文化遺産(21件)

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文化財保護法による各種保存措置

を実施

平成26年度から当省の予算措置による保存措置を実施

平成29年6月、文化芸術基本法に食文化が「文化」として

位置づけ

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○ 「食育基本法」において、国は、食文化の継承を推進するため、必要な施策を講ずることとされている。○ 平成25(2013)年12月4日、ユネスコ無形文化遺産に「和食;日本人の伝統的な食文化」の登録が決定。「無形文化遺産の保護に関する条約」に基づいて、国は、無形文化遺産として登録された和食文化の保護を確保するための必要な措置をとることとされている。○ 平成29年6月に「文化芸術基本法」において、「食文化」が生活文化として位置付けられ、同法に基づいて、国はその振興を図るとともに、食文化に関する活動への支援その他の必要な施策を講ずることとされている。

〇 「無形文化遺産の保護に関する条約」においては、条約の締約国は、自国の領域内に存在する無形文化遺産の保護を確保するために必要な措置をとることが義務づけられており(第11条(a))、また、一般公衆、特に若年層を対象とした教育、意識の向上及び広報等の手段を通じて、社会における無形文化遺産の認識、尊重及び拡充を確保することを努めることとされている(第14条(a)(i))。

無形文化遺産の保護に関する条約(平成18年条約第3号)

〇 「文化芸術基本法」においては、生活文化の例示の一つとして、茶道、華道、書道とともに「食文化」が位置付けられており、国は、その振興を図るとともに、これらに関する活動への支援その他の必要な施策を講ずることとされている(第12条)。

文化芸術基本法(平成13年法律148号 改正:平成29年6月23日)

和食文化の保護・継承に係る国の責務

〇 「食育基本法」において、国は、伝統的な行事や作法と結びついた食文化、地域の特色ある食文化等我が国の伝統のある優れた食文化の継承を推進するため、これらに関する啓発及び知識の普及その他の必要な施策を講ずることとされている(第24条)。

食育基本法(平成17年法律第63号)

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食育基本法に基づく食育推進基本計画での位置づけ

○ 平成28年3月に食育推進会議により、平成32(令和2)年までの5年間を期間とする「第3次食育推進基本計画」が決定され、和食文化が無形文化遺産に登録されたこと等を踏まえ、重点課題の1つに「食文化の継承に向けた食育の推進」が位置づけられた。○ 同計画では、平成32(令和2)年度までに、「地域や家庭で受け継がれてきた伝統的な料理や作法等を継承し、伝えている国民の割合」を、50%以上とし、特に20歳代、30歳代の若い世代については、その受け継いでいる割合を60%以上とすることを目標値として設定している。

第3次食育推進基本計画骨子(抜粋)

食文化の継承に係る割合の推移

第1 食育の推進に関する施策についての基本的な方針1.重点課題

今後5年間に特に取り組むべき重点課題を以下のとおり定める。(5)食文化の継承に向けた食育の推進

南北に長く、豊かな自然に恵まれ、海に囲まれた我が国では、四季折々の食材が豊富で、地域の農林水産業とも密接に関わった豊かで多様な食文化を築いてきた。また、長寿国である日本の食事は世界的にも注目されている文化である。

しかし、近年、グローバル化や流通技術の進歩、生活様式の多様化等により、地場産物を生かした郷土料理やその食べ方、食事の際の作法等、優れた伝統的な食文化が十分に継承されず、その特色が失われつつある。

このため、「和食;日本人の伝統的な食文化」が、「自然の尊重」という日本人の精神を体現した食に関する社会的慣習としてユネスコ無形文化遺産に登録(平成25年12月)されたことも踏まえ、食育活動を通じて、郷土料理、伝統食材、食事の作法等、伝統的な食文化に関する国民の関心と理解を深めるなどにより伝統的な食文化の保護・継承を推進する。

・地域や家庭で受け継がれてきた伝統的な料理や作法等を継承し、伝えている国民の割合

・(特に20歳代、30歳代)地域や家庭で受け継がれてきた料理や味、箸使い等の食べ方・作法を受け継いでいる割合平成27年度 41.6% ⇒ 平成28年度 41.5% ⇒ 平成29年度 37.8% ⇒ 平成30年度 49.6% ⇒ 平成32年度目標 50%以上

平成27年度 49.3% ⇒ 平成28年度 54.6% ⇒ 平成29年度 50.4% ⇒ 平成30年度 66.3% ⇒ 平成32年度目標 60%以上

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○ ユネスコ無形文化遺産に「和食;日本人の伝統的な食文化」が登録されたことについて、53.1%の人が「知っている」、21.8%の人が「聞いたことがある」と答え、その浸透ぶりがうかがえる。

○ 和食文化を次世代に継承していく上でキーとなる、食生活の改善意識が高まりやすい子育て世代にとって、和食は「健康的」「栄養バランスがよい」といったポジティブなイメージを持たれている一方、実際には「手間がかかる・面倒」と敬遠される傾向が強い。

和食に関するイメージ

<ポジティブ>1.健康的2.栄養バランスがよい3.野菜がたくさんとれる

<ネガティブ>1.手間がかかる・面倒2.塩分が高くなりがち3.地味、茶色

2017年農林水産省約1,000名の子育て世代に対するアンケート

和食文化の継承の状況①

平成27年度「和食」の保護・継承推進検討会全国1万人に対する「食生活に関するアンケート調査」

「和食」がユネスコ無形文化であることの認知度

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○ 家庭等で受け継がれてきた料理や食べ方・作法等の和食文化を受け継ぎ、次世代へ伝えているのは、全国民の2人に1人(49.6%)。また、和食文化の継承には家庭や学校の場が重要であることがうかがわれる。

69.3 30.7

49.6 50.4

地域や家庭で受け継がれてきた伝統的な料理や作法等を継承している国民の割合

(2018年農林水産省「食育に関する意識調査」)

このうち、地域や次世代に対し伝えている国民の割合は71.6%

受け継いでいる受け継いでいない等

受け継ぎ、伝えている 受け継いでいない / 伝えていない 等

69.3×0.716=49.6

和食文化の継承の状況②

和食文化を教わった人、教わったこと、教わり方

(平成27年度「和食」の保護・継承推進検討会全国1万人に対する「食生活に関するアンケート調査」)

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○一汁三菜を基本とする和食は、栄養バランスに優れていることが実証され、生活習慣病や低栄養へのリスクが減らせるとされており、「和食」の基本形を守ることが、健康な食生活につながる。

健康的な食事の取り方「一汁三菜」

「和食」と健康①(健康的な食生活を支える「和食」)

ご飯を主食として、魚介・肉類等動物性食品中心の主菜と、野菜・いも・豆類等の副菜と、具だくさんの汁物に、だし、発酵調味料を組み合わせた「和食」は、栄養学的にみてもバランスのとりやすい食事です。

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「和食」と健康②(1975年型日本食に見る健康有益性)

東北大学大学院農学研究科の都築毅准教授らのグループは、1975年頃に食べられていた献立の特徴を有した食事(1975年型日本食)をマウスに与えたところコレステロール値の減少、血糖値の低下などが見られ、健康有益性が高いことが認められた。

日本食の健康有益性を検証 近年の日本では個々の食材や成分の機能性ばかりが注目されている中、食事全体を評価す

るという視点から実験・調査を実施した。 1960年、1975年、1990年、2005年の一週間分の献立を作成。調理した後、凍結乾燥・

粉砕・撹拌したものを4週間マウスに与えたところ、1975年の日本食を与えたマウスでは、肝臓のコレステロール量の減少、血糖値の低下が見られ、生活習慣病や老化性疾患の抑制、寿命の延伸も認められた。1975年型の日本食の献立例

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【地域の食文化の保護・継承事業】地域固有の多様な食文化を保護・継承するため、郷土料理の調査・データベース作成等実施【和食文化継承の人材育成等事業】子育て世代や子供たちに対して和食文化の普及活動を行う中核的な人材の育成

保護・継承の対象となる和食文化とは何か、和食文化に何をどこまで含めるべきか、について議論

(報告書「「和食」を未来へ。」)

・和食文化チェックシートの作成・和食文化の保護・継承活動の推進における有効な手法について4つの提案① 和食文化の理解を深める取組② 子育て世代による継承を推進する取組

③ 若年層への新たなアプローチ④ 地域での活動紹介

(報告書 「和食文化を守る。つなぐ。ひろめる。」)

令和元年度30年度29年度28年度

「和食」の保護・継承に向けた検討会

「和食」の保護・継承推進検討会

○ 平成25(2013)年12月の和食文化のユネスコ無形文化遺産登録以降、和食文化の対象等をめぐる議論や和食給食を推進する事業を実施。

○ 平成27年10月の和食室設置を経て、それまでの成果を踏まえ、次代を担う子どもや子育て世代を対象とした事業、さらにはこうした人々へ和食文化を伝達できる人材育成等を実施中。

和食給食 (和食継承のための青少年等への情報発信事業(H26~28))

平成25年12月

「和食」ユネスコ無形文化遺産登録

〇和食料理人が全国各地の学校給食で和食献立を提供〇全国各地で実施した和食給食の事例紹介、栄養教諭・学校栄養職員が和食給食を推進するための提案を発信

27年10月

和食文化の保護・継承業務

を担う和食室設置結論出ず

食材調達、コスト、調理効率、提供時間など、学校ごとに異なる様々な課題に対応した和食給食の事例を紹介

「出汁」をテーマに、大量調理向きの出汁の引き方などを提案

「年中行事」をテーマに学校給食に年中行事を取り入れる取組を紹介

Let’s!和ごはんプロジェクト(H30~)

子供たちや忙しい子育て世代に身近・手軽に健康的な「和ごはん」を食べる機会を増やしてもらうことを目的に、官民協働の取組である「Let’s!和ごはんプロジェクト」を開始

157(令和元年12月5日時点)の企業等が参加し、様々な活動を実施

「和食」のユネスコ無形文化遺産登録以降の保護・継承の取組

27年度26年度

子どもたちや子育て世代に対して和食文化の関心と理解を育む事業を実施。【和食継承普及事業】・子育て世代向けに和食文化への理解を深め、実践してもらうためのワークショップを全国で開催・乳児・幼児検診などで子育て世代と接する機会の多い自治体の行政栄養士等向けに、和食文化を継承してもらうための研修会を全国で実施【和食文化情報発信事業】「行事食」や「郷土料理」等和食文化の普及のため、全国子ども和食王選手権を開催

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(R1年~)「和食」と地域食文化継承推進事業(H28~30)

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食にかかわる産業界と行政等が一体となって子供たち・忙しい子育て世代に、内食・中食・外食等で、身近・手軽に、健康的な「和ごはん」を食べる機会を増やしてもらうための官民協働の取組。プロジェクトメンバーは157企業等(令和元年12月5日時点)。

和食文化の継承を行う人材育成

地域の食文化の保護・継承

■ 地域固有の多様な食文化を地域で保護・継承していくための体制を構築し、地域ぐるみで郷土料理等の調査、データベースの作成及び普及等を実施■ 郷土料理教室や郷土料理レシピ集作成等地域の食文化の継承のための活動を支援

・ 「和食」と地域食文化継承推進事業・ 食料産業・6次産業化交付金

次世代を担う子供たちへの普及

■ 和食文化の普及活動を行う中核的な人材を各都道府県に育成当該人材が保育所や小学

校等において和食文化を継承するとともに、栄養士・保育士等を対象とした各種研修会の場で和食文化の普及活動を実施

・ 「和食」と地域食文化継承推進事業

■ 次世代を担う子供たちへの、行事食や和食文化の普及のため、和食王を目指す「全国子ども和食王選手権」を開催(全国大会は11月24日(日)に東京タワーで開催)■ 和食給食の普及等食文化の継承のための活動を支援■ 学校給食等での地産地消の推進のため、コーディネーターの派遣支援や優良事例表彰を実施

・ 「和食」と地域食文化継承推進事業・ 食料産業・6次産業化交付金

プロジェクト <農林水産省官民協働プロジェクト>

料理講習会で海外料理人に食文化普及

インバウンド喚起

輸出促進

日本産食材サポーター店

官民協働の取組

令和元年度予算事業

「和食」の保護・継承に向けた取組の全体像

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令和元年度国産農産物消費拡大事業のうち 「和食」と地域食文化継承推進事業【令和元年度予算額:72(54)百万円】

<事業の内容> <事業 イ メ ー ジ>

1.地域の食文化の保護・継承事業○ 地域固有の多様な食文化を地域で保護・継承していくため、地方公共団体、大学等研究機関、民間団体、教育関係者、民間企業等を構成員とした体制を各都道府県に構築し、地域ぐるみで代表的な郷土食の歴史や由来、関連行事、使用食材及び料理方法等の調査及び記録の作成・保存並びに普及等を行います。

2.和食文化継承の人材育成等事業○ 子供及びその保護者を対象とした効果的な和食文化の普及活動を行う中核的な人材を育成し、各都道府県ごとに配置するため、栄養士等を対象とした研修会等を実施するとともに、子供たちに和食文化を効果的に普及する取組を活用した実践的な研修を実施します。

<対策のポイント>ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」を保護し、次世代に継承していくため、地域固有の多様な食文化の保護・継承を推進するとともに、子育て世代や子供たちに対して効果的な和食文化の普及活動を行う中核的な人材の育成を実施します。<政策目標>第3次食育推進基本計画における目標である「地域や家庭で受け継がれてきた伝統的な料理や作法等を継承し、伝えている割合」の増加(37.8%[平成29年度]→ 50%以上[令和2年度まで])

地域の食文化の保護・継承事業

和食文化継承の人材育成等事業

地方公共団体

大学

教育関係者

民間団体

民間企業

地域の食文化

各都道府県ごとに体制の構築

地域の食文化の普及推進

発信・活用

研修会等の参加

子供たちへの実践的な研修の実施

子育て世代・子供たちへ

調査

中核的な人材の育成

データベース作成

配置・登録

和食文化を効果的に普及

<事業の流れ>

国 民間団体等

委託

令和元年度予算事業

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「Let’s!和ごはんプロジェクト」は、食の嗜好は乳幼児期の食体験に影響されるため、味覚が形成される子供のうちに和食の味や食べ方の体験の機会の増加を促し、和食文化の保護・継承につなげていくため、和食文化のユネスコ無形文化遺産登録5周年となる2018年度に立ち上げたプロジェクト。

和食にかかわる事業者と行政が一体となって、子供たちや、和食について「手間がかかり面倒」とのイメージを有する忙しい子育て世代に、身近・手軽に健康的な「和ごはん」を食べる機会を増やしてもらう取組を実施。

令和元年度は、11月を「和ごはん月間」と位置づけ、11月24日の「和食の日」と連携し、集中的に活動。

・プロジェクトの目的達成のための活動を行う企業等をプロジェクトメンバーとして登録・公表。

・プロジェクトメンバーが自由に商品や販促物等に使用可能なロゴマークの提供。

・マスコミ、SNS等を含め多様なメディアへプロジェクト・各企業等の取組の情報発信。

・関連イベントの開催。

・和ごはんの調理が簡単にできる商品やレシピ、和ごはん調理家電の開発・販売。

・和ごはん総菜や弁当の開発・販売。・レストランで子供向けやご当地食材の

メニューの展開、社員食堂等での和ごはんフェアの実施。

・時短につながる和ごはん調理方法を動画等により分かりやすくWEB展開。

・年中行事(お正月や五節句等)や人生儀礼(お食い初め等)などと絡めた関連商品やメニューの開発・販売

協働

<各企業等の取組例> <国の取組>

※ 和ごはん・・・日本の家庭で食べられてきた食事であって、(1)ごはん、汁物、おかず等若しくはその組み合わせで構成されているもの、又は、(2)だし並びに醤油及び味噌をはじめとする日本で古くから使われてきた調味料等が利用されているもの

予算を伴わない官民協働の取組(Let’s!和ごはんプロジェクト)

プロジェクトメンバー数:157(令和元年12月5日時点)食品製造業者、流通業者、中食・外食業者のみならず、レシピや調理家電製造業者等

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Let’s!和ごはんプロジェクト:平成30年度のプロジェクトメンバーの活動①

イオン株式会社

日時:7/14(土)場所:イオンスタイル鎌取活動内容:管理栄養士のいるコーナー”クッキングステーション”において精進煮物「レンジで簡単♪オクラとなすの煮びたし」の調理実演と試食を実施。今後展開店舗を拡大の予定。

株式会社イトーヨーカ堂

日時:7/7(土)~場所:イトーヨーカドー木場店 他活動内容:イトーヨーカドー各店舗のクッキングサポートコーナー(一部店舗を除く)において日本の四季・二十四節気に呼応した旬の食材の「和ごはん」メニューを作り方や試食を交えながら定期的に紹介。また、「和ごはん」関連商品を販売。

オリジン東秀株式会社

日時:9月~場所:キッチンオリジン、オリジン弁当、

Origin全店舗活動内容:手軽に選べる「和ごはん」メニューを販売。毎月おすすめ「和ごはん」メニューを提案。

キッコーマン×ロフト

日時:10/6(土),10/13(土)場所:渋谷ロフト(10/6)

銀座ロフト(10/13)活動内容:和食をワンプレートに盛り付け、和食を簡単オシャレに食べる「和ンプレート」を紹介するイベントを実施。また、インスタグラムで#うちのおにぎり投稿キャンペーンを実施。

クックパッド株式会社

日時:7/7(土)~活動内容:クックパッドニュースでプロジェクトの開始を取り上げるとともに、簡単に調理できる「おすすめの和ごはんレシピ」を紹介。9/25から「Let’s! 和ごはんレシピコンテスト」を開始。

味の素株式会社

日時:9月~場所:47都道府県にて実施活動内容:ほんだしを使用して手軽に作れる「うちのみそ汁応援」プロジェクトを実施。地域ごとに異なるみそ汁の美味しさを伝えるため、47都道府県の地元応援みそ汁を決定し、公開。

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Let’s!和ごはんプロジェクト:平成30年度のプロジェクトメンバーの活動②

シャープ株式会社

日時:9/15(土)場所:みせるばやお ワークショップ

スペース(大阪府八尾市)活動内容:忙しい毎日でも、家庭で驚くほど簡単においしい“和ごはん”を手作りできる調理家電「ヘルシオ」を紹介する親子料理イベントを開催。

株式会社にんべん

日時:7/20(金)~場所:日本橋本店、青空市場(丸の内行幸

マルシェ)、秋田県・青森県(道の駅、地元スーパー)

活動内容:乾燥野菜コラボ商品(「農家の乾物物語」とん汁の素、炊き込みご飯の素)にプロジェクトロゴのシールを貼り付け販売。

株式会社すかいらーくホールディングス

日時:10月中旬~場所:和ごはんとカフェ chawan 各店舗、

ガスト(一部店舗)活動内容:「Let’s!和ごはん」ロゴマークを記載したキッズ向けメニューを展開。

株式会社ローソン

日時:11/6(火)~場所: 全店(一部店舗除く)活動内容: 「鍋から〆まで楽しめる!」シリーズの3品に和ごはんロゴを添付して販売

産経新聞社

日時:9/11(火)~10/31(水)活動内容:全国の大学生及び専門学校生を対象に、“かんたん和ごはん レシピ“部門と”おもてなし和ごはんレシピ”部門の2部門からなる和ごはんレシピコンテスト「全国学生和ごはんレシピ選手権大会」を開催。

株式会社セブン&アイ出版

日時:11/2(金)活動内容:クックパッドプラス12月号にて和ごはんプロジェクトの紹介と和ごはんメニューを掲載

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○ 国民の「和食」への関心を高めるため、「和食」の特徴等をまとめたパンフレットを広く配布。○ 更に「和食」のユネスコ無形文化遺産登録に至る経緯や、農林水産省の「和食」関連イベント等に関する

情報をHPで発信。

○「和食」ガイドブック「和食」の特徴、歴史等をまとめたパンフレットを作成し、全国に広く配布。

○「和食」のユネスコ無形文化遺産登録の経緯から、「和食」に関する農林水産省の様々なイベント等に至るまでホームページで情報発信。

「和食」に関するパンフレット

ホームページによる「和食」の情報発信

○和食文化を守る。つなぐ。ひろめる。「和食」の保護・継承に向けた検討会(平成27年9月~平成28年2月)において、食生活に関するアンケート調査結果や効果的な継承のための手法について取りまとめた内容を報告書として作成。

○「和食給食」パンフレット平成26年度から平成28年度に実施した和食給食を推進する事業の実施事例等を取りまとめたパンフレットを作成し、全国の小学校の栄養教諭等へ配布。

H27H26 H28

○子育て世代向けパンフレット平成29年度に実施した子育て向け和食文化普及推進事業の実施事例等を取りまとめた行政栄養士など専門職等向け及びママパパ向けパンフレットを作成し、全国の自治体等へ配布。

専門職等向け ママパパ向け

その他の取組(情報発信)

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農林水産省 食料産業局 /Food Industry Affairs Bureau. Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries.

○ 次世代を担う世代の中でも特に、食生活の改善意識が高まりやすい子育て世代や若者世代をターゲットとして、和食文化の良さを理解してもらうための取組を実施。

子育て世代・若者世代向け参加型ワークショップ

親子で和食文化を楽しんで学んでもらうための教材も制作。農林水産省HPからダウンロード可能。

■ 子育て世代と接する機会の多い行政栄養士や子育て中の母親・父親や、若者世代を対象として、平成28年度から和食文化への理解を深めるためのワークショップを開催。

■ 例えば、パパ・ママ世代を対象に、栄養学の専門家、和食料理人などによる和食文化のパネルディスカッションや、忙しい中でも自宅で簡単に実践ができ、子供が喜ぶ和食レシピの調理実演を実施。

子育て世代向け食文化普及サイト

子育て世代向け食文化普及サイト 「おうちで和食」http://ouchidewashoku.com/

http://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/index.html

平成30年度予算事業(①子育て世代・若者世代への取組)

■ 子育て世代が和食の良さを理解し、自宅で実践してもらうことを狙いとして、スマホ向けのウェブサイト「おうちで和食」を平成29年の「和食の日」(11月24日)に開設。

■ 農林水産省ウェブサイト掲載の和食関係の情報をわかりやすく、かつ簡単に活用できるように発信。

■ 子育て世代向けワークショップの内容を全国の方に見ていただけるよう、ワークショップ当日の動画をウェブサイトにて配信。

(参考1)

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農林水産省 食料産業局 /Food Industry Affairs Bureau. Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries.

【和食お絵かき部門】全国銀賞 全国銅賞

○ 和食文化を次世代に継承していくため、子供たちに対して、和食文化への関心と理解を育むための事業を推進。

○ また、食育の観点から都道府県等が行う食文化の保護・継承のための活動の支援等を実施。

次世代を担う子供たちへの「和食」継承活動の推進

○ 全国子ども和食王選手権■ 次世代を担う子供たちに行事食や郷土料理等の和食文化を楽しく学習し、実践してもらうため、栄養教諭等の協力も得ながら、平成28年度から、低学年はお絵かき、高学年は郷土料理の発表や豆運び競争等で和食王を目指す「全国子ども和食王選手権」を開催。

■ 平成30年度は平成30年12月16日(日)に日本科学未来館で実施。

【和食王部門】優勝「『はも』っちゃう!?」

京都教育大学附属京都小中学校

■ 都道府県、市町村、民間団体等が実施する農林漁業体験機会の提供、郷土料理教室等食文化の継承のための活動を支援。

■ 中でも、幼少期は食の大切さを学ぶ重要な時期であり、和食文化を伝える場として、給食の果たす役割は重要。

食育による地域の食文化の保護・継承活動の推進

「みんなで「ありがとう」のわつなぐ、つながる、つづける」奈良県奈良市立伏見小学校2年生 奥垣 佳士

「徳島の味「でこまわし」」徳島県 アトリエENDO/上板町立神宅小学校3年生 小谷 優維

「やき秋刀魚には、かぼすと大こんおろし!」神奈川県慶応義塾横浜初等部2年生 村山 輝星

全国金賞

味噌づくり体験

■ このため、地域の食育活動支援においても、和食給食の普及に向けて、和食給食の献立の開発・提供の取組を実施。また、子供や学校給食関係者を対象にした和食に関する授授業や調理体験を実施。

平成30年度予算事業(②次世代を担う子供に対する取組)

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(参考2)

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農林水産省 食料産業局 /Food Industry Affairs Bureau. Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries.

一般社団法人和食文化国民会議について

正会員、賛助会員、賛同会員(メールマガジン会員)

※企業会員/団体会員/個人会員の区別あり※正会員、賛助会員は年会費が必要。(詳細は和食会議のHP参照)

○ 平成27年2月、「和食」文化の保護・継承国民会議の正副会長及び中心的な会員が発起人となって、一般社団法人和食文化国民会議(略称:和食会議)が設立された。

○ 平成27年4月から、法人として本格的に活動を開始し、3部会・1会議をもって「和食」の保護・継承の取組を実施している。

<ビジョン>ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」の保護・継承活動を推進する運動の中心的な役割を果たす団体となる。<ミッション>日本人の伝統的な食文化である「和食」を人類共通の財産として国民との協働により活性化し、将来の世代に継承していく。

和食文化国民会議の活動方針

会員区分

食文化に関する研究者・学会・NPO、地域の郷土料理保存会や食育団体・料理学校等の団体・個人、食品メーカー、フードサービス、観光業など和食文化と関わりある様々な企業、地方自治体など約400の会員で構成

和食会議の構成会員

名誉会長 熊倉 功夫(MIHOミュージアム館長)

会長 伏木 亨(龍谷大学農学部教授)

副会長/技・知恵部会長 村田 吉弘(日本料理アカデミー理事長)

副会長/普及・啓発部会長 後藤 加寿子(料理研究家)

理事/調査・研究部会長 大久保 洋子(日本家政学会食文化研究部会 部会長)

理事/全国「和食」連絡会議議長

服部 幸應(学校法人服部学園 理事長)

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(参考3)

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平成30年11月24日「和食の日」関連の主な取組

千代田区立富士見小学校では、和食会議の村田副会長による食育授業の後、児童とともに、高野農林水産大臣政務官、伏木会長、村田副会長が和食給食を喫食。

全国各地の小中学校において、和食給食・食育の授業を実施。30年度の実施校は、全国8,513校(29年度は6,541校)。

農林水産省 和食文化普及推進事業 和食会議 「だしで味わう和食の日」

親子で和食文化に触れ、理解を深めるための「和食の日イベント」を開催。

子供向け和食クイズや、和食料理人による包丁さばきなどの和の匠の技の披露・家庭で簡単に作れる「和ごはん」料理の紹介、だしの試飲やかつお節削り体験など楽しく和食文化体験を実施

日本経済新聞の独自企画により、同紙土曜版「NIKKEIプラス1」(11月24日掲載)、日経MJ(11月21日掲載)において、「和食の日+Let’s!和ごはんプロジェクト」特集記事を掲載。

平成29年発売(第3集)

平成28年発売(第2集)

平成27年発売(第1集)

いい にほんしょく

オリンピック・パラリンピック経済界協議会と和食会議の共催で、「Let’s!和ごはんプロジェクト」の活動として11月24日の「和食の日」を中心に月間を通じて企業の事業所給食(昼食時)に和食メニューを提供。

平成30年発売(第4集)

©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

日本郵政との連携「和食切手」の発行

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(参考4)

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令和元年度 「だしで味わう和食の日」(第5回目)

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○ 11月24日(いいにほんしょく)の「和食の日」のイベントとして、毎年、和食会議と農林水産省で連携し、「だしで味わう和食の日」イベントを実施(今年は11月22日(5回目)に実施)。

○ 本年度の和食給食・和食授業の実施校は全国で約9,500校、約230万人。

1,9573,069

6,541

8,5139,498

513

797

1,573

2,040

2,281

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

0

3,000

6,000

9,000

12,000

15,000

H27 H28 H29 H30 R1速報

実施校数・実施人数

小学校 中学校 保育園・幼稚園 人数

(校) (千人)

後藤加寿子先生(和食会議の普及部会長。料理研究家)の和食に関する授業、児童と和食給食を喫食。

和食給食は、ご飯は「つや姫」、可能な限り地産地消(東京産の野菜)、国産品を使用。

今年の「和食の日」イベント(11/22 新宿区津久戸小)「和食の日」イベントの実施校数

(参考5)

つ く ど