朝霞地区一部事務組合し尿処理場は、朝霞市、志木市、和光市、新座市から排出される汲み取りし尿

及び浄化槽汚泥（以下「し尿等」という。）の処理を行っております。

　当施設は、昭和39年に供用を開始し、し尿等の処理量の増加に合わせて施設整備を重ね、昭和49年

には１日当たりの処理能力が350キロリットルの施設となりました。

　その後、公共下水道の整備により、し尿等の搬入量が減少したことや、老朽化及び耐震化を含めた

施設設備の緊急対策が必要となったことから、平成28年度から３か年継続事業として施設整備を進め、

ここに新施設の完成に至ることができました。

　本施設は、１日当たりの処理能力が38キロリットルで、処理方式は前処理・希釈下水道放流方式を

採用し、周囲の景観や臭気対策等に配慮した、また、設備を簡素化し、維持管理体制を縮減できるコンパクト

な施設として経済的で効率的なし尿処理が行える施設としています。

　今後も生活環境の保全に努めるとともに、施設の運営管理に万全を期して、廃棄物処理の適正化と、

し尿等の効率的な処理を行ってまいりますので、今後とも一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。

　結びに、本施設の整備に当たりまして、多大なご理解とご協力をいただきました関係各位に心から

感謝を申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

平成30年７月　朝霞地区一部事務組合 管理者

ご 挨 拶～ 環境に配慮したコンパクトな施設に生まれ変わりました ～

トラックスケールバキューム車を計量して、し尿・浄化槽汚泥の搬入量を記録します。

ドラムスクリーン破砕機で細かくした、し尿・浄化槽汚泥中の夾雑物（ごみ）を回収します。スクリーンを通過した汚水は貯留設備に送ります。

希釈調整装置汚水と希釈水（井戸水）を混合して、下水道排除基準値に適合する水質に調整します。

受入口バキューム車から、し尿・浄化槽汚泥を受入れます。

スクリュープレスドラムスクリーンで回収した夾雑物（ごみ）を脱水します。脱水した夾雑物は「し渣」と呼ばれ、場外に搬出します。

生物脱臭塔微生物の働きを利用して、高濃度の臭気を低減します。

破砕機し尿・浄 化槽汚泥中の夾雑物

（ごみ）を細かく破砕して、前処理設備に送ります。

放流ポンプ貯留槽に一時溜めた汚水を撹拌して均質化したのち、放流ポンプで流量を調整しながら希釈調整装置に送ります。

脱臭ファン臭気は主に受入設備、前処理設備、貯留設備から発生する高濃度臭気と、施設各室等から発生する低濃度臭気に分けて捕集します。

沈砂除去装置投入された、し尿・浄化槽汚泥中に含まれる小石や粗大な砂等を回収し、洗浄後、場外に搬出します。

希釈水ポンプ汚水を下水道排除基準値まで希釈するため、希釈水（井戸水）を供給します。

活性炭吸着塔低濃度臭気と生物脱臭塔で処理した高濃度臭気を、活性炭に通して最終処理し、大気放出します。

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トラックスケール

油脂分離装置

ドラムスクリーン

スクリュープレス

受入口

散水

場外搬出

高圧温水洗浄装置 活性炭吸着塔

ミストセパレータ

水処理ライン（汚水）

夾雑物・し渣

洗浄水等

臭気

各設備（洗浄水）へ

希釈水ポンプ

雑用水ポンプ

希釈調整装置

撹拌ポンプ

放流ポンプ

破砕機

沈砂除去装置

P

P

真空ポンプ

ミストセパレータ

低濃度脱臭ファン

希釈水

生物脱臭塔

撹拌ポンプ

高濃度脱臭ファン

除砂装置

オリフィス桝

雨水スクリーン

張り水用水槽

脱水し渣ホッパ

バキューム車取水

水路放流

C

F

F

P

PP

受入設備 前処理設備 脱臭設備

取排水設備

希釈放流設備

貯留設備

沈砂槽

受入槽

場外搬出

場外搬出

下水道放流

高濃度臭気

大気放出

低濃度臭気

受水槽 井戸

貯留槽（１）貯留槽（2）

雨水貯留槽

し尿・浄化槽汚泥搬入車両（バキューム車）

場内雨水

下水道排除基準凡 例

項　　目 基 準 値水素イオン濃度（pH）生物化学的酸素要求量（BOD）浮遊物質量（SS）その他、下水道排除基準値を満足する。

5.0～9.0600㎎／ℓ未満600㎎／ℓ未満

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