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「アスベスト除去工事
の課題と対応」
ヤ シ マ工業株式会社
平成18年7月21日
専務取締役 松岡 忠孝
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吹付け石綿除去工事の基本
• 決められたことを、決められた様に、忠実に確実に実行する。
• 工事中のアスベスト濃度の管理
• 評価は０点か100点か
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除去業者として
吹付け石綿の本質を理解する
石綿の危険性を充分熟知し社員及び作業員に安全作業の徹底を計る
経営者は？
現場管理者は？
機材の作業前点検、工事の手法、手順を確認して作業員に周知徹底する
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石綿の危険性を充分熟知し作業の手法手順、及びポイントを理解して自らのばく露を防止すると共に二次ばく露を防止する。
作業員は？
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不適切な養生例
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吹付け石綿除去工事のポイント
1.作業場の隔離
密閉養生
床養生 厚さ0.15mm以上 2重壁養生 厚さ0.08mm以上 1重
（0.1mm以上が理想）
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養生のポイント
・出隅養生はクッション材を活用
する。
・入隅養生はたるみが出ないよう
にする。
出隅部養生
両面テープで先行養生
クッション養生
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２．作業場内の負圧
・負圧集塵機及びフィルターの確認
・負圧状態の確認
差圧計、スモークテスト等
作業場内を加圧する機材は使用しない
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負圧集塵機のチェックポイント
・HEPAフィルターのコンディションを確認する。・HEPAフィルターが正しく装着されているか確認する。・HEPAフィルターの使用時間を確認する。・作動状態（ディジタル粉塵計等で）を確認する。
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３．吹付け石綿の湿潤
・湿潤状態の確認
・作業中、場内の石綿飛散を湿潤に
より可能な限り抑える
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作業場外への石綿持ち出し防止
・消耗品の管理
・機材の管理
・仮設資材の管理
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作業終了時の対応
１．引き続き除去作業がある場合は除去石綿を袋詰めにすること
２．場内清掃を行い、除去部及び養生シートに封じ込め材を散布すること
３．前記作業終了後30分から60分程度負圧集塵機を稼動させておくこと
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４．負圧集塵機停止前に、セキュリティー
ゾーンを密閉すること
５．前記作業後負圧集塵機を停止する。
確認は作業主任者が行う事。
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停電時の対応
１．封じ込め材を除去した石綿に、速やかに
手動で散布すること
２．散布後、速やかに退場すること。
退場前に水で体を洗浄後作業場外に出
ること。
３．セキュリティーゾーンの出入り口を密閉す
ること。
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４．密閉養生に不具合がないか確認すること。
５．速やかに発電機等の手配を行い、現場に
持ち込み、負圧集塵装置を稼動すること。
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今後問題となる折板屋根の施工箇所
折板屋根庇
外部庇部分の密閉養生が工事においてのキーポイントとなる。
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養生可能範囲
養生の困難な範囲
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・天井ボード裏に吹付け石綿が使用されている場合。
梁 吹付け石綿
天井ボード
出入り口
天井裏に吹付けられている石綿の正しい除去工事手順
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天井ボードで縁を切り、石綿工事の養生を実施し、石綿が飛散しないように負圧集塵機・クリーンルームを設置する。天井解体はこの場合、石綿除去工事の中で実施されなければならない。
梁 吹付け石綿
天井ボード
クリーンルーム
負圧集塵機
シート養生
床シート養生(２重)
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石綿工事の密閉養生状態で、天井ボード解体を行う。
梁 吹付け石綿
天井ボード解体
クリーンルーム
負圧集塵機
シート養生
床シート養生(２重)
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天井ボードで縁を切った養生を天井スラブまで立上げ、吹付け石綿の除去を行う。
梁 吹付け石綿
天井ボード解体
クリーンルーム
負圧集塵機
シート養生
床シート養生(２重)
養生立ち上げ
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・看板の設置
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・清掃
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・密閉養生
壁：０．０８ｍｍ以上
床：０．１５ｍｍ以上(２重)
ポイント：たるみを作らない
テープ：ダブらせる
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・養生
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・クリーンルーム設置
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・負圧除塵機設置
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床養生０．１５ｍｍ(２重)
吹付アスベスト
壁養生０．１ｍｍ
シャワールーム
空気の流れ
負圧集塵機
内部負圧状態
負圧除去作業場内
ＨＥＰＡフィルター
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・湿潤材散布
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・除去作業
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・セメント固化、袋詰め(一重目)
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・封じ込め材塗布
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・袋詰め(二重目)
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床養生０．１５ｍｍ(２重)
作業員（ﾀｲﾍﾞｯｸｽｰﾂ・防護ﾏｽｸ等）
吹付アスベスト
壁養生０．１ｍｍ
シャワールーム空気の流れ
負圧集塵機
内部負圧状態
作業終了時
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