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グリーン購入法指定省資源・省エネルギー・安全・安心
一般社団法人
全国木質セメント板工業会〒112-0005 東京都文京区水道2−16−11TEL 03(3945)9047 FAX 03(3944)2094
木毛セメント板国土交通大臣認定準不燃材料QM−9701
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木毛セメント板は他のボード類にはない総合的性能を有しております。
(1)省資源 資源保護を優先的に配慮し、間伐材や製材残材等を有効利用しています。 木毛セメント板の端材や残材は工場に於いて再生利用しています。(2)省エネルギー 断熱性に優れ、夏は涼しく、冬は暖かくご使用いただけます。(3)防火性 �建築基準法には準不燃材料の代表として木毛セメント板の名が明記され、告示にも防火構造・
準耐火構造が例示されています。(4)安全性 �アスベストや有害な原料は使用しておりませんので、たとえ火災になっても有毒ガスなどを発
生したり、危険物が飛散することはありません。(5)音響特性 外部の騒音を遮断(遮音)し、室内の反響音を吸収(吸音)します。(6)湿調性 水分の吸・放湿特性に優れているので、室内の湿度を調整し、快適な住居空間を造ります。(7)脱臭性 アンモニアやメチルアミン等の脱臭性に優れています。(8)�軽量かつ強靭 �かさ比重0.5〜0.6と云う軽さでも強靭です。しかも防腐、防蟻、防鼠性に優れています。(9)加工性 塗装、張り合せなど簡単に出来ます。アール加工した製品も御座います。
木毛セメント板の主な特長
特 長
音響性能
屋根下地中質木毛セメント板の吸音率
中質木毛セメント板剛壁密着(コンクリートに密着)の場合の吸音率
1.000.900.800.700.600.500.400.300.200.100.00-0.10-0.20
中質20mm瓦棒屋根空気層有中質30mm瓦棒屋根空気層有折板/折板屋根下地(外面)
中質25mm瓦棒屋根空気層有石膏ボード背後空気層300mm折板/折板屋根下地
吸音率
周波数Hz63 100 160 250 400 630 1000 1600 2500 4000 6300 10000
JIS�A1409「残響室法吸音率の測定方法」による中質木毛セメント板を使用した場合の吸音率の試験結果を示します。
1.00
0.90
0.80
0.70
0.60
0.50
0.40
0.30
0.20
0.10
0.00
-0.10
中質30mm 中質25mm 中質20mm
吸音率
周波数Hz63 100 160 250 400 630 1000 1600 2500 4000 6300 10000
剛壁密着
屋根下地
3
熱伝導率材 料 かさ密度 熱伝導率(W/mK)
木毛セメント板0.6 0.090.8 0.111.0 0.13
断熱性
調湿性能
遮音性密度1.2密度1.0密度0.7密度0.5
05101520253035404550
0 20 40 60 80 100木質セメント板の厚さ(mm)
透過損失(db)
(g/m2)
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木毛セメント板の規格〈JIS〉
種 類 厚さmm かさ密度 曲げ破壊荷重
Nたわみ量
mmくぎ側面抵抗
N難燃性又は
発熱性b)
硬質木毛セメント板
15
1.0以上
800以上 8以下 500以上
難燃2級以上又は
発熱性2級以上
20 1300以上 7以下 600以上25 1800以上 6以下 700以上30 2000以上 5以下 800以上
中質木毛セメント板
15
0.7以上1.0未満
500以上 8以下
-a)
20 700以上 7以下25 1000以上 6以下30 1300以上 5以下40 2000以上 4以下50 2400以上 3以下
普通木毛セメント板
15
0.4以上0.7未満
350以上 10以下
-a)
20 500以上 9以下25 650以上 8以下30 800以上 7以下40 1200以上 6以下50 1600以上 5以下
〔参考〕�木毛セメント板において繊維に配向性のある場合、成形方向(繊維の流れ方向)に平行に荷重を加えた場合の曲げ破壊荷重は、成形方向に荷重を加えた場合の実測値の通常約60%程度である。
大きさ910×2000 910×1820 455×1820 寸法の許容差 +1-2
脱臭性能
経過時間と濃度の関係脱臭性能測定試験:アンモニア
経過時間と濃度の関係脱臭性能測定試験:トルメチルアミン
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野地板(木毛セメント板)を割り付け図に従って配置し、タッピンねじにて400mmピッチ以内でたるきに留め付け、必要に応じてジョイナーを使用してください。防水材は重ね代を100mm以上取り敷きつめてください。固定吊り子は、タッピンねじでたるき又は補助たるきに直接留め付け、葺材を施工してください。1時間耐火被覆は必要に応じて施工してください。
野地板(木毛セメント板)を割り付け図に従って配置し、タッピンねじにて400mmピッチ以内でたるきに留め付け、必要に応じてジョイナーを使用してください。防水材は重ね代を100mm以上取り敷きつめてください。通し吊り子、飛び吊り子は、タッピンねじでたるきに直接留め付けてください。1時間耐火被覆は必要に応じて施工してください。
金属板横段葺
金属板瓦棒葺
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外 壁
標準施工方法 下地に木毛セメント板を使用した壁の標準的な施工方法を示します。木毛パーライトセメント板及び複合板も同じ施工方法でご使用頂けます。防・耐火認定等必要な場合は最寄りのメーカーにお問い合わせください。
内 壁
壁
天 井
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木毛セメント板をコンクリートに打ち込んで使用しますとコンクリートの中性化を防ぎ飛躍的に耐久性が向上します。 木毛セメント板をあらかじめ型枠の内側に取り付けてコンクリートを打ち込むことによって強固に取り付けることができます。この工法は天井(スラブ)、梁及び壁にご使用頂けます。断熱効果により消費エネルギーはコンクリートの約1/4以下になります。又、吸音・調湿・消臭などの効果があり快適で安全な居住空間を作ります。施工方法を以下に示します。
(1)�スラブ面では、梁によって区切られた面に木毛セメント板を割り付けます。この際、木毛セメント板の端部が梁の中に食い込まないように割り付ける必要があります。木毛セメント板を敷き並べた後、上から45cm間隔程度軽く釘止めします。
(2)�木毛セメント板の目地からセメントペーストの滲出を防止するために、目地の上面に巾50mm程度のテープを貼りつけます。目透しの場合はジョイナーを取り付けた後にテープを張りつけて頂くと美しく仕上ります。
(3)�特に軽量の木毛セメント板を使用する場合には、敷き並べた後、木毛セメント板の表面に硬練りモルタルを木ゴテですりこんでおくと板にペーストもれが生じません。このようにしておけば、コンクリート打設に先だって散水しても差し支えありません。
(4)�壁体の場合もほぼ同様ですが、木毛セメント板の枠型への釘打ち間隔は、45cm程度にしっかり留め付けます。型枠面に打ち込む釘の長さは板厚の倍を目安とします。
(5)脱型後釘の先端はカッターで切断します。脱型時の角欠け等は接着剤を使用して補修してください。(6)コンパネを使用しないエコ方法も御座いますので最寄りのメーカーにお尋ねください。
コンクリート打込み工法
34年経過した木毛セメント板打込み面の中性化深さの例(まだら模様の部分は未中性化部分、下面は木毛セメント板面)
(イ)保管上の注意 ・屋内の平滑なところに地面に直接おかず3本以上枕木を使用してその上に保管してください。 ・�積み上げたかさは3メートル以内にしてください。母屋の上などに置く場合は母屋の支持力に注意してください。
(ロ)移動上の注意事項 ・移動中に角などを傷つけたりしないでください。 ・吊り上げる場合は布バンドを使用し、木毛セメント板と布バンドの間にあてものを当ててください。 ・一枚ずつ運ぶ場合は水平にせず立てて運んでください。
(ハ)木毛セメント板の切断 ・チップソーを取り付けた電動丸鋸か、スレート鋸を用いて切断してください。 ・�切断時には粉塵が発生しますので、切断器具には粉塵吸引装置を設け、また正規の作業服を着用の上、防塵マスク、防護メガネ等を使用してください。
・狭い場所で多量の切断作業を行う場合は、十分な外気の導入を行い、粉塵量を低下させてください。
(ニ)木毛セメント板施工・作業 ・常時水に接する環境での使用は避けてください。 ・�割付に従って、ドリリングタッピンねじ(ステンレスリーマテクスねじ4φ×50mm以上)などを使用し、端部から20〜 40mm程度内側に400mm以下の間隔で留め付けてください。
(ホ)屋根材・外装材の留め付け ・木毛セメント板施工後は、すみやかに防水紙又は表面材を施工してください。 ・木毛セメント板が雨に濡れた場合は、充分乾燥させた後、防水紙を施工してください。 雨に濡れたままの施工は、しみ、汚れ、波打ち、強度低下等の原因になります。 ・�屋根材・外装材に使用する鋼板等などは、耐風圧力(負圧)などを考慮した間隔で下地の軽量形鋼にタッピンねじで留め付けてください。
・詳細部の納まりは、屋根材・外装材の施工仕様に準じてください。
木毛セメント板取り扱い上の注意事項
会社名� 代理店名