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【本 社】〒2100855 川崎市川崎区南渡田町1番14号 TEL.044 3282781 千葉管理本部】〒2600835 千葉市中央区川崎町134 TEL.043 2645793 夏 号 2012 当社の組織と本誌上の色彩による識別 京浜事業部 京葉事業部 ビルマネジメント事業部 緑化事業部 食品・スポーツ事業部 セキュリティ事業部 管理部門・共通 1 「JFE アップル東日本」紹介 HGSトピックス 趣味人に聞く 新部長に聞く 12 スカイツリーの見える職場 【JFE 蔵前ビル】 東日本ジーエス株式会社 JFE 蔵前ビル裏手はすぐ隅田川 (7 月 15 日撮影) 今年5月、世界一高い電波塔として東京スカイツリーが営業を開始しました。周 辺の商店街などは人気スポットになっていますが、JFE蔵前ビルもその一画にあり ます。当ビルにはテナントとして京葉事業部東京業務部が入居しており、また警備 管理はセキュリティ事業部が担当していますが、さらに今春から、設備の管理運営 をJFEライフ殿より当社ビルマネジメント事業部ビル管理部が受託しています。 「毎朝、屋上の動力設備を見回っていますが、スカイツリーが必ず目に入ります。ツ リーはいろんな表情を見せてくれるんですよ」(ビル管理部蔵前ビル出張所長・伊 藤靖男さん)。いよいよ夏のピークへ。花火大会もあります。納涼船も行き交います。 セキュリティ 事業部 ビル マネジメント 事業部 事業部 伊藤所長「スカイツリーが完成 してから空をよく見るようにな りました。空の色で天気予報を 確認しています」 JFE蔵前ビル屋上からスカイツリーを望む。手前は「隅田川の名橋」と謳われた「厩(うまや)橋」。 旧、日本鋼管(現、JFEエンジニアリング)が 関東大震災の復興事業として建設、昭和4年に竣工した。 当時としては最高の橋梁技術が駆使されている 名物「駒形どじょう」本店もすぐ 近くだ

「JFEアップル東日本」...3 JFEスチール《京浜地区》開設100年! 昨年暮れ、JFEアップル東日本に千葉事業所(千葉地区第1別館1階、小茂田実所

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Page 1: 「JFEアップル東日本」...3 JFEスチール《京浜地区》開設100年! 昨年暮れ、JFEアップル東日本に千葉事業所(千葉地区第1別館1階、小茂田実所

【本 社】〒210-0855 川崎市川崎区南渡田町1番14号 TEL.044-328-2781【千葉管理本部】〒260-0835 千葉市中央区川崎町1-34   TEL.043-264-5793

夏 号2012

当社の組織と本誌上の色彩による識別■ 京浜事業部 ■ 京葉事業部 ■ ビルマネジメント事業部 ■ 緑化事業部■ 食品・スポーツ事業部 ■ セキュリティ事業部 ■ 管理部門・共通

1

「JFE アップル東日本」紹介●HGSトピックス●趣味人に聞く●新部長に聞く●

12

スカイツリーの見える職場 【JFE 蔵前ビル】

東日本ジーエス株式会社

◀JFE 蔵前ビル裏手はすぐ隅田川 (7月15日撮影)

 今年5月、世界一高い電波塔として東京スカイツリーが営業を開始しました。周辺の商店街などは人気スポットになっていますが、JFE蔵前ビルもその一画にあります。当ビルにはテナントとして京葉事業部東京業務部が入居しており、また警備管理はセキュリティ事業部が担当していますが、さらに今春から、設備の管理運営をJFEライフ殿より当社ビルマネジメント事業部ビル管理部が受託しています。「毎朝、屋上の動力設備を見回っていますが、スカイツリーが必ず目に入ります。ツリーはいろんな表情を見せてくれるんですよ」(ビル管理部蔵前ビル出張所長・伊藤靖男さん)。いよいよ夏のピークへ。花火大会もあります。納涼船も行き交います。

セキュリティ事業部

ビルマネジメント事業部

京 葉事業部

▲伊藤所長「スカイツリーが完成 してから空をよく見るようにな りました。空の色で天気予報を 確認しています」

◀JFE 蔵前ビル屋上からスカイツリーを望む。手前は「隅田川の名橋」と謳われた「厩(うまや)橋」。 旧、日本鋼管(現、JFE エンジニアリング)が 関東大震災の復興事業として建設、昭和4年に竣工した。 当時としては最高の橋梁技術が駆使されている

▲名物「駒形どじょう」本店もすぐ 近くだ

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2

 読者の皆さんは障害者雇用促進法(障害者の雇用の促進等に関する法律)をご存知ですか。この法律は

「障害者である労働者」が職業生活において能力発揮の機会が与えられていること、職業人として自立する

よう努めることの2つが基本理念になっています。そして民間企業の場合、全従業員の1.8%に当たる障害

者を受け入れる義務が課せられています。鉄鋼業のように従業員の多い企業では、特例子会社を運用する

ことにより、集中的専門的にこの法律へ対応することが出来ます。つまりJFEスチール東日本製鉄所の特例

子会社がJFEアップル東日本なのです。「障害者の受け入れという事実や採用数字のことにだけ目が行って

しまいがちですが、この法律の理念である、障害者の皆さんの自立に向けたものと考えてもらった方がいい

かも知れません。同時に当社は社会に貢献していることになるのです」(荒賀取締役)。佐藤社長の手になる「経営方針」と「行動目

標」が壁に掲げられています。「経営方針」は「安全・衛生・健康管理を最優先とし、品質・納期・価格管理の徹底を図り、日々サービ

ス向上に努力する」。また「行動目標」は別表のとおりです。「ねっ、甘えなんかないでしょう。HGSと企業精神は同じなんですよ。まず

当社を特別扱いの目で見てはいけないんです」と荒賀取締役は教えてくださいました。

HGS唯一の出資会社 「JFEアップル東日本」をご存知ですか?

「JFEスチール特例子会社」としての使命に応える

▲電気制御室の清掃

水江教育センターの中にあるOAグループの執務室     ▶

▲石橋業務1課長。「この夏には全 員参加の納涼会も計画しているん ですよ」

障害者の雇用促進を目指して

 現在京浜地区の社員は24名。石橋昇

三業務1課長のもとにOAグループと清掃

グループが組織され、清掃グループにはジ

ョブコーチが2名付いています。

 OAグループでは作業基準書の電子化や名刺の製作を行って

います。パソコンの熟練度はどんどん上がっています。一方清掃

グループは知的障害のある社員が中心。絶対にラインを止める

ことは許されないので、仕事の時間管理には責任感を持たせ、

内容についてはジョブコーチが懇切に指導しています。とにかく

気をつけているのは《安全》。ジョブコーチの根気のいる指導

が続きます。「いつもきれいにしてくれているので、計器設備の

故障率が下がった」と、お客さまに言われることが何よりの励み

になるようです。

 執務時間内はいいとして、通勤

上のトラブルなど心配はないので

しょうか。石橋課長はこう言いま

す。「みんなちゃんと交通ルールど

おりに出退勤してくれています。平

均年齢は30歳代。バスや電車の

なかで他のひとに迷惑をかけない

よう、マナーや実行動も大人として

指導しているんです」。

「感謝されることが何よりうれしい」

1 安全に仕事をしよう

(1)自分の命は自分で守る  ・ルールを守ろう  ・危なくないか良く確認しよう  ・よく連絡、報告をしよう(2)部下に絶対に怪我をさせない

JFEアップル東日本行動目標

2 ルールを守ろう

3 仕事は楽しくしよう

(1)責任感を持とう(2)工夫をしよう(3)明るく元気に

 JFEアップル東日本株式会社(1994年設立、株主:JFEスチール60%、JFE東日本ジーエス40%、本社:川崎市川崎区水江町6-1水江教育センター1階、佐藤進社長)は、JFEスチール㈱の特例子会社で、当社唯一の出資会社です。障害者を採用し、パソコンによる文書、図面などの作成や電子化、名刺作成および工場の電気室、教育センターなどの清掃を業容としています。日々使命感に燃えつつ、意気高く働く社員の皆さんをここにご紹介します。

お話を聞いた

荒賀一雄取締役

◀ジョブコーチの湯浅甲司さん(左)と畠山良詞さん。「電気室には 高圧電流も来ているので、マニアルではなく身体で覚えてくれるま で繰り返し繰り返し手順を指導します」(湯浅さん)。「油断ひと つが事故につながるので、たとえばどんなに小さな階段でも手すり のつかみ方から教え込みます」(畠山さん)。

【特集・JFEアップル東日本】

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3

JFEスチール《京浜地区》開設100年!

 昨年暮れ、JFEアップル東日本に千葉事業所(千葉地区第1別館1階、小茂田実所

長)が誕生、首都圏の訓練校などから7名の社員が入社しました。業務は主にJFEスチ

ール殿の設備関連部署へのパソコンを使った文書や図面の電子化サービスです。

 社員の平均年齢は41歳。しかし技能レベルは一様ではありませ

ん。それに一口に設備図面といっても、技術の専門家が作ったもので

すから、これを咀嚼してパソコンに入れていくという作業を社員の皆さ

んはどのように習得していったのでしょうか。そこに小茂田さんの苦心

と工夫がありました。「たしかに社員のレベルはまちまちだったので、

無理なくどこまでできるのかを知るためにABCランクの教材を使って

各自のレベルを実技教育で確認した。これをベースに業務の振り分け

を考え、仕事をしながらレベルアップを図る方法で進めてきました。一

方で、全員共通の記号やスイッチマークや配線ラインなどを考案して、

少しづつ手を広げていったのです。もうスチールさんの技術屋さんと1

対1で話せるひともいますよ」(小茂田所長)。

 1912年(明治45)6月8日、旧・日本鋼管株式会社(現JFEスチール東日本製鉄所京浜地区)が設立されました。初代社

長の白石元治郎氏ら経営陣は、まず工場・本社の敷地として神奈川県川崎海岸の若尾新田(現在の川崎市川崎区渡田地区)

の土地約50万㎡を購入しました。当時、この一帯は一面の葦原だったと記録にあります。それから今年でちょうど100年、

1世紀が経ちました。奇しくも創業本社が建築されたのは、いまのHGS本社から、隣のTHINKの芝生にかかる一帯です。この

へんをゆっくり歩いてみませんか。100年前の社員たちの情熱が海風に混ざって聴こえてくるようです。

〔文責・本紙編集部 小野元夫(『NKK90周年史』執筆者)〕

 最後に荒賀取締役に総括していただきました。「HGSの皆さんには当社、JFEアップル東日本

のことを詳しく知ってほしいですね。一度京浜でも千葉でもいいですから、私たちの職場を見て

ください。身障者雇用促進法から出発した会社ですが、少しづつスチールさんと同化していま

す。そのことに誇りを持っている素晴らしい社員たちです。どうぞ良きパートナーになってあげて

ください」

▲小茂田千葉事業所長。 「初めて見る図面や回線 図には、独自の記号など を駆使して電子化して います」

2011年12月1日、千葉事業部開所式でのテープカット。左からJFEスチール東日本製鉄所平川副所長(当時)、佐藤社長、JFEスチール東日本製鉄所 浅見労働人事部長(当時)    ▶

▲バリアフリー化されたオフィスで働く社員の皆さん

▲複雑な電気計装の配線図面もパソコンに 取り入れられるようになった

建設途中の製管工場(左手)と本社(中央奥)。1913年(大正2)撮影。【写真はJFE歴史資料館(扇島)所蔵】

創業本社のあった辺りの現在の風景。奥がHGS本社ビル。

千葉事業所がオープン、2事業所体制に

1913

よしはら

2012

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共通

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HGS-TOPICS

京 葉事業部

 JFEスチール東日本製鉄所と川崎市共催による「第8回ふれあい祭り」が、5月27日(日)京浜・渡田地区

の特設会場(THINK周辺)で開催され、五月晴れの下、多くの地域の皆さんで賑わいました。今年は京浜地

区発足100周年にあたり、歴史パネルや産業遺産となる展示物も注目されました。

 この催しへの当社のサポート体制はすっかり定着し、ビル管理部THINK管理運営室(本部、会場の全体

管理)、京浜業務部(会場清掃・清美、厚板工場および島内見学ツアー案内)、セキュリティ事業部川崎事業

所(各ゲート警備、本部、VIP対応)などが独自の専従班を編成して万全の対応につとめました。

 このたび京葉事業部第2業務部給油室係長鈴木堅利さん(写真)が、千葉市千葉港沿岸地区防災協議会より優良危険物取扱

者に推薦され、去る6月4日(月)、千葉市生涯学習センターで開催された「2012危険物防災講習会」(千葉市消防局、千葉市危

険物安全協会、千葉市千葉港沿岸地区防災協議会共催)の席上、表彰されました。これは危険物施設維持管理強化を推進してき

た個人に贈られる称号で、鈴木さんの多年にわたる千葉構内における給油スタンド業務がこれに当たるとして評価されたもので

す。鈴木さんは受賞後「この受賞を励みに、今年の夏場も無事故で乗り切りたい」とのコメントを発信しています。ご安全に!

 ふれあい祭りは一日で終わりましたがこれに前後して、製鉄所樹木の特別剪定(京浜緑化部)、厚板工場見学コースの清美作業(京浜業務部)、特別ごみボックスの設置と撤去(資源リサイクル部)、駐車場車両の移動、テント・立て看板の設置(THINK管理運営室)などの仕事もこなしました・・・。

【ご存知ですか、祭りの陰で・・・】

盛大にスチール京浜地区百周年ふれあい祭り~当社各部門が強力サポート~

共通ケイビーズ(セキュリティ・千葉)奮起の初栄冠!~第2回HGS職場対抗ボウリング大会終了~

給油室・鈴木さんが優良危険物取扱者に

 昨秋から熱戦を繰り広げてきた第2回HGS職場対抗ボウリング・リーグ戦は所定の17週を終え、5月24日(木)夜、熱戦の舞台、千葉リバーレーンパーティ

会場で表彰式が行われました。大会セクレタリー・佐藤眞リバーレーン副支配人の司会で開宴し、主催者を代表して岡田敬介常務による開会の言葉、茶谷宏取

締役の発声で乾杯のあと、本大会の成績が発表されました。栄えあるチーム優勝は、前回最下位だった「ケイビーズ」チーム(セキュリティ事業部千葉事業所)

が2位以下を大きく離して初優勝、2位は「リッピ」(リバーレーン)、3位は「オールブラックス」(経営企画部)でした。なお前回優勝の「べんとーず」(食品セン

ター)は残念ながら最下位に沈みました。

 個人優勝は男子が「ケイビーズ」優勝の原動力となった河野益雄さん、女子は宮ケ崎梨香さんでともに

初優勝。その他各賞受賞の皆さんにプレゼンターの木村雅一支配人から記念品が贈られました。

▲「健闘を称えあってなごやかに乾杯!

優勝した「ケイビーズ」の皆さん

優勝の「ケイビーズ」を支えた(左から)河野さん、井山キャプテン、松田さん、▲宮ヶ崎さん。「セキュリティチームらしくガードを固めて勝ちきりました。次回も連覇でカップを守ります」

◀優勝挨拶の「ケイビーズ」井山 隆博キャプテン。 「前回は初参加で、右も左もわ からなかったので今回はメンバ  ー編成から戦略的に考えて臨み ました。 対戦した職場の皆さんのあたた かい雰囲気にも助けられました」

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 カープフィッシングはヨーロッパでは結構人気があるという。山野での滞在型バカンスを謳歌する国民性に合致しているし、「キャッチ&リリース」という獲っ

た生命をまた自然界に還元してやるというジェントルマインドにも支えられているようだ。さらに諸江さんは《日本的課題》にも言及してくれた。「このレジャーは

膨大なタックル、泊り込みを前提とした生活道具一式を必需とすると、マイカーなしでは基本的には成立しません。それにヘラ(鮒)の世界もそうですが、高齢化

の波がじわじわとここにも押し寄せています。しかし私は年間10回程度、カープフィッシュツアーに出ていますが、車は「軽」のマイカーを改造したものです

し、ツアーの楽しみ方もいろいろと工夫しています。それに近未来のこの国の困窮を見据えて、対象をキープして食材として利用するという図式もぼんやりと考

えられるようになりました」。

日本的課題も見える《カープレジャー》

 最後に諸江さんの本業(企画営業室長)のことに少し触れておこう。いまセ

キュリティ事業は経済不況からなかなか脱出できない日本経済と対峙してい

るような業界だという。「需給ギャップの大きな業界ですから、何とか我々の

事業の出番というものを模索しています。社内各部の部長さん方と当事業部

を含んで多層的に食い込めるプロジェクトを探しています。皆様のご情報を

お待ちしています」。

 インタビューを通して諸江さんというひとが判りかけてきた。およそ「引き

が悪い!」と、カッカしやすい釣り人のイメージとは違う。釣り場でも悠然とし

ているのだろう。カープ以外はブラックバスであれ食用の淡水魚であれすべて

《外道》と一括できる、そんな人生の達人を目指しているのかも知れない。

「事業も人生も仕掛けが肝心です」と言われているような気がした。

多層化する「セキュリティ事業」を仕掛ける

▲「こいつはワイルドな手ごたえだぜ」巨大カープをゲットした諸江さんの勇姿。 これは一種のスポーツ競技でもある。(2011年11月、北浦で)

▲個人優勝の河野さん(左)と宮ヶ崎さん。 河野さんはかつて実業団で鳴らした実力の持ち主で、今回も9連続ストライクなどの 見せ場をつくって場内を大いに沸かせた。宮ヶ崎さんはもともとセンス抜群のところへ、 今回「マイボールを新しくしたら真ん中へ真ん中へと行ってくれました」

【通算チーム成績】第1位 「ケイビーズ」     (セキュリティ)第2位 「リッピ」       (リバーレーン)第3位 「オールブラックス」  (経営企画部)第4位 「レインボー」     (食品センター)第5位 「ミックスパワー」   (OB連合)

トータル負け点-16.5-22.0-22.0-25.5-29.0

トータル勝ち点51.546.046.042.539.0

第1位 宮ケ崎梨香さん(リバーレーン)   201第2位 森くみ子さん (食品センター)   200第3位 小泉みどりさん(食品センター)   198

【個人総合成績・女子】 平均点(ハンデキャップ含む)

第1位 河野益雄さん(セキュリティ)   205   第2位 吉永幹雄さん(セキュリティ)   202第3位 成田謙三さん(経営企画部)    201

【個人総合成績・男子】 平均点(ハンデキャップ含む)

【佐藤眞セクレタリーの目】   「今回リーグを一言で言えば、前回最下位の『ケイビーズ』が優勝し、前回優勝の『べんとーず』が最下位にダウンしたこと。それだけチーム力は伯仲しており、どのチームにも優勝の目があった、ということです。ですから、もっと多くの職場の皆様にも参加していただきたいですね」

編集後記 京浜緑化部のОMさんにコーチしてもらいながら初めて自宅でゴーヤを作っています。根部には日光を浴びせない、水は少し我慢させてから一気に与える、などの極意?を教えてもらいました。節電の日よけのつもりで植えたのですが、緑色の芽がネットを這い登る力強さは見ているだけで勇気を与えてくれます。熱中症にはくれぐれもご用心を!(О)

▲「これが諸江さん にとっての標準ク ラス。 いわゆる 80cmもの

HGSの趣味人に聞く

《コイ釣り人生》を楽しむ!

わが国カープフィッシングの第一人者もろえ  ひろし

諸江 博さん(セキュリティ事業部 神奈川事業所 企画営業室長)

 著名な釣り人だと紹介されたのでインタビューの冒頭、「海ですか、川ですか?」と聞いたら「鯉です」という。「いいですねえ、獲物は洗いですか、天ぷらですか?」と問うと「釣果は重量勝負、あとはリリースします」と笑われた。そう、諸江さんは、知る人ぞ知る、わが国を代表するカープフィッシャーマンなのである。お話をうかがったのはセキュリティ事業部神奈川事業所の1室。いやはや《HGSの趣味人》は多彩。「目からウロコ」の楽しいお話だった。

 カープ(鯉)専門のフィッシング分野があることはあまり知られていない。しかし「CARP FISHING」という専門誌(この道20年の諸江さんは誌上に自身

の連載エッセイ欄を持っている)もあり、このレジャーには根強い愛好家がいる。フィッシングポイントは相模川、利根川などの大型河川全般だが、釣果が安定して

いるのは関東圏ではやはり茨城、千葉の湖沼地帯だという。諸江さんのフランチャイズも霞ヶ浦の一画を構成する北浦(茨城県)だ。

 「カープフィッシュは滞在型と呼ばれるように、自動車に釣具とともに寝具、料理セットなども持ち込みます。ポジションを確保したら、そこに車を停め、釣具をセ

ットします。他の釣り人はロッド(竿)を構えたり、リールに手を添えたり、ウキを凝視したりしていますが、カープはセッティングさえすればそれでよく、魚が餌を噛ん

でハリス(釣り糸)を引くとロッドにセットされたセンサーが警告してくれます。そこから魚体を傷つけないように挙げていくわけです。ツアーは最低でも24時間、気

の長い釣りですね」(諸江さん)。でも、そういうガツガツしない釣りもいい。とかくストレスの多い現代には恰好のレジャーのようにも思える。「私は七輪を持参しま

す。ヒットを待つ間、料理の準備をしたり、家族、友人とおしゃべりをしたり、時に本を読んだり・・・」と、諸江さんにとって、きらきらとした珠玉の時間帯だ。

「カープフィッシィング」という分野

たくましく日焼けした諸江博さん(神奈川事業所にて)▶

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当社労務人事制度整備のキーパーソン 1983年(昭58)NKK入社。京浜製鉄所労務部を振り出しに本社、福山製鉄所、知多製造所、JFE条鋼㈱本社・姫路と労務畑を主に総務・購買部門も歩いてきた。30歳の時にNKKの福利厚生の再構築を担当し今の京浜地区の寮・社宅建設プランに携わった仕事とタイTCR社の人事制度案を急きょ現地に行って1週間くらいで作成した仕事が印象深い。親子2代の鉄鋼マンだが、入社4年目、自身の結婚式の2ヶ月前に父親を職業性疾病で亡くした経験が、家族の視点に立つ安全衛生観に影響しているという。今年4月から現職。HGS社員1900人の労務人事面での指針と制度づくりに取り組んでいる。北九州市出身。横浜市在住。家族は妻と1男1女。趣味はジョギング、ゴルフ、旅行。本社会議室でお話をうかがった。

発行:2012.7.25 発行人:佐藤 進 編集長:小野元夫 編集委員:青木彰・猪股泰二・大貫利恵子・田中俊・長崎厚憲・西野俊明

新部長に聞く

妻由紀子さんと韓国済州島へ。村の守護神トルハルバンの前で。(2012年1月)▶

労働人事部長まつざき のぶゆき

松崎 信幸さん

    あきのり

森廣亮智さん【大気測定チーム】

    むつこ

加藤睦子さん【水質測定チーム】

・・・「HGSのような統合会社には最適の人がきてくれた」「労務人事政策

に明るい改革へのキーパーソン」などの声が多いですよ。

【松崎】「なーんだ、大したことないなあ」なんて期待はずれに終わったらとプレッ

シャーを感じています。実を言うと口先ばかり発達して実務経験はそれほど豊富

ではないんです。でも会社統合は今回が 3 回目の経験です。最初が NKKと川崎

製鉄の統合、昨年は JFE条鋼などグループ内の電炉4社の統合に関わりました。

どの統合でも苦労しましたが、当社の場合は歴史・伝統は元より業種を異にする

3社の統合ですから、労務人事面の考え方や制度上の違いが色濃く、現実がわか

るほど愕然としています。しかし改革にはつねに困難がつきまといます。自分にし

か出来ないような発想で乗り越えてゆきたいですね。

・・・そういう《お客様が感動するくらい喜ぶことを皆で目指す》という価

値観を組織や管理制度に反映するにはどうしたらいいですか。

【松崎】結局は地道にやっていくしかない。わたしはまず自分も含めて管理職が変

わることが先決だと思います。お客さまとの接点に立つ当社の《最前線》に対して、

・・・それを支える理念というか、指針は何だとお考えですか。

【松崎】答えは一つではないと思いますが、人事制度面からは「がんばっている人

が報いられる制度」というものを全社統一のシンプルな仕組みで実現してゆきた

い。お客様が喜ぶような仕事をすれば、必ず何らかの具体的な成果になって現れ

てくると思います。そういう従業員や組織に光を当て続けたいという会社の思い

が、従業員全員に伝われば、統合会社の求心力を伴って会社の風土を変えてゆくこ

とにつながるのではないでしょうか。

その苦労と大変さをくみ取り、自分がどういう価値観をもっているかわかりやすく

伝え、仕事の環境を整え、率先垂範して組織を動かしていく。会社統合はこうした

ことの契機になる絶好のチャンスではないでしょうか。旧社や事業部の壁を取っ払

って、他の組織の好事例は積極的に取り入れ、全社一丸となって常に志高く考え、

実行して行く・・・そこに新しいHGSブランドが形成されていくと思います。

・・・大変なお仕事になると思いますが、健康面で気を付けていることは。

【松崎】もうかれこれ25年くらいジョギングをしています。入社して最初の5年くら

いは食べることでストレスを発散し、何と体重が25キロも増え、82キロにもなりま

した。ウエスト93センチのズボンなど紳士服売り場にはなく、股ズレで苦しむなど

さすがにこれはまずいと長男誕生を契機に2カ月で20キロの壮絶なダイエットをや

りました。ちょっとやりすぎだと医者から怒られましたが。その時以来今でも続いて

いるのがジョギングです。若い頃はフルマラソンの大会に出

るのが楽しくて、2週間おきに2ヶ月で5回も走るほどのめり

込みました。念願のサブスリー(3時間切り)は出来ませんで

した。ベストは3時間15分止まり。最近は自分だけの趣味を

反省し、夫婦や家族で世界遺産を巡る旅や日本各地の「おい

しいものめぐり」などへも積極的に行くようになりました。

上司からお二人へ   環境分析・調査部長 大野 茂さん

 まさにベストカップルです。幸せな家庭を築いて欲しいです。結婚生活で

は、二人の共通の目標・目的ができ、意見の対立があると思いますが、分析

業務のような綿密さ、真剣さはかえって邪魔になります。そういうものは会社

のロッカーに置いて帰り、家では緊張を解き、楽しく会話して、さらにお互い

のいいところをたくさん見つけられるよう、いつも明るく健康でお願いします。

・・・そのバイタリティに期待しています。今日はありがとうございました。

【松崎】こちらこそ、今回は良い機会を与えていただきました。社員の皆さんには私

の名前を覚えていただき、これからよろしくお願いします。

・・・実際にこちらに異動されて2か月経ちましたが、当社をどう見ていますか。

【松崎】今までは最終顧客を意識したことがなかったので、痛感したのは当社がサ

ービス業だという緊張感とそこから来るやりがいです。非常に新鮮に感じていま

す。まだまだ素人ですが「お客様が感動するくらい喜ぶ」ことをこの会社全員の力

を結集して実現してゆきたいですね。だいぶ前のビジネス雑誌に、日本一サービス

に徹した旅館の話が載っていて今でも心に残っています。お客様を部屋に案内す

る仲居さんは常にお客様に何をしてあげれば良いか、という姿勢で接している。エ

レベーターの中のお客様の会話で巨人が勝って大喜びしていることを聞くと、翌

朝さりげなく部屋に巨人勝利を一面で伝えるスポーツ新聞を全紙揃えておく、『お

父さんの1周忌だから、お父さんが大好きだった思い出のこの旅館に来た』という

母子の言葉を聞いて、その夕食には陰膳を用意してあげる・・・こういうお客様

が涙を流して感動するような劇的な例でなくても、姿勢として見習うことはたくさ

んあると思います。同じ給料をもらうにしても、仕事から喜びを生み出せるような

業務が多い会社だと思います。会社全員でお客様本位の視線に立てば、この会社

はもっとすごい、おもしろい会社になると真剣に思っています。

京 浜事業部

 このたび京浜事業部環境分析・調査部の森廣亮智さんと加藤睦子さんがめで

たくゴールイン。職場結婚はめずらしくありませんが、新郎は製鉄所から排出され

る排ガスを測定調査、新婦は同じく排水を分析調査している、いわば《測定士婚》。

今回のインタビューでは「(妻の)明るい顔が好き」(亮智さん)、「(夫の)面倒見の良

いところに」(睦子さん)とおのろけを聞かせてもらいました。「新居(鶴見区)では、

ついつい街の環境の話になってしまいますね」(亮智さん)。お仕事柄、話が合うか

らいいですね。お幸せに!

HGS初の《測定士カップル》誕生!新郎 新婦

5月4日、ゴール

(横浜・伊勢山ヒ

ルズ)