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「本町・五稜郭・梁川地区周辺に関するアンケート」
集計報告
函館市経済部中心市街地担当
平成29年12月
1
【 目 次 】
○ アンケート実施概要 1
○ アンケート集計結果
1 利用者像 2
2 施設利用者の立ち寄り状況 3
3 同地区の来街頻度等
(1)来街頻度 4
(2)来街目的 5
(3)購入品目 6
4 同地区への要望 7
(1)買物
(2)飲食
(3)その他
5 同施設以外への外出先 8
(1)平日
(2)休日
6 自由記述 8
7 まとめ 8
○ アンケート用紙 9
1
○アンケート実施概要
1 実施目的 函館コミュニティプラザの施設利用者の利用状況および本町・五稜郭・
梁川地区における動向調査を行い,同地区での買物動向等について把握す
る。
2 実施期間 平成29年8月10日(木)~9月20日(金)
3 実施方法 「函館コミュニティプラザ」の来館者へアンケート用紙の記入を依頼し,
回収した。
4 回収件数 310件
5 結果概要
(1)性別 男性 110名(35.5%),女性 200名(64.5%)
(2)年齢 10歳代 134名(43.2%),20歳代 29名(9.4%),30歳代 31名(10.0%)
40歳代 034名(11.0%),50歳代 21名(6.8%),60歳代 41名(13.2%)
70歳代以上 19名(6.1%),無回答 1名(0.3%)
(3)居住 市内 222名(71.6%),近郊市町 33名(10.6%),道内 19名(06.1%)
道外 020名(06.5%),無回答町 16名(05.2%)
(4)来館 毎日1回程 17名(05.5%),週2~3回程度 54名(17.4%),
頻度 週1回程度 37名(11.9%),月2~3回程度 53名(17.1%)
月1回程度 46名(14.8%),年4~5回程度 12名(03.9%)
年1回程度 12名(03.9%),初めて 67名(21.6%)
その他程度 11名(03.6%),無回答 01名(00.3%)
(5)交通 徒歩 76名(24.5%),自転車 83 名(26.8%),自家用車 69名(22.3%)
手段 市電 36名(11.6%),バス車 42 名(13.5%),鉄道鉄道 42名( 0.6%)
その他 02名(0.6%)
※ 注意事項 各項目の集計値(%)は,端数処理の関係上,合計が 100%にならない場合がある。
2
○アンケート集計結果
1 利用者像
今回のアンケート結果から,同施設を最も多く利用
しているのは,「10歳代」(約43%),次いで「60
歳代」(約13%)となっており,その他の年代はほぼ
同程度の利用となっていた。また,男性より女性の利
用が多いことが分かった。
この結果は,指定管理者からの利用状況に関する見
解を踏まえると,実際の利用状況が概ね反映されたも
のと考えられる。
利用者の居住エリアは,ほぼ旧市街地の全域から訪
れているが,「中央部地区」や「北東部地区」,「東央部
地区」の順に多く,次に北斗市や七飯町などの「近郊市
町」からの利用となっている。
10歳代の利用が多く,かつ全市域および近郊市町
からの利用がある点については,高校生の利用が多い
ことによるものと考えられる。
利用頻度については,オープン4か月後ということ
もあり,「初めて」という回答が最も多かったが,これ
に次いで,「週2~3回程度」,「月2~3回程度」,「月
1回程度」という回答が多く,比較的高い頻度で繰り
返し利用されていることがうかがえた。
施設利用にあたっての交通手段としては,「自転車」
が最も多く,「バス」「市電」の公共交通機関,「徒歩」
「自家用車」の順になっている。「自転車」は「10歳
代」の利用がほとんどであり,「徒歩」は「10歳代」
と「60歳代」および「70歳代以上」,「自家用車」は
「30歳代」と「40歳代」が多かった。
今回の調査結果では,若年層だけでなく,「60歳代」
以上の利用頻度が他の年齢層に比べて比較的高い傾向
にあることや,全市的なエリアから利用されているこ
となどから,施設の認知度の高さがうかがえ,今後,整
備基本計画に掲げる多世代交流を促す幅広い市民の利
用が期待できるものと考えられる。
10歳代,
43.2%
20歳代,
9.4%
30歳代,
10.0%
40歳代,
11.0%
50歳代,
6.8%
60歳代,
13.2%
70歳以上,
6.1%無回答,
0.3%
徒歩,
24.5%
自転車,
26.8%自家用車,
22.3%
市電,
11.6%
バス,
13.5%
鉄道,
0.6%
その他, 0.6%
西部,
6.1%
中央部,
23.5%
東央部,
14.5%北東部,
21.3%
北部,
5.2%
東部,
1.0%
近郊
市町,
10.6%
道内,
6.1%
道外,
6.5%
無回答,
5.2%
毎日,
5.5%
週2-3回,
17.4%
週1回,
11.9%
月2-3回,
17.1%月1回,
14.8%
年4-5回,
3.9%
年1回,
3.9%
初めて,
21.6%
その他,
3.5%
無回答,
0.3%
3
2 施設利用者の立ち寄り状況(※複数回答可)
函館コミュニティプラザ利用者の
主な立ち寄り先としては,「コンビニ」
が最も多く,次いでどこにも立ち寄ら
ないという「なし」,「シエスタハコダ
テ内の店」,「百貨店」,「レストラン・
飲食店」と回答しており,同施設への
来館にあわせて,同地区において買物
や食事をするなど,何らかの経済効果
が発生しているものと考えられる。
この中でも,「コンビニ」は,年齢が
低くなるにつれ利用が多くなり,「百貨店」は,逆に年齢が高くなるにつれ利用が多くな
るという傾向が見られる一方で,「シエスタハコダテ内の店」や「レストラン・飲食店」
は幅広い年齢で一定程度利用されていることがうかがえた。
また,利用者の約24%は,どこにも立ち寄らないと回答しており,同施設への来館
のみが同地区の来街目的となっているケースも一定程度あることが明らかになった。
また,同施設の実際の利用状況やアンケートの自由記述の内容などから推察すると,
コンビニでは同施設滞在時のペットボトル飲料やお菓子などの食料品等が,百貨店で
は日用雑貨や食料品,衣料品などが購入されているものと考えられる。
0%
5%
10%
15%
20%
25%
30%
35%
40%
45%
50%
百貨店 シエスタ 専門店 コンビニ 飲食店 銀行 その他 なし
10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上
20.3%
23.9%
1.0%
27.4%
18.1%
1.9%
10.0%
24.2%
0.0% 5.0% 10.0% 15.0% 20.0% 25.0% 30.0%
百貨店
シエスタ
専門店
コンビニ
飲食店
銀行
その他
なし
4
3 同地区の来街頻度等
(1)来街頻度
函館コミュニティプラザ利用者の同地区への来街
頻度は,「毎日」が 最も多く,次いで「週2~3回
程度」,「月2~3回程度」,「週1回程度」などの順に
多い結果となった。
年齢別にみると,特に「10歳代」の来街頻度が非
常に高く,年齢が上がると頻度が下がるものの,
「50歳代」から高くなり,「60歳代以上」では,
48%が「週1回」以上来街する結果となった。
「10歳代」については,そのほとんどが高校生と考えられることから,バスや市
電の乗換や帰宅途中での立ち寄りが多いものと考えられる。
また,利用の大半を占める「10歳代」を除いた場合でも,同様に「毎日」,「週2
~3回程度」,「月2~3回程度」,「週1回程度」の順に多い状況となっており,同施
設が比較的高い頻度で利用されているものと考えられることから,同施設が当地区の
集客拠点として一定の効果を上げているものと推察される。
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
10歳代
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代以上
毎日 週2-3回 週1回 月2-3回 月1回 その他
●週 1回以上
毎日,
32.6%
週2-3回,
15.8%週1回,
11.3%
月2-3回,
12.3%
月1回,
7.7%
年4-5回,
8.4%
年1回, 5.8%
初めて, 1.6% その他, 4.2%無回答, 0.3%
5
(2)来街目的(※複数回答可)
同地区への来街目的は,「買物」が
最も多く,次いで「飲食」,「遊び・
娯楽」,「通勤・通学」,「図書館・美
術館」の順に多い結果となった。
年齢別にみると,年齢が上がる
につれて「買物」や「飲食」が来
街目的となる傾向が見られる一方
で,「遊び・娯楽」や「通勤・通
学」が来街目的として少なくな
り,「図書館・美術館」は,ほぼ全
年齢層で来街目的とされているこ
とが分かった。
特に「買物」については,「10歳代」においても,その40%以上が来街目的とな
っており,「50歳代」で60%,「60歳代」以上ではほぼ90%となるなど,同施
設利用者にとって同地区が「買物」をするエリアとして十分に認識されているものと
考えられる。
しかしながら,アンケート後半(問 11)の結果で示された店舗ニーズへの対応が,
今後の賑わい創出のための課題の一つとなるものと考えられる。
56.1%
42.3%
29.7%
8.1%
3.2%
30.0%
8.1%
3.9%
4.5%
18.1%
3.9%
9.7%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%
買物
飲食
通勤・通学
習い事
理美容
遊び・娯楽
散歩
イベント
銀行
図書館・美術館
通院
その他
0.0%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
50.0%
60.0%
70.0%
80.0%
90.0%
100.0%
買物
飲食
通勤・通学
習い事
理美容
遊び・
娯楽
散歩
イベント
銀行
図書館・
美術館
通院
その他
10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上
6
(3)購入品目(※複数回答可)
買物の購入品目については,「日
用雑貨」が最も多く,「一般食料品」,
「書籍・文具」,「洋服・和服」,「生
鮮食料品」の順に多い結果となっ
た。
年齢別にみると,年齢が上がるに
つれ「生鮮食料品」,「一般食料品」,
「洋服・和服」,「くつ・かばん」,「贈
答品」などが多くなる傾向が見られ
た。また,「書籍・文具」は若年層や
高齢者が多く,「日用雑貨」について
は,年齢に限らず一定の割合を占め
ているなど,同地区において日常的
に買物している状況を示しているも
のと考えられる。
こうした中で,函館コミュニティプラザが立地する「シエスタハコダテ」の向い側に
ある丸井今井函館店において,新たに書店が出店したが,今回のアンケート結果におい
ても上位に位置するニーズを満たすこととなり,今後の同地区の回遊性の向上はもと
より,賑わいの創出に多くの効果をもたらすものと考えられる。
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
生鮮食料品
一般食料品
日用雑貨
医薬品・化粧品
洋服・和服
日用衣料品
アクセサリー
くつ・かばん
家具インテリア
家庭電化製品
スポーツ
レジャー用品
書籍文具
CD,
DVD,
おもちゃ
贈答品
その他
10歳代 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 70歳以上
22.4%
36.8%
37.9%
10.9%
24.1%
9.8%
6.3%
14.4%
5.2%
0.6%
2.9%
25.9%
4.6%
14.4%
4.0%
0% 10% 20% 30% 40%
生鮮食料品
一般食料品
日用雑貨
医薬品・化粧品
洋服・和服
日用衣料品
アクセサリー
くつ・かばん
家具インテリア
家庭電化製品
スポーツレジャー用品
書籍文具
CD,DVD,おもちゃ
贈答品
その他
7
4 同地区への要望(※自由記述)
(1)買物
同地区での「買物」に対しては,「衣料
品店」が全体の約19%が要望しており,
そのほか「書店」や「雑貨店」,「スーパー」,
「100円ショップ」など日常的に消費・使
用する品目についてニーズが示された。
「衣料品店」については,その中でも若
者からの要望が約80%を占めており,
同地区に少ない若者向けの服屋を要望す
る声が特に多く,郊外に立地する店舗や大都市部で出店する具体的なブランド名を挙
げた要望が特に多かった。
(2)飲食
「飲食」については,「カフェ」が全体
の約15%が要望しており,そのほか「フ
ァミリーレストラン」,「ファストフード
店」や「スイーツ店」などとなっている。
「カフェ」については,ベイエリアや郊
外に立地する店舗の出店要望がその大半
を占め,「ファミリーレストラン」や「フ
ァストフード店」では大都市部などで出
店している店舗など,具体的な名称をあげた要望が多かった。
(3)その他
「買物」や「飲食」以外では,子どもも
含めた遊べる場所という意味で,「娯楽施
設」が全体の約6%となっている。
「その他」には,スポーツジムやカラオ
ケなどが含まれている。
同地区への要望としては,買物の「衣料品店」,飲食の「カフェ」が多い結果となって
いるが,それ以外の回答は全体の10%未満と少なく,シエスタハコダテのオープンや
丸井今井のリニューアルなどにより,一定程度のニーズは満たされてきていることがう
かがえる結果となっている。
14.5%
9.0%
7.4%
3.2%
1.6%
1.6%
7.1%
0% 5% 10% 15% 20%
カフェ
ファミレス
ファストフード店
スイーツ店
寿司
そば屋等
その他
6.1%
3.5%
3.2%
1.9%
1.0%
3.2%
0% 5% 10% 15% 20%
遊戯施設
娯楽施設
映画館
駐車場
スポーツ施設
その他
18.7%
8.1%
7.7%
7.4%
3.5%
11.0%
0% 5% 10% 15% 20%
衣料品店
書店
雑貨店
スーパー
100円ショップ
その他
8
5 同施設以外への外出先(※自由記述)
(1)平日
平日の同施設以外の外出先としては,
「図書館」と「百貨店」が多く,次いで「蔦
屋書店」,「美原地区」,「スーパー」などが
あげられている。
「その他」には,五稜郭公園,函館公園,
映画館,カラオケなどが含まれている。
(2)休日
休日の同施設以外の外出先としては,
「蔦屋書店」が最も多く,「図書館」,「美
原地区」などが続いている。
「その他」には,イベント,家電量販店,
レンタルショップ,まちづくりセンターな
どが含まれている。
この自由記述の項目は,アンケート回答数全310件のうち回答数が27件という
こともあり,全体的な傾向をつかむには難しいものと考えられるが,中心市街地にあ
る「百貨店」は,平日の外出先として比較的高い割合を示しているが,休日になると
低くなり,一方で郊外にある「蔦屋書店」や「美原地区」は,平日の外出先としては
低い割合であるものの,休日になると高くなる結果となり,休日になると中心市街地
から郊外へ外出する傾向にある可能性があるものと考えられる。
6 自由記述
同施設に対する意見・要望については,その大半が施設の雰囲気やスタッフ対応につ
いて良好なものであった一方で,若者の利用が多く,その他の年齢層が利用しづらいと
いうものや学生間でのトラブルへの懸念もあったほか,机・椅子の増設や自動販売機な
ど施設設備への要望のほか,施設PR方法・情報発信の拡充などがあげられていた。
7 まとめ
函館コミュニティプラザ利用者において,同地区への来街頻度は10歳代~30歳代
の若者や50歳代以上の高齢者で高いこと,また買物や飲食を主目的とする傾向が見ら
れた。一方で,この施設だけに来ている人も一定数いることから,この施設の整備によ
って,新たに同地区へ来街する機会が創出されている状況もうかがえた。
4.2%
3.5%
1.9%
1.9%
1.6%
1.3%
1.3%
8.7%
0% 2% 4% 6% 8% 10%
図書館
百貨店
蔦屋書店
美原地区
スーパー
飲食店
青年センター
その他
6.5%
4.5%
3.5%
1.3%
1.3%
1.0%
6.5%
0% 2% 4% 6% 8% 10%
蔦屋書店
図書館
美原地区
飲食店
百貨店
スーパー
その他
9
10