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理論編医療計画作成ガイドブック
埼玉県立大学 研究開発センター地域医療計画評価ネットワーク (RH-PLANET)
吉田 真季[email protected]
乃木坂スクール~自分の地域の「医療計画」「がん計画」を中間評価し
アウトカムを改善しよう~
2020.5.9
医療計画とは 医療計画の中間評価における課題 ~都道府県アンケートより~
「民間版」ガイドラインの役割と概要 RH-PACガイドラインのご紹介 RH-PLANETガイドブックのご紹介
本日お話する主な内容
1
医療計画とは都道府県が、地域にとって望ましい医療提供体制整備のために作成するアクションプラン
出所:厚労省医政局地域医療計画課 平成29年6月2日 医療計画改定に関する説明会資料より 2
医療計画の作成は、医療法により定められる
出所:厚労省医政局地域医療計画課 平成28年5月20日 第1回医療計画の見直し等に関する検討会資料より 3
医療機関の量的整備
地域偏在の是正必要病床数設定
医療施設機能体系化
医療機関の役割分担・連携介護体制整備
疾病構造変化に応じ体制整備基準病床設定
医療機能の分化・連携
在宅医療の連携推進
地域医療構想病床機能報告基金の創設
改正のポイント
医療法の改正経緯医療提供における課題の変遷に応じて医療法が改正され、医療計画制度も見直されてきた
出所:厚労省医政局地域医療計画課 平成28年5月20日 第1回医療計画の見直し等に関する検討会資料をもとに改変 4
医療計画の策定にかかわる会議体
医療計画全体
医師確保
疾病・事業別計画 医療圏別計画
出所:厚労省医政局地域医療計画課 平成28年5月20日 第1回医療計画の見直し等に関する検討会資料をもとに改変 5
地域医療構想
医療計画策定にかかわる国の指針類基本方針 ← 厚労大臣告示医療計画作成指針 ← 医政局長通知疾病・事業別の手順 ← 課長通知
出所:厚労省医政局地域医療計画課 平成28年5月20日 第1回医療計画の見直し等に関する検討会資料より 6
策定指針等の見直しに関する議論の場
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei_127276.html
7
2013(H25)年度 2015(H27)年度 2016(H28)年度 2017(H29)年度2014(H26)年度 2018(H30)年度
第7次医療計画策定までの流れ
施行開始
基金 基金 基金
総合確保方針改定
医療計画基本方針
地域医療構想ガイドライン
病床機能報告
国
地方自治体
保健医
療部局
介護福
祉部局
連携
医療介護総合確保促進法
改正医療法
改正介護保険法総合確保方針
策定
介護保険事業(支援)計画
策定
医療計画
策定
介護保険
事業(支援)
計画策定
介護保険事業計画基本指針
介護保険事業計画基本指針
介護報酬改定 診療報酬改定
基金造成・執行
地域医療構想(ビジョン)の策定
第6期介護保険事業(支援)計画に位置付けた施策の実施
第6次医療計画第7次医療計画第7期介護保険事業計画
第5期介護保険事業計画 第6期介護保険事業計画
基金
出所:厚生労働省医政局資料を改変
RHPAC RH-PAC2期
RH-PAC1期
RH-PAC1ガイドライン
RH-PAC2ガイドライン(実践編)
地域医療計画
実践コミュニティー 8
http://www.pp.u-tokyo.ac.jp/HPU/seminar/2014-10-12/Guideline_F.html
http://www.pp.u-tokyo.ac.jp/HPU/seminar/2015-05-16/documents/RHPAC2_GL_Process_all.pdfhttp://www.pp.u-tokyo.ac.jp/HPU/seminar/2015-05-16/documents/RHPAC2_GL_Chiba_all.pdf
RH-PAC1ガイドライン2014年12月
RH-PAC2ガイドライン2015年 9月
RH-PACガイドライン
「地域医療計画実践コミュニティー」 (RH-PAC)=東京大学公共政策大学院医療政策実践コミュニティー(H-PAC)と、その前身の東京大学医療政策人材養成講座(HSP)の修了者を中心に約100人の有志が集まったグループ(代表世話人・伊藤雅治=元厚生労働省医政局長)
9
RH-PACガイドラインの全体像RH-PAC1ガイドライン
基本編 総論編 疾病編 事業編
研修ガイドライン
策定プロセス
ガイドライン
基本ガイドライン
機能分化と連携
PDCAサイクル
と指標
精神疾患
糖尿病
急性心筋梗塞
脳卒中
がん
在宅医療
小児医療
周産期医療
へき地医療
災害医療
救急医療
RH-PAC2ガイドライン(実践編)
プロセス編 千葉県編
⑦
評価指標の作成
⑥
施策の作成
⑤
住民等・医療提供者
の意見聴取
④
既存施策の評価
③
データの収集と分析
②
審議会等での検討と
取りまとめ
①
体制と基本方針の
整備
次期地域医療計画の
方向
地域医療構想の方向
現況と課題
在宅医療
救急医療
糖尿病
脳卒中
がん医療と緩和ケア
患者・住民参画 県全体/二次医療圏別
10出所:RH-PACシンポジウム資料より
RH-PACガイドラインの提案する共通総合施策
地域医療計画情報支援センター
11出所:RH-PACガイドラインより
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/iryou_keikaku/index.html
47都道府県で第7次医療計画が施行中
12
RH-PACガイドラインの採用実績大阪府、愛媛県、佐賀県、沖縄県などの第7次地域医療計画でロジックモデル(施策・指標マップ)が活用されている
RH-PLANETサイトに掲載
13出所:RH-PLANETウェブサイト >資料・ツール集 >RH-PLANET参考資料
医療計画の見直し等に関する検討会直近の議論
出所:厚労省医政局地域医療計画課 平成30年9月28日 第13回医療計画の見直し等に関する検討会資料より 14
出所:厚労省医政局地域医療計画課 平成30年9月28日 第13回医療計画の見直し等に関する検討会資料より 15
第7次医療計画施行~第8時計画策定に向けた流れ
RH-PLANETガイドブック・マニュアル
16出所:厚労省医政局地域医療計画課 平成30年9月28日 第13回医療計画の見直し等に関する検討会資料を改変
R2.4.13医政局長通知一部改正
2020.4.13に医政局長通知・課長通知が一部改正
17
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/iryou_keikaku/index.html
2012年3月厚労省医政局長/課長通知
2014年12月RH-PAC1ガイドライン
2013年第6次地域医療計画
2015年5月RH-PAC2ガイドライン
医療計画指針・ガイドライン等の関係概念図将来需要に応じた再編
ロジックモデル・指標
PDCA・評価 住民・患者参画
SPO指標 PDCAの基本コンセプト
患者住民参加のプロセス提示
少ないPO指標 誤解されたPDCA 少ない患者住民参加
施策・指標マップ 明確なPDCAコンセプト
患者住民参加の必須化
機能分化と連携の提言
18
2015年3月地域医療構想策定ガイドライン
施策・指標マップの不在
明確なPDCAコンセプトの不在
少ない患者住民参加
需給調整のみに焦点
出所:RH-PAC代表世話人 伊藤雅治氏資料を2020年4月に更新
公的指針民間ガイドライン 計画・構想
2016年地域医療構想
2017年3月厚労省医政局長/課長通知
疾病・事業別SPO指標例
中間見直しの必要性/インパクト評価に言及
地域医療構想の推進
患者・住民の意見を反映させる手順を提示
4府県でロジックモデル・指標提示
全分野での中間評価に言及したのは5県
一部の県でアンケート、タウンミーティング実施
地域医療構想進捗中…
2018年第7次地域医療計画
2020年4月医政局長/課長通知一部改正
2020年7次計画の中間評価
ロジックモデルとOPS指標
インパクト評価 患者住民も評価に参画
評価に基づく再編へ
指標の一部見直し
2019年12月~RH-PLANETガイドブック・マニュアル・ツール類 ロジックモデル案
指標セット案4ステップの評価評価作業シート
患者住民参加の必須化
2023年3月<予定>厚労省医政局長/課長通知
質の高い計画が策定され、地域医療の均てん化へ・・・2023年第8次地域医療計画
変更なし
・・・ ・・・ ・・・・・・
指標案
将来需要に応じた病床転換協議の場/調整会議の設置
変更なし 変更なし
地域医療計画評価ネットワーク RH-PLANET
第7次医療計画中間見直し・中間評価に向けた現状と課題-都道府県アンケートより-
2020.1.11(更新版)RH-PLANET事務局
~調査にご協力くださった皆様に厚く御礼申し上げます~
地域医療計画評価ネットワーク正しい評価でよい地域をつくろう!
RH-PLANET(Regional Health PLAN Evaluation neTwork )
19
実施概要
地域医療計画評価ネットワーク RH-PLANET 20
目的• 地域医療計画の中間見直し・中間評価を控え、都道府県で医療計画策定を担当する部門での現状(見通し、課題を含む)を把握
• アンケート結果のフィードバックを通じ、各都道府県の策定担当者間で現状を共有 対象
• 47都道府県の医療計画策定担当者実施方法
• 2019年11月22日にRH-PLANET事務局より、47都道府県の医療計画策定担当者(もしくは策定担当者に連絡を仲介してくださる方)にアンケート依頼状と回答入力フォームをメールで送信
• 各都道府県担当者より回答を入力したフォームを返信いただく• 12月15日時点で初回集計を行い、結果を47都道府県ご担当者に郵送
回答状況• 2020年1月11日時点で以下の31道府県から回答をいただいた(回収率66%)
北海道 青森県 岩手県 宮城県 茨城県 栃木県 埼玉県千葉県 神奈川県 富山県 石川県 長野県 岐阜県 愛知県三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 和歌山県 鳥取県島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 愛媛県 高知県福岡県 宮崎県 沖縄県
アンケート調査内容
地域医療計画評価ネットワーク RH-PLANET 21
1.第7次医療計画の中間見直し・中間評価の予定• 都道府県内での検討・取り組み状況• 中間見直し・中間評価の範囲• 疾病・事業ごとの実施予定
中間見直しとは、2019年度内に修正される見込みの国の「医療計画策定指針」の内容を想定しています。2020年度中に中間見直しをするため、厚生労働省医政局「医療計画の見直し等に関する検討会」で課題の把握や指標の見直しの議論が進行中です。中間評価とは、中間見直しのために、政策評価の一環として地域医療計画の施行期間中に実施するものであり、RH-PLANETの評価・改定マニュアルでは①セオリー評価 ②プロセス評価 ③インパクト評価④コスト・パフォーマンス評価の4視点からの実施を推奨しています。
2.中間評価の実施体制など• 手法や進め方のめどが立っているか• 中間評価に携わる組織• 中間評価に携わる立場• インパクト評価の実施予定
3.中間見直し・中間評価に際しての課題や支援ニーズ• 実施にあたっての課題• よりよい中間見直し・中間評価を行うために求められる支援• 計画策定/見直し・評価を行う際にモデルとしている自治体事例• 自由意見
RH-PLANET「医療計画の中間見直し・中間評価についてのアンケート」設問構成
第7次医療計画の中間見直し・中間評価の予定
地域医療計画評価ネットワーク RH-PLANET 22
中間見直し・中間評価に向けた準備に入っているのは、31自治体中2つである中間見直し・中間評価の範囲については「検討中/未定」が65%を占める
「その他」の具体的内容:• 在宅医療の中間評価と介護保険計画との整合を踏まえた指標等の見直しを予定するが、その他疾病・事業も国の検討会の結果を踏まえ今後検討予定
• 国から示される中間見直し指針(医療計画策定指針)に基づいて見直し• 基準病床数の見直し
出所:RH-PLANET「医療計画の中間見直し・中間評価についてのアンケート」 2019.12実施; 47都道府県中31が回答(2020.1.11時点)
取組中(準備含む)2
7%
検討中14
45%
未検討15
48%
中間見直し・評価の予定 (n=31)
29%, 9
32%, 10
23%, 7
23%, 7
10%, 3
23%, 7
65%, 20
10%, 3
0 5 10 15 20 25
アウトカムの見直し
目標値の見直し
評価指標の見直し
施策の見直し
ロジックモデルの作成・見直し
関係者からの意見聴取
検討中/未定
その他
自治体数中間見直し・評価の範囲 (n=31, 複数回答)
疾病・事業ごとの中間見直し・評価実施予定
地域医療計画評価ネットワーク RH-PLANET 23
在宅医療については、65%の自治体が「2020年度に実施予定」と回答その他の疾病・事業では50-60%の自治体が「実施検討中(時期未定)」、
40%前後が「2020年度に実施予定」と回答
出所:RH-PLANET「医療計画の中間見直し・中間評価についてのアンケート」 2019.12実施; 47都道府県中31が回答(2020.1.11時点)
1; 3%
0; 0%
0; 0%
0; 0%
0; 0%
0; 0%
0; 0%
0; 0%
0; 0%
0; 0%
0; 0%
11; 35%
13; 42%
13; 42%
12; 39%
12; 39%
11; 35%
11; 35%
12; 39%
11; 35%
11; 35%
20; 65%
17; 55%
17; 55%
16; 52%
17; 55%
18; 58%
18; 58%
18; 58%
16; 52%
19; 61%
19; 61%
11; 35%
2; 6%
1; 3%
2; 6%
2; 6%
1; 3%
2; 6%
2; 6%
1; 3%
1; 3%
1; 3%
0; 0%
2, 6%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
がん
脳卒中
心筋梗塞等
糖尿病
精神疾患
救急医療
災害医療
へき地医療
周産期医療
小児医療
在宅医療
疾病・事業別 中間見直し・評価の実施予定 (n=31)
実施中/済 2020年度に予定 実施検討中(時期未定) 実施予定なし 該当しない
「医療計画作成指針」でのインパクト評価についての言及
地域医療計画評価ネットワーク RH-PLANET 24
出所:厚生労働省医政局「第15回医療計画の見直し等に関する検討会」資料(令和1.10.18)
中間評価の実施について
地域医療計画評価ネットワーク RH-PLANET 25
中間評価の手法や進め方については「わからない」「ほとんどめどが立っていない」と回答した自治体があわせて58%であった
インパクト評価について、現行の医療計画策定指針で必要性が記載されているものの、「検討中/未定」と回答した自治体が90%であった
「その他」の具体的内容:• 施策の直接的影響についての評価は難しいが、ロジックツリーに基づき、アウトカム指標、プロセス指標の評価を予定
出所:RH-PLANET「医療計画の中間見直し・中間評価についてのアンケート」 2019.12実施; 47都道府県中31が回答(2020.1.11時点)
十分めどが立っている0
0%
ほぼめどが立っている
413%
あまりめどが立っていない
929%
ほとんどめどが立っていない9
29%
わからない9
29%
中間評価の手法や進め方のめど (n=31)
実施予定2
7%
実施検討中/未定28
90%
その他1
3%
インパクト評価の実施予定 (n=31)
中間評価の実施体制
地域医療計画評価ネットワーク RH-PLANET 26
中間評価に携わる(予定)の組織として、94%の自治体が医療審議会・部会など「医療計画の策定・進捗管理を行う既存組織」を挙げた。また、「地域医療に関わる施策を検討する既存組織」を61%、「医療計画の進捗管理のために設置された組織」を26%が挙げた。
中間評価に携わる(予定)の組織数は、2つを挙げた自治体が61%と最も多かった
「都道府県庁外の第三者組織」の具体的内容:地域医療構想調整会議、地域保健対策協議会「その他」の具体的内容:二次医療圏毎の進捗管理のために附属機関として保健医療協議会を設置
出所:RH-PLANET「医療計画の中間見直し・中間評価についてのアンケート」 2019.12実施; 47都道府県中31が回答(2020.1.11時点)
94%, 29
61%, 19
26%, 8
6%, 2
3%, 1
0 5 10 15 20 25 30 35
医療計画の策定・進捗管理を行う既存組織(医療審議会・部会など)
地域医療に関わる施策を検討する既存組織(地域医療対策協議会、がん対策推進協議会など)
医療計画の進捗管理のために設置された組織(医療計画推進協議会など)
都道府県庁外の第三者組織
その他
自治体数中間評価に携わる組織 (n=31, 複数回答)
1つ8
26%2つ19
61%
3つ3
10%
4つ1
3%
中間評価に携わる組織数(n=31)
97%, 3077%, 24
39%, 1258%, 18
35%, 1139%, 12
84%, 2681%, 25
77%, 2487%, 27
81%, 25100%, 31
97%, 3097%, 30
94%, 2942%, 13
61%, 1958%, 18
68%, 2194%, 29
0%, 019%, 6
0 10 20 30 40
都道府県行政市町村行政議会議員
地域住民団体患者・家族・遺族
住民(公募委員など)医育機関(大学病院)
公的医療機関民間医療機関
病院団体保健所医師会
歯科医師会薬剤師会看護協会
リハビリ職能団体介護サービス団体
消防・救急大学等
医療保険者外部委託先
その他
自治体数中間評価に携わる立場 (n=31, 複数回答)
中間評価に携わる立場
地域医療計画評価ネットワーク RH-PLANET 27
中間評価に携わる(予定の)立場について、回答自治体に占める割合が50%以下である(自治体により参画有無がわかれる)のは「議会議員」「患者・家族・遺族」「住民(公募委員など)」「リハビリテーション関連の職能団体」等であった
「その他」の具体的内容:市町会、町村会、弁護士、福祉事業者、市町保健師協議会、学校保健会、報道、有識者 などが挙げられた出所:RH-PLANET「医療計画の中間見直し・中間評価についてのアンケート」 2019.12実施; 47都道府県中31が回答(2020.1.11時点)
なし8
26%
1つ11
36%
2つ6
19%
3つ6
19%
中間評価に患者・住民等の立場から関与するステークホルダーの数 (n=31)
中間見直し・中間評価の課題
地域医療計画評価ネットワーク RH-PLANET 28
最も多く挙げられた課題は「国の方針を待たないと検討できない」(81%)であった策定担当者の課題として挙がったのは、「担当者が多忙」(45%)「中間見直し・評価について経験・知識が不足」(52%)「データ分析・解釈のノウハウが不足」(52%)等であった
評価に用いるデータに関する課題として挙がったのは、「指標設定に見合うデータが不足」(52%)「都道府県に提供されるデータの活用が困難」(32%)等であった
「その他」の具体的内容:• 医療計画の評価時期と各種データの公表時期にタイムラグがある• 国から提供されるデータの不足
出所:RH-PLANET「医療計画の中間見直し・中間評価についてのアンケート」 2019.12実施; 47都道府県中31が回答(2020.1.11時点)
45%, 1481%, 25
52%, 163%, 1
32%, 1013%, 4
52%, 1652%, 16
13%, 43%, 1
0%, 00%, 0
6%, 21
0 5 10 15 20 25 30
行政担当者が多忙国の方針を待たないと検討不能
経験・知識が不足予算が不足
提供されるデータの活用困難庁内多部門にデータが散在
指標設定に見合うデータが不足データ分析・解釈のノウハウ不足
評価の客観性確保が困難評価組織のメンバーが理解不足医療介護提供者が理解不足患者・住民等が理解不足
その他無回答
自治体数中間見直し・中間評価の課題 (n=31, 複数回答)
よい中間見直し・中間評価を行うための支援ニーズ
地域医療計画評価ネットワーク RH-PLANET 29
支援ツールとしてニーズが高かったのは「中間評価のガイドブック・マニュアル」(84%)「中間評価に必要な指標・データ」(81%)「疾病・分野別ロジックモデル集」(52%)「地域間比較情報・データ」(42%)の順であった
支援の仕組みとしてニーズが高かったのは「評価手法の研修・ワークショップ(61%)「他自治体との情報交換の場」(35%)「データ分析についてのe-ラーニング」 (32%)等であった
「その他」の具体的内容:• 会議費用等の財政支援• 肥大化した計画について、地域医療構想を中心に、県が財源、マンパワー、権限をもって取り組めるものに絞り込む
出所:RH-PLANET「医療計画の中間見直し・中間評価についてのアンケート」 2019.12実施; 47都道府県中31が回答(2020.1.11時点)
84%, 26
81%, 25
52%, 16
42%, 13
61%, 19
35%, 11
32%, 10
23%, 7
10%, 3
6%, 2
0%, 0
0%, 0
10%, 3
0 5 10 15 20 25 30
中間評価のガイドブック・マニュアル
中間評価に必要な指標・データ提供
疾病・分野別ロジックモデル集
地域間比較情報・データ
評価手法の研修・ワークショップ
他自治体との情報交換の場
データ分析についてのe-ラーニング
中間評価についてのe-ラーニング
調査・分析の外部委託
地域独自指標の開発支援
患者・住民委員の育成支援
タウンミーティング開催支援
その他
自治体数中間見直し・中間評価に必要な支援 (n=31, 複数回答)
https://sites.google.com/view/rhplanet/
「地域医療計画評価ネットワーク」 (RH-PLANET)• 都道府県・自治体で計画のとりまとめを担う政策立案者• RH-PACメンバー• HSP/H-PAC同窓生• 患者・住民アウトカム向上をめざす多様な立場の方々 30
RH-PLANETウェブサイト
31
2020.3.22日本経済新聞電子版 / 2020.3.23朝刊医療・健康面https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57040070Z10C20A3TCC000/?fbclid=IwAR3CTU4Non7IhbMNMGUMP96_a9Ys5AONZ9Sqy0-oFuSNkvulQPy9wJelEPs
中間評価から次期改定へRH-PLANETガイドブック・マニュアル
32
想定している活用シーン
33出所:RH-PLANET 地域医療計画策定/評価・改定ガイドブック
34出所:RH-PLANETウェブサイト >資料・ツール集 >RH-PLANETガイドブック・マニュアル
RH-PLANETガイドブック 概要
35出所:RH-PLANET 地域医療計画策定/評価・改定ガイドブック
RH-
PACガイドライン
プロセス編を更新
36出所:RH-PLANET 地域医療計画策定/評価・改定ガイドブック
RH-PLANETガイドブックの構成
7つのステップの構成と概要
★ステップ1でめざす姿
★めざす姿を達成するための推奨施策、推奨ツール
37出所:RH-PLANET 地域医療計画策定/評価・改定ガイドブック
ステップ1 体制と基本方針の整備
施策番号 施策名
地域医療計画策定カレンダー
「地域医療政策サミット」
開催要項
モデル審議会シナリオ
患者・住民委員の選び方要項
審議会委員
ミッションステートメント
審議会座長
ミッションステートメント
患者・住民委員読本
ロジックモデル
(施策・指標マップ)
評価作業シート
住民・医療提供者合同
タウンミーティング仕様書
施策概要シート
施策優先度判定シート
施策抽出シート
「地域医療計画情報支援センター」
の設置
1-1 都道府県庁内の策定体制の整備 ● ●1-2 基本方針の明示
1-3 「地域医療計画策定人材養成講座」の運営と受講 ●1-4 「地域医療計画策定支援サービス」の提供
1-5 「地域医療計画サミット」の開催 ● ●1-6 医療関係団体の中期計画との連携 ●
●
ツ|ル11
ツ|ル12
ツ|ル13
総合施策各ステップの推奨施策
ツ|ル5
ツ|ル6
ツ|ル7
ツ|ル8
ツ|ル9
ツ|ル10
ツ|ル1
ツ|ル2
ツ|ル3
ツ|ル4
★第7次計画策定プロセスでの好事例
38出所:RH-PLANET 地域医療計画策定/評価・改定ガイドブック
★各推奨施策の内容本日は省略。詳しくはRH-PLANET 地域医療計画策定/評価・改定ガイドブックをご参照ください。
→ 5/16のご講義にご期待ください!
★ステップ2でめざす姿
★めざす姿を達成するための推奨施策、推奨ツール
39出所:RH-PLANET 地域医療計画策定/評価・改定ガイドブック
ステップ2 審議会等での検討
施策番号 施策名
地域医療計画策定カレンダー
「地域医療政策サミット」
開催要項
モデル審議会シナリオ
患者・住民委員の選び方要項
審議会委員
ミッションステートメント
審議会座長
ミッションステートメント
患者・住民委員読本
ロジックモデル
(施策・指標マップ)
評価作業シート
住民・医療提供者合同
タウンミーティング仕様書
施策概要シート
施策優先度判定シート
施策抽出シート
「地域医療計画情報支援センター」
の設置
2-1 モデル審議会シナリオの作成 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●2-2 審議会等委員のミッションステートメントの作成 ●2-3 審議会座長のミッションステートメンの作成 ●2-4 住民・患者委員の参加促進 ● ●
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ツ|ル5各ステップの推奨施策
●
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総合施策
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★好事例
40出所:RH-PLANET 地域医療計画策定/評価・改定ガイドブック → 5/29のご講義にご期待ください!
★ステップ3でめざす姿
★めざす姿を達成するための推奨施策、推奨ツール
41出所:RH-PLANET 地域医療計画策定/評価・改定ガイドブック
ステップ3 データの収集と分析
施策番号 施策名
地域医療計画策定カレンダー
「地域医療政策サミット」
開催要項
モデル審議会シナリオ
患者・住民委員の選び方要項
審議会委員
ミッションステートメント
審議会座長
ミッションステートメント
患者・住民委員読本
ロジックモデル
(施策・指標マップ)
評価作業シート
住民・医療提供者合同
タウンミーティング仕様書
施策概要シート
施策優先度判定シート
施策抽出シート
「地域医療計画情報支援センター」
の設置
3-1 データの収集と整備6カ年計画の策定 ●3-2 「施策・指標マップ」の指標整備 ●3-3 「横断的OPS指標データセット」(仮称)の整備 ●3-4 「地域医療構想指標集」の整備 ●3-5 分析力の強化支援策
3-6 調査の実施
ツ|ル1
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総合施策各ステップの推奨施策
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●
→ 5/9 次のご講義にご期待ください!
★ステップ4でめざす姿
★めざす姿を達成するための推奨施策、推奨ツール
42出所:RH-PLANET 地域医療計画策定/評価・改定ガイドブック
ステップ4 既存施策の評価 → 第7次医療計画の中間評価
施策番号 施策名
地域医療計画策定カレンダー
「地域医療政策サミット」
開催要項
モデル審議会シナリオ
患者・住民委員の選び方要項
審議会委員
ミッションステートメント
審議会座長
ミッションステートメント
患者・住民委員読本
ロジックモデル
(施策・指標マップ)
評価作業シート
住民・医療提供者合同
タウンミーティング仕様書
施策概要シート
施策優先度判定シート
施策抽出シート
「地域医療計画情報支援センター」
の設置
4-1 ロジックモデルを用いた現状把握 ● ● ●4-2 ロジックモデルに基づいた4階層の評価の実施 ● ● ●4-3 評価作業シートを用いた総合判定 ● ●
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●
各ステップの推奨施策
ツ|ル13
総合施策
ツ|ル1
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ツ|ル7
→ 5/9 次のご講義にご期待ください!
★ステップ5でめざす姿
★めざす姿を達成するための推奨施策、推奨ツール
43出所:RH-PLANET 地域医療計画策定/評価・改定ガイドブック
ステップ5 住民等と医療提供者の意見の聴取
施策番号 施策名
地域医療計画策定カレンダー
「地域医療政策サミット」
開催要項
モデル審議会シナリオ
患者・住民委員の選び方要項
審議会委員
ミッションステートメント
審議会座長
ミッションステートメント
患者・住民委員読本
ロジックモデル
(施策・指標マップ)
評価作業シート
住民・医療提供者合同
タウンミーティング仕様書
施策概要シート
施策優先度判定シート
施策抽出シート
「地域医療計画情報支援センター」
の設置
5-1 住民・医療提供者合同タウンミーティング ● ●
5-2 アンケートによるニーズ把握 ●
5-3 パブリックコメントによる施策案への意見聴取 ●
5-4 グループインタビュー、ヒアリング等による詳細な意見聴取 ●
5-5 意見聴取の事前に行う情報提供
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総合施策各ステップの推奨施策
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★好事例
44出所:RH-PLANET 地域医療計画策定/評価・改定ガイドブック
★ステップ6でめざす姿
★めざす姿を達成するための推奨施策、推奨ツール
45出所:RH-PLANET 地域医療計画策定/評価・改定ガイドブック
ステップ6 施策の策定
施策番号 施策名
地域医療計画策定カレンダー
「地域医療政策サミット」
開催要項
モデル審議会シナリオ
患者・住民委員の選び方要項
審議会委員
ミッションステートメント
審議会座長
ミッションステートメント
患者・住民委員読本
ロジックモデル
(施策・指標マップ)
評価作業シート
住民・医療提供者合同
タウンミーティング仕様書
施策概要シート
施策優先度判定シート
施策抽出シート
「地域医療計画情報支援センター」
の設置
6-1 ロジックモデルを用いた現状把握に関する評価の実施 ● ● ●
6-2 「施策優先度判定シート」を用いた論点整理と施策の優先度評価 ● ● ●
6-3 短期・中長期的な目標設定と方向性の共有 ● ● ●
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●
総合施策各ステップの推奨施策
ツ|ル13
ツ|ル3
ツ|ル4
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ツ|ル8
★好事例
46出所:RH-PLANET 地域医療計画策定/評価・改定ガイドブック
→ 5/16のご講義にご期待ください!
★ステップ3およびステップ7でめざす姿
★めざす姿を達成するための推奨施策、推奨ツール
47出所:RH-PLANET 地域医療計画策定/評価・改定ガイドブック
ステップ7 評価指標の作成
施策番号 施策名
地域医療計画策定カレンダー
「地域医療政策サミット」
開催要項
モデル審議会シナリオ
患者・住民委員の選び方要項
審議会委員
ミッションステートメント
審議会座長
ミッションステートメント
患者・住民委員読本
ロジックモデル
(施策・指標マップ)
評価作業シート
住民・医療提供者合同
タウンミーティング仕様書
施策概要シート
施策優先度判定シート
施策抽出シート
「地域医療計画情報支援センター」
の設置
7-1 「PDCAサイクル向上ツールキット」の提供 ●7-2 「評価指標データサービス」の提供 ●
総合施策各ステップの推奨施策
ツ|ル6
ツ|ル7
ツ|ル8
ツ|ル9
ツ|ル10
ツ|ル4
ツ|ル5
ツ|ル12
ツ|ル11
ツ|ル13
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ツ|ル1
ツ|ル2
ツ|ル3
★好事例
48出所:RH-PLANET 地域医療計画策定/評価・改定ガイドブック
→ 5/16のご講義にご期待ください!
推奨ツール集
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出所:RH-PLANET 地域医療計画策定/評価・改定ガイドブック
→ 5/9 次のご講義にご期待ください!
詳しくはRH-PLANET 地域医療計画策定/評価・改定ガイドブックをご参照ください。
今後、ブラッシュアップをはかりたいので、改善点などのアドバイスをぜひお寄せください!
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