■ 第142回定例会北九州地区を視察

第142回定例会を平成23年11月17日（木）福岡県北九州市地区で行った。

1．北九州地区の特徴

北九州市は、福岡県にある市の一つ。関門海峡に面し、九州最北端に位置する。1963年に5市による新設合併により誕生、三大都市圏以外で初の政令指定都市。推計人口976，352名（2011年2月）。

1901年（明治34年）に操業を開始した八幡製鉄所を契機として、鉄鋼・化学・窯業・電機などの工場が集積する北九州工業地帯を形成。

現在でも、工業は市の重要な産業であるが、従来の素材型のほか、自動車関連産業など新しい分野の企業進出も進んできている。

局32％、ドラッグストア37店舗（うち調剤併設25店舗）調剤薬局23店舗。

半径25km内に60余店舗という全国にも類を見ない店舗網を構築、さらにその密度を上げている。最近では1Km毎に出店するのが基準となっており、これは高齢者の足で徒歩10分という、充分に行きやすい範囲に必ず店があるという事を意識し出店。

石坪店は、商圏人口18千人、世帯数8千世帯、売場面積528㎡（160坪）高齢者を意識した店作り、ゴールデンゾーンを低く設定したシルバーライン、ベンチの設置、即日配達等と地域社会のインフラとなるべく早期納品の対応、グリーター等、高齢者雇用にも取り組んでいる。開店日2011年8月。

（2）スーパードラッグストアコスモス岸の浦店㈱コスモス薬品は、「ディスカウントドラッ

グコスモス」のチェーン名で九州を中心にドラッグストア 404 店舗、調剤薬局 1 店舗のドラッグストアチェーン店を運営（福岡県85店舖） 　徹底した小商圏ドミナント政策ながら、店舗サイズは郊外型大型店舗クラスで展開し、客の目的買いを満たす定番商品に出来るだけ絞りながら品揃え、食品も多数品揃えし（生鮮食

DMS報告 ①

2．店舗視察〔ドラッグストア〕（1）サンキュードラッグ石坪店

㈱サンキュードラッグは、福岡県北九州市門司区に本社を置き、北九州市および山口県下関市を中心に、ドラッグストア・調剤薬局計60店舗（2011年3月末現在）を展開する企業。売上構成比は、ドラッグストア68％、調剤薬

品・惣菜を除く）、滞在時間を減らし来客頻度を上げる方向を目指したドラッグストア。

岸の浦店は、売場面積1，492㎡（452坪）開店日2007年11月。

（3） サンキュードラッグコスパ相生（あいおい）薬局相生薬局は、商圏人口22．5千人、世帯数9

千世帯、売場面積990㎡（300坪）同一敷地内に内科、脳外科のクリニック、銀行、美容院、事務用品、お菓子、飲食店が営業し、隣接するSM、商店街等と共に地域の生活拠点となっている。

一人ひとりに最適な服薬指導や健康と美容、セルフメディケーションをアドバイス。また、健康で快適なくらしのお手伝いをしていくため、コスメニティ類、ベビー用品、ヘアケア商品、健康食品、介護用品などを充実、専門性と利便性を兼ね備えたドラッグストアを目指す。

東中間店は、商圏人口45千人、世帯数2万世帯、売場面積 1，155㎡（350 坪）第 1 類医薬品の取扱い、薬剤師、登録販売者を中心に健康相談を高める声かけ、接客による差別化を図る。営業時間は9時から23時。開店日2006年8月。

（5）サンドラッグ共立大前店㈱サンドラッグは、東京都府中市に本社を置

くドラッグストア。直営店舗のエリアを順次拡大しつつ、各地方企業とフランチャイズ契約もすすめるなど、店舗を展開する。直営店舗474店舗、フランチャイズ118店舖（2011年3月現在）。

共立大前店は、ハローデイ共立大前店（SM）

（4）新生堂薬局東中間店㈱新生堂薬局は、福岡県福岡市南区に本社を

置き、県内を中心にドラッグストア、調剤薬局を経営。福岡市、北九州市、筑豊地方、熊本県北部を中心にドミナント形式で開発。ドラッグストア56店舗（うち調剤併設7店舗）調剤薬局17店舗。

調剤業務とOTCを併せることで、お客さま

トア「ダイレックス」を展開。2009年12月にサンドラッグの傘下となり、医

薬品取扱店舗はサンドラッググループで販売されているオリジナル商品の取り扱いを開始。

車を利用して気軽に出かけられる身近な店舗づくりを実現するため、郊外の主要幹線道路に面した立地を出店政策の基本とし、売り場面積300〜500坪の店舗と駐車台数50台前後、敷地面積1，000坪程度を基準とする。営業店舗135店舗。

黒崎店は、売場面積 891㎡（270 坪）開店日2006年2月、医薬品取扱店舗。

〔スーパーマーケット〕（1）ハローデイ共立大前店

㈱ハローデイは、福岡県北九州市小倉南区徳力に本社を置き、福岡県を中心にスーパーマーケットハローデイを36店舗（2011年3月期）展開している企業。

店内や商品のディスプレーに工夫を凝らし、アミューズメントパーク化している、客を楽しませるためであると同時に、従業員が楽しんで仕事をするためでもある。経営も19期連続で増収増益。

共立大前店は、売場面積3，847㎡、開店日2011年4月、サンドラッグ共立大前店と同一ショッピングセンター内。

と同一ショッピングセンター内にあり食品類、酒類の取扱いは無い、第1類医薬品の取扱い店舗。売場面積610㎡（185坪）開店日2011年4月。

（6）サンキュードラッグ中井薬局中井薬局は、商圏人口30千人、世帯数13．

5千世帯、売場面積990㎡（300坪）同一敷地内に内科、整形リハビリのクリニック、有料老人ホーム、保育園が有り、利便性向上と相互補完を実現。

管理栄養士による食事と運動のサポートシステム「サンキュースマイルクラブ」を2010年4月より開始実し、会員数35名の生活習慣病予防、ダイエット、介護予防等のカウンセリングを実施する。開店日2005年12月。

〔ディスカントストア〕（1）ダイレックス黒崎店

ダイレックス㈱は、佐賀県佐賀市高木瀬町に本社を置く企業。九州を中心に、ディスカウントス